JP2007534376A - 歯条片のための個別パッケージの形の歯条片カバー - Google Patents

Abstract

本発明は、人工歯（１）のためのパッケージであって、歯条片（３）が設けられており、この歯条片（３）が歯収容部を有しており、この歯収容部に人工歯が配置されている。本発明によれば、歯条片にはカバー（４）が配置されており、このカバーは歯条片と共に、歯を収容するための中空室を取り囲んでいる。

Description

本発明は、人工歯のためのパッケージであって、歯条片が設けられており、この歯条片が歯収容部を有しており、この歯収容部に人工歯が配置されている形式のものに関する。

義歯のための人工歯は、個々に作製された義歯を装着する完全なセットの形で提供される。通例ではこれらの人工歯は条片に取外し可能に差し込まれている。条片及び歯のこの装置を以下に歯条片と呼ぶ。通常ではこのような歯条片は製造者により固定されずに、例えばほぼ靴箱サイズの引出し内で納品される。卸売り業者は、これらの引出しが格納される、場所を取る棚を保持せざるを得ない。次いで個々の歯科技工室への発送時には個々の歯が条片から剥がれてしまうことが頻繁にあり、このことは、探して分類する手間又は紛失につながる。

そこで本発明の根底にある課題は、公知の歯条片を改良することである。

歯条片にカバーが配置されており、このカバーが歯条片と共に、歯を収容するための中空室を取り囲んでいることにより、前記課題が簡単に解決されることが判った。すなわち、それぞれの条片には取外し可能なカバーを個々に設けることにより、このカバーは歯条片と一緒に閉鎖可能なパッケージを形成する。発送時の剥れは紛失の原因とはならず、形成された箱は判断に基づき積重ね可能になっており、埃から保護されており、倉庫管理者は、幾つのユニットを補充注文するべきなのかがより簡単にわかる。

有利には、装置は、カバーが閉じられている場合には条片から歯が剥がれることが不可能であるように中空室が寸法取りされていることを特徴としている。

歯１がワックスから成る歯収容部２に一列に貼り付けられている。この歯収容部は歯条片３の切欠き内に配置されている。歯１が緩められた場合にもこれらの歯１の配置が保持されるように、カバー４が密に接触していることが適切である。このためには、有利にはカバー４の形状が、歯１を装着された歯条片３のトポグラフィに適合される。図面では、真っ直ぐな傾斜した段５を有する段形状若しくは階段形状が生じており、この段形状若しくは階段形状が、装着された歯条片３の輪郭を模写していることが判る。この構造は、緩められた場合にそれぞれの歯１が別の歯に対して相対的な位置を保持するようにカバー４が密に接触していることをもたらす。図面ではより良好に見渡せるように、カバー４が歯条片の縁部を超えて右側へ突出している。

本発明の構成の概略図である。

Claims (5)

1. 人工歯（１）のためのパッケージであって、該パッケージに歯条片（３）が設けられており、該歯条片（３）が、歯収容部（２）を有しており、該歯収容部（２）に人工歯（１）が配置されており、歯条片（３）にカバー（４）が配置されており、該カバー（４）が、歯条片（３）と共に、歯（１）を収容するための中空室を取り囲んでおり、閉じられたカバー（４）が、少なくとも１つの歯（１）にそれぞれ少なくとも一点で接触し、該点が、歯収容部（２）に向かい合って配置されていることを特徴とする、人工歯（１）のためのパッケージ。
2. 中空室が、カバーが閉じられている場合には歯条片（３）から歯（１）が剥がれることが不可能であるように寸法取りされている、請求項１記載の装置。
3. カバー（４）が、内側に少なくとも１つの突出部を有しており、該突出部が、少なくとも１つの歯（１）に接触している、請求項１又は２記載の装置。
4. 前記突出部が、１つ又は複数の段（５）の形で形成されている、請求項３記載の装置。
5. カバー（１）が、透明な材料から作製されている、請求項１から４までのいずれか１項記載の装置。

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