JP2007522775A - ブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知の送信 - Google Patents

Abstract

ブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知インディケータを送信するために、基地局はサービスをそれらの識別子に基づいてランダム系列にマップする。基地局はハッシュ関数またはＰＮ発生器およびサービス識別子に基づいて各サービスに関するランダム系列を発生する。各ランダム系列は、各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの特定の位置と関連づけられる。各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は、残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される。このランダムネス特性は誤警報の尤度を低下させる。各サービスに関して、基地局は各変更周期において各通知インディケータを同じ通知値に設定する。基地局は各サービスに関するランダム系列により決定されたランダム位置におけるそのサービスに関する通知インディケータを送信する。
【選択図】図５

Description

本発明は、一般に、通信に関し、とくに、通信システムにおいてブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知の送信および受信を行うための技術に関する。

３５Ｕ．Ｓ．Ｃ．§１１９下における優先権の主張
本特許出願は、2004年2月11日に出願され、本出願人にその権利を譲渡され、この明細書において故意に参考文献とされている仮出願第 60/544,283号（“Reduction of False Alarm in the Context of a Multimedia Broadcast/Multicast Service(MBMS)”）に基づいて優先権を主張している。

通信システムは、ユニキャスト（unicast）され、マルチキャストされ、および、またはブロードキャストされるサービスを提供することができる。ユニキャストされるサービスは、少なくとも１つの基地局と特定の無線装置との間においてポイントツーポイント通信を提供する。マルチキャストされるサービスは、少なくとも１つの基地局と無線装置のグループとの間においてポイントツーマルチポイント通信（multipoint）を提供する。ブロードキャストされるサービスは、少なくとも１つの基地局と指定されたブロードキャスト領域内の全ての無線装置との間においてポイントツーマルチポイント通信を提供する。マルチキャストされ、およびブロードキャストされるサービスの例には、ニュースおよびデータサービス、サブスクリプション（subscription）ベースのサービス、プッシュツートーク（push-to-talk）等を含んでいるものもある。マルチキャストされ、およびブロードキャストされるサービスは、時々、周期的に、あるいは連続的にデータを無線装置に送ることができる。

通信システムは、そのシステムによりサポートされたブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスのためのシグナリング（signaling）（たとえば、制御情報、構成情報等）を送る必要がある可能性がある。このシグナリングは、制御チャネルで送られることができる。その後、１以上のサービスを受信した無線装置は、その受信されているサービスのために送られたシグナリングについて制御チャネルを監視する。無線装置は、それがシステム中の１以上の基地局とアクティブ（active）にデータを交換していないときは常に遊休（idle）状態で動作する可能性がある。遊休状態において、無線装置は周期的にウエイクアップ（wake up）してページメッセージおよびオーバーヘッドメッセージをシステムから受信し、また、バッテリパワーを保存するために残りの期間中可能な限り多くの回路をパワーダウン（power down）する。無線装置は、それが起きている（be awake）期間中に、受信されているそのサービスのために制御チャネルで送られている任意のシグナリングを何とか通知されることが非常に望ましい。無線装置は、バッテリパワーをそれ程消費せずに、それ自身に関して関連のあるメッセージおよび受信されているサービスのためのシグナリングの両者を受信することができる。

したがって、ブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスのために送られたシグナリングに関するインディケータを送るための技術が技術的に必要とされている。

この明細書には、通信システムにおいてブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知インディケータを送信し、受信する技術が記載されている。基地局は、サービスに関する識別子に基づいて、サービスをランダム系列に、各サービスに対して１つのランダム系列に、マップする。基地局は、ハッシュ関数または擬似乱数（ＰＮ）発生器(generator)およびサービス識別子に基づいて各サービスに関するランダム系列を発生する。ランダム系列がどのようにして発生されたかにかかわらず、各ランダム系列は、各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの特定の位置と関連づけられる。各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は、残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化（randomize）される。このランダムネス（randomness）特性は、以下に説明するように、誤警報の尤度を低下させる。各サービスに関して、基地局は、任意の時間期間であってよい各変更周期(modification period)において通知インディケータを同じ通知値に設定する。基地局は、各サービスに関する通知インディケータをそのサービスに関するランダム系列により決定されたＭＢＭＳインディケータチャネル(ＭＩＣＨ)のランダム位置で送信する。基地局はまた、各遊休無線装置に関するページングインディケータをその無線装置に割当てられたフレームでおよびその無線装置に関するＰＩＣＨ系列により決定された位置でページインディケータチャネル（ＰＩＣＨ）により送信する。

少なくとも１つの所望のサービスに関する通知インディケータを受信するために、無線装置は所望の各サービスに関するランダム系列を決定する。無線装置はまた、そのページングインディケータを受信するためのフレームを決定する。これらの“アウエイク”フレームのそれぞれについて、無線装置は、（１）各サービスに関する通知インディケータをそのサービスに関するランダム系列により決定されたＭＩＣＨ上の位置で受信し、また、（２）その無線装置に関するページングインディケータをＰＩＣＨ系列により決定されたＰＩＣＨ上の位置で受信する。無線装置は、各変更周期中に各サービスに関して受信された通知インディケータの全てに基づいてその変更周期におけるそのサービスに関する通知値を決定する。

以下、本発明の種々の観点および実施形態をさらに詳細に説明する。
ここでは“例示的な”という単語は、“１つの例証、実例またはイラストとして役立つこと”を意味するために使用されている。この明細書において“例示的なもの”として記載されている任意の実施形態は、他の実施形態より好ましいものまたは有効なものとして常に解釈されるわけではない。

図１は、マルチメディアブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスをサポートすることのできる無線通信システム100を示している。システム100は、無線装置120と通信する基地局110を備えている。簡明化のために、図１には２つの基地局110および６つの無線装置120だけが示されている。基地局は固定（fixed）ステーションであり、それはまたノードＢ、ベーストランシーバ（base transceiver）サブシステム（ＢＴＳ）、アクセスポイントまたは何か別の用語と呼ばれてもよい。無線装置は固定されている可能性があり、あるいは移動している可能性もあり、それはまたユーザ装置（equipment）（ＵＥ）、移動局、ターミナル（terminal）または何か別の用語と呼ばれてもよい。

無線ネットワーク制御装置（ＲＮＣ）130は基地局110に接続し、これらの基地局に対して調整および制御を行う。ＲＮＣ130はまた、基地局制御装置（ＢＳＣ）または何か別の用語と呼ばれてもよい。コアネットワーク（ＣＮ）132は、ＲＮＣ130ならびに公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）、パケット交換データ網等のような別のシステムおよびネットワークに接続する。コネットワーク132は、システム100をこれらの他のシステムおよびネットワークと相互接続させる。

システム100は、符号分割多元アクセス（ＣＤＭＡ）システム、時分割多元アクセス（ＴＤＭＡ）システム、周波数分割多元アクセス（ＦＤＭＡ）システム、直交周波数分割多元アクセス（ＯＦＤＭＡ）システムまたは他の何等かの多元アクセスシステムであってもよい。ＣＤＭＡシステムは、広帯域-ＣＤＭＡ（ＷＣＤＭＡ）およびｃｄｍａ２０００のような１以上のＣＤＭＡ無線アクセステクノロジー（ＲＡＴｓ）を実施することができる。ｃｄｍａ２０００はＩＳ-２０００、ＩＳ-８５６およびＩＳ-９５規格をカバーする。ＴＤＭＡシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications)（ＧＳＭ）のような１以上のＴＤＭＡ ＲＡＴを実施することができる。これらの種々のＲＡＴおよび規格は、技術的によく知られている。ＵＭＴＳはＷ-ＣＤＭＡおよびＧＳＭをＲＡＴとして使用するシステムであり、“第３世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)”（３ＧＰＰ）と命名された団体からの文献に記載されている。cdma2000は、“第３世代パートナーシッププロジェクト２”（３ＧＰＰ２）と命名された団体からの文献に記載されている。３ＧＰＰおよび３ＧＰＰ２からの文献は入手可能である。簡明化のために、以下、通知送信および受信技術をＵＭＴＳについてとくに説明する。これらの技術は、ＵＭＴＳにおいてマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）に関して使用されてもよい。

ＵＭＴＳにおいて、ページインディケータチャネル（ＰＩＣＨ）は、ページングインディケータを遊休無線装置に送るために使用される。遊休無線装置は、そのシステムに登録した無線装置であり、それは遊休モードまたはＰＣＨモードで動作している。各遊休無線装置に関するページングインディケータは、メッセージがその無線装置のためにページングチャネル（ＰＣＨ）で送られているかどうかを示す。ＰＣＨは、補助的な共通制御物理チャネル(Ｓ-ＣＣＰＣＨ)において伝送されるトランスポートチャネルである。各遊休無線装置は、そのページングインディケータについてＰＩＣＨを監視する。これらのページングインディケータが“１”に設定されている場合、無線装置はＳ-ＣＣＰＣＨを処理して、その無線装置のために送られた任意のメッセージを捜す。ＰＩＣＨおよびＭＩＣＨのようなインディケータチャネルの重要な特性は、これらのチャネルで伝送された情報が短くてコード化されておらず、したがって受信されて非常に迅速に解釈されることが可能なことである。

図２Ａは、ＵＭＴＳにおけるＰＩＣＨのフォーマットを示している。ＰＩＣＨはフレームに分割され、各フレームが１０ミリ秒（ｍｓ）の持続期間を有している。各フレームは、主ＣＣＰＣＨ（Ｐ−ＣＣＰＣＨ）で一斉に送信される１２ビットのシステムフレーム番号（ＳＦＮ）により識別される。ＳＮＦは特定の時間に０にリセットされ、その後各フレームに関して１だけインクリメントされ、また、４０９５の最大値に到達した後、ゼロにラップアラウンド(wrap around)する。

各遊休無線装置はページングオケージョン(occasions)を割当てられ、それらは、無線装置がそのページングインディケータを受信することのできる特定のフレームである。各無線装置に関するページングオケージョンは、ＤＲＸ（不連続受信モード）サイクルと呼ばれる時間インターバルにより分離されている。ＤＲＸサイクルは各無線装置に関して設定可能（configurable）であり、それは典型的に１．２８秒である。一般に、ＤＲＸサイクルは８０ミリ秒（ｍｓ）から５．１２秒、あるいは８フレームから５１２フレームに及ぶことができる。各無線装置に関するページングオケージョンは、各無線装置に特有の識別子である国際移動体加入者識別子(International Mobile Subscriber Identifier)（ＩＭＳＩ）を含むいくつかのパラメータに基づいて決定される。異なったＩＭＳＩを有する異なった無線装置は、それらが同じＤＲＸサイクルを有する場合でも、異なったページングオケージョンに割当てられてもよい。ＵＭＴＳに関するＤＲＸサイクルおよびフレームは、スロッテッド（slotted）モードページングをサポートする他のシステムにおけるスロットサイクルおよびスロットにそれぞれ相当する。

図２Ｂは、ＰＩＣＨに関する１つのフレームのフォーマットを示している。各ＰＩＣＨフレームは３００ビットを含み、それらはビットｂ₀乃至ｂ₂₉₉ とラベルを付けられている。最初の２８８ビットはＮｐのページングインディケータのために使用され、最後の１２ビットは別の使用のためにリザーブ（reserve）される。各ＰＩＣＨフレームの中のページングインディケータの数（Ｎｐ）はシステムにより設定可能であり、また、それは１８、３６、７２または１４４の値を採用することができる。各ページングインディケータはＰＩＣＨフレームにおける２８８／Ｎｐの連続したビットで送られ、ここで２８８／Ｎｐは１６、８、４または２の値を採用することができる。２８８／Ｎｐのビットは全て、ページングインディケータが“１”に等しい場合には“１”に設定され、また、ページングインディケータが“０”に等しい場合には“０”に設定される。Ｎｐのページングインディケータは、０からＮｐ−１までの番号を付けられたＮｐのページングインディケータ位置（図２Ｂには示されていない）で送られる。

各遊休無線装置は、各ページングオケージョンにおいて１つのページングインディケータと関連づけられている。各無線装置に関するページングインディケータは、以下のように決定された位置で送られる：

ここで、ＳＦＮはページングオケージョンのシステムフレーム番号である；
ＰＩ＝（ＩＭＳＩ ｄｉｖ ８１９２）ｍｏｄ Ｎｐ
「符号ｂ」はｘに対して次に低い整数値を提供するフロア演算である；
ｑ_pはそのページングオケージョン内におけるページングインディケータの位置である。

式（１）に示されているように、所定の無線装置に関するページングインディケータの位置は、そのページングオケージョンのＳＦＮに基づいてＮｐの可能な位置の間で変化する。したがって、そのページングオケージョンのＳＦＮに応じて、無線装置はそのページングインディケータを獲得するために異なった位置を処理する必要がある。

式（１）はまた、ページングインディケータのＮｐまでのオーバーラップしていない（non-overlapping）系列(またはＰＩＣＨ系列)が形成される可能性があることを示している。各ＰＩＣＨ系列はＰＩの異なった値と関連づけられ、それはＰＩを計算するためのモジュロＮｐ演算のために０からＮｐ−１に及ぶことができる。各ＰＩＣＨ系列は、各フレーム（または各ＳＦＮ）においてページングインディケータを送るための特定の位置と関連づけられる。どのフレーム中でもＰＩＣＨ系列は２つとして同じページングインディケータ位置を使用しないという点で、ＮｐのＰＩＣＨ系列はオーバーラップしていない。事実、ＰＩ＝１乃至Ｎｐ−１に対する（Ｎｐ−１）のＰＩＣＨ系列は、単にＰＩ＝０に対するＰＩＣＨ系列の別のシフトされたバージョン（モジュロＮｐによる）に過ぎない。

２つの無線装置は、それらのＩＭＳＩに基づいて同じＰＩ値にマップされる可能性がある。そのとき、これら２つの無線装置は同じＰＩＣＨ系列を有し、それらのページングインディケータ位置はあらゆるフレームにおいてオーバーラップする。これら２つの無線装置が同じページングオケージョンも有している場合、それらのページングインディケータは同じフレームでおよび各フレーム中の同じ位置で送られる。マルチプル(multiple)ページングインディケータが同じ位置にマップされている場合、これらのページングインディケータのどれか１つが“１”に等しければ、“１”の値がその位置で送られ、また、全てのページングインディケータが“０”に等しければ、“０”の値がその位置で送られる。同じＰＩＣＨ系列およびページングオケージョンを有する２つの無線装置に関して、１つのページングインディケータが１つの無線装置に関して設定されたときは常に、別の無線装置もまたこのページングインディケータを（おそらく、誤って）検出し、ページメッセージを捜すためにＰＣＨを処理する。

ＵＭＴＳにおいて、ＭＢＭＳインディケータチャネル（ＭＩＣＨ）は、ＭＢＭＳポイントツーマルチポイント制御チャネル（ＭＣＣＨ）でメッセージが送られているかどうかを示すＭＢＭＳ通知インディケータ（または、簡単に、通知インディケータ）を送るために使用される。ＭＣＣＨもまた、Ｓ-ＣＣＰＣＨにおいて伝送されるトランスポートチャネルである。ＭＣＣＨで送られたメッセージは、無線装置がＭＢＭＳポイントツーマルチポイントトラヒックチャネル（ＭＴＣＨ）を受信することを可能にする情報を含んでいる。このような情報は、たとえば、どのサービスがアクティブ(active)であるか、ＭＴＣＨをどのようにして復号するか、ソフトな結合(soft combining)が可能であるかどうか等を示すことができる。ＭＴＣＨは、そのサービスに関するトラヒックデータまたは内容を伝送するトランスポートチャネルである。

ＭＴＣＨは、図２Ｂに示されているＰＴＣＨフォーマットに類似したフォーマットを有している。各ＭＴＣＨフレームは３００ビットを含み、それらはビットｂ₀乃至ｂ₂₉₉ としてラベル付けされている。最初の２８８ビットはＮｎの通知インディケータのために使用され、最後の１２ビットはリザーブ(reserve)される。各ＭＩＣＨフレームの中の通知インディケータの数（Ｎｎ）はシステムにより設定可能であり、また、それは１８、３６、７２または１４４の値を採用することができる。各通知インディケータは、そのＭＩＣＨフレームにおける２８８／Ｎｎの連続したビットで送られ、ここで２８８／Ｎｎは１６、８、４または２の値を採用することができる。Ｎｎの通知インディケータは、０からＮｎ−１までの番号を付けられたＮｎのインディケータ位置で送られる。通知インディケータはまた、各ＰＩＣＨフレームにおける最後の１２ビットを使用して送られてもよい。

マルチキャストされ／ブロードキャストされる各サービスは、特定の通知インディケータに割当てられ、それらは、メッセージがそのサービスのためにＭＣＣＨで送られているときには常に“１”に設定される。各無線装置は、無線装置により所望されたサービスの全て（または“所望されたサービス”）に関する通知インディケータを監視する。任意の所望されたサービスに関する通知インディケータが設定されているときは常に、無線装置は、そのサービスのために送られたメッセージを捜すためにＳ-ＣＣＰＣＨをさらに処理する。

システムによりサポートされたサービスの全て（または“サポートされたサービス”）に関する通知インディケータは、以下の目的を達成する方法でＭＩＣＨで送られてもよい：
・各遊休無線装置に関するアウエイク時間および、したがって、電力消費を最小にして、そのページングインディケータと全ての所望されたサービスに関する通知インディケータを各アウエイク周期中に受信する；
・異なったサービスに関する通知インディケータのオーバーラップにより生じる誤警報を最小にする；
・全てのサポートされたサービスに関する通知インディケータのために使用される送信パワーを最小にする。

ＰＩＣＨに関して、１つの無線装置に対して設定されたページングインディケータを別の無線装置がそれ自身に対して設定されたものとして誤って検出したときには常に誤警報が発生する。ＭＩＣＨに関して、所望されていないサービスに対して設定された通知インディケータを所望されたサービスに対して設定されたものとして無線装置が誤って検出したときには常に誤警報が発生する。いずれにせよ、誤警報は、無線装置に、その無線装置に適切でないメッセージのためのＰＣＨまたはＭＣＣＨを処理させ、そのためにバッテリパワーは消耗し、スタンバイ時間が短くなる。

利用可能なページングインディケータの位置の数より多くの遊休無線装置が存在する場合、誤警報はＰＩＣＨに関して避けられず、マルチプル無線装置に関するページングインディケータは同じ位置にマップし、そこでオーバーラップする。しかしながら、ＰＩＣＨに関する誤警報はいくつかの理由のために性能に悪影響を及ぼさない。第１に、各無線装置は典型的に少量のページだけを受信し、したがって各無線装置に関するページングインディケータが設定されることはめったになく、誤警報の数は少ない。第２に、同じＰＩＣＨ系列にマップする無線装置の全てがオーバーラップしたページングインディケータを有しているとは限らない。何故ならこれは、無線装置間を区別する１つの付加的なディメンション（dimension）を構成するそれらのページングオケージョンが異なっている可能性があるためである。第３に、無線装置は典型的に、それらのページングインディケータを可能な限り迅速に検出する必要があり、また、ページングインディケータが、実際はそうでないときに設定されているものとして誤って宣言する可能性のあるアグレッシブ（aggresive）な検出アルゴリズムをしばしば使用する。第４に、ＰＩＣＨは遊休無線装置によってのみ監視されるため、ＰＩＣＨに関する誤警報はバッテリ寿命に影響を与えるに過ぎず、サービスの受信には悪影響を与えない。

サポートされているサービスの数が利用可能な通知インディケータ位置の数を超えた場合、誤警報はまたＭＩＣＨに関しても避けられない。しかしながら、ＭＩＣＨに関する誤警報は、ＰＩＣＨに関する誤警報より有害である可能性がある。サービスをまだ受信していない無線装置に関して、ＭＩＣＨに関する誤警報の影響は、若干の付加的なバッテリパワー消費となる可能性がある。サービスをすでに受信していてＭＣＣＨとＭＴＣＨを同時に受信することのできない無線装置については、誤警報は、ＭＴＣＨの代わりにＭＣＣＨを無線装置に処理させ、その結果ＭＴＣＨに関してデータ損失が生じる。

通知インディケータについて上述された第１の目的を達成するために、各サービスは各フレームにおいて１つの通知インディケータを割当てられてもよい。メッセージがそのサービスのためにＭＣＣＨで送られる場合、そのサービスに関する通知インディケータは、最も長い可能なＤＲＸサイクルを有する無線装置でも申し分のない検出確率で通知インディケータを受信することができるように十分に長い期間にわたって“１”に設定される。

図３は、ＰＩＣＨ、ＭＩＣＨ、ＭＣＣＨおよびＭＴＣＨでの例示的な送信を示している。各遊休無線装置に関するページングインディケータは、図３の一番上に示されているように、その無線装置のためにＰＩＣＨによりページングオケージョンで送られる。各サービスに関する通知インディケータはＭＩＣＨの各フレームで送られ、また、変更周期全体のあいだ同じ通知値（“１”または“０”のいずれか）に設定されている。変更周期は、ＭＢＭＳ内容を受信するために必要される情報である“クリティカル(critical)”シグナリング情報が変更される可能性のある時間インターバルを表すことができる。一般に、シグナリング情報は、サービス独立情報および、または特定サービス(service specific)情報であってもよい。

変更周期は、全ての無線装置がその変更周期中にＭＩＣＨで送られた少なくとも1つの通知インディケータを高い信頼性により検出することができるように十分に長く選択される。変更周期より短いＤＲＸサイクルを有する無線装置は、各ＤＲＸサイクルにおいてそのページングオケージョン中にＭＩＣＨを読取ることができる。変更周期より長いＤＲＸサイクルを有する無線装置は、ページングオケージョンの間にウエイクアップしてＭＩＣＨを読取ることができる。長いＤＲＸサイクルを有する無線装置がそれ程頻繁にウエイクアップしなくてもよいように、変更周期は予め定められた最小持続期間（たとえば、２秒）以上であるように選択されてもよい。ＤＲＸサイクルおよび変更周期がどのようにして構成されているかに応じて、無線装置は、所望された各サービスに関する１つまたはマルチプルの通知インディケータを各変更周期において読取ることができる。

サポートされている全てのサービスに関する通知インディケータが各ＭＩＣＨフレームで送られた場合、ディメンショナリティ(dimensionality)の唯一のレベルは、１つのＭＩＣＨフレーム内のインディケータ位置の数（Ｎｎ）である。各フレーム中の各サービスに関する通知インディケータの位置を決定するために式（１）が使用された場合、同じＰＩ値を有する任意の２つのサービスに関する通知インディケータが各フレームにおいてオーバーラップする。そのとき、ＭＩＣＨに関する誤警報は、異なったサービスに関する通知インディケータのオーバーラップにより支配される。１つの通知が１つのサービスのために送られた場合、式（１）により定められた同じＰＩＣＨ系列にマップされたその他のサービスの任意の１つに関心を払っている全ての無線装置は、この通知を誤って検出し、それらはまたＭＣＣＨを処理する。これは結果的にＭＩＣＨに関する高い誤警報確率となり、それは望ましくない。

ＭＩＣＨに関する誤警報の尤度を低下させるために、非常に多くの通知インディケータ系列(またはランダム系列)がこれらのランダム系列に対する通知インディケータの位置をランダム化することにより形成されてもよい。このランダム化(randomization)は、たとえば、ハッシュ関数、ＰＮ発生器等を使用すること等により種々の方法で行われてもよい。簡明化のために、ランダム系列を発生するいくつかの方式を以下に説明する。

第１のランダム化方式においては、ランダム系列は、各ランダム系列をそのランダム系列の識別子に基づいて各フレーム中の１つのランダム位置にマップするハッシュ関数に基づいて形成される。各ランダム系列は０からＧ−１まで及ぶことのできる異なったＮＩ値と関連づけられ、ここでＧは、可能なランダム系列の数を決定するパラメータである。

各ランダム系列について、各フレームにおける通知インディケータの位置は、以下のように決定されてもよい：

ここで、Ｃは以下に説明されている定数である；
「符号ａ」はビットワイズ(bit-wise)の排他的論理和（ＸＯＲ）演算を示す；
ｑ_n1はそのフレーム内における通知インディケータの位置である。

パラメータＧは、２の比較的大きい累乗として選択されてよく、また、さらに、計算上の複雑さと、異なったサービスに関する通知インディケータ間のデフォルトコリジョン(default collision)の確率との間のトレードオフに基づいて選択されてもよい。デフォルトコリジョンとは、ランダム系列が常にそれらの通知インディケータに関して同じ位置を共有するということである。１実施形態において、ＧはＧ＝２¹⁶として選択され、ＮＩは１６ビット値であり、２¹⁶の可能なランダム系列が存在する。

定数Cは、たとえば、以下のように定義されてもよい：

一般に定数Ｃは、ＣとＧが互いに素であるように定められてもよい。

各サービスは、テンポラリモバイルグループ(Temporary Mobile Group)識別子（ＴＭＧＩ）であってもよいサービス識別子によって識別される。したがって、サービスは、無線装置がそれらのＩＭＳＩにより特有に識別されることができる同じ方法で、それらのＴＭＧＩにより特有に識別されることができる。各サービスは、たとえば、以下のように、そのＴＭＧＩに基づいて特定のＮＩ値にマップされてもよい：

一般に、各サービスはそのサービス識別子の任意の関数に基づいて特定のＮＩ値にマップされてもよい。たとえば、マッピングは以下の関数に基づいてもよい：

ここでｘはサービス識別子であり、ｆ（ｘ）はＮＩ値である。サービス識別子をＮＩ値にマップするために別の関数もまた使用可能である。

式（２）に示されているハッシュ関数はサービス識別子の関数（またはＮＩ）によりＳＦＮの関数をスクランブルして、異なったサービスが異なったフレーム中のそれらの通知インディケータのための異なったランダム位置と関連づけられることを確実にする。ハッシュ関数においてＣおよびＧを使用することにより、各フレーム内における全てのインディケータ位置が各サービスについて割当てられる可能性が確実に等しくなる。

複雑さの観点から、式（２）におけるハッシュ関数には、それがＳＮＦおよびＮＩ値に基づいて直接計算されることが可能である利点と、無線装置が遊休状態であった各フレームに関してＰＮ発生器をクロックする必要がないという利点がある。ｑ_n1の各値は、３つの乗法、１つのＸＯＲ演算およびそのモジュロ演算に対する少数のトランケーション(truncation)により計算されることができる。

第２のランダム化方式において、ランダム系列は、ＰＩＣＨに関してハッシュ関数を再度スクランブルするハッシュ関数に基づいて形成される。各ランダム系列は、０からＧ−１に及ぶことのできる異なったＮＩ値と関連づけられる。各ランダム系列について、各フレームにおける通知インディケータの位置は以下のように決定されてもよい：

ここで、ｑ_n2はフレーム内における通知インディケータの位置である。

式（５）に示されているハッシュ関数はまたＳＦＮの関数をサービス識別子の関数によりスクランブルして、異なったサービスが異なったフレーム中におけるそれらの通知インディケータのための異なった位置にマップされることを確実にする。式（５）に示されているハッシュ関数は、式（２）に示されているハッシュ関数とは異なったＳＦＮの関数を使用する。ｑ_n2の各値は、４つの加法、２つの乗法および少しのトランケーションにより計算されることができる。

第３のランダム化方式において、ランダム系列は、各ランダム系列に関して異なったフレーム中の異なったランダムインディケータ位置を選択するＰＮ発生器に基づいて形成される。ランダムインディケータ位置の選択は、種々の方法で行われてもよい。簡明化のために、以下、特定の実施形態を説明する。この実施形態について、ＰＮ発生器は、１つの選択された発生器多項式を実施する１６ビットの線形帰還シフトレジスタ（ＬＦＳＲ）により構成される。この発生器多項式は、たとえば、ｘ¹⁶＋ｘ¹²＋ｘ³+ｘ+１であってもよい。線形帰還シフトレジスタの構成は技術的に知られているため、ここでは説明されない。シフトレジスタは、ＳＦＮがゼロにラップアラウンド(wrap around)（またはロールオーバー(roll over)）したときには常に予め定められたゼロでない値にリセットされる。任意の時点におけるシフトレジスタの内容は、任意の無線装置または任意のサービスに特有のものではない。したがって、各基地局は全てのサポートされているサービスに関して１つのＰＮ発生器を保持する可能性がある。

各ランダム系列（および、したがって、各サービス）は、０からＧ−１に及ぶことのできる異なったＮＩ値と関連づけられる。各ランダム系列に関して、各フレーム中の通知インディケータの位置は、以下のように決定されてもよい：

ここで、ｒはＰＮ発生器により発生された中間の１６ビット２進数である；
ｑ_n3はそのフレーム内における通知インディケータの位置である。

式（６）は、式（２）および（５）におけるハッシュ関数に対して使用された定数Ｃが第３のランダム化方式には必要とされないことを示している。

１６ビットの２進数ｒの各ビットは、ランダム系列に関するＮＩ値およびシフトレジスタの状態に基づいて決定されてもよい。数ｒの各ビットｉは、たとえば、以下の動作を行うことにより決定されてもよい：
１．ＰＮ発生器を一度クロックしてシフトレジスタの内容を更新する。
２．シフトレジスタのその更新された内容とＮＩ値との間でビットワイズの論理積演算を行って１６ビットの数ｓを発生する。
３．数ｓの全ての１６ビットに対してモジュロ２加算(modulo-2 summation)を行って数ｒのビットｉに対する２進値を得る。

上述の演算のセットは、数ｒの１６ビットのそれぞれに関して一度ずつ１６回行われる。したがって、シフトレジスタは各フレームに関して１６回クロックされる。ＰＮ発生器もまた、それが適切な状態であるように、無線装置が不活発(asleep)である各フレームに関してクロックされる。単一のＰＮ発生器がＧの全てのランダム系列を発生するために使用されてもよい。

上述された実施形態について、１６ビットの線形帰還シフトレジスタをＰＮ発生器として使用し、また、ＰＮ発生器を各フレームに関して１６回クロックしたために、ランダム系列は４０９６のフレームの長さを有している。長さがこれより長いまたは短いランダム系列は、さらに多いまたは少ないビットを有するＰＮ発生器を使用することにより得られることが可能である。ランダム系列の長さは、少なくとも可能な最長の変更周期と同じ長さでなければならない。

第３のランダム化方式の別の実施形態において、異なったランダム系列は、線形帰還シフトレジスタに関する異なったシード(seed)値と関連づけられる。したがって、これらのランダム系列は、ＰＮ発生器により発生されたＰＮ系列上の異なったポジション(position)にマップされる。各ランダム系列は、たとえば、その関連づけられたシード値によりＰＮ発生器を初期化し（たとえば、ＳＦＮがゼロにラップアラウンドしたときは常に）、そのＰＮ発生器を各フレームに関して一度クロックし、シフトレジスタの内容に関してモジュロＮｎ演算(modulo-Nn operation)を行ってそのフレームに関する通知インディケータを獲得することにより発生されてもよい。この実施形態ではＰＮ発生器は、発生される各ランダム系列について保持される。さらに別の実施形態において、各ランダム系列はＰＮ発生器をリセットし（たとえば、ＳＦＮがゼロにラップアラウンドしたときには常に予め定められた値に）、そのＰＮ発生器を各フレームに関して一度クロックし、そのランダム系列に関する１つのマスク値(mask value)とのシフトレジスタの内容の排他的論理和を行い、この排他的論理和演算の結果に関してモジュロＮｎ演算を行ってそのフレームに関する通知インディケータを獲得することにより発生されてもよい。この実施形態に関して、異なったランダム系列は異なったマスク値と関連づけられ、また、単一のＰＮ発生器が全てのランダム系列を発生するために使用されてもよい。ランダム系列はまたＰＮ発生器を使用して別の方法で発生されてもよい。

図４は、通知インディケータのためのランダム位置を有する２つのランダム系列ＸおよびＹを示している。これら２つのランダム系列は、ハッシュ関数またはＰＮ発生器を使用して発生されてもよい。ランダム系列ＸはＸのＮＩ値により発生され、ランダム系列ＹはＹのＮＩ値により発生され、ここでＸおよびＹはそれぞれ０乃至Ｇ−１の範囲内の任意の値であることができる。

簡明化のために、図４は、Ｎｎ＝８であり、各フレーム中に８つのインディケータ位置が存在している場合を示している。各ランダム系列について、通知インディケータは各フレーム中の１つのランダム位置で送られる。図４に示された例では、ランダム系列ＸおよびＹは衝突(collide)し、それらの通知インディケータのオーバーラップはフレームｎにおいてのみ発生し、図４に示されているその他のフレームでは発生しない。１つのランダム系列だけに関する通知インディケータが“１”に設定された場合、無線装置は、それがフレームｎで送られた通知インディケータだけを読取った場合に誤警報に遭遇する可能性がある。無線装置は、それが任意の他のフレームで送られた通知インディケータを読取った場合、あるいはそれがマルチプル通知インディケータを読取った場合には誤警報に遭遇しない。無線装置は所望の各サービスについて検出された通知インディケータの全ての論理積を行ってもよく、また、その検出された通知インディケータの全てがセット(set)された場合にのみＭＣＣＨを処理してもよい。しかしながら、検出エラーのためにシグナリング情報を獲得し損なうことを避けるために、無線装置は、検出された通知インディケータの任意の１つがセットされた場合、あるいはある数または割合の通知インディケータがセットされた場合に、ＭＣＣＨを処理してもよい。

図５は、基地局によりサポートされたブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知インディケータを送信するためにその基地局により行われるプロセス500を示している。基地局はサービスをランダム系列に、各サービスに対して１つのランダム系列に、マップする（ブロック512）。これは、たとえば、式（４）に示されているように各サービスに関する識別子（たとえば、ＴＭＧＩ）をＮＩ値にマップすることにより行われてもよい。その後、基地局は各サービスに関するランダム系列を、そのサービスに関する識別子またはＮＩ値およびハッシュ関数（たとえば、式（２）または（５）に示されている）またはＰＮ発生器（たとえば、式（６）に示されている）に基づいて発生する（ブロック514）。ランダム系列がどのようにして発生されたかにかかわらず、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための特定の位置と関連づけられる。各ランダム系列に関する異なったフレーム中の通知インディケータのための位置は、残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される。

基地局は各変更周期における各サービスに関する通知値（“０”または“１”のいずれか）を決定する（ブロック516）。各サービスについて、基地局は変更周期における全てのフレームに関する通知インディケータを、その変更周期中のサービスに関する通知値に設定する。基地局はまた、マルチプルサービスに関するマルチプル通知インディケータが同じ位置にマップした各位置に対して送るべきインディケータ値を決定する。いずれにせよ、基地局は各サービスに関する通知インディケータを、そのサービスに関するランダム系列により決定されたランダム位置で送信する（ブロック518）。基地局はまた、各遊休無線装置に関するページングインディケータを、その無線装置に割当てられたフレームでおよびその無線装置に関するＰＩＣＨ系列により決定された位置でＰＩＣＨにより送信する。

図６は、無線装置により所望された少なくとも１つのサービスに関する通知インディケータを受信するためにその無線装置により行われるプロセス600を示している。無線装置は、基地局と同じ方法で各サービスに関するランダム系列を決定する（ブロック612）。無線装置はまた、ページングインディケータを受信するためのフレームまたはページングオケージョンを決定する（ブロック614）。これらの“アウエイク”フレームのそれぞれについて、無線装置は各サービスに関する通知インディケータをそのサービスに関するランダム系列により決定されたＭＩＣＨ上の位置で受信する（ブロック616）。無線装置はまたそれ自身に関するページングインディケータをその無線装置に関するＰＩＣＨ系列により決定されたＰＩＣＨ上の位置で受信する（ブロック618）。

無線装置は、たとえば、誤警報の所望の確率等に基づいて各サービスに関する任意の数の通知インディケータを読取ることを選んでもよい。無線装置はそのＤＲＸサイクルより頻繁にウエイクアップして、多くの通知インディケータを受信し、したがって誤警報の確率を低下させることができる。いずれにせよ、無線装置は各変更周期における各サービスに関する通知値を、その変更周期中にそのサービスに関して受信された全ての通知インディケータに基づいて決定する（ブロック620）。

ランダム系列に関するインディケータ位置のランダム化は、時間に関して付加的なディメンショナリティを導入する。このランダム化はさらに、異なったサービスに関する通知インディケータ間の衝突が全てのサービスにわたって均一に分散(spread)され、また、これらのサービスのいずれの間でも相関関係が生じないことを確実にする。２つの異なったサービスに関する通知インディケータが変更周期全体にわたってオーバーラップする尤度が最小化される。無線装置は、その変更周期中にＭＩＣＨをマルチプル回数読取ってそのサービスに関するマルチプル通知インディケータを検出することにより所定の所望されたサービスに関する誤警報の確率を低下させることができる。その後、無線装置は、検出された通知インディケータの全てがセットされた場合にＭＣＣＨを処理することができる。検出された通知インディケータがこのシステムによりサポートされている別のサービスの任意の１つに関する通知インディケータとオーバーラップする可能性は低い。検出された通知インディケータの全てが別のあるサービスにより“１”に設定される尤度である誤警報の確率は比較的低く、ＭＩＣＨのローディング(loading)に依存する。誤警報の確率は、所望のサービスに関するさらに多くの通知インディケータを読取ることにより低下させることができる。たとえば、無線装置が所望のサービスを活発に(actively)受信している場合等、その無線装置はそのサービスに関する全ての通知インディケータを読取ることにより誤警報の非常に低い確率を達成することができる。

上述の３つのランダム化方式に関する誤警報性能(performance)が解析された。この解析では、各通知インディケータは物理層によりエラーなしで検出されることができ、また、任意のエラーは異なったサービスに関する通知インディケータ間のオーバーラップによるものであると仮定されている。簡明化のために、この解析ではまた、各サービスに関して使用された通知インディケータは完全にランダムであり、異なったフレームにおける２つの通知インディケータ間のオーバーラップの確率は完全に独立していると仮定されている。

システムの通知ロードはＰ_loadとして示され、所定の通知インディケータがＭＩＣＨで“１”に設定される確率を表している。各変更周期において所望のサービスのそれぞれに関して検出される通知インディケータの数はＮ_niとして示されている。各サービスについて、通知インディケータはその変更周期全体に関して同じ通知値に設定される。“１”の通知値が１つの所定の所望のサービスに関する通知を示すために送られた場合、その所望のサービスに関するＮ_niの検出された通知インディケータは全て“１”に等しい。Ｎ_niの検出された通知インディケータの任意の１つが“０”に等しい場合、“０”の通知値はその所望のサービスのために送られたと仮定されてもよく、また、“１”に等しい任意の検出された通知インディケータは別のサービスに関する通知インディケータとの衝突により設定されたと仮定される。物理層により可能な検出エラーを説明するために、検出アルゴリズムは、少なくとも２つの検出された通知インディケータが“０”に等しい場合には“０”の通知値を宣言してもよく、また、そうでない場合には”1”の通知値を宣言してもよい。この検出アルゴリズムのために、少なくともＮ_ni−１の検出された通知インディケータが通知の存在を誤って示した場合、誤警報が発生する。

上述の検出アルゴリズムについて、所定のサービスに関する誤警報の確率：

は以下のように表わされてもよい：

ここで、

は、Ｎ_niの通知インディケータ間におけるｋの通知インディケータの異なった組合せの数を示す。無線装置がマルチプル（Ｎ_ser）サービスに関心を払っている場合、その無線装置に関する誤警報の確率：

は以下のように表わされてもよい：

所定の無線装置に関する誤警報の確率を上述の３つのランダム化方式により決定するためにコンピュータシミュレーションが行われた。このシミュレーションに対して、Ｎｎ＝１４４、Ｇ＝２¹⁶、Ｎ_ni＝５、およびＮ_ser＝１０のパラメータ値が使用された。表１には、その無線装置に関する誤警報の確率が各ランダム化方式とそのシステムに関する種々の通知ロードについて示されている。そのシミュレーション結果は、３つのランダム化方式の全てについてその誤警報の確率が、たとえば、式（１）を使用するランダム化なしのときよりも低いことを示している。このシミュレーション結果はまた、式（２）に示されているハッシュ関数および式（６）に示されているＰＮ発生器よる誤警報の確率が低いことを示している。

ＰＩＣＨは、ページングインディケータに対して直角位相シフトキーイング(quadrature phase shift keying)（ＱＰＳＫ）を使用する。各ページングインディケータは１組の変調シンボル(symbol)により表される。ＱＰＳＫでは、各変調シンボルは予め定められた送信パワーで送信される。そのページングインディケータに関して“０”または“１”の値のどちらが送られたかにかかわらず、同じ量の送信パワーが各変調シンボルに対して使用される。

ＭＩＣＨは、通知インディケータに対してオン／オフキーイング（ＯＯＫ）を使用するように設計されてもよく、これはＭＩＣＨに関する送信パワーの量を減少させる可能性がある。ＯＯＫにより、“１”の通知インディケータ値は予め定められたパワーレベルで送信され、“０”の通知インディケータ値はゼロパワーで送信される（すなわち、送信されない）。ＯＯＫおよびＱＰＳＫの両者について同じ検出性能を達成するために、ＯＯＫにより送られる通知インディケータに関する送信パワーは、ＱＰＳＫにより送られる通知インディケータに関する送信パワーの２倍でなければならない。ＭＩＣＨに関する合計送信パワーはＭＩＣＨローディングにより決定され、それは所定のフレームにおいて“１”に設定されている通知インディケータの平均分数である。ＭＩＣＨに関する合計送信パワーの減少は、ＭＩＣＨローディングが５０％未満である場合に達成される。ＭＩＣＨローディングは、その無線装置に関する高い誤警報率を回避するために５０％未満である可能性がある。したがって、ＯＯＫを使用することにより、ＱＰＳＫと同じ検出性能について、ＭＩＣＨに関する合計送信パワーは減少する可能性がある。

図７は、基地局110xおよび無線装置120xの１実施形態のブロック図を示している。基地局110xにおいて、エンコーダ710はページおよびその他のメッセージに関するトラヒックデータを受信して、そのトラヒックデータを処理し（たとえば、符号化し、インターリーブしてシンボルマップし）、変調シンボルを発生する。変調器712は、種々の物理チャネル（たとえば、ＰＩＣＨ、ＭＩＣＨおよびＳ-ＣＣＰＣＨ）に関するその変調シンボルについてチャネル化(channelization)、スペクトル拡散、スクランブル化等を行って、データチップのストリームを供給する。送信機装置（ＴＭＴＲ）714は、そのデータチップを調整し（たとえば、アナログに変換し、増幅し、濾波して、周波数アップコンバートし）、ダウンリンク信号を発生し、それはアンテナ716を介して送信される。

無線装置120xにおいて、アンテナ752はダウンリンク信号を基地局110xから受信し、受信された信号を受信機装置（ＲＣＶＲ）754に供給する。受信機装置754はその受信された信号を調整し（たとえば、濾波し、増幅し、周波数ダウンコンバートし）、その調整された信号をデジタル化してデータサンプルを供給する。復調器（Ｄｅｍｏｄ）756はそのデータサンプルを処理して、シンボル推定値を供給する。復調器756はさらに、制御装置760により命令されると通知インディケータおよびページングインディケータに関する検出を行う。デコーダ758はそのシンボル推定値を処理し（たとえば、デマップ(demap)し、デインターリーブ(deinterleave)し、復号し）、基地局110xにより送られたメッセージに関する復号されたデータを供給する。

制御装置720および760はそれぞれ基地局110xおよび無線装置120xにおいて動作を命令する。制御装置720および760はまた通知インディケータおよびページングインディケータの送信および受信をそれぞれ行うための種々の機能を行ってもよい。たとえば、制御装置720は通知インディケータの送信のために図５中のプロセス500を行ってもよく、また、制御装置760は通知インディケータの受信のために図６中のプロセス600を行ってもよい。メモリ装置722および762はそれぞれ、制御装置720および760のためのデータおよびプログラムコードを記憶する。タイマ764は時間情報を提供し、制御装置760はこの時間情報を使用して、ＰＩＣＨおよびＭＩＣＨを処理するために何時ウエイクアップすべきかを決定する。

ここに記載されている通知の送信および受信技術は、種々の手段により実施されることができる。たとえば、これらの技術はハードウェア、ソフトウェアまたはその組合せで実施されることができる。ハードウェア形態については、通知インディケータを送信するために使用される処理装置は、１以上の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラム可能な論理装置（ＰＬＤ）、フィールドプログラム可能なゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、マイクロプロセッサ、ここに記載されている機能を行うように設計された他の電子装置、またはその組合せ内に構成されてもよい。通知インディケータを受信するために使用された処理装置はまた、１以上のＡＳＩＣ、ＤＳＰ等内に構成されてもよい。

ソフトウェア形態については、通知送信および受信技術は、ここに記載されている機能を行うモジュール（たとえば、手順、機能等）で実施されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリ装置（たとえば、図７中のメモリ装置722または762）中に記憶され、プロセッサ（たとえば、制御装置720または760）により実行されてもよい。メモリ装置はプロセッサ内に構成されてもよいし、あるいはプロセッサの外部に構成されてもよく、その場合、それは技術的に知られている種々の手段によりプロセッサに通信可能に結合されることができる。

上記の開示された実施形態の説明は、当業者が本発明を形成し、あるいは使用することを可能にするために与えられている。これらの実施形態への種々の修正は、当業者に容易に明らかになるであろう。また、ここに規定されている一般的な原理は本発明の技術的範囲を逸脱することなく他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明はここに示されている実施形態に制限されるものではなく、ここに開示されている原理および新しい特徴に一致した広い技術的範囲を与えられている。

無線通信システムを示す概略図。 ユニバーサルモバイルテレコミュニケーション(Universal Mobile Telecommunication)システム（ＵＭＴＳ）におけるＰＩＣＨのフォーマットを示す図。 ＰＩＣＨの１つのフレームのフォーマットを示す図。 ＵＭＴＳにおけるＰＩＣＨ、ＭＩＣＨ、ＭＣＣＨおよびＭＴＣＨでの例示的な送信を示す図。 通知インディケータのためのランダム位置を有する２つのランダム系列を示す図。 基地局によってサポートされたブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスに関する通知インディケータを送信するためにその基地局により行われるプロセスを示すフロー図。 少なくとも１つのサービスに関する通知インディケータを受信するために無線装置により行われるプロセスを示すフロー図。 基地局および無線装置のブロック図。

Claims (41)

1. 以下を含んでいる通信システムにおいて通知を送信する方法：
   複数のサービスを複数のランダム系列に、各サービスに対して１つのランダム系列に、マップする、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される；
   各サービスに関するランダム系列により決定された位置におけるそのサービスに関する通知インディケータを送信する。
2. さらに、複数のサービスに関する識別子およびハッシュ関数に基づいて複数のランダム系列を発生することを含んでいる請求項１記載の方法。
3. さらに、サービス識別子の第２の関数によりスクランブルされたフレーム番号の第１の関数を有するハッシュ関数に基づいて複数のランダム系列を発生することを含んでいる請求項１記載の方法。
4. さらに、複数のサービスに関する識別子および擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいて複数のランダム系列を発生することを含んでいる請求項１記載の方法。
5. さらに、各サービスに関する通知値を決定すること；
   各サービスに関する複数の通知インディケータをそのサービスに関するその通知値に設定することを含んでいる請求項１記載の方法。
6. 各サービスに関する通知インディケータを送信することは、
   複数の連続したフレームにおける、および各サービスに関するランダム系列により決定された位置における、そのサービスに関する複数の通知インディケータを送信することを含んでいる請求項５記載の方法。
7. 以下を備えている通信システムにおける装置：
   複数のサービスを複数のランダム系列に、各サービスに対して１つのランダム系列に、マップするように動作する制御装置、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される；
   各サービスに関する通知インディケータをそのサービスに関するランダム系列により決定された位置にマップするように動作するプロセッサ。
8. 制御装置はさらに、ハッシュ関数または擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいておよびさらに複数のサービスに関する識別子に基づいて複数のランダム系列を発生するように動作する請求項７記載の装置。
9. 制御装置はさらに、各サービスに対して１つの通知値を決定するようにおよび各サービスに関する複数の通知インディケータをそのサービスに関するその通知値に設定するように動作する請求項７記載の装置。
10. さらに、複数の連続したフレームにおける、および各サービスに関するランダム系列により決定された位置における、そのサービスに関する複数の通知インディケータを送信するように動作する送信装置を備えている請求項９記載の装置。
11. 複数のサービスは、ブロードキャストされ、およびマルチキャストされるサービスである請求項７記載の装置。
12. 以下を備えている通信システムにおける装置：
    複数のサービスを複数のランダム系列に、各サービスに対して１つのランダム系列に、マップするための手段、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される；
    各サービスに関するランダム系列により決定された位置におけるそのサービスに関する通知インディケータを送信するための手段。
13. さらに、ハッシュ関数または擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいておよびさらに複数のサービスに関する識別子に基づいて複数のランダム系列を発生する手段を備えている請求項１２記載の装置。
14. さらに、各サービスについて１つの通知値を決定するための手段；
    各サービスに関する複数の通知インディケータをそのサービスに関する通知値に設定するための手段；
    複数の連続したフレームにおける、および各サービスに関するランダム系列により決定された位置における、そのサービスに関する複数の通知インディケータを送信するための手段を備えている請求項１２記載の装置。
15. 以下を含んでいる通信システムにおいて通知を送信する方法：
    １つのサービスに関する１つの通知インディケータを送るための位置を、そのサービスに関する識別子およびその通知インディケータが送られるフレームに基づいて決定する、その識別子はそのフレーム内のその通知インディケータのための位置をランダム化するために使用される；
    そのフレーム中のその位置におけるサービスに関する通知インディケータを送信する。
16. 通知インディケータを送るための位置を決定することは、以下の式に基づいている：
    

    

    ここで、ＣおよびＧは２つの定数である；
    ＳＦＮはフレームのシステムフレーム番号である；
    Ｎｎはフレーム中の利用可能な位置の数である；
    ＮＩはそのサービスに関するその識別子により決定された値である；
    

    

    はビットワイズの排他的論理和（ＸＯＲ）演算である；
    ｍｏｄはモジュロ演算を示す；
    

    

    はｘに対して次に低い整数値を提供するフロア演算である；
    ｑはそのフレーム内における通知インディケータのための位置である請求項１５記載の方法。
17. 通知インディケータを送信することは、フレーム中のその位置におけるそのサービスに関する複数の通知インディケータを送信すること、およびオン／オフキーイングを使用することを含んでいる請求項１５記載の方法。
18. さらに、そのサービスに関する複数の通知インディケータを、そのサービスに対して選択された１つの通知値に設定すること；
    そのサービスの識別子に基づいて複数のフレームにおけるランダム位置を決定すること；
    その複数のフレーム中のランダム位置におけるそのサービスに関する複数の通知インディケータを送信することを含んでいる請求項１５記載の方法。
19. 以下を備えている通信システムにおける装置：
    １つのサービスに関する１つの通知インディケータを送るための位置を、そのサービスに関する識別子およびその通知インディケータが送られるフレームに基づいて決定するための手段、その識別子はそのフレーム内におけるその通知インディケータのための位置をランダム化するために使用される；
    そのフレーム中のその位置におけるサービスに関する通知インディケータを送信するための手段。
20. 通知インディケータを送るための位置を決定するための手段は、以下の式に基づいている：
    

    

    ここで、ＣおよびＧは２つの定数である；
    ＳＦＮはフレームのシステムフレーム番号である；
    Ｎｎはフレーム中の利用可能な位置の数である；
    ＮＩはそのサービスに関するその識別子により決定された値である；
    「符号ａ」はビットワイズの排他的論理和（ＸＯＲ）演算である；
    ｍｏｄはモジュロ演算を示す；
    「符号ｂ」はｘに対して次に低い整数値を提供するフロア演算である；
    ｑはそのフレーム内における通知インディケータのための位置である請求項１９記載の方法。
21. 以下を含んでいる通信システムにおいて少なくとも１つのサービスに関する通知を受信する方法：
    その少なくとも１つのサービスに関する少なくとも１つのランダム系列、各サービスに対して１つのランダム系列、を決定する、各ランダム系列は各フレームにおいて通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される、
    そのサービスに関するランダム系列により決定された位置で少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する通知インディケータを受信する。
22. さらに、ページングインディケータを受信するためのフレームを決定すること；
    その決定されたフレーム中のページングインディケータおよび少なくとも１つのサービスに関する通知インディケータを受信することを含んでいる請求項２１記載の方法。
23. さらに、少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する各変更周期において少なくとも２つの通知インディケータを獲得すること、各サービスに関する通知インディケータは各変更周期において同じ通知値に設定される；
    各変更周期における各サービスに関する通知値を、そのサービスに関する変更周期において獲得された少なくとも２つの通知インディケータに基づいて決定することを含んでいる請求項２１記載の方法。
24. さらに、所望の誤警報確率に基づいて各サービスに関する各変更周期において受信するために通知インディケータの数を決定することを含んでいる請求項２１記載の方法。
25. さらに、その少なくとも１つのランダム系列を各サービスに関する識別子およびハッシュ関数に基づいて発生することを含んでいる請求項２１記載の方法。
26. さらに、サービス識別子の第２の関数によりスクランブルされたフレーム番号の第１の関数を有するハッシュ関数に基づいて少なくとも１つのランダム系列を発生することを含んでいる請求項２１記載の方法。
27. さらに、各サービスに関する識別子および擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいて少なくとも１つのランダム系列を発生することを含んでいる請求項２１記載の方法。
28. さらに、以下の式に基づいて各サービスに関する通知インディケータのための位置を決定することを含んでいる：
    

    

    ここで、ＣおよびＧは２つの定数である；
    ＳＦＮはシステムフレーム番号である；
    Ｎｎはそのフレーム中の利用可能な位置の数である；
    ＮＩはそのサービスに関するその識別子により決定された値である；
    「符号ａ」はビットワイズの排他的論理和（ＸＯＲ）演算である；
    ｍｏｄはモジュロ演算を示す；
    「符号ｂ」はｘに対して次に低い整数値を提供するフロア演算である；
    ｑはそのフレーム内における通知インディケータのための位置である請求項２１記載の方法。
29. 以下を備えている通信システムにおける装置：
    少なくとも１つのサービスに関する少なくとも１つのランダム系列、各サービスに対して１つのランダム系列、を決定するように動作する制御装置、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される；
    そのサービスに関するランダム系列により決定された位置における少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する通知インディケータについて検出を行うように動作する復調器。
30. 制御装置はさらにページングインディケータを受信するためのフレームを決定するように動作する、復調器はさらにその決定されたフレーム中のページングインディケータおよび少なくとも１つのサービスに関する通知インディケータについて検出を行うように動作する請求項２９記載の装置。
31. 復調器は、少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する各変更周期において少なくとも２つの通知インディケータを検出するように、およびそのサービスに関する変更周期において獲得された少なくとも２つの通知インディケータに基づいて各変更周期における各サービスに関する通知値を決定するように動作する請求項２９記載の装置。
32. 制御装置はさらに、ハッシュ関数または擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいておよびさらに各サービスに関する識別子に基づいて少なくとも１つのランダム系列を発生するように動作する請求項２９記載の装置。
33. 以下を備えている通信システムにおける装置：
    少なくとも１つのサービスに関する少なくとも１つのランダム系列、各サービスに対して１つのランダム系列、を決定するための手段、各ランダム系列は各フレームにおいて１つの通知インディケータを送るための１つの位置と関連づけられる、各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置は残りの各ランダム系列に関する通知インディケータのための位置に関してランダム化される；
    そのサービスに関するランダム系列により決定された位置における少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する通知インディケータを受信するための手段。
34. さらに、ページングインディケータを受信するためのフレームを決定するための手段；
    その決定されたフレーム中のページングインディケータおよび少なくとも１つのサービスに関する通知インディケータを受信するための手段を備えている請求項３３記載の装置。
35. さらに、少なくとも１つのサービスのそれぞれに関する各変更周期において少なくとも２つの通知インディケータを獲得するための手段、各サービスに関する通知インディケータは各変更周期において同じ通知値に設定される；
    各変更周期における各サービスに関する通知値を、そのサービスに関する変更周期において獲得された少なくとも２つの通知インディケータに基づいて決定するための手段を備えている請求項３３記載の装置。
36. さらに、ハッシュ関数または擬似乱数（ＰＮ）発生器に基づいておよびさらに各サービスに関する識別子に基づいて少なくとも１つのランダム系列を発生するための手段を備えている請求項３３記載の装置。
37. 以下を含んでいる通信システムにおいて通知を送信する方法：
    複数のサービスに関する複数の通知インディケータを決定する；
    複数の通知インディケータを１つのフレーム中の複数の位置にマップする；
    オン／オフキーイングを使用して複数の通知インディケータを送信する。
38. 複数の通知インディケータを送信することは、
    予め定められたパワーレベルで第１の値の通知インディケータを送信すること、
    ゼロパワーにより第２の値の通知インディケータを送信することを含んでいる請求項３７記載の方法。
39. さらに、フレーム中の第１の値を有する通知インディケータの予想される数を５０％未満に制限することを含んでいる請求項３８記載の方法。
40. 以下を備えている通信システムにおける装置：
    複数のサービスに関する複数の通知インディケータを決定するための手段；
    複数の通知インディケータを１つのフレーム中の複数の位置にマップするための手段；
    オン／オフキーイングを使用して複数の通知インディケータを送信するための手段。
41. 複数の通知インディケータを送信するための手段は、
    第１の値の通知インディケータを予め定められたパワーレベルで送信するための手段、
    第２の値の通知インディケータをゼロパワーで送信するための手段を備えている請求項４０記載の装置。

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