JP2007523180A - Hiv感染治療に有用なヌクレオシドホスホネート誘導体 - Google Patents

Hiv感染治療に有用なヌクレオシドホスホネート誘導体 Download PDF

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JP2007523180A
JP2007523180A JP2006554233A JP2006554233A JP2007523180A JP 2007523180 A JP2007523180 A JP 2007523180A JP 2006554233 A JP2006554233 A JP 2006554233A JP 2006554233 A JP2006554233 A JP 2006554233A JP 2007523180 A JP2007523180 A JP 2007523180A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/675Phosphorus compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. pyridoxal phosphate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV

Abstract

本発明は、一般式(1)のヌクレオシドホスホネート誘導体を投与し、HIV感染を治療する方法に関する。

Description

本発明は、下記一般式(1)で表されるヌクレオシドホスホネート誘導体、薬剤学的に許容しうるその塩、立体化学的異性体を投与することを含むHIV感染を治療する方法、及びその製造方法に関する。
本発明は、下記一般式(1)で表されるヌクレオシドホスホネート誘導体、薬剤学的に許容しうるその塩、立体化学的異性体を投与することを含むHIV感染を治療する方法、及びその製造方法に関する。
Figure 2007523180
式中、
Figure 2007523180
は、単結合又は二重結合を示し、
、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アミノアルキル、又はC−C−アルコキシを示し、
及びRは、それぞれ独立して、水素を示すか、又はハロゲン(特に、フッ素)、C−C−アルコキシ、フェノキシ、C−C10−フェニルアルコキシ及びC−C−アシルオキシよりなる群から選ばれる1つ以上の置換基により所望により置換されたC−C−アルキルを示すか、又はC−C−アシル、C−C12−アリール又は所望により置換されたカルバモイルを示すか、又は−(CH)m−OC(=O)−Rを示し(ここで、mは1〜12の整数である)、Rは、C−C12−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキル、又は窒素及び酸素よりなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含む3〜6員の複素環を示し、
Yは、−O−、−S−、−CH(Z)−、=C(Z)−、−N(Z)−、=N−、−SiH(Z)−、又は=Si(Z)−を示し(ここで、Zは水素、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アミノアルキル又はフェニルを示す)、
Qは、下記一般式の基を示し:
Figure 2007523180
ここで、X、X、X及びXは、それぞれ独立して、水素、アミノ、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はそれぞれニトロ又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、フェニル、又はフェノキシを示すか、又はニトロ、アミノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C10−アリールチオを示すか、又はC−C12−アリ−ルアミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ又は
Figure 2007523180
の構造を示し、
ここで、nは1又は2の整数であり、YはO、CH又はN−R(RはC−C−アルキル又はC−C12−アリールを示す)を示す。
プリン又はピリミジン誘導体は、抗癌及び抗ウイルス活性を有し、AZT、3TC、ACVをはじめとする10余種以上の化合物が既に商品化された。特に、非環式ヌクレオシドホスホネート誘導体は、抗ウイルス剤としての薬効に優れており、cidopovirが抗ウイルス剤として既に商品化され、現在もPMEA及びPMPAを含む多くの化合物が臨床実験段階に入っている。しかし、既に開発された上記化合物は毒性や薬理活性面で完全でなく、従って、優れた活性だけでなく毒性のない化合物の開発が依然として求められている。これまで報告されたプリン又はピリミジン誘導体や非環式ヌクレオシドホスホネート誘導体の既存の研究は次の通りである。
特許: US 5817647; US 5977061; US 5886179; US 5837871; US 6069249; WO99/09031; WO96/09307; WO95/22330; US 5935946; US 5877166; US 5792756
Journals:International Journal of Antimicrobial Agents 12(1999),81−95;Nature 323(1986),464; Heterocycles 31(1990),1571;J.Med.Chem.42(1999),2064; Pharmacology&Therapeutics 85(2000),251; Antiviral Chemistry&Chemotherapy 5(1994),57−63; Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters 10(2000)2687―2690; Biochemical Pharmacology 60(2000),1907−1913; Antiviral Chemistry&Chemotherapy 8(1997)557−564; Antimicrobial Agentand Chemotherapy 42(1999)2885−2892
従って、本発明の目的は、抗ウイルス剤として優れた用途を持つ一般式(1)の化合物、薬剤学的に許容しうるその塩又は異性体を提供することにある。
本発明の他の目的は、一般式(1)の化合物を製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、一般式(1)の化合物の製造のために有利に使われる中間体を提供することにある。
本発明にかかる一般式(1)の化合物は、下記のように、天然の塩基、例えば、アデニン、グアニジン、ウラシル、チミン、シトシン又はその誘導体を含有する一種のヌクレオシドホスホネート誘導体である。
Figure 2007523180
(式中、
Figure 2007523180
は、単結合又は二重結合を示し、
、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アミノアルキル、又はC−C−アルコキシを示し、
及びRは、それぞれ独立して、水素を示すか、又はハロゲン(特に、フッ素)、C−C−アルコキシ、フェノキシ、C−C10−フェニルアルコキシ及びC−C−アシルオキシよりなる群から選ばれる1つ以上の置換基により所望により置換されたC−C−アルキルを示すか、又はC−C−アシル、C−C12−アリール又は所望により置換されたカルバモイルを示すか、又は−(CH)m−OC(=O)−Rを示し(ここで、mは1〜12の整数である)、Rは、C−C12−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキル、又は窒素及び酸素よりなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含む3〜6員の複素環を示し、
Yは、−O−、−S−、−CH(Z)−、=C(Z)−、−N(Z)−、=N−、−SiH(Z)−、又は=Si(Z)−を示し(ここで、Zは水素、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アミノアルキル又はフェニルを示す)、
Qは、下記一般式の基を示し:
Figure 2007523180
ここで、X、X、X及びXはそれぞれ独立して、水素、アミノ、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はそれぞれニトロ又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、フェニル、又はフェノキシを示すか、又はニトロ、アミノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C10−アリールチオを示すか、又はC−C12−アリ−ルアミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、又は
Figure 2007523180
の構造を示し、
ここで、nは1又は2の整数であり、YはO、CH又はN−R(RはC−C−アルキル又はC−C12−アリールを示す)を示す。
本発明にかかる一般式(1)の化合物は、置換基の種類によって、その構造内に1つ以上の不斉炭素原子を持つことができるので、個々のエナンチオマー又はジアステレオマーの形態で存在し、又はラセミ体を含有するそれらの混合物の形態でも存在し得る。また、二重結合が構造内に存在する場合、E又はZ異性体の形態で存在し得る。従って、本発明はこのような全ての異性体又はこれらの混合物もまた含む。
本発明に係る一般式(1)の化合物はまた薬剤学的に許容しうる塩を形成することができる。このような薬剤学的に許容しうる塩は、薬剤学的に許容しうるアニオンを含有する無毒性酸付加塩、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等の無機酸との塩、酒石酸、ギ酸、クエン酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、グルコン酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、マレイン酸等の有機カルボン酸との塩、又はメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸又はナフタレンスルホン酸等のスルホン酸との塩を含み、特に好ましくは硫酸、メタンスルホン酸又はハロゲン化水素酸等である。
強力な薬剤学的活性を示す一般式(1)の化合物のうち、好ましい化合物は、
Figure 2007523180
は、単結合を示し、
、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アミノアルキル、又はC−C−アルコキシを示し、
及びRは、それぞれ独立して、水素を示すか、又はフッ素、C−C−アルコキシ及びフェノキシよりなる群から選ばれる1つ以上の置換基により所望により置換されたC−C−アルキルを示すか、又はC−C−アルキルにより置換されたカルバモイルを示すか、又は−(CH)m−OC(=O)−Rを示し(ここで、mは1〜12の整数である)、Rは、C−C12−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキル、又は窒素及び酸素よりなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含む3〜6員の複素環を示し、
Yは、−O−、−S−、又は−N(Z)−を示し(ここで、Zは水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、又はヒドロキシ−C−C−アルキルを示す)、
Qは、下記一般式の基を示し:
Figure 2007523180
ここで、Xは、水素、アミノ、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はそれぞれニトロ又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ヒドロキシ−C−C−アルキル又はフェノキシを示すか、又はニトロ、アミノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C10−アリールチオを示すか、又はC−C12−アリールアミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ又は
Figure 2007523180
の構造を示し、
ここで、nは、1又は2の整数であり、Yは、O、CH又はN−R(RはC−C−アルキルである)を示し、及び
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、又はC−C−アルキルアミノを示す。
最も好ましい化合物は
Figure 2007523180
は単結合を示し、
、R、R及びRはそれぞれ独立して、水素を示し、Rは、水素又はメチルを示し、R及びRは、それぞれ独立して、t−ブチルカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル又は2,2,2−トリフルオロエチルを示し、Yは、−O−を示し、
Qは、
Figure 2007523180
を示し、ここで、Xは、水素、ヒドロキシ、エトキシ、4−メトキシフェニルチオ又は4−ニトロフェニルチオを示し、及びXは、アミノを示す。
本発明の化合物は、抗ウイルス剤、特に、ヒト免疫欠乏ウイルス(HIV)に対する薬剤として有用である。
本発明にかかる一般式(1)の化合物の代表的な例は下記表1〜表7に示した。
表1a
Figure 2007523180
表1b
Figure 2007523180
表1c
Figure 2007523180

表1d
Figure 2007523180

表1e
Figure 2007523180

表1f
Figure 2007523180

表2a
Figure 2007523180

表2b
Figure 2007523180

表2c
Figure 2007523180

表2d
Figure 2007523180

表2e
Figure 2007523180

表3a
Figure 2007523180

表3b
Figure 2007523180

表4
Figure 2007523180

表5
Figure 2007523180

表6
Figure 2007523180

表7
Figure 2007523180
上記表1〜表7に示された化合物のうち、特に好ましい化合物は下記の通りである。
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物1);
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物2);
({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物3);
3−[({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物4);
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物5);
3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物6);
({1−[(2−アミノ−6−フルオロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物7);
3−[({1−[(2−アミノ−6−フルオロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物8);
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物9);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物10);
({1−[(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物11);
3−[({1−[(2−アミン−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物12);
[(1−{[2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物15);
3−{[(1−{[2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物16);
[(1−{[2−アミノ−6−(イソプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物17);
3−{[(1−{[2−アミノ−6−(イソプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物18);
({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物19);
3−[({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物20);
({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物21);
3−[({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物22);
({1−[(2−アミノ−6−エトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物23);
3−[({1−[(2−アミノ−6−エトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物24);
({1−[(2−アミノ−6−メチル−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物25);
3−[({1−[(2−アミノ−6−メチル−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物26);
[(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物31);
8,8−ジメチル−3−{[(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物32);
[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物37);
3−{[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物38);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物45);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物46);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物47);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物48);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物49);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−ジメチルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物52);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−イソプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物53);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物54);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物58);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−(フェニルスルファニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物61);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物62);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物63);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物64);
[(1−{[2−アミノ−6−(フェニルスルファニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物65);
{[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物66);
3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物68);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物69);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物70);
ビス{[(エトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物71);
ビス{[(イソブトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物72);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−9−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファデカ−1−イル3−メチルブタノエート(化合物74);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イル2−メチルプロパノエート(化合物78);
3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物79);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピロリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル1−ピロリジンカルボキシレート(化合物80);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピペリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル1−ピペリジンカルボキシレート(化合物81);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−(4−モルホリニル)−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル4−モルホリンカルボキシレート(化合物82);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物83);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物84);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物85);
3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−シクロペンチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イルシクロペンタンカルボキシレート(化合物86);
3−({[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物87);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物88);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物89);
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−9−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファデカ−1−イル3−メチルブタノエート(化合物90);
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−シクロペンチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イルシクロペンタンカルボキシレート(化合物91);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物92);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物93);
{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物95);
{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物96);
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物97);
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物98);
{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物99);
{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物100);
{[1−({2−アミノ−[6−(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物101);
({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物102);
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物103);
3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物105);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物106);
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物107);
3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物108);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}−2−メチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物109);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物110);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物112);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物113);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物114);
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物115);
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物116);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物117);
3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物118);
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物119);
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物120);
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物121);
[{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ]メチルホスホン酸(化合物122);
[{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(エチル)アミノ]メチルホスホン酸(化合物125);
3−{[{(1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル)(メチル)アミノ)メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物126);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ]メチルホスホネート(化合物127);
3−{[{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(エチル)アミノ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物129);
(E)−2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホン酸(化合物130);
(E)−2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホン酸(化合物131);
(E)−2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホン酸(化合物132);
3−((E)−2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物133);
3−((E)−2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物134);
(E)−2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}−1−プロペニルホスホン酸(化合物137);
2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物138);
2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物139);
2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物140);
2−[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]エチルホスホン酸(化合物141);
2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物142);
2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物143);
2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物144);
3−(2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物145);
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物146);
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物147);
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物148);
3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物149);
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物150);
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物151);
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物152);及び
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}−2,2−ジメチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物153)。
本発明にかかる一般式(1)の化合物は下記に説明したような方法で製造することができる。従って、本発明の他の目的は、このような製造方法を提供することにある。しかし、本発明にかかる化合物の製造方法、例えば、反応物質、反応溶媒、塩基、反応物質の使用量等などの反応条件は下記の説明に限定されるものではない。本発明の化合物は、また本明細書の記載や公知文献に開示された種々の合成方法を所望により組合わせることによって好適に製造でき、このような組合わせは本発明が属する技術分野の通常の技術によって容易に行うことができる。
本発明にかかる一般式(1)の化合物は、
(a)下記一般式(2)の化合物を下記一般式(3)の化合物と反応させ、一般式(1)の化合物を得、
(b)下記一般式(9)の化合物を一般式(3)の化合物と反応させ、下記一般式(10)の化合物を生成させ、一般式(10)の化合物をルイス酸の存在下で加水分解して下記一般式(1a)の化合物を得るか、又は
(c)一般式(1a)の化合物にR4′及びR5′基を導入して下記一般式(1b)の化合物を得るか、又はさらに、得られた化合物をさらに通常の変換方法に付すことを特徴として製造できる(USP6,037,335、5,935,946及び5,792,756参照)
Figure 2007523180
式中、R、R、R、R、R、R、R及びYは、前記と同義であり、Lは、離脱基を示し、
Figure 2007523180
式中、Qは前記と同義であり、
Figure 2007523180
式中、R、R、R、R、R、Y及びLは、前記と同義であり、
及びR10は、独立的にそれぞれ所望により置換されたアルキルを示し、
Figure 2007523180
式中、R、R、R、R、R、Y、Q、R及びR10は、前記と同義であり、
Figure 2007523180
式中、R、R、R、R、R、Y及びQは、前記と同義であり、
Figure 2007523180
式中、R、R、R、R、R、Y及びQは、前記と同義であり、
4′及びR5′は水素を除いたR及びRを示す。
一般式(1)の化合物を製造する上記方法(a)〜(c)において、反応は溶媒中及び塩基の存在下で行うことができる。溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、1−メチル−2−ピロリジノン及びジメチルアセトアミドよりなる群から選ばれる1つ以上が挙げられ、塩基としては水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、t−ブトキシドカリウム、水素ビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムアミド、炭酸セシウム及びカリウムビス(トリメチルシリル)アミドよりなる群から選ばれる1つ以上が挙げられる。方法(b)で使用可能なルイス酸は、トリメチルシリルハロゲン化物が挙げられる。さらに、一般式(1a)の化合物内にR4′及びR5′基を導入する方法(c)で、この化合物は、塩基の存在下でアルキルハロゲン化物とエーテル化反応させるか、チオニルクロリド、オキサリルクロリド又は五塩化リンで処理してジクロロホスホネート誘導体を製造した後、この化合物を好適なアルコール又はアミンと反応させて目的とする化合物を得る。
上記方法で出発物質として用いられる一般式(2)のホスホネート化合物は、それ自体が新規な化合物である。従って、本発明の他の目的は一般式(2)の化合物を提供することにある。
一般式(2)の化合物中で、YがO、Rが水素であり、
、R、R及びRは、それぞれ水素又はアルキル、すなわち、下記一般式(8)の化合物は下記のようにして製造することができる。
(i)アルコール基が保護された下記一般式(4)のエチルグリコレートをチタンテトライソプロポキシド[Ti(OiPr)]の存在下でエチルマグネシウムブロミド[CMgBr]又はそれに対応するアルキルマグネシウムブロミド又はアルキルマグネシウムクロリドと反応させ、
(ii)生成する下記一般式(5)のシクロプロパノールを塩基の存在下で下記一般式(6)の化合物とエーテル化反応させて下記一般式(7)のホスホネート化合物を得、
(iii)一般式(7)の生成化合物のアルコール保護基を除去して離脱基(L)を導入して、下記一般式(8)で示される化合物を製造する。
Figure 2007523180
式中、Pは、アルコール保護基、好ましくはベンジル(Bn)、テトラヒドロピラニル(THP)、t−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、又はt−ブチルジメチルシリル(TBDMS)を示し、
Figure 2007523180
式中、Pは、前記と同義であり、R2′、R3′、R7′及びR8′は、それぞれ水素又はアルキルを示し、
Figure 2007523180
式中、L、R及びRは、前記と同義であり、
Figure 2007523180
式中、P、R2′、R3′、R7′、R8′、R及びRは、前記と同義であり、
Figure 2007523180
式中、L、R2′、R3′、R7′、R8′、R及びRは、前記と同義である。
上記一般式(8)の最も簡単な化合物を製造する方法(すなわち、R2′、R3′、R7′及びR8′はすべて水素)を要約して下記反応式1に示した。
反応式1
Figure 2007523180
上記製造方法の具体的な反応条件は下記製造例及び実施例を参照することができる。
また、一般式(2)の化合物中でYが−CH−であり、R、R、R、R及びRがそれぞれ水素である下記一般式(11)の化合物は下記の反応式2に示した方法により合成することができる。
Figure 2007523180
式中、L、R及びRは前記の同義である。
反応式2
Figure 2007523180
反応式2を下記に簡単に説明する。(i)公知方法(参照:JOC,1975,Vol.40,2969−2970)によって、ジアルキルマロネートをジハロエタンと反応させ、2−位にシクロプロピル基が導入されたマロン酸を得る。(ii)マロン酸を還元させて得られたジオール化合物の一つのヒドロキシ基に適当な保護基(Pは前記と同義)を導入した後、もう一つのヒドロキシ基をアルデヒド基に酸化させた。(iii)得られたアルデヒド化合物をテトラアルキルメチレンジホスホネートと反応させて所望のホスホネートを得る。(iv)得られたホスホネート化合物を還元して不飽和結合を含まない化合物を製造して得られた化合物のアルコール保護基(P)を除去した後、離脱基(L)を導入して一般式(11)の化合物を製造する。
さらに、一般式(2)の化合物中で、Yは−N(CH)−であり、R、R、R、R及びRがそれぞれ水素である下記一般式(12)の化合物は下記反応式3に示される方法によって製造することができる。
Figure 2007523180
式中、L、R及びRは前記と同義である。
反応式3
Figure 2007523180
反応式3について簡単に説明すれば次の通りである。(i)ジエチル1,1−シクロプロピルジカルボキシルレートを選択的に加水分解してモノカルボン酸を得る。(ii)モノカルボン酸に公知のクルチウス反応(参照:S.Linke,G.T.Tisue and W.Lowowski,J.Am.Chem.Soc.1967,89,6308)によってアミン基を導入する。(iii)アミン基に適当な保護基[Pはカルバメート又は種々のベンジル保護基、又はアルキル基(メチル、エチル等)であってもよい]を導入する。(iv)反対側のエステル基を還元してヒドロキシ基に転換させた後、ここに保護基を導入する(Pは前記と同義)。(v)保護基が導入された化合物を水素化ナトリウムの存在下でメチルヨージドと反応させてアミン基にメチル基を導入する。(vi)アミンの保護基を除去した後、ジアルキルブロモメチルホスホネートと反応させて目的とするホスホネート化合物を得る。(vii)得られたホスホネート化合物からアルコール保護基(P)を除去して離脱基(L)を導入して一般式(12)の化合物を製造する。
上記製造方法の具体的な反応条件は下記製造例及び実施例を参照することができる。
反応完結後、生成物は通常的な後処理方法、例えば、クロマトグラフィー、再結晶化などの方法により分離及び精製することができる。
本発明にかかる一般式(1)の化合物は抗ウイルス剤として有用に用いることができる。従って、本発明の他の目的は薬剤学的に許容しうる担体と共に、一般式(1)の化合物、その薬剤学的に許容しうる塩、水和物、溶媒和物又は異性体を有効成分として含むことを特徴とする抗ウイルス剤疾病治療用組成物を提供することにある。
本発明にかかる活性化合物を臨床目的で使用するとき、好ましくは、一般的に1日当り体重1kg当たり0.1〜10,000mg、好ましくは0.5〜100mgの範囲で投与する。1日の全投与量は1回又は数回に分けて投与することができる。しかし、患者に対する具体的な投与量は用いられる具体的な化合物、体重、性別又は対象患者の健康状態、食事療法、投与時間又は方法、排泄率、薬剤の混合率、疾患の重症度等によって変化する。
本発明の化合物は注射用及び経口用製剤で投与できる。
注射用製剤、例えば、滅菌注射用水性又は油性懸濁液は公知の技術によって好適な分散剤、湿潤剤又は懸濁剤を使用して製造できる。この時、用い得る溶媒には水、リンゲル液及び等張性NaCl溶液が含まれ、滅菌不揮発性油(fixing oil)は通常の溶媒又は懸濁媒質として用いられる。モノ−、ジ−グリセリドを含むあらゆる無刺激性不揮発性油もこのような目的で使用され得る。オレイン酸などの脂肪酸は注射用製剤に使用され得る。
経口投与用固体投与形態はカプセル剤、錠剤、丸剤、散剤及び顆粒剤が可能であり、特にカプセル剤と錠剤が有用である。また、錠剤及び丸剤は腸溶性製剤に製造することが好ましい。固体投与形態は本発明にかかる一般式(1)の活性化合物をスクロース、ラクトース、澱粉等の一つ以上の不活性希釈剤、マグネシウムステアレートのような滑沢剤、崩壊剤及び結合剤よりなる群から選ばれる担体と混合することによって製造できる。
本発明の化合物を臨床的に投与して目的とする抗ウイルス効果を得ようとする場合に、一般式(1)の活性化合物は公知の抗癌剤又は抗ウイルス剤から選ばれる1つ以上の成分と同時に投与することができる。
しかし、本発明にかかる化合物を含有する製剤は上述したものに制限されるものではなく、癌又はウイルスの治療及び予防に有用な製剤であれば、いずれも含むことができる。
下記製造例(1−35)及び実施例(1−52)は、本願に、参考として含まれるChoiらによる国際出願公開WO02/057288号の第38−83頁に記述された。
製造例1
1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロパノールの合成
文献(参照:Syn.Lett.07,1053−1054,1999)の記載に従って、次のように表題化合物を製造した。12g(35mmole)のエチル2−{[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}アセテートを200mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解して2.2mLのチタンテトライソプロポキシドを添加した。混合物に29.2mLのエチルマグネシウムブロミド(THF中3.0M)をゆっくり添加し、反応液を常温で12時間攪拌した。20mLの飽和塩化アンモニウムを添加して反応を終結させた。減圧下蒸留して溶媒として使用したテトラヒドロフラン(THF)を約150mL除去した後、反応混合物を200mLの酢酸エチルで反応物を2回抽出した。酢酸エチル抽出液を減圧下蒸留して白色固体状の表題化合物11.4g(収率100%)を得た。
Figure 2007523180
製造例2
ジイソプロピル{[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
製造例1で得た化合物6.5gを10mLのジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、32mLのリチウムt−ブトキシド(THF中1.0M)を添加した後、生成混合物を10分間攪拌した。混合液に7.0gのジイソプロピルブロモメチルホスホネートを添加した後、温度を40℃に上げて混合物を4時間攪拌した。減圧下蒸留してジメチルホルムアミド(DMF)を除去し、残留物に40mLの飽和塩化アンモニウムを添加した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液を減圧下蒸留して残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/1、v/v)により精製して表題化合物6.8g(収率70%)を得た。
Figure 2007523180
製造例3
ジイソプロピル{1−[(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
製造例2で得た化合物8.3gを100mLのメタノールに溶解し、3.1gのフッ化アンモニウムを加えた後、生成混合物を2時間還流下加熱した。反応終結後、メタノールを減圧下蒸留して除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製して表題化合物3.6g(収率82%)を得た。
Figure 2007523180
製造例4
{1−[(ジイソプロポキシホスホリル)メトキシ]シクロプロピル}メチルメタンスルホン酸塩の合成
製造例3で得た化合物1.5gを50mLのジクロロメタンに溶解し、0.85mLのトリエチルアミンと0.84gのメタンスルホニルクロリドを加えた後、生成混合物を30分間室温で攪拌した。飽和塩化アンモニウムを加えて反応を中止させた。ジクロロメタンで生成物を抽出し、ジクロロメタンを減圧下蒸留して除去した後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/1、v/v)により精製して表題化合物1.63g(収率81%)を得た。
Figure 2007523180
製造例5
ジイソプロピル({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例4で得た化合物430mgを18mLのジメチルホルムアミドに溶解し、57.6mg(60%の純度)の水素化ナトリウムと162mgのアデニンを添加した後、生成混合物を4時間還流下加熱した。飽和塩化アンモニウムを加えて反応を中止させた。酢酸エチルで生成物を抽出した後、酢酸エチル抽出液を減圧下蒸留し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)に
より精製して表題化合物201mg(収率44%)を得た。
Figure 2007523180
製造例6
ジイソプロピル({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例4で得た化合物1.64gを70mLのジメチルホルムアミドに溶解し、219mg(60%の純度)の水素化ナトリウムと773mgの2−アミノ−6−クロロ−9H−プリンを添加した後、生成混合物を80℃以下の温度で加熱しながら、4時間攪拌した。飽和塩化アンモニウムを加えて反応を中止させた。酢酸エチルで生成物を抽出した後、酢酸エチル抽出液を減圧下蒸留し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製して表題化合物765mg(収率40%)を得た。
Figure 2007523180
製造例7
ジイソプロピル[(1{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例4で得た化合物118mgとチミンを製造例6と同様に反応させて表題化合物26mg(収率21%)を得た。
Figure 2007523180
製造例8
1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−2−メチルシクロプロパノールの合成
Figure 2007523180
文献(Syn.Lett.07,1053―1054,1999参照)の記載に従って次のように表題化合物を製造した。50g(146mmole)のエチル2−{[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}アセテートを700mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、30.0mLのチタンテトライソプロポキシドを加えた。混合物に290mLのプロピルマグネシウムクロリド(THF中2.0M)を−10℃でゆっくり添加し、反応液を常温で12時間攪拌した。200mLの飽和塩化アンモニウムを添加して反応を終結させた。減圧下蒸留して溶媒として使用したテトラヒドロフラン(THF)を除去した後、反応混合物を2000mLのn−ヘキサンで反応物を2回抽出した。n−ヘキサン抽出液を減圧下蒸留し、シリカゲルカラムで精製して表題化合物42gを得た。
Figure 2007523180
製造例9
ジイソプロピル{[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例8で得た化合物4.2gを製造例2と同様に反応させて表題化合物3.3gを得た。
Figure 2007523180
製造例10
ジイソプロピル{1−[(ヒドロキシメチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例9で得た化合物3.3gを製造例3と同様に反応させて表題化合物1.7gを得た。
Figure 2007523180
製造例11
ジイソプロピル({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例10で得た化合物1.5gを50mLのジクロロメタンに溶解し、0.85mLのトリエチルアミンと0.84gのメタンスルホニルクロリドを加えた後、生成混合物を30分間室温で攪拌した。飽和塩化アンモニウムを加えて反応を中止させた。ジクロロメタンで生成物を抽出し、ジクロロメタンを減圧下蒸留して濃縮した。残留物を精製することなく次の反応に利用した。
Figure 2007523180
上記で得られたメタンスルホン酸塩430mgを18mLのジメチルホルムアミドに溶解し、57.6mg(60%の純度)の水素化ナトリウムと162mgのアデニンを添加した。反応混合物を4時間かけて還流下加熱した。飽和塩化アンモニウムを加えて反応を中止させた。酢酸エチルで生成物を抽出し、酢酸エチル抽出液を減圧下蒸留して濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製して表題化合物201mg(収率44%)を得た。
Figure 2007523180
製造例12
ジイソプロピル({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例10で得た化合物をアデニンの代わりに6−クロログアニジン(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン)を使用したことを除いては製造例11と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例13
ジイソプロピル[(1{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}−2−メチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例10で得た化合物をアデニンの代わりにチミンを使用したことを除いては製造例11と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例14
1−(エトキシカルボニル)シクロプロパンカルボン酸の合成
Figure 2007523180

ジエチル1,1−シクロプロパンジカルボキシルレート20gを1N NaOH107mLとエタノール220mLで16時間加水分解し、エタノールを減圧蒸留で除去した。酢酸エチルを用いて残っている出発物質を除去し、水層を1N HClで酸性化した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、減圧蒸留した。残留物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を94%の収率で得た。
Figure 2007523180
製造例15
エチル1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}シクロプロパンカルボキシルレートの合成
Figure 2007523180

製造例14で得たカルボン酸16gをジクロロメタンに溶解し、オキサリルクロリド10.8mLを滴加し、ジメチルホルムアミドを2滴添加した。反応混合物を常温で3時間攪拌した後、減圧蒸留でエトキシカルボニル1,1−シクロプロパンカルボニルクロリドを得た。この化合物を精製することなくジメチルホルムアミド30mLに溶解し、得られた混合物を水氷で冷却した。これに36gのNaNを添加し、室温で3時間反応を行った。反応液を100mLの水及び200mLのジエチルエーテルでし、ジエチルエーテル抽出液を濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムで精製してアジド化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得たアジド化合物13gにベンジルアルコール11mLを滴加した後、反応混合物を100℃まで加熱すると、気体の発生と共に互いに活発に反応した。反応混合物をさらに1時間100℃で加熱した後、常温まで冷却させて減圧蒸留でベンジルアルコールを除去した。残留物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例16
ベンジル1−{[t−ブチル(ジフェニルシリル)オキシ]メチルシクロプロピル}(メチル)カルバメートの合成
Figure 2007523180

製造例15で得られたカルボキシルレート13.2gをジエチルエーテルに溶解し、LiBH 1.3gをジエチルエーテルに溶解させてゆっくり滴加した。反応混合物を16時間常温で攪拌した後、メタノール50mLと1N HCl 5mLを滴加した。反応混合物を2時間攪拌し、沈澱物を吸引濾過で除去した後、濾液を減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムで精製してベンジル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピルカルバメートを得た。
この化合物9.3gをジクロロメタンに溶解し、イミダゾール4.2gとt−ブチルジフェニルシリルクロリド13.5mLを順次添加した。反応混合物を常温で4時間攪拌し、減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムで精製してベンジル1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピルカルバメートを得た。
Figure 2007523180
上記で得たカルバメート5.5gをTHFに溶解してヨードメタン(MeI)3.5mLを滴加した後、NaH1gを添加した。反応混合物を4時間常温で攪拌した後、ジエチルエーテル100mLと水100mLで抽出した。ジエチルエーテル抽出液を減圧蒸留で濃縮して、残留物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例17
ジイソプロピル[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル)オキシ]メチル}シクロプロピル)(メチル)アミノ]メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例16で得たカルバメート1.0gをエタノールに溶解し、10% Pd/C 100mgを加えた後、反応混合物を水素環境下で水素化反応させた。反応終結後、溶媒を減圧蒸留で除去した。残留物をシリカゲルカラムにより精製して1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−N−メチルシクロプロパンアミンを得た。
Figure 2007523180
上記で得られたメチルシクロプロパンアミン1.0gをジクロロメタンに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン1.03mLと(ジイソプロピルホスホリル)メチルトリフルオロメタンスルホン酸1.3mLを滴加した。反応混合物を常温で4時間撹拌下に反応させた後、ジエチルエーテル 100mLと水 100mLで抽出した。ジエチルエーテル抽出液の溶媒を減圧蒸留で諸除去し、残留物をシリカゲルカラムにより精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例18
ジイソプロピル(1−{[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例17で得た化合物0.32gをメタノールに溶解してフッ化アンモニウム1.5gを滴加した。反応混合物を60℃で24時間攪拌下に反応させた後減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムにより精製してメチルアミンジイソプロピルメチルホスホン1,1−シクロプロパンエチルアルコールを得た。
Figure 2007523180
上記で得た化合物を製造例4及び5と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例19
ジイソプロピル(1−{[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例17で得た化合物0.32gをメタノールに溶解し、フッ化アンモニウム1.5gを滴加した。反応混合物を60℃で24時間攪拌下に反応させた後、減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムで精製してメチルアミンジイソプロピルメチルホスホン1,1−シクロプロパンエチルアルコールを得た。
Figure 2007523180
上記で得た化合物を製造例4及び6と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例20
ジイソプロピル[(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)(メチル)アミノ]メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例17で得た化合物0.32gをメタノールに溶解し、フッ化アンモニウム1.5gを滴加した。反応混合物を60℃で24時間攪拌下に反応させた後、減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムで精製してメチルアミンジイソプロピルメチルホスホン1,1−シクロプロパンエチルアルコールを得た。
Figure 2007523180
上記で得た化合物を製造例4及び7と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例21
1−シクロプロパンジカルボン酸の合成
Figure 2007523180
50%NaOH187mLにジエチルマロネート15gを常温で溶解した。ベンジルトリエチル塩化アンモニウム21.3gを添加し、生成混合物を10分間攪拌した。1,2−ジブロモエタン12.3gを反応液に添加し、常温で18時間以上攪拌した。反応混合物に濃硫酸を滴加して中和させ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を減圧下蒸留して白色固体状の表題化合物6.2gを得た。
Figure 2007523180
製造例22
[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]メタノールの合成
Figure 2007523180
テトラヒドロフラン39gにリチウムアルミニウムハイドリード(LAH)15.3gを溶解し、製造例21で得たカルボン酸11.7gを0℃でゆっくり滴加した。反応液を17時間還流させた。常温で10%HClを加えて反応を終結させた後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を減圧下蒸留し、シリカゲルカラムにより精製してジオール化合物8.2gを得た。
Figure 2007523180
上記で得た化合物400mgを12mLのTHFに溶解し、NaH 184mgとt−ブチルジフェニルシリルクロリド(TBDPSCl)1.16gを添加し、生成混合物を6時間還流させた。10mLの水を加えて反応を終結させた後、混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を減圧下蒸留し、残留物をシリカゲルカラムにより精製して表題化合物1.1gを得た。
Figure 2007523180
製造例23
ジエチル(E)−2−[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]エテニルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例22で得た化合物2gを50mLのジクロロメタンに溶解し、常温でN−メチルモルホリンN−オキサイド1.03gとテトラプロピルアンモニウムパールテネート(TPAP)103mgを添加した。反応混合物を常温で1時間程度攪拌した後、20mLの水を加えて反応を終結させた。反応液をジクロロメタンで抽出して抽出液を減圧下に濃縮してアルデヒド化合物2.0gを得た。
Figure 2007523180
テトラエチルメチレンジホスホネート1.7gを60mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解した。−78℃で264mgのNaHを加え、生成混合物を20分間攪拌した後、上記で得たアルデヒド化合物1.9gを加えた。反応液を常温で1時間攪拌し、20mLの水を加えて反応を終結させた。反応液を酢酸エチルで抽出して抽出液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルカラムにより精製して表題化合物2.32gを得た。
Figure 2007523180
製造例24
ジエチル2−[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]エテニルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例23で得た化合物を製造例3と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例25
ジエチル2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例24で得た化合物を製造例4及び5と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例26
ジエチル2−{1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例24で得た化合物を製造例4及び6と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例27
ジエチル2−(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)エテニルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例24で得た化合物を製造例4及び7と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例28
1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−2,2−ジメチルシクロプロパノールの合成
Figure 2007523180
文献(Syn.Lett.07,1053―1054,1999参照)の記載に従って次のように表題化合物を製造した。10g(29mmole)のエチル2−{[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}アセテートを100mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、6.0mLのチタンテトライソプロポキシドを添加した。混合物に37mLのイソブチルマグネシウムブロミド(THF中2.0M)を−10℃でゆっくり添加し、反応液を常温で12時間攪拌した。50mLの飽和塩化アンモニウムを添加して反応を終結させた。減圧蒸留で溶媒として使用したテトラヒドロフラン(THF)を除去した後、反応混合物を500mLのn−ヘキサンで2回抽出した。n−ヘキサン抽出液を減圧下蒸留し、シリカゲルカラムにより精製して表題化合物5.0gを得た。
Figure 2007523180
製造例29
ジイソプロピル{[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)−2,2−ジメチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180
製造例28で得た化合物を製造例2と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例30
ジイソプロピル{1−[(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例29で得た化合物を製造例3と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例31
ジイソプロピル({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例30で得た化合物を製造例11と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例32
ジイソプロピル({1−[(2−アミノ−6−ヨード−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例30で得た化合物を6−クロログアニジンの代わりに6−ヨードグアニジンを使用したことを除いては製造例12と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例33
ジイソプロピル[(1{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}−2,2−ジメチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例30で得た化合物を製造例13と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
製造例34
1−[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]−1−メチルアルコールの合成
Figure 2007523180

製造例22で得た化合物6gをジクロロメタン150mLに溶解した。ここにN−オキサイド3.0g及びテトラプロピルアンモニウムパールテネート(TPAP)103mgを常温で加えた。反応混合物を常温で約1時間攪拌した後、水20mLを加えて反応を中止させた。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、抽出液を減圧下で濃縮してアルデヒド化合物6.0gを得た後、さらに精製することなく次の反応に利用した。
アルデヒド化合物5.23gをTHF350mLに溶解した。溶液を−78℃に冷却し、メチルマグネシウムブロミド(3.0M溶液)10.3mLをゆっくり加えた後、常温で1時間攪拌した。反応混合物に水0.5mL及びメタノール0.5mLを加えて反応を中止させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/8、v/v)により精製して表題化合物3.57gを得た。
Figure 2007523180
製造例35
ジエチル(E)−2−1−[1−({[t−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}メチル)シクロプロピル]−1−プロペニルホスホネートの合成
Figure 2007523180

製造例34で得た化合物4gをジクロロメタン10mLに溶解し、n−モルホリンN−オキサイド2.1gとテトラプロピルアンモニウムパールテネート(TPAP)209mgを常温で加えた。反応混合物を常温で約1時間攪拌した後、水20mLを加えて反応を中止させた。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、抽出液を減圧下で濃縮して化合物4.0gを得た後、さらに精製することなく次の反応に利用した。
テトラエチルメチレンジホスホネート2.7gを−78℃でテトラヒドロフラン(THF)30mLに溶解してn−ブチルリチウム4mLを加えた。生成混合物を20分間攪拌した後上記で得たケトン化合物1.0gを加えた。反応混合物を常温で1時間攪拌した後、水20mLを加えて反応を中止させた。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、減圧下で濃縮した後、残留物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物654mgを得た。
Figure 2007523180
実施例1
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物1)の合成
製造例5で得た化合物159mgを15mLのジクロロメタンに溶解し、1.27gのトリメチルシリルブロミドを添加し、生成混合物を18時間還流下加熱した。反応終結後、反応混合物を水で抽出し、水抽出液を減圧下蒸留した。残留物を高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)で精製して白色粉末の表題化合物0.89g(収率90%)を得た。
Figure 2007523180
実施例2
3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファノン−1−イルピバレート(化合物2)の合成
文献(参照:J.Med.Chem.,37(12),1857(1994))及び米国特許5,663,159(1998))に記載された公知の方法に従って表題化合物を製造した。
実施例1で得た化合物1.00gを無水ジメチルホルムアミド150mLに溶解し、N,N’−ジシクロヘキシル−4−モルホリンカルボキサアミジン2.08g(7.32mmol)とクロロメチルピバレート2.75g(18.3mmol)を加えた。反応混合物が約1時間後均一になった時、常温で5日間攪拌した。反応液を濾過し、ろ液を減圧下に濃縮し、残留物を水50mLとトルエン50mLに分配して有機層を分離した。水層をトルエン50mLで2回抽出した。一緒にした有機層を減圧下に濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン=1/20、v/v)により精製して白色固体状の表題化合物0.59g(収率32%)を得た。
Figure 2007523180
実施例3
({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物3)の合成
実施例1で得た化合物(1.00g)を無水ジメチルホルムアミド150mLに溶解し、N,N’−ジシクロヘキシル−4−モルホリンカルボキサアミジン2.08g(7.32mmol)及びクロロメチルピバレート2.75g(18.3mmol)を加えた。約1時間後に反応混合物が均質になった時、常温で5日間攪拌した。反応混合物濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、残留物を水50mL及びトルエン50mLに分配して有機層を分離した。水層をトルエン50mLで2回抽出した。一緒にした有機層を減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液:メタノール/ジクロロメタン=1/20、v/v)により精製して白色固体状の表題化合物0.59g(収率32%)を得た。
Figure 2007523180
実施例4
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物5)の合成
実施例3で得た化合物41mgを2N塩酸5mLに溶解して6時間還流下加熱した。減圧蒸留で水を除去して白色固体状の表題化合物37mg(収率95%)を得た。
Figure 2007523180
実施例5
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物9)の合成
製造例6で得た化合物150mgを15mLのテトラヒドロフランに溶解し、15mgの5%パラジウム/炭素を添加し、1気圧の水素環境で18時間還元させた。反応終了後、パラジウム/炭素を吸引濾過で除去して濾液を減圧下蒸留した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物130mgを得た(ESI:384(M+1),C16H26N5O4P)。この化合物を実施例1と同様にトリメチルシリルブロミドで処理して表題化合物91mg(収率90%)を得た。
Figure 2007523180
実施例6
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファノン−1−イルピバレート(化合物10)の合成
実施例5で得た化合物を実施例2と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例7
({1−[(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物11)の合成
製造例6で得た化合物200mgを20mLのエタノールに溶解し、53mLのトリエチルアミンと82mgのシクロプロピルアミンを添加し、生成混合物を18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物178mg(収率85%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得た化合物を実施例1と同様にトリメチルシリルブロミドで処理して表題化合物128mg(収率90%)を得た。
Figure 2007523180
実施例8
({1−[(2−アミノ−6−エチルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物13)の合成
製造例6で得た化合物115mgを20mLのエタノールに溶解し、31mLのトリエチルアミンと0.07mLのエチルアミンを添加した後、生成混合物を18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物104mg(収率89%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物75mg(収率90%)を得た。
Figure 2007523180
実施例9
[(1−{[2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物15)の合成
製造例6で得た化合物115mgを20mLのエタノールに溶解し、38.6mLのトリエチルアミンと1.74mLのN,N−ジメチルアミンを添加した後、生成混合物を18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物119mg(収率81%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物86mg(収率90%)を得た。
Figure 2007523180
実施例10
[(1−{[2−アミノ−6−(イソプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物17)の合成
製造例6で得た化合物133mgを20mLのエタノールに溶解し、0.049mLのトリエチルアミンと0.082mLのイソプロピルアミンを添加した後、生成混合物を18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物95mg(収率68%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物72mg(収率91%)を得た。
Figure 2007523180
実施例11
({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物19)の合成
製造例4で得た化合物246mgと2,6−ジアミノプリンを製造例5と同様に反応させてジイソプロピル化合物78.5mg(収率29%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物72mg(収率91%)を得た。
Figure 2007523180
実施例12
({1−[(2−アミノ−6−エトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物23)の合成
製造例6で得た6−クロログアニジン誘導体100mgを10mLのエタノールに溶解し、トリエチルアミン32mL及びナトリウムメトキシド53mgを加えて生成混合物を4時間還流下加熱した。10mLの水を加えて反応を終結させた。反応液をジクロロメタンで抽出し減圧下蒸留した。残留物をシリカゲルカラムで精製してグアニジンの6−位がエトキシで置換された化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例13
({1−[(2−アミノ−6−メチル−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物25)の合成
10mLフラスコを真空乾燥させ、窒素雰囲気で臭化亜鉛53mg(0.238mmol)を少しずつ加えた。無水テトラヒドロフラン2mLを滴加して−78℃に温度を下げた後、メチルマグネシウムグリニヤール0.08mL(20.238mmol)を添加し、生成混合物を1時間還流下加熱した。反応混合物を室温に昇温させた後、パラジウムテトラキストリフェニルホスフィンを約10mol%を少しずつ加えた。テトラヒドロフラン1mLに製造例6で得た化合物50mg(0.119mmol)を溶解させ滴加した。生成混合物を1時間加熱した。溶媒を減圧蒸留で除去し、残留物を水と酢酸エチルで分別し、有機層を減圧蒸留で濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:メチレンクロリド/メタノール=90/10、v/v)により精製してジイソプロピル化合物20mg(収率42%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様にトリメチルシリルブロミドで処理して表題化合物8.0mg(収率50%)を得た。
Figure 2007523180
実施例14
[(1{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物31)の合成
製造例7で得た化合物19mgを実施例1と同様に反応させて表題化合物14mg(収率95%)を得た。
Figure 2007523180
実施例15
[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物37)の合成
製造例6で得た化合物134mgを20mLのエタノールに溶解し、0.049mLのトリエチルアミンと0.085mLのモルホリンを添加した後、18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物66mg(収率44%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様にトリメチルシリルブロミドで処理して表題化合物49mg(収率91%)を得た。
Figure 2007523180
実施例16
[(1−{[2−アミノ−6−(1−ピペリジニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物39)の合成
製造例6で得た化合物154mgを20mLのエタノールに溶解し、0.049mLのトリエチルアミンと0.11mLのピペリジンを添加した後、18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物123mg(収率72%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物87mg(収率91%)を得た。
Figure 2007523180
実施例17
[(1−{[2−アミノ−6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物41)の合成
製造例6で得た化合物128mgを20mLのエタノールに溶解し、0.10mLの4−メチル−1−ピペラジンを添加した後、18時間の間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物123mg(収率83%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物87mg(収率85%)を得た。
Figure 2007523180
実施例18
[(1−{[2−アミノ−6−(1−ピロリジニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物43)の合成
製造例6で得た化合物122mgを20mLのエタノールに溶解し、0.07mLのピロリジンを添加した後、18時間還流下加熱した。水を添加して反応を終結させ、酢酸エチルで生成物を抽出した。酢酸エチルを減圧蒸留で除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール=20/1、v/v)により精製してジイソプロピル化合物110mg(収率83%)を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物76mg(収率85%)を得た。
Figure 2007523180
実施例19
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−9−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファデカ−1−イル3−メチルブタノエート(化合物74)の合成
実施例5で得た化合物100mgをジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(3当量)の存在下でクロロメチル3−メチルブチレートを用いて常温で24時間反応させた。生成物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を41%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例20
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファデカ−1−イルブチレート(化合物75)の合成
実施例5で得られた化合物を実施例19と同様にしてクロロメチルブチレートを用いて常温で24時間反応させた。生成物をシリカゲルカラムにより精製して表題化合物を24%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例21
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファノン−1−イル2−メチルプロパノエート(化合物78)の合成
実施例5で得られた化合物を実施例19と同様にしてクロロメチルイソブチレートを用いて常温で24時間反応させた。生成物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を21%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例22
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピロリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファヘプト−1−イル1−ピロリジンカルボキシレート(化合物80)の合成
実施例5で得られた化合物を実施例19と同様にしてクロロメチル1−ピロリジンカルボキシルレートを用いて常温で24時間反応させた。生成物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を35%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例23
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピペリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファヘプト−1−イル1−ピペリジンカルボキシレート(化合物81)の合成
実施例5で得られた化合物を実施例19と同様にしてクロロメチル1−ピペリジンカルボキシルレートを用いて常温で24時間反応させた。生成物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を39%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例24
3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−(4−モルホリニル)−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファヘプト−1−イル4−モルホリンカルボキシレート(化合物82)の合成
実施例5で得られた化合物を実施例19と同様にしてクロロメチル4−モルホリンカルボキシルレートを用いて常温で24時間の間反応させた。生成物をシリカゲルカラムで精製して表題化合物を40%の収率で得た。
Figure 2007523180
実施例25
{[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物66)の合成
製造例6で得られた6−クロログアニジン誘導体4.86gを85mLのメタノールに溶解してトリエチルアミン1.4gと4−メチルチオクレゾール2.9gを加えた。反応混合物を還流条件で24時間反応させた。20mLの水を加えて反応を終結させた後、メタノールを減圧蒸留で除去した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、シリカゲルカラムで精製してグアニジンの6−位が4−メチルフェニルチオ基によって置換された化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させた後、メタノール−ジエチルエーテルの混合液(1/20、v/v)で再結晶して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例26
3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ −ホスファノン−1−イルピバレート(化合物68)の合成
実施例25で得たメチルホスホン酸を実施例2と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例27
{[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物96)の合成
製造例6で得られた6−クロログアニジン誘導体 4.86gを85mLのメタノールに溶解し、トリエチルアミン 1.4gと4−メトキシチオクレゾール 2.9gを加えた。反応混合物を還流条件で24時間反応させた。20mLの水を加えて反応を終結させ、メタノールを減圧蒸留で除去した。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、シリカゲルカラムで精製してグアニジンの6−位が4−メトキシフェニルチオ基によって置換された化合物を得た。
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させた後、メタノール−ジエチルエーテルの混合液(1/20、v/v)で再結晶して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例28
{[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物95)の合成
製造例6で得られた化合物を4−メトキシチオクレゾールの代りに4−ニトロチオクレゾールを使用したことを除いては実施例27と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例29
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物97)の合成
製造例12で得た6−クロログアニジン誘導体を実施例3及び4と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例30
{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物99)の合成
製造例12で得た6−クロログアニジン誘導体を実施例27と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例31
{[1−({2−アミノ−[6−(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物101)の合成
製造例12で得た6−クロログアニジン誘導体を実施例25と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例32
{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物100)の合成
製造例12で得た6−クロログアニジン誘導体を実施例28と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例33
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物103)の合成
製造例11で得たアデニン誘導体を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例34
ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物69)の合成
実施例5で得た化合物187mgとN−メチル−2−ピロリドン 6mLを混合し、ここにトリエチルアミン 300mgとクロロメチルt−ブチルカボネート 150mgを添加した。反応液を4時間室温で攪拌した。水 10mLを加えて反応を終結させ、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を減圧下蒸留し、シリカゲルカラムで精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例35
ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物70)の合成
実施例5で得た化合物100mgとN−メチル−2−ピロリドン5mLを混合し、ここにトリエチルアミン110mgとクロロメチルイソプロピルカボネート150mgを添加した。反応液を4時間50℃で攪拌した。水10mLを加えて反応を終結させ、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を減圧下蒸留し、シリカゲルカラムにより精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例36
({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物146)の合成
製造例32で得た化合物を実施例1及び4と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例37
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物147)の合成
製造例32で得た化合物を実施例5と同様に反応させてグアニジンの6−位が水素によって還元された化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例38
({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物148)の合成
製造例31で得た化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例39
(E)−2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホン酸(化合物130)の合成
製造例26で得た化合物を実施例1と同様に反応させてホスホン酸誘導体を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例4と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例40
2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物139)の合成
製造例26で得た化合物を実施例5と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例41
(E)−2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エテニルホスホン酸(化合物132)の合成
製造例25で得た化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例42
2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物140)の合成
製造例25で得た化合物を実施例5と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例43
2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物138)の合成
製造例26で得た化合物を実施例12と同様に反応させてグアニジンの6−位がエトキシにより置換された化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物80mgをメタノールに溶解し、20mgの10%Pd/Cの存在下で水素環境下に反応させて二重結合が還元された化合物を得た。
Figure 2007523180
上記で得られた化合物を実施例1と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例44
2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物144)の合成
製造例35で得た化合物を製造例24,26及び実施例5と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例45
(E)−2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}−1−プロペニルホスホン酸(化合物137)の合成
製造例35で得た化合物を製造例24,25及び実施例1と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例46
2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物143)の合成
製造例35で得た化合物を製造例24,25及び実施例5と同様に連続反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例47
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物48)の合成
実施例1で得たメチルホスホン酸150mgにジクロロメタンを滴加し、N,N−ジエチルトリメチルシリルアミン0.73mLを滴加した後、生成混合物を常温で2時間攪拌した。反応容器にオキサリルクロリド0.15mLとジメチルホルムアミド2滴を加えた。混合物を2時間さらに攪拌した後、減圧蒸留で溶媒を除去した。残留物にピリジン10mLとトリフルオロエタノール2mLを加えた後、16時間撹拌下に反応させた。減圧蒸留で溶媒を除去し、シリカゲルカラムにより精製して表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例48
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物49)の合成
実施例5で得た化合物を実施例47と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例49
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−[6−(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物62)の合成
実施例25で得た化合物を実施例47と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例50
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物45)の合成
実施例4で得た化合物を実施例47と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例51
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物50)の合成
実施例7で得た化合物を実施例47と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実施例52
({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物98)の合成
製造例12で得た6−クロログアニジン誘導体を実施例5と同様に反応させて表題化合物を得た。
Figure 2007523180
実験例1
ヒト免疫欠乏ウイルス(HIV)阻害効果測定
一般式(1)の化合物は、細胞をHIV感染の細胞毒性効果から保護する。
細胞:
本実験ではHIV伝播のために、T−リンパ芽球様細胞CEMを用いた。細胞を、10%ウシ胎児血清と抗生剤を添加したRPMI 1640増殖培地で保持した。Chesebro及びWehrlyによる文献[J.Virology,62(10),3779−3788(1988)]に記述されるように、ヒトCD4遺伝子でヒーラ細胞を形質転換し、HIVプラーク測定に用いられるCD4−発現細胞株、HT4−6Cを作製した。これらの細胞を、10%ウシ胎児血清と抗生剤を含有するダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)で増殖した。
ウイルス伝播:
HIV−1の実験室菌株(NL4−3)をCEM細胞で増殖した。濃縮感染細胞の澄明な溶解物からウイルスストックを製造した。ピーク細胞毒性効果(一般的に感染5日後)で、培養上清を収穫し、−80℃で貯蔵した。CEM細胞で行なった3倍終点希釈測定(希釈当たり6個のウェル)でウイルス感染価を決定した。Reedand−Muench法から50%組織培養感染容量(TCID50)を求めた。
HT4−6Cを用いるプラーク滴定:
細胞を24−ウェルマルチウェルで1ウェル当たり5×10細胞にシードし、増殖培地(10%ウシ胎児血清と抗生剤を添加したDMEM)で、37℃で、一夜培養した。単層を0.2mLのDMEMで細胞を含有しないNL4−3ウイルスの10−倍希釈物で感染し、37℃で、1時間培養し、ウイルスを吸着させた。その後、10%ウシ胎児血清と抗生剤を添加したDMEM 0.8mLを各ウェルに加えて、培養物を37℃で、2〜3日間培養した。単層をリン酸緩衝生理食塩水内で、10%ホルムアルデヒド溶液で固定し、0.2%クリスタル・バイオレットで染色し、ウイルスプラークを可視化した。この染色過程を使用した場合、多核巨細胞の個別位置(プラーク)が確実視される。プラーク数からウイルス力価を評価し、1mL当たりPFUで表現した。
薬物感受性アッセイ:
HT4−6C細胞の単層を上述した24−ウェルマイクロ希釈プレートで、1ウェル当たり100〜300PFUで感染し、プラーク減少アッセイを行なった。1/2−ログ濃度の阻害剤を培養培地(10%ウシ胎児血清と抗生剤を添加したDMEM)に添加し、培地を、37℃で、3日間培養した後、上述するように固定化し、染色した。プラーク減少対阻害剤濃度のパーセントプロットからID50を求めた。参照:Larder et al., Antimicrob Agents Chemother,34(3),436−41(March 1990). 表8
Figure 2007523180

Claims (10)

  1. 治療的有効量の下記一般式(1)の化合物、その薬剤学的に許容しうるその塩又は立体化学的異性体を、これを必要とする患者に投与することを含むHIV 感染治療方法:
    Figure 2007523180
    (式中、
    Figure 2007523180
    は、単結合又は二重結合を示し、
    、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アミノアルキル、又はC−C−アルコキシを示し、
    及びRは、それぞれ独立して、水素を示すか、又はハロゲン(特に、フッ素)、C−C−アルコキシ、フェノキシ、C−C10−フェニルアルコキシ及びC−C−アシルオキシよりなる群から選ばれる1つ以上の置換基により所望により置換されたC−C−アルキルを示すか、又はC−C−アシル、C−C12−アリール又は所望により置換されたカルバモイルを示すか、又は−(CH)m−OC(=O)−Rを示し(ここで、mは1〜12の整数である)、Rは、C−C12−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキル、又は窒素及び酸素よりなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含む3〜6−員の複素環を示し、
    Yは、−O−、−S−、−CH(Z)−、=C(Z)−、−N(Z)−、=N−、−SiH(Z)−、又は=Si(Z)−を示し(ここで、Zは水素、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アミノアルキル又はフェニルを示す)、
    Qは、下記一般式の基を示し:
    Figure 2007523180
    ここで、X、X、X及びXは、それぞれ独立して、水素、アミノ、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はそれぞれニトロ又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アリル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、フェニル、又はフェノキシを示すか、又はニトロ、アミノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C10−アリールチオを示すか、又はC−C12−アリ−ルアミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ又は
    Figure 2007523180
    の構造を示し、
    ここで、nは、1又は2の整数であり、Yは、O、CH又はN−R(RはC−C−アルキル又はC−C12−アリールを示す)を示す)。
  2. 薬剤学的に許容しうる塩が、硫酸、メタンスルホン酸又はハロゲン化水素酸と塩である請求項1記載の方法。
  3. 下記に示される請求項1記載の方法。
    Figure 2007523180
    は、単結合を示し、
    、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、ヒドロキシ、C−C−アルケニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アミノアルキル、又はC−C−アルコキシを示し、
    及びRは、それぞれ独立して、水素を示すか、又はフッ素、C−C−アルコキシ及びフェノキシよりなる群から選ばれる1つ以上の置換基により所望により置換されたC−C−アルキルを示すか、又はC−C−アルキルにより置換されたカルバモイルを示すか、又は−(CH)m−OC(=O)−Rを示し(ここで、mは1〜12の整数である)、Rは、C−C12−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキル、又は窒素及び酸素よりなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含む3〜6−員の複素環を示し、
    Yは、−O−、−S−、又は−N(Z)−を示し(ここで、Zは水素、ヒドロキシ、C−C−アルキル、又はヒドロキシ−C−C−アルキルを示す)、
    Qは、下記一般式の基を示し:
    Figure 2007523180
    ここで、Xは、水素、アミノ、ヒドロキシ又はハロゲンを示すか、又はそれぞれニトロ又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ヒドロキシ−C−C−アルキル又はフェノキシを示すか、又はニトロ、アミノ、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシにより所望により置換されたC−C10−アリールチオを示すか、又はC−C12−アリールアミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ又は
    Figure 2007523180
    の構造を示し、
    ここで、nは、1又は2の整数であり、Yは、O、CH又はN−R(RはC−C−アルキルである)を示し、及び
    、X及びXは、それぞれ独立して、水素、アミノ、ヒドロキシ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、又はC−C−アルキルアミノを示す。
  4. 下記よりなる群から選ばれる化合物である請求項1記載の方法。
    ({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物1);
    3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物2);
    ({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物3);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物4);
    ({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物5);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物6);
    ({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物9);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物10);
    ({1−[(2−アミノ−6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物11);
    [(1−{[2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物15);
    3−{[(1−{[2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物16);
    [(1−{[2−アミノ−6−(イソプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物17);
    3−{[(1−{[2−アミノ−6−(イソプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物18);
    ({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物19);
    3−[({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物20);
    ({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物21);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物22);
    ({1−[(2−アミノ−6−エトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物23);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−エトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物24);
    [(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物31);
    8,8−ジメチル−3−{[(1−{[5−メチル−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物32);
    [(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物37);
    3−{[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物38);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物45);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物46);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物47);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物48);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物49);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−ジメチルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物52);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−イソプロピルアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物53);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)({1−[(2−アミノ−6−メトキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物54);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−(4−モルホリニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物58);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)[(1−{[2−アミノ−6−(フェニルスルファニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物61);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物62);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物63);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物64);
    [(1−{[2−アミノ−6−(フェニルスルファニル)−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホン酸(化合物65);
    {[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物66);
    3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物68);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物69);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物70);
    ビス{[(エトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物71);
    ビス{[(イソブトキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物72);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−9−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファデカ−1−イル3−メチルブタノエート(化合物74);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−8−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イル2−メチルプロパノエート(化合物78);
    3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物79);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピロリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル1−ピロリジンカルボキシレート(化合物80);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−3,7−ジオキソ−7−(1−ピペリジニル)−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル1−ピペリジンカルボキシレート(化合物81);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−(4−モルホリニル)−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イル4−モルホリンカルボキシレート(化合物82);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物83);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}シクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物84);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物85);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−シクロペンチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イルシクロペンタンカルボキシレート(化合物86);
    3−({[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物87);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物88);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物89);
    3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−9−メチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファデカ−1−イル3−メチルブタノエート(化合物90);
    3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}オキシ)メチル]−7−シクロペンチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファヘプト−1−イルシクロペンタンカルボキシレート(化合物91);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物92);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物93);
    {[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物95);
    {[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物96);
    ({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物97);
    ({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物98);
    {[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物99);
    {[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物100);
    {[1−({2−アミノ−[6−(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホン酸(化合物101);
    ({1−[(2,6−ジアミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物102);
    ({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物103);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物105);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物106);
    3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物107);
    3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物108);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}−2−メチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物109);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2−メチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物110);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物112);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物113);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−メトキシフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物114);
    ビス(2,2,2−トリフルオロエチル){[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物115);
    ビス{[(t−ブトキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物116);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}{[1−({2−アミノ−[6−(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチルホスホネート(化合物117);
    3−({[1−({2−アミノ−6−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)−2−メチルシクロプロピル]オキシ}メチル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物118);
    ({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物119);
    ({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物120);
    ({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}アミノ)メチルホスホン酸(化合物121);
    [{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ]メチルホスホン酸(化合物122);
    [{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(エチル)アミノ]メチルホスホン酸(化合物125);
    3−{[{(1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル)(メチル)アミノ)メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物126);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(メチル)アミノ]メチルホスホネート(化合物127);
    3−{[{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}(エチル)アミノ]メチル}−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物129);
    2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物138);
    2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物139);
    2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}エチルホスホン酸(化合物140);
    2−[1−({2−アミノ−6−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−9H−プリン−9−イル}メチル)シクロプロピル]エチルホスホン酸(化合物141);
    2−{1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物142);
    2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物143);
    2−{1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピルホスホン酸(化合物144);
    3−(2−{1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]シクロプロピル}プロピル)−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物145);
    ({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物146);
    ({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物147);
    ({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホン酸(化合物148);
    3−[({1−[(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物149);
    3−[({1−[(2−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物150);
    3−[({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチル]−8,8−ジメチル−3,7−ジオキソ−2,4,6−トリオキサ−3λ−ホスファノン−1−イルピバレート(化合物151);
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}({1−[(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)メチル]−2,2−ジメチルシクロプロピル}オキシ)メチルホスホネート(化合物152);及び
    ビス{[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル}[(1−{[2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プリン−9−イル]メチル}−2,2−ジメチルシクロプロピル)オキシ]メチルホスホネート(化合物153)。
  5. 下記に示す請求項1記載の方法。
    Figure 2007523180
    は、単結合を示し、R、R、R及びRは、それぞれ独立して、水素を示し、Rは、水素又はメチルを示し、R及びRは、それぞれ独立して、t−ブチルカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル又は2,2,2−トリフルオロエチルを示し、Yは、−O−を示し、Qは、
    Figure 2007523180
    を示す(ここで、Xは、水素、ヒドロキシ、エトキシ、4−メトキシフェニルチオ又は4−ニトロフェニルチオを示し、及びXは、アミノを示す)。
  6. 及びRがt−ブチルカルボニルオキシメチルであり、Xは水素又はヒドロキシである請求項6に記載の方法。
  7. 少なくとも一つの更なる治療剤を、さらに含む請求項1に記載の方法。
  8. 更なる治療剤が抗ウイルス剤である請求項7に記載の方法。
  9. 患者が哺乳動物である請求項1に記載の方法。
  10. 哺乳動物がヒトである請求項9に記載の方法。
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