JP2007520156A - 一次ラウドスピーカクロスオーバーネットワーク - Google Patents
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Abstract
ラウドスピーカシステムで第1及び第2のラウドスピーカを夫々駆動するよう低域通過フィルタ及び高域通過フィルタを有する一次クロスオーバーネットワークは、第1及び第2のラウドスピーカの出力信号の間のクロスオーバー周波数での位相差が60度よりも大きくないように設計される。従って、出力信号は少なくとも部分的に同相である。望ましくは、位相差は、同相に近い効果を作るよう約40度であるべきである。第1のラウドスピーカが一次クロスオーバーネットワークへ結合される極性は、第2のラウドスピーカがクロスオーバーネットワークへ結合される極性の逆である。随意的に、入力信号は、クロスオーバーネットワークの振幅応答を平らにするよう均一にされうる。
Description
本発明は、ラウドスピーカクロスオーバーネットワーク、更に具体的には、二次ラウドスピーカクロスオーバーネットワークの幾つかの利点を有する一次ラウドスピーカクロスオーバーネットワークに関する。
クロスオーバーネットワークは、マルチウェイ・ラウドスピーカシステムにおいて、入力音声信号を複数の周波数帯域に分離するために使用される。夫々の帯域は、関連する周波数帯域に最も適した異なるラウドスピーカに入力される。他の帯域から1つの帯域を分離する周波数は、これらの2つの帯域のクロスオーバー周波数と呼ばれる。例えば、以下で論じられる2方向ラウドスピーカシステムにおいて、低周波帯域及び高周波帯域は、ウーファー及びツィーターへ夫々誘導され、クロスオーバー周波数は、低周波帯域及び高周波帯域が分かれるところの周波数である。
例えば一次バターワースネットワークのような一次クロスオーバーネットワークにおいて、キャパシタは、高周波帯域信号をツィーターへ供給するための高域通過フィルタを形成するよう、本質的に抵抗であるツィーターに直列に結合されている。インダクタは、低周波帯域信号をウーファーへ供給するための低域通過フィルタを形成するよう、やはり本質的に抵抗であるウーファーに直列に結合されている。クロスオーバー周波数では、低域通過フィルタ及び高域通過フィルタの両フィルタの振幅特性は、約−3dB(デシベル)である。2つのネットワーク間の位相差は、このクロスオーバー周波数で90度であるから、このクロスオーバーネットワークの結合電圧応答は、クロスオーバー周波数で0dBであり、建設的又は相殺的な干渉がクロスオーバー周波数で起こる。
前出のクロスオーバーネットワークは満足に機能するが、クロスオーバー周波数での低域通過フィルタ及び高域通過フィルタは同相ではない。そのようなものとして、このような一次ネットワークは、同相クロスオーバーネットワークの以下の利点、即ち、増大した阻止帯域除去及び改善した極動作(極大)によるより滑らかな周波数応答を提供することができない。
同相応答を有するよう、例えばリンクウィッツ・ライリ・ネットワークのような二次又はそれよりも高次のクロスオーバーネットワークが使用されるべきである。しかし、二次又はそれよりも高次のネットワークは、更なるキャパシタ及びインダクタを必要とする。例えば、2方向リンクウィッツ・ライリ・クロスオーバーネットワークは、低域通過フィルタを形成するようウーファーに並列に結合された更なるキャパシタと、高域通過フィルタを形成するようツィーターに並列に結合された更なるインダクタとを必要とする。これらの更なる構成要素は、クロスオーバーネットワークで使用されるキャパシタ及びインダクタが通常それらの大きさ、容量、及び所要電力により値段が高くなるので、ラウドスピーカシステムのコストを著しく増大させる。
本発明の原理に従って、ラウドスピーカシステムにおいて第1及び第2のラウドスピーカを夫々駆動するよう低域通過フィルタ及び高域通過フィルタを有する一次クロスオーバーネットワークは、第1及び第2のラウドスピーカの応答の間のクロスオーバー周波数での位相差が60度よりも大きくないように設計される。従って、出力信号は、少なくとも部分的に同相である。応答は、電気又は音響であっても良い。
一実施例では、低域通過フィルタは、第1の極性で第1のラウドスピーカへ直列に結合されたインダクタによって形成され、高域通過フィルタは、第2の極性で第2のラウドスピーカへ結合されたキャパシタによって形成される。インダクタ及びキャパシタのインピーダンスは、位相差が60度よりも大きくないように選択される。望ましくは、位相差は、同相に近い効果を作るよう約40度であるべきである。
更なる他の実施例では、第2の極性は、180度の位相シフトを高域通過フィルタに加えるために、第1の極性の反対である。
更なる他の実施例では、入力音声信号は、クロスオーバーシステムの応答を平らにするよう均一にされる。具体的には、クロスオーバー周波数でのレベルは、入力信号において高くされる。
図1は、本発明の原理に従う一次クロスオーバーネットワーク105を用いる2方向ラウドスピーカシステム100を表す。2方向ラウドスピーカシステム100は、図1において抵抗により表されているツィーター110と、図1においてやはり抵抗により表されているウーファー150とを有する。ツィーター110及びウーファー150の夫々は、(図1において「+」と示されている)正の端子と、(図1において「+」と符号を付された端子の反対にある)負の端子とを有する。クロスオーバーネットワーク105への入力音声信号は、増幅器170により増幅される。クロスオーバーネットワーク105は、高周波帯域入力信号をツィーター110へ供給するために高域通過フィルタを形成するようツィーター110へ直列に結合されたキャパシタ120と、低周波帯域入力信号をウーファー150へ供給するために低域通過フィルタを形成するようウーファー150へ直列に結合されたインダクタ160とを有する。インダクタ160は、第1の極性でウーファー150へ結合され、キャパシタ120は、第2の極性でツィーター110へ結合されている。なお、第2の極性は、第1の極性の反対である。この例では、インダクタ160は、ウーファー150の正の端子へ結合されているが、キャパシタ120は、ツィーター110の負の端子へ結合されている。
本発明の原理に従って、キャパシタ120のキャパシタンス及びインダクタ160のインダクタンスは、高域通過フィルタの応答と低域通過フィルタの応答との間のクロスオーバー周波数での位相差が60度よりも大きくないように選択される。(クロスオーバー周波数は、クロスオーバーネットワーク105が音声入力信号を高周波帯域及び低周波帯域に分離するところの周波数である。)望ましくは、位相差は約40度である。発明者は、位相差が60度よりも大きくない場合に、2つのフィルタの応答が少なくとも部分的に同相であることを認識する。そのようなものとして、ラウドスピーカシステムは、増大した阻止帯域除去及び改善した極動作により、より滑らかな周波数応答を作る。極動作は、2つのラウドスピーカの複合放射パターンのクロスオーバー周波数での音響出力プロットを見ることによって最も良く理解される。より良い極動作は、軸外(off−axis)の聴取者のための音声の劣化を低減する。位相差が少なくとも部分的に同相であると、非同時ドライバのための放射パターンは、全ての周波数に関して軸上(on−axis)により近く、少なくとも部分的な建設的干渉を引き起こし、ひいては、極動作を改善する。例えば、位相差が60度である場合に、2つの応答は、クロスオーバー周波数での建設的干渉の少なくとも50%を引き起こす。留意すべきは、位相差が180度である場合には、2つの応答は、位相が完全に不一致となり、100%の相殺的干渉を引き起こすことである。100%の相殺的干渉は、当然のことながら、好ましくない。位相差が、例えば一次バターワースフィルタにより引き起こされる位相差のように、90度である場合には、2つの応答は、直角位相にあり、建設的又は相殺的いずれの干渉も引き起こさない。位相差が、例えばリンクウィッツ・ライリ・ネットワークにより引き起こされる位相差のように零である場合には、2つの応答は、完全に同相であり、100%の建設的干渉を引き起こす。本発明の原理に従う一次クロスオーバーネットワーク105は、従来の一次クロスオーバーネットワークよりも零度にずっと近い位相差を生ずる。
第1及び第2の例の以下の実例では、ツィーター110及びウーファー150の内部抵抗は8Ωであり、クロスオーバー周波数は1,000Hz(ヘルツ)であるとする。ツィーター110及びウーファー150のインピーダンスは、全くの抵抗として扱われるので、ツィーター110及びウーファー150の夫々の音響応答は、電気的応答の場合と同じである。ラウドスピーカの音響応答は、ラウドスピーカの音響出力に関する応答であり、電気的応答は、ラウドスピーカの2つの端子の両端に現れた電圧に関する応答である。現状では、ラウドスピーカは、完全にではなく、実質的に抵抗である。従って、ラウドスピーカの電気的応答は、音響応答と実質的に同じである。
第1の例では、クロスオーバーネットワーク105は、クロスオーバー周波数において約60度の位相差を生ずる。このような位相差を生ずる一例は、キャパシタ120に1.5μF(マイクロファラッド)、インダクタ160に2.2mH(ミリヘンリ)を選択することである。このような値の組により、低域通過フィルタは、約60度の正の位相シフトを生じ、高域通過フィルタは、約60度の負の位相シフトを生ずる。しかし、低域通過フィルタは、ウーファー150の正の端子へ接続されているが、高域通過フィルタは、ツィーター110の負の端子へ接続されている。即ち、ツィーター110の極は、ウーファー150に対して逆であり、ツィーター110は、ウーファー150に対して反転しており、ツィーター110は、実際には、180度の正の位相差を高域通過フィルタに加える。極性を反転させることにより高域通過フィルタに180度が加えられるのは、入来する信号が本質的に反転しているからである。例えば、正の入力は、反転方向でツィーター110のコーンを動かすよう負になりうる。従って、高域通過フィルタの結果として得られる位相シフトは、実際には、約120度の正の位相シフトである。従って、低域通過フィルタの応答と高域通過フィルタの応答との間の位相差は、約60度である。
第2の例では、クロスオーバーネットワーク105は、約40度の位相差を生ずる。このような位相差を生ずる一例は、キャパシタ120に6.7μF、インダクタ160に3.8mHを選択することである。このような値の組により、低域通過フィルタは、約71度の正の位相シフトを生じ、高域通過フィルタは、約71度の負の位相シフトを生ずる。しかし、ツィーター110は、逆極性のために、180度の正の位相シフトを高域通過フィルタに加える。従って、高域通過フィルタの結果として得られる位相シフトは、実際には、109度の正の位相シフトである。従って、低域通過フィルタの応答と高域通過フィルタの応答との間の位相差は、約38度である。
図2、3及び4は、第1の例におけるクロスオーバーネットワーク105の振幅及び位相応答を示す。図2は、低域通過フィルタの応答を示し、図3は、高域通過フィルタの応答を示し、図4は、結合応答を示す。図2及び3に示されている通過帯域は、90度の位相差を有する従来の一次クロスオーバーネットワークよりも狭い。高域通過フィルタ及び低域通過フィルタの夫々は、クロスオーバー周波数において約−6dBの振幅応答を有し、結合振幅は約−1dBである。
図5、6及び7は、第2の例におけるクロスオーバーネットワーク105の低域通過フィルタ、高域通過フィルタ、及び結合応答の振幅及び位相応答を夫々示す。図5及び6から明らかであるように、通過帯域は、第1の例の通過帯域よりも狭い。高域通過フィルタ及び低域通過フィルタの夫々は、クロスオーバー周波数において約−10dBの振幅応答を有し、結合振幅は約−4.5dBである。
少なくとも部分的に同相の一次ネットワーク105を達成するために、高域通過フィルタ及び低域通過フィルタの個々の応答は、約−6dB又はそれより小さくあるべきである。例えば、第1及び第2の例におけるクロスオーバーネットワーク105の個々の応答は、夫々、約−6dB及び−10dBである。図4及び7に示される中域の落ち込みは、入力信号がクロスオーバーネットワーク105に入力する前に、必要ならば、入力信号を均一にするようイコライザ(図示せず。)を用いることにより、改善可能である。望ましくは、入力信号は、それらが増幅器170によって増幅されるまでに均一にされる。
例えば、図8に示される応答を有するイコライザが、入力信号が第2の例におけるクロスオーバーネットワーク105に入力する前に入力信号を均一にするよう使用される場合に、結合応答は、図9に示されるようにほぼ平らになる。
1,000Hzのクロスオーバー周波数を有すると説明してきたが、例えば1,700Hzといった他のクロスオーバー周波数が使用されても良い。更に、ツィーター110及びウーファー150の内部抵抗は8Ωとして説明してきたが、例えば6Ωといった他の抵抗が使用されても良く、ツィーター110の内部抵抗は、ウーファー150の内部抵抗とは異なっても良い。更に、低域通過フィルタ及び高域通過フィルタは異なる方向で同じ量の位相シフトを生ずると説明してきたが、2つの位相シフトの絶対量は、互いに異なっても良い。最後に、2方向ラウドスピーカシステムで使用されると説明してきたが、本発明の原理は、3方向又は他のマルチウェイ・ラウドスピーカシステムに適用可能である。例えば、本発明の原理は、3方向ラウドスピーカシステムにおいて、低域通過フィルタ及び帯域通過フィルタの設計並びに帯域通過フィルタ及び高域通過フィルタの設計に適用可能である。
図10は、60度よりも大きくないクロスオーバー周波数での位相差を有する一次クロスオーバーネットワークを有するラウドスピーカシステムから出力信号を発生させるための、本発明の原理に従う方法を表す。ステップ1010において、音声信号は、ウーファー及びツィーターへ夫々結合された低域通過フィルタ及び高域通過フィルタを有する一次受動クロスオーバーネットワークへ送られる。ステップ1020において、ウーファーに対するツィーターの極性は反転される。ステップ1030において、低域通過フィルタ及び高域通過フィルタのインピーダンスは、2つのフィルタの個々の応答がクロスオーバー周波数において−6dB又はそれよりも低く、望ましくは−6dBから−10dBの間にあり、且つ、低域通過フィルタ及び高域通過フィルタからの夫々の出力信号の間のクロスオーバー周波数での位相差が60度よりも大きくないように、選択される。これは、60度又はそれよりも高い低域通過位相シフトと、−60度又はそれよりも低い高域通過位相シフトとを引き起こしうる。反転極性により、ツィーターは、+180度の位相シフトを高域通過フィルタに加え、結果として+120度又はそれよりも小さい同等の高域通過シフトをもたらす。従って、低域通過フィルタ及び高域通過フィルタとの間の位相差は、60度又はそれよりも小さく、あるいは、クロスオーバー周波数において少なくとも部分的に同相である。随意的に、ステップ1040において、結合応答が得られ、入力信号は、クロスオーバー周波数付近の領域での落ち込みを補償するよう均一にされる。
本発明は、現在のところ好ましい2,3の実施例に関して記載されてきたが、当業者には、多数の代替モード及び実施例が、本発明の主旨を損なわない範囲で実行されうることが明らかである。
Claims (26)
- 固有のインピーダンスを有し、正及び負の端子を夫々有する第1及び第2のラウドスピーカを有するラウドスピーカシステムにおいてクロスオーバー周波数で高周波帯域及び低周波帯域に入力音声信号を分離するための一次クロスオーバーネットワークであって、
前記第1のラウドスピーカに低周波帯域信号を供給する低域通過フィルタを形成するよう前記第1のラウドスピーカへ結合された第1の構成要素と、
前記第2のラウドスピーカに高周波帯域信号を供給する高域通過フィルタを形成するよう前記第2のラウドスピーカへ結合された第2の構成要素とを有し、
前記低域通過フィルタ及び前記高域通過フィルタは、一次フィルタであり、前記第1及び第2の構成要素のインピーダンスは、前記第1及び第2のラウドスピーカの夫々の応答の間のクロスオーバー周波数における位相差が60度より大きくないように選ばれる、ことを特徴とするクロスオーバーネットワーク。 - 前記応答は、音響応答であることを特徴とする請求項1記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記応答は、電気的応答であることを特徴とする請求項1記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記第1の構成要素は、第1の極性で前記第1のラウドスピーカへ直列に結合され、
前記第2の構成要素は、第2の極性で前記第2のラウドスピーカへ直列に結合され、
前記第2の極性は、前記第1の極性の反対であることを特徴とする請求項1記載のクロスオーバーネットワーク。 - 前記第1の構成要素は、インダクタであり、
前記第2の構成要素は、キャパシタであり、
前記インダクタ及び前記キャパシタのインピーダンスは、夫々のフィルタの位相シフトが60度より小さくないように選択されることを特徴とする請求項4記載のクロスオーバーネットワーク。 - 前記入力音声信号は、前記第1及び第2のラウドスピーカの結合応答を平らにするよう均一にされることを特徴とする請求項5記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記クロスオーバー周波数での結合応答は、高くされることを特徴とする請求項6記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記クロスオーバー周波数での結合応答は、約4.5デシベルだけ高くされることを特徴とする請求項7記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記第1及び第2のラウドスピーカの結合応答は、−6デシベルよりも大きくないことを特徴とする請求項1記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記結合応答は、−10デシベルよりも小さくないことを特徴とする請求項9記載のクロスオーバーネットワーク。
- 前記位相差は、約40度であることを特徴とする請求項1記載のクロスオーバーネットワーク。
- 固有のインピーダンスを有し、正及び負の端子を夫々有する第1及び第2のラウドスピーカと、
クロスオーバー周波数で高周波帯域及び低周波帯域に入力音声信号を分離するための一次クロスオーバーネットワークであって、前記第1及び第2のラウドスピーカの夫々に低周波帯域信号及び高周波帯域信号を供給する低域通過フィルタ及び高域通過フィルタの夫々を形成するよう前記第1及び第2のラウドスピーカへ夫々結合された第1及び第2の構成要素を有するクロスオーバーネットワークとを有し、
前記低域通過フィルタ及び前記高域通過フィルタは、一次フィルタであり、前記第1及び第2の構成要素のインピーダンスは、前記第1及び第2のラウドスピーカの夫々の応答の間の位相差がクロスオーバー周波数において60度より大きくないように選ばれる、ことを特徴とするラウドスピーカシステム。 - 前記応答は、音響であることを特徴とする請求項12記載のラウドスピーカシステム。
- 前記応答は、電気的であることを特徴とする請求項13記載のラウドスピーカシステム。
- 前記第1の構成要素は、第1の極性で前記第1のラウドスピーカへ直列に結合され、
前記第2の構成要素は、第2の極性で前記第2のラウドスピーカへ直列に結合され、
前記第2の極性は、前記第1の極性の反対であることを特徴とする請求項14記載のラウドスピーカシステム。 - 前記第1の構成要素は、インダクタであり、
前記第2の構成要素は、キャパシタであり、
前記インダクタ及び前記キャパシタのインピーダンスは、夫々のフィルタの位相シフトが60度より小さくないように選択されることを特徴とする請求項15記載のラウドスピーカシステム。 - 前記第1及び第2のラウドスピーカの結合応答を平らにするよう前記入力音声信号を均一にするためのイコライザを更に有する請求項16記載のラウドスピーカシステム。
- 前記クロスオーバー周波数での結合応答は、高くされることを特徴とする請求項17記載のラウドスピーカシステム。
- 前記クロスオーバー周波数での結合応答は、約4.5デシベルだけ高くされることを特徴とする請求項18記載のラウドスピーカシステム。
- 前記第1及び第2のラウドスピーカの結合応答は、−6デシベルよりも大きくないことを特徴とする請求項14記載のラウドスピーカシステム。
- 前記結合応答は、−10デシベルよりも小さくないことを特徴とする請求項20記載のラウドスピーカシステム。
- 第1及び第2のラウドスピーカを有するラウドスピーカシステムから出力信号を発生させる方法であって、
低域通過フィルタ及び高域通過フィルタを有する一次クロスオーバーネットワークへ音声信号を送るステップと、
第1の極性で前記第1のラウドスピーカへ前記低域通過フィルタを結合し、前記第1の極性と反対である第2の極性で前記第2のラウドスピーカへ前記高域通過フィルタを結合するステップと、
夫々のフィルタがクロスオーバー周波数で−6デシベルよりも大きくない周波数応答を有し、且つ、前記低域通過フィルタ及び前記高域通過フィルタの出力信号のクロスオーバー周波数での位相差が60度よりも大きくないように、前記第1及び第2のフィルタのインピーダンスを選択するステップとを有する方法。 - 前記ラウドスピーカシステムの応答を均一にするよう入力信号を均一にするステップを更に有する請求項22記載の方法。
- 前記位相差は、約40度であることを特徴とする請求項23記載の方法。
- 前記第1のラウドスピーカのインピーダンスは、前記第2のラウドスピーカのインピーダンスと同じであることを特徴とする請求項23記載の方法。
- 前記第1及び第2のラウドスピーカのインピーダンスは、異なることを特徴とする請求項23記載の方法。
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