JP2008001639A - 流体輸送用配管の閉塞検知システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る流体輸送用配管の閉塞検知システムは、前記貯留槽における前記流体の液面レベルを検知する液面レベル検知装置と、前記配管の途中に設けられ、前記液面レベル検知装置からの信号に基づいて弁開度を調節する制御弁と、前記制御弁の弁開度と、前記分離機の運転状態を示すモータの電流値とからなる入力値を、予め設定された条件と比較して、前記配管内において閉塞が進行しているか否かを判別する閉塞検知装置と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
前記貯留槽における前記流体の液面レベルを検知する液面レベル検知装置と、
前記配管の途中に設けられ、前記液面レベル検知装置からの信号に基づいて弁開度を調
節する制御弁と、
前記制御弁の弁開度と、前記分離機の運転状態を示すモータの電流値とからなる入力値を、予め設定された条件と比較して、前記配管内において閉塞が進行しているか否かを判別する閉塞検知装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明における好ましい態様では、前記閉塞検知システムは、前記閉塞検知装置が前記配管内において閉塞が進行していると判別した場合に、前記閉塞検知装置からの遠隔操作によって前記配管内に洗浄用媒体を導入する洗浄用媒体導入装置を備えている。
液相酸化による芳香族カルボン酸の製造においては、原料として、アルキル置換基、または、一部酸化したアルキル置換基を有する芳香族化合物が用いられる。アルキル置換基としては、炭素数が通常1〜8程度のものが用いられるが、メチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、イソプロピル基などの炭素数1〜3のものが望ましい。また、一部酸化したアルキル置換基も、通常、炭素数1〜8のものが用いられ、その具体例としては、ホルミル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基等が挙げられる。
上記芳香族化合物の具体例としては、トルエン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、4,4'-ジメチルビフェニル、オルト-、メタ-またはパラキシレン、1,2,4-ト
リメチルベンゼン、2,6-ジメチルナフタレン等のアルキル基の置換した芳香族化合物
、あるいはこれらの混合物などが挙げられる。
本発明の閉塞検知システムを前記芳香族カルボン酸の製造装置に適用する場合、前記洗浄用媒体としては、アルカリ性洗浄液、蒸気、または窒素等の気体が好ましい。
当該アルカリ性洗浄液を前記配管内に導入して当該配管内を洗浄した後、当該配管内に置換用媒体である水を導入することが好ましい。
定に保たれると共に、閉塞監視対象である配管(図1の符号41)を通じて到達する流体の流量に応じて負荷が変化する分離機のモータ電流値と、の両方に基づいて配管の閉塞進行を判別しているので、配管が完全に閉塞する前の段階で、精度良く閉塞の予兆を検知することができる。ここで、前記分離機が遠心分離機の場合は、運転が一定に保たれるということは、回転数が一定であるということである。
また本発明によれば、配管の詰まり状況の監視、配管洗浄の実施といった運転員の作業負荷を軽減できる。
酸化反応工程2では、酸化反応器に原料であるパラキシレン、触媒、溶媒を収容し、これらを補給しながら空気等の分子状酸素含有ガスを吹き込んで連続的に反応が行われる。具体的には、例えば、触媒としてコバルト化合物とマンガン化合物と臭素化合物とを併用したものを用い、反応溶媒として低級脂肪族カルボン酸、特に酢酸または酢酸と水との混合物を用いて、温度160℃〜260℃、圧力0.4MPa〜5MPa(ゲージ圧)、滞留時間10分〜200分の条件で酸化反応が行われる。
、(iii)放射線式液面計などの液面計を挙げることができる。
(i)差圧式液面計では、測定したい範囲の0%の位置と100%の位置(ドラムの下部と上部)にノズルを設け、この間の差圧を測定する。液面の高さの変化で差圧が変化する
ため、液面を測定できる。
(iii)放射線式液面計では、容器の片側に放射線の線源、その反対側に測定器を設置
し、液の上下による、測定器に達する放射線の強度の変化によって液面を測定する。
閉塞検知装置21は、配管41における閉塞の進行を判別し、その結果に基づいて、必要に応じて自動的に洗浄を行うための制御を実行するためのプログラムおよびその他のデータ等を格納する記憶装置や、当該プログラムに従って演算処理を実行する演算処理装置などを備えたコンピュータから構成されている。
が、本実施例においては、デカンタ型縦型遠心分離機を用いている。
これらの弁開度のデータおよびモータ14aの電流値のデータからなる入力値は、閉塞検知装置21に予め設定されている条件と比較され、配管41内において閉塞が進行しているか否かが判別される。
(1)電流値が27A以下でかつ弁開度が50%以上である状態が2分続いた
(2)電流値が30A以下でかつ弁開度が70%以上である状態が1分続いた
(3)電流値が30A以下でかつ弁開度が95%以上である状態が20秒続いた
のそれぞれを、配管41内の閉塞が進行しているか否かの判別条件として設定することができる。この場合、上記(1)〜(3)のうちいずれか1つの条件に相当した場合には、配管41内の閉塞が進行していると判断される。
次に、弁51cを閉じ、ポンプ16を起動することにより洗浄液をさらに配管41内へ注入する。その後、ポンプ16を停止することにより、洗浄液注入を停止する。
次に、弁51bを閉じ、弁51dを開放した後、ポンプ16を起動する。そして、制御弁13の弁開度低下を確認されれば、通常の運転状態となり、本実施例の閉塞検知システムによる監視を受けながら運転が継続される。
例えば、上記実施例では、テレフタル酸の製造工程に本発明のシステムを適用した例を示したが、他の原料化合物を用いた芳香族カルボン酸の製造工程、さらには他の化学物質の製造装置であっても、スラリー等の固液混合流体が液面を所定のレベルに保ちながら貯留される貯留槽から、当該流体を固液分離するための分離機へ当該流体を輸送する配管内における固形物の付着による当該配管の閉塞の進行を検知するために本発明を適用できる。
いることができる。その具体例としては、苛性ソーダ水溶液、水蒸気、窒素ガス等が挙げられる。
2 酸化反応工程
3 分離工程
4 乾燥工程
11 造粒槽
12 液面レベル検知装置
13 制御弁
14 遠心分離機
14a モータ
15 電流計
16 ポンプ
21 閉塞検知装置
31 洗浄用媒体導入装置
31a 洗浄液タンク
32 置換用媒体導入装置
32a 置換液タンク
41 配管
51a 弁
51b 弁
51c 弁
51d 弁
51e 弁
52a 排水溝
52b 排水溝
Claims (8)
- 固液混合流体が液面を所定のレベルに保ちながら貯留される貯留槽から、当該流体を固液分離するための分離機へ当該流体を輸送する配管内における固形物の付着による当該配管の閉塞の進行を検知するための流体輸送用配管の閉塞検知システムであって、
前記貯留槽における前記流体の液面レベルを検知する液面レベル検知装置と、
前記配管の途中に設けられ、前記液面レベル検知装置からの信号に基づいて弁開度を調節する制御弁と、
前記制御弁の弁開度と、前記分離機の運転状態を示すモータの電流値とからなる入力値を、予め設定された条件と比較して、前記配管内において閉塞が進行しているか否かを判別する閉塞検知装置と、
を備えることを特徴とする流体輸送用配管の閉塞検知システム。 - 前記分離機が遠心分離機であることを特徴とする請求項1に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記閉塞検知装置が前記配管内において閉塞が進行していると判別した場合に、前記閉塞検知装置からの遠隔操作によって前記配管内に洗浄用媒体を導入する洗浄用媒体導入装置を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記閉塞検知装置が前記配管内において閉塞が進行していると判別した場合に、前記閉塞検知装置からの遠隔操作によって、前記洗浄用媒体により前記配管内を洗浄した後、当該配管内に置換用媒体を導入する置換用媒体導入装置を備えることを特徴とする請求項3に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記貯留槽は、液相酸化による芳香族カルボン酸の製造装置における、酸化反応後の混合物から分離された触媒含有母液の造粒槽であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記芳香族カルボン酸は、テレフタル酸であることを特徴とする請求項5に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記洗浄用媒体は、アルカリ性洗浄液、蒸気、または気体であることを特徴とする請求項5または6に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
- 前記洗浄用媒体は、アルカリ性洗浄液であり、
当該アルカリ性洗浄液を前記配管内に導入して当該配管内を洗浄した後、当該配管内に置換用媒体である水を導入することを特徴とする請求項7に記載の流体輸送用配管の閉塞検知システム。
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