JP2007518326A - ルーティング情報の取得 - Google Patents

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Abstract

送信元ノードから一組のノードの中の宛先ノードへのルーティング経路に関するルーティング情報を取得する方法を開示する。この方法は、ルーティング要求であって、宛先ノードの位置に関する情報を含むルーティング要求を現在のノードから送信するステップを含む。少なくとも1つのルーティング応答であって、それぞれのルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関する情報を含むルーティング応答を、前記現在のノードで受信する。前記ルーティング経路に沿った次のノードは、少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に基づき選択される。また、アドホックネットワークのためのノードについても述べる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ルーティング情報の取得に関する。特に、本発明は、アドホックネットワーク内のルーティング情報の取得に関する。
通信システムは、ユーザー機器および/または通信システムに関連する他のノードなどの2つ以上のエンティティ間の通信セッションを可能にする設備と考えることができる。通信には、例えば、音声、データ、マルチメディア通信が挙げられる。無線通信をユーザー機器に提供する通信システムが知られている。無線通信システムが固定インフラストラクチャを有する従来のワイヤレス通信システムの実施例としては、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)がある。
固定インフラストラクチャのない通信システムも知られている。通常、これらの通信システムはアドホックネットワークと呼ばれる。アドホックネットワークにおいて、アドホックネットワークを形成している一組のノードは、通常あらゆる特定のインフラを存在させずに通信することができる。新しいノードをアドホックネットワークに加え、現在のノードをアドホックネットワークから離脱させることができる。これは、アドホックネットワークにおいて、アドホックネットワークを形成するノードの数およびアイデンティティを動的に変更することを意味する。これは通常、メンバーシップを動的に変更する、と称される。さらに、ノードの位置も変更することが可能である。したがって、アドホックネットワークのトポロジも動的に変更することが可能である。
メンバーシップの動的な変更およびトポロジの動的な変更により、アドホックネットワーク内のノードのアドレス指定、およびアドホックネットワーク内のルーティングは深く関連する。ノードは、識別子(アドレス)を持たなければならず、この識別子は少なくともそのノードがメンバーであるアドホックネットワーク内で一意である。1つの解決策として、グローバルに一意な識別子の使用が提案されている。しかし、グローバルに一意なアドレス指定を行うスキームには欠点がある。その1つは、ノードのアイデンティティをノードアドレスから決定できることである。
アドホックネットワークにおけるランダムなアドレス指定は、例えば、S.TonerおよびD.O’Mahonyによる「Self−Organising Node Address Management in Ad−Hoc networks」(http://www.cs.tcd.ie/omahony/venice.pdfで入手可能)で提案されている。その提案は、アドホックネットワーク内のノードのうちの1つをリーダーノードとして選択するスキームである。リーダーノードは、アドレス/アイデンティティを他のノードに渡し、アドホックネットワークを形成するノードのリストを更新する。
アドホックネットワーク内のルーティングに関して、提案されているルーティングスキームの多くは、従来のルーティングアルゴリズムを使用する。従来のルーティングアルゴリズムでは、各ノードのために少なくとも全ての直接到達可能なノードを記録するルーティングテーブルを構築する。隣接するノードと連絡を取り続けるために、ノードは定期的に、通常HELLOメッセージと呼ばれるリフレッシュメッセージを送信しなければならない。モバイルノードの場合、これらのリフレッシュメッセージの送信に、かなりの電力を消費する可能性がある。したがって、バッテリの寿命が問題となる場合がある。
多くの基本的なルート発見アルゴリズムは、フラッディングに基づいている。フラッディングに基づいたルート発見を図1に示す。送信元ノードSが宛先ノードDへのルートを発見する必要がある場合、送信元ノードSは、宛先ノードを識別するルート要求を、例えばブロードキャストによって、その全ての隣接ノードへ送信する。図1は、送信元ノードSからのルート要求のノードA、B、およびCへの送信を示す。ルート要求を受信するノードが宛先ノード自身でない場合は、ルーティング要求をその隣接ノードに転送する。転送前に、ノードは、一般的にそのアドレスまたは識別子をルート要求に追加する。図1では、ノードB、C、およびXがルート要求をどのようにそれらの隣接ノードに転送するのかを示す。ノードは、一般的に所与のルート発見に関する最初に受信したルート要求だけを転送する。図1では、ノードXは、一般的にノードBおよびCから受信するルート要求のうちの1つを無視する。ルート要求の受信に関して、宛先ノードDは、ルート応答をルート要求の送信者に送信する。ルート応答には、送信元ノードSから宛先ノードDへの発見した経路を教示する情報が含まれる。ルート応答は、この経路に沿って送信元ノードSに転送される。
ノードの位置がルート発見に使用されている場合の、アドホックネットワーク内のルーティングのために、複数の提案がある。その1つの例に、「Proceedings of the 4th annual ACM/IEEE international conference on Mobile computing and networking」(1998年、66〜75頁)の、Y−B.KoおよびN.H.Vaidyaの「Loaction−Aided Routing (LAR)in Mobile Ad Hoc networks」がある。この提案において、送信元ノードSは、前回の宛先ノードDの既知の位置に基づいて宛先ノードの予想される区域を決定する。送信元ノードSは、さらに、黙示的または明示的に要求区域を決定する。要求区域は、ルート要求が送信される地理的区域の範囲である。これは、ルート要求がノードによってのみ転送され、それらが要求領域内に位置することを意味する。
以下に、Y−B.KoおよびN.H.Vaidyaが提案した位置情報を利用したルーティングのうちの1つを記述する。送信元ノードSは、時間tでの宛先ノードDの位置(X,Y)がわかっていると仮定する。ルート発見は、時間t>tで開始される。送信元ノードSは、位置(X,Y)からの距離Dを計算し、この距離をルート要求に含める。座標(X,Y)もルート要求に含まれる。ノードiがルート要求を受信すると、位置(X,Y)からの距離D1を計算する。D+δ≧Dである場合、ノードIは、ルート要求を隣接するノードに転送する。ノードIは、ルート要求内のDをルート要求内のDに置き換えた後に、ルート要求を転送する。それ以外ならば、ノードiは、ルート要求を破棄する。Dを含むルート要求を受信した次のノードjは、Dを含むルート要求を受信したときに、同様にノードiとしての役割を果たす。パラメータδは、ゼロまたはゼロ以上とすることが可能である。この位置情報を利用したルーティングのスキームにおいて、ルート要求は、したがって、ルート要求を受信したノードが、受信したルーティング要求の送信者よりも、遠くてもδの距離しか位置(X,Y)から離れていない場合に転送される。
上述の位置情報を利用したルーティングのスキームでは、送信元ノードSが宛先ノードDの位置に関するいくつかの情報を有すると仮定している。これは、常に当てはまるわけではなく、位置情報を利用したルーティングのスキームを適用できない場合がある。
Y−B.KoおよびN.H.Vaidyaはまた、上述の出版物でMetricomネットワークにも言及している。Metricomは、ルーティング用の位置情報を使用したパケット無線システムである。Metricomネットワークインフラは、その正確な位置がインストール時に決定される固定基地局から成る。固定基地局は、ユーザー(モバイルノード)の位置情報を収集する。アドホックネットワークの場合、第1のユーザーが第2のユーザーへの通話を所望する場合、第1のユーザーはその宛先の位置を見つけるために固定基地局と第1の交信を行うことが可能である。第1および第2のユーザーは、次いでアドホックネットワークを介してルーティング経路を設定する。固定基地局にモバイルノードの位置を知らせるために、モバイルノードは定期的にHELLOメッセージを送信してその新しい位置を報告しなければならない。これは、携帯電話においてバッテリを大きく消耗させることになる。
したがって、ルーティング情報の取得およびアドホックネットワーク内のノードのアドレッシングに関する問題がある。同様な問題が、アドホックネットワーク以外の他のネットワークにも存在し得ると理解されたい。
本発明の実施態様は、一組のノードの中のルーティング情報を取得するための実行可能な解決策の提供を目的とする。
S. Toner and D. O'Mahony in "Self-Organising Node AddressManagement in Ad-Hoc networks" 入手先http://www.cs.tcd.ie/~omahony/venice.Pdf Y-B. Ko and N. H. Vaidya, "Location-Aided Routing (LAR) inMobile Ad Hoc networks", in Proceedings of the 4th annual ACM/IEEE internationalconference on Mobile computing and networking, 1998, pp. 66-75
本発明の第1の側面は、送信元ノードから一組のノードの中の宛先ノードへのルーティング経路に関するルーティング情報を取得する方法であって、
ルーティング要求であって、宛先ノードの位置に関する情報を含むルーティング要求を、現在のノードから送信するステップと、
少なくとも1つのルーティング応答であって、それぞれのルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関する情報を含むルーティング応答を、前記現在のノードで受信するステップと、
少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に基づき、前記ルーティング経路に沿った次のノードを、前記現在のノードで選択するステップとを含む方法を提供する。
本発明の第2の側面は、送信元ノードから一組のノードの中の宛先ノードへのルーティング経路に関するルーティング情報を取得する方法であって、
ルーティング要求であって、宛先ノードの位置に関する情報を含むルーティング要求を、以前のノードから現在のノードで受信するステップと、
前記ルーティング要求の受信に応答して、前記以前のノードで前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するために、ルーティング応答であって、前記現在のノードと宛先ノードの位置との距離に関する情報を含むルーティグ応答を、前記以前のノードに送信するステップとを含む方法を提供する。
本発明の第3の側面は、一組のノードで形成されたネットワークのためのノードであって、
少なくとも宛先ノードおよび宛先ノードの位置の識別子を教示する情報を含むルーティング要求を送信し、
少なくとも1つのルーティング応答であって、それぞれのルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関する情報を含むルーティング応答を受信し、
少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に基づき、前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するように構成されたルーティング手段を含むノードを提供する。
本発明の第4の側面は、一組のノードで形成されたネットワークのためのノードであって、
宛先ノードの位置に関するルーティング要求を含む情報を受信し、
前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するために、ルーティング応答であって、前記ノードと前記宛先ノードの位置との距離に関する情報を含むルーティング応答を送信するように構成されたルーティング手段を含むノードを提供する。
好適な実施形態の詳細な説明
以下、添付図面を参照して本発明の実施態様について一例として説明する。以下の説明では、アドホックネットワークを形成する一組のノードをしばしば参照する。しかし、本発明は、ネットワークまたはネットワークの一部を形成するあらゆる一組のノードに適用可能であると理解されたい。
ノードという用語は、ここでは他の通信装置と通信することが可能な通信装置を指す。ノードは、固定式または移動式であってよい。
以下の記述において、ルーティング経路の一部を形成するように選択したノードをNで示す。ここで、0より大きい下付き記号kはルーティングホップを指す。ルーティング要求を受信するノードをnk,iで示す。最初の下付き記号kはルーティングホップを指し、二番目の下付き記号iはノードNk−1が送信したルーティング要求を受信する各ノードを指す。
本発明の第1の実施態様では、ルート発見に重点を置き、送信元ノードSが宛先ノードDの位置を決定しているか、または宛先ノードDの位置を予測していると仮定する。図2は、一例として、本発明の第1の実施態様によるルート発見アルゴリズムに関する方法200のフローチャートを示す。この方法200は、ルート発見を開始する送信元ノードSにおいて実行する。
ステップ201において、送信元ノードSは、自身の位置をまだ知らない場合、またはその位置が最後の決定以降変更されている可能性がある場合、自身の位置を決定する。その位置は、例えば、全地球測位システム(GPS)のような衛星測位システムを使用して決定することが可能である。更なる一例として、ノードに携帯電話通信ネットワークと通信する機能がある場合、その位置は、携帯電話通信ネットワークがサポートする位置決め方法を使用して決定することが可能である。その後ステップ202において、送信元ノードSは、一般的に少なくとも宛先ノードID(D)の識別子および宛先ノードの位置LOC(D)を教示するルーティング要求を準備する。一般的に、ルーティング要求は、送信元ノード位置と宛先ノードの位置との距離DIST(S,D)も教示する。ルーティング要求は、送信元ノードSおよび宛先ノードDの両方の位置か、または宛先ノードDの位置および送信元ノードSと宛先ノードDとの距離のいずれかを含むことが可能である。一般的に、ルーティング要求は送信元ノードSの識別子も教示する。当業者に明らかなように、ルーティング要求は、他のルーティング要求からのこの特定のルート発見インスタンスに関するルーティング要求を識別するために、しばしばルート発見インスタンスの識別子も含む。
ステップ203において、送信元ノードSは、少なくともID(D)およびLOC(D)を教示するルーティング要求を送信する。一般的に、ルーティング要求はブロードキャストされ、ルーティング要求を受信する全てのノードnk,iがそれを処理する(図3を参照して以下に詳述する)。一般的に、送信元ノードである少なくとも送信元ノードにより近いノードがルーティング応答を送信元ノードに送信する。ステップ204において、送信元ノードは少なくとも1つのルーティング応答を受信する。ステップ205において、送信元ノードSは、受信したルーティング応答に基づいて、ルーティング経路内の第1のノードNとなるルーティング応答を送信するノードnk,iのうちの1つを選択する。
ルーティング応答は、一般的に、少なくとも応答ノードID(nk,i)および応答ノードと宛先ノードとの距離DIST(nk,i,D)を教示する。応答ノードと宛先ノードとの距離は、明示的に教示することが可能である。別様には、ルーティング応答は、DIST(nk,i,D)の代わりに、応答ノードの位置LOC(nk,i)を表してもよい。第1のノードNの選択は、宛先ノードへの最短距離を有するノードがルーティング経路に沿った次のノードとして選択されるように、距離DIST(nk,i,D)に基づいて行うことが可能である。代わりとして、ルーティング応答が応答ノードnk,iの速度も教示することも可能である。この場合、例えば、ノードの速度が超えてはならない閾値を定義することが可能である。これは、高速移動するノードは、ルーティング経路を頻繁に更新する必要があることを意味するからである。
ステップ206において、送信元ノードSは、それがルーティング経路において次のノードであることを教示する情報を、選択した次のノードに送信する。一般的に、その情報は、送信元ノードの識別子を含むルーティングリストである。その後、送信元ノードSは、送信元ノードSから宛先ノードDへの発見した経路PATH(S、N、N、…、N、D)を教示する情報を待つ。この情報は、一般的に、発見したルーティング経路が決定した順にノードの識別子を含むルーティングリストである。ステップ207において、送信元ノードSは、発見したルーティング経路を教示する情報を受信する。その後、送信元ノードSは、ステップ208において、宛先ノードDへの発見したルーティング経路に従って情報を送信することが可能である。
図3は、一例として、本発明の第1の実施態様によるルート発見アルゴリズムに関する方法300のフローチャートを示す。この方法300は、ルーティング要求を受信するノードにおいて実行され、以下、現在のノードnk,iと呼ぶ。
ステップ301において、現在のノードはルーティング要求を受信する。ステップ302において、現在のノードは、自身の位置をまだ知らない場合、またはその位置が最後の決定以降変更されている可能性がある場合、その位置LOC(nk,i)を決定する。ステップ303において、現在のノードは最初に、受信したルーティング要求内の宛先ノードID(D)の識別子と自身の識別子ID(nk,i)とを比較することによって、それが宛先ノードであるかどうかを決定する。現在のノードが宛先ノードである場合、現在のノードは、一般的にステップ304において、ルーティングメッセージにおいて受信したルーティングリストを更新してその識別子を含める。その後、現在のノードは、ステップ305において、それが宛先ノードであることを教示する情報をルーティング要求の送信者に送信する。一般的に、ステップ305で送信される情報は、送信元ノードSと宛先ノードDとの間の発見したルーティング経路を教示する。すなわち、その情報は、完成したルーティングリストを含む。
ルーティング要求を受信する現在のノードが宛先ノードでない場合、方法300はステップ306から継続する。しかし、ステップ306および307はオプションであり、方法300は直接ステップ308から継続してよいことを理解されたい。ステップ306において、現在のノードは、自身の位置と宛先ノードDとの距離DIST(nk,i,D)を決定する。宛先ノードの位置は、ルーティング要求に示される。ステップ307において、このノードと宛先ノードとの距離DIST(nk,i,D)を、ルーティング要求の送信者と宛先ノードDとの距離DIST(Nk−1,D)と比較する。距離DIST(Nk−1,D)は、ルーティング要求において明示的または黙示的に示される。方法300にステップ306および307が存在する場合、現在のノードがルーティング要求の送信者よりも宛先ノードに近い場合にのみ、ステップ308においてルーティング応答を準備し、ステップ309において送信する。代わりとして、受信したルーティング要求に応じて、現在のノードがルーティング応答を常に準備および送信してもよい。ルーティング応答は、少なくとも現在のノードのアイデンティティID(nk,i)および現在のノードと宛先ノードとの距離DIST(nk,i,D)を教示する。別様には、ルーティング応答が、DIST(nk,i,D)の代わりに応答ノードの位置LOC(nk,i)を表してもよい。
方法300は、ルーティング経路に沿った以前のノードが、現在のノードをルーティング経路に沿った次のノードとして選択した場合、ステップ310から先に進む。その場合、ステップ310において、現在のノードは、それがルーティング経路に沿った次のノードであることを教示する情報を受信する。その後、方法300は、ステップ203乃至207に類似したステップを継続する。この差異は、ステップ203乃至207において、参照がノードNに対して行われるのに対し、方法300ではノードNが選択されその選択が通知されることである。宛先ノードDへのルート発見に成功すると、現在のノードは、ある時点で送信元ノードSから宛先ノードDへの発見したルーティング経路を教示する情報を受信する。発見したルーティング経路を教示する情報を、そのルーティング経路に従って以前のノードに転送することによって、発見したルーティング経路の情報が送信元ノードSに達する。発見したルーティング経路を教示する情報は、一般的に、完成したルーティングリストである。
図4は、本発明の第1の実施態様によるルート発見プロシージャの一例を示す。送信元ノードSはルーティング要求をブロードキャストし、ノードaおよびbがこれを受信する。ノードaおよびbは、ルーティング応答を送信元ノードSに送信する。送信元ノードSは、ノードaをルーティング経路に沿った次のノードNとして選択する。その後、ノードaはメッセージPATH(S,a)によって選択を通知され、ノードaはルーティング要求をブロードキャストする。ノードcおよびdは、このルーティング要求を受信してルーティング応答をノードaに提供する。ノードcは、次いで次のノードNに選択される。ノードcは、それからルーティング要求を送信し、ノードe、f、およびgがこれを受信する。これらのノードのうち、ノードfは、次いで次のノードNに選択される。ルート発見は、それから宛先ノードDへ進む。
ノードnk,iのうちのノードNだけがルーティング要求を転送すると理解されたい。これは、他のノードnk,iが経路発見プロシージャにさらに関わる必要がないことを意味する。各ホップでは以前のノードが次のノードを選択した後にルーティング要求が転送されるので、ルーティング要求は、発見されるルーティング経路だけに従ってブロードキャストされる。これによって、アドホックネットワーク内の通信リソースが節約され、また各ノードが受信したルーティング要求を転送するフラッディングに基づいたルート発見アルゴリズムよりも電力消費が少ない。また、少なくとも最も近いノードを教示する従来のルーティングテーブルを省略することができ、これによってバッテリの消耗がさらに減じられる。
ノードの位置は、一般的に緯度と経度の座標を使用して表されると理解されたい。しかし、他の好適なあらゆる座標系を代わりに使用してもよい。
本発明の第2の実施態様において、送信元ノードSは、アドホックネットワークから分離した通信システムを経て宛先ノードDと通信することによって、宛先ノードDの位置に関する情報を受信する。アドホックネットワーク内の宛先ノードDのアイデンティティが既知でない場合、送信元ノードは、宛先ノードからの通信システムを経て、アドホックネットワークに対する宛先ノードのアイデンティティ/アドレスに関する情報を受信することが可能である。代わりに、例えば、宛先ノードの電話番号または通信システムに関する他のアイデンティティを知ることによって、送信元ノードが宛先ノードのアドホックネットワークに関するアイデンティティ/アドレスを決定できるようにすることが可能である。これは、例えば、ディレクトリにクエリーを行うか、またはアドホックネットワークに関するアイデンティティ/アドレスと電話番号との関係を定義する所定の規定を使用することによって、行うことが可能である。独立した通信システムは、図5に示すように、携帯電話通信システムであってよい。
図5は、アドホックネットワーク510を示す。アドホックネットワーク510は移動局を形成するが、第2の実施態様の場合は、送信元ノードS 511および宛先ノードD 512を移動局とする必要がある。この移動局という用語は、携帯電話通信システム520を経た通信が可能なあらゆる通信装置を指す。アドホックネットワーク510のノードは、位置情報を用いるルート発見プロシージャに加えられるように、それらの位置を決定できる必要がある。
送信元ノード511は、携帯電話通信システム520を介して宛先ノード512と通信する。送信元ノード511および宛先ノード512は、アドホックネットワークの識別子および地理的位置情報を交換した後に、アドホックネットワーク510においてユーザーデータを転送する。送信元ノードSから宛先ノードDへのルートを見つけるためには、送信元ノードDが宛先ノードの位置を教示する情報、および場合により宛先ノードに対する識別子も教示する情報を受信するだけでよい。さらに、例えば、送信元ノードSおよび宛先ノードDの両方に課金するためには、他のノードのアイデンティティおよび/または位置に関する情報を必要とする場合がある。地理的位置情報は、例えば、GPSまたは他の測位システムを用いて決定することができる。
携帯電話通信システムを経て位置情報を交換した後、送信元ノード511は、アドホックネットワーク510においてルート発見プロシージャを開始する。図5は、送信元ノード511と宛先ノード512との間の発見したルートの一例を示す。
アドホックネットワーク510の各ノードは、例えばGPS機能を有することによって、その位置を決定することができる。ルーティング要求および応答を使用することによって、ノードは、それらの隣接ノード(少なくともそれらがルーティング応答を受信するノード)および宛先ノードへの距離を識別することができる。ルーティングは、最小/最適の到達可能な距離に基づく。上述のように本発明の第1の実施態様と関連して、ルート発見は宛先のより近くに進む。換言すれば、次のルーティングホップ(次のノード)の直接的な判断である。通常のルーティングテーブルを保持する代わりに、ノードは、ルーティング経路の確立を所望する場合およびその場合にのみ、宛先ノードにブロードキャストすることによって、その隣接ノードに動的に問い合わせることが可能である。当該のルーティング方法によって、ルーティングの複雑さが大きく軽減されるだけでなく、従来のルーティングテーブルを省略することができ、したがって、バッテリの消耗を減じることができる。同時に、アドホックネットワーク510におけるデータルーティングの信頼性もかなり高められる。
図6は、独立した通信ネットワーク(図6の携帯電話通信システム520)を経た位置情報の交換を概略的に示す。送信元ノードSは、携帯電話通信システム520を介して宛先ノードDに接続する(図6、矢印611)。次いで送信元ノードSは、位置情報、および場合によりアイデンティティ情報を宛先ノードDと交換する(矢印612、および613)。その後、送信元ノードSおよび宛先ノードDは、一般的に携帯電話ネットワークのプロシージャを実行して接続を閉じる。送信元ノードSと宛先ノードDとの接続は、回線交換またはパケット交換接続であってよい。一例として、接続には移動体通信用グローバルシステム(GSM)における回路交換データを使用するか、または汎用パケット無線システム(GPRS)を使用することが可能である。
図7および図8は、携帯電話通信システム520を通じて宛先ノードDから受信した情報の一部のフォーマットの一例を概略的に示す。その情報の一部は、経度701、緯度702、速度703、およびアドホックネットワークアドレス704の4つのフィールドで構成することが可能である。アドホックネットワークアドレスは、モバイルノードがアドホックネットワークに加わる場合、モバイルノード内に保持されるランダムなシードによって動的に発生させることが可能である。したがって、送信元および宛先のアドレスを時々変更することができるので、盗聴者は接続を追跡することができない。アドホックネットワークアドレス704は、アドホックネットワークにおいて一定期間ノードの識別子として機能する。速度703は、ルーティングには重要ではないが、より長い時間ルーティング経路を使用できるようにするために、移動が速すぎるノードを破棄するのに有効となる場合がある。速度情報はまた、例えば、課金のためにも必要となる場合がある。送信元ノードおよび/または宛先ノードの移動が速すぎれば、アドホックネットワークでのそれらの接続が失われやすくなる。図7および図8に詳細に示すように、経度701および緯度702はどちらも32ビットの符号なし整数変数とすることが可能である。最も左端のビット801は、経度において東(1)または西(0)、および緯度において北(1)または南(0)を教示することが可能である。次の9ビット802は、角度(0°乃至360°)の記録に使用することが可能であり、残りのビット803は小数に使用することが可能である。速度703は、1オクテットとすることができ、その単位をメートル/秒とすることが可能である。速度は、接続の信頼性の判断に使用することが可能である。アドレス704は、アドホックネットワーク510内のノード識別するためのアドホックネットワークアドレスである。さらに、交換したデータを照合するために、例えばMD5を使用してメッセージ認証コード(MAC)705を発生させることが可能である。他の目的(例、セキュリティ設定)のためのいくつかのパラメータは、位置クエリー時に同じ接続を共有することが可能であると理解されたい。
図7および図8に示したもの以外の他の符号化システムを代わりに使用することが可能であることは、当業者には明らかである。本発明の第2の実施態様において、送信元ノードSが宛先ノードDのアドホックネットワークアドレスを知っていれば、送信元ノードSが携帯電話通信ネットワーク520を通じて宛先ノードの位置を受信するには十分である。
本発明の第3の実施態様において、送信元ノードSは、少なくとも宛先ノードDの位置および宛先ノードDのアドホックネットワークアドレスを教示する情報を宛先ノードDから受信する。上述のように、送信元ノードSおよび宛先ノードDは、携帯電話通信ネットワーク520を通じて更なる情報も交換することが可能である。
本発明の第3の実施態様において、アドホックネットワークのノードは、単独でそのアドホックネットワークアドレスを発生させることが可能である。この機能は、例えば、全てのプライベートなパラメータ(MSISDN番号を含む)を隠すために有用である。さらに、アドホックネットワークアドレスを管理する必要がないことも好都合である。ノードのアドホックネットワークアドレスは、再起動を通して、または手動で変更することができる。アドホックアドレスの長さは、代表的な例として、64ビットとすることが可能である。
一般に、アドホックアドレスは、Addr=G(base_number)によって発生させることができる。通常、関数Gはいくつかのハッシュ関数に基づくことができ、base_numberはいくつかの疑似乱数から構成することができる。関数GAおよびbase_numberはどちらもプライベートなものであり、ノードだけが知っていると理解されたい。これは、アドホックネットワークの各ノードが、アドホックアドレスを発生させるために、それ自身のG関数およびbase_numberを使用できることを意味する。
アドホックアドレスの発生の一例として、以下にアドホックネットワークアドレスの発生に関するプロシージャの抜粋を示す。
base_number:
srandom(seed);
base_number = random64();
GA:
Addr = (MD5(base_number)mod264) xor
((MD5(base_number))64)mod264)
図9は、ルーティング要求910およびルーティング応答920メッセージの例を示す。上述のように、ルーティング要求は、アドホックネットワーク内の宛先ノードDのアイデンティティ(すなわち、宛先ノードのアドホックネットワークアドレス)、および宛先ノードDの位置を教示する情報を含む。ルーティング要求メッセージ910は、宛先ノードに対する識別子911および宛先ノードの位置を教示する情報の一部912を含む。情報の一部912は、図8に示すフォーマットの情報を含んでよい。さらに、ルーティング要求は一般的にブロードキャストされるので、ルーティング要求の送信者を教示する情報を含めてもよい。ルーティングメッセージ910は、例えば、ルーティングメッセージ910の送信者を教示する更なる識別子913を含む。
上述のように、ルーティング応答は、少なくともルーティング応答の送信者と宛先ノードとの距離を教示する情報を含む。ルーティング応答メッセージ920は、ルーティング応答の送信者と宛先ノードとの距離を教示する情報の一部921を含む。別様には、情報の一部921は、ルーティング情報を要求するノードがすでに宛先ノードの位置を知っているので、ルーティング応答の送信者の位置を教示することが可能である。一般的に、ルーティング要求は、アドホックネットワーク内のルーティング要求の送信者のアイデンティティを教示する情報も含む。ルーティング応答メッセージ920は、ルーティング応答メッセージ920の送信者を識別する識別子922を含む。
ルート発見アルゴリズムにおいて、ルーティング要求の送信者よりも宛先ノードに近いノードだけがルーティング応答を提供する場合、ルーティング要求は、ルーティング要求の送信者Nk−1と宛先ノードDとの距離も教示する。これは、例えば、ルーティング応答を有することによって、この距離を定義する情報の一部を教示することができる。代わりとして、ルーティング要求が、ルーティング要求の送信者Nk−1の位置を教示する情報を含むことが可能である。ルーティング要求を受信するノードnは、ルーティング要求に示される2つの情報の一部からのルーティング経路における宛先ノードDと以前のノードNk−1との距離を決定することができる。
図10は、ルーティング要求1010およびルーティング応答1020メッセージの第2の例を示す。ルーティング要求メッセージ1010は、送信元ノードを識別する第1の識別子(送信元アドレス)1011と、送信元ノードのための第1の一部の位置情報(送信元の位置)1012と、送信元ノードを識別する第2の識別子(宛先アドレス)1013と、宛先ノードのための第2の一部の位置情報(宛先の位置)1014とを含む。ルーティング応答メッセージ1020は、ルーティング応答メッセージの送信者を識別する識別子(隣接ノードのアドレス)1021と、送信者の速度を教示する情報の一部1022と、ルーティング応答メッセージの送信者と宛先ノードとの距離を教示する情報の一部1023とを含む。
送信者の速度がルーティング応答メッセージ1023に存在する場合、ノードNk−1は、次のノードNの選択にこの情報を使用することができる。上述のように、速度に対する閾値を設定することが可能である。一例として、閾値を約3m/s(すなわち、約10km/h)とすることが可能である。ルーティング応答に示される速度が閾値より高い場合、ルーティング応答は無視される。これは、閾値よりも高くなるとルーティング経路の維持を極めて頻繁に行う必要があるからである。
以前のノードNk−1から次のノードNに送信された、発見したルーティング経路を教示する情報は、単にノードのための一組の識別子とすることが可能である。各選択したノードは、以前のノードから受信した発見したルーティング経路を教示する情報を更新することが可能である。その代わりとして、以前のノードが発見したルーティング経路を教示する情報を更新した後に、その情報を次のノードに送信してもよい。ルーティング発見が宛先ノードに達したら、発見したルーティング経路PATH(S、N、N、…、N、D)の完成を教示する情報は、発見したルーティング経路に従って送信元ノードに返信される。
ルーティング経路を確立できない可能性があることに留意されたい。例えば、アドホックネットワークの複雑なトポロジであるため、送信元ノードSから始まるルーティング要求が、宛先ノードDに決して到達できない場合がある。他にも、完全に発見されたルーティング経路を教示する情報が、送信元ノードSに決して到達できない場合がある。この問題を解決するために、2つのオプションがある。第1のオプションは、例えば独立した通信システムを通じて、宛先ノードの位置情報を受信した後に、送信元ノードSが、送信元ノードSと宛先ノードSとの距離を計算することが可能なことである。送信元ノードSが、その距離がいくつかの閾値よりも大きいことを発見した場合、送信元ノードSは、接続失敗の可能性がかなり高いことを教示する警告を送信元ノードの装置のユーザーに示すことが可能である。したがって、ユーザーがアドホック接続に対するリスクを負いたくない場合、ユーザーはバッテリーを節約することが可能である。第2のオプションは、送信元ノードSがルーティングリストを選択した第1のノード(または受信器が第1のノードとして選択されたことを教示する情報)に送信した後にタイマーTを設定することである。タイマーTが終了し、送信元ノードSが完成したルーティングリストを受信しない場合、送信元ノードは、もう一度ルーティング経路の確立を試みることが可能である。この場合、送信元ノードは、宛先ノードの位置の決定から開始しなければならず、単に別のルーティング発見プロシージャを開始してはならないと理解されたい。一例として、ルーティング経路の確立に3回失敗した後、送信元ノードは、その試みを断念し、ユーザーにエラー情報を返す。
データ転送の間、送信元ノードSおよび宛先ノードDはどちらもタイマーtを設定することが可能である。タイマーtが終了すると、アドホックネットワークを通じて新しい位置を伝える指示メッセージが他のノードに送信される。その後、ノードのうちの1つは、ルーティング発見プロシージャを開始することが可能である。タイマーtを送信元および宛先ノードに同期させる必要がないことに留意されたい。指示メッセージは、例えば、図7に示されるものと同じフォーマットを有してよい。
ルーティング経路を確立した後も、アドホックネットワーク内の経路を頻繁に維持しなければならない可能性がある。そのようにするために、送信元ノードSは、タイマーtを設定することが可能である。タイマーtが終了すると、送信元ノードは、新しいルーティング経路を発見するためのルーティング発見プロシージャを開始する。このルーティング発見プロシージャは、一般的に送信元ノードSで利用可能な宛先ノードDの位置情報を使用して開始する。新しいルーティング経路を確立する前に、アドホックネットワーク内のデータを送信するために元の経路を保持することが可能である。タイマーtは、概してtよりも大きくなければならないことに留意されたい。タイマーtが大きすぎると、アドホックネットワークトポロジの変更が多くなり、確立した経路が機能しなくなる可能性がある。
ルーティング経路を確立した後、送信元ノードSおよび宛先ノードDは、アドホックネットワークを通じたデータの伝送を開始することが可能である。中間ノードでのデータルーティングを簡素化するために、データパケットの送信者(すなわち、送信元ノードSまたは宛先ノードD)は、ルーティングリストをそのデータパケットのヘッダーに挿入することが可能である。図11は、送信元ノードSから送信されるデータパケットヘッダのフォーマットの一例を示す。図11において、データパケットヘッダー1110は、ルーティング番号情報1111と、ルーティング経路、すなわち、ルーティングリストを教示する情報1112とを含む。図11において、この情報1112は、ノード識別子のリストである。図11におけるデータパケットは、ペイロードデータ1113も含む。
データパケットを受信する各ノードは、ルーティングリストの第1のアドレスを復号化し、復号化したアドレスをそれ自身のアドレスと比較する。アドレスが同じである場合、ノードはルーティングリストからそれ自身のアドレスを削除し、ルーティング番号を1つ減らし、ルーティングリストから複合化した次のアドレスに基づいて次のノードにデータパケットを転送する。ルーティング番号がゼロに減じられた(宛先によって減じられた後)場合およびその場合にのみ、データパケットは最終的に宛先ノードに達することになり、複合化した第1のアドレスは宛先ノードのアドレスである。
HELLOメッセージの送信に基づく従来のルーティングアルゴリズムと比較して、本発明の実施態様は、以下の特性を有する。ルーティングは位置情報に基づいているので、標準的なHELLOメッセージを完全に省略することができ、したがって、ノードのバッテリの寿命を延ばすことができる。HELLOメッセージに基づくルーティングアルゴリズムにおいて、HELLOメッセージの基本的な機能は、ノードが依然として存在していることを定期的に報告することである。したがって、ノードは頻繁にHELLOメッセージを送信しなければならず、電力を消費する。バッテリを短時間で消耗してしまう可能性がある。さらに、頻繁な再充電によってバッテリが劣化する可能性もある。本発明の実施態様では、HELLOメッセージの送信を回避する。
本発明の実施態様を使用することによって、ルーティング経路の維持もより容易にかつ速くなる。本発明の実施態様は、他のノードの位置に関する情報を受信するために、通信ネットワークの補助を必要とする場合がある。以降、ルーティング発見およびルーティングは単にアドホックネットワーク内で実行することが可能であると理解されたい。
さらに、独立した通信システムを通じた宛先ノードの位置に関する情報を取得するための実行可能な解決策が提案されている。この方法によって、各アドホックネットワークのノードがそのアドレス/識別子を発生できるようになり、またアドホックネットワーク内のアドレスを管理する必要がなくなる。これは、独立した通信システムを通じて、宛先ノードのアドレスに関する情報の転送も可能だからである。送信元ノードは、アドホックネットワークにおける宛先ノードの位置および宛先ノード識別子/アドレスを知っている場合に、ルート発見プロシージャを開始することができる。アドホックネットワークの識別子/アドレスの発生において、2つのノードが同じ識別子を発生させる可能性を極めて低くしなければならないことは、当業者において明らかである。
アドホックネットワークにおけるデータルーティングの信頼性も高められる。これは、MNが転送を所望するか、またはデータを転送している場合にのみブロードキャスティングが行われるので、タイマーtの値を比較的小さく設定でき、したがって、異なるビューポイントからアドホックネットワークのトポロジの変更を無視することができるからである。この解決策はHELLOメッセージを完全に回避するので、バッテリーに大きな負荷をかけることなくタイマーtを短くすることが可能である。タイマーtを短くすることによって、通信の信頼性が明確に高められる。
本発明の実施態様の実施には大きな投資を必要としないことも理解されたい。
図12は、本発明の実施態様によるアドホックネットワークのためのノードのブロック図を概略的に示す。装置1200は、類似したノードとの情報の送受信に必要な機能1210を備え、一連の類似したノードがアドホックネットワークを形成する。ここで、類似したノードとは、少なくとも機能1210およびルーティング機能1220を備えた装置を指す。ルーティング機能1220は、アドホックネットワークにおけるルート発見およびルーティングのために本発明の実施態様を実装するように構成される。ルーティング機能1220は、一般的にソフトウェアとして実装される。装置1200は、一般的に装置の地理学的位置を決定するための機能1230をさらに含む。本発明のいくつかの実施態様を実装する場合、通信ネットワークを経た通信のための機能1240が必要である。ブロック1210、1220、1230、および1240における相互作用をどのように整えるかは当業者には明らかである。また、ブロック1210、1230、および1240は通常の装置であってよいことも明らかである。ルーティング機能1220をブロック1210に統合することが可能である。
装置1200は、一般的に携帯型通信装置である。その装置は、例えば、ユーザー機器、携帯電話、移動局、携帯情報端末またはラップトップコンピュータであってよい。装置1200は、代わりに固定装置であってもよい。一例として、アドホックネットワークにおいてノードとしての機能も果たすことができる、通信システム用のネットワーク要素とすることが可能である。
上述の具体的な例において、ルーティング要求は、宛先ノードの地理学的位置を教示する情報を含むが、宛先の位置に関する情報は、宛先ノードの位置を決定することが可能である他の情報であってよいと理解されたい。一例として、アドホックネットワークを複数の領域に分割し、各領域が具体的な領域識別子を有することが可能である。この領域識別子は、宛先ノードの位置に関する情報としてルーティング要求に含めることが可能である。
さらに、ルーティング応答が、ルーティング応答の送信者と宛先ノードの位置との(地理的)距離に関する情報を含むということも理解されたい。上述のように、この情報は明示的に距離とすることが可能である。代わりとして、ルーティング応答は、距離をルーティング応答を受信するノードにおいて決定することが可能な他のあらゆる情報を含むことが可能である。
本発明を取り入れた装置および方法の好適な実施態様を図面を参照して示し、上述の発明を実施するための最良の形態に記述しているが、本発明は開示した実施態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱することなく、以下の請求項に述べて定義するように、様々な再構成、変更、および置換が可能であると理解されたい。
フラッディングに基づいた既知のルーティング発見を概略的に示す。 一例として、本発明の第1の実施態様による送信元ノードでのルート発見アルゴリズムの開始に関する方法200のフローチャートを示す。 一例として、本発明の第1の実施態様による現在のノードでのルート発見アルゴリズムに関する方法300のフローチャートを示す。 本発明の第1の実施態様によるルート発見が、アドホックネットワークにおいてどのように送信元ノードSから宛先ノードDへ進むのかを概略的に示す。 本発明の第2の実施態様および独立した通信ネットワークによるアドホックネットワークおよびルート発見の一例を示す。 本発明の第2の実施態様による独立した通信ネットワークを経た位置情報の交換を概略的に示す。 独立した通信システムを通じて宛先ノードDから受信した情報の一部のフォーマットの一例を概略的に示す。 位置情報のフォーマットをより詳細に概略的に示す。 ルーティング要求およびルーティング応答メッセージの例を示す。 ルーティング要求およびルーティング応答メッセージの更なる例を示す。 送信元ノードSから送信されるデータパケットヘッダーのフォーマットの一例を示す。 本発明の実施態様によるアドホックネットワークのためのノードのブロック図を概略的に示す。

Claims (42)

  1. 送信元ノードから一組のノードの中の宛先ノードへのルーティング経路に関するルーティング情報を取得する方法であって、
    宛先ノードの位置に関する情報を含むルーティング要求を、現在のノードから送信するステップと、
    それぞれのルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関する情報を含むルーティング応答を、少なくとも1つ、前記現在のノードで受信するステップと、
    少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの前記距離に基づき、前記ルーティング経路に沿った次のノードを、前記現在のノードで選択するステップとを含む方法。
  2. 前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するステップにおいて、前記宛先ノードの位置まで最短距離にある前記ルーティング応答の送信者が、前記次のノードとして選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ルーティング応答が、前記ルーティング応答の送信者の速度を教示する情報を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するステップにおいて、宛先ノードの位置まで最短距離かつ閾値以下の速度の前記ルーティング応答の送信者が、前記次のノードとして選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記現在のノードからの前記ルーティング経路に沿った前記次のノードを教示する情報を前記次のノードに送信するステップを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  6. 前記ルーティング経路に沿った前記次のノードを教示する情報を送信するステップにおいて、前記次のノードを教示する情報が前記送信元ノードから前記現在のノードへの前記ルーティング経路を教示する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記次のノードを教示する情報が、複数のノード識別子を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記次のノードを選択するステップを実行した後に、前記次のノードから更なるルーティング要求を送信するステップを含み、前記更なるルーティング要求は、前記宛先ノードの位置に関する情報を含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  9. 前記情報の送信者が、前記宛先ノードであることを教示する情報を受信するステップを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  10. 前記送信元ノードから前記宛先ノードへの前記ルーティング経路を教示する情報を前記宛先ノードに送信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記送信元ノードから前記宛先ノードへの前記ルーティング経路を教示する情報を受信するステップと、
    前記ルーティング経路を教示する前記情報を前記ルーティング経路の以前のノードに転送するステップとを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  12. 前記現在のノードの位置を決定するステップを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  13. 前記現在のノードの位置が、前記現在のノードで受信される、衛星測位システムおよび固定通信システムのうちの少なくとも1つからの信号を使用して決定される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記一組のノードの中において前記現在のノードを識別するために、前記現在のノード内の前記現在のノードの識別子を決定するステップを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  15. 前記識別子を決定するステップにおいて、前記識別子が前記現在のノードに対する身元秘匿機能(Identity Privacy)を提供する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記識別子を決定するステップにおいて、前記識別子がランダムに決定される、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記ルーティング応答を受信するステップにおいて、前記距離に関する情報が、前記距離を教示する情報および前記距離を決定できる情報のうちの少なくとも1つを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  18. 前記ルーティング要求を送信するステップにおいて、前記ルーティング要求が、前記宛先ノードの識別子を教示する情報を含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  19. 前記現在のノードが前記送信元ノードであり、前記方法が、宛先ノードおよび宛先ノードの位置の識別子を決定するステップを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  20. 通信システムを経て前記宛先ノードと通信するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記通信システムを経て前記宛先ノードと通信するステップが、前記宛先ノードから前記宛先ノードの位置を教示する情報を受信するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記宛先ノードと通信するステップが、前記宛先ノードの識別子を教示する情報を受信するステップを含む、請求項19または20に記載の方法。
  23. 送信元ノードから一組のノードの中の宛先ノードへのルーティング経路に関するルーティング情報を取得する方法であって、
    宛先ノードの位置に関する情報を含むルーティング要求を、以前のノードから現在のノードで受信するステップと、
    前記ルーティング要求の受信に応答して、前記以前のノードで前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するために、前記現在のノードと前記宛先ノードの位置との距離に関する情報を含むルーティング応答を、前記以前のノードに送信するステップとを含む方法。
  24. 前記現在のノードが前記ルーティング経路に沿った次のノードであることを教示する情報を受信するステップと、
    前記現在のノードが前記ルーティング経路に沿った次のノードであることを教示する情報の受信に応答して、前記宛先ノードの位置に関する情報を含む更なるルーティング要求を、前記現在のノードから送信するステップとを含む、請求項23に記載の方法。
  25. それぞれの前記更なるルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関連する情報を含む更なるルーティング応答を、少なくとも1つ、前記現在のノードで受信するステップと、
    少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に基づき、前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するステップとを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するステップにおいて、前記宛先ノードの位置まで最短距離の、更なるルーティング応答の送信者が、前記次のノードとして選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記ルーティング経路に沿った次のノードを教示する情報を前記現在のノードから前記次のノードに送信するステップを含む、請求項23乃至26のいずれか1つに記載の方法。
  28. 前記情報の送信者が、前記宛先ノードであることを教示する情報を受信するステップを含む、請求項23乃至27のうちのいずれか1つに記載の方法。
  29. 前記送信元ノードから前記宛先ノードへの前記ルーティング経路を教示する情報を前記宛先ノードに送信するステップを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記送信元ノードから前記宛先ノードへの前記ルーティング経路を教示する情報を受信するステップと、
    前記ルーティング経路を教示する前記情報をルーティング経路の以前のノードに転送するステップとを含む、請求項23乃至29のうちのいずれか1つに記載の方法。
  31. 前記現在のノードの位置を決定するステップを含む、請求項23乃至30のうちのいずれか1つに記載の方法。
  32. 前記一組のノードの中の前記現在のノードを識別するために、前記現在のノード内の前記現在のノードの識別子を決定するステップを含む、請求項23乃至31のうちのいずれか1つに記載の方法。
  33. 前記ルーティング応答を送信するステップにおいて、前記距離に関する情報が、前記距離を教示する情報および前記距離を決定できる情報のうちの少なくとも1つを含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  34. 前記ルーティング要求を受信するステップにおいて、前記ルーティング要求が、前記宛先ノードの識別子を教示する情報を含む、上記いずれかの請求項に記載の方法。
  35. 一組のノードで形成されたネットワークのためのノードであって、
    少なくとも宛先ノードおよび宛先ノードの位置の識別子を教示する情報を含むルーティング要求を送信し、
    少なくとも1つのルーティング応答であって、それぞれのルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に関する情報を含むルーティング応答を受信し、
    少なくとも前記ルーティング応答の送信者と前記宛先ノードとの距離に基づき、前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するように構成されたルーティング手段を含むノード。
  36. 一組のノードで形成されたネットワークのためのノードであって、
    宛先ノードの位置に関するルーティング要求を含む情報を受信し、
    前記ルーティング経路に沿った次のノードを選択するために、前記ノードと前記宛先ノードの位置との距離に関する情報を含むルーティング応答を送信するように構成されたルーティング手段を含む、ノード。
  37. 前記ルーティング手段が、
    前記ノードが前記ルーティング経路に沿った次のノードであることを教示する情報を受信し、
    前記ノードが前記ルーティング経路に沿った次のノードであることを教示する情報の受信に応答して、前記宛先ノードの位置に関する情報を含む更なるルーティング要求を送信するように構成される、請求項36に記載のノード。
  38. 前記ノードの位置を決定する手段を含む、請求項35乃至37のうちのいずれか1つに記載のノード。
  39. 通信システムを経てノードと通信する手段を含む、請求項35乃至38のうちのいずれか1つに記載のノード。
  40. 前記一組のノードの中のノードの識別子を教示する情報を、前記通信システムを経て受信するように構成された、請求項39に記載のノード。
  41. 前記ノードの位置を教示する情報を前記通信システムを経て受信するように構成された、請求項39または40に記載のノード。
  42. 携帯型通信装置を備えた、請求項35乃至41のいずれが1つに記載のノード。
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