JP2007515734A - データ層及び検出層を有する情報キャリア - Google Patents

データ層及び検出層を有する情報キャリア Download PDF

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Abstract

本発明は:データパターンを画成するマスク層(ML)、当該マスク層上に積層される検出層(DL)及び当該データパターンを検出するための電極間に埋め込まれた有機感光性材料からなる少なくとも1つのセグメントを有する情報キャリアである。使用:光学記憶

Description

本発明はデータ保存を意図した新たな種類の情報キャリア及び、そのような情報キャリア中のデータパターン画成方法に関する。
本発明は光学データ記憶の分野で使用可能であろう。
たとえばDVD(デジタル多目的ディスク)基準に基づく記憶システムのような、光学記憶の使用は内容配信において昨今急速に普及している。情報キャリアが容易かつ安価に複製されるという点で、光学記憶はハードディスク及び固体記憶装置よりも大きな利点を有する。
しかし、動作中における移動箇所の要求される安定性を考慮すると、ドライブ中は前記移動部品が大部分を占めているため、読み出し動作中で、この型の記憶を用いた既知の応用は衝撃に強いとは言えない。結果として、たとえばポータブル装置のように、衝撃の起こりやすいような応用では、既知の光学記憶による解決法は容易に用いられない。
本発明の目的は情報キャリアを提案することである。情報キャリアは:
-データパターンを画成するマスク層;及び、
-当該マスク層上に積層され、当該データパターンを検出するための電極間に埋め込まれた有機感光性材料からなる少なくとも1つのセグメントを有する検出層;
を有する。
データ検出のセンサとして振舞うセグメントは情報キャリアの一部である。このようにして、データ媒体と分離した検出器との整合にかかわる問題が避けられる。この情報キャリアは単一ユニットで構成されているため、衝撃に強い。
好ましい実施例において、データパターンは透明及び不透明な基本領域で構成される。この方法での情報の符号化は簡単かつ費用対効果の高い方法である。
別の好ましい実施例において、各センサは複数の基本領域に向かうためにサイズが決められる。この結果、費用対効果の高い方法で記憶容量を増加させることができる。
本発明の目的は、情報キャリアで、少なくとも1つのセグメントを有し、前記少なくとも1つのセグメントはデータパターンを画成するための能動的及び受動的な基本の領域を有し、前記少なくとも1つのセグメントは有機感光性材料で、前記データパターンを検出する電極間に埋め込まれている、情報キャリアの提案である。
この情報キャリアは局所的に受動化されるLEDセグメントの可能性を利点とする。このようにして、単一の層はデータ検出器として使用されるのみならず、データ媒体としても使用可能である。この実施例では、マスク層は能動的及び受動的な基本領域のシーケンスによって画成されるデータパターンに置き換えられる。この情報キャリアは単一ユニットで構成されているため、衝撃に強い。
本発明の目的は、情報キャリアで、お互いの上部に積層される複数の層を有し、各層は少なくとも1つのセグメントを有し、前記少なくとも1つのセグメントはデータパターンを画成するための能動的及び受動的を有し、前記少なくとも1つのセグメントは有機感光性材料で、前記データパターンを検出する電極間に埋め込まれている、基本領域情報キャリアの提案である。
この多層での実施例は記憶容量の増加を可能にする。
本発明の目的は、検出層を有する情報キャリア内でデータパターンを画成する方法で、前記データパターンは前記検出層上の暗い基本領域をプリントする工程から導かれる、ところの方法を提案することである。
本発明の目的は、有機感光性材料からなる層を有する情報キャリア内でデータパターンを画成する方法であって、前記データパターンは受動的基本領域を作製する前記材料の特性を修正する工程から導かれるような方法を提案することである。
本発明の目的は、電極間に埋め込まれた有機感光性材料からなる層を有する情報キャリア内でのデータパターンを画成する方法であって、前記データパターンは受動的基本領域を作製する前記電極の1つを抑制する工程から導かれるような方法を提案することである。
詳細な説明及び本発明の他の特徴は以降で与えられる。
ここで、本発明の特別な観点について後述する実施例を参照して説明し、添付の図と関連させて考察する。図中の同様の箇所又は、サブステップは同じように指定する。
図1及び図2は情報キャリア上に保存されたデータを読み出すシステムの第1及び第2の実施例を図示する。
情報キャリアはアレイで(データマトリックスとして)構成されるバイナリデータを保存され、透過で読み出されることを意図されている。情報キャリアはガラス又はプラスチックからなるマスク層を有する。マスク層は、情報キャリア上に保存されたバイナリデータの状態を表すデータパターンを画成するために実質的に透明な領域と不透明な領域の両方を有する。
図1の実施例は入力光ビーム104からの光スポットのアレイ103を発生するための光学素子102を有する。光スポットの前記アレイは情報キャリア101を走査するためである。
光学素子102は、コヒーレントな入力光ビームが照射される入力光に対するマイクロレンズの2次元アレイに対応する。マイクロレンズ102のアレイは、光スポットが情報キャリア上に集光されるように、情報キャリア101に平行かつ離れた場所に設けられる。開口数及びマイクロレンズの質は光スポットのサイズを決定する。たとえば、0.3に等しい開口数を有するマイクロレンズ102の2次元アレイは使用可能である。入力光ビーム104は入力レーザービームを拡張するための導波路(図示していない)又は、結合されたマイクロレーザーの2次元アレイによって実現可能である。
光スポットは情報キャリア101の透明又は、非透明領域上に当たる。光スポットが非透明領域に当たる場合、情報キャリアによる応答で出力光ビームは発生しない。光スポットが透明領域に当たる場合、情報キャリアによる応答で出力光ビームは発生し、前記出力光ビームは検出器105によって検出される。よって、検出器105は光スポットが当たる領域のデータにおけるバイナリ値の検出に使用される。
検出器105はCMOS又はCCD画素のアレイから有利に構成される。たとえば、検出器の1画素は情報キャリアの1つのデータ(つまり1ビット)を有する基本データ領域の反対に位置する。この場合、検出器の1画素は情報キャリアの1データの検出のためである。
図2の実施例は入力光ビーム204から光スポット203のアレイを発生させるための光学素子202を有する。光スポットの前記アレイは情報キャリア201を走査するためである。
光学素子202はアパーチャの2次元アレイに対応する。アパーチャは、コヒーレントな入力光ビーム204が照射される入力に対する。アパーチャはたとえば、直径1μm以下の丸い穴に対応する。入力光ビーム204は入力レーザービームを拡張するための導波路(図示していない)又は、結合されたマイクロレーザーの2次元アレイによって実現可能である。
光スポットは情報キャリア201の透明又は、非透明な領域に当たる。光スポットが非透明な領域に当たる場合、情報キャリアによる応答で出力光ビームは発生しない。光スポットが透明な領域に当たる場合、情報キャリアによる応答で出力光ビームが発生する。前記出力光ビームは検出器205によって検出される。よって図1に図示された第1の実施例同様、検出器205は光スポットが当たる領域のデータのバイナリ値の検出に使用される。
検出器205はCMOS又はCCD画素のアレイによって有利に構成される。たとえば、検出器の1画素は情報キャリアのデータを有する基本データ領域の反対に位置する。その場合、検出器の1画素は情報キャリアの1データの検出のためである。
光スポット203のアレイはアパーチャ202のアレイによって発生する。ここで、Talbot効果を利用する。Talbot効果とは、次のように働く回折現象である。たとえば入力光ビーム204のようなコヒーレントな光ビームが周期的に回折する構造(よって光放射体を形成する)、たとえばアパーチャのアレイ、を有する物体に照射されるとき、回折光は放射体の同様な像と再結像する、回折構造からz0あらかじめ離れた距離にある面で。この距離z0はTalbot距離として知られている。Talbot距離z0は、z0=2.n.d2/λの関係で与えられる。ここで、dは光放射体の周期的なスペース、lは入力光ビームの波長で、nは伝播空間での屈折率である。より一般的には、再結像は放射体からさらにz(m)離れた場所で起こり、z(m)はTalbot距離zの整数倍、z(m)=2.n.m.d2/λである。ここで、mは整数である。そのような再結像はm=1/2+(整数)でも起こる。しかし、像は半分以上移動してしまう。再結像はまた、1/4+(整数)でも起こり、3/4+(整数)でも起こるが、像は2倍の周波数を持ってしまう。このことが意味するのは、光スポットの周期はアパーチャのアレイの周期に対して半分になってしまうということである。
Talbot効果の使用は光学レンズを必要とせずにアパーチャ202のアレイから比較的離れた場所(z(m)で表される数百μm)で高品質の光スポットのアレイを発生させることを可能にする。よって、たとえば、アパーチャ202のアレイ間に被覆層を挿入することが可能であるし、汚染(たとえば、塵、指紋など)から後者を守るために情報キャリア201を挿入することも可能である。しかも、これは実装を促進して、マイクロレンズのアレイの使用と比較して費用対効果の良いやり方で情報キャリアに当たる光スポットの密度を増加させることが可能である。
図3は本発明に従ったシステムの詳細な図を図示する。情報キャリア301によって発生した出力光ビームからのデータを検出するための検出器305を図示する。検出器は302-303-304で参照される画素を有する。よりよい理解のために画素数は限定して示すことにする。特に画素302は情報キャリアのデータ領域306上に保存されたデータの検出のためであり、画素303はデータ領域307上に保存されたデータを検出するためで、画素304はデータ領域308上に保存されたデータを検出するためである。各データ領域(またマクロセルとも呼ばれる)は1組の基本データを有する。たとえば、データ領域306は306a-306b-306c-306dで参照されるバイナリデータを有する。
この実施例では、検出器の1画素は1組のデータを検出するためにあり、この組のデータの各基本データは図1に図示されたマイクロレンズ102のアレイ又は、図2に図示されたアパーチャのアレイによって発生した単一光スポットによって、連続的に読み出される。情報キャリア上のデータを読み出すこの方法は以下のようにマクロセル走査と呼ばれる。
図3に基づく図4は情報キャリア401のマクロセル走査を例として図示している。
情報キャリア401上に保存されたデータは黒(つまり非透明)の領域又は白(つまり透明)の領域のいずれかで示唆される2つの状態を有する。たとえば、黒の領域はバイナリ状態の"0"に対応し、白の領域はバイナリ状態の"1"に対応する。
検出器405の画素が情報キャリア401によって発生した出力光ビームで照らされているとき、その画素は白の領域で示される。その場合、画素は第1の状態を有する電気出力信号(図示していない)を供給する。検出器405が情報キャリアからの如何なる出力光ビームを受光しない場合、しかし画素は斜交平行模様の領域で示される。その場合、画素は第2の状態を有する電気出力信号(図示していない)を供給する。
この例では、各組のデータは4つの基本データを有し、単一光スポットが各組のデータに同時に当たる。光スポット403による情報キャリア401の走査はたとえば、2つの基本データ間の距離に等しい横の移動の増分で左から右に実行される。
位置Aでは、検出器のすべての画素が第2の状態になるように、すべての光スポットが非透明な領域に当たる。
位置Bでは、光スポットが右に移動した後、対応する画素が第1の状態になるように、左へ移動する光スポットが透明な領域に当たる。一方で、検出器の2つの対応する画素が第2の状態であるように、他2つの光スポットは非透明な領域に当たる。
位置Cでは、光スポットがさらに右に移動した後、対応する画素が第2の状態になるように、左へ移動する光スポットが非透明な領域に当たる。一方で、検出器の対応する2つの画素は第1の状態であるように、他2つの光スポットは透明な領域に当たる。
位置Dでは、光スポットがまたさらに右に移動した後、対応する画素が第2の状態になるように、中心の光スポットが非透明な領域に当たる。一方で、検出器の対応する2つの画素が第1の状態になるように、他2つの光スポットは透明な領域に当たる。
光スポットが検出器の画素の方を向いている1組のデータ全てを当てたときに、情報キャリア401の走査は完了する。このことは、情報キャリアは2次元的に走査されることを意味する。検出器の画素の反対にある1組のデータを有する基本データは単一の光スポットによって連続的に読み出される。
バイナリ基本データを読み出す代わりに、データは高解像度、たとえば多レベルのスキーム、で符号化可能である。例としては2つの基本ビットが、4つのグレイレベル(0,1/4,1/2,3/4)の区別という手段によって、画素毎に検出されるようなものである。これはバイナリ符号化を使用するシステムではデータ密度が2倍になるだろうことをここで明記しておく。
図5は図2で図示されたシステムの3次元像である。これは、情報キャリアに当てるための光スポットのアレイを発生させるためのアパーチャ502のアレイを有する。各光スポットは情報キャリア501(太い正方形で表されている)の2次元の組のデータ全体に当たり、走査される。この光スポットに応答して、情報キャリアは出力光ビームを発生する(光スポットが非透明な領域に当たる場合は発生しない)。それは走査される組のデータの反対に位置する検出器505の画素によって検出される。情報キャリア501の走査はアパーチャ502のアレイがx軸及びy軸に沿って変位して実行される。
アパーチャのアレイ502、情報キャリア501及び検出器505は平行面で積層されている。唯一の移動する箇所はアパーチャ502である。
図1で図示されたシステムの3次元像は、アパーチャのアレイにマイクロレンズのアレイを置き換えれば図5で図示されているシステムの3次元像と同じであろう。
光スポットのアレイによる情報キャリアの走査は情報キャリアに平行な面で行われる。走査装置は情報キャリアの全表面を走査するために2つの方向x及びyに光スポットを並進移動させることができる。
図6に図示されている第1の解決法では、走査装置はHブリッジ回路に対応する。光スポットのアレイを発生させる光学素子(つまりマイクロレンズのアレイ又は、アパーチャのアレイ)は第2の可動台に対してy軸に可動な第1の可動台601内に実装される。この目的のために、第1の可動台601はガイド607-608と接続したガイドとの接合部603-604-605-606を有する。第2の可動台602はガイド609-610と接続しているガイドとの接合部611-612-613-614の手段によってx軸に沿って可動である。可動台601及び602はたとえば、ジャッキとして働くステップバイステップモータ、磁気的又は圧電アクチュエータのようなアクチュエータ(図示していない)の手段によって並進させる。
図7に図示している第2の解決法では、走査装置はフレーム701に保持されている。フレーム701を保持するのに使用される素子は図8の3次元像で詳細に図示されている。これらの素子は:
-第1のリーフスプリング702、
-第2のリーフスプリング703、
- x軸に沿った走査装置701の動作を提供する第1の圧電素子704、
- y軸に沿った走査装置701の動作を提供する第2の圧電素子705
を有する。
図7に図示した第2の解決法が有する機械的伝動装置は図6で図示された第1の解決法が有するよりも少ない。電圧変化が圧電素子のサイズ変化を引き起こし、x軸かつ/又はy軸に沿ってフレーム701の変位を招くように、フレーム701に接続する圧電素子は電気的に制御される(図示していない)。
位置Pos1は第1の場所での走査装置701を図示する。一方で、位置Pos2はx軸に沿った並進後の第2の位置での走査装置701を図示する。リーフスプリング702及び703の柔軟性ははっきりと示される。
同様の配置が4つの圧電素子、リーフスプリング702及び703に代わるさらに2つの圧電素子、で構築可能である。その場合、圧電素子の反対の対は筋肉の相対する対と同じように1つの方向を一緒に移動する。
図9は図1及び図2で使用される検出器105-205の代替的解決法である検出器DECを図示する。検出器DECはセンサとして働くセグメントのアレイから構成される。各センサは電極間に埋め込まれた有機感光性材料を有する。
検出器のセグメントは有機発光ダイオード(OLEDs)、小さな分子OLEDs(smOLEDs)、高分子OLEDs(PolyLED)、冷却/不純物ドープされた発光化学電池(LEECs)、有機光電池又はグラッツェル電池として知られているハイブリッド有機/無機太陽電池から構成される。これらのセンサは以降のLEDセグメントとして参照されるだろう。この検出器はマトリックスの各要素がセンサとして働くLEDセグメントに対応する画素化されたマトリックスに等しい。検出器は表面に、検出器の列をアドレスするための電気的接触C_R及び検出器の行をアドレスする電気的接触C_Cの2つを有する。
電気的接触は情報キャリアが挿入されるようなプレーヤーからの電力を受け取り、LEDセグメントから発生する信号を前記プレーヤーに出力するのに供されている。
どのマトリックスも電気的接触を介し、電子回路及び論理回路によって個々に動作する。活性のマトリックス検出器を画成するため、電子回路及び論理回路は検出器の基板内に直接組み込んでも良い。その場合、センサとして働く複数のセグメントの状態は同時に読み込むことが可能である。受動的マトリックス検出器を画成するため、電子回路及び論理回路はプレーヤー外部に設けても良い。その場合、フィード線は別として基板上に回路は組み込まない。読み出し操作は、1つの列が同時に情報を表示するように行及び列をアドレスすることで動作する。素早く列を変化させることで検出器の全体像を形成する。
図10は典型的なLEDセグメントの電流-電圧曲線を図示する。LEDセグメントは分極閾値THより大きな電圧では放射体として働き、閾値TH未満では受光器として働くことを、この図は示している。本発明の場合では、LEDセグメントが受光器として働くような電圧VでLEDセグメントは分極している。光の検出を改良するには、電圧Vは負であることが好ましい。
図11は本発明に従った情報キャリアの側面図を図示する。この情報キャリアは保存されたデータを表現する手段及び前記データを検出する手段の両方を有する。この情報キャリアはLEDセグメントの小さな厚さを利用している。厚さが小さいことで、単一ユニットを画成するためにLEDセグメント及びマスク層を積層することが可能となる。この情報キャリアはマスク層ML及び検出層DLを有し:
-マスク層MLは保存されることを意図されたデータのデータパターンを画成する。マスク層はガラス又はプラスチックで構成されていても良い。ここでデータパターンは保存されるバイナリデータの状態を表す実質的に透明及び非透明な基本領域から構成される。あるいはその代わりに、実質的に非透明な基本領域は検出層(DL)の表面上の暗い基本領域をプリントする工程(レーザー又はインクジェットプリント)によって作製される。
-検出層DLはマスク層ML上に積層され、センサとして働くLEDセグメントS1-S9を有する(このセグメント数は限定されるものではない)。記憶容量を増大させるため、1つのセグメントは(図示しているように)前述のようにマクロセル走査の使用によって複数の基本領域を有する(つまり複数のビットを画成する)マトリックスの方を向くようなサイズであることが好ましい。あるいはその代わりに、1つのセグメントを基本的に、マクロセル走査を使用せずに単一基本領域(つまり単一ビットの画成)に面するようなサイズにする。
図12は図11に図示された本発明に従った情報キャリア内の2つの隣接するマクロセルデータのマクロセル走査の例を図示する。検出器に設けられていて、実質的に非透明な基本領域(黒の正方形)及び実質的に透明な基本領域(白の正方形)を画成するマスク層によって、データパターンは作製される。セグメントS3は光スポットLS3で光学的に走査されるマクロセルデータと向き合っている一方で、セグメントS4は光スポットLS4によって光学的に走査されるマクロセルデータと向き合っている。光スポットが各マクロセルデータの各基本領域に当たるように、光スポットは走査方向Dを同時かつ横に変位する(図示されていないがアクチュエータの手段によって)。基本領域が光スポットによって走査される場合、対応するセグメントは2つのレベルで出力信号を発生する:走査される基本領域が実質的に非透明な場合は第1のレベルLで、走査される基本領域が実質的に透明な場合は第2のレベルHである。よって、透過出力信号T3及びT4が発生し、マスク層に保存されたバイナリデータパターンを反射する。
図13は有機感光性材料で構成される単一層L1を有する、本発明に従った改良情報キャリアの側面図である。各セグメントはデータパターンを画成するための能動的及び受動的基本領域を有するので、この単一層はセンサとして働くLEDセグメントを有する検出器としての役割だけではなく、データ媒体としての役割をも果たす。
情報キャリアはセグメントS1-S9を有し(このセグメント数は限定されるものではない)、各セグメントは長方形で表される複数の能動的及び受動的基本領域を有する。
活性の基本領域はLEDセグメントの特性が不変な領域に対応する。光スポットが活性基本領域に当たる場合、バイナリデータの第1の状態が導かれるように、第1の状態を有する出力信号が対応するLEDセグメントによって発生する。
受動的基本領域は有機材料を局所的な化学修飾を有する方法によって実現される。たとえば、化学修飾は2重結合の破壊、有機材料の導電性の減少、有機材料の吸収特性の修飾又は、酸素雰囲気中での漂白で得られる有機材料の光酸化に対応しても良い。高分子の光酸化は高分子を局所的に破壊し、不活性にする。その結果、局所的に高いインピーダンスを有するようになり、光スポット照射中では全く電流が流れなくなる。入力光が受動領域に当たる場合、対応するLEDセグメントによって第2の状態を有する出力信号が発生する。その際、バイナリデータの第2の状態が導かれる。よって、漂白過程によって、容易に読み出し可能で、バイナリシーケンスに転換可能なデータパターンが生じる、層L1から保存されたデータを取得するために。データパターンは記録装置によって書き込み可能である。この記録装置は酸素雰囲気中で保存されたデータによって変調される紫外光を発生させる。この化学反応を図16に示す。その代わりに、この工程は情報キャリア製造中に実行することも可能である。
あるいはその代わりに、受動領域はLEDセグメントの電極の1つを(陽極又は陰極)抑制する工程を有する方法によって画成可能で、1つの電極のみ残るような局所領域となる。図14は図13で図示されている本発明に従った情報キャリア中の隣接する2つのマクロセルデータのマクロセル走査の例を図示する。データパターンは、能動的基本領域(白の長方形)及び受動的基本領域(黒の長方形)が各LEDセグメントで画成されるように作製される。センサS3は光スポットLS3によって光学的に走査されるマクロセルデータの方を向いている一方で、センサS4は光スポットLS4によって光学的に走査されるマクロセルデータの方を向く。光スポットが各マクロセルデータの各基本領域に当たるように、光スポットは走査方向Dを同時かつ横に変位する(図示されていないがアクチュエータの手段によって)。基本領域が光スポットによって走査される場合、対応するセグメントは2つのレベルで出力信号を発生する:走査される基本領域が実質的に非透明な場合は第1のレベルLで、走査される基本領域が実質的に透明な場合は第2のレベルHである。よって、層L1に保存されたバイナリデータパターンを反射する透過出力信号T3及びT4が発生可能となる。
図15はお互いの上部に積層した複数の層を有する別な改良情報キャリアを図示する:図13に図示されているように第1の層L1及び第2の層L2である。この図での層数はよりよく理解してもらうために2層に限定している。
この多層情報キャリアは実質的に透明な基板及びたとえばIn2O3-SnO2(ITO)のような実質的に透明な電極を有するLEDセグメントの使用により可能となる。
第1の層L1のLEDセグメントは第2の層L2のセグメントに向き合っている。単一の光スポットは第1の層の基本領域に当たるが、この層は実質的に透明なため、光スポットは同時に第2層の基本領域にも当たる。これにより、層L1及びL2に保存されているバイナリデータパターンを反射する2つの出力信号を同時に発生させることができるようになる。
有利になるように、LEDセグメントによって発生する読み出し信号のS/N比改善のためにロックインアンプを使用しても良い。この目的のため、入力光スポットの周波数は既知の高周波数に変調され、LEDセグメントによって発生する読み出し信号はこの既知の周波数周辺で増幅される。
情報キャリアを読み出すシステムの第1の実施例を図示する。 情報キャリアを読み出すシステムの第2の実施例を図示する。 マクロセル走査に使用される構成部品の詳細な図。 マクロセル走査の原理を図示する。 図2で図示した第2のシステムの3次元図である。 図1及び2で図示された情報キャリア全体にわたるシステムを移動させる第1の配置を図示する。 図1及び2で図示された情報キャリア全体にわたるシステムを移動させる第2の配置を図示する。 図7で図示された第2の配置の詳細な要素を図示している。 LEDセグメントのアレイで構成される検出器を図示する。 LEDセグメントの電流-電圧曲線を図示する。 本発明に従った第1の情報キャリアを図示する。 本発明に従った第1の情報キャリア中でのデータ記憶の一例を図示する。 本発明に従った第2の情報キャリアを図示する。 本発明に従った第2の情報キャリアでのデータ記憶の一例を図示する。 本発明に従った第3の型の情報キャリアを図示する。 LEDセグメントの光酸化の原理を図示する。

Claims (10)

  1. データパターンを画成するマスク層;及び、
    前記マスク層上に積層され、電極間に埋め込まれた有機感光材料からなる少なくとも1つのセグメントを有する前記データパターンを検出するための検出層
    を有する情報キャリア。
  2. 前記データパターンは透明及び非透明な基本領域で構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報キャリア。
  3. 前記セグメントのうちの1つは複数の前記基本領域に向き合うようなサイズである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報キャリア。
  4. 少なくとも1つのセグメント;
    データパターン画成のための能動的及び受動的基本領域を有する前記セグメントのうちの少なくとも1つ;及び、
    前記データパターンを検出するための、電極間に埋め込まれている有機感光材料で構成される前記セグメントのうちの少なくとも1つを有する層;
    を有する情報キャリア。
  5. お互いの上部に複数の層の積層構造を有する、
    各層は少なくとも1つのセグメントを有する、
    前記セグメントのうちの少なくとも1つは能動的及び受動的基本領域をデータ画成用に有する、
    前記セグメントのうちの少なくとも1つは前記データパターン検出のため、電極間に埋め込まれている有機感光材料で構成される、
    ことを特徴とする情報キャリア。
  6. 前記受動的基本領域は前記有機感光材料の化学修飾された領域又は、1つの電極しか存在しない領域に対応する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報キャリア。
  7. 電極間に埋め込まれる前記有機感光材料はOLEDs,smOLEDs,PolyLED,LEECs、有機光電池又は、ハイブリッド有機/無機太陽グラッツェル電池を有する
    ことを特徴とする請求項1、4又は5に記載の情報キャリア。
  8. データパターンは検出層上の暗い基本領域をプリントする工程から導かれる
    ことを特徴とする前記検出層を有する情報キャリア中の前記データパターンを画成する方法。
  9. データパターンは受動的基本領域を作製するために有機感光材料の特性を修飾する工程から導かれることを特徴とし、前記有機感光材料から構成される層を有する情報キャリア中の前記データパターンを画成する方法。
  10. データパターンは受動的基本領域を作製するために電極の1つを抑える工程から導かれることを特徴とし、前記電極間に埋め込まれている有機感光材料から構成される層を有する情報キャリア中の前記データパターンを画成する方法。
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