JP2008009577A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】Webページなどの画像情報を閲覧する際における、ユーザの誤操作によって生じる不具合を防止する。
【解決手段】画像処理装置100の表示制御部102は、表示画面101を制御してハイパーリンクを含む、表示画面101よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する。判断部106は、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する。そして、表示制御部102は、判断部106によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない場合に、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を表示画面101に表示する。さらに、選択部103は、表示画面101に表示されたサブオブジェクトを選択する。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
近年、Webブラウザ内蔵のテレビや携帯電話機などの画像処理装置において、ユーザは、インターネットなどの通信ネットワークを利用して、Webページを閲覧することができる。Webページ閲覧時に、Webページ全体のイメージサイズが表示画面の表示サイズを超えてしまう場合などには、一度にWebページ全体を表示画面に表示することができない。このため、ユーザは、たとえばリモコンのカーソルキーを操作することによって表示画面の表示内容をスクロールさせてWebページ全体を閲覧する。
ここで、従来の画像処理装置において、Webページを閲覧する際の動作について説明する。図19は、従来の画像処理装置におけるスクロール動作前後の表示内容の一例を示す説明図である。図19には、Webページ全体のイメージを示すWebイメージ1900が示されている。さらに、図19には、スクロール動作がおこなわれる前に画像処理装置のディスプレイ1901に表示されていた表示内容1902およびスクロール動作がおこなわれた後にディスプレイ1901に表示された表示内容1903が示されている。
また、Webイメージ1900には、他のWebページに遷移するためのハイパーリンクを示すフォーカス1910,1920が埋め込まれている。ユーザは、フォーカス1910,1920のいずれか一方が選択された状態でリモコン1930の決定ボタン1931を押下することによって、表示されているWebページから他のWebページに遷移させることができる。
さらに、ユーザは、リモコン1930のカーソルキー1932を操作することによってディスプレイ1901に表示されるWebページの内容をスクロールさせることができる。たとえば、ユーザがカーソルキー1932の下向きボタンを押下することによって、ディスプレイ1901に表示される内容を表示内容1902から表示内容1903にスクロールさせることができる(たとえば、下記非特許文献1参照。)。
[online]、[平成18年5月1日検索]、インターネット<http://prodb.matsushita.co.jp/product/info.do?pg=04&hb=TH−26LX500>
しかしながら、上述した非特許文献1の従来技術の画像処理装置では、Webページをディスプレイ1901に表示した際に、選択されているフォーカスが表示されていない場合(たとえば、図19に示す表示内容1903)であっても、必ずいずれかのフォーカス(たとえば、図19に示すフォーカス1910)が選択された状態となっている。このため、選択されたフォーカスがディスプレイに表示されていない状況において、ユーザは、現在選択されているフォーカスが何であるか判断することができない場合があるという問題が一例として挙げられる。
さらに、ユーザが現在選択されているフォーカスが何であるかを認識していない状況において、誤ってリモコンの決定ボタンを押下した場合などに、ユーザが意図しないWebページに遷移してしまうことがあるという問題が一例として挙げられる。
また、ディスプレイの右端などにスクロールバーを表示させることによって、ディスプレイに表示されたカーソルをスクロールバーに合わせて操作し、表示内容をスクロールすることも考えられるが、通常、テレビや携帯電話機などの画像処理装置には、カーソルをディスプレイ上で自由に動かすためのマウスやタッチパネルなどのインターフェースが設けられていない。このため、表示画面にスクロールバーを表示した場合であっても、カーソルを操作するためのあらたなインターフェースを追加しなければならないという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像処理装置は、表示画面と、前記表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたハイパーリンクを実行する実行手段と、を備え、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像表示装置であって、前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御手段と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール手段と、前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記判断手段によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示し、前記選択手段は、前記サブオブジェクトを選択することを特徴とする。
また、請求項17の発明にかかる画像処理装置は、表示画面と、前記表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたハイパーリンクを実行する実行手段と、を備え、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像表示装置であって、前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御手段と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール手段と、前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記実行手段による前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止する実行禁止手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記実行禁止手段によって前記実行手段による前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示することを特徴とする。
また、請求項18の発明にかかる画像処理方法は、表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたハイパーリンクを実行する実行工程と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール工程と、を含み、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像表示方法であって、前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御工程と、前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示する第2の表示制御工程と、前記第2の表示制御工程によって表示された前記サブオブジェクトを選択する選択工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項19の発明にかかる画像処理方法は、表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたハイパーリンクを実行する実行工程と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール工程と、を含み、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像表示方法であって、前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御工程と、前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止する実行禁止工程と、前記実行禁止工程によって前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示する第2の表示制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項20の発明にかかる画像処理プログラムは、請求項18または19に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項21の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項20に記載の画像処理プログラムを記録したことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(画像処理装置の機能的構成)
まず、この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の機能的構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図1において、画像処理装置100は、表示画面101と、表示制御部102と、選択部103と、実行部104と、スクロール部105と、判断部106と、入力部107と、を備えて構成されている。
画像処理装置100は、ハイパーリンクを含む、表示画面101よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示することができる。具体的には、たとえば画像処理装置100は、Webブラウザなどを用いてWebページを表示することができる。ここで、Webブラウザとは、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、インターネットなどのネットワークからHTMLファイル、画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、ダウンロードしたデータのレイアウトを解析して後述する表示画面101に表示することができるアプリケーションソフトである。
また、ハイパーリンクとは、たとえばWebページ内に埋め込まれた他の文書や画像などの位置情報である。このハイパーリンクを用いて複数の文書や画像などのオブジェクトを関連付ける(リンクさせる)ことができる。なお、他の文書や画像などの位置情報とは、リンク先の文書や画像などの位置情報である。たとえば、ハイパーリンクは、同一のWebページ内の他の文書や画像などの位置情報であってもよいし、他のWebページの文書や画像などの位置情報であってもよい。
表示制御部102は、表示画面101を制御して画像情報を表示する。具体的には、たとえば表示制御部102は、表示画面101を制御してネットワークを介して取得されたWebページを表示する。Webページは、インターネット上で公開されている文書のことであり、Webブラウザを用いて表示画面101に表示されるデータのまとまりである。また、Webページは、テキストデータ、HTML(HyperText Markup Language)によるレイアウト情報および文書中に埋め込まれた画像や音声などのオブジェクトから構成される。
選択部103は、表示画面101に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する。ハイパーリンクは、Webページなどの画像情報中に含まれており、選択部103によって選択されることによって、関連付けられたリンク先に遷移可能な状態となる。
実行部104は、選択部103によって選択されたハイパーリンクを実行する。具体的には、たとえばユーザが後述する入力部107を操作することによって、選択部103によって選択されたハイパーリンクを実行し、表示画面101に表示中のWebページをリンク先の他のWebページに遷移させることができる。
スクロール部105は、表示画面101の表示内容をスクロールさせる。Webページなどの画像情報を表示画面101に表示する際には、一度にWebページ全体を表示することができない場合がある。なぜなら、表示画面101に一度に表示することができるWebページの内容は限られており、たとえばWebページ全体のイメージサイズが表示画面101の表示サイズを超えてしまう場合などには、一度にWebページ全体を表示することができない。この場合、ユーザは、表示画面101の表示内容を任意の方向(上下左右方向および各斜め方向)にスクロールさせて、Webページ全体を閲覧することができる。
判断部106は、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する。ここで、ハイパーリンクを示すオブジェクトとは、たとえば画像(静止画や動画などを含む)および文字列の少なくともいずれか一方によって構成されている。具体的には、たとえば判断部106は、ハイパーリンクの位置情報およびハイパーリンクを示すオブジェクトの表示サイズなどに基づいて、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する。
また、スクロール部105によって表示画面101の表示内容がスクロールされるごとに、表示画面101に表示される内容が変化する。このため、判断部106は、スクロール部105によって表示画面101の表示内容がスクロールされた場合、スクロール後における表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断するようにしてもよい。
具体的には、たとえば判断部106は、スクロール部105によって表示画面101の表示内容がスクロールされた後に、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断してもよい。また、判断部106は、表示画面101の表示内容がスクロールされる前に、スクロールされるスクロール量を判断し、スクロール後の表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されるか否かを判断するようにしてもよい。
また、表示制御部102は、判断部106によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない場合に、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を表示画面101に表示する。このとき、選択部103は、表示制御部102によって表示画面101に表示されたサブオブジェクトを選択する。
なお、選択部103は、判断部106によって判断された結果、スクロール後における表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されている場合には、当該ハイパーリンクを示すオブジェクトを選択する。このとき、選択部103は、スクロール後において、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトの全体が表示された場合に、当該ハイパーリンクを示すオブジェクトを選択するように構成してもよい。
また、選択部103は、スクロール後において、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが一部しか表示されていない場合には、スクロール前に選択されていたハイパーリンクを示すオブジェクトまたはサブオブジェクトを選択した状態を維持するように構成してもよい。
そして、実行部104は、選択部103によって選択されたサブオブジェクトを実行する。具体的には、たとえば選択部103によって後述するサブオブジェクトが選択されている場合には、選択されているサブオブジェクトが含む各種情報に基づいて各種処理が実行される。なお、サブオブジェクトに含まれる各種情報に基づいて実行される各種処理については後述する。
サブオブジェクトは、たとえば画像(静止画や動画などを含む)および文字列の少なくともいずれか一方によって構成されており、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていない場合に、ユーザに対して現在選択されているオブジェクトを認識させるために表示される擬似オブジェクトである。
具体的には、たとえばサブオブジェクトは、スクロール部105によってスクロール可能な方向を示す矢印アイコンによって表現されていてもよいし、丸形や星形のアイコンなどによって表現されていてもよい。なお、表示画面101に表示されるサブオブジェクトに関するデータは、図示しない記憶部に記憶しておき、この記憶部から読み出して表示画面101に表示するようにしてもよい。また、図示しない取得部によって外部装置などからサブオブジェクトに関するデータを取得し、表示画面101に表示するように構成してもよい。
また、表示画面101におけるサブオブジェクトが表示される位置は、ユーザがサブオブジェクトを認識し易い位置であればよく、たとえば表示画面101に表示された文書や画像などと重ならない位置であってもよい。具体的には、たとえば表示制御部102は、サブオブジェクトを表示画面101における右上、右下、左上および左下の少なくともいずれか一カ所に表示するようにしてもよい。
さらに、表示画面101の表示内容に基づいて、表示画面101におけるサブオブジェクトを表示する位置を特定するように構成してもよい。たとえば、画像処理装置100に、あらたな構成としてサブオブジェクトを表示する位置を特定するための位置特定部を設け、この図示しない位置特定部が、表示画面101に表示されている画像、文字列、色などに基づいて、サブオブジェクトを表示する位置を特定する。
具体的には、たとえば図示しない位置特定部は、Webページ上の白色の部分を、何も記載されていない背景部分であると判断し、その背景部分をサブオブジェクトを表示する位置として特定するようにしてもよい。そして、表示制御部102は、表示画面101における図示しない位置特定部によって特定された位置にサブオブジェクトを表示する。
さらに、選択されたサブオブジェクトをユーザが直感的に認識することができるように、たとえば表示制御部102は、選択部103によって選択されたサブオブジェクトを表示画面101にハイライト表示するようにしてもよい。ここで、ハイライト表示とは、選択されたサブオブジェクトの色を変える、点滅させる、点灯した枠などで囲うなどして、ユーザが認識し易いようにサブオブジェクトを強調表示することである。なお、表示制御部102は、選択部103によってハイパーリンクを示すオブジェクトが選択されている場合には、ハイパーリンクを示すオブジェクトを表示画面101にハイライト表示するようにしてもよい。
ここで、サブオブジェクトが含む各種情報および各種情報に基づいて実行される各種処理について説明する。サブオブジェクトは、たとえばスクロール部105によって表示画面101の表示内容がスクロールされる際のスクロール方向に関する情報(以下「スクロール方向情報」という)を含む構成としてもよい。スクロール方向情報とは、スクロール部105によって表示画面101の表示内容をどの方向にスクロールさせることができるかを示す情報である。
具体的には、たとえば表示画面101の表示内容を下方向および左右方向にスクロールさせることができる状況であれば、サブオブジェクトは、スクロール方向情報として下方向および左右方向にスクロール可能であるという情報を含む。このとき、上方向にはスクロールさせることができない状況であるため、サブオブジェクトは、スクロール方向情報として上方向にスクロール可能であるという情報は含まない。
そして、スクロール部105は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、当該サブオブジェクトに含まれるスクロール方向情報に基づいて、表示画面101の表示内容をスクロールさせるように構成してもよい。
さらに、サブオブジェクトは、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことを示す報知情報を含む構成としてもよい。報知情報は、たとえばユーザに対して、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことを報知するための情報であり、文字情報や画像情報であってもよいし、音声情報であってもよい。
そして、表示制御部102は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、当該サブオブジェクトに含まれる報知情報に基づいて、表示画面101に報知情報を表示するように構成してもよい。具体的には、たとえば表示制御部102は、サブオブジェクトに含まれる報知情報に基づいて、『ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていません。』などのコメントを表示画面101に表示する。
また、表示制御部102は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことを示す報知アイコンを表示画面101に点灯表示または点滅表示するようにしてもよい。また、画像処理装置100は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、サブオブジェクトに含まれる報知情報に基づいて、報知情報を図示しないスピーカから出力するように構成してもよい。
さらに、表示制御部102は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、表示画面101の輝度を変化させて、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことをユーザに対して報知するようにしてもよい。具体的には、たとえば表示制御部102は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、表示画面101の輝度を下げて画面内の明るさを暗くする。
また、サブオブジェクトは、Webページにおけるハイパーリンクを示すオブジェクトの位置を示唆するための報知情報を含む構成としてもよい。たとえば、サブオブジェクトは、現在表示画面101に表示されている表示内容から最も近傍のハイパーリンクを示すオブジェクトの位置をユーザに対して報知するための報知情報を含む。具体的には、たとえば表示制御部102は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、『上方向に1回スクロールさせると、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されます。』などのコメントを表示画面101に表示する。
表示画面101の表示内容から最も近傍に位置しているハイパーリンクを示すオブジェクトまでの距離は、たとえば表示画面101の表示内容およびハイパーリンクを示すオブジェクトのWebページにおける位置に基づいて算出することができる。
入力部107は、ユーザの操作入力を受け付ける。入力部107は、たとえば装置本体とは別体に設けられ、各種操作ボタンを備えたリモートコントローラ(以下「リモコン」という)であってもよいし、装置本体に設けられた各種操作ボタンであってもよい。リモコンに備えられた各種ボタンや装置本体に設けられた各種ボタンは、たとえば表示画面101の表示内容をスクロールする際に操作されるカーソルキー(上下左右方向)やサブオブジェクトを実行する際に押下される実行ボタンなどである。
そして、実行部104は、入力部107によって受け付けられた操作入力に基づいて、選択部103によって選択されたサブオブジェクトを実行する。また、実行部104は、入力部107によって受け付けられた操作入力に基づいて、選択部103によって選択されたハイパーリンクを示すオブジェクトを実行する。さらに、スクロール部105は、入力部107によって受け付けられた操作入力に基づいて、表示画面101の表示内容をスクロールさせるように構成してもよい。
また、入力部107は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、各種操作ボタンにおける所定のボタンを点灯または点滅させるように構成してもよい。さらに、画像処理装置100は、実行部104によってサブオブジェクトが実行された場合、装置本体を振動させるように構成してもよい。
このように、画像処理装置100は、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない状態で、ユーザの操作入力によってサブオブジェクトが実行された場合に、入力部107の各種ボタンを点灯または点滅させたり、装置本体を振動させることによって、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていないことをユーザに対して報知することができる。
(画像処理装置の処理の内容)
つぎに、この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置100の処理の内容について説明する。図2は、この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の処理の内容を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、画像処理装置100の表示制御部102は、表示画面101を制御して画像情報を表示する(ステップS201)。
ここで、判断部106は、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否か判断する(ステップS202)。このとき、判断部106によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない場合(ステップS202:No)には、表示制御部102は、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクトであるサブオブジェクトを表示画面101に表示する(ステップS203)。
そして、選択部103は、表示制御部102によって表示画面101に表示されたサブオブジェクトを選択し(ステップS204)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS202において、判断部106によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されている場合(ステップS202:Yes)には、選択部103は、表示画面101に表示されているハイパーリンクを示すオブジェクトを選択し(ステップS205)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置100によれば、Webページなどの画像情報を表示画面101に表示した際に、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていない場合に、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクトであるサブオブジェクトを表示画面101に表示することができる。
さらに、画像処理装置100は、サブオブジェクトが表示画面101に表示された場合に、当該サブオブジェクトを実行対象として選択することができる。これにより、たとえばハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない状態のときに、ユーザが誤ってリモコンの実行ボタンを操作するなどの誤操作をおこなった場合であっても、ユーザの意図しない処理が実行される(たとえば、他のWebページに遷移してしまう)などの不具合を防ぐことができる。
また、ユーザは、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面101に表示されていない場合に、表示画面101に表示されるサブオブジェクトを視認することによって、現在選択されている実行対象を認識することができる。これにより、ユーザが選択されている実行対象を認識していないにもかかわらず、リモコンの実行ボタンを操作するなどのユーザによる誤操作を防ぐことができる。
また、画像処理装置100は、サブオブジェクトにスクロール方向情報が含まれている場合、選択されたサブオブジェクトを実行することによって、表示画面101の表示内容をスクロールさせることができる。これにより、ユーザは、たとえばリモコンの実行ボタンを押下するなどの簡単な操作入力によって、表示画面101の表示内容をスクロールさせることができる。
さらに、画像処理装置100は、サブオブジェクトに報知情報が含まれている場合、選択されたサブオブジェクトを実行することによって、表示画面101にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことを、ユーザに対して報知することができる。
(実施の形態2)
(画像処理装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態2にかかる画像処理装置の機能的構成について説明する。なお、実施の形態2にかかる画像処理装置の構成において、実施の形態1と同様の構成については、上述した説明と同様のため詳細な説明を省略する。図3は、この発明の実施の形態2にかかる画像処理装置の一例を示すブロック図である。図3において、画像処理装置300は、表示画面301と、表示制御部302と、選択部303と、実行部304と、スクロール部305と、判断部306と、実行禁止部307と、入力部308と、を備えて構成されている。
画像処理装置300は、ハイパーリンクを含む、表示画面301よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示することができる。表示制御部302は、表示画面301を制御して画像情報を表示する。また、選択部303は、表示画面301に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する。
そして、実行部304は、選択部303によって選択されたハイパーリンクを実行する。スクロール部305は、表示画面301の表示内容をスクロールさせる。判断部306は、表示画面301にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する。
実行禁止部307は、判断部306によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面301に表示されていない場合に、実行部304によるハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止にする。
入力部308は、ユーザの操作入力を受け付ける。入力部308は、たとえば装置本体とは別体に設けられ、各種操作ボタンを備えたリモコンであってもよいし、装置本体に設けられた各種操作ボタンであってもよい。リモコンに備えられた各種ボタンや装置本体に設けられた各種ボタンは、たとえば表示画面301の表示内容をスクロールする際に操作されるカーソルキー(上下左右方向)などである。
そして、表示制御部302は、実行禁止部307によって実行部304によるハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を表示画面301に表示する。
(画像処理装置の処理の内容)
つぎに、この実施の形態2にかかる画像処理装置300の処理の内容について説明する。図4は、この実施の形態2にかかる画像処理装置の処理の内容を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、画像処理装置300の表示制御部302は、表示画面301を制御して画像情報を表示する(ステップS401)。
ここで、判断部306は、表示画面301にハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否か判断する(ステップS402)。このとき、判断部306によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面301に表示されていない場合(ステップS402:No)には、実行禁止部307は、実行部304によるハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止する(ステップS403)。
そして、表示制御部304は、実行禁止部307によって実行部304によるハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクトであるサブオブジェクトを表示画面301に表示して(ステップS404)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS402において、判断部302によって判断された結果、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面301に表示されている場合(ステップS402:Yes)には、選択部303は、表示画面301に表示されているハイパーリンクを示すオブジェクトを選択し(ステップS405)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態2にかかる画像処理装置300によれば、Webページなどの画像情報を表示画面301に表示した際に、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていない場合に、ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止することができる。
これにより、たとえばハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面301に表示されていない状態のときに、ユーザが図示しない入力部の実行ボタンを操作するなどの誤操作をおこなった場合であっても、ユーザの意図しない処理が実行される(たとえば、他のWebページに遷移してしまう)などの不具合を防ぐことができる。
さらに、画像処理装置300は、ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合に、ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクトであるサブオブジェクトを表示画面301に表示することができる。このため、ユーザは、表示画面301に表示されるサブオブジェクトを視認することによって、ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示画面301に表示されていないことを認識することができる。
(映像表示装置のハードウェア構成)
以下に、上述した実施の形態にかかる画像処理装置100,300の実施例1について説明する。この実施例1は、上述した画像処理装置100を、自宅のWebブラウザ内蔵のテレビなどの据え置き型の映像表示装置500に適用した例である。
まず、この発明の実施例1にかかる映像表示装置のハードウェア構成について説明する。図5は、この発明の実施例1にかかる映像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図5において、映像表示装置500は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、スピーカ509と、入力デバイス510と、映像I/F511と、ディスプレイ512と、通信I/F(インターフェース)513とを備えている。各構成部501〜513はバス514によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU501は、映像表示装置500の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラムや画像処理プログラムなどのプログラムを記録している。なお、画像処理プログラムについての詳細な説明は後述する。
RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。
具体的には、たとえば磁気ディスクドライブ504は、Webブラウザや電子メールソフトなどのアプリケーションソフトを構成するプログラムやデータなどのファイルや後述する仮想フォーカスに関するデータを、磁気ディスク505に記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
ここで、Webブラウザとは、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、後述する通信I/F513を介してインターネットからHTMLファイル、画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、ダウンロードしたデータのレイアウトを解析して後述するディスプレイ512に表示することができる。
また、Webページには、リンクされた他のWebページや同一Webページ上の他の文書や画像の位置情報(以下「ハイパーリンク」という)を示すオブジェクト(以下「フォーカス」という)が表示されている。ユーザは、たとえば後述する入力デバイス510であるリモコンのカーソルキーを操作することによってWebページ内のフォーカスを選択し、リモコンの決定ボタンを操作することによって、他のWebページを閲覧することができる。
光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御にしたがって光ディスク507からデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。なお、上述したWebブラウザや電子メールソフトなどのアプリケーションソフトや後述する仮想フォーカスに関するデータは、光ディスク507に記録されていてもよい。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
また、音声I/F508は、音声出力用のスピーカ509に接続される。スピーカ509からは音声が出力される。また、入力デバイス510は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備え、装置本体とは別体に設けられたリモコンやキーボード、装置本体に設けられた各種操作ボタンなどが挙げられる。具体的には、後述するディスプレイ512に表示されるWebページの表示内容をスクロールする、Webページ内のフォーカスを選択するおよび決定する際に入力デバイス510を操作する。
また、映像I/F511は、ディスプレイ512と接続される。映像I/F511は、具体的には、たとえば、ディスプレイ512全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ512を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ512には、Webページ、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像等の各種データが表示される。このディスプレイ512は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
また、通信I/F513は、無線、あるいは通信ケーブルを介してネットワークに接続され、このネットワークとCPU501とのインターフェースとして機能する。具体的には、たとえばネットワークで接続されたインターネットサーバと、CPU501とのインターフェースとして機能する。ネットワークには、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。
なお、図1に示した実施の形態1にかかる画像処理装置100の機能的構成である表示画面101は、具体的には、たとえばディスプレイ512によって、表示制御部102は、たとえばCPU501、磁気ディスク505、光ディスク507によって、選択部103、実行部104、判断部106は、たとえばCPU501によって、スクロール部105は、たとえばCPU501、入力デバイス510によって、入力部107は、たとえば入力デバイス510によって、それぞれその機能を実現する。
また、図3に示した実施の形態2にかかる画像処理装置300の機能的構成である表示画面301は、具体的には、たとえばディスプレイ512によって、表示制御部302は、たとえばCPU501、磁気ディスク505、光ディスク507によって、選択部303、実行部304、判断部306、実行禁止部307は、たとえばCPU501によって、スクロール部305は、たとえばCPU501、入力デバイス510によって、それぞれその機能を実現する。
(映像表示装置の動作説明)
つぎに、ディスプレイ512に表示された表示内容のスクロール動作をおこなった際の、ディスプレイ512に表示される表示内容と選択フォーカスとの関係について説明する。図6は、ディスプレイにWebページの一部が表示されているときのWebイメージとディスプレイとの関係を示す説明図である。
図6には、Webページ全体のイメージを示すWebイメージ601とディスプレイ512に表示される表示内容602とが示されている。Webイメージ601には、ハイパーリンクを示す複数のフォーカス603が埋め込まれている。また、Webイメージ601内の複数のフォーカス603は、Webイメージ601におけるそれぞれのフォーカスの位置を示す位置情報およびそれぞれのフォーカスのデータ量の大きさを示すデータ量情報などを含んでいる。
ユーザは、リモコン610のカーソルキー611(上下左右方向)を操作することによって複数のフォーカス603から特定のフォーカスを選択することができる。また、ユーザは、カーソルキー611を操作することによってディスプレイ512の表示内容を上下左右にスクロールすることができる。ここでは、上下へスクロールする場合について説明するが、左右へスクロールする場合も同様である。
さらに、特定のフォーカスを選択した状態でユーザがリモコン610の決定ボタン612を押下することによって、そのフォーカスのハイパーリンクに基づいて、現在ディスプレイ512に表示されているWebページをリンク先の他のWebページに遷移させることができる。なお、選択されたフォーカス(以下「選択フォーカス」という)を、ユーザが直感的に認識することができるようにハイライト表示(たとえば、特定の色のハイライト枠604でフォーカスを囲う)するようにしてもよい。
つぎに、ディスプレイ512の表示内容をスクロールする際の選択フォーカス(ハイライト枠604)の移動について説明する。ここで、選択フォーカスの移動とは、ユーザがリモコン610のカーソルキー611(図6参照、以下同じ)を操作することによって選択するフォーカスを変えることである。すなわち、ハイライト表示されるフォーカスが変わる際におけるハイライト枠604の移動を選択フォーカスの移動という。
図7は、スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。図7に示すように、ディスプレイ512には、ハイライト枠604によって囲われたフォーカス701(選択フォーカス)およびフォーカス702が同時に表示されている。このとき、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下した場合、ハイライト枠604がカーソルキー611で指示された側に存在するフォーカス702(以下「移動先フォーカス」という)に移動する。
これにより、選択フォーカスがフォーカス701からフォーカス702に移動する(図7中点線矢印)。なお、ディスプレイ512に選択フォーカスおよび移動先フォーカスが同時に表示されている場合には、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を一度押下しても、ディスプレイ512の表示内容710はスクロールされない。
つぎに、ディスプレイ512に選択フォーカスとともに移動先フォーカスの一部が表示されている場合について説明する。図8は、スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。図8に示すように、スクロール前のディスプレイ512(表示内容810)には、ハイライト枠604によって囲われたフォーカス801(選択フォーカス)およびフォーカス802の一部が同時に表示されている。
このとき、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下した場合、ハイライト枠604が移動先フォーカスであるフォーカス802に移動するとともに、ディスプレイ512の表示内容810から表示内容820にスクロールされる。これにより、選択フォーカスがフォーカス801からフォーカス802に移動するとともに、スクロール後のディスプレイ512(表示内容820)に、選択フォーカスとなるフォーカス802の全体が表示される。
なお、図7に示す状態においては、ディスプレイ512の表示内容710はスクロールされないように構成したが、選択フォーカスが移動するとともに、ディスプレイ512の表示内容がスクロールされるように構成してもよい。さらに、図8に示す状態において、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下した場合、選択フォーカスは移動するが、ディスプレイ512の表示内容810はスクロールされないように構成してもよい。
つぎに、ディスプレイ512には選択フォーカスのみが表示されており、移動先フォーカスが表示されていない場合について説明する。図9は、スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。図9に示すように、スクロール前のディスプレイ512(表示内容910)には、ハイライト枠604で囲われたフォーカス901(選択フォーカス)のみが表示され、移動先フォーカスとなるフォーカス902は、この時点では表示されていない。
このとき、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下した場合、ディスプレイ512の表示内容910が下向きにスクロールされる。この場合、スクロール後のディスプレイ512(表示内容920)に、移動先フォーカスであるフォーカス902が表示されるため、ハイライト枠604がフォーカス902に移動し、選択フォーカスがフォーカス901からフォーカス902に移動する。
図10は、スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。図10に示すように、スクロール前のディスプレイ512(表示内容1010)には、ハイライト枠604で囲われたフォーカス1001(選択フォーカス)のみが表示され、移動先フォーカスとなるフォーカス1002は、この時点では表示されていない。
このとき、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下した場合、ディスプレイ512の表示内容1010が下向きにスクロールされる。ここでは、一度スクロールされた際(表示内容1020)には、まだディスプレイ512には移動先フォーカスとなるフォーカス1002が表示されない。この場合、映像表示装置500は、ハイパーリンクを示さない仮想的なフォーカスとして仮想フォーカス1003をディスプレイ512に表示し、自動的に仮想フォーカス1003を選択フォーカスとして選択する。
すなわち、ディスプレイ512に選択されたフォーカスが表示されていない場合(表示内容1020)には、ユーザがそのとき選択されているフォーカスが何であるのかが分からなくなる場合があるため、仮想フォーカス1003を表示する。具体的には、たとえばCPU501の制御にしたがって、磁気ディスクドライブ504が磁気ディスク505に記録されている仮想フォーカス1003を読み出し、ディスプレイ512に仮想フォーカス1003を表示する。これにより、ユーザは、現在ディスプレイ512に表示されている仮想フォーカス1003が選択フォーカスとして選択されていることを認識することができる。
また、仮想フォーカス1003をディスプレイ512に表示する際の表示形状は、たとえば図10に示すようなスクロール可能な方向を示す矢印アイコンであってもよいし、キャラクターなどの画像(静止画、動画など)、文字列、丸形や星形のアイコンなどであってもよく、ユーザが容易に視認することができる形状であればよい。
さらに、仮想フォーカス1003は、たとえばディスプレイ512の表示内容1020をスクロールさせる際のスクロール方向情報を含む構成としてもよい。この場合、ユーザは、仮想フォーカス1003が選択された状態で、リモコン610の決定ボタン612(図6参照、以下同じ)を押下することによって、仮想フォーカス1003が含むスクロール方向情報に基づいて、ディスプレイ512の表示内容1020をスクロールさせることができる。
すなわち、ディスプレイ512に仮想フォーカス1003が表示されている状態(表示内容1020)で、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下する、または、仮想フォーカス1003が選択された状態でリモコン610の決定ボタン612を押下することによって、ディスプレイ512の表示内容1020が下向きにスクロールされる。
なお、リモコン610の決定ボタン612は、押し続けることによって連続的に操作することもできる。すなわち、ディスプレイ512の表示内容を連続してスクロールさせる際には、決定ボタン612を連続して押下することなく、押し続けることによって連続してスクロールさせることができる。また、決定ボタン612を連続して押し続ける操作をおこなった場合は、つぎに決定ボタン612が有効(あらたなフォーカスに対する決定操作)となるのは、ユーザが決定ボタン612に対する操作を一度止めたとき、たとえば決定ボタン612からユーザの指を離したときである。
これにより、ユーザが決定ボタン612を連続して操作している際に、ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイ512に表示された瞬間に、このハイパーリンクが示すリンク先に遷移してしまうなどの不具合が生じることなく、ユーザは、連続したスクロール操作をおこなうことができる。
ここでは、スクロール後のディスプレイ512(表示内容1030)に、移動先フォーカスであるフォーカス1002が表示されるため、ディスプレイ512の表示内容1020が表示内容1030にスクロールされるとともに、ハイライト枠604がフォーカス1002に移動し、選択フォーカスがフォーカス1001からフォーカス1002に移動する。
なお、スクロール方向(リモコン610のカーソルキー611で指示した方向)に複数の移動先フォーカスが存在している場合には、現在の選択フォーカスから最も近いフォーカスを移動先フォーカスとし、つぎの選択フォーカスとするようにしてもよい。また、現在の選択フォーカスからの距離がほぼ同様であるフォーカスが複数存在する場合には、たとえばつぎのように選択フォーカスが移動するように構成してもよい。
図11は、選択フォーカスが移動する際の状態の一例を示す説明図である。図11に示すように、ディスプレイ512には、選択フォーカスであるハイライト枠604で囲われたフォーカス1101が表示されている。さらに、ディスプレイ512には、選択フォーカス(フォーカス1101)に対して右側上下方向に移動先フォーカスとなりえるフォーカス1102および1103が表示されている。
このとき、ユーザがリモコン610の右方向のカーソルキー611を押下した場合、たとえば選択フォーカス(ハイライト枠604)は、まず右側上方向に表示されているフォーカス1102に移動し、つぎに、ユーザがリモコン610の下方向のカーソルキー611を押下する、あるいは、もう一度右方向のカーソルキー611を押下すると、下方向のフォーカス1103に移動するように構成してもよい。
また、フォーカス1101がハイライト枠604によって囲われている状態において、ユーザがリモコン610の右方向のカーソルキー611を押下した場合、まず右側下方向に表示されているフォーカス1103に移動し、つぎに、ユーザがリモコン610の上方向のカーソルキー611を押下する、あるいは、もう一度右方向のカーソルキー611を押下すると、上方向のフォーカス1102に移動するように構成してもよい。
ディスプレイ512に移動先フォーカスが複数表示されている場合における、選択フォーカスの移動方式は、上述した方式に限られず任意に設計可能である。なお、選択フォーカス(フォーカス1101)に対して左側上下方向、上側左右方向および下側左右方向に移動先フォーカスとなりえるフォーカスが複数表示されている場合についても同様の方式で選択フォーカスの移動をおこなうことができる。
(映像表示装置の画像処理手順)
つぎに、この発明の実施例1にかかる映像表示装置500の画像処理手順について説明する。図12および図13は、この発明の実施例1にかかる映像表示装置の画像処理手順を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、映像表示装置500は、ディスプレイ512にWebページを表示する(ステップS1201)。
具体的には、たとえば映像表示装置500は、装置本体に内蔵されたWebブラウザを用いてインターネットサーバにアクセスし、ディスプレイ512にユーザが所望するWebページを表示させる。ここで、ディスプレイ512に表示されるWebページの状態を図14を用いて説明する。
図14は、Webページを表示した際のWebイメージと表示内容との関係を示す説明図である。図14には、Webページ全体のイメージを示すWebイメージ1401が示されており、Webイメージ1401には、複数のフォーカス(たとえばフォーカス1403,1404)が埋め込まれている。
また、ディスプレイ512には、Webイメージ1401の先頭内容(表示内容1402)が表示されており、ハイライト枠604によって囲われたフォーカス1403(選択フォーカス)およびフォーカス1404(移動先フォーカス)が表示されている。
ユーザは、リモコン610のカーソルキー611を操作することによってディスプレイ512の表示内容をスクロールさせ、Webページ(Webイメージ1401)全体を閲覧することができる。また、ディスプレイ512に表示される内容がスクロールされる際には、そのときにディスプレイ512に表示されている内容に応じて選択フォーカスが移動する。具体的には、たとえば図14に示す状態において、ユーザが下向きのカーソルキー611を押下した場合には、ハイライト枠604がフォーカス1404に移動し、フォーカス1404が選択フォーカスとなる。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻り、つぎに、映像表示装置500は、ディスプレイ512の表示内容をスクロールする際のスクロール量を設定する(ステップS1202)。具体的には、たとえばスクロール量は、Webページを構成するドット単位、行単位およびページ単位で設定することができる。これにより、ユーザは、ディスプレイ512の表示内容をスクロールする際のスクロール量を、ユーザに合った任意のスクロール量に設定することができる。
つぎに、リモコン610のカーソルキー611が押下されたか否かを判断する(ステップS1203)。ユーザは、リモコン610のカーソルキー611を操作することによってディスプレイ512に表示される表示内容のスクロールおよび選択フォーカスの移動をおこなうことができる。
ここで、カーソルキー611が押下されるのを待って、押下された場合(ステップS1203:Yes)は、ディスプレイ512において、現在選択されているフォーカスに対して、カーソルキー611で指示された側に移動先フォーカスが表示されているか否かを判断する(ステップS1204)。
たとえば、ステップS1203において、ユーザがカーソルキー611の下向きボタンを押下した場合には、選択フォーカスに対して下側に移動先フォーカスが表示されているか否かを判断する。具体的には、たとえば図14に示す状態において、ディスプレイ512には、現在選択されているフォーカス1403に対して下側に移動先フォーカスであるフォーカス1404が表示されている。
そして、ステップS1204において、移動先フォーカスが表示されている場合(ステップS1204:Yes)は、ディスプレイ512において、現在選択されているフォーカスに対して、カーソルキー611で指示された側に移動先フォーカス全体が表示されているか否かを判断する(ステップS1205)。
ここで、移動先フォーカス全体が表示されていない場合(ステップS1205:No)は、つぎに、ステップS1202において設定されたスクロール量分、ディスプレイ512の表示内容をスクロールした際に、Webイメージ領域を超えるか否かを判断する(ステップS1206)。具体的には、たとえば設定されたスクロール量分、ディスプレイ512の表示内容をスクロールした際に、Webイメージの一番上または一番下(上下方向のみスクロールする場合)を越えるか否かを判断する。
ステップS1206においてWebイメージ領域を越えない場合(ステップS1206:No)は、設定されたスクロール量分、ディスプレイ512の表示内容をスクロールする(ステップS1208)。
また、ステップS1206においてWebイメージ領域を越える場合(ステップS1206:Yes)は、ディスプレイ512の縁部とWebイメージの縁部とが一致するまで表示内容をスクロールさせる(ステップS1207)。具体的には、たとえば上方向にスクロールする際に、Webイメージ領域を越えてしまう場合には、ディスプレイ312の一番上とWebイメージの一番上とが一致するように表示内容をスクロールさせる。
そして、選択フォーカスを移動先フォーカスに移動する(ステップS1209)。また、ステップS1205において移動先フォーカス全体が表示されている場合(ステップS1205:Yes)も、選択フォーカスを移動先フォーカスに移動する(ステップS1209)。つぎに、Webブラウザが終了したか否かを判断する(ステップS1210)。Webブラウザの終了は、たとえばユーザの操作入力によっておこなわれる。ここで、Webブラウザが終了していな場合(ステップS1210:No)は、ステップS1203に戻り、本フローチャートの一連の処理を繰り返す。
また、ステップS1210において、Webブラウザが終了した場合(ステップS1210:Yes)は、本フローチャートによる一連の処理を終了するようにしてもよい。また、ステップS1204において、移動先フォーカスが表示されていない場合(ステップS1204:No)は、図13のフローチャートに示すステップS1301に移行する。
つぎに、図13のフローチャートにおいて、まず、設定したスクロール量分、ディスプレイ512の表示内容をスクロールした際に、Webイメージ領域を超えるか否かを判断する(ステップS1301)。ここで、Webイメージ領域を越えない場合(ステップS1301:No)は、設定されたスクロール量分、ディスプレイ512の表示内容をスクロールさせる(ステップS1302)。
また、ステップS1301においてWebイメージ領域を越える場合(ステップS1301:Yes)は、ディスプレイ512の縁部とWebイメージの縁部とが一致するまで表示内容をスクロールさせる(ステップS1303)。
つぎに、スクロール後のディスプレイ512に移動先フォーカスが表示されているか否かを判断する(ステップS1304)。ここで、移動先フォーカスが表示されている場合(ステップS1304:Yes)は、選択フォーカスを移動先フォーカスに移動して(ステップS1305)、図12のフローチャートに示すステップS1210に移行する。
また、ステップS1304において、移動先フォーカスが表示されていない場合(ステップS1304:No)は、スクロール前の選択フォーカスがスクロール後のディスプレイ512に表示されているか否かを判断する(ステップS1306)。ここで、スクロール前の選択フォーカスが表示されている場合(ステップS1306:Yes)は、図12のフローチャートに示すステップS1210に移行する。
ステップS1306において、スクロール前の選択フォーカスが表示されていない場合(ステップS1306:No)は、仮想フォーカスをディスプレイ512に表示する(ステップS1307)。ディスプレイ512における仮想フォーカスを表示する位置は、任意に設定できるようにしてもよい。
たとえば、図10に示すディスプレイ512には、右上縁部および右下縁部に、スクロール可能な方向を示す矢印で表された仮想フォーカスが表示されている(表示内容1020)。そして、選択フォーカスを仮想フォーカスに移動して(ステップS1308)、図12のフローチャートに示すステップS1210に移行する。
なお、ステップ1307において、ディスプレイ512に仮想フォーカスを表示した後に、表示内容をスクロールさせることによって移動先フォーカスがディスプレイ512に表示されることとなった場合は、たとえば表示していた仮想フォーカスをディスプレイ512から消してもよいし、選択フォーカスとして選択されていた状態のときよりも仮想フォーカスを薄く表示するなど、表示状態を変化させるように構成してもよい。
以上説明したように、この発明の実施例1にかかる映像表示装置500によれば、Webページをディスプレイ512に表示した際に、ディスプレイ512にハイパーリンクを示すフォーカスが表示されていない場合、ハイパーリンクを示さない仮想フォーカスをディスプレイ512に表示することができる。
さらに、映像表示装置500は、仮想フォーカスがディスプレイ512に表示された場合に、当該仮想フォーカスを選択フォーカスとして自動的に選択することができる。これにより、たとえばハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイ512に表示されていない状態のときに、ユーザが誤ってリモコン610の決定ボタン612を操作するなどの誤操作をおこなった場合であっても、ユーザの意図しないWebページに遷移してしまうなどの不具合を防ぐことができる。
また、ユーザは、ディスプレイ512に表示された仮想フォーカスを視認することによって、現在の選択フォーカスを認識することができる。これにより、ユーザが選択されているオブジェクトが何であるか認識していないにもかかわらず、リモコン610の決定ボタン612を操作するなどのユーザによる誤操作を防ぐことができる。
さらに、仮想フォーカスが選択されている状態において、ユーザがリモコン610の決定ボタン612を押下した場合には、仮想フォーカスに含まれるスクロール方向情報に基づいて、ディスプレイ512の表示内容がスクロールされる。これにより、ユーザは、リモコン610の決定ボタン612を押下するなどの簡単な操作入力によって、ディスプレイ512の表示内容をスクロールさせることができ、Webページ閲覧時におけるユーザの操作性の向上を図ることができる。
つぎに、上述した実施の形態にかかる画像処理装置100,300の実施例2について説明する。この実施例2は、上述した画像処理装置100を、携帯型電話機などの可搬型の映像表示装置に適用した例である。なお、実施例2にかかる映像表示装置1500のハードウェア構成(図15参照)については、上述した実施例1とほぼ同様であるため、その説明を省略する。ここでは、映像表示装置1500の処理の内容、特に仮想フォーカスがディスプレイ512に表示されている際に、ユーザが操作入力をおこなった場合の処理の内容について説明する。
図16は、この発明の実施例2にかかる映像表示装置の外観の一例を示す説明図である。図16に示すように、映像表示装置1500は、ディスプレイ512および装置本体と一体的に設けられた各種操作ボタン(たとえば、カーソルボタン1602、決定ボタン1603)を備えている。ディスプレイ512には、ネットワークを介して取得されたWebページ1610が表示されている。
ここでは、ディスプレイ512にハイパーリンクを示すフォーカスが表示されていないため、ハイパーリンクを示さない仮想フォーカス1604が表示されている。仮想フォーカス1604には、各種情報を含ませることができ、映像表示装置1500は、仮想フォーカス1604に含まれる各種情報に基づいて、各種処理を実行することができる。
たとえば、仮想フォーカス1604に、ディスプレイ512にハイパーリンクを示すフォーカスが表示されていないことを示す報知情報を含ませるようにしてもよい。ここで、仮想フォーカス1604に含まれる報知情報に基づいて、実行される各種処理(ユーザに対して報知する処理)について説明する。
図17は、ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイに表示されていないことを報知するときの一例を示す概要図である。図17に示すように、仮想フォーカス1604が選択された状態(操作前)において、ユーザは、カーソルボタン1602を操作することによってディスプレイ512の表示内容をスクロールさせることができる。
このとき、たとえばユーザが誤って決定ボタン1603を押下した場合(操作後)、ディスプレイ512に表示されている仮想フォーカス1604が点灯表示されるとともに、映像表示装置1500の本体が振動する。そして、ユーザが装置本体の振動および仮想フォーカス1604の点灯表示を確認することによって、ユーザは、ハイパーリンクを含むフォーカスがディスプレイ512に表示されていないにもかかわらず、決定ボタン1603を押下(各種処理を実行するための操作)したことを認識することができる。
なお、上述した装置本体の振動および仮想フォーカス1604の点灯表示に加えて、警告コメントをポップアップ表示させるようにしてもよい。たとえば、『ハイパーリンクを示すフォーカスが表示されていません。』などの警告コメントをディスプレイ512に表示して、ユーザに報知するように構成してもよい。
また、他の一例としてつぎのような処理をおこなうように構成してもよい。図18は、ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイに表示されていないことを報知するときの他の一例を示す概要図である。図18に示す仮想フォーカス1604が選択された状態(操作前)において、たとえばユーザが誤って決定ボタン1603を押下した場合(操作後)、装置本体と一体的に設けられた各種操作ボタンの所定ボタン1801を点灯または点滅させる。さらに、ディスプレイ512にWebページを表示する際の輝度を変化させて、明るさを暗くする(表示内容1810)。
これにより、ユーザは、誤操作をおこなった際に、輝度が変化したディスプレイ512および点灯または点滅している所定ボタン1801を視認することによって、ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイ512に表示されていないにもかかわらず、決定ボタン1603を押下(各種処理を実行するための操作)したことを認識することができる。
以上説明したように、この発明の実施例2にかかる映像表示装置1500によれば、Webページをディスプレイ512に表示した際に、ディスプレイ512にハイパーリンクを示すフォーカスが表示されていない場合、ハイパーリンクを示さない仮想フォーカスをディスプレイ512に表示することができる。
さらに、映像表示装置1500は、仮想フォーカスがディスプレイ512に表示された場合に、当該仮想フォーカスを選択フォーカスとして自動的に選択することができる。これにより、ユーザは、ディスプレイ512に表示された仮想フォーカスを視認することによって、現在の選択フォーカスを認識することができる。
さらに、映像表示装置1500は、たとえばハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイ512に表示されていない状態のときに、ユーザが誤って決定ボタン1603を押下する誤操作をおこなった場合、誤操作をおこなった旨をユーザに対して報知することができる。ユーザは、報知情報を確認することによって、ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイ512に表示されていないにもかかわらず、決定ボタン1603を押下(各種処理を実行するための操作)するなどの誤操作をおこなったことを認識することができる。
なお、この発明の実施の形態で説明した画像処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかる画像処理装置の処理の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2にかかる画像処理装置の一例を示すブロック図である。 この実施の形態2にかかる画像処理装置の処理の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施例1にかかる映像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ディスプレイにWebページの一部が表示されているときのWebイメージとディスプレイとの関係を示す説明図である。 スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。 スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。 スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。 スクロール動作がおこなわれた場合のWebイメージとディスプレイの表示内容との関係を示す説明図である。 選択フォーカスが移動する際の状態の一例を示す説明図である。 この発明の実施例1にかかる映像表示装置の画像処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施例1にかかる映像表示装置の画像処理手順を示すフローチャートである。 Webページを表示した際のWebイメージと表示内容との関係を示す説明図である。 この発明の実施例2にかかる映像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施例2にかかる映像表示装置の外観の一例を示す説明図である。 ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイに表示されていないことを報知するときの一例を示す概要図である。 ハイパーリンクを示すフォーカスがディスプレイに表示されていないことを報知するときの他の一例を示す概要図である。 従来の画像処理装置におけるスクロール動作前後の表示内容の一例を示す説明図である。
符号の説明
100,300 画像処理装置
101,301 表示画面
102,302 表示制御部
103,303 選択部
104,304 実行部
105,305 スクロール部
106,306 判断部
107,308 入力部
307 実行禁止部
500,1500 映像表示装置
601 Webイメージ
604 ハイライト枠
610 リモコン
611 カーソルキー
612 決定ボタン
1602 カーソルボタン
1603 決定ボタン

Claims (21)

  1. 表示画面と、前記表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたハイパーリンクを実行する実行手段と、を備え、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像処理装置であって、
    前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御手段と、
    前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール手段と、
    前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記判断手段によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示し、
    前記選択手段は、前記サブオブジェクトを選択することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判断手段は、前記スクロール手段によって前記表示画面の表示内容がスクロールされた場合、スクロール後における前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記サブオブジェクトは、前記スクロール手段によって前記表示画面の表示内容がスクロールされる際のスクロール方向に関する情報(以下「スクロール方向情報」という)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記実行手段は、前記選択手段によって選択されたサブオブジェクトを実行し、
    前記スクロール手段は、前記実行手段によって前記サブオブジェクトが実行された場合、当該サブオブジェクトに含まれるスクロール方向情報に基づいて、前記表示画面の表示内容をスクロールさせることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記サブオブジェクトは、前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されていないことを示す報知情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記実行手段によって前記サブオブジェクトが実行された場合、当該サブオブジェクトに含まれる報知情報に基づいて、前記表示画面に報知情報を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記選択手段によって選択された前記サブオブジェクトを前記表示画面にハイライト表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記実行手段によって前記サブオブジェクトが実行された場合、前記表示画面の輝度を変化させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  9. 前記ハイパーリンクを示すオブジェクトおよび前記サブオブジェクトは、画像および文字列の少なくともいずれか一方によって構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  10. ユーザの操作入力を受け付ける入力手段をさらに備え、
    前記実行手段は、前記入力手段によって受け付けられた操作入力に基づいて、前記選択手段によって選択された前記サブオブジェクトを実行することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  11. 前記実行手段は、前記入力手段によって受け付けられた操作入力に基づいて、前記選択手段によって選択された前記ハイパーリンクを示すオブジェクトを実行することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記スクロール手段は、前記入力手段によって受け付けられた操作入力に基づいて、前記表示画面の表示内容をスクロールさせることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  13. 前記入力手段は、装置本体とは別体に設けられ、各種操作ボタンを備えたリモートコントローラであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  14. 前記入力手段は、装置本体に設けられた各種操作ボタンであることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  15. 前記実行手段によって前記サブオブジェクトが実行された場合、前記各種操作ボタンにおける所定のボタンを点灯または点滅させることを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記実行手段によって前記サブオブジェクトが実行された場合、装置本体を振動させることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  17. 表示画面と、前記表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたハイパーリンクを実行する実行手段と、を備え、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像処理装置であって、
    前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御手段と、
    前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール手段と、
    前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記実行手段による前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止する実行禁止手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記実行禁止手段によって前記実行手段による前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示することを特徴とする画像処理装置。
  18. 表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたハイパーリンクを実行する実行工程と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール工程と、を含み、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像処理方法であって、
    前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御工程と、
    前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示する第2の表示制御工程と、
    前記第2の表示制御工程によって表示された前記サブオブジェクトを選択する選択工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  19. 表示画面に表示される画像情報中におけるハイパーリンクのいずれか一つを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたハイパーリンクを実行する実行工程と、前記表示画面の表示内容をスクロールさせるスクロール工程と、を含み、前記ハイパーリンクを含む、前記表示画面よりも大きなサイズの画像情報をスクロール可能に表示する画像処理方法であって、
    前記表示画面を制御して前記画像情報を表示する表示制御工程と、
    前記表示画面に前記ハイパーリンクを示すオブジェクトが表示されているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって判断された結果、前記オブジェクトが前記表示画面に表示されていない場合に、前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行を禁止する実行禁止工程と、
    前記実行禁止工程によって前記ハイパーリンクを示すオブジェクトの実行が禁止された場合、前記ハイパーリンクを示さない擬似オブジェクト(以下「サブオブジェクト」という)を前記表示画面に表示する第2の表示制御工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  20. 請求項18または19に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  21. 請求項20に記載の画像処理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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