JP2007534195A - パケットデータ通信 - Google Patents

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Abstract

インターネットパケットは、インターネットパケットの送信元アドレスを特定するフィールドと、インターネットパケットの宛先アドレスを特定するフィールドと、拡張ヘッダがヘッダに続くか否か及び拡張ヘッダの種類を特定する次ヘッダフィールドとを含むヘッダフィールドとを有する。拡張ヘッダは、ホップバイホップオプションヘッダを示し、ホップバイホップ拡張ヘッダは、拡張フィールドの読出がルータにおいて任意であることを示すルータアラートオプションヘッダと、パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードについての情報を提供するフィールドとを含む。これにより、例えば、モバイルインターネットプロトコル(IP)をサポートするために必要な情報をゲートウェイサポートノードに提供することができる。なお、ルータアラートオプションフィールドを提供することによって、ルータは、ホップバイホップオプションフィールドの残りの部分を読み出す必要がない。この結果、ルータが全てのホップバイホップ拡張フィールドを読み出す必要がある場合に生じる、インターネットパケットをルーティングする際のルータの性能の低下を抑制できる。

Description

本発明は、インターネットプロトコルに基づいて通信されるインターネットパケット及びインターネットパケットデータ通信システムに関する。
幾つかの実施形態では、インターネットパケットは、モバイルインターネットプロトコル(IP)機能を提供するIpv6インターネットプロトコルに適用される。
特に、本発明の実施形態は、パケット無線ネットワークを含むパケットデータ通信システムに適用される。一実施形態においては、パケットデータネットワークは、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:以下、GPRSという。)規格に基づいて動作する。
GPRSは、移動ノードに/から第2世代(例えば、GSM)又は第3世代(例えば、UMTS)移動無線ネットワークを用いて効率的にデータのパケットを通信するために開発された。GPRSは、例えば、インターネットデータパケット等のデータパケットを通信する際、ネットワーク及び無線リソースを最適化するよう試みるパケット指向サービスをサポートする。
一般に、GPRSネットワークは、他のデータパケット通信ネットワークに接続され、このデータパケット通信ネットワークは、更に他のデータパケット通信ネットワークに接続していてもよい。GPRSネットワークは、外部のパケットデータ通信ネットワークと、GPRSネットワークに接続されたノードとの間のインタフェースを提供し、ノードとのインターネットパケットのための複数のベアラを提供するゲートウェイサポートノード(gateway support node:以下、GGSNという。)を備える。
インターネットエンジニアリングタスクフォース(Internet Engineering Task Force:IETF)によって開発されたインターネットプロトコルは、電気通信ネットワークを介してパケットデータを通信する一般的なプロトコルとなった。インターネットプロトコルのバージョン4(Ipv4)は、標準化され、多くの固定ネットワークに普及したが、改善された機能を提供するために、インターネットプロトコルのバージョン6が開発された。これらの改善の1つとして、IPセッションの間、ホームネットワークから移動先ネットワークに移動する移動ノードに/からインターネットパケットを通信することが可能になった[非特許文献1]。一般に後述する経路最適化として知られる処理に続いて、それぞれ移動ノード(MN)から及び移動ノードに設定されているIPデータパケットのヘッダ内の送信元及び宛先アドレスが、MNローミングの結果、移動先ネットワークに変更される。
移動ノードは、GPRSネットワークに接続されている通信相手ノード(CN)とインターネットパケットを通信できる。この結果、GPRSネットワークのGGSNは、適切なベアラを介して、通信相手ノードにインターネットパケットをルーティングするよう構成する必要がある。この通信相手ノード自体も移動ノードであってもよい。移動ノードが、移動先ネットワークの中間セッション(mid-session)に移動すると、GGSNは、適切なベアラを介して、通信相手ノード(移動ユーザ機器)にインターネットパケットをルーティングする必要がある。移動ノードがホームネットワークに接続された際、セッション開始が確立された時点で、GGSNによって適切なベアラがセットアップされている。したがって、ベアラのためのパラメータは、移動ノードのホームアドレスを送信元アドレスとして参照して確立されてしまう。しかしながら、上述したように、インターネットパケットのヘッダの送信元アドレスは、セッションの間、ホームネットワークに接続された際の移動ノードのホームアドレスから、移動ノードが移動先ネットワークに移動した後に、気付アドレス(care-of-address)に変化する。
係属中の英国特許出願第0226289.7号、第0222187.7号、第0230336.0号、第0222161.2号及び第0230335.2号には、ホップバイホップフィールドとして知られるIPv6における拡張ヘッダフィールドに移動ノードのホームアドレスを格納する手法が開示されている。これにより、適切なベアラがセットアップされた送信元アドレスをMNのホームアドレスが提供するので、GGSNは、GPRSネットワークに接続された通信相手ノード(correspondent node:以下、CNという。)にIPデータパケットをルーティングすることができる適切なベアラを特定できる。ここで、Ipv6規格では、ホップバイホップオプションが選択された場合、MNからCNにインターネットデータパケットをルーティングする通信パスに沿った全てのルータは、ホップバイホップフィールド内のMNのホームアドレスを読み出す必要がある。この結果、ルータは、移動ノードのホームアドレスを読み出すが、このアドレスは、ルータに関連していこともあり、したがって、この要求により、ルータによって構成されたネットワークの性能が低下する。
英国特許出願番号第0226289.7号 英国特許出願番号第0222187.7号 英国特許出願番号第0230336.0号 英国特許出願番号第0222161.2号 英国特許出願番号第0230335.2号 D. Johnson, C. Parkins, J. Arkko,"Mobility in Ipv6", Internet Draft, Internet Engineering Task Force, 20 January 2003. R. Steele, C-C Lee and P. Gould,"GSM, cdmaOne and 3G Systems," published by Wiley International ISBN 0 471 491853 S. Deering and R. Hinden, "Internet Protocol (Version 6 (IPv6) Specification, Request for Comments 2460, Ipv6 standards document, www. ietf. org/r ISc/rfc2460. txt C. Partridge and A. Jackson, Ipv6 Router Alert Option, Request for Comments 2711, Ipv6 standards document, www.ietf.org/rfc/rfc2711.txt
本発明に係るインターネットパケットは、インターネットパケットの送信元アドレスを特定するフィールドと、インターネットパケットの宛先アドレスを特定するフィールドと、拡張ヘッダがヘッダに続くか否か及び拡張ヘッダの種類を特定する次ヘッダフィールドとを含むヘッダフィールドとを有する。拡張ヘッダは、ホップバイホップオプションヘッダを示し、ホップバイホップオプション拡張ヘッダは、拡張フィールドの読出がルータにおいて任意であることを示すルータアラートオプションヘッダと、パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードについての情報を提供するフィールドとを含む。
同じ出願人による係属中の英国特許出願第0226289.7号に説明されているように、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドに移動ノードのホームアドレスを提供することによって、モバイルIP機能をサポートする際、パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードと、データ通信ネットワークとの相互動作が実現される。しかしながら、移動ノードと通信相手ノードとの間の通信パス上の全てのルータがホップバイホップ拡張ヘッダの全てのデータを読み出す必要があると、ルータによって構成されたネットワークの性能が低下する虞がある。ホップバイホップ拡張ヘッダ内にルータアラートオプションフィールドを提供することによって、比較的短い指示により、ホップバイホップフィールドがゲートウェイサポートノードについての情報を提供していることを示すことができ、したがって、ルータによって読み出す必要がないことを示すことができる。これにより、ルータがホップバイホップフィールドを読み出すために生じる潜在的な性能の劣化を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、インターネットパケットは、Ipv6仕様に基づいて生成され、ルータ及びパケット無線ネットワークは、Ipv6仕様書をサポートする。Ipv6ルータアラートオプション規格に基づき、ルータアラートオプションフィールドの最初の3ビットをゼロに設定し、このルータアラートオプション種類を認識しない全てのルータは、ホップバイホップフィールド内の情報をスキップする。幾つかの具体例(以下で、説明する)では、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドの残りの部分に、少なくとも128ビットのアドレスを含ませてもよい。www.ietf.org/rfc/rfc2460txtに定義されているIP−Ipv6仕様書[非特許文献3]によれば、パケットの通信パスに沿った全てのノードにおいて、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドを読み出し、処理する必要がある。ノード又はルータが読み出す必要がある情報を、メッセージの残りの部分がパケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードのみに関連していることを示す比較的短いフィールド(3ビット)にすることにより、ホップバイホップフィールドの全体を読み出すことに比べて、性能に影響する処理負担を比較的小さくすることができる。
一具体例においては、ゲートウェイサポートノードは、IPセッションがセットアップされた際のインターネットパケットの送信元アドレスに基づいて、移動ノードから、パケット無線ネットワークを介して、ネットワークに接続されたCNにインターネットパケットを通信するためのパケットデータベアラを確立する。セッションの間に、移動ノードが移動先ネットワークに移動した結果、ベーシックIpv6ヘッダ内のインターネットパケットの送信元アドレスが変化した場合、ゲートウェイサポートノードは、送信元アドレスを認識しなくなり、インターネットパケットを除外する。パケット無線ネットワークに亘るベアラを確立する際に用いられた元の送信元アドレス(ホームアドレス)は、ホームアドレスと呼ばれる。ホップバイホップ拡張ヘッダにホームアドレスを格納することによって、ゲートウェイサポートノードは、ベーシックIpv6ヘッダのインターネットパケットの送信元アドレスが、ゲートウェイサポートノードにとって未知の気付アドレスに変化しても、適切なベアラを特定できる。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲に定義されている。これらの側面には、ゲートウェイサポートノード及びインターネットパケットの通信方法が含まれる。
モバイルパケット無線ネットワークアーキテクチャ
データパケット通信をサポートするよう構成された移動無線パケットネットワークの例示的アーキテクチャを図1に示す。このアーキテクチャの詳細は、添付資料1に開示されている。本発明の実施形態及びこの実施形態によって提供される利点を明瞭にするために、以下、簡単な説明を行う。図1に示す移動無線パケットネットワークは、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)/ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)規格に準拠し、汎用陸上無線アクセスネットワーク部分(Universal Terrestrial Radio Access Network part:UTRAN)と呼ばれる陸上無線ベアラを介して、ネットワークに接続されたノードにインターネットデータパケットを通信する移動無線パケットネットワークを提供する。移動無線パケットネットワークは、外部パケットデータ通信ネットワーク(PDN)212と、GPRS/UMTSネットワークに接続されたノードとの間にインタフェースを提供するゲートウェイサポートノード(GPRS Gateway Support Node:GGSN)100を備える。これらのノードは、UTRAN無線インタフェースを介して通信を行うので、通常、移動ノードであってもよい。なお、以下の説明では、移動無線パケットネットワークに接続される移動ユーザ機器(UE)116、118を通信相手ノードCNと呼ぶ。後述するように、GPRS/UMTSネットワークは、GGSN100から通信相手ノードCNに、及び通信相手ノードCNからGGSN100にインターネットパケットを通信する複数のパケットデータベアラを提供する。通常、GGSN100によって通信相手ノードCNから受信したパケットは、移動無線パケットネットワークから外部PDN212に送り出すことができる。これらのパケットは、外部PDN212又は他のネットワークに接続された他のノードに宛てられてもよく、パケットは、外部PDN212を介してこれらのノードに到着する。
モバイルIpv6経路最適化
経路最適化は、インターネットプロトコル規格バージョン版6(Ipv6)の一部として知られ、ホームネットワークから移動先ネットワークに移動するノードに対して実行できる。経路最適化は、ホームネットワークから移動先ネットワークに所属(affiliation)を変更するノードが、ホームネットワークを介するルーティングを行うことなく、移動先ネットワークを介して、及びIpv4の場合と同様に、ホームエージェントを必要とすることなく、ノードに/からインターネットパケットを通信できるようにするための処理である。以下の説明では、ホームネットワークから移動先ネットワークに移動することによって所属を変更するノードを移動ノードと呼ぶ。
インターネットプロトコルにおいて周知であるように、互いの間でインターネットパケットを通信するノードは、インターネットパケットヘッダにおいて宛先アドレス及び送信元アドレスを提供する。図2は、GPRSネットワークCNに接続された通信相手ノードCN及び移動ノードMNの間での経路最適化処理を説明する図である。図2では、通信相手ノードCNが移動ノードMNに/からインターネットパケットを通信し、通信相手ネットワークMNは、GPRS/UMTSネットワークに所属する。移動ノードMN202、204の2つの位置で示すように、先に、ホームネットワーク210を介して通信者ネットワークCNとインターネットパケットを通信していた移動ノードは、外部PDN212に移動する。すなわち、移動ノードMNは、最初は、ホームエージェントHAを介してインターネットパケットを通信していた。移動ノードMN202がホームネットワーク210から移動ノードMN204にある外部PDN212に移動すると、Ipv4の周知の動作では、インターネットパケットは、ホームエージェントHAを介してルーティングする必要がある。すなわち、移動ノードMNに送信されるパケットの宛先アドレスは、そのホームアドレスであり、移動ノードMNから送信されるパケットの送信元アドレスもそのホームアドレスである。したがって、インターネットパケットは、GPRS/UMTSネットワーク200を介して、通信相手ノードCNに/から、外部PDN212及びホームネットワーク210を介して、ルーティングする必要がある。なお、移動ノードMNが移動先ネットワークに移動した後に、ホームエージェントHAを介してパケットをルーティングすることは、不必要にネットワークリソースを消費し、更に、インターネットパケットの通信における遅延を増加させる。
上述のように、経路最適化は、ホームエージェントHAを介することなく通信相手ノードCN及び移動ノードMNの間でインターネットパケットを通信し、この結果、インターネットパケットを通信するために必要なリソースを低減する処理である。また、これにより、多くの場合、パケット通信における遅延も減少する。
図2及び図3は、後述する本発明の実施形態を理解する際に有用な経路最適化処理の関連部分の概要を示している。図3は、経路最適化の前後におけるインターネットパケットヘッダの具体例を示している。図3に示すインターネットパケットヘッダ300は、ホームネットワーク210に接続された移動ノードMN202から、GPRSネットワーク200に接続された通信相手ノードCNに送信されるインターネットパケット(IP)ヘッダの具体例を示している。インターネットパケットヘッダ300は、宛先フィールド302内に通信相手ノードCNのアドレスを含み、送信元アドレスフィールド304内に移動ノード(MN)のホームアドレスを含む。また、インターネットパケットヘッダ300は、後述するホップバイホップフィールド306として知られる更なるフィールドを含む。移動ノード(MN)から通信相手ノード(CN)へ通信するためのIPヘッダ300は、ダウンリンクインターネットパケットと呼ばれる。
アップリンク、すなわち、通信相手ノードCNから移動ノードMNへ通信するの場合、インターネットパケットヘッダ310は、宛先フィールド312内に移動ノードMNのホームアドレスを含み、送信元アドレスフィールド314内に通信相手ノードCNのアドレスを含む。
移動ノードの所属の変化に基づく経路最適化に続いて、移動ノードMNは、通信相手ノードCNに新たなアドレスを知らせる必要がある。移動先ネットワークを介して、移動ノードMNにアクセスするために用いられるアドレスである新たなアドレスは、気付アドレス(care-of-address)と呼ばれる。通信相手ノードCNに、移動ノードMNの気付アドレスを知らせるために、移動ノードMNは、通信相手ノードCNに対応付け更新メッセージを送信する。
対応付け更新により、ダウンリンクインターネットパケットヘッダ350は、送信元フィールド352に移動ノードMNの気付アドレスを格納する。これに対応して、移動ノードMNに送信されるインターネットパケットのインターネットパケットヘッダ360は、宛先フィールドに移動ノードMNの気付アドレスを格納する。
CN自体がネットワーク内で又は移動先ネットワークに所属を変更した場合、これに対応して、通信相手ノードCNにより対応付け更新が実行される。図2に示すように、移動ノード230のキャッシュアドレスストアは、通信相手ノードCNのアドレスに関連して通信相手ノードCNの気付アドレスを含むように更新され、これにより、その後のインターネットパケットは、通信相手ノードのホームアドレスに代えて、通信相手ノードCNの気付アドレスを用いる。
GGSNの機能
以下、図4を用いて、図2に示すGPRS/UMTSネットワークの一部を構成する要素を提供する本発明の例示的な実施形態について説明する。図4には、ゲートウェイサポートノード(gateway support node:以下、GGSNという。)400と、サービスGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:以下、SGSNという。)402と、汎用陸上無線アクセスネットワーク部分(Universal Terrestrial Radio Access Network part:以下、UTRANという。)404とが示されている。GGSN400、SGSN402及びUTRAN404は、図1に示すように、例えば、通信相手ノードCNを形成する移動ユーザ機器(UE)406に/からデータパケットを通信する移動無線パケットネットワークの一部を構成する。UTRAN404は、図1に示すようにRNC及びノードBを含み、移動UE406を有するノードBによって形成される無線アクセスインタフェースを介してパケットを通信する。
アップリンク方向においては、すなわち、通信相手ノードCNである移動ユーザ機器406からGGSNへの方向では、インターネットパケットがGPRS/UMTSネットワーク200から外部PDN212に送り出されるように、GGSNにインターネットパケットをルーティングして戻す、対応するトンネリングが採用される。図4に示すように、MNからGGSN400までの通信パスは、移動先ネットワークである外部PDN212内に複数のルータ420、422、426を含む。
また、図4に示すように、GPRS/UMTS要素として、GGSN400内には、トラヒックフローテンプレート(Traffic Flow Template:以下、TFTという。)コントローラ470及びサービスベースローカルポリシ(Service Based Local Policy:以下、SBLPという。)コントローラ472が含まれている。TFT470及びSBLP472は、後述するように、本発明の実施形態に基づいて動作し、GGSNから移動UE(CN)への、及び移動UE(CN)からGGSNへの、及び外部PDN212に向けてのIPデータパケットの通信を管理する。
以下の説明において、移動UE406は、図2に示すように、通信相手ノードCNを構成し、移動UE406がインターネットデータパケットを受信し、及びインターネットデータパケットを送るノードは、図2を用いて説明したように、外部PDN212に移動する移動ノードを構成する。
本発明の実施形態を明瞭に説明するために、まず、図4に示すTFTコントローラ470の動作について、図5を用いて簡潔に説明する。
トラヒックフローテンプレート(GGSNにおけるTFTベースのパケットフィルタリング)
図5に示すように、GGSN移動IP層内で動作するTFTコントローラ500には、送信元アドレスのリスト502が供給され、TFTコントローラ500は、このリスト502を用いて、インターネットパケットヘッダ内に含まれている送信元アドレスに基づき、IPデータパケットの通信を制御する。TFT500は、UE(CN)内の又は移動ノードMN上のアプリケーションによって始動され、必要な宛先にログオンする処理に類するパケットデータプロトコルコンテキストアクティブ化によってセットアップされた適切なベアラを介して、IPデータパケットを通信するように構成されている。
適切なUMTSベアラを選択するためにGGSNは、以下のパラメータに基づいて、トラヒックフローテンプレートを確立する。
・IPV4送信元アドレスタイプ
・IPV6送信元アドレスタイプ
・プロトコル識別子/次のヘッダタイプ
・単一の宛先ポートタイプ
・宛先ポート範囲タイプ
・単一の送信元ポートタイプ
・送信元ポート範囲タイプ
・機密保護周辺インデクスタイプ
・サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ
・フローレベルタイプ
マルチメディアセッションのために用いられる各PDPコンテキストについて、移動端末は、トラヒックフローテンプレートを生成し、これをGGSNに送信し、GGSNは、このトラヒックフローテンプレートを用いて、テンプレートによって提供された情報に基づいて、入力パケットをフィルタリングする。例えば、Ipv6移動ノードから送信されたパケットについて、通信相手ノードCNは、ダウンリンク方向におけるパケットのためのIpv6送信元アドレスとして、移動ノードのIPアドレスを生成するトラヒックフローテンプレートを作成する。
図5に示すように、ダウンリンクを介して、外部PDN212から受信した通信相手ノードである移動ユーザ機器CN406に宛てられたインターネットパケット504は、宛先アドレスフィールド506内に通信相手ノードCNのアドレスCN−ADDを含んでいてもよい。インターネットパケットは、送信元アドレスフィールド508内に移動ノードMNのホームアドレスHAを含んでいてもよい。
実際の動作では、TFTコントローラ500は、リスト502に基づいてインターネットパケットの送信元アドレスをチェックし、それぞれの通信相手ノードCNにインターネットパケットを通信するために、TFTコントローラ内でセットアップされた適切なデータベアラを介して、インターネットパケットをルーティングする。ここで、図2に示すように、移動ネットワークがホームネットワーク210から移動先ネットワークである外部PDN212に移動した場合の処理について説明する。
図3を用いて説明したように、経路最適化の後に、移動ノードの送信元アドレスは、移動ノードの気付アドレスになる。したがって、経路最適化が実行された後に、インターネットパケット504に対応するインターネットパケットヘッダ510は、通信相手ノードCNである移動ユーザ機器406への通信のために、移動ノードからGGSNに送られる。図5に示すように、外部PDN212に接続されたときに、移動ノードMNから受信したIPヘッダ510は、宛先アドレスフィールド512内に通信相手ノードである移動ユーザ機器406のホームアドレスCN−ADDを含むが、その送信元アドレスフィールド514内には、移動ノードの気付アドレスCofA−MNを含む。TFTは、送信元アドレスに関して、通信相手ノードにインターネットパケットを供給するためにセットアップされ、定義されたパケットベアラを有する。しかしながら、外部PDN212に移動した後に移動ノードから受信したインターネットパケットヘッダ510は、GGSNに対して何らかの適応化を行わない限り、TFTコントローラ500によっては認識されず、したがって、パケットが見落とされる。
ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドの使用
経路最適化の後に、GGSN内のTFTコントローラ500間での相互動作の問題を解決するための既に提案されている解決策として、ホップバイホップフィールド516として知られている拡張ヘッダフィールド内に移動ノードMNのホームアドレスを含ませる手法がある[特許文献1〜5]。ホップバイホップフィールド516内に移動ノードのホームアドレスを含むことによって、TFTコントローラは、通信相手ノードCNにインターネットパケットを送るために用いる適切なベアラを特定できる。これは、セッション開始の一部として、PDPコンテキストアクティブ化の間にセットアップされるパケットベアラである。したがって、中間セッション(mid-session)の間に移動ノードが移動先ネットワークに移動すると、ホップバイホップフィールドによって移動ノードのホームアドレスを提供することによって、TFTコントローラ500は、通信相手ノードである移動ユーザ機器CN406にインターネットパケットを供給するために用いる適切なベアラを特定できる。また、ホップバイホップアドレスフィールドは、(IP6パケットのヘッダの拡張)ルーティングヘッダタイプ2としても知られている。
Ipv6仕様書[非特許文献3]に基づき、各中間ルータは、ホップバイホップ拡張フィールドを読み出さなければならない。したがって、ホップバイホップ拡張ヘッダを用いて移動ノードのホームアドレスを提供するためには、移動ノードから通信相手ノードにインターネットパケットを通信するパスにある各ルータホップバイホップ拡張ヘッダ内の移動ノードのホームアドレスを読み出す必要がある。この要求は、ホップバイホップ拡張ヘッダ内の移動ノードのホームアドレスを読み出すための要求に起因するIPネットワークの実質的な性能劣化を意味する。
GGSN情報のためのルータアラートオプションの使用
通信パスに沿った全てのルータがホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内の移動ノードのホームアドレスを読み出す必要性に起因する性能の劣化を防ぐために、本発明の実施形態に基づくインターネットパケットは、例えば、移動ノードのホームアドレスを含むホップバイホップ拡張ヘッダのルータアラートオプション(router alert option)等、GGSNのためのIpv6の移動性のサポートに関連する情報を含む。インターネットパケットのヘッダを図6に示す。
図6に示す「バージョン」フィールド601、「トラヒッククラス」フィールド602、「フローラベル」フィールド604、「ペイロード長」フィールド606、「ホップリミット」フィールド608は、[非特許文献3]に開示されており、ここでは詳細には説明しない。「次ヘッダ」フィールド610は、(値=0によって)現在のヘッダの次のヘッダがホップバイホップオプションを提供し、したがって読み出す必要があることを示す。「送信元アドレス」フィールド612及び「宛先アドレス」フィールド614は、図3に関して説明したように、送信元アドレス及び宛先にアドレスを提供する。
ホップバイホップ拡張ヘッダ部分618内の「次ヘッダ」フィールド616は、更なるヘッダが現在の拡張ヘッダに続いているか否かを示す。「ヘッダ拡張長」フィールド620は、拡張ヘッダが存在する場合、拡張ヘッダの長さを示す。
IPパケットの次のフィールドは、ルータアラートオプションタイプに基づいて特定される[非特許文献4]。これらのフィールドのうち第1のフィールドは、「ルータアラートオプション」フィールド622である。「ルータアラートオプション」フィールド622は、このフィールドがルータにアラートを与えるものであり、3ビット(000)によって示されるゼロの値を有する。次のフィールドは、5ビットのフィールド長によって5の値に設定される「ホップバイホップオプションタイプ」フィールド624である。
次のフィールド626は、値フィールドを有し、この値フィールドは、GPRSネットワークのGGSNのために、ヘッダの残りの部分の情報を示す値に設定される。この値は、仕様書[非特許文献4]によって確保されている値以外であれば、如何なる値であってもよい。例えば、この値を「3」としてもよい。これに代えて、「データグラムがアクティブネットワークメッセージを含む」ことを意味する値「2」等、既に確保された値を使用してもよい。値「2」の定義が、この値をGGSNの移動性情報のために用いることを許可している場合、この値を再使用することができる。この他の場合、次の使用可能な値である値「3」を用いる。残りのフィールド628は、GGSNに情報を提供するためのフィールドである。
フィールド626によって提供できるGGSNへの情報の1つの具体例としては、移動ノードのホームアドレスがある。この場合、128ビットのアドレスフィールドを用いる。一方、ルータアラートフィールドは、3ビットだけで表現され、「ホップバイホップオプションタイプ」フィールドは、5ビットだけで表現される。この結果、通信パスに沿う全てのルータは、3ビットを読み出すだけで、その情報がルータに関連しているか否かを判定でき、通信パスに沿う全てのルータが残りの128ビットのアドレスフィールドを読み出す必要がある場合に比べて、性能の劣化が実質的に抑制される。
TFTのためのGGSNの動作の要約
要約すれば、送信元アドレスフィールドと共にホップバイホップフィールドを解析することによって、リスト502が移動ノードのホームアドレスを含むので、TFTコントローラ500は、通信相手ノードCNにインターネットパケットを提供するための適切なベアラ520を特定できる。パケット無線ネットワークに受け入れるIPパケットを受信する場合のGGSNの動作を図7のフローチャートに示し、以下に説明する。S1:図6の具体例に基づくインターネットパケットを外部ネットワークから受信する。
S2:GGSNが、インターネットパケットの次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むか否かを判定する。次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むことをGGSNが検出した場合、処理は、ステップS3に進み、その他の場合、ステップS6に進む。
S3:GGSNがホップバイホップ拡張ヘッダを検出した場合、GGSNは、ステップS3において、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内にルータアラートヘッダタイプが存在しているか否かを判定する。幾つかの実施形態では、このステップを省略してもよい。
S4:ステップS4において、GGSNが、情報を表すデータを提供するホップバイホップ拡張ヘッダフィールドによって提供されたフィールドから情報を再生する。
S5:再生された情報に基づいてGGSNが、パケット無線ネットワークに対するインターネットパケットの送出及び/又は受入を制御する。
S6:ステップS6において、GGSNは、他のタスクの処理を継続するが、GGSN情報フィールドのコンテンツによっては、現在のパケットの処理を継続してもよい。
ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドにおけるフィールドの1つを用いて、送信元アドレスとして、移動ノードのホームアドレスを提供することにより、TFTは、通信相手ノードにインターネットパケットを通信するための適切なベアラを特定できる。この例示的な実施形態におけるGGSNの動作を図8のフローチャートに示し、以下に説明する。
S7:GGSNが、ゲートウェイサポートノードについてホップバイホップ拡張ヘッダフィールドにより提供されたデータ、又はインターネットパケットの送信元アドレスから、インターネットパケットを通信する移動ノードの送信元ホームアドレスを検出する。
S8:GGSNは、インターネットパケットの送信元アドレスが、パケット無線ネットワークに接続された通信相手ノードにインターネットパケットを通信するためのパケットデータベアラを特定しているか否かを判定する。送信元アドレスがパケットデータベアラに対応している場合、処理はステップS10に進み、この他の場合、処理は、ステップS9に進む。
S9:GGSNは、GGSN情報フィールドによって提供されたホームアドレスがパケット無線ネットワークに接続された通信相手ノードにインターネットパケットを通信するためのパケットデータベアラを特定しているか否かを判定する。ホームアドレスがパケットデータベアラに対応している場合、処理はステップS10に進み、この他の場合、処理はステップS11に進み、このインターネットパケットを除外する。
S10:GGSNが、特定されたパケットデータベアラを介するインターネットパケットの受入を許可する。S11:GGSNがインターネットパケットを除外する。
ルータ動作の要約
上述のように、移動ノードと通信相手ノードとの間の通信パスに沿ったルータは、ホップバイホップ拡張ヘッダの全体を読み出す必要なく、規格に基づいて動作できる。これは、ルータがルータアラートオプションフィールドのみを読み出せばよく、ホップバイホップ拡張ヘッダの残りの部分を無視できるためである。
要約すれば、ルータは、図6に示す構成に基づき、図9のフローチャートに示し、以下に説明するように、インターネットパケットを処理することができる。
S20:図6に示す具体例に基づいて、ルータがインターネットパケットを受信する。
S22:インターネットパケットの次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むか否かをルータが検出。次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含まない場合、ルータは、ステップS28において、拡張されていないヘッダ内の発信元及び宛先アドレスに基づいて、インターネットパケットを通常処理する。
S24:ホップバイホップ拡張ヘッダが存在していることをルータが検出した場合、ルータは、ルータアラートフィールド(Ipv6[非特許文献4]では3ビット)を読み出すことによって、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内にルータアラートヘッダタイプが存在しているか否かを判定する。ルータアラートヘッダが存在している場合、処理はステップS28に進み、ルータは、拡張ヘッダフィールドを読み出さない。
S26:ルータアラートヘッダが検出されない場合、ルータは、ホップバイホップ拡張ヘッダを読み出し、ヘッダを処理する。
S28:ルータアラートヘッダが検出された場合、又はホップバイホップ拡張ヘッダフィールドが存在していない場合、ルータは、宛先アドレスに基づいてインターネットパケットを送信し、ホップバイホップ拡張フィールドのコンテンツを読み出さない。
S30:ルータによるインターネットパケットの処理を継続する。
モバイルIPV6及びGPRS/UMTSのIMSのSBLPの相互動作
図10は、図5を用いて上述したダウンリンク通信に対応する、通信相手ノードCNから移動ノードMNへのアップリンクに関して、データパケットを通信するために構成された、図4に示すGPRS/UMTSネットワークの一部の概略を示している。
図10に示すように、PDPコンテキストアクティブ化を用いて、通信相手ノードCNにおいて開始されたベアラ900は、移動ノードMNへのアップリンク通信を提供する。アップリンク方向にインターネットパケットと共に通信される、例示的なインターネットパケットヘッダ902は、ベアラ900を用いて、UTRAN404、SGSN402、GGSN400を介して、移動先ネットワーク212の外部に送り出される。なお、GGSN400内には、CN(移動ユーザ機器)による、UMTSネットワーク内のサービス品質リソース及び外部パケットデータ通信ネットワーク212へのアクセスを制御するためにSBLPが設けられている。SBLP472は、不正なパーティによるサービスアタックを抑制するために、ポリシ決定点又はポリシ強制点として、ポリシ機能を実現する。例えば、正当な権原を有さない不正なパーティが、IPマルチメディアサブシステムサービス(IMS)に不正にアクセスしようとする場合がある。ここで、GGSNは、正当な宛先アドレスを認識しない場合、パケットを除外する。宛先アドレスは、IPセッションがセットアップされた際に確立された正当なアドレスである。移動ノードの場合、このアドレスは、ホームアドレスである。
図6に示すアップリンク通信の具体例に基づいてインターネットパケットを用いることによって、すなわち、ホップバイホップ拡張ヘッダ内に宛先の移動ノードのホームアドレスを提供することによって、SBLP機能に基づいて、インターネットパケットをGGSNから送り出すことができる。なお、ここでも、ルータアラートオプションヘッダの一部としてホームアドレスを提供することによって、ネットワーク内のルータがホップバイホップフィールドを読み出すために生じる潜在的な性能の劣化を抑制することができる。
GPRSネットワークからパケットを送り出すGGSNの動作を図11に示し、以下に説明する。
S30:GGSNが複数のパケットデータベアラから受信したインターネットパケットの宛先アドレスに基づいて、送出パケットフィルタリングを実行する。送出が許可されるインターネットパケットは、サービスベースローカルポリシ(SBLP)機能に基づく正当な宛先アドレスを有するインターネットパケットのみである。
S32:GGSNは、ゲートウェイサポートノードについて、ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内に提供されたデータから、図6に示すインターネットパケットを受信し、インターネットパケットの宛先となる移動通信相手ノードの宛先ホームアドレスを検出する。
S34:ホップバイホップ拡張ヘッダフィールドが正当な宛先ホームアドレスを含む場合、ステップS35において、インターネットパケットの送り出しを許可する。この他の場合、ステップS36において、インターネットパケットを除外する。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲に定義されている。本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態を様々に変更することができる。
添付資料1
汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)/ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)アーキテクチャ
UMTSのために用いられ、第3世代移動通信システムの標準化プロジェクト(Third Generation Partnership Project:以下、3GPPという。)によって管理され、提案された用語及びアーキテクチャに対応する図1に示す用語及びアーキテクチャの更なる詳細は、非特許文献1に開示されている。図1において、ゲートウェイGPRSサポートノード(GPRS Gateway Support Node:GGSN)100は、外部パケットデータ通信ネットワーク(PDN)212に接続されている。外部PDN212は、インターネットプロトコル(IP)を用いてパケットを通信する。GGSNと外部PDN212間のインタフェース104は、標準化されたGiのラベルが付されている。なお、更なる側面も標準化されている。また、GGSNには、インタフェース168を介して、これも標準化されているGn/Gpのラベルが付されたサービスGPRSサポートノード(SGSN)106が接続されている。
GGSN及びSGSNは、GPRSをサポートする必要がある2つのネットワークコンポーネントである。GGSNは、外部のパケットデータ通信ネットワーク(PDN)と、GPRSをサポートする移動ネットワークとの間のゲートウェイとして機能する。GGSNは、受信したIPデータパケットを、移動通信ネットワークによって提供された無線アクセス設備を介してデータを受信する、移動機器である特定のUEに用いられるSGSNにルーティングするために十分な情報を含んでいる。例えば、一実施形態においては、3GPP規格によって定義されている汎用陸上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network:以下、UTRANという。)方式に基づいて無線アクセス設備が提供される。SGSNは、SGSNが同じ公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network:以下、PLMNという。)内にある場合、Gnインタフェースを介して、GGSNに接続され、Gpインタフェースを介して、他のPLMNに属するGGSNに接続される。
SGSNは、移動無線ネットワークによってサポートされた領域内で移動するUEの移動性管理(mobility management)を提供する。この目的で、SGSNは、ホーム位置レジスタ(Home Location Register:以下、HLRという。)110にアクセスする。SGSNは、UTRAN無線アクセス設備を介して、移動ユーザUE116、118と通信を行うために、データパケットを無線ネットワークコントローラ(RNC)112、114にルーティングするよう構成されている。UTRAN無線アクセス設備は、移動通信ネットワークの領域の無線通信可能範囲を提供する基地局を構成するノードB装置120、122、124、126、128によって提供される。Iubのラベルが付されている、各RNC112、114と、ノードB装置120、122、124、126、128との間のインタフェース130、132、134、136、138は、確立されている又は開発中の規格に従う。一方、Iu−psのラベルが付されている、SGSNと、各RNC112、114との間のインタフェース140、142は、開発中の規格に従う。
データパケット通信をサポートするよう構成された移動無線ネットワークの例示的アーキテクチャを示す図である。 ホームネットワークを介して通信相手ノードと通信し、移動先ネットワークに移動した後に、経路最適化手続きを実行する移動ノードを示す図である。 経路最適化手続きの異なる処理男系におけるインターネットパケットの具体例を示す図である。 パケット無線通信ネットワークの一部を概略的に示す図である。 ダウンリンクパケットを通信相手ノードに通信するためのゲートウェイサポートノードの動作を説明するために、図4の一部を概略的に示す図である。 図2のGGSNに情報を提供するためのフィールドと共に、ホップバイホップ拡張ヘッダの一部として、ルータアラートヘッダを提供するインターネットパケットの構成を示す図である。 ダウンリンク通信方向に、図6に示す具体例の形式でインターネットパケットを処理するゲートウェイサポートノードの動作を示すフローチャートである。 GGSN情報フィールドが送信元ホームアドレスを含む、図6に示す具体例の形式でインターネットパケットを処理するゲートウェイサポートノードの動作を示すフローチャートである。 図6に示す具体例の形式でインターネットパケットを処理するルータの動作を示すフローチャートである。 アップリンク通信方向へのゲートウェイサポートノードの動作を示す、図4に示す構成の一部の略図である。 アップリンク通信方向について、図6に示す具体例の形式で、インターネットパケットを処理するゲートウェイサポートノードの動作を示すフローチャートである。

Claims (29)

  1. インターネットパケットの送信元アドレスを特定するフィールドと、該インターネットパケットの宛先アドレスを特定するフィールドと、拡張ヘッダがヘッダに続くか否か及び拡張ヘッダの種類を特定する次ヘッダフィールドとを含むヘッダフィールドとを有し、
    上記拡張ヘッダは、ホップバイホップオプションヘッダを示し、該ホップバイホップオプションヘッダは、拡張フィールドの読出がルータにおいて任意であることを示すルータアラートオプションヘッダと、パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードについての情報を提供するフィールドとを含むことを特徴とするインターネットパケット。
  2. 上記ゲートウェイサポートノードに情報を提供するフィールドは、移動ノードのホームアドレスを含むことを特徴とする請求項1記載のインターネットパケット。
  3. 上記ルータアラートオプションヘッダは、ホップバイホップ拡張ヘッダが任意であることを示す第1のフィールドと、ホップバイホップオプションタイプ番号を示す第2のフィールドと、値フィールドの値を示す第3のフィールドとを含み、該第3のフィールドの値は、第4のフィールドがゲートウェイサポートノードに情報を提供することを示すことを特徴とする請求項1又は2記載のインターネットパケット。
  4. 上記ルータアラートオプションヘッダの第1のフィールドは、比較的短いフィールドとして提供され、上記ルータが該第1のフィールドを読み出す時間は、上記ホップバイホップ拡張ヘッダ内の全てのデータを読み出すために必要な時間より短いことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のインターネットパケット。
  5. 上記第1のフィールドは、3ビットで表現されることを特徴とする請求項4記載のインターネットパケット。
  6. 上記3ビットは、全てゼロであることを特徴とする請求項5記載のインターネットパケット。
  7. 上記ルータアラートオプションヘッダのホップバイホップオプションタイプを示す第2のフィールドは、5ビットからなり、5の値に設定されることを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項記載のインターネットパケット。
  8. 当該インターネットパケットは、Ipv6インターネットパケットであることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載のインターネットパケット。
  9. 上記移動ノードのホームアドレスは、インターネットプロトコルセッションが開始されたとき、ホームネットワークで接続された際の移動ノードの送信元アドレスに対応していることを特徴とする請求項2乃至8いずれか1項記載のインターネットパケット。
  10. 上記移動ノードのホームアドレスは、インターネットプロトコルセッションが開始されたとき、ホームネットワークで接続された際の移動ノードの宛先アドレスに対応していることを特徴とする請求項2乃至8いずれか1項記載のインターネットパケット。
  11. 上記パケット無線ネットワークは、汎用パケット無線サービスネットワークであり、上記ゲートウェイサポートノードに提供される情報は、GPRSネットワークのゲートウェイGPRSサポートノードに提供されることを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項記載のインターネットパケット。
  12. 外部のパケットデータ通信ネットワークとパケット無線ネットワークとの間にインタフェースを提供するゲートウェイサポートノード(GGSN)において、当該ゲートウェイサポートノード(GGSN)は、請求項1乃至11いずれか1項記載のインターネットパケットを受信すると、
    上記インターネットパケットの次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むことを検出し、
    ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内に提供された、情報を表すデータを提供するフィールドからゲートウェイサポートノードの情報を再生し、該情報に基づいて、パケット無線ネットワークに対する上記インターネットパケットの送出及び/又は受入を制御するゲートウェイサポートノード。
  13. 上記パケット無線ネットワークは、パケット無線ネットワークに接続されたノードにインターネットパケットを通信する、それぞれがインターネットパケットを通信するノードの送信元ホームアドレスに関して定義される複数のパケットデータベアラを提供し、
    当該ゲートウェイサポートノードは、
    上記ゲートウェイサポートノードのためにホップバイホップ拡張ヘッダフィールドに提供されたデータから、当該ゲートウェイサポートノードによって、パケット無線ネットワークに接続された通信相手ノードにインターネットパケットを通信するパケットデータベアラを特定するために用いられる、インターネットパケットを通信する移動通信相手ノードの送信元ホームアドレスを検出し、
    上記特定されたパケットデータベアラへのインターネットパケットの受入を許可することによって、
    外部のパケットデータ通信ネットワークからパケット無線ネットワークのパケットデータベアラへのインターネットパケットの受入を制御することを特徴とする請求項12記載のゲートウェイサポートノード。
  14. 当該ゲートウェイサポートノードは、インターネットパケットの送信元アドレスフィールドのアドレス又はゲートウェイサポートノードについてホップバイホップ拡張ヘッダのフィールドに提供されたアドレスがパケットデータベアラに対応している場合、インターネットパケットの受入を許可することを特徴とする請求項13記載のゲートウェイサポートノード。
  15. 当該ゲートウェイサポートノードは、複数のパケットデータベアラから受信したインターネットパケットの宛先アドレスに基づいて、送出パケットフィルタリングを実行し、正当な宛先アドレスを有するインターネットパケットについて、インターネットパケットの送出を許可し、請求項1乃至10いずれか1項記載のインターネットパケットを受信すると、
    当該ゲートウェイサポートノードについてホップバイホップ拡張ヘッダフィールドに提供されたデータからインターネットパケットの宛先となる移動通信相手ノードの宛先ホームアドレスを検出し、
    当該ゲートウェイサポートノードが、宛先ホームアドレスを正当なホームアドレスとして認識した場合、インターネットパケットの送出を許可することを特徴とする請求項13又は14記載のゲートウェイサポートノード。
  16. 当該ゲートウェイサポートノードは、インターネットパケットの宛先アドレスフィールドのアドレス又はゲートウェイサポートノードについてホップバイホップ拡張ヘッダに提供されたアドレスが正当な宛先アドレスである場合、インターネットパケットの送出を許可することを特徴とする請求項15記載のゲートウェイサポートノード。
  17. 当該ゲートウェイサポートノードは、汎用パケット無線システム規格に基づくゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)として動作することを特徴とする請求項12乃至16いずれか1項記載のゲートウェイサポートノード。
  18. 外部のパケットデータ通信ネットワーク及びパケット無線ネットワークに接続されたノードの間でインターネットパケットを通信するパケット無線ネットワークにおいて、当該パケット無線ネットワークは、該パケット無線ネットワークに接続されたノードに/からインターネットパケットを通信する複数のパケットデータベアラを提供し、請求項12乃至17いずれか1項記載のゲートウェイサポートノードを備えるパケット無線ネットワーク。
  19. 当該パケット無線ネットワークは、汎用パケット無線システム(GPRS)規格に基づいて動作し、上記ゲートウェイサポートノードは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)であることを特徴とする請求項18記載のパケット無線ネットワーク。
  20. 請求項1乃至11いずれか1項記載のインターネットパケットを受信するインターネットパケットルータであって、
    インターネットパケットの次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むことを検出し、
    ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内でルータアラートヘッダタイプを特定し、
    ホップバイホップ拡張フィールドの更なるコンテンツを読み出さないことを特徴とするインターネットパケットルータ。
  21. 外部のパケットデータ通信ネットワークと、パケット無線ネットワークとの間をインタフェースするゲートウェイサポートノードの動作方法において、
    請求項1乃至11いずれか1項記載のインターネットパケットを受信するステップと、
    上記インターネットパケットの次ヘッダフィールドがホップバイホップフィールドオプションを含むことを検出するステップと、
    ホップバイホップ拡張ヘッダフィールド内に提供された、情報を表すデータを提供するフィールドからゲートウェイサポートノードのための情報を再生するステップと、
    該情報に基づいて、上記パケット無線ネットワークに対するインターネットパケットの送出及び/又は受入を制御するステップとを有するゲートウェイサポートノードの動作方法。
  22. 上記パケット無線ネットワークは、パケット無線ネットワークに接続されたノードにインターネットパケットを通信する、それぞれがインターネットパケットを通信するノードの送信元ホームアドレスに関して定義される複数のパケットデータベアラを提供し、
    上記パケット無線ネットワークに対するインターネットパケットの送出及び/又は受入を制御するステップは、
    上記ゲートウェイサポートノードのためにホップバイホップ拡張ヘッダフィールドに提供されたデータから、当該ゲートウェイサポートノードによって、パケット無線ネットワークに接続された通信相手ノードにインターネットパケットを通信するパケットデータベアラを特定するために用いられる、インターネットパケットを通信する移動通信相手ノードの送信元ホームアドレスを検出するステップと、
    上記特定されたパケットデータベアラへのインターネットパケットの受入を許可し、これ以外のインターネットパケットを除外するステップとを有することを特徴とする請求項21記載のゲートウェイサポートノードの動作方法。
  23. 複数のパケットデータベアラから受信したインターネットパケットの宛先アドレスに基づいて、送出パケットフィルタリングを実行し、正当な宛先アドレスを有するインターネットパケットについて、インターネットパケットの送出を許可するステップと、請求項1乃至11いずれか1項記載のインターネットパケットを受信し、
    ゲートウェイサポートノードについてホップバイホップ拡張ヘッダフィールドに提供されたデータからインターネットパケットの宛先となる移動通信相手ノードの宛先ホームアドレスを検出するステップと、
    当該ゲートウェイサポートノードが、宛先ホームアドレスを正当なホームアドレスとして認識した場合、インターネットパケットの送出を許可するステップとを有することを特徴とする請求項21又は22記載のゲートウェイサポートノードの動作方法。
  24. 請求項1乃至11いずれか1項記載のインターネットパケットを表す信号。
  25. 請求項24記載の信号を搬送する媒体。
  26. ゲートウェイGPRSサポートノードの移動性に関連する情報を通信するためにIpv6ルータアラートオプションヘッダを使用するルータアラートオプションヘッダの使用方法。
  27. データプロセッサにロードされ、該データプロセッサを請求項12乃至17いずれか1項記載のゲートウェイサポートノードとして動作させるコンピュータにより実行可能な命令を提供するコンピュータプログラム。
  28. データプロセッサにロードされ、該データプロセッサに、請求項22乃至24いずれか1項記載のゲートウェイサポートノードの動作方法を実行させるコンピュータプログラム。
  29. 請求項27又は28記載のコンピュータプログラムを表す信号が記録されたコンピュータにより読取可能な媒体。
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