JP2008000115A - 副食ペットフード提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高品質な副食ペットフードを安価に提供する。
【解決手段】 食材提供者が食材を売ることについて情報を入力する食材受付ホームページ19と、食材提供者情報記憶部24と、食材提供者が入力した食材情報を記憶する食材情報記憶部25と、入力された食材情報に基づいて食材評価値を算出する食材評価値算出部26と、算出された評価値と基準値を比較してその食材を購入してもよいか否かを判別する比較判別部27と、食材を購入しても良いと判別されたことに応答して、本システムの管理者に食材提供者情報とその食材情報を連絡する電子メール部29と、食材を購入することができないと判別したことに応答して食材受付ホーンムページ19においてその食材を購入することができない旨の表示を行うホームページ制御部30とを有している。
【選択図】 図7

Description

本発明は副食ペットフード提供システムに関し、特にペットの健康を増進させることができる副食ペットフード提供システムに関する。
現在、ペットブームと言われ、ペットを家族の一員として考えるような人が増えている。これに従ってペットフードの種類、生産高も増え、ペットフードの品質についても高い関心が寄せられている。現在のペットフードの原料は廃棄されるような動物肉や、最低レベルの材料が使用されており、それらの材料には有害な化学物質やペットの健康に悪影響を及ぼすような物質が多量に混入していることが指摘されている。
さらに、長期間保存するためにペットフードには防腐剤、保存料などが多量に使用されており、このようなペットフードをペットが長期間にわたって食べ続けることによりペットの健康が害されることが憂慮されている。
防腐剤、保存料を使用しないペットフードの従来技術として下記のようなものが提案されている。
例えば、特許文献1には、ペット毎に個別にオーダーメードされた添加物を加えないウェットタイプのレトルトフードと、ドライフードとからなるペットフードをそれぞれ一食分ごとに包材にて個別に梱包し、この梱包体を複数食分まとめて宅配サービス用のデリバリー容器に納めたことを特徴とするペットフードが提案されている。
特開平7−203866「ペットフード」
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術であれば下記のような課題がある。
ペット毎にオーダーメードされた添加物を加えないペットフードであるから個々のペットの状態に応じたペットフードを提供できる利点はあるものの、ペットフード製品そのものをレトルト食品として製造しなければならず、かつデリバリー容器に収めて宅配することを想定しているためコストのかかる方法となっている。
また、レトルトパックに収容されたペットフードであるから、ペットの飼い主が自分でペットの喜ぶペットフードを選ぶ楽しみがない。つまり、飼い主がペットの反応を確かめつつ、ペットが喜ぶペットフードを飼い主自らが選択できる方法が望まれていた。
また、ペットフードを食べていればペットが必要とする主な栄養素は確保できるが、市販ペットフードは上記のように品質の悪い材料を用いているものが多く、ペットに必要なビタミン、ミネラル、カルシウム等の不足しがちな栄養素を家庭で補うことは難しい。したがって、保存しやすく、前記不足しがちな栄養素を補い、かつペットがおいしく食べられるペットフードがあれば便利であった。
近年、ペット関連商品は年々、増大し、巨大市場化しつつあるとともに、飼い主のペットフードに対する要望も多様化しつつある。ペットフード提供側から考えれば、ペットフードを提供するためのコストを最小限に抑えつつ、多種多様な飼い主の要望にも対応して、客購買単価を上げることのできるペットフード店やそのペットフード店の運用システムが望まれていた。
また、人間が食べられるような品質の良い食材(肉類、魚類、野菜類、穀類)などを通常の取引市場で調達して高品質なペットフードを提供しようとすると、どうしてもペットフードの価格が高くなってしまうという課題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は上記課題を解決できる副食ペットフード提供システムを提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)多種多様なペットの食べ物の好み、ペットの健康状態を考慮して、飼い主がペットフードを選択する楽しみを与える副食ペットフード提供システムを提供する。
(b)ペットフードを提供するためのコストを最小限に抑えつつ、客購買単価を上げることのできる副食ペットフード提供システムを提供する。
(c)人間が食することができるような品質のよい食材を安く調達して副食ペットフードを安価に提供できるようにする。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。なお、下記各発明において、各符号は後述する実施形態との対応関係を分かりやすくするために一例として示したものであり、本発明の各構成要素は、実施形態に記載した符号に係る構成に限定されないことは言うまでもない。
第1発明の副食ペットフード提供システムは、予備処理工場で副食ペットフードを予備加熱して食材の水分量を25重量%〜2重量%にした後、各ペットフード店に配送するとともに、販売時に対応して各ペットフード店にある加熱装置11で再加熱した後、その副食ペットフードを販売することを特徴とする。
副食ペットフードを販売するペットフード店と、ペットフード店と異なる場所に位置する予備処理工場とを予め用意しておくことが必要である。
本明細書において、「副食ペットフード」とは「おやつ」、「おかず」又は「嗜好品」としてペットに与えられる副次的なペットフードを言う。なお、上記水分量は10重量%〜2重量%にすることが好ましい。
第2発明は、第1発明において、副食ペットフードが動物系食材を用いて製造されることを特徴とする。
動物系食材としては、牛肉、馬肉、鶏肉、魚肉などが例示できる。
第3発明は、予備処理工場で副食ペットフードを予備加熱して食材の水分量を25重量%〜2重量%にした後、透明性のある凹型容器10に入れ、シールした後、個々の総重量が重量10g〜重量3000gの10品種〜100品種の副食ペットフードをペットフード店の店頭に並べて販売することを特徴とする。
第4発明は、第3発明において、前記凹型容器10が複数種類の副食ペットフードを収容する複数の凹部5を備えており、前記複数種類の副食ペットフードが特定目的のために選択されていることを特徴とする。
前記特定目的としては、緑黄野菜をペットに食べさせる目的や、牛肉、馬肉、鶏肉などの肉製品などのペットが好むおやつを提供する目的や、特定のサプリメント又は薬などを包含させたペットフードを食べさせる目的などが例示できる。
第5発明は、第3発明から第4発明のいずれか一つに記載の発明において、食材を輪切りにしたものを乾燥してチップ形にして前記凹型容器10内に収容したことを特徴とする。
第6発明は、第1発明から第5発明のいずれか一つに記載の発明において、副食ペットフードにサプリメント又は薬剤を混入させたことを特徴とする。
副食ペットフードにサプリメント又は薬剤を混入させる方法としては、副食ペットフードの表面に粉状にサプリメントを付着させる方法や、副食ペットフード内部にサプリメント又は薬剤を埋め込んだ状態で加熱する方法などがある。サプリメント又は薬剤を添加する副食ペットフードは牛肉、馬肉、魚肉等のペットが好む食材にすることが好ましい。
第7発明の副食ペットフード提供システムは、インターネットなどのネットワーク20に接続された食材受付処理サーバ21を含む副食ペットフード提供システムであって、その副食ペットフード提供システムは、食材提供者が食材を売ることについて情報を入力する食材受付ホームページ19と、副食用の食材を提供できる者の情報を記憶する食材提供者情報記憶手段24と、食材提供者が入力した食材情報を記憶する食材情報記憶手段25と、入力された食材情報に基づいて食材評価値を算出する食材評価値算出手段26と、算出された評価値と基準値を比較してその食材を購入してもよいか否かを判別する比較判別手段27と、比較判別手段27が食材を購入しても良いと判別されたことに応答して、本システムの管理者に少なくとも食材提供者情報とその食材情報を連絡する電子連絡手段と、比較判別手段27が食材を購入することができないと判別したことに応答してアクセスした食材受付ホームページ19においてその食材を購入することができない旨の表示を行うホームページ制御手段30とを有したことを特徴とする。
電子連絡手段としては、電子メールのみならず、データ伝送などの手段が採用できす。
第8発明は、第7発明に記載の発明において、前記電子連絡手段が食材提供者情報とその食材情報を記載した電子メール文を生成する電子メール文生成手段28と、その電子メール文を送信する電子メール手段29とを含んでいることを特徴とする。
第9発明は、第7発明から第8発明のいずれか一つに記載の発明において、前記食材評価値算出手段26は、入力された食材の種類、食材の量、食材の希望売り価格の各ポイント値を用いて所定演算を行って食材の評価値を算出することを特徴とする。
第10発明は、第7発明から第9発明のいずれか一つに記載の発明において、食材受付ホームページ19の食材情報の入力画面が、食材種類の選択欄32と、食材の重量入力欄33と、希望売り価格入力欄34と、総合ポイント表示欄37とを含み、入力された食材情報に基づいて前記食材評価値算出部26が食材の評価値を計算して、総合ポイント表示欄37にその評価値を表示することを特徴とする。
なお、購入又は引き取りの対象となる評価値のポイントを予め、食材情報の入力画面に、例えば、「総合ポイントが500ポイント以上でない場合は、買い取り又は引き取りはいたしません。」というように表示しておくことが好ましい。
以下、各発明の効果などについて説明する。
第1発明であれば、予め加熱して調理を行っている状態にしてあり、かつ水分量を25重量%〜2重量%にしているので常温でも雑菌が繁殖しにくい。さらに冷蔵庫などに入れておけば、保存性を向上できる。また、ペットフード店において短時間の加熱によってペットフードを安全に食する状態にすることができる。このシステムを利用すると、各ペットフード店で生の食材から加熱調理する場合に比べて調理時間及び調理コストを大幅に短縮できる。また、少ないスペースのペットフード店であっても、多品種の副食ペットフードを用意することができる。
第2発明であれば、動物系食材を使用することによってペットが喜ぶ副食ペットフードを簡単に提供することができる。
第3発明であれば、ペットの飼い主にしてみれば、10品種〜100品種の副食ペット
フードの中から、ペットが喜ぶ又は喜びそうな副食ペットフードを選ぶ楽しさがある。また、ペットフード店から考えれば、一つ一つの副食ペットフードの単価を低く設定すれば、消費者が100円ショップのような感覚で知らず知らずのうちに多量に副食ペットフードを購入してしまうので、自然に客購買単価をのばすことができ、売り上げ増につなげることができる。また、飼い主にしてみれば、色々な違った「おやつ」又は「おかず」をペットに食させることができるので、ペットの健康を考えた「おやつ」又は「おかず」をペットに与えることができる。
さらに、凹型容器内に乾燥された副食ペットフードを入れることによって、おやつ用に加工された食材の形状を損なうことなく、搬送やペットフード店において積み重ね売りができる。
第4発明であれば、複数種類の副食ペットフードが特定目的の基に選択されているので、飼い主にしてみれば、一つ一つ選択するよりも簡単に特定目的の副食ペットフードをまとめて選択して購入することができる。
第5発明であれば、チップ形にすることによって、緑黄野菜のように食材をそのまま、調理した場合にペットが興味を示しにくい食材であっても、ペットの食事に例えば、「ふりかけ」又は「おやつ」のように付け加えることができ、ペットの健康を考えた食事を家庭で簡単に作ることができる。
第6発明であれば、サプリメント又は薬剤を含んだ副食ペットフードをペットに食べさせることによって、通常はペットが食べることを嫌がるサプリメント又は薬剤をペットに簡単に与えることができる。
第7発明であれば、購入の可能性のある食材についてのみ、検討することができるので、システムの管理者の手間を著しく軽減することができる。したがって、広く、副食ペットフードの食材を安価に集めることができる。
第8発明であれば、一般的な電子メール文を用いることで安価にシステムを構成することができる。
第9発明であれば、多種多様な食材について客観的に食材の評価を行いやすくなる。
第10発明であれば、総合ポイント表示欄に表示された評価値を参照して、購入又は引き取ってもらえる食材の程度を食材提供者が予め把握することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る副食ペットフード提供システムのフローチャートである。
図1において、野菜、肉などの食材をスライス(輪切り)やサイコロ状などにして、食材を小型化し(ステップ01)、その小型化された食材の水分量を25重量%〜2重量%、好ましくは10重量%〜2重量%になるぐらいにオーブン等で予備加熱調理して乾燥化する(ステップ02)。ステップ01〜ステップ02の処理は各ペットフード店とは別の場所に設けられた予備処理工場で行う。
次に、予備処理された副食ペットフードを各ペットフード店に配送する(ステップ03)。そして、副食ペットフードの販売直前に再加熱し(ステップ04)、加熱してから時間を経過しない状態で、来店客に副食ペットフードを販売する(ステップ05)。なお、ステップ04〜ステップ05の処理は各ペットフード店で行われる作業となる。
なお、長期間保存をする特別な副食ペットフードの場合は、ステップ2の予備加熱処理されたその副食ペットフードを冷凍処理し、各ペットフード店に配送された後は、冷凍庫内に保存するようにしてもよい。但し、水分量を減らした予備加熱副食ペットフードにお
いては常温である程度の期間保存しても品質の劣化が起こらないので、通常の副食ペットフードではこのような冷凍処理は必要ない。
この副食ペットフード供給システムであれば、再加熱された副食ペットフードは再加熱の後、時間を経ずに販売されるので、新鮮な副食ペットフードを消費者に提供することができる。また、ペットフード店を訪れた消費者は、調理直後の副食ペットフードを販売してもらえるので、新鮮なものをペットに食べさせることができる。また、ペットフード店側から考えると、オーブン等の加熱処理装置を設けるだけで、多数種類の副食ペットフードを販売できるので、少ない面積で利益率の高いペットフード店とすることができる。
図2は副食ペットフードを入れる単体容器の一例を示す斜視図である。
この単体容器1は透明な凹型容器10であり、材料はポリプロピレンなどの合成樹脂で構成してある。容器の上周面2にはシール材3を貼り付けることによって密閉してある。容器に透明性があるから、内部にどのような副食ペットフードが入っているか直ぐに分かる。また、袋状のものに比べて副食ペットフードの形が破損されることが少ない利点がある。
図3は複数種類の副食ペットフードを収容する凹部を備えた容器の斜視図である。 図3に示す複体容器4は、4個の凹部5が形成された例が示してある。4個の凹部5には魚関係の動物性おやつが入った場合であると、例えば、サイコロ形まぐろ、まぐろの皮、サイコロ形かつお、じゃこを入れるようなことが考えられる。各凹部5に入った副食ペットフードを自分が飼っているペットに与えて、どのおやつが一番喜ぶかを見るのも楽しいものである。
このような特定目的において重要なものとして、ペットの健康状態を改善するサプリメントの提供がある。例えば、症状別のサプリメントとしては、下記成分を含んだサプリの粉末を入れてビスケットなどの加工食品を作り、その加工食品を前記単体容器1や複体容器4に入れて販売することもできる。
(1)成長期の栄養強化、食欲不振
成分:ヤギミルク
(2)ノミ・ダニの予防
成分:にんにく
(3)皮膚のトラブル
成分:牛コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミン
(4)肥満
成分:パインファイバ、テキストリン、オオバコ、キトサン、ギムネマ、ビール酵母
(5)成長期の骨のためのサプリメント、神経過敏に対するサプリメント
牛コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミン、キトサン、ギムネマ、ビール酵母
(6)関節炎
コンドロイチン、グルコサミン
(7)乳房のしこり、リンパ腫異常
アガリスク、メシマコブ
図4,図5は、それぞれ副食ペットフードを販売するペットフード店の一例を示す図であり、図4は店間取りの平面図、図5は店の販売カウンターの一例を示す図である。
ペットフード店の内部スペースには高速ガスオーブンなどの加熱装置11と、冷凍冷蔵庫12と、調理台13と、流し台14が設けられている。また、ペットフード店には、種類の異なる多数の副食ペットフードを入れた収容容器15を並べた陳列カウンター16を設けている。
冷凍冷蔵庫12はペットフード店における材料の保存やスイーツ系の副食ペットフードのために用意されている。スイーツ系の副食ペットフードとしては、ケーキ、ヨーグルト、ジェラート、プリンなどが例示できる。これらの副食ペットフードは水分量が極めて多いため、保存料を用いないペットフードである場合、日持ちがしない。したがって、冷蔵又は冷凍状態で保存して適宜、販売する。
これに対して、肉・魚を原材料とする副食ペットフードは加熱装置11で、日々、売れる量だけ加熱して販売すればよい。販売の形態としては図2、図3に示したような椀状の凹型容器10に入ったものだけでなく、収容容器15内の副食ペットフードについて計り売りを主とすることができる。
このようなペットフード店を訪れたペットの飼い主は、陳列カンウンター16に並べられた色々なおかず、おやつとしての副食ペットフードの中から最もペットの健康に良いものや、喜ぶものを買う楽しみを得ることができる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係る副食ペットフード提供システムの概略構成図である。
食材を提供する者は、時と状況により、高品質な食材であっても安価又は無料で食材を提供してもよいという場合がある。例えば、スーパーなどでは野菜の規格が厳しく、極端に曲がった芋、キュウリなどは引き取ってもらいない場合が多く、そのような野菜を臨機応変に集荷場又は農場まで取りに来てくれる業者がいれば、無料で提供しても廃棄費用がかからないだけ良いのである。
また、食材の加工品を作る工場において、食材の所定部分だけ使用し、他の部分は捨てるということもある。このような場合、食材自体は高品質であるにもかかわらず、必要部分以外はムダになっているのである。また、相手先の取引の都合により急に不要になった肉類、魚類などが冷凍庫に眠っているという場合もある。このような場合、食材を提供できる者の意図に迅速に対応すれば、高品質な食材を市場よりも低価格で手に入れることができ、高品質な副食ペットフードを安価に提供することができるようになる。
本システムはそのような食材提供者をインターネットなどで効率的に探すことを目的とするものである。
図6に示すように、本システムではインターネットのようなネットワーク20に、本システムを運営する会社が管理する食材受付処理サーバ21と、食材提供者のコンピュータ22と、食材受付ホームページ19とが接続してある。
本システムにおいて、食材提供者のコンピュータ22はデジタルカメラ機能を備えた携帯電話などの携帯端末23であってもよい。なお、携帯端末23としては、携帯電話のみならず、携帯情報端末(PDA),各種ゲーム端末などであっても使用できる。
図7は食材受付処理サーバによって構成される副食ペットフード提供システムの機能ブロック図である。
通常、食材受付処理サーバ21はデータを記憶するためのハードディスク等の記憶手段を備えたネットワークコンピュータで構成されるが、本コンピュータシステム内の各構成要素は、図7に示す食材受付処理サーバ21内に設けられる場合に限定されず、ネットワーク20に接続されたデータベースサーバ、電子メールサーバなどの各種コンピュータ端末に分散配置される構成でもよい。つまりインターネットなどを利用したネットワークコンピュータシステムにおいて一連の機能を実現できるプログラム手段とデータ記憶手段などが配置されておればよい。
図7に示すように本コンピュータシステムは、食材提供者情報記憶手段としての食材提供者情報記憶部24と、食材情報記憶手段としての食材情報記憶部25と、食材評価値算出手段としての食材評価値算出部26と、比較判別手段としての比較判別部27と、管理者に連絡する電子メール文を生成する電子メール文生成部28と、管理者に連絡することが可能な電子メール部29と、所定のプログラムを記憶しており、食材受付ホームページ19において食材提供者が入力した情報などに基づいて各種処理を行うホームページ制御部30とを備えている。
食材提供者情報記憶部24は、食材提供者の各種情報を記憶するために設けられる。食材提供者の情報としては、自然人、法人、社団などの含む食材提供者の氏名又は名称、住所、連絡先、連絡担当者、電話番号、電子メールアドレスなどが記憶される。
食材情報記憶部25は、後述する食材提供者が入力した食材情報が記憶されるものである。一般的には、評価値が基準値を超える場合の食材の情報のみが記憶されるように構成される。具体的なデータ内容については、後述する。食材情報には食材提供者が撮影した食材の一枚又は複数枚のデジタル写真を含めることができる。
食材評価値算出部26は、後述する食材提供者が入力した食材情報の評価値を算出する計算手段であり、各食材に関する入力結果に対して、予め用意された数式に基づいてその食材の評価値を算出するものである。
比較判別部27は、食材評価値算出部26において算出された評価値と基準値の大小を比較して、管理者の管理コンピュータ(図示せず)にその食材情報を通知するか否かを判別する機能がある。管理コンピュータは食材受付処理サーバ21である場合もある。
電子メール文生成部28は、少なくとも食材提供者情報とその処理に係る食材情報を含んで電子メール文を作成する機能がある。食材情報に食材のデジタル写真が含まれるときは、電子メール文にはそのデジタル写真も含まれる。
図8は本システムを用いて管理者が食材提供者から提供できる食材に関する情報を自動的に取得するシステムの一例を示すフローチャートである。図6〜図8を参照しつつ、本実施形態の動作について説明する。
図8に示すように、食材提供者は会社等のパソコン、携帯電話等から食材受付ホームページ19にアクセスしてホームページの食材提供者登録ページを開き(ステップ1)、食材提供者情報を入力する(ステップ2)。食材受付処理サーバ21(図6、図7参照、以下同様)は入力された食材提供者情報にコードを付けて食材提供者情報記憶部24に記憶する(ステップ3)。
続いて食材提供者は提供できる食材情報を入力し(ステップ4)、食材受付処理サーバ21は入力された食材情報を食材情報記憶部25に一時的に格納するとともに(ステップ5)、食材評価値算出部26においてその食材の評価値を算出し(ステップ6)、比較判別部27がその算出された評価値が基準値よりも良いか否かを判別し(ステップ7)、算出された評価値が基準値と同じか又は良いと判別された場合は電子メール文生成部28が食材提供者情報とその入力に係る食材情報を記載した電子メール文を生成し(ステップ8)、電子メール部29がその生成された電子メール文を管理者コンピュータに送信し(ステップ9)、ホームページ制御部30が食材受付ホームページ19においてその食材に関して「検討中で、連絡を待って下さい。」という意味の表示を行う(ステップ10)。
一方、ステップ7において、算出された評価値が基準値よりも良くないと判別された場
合は、ホームページ制御部30が「今回提示された食材では買い取り又は引き取りができません。」という意味の表示を食材受付ホームページ19で行う(ステップ11)。
そして、食材提供者は、「検討中で、連絡を待って下さい。」という意味の表示があれば、管理者からのメール又は電話等の連絡を待てばよい(ステップ12)。また、「今回提示された食材では買い取り又は引き取りができません。」という意味の表示があった場合は、その食材を売ることを諦めるか、又は食材の提供条件、例えば価格や数量を再検討して、食材情報の再入力を行うことを繰り返しても良い(ステップ12からステップ4へ戻る)。
さらに説明する。
図9はステップ4において食材情報を入力するコンピュータの画面表示の一例である。
この画面には食材種類の選択欄32と、食材の重量入力欄33と、希望売り価格(無料引き取りも含む)入力欄34と、希望する対応期間入力欄35と、コメント入力欄36などが設けられており、これらを食材提供者が入力することによって食材情報が決定されるようになっている。そして、入力された食材情報に基づいて自動的に食材の評価値を食材評価値算出部26が計算して、総合ポイント表示欄37に表示されるようになっている。
例えば、食材の選択欄は、肉類、魚類、野菜類、穀物類、豆類などに分類され、プルダウンメニューなどで各食材を選択できるようになっている。例えば、肉類ならば、牛肉、豚肉、馬肉、鶏肉、……、その他などであり、魚類であれば、まぐろ、かつお、はまち、さんま、いわし、……、その他などである。なお、プルダウンメニューに限らず、ホームページで採用されているその他の選択入力形態を採用することもできる。各食材はそれぞれ一つ一つについてポイントとなる値が予め決定され、システムの記憶装置に記憶されている。例えば、「まぐろ」のポイント値は「いわし」のポイント値よりも高く、「牛肉」のポイント値は「豚肉」のポイント値よりも高いというような設定である。
重量入力欄33は提供できる食材の重量[kg]を数値で入力するものである。希望売り価格入力欄34は食材提供者が希望する売買単価であり、キロ当たりの価格を円で入力する。無料引き取りも選択できるようになっている。
例えば、「まぐろ」のポイント値をa、重量をb[kg]、単価をc(0を除く)[円]とすると、掛算を主とした計算式であれば、a×(X1・b)×(X2・1/c)の合計値とすればよい。また、加算を主とした計算式であれば、(Y1・a)+(Y2・b)−(Y3・c)の合計値とすればよい。なお、X1,X2,Y1,Y2,Y3はそれぞれ「まぐろ」に関する調整係数である。各食材について、それぞれの調整係数を行列のような形で保持している。
つまり、各食材の種類に応じて評価値の高低を決め、食材の量が多ければ評価値が高くなるようにし、食材の単価が安ければ評価値が高くなるように演算式を調整する。また、掛算、加算のみならず、複雑な演算式で引き取り価格の実情を反映する評価値になるようにすることもできる。
このような演算式を適宜、用意しておけば、量が少なく、単価の高い食材の売り要望については、自動的に受け付けないので、食材を売ろうとする人に取引できる目安を知ることができるとともに、ある程度買い取りの可能性のある食材提供者のみ対応すればよいことから、管理者の手間を著しく軽減することができる。
また、食材提供者情報が蓄積してくると、高品質でありながらも定期的に安い食材を提供してくれる農家、農協、漁業組合、食品加工会社などを食材購入の得意先として順次、蓄積できるので、大量の仕入れにも対応できることになる。
また、品質については、人が食べることができる食材であることを絶対の条件とすれば
、副食ペットフード用の高品質な食材を安価に仕入れることができる。
なお、食材評価値として、その他にもトラックで回収に行く場合の手間を考えた食材のある場所の考慮や、食材の蓄積状態、例えば、冷凍庫内に直ぐに出荷できる状態の食材である場合と、畑に多量に栽培されたままの状態になっており、収穫の手間がかかる等の条件を入力する欄を設け、各ポイント値で評価することも可能である。
但し、これらの特別な事情についてはコメント欄に記載するか、管理者との直接の電話連絡等によって交渉することが好ましい。
なお、魚の「まぐろ」を例に取ると、その魚の部位によって、例えば、「トロ」になるような上質部分と、「マグロの皮」では同じ重量であっても食材としての価値が大きく違うものであり、それらの部分を考慮しないで評価値を算出するのは不合理であると考えることもできる。しかし、例え、「マグロの皮」であっても品質が良く、重量が大量で年間を通じて安定して供給され、価格が極端に安い又は無料である場合には、副食ペットフードの原材料として十分に利用できる可能性があるものである。例えば、乾燥して「まぐろの皮」として販売したり、または粉砕してビスケット内に入れるなど、加工方法を考えることで有効活用ができるものである。
本システムは、食材提供者と本システムの管理者の間の双方が利益になる関係を構築することを目的とするので、食材としての間口を広く取り、広く食材提供者の参加を募集することに意義があるものである。
本発明は上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
前記第7発明〜第10発明に係るシステムを副食ペットフードだけでなく、ペットフードの製造に使用する食材にも適用することができる。
さらに、前記第7発明〜第10発明に係るシステムを人間の食材を調達するシステムとしても利用することができる。その場合は、食材調達システムとして本発明を把握することができる。
図1は本発明の第1実施形態に係る副食ペットフード提供システムのフローチャートである。 図2は副食ペットフードを入れる単体容器の一例を示す斜視図である。 図3は複数種類の副食ペットフードを収容する凹部を備えた容器の斜視図である。 図4は副食ペットフードを販売するペットフード店の一例を示す図であり、店間取りの平面図である。 図4は副食ペットフードを販売するペットフード店の一例を示す図であり、店の販売カウンターを示す図である。 図6は本発明の第2実施形態に係る副食ペットフード提供システムの概略構成図である。 図7は食材受付処理サーバによって構成される副食ペットフード提供システムの機能ブロック図である。 図8は本システムを用いて管理者が食材提供者から提供できる食材に関する情報を自動的に取得するシステムの一例を示すフローチャートである。 図9は食材情報を入力する画面表示の一例である。
符号の説明
1…単体容器、4…複体容器、5…凹部、10…凹型容器、11…加熱装置、19…食材受付ホームページ、20…ネットワーク、24…食材提供者情報記憶部、25…食材情報記憶部、26…食材評価値算出部、27…比較判別部、28…電子メール文生成部、29…電子メール部、30…ホームページ制御部。

Claims (10)

  1. 予備処理工場で副食ペットフードを予備加熱して食材の水分量を25重量%〜2重量%にした後、各ペットフード店に配送するとともに、販売時に対応して各ペットフード店にある加熱装置で再加熱した後、その副食ペットフードを販売することを特徴とする、副食ペットフード提供システム。
  2. 請求項1に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、副食ペットフードが動物系食材を用いて製造される、ことを特徴とする副食ペットフード提供システム。
  3. 予備処理工場で副食ペットフードを予備加熱して食材の水分量を25重量%〜2重量%にした後、透明性のある凹型容器に入れ、シールした後、個々の総重量が重量10g〜重量3000gの10品種〜100品種の副食ペットフードをペットフード店の店頭に並べて販売することを特徴とする、副食ペットフード提供システム。
  4. 請求項3に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、前記凹型容器が複数種類の副食ペットフードを収容する複数の凹部を備えており、前記複数種類の副食ペットフードが特定目的のために選択されている、副食ペットフード提供システム。
  5. 請求項3から請求項4のいずれか一項に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、食材を輪切りにしたものを乾燥してチップ形にして前記凹型容器内に収容した、副食ペットフード提供システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、副食ペットフードにサプリメント又は薬剤を混入させた、副食ペットフード提供システム。
  7. インターネットなどのネットワークに接続された食材受付処理サーバを含む副食ペットフード提供システムであって、その副食ペットフード提供システムは、食材提供者が食材を売ることについて情報を入力する食材受付ホームページと、食材を提供できる者の情報を記憶する食材提供者情報記憶手段と、食材提供者が入力した食材情報を記憶する食材情報記憶手段と、入力された食材情報に基づいて食材評価値を算出する食材評価値算出手段と、算出された評価値と基準値を比較してその食材を購入してもよいか否かを判別する比較判別手段と、比較判別手段が食材を購入してもよいと判別されたことに応答して、本システムの管理者に少なくとも食材提供者情報とその食材情報を連絡する電子連絡手段と、比較判別手段が食材を購入することができないと判別したことに応答してアクセスした食材受付ホームページにおいてその食材を購入することができない旨の表示を行うホームページ制御手段とを有したことを特徴とする、副食ペットフード提供システム。
  8. 請求項7に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、前記電子連絡手段が食材提供者情報とその食材情報を記載した電子メール文を生成する電子メール文生成手段と、その電子メール文を送信する電子メール手段とを含んでいる、副食ペットフード提供システム。
  9. 請求項7から請求項8のいずれか一項に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、前記食材評価値算出手段は、入力された食材の種類、食材の量、食材の希望売り価格の各ポイント値を用いて所定演算を行って食材の評価値を算出する、副食ペットフード提供システム。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の副食ペットフード提供システムにおいて、食材受付ホームページの食材情報の入力画面が、食材種類の選択欄と、食材の重量入力欄と、希望売り価格入力欄と、総合ポイント表示欄とを含み、入力された食材情報に基づいて前記食材評価値算出部が食材の評価値を計算して、総合ポイント表示欄にその評価値を表示する、副食ペットフード提供システム。
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