JP2007531356A - モバイルネットワークノードにおける経路最適化マルチキャストトラフィック - Google Patents

モバイルネットワークノードにおける経路最適化マルチキャストトラフィック Download PDF

Info

Publication number
JP2007531356A
JP2007531356A JP2006547175A JP2006547175A JP2007531356A JP 2007531356 A JP2007531356 A JP 2007531356A JP 2006547175 A JP2006547175 A JP 2006547175A JP 2006547175 A JP2006547175 A JP 2006547175A JP 2007531356 A JP2007531356 A JP 2007531356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multicast
msg
group
interface
gmp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006547175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4820950B2 (ja
Inventor
ジャンヌトー、クリストフ
オリーブレアリュ、アレクシス
ペトレスキュ、アレクサンドリュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Publication of JP2007531356A publication Critical patent/JP2007531356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4820950B2 publication Critical patent/JP4820950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/16Multipoint routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/185Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast with management of multicast group membership
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/26Network addressing or numbering for mobility support
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

1つ以上のマルチキャストプロトコルを用いるネットワークにおいてソースからネットワークノードMNNを含むノードのグループGへとトラフィックを通信する方法に関する。このネットワークはネットワークとインターネットとの間でトラフィックを転送するためのルータMRと、ルータMRと同じ位置にありインタフェースにてマルチキャストルーティングプロトコルMRPのシグナリングメッセージをグループメンバシッププロトコルGMPのメッセージへ翻訳するマルチキャストシグナリングゲートウェイMSGとを含む。モバイルネットワークの場合、好適にはインタフェースはモバイルルータMRの出口インタフェースである。好適にはマルチキャストシグナリングゲートウェイMSGはマルチキャストパケットに加えIPv4とIPv6プロトコルとの間のマルチキャストパケットのユニキャストソースアドレス及びマルチキャスト宛先アドレスを翻訳する。

Description

本発明は、モバイルネットワークノードにおいて経路最適化されるマルチキャストトラフィックに関する。
従来のモビリティサポートでは、モバイルホストに対し連続的なインターネット接続性を提供することが目的とされているため、ホストモビリティサポートが提供されている。これに対して、ネットワーク全体がインターネットトポロジへの接続点を変化させる、したがってトポロジにおける到達性を変化させる状況では、ネットワークモビリティサポートが考慮される。そうした移動性のネットワークは、モバイルネットワーク(Mobile Network)と呼ばれることがある。
そうしたモバイルネットワークが存在する多くのシナリオがある。多数の例のうちの2つを次に示す:
・パーソナルエリアネットワーク(Personal Area Network)(PAN、即ち、個人に装着された幾つかのパーソナルデバイスからなるネットワーク)。PANでは、ユーザがショッピングモール内を歩行中、インターネットトポロジへの接続点が変化する。
・バス、電車又は飛行機などの乗物に埋め込まれているネットワーク。このネットワークは、搭乗中、乗員にインターネット接続を提供する。乗員が単一のデバイス(ラップトップコンピュータなど)を用いる場合や、モバイルネットワーク(PANなど)を所有する場合(モバイルネットワークを訪問するモバイルネットワーク(即ち、ネストされたモビリティ)の場合)がある。
モバイルネットワークは、モバイルルータ(MR;Mobile Router)に接続されている1つ以上のIPサブネットを形成するノード(いわゆる、モバイルネットワークノード(MNN;Mobile Network Node)の組として定義され得る。モバイルネットワーク(MR及びそのMRに接続されている全てのMNN)は、インターネットの残りの部分に対するユニットとして移動性である。以下で用いるモバイルネットワークの用語は、インターネットドラフト(Internet−Draft)の「draft−ernst−monet−terminology−00.txt」[ティエリ・エルンスト(Thierry Ernst)、ホン−ヨン・ラッハ(Hong−Yon Lach)、「ネットワークモビリティサポート用語(Network Mobility Support Terminology)」、2002年2月、作成中]において定義されている。特に、次の用語が定義されている:
・ローカル固定ノード(LFN;Local Fixed Node):モバイルネットワーク内に常に位置し、接続点を変更しないノード。LFNはLFH(ローカル固定ホスト;Local Fixed Host)又はLFR(ローカル固定ルータ;Local Fixed Router)である。
・ローカルモバイルノード(LMN;Local Mobile Node):モバイルネットワークに属しており、モバイルネットワーク内のリンクから、モバイルネットワーク内又はモバイルネットワーク外の別のリンクへ接続点を変更するモバイルノード(LMNのホームリンクはモバイルネットワーク内のリンクである)。LMNはLMH(ローカルモバイルホスト;Local Mobile Host)又はLMR(ローカルモバイルルータ;Local Mobile Router)である。
・訪問モバイルノード(VMN;Visiting Mobile Node):モバイルネットワークに属しておらず、モバイルネットワーク外のリンクからモバイルネットワーク内のリンクへ接続点を変更するモバイルノード(VMNのホームリンクはモバイルネットワーク内のリンクではない)。モバイルネットワーク内のリンクに接続しているVMNはそのリンクに対するアドレスを取得する。VMNはVMH(訪問モバイルホスト;Visiting Mobile Host)又はVMR(訪問モバイルルータ;Visiting Mobile Router)である。
・モバイルネットワークプレフィックス(Mobile Network Prefix):インターネットトポロジ内のモバイルネットワークを識別するIPアドレスの最初の数ビットからなるビット文字列。モバイルネットワークに属しているノード(即ち、少なくともMR、LFN及びLMN)は、同じIPv6「ネットワーク識別子」を共有する。単一のモバイルIPサブネットでは、モバイルネットワークプレフィックスは、そのサブネットの「ネットワーク識別子」である。
・MRの出口インタフェース(Egress Interface):モバイルネットワークがホームにある場合には、ホームリンクに接続されているインタフェース。モバイルネットワークが余所のネットワークにある場合には、余所のリンクに接続されているインタフェース。
・MRの入口インタフェース(Ingress Interface):モバイルネットワーク内のリンクに接続されているインタフェース。
モバイルIPv6仕様のドラフト[ディ.ジョンソン(D.Johnson)、シー.パーキンス(C.Perkins)、ジェイ.アルコ(J.Arkko)、「IPv6におけるモビリティサポート(Mobility Support in IPv6)」、draft−ietf−mobileip−ipv6−20.txt、2003年1月、作成中]では、モバイルノードが移動中にマルチキャストトラフィックを受信する2つの手段、即ち、双方向トンネリング及びリモートサブスクリプションが定義されているが、モバイルネットワークの場合、現在、双方向トンネリングのアプローチのみが予示されている。実際、最も高度な提案ではモバイルルータとそのホームエージェント(Home Agent)との間の双方向トンネリングが用いられており、それによってモバイルネットワークノードのユニキャストトラフィック及びマルチキャストトラフィックが両方向に転送される。特にマルチキャストトラフィックの場合には:
・添付の図面の図1に示すように、MNNのインバウンドマルチキャストパケット(即ち、MNNがサブスクライブしたマルチキャストグループG宛のマルチキャストパケット−MNNはマルチキャストレシーバ)は、バックボーンのマルチキャストツリー(tree)に沿ってモバイルルータのホームリンクに向けてルーティングされ、それらのマルチキャストパケットをMRへのユニキャストトンネルを通じてトンネルさせるMRのホームエージェントHAによりインターセプトされ、MRにより脱トンネル(detunnel)され、モバイルネットワーク内のマルチキャストツリーに沿って転送され、最終的にMNNにより受信される。
・図2に示すように、アウトバウンドパケット(即ち、MNNによりマルチキャストグループGへ送信されるマルチキャストパケット−MNNはマルチキャストソース)はモバイルルータに向けてルーティングされ、MRによりホームエージェントHAへ逆トンネル(reverse−tunnel)され、そこからマルチキャスト配信ツリーに向けてルーティングされる。
マルチキャスト配信ツリー(バックボーンの)とMNNとの間のマルチキャストパケットはMRとHAとの間の双方向トンネルを通じる必要があるが、このことは非常に長いパス(path)を導入する可能性がある(例として、米国の上空を飛行する飛行機にMRが配備されており、そのHAがフランス国に位置する場合)ため、この機構ではMNNに対し経路最適化が提供されない。
したがって、MNNが最適化パスに沿ってマルチキャストトラフィックを受信すること、即ち、MRのホームエージェントHAを通じて遷移させる必要なく、モバイルルータの現在位置から又は現在位置へマルチキャストツリーを通じてパケットを配信させることを可能とする手段が必要である。
特許文献1では、「階層レベル型IPマルチキャスト(HLIM;Hierarchical Level−based IP Multicasting)」と呼ばれる新規なIPマルチキャストルーティングプロトコルが提案されている。HLIMは、ホストモビリティ(IPホストの移動)をサポートするのみならず、ネットワークモビリティ(ホストに接続されている又は接続されていないIPルータの移動)もサポートすると言われている。特に、HLIMは、ネットワークがトポロジにおいて接続点を変更しても、モバイルネットワーク内に位置するソースからレシーバへの最短パスによるマルチキャストトラフィックの配信を維持すると記載されている。しかしながら、HLIMは計画的な(tactical)なネットワーク用に設計されており、極めて特定のネットワークトポロジ(階層ネットワーク)においてのみ動作可能である。インターネットはこれには当てはまらないため、商業用途における適用性は制限される。これに加えて、HLIMではトポロジの全ルータがこの新規なプロトコルを用いることが要求されるが、インターネットのマルチキャストモデルは多くのマルチキャストドメイン(異なるパーティが所有する)に基づいており、おそらくは異なるマルチキャストプロトコル(例えば、DVMRP,MOSPF,PIM−SM,PIM−DM,CBT)を用いているため、インターネットに対しては現実的でない。したがって、HLIMでは、モバイルネットワークの内外において用いられるマルチキャストルーティングプロトコルにかかわらず、インターネットにおいてローミングしているモバイルネットワークへのマルチキャストトラフィックの経路最適化配信をサポートする手段は提供されない。
マルチキャスト可能なモバイルルータの現在位置に向かうマルチキャストツリーのブランチ(branch)を再構築するために、モバイルルータがモバイルネットワークと訪問ネットワークとのノードの間(ホームネットワークとそのホームエージェントHAとを通じるのではなく)でマルチキャストルーティングシグナリングメッセージ(マルチキャストツリーを管理するために用いられる)の交換を用いることは望ましくない。このアプローチは、モバイルネットワーク及び訪問ネットワークの両方の内部で同じマルチキャストルーティングプロトコルが用いられるときかつそのときに限り、適用可能である。上述のように、非常に多数のマルチキャストプロトコルが存在するため、この要求が実際に満たされることはまれである。結果として、このアプローチでは、インターネットにおけるモバイルネットワークの位置にかかわらず、マルチキャストトラフィックの経路最適化配信は不可能である。これに加えて、実際には、訪問ネットワークのセキュリティポリシーにより、一般的に訪問モバイルルータ(異なる機関がモバイルルータを所有する場合がある)など非認可ノードからのルーティングシグナリング(ユニキャスト及びマルチキャスト)の注入は禁止される。
内部的にマルチキャストルーティングプロトコルを用いる代わりに、モバイルネットワークがモバイルネットワーク内の全ルータに「IGMP/MLD型マルチキャスト転送」[ビー.フェナー(B.Fenner)、エイチ.ヘー(H.He)、ノーテル・ネットワークス(Nortel Networks)、ビー.ハーバーマン(B.Haberman)、エイチ.サンディック(H.Sandick)、「IGMP/MLD型マルチキャスト転送;IGMP/MLD−based Multicast Forwarding(「IGMP/MLDプロクシ;IGMP/MLD Proxying」)」、draft−ietf−magma−igmp−proxy−02.txt、2003年3月、作成中]と呼ばれる機構を配備することが提案されている。このアプローチでは、モバイルルータがそのモバイルネットワーク内から到達する全てのマルチキャストグループメンバシップ情報を収集し、訪問ドメイン内のマルチキャスト可能アクセスルータによるIGMP/MLDを用いて、それらの全てのマルチキャストグループへ、そのモバイルルータ自身をサブスクライブすることを可能とすることが意図されている。グループメンバシップ情報は、その親ルータに対して受信される着信IGMP/MLD報告(Report)メッセージを代理する全ての中間固定ルータにより、意図されるマルチキャストレシーバからモバイルルータまで、モバイルネットワーク内でホップ毎に交換される。このアプローチでは、モバイルルータはモバイルネットワークの全ノードの代わりに訪問ドメインのマルチキャストサブスクリプションを処理する。移動があると、新たな接続点にMLD報告を送信することにより、新たな位置における新たなマルチキャストブランチの再構築がトリガされる。しかしながら、このアプローチでは、特に、モバイルネットワークの各ルータに対するアップストリーム及びダウンストリームのインタフェースを定義して、内部トポロジをモバイルルータにてルーティングされるツリーのようにするために、過重な手動設定が必要となる。このため、このアプローチは、安定な内部トポロジを有する比較的小さいモバイルネットワークに対してしか適用可能でない。これに加えて、各内部ルータに対して新規な転送機構(IGMP/MLDプロクシ)の配備を強制し、モバイルネットワークに配備される他の形式のマルチキャストルーティングにおいてはマルチキャストトラフィックの経路最適化配信がサポートされない。これは特に、通常のマルチキャストルーティングプロトコルを配備してモバイルネットワーク内のマルチキャストサポートを容易とすることが期待される大きなモバイルネットワークにおいては、制限となる。
したがって、モバイルネットワークからの又はモバイルネットワークへのマルチキャストトラフィックの経路最適化配信を可能とする機構が必要である。この機構は:
・インターネットにおけるモバイルネットワークの位置にかかわらない。
・モバイルネットワークの内外で用いられるマルチキャストルーティングプロトコルの種類にかかわらない。
・モバイルルータのみを伴う拡張による。即ち、モバイルネットワークにおいてもインターネットにおいてもノードには変化がない。
米国特許出願公開第2002/0150094号明細書
本発明により、添付の特許請求の範囲に記載のように、1つ以上のマルチキャストプロトコルを用いるモバイルネットワークにおいて、ソースから、モバイルネットワークノード(MNN)を含むノードのグループへトラフィックを通信する方法と、そうした方法に用いるための装置とを提供する。
添付の図面の図3〜5に示す本発明の実施形態では、次の一定の主要な利点を提示する、マルチキャストトラフィックの大幅な経路最適化が提供される:
・パケットが最短パスにより送信されるため、遅延時間は極小である。多くのマルチキャストアプリケーションは遅延時間に関して厳密な要件を有するため、このことは重要である(例えば、音声/映像ストリーミング、音声/映像コンファレンシング)。
・パケットが最短パスに沿って送信されるため、輻輳によるパケット損失の確率は低下する。リアルタイムマルチキャストアプリケーションにおいても、このことによりレシーバ側でのストリーム品質が向上する。
・スケーラビリティ及びロバスト性の向上。モバイルルータのホームエージェントHAはマルチキャストトラフィックが集中するために過負荷となり易いが、この点をバイパスすることにより、経路最適化によって故障の確率が低下する。
・パケットがトンネルされないため、帯域幅オーバヘッドは低下する。これにより、ネットワーク資源の最適化が補助される。
・MNN−CNパスにおけるPMTU(パス最大伝送単位)の極大化により、ペイロード断片化は極小となることが保証される。
図3に示す本発明の実施形態は、モバイルルータと同じ位置に存在し、かつ、MSG可能ネットワークインタフェースを有し、インターネットにおけるモバイルネットワークの位置にかかわらず、またモバイルネットワークの内外で用いられるマルチキャストルーティングプロトコルにかかわらず、モバイルネットワークへのマルチキャストトラフィックの経路最適化配信を達成するためのマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG;Multicast Signalling Gateway)を含む。
このMSGの主要原理は、マルチキャストルーティングプロトコル(MRP)のメッセージをグループメンバシッププロトコル(GMP)のメッセージへと翻訳することである。このMSGの機能が、GMPメッセージのMRPメッセージへの翻訳を含め、MRP及びGMPプロトコルが相互運用される既知の方法とは全く異なることは認められるであろう。
以下に詳細に示すように、MSGがGMPメッセージを生成することが可能な1つの方法は、それらのGMPプロトコルにより提供される、いわゆる「サービスインタフェース」を用いることである。「サービスインタフェース」は上位レイヤプロトコル、即ち、アプリケーションプログラムにより用いられ、IPレイヤに対し、特定のIPマルチキャストアドレスへ送信される(随意では、所与のソースの組からのみ)パケットの受信を可能また不能とするように要求することが可能である。このサービスインタフェースは機能呼出として理解することが可能であり、通常、ソケットAPIレベルにて利用可能とされる。これは、IPv4(IGMP)及びIPv6(MLD)の両方で利用可能である。
マルチキャストルーティングプロトコル(MRP)はマルチキャスト配信ツリーの構築を担うプロトコルであり、例えば、DVMRP,MOSPF,PIM−SM,PIM−DM,CBTなどである。基本的には、マルチキャストルーティングプロトコルは2つのファミリーに区別される:
・明示的シグナリングを用いてマルチキャストツリーを構築するプロトコル:これらのプロトコルでは、レシーバのマルチキャストルータが自身に向かうマルチキャスト配信ブランチの確立をトリガするために用いる、特定のメッセージが定義される。PIM−SMはそうしたプロトコルの一例である。これらのメッセージは2つの主なカテゴリに分けられる:
「グループ参加(Join group)」:マルチキャスト配信ツリーに参加するためにマルチキャストルータが用いるメッセージ。PIM−SM参加(PIM−SM Join)は、こうしたメッセージの一例である。
「グループ離脱(Leave group)」:マルチキャスト配信ツリーを離脱するためにマルチキャストルータが用いるメッセージ。PIM−SM剪定(PIM−SM Prune)は、こうしたメッセージの一例である。
・フラッディングを用いるプロトコル:これらのプロトコルでは、レシーバのマルチキャストルータがマルチキャスト配信ツリーに参加するために用いる特定のメッセージが必ずしも定義されない。反対に、マルチキャストソースにより送信されるパケットはネットワーク全体にフラッディングされ、任意の対象のノードにリッスン(listen)される。しかしながら、このカテゴリの既存のプロトコルのうちのほとんどは明示的シグナリングを備えており、ブランチを「剪定(prune)」して、対象のレシーバが存在しないネットワークの領域を通じるマルチキャストトラフィックの配信を停止することが可能である。また、それらのプロトコルでは、新たなレシーバが登場した場合にブランチを「接木する(grafting)」こともサポートされている。PIM−DMはこうしたプロトコルの一例である。
グループメンバシッププロトコル(GMP)は、マルチキャストレシーバがマルチキャストグループGへ送信されるマルチキャストパケットを受信する際、その対象を告知することを可能とするプロトコルである。IPv4におけるインターネットグループ管理プロトコル(IGMP)や、IPv6におけるマルチキャストリスナー探索プロトコル(MLD)はGMPである。なお、IGMPv3[ビー.カイン(B.Cain)、エス.ディーリング(S.Deering)、ビー.フェナー(B.Fenner)、アイ.コウベラス(I.Kouvelas)、エイ.ティヤガラジャン(A.Thyagarajan)、RFC3376、「インターネットグループ管理プロトコルバージョン3(Internet Group Management Protocol,Version 3)」、2002年5月]や、MLDv2[アール.ヴィダ(R.Vida)、エル.コスタ(L.Costa)、「IPv6におけるマルチキャストリスナー探索バージョン2(Multicast Listner Discovery Version2(MLDv2)for IPv6)」、draft−vida−mld−v2−06.txt、2002年11月、作成中]など、これらのプロトコルの最近のバージョンでは、以前のバージョンと比較して「ソースフィルタリング」のサポートが追加されている。これは、レシーバがマルチキャストアドレスへの送信パケットを、特定のソースアドレスからのみ、または、特定のソースアドレス以外の全てからリッスンすることを報告する機能を表す。
「MSG可能ネットワークインタフェース」とは、マルチキャストルーティングプロトコルを用い、マルチキャストシグナリングゲートウェイが有効化されているノードのネットワークインタフェースを意味する。1つのノードが同時に幾つかのMSG可能ネットワークインタフェースを有する場合もある。モバイルルータの場合、グループメンバシッププロトコルにより、モバイルネットワーク内外のマルチキャストルーティングプロトコルの間の相互作用を達成するには、全ての出口インタフェースがMSG可能である必要がある。
図3には例として、単一の出口インタフェースを備えるモバイルルータ(MR)の場合のMSGの使用を示す。マルチキャストルーティングプロトコルMRP#1がモバイルネットワーク内で用いられている。MRは、異なるマルチキャストルーティングプロトコルMRP#2を用いる訪問ネットワークに接続されている。MRP#1、MRP#2の両方は「明示的シグナリング」ファミリの一部であると仮定する。また、モバイルネットワーク及び訪問ネットワークの両方において、IPv6を仮定する。IPv6状況のため、グループメンバシッププロトコル(GMP)はMLDである。MRの出口インタフェースにおいてMSGが可能である。
モバイルネットワーク内のノードMNNは、マルチキャストグループGへサブスクライブするとき、自身のローカルマルチキャストルータLFR1に向けてグループメンバシッププロトコルのMLD_Report(G)メッセージを送信する。まだLFR1はグループGのマルチキャストツリーに接続されていないため(MNNはLFR1より下の、グループGの第1のレシーバであると仮定する)、LFR1はモバイルネットワーク内にマルチキャストルーティングプロトコル#1の明示的なMRP#1_Join(G)メッセージを送信し、LFR1に向かう配信ブランチの確立をトリガする。このブランチ確立リクエストがモバイルネットワーク内に伝搬し、最終的にモバイルルータまで伝搬すると、そのモバイルルータのMRP#1プロトコルのローカルインスタンスは出口インタフェースに向けてMRP#1_Join(G)を発行することを決定する。このインタフェースはMSG可能であるため、MRは代わりに訪問ネットワークのアクセスルータ(AR)に向けてグループメンバシッププロトコルのMLD_Report(G)メッセージを発行する。これにより、グループGのマルチキャスト配信ツリーに向けて訪問ネットワーク内を伝搬するマルチキャストルーティングプロトコル#2のMRP#2_Join(G)メッセージが生じる。これらの動作から、モバイルルータにより相互接続される2つのマルチキャスト配信ブランチ(各マルチキャストドメインに1つ)の生成が可能となる。結果として、グループGへ送信されるマルチキャストパケット(例えば、ソースSからの)は、訪問ネットワークにおいてMRに向けてルーティングされるMRP#2ネイティブなマルチキャストと、そこからMNNに向けてルーティングされるMRP#1ネイティブなマルチキャストとである。
MSG可能モバイルルータMRは、モバイルネットワークの全ノードに代わり、訪問ドメインのマルチキャストサブスクリプションを処理する。MSGはモバイルネットワーク内より到達するMRPメッセージから、自動的にサブスクリプション情報(即ち、対象のソースのグループ及びリスト)を探索する。MRは、訪問ネットワーク(又はインターネット)への接続点を変更するとき、サブスクライブしたマルチキャストグループの新たな接続点に対しMLD報告を送信することにより、新たな位置にて1つ以上の新たなマルチキャストブランチの再構築をトリガする。このことはリモートサブスクリプション(Remote Subscription)として言及されている。
図4は、MSGをホストするノードのネットワークインタフェースifc_iを通じて送信されようとしているマルチキャストルーティングプロトコルメッセージ(MRPメッセージ)を検出するとき、本発明の一実施形態のマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)により開始される動作のフローチャートである。
インタフェースifc_iがMSG可能でない場合、MSGは単にメッセージを無視する。
インタフェースifc_iがMSG可能である場合、MRPメッセージは次のことを判定するために解析される:
・MRPメッセージのクラス:このクラスはMRPメッセージの種類(又は、マルチキャスト配信ツリーに対するその影響)に応じて、次の3つの値{JOIN,LEAVE,NONE}のうちの1つを取る。MRPのいずれのメッセージにも、これらの3つの値のうちの1つが割り当てられる。この情報は、所与のマルチキャストルーティングプロトコルのメッセージをクラス分類する目的でMSGにより用いられる、クラステーブルと呼ぶテーブルに格納される。
・MRPメッセージのターゲット:ターゲットはメッセージの参照するマルチキャストグループGと、おそらくはソースSのアドレスとから構成される。ソースアドレスが存在しない場合、パケットが任意のソースを表し得ることを意味している。この場合、S=*、のように、ワイルドカード記号「*」を用いて全てのソースを表す。ターゲットは、カップル(S,G)や、ソース特定の情報が伝達されない場合には(*,G)のように表現される。
MRPメッセージのクラスがNONEの場合、このパケットのMSGに特定の動作は必要ない。通常、このことは、MSGの両側のマルチキャストプロトコルの間の相互作用を実現する目的でGMPプロトコルメッセージへの翻訳が必要なセマンティックを、パケットが有しないことを意味している。
MRPメッセージのクラスがJOINの場合、インタフェースifc_iのMSGにより保持されるグループG(ターゲットからの)のソースの既存のリスト:MSG_srclist(ifc_i,G)へ、ソースS(ターゲットからの)を追加する必要がある。これは、MSGがインタフェースifc_iを通じるトラフィックの受信を維持する必要があるグループGのソースのリストである。この目的で、MSGは、各MSG可能インタフェースに対して対象のグループのリストと共にそのそれぞれのソースのリストを含む、グループリストと呼ぶリストを維持する必要がある。グループリストは図5に示す。ターゲットからのソースSによりMSG_srclist(ifc_i,G)が更新される(又は、新たなエントリの場合には、作成される)と、このSの追加によりMSG_srclist(ifc_i,G)が変更されたか否かが検査される。MSG_srclist(ifc_i,G)が変更されていない場合、動作は必要ない。また、MSG_srclist(ifc_i,G)が変化した場合、MSGはインタフェースifc_iにおいてこのグループGのソースの新たな組のGMPサブスクリプションを更新する必要がある。任意の他のマルチキャストアプリケーションが行うように、この目的で、MSGはGMP「サービスインタフェース」(即ち、API)を用いることが可能である。
MRPメッセージのクラスがLEAVEの場合、インタフェースifc_iのMSGにより保持されるグループG(ターゲットからの)のソースの既存のリスト:MSG_srclist(ifc_i,G)から、ソースS(ターゲットからの)を除去する必要がある。MSG_srclist(ifc_i,G)が更新されると、このSの除去によりMSG_srclist(ifc_i,G)が変更されたか否かが検査される。MSG_srclist(ifc_i,G)が変更されていない場合、動作は必要ない。また、MSG_srclist(ifc_i,G)が変化し、現在、空である場合、MSGはインタフェースifc_iにおいてグループGへのGMPサブスクリプションを中断する。これに加えて、MSGがifc_iのグループリストにおけるグループGのエントリを除去してもよい。更新されたMSG_srclist(ifc_i,G)が空でない場合、MSGはインタフェースifc_iにおいてこのグループGのソースの新たな組のGMPサブスクリプションを更新する必要がある。任意の他のマルチキャストアプリケーションが行うように、この目的で、MSGはGMP「サービスインタフェース」(即ち、API)を用いることが可能である。
ソース(S又は*)をソースリストMSG_srclist(ifc_i,G)へ追加する(+)又はMSG_srclist(ifc_i,G)から除去する(−)場合、次の算法が用いられ得る:
・ソースはリストに一度しか登場しない:S+S=S,S−S=φ
・全ソース(*)をリストに追加すると、そのリストは全ソースを含む:srclist+*=*(当然のことながら、*+*=*)
・全ソース(*)をリストから除去すると、そのリストは空(φ)になる:srclist−*=φ(特に、*−*=φ)
・全ソース(*)を含むリストから既定のソースSを除去しても、そのリストは変化しない:*−S=*。
図5にはMSGにより保持されるグループリストの一例を示す。次のテーブルには、PIM−SMマルチキャストルーティングプロトコルにおいてMSGにより用いられ得るクラステーブルを示す。MSGにより用いられる任意のマルチキャストルーティングプロトコル(明示的シグナリングを備える)において、同様のクラステーブルが確立され得る。
Figure 2007531356
MSG可能ノードにおけるマルチキャストパケットの転送は非常に単純であり、実際、MSGに対して透明性である。マルチキャストパケットの転送は、MSG可能ノードにより用いられるMRPプロトコルに関するマルチキャスト転送テーブルに従って行われる。着信インタフェースがMSG可能であるか否かにかかわらず、このことは真である。
特に、モバイルネットワークの場合には、モバイルネットワークの外部のソース(即ち、MSG可能インタフェースを通じてサブスクライブされている)からのマルチキャストパケットは、MRのローカルマルチキャスト転送テーブルに従って、MRの出口インタフェース(MSG可能)に向けてマルチキャストルーティングされ、そこからモバイルネットワーク内にマルチキャストルーティングされる。
モバイルルータ(MR)のMSG可能インタフェースが訪問ネットワーク(又はインターネット)への接続点を変更するとき、MSGは、GMP報告メッセージを送信してMSG可能インタフェースのグループリストに一覧されているマルチキャストグループ(及びそれぞれのソース)にサブスクライブすることにより、新たな位置において必要なマルチキャストブランチの再構築をトリガする。
所与の出口インタフェースがホームにあるモバイルルータ(MR)は、このインタフェースをMSG可能として構成する又は構成しないと決定することが可能である。選択された選択肢にかかわらず、マルチキャストトラフィックは同じようにMNNへルーティングされる(MRのローカルマルチキャスト転送テーブルに従って)。しかしながら、ホームにある場合にもインタフェースをMSG可能として構成することにより、インタフェースが別のトポロジ位置に接続する場合にも、進行中のマルチキャスト通信を保持することが可能となる。これは、MSGが進行中のグループGのリスト(及び関連のソース)を学習し、新たな位置にてそれらに再サブスクライブすることが可能となるためである。
モバイルルータ(MR)のMSG可能インタフェースがホームに戻り、モバイルルータ(MR)がこのインタフェースにおいてMSGを無効化すると決定する場合、マルチキャストルーティングプロトコルは、通常、このインタフェースを通じてホームネットワークに向けて動作する。そうした場合、MSGはその所与のインタフェースのグループリストにおいて、任意の状態を除去してよい。
マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)の実装において、幾つかの手法を取ることが可能である。詳細には、例えば、1)別個のソフトウェアモジュールとして、又は、2)マルチキャストルーティングプロトコル(MRP)実装の拡張(パッチ)として、実装される。
両方の場合において、この本発明の実施形態では、既存のGMP「サービスインタフェース」:MulticastListen(ソケット,インタフェース,マルチキャストアドレス,フィルタモード,ソースリスト)を用いることにより、グループメンバシッププロトコルに向けたMSGインタフェース(MSG−GMPインタフェース)が実装され得る。
このアプローチでは、任意のマルチキャストアプリケーションプログラムのするのと同じように(例えば、GMP可能ソケットAPIを通じて)、MSGはIPレイヤ(GMP)に対し、特定のIPマルチキャストアドレスへ送信されるパケットの受信を可能また不能とするように要求する。上述のサービスインタフェースに基づく実装は、2つの異なった手法により実現され得る:
a)MSGソフトウェアは所与のマルチキャストグループ(MSG_srclist(ifc_i,G))のソースの集合を処理し、単一のソケット識別子(sid)を用いて全リストを渡す:
MulticastListen(sid,ifc_i,G,INCLUDE,MSG_srclist(ifc_i,G))、又は、
MSG_srclist(ifc_i,G)==*の場合、MulticastListen(sid,ifc_i,G,EXCLUDE,{})
b)MSGソフトウェアは幾つかのソケットid((S,G)ターゲット毎に1つ)を用い、所与のマルチキャストグループのソースの集合を担うMLDモジュールへ、それぞれのターゲット(S,G)と、MRPメッセージから導出される関連するクラスとを渡す。所与のターゲット(S,G)において:
・クラスがJOINの場合:
MulticastListen(target_sid,ifc_i,G,INCLUDE,S)、又は、
S==*の場合、MulticastListen(target_sid,ifc_i,G,EXCLUDE,{})
・クラスがLEAVEの場合:
MulticastListen(target_sid,ifc_i,G,EXCLUDE,S)、又は、
S==*の場合、MulticastListen(target_sid,ifc_i,G,INCLUDE,{})
この第2のアプローチには、MSGソフトウェアがターゲット毎にユニークなtarget_sidを生成し、それをMSGグループリストに格納する必要がある。
マルチキャストルーティングプロトコル(MRP)に向けたMSG−MRPインタフェースの実装は、アプローチ1),2)のいずれが選択されるかによる。このインタフェースの目的は、MSGが「インタフェースifc_iにおける送信準備の完了しているMRPメッセージ」(図4のMSG状態機械を参照)を検出し、MSG動作をトリガすることである。
・アプローチ1):独立のソフトウェアモジュールであるMSGは、インタフェースifc_iを通じて送信されるパケットを監視することにより、MRPメッセージを検出することが可能である。
・アプローチ2):MSG動作はMRPプロトコル実装により直接的にトリガされることが可能である。例えば、MSG可能インタフェースifc_iを通じてMRPメッセージを送信する代わりに、MSGパッチされたMRP実装により、正しいクラス及びターゲット情報によるMSG手続が呼び出される。
アプローチ1)では、MSGはMRPから完全に独立であり、結果として、対応するクラステーブルが認識されている限り任意のMRPにおいて用いられてよい。このことによりソフトウェアの再利用が容易となる。
アプローチ2)では、MSGソフトウェアはMSG可能ノードのMRP実装に組み込まれている。このことにより、例えば、MSG動作のトリガの必要があるときを検出するための、より効率的な実装が提供され得る。
マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はモバイルネットワークへのマルチキャストパケットの経路最適化配信を可能とする一方、他の種類の問題を解決するための非常に有用なアプローチでもある。以下は、MSGの他の用途の2つの例である:
・高速マルチキャストドメイン相互接続用MSG:例えば、相互接続マルチキャストバックボーンの故障の場合、2つの固定リーフ(leaf)マルチキャストドメインの間の一時的な相互作用点としてMSGが用いられる。したがってMSGにより、ネットワーク管理者の配備用の高速かつ容易である、一時的な故障回復法が提供される。
・IPv4/IPv6遷移用MSG:MSGにより、IPv4及びIPv6マルチキャストクラウド(cloud)を相互接続する非常に簡便なアプローチが提供される。IPv6レシーバはIPv4ソースからマルチキャストトラフィックを受信することが可能であり、反対に、IPv4レシーバはIPv6ソースからマルチキャストトラフィックを受信することが可能である。IPv4及びIPv6プロトコルは、全IPv4から全IPv6への遷移段階が完了するまでの比較的長期に渡り共存すると予示されることを考慮すると、この事例は非常に重要な使用例である。この目的のため、MSGはマルチキャストパケット(マルチキャストパケットのユニキャスト送信元アドレス及びマルチキャスト宛先アドレスと共に)をIPv4からIPv6へと、また反対に、IPv6からIPv4へと翻訳する必要がある。IPv4/IPv6翻訳用の既知の機構のほとんどは、ユニキャストトラフィックにしか適用されない。IPv4及びIPv6ドメインの間のマルチキャストパケット転送(及びその反対)を実現するためのIPv4−IPv6プロトコルトランスレータ及びアドレスマッパを特徴とする、マルチキャストトラフィック用の機構に関する提案がなされている[ケイ.ツチヤ(K.Tsuchiya)ら、「IGMP/MLDプロクシ(mtp)に基づくIPv6/IPv4マルチキャストトランスレータ(An IPv6/IPv4 Multicast Translator based on IGMP/MLD Proxying(mtp))」、draft−tsichiya−mtp−01.txt、2003年2月、作成中]。しかしながら、この提案では、所与のIPv4(それぞれにIPv6)マルチキャストアドレスの組のトラフィックを転送するために、トランスレータが手動で予め設定される(ネットワーク管理者により)必要がある。この設定中、関連するトラフィックを受信することを可能とするために、トランスレータはそれらの予め設定されたグループの全てに参加する。この機構は、新たなマルチキャストグループの翻訳が必要となる毎に人の介入が要求されるため、明らかに効率的でない。MSG(IPv4−IPv6ヘッダトランスレータ及びアドレスマッパにより拡張されている)は、IPv6(それぞれにIPv4)ドメインにより必要とされる場合にのみMSGにてIPv4(それぞれにIPv6)マルチキャストトラフィックの受信を動的にトリガすることにより、この問題を解決する。
そうしたMSG可能モバイルルータの使用により、IPv6(それぞれにIPv4)モバイルネットワークがIPv4訪問ネットワーク(それぞれにIPv6)にローミングし、この訪問ネットワークからマルチキャストトラフィックを受信することが可能となることに留意されたい。
上述の本発明の実施形態により幾つかの有利な特徴が提供されることは認められるであろう。例えば:
・インターネットにおけるモバイルネットワークの位置にかかわらず、最適パスに沿ってMNNへのマルチキャストトラフィックの配信を可能とする手段。
・MNNに対して透明性であるマルチキャストトラフィックの経路最適化:MNNにおける変更は不要であり、基本的な非モビリティ認知LFNも経路最適化から利益を得る(例えば、車中の基本的な電子デバイス)。単独のMRにより経路最適化が達成される。
・ネストされたモバイルネットワーク(即ち、別のモバイルネットワークを訪問するモバイルネットワーク)の集合におけるレベルの数にかかわらない、ネストされたモバイルネットワークのマルチキャストトラフィックの経路最適化配信。
・モバイルネットワークの場合に適用可能なリモートサブスクリプションアプローチに基づくモバイルマルチキャストホストのシームレスモビリティの機構。
上述の特徴は、モバイルルータと同じ位置に存在しマルチキャストパケットの経路最適化配信を可能とする場合、既存のマルチキャストルーティングプロトコルに対する変更なしで適用可能である。
これに加えて、MSGは:
・IPv4/IPv6トランスレータなど他のシナリオに適用可能である。
・実装が非常に簡単である。
・ネットワークの他のノードにおける既存のプロトコルに対しても拡張に対しても変更が不要である。
既知の方法によるインバウンドマルチキャストパケットのルーティングの概略図。 図1の方法によるアウトバウンドマルチキャストパケットのルーティングの概略図。 本発明の一実施形態によるインバウンドマルチキャストパケットのルーティングの例の概略図。 図3に示す方法の工程のフローチャート。 図3に示す方法において保持される一例のグループリスト。

Claims (22)

  1. 1つ以上のマルチキャストプロトコルを用い、かつ、ネットワークとインターネットとの間でトラフィックを転送するためのルータ(MR)を含むネットワークにおいて、ソースから、ネットワークノード(MNN)を含むノードのグループ(G)へとトラフィックを通信する方法であって、
    マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はルータ(MR)と同じ位置に存在することと、インタフェースにおいてマルチキャストルーティングプロトコル(MRP)のシグナリングメッセージをグループメンバシッププロトコル(GMP)のメッセージへ翻訳することとを特徴とする方法。
  2. 1つ以上のマルチキャストプロトコルを用い、かつ、モバイルネットワークとインターネットとの間でトラフィックを転送するためのモバイルルータ(MR)を含むモバイルネットワークにおいて、ソースから、モバイルネットワークノード(MNN)を含むノードのグループ(G)へとトラフィックを通信する方法であって、
    マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はモバイルルータ(MR)と同じ位置に存在することと、インタフェースにおいてマルチキャストルーティングプロトコル(MRP)のシグナリングメッセージをグループメンバシッププロトコル(GMP)のメッセージへ翻訳することとを特徴とする方法。
  3. インタフェースはモバイルルータ(MR)の出口インタフェースである請求項2に記載の方法。
  4. インタフェースにおいて動作しているマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はシグナリングメッセージがグループ参加クラス({JOIN})及びグループ離脱クラス({LEAVE})のうちのいずれに関連するかを判定することと、該クラスをグループメンバシッププロトコル(GMP)へ翻訳することとを含む請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. シグナリングメッセージの種類に応じてクラスを提供するクラステーブルを用いてクラスの判定が行われる請求項4に記載の方法。
  6. インタフェースにおいて動作しているマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はシグナリングメッセージがターゲットマルチキャストグループ(G)の識別子を含むか否かを判定することと、ターゲットマルチキャストグループの識別子をグループメンバシッププロトコル(GMP)へ翻訳することとを含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. インタフェースにおいて動作しているマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はシグナリングメッセージがターゲットマルチキャストグループソース(S)のアドレスを含むか否かを判定することと、該ターゲットマルチキャストグループソースのアドレスをグループメンバシッププロトコル(GMP)へ翻訳することとを含む請求項6に記載の方法。
  8. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)は各MSG可能インタフェースに対してシグナリングメッセージにより識別されるそれぞれのマルチキャストグループソースアドレスに関連するグループ(G)の識別子を含むソースリストを保持することを含む請求項7に記載の方法。
  9. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はそれぞれのソースリストの変化に応答して前記グループ(G)のGMPサブスクリプションを更新することを含む請求項8に記載の方法。
  10. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)は、インタフェースのトポロジ接続点の変化に応答してグループのGMPサブスクリプションと、インタフェースに保持されている関連するソースリストとを更新することを含む請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. MSG可能インタフェースを通じてサブスクライブされるネットワークの外のソースからのマルチキャストパケットは、ルータ(MR)のローカルマルチキャスト転送テーブルに従って、ネットワーク内のMSG可能インタフェースからマルチキャストルーティングされることを含む請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はGMPプロトコルにより提供される「サービスインタフェース」を用いてGMPメッセージを生成することにより、特定のソースにより特定のIPマルチキャストアドレスへ送信されるパケットの受信を可能また不能とすることを含む請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
  13. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)は所与のマルチキャストグループ(G)のソースを集合させ、単一のソケット識別子(sid)を用いて全集合を渡すことを含む請求項12に記載の方法。
  14. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はシグナリングメッセージから導出されるそれぞれのターゲット(ソースS,マルチキャストグループG)に対して異なるソケット識別子(target_sid)を用いることを含む請求項12又は13に記載の方法。
  15. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はMSG可能インタフェースを通じて送信されるパケットを監視することによりマルチキャストルーティングプロトコル(MRP)メッセージを検出することを含む請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法。
  16. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はマルチキャストルーティングプロトコル(MRP)実装の拡張に埋め込まれることを含む請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法。
  17. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はマルチキャストパケットに加えて、IPv4とIPv6との間のマルチキャストパケットのユニキャストソースアドレス及びマルチキャスト宛先アドレスを翻訳することを含む請求項1乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はIPv4 MRPメッセージをIPv4 GMPメッセージ(即ち、IGMPメッセージ)へ翻訳することを含む請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法。
  19. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はIPv6 MRPメッセージをIPv6 GMPメッセージ(即ち、MLDメッセージ)へ翻訳することを含む請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
  20. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はIPv4 MRPメッセージをIPv6 GMPメッセージへ翻訳して、IPv4ノードがIPv6マルチキャストグループ及びソースからマルチキャストパケットを受信することを可能とすることを含む請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法。
  21. マルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)はIPv6 MRPメッセージをIPv4 GMPメッセージへ翻訳して、IPv6ノードがIPv4マルチキャストグループ及びソースからマルチキャストパケットを受信することを可能とすることを含む請求項1乃至20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 請求項1乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行する際に使用するための装置であって、ルータ(MR)と同じ位置に存在し、かつ、マルチキャストルーティングプロトコル(MRP)のシグナリングメッセージをグループメンバシッププロトコル(GMP)のメッセージへ翻訳するマルチキャストシグナリングゲートウェイ(MSG)からなる装置。
JP2006547175A 2003-12-23 2004-12-17 モバイルネットワークノードにおける経路最適化マルチキャストトラフィック Active JP4820950B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP03293293.1 2003-12-23
EP03293293A EP1548978B1 (en) 2003-12-23 2003-12-23 Route-optimised multicast traffic for a mobile network node
PCT/US2004/042528 WO2005064831A1 (en) 2003-12-23 2004-12-17 Route-optimised multicast traffic for a mobile network node

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007531356A true JP2007531356A (ja) 2007-11-01
JP4820950B2 JP4820950B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=34530830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006547175A Active JP4820950B2 (ja) 2003-12-23 2004-12-17 モバイルネットワークノードにおける経路最適化マルチキャストトラフィック

Country Status (11)

Country Link
US (1) US8953595B2 (ja)
EP (1) EP1548978B1 (ja)
JP (1) JP4820950B2 (ja)
KR (1) KR100839009B1 (ja)
CN (1) CN101248603B (ja)
AT (1) ATE415025T1 (ja)
BR (1) BRPI0418125A (ja)
CA (1) CA2547946C (ja)
DE (1) DE60324821D1 (ja)
ES (1) ES2315472T3 (ja)
WO (1) WO2005064831A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7701937B2 (en) * 2005-10-13 2010-04-20 Motorola, Inc. Method and apparatus for IP multicasting
KR100799586B1 (ko) * 2006-02-23 2008-01-30 한국전자통신연구원 휴대인터넷 망에서의 ip 멀티캐스트 그룹의 가입 메시지범람을 방지하기 위한 bs 장치 및 그 방법
CN101030921B (zh) * 2006-03-02 2012-05-23 华为技术有限公司 一种组播控制系统和方法
CN101035063A (zh) 2006-03-07 2007-09-12 华为技术有限公司 组播流转发方法及其路由器和系统
AT503585B1 (de) 2006-05-08 2007-11-15 Austria Tech & System Tech Leiterplattenelement sowie verfahren zu dessen herstellung
KR100739287B1 (ko) * 2006-06-30 2007-07-12 주식회사 케이티 다중 이동 라우터 구조에 의한 휴대 인터넷 서비스를 위한다중 이동 라우터 동기화 방법
US8279829B2 (en) * 2006-10-10 2012-10-02 Futurewei Technologies, Inc. Multicast fast handover
KR100747599B1 (ko) * 2006-10-27 2007-08-08 한국전자통신연구원 홈 네트워크에서 IPv6 멀티캐스트 그룹 관리 프로토콜프록시를 이용하여 라우터 기능을 지원하는 멀티캐스트시스템 및 그 방법
US20080112349A1 (en) * 2006-11-13 2008-05-15 Motorola, Inc. System and method for providing internet protocol multicast communications over a wireless broadband data network
KR100840463B1 (ko) * 2006-12-13 2008-06-23 주식회사 케이티 다중 네트워크 인터페이스 장치 및 그 방법과 그의 트래픽제어 옵션 정보 전송 방법 및 네트워크 인터페이스 선택방법
GB2447432B (en) * 2007-01-31 2011-09-07 King S College London Improvements in or relating to network mobility
JP5196685B2 (ja) * 2007-06-26 2013-05-15 メディア パテンツ エセ.エレ. マルチキャストグループを管理する方法と装置
US8379623B2 (en) 2007-07-10 2013-02-19 Motorola Solutions, Inc. Combining mobile VPN and internet protocol
US7664880B2 (en) 2007-08-15 2010-02-16 Microsoft Corporation Lightweight address for widely-distributed ADHOC multicast groups
CN101369994A (zh) * 2007-08-15 2009-02-18 华为技术有限公司 一种实现组播组成员管理协议代理的方法、装置和系统
CN101383757B (zh) * 2007-09-03 2012-03-21 华为技术有限公司 组播路由方法、装置及系统、媒体网关和媒体网关控制器
JP4808274B2 (ja) * 2007-11-21 2011-11-02 富士通株式会社 ネットワークの試験方法及びシステム
CN102104863B (zh) * 2009-12-21 2014-05-07 中国移动通信集团公司 IPv4和IPv6的移动性管理信令翻译方法及翻译器
US10033588B2 (en) * 2012-11-14 2018-07-24 Raytheon Company Adaptive network of networks architecture
EP3108683B1 (en) * 2014-02-17 2018-01-03 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Handling of wireless backhaul links
US11863348B2 (en) * 2021-07-06 2024-01-02 Cisco Technology, Inc. Message handling between domains

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100272567B1 (ko) * 1997-12-31 2000-11-15 서평원 이동통신 네트워크를 이용한 이동 인터넷
US6754224B1 (en) 1998-06-24 2004-06-22 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for multicast call signaling in packet network
JP3519616B2 (ja) * 1998-10-21 2004-04-19 株式会社日立製作所 中継装置
US6751218B1 (en) * 2000-02-26 2004-06-15 Avaya Technology Corp. Method and system for ATM-coupled multicast service over IP networks
US6788696B2 (en) * 2000-03-10 2004-09-07 Nortel Networks Limited Transparent QoS using VC-merge capable access modules
JP4347497B2 (ja) * 2000-04-03 2009-10-21 株式会社日立製作所 通信制御装置及びパケット変換方法
FI20001630A (fi) * 2000-06-30 2001-12-31 Nokia Mobile Phones Ltd Palvelun laadun määritys datavirroille
US20020150094A1 (en) * 2000-10-27 2002-10-17 Matthew Cheng Hierarchical level-based internet protocol multicasting
US6721297B2 (en) * 2001-11-19 2004-04-13 Motorola, Inc. Method and apparatus for providing IP mobility for mobile networks
CN1444363A (zh) * 2002-03-13 2003-09-24 磊讯(上海)软件科技有限公司 一种在公共场所实施以太局域网的方法
CN1411248A (zh) 2002-11-05 2003-04-16 浙江大学 Ipv9/ipv4nat路由器
US7644177B2 (en) * 2003-02-28 2010-01-05 Cisco Technology, Inc. Multicast-routing-protocol-independent realization of IP multicast forwarding

Also Published As

Publication number Publication date
KR100839009B1 (ko) 2008-06-19
ES2315472T3 (es) 2009-04-01
KR20060105791A (ko) 2006-10-11
BRPI0418125A (pt) 2007-04-17
CA2547946C (en) 2010-10-05
EP1548978B1 (en) 2008-11-19
US8953595B2 (en) 2015-02-10
CN101248603B (zh) 2012-06-20
ATE415025T1 (de) 2008-12-15
DE60324821D1 (de) 2009-01-02
CA2547946A1 (en) 2005-07-14
WO2005064831A1 (en) 2005-07-14
US20110051725A1 (en) 2011-03-03
JP4820950B2 (ja) 2011-11-24
CN101248603A (zh) 2008-08-20
EP1548978A1 (en) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820950B2 (ja) モバイルネットワークノードにおける経路最適化マルチキャストトラフィック
US8102792B2 (en) Enabling foreign network multicasting for a roaming mobile node, in a foreign network, using a persistent address
US9871718B2 (en) Method and device for registering multicast source and establishing multicast path
US8848609B2 (en) Forwarding internet protocol version 6 link-local multicast to support roaming of wireless mobile client devices
Jelger et al. Multicast for mobile hosts in IP networks: Progress and challenges
EP1941671B1 (en) Method and apparatus for providing seamless mobility across multicast domains
WO2012083844A1 (zh) 传输组播数据的方法、组播树的更新方法以及系统和装置
JP4543097B2 (ja) セッションアウェア接続制御方法および装置
JP4654278B2 (ja) マルチキャストツリー割当方法および装置
Schmidt et al. Mobile multicast sender support in proxy mobile IPv6 (PMIPv6) domains
KR20120011803A (ko) 이동 통신 시스템에서 이동 노드에 대한 멀티캐스트 서비스 제공 방법 및 장치
JP3668130B2 (ja) マルチキャスト通信装置及びマルチキャスト通信方法
Mihailovic et al. Sparse mode multicast as a mobility solution for internet campus networks
Kim et al. New approach for mobile multicast based on SSM
KR101407669B1 (ko) 망 기반 이동성 관리 시스템 및 모바일 멀티캐스트 서비스 핸드오버 방법
WO2002103540A1 (en) Enabling foreign network multicasting for a roaming mobile node, in a foreign network, using a persistent address
Singh et al. Implementing label filters on a shared tree mobile multicast architecture
MXPA06007339A (en) Route-optimised multicast traffic for a mobile network node
Takahashi et al. Multicast source handover scheme based on proxy router discovery
Al-Begain et al. A DBT-based mobile multicast protocol
Gao et al. RFC 7287: Mobile Multicast Sender Support in Proxy Mobile IPv6 (PMIPv6) Domains
Namee et al. Designing a Protocol to Support Multicast Mobility in IPv6 Network
Ponnusamy A survey on wired and mobile multicast group membership management protocol
Rajabi et al. Mobile multicast support using old foreign agent (MMOFA)
Waehlisch Mobile Multicast Sender Support in Proxy Mobile IPv6 (PMIPv6) Domains draft-ietf-multimob-pmipv6-source-08

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081224

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4820950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250