JP2007537669A - Dcオフセットによるキャリア位相不定性補正 - Google Patents

Dcオフセットによるキャリア位相不定性補正 Download PDF

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Abstract

受信器は、キャリア・トラッキング・ループ(CTL)、フィルタ、ルックアップ・テーブル及びローテータを備える。CTLは、同相信号成分及び直交信号成分を有するベースバンド信号を供給する。フィルタは、各成分に関連したDCオフセット・レベルをルックアップ・テーブルに供給し、ルックアップ・テーブルはそれに応じて、位相調節信号をローテータに供給する。ローテータは次いで、キャリア位相不定性を補正するために位相調節信号の関数としてベースバンド信号を回転させる。

Description

本発明は一般に通信システムに関し、特に受信器に関する。
ATSC−DTV(米国高度テレビジョン方式委員会・ディジタル・テレビジョン)システム(例えば、United States Advanced Television Systems Committee, 「ATSC Digital Television Standard」, Document A/53, September 16, 1995、及び「Guide to the Use of the ATSC Digital Television Standard」, Document A/54, October 4, 1995参照。)のような、現代のディジタル通信システムでは、高度変調、チャネル符号化及び等化が通常、施される。ATSC−DTVでは、変調システムは、平均信号電力を11.3dB下回る抑制キャリア周波数で、微小な同相パイロットが付加された抑制キャリア残留側波帯(VSB)変調から成る。
残念ながら、受信ATSC−DTV信号の処理において、受信器復調器手法は一般に、その位相及び時間の検出器の設計による固有のキャリア位相及び/又はシンボル・タイミングの不定性を有する。
本発明の原理によれば、受信器は、信号に関連した少なくとも1つのDCオフセット・レベルを供給するフィルタと、少なくとも1つのDCオフセット・レベルの関数として信号の位相を補正する位相補正器とを備える。
本発明の実施例では、ATSC受信器は、キャリア・トラッキング・ループ(CTL)、フィルタ、ルックアップ・テーブル及びローテータを備える。CTLは、同相信号成分及び直交信号成分を有するベースバンド信号を供給する。フィルタは、各成分に関連したDCオフセット・レベルをルックアップ・テーブルに供給し、ルックアップ・テーブルはそれに応じて、位相調節信号をローテータに供給する。ローテータは次いで、キャリア位相不定性を補正するために、位相調節信号の関数としてベースバンド信号を回転させる。
本発明の別の実施例では、ATSC受信器は、キャリア・トラッキング・ループ(CTL)、フィルタ、及び位相補正器エレメントを備える。CTLは、同相信号成分及び直交信号成分を有するベースバンド信号を供給する。フィルタは、各成分に関連したDCオフセット・レベルを位相補正器エレメントに供給する。後者は、少なくとも2つの動作モード(トラック・モード及びホールド・モード)を有する。トラック・モードでは、位相補正器エレメントは、ベースバンド信号の位相不定性をトラッキングし、ベースバンド信号の各成分に関連したDCオフセット・レベルの関数としてベースバンド信号の位相を調節する。ホールド・モードでは、位相補正器エレメントはベースバンド信号の位相不定性をトラッキングせず、固定の位相調節をベースバンド信号に施す。
本発明の概念以外では、添付図面に示したエレメントは周知であり、詳細に説明しない。更に、テレビジョン放送及び受信器をよく知っていることを前提とし、本明細書には詳細に説明しない。例えば、本発明の概念以外では、TV標準(NTSC(米国テレビジョン方式委員会)、PAL(位相反転走査線)、SECAM(順次式カラー・メモリ)及びATSC(高度テレビジョン方式委員会)(ATSC)の現在の勧告、及び提案されている勧告をよく知っていることを前提とする。同様に、本発明の概念以外では、送信の概念(8値残留側波帯(8−VSB)、直交振幅変調(QAM)など)と、受信器構成部分(無線周波数(RF)フロントエンドなど)、又は受信器部(低雑音ブロック、チューナ、復調器、相関器、漏れ積分器、及び二乗器など)とを前提とする。同様に、伝送ビット・ストリームを生成するフォーマッティング及び符号化の方法(動画像専門家グループ(MPEG)−2方式標準(ISO/IEC(13818−1))は周知であり、本明細書では説明しない。更に、本発明の概念は、そういうものとして本明細書では説明しない通常のプログラミング手法を用いて実施することができる。最後に、添付図面上の同じ符号は同様なエレメントを表す。
本発明の概念を説明する前に、ATSC−DTVシステムに用いる、従来技術の受信器100の構成図を図1に示す。当該技術分野において知られているように、以下に説明する信号路の一部は複素である。受信器100は、復調器150及び信号処理エレメント190を備える。入力信号101は、上記「ATSCディジタル・テレビジョン標準」によるディジタルVSB変調信号を表しており、FIFヘルツの特定のIF(中間周波数)、又はベースバンド近くでセンタリングされている。(以下に更に説明する)復調器150は入力信号101を復調し、復調信号151を信号処理エレメント190に供給する。信号処理エレメント190は復調信号151を処理して出力信号171を供給し、出力信号171は、当該技術分野において知られている、伝送層のMPEG−2シリアル又はパラレルのデータ・パケット及び制御信号を表す。図1に示すように、信号処理エレメント190は、以下の処理エレメント、すなわち、同期検出エレメント155、等化器160、前方誤り訂正(FEC)復号器165及び出力フォーマッティング器170を更に備える。同期検出エレメントはセグメント同期信号及びフィールド同期信号を復元し、後の受信器ブロックに情報を供給する。等化器160は、通信チャネル又は更なるフィルタリングによって受信信号にもたらされる線形歪みを補償する。FEC復号器165は、トレリス復号化、デインタリーブ、リードソロモン(RS)復号化及び乱数化解除の機能を行う。最後に、出力フォーマッティング器170は、受信器100の他の構成部分(図示せず)によって用いるために信号171を介して伝送層のMPEG−2シリアル又はパラレルのデータ・パケット及び制御信号を供給する。
復調器150に戻れば、かつ、図1に示すように、このエレメントは、アナログ・ディジタル変換器(ADC)105、自動利得制御(AGC)110、キャリア・トラッキング・ループ(CTL115)、DC除去器120、パルス・シェーピング・エレメント125、及びシンボル・タイミング・ループ(STL)130を備える。入力信号101は、サンプリングされた信号に変換するためにADC105によって(例えば、25.14MHzで)サンプリングされ、サンプリングされた信号は次いで、AGC110によって利得制御される。AGC110は、信号フェージングのような外部の障害にもかかわらず安定なレベルに信号電力を調節し、利得制御された信号114をCTL115に供給する。CTL115は上記サンプリング・レートで動作し、利得制御された信号114をベースバンドにダウンコンバートし、送信器キャリアと受信器チューナ局所発振器(LO)(図示せず)との間の周波数オフセットを更に補正してベースバンド信号116(複素信号)を供給する。DC除去器120は次いで、VSBパイロット・キャリア・ダウンコンバージョンから生じ得るベースバンド信号116からのDCオフセットを除去する。DC除去器120は通常、例えば1KHzの非常に低い帯域の低域通過フィルタ(LPF)である。DC除去器120は、図ではル―ト・レイズド・コサイン・パルス・シェーピング・フィルタであるパルス・シェーピング・エレメント125に信号121を供給する。結果として生じる、パルス・シェーピングされた信号は次いでSTL130に供給され、STL130は、10.76MHzの平均シンボル・レートへのサンプル・レート変換を行い、復調信号151を供給する。
前述のように、受信器復調器手法は一般に、その位相及び時間の検出器の設計による固有のキャリア位相及び/又はシンボル・タイミングの不定性を有する。
その結果、復調器がロックすると、受信器の後のブロックに送る出力サンプルは、正しく、かつ最も適切な値を有しない場合がある。このことは、後のブロックが、考えられるこうした不定性を補正し、考えらえるこうした不定性を蒙る恐れがないか、又は標準以下であり、かつ、場合によっては、受け入れることができない特性で動作しなければならないことを示唆している。実際に、より良好かつ高速の等化器コンバージェンスを達成するために、特に等化器が、(複素ではなく)実であり、(分数間隔ではなく)シンボル間隔の等化器である場合に、等化前にこうした復調器不定性を補正することが、多くの場合、望ましい。
したがって、かつ、本発明の原理によって、受信器は、信号に関連した少なくとも1つのDCオフセット・レベルを供給するフィルタと、少なくとも1つのDCオフセット・レベルの関数として信号の位相を補正する位相補正器とを備える。
本発明の原理による、例証的なテレビジョン受像機10の概要レベル構成図を図2に示す。テレビジョン(TV)受像機10は、受信器15及びディスプレイ20を含む。例証的には、受信器15はATSC互換受信器である。なお、受信器15は、NTSC(米国テレビジョン方式委員会)互換でもあり得る(すなわち、TV受像機10がNTSC放送又はATSC放送からのビデオ・コンテンツを表示することができるようにNTSC動作モード及びATSC動作モードを有するものでもあり得る)。本発明の概念の説明を簡単にするために、ATSC動作モードのみを本明細書で説明する。受信器15は、例えば、その上でビデオ・コンテンツを視るためにディスプレイ20に印加するHDTV(高品位TV)ビデオ信号をそこから復元するよう処理するために放送信号11を(例えば、アンテナ(図示せず)を介して)受信する。
本発明の原理によれば、受信器15は、キャリア位相不定性を補正する復調器を含む。受信器15の適切な部分の例証的な構成図を図3に示す。復調器200は、IF周波数(FIF)又はベースバンド近くでセンタリングされており、6MHz(百万ヘルツ)に等しい帯域幅を有する信号101を受信する。以下に更に説明するように、復調器200は、キャリア位相不定性を補正し、復調された受信ATSC−DTV信号151を信号処理エレメント190に供給する。信号処理エレメント190は前述のように、復調信号151を処理して出力信号171を供給し、出力信号171は、当該技術分野において知られているように伝送層のMPEG−2のシリアル又はパラレルのデータ・パケット及び制御信号を表す。この例証的な実施例では、復調器200は、0°、90°、180°又は270°のキャリア位相不定性を補正するものとする。
次に図4を参照すれば、復調器200の適切な部分の例証的な構成図を示す。復調器200は、CTL115、DC除去器220(本明細書において、フィルタ220としても表す)及び位相補正エレメント280を備える。該エレメントは、位相補正器290(本明細書において、ローテータ290としても表す)及び位相ルックアップ・テーブル295を備える。図4に示さない復調器200の他の構成部分は、前述しており、図1に示すものと同様である。
本発明の原理によれば、復調器200は、VSBパイロット・キャリア信号からの情報を用いることによってキャリア位相不定性を補正する。特に、VSB仕様(例えば、前述のATSC Document A/53 (September 16, 1995)には、ゼロ度(0°)位相基準と同相のVSB信号に付加される微小キャリアとしてのパイロット信号が記載されている。パイロット信号の目的は、復調器のロック基準として用いるものである。CTL115がロックされると、パイロット信号は、ベースバンド信号116において一定の「DCレベル」として現れ、DC除去器220によって除算される。しかし、ベースバンド信号116において同相(I)成分も直交(Q)成分も供給する復調器の場合には、ロックされると復調器のべースバンド出力におけるDCレベルとしてパイロット・キャリア信号が現れるので、DCレベルの極性(+/−)と、一定のDCレベルの信号を含む特定の成分(I/Q)とを観察することによってキャリア位相回転を判定することが可能である。これは図5の表1に示し、表1は、関連したI値及びQ値を特定の回転度について示す。例えば、べースバンド信号116を90°回転させた場合、ベースバンド信号116のQ成分は正(+)のDCレベルを含み、ベースバンド信号116を180°回転させた場合、ベースバンド信号116のI成分は負(−)DCレベルを含む。
表1に関しては、この表は、以下の式を用いることによって得られる。
Ibaseband=DC*(cos(Rotation))+j*sin(Rotation))、及び (1)
Qbaseband=DC*(sin(Rotation)+j*cos(Rotation)) (2)
ここで、DCはパイロット信号のレベルに比例する一定値に等しく、Rotationは、ロック状態下の復調器の固定回転値に等しい。
元々送信されたゼロ位相入力ベースバンド信号が
Vs=Iin+j*Qin (3)
の場合、受信信号を不定に回転させると、以下が生じる。
Vrotated=Vs*exp(j*Rotation) (4)
ここで、Vrotatedは図4のベースバンド信号116である。そういうものとして、受信された、補正されていない信号は、
Vrotated=Iin’+j*Qin’ (5)
である。
次に図6の表2に移れば、この表は、図4に示すエレメントの動作を更に示す。前述のように式(5)から、ベースバンド信号116は、それぞれIin’及びQin’として表すI成分及びQ成分を示す。DC除去器220は、VSBパイロットによって生じるDCオフセットをベースバンド信号116から除去し、信号221を位相補正器290に供給する(DC除去器220のこの部分は、図1のDC除去器120のものと同様に機能する)低域通過フィルタである。更に、DC除去器220は、信号291によって、ベースバンド信号116のI成分上及びQ成分上に存在しているDC極性の測定も備える。位相補正器290は、信号296の制御下で信号221(及び、よってベースバンド信号116)の位相を調節し、これは、図6の表2によって位相ルックアップ・テーブル295によって判定される。例えば、ベースバンド信号116を90°回転させた場合、ベースバンド信号116のQ成分(Qin’)は、正(+)のDCレベルを含む。この不定性を取り除くために、位相ルックアップ・テーブル295は、負(−)の90°、信号221を回転させるよう図4の位相補正器290を、信号296を介して制御する。図6の表2から分かり得るように、これは、信号221の同相成分Ioutを信号221の直交成分Qin’に設定し、信号121の直交成分Qoutを信号221の同相成分−Iin’の負数に設定することによって達成することが可能である。(この意味合いで、ベースバンド信号116の同相成分及び直交成分、並びに信号121の同相成分及び直交成分への、本明細書中の参照は、交換できる。)別の例として、ベースバンド信号116の位相不定性が270°であるものとする。この場合、信号116の直交成分Qin’において負のDCオフセットが存在することになる。この回転を補正する(ねじり戻す)ために、位相ルックアップ・テーブル295は、負(−)270°、信号221を回転させるよう、信号296を介して図4の位相補正器290を制御する。図6の表2から分かり得るように、これは、信号221の直交成分Qin’の負数に信号121の同相成分Ioutを設定し、信号221の同相成分Iin’に信号221の直交成分Qoutを設定することによって達成することが可能である。
手短に図7に移れば、受信器15において用いる、本発明の原理による例証的な流れ図を示す。工程310では、複素信号の各成分のDC極性が判定される。工程315では、位相調節が、判定されたDC極性の関数として選択される。更に、工程320では、複素信号の位相が、選択された位相調節に応じて調節される。
本発明の原理による位相補正エレメント280の概括的な動作は前述の通りであるが、位相補正エレメント280が制御信号292を有することが図4から分かるはずである。制御信号292は、位相補正エレメント280の動作モードを制御し、受信器15のプロセッサ(図示せず)によって供給される。この例では、位相補正エレメント280は、2つの動作モード(トラック・モード及びホールド・モード)を有する。しかし、本発明の概念は、それほど限定されるものでない。トラック・モードでは、位相補正エレメント280は前述のように機能し、位相ルックアップ・テーブル295は、ベースバンド信号116をねじり戻すのに必要である適切な位相シフトを判定し、この判定位相シフトを位相補正器290に信号296を介して供給する。しかし、ホールド・モードでは、位相補正エレメント280はベースバンド信号116をトラッキングしないが、現在の位相調節をホールドする。特に、位相ルックアップ・テーブル295は、ベースバンド信号116に存在しているDCオフセットにかかわらず、信号296上に存在している値をホールドする。すなわち、位相補正エレメント280は、トラック・モードにある間にのみベースバンド信号116をトラッキングする。図では、位相補正エレメント280は、復調器200が獲得モードにある場合にトラック・モードにある。復調器200が入力信号101を獲得し、入力信号101にロックすると、位相補正エレメント280は、(例えば、前述のプロセッサ(図示せず)によって)ホールド・モードに設定される。これは、安定出力信号を受信器15における残りのブロック(図4に示さず)に供給するものである。復調器200が入力信号101にロックされると、更なる処理((図1に示す)信号処理エレメント190の等化器160によるものなど)によって、入力信号101における更なる変動がトラッキングされることになる。よって、復調器200が入力信号101を獲得した後、受信器15がロックを失い、再獲得する必要があるまでホールド・モードにおける安定状態に留まる。
次に図8を参照すれば、受信器15に用いる、本発明の原理による別の例証的な流れ図を、前述のトラック動作モード及びホールド動作モードの意味合いで示す。図8の流れ図は、工程305及び工程325の追加以外は、図7の流れ図と同様である。工程305では、動作モードが判定される。動作モードがトラック・モードの場合、工程310、315及び320が前述のように行われる。しかし、動作モードがホールド・モードの場合、複素信号の位相が、最後に選択された位相調節によって工程325で調節され、複素信号の現行のDC極性とは無関係である。
なお、表1及び表2に示すDC極性の同相値及び直交値は完全な入力信号の理想的な状態を表す。現実には、雑音や、理想的でない他の状態によって、これらの値の一方又は両方が非ゼロであることが考えられる。すなわち、表2のDC極性エントリでは、ゼロの値は、雑音等による低いDC値を有し得る。そういうものとして、この可能性に対処するために、位相補正エレメント280は、DC極性値の振幅を用い、どの信号がゼロ値から最も遠いかをみるよう比較する。これが判定されると、位相補正エレメント280は、正であるか、又は負であるかをみて、よって、表2において用いるエントリを判定するようゼロから最も遠い値を有する、ベースバンド信号116の成分を検査する。すなわち、2つの値のうちの低いほうがゼロとして扱われ、2つの値のうちの高いほうが「DC」として扱われる。
本発明の概念は、VSB復調器によって説明したが、送信された信号において1つ若しくは複数のパイロット・キャリア又はフル・キャリアが存在しているキャリア位相不定性を備える何れかのディジタル復調器に適用することができる。同様に、本発明の概念は、ディジタル・システムのみならず、アナログにも適用される。更に、他の変形が考えられる。例えば、検出器280を、受信器内の他の位置(図1のSTL130の後等など)に配置させ得る。
そういうものとして、前述は本発明の原理を例証するものに過ぎない。よって、本明細書に明示していないが、本発明の原理を実施し、その趣旨及び範囲内にある別の数多くの配置を考え出すことができるものである。例えば、別個の機能エレメントの意味合いで例証しているが、こうした機能エレメントは、1つ又は複数の集積回路(IC)上に実施することができる。同様に、別個のエレメントとして示しているが、そうしたエレメントの何れか又は全てを、関連したソフトウェア(例えば、図示した(例えば、図7等の)1つ又は複数の工程に相当する)を実行するストアード・プログラム制御プロセッサ(例えば、ディジタル信号プロセッサ)において実施することができる。更に、TV受像機10内に組み込まれたエレメントとして示しているが、その中のエレメントは、その何れかの組み合わせにおいて別々の装置に分散させることができる。例えば、図2の受信器15は、装置又はボックス(装置から物理的に別個のセットトップ・ボックスなど)若しくはディスプレイ20等を組み入れたボックスの一部であり得る。更に、地上波放送の意味合いで説明しているが、本発明の原理は、他のタイプの通信システム(例えば、衛星、ケーブル等)に適用可能である。よって、数多くの修正を例証的な実施例に行うことができ、特許請求の範囲記載の、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の配置を考え出すことができるものとする。
従来技術のATSC受信器の構成図である。 本発明の原理を実施する受信器の例証的な概要レベルの構成図である。 本発明の原理を実施する受信器の例証的な部分を示す図である。 本発明の原理を実施する受信器の例証的な部分を示す図である。 表1を示す図である。 表2を示す図である。 本発明の原理による例証的な流れ図である。 本発明の原理による例証的な流れ図である。

Claims (10)

  1. 受信器であって、
    パイロット信号を含む受信信号をダウンコンバートして、前記受信されたパイロット信号の前記ダウンコンバートから生じるDCオフセット・レベルを有するダウンコンバート信号を供給するダウンコンバータと、
    前記ダウンコンバート信号から前記DCオフセット・レベルを除去して、フィルタリングされた信号を供給するフィルタと、
    前記ダウンコンバート信号の前記DCオフセット・レベルの関数として、前記フィルタリングされた信号の位相を補正する位相補正器とを備えることを特徴とする受信器。
  2. 請求項1記載の受信器であって、前記位相補正器は、
    前記DCオフセット・レベルからキャリア位相補正値をもたらすルックアップ・テーブルと、
    前記フィルタリングされた信号を前記キャリア位相補正値、回転させて位相を補正するローテータとを備えることを特徴とする受信器。
  3. 請求項1記載の受信器であって、前記受信信号が、ATSC−DTV(高度テレビジョン方式委員会‐ディジタル・テレビジョン)信号を表すことを特徴とする受信器。
  4. 請求項1記載の受信器であって、前記受信信号は、同相成分及び直交成分を有する複素信号であり、前記ダウンコンバータは、成分毎にDCオフセット・レベルを供給することを特徴とする受信器。
  5. 請求項1記載の受信器であって、前記DCオフセット・レベルは、前記受信信号に関連した位相不定性を表し、前記位相補正器は、ホールド動作モードにおいて前記位相補正器が、前記受信信号の前記位相不定性をトラッキングしないようなホールド動作モードを有することを特徴とする受信器。
  6. 受信器において用いる方法であって、
    (a)パイロット信号を含む受信信号をダウンコンバートして、前記受信されたパイロット信号の前記ダウンコンバートから生じるDCオフセット・レベルを有するダウンコンバート信号を供給する工程と、
    (b)前記DCオフセット・レベルを除去するよう前記ダウンコンバート信号をフィルタリングして、フィルタリングされた信号を供給する工程と、
    (c)前記ダウンコンバート信号の前記DCオフセット・レベルの関数として、前記フィルタリングされた信号の位相を補正する工程とを備えることを特徴とする方法。
  7. 請求項6記載の方法であって、前記補正する工程は、
    キャリア位相補正値をもたらすよう前記DCオフセット・レベルによってルックアップ・テーブルをアドレス指定する工程と、
    前記フィルタリングされた信号を前記キャリア位相補正値、回転させて位相を補正する工程とを備えることを特徴とする方法。
  8. 請求項6記載の方法であって、前記受信信号が、ATSC−DTV(高度テレビジョン方式委員会‐ディジタル・テレビジョン)信号を表すことを特徴とする方法。
  9. 請求項6記載の方法であって、前記受信信号は、同相成分及び直交成分を有する複素信号であり、前記ダウンコンバートする工程は、成分毎にDCオフセット・レベルを供給することを特徴とする方法。
  10. 請求項6記載の方法であって、前記DCオフセット・レベルは、前記受信信号に関連した位相不定性を表し、
    いくつかの動作モードのうちの1つを選択する工程を更に備え、
    少なくとも1つの動作モードは、トラック・モードが選択された場合、工程(c)が前記受信信号の位相不定性をトラッキングするようなトラック・モードであり、
    別のモードは、ホールド・モードが選択された場合、工程(c)は前記受信信号の前記位相不定性をトラッキングしないようなホールド・モードであることを特徴とする方法。
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