JP2008006615A - 自発光カラー画像印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷用紙の反射率、色調の影響も受けることのない、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物を得ることが出来る、自発光カラー画像印刷方法を提供する。
【解決手段】文字又は図形を印刷用紙に印刷する前段階として印刷用紙の文字又は図形を印刷する印刷領域上に黒色インキ11を用いてべた印刷を行った後にの蛍光インキ12,13,14によって異なる階調で印刷された各蛍光インキによる階調領域を形成し次に各蛍光インキによる階調領域に紫外線を照射して各蛍光インキによる発光量を検出して同一階調での蛍光インキ12,13,14の発光量が同一となる補正係数を求めて記憶部に記憶させ、蛍光インキを用いて印刷する際には記憶部に記憶されている補正係数を読み出した後補正係数を用いて所定の蛍光色が得られるように文字または図形の中で選択されたR、G、Bのドットだけを蛍光インキによって印刷して複数の文字又は図形を蛍光表示させる
【選択図】 図1

Description

本発明は、蛍光インキの蛍光色を用いてフルカラー画像の印刷物を作成する自発光カラー画像印刷方法に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、自発光カラー画像の印刷物は、白色の印刷用紙の上に、画像に応じた3色の蛍光インキのそれぞれの網点面積率を算出し、この網点面積率により3色の蛍光インキの印刷量を設定していた。
以下に、画像に応じた3色の蛍光インキのそれぞれの網点面積率の算出方法について説明する。
自発光カラー画像印刷方法で作成された印刷物のすべての発光色は、加法混色の原色(R,G,B)で表現できるので、理想的な加法混色の原色以外で発光する蛍光インキの蛍光色を、白色の印刷用紙上にそれぞれべた印刷して、蛍光インキ発光量T(r(R発光量),g(G発光量),b(B発光量))を測定する。
白色の印刷用紙上にべた印刷した蛍光インキの蛍光色の発光量Tを
T(r,g,b) ・・・(1)
として、印刷するときの網点面積率をaとする。
その網点面積率aの蛍光インキ発光量Taは、
Ta(a×r,a×g,a×b)(0≦a≦1)・・・(2)
といった階調表現となる。
蛍光インキの蛍光色の発光量からRGBの値を求める方法としては、「JIS−Z8717」に記載されている。
3種類の蛍光インキの重ね刷りは紫外線を照射したときに発光する蛍光色の発光量で定まる加法混色であるから、例えば蛍光色の異なる蛍光インキの蛍光色の発光量T1、T2、T3を
T1(r1,g1,b1)
T2(r2,g2,b2)
T3(r3,g3,b3) ・・・(3)
とし、
それぞれの蛍光インキの発光量における版面(印刷に用いる各色の刷版)の網点面積率をT1:a,T2:b,T3:cとすると、3色の蛍光インキを重ね刷りした場合の合成発光量Tabcは、
Tabc(a×r1+b×r2+c×r3,a×g1+b×g2+c×g3,a×b1+b×b2+c×b3) (0≦a,b,c≦1)・・・(4)
といった印刷による階調表現となる。
3種類の蛍光インキで印刷を行う場合、元となるフルカラー画像を、RGB画像に変換したときの画素の表現色Tsrcが、
Tsrc(Rsrc,Gsrc,Bsrc)・・・(5)
と表されるとき、
前記(3)式による三種類の蛍光インキのT1、T2、T3の発光量を用いて印刷する場合、ある一画素当たりのRGBの発光量Rsrc、Gsrc、Bsrcは、以下の式になる。
Rsrc=a×r1+b×r2+c×r3・・・(6.1)
Gsrc=a×g1+b×g2+c×g3・・・(6.2)
Bsrc=a×b1+b×b2+c×b3・・・(6.3)
上記の三式を満たす網点面積率a,b,cを求める。
網点面積率は0から1まで(0%から100%まで)の値しかとれないため、a,b,cの値が0以上1以下の場合はその値を採用し、0未満(0%未満)の場合は0とし、1より大きい(100%より大きい)場合は1とし、a,b,cをその画素の網点面積率とする。
そして、網点面積率の値を各々の蛍光インキの分解データに記録する。これら一連の作業をすべての画素について行うことにより、元となる画像全体について、各々の蛍光インキの網点面積率を求め、分解データとする。
分解データは更に次の補正を行っている。
(1)画像の階調表現に用いられる階調曲線については、通常印刷のドットゲイン補正の考え方を利用し分解データに補正を加える。
(2)印刷順序により、先に印刷される蛍光インキの発光が弱くなるので、網点の重なり具合により分解データに補正を加える。
そして、これらの(1)、(2)の補正がなされた各蛍光インキの各画素の網点面積率からなる分解データをもとに、版面を作製して、階調表現が可能なカラー画像の印刷を行い、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物を得ていた。
特開2000−37940号公報
しかしながら、上述したように、階調曲線については通常印刷のドットゲイン補正の考え方を利用した1色毎に行う蛍光インキの分解データの補正と、複数色の蛍光インキの網点の重なり具合に対応した分解データの補正と、を印刷する画像毎に行わなければならず
また、白色の印刷用紙上に蛍光インキをべた印刷して蛍光インキの蛍光色を測定しているため、印刷する蛍光インキの網点面積率の変化により印刷用紙の反射率、色調の影響も受け、さらには、複数の蛍光インキを重ねて用いるため、蛍光インキの透明度が高くなければ、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物が得られないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、通常印刷のドットゲイン補正と、網点の重なり具合による分解データの補正と、を印刷する画像毎に行わずに済み、かつ、印刷用紙の反射率、色調の影響も受けることがなく、不透明の蛍光インキを用いても、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物を得ることが出来る、自発光カラー画像印刷方法を提供することを目的とする。
本願発明は、蛍光インキを用いて印刷用紙上に文字又は図形を赤(R)、緑(G)、青(B)のドットを用いて印刷し、前記文字又は図形に紫外線を照射してカラー画像を発光させる自発光カラー画像印刷方法において、前記印刷用紙の文字又は図形を印刷する印刷領域上に黒色インキを用いてべた印刷を行うステップと、前記R、G、Bの蛍光インキによって異なる階調で印刷された各蛍光インキによる階調領域を形成するステップと、前記各蛍光インキによる階調領域に紫外線を照射して各蛍光インキによる発光量を検出して同一階調での前記R、G、Bの蛍光インキの発光量が同一となる補正係数を求めて記憶部に記憶させるステップと、前記記憶部に記憶されている補正係数を読み出した後、前記補正係数を用いて、所定の蛍光色が得られるように前記文字または図形の中で選択されたR、G、Bのドットだけを前記蛍光インキによって印刷するステップとからなることを特徴とする自発光カラー画像印刷方法を提供する。
第2の発明は、を提供する。
本発明の自発光カラー画像印刷方法によれば、前記印刷用紙の文字又は図形を印刷する印刷領域上に黒色インキを用いてべた印刷を行うステップと、前記R、G、Bの蛍光インキによって異なる階調で印刷された各蛍光インキによる階調領域を形成するステップと、前記各蛍光インキによる階調領域に紫外線を照射して各蛍光インキによる発光量を検出して同一階調での前記R、G、Bの蛍光インキの発光量が同一となる補正係数を求めて記憶部に記憶させるステップと、前記記憶部に記憶されている補正係数を読み出した後、前記補正係数を用いて、所定の蛍光色が得られるように前記文字または図形の中で選択されたR、G、Bのドットだけを前記蛍光インキによって印刷するステップとからなるので、通常印刷のドットゲイン補正と、網点の重なり具合による分解データの補正と、を印刷する画像毎に行わずに済み、かつ、印刷用紙の反射率、色調の影響も受けることがなく、不透明の蛍光インキを用いても、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物を得ることが出来る。
以下に、本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法に用いられるカラー画像印刷装置を示す図である。
図2は、本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法を示す図である。
図3は、本発明の実施形態に係り、印刷用紙にRGBインキを印刷した状態を説明するためのRGBインキによる各階調の印刷状態を示す図である。
図4は、紫外線吸収黒色インキの分光透過率を示す図である。
図5は、蛍光インキの発光強度を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法に用いられるカラー画像印刷装置は、画像入力装置1と、パソコン2と、イメージスキャナ3と、表示部4と、プリンタ5と、から構成される。
画像入力装置1は、デジタルカメラ、デジタルムービー、TV受信機、DVD、等からなり、印刷に用いる画像を生成する。
パソコン2は、画像を入力し、これを印刷データに変換する。
イメージスキャナ3は、通常は白色光ランプである光源を紫外線ランプに交換して印刷用紙に印刷された蛍光インキの蛍光色の発光量を読み取る。
表示部4は、パソコン2の制御データ等を表示する。
プリンタ5は、インクジェット印刷機、熱転写印刷機、レーザ印刷機等の複数色によりカラー印刷を行える印刷機を用い、紫外線や可視光を吸収する黒色インキと、紫外線を照射すると加法混色法からなる3色の光をそれぞれ発光する3種類の蛍光インキとを装着して、印刷データによる画像を印刷する。
そして、図3に示すように、本発明の実施形態に係るカラー画像印刷装置でカラー画像を印刷される印刷物は、印刷用紙10上に、黒色インキ11をべた印刷した上に、蛍光インキR12と、蛍光インキG13と、蛍光インキB14と、を画像に応じて各蛍光インキそれぞれ重ならないように印刷されて生成される。
印刷用紙10は、プリンタ5に用いられる印刷用インキに適した、紫外線範囲及び可視光範囲の光を反射する白色のパルプ紙もしくは合成紙である。
黒色インキ11は、図4に示す分光特性を有し、紫外線範囲(190nm〜400nm)及び可視光範囲(400nm〜750nm)の光を吸収する。
蛍光インキR12は、紫外線を照射されると図5(A)に示す分光特性を有するRの光を発光する。Rの発光に用いる赤色蛍光材料としては、ビラン系化合物(DCJTB)を用いる。
蛍光インキG13は、紫外線を照射されると図5(B)に示す分光特性を有するGの光を発光する。Gの発光に用いる緑色蛍光材料はAlq3有機金属錯体を用いる。
蛍光インキB14は、紫外線を照射されると図5(C)に示す分光特性を有するBの光を発光する。Bの発光に用いる青色蛍光材料は、アリールエチニルベンゼン系発光材を用いる。
尚、図4、図5では、縦軸に発光強度(1.0を最大値に正規化したもの)もしくは透過率(%)を、横軸に波長(nm)を表示したものである。
次に、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係るカラー画像印刷装置を用いた自発光カラー画像印刷方法について説明する。
まず、黒色インキ11及び3色の蛍光インキである蛍光インキR12、蛍光インキG13、蛍光インキB12を作成する。(S1)
次に、印刷用紙10をプリンタ5に設置して、印刷用紙上に黒色インキ11をべた印刷する。(S2)
これは、蛍光インキによる発色光が印刷用紙上で反射して色調が変化するのを防ぐもので、印刷用紙上に到達した発色光を全て吸収し、蛍光インキの発色光のみを放射させるためである。
そして、黒色インキ11の上に、蛍光インキR12、蛍光インキG13、蛍光インキB12を、各階調に応じてそれぞれの蛍光インキのドットの面積率0%から面積率100%の間で重ならないように印刷する。(S3)
(通常印刷では各インキの重ね合わせを考慮した複数の小さなドットの集合からなる網点面積率を用いるが、本発明による蛍光インキは重ね合わせを行わない単一のドットの大きさ(面積)のため単に面積率とする)
例えば、各階調を示す面積率を、等間隔の0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%に設定する。
すなわち、図3に示すように、印刷用紙10の上に黒色インキ11をべた印刷し、蛍光インキR12、蛍光インキGR13、蛍光インキB14、を順番に重ならないように各階調に応じて印刷する。
次に、イメージスキャナ3に取り付けられている白色の可視光用発光ランプを外し、紫外線用発光ランプに交換して装着する。(S4)
イメージスキャナ3には図3に示すように、黒色インキ11の上に3色の蛍光インキをそれぞれ階調データで印刷された印刷用紙10を装着する。(S5)
次に、イメージスキャナ3に装着された印刷用紙10に紫外線発光ランプから発光された紫外線を照射する。(S6)
そして、イメージスキャナ3に装着された印刷用紙10に階調データで印刷された各蛍光インキの発光量をイメージスキャナ3で読み取る。(S7)
次に、階調データとイメージスキャナ3で読み取った発光量とを比較して3色間のホワイトバランスを取り、その時の各階調の補正定数Kr、Kbをそれぞれ算出し、さらに各階調について、色校正されたモニタで3色の蛍光インキの蛍光色をそれぞれシミュレートして、等色となるそれぞれのRGB値から各蛍光インキの階調毎の面積率を設定し、パソコン2にドライバーソフトとして記憶する。(S8)
ここで、本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法に用いられるカラー画像印刷装置におけるホワイトバランスについて詳細に説明する。
まず、3色の蛍光インキR12、G13、B14の同一階調データにおける発光量をそれぞれOr、Og、Obとする。
そして、蛍光インキG13の発光量Ogを標準とすると、
Og=Kr×Or=Kb×Ob
となるよう補正定数Kr、Kbを設定する。
例えば、1画素の印刷面積をA0とし、同一階調データにおける蛍光インキG13の正規化された発光量Og=1.00に対し、蛍光インキR12の正規化された発光量を0.80、蛍光インキB14の正規化された発光量を1.25とすると
Kr=1/0.80=1.25
Kb=1/1.25=0.8
となるから、
3色の蛍光インキR12、G13、B14の印刷面積Sr,Sg,Sbの比率は、
Sr=1.25:Sg=1.0:Sb=0.8
となる。
従って、1画素当たりの面積を
蛍光インキR12の面積=Sr×A0/(Sr+Sg+Sb)
=1.25×A0/(Sr+Sg+Sb)
蛍光インキG13の面積=Sg×A0/(Sr+Sg+Sb)
=1.00×A0/(Sr+Sg+Sb)
蛍光インキB14の面積=Sb×A0/(Sr+Sg+Sb)
=0.80×A0/(Sr+Sg+Sb)
とすれば、階調100%のときの各蛍光インキが重なり合わない状態でホワイトバランスが取れる。
この時、発光量の最も少ない蛍光インキR12が最大面積となり発光量の最も多い蛍光インキB14が最小面積となる。
以下、同様にして1画素の印刷面積を各階調(例えばA0×0.1(10%)、A0×0.2(20%)、・・・、A0×0.9(90%))に設定し、その時の各蛍光インキの発光量から補正係数Kr、Kbを算出した後、各蛍光インキの面積を設定して各階調のホワイトバランスを取る。
このようにして算出した各階調のホワイトバランスの補正係数を記憶しておけば、印刷する画像に応じた各階調の補正に用いることができるので、この各階調のホワイトバランスの補正係数を予め印刷に使用するプリンタ5用のドライバーソフトに組み込んでおけばよい。
(印刷用紙に画像を印刷する)
次に、画像入力装置1から印刷する画像をパソコンに入力し、RGB画像に分解して変換する。(S9)
パソコン2に記憶されているプリンタ5のドライバーソフトに組み込まれた各階調の面積率と画像を分解して変換したRGB画像の各階調とから、下記に示す各画素の画像のRGB発光量Rs、Gs、Bs、を示す連立方程式を満たす各蛍光インキの各階調の面積率a、b、cを、全ての画素について求めて、蛍光インキR12、G13、B14のそれぞれの印刷データとする。(S10)
上記各画素の画像のRGB発光量Rs、Gs、Bsを示す連立方程式は、従来と同様に次式で表される。
Rs=a×r1+b×r2+c×r3
Gs=a×g1+b×g2+c×g3
Bs=a×b1+b×b2+c×b3
但し、蛍光インキR12(面積率:a、RGB値:r1,g1,b1)、
蛍光インキG13(面積率:b、RGB値:r2,g2,b2)、
蛍光インキB14(面積率:c、RGB値:r3,g3,b3)
とする。
そして、上式より蛍光インキR12、G13、B14の面積率a、b、cを求めて印刷データとする。
次に、印刷する画像を分解したRGB画像から印刷画像領域(図3の黒インキ11の印刷範囲に相当する)を作成する。(S11)
そして、プリンタ5に印刷用紙10を装着し、印刷用紙10上の印刷画像領域に黒インキ11をべた印刷する。(S12)
更に、印刷用紙10に印刷された黒インキ11の上から、それぞれの印刷データに基づいて蛍光インキR12、G13、B14を重ならないようにして面積率a、b、cで印刷する。(S13)
印刷を終了し蛍光フルカラー印刷物を得る。(S14)
蛍光フルカラー印刷物の印刷に用いる蛍光インキは、EL発光強度を持つ波長特性の蛍光材料に限定されるものではなく、紫外線を照射すれば可視光を発光する蛍光材料であればよいのはもちろんである。また、紫外線吸収黒色インキは、紫外線を吸収するのみではなく蛍光インキの発光波長の光やさらにはIRインキ(帝国インキ製造株式会社製)のように可視光全体も吸収するものとしてもよい。
このように、黒インキをべた印刷してから、3色の蛍光インキを重ならないようにして各階調におけるホワイトバランスを取った後に、各階調の面積率を設定しておけば、印刷する画像毎の各階調に対応して蛍光インキの各階調の面積率を容易に設定できる。
また、3色の蛍光インキの重なりによる影響はなく補正も行わなくて済むので、常に一定の色再現性を得ることができる。
そして、イメージスキャナ3で読み取った3色の蛍光インキにおける各階調の発光量毎にホワイトバランスを取って算出した3色の蛍光インキの各階調のそれぞれの面積率を、パソコン2にプリンタ5で蛍光インキを用いて印刷するときのドライバーソフトとして記憶しておけば、ドットゲインや蛍光インキの重なりによる補正を行う必要が無いので、そのままそれぞれの面積率を用いて、パソコン2とプリンタ5により迅速にそれぞれの蛍光インキによる色再現性のよいカラー画像印刷を行うことが出来る。
特に、蛍光インキの重なりが無い様に印刷するため、蛍光インキの透明性を考慮する必要は無く、不透明な蛍光インキを用いても良好なカラー画像の印刷を行うことができるので、印刷に用いるプリンタ5は、黒色インキ11、蛍光インキR12、蛍光インキG13、蛍光インキB14を装着して画像を印刷できるものであれば何でもよく、インクジェット、熱転写、レーザ等の印刷方式に限定されるものではない。
以上述べてきたように、本発明の実施形態によれば、印刷用紙の上にまず紫外線吸収黒色インキをべた印刷し、その紫外線吸収黒色インキの上に画像に応じた複数色の蛍光インキを重なり合わないようにして印刷するので、印刷用紙の反射率、色調の影響を受けず、更に版面使用時に行う通常印刷のドットゲイン補正と各蛍光インキの網点の重なり具合の補正とを行わなくても済み、従ってこれらの補正による誤差も混入しないため、元となる画像に近い色味の蛍光カラー画像の印刷物を得ることが出来る。
本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法に用いられるカラー画像印刷装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る自発光カラー画像印刷方法を示す図である。 本発明の実施形態に係り、印刷用紙にRGBインキを印刷した状態を示す図である。 紫外線吸収黒色インキの分光透過率を示す図である。 蛍光インキの発光強度を示す図である。 従来の自発光カラー画像印刷方法を示す図である。
符号の説明
1・・・画像入力装置、2・・・パソコン、3・・・イメージスキャナ、4・・・表示部、5・・・プリンタ、10・・・印刷用紙、11・・・黒インキ、12・・・Rインキ(蛍光インキ)、13・・・Gインキ(蛍光インキ)、14・・・Bインキ(蛍光インキ)

Claims (1)

  1. 蛍光インキを用いて印刷用紙上に文字又は図形を赤(R)、緑(G)、青(B)のドットを用いて印刷し、前記文字又は図形に紫外線を照射してカラー画像を発光させる自発光カラー画像印刷方法において、
    前記印刷用紙の文字又は図形を印刷する印刷領域上に黒色インキを用いてべた印刷を行うステップと、
    前記R、G、Bの蛍光インキによって異なる階調で印刷された各蛍光インキによる階調領域を形成するステップと、
    前記各蛍光インキによる階調領域に紫外線を照射して各蛍光インキによる発光量を検出して同一階調での前記R、G、Bの蛍光インキの発光量が同一となる補正係数を求めて記憶部に記憶させるステップと、
    前記記憶部に記憶されている補正係数を読み出した後、前記補正係数を用いて、所定の蛍光色が得られるように前記文字または図形の中で選択されたR、G、Bのドットだけを前記蛍光インキによって印刷するステップとからなることを特徴とする自発光カラー画像印刷方法。

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