JP2007528503A - 光コードを同時に生成および処理する光デバイス - Google Patents

光コードを同時に生成および処理する光デバイス Download PDF

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Abstract

P個の入力s(1≦s≦P、かつ、P≧1)とN個の出力k(1≦k≦N、かつ、N≧1)とを含む少なくとも1つの波長の光コードを生成して処理するのに適した光デバイスにおいて、時間間隔τを持つC個(C≧2)のチップから成るN個(N≧2)の位相および/または振幅の光コードを同時に生成して処理するのに適していることを特徴とし、入力sから出力kへの伝達関数Tsk(f)は、次式
Figure 2007528503

を満足することを特徴とする。ただし、Fν(f)(ν=0,1,...,V−1)は、光フィルタの伝達関数、aν(ν=0,1,...,V−1)は、一定値、Ssk(Ssk∈Z)は、整数、N(k=1,2,...,N)は、一定値、V(1≦V≦logN)は、正の整数である。更に、特に光デバイスにより生成されるのに適し、光デバイスを含むネットワークおよび装置に適した一組の光コードが提供される。

Description

本発明は、好ましくは平面光波回路(PLC)技術で実現して光コードを同時に生成および処理し、ラベルの生成および処理を光領域内で直接行うことが可能な正確、確実、簡単なコストが安い光デバイスに関する。特に、このデバイスは、マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)通信ネットワークや符号分割多元接続(CDMA)ネットワークに利用できる。
本発明は、更に、特に光デバイスにより生成するのに適し、高度に直交して高い精度で互いに認識できる一組の光コードに関する。特に、かかるコードを用いることにより、MPLSネットワーク上で伝送されるデータ・パケットの経路選択を正確かつ確実に行い、CDMAネットワーク上で伝送される信号を正確に受信することができる。
また本発明は、かかる光デバイスを含むネットワークおよび装置に関する。
IPプロトコルを用いる現在最も拡散された通信ネットワークは、SONET/SDH(同期光ネットワーク/同期デジタル階層)トランスポート層を用い、その上にATM(非同期転送モード)スイッチング層が乗り、その上をIPプロトコルに従うデータが進む。特に、音声トラフィックは、一般にSONET/SDH層上を進む。かかるネットワークにより、WDM(波長分割多重伝送方式)では1つ以上の波長でも伝送に用いることができる。この4層構造は、大きなトラフィック量を妥当なコストで管理するには遅すぎる。特に、ネットワーク全体の拡張性と柔軟性に関して非効率である。
かかる理由から、MPLSシステムが提案されてIETF(インターネット技術標準化委員会)により標準化された。このシステムは、SONET/SDHおよびATM層を1つの単一のIP/MPLS層内に挿入することにより、プロトコル・スタックを減らすように光ネットワークのスケーリングおよび管理を行うのに用いられる一組のプロトコルに基づく。実際のところ、K.H.Liuの「WDM上のIP」、John Wileym & Sons,Ltd,West Sussex,England,2003や、M.Murata,K.I.Kitayamaの「フォトニック・マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチングの展望」、IEEE network,July/August,pp.56−63,2001や、R.Xu.Q.Gong,P.Yeの「WDMベースのブロードバンド波長交換IPネットワーク上のMPLSによる新しいIP」、IEEE J.Lightwave Technol.,vol.19,n.5,pp.596−602,2001や、M.Kogaの「フォトニックMPLSルータ」、Proc.Lasers and Electro−Optics(CLEO),Long Beach,California USA,vol.1,pp.581−582,vol.1,2002や、D.J.Blumenthalの「フォトニック・パケットおよび全光ラベル・スイッチング技術および方式」、Opt.Fiber Comm.Conf.(OFC),Anaheim,California USA,paper W03,pp,282−284,2002などに記述されているように、トラフィック工学を簡単にしまたネットワーク資源の使用を効率化するために、MPLSプロトコルは、IPプロトコルにオーバ・ラップする。
図1aを参照すると、MPLSネットワークの入力ノード1において、一定のフォーマットを有するラベル2が各データ・パケット3のヘッド(またはテール)に挿入される。詳しく述べると、かかるラベルは、一般に最大32ビットを有するコードである。各ラベルのビットは、チップと呼ばれる。次のノード4で、パケット3は、ラベル2自身の値に基づいて、最終的にパケットを受信する宛先ノード5への経路を選択する。
言い換えると、MPLSネットワークは、光ネットワークの外部ノード1、5を接続する仮想リンク、すなわち、トンネルを生成する。データ・パケット3がトンネルの入力に入ると、通常のIP手続きが中止され、いわゆる、ラベル・スイッチングにより、パケットは、ラベル2の値だけに基づいて宛先ノード5に送られる。
このように、MPLSプロトコルは、IPパケットの通常の経路選択を置換するものではなく、データ伝送速度を高め、また異なるQoS(サービスの質)要求を持つトラフィック・フローに十分な帯域を割り当てるために、IPプロトコルにオーバ・ラップする。
しかし、MPLSネットワークは、いくつかの欠点を有する。
現在のMPLSネットワークの主な限界は、ラベルの生成および処理が光レベルではなく電子レベルで行われるので、最大伝送速度が大幅に制限されて10ギガビット/秒程度まで減少することである。
実際のところ、現在の技術は、ラベル(すなわち、最大32チップの長さのコード)を用い、これをデータ・パケットの前(または後)に挿入する。得られる電気信号を光信号に変換し、MPLSネットワーク内で伝送する。各単一ノードで、データ・パケット3とラベル2とで構成する光信号を電気信号に再変換することが必要であり、これによりラベル2が取り出される。ラベル2は、ラベル2自身と、記憶されたコードのテーブル内に挿入されている全ての他のラベルとの相関を取ることにより読み取られる。
ラベルは、全て互いに直交し、入力ラベルがテーブル内の対応するラベルと一致するときだけ自己相関関数のピークが存在する。かかる場合に、同じラベル2を持つデータ・パケット3を再び電気信号から光信号に変換して次のノードに送る。ラベルの変更が必要な場合は、データ・パケットは、ラベル・スワッパにより新しいラベルを与えられて送られる。上記の全てにおいて、各ノードで光検出器およびレーザ源を用いた電気・光・電気の二重変換が必要である。かかるデバイスのコストは、光ネットワークのコストの75%以上であることが分かっているので、その使用をできるだけ減らすことが経済的に好ましい。
これらの欠点の解決方法が提案されているのは、K.I.Kitayama、N.Wada,H.Sotobayashiの「光コード相関に基づくフォトニックIPルータのための構造的考察」、IEEE J.Lightwave Technol.,vol.18,n.12,pp.1834−1844,2000や、K.I.KitayamaおよびN.Wadaの「フォトニックIPルーティング」、IEEE J.Lightwave Technol.,vol.11,n.12,pp.1689−1691,1999や、N.Wada,K.I.Kitayamaの「光コードを用いるフォトニックIPルーティング:10ギガビット/秒の光パケット伝送実験」、Proc.Optical Fiber Communication Conference(OFC),Baltimore,Maryland USA,vol.2,paper WM51−1,pp.362−364,2000や、K.I.Kitayama,M.Murataの「光コード・ベースのラベル処理を用いるフォトニック・アクセスと光データ・ネットワーキングへのその応用」、IEEE J.Lightwave Technol.,vol.19,n.10,pp.1401−1415,2001である。特に、かかる構造ではラベルを光領域内で直接生成して処理することが提案されている。
ラベルを読み取るには、入力ラベルとテーブル内の全てのN個のラベルとのN回の相関を取る必要があり、かかる解決方法は、ラベル毎にN個の異なる1つのデバイスを用いて光領域内でN回の相関を取る。
この方法は、各パケットのN個のコピーとN個の相関器とを必要とするので、相関装置が複雑になりコストがかかるという他の欠点を含んでいる。
MPLSネットワークを光領域内で直接管理する他の解決方法は、異なる波長をラベルとして用いるマルチ・プロトコル波長スイッチングまたはMPλS(マルチ・プロトコル・ラムダ・スイッチング)システム(これは一般化されたMPLSシステムとも呼ばれる)を用いることである。
しかし、これらのシステムもいくつかの欠点を有する。
これらのシステムの主な限界は、ラベルとこれに対応する波長λとの間の厳密な1対1対応のためにコード基数が小さい(すなわち、ラベルの数が小さい)ことである。
更に、一般化されたMPLSシステムは、異なる波長を生成する整調可能なレーザ源を必要とする。これは、普通のレーザ源より高価である。
更に、これらのシステムは、異なるラベルを読み取るために各ノードにデ・マルチプレクサが必要である。
これまでに述べたことは、多数のユーザについて多元接続技術により伝送チャンネルに同時にアクセスすることができるCDMAネットワークでも当てはまる。
詳しく述べると、CDMA方式は、伝送される情報信号とは独立した特定のコードを各ユーザに割り当てる。拡散と呼ばれる符号化作業は、各単一ユーザに割り当てられたコードに情報信号を掛けることを含む。逆に、復号作業では、受信器は、受信信号と受信ユーザのコードとの相関を取る(逆拡散)。ネットワークに同時にアクセスする種々のユーザの間の干渉を避けるために、コードは、互いに直交する必要がある。
D.D.Sampson、G.J.Pendock,R.A.Griffinの「フォトニック符号分割多元接続通信」、Fiber and Int.Opt.,vol.16,pp.129−157,1997や、M.Azizoglu、J.A.Salehi,Y.Liの「時間コードによる光CDMA」、IEEE Trans.Commun.,vol.40,n.7,pp.1162−1170(1992)や、J.A.Salehiの「光ファイバ・ネットワークにおける符号分割多元接続技術 第1部:基本的原理」、IEEE Trans.Commun.,vol.37,n.8,pp.824−833(1989)や、M.E.Marhicの「コヒーレントな光CDMAネットワーク」、J.Lightwave Technol.,vol.11,n.5/6,pp.854−864(1993)や、K.I.Kitayamaの「光コード変換に基づく符号分割多重化光波ネットワーク」、IEEE J.Select.Areas Commun.vol.16,n.7,pp.1309−1319,1998に記述されているように、多元接続光ネットワークでは、図1bの略図に示すように、全てのユーザ50により送信される信号は、スターカプラ52により各受信器51に分配される。データの符号化および復号が光領域内で行われる場合は、全体の伝送速度は、電子的なエンコーダおよびデコーダが到達できる速度よりはるかに大きい。文献に提案されている全ての構成において、ユーザ50毎にN個の異なる1つのエンコーダ53が用いられる。受信のときは、望ましいユーザのコードが分かると、適応フィルタを用いて復号が行われる。明らかに、この場合は、コード毎にN個の異なる1つのデコーダ54が必要である。
MPLSおよびCDMAは、別の欠点を有する。
実際のところ、異なる光コードを正確に区別するには、自己相関関数のピークができるだけ高いことが必要であり、他方で相互相関関数は、どこでもゼロに近くなければならない。文献に提案されている光コードの特徴および特性の論評が、S.W.Lee,D.H.Greenの「コヒーレントな光CDMAネットワークのための符号化」、IEEE Proc.Commun.,vol.145,n.3,pp.117−125,1998や、S.W.Lee,D.H.Greenの「コヒーレントな光CDMAネットワークにおける光コードの性能分析法」、IEEE Proc.Commun.,vol.147,n.l,pp.41−46,2000や、S.W.Lee,D.H.Greenの「CDMA LANにおける光直交コードの性能分析」、IEEE Proc.Commun.,vol.147,n.4,pp.256−271,1998や、F.R.K.Chung、J.A.Salehi,V.K.Weiの「光直交コード: 設計、分析、応用」、IEEE Trans.Inform.Theory,vol.35,n.3,pp.595−604,1989や、G.C.Yang,T.E.Pujaの「等しくない自己および相互相関制約を持つ光直交コード」、IEEE Trans.Inform.Theory,vol.41,n.1,pp.96−106,1995で行われている。
K.I.Kitayama、N.Wada,H.Sotobayashiの「光コード相関に基づくフォトニックIPルータの構造的考察」、IEEE J. Lightwave Technol., vol.18,n.12,pp.1834−1844,2000や、K.I.Kitayamaの「光コード変換に基づく符号分割多重化光波ネットワーク」、IEEE J.Select.Areas Commun.,vol.16,n.7,pp.1309−1319,1998により提案されたコードは、自己相関ピーク(ACP)がACP=Nで、相互相関関数の最大値(相互相関ピーク:CCP)がCCP=(N−1)のアダマール・コードである。例えば、N=8の場合、自己相関ピークは、ACP=64であり、相互相関関数の最大値は、CCP=49である。したがって、コードの直交性のパラメータは、非常に大きく、r=CCP/ACP=49/64=0.77であり、MPLSネットワークのルータおよびCDMAシステムでの検出の性能は、特に精密ではない。
したがって、本発明の目的は、正確、確実、簡単に安いコストで光領域内でラベルを直接生成して処理できることである。
本発明の別の目的は、高度に直交する一組の光コードを与えて高い精度で互いに認識でき、特に、MPLSネットワーク上で伝送されるデータ・パケットの正確かつ確実な経路選択を行い、CDMAネットワーク内で、これらに関連する単一ユーザを正確また確実に識別できることである。
本発明の特定の主題は、P個の入力s(1≦s≦P、かつ、P≧1)とN個の出力k(1≦k≦N、かつ、N≧1)とを含む少なくとも1つの波長の光コードを生成して処理するのに適した光デバイスであって、時間間隔τのC個(C≧2)のチップから成り、1つ以上の波長のN個(N≧2)の位相および/または振幅光コードを同時に生成して処理するのに適していることを特徴とし、また入力sから出力kへの伝達関数Tsk(f)は、次式
Figure 2007528503

を満足することを特徴とする。ただし、Fν(f)(ν=0,1,...,V−1)は、光フィルタの伝達関数、aν(ν=0,1,...,V−1)は、一定値、Ssk(Ssk∈Z)は、整数、N(k=1,2,...,N)は、一定値、V(1≦V≦logN)は、正の整数である。
好ましくは本発明では、入力sから出力kへの伝達関数Tsk(f)は、次式に等しい。
Figure 2007528503

常に本発明では、チップの数Cは、出力kの数N以上(C≧N)でよい。
更に本発明では、同時に生成して処理するのに適した光コードの数Nは、出力kの数N以上(N≧N)でよい。
更に本発明では、出力kの数Nは、2の累乗(N=2、zは、正の整数またはゼロ)でよい。
常に本発明では、N(k=1,2,...,N)は、整定数値でよい。
更に本発明では、入力sの数Pは、1に等しくて(P=1)よい。
更に本発明では、デバイスは、光フィルタの少なくとも1つの木を含んでよく、各フィルタは、1入力および2出力を含み、各木は、1個の入力とL個のレベルとN個の出力(L≧1、かつ、1≦N≦2)を含み、各フィルタは、それぞれの直接伝達関数H(f)とそれぞれの相互伝達関数G(f)とを有し、木のLレベルは、根から葉または葉から根に増加する順序に従って置かれる。
好ましくは本発明では、少なくとも1つの木の各光フィルタの直接相関関数H(f)と相互相関関数G(f)とは、2つの有限インパルス応答(FIR)および長さM(M≧2)の直角ミラーフィルタ(QMF)の伝達関数に対応し、次式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、アステリスクは、複素共役を示す。
常に本発明では、木の入力からレベルVに置かれる出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、積の各要素Fν(f)(ν=0,1,...,V−1)は、G(f)またはH(f)に等しく、aν=2ν(ν=0,1,...,V−1)、Ssk=0、V≦Lである。
更に本発明では、各光フィルタの直接相関関数H(f)と相互相関関数G(f)の係数h[k]とg[k]は、次式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、δ[n]は、クロネッカのデルタ関数である。
常に本発明では、各光フィルタは、単位遅れ2τを持つ平面フィルタでよい。ただし、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉または葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別される。
更に本発明では、入力から出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、F(f)は、基準伝達関数、aν=1、Ssk=S、N=N、V=1である。
更に本発明では、入力から出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、F(f)は、基準伝達関数、aν=1、Ssk=S、N=2、l(0≦l≦L−1)は、出力kが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉または葉から根に増加する順序に従うインデクスlにより識別され、V=1である。
常に本発明では、各光フィルタは、少なくとも1つのマッハ・ツェンダ干渉計(MZI)を含んでよい。
更に本発明では、各光フィルタは、入力および出力3dB対称方向性カプラを有してよい。
更に本発明では、各光フィルタは、長さM=2およびアームの間の遅れ2τを有するMZIを1つだけを含む。ただし、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別される。
常に本発明では、各光フィルタは、2つのMZIのチェーンを含んでよく、チェーンは、長さM=4およびアームの間の遅れ2τおよび2l+1τを有する。ただし、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉または葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別される。
さらに本発明では、ΔΦ定位相の光移相器を少なくとも1つのMZIのアームの少なくとも1つに沿って挿入してよい。
好ましくは本発明では、デバイスは、少なくとも1個のノードを有する少なくとも1つの木を備え、ノードは、NIN(NIN≧1)個の入力導波管およびN(N≧1)個の出力導波管を含む第1のカプラを備え、その出力は、N個の導波管を含む格子に接続され、格子は、NOUT(NOUT≧1)個の出力導波管を含む第2のカプラのN個の入力導波管に接続される。特に、カプラは、方向性カプラおよび/または集束カプラ(すなわち、スラブ)および/またはマルチ・モード干渉カプラのどれでもよい。
常に本発明では、デバイスは、
(数8)
IN=N=NOUT=NGRA
でよい。
更に本発明では、値θの定光移相器を格子の導波管j(j=1,2,...,N)の少なくとも1つに沿って挿入してよい。
更に本発明では、格子の導波管の長さL(j=1,2,...,N)は、
(数9)
=Lm’+dΔL j=1,2,...,N
に等しい。ただし、整数d∈[j=1,2,...,N−1]は、k≠k’のとき条件d≠dk’を満たし、Lm’は、最短導波管に等しい基準導波管の長さ、したがってdm’=0、ΔLは、格子の2つの導波管の長さの最小差である。
常に本発明では、デバイスは、次の通りである。
Figure 2007528503

ただし、modは、算術モジュール演算子を示す。
更に本発明では、デバイスは、d=2j(j=1,2,...,N)である。ただし、偶数の入力i(i=2r(r=1,2,...,int[NIN/2]であって、「int」は、割り算の整数の商を与える算術演算子を示す))および偶数の出力k(k=2r’(r’=1,2,...,int[NOUT/2]))だけが用いられる。
更に本発明では、第1のカプラは、均一マルチ・モード干渉(MMI)カプラ、または不均一パワー・スプリッタMMIカプラでよい。
常に本発明では、第1のMMIカプラは、長さ
(数11)
=M3Lπ/N
を有してよい。ただし、Mは正の整数で、
Figure 2007528503

ただし、βおよびβは、それぞれ0次および1次モードの伝播定数、nは、有効屈折率、λは、入力放射線の自由空間波長、Wは、基本横モードの有効幅であり、第1のMMIカプラ入力導波管は、横方向に増加するインデクスiにより識別され、かつ出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスj’により識別されると仮定すると、このデバイスの入力導波管iおよび出力導波管j’は、恐らく、それぞれ次の位置xおよびxに置かれる。
Figure 2007528503
更に本発明では、デバイスのMおよびNは、1より大きな共通の除数を持たない2つの正の整数である。
好ましくは本発明では、デバイスは、M=1である。
常に本発明では、第2のカプラは、均一MMIカプラまたは不均一パワースプリッタMMIカプラでよい。
更に本発明では、第2のMMIカプラは、長さ
(数14)
L’=M’3L’π/NOUT
を有してよい。ただし、M’は、正の整数で、
Figure 2007528503

ただし、β’およびβ’は、それぞれ0次および1次のモードの伝播定数、n’は、有効屈折率、λは、入力放射線の自由空間波長、W’は、基本横モードの有効幅であり、第2のMMIカプラ入力導波管は、横方向に増加するインデクスj”により識別され、かつ出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスkにより識別されると仮定すると、このデバイスの入力導波管j”および出力導波管kは、恐らくそれぞれ次の位置x’j”およびx’の位置に置かれる。
Figure 2007528503
更に本発明では、デバイスのM’およびNOUTは、1より大きな共通の除数を持たない2つの正の整数である。
好ましくは本発明では、デバイスは、M’=1である。
更に本発明では、格子の導波管に沿う移相器の値θは、
(数17)
φij+φ’jm+θ=2πAikm
(i=1,2,...,NIN、j=1,2,...,N、m=1,2,..,NOUT、k=1,2,...,NOUT)に等しい。ただし、
Figure 2007528503

Figure 2007528503

および
Figure 2007528503

Figure 2007528503

ただし、Aikmは、整定数である。
更に本発明では、第1のカプラの入力iから第2のカプラの出力kへの伝達関数Tik(f)の絶対値は、第1のカプラ(21)の入力iから第2のカプラの出力mへの基準伝達関数Tim(f)の絶対値の周波数変換されたコピーでよい。すなわち、
Figure 2007528503

ただし、F(f)=Tim(f)、cは、光速、aν=1、nは、格子の導波管の屈折率、V=1,Ssk=−n、ただし、nは、2つの異なる出力k、k’に対応する値は異なる(k≠k’→n≠n’(k、k’=1,2,...,NOUT))という条件を満足する整数、τは、
Figure 2007528503

である。
常に本発明では、デバイスは、N=NOUT(k=1,2,...,NOUT)でよい。
更に本発明では、第1のカプラは、集束カプラ、すなわち「スラブ」でよい。
更に本発明では、第2のカプラは、集束カプラ、すなわち「スラブ」でよい。
好ましくは本発明では、第1のカプラおよび第2のカプラの入力および出力導波管の場所は、ローランド円構造に基づいてよい。
常に本発明では、格子内の隣接する導波管の長さは、定数ΔLだけ異なる。
更に本発明では、デバイスのNは、
Figure 2007528503

でよい。ただし、λは、入力光信号の波長、Rは、第1および第2の集束カプラの焦点距離、nは、第1および第2の集束カプラの有効屈折率、dは、導波管格子のピッチ、dは、NIN個の入力導波管およびNOUT個の出力導波管のピッチである。
更に本発明では、NIN個の入力導波管およびNOUT個の出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスiおよびインデクスkによりそれぞれ識別されるとすると、第1のカプラの入力iから第2のカプラの出力kへの伝達関数Tik(f)絶対値は、同じ入力iからこれに対応する基準出力mREF_i(1≦mREF_i≦NOUT)への基準伝達関数
Figure 2007528503

の絶対値の周波数変換されたコピーでよく、したがって、
Figure 2007528503

ただし、
Figure 2007528503

cは光速、aν=1、nは格子の導波管の屈折率、V=1,Ssk=(i+k)、時定数τは
Figure 2007528503

である。
好ましくは本発明では、入力iに対応する基準出力導波管のインデクスmREF_iは、
Figure 2007528503

である。
更に本発明では、デバイスは、N=NOUT(k=1,2,...,NOUT)でよい。
本発明の更に特定の主題は、少なくとも1つの波長の時間間隔τのCチップを含む少なくとも1つの位相および/または振幅光コードを含む光信号であって、前に説明した光デバイスのN個の出力kの少なくとも1つで、少なくとも1つの光信号を光デバイスのP個の入力sの少なくとも1つに送ることにより生成されることを特徴とする。
常に本発明では、少なくとも1つのコードのチップ位相は、2π/Cの整数倍でよい。すなわち、2kπ/C(kは正または負の整数またはゼロ(k∈Z))に等しくてよい。
好ましくは本発明では、少なくとも1つの光コードは、PSKコードである。
更に本発明では、少なくとも1つの光コードは、前に説明した光デバイスにより、U(2≦U≦P)個のインパルス光信号を光デバイスのU個の対応する入力sに送ることにより生成してよい。ただし、好ましくは、U=int(P/2)である。
更に本発明では、U個のインパルス光信号は、同じ波長を有してよい。
本発明の更に特定の主題は、少なくとも1つの波長の時間間隔τのC(C≧2)個のチップを含む少なくとも1つの位相および/または振幅光コードを含む光信号であって、少なくとも1つのコードのチップ位相は、2π/Cの整数倍、すなわち、2kπ/C(kは正または負の整数またはゼロ(k∈Z))に等しいことを特徴とする。
常に本発明では、少なくとも1つのコードは、少なくとも2つの波長のC個のチップを含む。
更に、本発明の特定の主題は、1つ以上のコード生成デバイスと1つ以上のコード処理および認識デバイスとを含む通信網であって、1つ以上のコード生成デバイスの少なくとも1つおよび/または1つ以上のコード処理および認識デバイスの少なくとも1つは、少なくとも1つの前に説明した光デバイスを含むことを特徴とする。
好ましくは本発明では、通信網は、マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)通信網または符号分割多元接続(CDMA)通信網である。
本発明の更に特定の主題は、コード生成デバイスであって、前に説明した光デバイスを含むことと、および今説明した通信網に用いるのに適していることとを特徴とする。
本発明の更に特定の主題は、コード処理および認識デバイス(特に、ルータ・デバイス)であって、少なくとも1つの認識された光コードに基づいて少なくとも1つの光スイッチャを制御する前に説明した光デバイスを含むことと、および今説明した通信網に用いるのに適していることとを特徴とする。
本発明者は、光・電気変換および逆変換を全くせずに、光領域内で直接N個のコードを同時に生成して処理するデバイスを開発した。このデバイスは、全てのコードを同時に生成しまた同時に処理することができるので、MPLS光ネットワーク内の入力ノードにも通過ノードにも、CDMAネットワーク内の送信にも受信にも用いることができる。
本発明に係る光デバイスの第1の実施の形態は、ウェーブレット・パケット(WP)分解および多重分解分析(MRA)を用いる。これは一対の有限インパルス応答(FIR)H(f)および複素直角ミラーフィルタ(QMF)G(f)を用いる。かかるフィルタの係数h[n]およびg[n]は、Mの長さを有し、以下の式を満足する。
Figure 2007528503

ただし、δ[n]は、クロネッカのデルタ関数である。ウェーブレット・アトムは、一連の関数であって、以下の再帰形式で定義される。
Figure 2007528503

ただし、lは、分解レベルであって正の整数(l∈Z)、mは、木の中のウェーブレット・アトム位置であって、これも正の整数(m∈Z)、τは、一定の単位遅れであってコード・シーケンスのチップの間の間隔に一致し、関数w0,0(t)は、MRAのスケーリング関数であって、スケーリング方程式
Figure 2007528503

を満足する。
WPアトムは、2項間隔の整数倍の自己および相互直交関数である。すなわち、
Figure 2007528503

ただし、角括弧「<>」は、スカラ積を示す。式[2]から始まって、ウェーブレット・アトムは、次式で表される。
Figure 2007528503

ただし、
Figure 2007528503

は、(l,m)末端から根ノードへの等価フィルタであって、式[2]を用いて再帰的に計算される。したがって、式[4]の直交条件は、
Figure 2007528503

であり、フィルタfl,m[k](l≧0、かつ0≦m≦2−1)の係数は、一組の自己および相互直交コードであって、長さは、(2−1)(M−1)+1に等しい。
全WP分解木の方式を図2に示す。各段は、対数級数で増加する単位遅れを持つフィルタである。図2の光デバイス6の入力のτより短い継続時間を持つ単一パルスは、木の末端で(2−1)(M−1)+1の長さを有する一組の光コード(OC)の開始点を与える。全ての木ノードは、異なるOCを供給する。ただし、同じ分解レベルの(すなわち、同じlを有する)末端だけは、同じ長さを有するラベルを生成する。更に、既存のラベルを一切修正せずに、木の末端を単に追加または除去することによりユーザを追加または削除して、理論的に無限のコード基数を持つOC集合を得ることができる。言い換えると、各ラベルは、自分の時間シフトしたラベルと直交し、また任意の分解レベルで生成された全てのラベルは、互いに直交する。
図2のデバイスは、一組の多重帯域フィルタと見なしてよく、そのフーリエ変換は、
Figure 2007528503

であり、次のように表される(F=HまたはG)。
Figure 2007528503

更に、
Figure 2007528503
全WP分解木は、単一基板上でPLC技術を用いて光領域で実現することができる。図3は、分解レベルl=3を持つハール・ウェーブレット・パケットに関係する本発明にかかるデバイスの好ましい実施の形態を示す。このデバイスは、入力および出力3dB対称方向性カプラと対数級数で増加する単位遅れとを有するマッハ・ツェンダ干渉計(MZI)の木である。ハール・ウェーブレット分解のQMFの長さは、M=2であり、
Figure 2007528503

図3に示すデバイスは、アダマール・コードと一致しかつ時間間隔τを持つN個のチップのパルスから成る長さNの2進位相シフト・キーイング(PSK)である光コードを生成する。
図4aを参照すると、図3の光デバイスは、1個の入力とN個の出力とを備え、6で示されるラベル生成器(MPLSネットワーク内で)として用いられることが分かる。ただし、Nは、生成されるラベルの数である。光源7の出力を第1の変調器11により変調することにより得られる一連の光パルス(次に光コードを生成する単一チップ・パルス)は、デバイス6の入力に送られ、各出力ポートにN個のラベルが同時に存在する。1個のラベルを選択するには電気・光スイッチャ8によりデバイス6の対応する出力を単に選択するだけでよく、必要なときには、いつでも非常に簡単な方法で光ネットワークを再構成することができる。選択されたラベル2は、データ・パケット3の前(または後)に挿入される。パケット3は、光源7の出力を第2の変調器12により変調し、方向性カプラ9および遅延線10を用いることにより得られる。
図4bに示すように、このデバイスは、CDMAネットワークの伝送ノード内のエンコーダとして用いてよい。この場合は、光源7の出力を変調器12により変調することにより得られる伝送データは、デバイスの入力に直接送られる。出力では符号化された信号40が得られ、多元接続網内に送られる。
図3に示す同じデバイスは、MPLSネットワーク内またはCDMAネットワークの受信システム内のルータ・ノードで全ての光コードを同時に処理するのに用いられる。
実際のところ、図5に示すようにMPLSネットワークの場合は、このデバイスにより全ての相関を同時に取ることができる。ペイロード・データ信号のヘッド(またはテール)に付けられたフォトニック・ラベルから成るIPパケットが図3のデバイスの入力に送られる場合は、対応するラベルの端末での出力信号は、自己相関ピーク(ACP)を示す自己相関信号と一致し、他の出力の信号は、低い値の相互相関関数である。したがって、デバイスからの出力信号は、光スイッチャを制御する信号として用いてよく、送られるIPパケットが光スイッチャの入力に与えられる。
同様にして、CDMAネットワークの符号化された信号がデバイスの入力に送られると、送信信号は、用いられたコードに対応する出力末端に得られ、他のコードを持つ送信信号は、他の出力で検出される。
到着するラベルを正しく弁別するには、相互相関信号の最大値(CCP)がACPより非常に低いことが必要である。実際に、図3のデバイスにより生成されるアダマール・コードは、等しくない相互相関関数を有する。特に図6に示すように、全てのラベルは、ACP=N=8=64を有するが、そのいくつかの最大CCPは、CCP=(N−1)=7=49である。ここで、図6aは、100ギガビット/秒のデータ・パケットと、5psのパルス継続時間および12.5psの時間間隔τを有する前ラベルとを含む光信号を示し、図6bおよび図6cは、それぞれの自己および相互相関関数信号を示す。
相関性能を記述するパラメータは、最大CCPとACPとの比rで、この場合は、r=0.77である。
したがって、このコード集合は、不満足な性能を与える。
最適なコード集合は、同じ自己および相互相関関数を与える光コードで作られる。このため、式[9]および[10]を見直すと、全てのフィルタFl,mは、同じ長さ(すなわち、同じ分解レベルl)を有し、かつ、次式
Figure 2007528503

に従うプロトタイプ・フィルタFl,0のシフトされたコピーである必要である。
HおよびGは、
Figure 2007528503

という関係を満足する一対のQMFフィルタ(アステリスクは、複素共役を示す)なので、l=1のとき条件[11]は、自動的に満たされる。l>1では、木の根から末端への遅れを減少させ、かつ条件[11]を満足させるために定移相器を追加することにより、図3の分解方式を逆にすることができる。
最適なコード集合を生成するのに適した本発明に係るデバイスの第2の実施の形態を図7に示す。これ、8つの位相PSKラベルを生成し、図8に示すように全てACP=64、最大CCP=6.83、r=0.107を有する。ここで、図8aは、100ギガビット/秒のデータ・パケットと、5psのパルス継続時間および12.5psの時間間隔τを有する前ラベルとを含む光信号を示し、図8bおよび図8cは、それぞれ自己および相互相関関数信号を示す。特に、N個の出力を持つ同様の最適なエンコーダ/デコーダを実現するには、N−1個のMZI干渉計と複数の移相器が必要である。
またこの場合、活動的なユーザの数がNより小さい場合は、木を除去することができる。更に、全ての生成されたコードは、同じ長さを有する。例えば、図9は、図7の1つから少なくとも二対のQMFフィルタを除去することにより得られる本発明に係るデバイスの第3の実施の形態を示す。図9のデバイスは、8という同じ長さを有するN=6個のラベルを生成する。末端(3,0)、(3,1)、(3,2)、(3,3)で生成されるラベルは、ACP=64を有し、末端(2,2)、(2,3)で生成されるラベルは、ACP=16を有する。全てのラベルは、最大CCP=2を有する。
図10aは、図1aのMPLSネットワークの一部の略図であって、図7のデバイス6が入力ノード1にもルータ・ノード4にも用いられ、光スイッチャ13を制御する。
他方で、図10bは、図1bのCDMAネットワークを示す。この場合は、異なるコードを持つNユーザのデータを符号化するのに、図7のものと同様の1個のデバイス6が複数の伝送ノード53で用いられ、またN個の受信信号を復号するのに同様の1個のデバイス6’が複数の受信ノード54で用いられる。
コード直交性性能は、Nを増やすことにより更に向上する。しかし、各QMFフィルタの長さMを増やすことにより、ユーザの数Nを変えずに非常に優れた相関特性を持つコード・シーケンスを生成することができる。制限するものではないが、例として、長さM=4を有するダウベッキ・ウェーブレット・フィルタの全木を実現する、本発明に係るデバイスの第4の実施の形態を図11に示す。このデバイスは、長さ22のN=8個の光コードを生成し、フォトニック・ラベルは、等しくない振幅および位相を持つチップ・パルスから成る。各コードは、ACP=13.5、最大CCP=1.55、r=0.114を有する。
図7のデバイスと同じ光コードを生成するのに適した本発明に係るデバイスの第5の実施の形態を図12に示す。これは、2個のマルチ・モード干渉(MMI)カプラ21、23と、N個の導波管の格子22と、N個の光移相器とを含む。特に、図12のデバイスは、N個の入力およびN個の出力を有する。以下では、入力ポートiと出力ポートkと格子アームjは、全て1からNの昇順の番号で示す。
第1のMMIカプラ21は、NxNの均一パワースプリッタである。すなわち、これは、横方向の最大数のモードを支援する導波管であり、垂直軸に沿って単峰で、N個の入力単一モード導波管とN個の出力単一モード導波管とに接続される。マルチ・モード導波管は、自己像を作る性質を持つので、任意の1つの入力でのフィールド分布が等しい振幅と異なる位相を有するN個の像内の出力平面に再生される。
N個の像を生成するのに、MMIカプラ21は、長さL=M3Lπ/Nを有する必要がある。ただし、MおよびNは、1より大きな共通の除数を持たない任意の2つの正の整数で、
Figure 2007528503

ただし、βおよびβは、それぞれ0次および1次の伝搬定数、nは、(有効)屈折率、λは、自由空間波長である。Wは、基本横モードの有効幅で、各単一モード・フィールドの横透過深さを考慮に入れるために実際のガイド(すなわち、スラブ)幅Wよりやや大きく、高コントラスト導波管ではW≒Wと考えてよい。多くの実際的な応用では、統合された光デバイスは、できるだけ短くなければならず、MMIカプラ21ではM=1と考えてよい。図13は、図12に示したNxNのMMIカプラの略図を示す。入力および出力の導波管は、等しい間隔の位置に置かれ、
Figure 2007528503

である。
入力iから出力jへのイメージングに関連する位相φijは、
Figure 2007528503

ただし、
Figure 2007528503

デバイスが対称的であり、入力ポートと出力ポートとを交換して用いてよいので、式[15]は、φij=φjiであることを示す。したがって、入力iから出力jへのインパルス応答hik(t)は、i’=kおよびk’=iのときの入力i’から出力k’へのインパルス応答hi’k’(t)と一致する。
MMIカプラ21のポートの任意の入力での光パルス、カプラの全ての出力で再生され、異なる長さを有する格子22の導波管に分配される。したがって、パルスは、格子22のアーム内の異なる経路を進み、パルスの遅れたコピーが後のMMIカプラ23により結合される。したがって、入力iから出力kへのインパルス応答は、
Figure 2007528503

に等しい(定位相係数の場合および恐らく定振幅係数の場合を除く)。ただし、j=√−1、δは、ディラックのデルタ関数、θは、j番目の移相器により導入される定移相である。更に、Lは、格子22のj番目のアームの長さ、nは、対応する(有効)屈折率である。
等しい間隔のチップから成る光コードを生成するには、格子22のアームの長さL(j=1,2,...,N)は、条件
(数48)
=L+dΔL j=1,2,...,N [18]
を満たし、整数d∈[0,1,2,...,N−1]がj≠j’ならばd≠dj’という条件を満たす必要がある。
は、最も短い(d=0)と考えられる格子22の基準導波管の長さ、ΔLは、格子22の2個の導波管の長さの最小差である。多くの一般的な構成では格子の長さは、jと共に直線的に増加しないが、格子22のアームの係数dは、全て異なって、間隔[0÷N−1]を完全にカバーする必要がある。
入力iから基準出力mへのインパルス応答は、
Figure 2007528503

で、出力mでの光コードは、等しい振幅および異なる位相を持つ一連のN個のPSKチップである。移相器の値θは、基準コードが全て等しい位相、すなわち、
Figure 2007528503

を有するチップから成るように選択しなければならない。ただし、Aijmは、整定数である。
任意の固定された入力iおよび基準出力mについて、式[20]から始めて移相器の値θを計算することができる。
出力kおよびk’での光コードが直交する場合は、対応するインパルス応答の相互相関関数は、ほぼ0である。すなわち、
Figure 2007528503
入力iから出力kへの伝達関数Hik(f)は、インパルス応答[17]のフーリエ変換を行うことにより計算することができる。すなわち、
Figure 2007528503

周波数領域では、関係[21]、次のようになる。
Figure 2007528503
伝達関数が基準伝達関数Him(f)の変換されたコピー、すなわち、
Figure 2007528503

に等しい場合は、この条件は、常に満たされる。ただし、nは、2つの異なる出力に対応する値が異なるという条件
(数55)
k≠k’→n≠n’ k,k’=1,2,...,N [25]
を満たす整数である。
全ての光コードが同じ自己および相互相関関数を有する場合、光コード集合は、周波数領域内で基準コードのフーリエ変換を変換することにより生成することができる。式[20]を用いることにより、入力iと基準出力mとの間の伝達関数は、
Figure 2007528503

であり、これを式[24]に代入することにより次式が得られる。
Figure 2007528503
式[22]と[27]とを比較すると、次の条件
Figure 2007528503

が満たされる場合は、OCは、直交することが分かる。
式[18]と[20]とを用いると、
Figure 2007528503

j=mとすることにより
Figure 2007528503

が得られる。これを式[29]に代入すると、
Figure 2007528503

特に、Δφjm=0である。
位相差は、式[15]から次のように計算することができる。
Figure 2007528503

ただし、
Figure 2007528503

は、整数、Ajkは、4の整数倍である。したがって、条件[31]は、次のように表される。
Figure 2007528503

ただし、「mod」は、モジュール算術演算子を示し、d∈[0,1,2,...,N−1]である。
式[33]は、図12に示すデバイスの第5の実施の形態を実現する規則を与える。特に、第1の式[33]は、基準出力mでの光コードと出力kでの光コードとの間の相対的移相を与え、第2の式[33]は、導波管格子22の係数d、したがってアームの長さLを与える。入力iから出力kへの伝達関数は、
Figure 2007528503
簡単にするために、基準長さL=NΔLを選ぶことができる。このとき、伝達関数[34]は、次のようになり、
Figure 2007528503

出力kでのOCの位相は2π/Nの倍数である。この場合、式[30]から、
(数67)
φmk=φmm k=1,2,...,N [36]
で、図12のデバイスにより生成されるOCは、図7のデバイスにより生成されるものと一致する。
制限するものではないが、例として、図12のデバイスがN=8個の入力とN=8個の出力とを有する場合に、基準出力がm=2で、入力ポートがi=4とすると、式[33]から、格子22のアームの係数は、d=(7 0 6 1 5 2 4 3)であり、式[20]による移相器の値は、θ=−2φ−(13π/32 29π/32 −19π/32 29π/32 −3π/32 13π/32 −3π/32 −19π/32)である。
出力m=2での基準コードは、全て0の位相を有し、また他の出力で生成されるコードは、図12で報告されたものであり、図7のデバイスにより生成されたものと同じである。
式[33]では格子22のアームの係数は、jと共に単調に増加しない。平面ガイドの交差を避けるには、多数のU曲管をレイアウト内に挿入するか、またはS構成を用いる必要がある。または、d=αj(αは整数)という条件を確立することができる。この場合は、格子22の係数dは、次式に等しい。
Figure 2007528503

これは、jが偶数でα=2のとき常に満たされる。したがって、偶数の入力と、偶数の出力と、偶数のインデクスを持つ導波管格子22のアームだけを考える場合は、図12のデバイスは、jと共に単調に増加する格子22のアームの長さで実現してよい。
当業者は、第1のMMIカプラが単一入力およびN個の出力を持つ1xNの不均一のスプリッタの場合に図12のデバイスを容易に適応することができる。
本発明に係るデバイスの他の実施の形態は、図12のものと同様のデバイスのノードの木構造を含んでよい。この場合は、非常に高い基数を持つコード集合を生成することができる。
図14は、1個の導波管格子と2個の集束カプラ(すなわち、スラブ)を用いる本発明に係るデバイスの第6の実施の形態を示す。詳しく述べると、図14のデバイス25は、N個の入力導波管と、N個の出力導波管と、2個の結合導波管と、1個の導波管格子とを含む。各カプラの入力および出力の導波管は、ローランド円構造に従って置かれ、格子内の2個の隣接する導波管の長さは、定数ΔLだけ異なる。
入力iと出力kのとの間の伝達関数は、次式で表される(定位相係数の場合と恐らく定振幅係数の場合を除く)
Figure 2007528503

ただし、nおよびnは、それぞれスラブと格子導波管の有効屈折率、dは、導波管格子のピッチ、θおよびθは、それぞれ入力および出力導波管により範囲が定められる角度、すなわち、
Figure 2007528503

である。
入力および出力導波管格子のピッチは、それぞれdおよびdで示され、Rは、スラブの焦点距離である。d=dと仮定し、
Figure 2007528503

になるようレイアウト・パラメータを選ぶと、式[38]および[39]から次式が得られる。
Figure 2007528503
各入力iについて基準出力導波管を定義してよい。これは、i≠Nならば、m=N−Tであり、i=Nならば、m=Nで与えられる。基準伝達関数は、
Figure 2007528503

であり、関係するインパルス応答は、
Figure 2007528503

に等しい。ただし、τ=ΔLn/cは、光コードのチップ周期である。
このようにして、図14のデバイスは、図7および図12のデバイスにより生成されるものと同じコードを生成する。実際のところ、入力iから出力kへの伝達関数は、基準関数を次のように変換したものである。
Figure 2007528503
本発明に係る別の実施の形態では、可変波長、すなわち、整調可能なレーザ源を単一入力チップ源として用いることにより、異なる波長のラベルを符号化することにより、コード長を増やさずにコード基数を増やすことができる。
コード長を増やさずにコード基数を増やす別の方法は、多次元コードを生成することである。実際のところ、同じ波長の2つ以上のパルスを図12または図14のデバイスの入力に送ることによりN個の直交光コードが得られる。可能な入力構成の数は、更に大きいので、直交光コードの更に大きい集合を構築することができる。
パルスが送られる入力の数をn(n<N)とすると、生成されるコードの集合の基数は、
Figure 2007528503

まで増加し、コード長は、Nのままである。多次元構成を用いることにより生成される長さNのOCの最大数は、
Figure 2007528503

であり、これは、n=N/2個の入力を考慮することにより得られる。
例を示すと、N=8のとき、4次元OCのコード基数は、70である。
別の例として、図14のデバイスの入力iおよびiに送られる同じ波長の2つの等しいパルスを考えると、出力kでの伝達関数は、
Figure 2007528503

ただし、mは、iに対応する基準出力、すなわち、i≠Nならばm=N−iであり、i=Nならば、m=Nである。対応するインパルス応答は、
Figure 2007528503

なので、OCは、一般に等しくない振幅および位相を有する。特に、i−i=N/2の場合は、長さNのOCが生成され、これは、同じ振幅を持つ偶数チップ・パルスだけになる。
デバイスがルータ・ノード内でラベル・プロセッサとして用いられるときは、ラベルが入力ポートi=kに送られる場合、デバイスの相反性のために出力k=iおよびk’=iに2つの自己相関信号がある。したがって、多次元OC集合では、2つ以上の自己相関ピークが同時に存在することを測定することにより2つのコードの間の正確な一致が検出される。N=8を持つ二次元コード集合では、ACP=16、かつ、最大CCP=3、したがって、r=0.187であり、一次元OCの場合より、わずかに劣る。
例えば、MPLSネットワークおよびCDMAネットワークに関係するアプリケーションにおいて、本発明に係る光デバイスおよび光コード集合が持つ利点は、明らかである。
特に、同じデバイスをエンコーダとデコーダの両方に用いてよい。デバイス出力を適切に選択することにより異なる光コードが選択される。
本発明に係る光コードを多元接続ネットワークに用いるとき、MPLSネットワークの場合と同じ考えが適用される。特に、提案された光コードは、高い直交性を有するので、多元接続干渉(MAI)が実質的にゼロのNユーザの信号が受信される。
好ましい実施の形態について上に説明し、本発明のいくつかの修正を示唆したが、クレームに定義されている保護の関係する範囲から逸れずに、他の修正や変更を行ってよいことを当業者は理解すべきである。
例示であって制限されない好ましい実施の形態に従って、特に添付図面の各図を参照して本発明を説明する。
MPLSネットワークの略図を示す CDMAネットワークの略図を示す。 本発明に係る光デバイスの第1の実施の形態の略図を示す。 図2の方式に係る、本発明に係る光デバイスの好ましい実施の形態を示す。 MPLSネットワーク内のラベル生成器としての図3のデバイスのアプリケーションを示す。 CDMAネットワーク内のエンコーダとしての図3のデバイスのアプリケーションを示す。 光コード・プロセッサとしての図3のデバイスのアプリケーションを示す。 図3のデバイスの入力の光信号を示す。 図3のデバイスの出力で得られる自己相関信号を示す。 図3のデバイスの出力で得られる最大相互相関信号を示す。 本発明に係る光デバイスの第2の実施の形態の略図を示す。 図7のデバイスの入力の光信号を示す。 図7のデバイスの出力で得られる自己相関信号を示す。 図7のデバイスの出力で得られる最大相互相関信号を示す。 本発明に係る光デバイスの第3の実施の形態の略図を示す。 MPLSネットワーク内の図7のデバイスのアプリケーションを示す。 CDMAネットワーク内の図7のデバイスのアプリケーションを示す。 本発明に係る光デバイスの第4の実施の形態の略図を示す。 本発明に係る光デバイスの第5の実施の形態の略図を示す。 図12のデバイスのNxNのMMIカプラの略図を示す。 本発明に係る光デバイスの第6の実施の形態の略図を示す。 図中、同じ要素は同じ参照番号で示す。

Claims (63)

  1. P個の入力s(1≦s≦P、かつ、P≧1)とN個の出力k(1≦k≦N、かつ、N≧1)とを含む少なくとも1つの波長の光コードを生成して処理するのに適した光デバイスであって、時間間隔τのC個(C≧2)のチップから成り、1つ以上の波長のN個(N≧2)の位相および/または振幅光コードを同時に生成して処理するのに適していることを特徴とし、入力sから出力kへの伝達関数Tsk(f)は、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・Fν(f)(ν=0,1,...,V−1)は、光フィルタの伝達関数、
    ・aν(ν=0,1,...,V−1)は、一定値、
    ・Ssk(Ssk ∈Z)は、整数、
    ・N(k=1,2,...,N)は、一定値、
    ・V(1≦V≦logN)は、正の整数であること、
    を満足する光デバイス。
  2. 請求項1記載の光デバイスであって、入力sから出力kへの伝達関数Tsk(f)は、
    Figure 2007528503

    に等しいことを特徴とする光デバイス。
  3. 請求項1または2記載の光デバイスであって、前記光コードのチップの数Cは、出力kの数N以上、すなわち、C≧Nであることを特徴とする光デバイス。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の光デバイスであって、同時に生成して処理するのに適した光コードの数Nは、出力kの数N以上、すなわち、(N≧N)であることを特徴とする光デバイス。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光デバイスであって、出力kの数Nは、2の累乗、すなわち、N=2で、zは、正の整数またはゼロに等しいことを特徴とする光デバイス。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の光デバイスであって、N(k=1,2,...,N)は、整定数値であることを特徴とする光デバイス。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の光デバイスであって、入力sの数Pは、1に等しい、すなわち、P=1であることを特徴とする光デバイス。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の光デバイスであって、デバイスは、光フィルタの少なくとも1つの木を含み、各フィルタは、1入力および2出力を含み、各木は、1個の入力とL個のレベルとN個の出力(L≧1、かつ、1≦N≦2)を含み、各フィルタは、それぞれの直接伝達関数H(f)とそれぞれの相互伝達関数G(f)とを有し、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従って置かれることを特徴とする光デバイス。
  9. 請求項8記載の光デバイスであって、少なくとも1つの木の各光フィルタの直接相関関数H(f)と相互相関関数G(f)は、2つの有限インパルス応答(FIR)および長さM(M≧2)の直角ミラーフィルタの伝達関数に対応し、次式
    Figure 2007528503

    (ただし、アステリスクは複素共役を示す)
    を満足することを特徴とする光デバイス。
  10. 請求項9記載の光デバイスであって、木の入力からレベルVに置かれる出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・積の各要素Fν(f)(ν=0,1,...,V−1)はG(f)またはH(f)に等しく、
    ・aν=2ν(ν=0,1,...,V−1)、
    ・Ssk=0、
    ・V≦L
    に等しいことを特徴とする光デバイス。
  11. 請求項8から10のいずれかに記載の光デバイスであって、各光フィルタの直接相関関数H(f)と相互相関関数G(f)の係数h[k]とg[k]は、次式
    Figure 2007528503

    (ただし、δ[n]は、クロネッカのデルタ関数である)
    を満足することを特徴とする光デバイス。
  12. 請求項8から11のいずれかに記載の光デバイスであって、各光フィルタは、単位遅れ2τを持つ平面フィルタであり、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別されることを特徴とする光デバイス。
  13. 請求項8または9記載の光デバイスであって、入力から出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・F(f)は基準伝達関数、
    ・aν=1、
    ・Ssk=S
    ・N=N
    ・V=1、
    を満足することを特徴とする光デバイス。
  14. 請求項8または9記載の光デバイスであって、入力から出力kへの伝達関数Tsk(f)=T(f)は、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・F(f)は基準伝達関数、
    ・aν=1、
    ・Ssk=S
    ・N=2
    ・l(0≦l≦L−1)は、出力kが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別され、
    ・V=1、
    を満足することを特徴とする光デバイス。
  15. 請求項8から14のいずれかに記載の光デバイスであって、各光フィルタは、少なくとも1つのマッハ・ツェンダ干渉計(MZI)を含むことを特徴とする光デバイス。
  16. 請求項15記載の光デバイスであって、各光フィルタは、入力および出力3dB対称方向性カプラを有することを特徴とする光デバイス。
  17. 請求項15または16記載の光デバイスであって、各光フィルタは長さM=2およびアームの間の遅れ2τを有するMZIを1つだけを含み、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別されることを特徴とする光デバイス。
  18. 請求項15または16記載の光デバイスであって、各光フィルタは、2つのMZIのチェーンを含み、チェーンは長さM=4およびアームの間の遅れ2τおよび2l+1τを有し、l(0≦l≦L−1)は、フィルタが置かれるレベルであり、木のLレベルは、根から葉にまたは葉から根に増加する順序に従ってインデクスlにより識別されることを特徴とする光デバイス。
  19. 請求項15から18のいずれかに記載の光デバイスであって、ΔΦ定位相の光移相器は、少なくとも1つのMZIのアームの少なくとも1つに沿って挿入されることを特徴とする光デバイス。
  20. 請求項1から7のいずれかに記載の光デバイスであって、デバイスは、少なくとも1個のノードを有する少なくとも1つの木を備え、ノードは、NIN(NIN≧1)個の入力導波管およびN(N≧1)個の出力導波管を含む第1のカプラ(21)を備え、その出力は、N個の導波管を含む格子(22)に接続され、格子(22)は、NOUT(NOUT≧1)個の出力導波管を含む第2のカプラ(23)のN個の入力導波管に接続されることを特徴とする光デバイス。
  21. 請求項20記載の光デバイスであって、
    (数8)
    IN=N=NOUT=NGRA
    であることを特徴とする光デバイス。
  22. 請求項20または21記載の光デバイスであって、値θの定光移相器は、格子(22)の導波管j(j=1,2,...,N)の少なくとも1つに沿って挿入されることを特徴とする光デバイス。
  23. 請求項20から22のいずれかに記載の光デバイスであって、格子(22)の導波管の長さL(j=1,2,...,N)は、次式
    (数9)
    =Lm’+dΔL j=1,2,...,N
    ただし、整数d∈[j=1,2,...,N−1]は、k≠k’のとき条件d≠dk’を満たし、Lm’は、最短導波管に等しい基準導波管の長さ、したがって、dm’=0、ΔLは格子(22)の2つの導波管の長さの最小差、
    に等しいことを特徴とする光デバイス。
  24. 請求項23記載の光デバイスであって、次式
    Figure 2007528503

    (ただし、「mod」は、算術モジュール演算子を示す)
    を特徴とする光デバイス。
  25. 請求項23記載の光デバイスであって、d=2j(j=1,2,...,N)であり、偶数の入力i(i=2r(r=1,2,...,int[NIN/2]であり、「int」は、割り算の整数の商を与える算術演算子を示す))および偶数の出力k(k=2r’(r’=1,2,...,int[NOUT/2]))だけが用いられることを特徴とする光デバイス。
  26. 請求項20から25のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第1のカプラは、均一マルチ・モード干渉(MMI)カプラ(21)であることを特徴とする光デバイス。
  27. 請求項20から25のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第1のカプラは、不均一パワースプリッタMMIカプラ(21)であることを特徴とする光デバイス。
  28. 請求項26または27記載の光デバイスであって、第1のMMIカプラ(21)は、長さ
    (数11)
    =M3Lπ/N
    ただし、Mは、正の整数で、次式
    Figure 2007528503

    であり、ただし、
    ・βよびβは、それぞれ0次および1次モードの伝播定数、
    ・nは、有効屈折率、
    ・λは、入力放射線の自由空間波長、
    ・Wは、基本横モードの有効幅、
    を有することを特徴とし、
    更に、第1のMMIカプラの入力導波管は、横方向に増加するインデクスiにより識別され、かつ、出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスj’により識別されると、前記デバイスの入力導波管iおよび出力導波管j’は、それぞれ位置xおよびx次式
    Figure 2007528503

    に置かれることを特徴とする光デバイス。
  29. 請求項28記載の光デバイスであって、MおよびNは、1より大きな共通の除数を持たない2つの正の整数であることを特徴とする光デバイス。
  30. 請求項28または29記載の光デバイスであって、M=1であることを特徴とする光デバイス。
  31. 請求項20から30のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第2のカプラは、均一MMIカプラ(23)であることを特徴とする光デバイス。
  32. 請求項20から30のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第2のカプラは、不均一パワー・スプリッタMMIカプラ(23)であることを特徴とする光デバイス。
  33. 請求項31または32記載の光デバイスであって、前記第2のMMIカプラは、長さ
    (数14)
    L’=M’3L’π/NOUT
    ただし、M’は正の整数で、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・β’およびβ’は、それぞれ0次および1次のモードの伝播定数、
    ・n’は、有効屈折率、
    ・λは、入力放射線の自由空間波長、
    ・W’は、基本横モードの有効幅、
    を有することを特徴とし、
    第2のMMIカプラの入力導波管は、横方向に増加するインデクスj”により識別され、かつ、出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスkにより識別されるとすると、前記デバイスの入力導波管j”および出力導波管kは、それぞれ位置x’j”およびx’次式
    Figure 2007528503

    に置かれることを更に特徴とする光デバイス。
  34. 請求項33記載の光デバイスであって、M’およびNOUTは、1より大きな共通の除数を持たない2つの正の整数であることを特徴とする光デバイス。
  35. 請求項33または34記載の光デバイスであって、M’=1であることを特徴とする光デバイス。
  36. 請求項33から35のいずれかに記載の光デバイスであって、格子(22)の導波管に沿う移相器の値θは、次式
    (数17)
    φij+φ’jm+θ=2πAikm
    (i=1,2,...,NIN、j=1,2,...,N、m=1,2,..,NOUT、k=1,2,...,NOUT
    ただし、次式
    Figure 2007528503

    で、次式
    Figure 2007528503

    および、次式
    Figure 2007528503

    で、次式
    Figure 2007528503

    および、Aikmは、整定数、
    に等しいことを特徴とする請求項21,22,28の1つに依存する光デバイス。
  37. 請求項20から36のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第1のカプラの入力iから前記第2のカプラの出力kへの伝達関数Tik(f)の絶対値は、第1のカプラ(21)の入力iから第2のカプラの出力mへの基準伝達関数Tim(f)の絶対値の周波数変換されたコピー、すなわち、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・F(f)=Tim(f)、
    ・cは、光速、
    ・aν=1、
    ・nは、格子(22)の導波管の屈折率、
    ・V=1、
    ・Ssk=−n、nは、2つの異なる出力kおよびk’に対応する値が異なるという条件
    (数23)
    k≠k’→n≠n’(k、k’=1,2,...,NOUT
    を満足する整数、
    ・時定数τは、
    Figure 2007528503

    であることを特徴とする光デバイス。
  38. 請求項37記載の光デバイスであって、N=NOUT(k=1,2,...,NOUT)であることを特徴とする光デバイス。
  39. 請求項20から25のいずれかに記載の光デバイスであって、前記第1のカプラは、集束カプラ、すなわち、スラブであることを特徴とする光デバイス。
  40. 請求項20から25記載の光デバイスであって、前記第2のカプラは、集束カプラ、すなわち、スラブであることを特徴とする光デバイス。
  41. 請求項39または40記載の光デバイスであって、前記第1のカプラおよび第2のカプラの入力および出力導波管の場所は、ローランド円構造に基づくことを特徴とする光デバイス。
  42. 請求項39から41のいずれかに記載の光デバイスであって、格子内の隣接する導波管の長さは、定数ΔLだけ異なることを特徴とする光デバイス。
  43. 請求項39から42のいずれかに記載の光デバイスであって、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    ・λは、入力光信号の波長、
    ・Rは、第1および第2の集束カプラの焦点距離、
    ・nは、第1および第2の集束カプラの有効屈折率、
    ・dは、導波管格子のピッチ、
    ・dは、NIN個の入力導波管およびNOUT個の出力導波管のピッチ、
    を特徴とする光デバイス。
  44. 請求項39から43のいずれかに記載の光デバイスであって、前記NIN個の入力導波管およびNOUT個の出力導波管は、同じ横方向に増加するインデクスiおよびインデクスkによりそれぞれ識別されるとすると、第1のカプラの入力iから第2のカプラの出力kへの伝達関数Tik(f)の絶対値は、同じ入力iからこれに対応する基準出力mREF_i(1≦mREF_i≦NOUT)への基準伝達関数
    Figure 2007528503

    の絶対値の周波数変換されたコピー、すなわち、次式
    Figure 2007528503

    ただし、
    Figure 2007528503

    ・cは、光速、
    ・aν=1、
    ・nは、格子(22)の導波管の屈折率、
    ・V=1、
    ・Ssk=(i+k)、
    ・時定数τは、
    Figure 2007528503

    であることを特徴とする光デバイス。
  45. 請求項44記載の光デバイスであって、入力iに対応する基準出力導波管のインデクスmREF_iは、
    Figure 2007528503

    に等しいことを特徴とする請求項21に依存する光デバイス。
  46. 請求項44または45記載の光デバイスであって、N=NOUT(k=1,2,...,NOUT)であることを特徴とする光デバイス。
  47. 少なくとも1つの波長の時間間隔τのC個のチップを含む少なくとも1つの位相および/または振幅光コードを含む光信号であって、請求項1から46のいずれかに記載の光デバイスのN個の出力kの少なくとも1つで、少なくとも1つの光信号を光デバイスのP個の入力sの少なくとも1つに送ることにより生成されることを特徴とする光信号。
  48. 請求項47記載の光信号であって、少なくとも1つのコードのチップ位相は、2π/Cの整数倍、すなわち、2kπ/C(kは、正または負の整数またはゼロ(k∈Z))に等しいことを特徴とする光信号。
  49. 請求項47または48記載の光信号であって、少なくとも1つの光コードは、PSKコードであることを特徴とする光信号。
  50. 請求項47から49のいずれかに記載の光信号であって、少なくとも1つの光コードは、請求項20から46のいずれかに記載の光デバイスにより、U(2≦U≦P)個のインパルス光信号を光デバイスのU個の対応する入力sに送ることにより生成されることを特徴とする光信号。
  51. 請求項50記載の光信号であって、U=int(P/2)であることを特徴とする、請求項50記載の光信号。
  52. 請求項50または51記載の光信号であって、U個のインパルス光信号は、同じ波長を有することを特徴とする光信号。
  53. 少なくとも1つの波長および時間間隔τを有するC個(C≧2)のチップを含む少なくとも1つの位相および/または振幅光コードを含む光信号であって、少なくとも1つのコードのチップ位相は、2π/Cの整数倍、すなわち、2kπ/C(kは、正または負の整数またはゼロ(k∈Z))に等しいことを特徴とする光信号。
  54. 請求項53記載の光信号であって、前記少なくとも1つのコードは、少なくとも2つの波長のC個のチップを含むことを特徴とする光信号。
  55. 1つ以上のコード生成デバイス(1)と1つ以上のコード処理および認識デバイス(4,5)とを含む通信網であって、1つ以上のコード生成デバイス(1)の少なくとも1つおよび/または1つ以上のコード処理および認識デバイス(4,5)の少なくとも1つは、請求項1から46のいずれかに記載の少なくとも1つの光デバイス(6)を含むことを特徴とする通信網。
  56. 請求項55記載の通信網であって、前記少なくとも1つの光デバイス(6)は、少なくとも1つの光コード(2)を1つ以上の情報光信号(3)に関連付けるために1つ以上のコード生成デバイス(1)の少なくとも1つに含まれることを特徴とする通信網。
  57. 請求項55または56記載の通信網であって、前記少なくとも1つの光デバイス(6)は、少なくとも1つの認識された光コード(2)に基づいて少なくとも1つの光スイッチャ(13)を制御するために1つ以上のコード処理および認識デバイス(4,5)の少なくとも1つに含まれることを特徴とする通信網。
  58. 請求項57記載の通信網であって、前記少なくとも1つの光デバイス(6)を含む1つ以上のコード処理および認識デバイス(4,5)の少なくとも1つはルータ・デバイスであることを特徴とする通信網。
  59. 請求項55から58のいずれかに記載の通信網であって、マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)通信網であることを特徴とする通信網。
  60. 請求項55から58のいずれかに記載の通信網であって、符号分割多元接続(CDMA)通信網であることを特徴とする通信網。
  61. 請求項1から46のいずれかに記載の光デバイス(6)を含み、請求項55から60のいずれかに記載の通信網で用いるのに適していることとを特徴とするコード生成デバイス(1)。
  62. 少なくとも1つの認識された光コード(2)に基づいて、少なくとも1つの光スイッチャ(13)を制御する請求項1から46のいずれかに記載の光デバイス(6)を含み、請求項55から60のいずれかに記載の通信網で用いるのに適していることとを特徴とするコード処理および認識デバイス(4,5)。
  63. 請求項62記載のコード処理および認識デバイスであって、ルータ・デバイスであることを特徴とするコード処理および認識デバイス(4,5)。
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