JP2007531910A - 記録蛍光体の消去装置および方法 - Google Patents

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Abstract

記録された放射線画像が記録蛍光体シートからの誘導放出を集めることにより読み取られる、記録蛍光体シートから蓄積されたエネルギを除去する方法および装置。記録蛍光体シートが第1の速度で第1の方向に経路に沿って移送されて一つ以上の消去用光源を有する消去領域に入れられる。消去領域内に配置された記録蛍光体シートの一部分が消去用光源に露光されて、記録蛍光体シートの露光された一部分上の放射線画像が消去される。記録蛍光体シートの後縁が消去領域に入ると記録蛍光体シートの移送が停止され、記録蛍光体シートは所定時間消去領域内に滞留される。この後、記録蛍光体シートは第2の方向に移送され、さらにその後先縁が消去領域から出ると、第3の速度で第2の方向に経路に沿って移送される。

Description

この発明は記録蛍光体画像処理システム(storage phospor imaging system)に関し、特に記録蛍光体の消去に関する。
記録蛍光体画像処理システムは周知のものである。このシステムでは、記録蛍光体を患者の身体部位などの被写体のx線画像の形に露光して、潜像となるx線画像をそのストレージフォスファに記録する。この潜像x線画像は、誘導放射線によって記録蛍光体を誘導することにより読み取られる。誘導に応じて、記録蛍光体は特定波長の放射線を放出する。電子的画像処理に有用な信号を生成するために、例えばスキャン用ミラーを振動または回転することによって、または回転ホロゴンによって偏向されたレーザビームにより記録蛍光体をスキャンする。記録蛍光体から放出された放射線はコレクタで反射され、フォトマルチプライヤなどの光検出器により検出されて、電子的なx線画像信号が生成される。この後、x線画像信号は、CRTやLCDディスプレイなどのソフトコピー表示装置、またはx線フィルムプリンタ(レーザプリンタ、CRTプリンタおよびサーマルプリンタ)などのハードコピー表示装置によって形成される可視像として視認される。
米国再発行特許発明第31,847号(Luckey)米国に記録蛍光体システムが開示されている。読取り装置は多くの場合コンピュータX線写真(CR)リーダと呼ばれている。
記録蛍光体は、シートやスクリーンなどの媒体上に配置される。記録蛍光体は記録蛍光体プロセッサまたはリーダによって処理、スキャン、読み取りまたは露光された後、消去ユニットに送られてその記録蛍光体から放射線画像情報が消去される。その後、記録蛍光体はカセットに戻されて再利用される。
記録蛍光体の消去は周知のものであり、例えば米国特許第5,237,177号(Kimura)、米国特許第5,534,709号(Yoshimoto)、米国特許第5,550,386号(Kojima)、米国特許第6,140,663号(Neary)、および米国特許第5,534,710号(Suzuki)に開示されている。
米国再発行特許発明第31,847号 米国特許第5,237,177号 米国特許第5,534,709号 米国特許第5,550,386号 米国特許第6,140,663号 米国特許第5,534,710号
本発明により記録蛍光体の消去装置および方法が提供され、これにより記録蛍光体の均一な消去が行われる。
本発明の一態様により、媒体上に配置された記録蛍光体の消去手段を有するCRリーダが提供される。
本発明の別の一態様により、媒体上に配置された記録蛍光体を均一に消去する方法が提供される。
上記目的は説明のための例に過ぎず、かかる目的は典型的な本発明の一つ以上の実施形態となるものである。本開示の発明により達成されるその他の固有の望ましい目的および効果が存在する、もしくはそれらは当業者に明らかなものになる。本発明は添付された請求の範囲によって規定される。
本発明の一態様により、記録蛍光体シートの放射線画像を消去する方法であって、記録された放射線画像が記録蛍光体シートからの誘導放出を集めることによって読み取られる、記録蛍光体シートの放射線画像を消去する方法が提供される。この方法は、先縁および後縁を有する記録蛍光体シートを第1の速度で第1の方向に経路に沿って一つ以上の消去用光源を有する消去領域内に移送する工程と、消去領域内に配置された記録蛍光体シートの一部分を光源光で露光して、記録蛍光体シートの露光された前記一部分上の放射線画像を消去する工程と、記録蛍光体シートの後縁が消去領域に入ると記録蛍光体シートの移送を停止する工程と、記録蛍光体シートを所定時間消去領域内に滞留させる工程と、記録蛍光体シートを第1の速度と異なる第2の速度で第1の方向と反対の第2の方向に前記経路に沿って移送する工程と、前記先縁が消去領域から出ると、記録蛍光体シートを第2の速度と異なる第3の速度で第2の方向に前記経路に沿って移送する工程と、を含む。
本発明の別の態様により、蛍光体記録紙から蓄積されたエネルギを除去する装置であって、放射線画像が記録された後、先縁と後縁とを有する記録蛍光体シートからの誘導放出を集めることによって読み取られる、記録蛍光体シートからのエネルギの除去装置が提供される。この装置は、一つ以上の消去用光源を有する消去領域と、記録蛍光体シートを第1の速度で第1の方向に経路に沿って消去領域内に移送し、消去領域内に配置された記録蛍光体シートの一部分を前記消去用光源で露光して該記録蛍光体シートの露光せれた前記一部分上の放射線画像を消去する移送手段、(1)記録蛍光体シートの後縁が消去領域に入ると記録蛍光体シートの移送が停止され、(2)記録蛍光体シートが消去領域内に所定時間滞留させられ、(3)滞留後、記録蛍光体シートが第1の方向と反対の第2の方向に前記経路に沿って移送されるようにする制御手段と、第2の方向に前記経路に沿って記録蛍光体シートを移送するための、第1の速度と異なる第2の速度を決定する決定手段と、前記先縁が消去領域を出ると第2の方向に前記経路に沿って記録蛍光体シートを移送するための、第2の速度と異なる第3の速度を決定する決定手段と、を含む。
前述およびその他の本発明の目的、特徴および効果は、添付図面で説明する、以下の本発明の好適な実施形態のより詳細な説明により明らかにされる。
以下に本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。図面に記した参照記号において、同一の参照数字は複数の図面の各々における構造中の同一の部材を表す。
図1〜4に、本発明による代表的な記録蛍光体リーダ10を示す。記録蛍光体リーダ10によって、従来のX線写真装置を用いて、記録蛍光体上に撮影された像が処理される。次いでリーダ10は記録蛍光体をスキャンして潜像x線画像を目視可能な電気的x線画像信号に変換する。リーダ10は、リーダ10の動作を開始または情報を表示するための、ディスプレイ12として図1に概括的に示されたタッチスクリーンをオプションとして含む。
潜像の保持に用いる記録蛍光体は消去して繰り返し使用することができる。記録蛍光体は、x線カセットに装着される、シートなどのフレキシブルまたはセミフレキシブルな媒体上に配置される。このようなカセットの例が、同一出願人による特許であって本願に引用して援用する、仮出願米国特許出願番号第60/444,462号として2003年2月3日に仮出願された米国特許出願番号第10/767,277号(Kodak事件番号第85921号)に開示されている。このカセットは大きさを種々変えることができる。前記媒体は多くの場合シートまたはスクリーンと呼ばれる。
X線写真技術者が、スクリーン(記録蛍光体シート(蛍光増感紙))上の潜像として保存されるx線にある身体部位をさらすと、受容ステーションまたは供給領域14においてカセットがリーダ10内に装入される。図1ではカセット供給領域14は装入用プラットフォームとして表されている。スキャンは、例えば供給領域14からカセットを装入すること、またはディスプレイ12のスタートボタンを押すことなどの種々の方法によって開始される。
リーダ10の内側では、スクリーンが当業者に周知の手段によってカセットから引き出され、スクリーンがスキャンされるスキャン領域中をA方向に経路P沿いに移動される。スクリーンの一部がスキャンされると、その部分は消去領域18中を移動されることにより消去される。この消去領域では、以下に詳しく述べるように、消去は露光によって像の残り部分を除去することにより行われる。
スクリーン全体がスキャンされて消去されると、スクリーンの方向が反転され、スクリーンはカセットに戻される。
スクリーンの消去を進行方向(すなわちA方向)ではなく戻り方向において(すなわちカセットに戻されるときに)行ってもよいことは明らかである。
光カバー20を設けて周辺光または室内光にさらされることからスキャン領域を保護することもできる。また、光カバー20を用いて、スキャン部材やコレクタなどのリーダ10の他の部材を周辺光や室内光にさらされることから保護することもできる。
図2に明示されるように、特にスクリーンが大形のものである場合は、スクリーンの一部が消去領域18を越えて延びていてもよい。よって、スクリーンの一部は此処ではアクセス領域22と呼ぶ領域内に配置されていてもよい。アクセス領域22は、消去領域18の外側の経路Pに近接して配置された領域であり、光カバー20によって保護されていない。所望であれば、カバーやその他のアクセス部材26がアクセス領域22を保護またはカバーするような構成にすることもできる。カバー26はリーダ10から取り外しできるように構成されて、それによりアクセス領域22内に配置されたスクリーンの部分にアクセスできるようにされる。オプションの支持部材28を設けて、スクリーンがアクセス領域22内に配置された場合にスクリーンが支持されるようにすることもできる。
フレキシブルまたはセミフレキシブルの記録蛍光体媒体に関連して本発明を説明しているが、記録蛍光体をリジッドまたはセミリジッドな板の上に配置してx線カセットに装着することも可能なことは明らかである。同一出願人による特許であって本願に引用して援用する米国特許第5,943,390号にこのようなカセットについての、開示がある。このような板およびカセットは可変寸法のものにすることができる。本発明によるリーダは、このようなリジッドまたはセミリジッドな板にも対応するように構成可能である。図4に、経路Pが実質的に直線状または平面状になっている実施形態を示す。
リーダ10は、例えば読み取り装置として用いない場合、リーダ10を消去専用装置として使用できるようにする逆方向経路送給オプションを含むこともできる。
以上示したように、スクリーンの一部がスキャンされると、その部分は消去領域18を通過することにより消去される。この消去領域において消去は露光によって像の残部を除去することにより行われる。カセットにスクリーンを戻す前に実質的に全ての潜像がスクリーンから消去されることが望ましい。
露光は、蛍光ランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等によって行うことができる。
図2および3に明示されるように、消去領域18は一つ以上の光源部材19を含む。光源部材は周知のものであり、蛍光ランプ、ナトリウムランプ、メタルハライドランプ、および水銀ランプなどのランプで構成される。図には、複数の光源部材が示されている。好適な実施形態では、光源部材19はU字形に形成されており、そのために図2および図3の断面図では二つの円として表されている。スクリーンが消去領域18に存在しているとき光源部材19はオン状態になっている。
リフレクタ21が光源部材19に近接して設けられて部材19が放出した光が経路Pの方向に向くようにされている。
ローラを用いてスクリーンを消去領域18の内および外に移送する。図2〜3に、経路Pに沿ってスクリーンを移送する複数のローラ対23を示す。
消去領域18を通過するスクリーンの移送を促進するために、消去領域18内で経路Pに近接して配置されたオプションのガイド部材25が用いられる。
消去領域18はスクリーンより小さいので、スクリーンはその一部のみが消去領域18内に配置される。すなわち、消去領域18はスクリーン全体を保持することはできない。したがって、ある特定の時間においてスクリーンの一部のみが消去される。このため、スクリーンは、消去される全てのスクリーンの部分がアクセスされるように、消去領域18中を移動される。
図2〜3および5を参照する。スクリーン30がリーダ10中を移送される。スクリーン30の先縁32は最初は経路Pに沿って矢印Aで示される方向を向いており、それにより先縁32がスキャン領域16および消去領域18を通過して移送されるスクリーン30の第1の部分となっている。先縁32と反対の縁部は後縁34となっている。よって、後縁34はスキャン領域16および消去領域18を通過して移送される、経路Pに沿った方向のスクリーン30の最終部分となる。スクリーン30の残りの二つの縁部をここでは側縁36,38と呼ぶ。
スクリーンが一定速度で移送されている場合、スキャン領域16内のスクリーンのスキャンは好適に行われる。消去領域18はスキャン領域16に近接しているので、スクリーンは、スキャン領域16中を移送されている時と同じ速度で消去領域18中を移送されている。
スクリーンの方向を反転して(すなわち図3の矢印Bで示される方向に)スクリーンをカセットに戻す場合は、スクリーンは、後縁34が消去領域18を出てスキャン領域16に入るスクリーンの第1の部分となるように、経路Pに沿って移送される。
後縁34に隣接したスクリーン30の長さ方向に配置されたスクリーン30の領域を後縁部35として図5に概略的に示す。スクリーン30中のこの領域は、消去領域18に入るスクリーンの最終部分となる。スクリーンはスキャン領域16中の移送速度と同じ速度で消去領域18中を移送されるので、本出願人らは、スクリーンの方向がスキャンの終了に応じて直ぐに反転されると、後縁部35が有効に消去されないことを見出した。後縁部35の消去を行うために、スクリーンの方向を反転して(矢印B)スクリーンをカセットに戻す前に、所定時間(以後、DWELLとする)スクリーンの移送を停止する。
加えて、記録蛍光体の露光量が多くなる程、スクリーンが光源部材19の光に好適にさらされて消去される時間が長くなる。このため、(スクリーンをカセットに戻すために)スクリーンをB方向に移動する際にさらに光源部材19を照射して付加的な消去を行うことが好ましい。
付加的な消去を(どれだけ)用いるべきかを決定するために、露光量のチェックが行われる。より詳しくは、潜像がスキャン領域16中を移送されて処理/スキャンされる時に、複数の潜像の露光量が検出される。ある特定のスキャンにおいて検出された最高/最大の露光量をここではCVmaxと呼び、露光はCVと省略されたコード値で表される。露光量が決定されると、スクリーンをカセットに戻すためにB方向に移送する際に、リーダ10は可変量のスクリーン消去を行うことができるようになる。露光量は、スクリーンがスキャン領域16で処理される際のスクリーンからのスキャンデータに基づいて決定される。
さらに、先縁32が消去領域18に入ると、ここでは先縁部40と呼ぶ、先縁32に隣接したスクリーンの部分が十分に消去されないことがあるので、それに対してもスクリーンをカセットに戻すためにB方向に移送する際の付加的な消去は効果がある。オプションのガイド部材が光を吸収する(または反射しない)ことがあり得るので、先縁部40は十分に消去されない可能性がある。よって、スクリーンをB方向に移動させる際に、スクリーンの速度を変えて付加的な光が所定の領域(例えば、先縁部40)に照射するようにすることが望ましい。
したがって、本発明の方法および装置においては次のようにスクリーンの消去が行われる。(1)スクリーンがリーダ10中を移送される際に一定量の消去が行われる、(2)スクリーンがリーダの外に移送される際に付加的な可変量の消去であって、この付加的な消去の量はスキャンデータを基に決定される消去が行われる、および(3)スクリーンがリーダの外に移送される際に(消去量が変化するように)スクリーンの速度を変えて、スクリーン中の特定部分が記録蛍光体内の潜像を消去するのに十分な付加的露光を受けるようにする。
本出願人らは、一定速度システムに対して本発明が効果的に作用することを見出した。つまり、本発明では、必要以上に付加的な消去用の光を要しないスクリーン領域における空き時間や無駄な時間がないので、総消去時間が短くなる。このため、システムのスルプートが低下することがない。
本発明では、スクリーンの消去は、先縁部40、後縁部34、および先縁部40と後縁部34との中間の中央部42の三つのスクリーン領域毎に変化して行われる。より詳しくは、後縁部35をDWELL秒の所定時間消去領域18内に滞留または停止させることによって後縁部35の消去時間を長くする。その後、中央部40が消去領域18に配置されている間、スクリーンを第1の所定速度で(例えば、二つの選択可能な速度(高速または低速)のいずれかで)B方向に移動させる。その後、先縁部40が消去領域18に配置されると、スクリーンは、スクリーンの速度がさらに変化するように第1の所定速度と異なる第2の所定速度で移動される。
一実施形態において、ルックアップテーブル(LUT)を用いてスクリーンの消去または移送の時間または速度が決定される。このLUTは、リーダ10内に配置された記憶装置で作成および保存されてリーダ10の動作時にアクセスできるようになっている。LUTは、特定のCvmax値(またはCvmax値の範囲)および(リーダ10は好適には18×24、15×30、24×30、35×35、および35×43などの複数のスクリーンサイズに対応するように構成されるので)特定のスクリーンサイズに対応した特定の消去情報を与えるように構成される。例えば、LUTに保存される消去情報として、DWELL時間および消去領域18内の中央部42および先縁部40の時間や速度等がある。
この後の動作において、スクリーン30をスキャン領域16を通過して移送して、消去領域18に入れる。記録蛍光体からの潜像の消去を促進するために、消去領域18のランプから光が放出されている。スクリーンの方向を直ちに反転してスクリーンをカセットに戻すようにするのではなく、スクリーン30の後縁34が消去領域18に入ると、スクリーン30の動作を停止して、LUTから得られた所定時間(DWELL)の間スクリーン30を消去領域18に保持してスクリーン領域35での潜像の消去を促進するようになっている。所定の滞留時間が経過すると、スクリーンの方向が反転され、スクリーンは消去領域18の外にB方向に移送される。この移送は、中央部42上のあらゆる箇所が所定の時間を要して消去領域を横切り、次いで先縁部40上のあらゆる箇所が所定の時間を要して消去領域を横切るように選択または決定された速度で行われる。
リーダ10は当業者に公知の制御手段を含み、この制御手段により、記録蛍光体シートの後縁が消去領域に入った時点の記録蛍光体シートの移送の停止、消去領域内の記録蛍光体シートの所定時間の滞留、および滞留後第1の方向と反対の第2の方向での経路に沿った記録蛍光体シートの移送が行われるようになる。
別の実施形態では、LUTではなく、LUTに保存された情報の演算が行われる。例えば、消去のための情報(例えば、時間または速度および消去または移送など)が、CV値を用いて消去情報を作成する演算により作成される。この演算(またはアルゴリズム)はスクリーンおよび消去システムの特徴の数学的モデルに基づくもの、または実験結果の精査および解析から導かれるものである。
本発明により滞留時間を短くして露光を少なくすること(すなわち低いCVmax値)が可能であり、これによりスクリーンのスループットが高められる。また本発明により、後縁の消去を固定値に設定して行うのではなく、選択的に定めて行うことが可能になる。さらに、本発明により先縁のための付加的な露光時間を設けることが可能になる。
蛍光灯は冷たい時よりも暖かい時の方が放出光の量が多い。したがって、光源部材19が蛍光ランプの場合は、ランプを暖かくしておくことが効果的である。このため、リーダ10を所定時間作動しない場合は、周期的にランプをオンにして暖めておくことが望ましい。すなわち、リーダ10が作動していない時は周期的にランプをオンオフしてランプを暖めておくことが望ましい。例えば、3.5分のオフ時間と0.5分のオン時間からなるサイクルタイムをランプのアイドリングデューティサイクルとして使用可能である。このように、周期的なオン時間はオフ時間より大幅に短いが、ランプを暖めておくには十分である。
好適な実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲内で種々の変更および修正が可能であることは言うまでもない。したがって、本開示の実施形態はあらゆる意味で例示的なものであり限定的なものではないと考えられる。本発明の範囲は添付した請求の範囲によって表されるものであり、本発明と同等の意味および範囲内での全ての変更は本発明に包含されるものとする。
本発明による記録蛍光体リーダの正面斜視図である。 図1の記録蛍光体リーダの左側面図である。 図2の記録蛍光体リーダの消去機構を示す図である。 本発明の記録蛍光体リーダの別の実施形態の左側面図である。 典型的なスクリーンを示す図である。
符号の説明
10 記録蛍光体リーダ、12 タッチスクリーンディスプレイ、14 カセット供給領域、16 スキャン領域、18 消去領域、19 光源部材、20 光カバー、21 リフレクタ、22 アクセス領域、23 ローラ、26 カバー、28 オプションの支持部材。

Claims (12)

  1. 記録蛍光体シートの放射線画像を消去する方法であって、記録された放射線画像が前記記録蛍光体シートからの誘導放出を集めることによって読み取られる、記録蛍光体シートの放射線画像の消去方法において、
    先縁および後縁を有する前記記録蛍光体シートを第1の速度で第1の方向に経路に沿って、一つ以上の消去用光源を有する消去領域内に移送する工程と、
    前記消去領域内に配置された前記記録蛍光体シートの一部分を前記消去用光源で露光して、前記記録蛍光体シートの露光された前記一部分上の前記放射線画像を消去する工程と、
    前記記録蛍光体シートの前記後縁が前記消去領域に入ると前記記録蛍光体シートの移送を停止する工程と、
    前記記録蛍光体シートを所定時間前記消去領域内に滞留させる工程と、
    前記記録蛍光体シートを前記第1の速度と異なる第2の速度で前記第1の方向と反対の第2の方向に前記経路に沿って移送する工程と、
    前記先縁が前記消去領域から出ると、前記記録蛍光体シートを前記第2の速度と異なる第3の速度で前記第2の方向に前記経路に沿って移送する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1の方法において、
    前記第2および第3の速度は、読み取り時に前記記録蛍光体シートから集められた誘導放出の量を決定することによって定められることを特徴とする方法。
  3. 請求項1の方法において、
    前記第2および第3の速度はルックアップテーブルに保存されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1の方法において、
    前記第2および第3の速度はルックアップテーブルに保存され、かつ前記記録蛍光体シートの寸法に対応していることを特徴とする方法。
  5. 請求項1の方法において、
    前記一つ以上の消去用光源は消去時にオン状態にされ、他の時間はオフ状態にされており、前記一つ以上の消去用光源は、所定時間オフ状態にされた後、第1の時間だけ周期的にオン状態にされ、前記第1の時間は前記所定時間より短いことを特徴とする方法。
  6. 先縁と後縁とを有する記録蛍光体シートから蓄積されたエネルギを消去する装置であって、放射線画像が記録された後、前記記録蛍光体シートからの誘導放出を集めることによって読み取られる、前記記録蛍光体シートからのエネルギの消去装置は、
    一つ以上の消去用光源を有する消去領域と、
    前記記録蛍光体シートを第1の速度で第1の方向に経路に沿って移送して前記消去領域に入れ、前記消去領域内に配置された前記記録蛍光体シートの一部分を前記光源光で露光して、前記記録蛍光体シートの露光された前記一部分上の前記放射線画像を消去する移送手段と、
    (1)前記記録蛍光体シートの前記後縁が前記消去領域に入ると前記記録蛍光体シートの前記移送が停止され、(2)前記記録蛍光体シートが前記消去領域内に所定時間滞留させられ、(3)滞留後、前記記録蛍光体シートが前記第1の方向と反対の第2の方向に前記経路に沿って移送されるようにする制御手段と、
    前記第2の方向に前記経路に沿って前記記録蛍光体シートを移送するための、前記第1の速度と異なる第2の速度を決定する決定手段と、
    前記先縁が前記消去領域を出ると前記第2の方向に前記経路に沿って前記記録蛍光体シートを移送するための、前記第2の速度と異なる第3の速度を決定する決定手段と、
    を含むことを特徴とする装置。
  7. 請求項6の装置はさらに、
    読み取り時に前記記録蛍光体シートから集められた誘導放出の量を決定する手段を含むことを特徴とする装置。
  8. 請求項6の装置はさらに、
    前記第2および第3の速度を保存するルックアップテーブルを含むことを特徴とする装置。
  9. 請求項6の装置において、
    前記決定手段はルックアップテーブルであることを特徴とする装置。
  10. 請求項6の装置において、
    前記決定手段は、前記記録蛍光体シートの寸法に対応したルックアップテーブルであることを特徴とする装置。
  11. 請求項6の装置において、
    前記決定手段は演算またはアルゴリズムであることを特徴とする装置。
  12. 請求項6の装置はさらに、
    消去時にオン状態にされ、他の時間はオフ状態にされる前記一つ以上の消去用光源を設置する手段、および前記一つ以上の消去用光源を、所定時間オフ状態にされた後、第1の時間だけ周期的にオン状態にする手段を含み、前記第1の時間は前記所定時間より短いことを特徴とする装置。
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