JP2007519945A - メディア信号への信号従属プロパティの埋め込み - Google Patents

メディア信号への信号従属プロパティの埋め込み Download PDF

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Abstract

本発明は、処理されたメディア信号の配信を簡単化する方法及び装置並びにメディア信号を配信する方法及び装置に関する。プロパティ決定ユニットは、メディア信号の信号従属プロパティ群を決定する。埋め込みユニットは、変更されたメディア信号を提供するため、信号従属プロパティをメディア信号に埋め込む。抽出ユニットは、メディア信号ストレージから変更されたメディア信号を検出し、信号従属プロパティを抽出する。その後、信号処理ユニットは、処理されたメディア信号が少なくとも1人の受信者に配信されるために提供可能となるように、信号従属プロパティを利用してメディア信号を処理する。このようにして、格納スペースを節約し、電子コンテンツ送信システムの複雑さを低減する。

Description

本発明は、一般にメディア信号を配信する技術分野に関し、より詳細には、処理されたメディア信号の配信を簡単化するための方法、装置、信号、システム及びコンピュータプログラムプロダクトと、メディア信号を配信するための方法及び装置に関する。
メディア信号の不法な複製及び配信を禁止し、及び/又は不法に配信されたコンテンツを追跡するため、メディア信号に透かし処理することが広く知られている。このようにして、メディア信号の正当な所有者は、例えば、メディア信号が不法に複製されたか検出することができる。メディア信号はしばしば映像又は音声信号であるが、メディア信号はこれら2つのタイプの信号に限定されるものではないということが理解されるべきである。
インターネットの導入により、電子コンテンツ送信システムからメディア信号をダウンロードすることが可能となることを通じて、メディアコンテンツの配信の分野内において革命が起きた。このとき、コンテンツプロバイダは、各メディア信号のデータベースを有し、これらのコピーをインターネットを介し各ユーザに送信することが可能となる。このとき、コンテンツはしばしば、AAC音声又はMPEG−2映像などのある圧縮方式に従って圧縮される。当該コンテンツの購入者は、このとき、コンテンツの瞬時又は直接的な送信又はアクセスを期待する。これらのメディア信号の不法な複製を防止するため、おそらく一意的な透かしにより配信される各コピーを透かし処理することが必要である。
しかしながら、多くの場合において透かし処理は、比較的時間がかかる可能性があり、透かし処理がメディア信号の送信直前に実行される場合、この送信にはかなりの遅延が生じうるということを意味する複雑な計算処理を伴う。
この送信遅延を低減する1つの方法は、生成時にすぐに信号を透かし処理及び圧縮することである。W01/06703は、信号が生成時に透かし処理され、その後、各クライアントへの配信元となるネットワーク配信者への送信前に圧縮される音声コンテンツの送信について記載している。
しかしながら、メディア信号をオーダーするクライアントの身元と同じ情報を含めるため、可能な限り直近に送信された信号を透かし処理することがしばしば望ましいが、これでは、コンテンツに対するオーダーをすることによってクライアントが特定されるまで実行することができない。その後、透かし内の当該情報は、コンテンツの不正コピーの追跡のために利用可能である。さらに、透かし処理後に圧縮を実行することがしばしば望ましく、この場合、これは可能な限り直近に実行される必要がある。また、このメディア信号の圧縮は時間がかかる可能性がある。送信される信号のクオリティはまた、しばしばクライアントにより選択可能であり、この場合、可能な限り直近に送信可能なフォーマットへの変換を提供することが効果的であろう。このことは、コンテンツプロバイダが各クライアントにメディア信号の多数のコピーを同時に送信する場合、メディア信号の各コピーの透かし処理及び圧縮処理は、これらの処理が直近に実行されている場合には長時間かかることとなり、多くの場合には許容できないかなりの遅延の後、オーダーされたメディア信号の受信をもたらしうるということを意味する。
しかしながら、圧縮及び/又は透かし処理に関する前処理が予め行われる場合、メディアコンテンツに対するオーダーの受信時に実行される透かし処理及び/又は圧縮はかなりスピードアップする。その後、メディア信号に関する上記前処理の結果が格納され、このことは追加的なメモリスペースを必要とする。各前処理の何れの結果がどのメディア信号に属するか記録するため、かなり複雑なデータベース管理システムが必要とされるであろう。
従って、追加的データに対する格納スペースを可能な限り小さく維持し、追加的コンテンツを位置決めするためのよりシンプルなシステムを可能にしながら、同時により迅速にメディア信号の透かし処理及び/又は圧縮を提供することが必要とされる。
従って、本発明の課題は、前処理から得られる追加的データに必要となる追加的な格納スペースを可能な限り低く維持し、おそらく複雑なデータベース管理プロトコルを回避しながら、送信時にメディア信号のより迅速な透かし処理及び/又は圧縮を提供することである。
本発明の第1の特徴によると、上記課題は、処理されたメディア信号の配信を簡単化する方法であって、
(a)メディア信号の少なくとも1つの信号従属プロパティ群を決定するステップと、
(b)信号従属プロパティを前記メディア信号に埋め込むステップと、
(c)前記メディア信号が配信されるとき、前記メディア信号を処理するため、前記信号従属プロパティが抽出及び利用可能となるように、前記変更されたメディア信号を格納するステップと、
を有することを特徴とする方法により達成される。
本発明の第2の特徴によると、上記課題はまた、処理されたメディア信号を配信する方法であって、
(d)メディア信号に関する少なくとも1つの信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込むことにより取得された変更されたメディア信号を検出するステップと、
(e)前記変更されたメディア信号から少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するステップと、
(f)前記信号従属プロパティ群を利用して前記メディア信号を処理するステップと、
(g)前記処理されたメディア信号を少なくとも一の受信者に提供するステップと、
を有することを特徴とする方法により達成される。
本発明の第3の特徴によると、上記課題はさらに、処理されたメディア信号の配信を簡単化する装置であって、
メディア信号の信号従属プロパティ群を決定する少なくとも1つのプロパティ決定ユニットと、
変更されたメディア信号を提供するため、信号従属プロパティを前記メディア信号に埋め込む埋め込みユニットと、
前記メディア信号が配信されるとき、前記メディア信号を処理するのに以降において利用するため、前記信号従属プロパティが前記変更されたメディア信号から抽出可能となるように、前記変更されたメディア信号を格納する格納ユニットと、
を有することを特徴とする装置により達成される。
本発明の第4の特徴によると、上記課題はさらに、メディア信号を配信する装置であって、
メディア信号に関する少なくとも1つの信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込むことによって取得された変更されたメディア信号をメディア信号ストレージから検出し、前記少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するよう構成される抽出ユニットと、
前記信号従属プロパティ群を利用して、前記メディア信号を処理するよう構成される少なくとも1つの信号処理ユニットと、
少なくとも一の受信者に前記処理されたメディア信号を提供する手段と、
を有することを特徴とする装置により達成される。
本発明による課題はさらに、請求項28記載の信号、請求項29記載のシステム、請求項30記載のコンピュータプログラムにより達成される。
信号従属プロパティ群をメディア信号に埋め込むことにより、これらのプロパティが別々に格納される場合と比較して、かなりの格納スペースが節約される。さらに、プロパティを別々に格納される場合に可能な、1つのメディア信号に係るプロパティと他のメディア信号に係るプロパティとを交換するリスクが低減される。これはまた、関連する信号従属プロパティによりメディア信号を格納する管理及びアーキテクチャを簡単化し、メディア信号が各物理位置に配信される場合に効果的となる。
請求項2及び14は、第1圧縮スキームに従う信号圧縮に関し、当該信号圧縮のための信号従属プロパティを提供することに関し、送信時におけるより迅速な圧縮を可能にすると共に、各出力信号の各種圧縮レベルを提供することを可能にする。
請求項3及び15は、第2圧縮スキームに係る他の信号従属プロパティ群を提供することに関し、迅速な圧縮及び可変的な圧縮レベルに加えて、メディア信号の各圧縮タイプの選択を可能にする。
請求項5、17及び24は、メディア信号の透かし処理と、当該透かし処理のための信号従属プロパティを提供することに関し、送信時のより迅速な透かし処理を可能にする。この透かし処理はさらに、不正コピー追跡技術に適している。
請求項6、10、18及び21は、本質的に元のメディア信号を復元する可逆な透かし処理技術を利用した埋め込みに関する。このようにして、符号変換とアーチファクトの潜在的な混入が回避される。
請求項8、19及び22は、より大きなキャパシティを有する信号従属プロパティについてチャネルを導入する埋め込みデータチャネル技術を利用することに関する。
従って、本発明の背後にある一般的なアイデアは、メディア信号の処理をスピードアップするメディア信号に埋め込まれた信号従属プロパティを提供することである。このようにして、格納スペースが節約される。
本発明の上記及び他の特徴は、以降に説明される実施例を参照して明らかとされる。
本発明は、メディア信号に透かしを提供し、圧縮する技術分野に関し、特に電子メディア信号送信システムにおいて透かしを提供するよう構成される。
本発明の第1実施例によると、図1は、処理されたメディア信号の配信を簡単化し、当該処理されたメディア信号を配信する第2装置20に接続される第1装置10を有する電子メディア送信システムのブロック図を示す。本発明は、透かし処理や圧縮などのメディア信号に関する各種タイプの処理動作が、一部の処理が予め提供又は実行可能であり、他の処理が実行必要時に実行可能な各パーツに分割可能であるという理解に基づくものである。従って、図1の装置の目的は、本発明の好適な実施例では、圧縮及び透かし処理されるメディア信号yを、ユーザが当該信号を要求するときに送信することである。しかしながら、実際の圧縮及び透かし処理は、送信要求を受信するまでは確定されない。オーダー受信時に、メディア信号の透かし処理及び圧縮がすべて行われている場合、クライアントが通常は許容できないかなりの送信遅延が発生する。本発明によると、要求が受信される前に前処理が実行され、その後、メディア信号の送信時に実行された透かし処理及び圧縮の確定にこの前処理が利用される。
第1装置の機能が、装置動作方法のフローチャートを示す図2に関して説明される。本発明による方法は、生の未処理又は未圧縮メディア信号x、好適な実施例では、PCM(Pulse Code Modulation)フォーマットを有する音声信号から開始される。メディア信号xは音声信号であるが、本発明は、これらのタイプの信号に限定されるものではないということが理解されるべきである。例えば、それはまた、映像信号に適用可能である。第1装置10の処理は、オフラインに又は送信要求を受信する前に実行される。従って、未処理メディア信号xは、透かし前処理ユニット(WPC)12の形式の第1プロパティ決定ユニットと、圧縮前処理ユニット(CPC)の形式の第2プロパティ決定ユニットと、可逆透かし処理ユニット(RW)16の形式による埋め込みユニットに提供される。透かし前処理ユニット12は、ステップ30において、透かし処理対象となるメディア信号xに基づく第1の透かし処理プロパティ群を決定する。圧縮前処理ユニット14は、ステップ32において、メディア信号の圧縮に利用される未処理メディア信号xの第2の圧縮プロパティ群aを決定する。その後、これら両方のプロパティ群w及びaは、ステップ34において、変更されたメディア信号x’を取得するため、可逆透かし符号化を利用して未処理メディア信号にこれらのプロパティを埋め込む可逆透かし処理ユニット16に提供される。その後、可逆透かし処理ユニット16は、ステップ36において、変更されたメディア信号x’をメディア信号ストレージ又はデータベースDB18に格納する。
各プロパティ群をメディア信号に埋め込むことによって、これらのプロパティが別々に格納される場合と比較して、かなりの格納スペースが節約される。さらに、これらのプロパティが別々に格納される場合に可能である、あるメディア信号に係るプロパティと他のメディア信号に係るプロパティとを交換するリスクが低下する。これはまた、複雑なデータベース管理プロトコルを回避可能であるという点で、データベースの管理及びアーキテクチャを簡単化し、これは、メディア信号が各物理位置から配信される場合に効果的である。メディア信号はさらに再生可能であり、このことは、当該信号の正確さがその送信時に容易にチェック可能であることを意味する。
図1による装置がメディア信号要求の受信時にどのように動作するかが、図1及び3を参照することにより説明される。図3は、第2装置の動作方法のフローチャートを示す。本発明の当該部分では、装置20はオフラインに動作する。第2装置20があるメディア信号に対する要求を受信すると、第2装置20は、ステップ38において第1装置10のデータベース18から変更されたメディア信号x’を抽出し、この変更されたメディア信号は、可逆透かし処理復号化ユニット(RWD)22の形式による抽出ユニットに転送される。その後、可逆透かし処理復号化ユニット22は、ステップ40において、変更されたメディア信号からプロパティ群w及びaを抽出する。その後、可逆透かし処理復号化ユニット22は、第1信号従属プロパティ群wを透かし埋め込みユニット(WE)24の形式による第1処理ユニットに、第2信号従属プロパティ群aを信号圧縮ユニット(C)26の形式による第2処理ユニットに供給する。可逆透かし処理復号化ユニット22はまた、ステップ42において、未処理メディア信号xを復元する。その後、透かし処理埋め込みユニット24は、ステップ44において、信号従属プロパティwを利用して一意的な透かしを復元されたメディア信号xに埋め込み、ステップ46において、出力信号yを提供する第2信号従属プロパティ群aを利用して、透かし処理された信号xを圧縮する信号圧縮ユニット26に透かし処理された信号xを供給する。その後、信号圧縮ユニット26は、ステップ47において、透かし処理及び圧縮された出力信号yをクライアントに送信する。
上記方法によると、メディア信号をクライアントに迅速に送信することが可能である。当然ではあるが、同一の信号が複数の各クライアントに送信可能であり、各々は異なる一意的な透かしを有する。しかしながら、これらの透かしは、同一の信号従属プロパティ群を利用してすべて生成されている。上述の方法により圧縮を実行するとき、高速な圧縮の提供を可能としながら、各出力信号について異なる圧縮レベルを提供することが可能である、出力クオリティは、単に適当なビットレートを選択することにより選択可能である。第2装置の処理は「生の(raw)」PCM信号に対して実行されるため、アーチファクトの潜在的な混入や符号変換は回避される。
可逆な透かし処理ユニットと可逆な透かし処理復号化ユニットは、追加的データを挿入すること、すなわち、未処理メディア信号のリマップされた振幅値へのプロパティ群に基づくものとすることができる。この技術によると、埋め込みからの出力信号は、埋め込みのための入力信号と同一のフォーマットを有し、元の信号は、少なくともビットイグザクト的に再構成することができる。このような技術の1つは、参照することによりここに含まれる欧州特許出願第03100093.8号により詳細に説明されている。当該文献はまた、可逆な透かし処理復号化ユニットがどのように動作するかを説明している。この技術はまた、少なくとも2つの信号従属プロパティ群の挿入を可能にするのに十分な約44kbit/sのビットレートに対応する未処理メディア信号のサンプル毎に約1ビットのキャパシティを有するデータチャネルを提供する。
予め決定される第2の信号従属プロパティ群は、送信対象となる圧縮信号の各サブバンドにおいて使用されるマスキング閾値パラメータなどの聴覚心理プロパティなどである。これらの計算は、比較的時間がかかるものであるが、それらが信号のプロパティに基づくものであるとき、それらを予め生成することができる。その後、圧縮ユニットがメディア信号を圧縮するとき、各プロパティは予め決定されているため、それはより迅速に動作することが可能となる。好適な実施例では、利用される圧縮スキームはAACであるが、本発明は当該スキームに限定されるものではない。例えば、当該スキームは、MP3とすることも可能である。AACは、第2信号従属プロパティ群について約13kbit/sのビットレートを提供する。圧縮に利用可能なマスキング閾値パラメータ以外の可能なプロパティは、量子化レベルとスケールファクタであるかもしれない。
予め決定される第1信号従属プロパティ群は、透かし処理に利用されるマスキング閾値パラメータなどの聴覚心理プロパティなどである。これらの計算は、比較的時間がかかるものであるが、それらが信号の各プロパティに基づくものであるとき、それらを予め生成することができる。その後、透かし処理埋め込みユニットがメディア信号を透かし処理すると、各プロパティが予め決定されているため、それはより迅速に動作することができる。1つの透かし処理スキームの詳細が以降において与えられ、その例では、約7kbit/sのビットレートが提供される。
各信号従属プロパティ群の上述のビットレートが与えられると、可逆な透かし処理チャネルキャパシティは、これらの信号従属プロパティ群の両方を含むのに十分な大きさとなることが理解できる。
実際の透かし処理埋め込みユニットがどのように動作可能であるかについて、エンベロープ変調透かし処理埋め込みユニット24のブロック図を示す図4を参照して説明される。当該装置はPCMサンプルなどの音声信号サンプルなどの信号サンプルの透かし処理を行うための装置である。しかしながら、これは、本発明による透かし処理が実行可能な信号タイプの一例にすぎない。透かし処理埋め込みユニット24は、メディア信号x[n]をフィルタリングし、フィルタリングされた信号x[n]を乗算ユニット48に提供する帯域通過フィルタ50を有し、乗算ユニット48は、透かしwm[n]を受取り、この透かしwm[n]とフィルタリングされたメディア信号x[n]とを乗算する。乗算ユニット48の出力は、スケーリングパラメータαにより乗算ユニット48からの出力信号をスケーリングし、メディア信号x[n]を受け取る加算ユニット54に提供するスケーリングユニット52と接続される。その後、加算ユニット54の出力は、透かし処理されたメディア信号x[n]である。スケーリングファクタαは、第1信号従属プロパティ群から構成された信号w[n]により制御される。本例では、これらのプロパティは、透かしがユーザ又はクライアントに知覚できないものであり、又は信号x[n]のマスキング閾値以下に与えられることを保証するため、人間の聴覚系の聴覚心理モデルに基づき決定される。従って、メディア信号xに大きく従属する上記プロパティが、予め計算される。これらのプロパティの計算は、大変複雑であり、時間を要するものであるが、各信号について一度しか生成される必要はない。また、帯域通過フィルタリングされた信号x[n]は、それが透かしにより影響を受けず、予め適切に計算可能であるという意味において、固定されている。これは、透かし埋め込みユニットをよりシンプルな構造にする。メディア信号に依存する透かし処理プロパティは、人間の聴覚系の聴覚心理モデルに基づくものに限定されるものではないということが理解されるべきである。メディア信号が映像信号である場合、人間の視覚系の適切な視覚心理モデルが利用される。従って、当該モデルは、人間の感覚系のモデルである。図4に示される特定の透かし処理技術に関する詳細は、参照することによりここに含まれる、Aweke Negash Lemma,Javier Aprea,Werner Oomen及びLeon van de Kerkhofらによる「A temporal domain audio watermarking technique」(IEEE Transactions on Signal Processing,April 2003,Vol.51,page 1088−1097)に見つけることができる。
図5〜7は、本発明の第2実施例に関するものである。図5の装置は、一般には図1の装置と同じであり、従って相違点のみがここでは説明される。可逆透かし処理ユニットRW)の代わりに、第1装置10は、埋め込みデータチャネル提供ユニット(BDCP)を有し、第2装置20は、埋め込みデータチャネル抽出ユニット(BDCE)58を有する。図6を参照すると、透かし前処理ユニット12は、前述のように、ステップ60において、透かし処理対象となるメディア信号xに基づく第1透かし処理プロパティ群wを決定する。圧縮前処理ユニット14は、ステップ62において、メディア信号の圧縮に利用される未処理メディア信号xの第2圧縮プロパティ群aを決定する。その後、これらの2つのプロパティ群w及びaは、ステップ64において、変更されたメディア信号x’を取得するため、メディア信号において埋め込みデータチャネルを生成し、これらのプロパティを当該チャネルに挿入する埋め込みデータチャネル提供ユニット56に提供される。その後、埋め込みデータチャネル提供ユニット56は、ステップ66において、変更されたメディア信号x’をデータベース18に格納する。図7が参照される。第2装置20が、メディア信号x’に対応する特定のメディアコンテンツに対する要求を受け取ると、第2装置20は、ステップ68において、第1装置10のデータベース18から変更されたメディア信号x’を抽出し、変更されたメディア信号は、埋め込みデータチャネル抽出ユニット58の形式による抽出ユニットに転送される。その後、埋め込みデータチャネル抽出ユニット58は、ステップ70において、変更されたメディア信号x’からプロパティ群w及びaを抽出する。その後、埋め込みデータチャネル抽出ユニット58は、第1信号従属プロパティ群wを透かし埋め込みユニット24に、第2信号従属プロパティ群aを圧縮ユニット26に供給する。しかしながら本実施例では、元の信号は復元されず、代わりに、ある歪みが通常は導入される。この歪みは、通常は認識することはできない。その後、やや歪められたメディア信号x”が、ステップ72において、信号従属プロパティwを利用してメディア信号x”に一意的な透かしを埋め込み、透かし処理された信号xを圧縮ユニット26に供給する透かし埋め込みユニット24に供給し、圧縮ユニット26は、ステップ74において、第2信号従属プロパティ群aを利用して透かし処理された信号を圧縮する。圧縮ユニット26は、その後ステップ76において、透かし処理及び圧縮された出力信号yをクライアントに送信する。
当該信号は復元されていないため、ある永久的な歪みが導入されているかもしれない。しかしながら、これらの歪みは、送信される信号のクオリティに依存するものではない。埋め込みデータチャネルの利用に関する詳細は、参照することによりここに含まれる、Oomen,A.W.J,Groenewegen,M.E,van der Waal,R.G.及びVeldhuis,R.N.J.らによる「A variable bitrate buried−data channel for compact disc」(Journal of the Audio Engineering Society、Vol.43,No 1/2,pp,23−28,1995)に見つけることができる。
従って、この第2実施例はある歪みを導入するが、他方では、より大きなキャパシティを有するチャネルが導入され、このことは、より多くの信号従属プロパティがメディア信号に埋め込むことが可能となることを意味する。
上述された本発明について、多くの改良が可能である。メディアコンテンツが複数の各コンタクトポイントからオーダー可能となるように、1つの第1装置に複数の第2装置を接続することが可能である。さらに、第1装置は、データベースを有する必要はなく、これは独立したエンティティとして提供することができる。データベースはさらに、第2装置に設けることも可能である。さらに、各クライアントに一意的に透かし処理された各メディア信号を提供することが可能な複数の圧縮/透かし処理埋め込みユニットのペアを提供することが可能である。本発明はさらに、透かし処理のみ又は圧縮のみにより提供可能であり、この場合、1つの信号従属プロパティ群のみがメディア信号に埋め込まれるかもしれない。さらに、本発明は、信号従属プロパティをメディア信号に埋め込むため、可逆透かし処理又は埋め込みデータチャネルの利用に限定されるものではなく、当該埋め込みに適した任意の符号化技術が利用可能である。
本発明の他の可能な変形は、他の圧縮スキームに従って圧縮の支援のためなどの第3信号従属プロパティ群を埋め込むことである。第2群がAACに関するものである場合、第3群はMP3に関するものとすることが可能である。そのとき、クライアントは何れの圧縮スキームが利用されるべきか選択することが可能となり、第2装置は、選択されたスキームに従って圧縮ユニットを選択し、当該スキームの信号従属プロパティ群を利用して、メディア信号の圧縮を迅速化することができる。
上述のように、本発明は、音声信号に限定されるものではなく、映像信号などの他のタイプのメディア信号に適用可能である。映像信号の場合、信号従属プロパティは、ランコード(run−code)などを有することが可能である。
本発明は、すでに説明されたもの以外の多数の効果を有する。本発明による透かし埋め込みは、透かしが電子コンテンツ送信システムを開始配信されるファイルに埋め込まれ、インターネット上の不法なコピーコンテンツなどを追跡するのに利用される不正追跡技術に特に適している。
図8は、キャリー(80)上のコンピュータプログラムプロダクトを示す。
上記実施例は、本発明を限定するものではなく、例示するためのものであり、当業者は添付された請求項の範囲から逸脱することなく、他の多数の実施例を構成することが可能であるということに留意すべきである。
請求項において、括弧内の任意の参照符号は、請求項を限定するものと解釈されるものではない。要素に先行する「ある」という単語は、このような要素が複数存在することを排除するものではない。本発明は、複数の要素を有するハードウェアによって、そして適切にプログラムされたコンピュータによって実現可能である。単一のプロセッサ又は他の(プログラム可能)ユニットはまた、請求項に記載された複数の手段の機能を実現するかもしれない。
複数の手段を列挙した装置クレームでは、これらの手段のいくつかは、単一かつ同一のハードウェアにより実現可能である。ある手段が相互に異なる従属クレームにおいて記載されているという事実は、これらの手段の組み合わせが効果的に利用可能でないことを示すものではない。
図1は、本発明の第1実施例によるメディア信号の配信を簡単化する第1装置と、メディア信号を配信する第2装置とのブロック図を示す。 図2は、図1の第1装置が動作するメディア信号の配信を簡単化する方法のフローチャートを示す。 図3は、図1の第2装置が動作するメディア信号の配信方法のフローチャートを示す。 図4は、図1の第2装置において利用可能な透かし処理ユニットのブロック図を示す。 図5は、本発明の第2実施例によるメディア信号の配信を簡単化する他の第1装置と、メディア信号を配信する他の第2装置とのブロック図を示す。 図6は、図5の他の第1装置が動作するメディア信号の配信を簡単化する方法のフローチャートを示す。 図7は、図5の他の第2装置が動作するメディア信号の配信方法のフローチャートを示す。 図8は、コンピュータプログラムプロダクトを示す。

Claims (30)

  1. 処理されたメディア信号の配信を簡単化する方法であって、
    メディア信号の少なくとも1つの信号従属プロパティ群を決定するステップと、
    信号従属プロパティを前記メディア信号に埋め込むステップと、
    前記メディア信号が配信されるとき、前記メディア信号を処理するため、前記信号従属プロパティが抽出及び利用可能となるように、前記変更されたメディア信号を格納するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    1つの信号従属プロパティ群は、第1圧縮スキームに従って前記メディア信号の圧縮を簡単化するのに利用されることを特徴とする方法。
  3. 請求項2記載の方法であって、
    前記決定するステップは、第2圧縮スキームに従って前記メディア信号の圧縮を簡単化するのに利用可能な前記メディア信号の他の信号従属プロパティ群を決定し、
    前記埋め込むステップは、前記他の信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込む、
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1記載の方法であって、
    信号従属プロパティ群は、知覚的プロパティ、マスキング閾値、量子化レベル、スケールファクタ及びランレベルを有するグループから選択されることを特徴とする方法。
  5. 請求項1記載の方法であって、
    信号従属プロパティ群は、前記メディア信号の透かし処理を簡単化するのに利用されることを特徴とする方法。
  6. 請求項1記載の方法であって、
    前記信号従属プロパティ群を埋め込むステップは、可逆透かし処理技術を利用して実行され、
    前記埋め込みからの出力信号は、前記埋め込みのための入力信号と同一フォーマットを有し、
    元の信号は、少なくともビットイグザクト的に再構成可能である、
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1記載の方法であって、
    前記埋め込みは、非可逆であることを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、
    前記埋め込みは、埋め込みデータチャネルにおいて実行されることを特徴とする方法。
  9. 請求項1記載の方法であって、さらに、
    前記変更されたメディア信号を検出するステップと、
    前記変更されたメディア信号から少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するステップと、
    前記信号従属プロパティ群を利用して前記メディア信号を処理するステップと、
    少なくとも一の受信者に前記処理されたメディア信号を提供するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  10. 請求項9記載の方法であって、
    前記元のメディア信号は、処理前に少なくともビットイグザクト的に復元されることを特徴とする方法。
  11. 請求項9記載の方法であって、
    前記決定、埋め込み及び格納するステップは、前記メディア信号の送信要求が受信される前に実行され、
    前記検出、抽出、処理及び提供するステップは、前記メディア信号の送信要求の受信時に実行される、
    ことを特徴とする方法。
  12. 処理されたメディア信号を配信する方法であって、
    メディア信号に関する少なくとも1つの信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込むことにより取得された変更されたメディア信号を検出するステップと、
    前記変更されたメディア信号から少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するステップと、
    前記信号従属プロパティ群を利用して前記メディア信号を処理するステップと、
    前記処理されたメディア信号を少なくとも一の受信者に提供するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  13. 処理されたメディア信号の配信を簡単化する装置であって、
    メディア信号の信号従属プロパティ群を決定する少なくとも1つのプロパティ決定ユニットと、
    変更されたメディア信号を提供するため、信号従属プロパティを前記メディア信号に埋め込む埋め込みユニットと、
    前記メディア信号が配信されるとき、前記メディア信号を処理するのに以降において利用するため、前記信号従属プロパティが前記変更されたメディア信号から抽出可能となるように、前記変更されたメディア信号を格納する格納ユニットと、
    を有することを特徴とする装置。
  14. 請求項13記載の装置であって、
    1つのプロパティ決定ユニットは、第1圧縮スキームに従って前記メディア信号の圧縮を簡単化するのに利用される信号従属プロパティ群を決定するよう構成されることを特徴とする装置。
  15. 請求項14記載の装置であって、
    1つのプロパティ決定ユニットは、第2圧縮スキームに従って前記メディア信号の圧縮を簡単化するのに利用可能な前記メディア信号の他の信号従属プロパティ群を決定するよう構成され、
    前記埋め込むユニットは、前記他の信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込むよう構成される、
    ことを特徴とする装置。
  16. 請求項13記載の装置であって、
    信号従属プロパティ群は、知覚的プロパティ、マスキング閾値、量子化レベル、スケールファクタ及びランレベルを有するグループから選択されることを特徴とする装置。
  17. 請求項13記載の装置であって、
    1つのプロパティ決定ユニットは、前記メディア信号の透かし処理を簡単化するのに利用される信号従属プロパティ群を決定するよう構成されることを特徴とする装置。
  18. 請求項13記載の装置であって、
    前記埋め込みユニットは、前記埋め込みからの出力信号が前記埋め込み前の入力信号と同一フォーマットを有し、元の信号が少なくともビットイグザクト的に再構成することが可能である可逆透かし処理ユニットを有することを特徴とする装置。
  19. 請求項13記載の装置であって、
    前記埋め込みユニットは、埋め込みデータチャネル提供装置を有することを特徴とする装置。
  20. 請求項13記載の装置であって、さらに、
    前記変更されたメディア信号を前記メディア信号のストレージから検出し、少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するよう構成される抽出ユニットと、
    前記信号従属プロパティ群を利用して前記メディア信号を処理するよう構成される少なくとも1つの信号処理ユニットと、
    少なくとも一の受信者に前記処理されたメディア信号を提供する手段と、
    を有することを特徴とする装置。
  21. 請求項20記載の装置であって、
    前記抽出ユニットは、可逆透かし処理復号化ユニットを有することを特徴とする装置。
  22. 請求項20記載の装置であって、
    前記抽出ユニットは、埋め込みデータチャネル抽出ユニットを有することを特徴とする装置。
  23. 請求項20記載の装置であって、
    1つの信号処理ユニットは、透かし埋め込みユニットであることを特徴とする装置。
  24. 請求項20記載の装置であって、
    1つの信号処理ユニットは、信号圧縮ユニットであることを特徴とする装置。
  25. 請求項20記載の装置であって、
    前記プロパティ決定ユニットと前記埋め込みユニットは、前記メディア信号の送信要求が受信される前に動作するよう設定され、
    前記抽出ユニットと前記信号処理ユニットは、前記メディア信号の送信要求を受信する前には動作しないよう設定される、
    ことを特徴とする装置。
  26. メディア信号を配信する装置であって、
    メディア信号に関する少なくとも1つの信号従属プロパティ群を前記メディア信号に埋め込むことによって取得された変更されたメディア信号をメディア信号ストレージから検出し、前記少なくとも1つの信号従属プロパティ群を抽出するよう構成される抽出ユニットと、
    前記信号従属プロパティ群を利用して、前記メディア信号を処理するよう構成される少なくとも1つの信号処理ユニットと、
    少なくとも一の受信者に前記処理されたメディア信号を提供する手段と、
    を有することを特徴とする装置。
  27. 請求項26記載の装置であって、さらに、
    前記変更されたメディア信号のメディア信号ストレージを有することを特徴とする装置。
  28. 請求項1又は12記載の方法の何れかにより生成される変更されたメディア信号を搬送する信号。
  29. 請求項13及び26の装置を有するメディア信号を配信するシステム。
  30. 請求項1又は12記載の方法の何れかを実現可能なコンピュータプログラム。
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