JP2007513926A - 屈折矯正手術による眼表面の乾燥を治療するための化合物 - Google Patents

屈折矯正手術による眼表面の乾燥を治療するための化合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、屈折矯正手術によるドライアイの治療のための化合物に関する。神経腫の損傷した神経末端の電気活性を遮断する物質は、エキシマレーザー屈折矯正角膜切除術又はレーザー角膜内切削形成術などの屈折矯正手術によるドライアイの治療に用いることができる。前記遮断薬の投与はドライアイ感覚を効果的に軽減し、前記薬剤には、抗てんかん薬、抗痙攣薬、抗不整脈薬、三環系抗うつ薬及び局所麻酔薬が含まれ、特にリドカイン、トカイニド、フェニトイン、カルバマゼピン、ラモトリジン、メキシレチン及びプレガバリンが含まれる。

Description

本発明は、医学及び獣医学の分野に関し、具体的には眼疾患の治療用化合物に関する。
屈折矯正手術は、角膜前面の形を変更することを基本として、ヒトの目の屈折異常を矯正するために用いられる外科的処置である。エキシマレーザー屈折矯正角膜切除術(PRK)及びレーザー角膜内切削形成術(LASIK)は、近視矯正に今日最も多く用いられる処置である。ドライアイは、この種の手術を受けた患者によって記述されている主観的長期的問題のうち、最も頻度の多い症状である。Hovanesianにより行われたPRK患者231例、及びLASIK患者550例の試験(Hovanesian JA、Shah SS、Maloney RK(2001年)、屈折矯正手術後のドライアイ症状と再発性びらん症候群(Symptoms of dry eye and recurrent erosion syndrome after refractive surgery)、J.Cataract Refract.Surg.、27:577〜584頁参照)では、ドライアイ症状の発生はそれぞれ、これらの患者の43%及び48%に見られ、基本的に朝の起床時に現れることが示された。
LASIK手術を受けた患者におけるドライアイ主観症状の発生率の高さは、これらの患者で反射性涙液分泌が減少することが原因であると解釈されている。多方面の著者が、LASIK後の涙液産生量及び涙液クリアランス速度を測定している(Benitez−del−Castillo JM、del Rio T、Iradier T、Hernandez JL、Castillo A及びGarcia−Sanchez J.(2001年)、レーザー角膜内切削形成術後の涙液分泌と角膜感受性の減少(Decrease in tear secretion and corneal sensitivity after laser in situ keratomileusis)、Cornea 20:30〜32頁。Toda I、Asano−Kato N、Komai−Hori Y、Tsubota K.(2001年)、レーザー角膜内切削形成術後のドライアイ(Dry eye after laser in situ keratomileusis)、Am J Ophthalmol.132:1〜7頁参照)。
全例で生産量のわずかな減少が観察されたが、涙液膜の安定性に変化はなかった。一般に基本的な涙液分泌は、眼表面を刺激する神経末端から発生する神経インパルスにより一部維持されていると考えられている(Lamberts DW、Foster CS、Perry HD(1979年)、局所麻酔後のシルマー試験と正常眼における涙液メニスカスの高さ(Schirmer test after topical anesthesia and the tear meniscus height in normal eyes)、Arch Opthalmol.97:1082〜1085頁)。これらの組織を不愉快な刺激により刺激すると、脳への神経インパルスの頻度が著しく増加し、涙液分泌の反射性増加が生じる。したがって、眼表面の構造及び主な涙腺は、それらを相互接続する神経構造と共に反射機能単位を形成していると言うことができる(Stern ME、Gao J、Siemasko KF、Beuerman RW、Pflugfelder SC(2004年)、ドライアイの病態生理学における涙液機能単位の役割(The role of the lacrimal functional unit in the pathophysiology of dry eye)、Exp.Eye Res.78:409〜416頁)。
屈折矯正手術により生じた脱神経は、角膜の感覚を低下させ、その結果が涙液分泌に反射されると一般に推測されている。したがって、この手術を受けた患者で観察されるドライアイ症状は、角膜の神経が損傷した結果、神経活動全般の低下により涙液分泌が減少することが原因であると考えられている(Patel S、Perez−Santonja JJ、Alio JL、Murphy PJ(2001年)、レーザー角膜内切削形成術後の角膜感受性と涙液膜のいくつかの特性(Corneal Sensitivity and some properties of the tear film after laser in situ keratomileusis)、J Refract Surg.17:17〜24頁)。
上述の屈折矯正手術により生じた眼表面の乾燥症状を軽減するため、現在用いられている治療は人工涙液、すなわち生理食塩水及び粘弾性添加剤(メチルセルロース、ヒアルロン酸など)を含有する溶液である。その目的は、できるだけ長く眼表面を潤すことにある。
これらの治療の主な限界は、それらが問題の原因に直接作用するわけではないため、有効性が低い点である。さらに、それらは緩和的治療であるため、治療が中止されると症状は再燃するであろう。
したがって、屈折矯正手術により生じたドライアイ治療用の治療薬を提供することが望ましい。
本発明者たちは、驚くべきことに、屈折矯正手術後であって、手術で損傷した角膜神経の再生中のドライアイ感覚は、神経腫(neuromatous)の神経末端に発生した異常な神経活動が原因であることを発見した。彼らはまた、「ドライアイ」又は「眼の乾燥」と記載される感覚が、真の乾燥を反映したものではなく、損傷し、そして再生中の角膜神経線維で発生するこの異常な神経活動によって生じる感覚への、患者の主観的解釈であると考えられることがわかった。これらのドライアイ感覚は、炎症メディエーターの局所的存在、瞬きによる刺激、又は軽度のドライアイなど、正常状態の無傷の神経末端を活性化するには不十分な他の理由によって、引き起こされている可能性がある。
これらの事実から、屈折矯正手術による眼表面の乾燥を治療するには、神経腫の損傷した神経末端が治療標的となる。本発明者らは、神経腫の損傷した神経末端における電気活性を遮断する薬剤は、前記治療に用いることができる治療薬であることを発見した。
したがって、本発明は、屈折矯正手術により生じたヒト眼表面の乾燥を治療するための医薬製品を調製するため、神経腫の損傷した神経末端における電気活性を遮断する薬剤の使用に関する。本発明の特定の実施形態では、屈折矯正手術は、エキシマレーザー屈折矯正角膜切除術又はレーザー角膜内切削形成術である。本発明はまた、局所製剤を構成するため薬剤として許容可能な適当量の賦形剤と共に、神経腫の損傷した神経末端の電気活性を遮断する薬剤を点眼することを含む、屈折矯正手術により生じた眼表面の乾燥を患うヒトを含む哺乳類の治療法も提供する。
本明細書では、「神経腫の損傷した神経末端における電気活性を遮断する薬剤」とは、皮膚又は他の組織の感覚神経線維の神経腫における神経インパルスの放出発生を、それが自発的であれ、機械的刺激、化学的刺激、熱刺激に誘発されたものであれ、防止又は減少させ、イオンチャネルでのこれらの物質の遮断作用の結果、膜の安定化及びニューロンの興奮性を制御することができる化合物を意味する。
本発明の特定の実施形態では、遮断薬は、電位依存性ナトリウム、カルシウム、塩素及びカリウムチャネルで作用を発揮するものから選択される。特に、遮断薬は、抗てんかん薬、抗痙攣薬、抗不整脈薬、三環系抗うつ薬及び局所麻酔薬、並びにその組合せを含む群から選択される。
より特定の実施形態では、遮断薬は、リドカイン、トカイニド、トカイニドなどの化合物のn−ベンジル類似体、メキシレチン、ラモトリジン、カルバマゼピン、フェニトイン(5,5−ジフェニルヒダントイン)、アミトリプチリン、N−フェニルエチルアミトリプチリン、デシプラミン、ガバペンチン、ニフェカラント、ベンラファクシン、ネファゾドン、プレガバリン、及び薬剤として許容可能なその塩(例えば塩酸ニフェカラント)を含む群から選択される。このリストには、神経腫において活性するイオンチャネルを遮断する薬剤として市販されている、又は試験されたものなどのよく知られた、神経腫における神経線維の電気活性を遮断する薬剤が挙げられているが、この目的のため現在市販されている薬剤を列挙することは、本発明において実際に使用することができる化合物の範囲を限定するものではない。
実験結果は、屈折矯正手術後数日以内に、自発的活動及び機械的並びに化学的刺激に対する異常反応の増加が、損傷した角膜を刺激する神経線維において観察されたこと、及びこの神経活動は、正常眼における眼表面の乾燥により誘発されるものと類似していることを示している。本発明の遮断薬は、術後の角膜神経の異常活動を軽減し、屈折矯正手術を受けた患者のドライアイ症状を減少させる。
本発明はまた、眼用製剤を構成するのに適当量の薬剤として、許容可能な賦形剤と共に上記に記載したような遮断薬の治療有効量を含む眼科用医薬組成物を提供する。
場合によっては、当業者は、これらの組成物の点眼に適した放出製剤を選択するであろう。説明された薬剤の遮断活性は、化合物ごとに大きく異なるであろう。ドライアイ治療のための局所適用を検討するのであれば、有効量はまた、その治療効果に対する幅広いバリエーションに左右される。この値は、問題の薬剤に固有の活性、薬剤を投与する際の賦形剤、治療野の大きさ、その浸透率並びにバイオアベイラビリティ、及び感覚の強さなど、いくつかの要因により決まるであろう。選択されたいずれかの化合物の有効量を判断する能力は、当業者の能力の範囲である。眼科用では、好ましい溶液は、遮断薬が0.0005〜1%(w/v)、より好ましくは0.0005〜0.1%(w/v)の量になるように、第1賦形剤の生食液中で調製される。
本発明の実践的応用では、遮断薬は、薬剤が異常な電気活性が発生している場所へ直接適用されるように投与される。これは、病巣のそのもののエリアであろう。例えば、薬剤は、局所的に、又は眼表面の患部に薬剤を直接適用するいくつかの類似の方法によって適用することができる。本発明は、中枢神経系に達することを確実にするような方法での薬剤投与により行われるものではない。事実、それは、問題の発生場所で処置することを主眼とする本発明の目的にそぐわない。
これらの眼用溶液のpHは、好ましくは適当な緩衝液により6.5〜7.2に維持すべきである。製剤は従来の、薬剤として許容可能な防腐剤、安定剤及び/又は浸透促進剤のほか、人工涙液製剤に含まれる粘弾性物質を含有することもできる。
本発明の眼用溶液に使用する好ましい賦形剤は、精製水であり、好ましくは生理食塩水である。他の付加的賦形剤には、ポリビニルアルコール、ポビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポロキサマー、カルボキシメチルセルロース、カルボマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒアルロン酸及びその誘導体などの粘性物質が挙げられるが、限定されるものではない。本発明の眼用製剤に使用する好ましい防腐剤には、塩化ベンザルコニウム、クロロブタノール、チメロサール、酢酸フェニル水銀及び硝酸フェニル水銀が挙げられるが、限定されるものではない。
浸透促進剤は、例えば界面活性剤、例えばジメチルスルホキシド及び他のスルホキシド、ジメチルアセトアミド及びピロリドンなどの特定の有機溶媒;複素環アミン、グリコール(例えばプロピレングリコール)の特定のアミド類;プロピレンカーボネート;オレイン酸;アルキルアミン及び誘導体;各種カチオン性、アニオン性及び非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤などでありうる。
等張性調整剤は、必要な場合又は適切な場合に添加されるであろう。これらには、塩、特に塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトール及びグリセロール及び眼科的に許容可能な等張性調整剤があるが、限定されるものではない。各種緩衝剤及びpHを調整するための媒体を用いることは、その結果得られる製剤が眼科的に許容可能であれば可能であろう。その上で、緩衝剤には、眼科用の酢酸塩、クエン酸塩、リン酸塩及びホウ酸塩緩衝剤が挙げられる。同様に、本発明に用いるための眼科的に許容可能な酸化防止剤には、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸塩ナトリウム、アセチルシステイン、ブチル化ヒドロキシアニソール及びブチル化ヒドロキシトルエンがあるが、限定されるものではない。
眼用製剤に含めることのできる他の成分は、キレート剤である。好ましいキレート剤は、エデト酸二ナトリウムであるが、他のキレート剤で代用するかこれと併用して用いることができる。
本説明及び本請求項の範囲を通じて、「含む(comprise)」という用語及びその派生語は、他の技術的特性、添加物、成分又はステップの除外を意図するものではない。当業者には、本発明の他の目的、利点、特徴が、本説明から部分的に見出されることもあれば、本発明の実践的応用から部分的に見出されることもあるであろう。本発明の局所製剤用組成物、及びドライアイ治療にそれらを使用するための具体的な開示を詳細に提供することにより、当業者は他の製剤を開発し、その治療法を特定の状況に適応せるための十分な知識を持つであろう。以下の特定の実施形態は、説明の手段として提供されるものであり、本発明を限定することを意図するものではない。
(試験1)
LASIKタイプの屈折矯正手術後に現れるドライアイ感覚に対する、カルバマゼピンの局所投与及びプラセボによる軽減効果を比較するため、臨床試験を実施した。試験には、近視矯正のためルーチンの、選択的な、片眼LASIK手術を受けた、年齢範囲21〜45歳の男女124名の被験者が含まれた。カルバマゼピンを、0.01%の眼用溶液で投与し、被験者は手術した眼にこの試験薬1滴を、1日2回、14日間点眼した。術後検査は、1、3、7、14日目に実施した。治療効果は、独立した視覚的アナログスケールを使用して、ドライアイ感覚、疼痛強度、及び全般的鎮痛効果を測定することにより評価した。眼炎症症状、焼け付くような/刺すような感覚、流涙なども記録した。
この試験の結果から、カルバマゼピンで治療した患者は、プラセボで治療した患者よりもドライアイ症状の発生が減少し、その差は統計的に有意であることが明らかになった。1日のドライアイ症状の発生率も有意に低下した。
(試験2)
PRKタイプの屈折矯正手術を、ペントバルビタールナトリウム(ネンブタール、40mg/kg腹腔内投与(i.p.))で麻酔した3匹の成猫に実施した。両眼の角膜も、テトラカイン0.1%及び塩酸オキシブプロカイン0.4%の点眼により局所麻酔した。角膜上皮を手で除去し、発光波長193nm、パルス繰り返し周波数10Hz、及び放射線被爆180mJ/cmのシングルビームエキシマレーザーを用いて、角膜の中心に直径6mm、深さ70μmの切除を行った。
神経記録実験を、術後12〜48時間で実施した。動物をネンブタール(40mg/kg、(i.p.)で麻酔し、希釈ネンブタール(5mg/kg)を伏在静脈に静注して、実験中の反射消失状態を維持した。動物は気管カニューレを通じて自発呼吸した。呼気CO、直腸温及び動脈圧を継続的にモニターし、安定に保った。動物は、実験の最後にネンブタールの過剰投与により殺処分された。
細胞外記録は、以前に記載されているように(Belmonte,C.、Gallar,J.、Pozo,M.A.、Rebollo,I.(1991年)、ネコの角膜における感覚求心性ユニットの化学物質刺激による興奮(Excitation by irritant chemical substances of sensory afferent units in the cat’s cornea)、J.Physiol.、437:709〜725頁)、眼の毛様体神経から得た、角膜を刺激する孤立した神経線維について、塩化銀電極及び従来型の電気生理学的装置を用いて作成した。
角膜感覚線維は、湿ったブラシを用いたわずかな機械的刺激に対する反応により同定した。機械的閾値は、No.12フィラメント(0.1〜1.9mN)及びメモリ付きフォンフレイヘア(von Frey hairs)(0.002〜2.0N)を備えたコシェ−ボネ(Cochet−Bonnet)式角膜知覚計により測定した。受容野は、閾値上フォースヘアによりマッピングした。化学的刺激に対する感受性は、98%COを含有するガスパルスを、流速80ml/分で受容野に30秒間適用して調査した。
記録された線維の伝導速度は、3〜5mm離した1組の銀電極を用いて受容野に適用した電気ショック(0.1〜0.5ms、0.5〜3.0mA)に対する潜時を観察することにより測定した。伝導距離は、神経経路に置いた0.8Gの蚕糸により推定した。
神経放電及び刺激パルスは、適切なソフトウェア(ウィンドウズ(登録商標)用CED 1401plus及びSpike2)を用いたオフラインコンピュータ分析のため、FM磁気テープレコーダーに記録した。自発的活動(1秒あたりのパルスの平均放電周波数)及び各種刺激による放電の変化を測定した。線維は、その受容野の局在部位に従って周辺及び中心に分類した(表1参照)。手術した角膜における記録された線維のほとんどは、治療ゾーンの内外に受容野を有していた。病巣のちょうど内側の刺激に反応した線維は1本だけであった。線維を、受容野の局在部位に応じて、切除部から離れた、切除部に近い、切除部の内側並びに外側、及び切除部のちょうど内側に受容野を有する線維に分類した。
角膜神経線維の平均機械的閾値は、手術した角膜で高かった(表2参照)。周辺受容野を有する線維7本中3本、及び中心受容野を有する線維26本中13本は、手術野の範囲を超えた機械的刺激閾値を示した。パーセンテージで表すと、自発的活動を伴う線維数は、手術した角膜で有意に高かった。同様に、この自発的活動の平均周波数は、手術野の中心及び周辺に受容野を有する線維のいずれにおいても高かった(表1参照)。
COによる刺激に対する多モード侵害受容器の反応は、病巣の内側の、病巣の断端の、及び病巣から離れた受容野を有する線維において調査した。COによる刺激に対するそれらすべての反応は、特に手術野に限局した受容野ゾーンが刺激を受けた場合、手術しない角膜線維よりも振幅が小さく、潜時が延長していた。さらに、COによる刺激に誘発された後放電は、手術した角膜を刺激する線維において有意に大きかった(表3参照)。
これらの結果から、PRKから24〜48時間後、損傷ゾーンを刺激する神経線維は、著しい自発的活動、及び、特にその後放電が持続する点で機械的刺激並びに化学的刺激に対する異常な反応を示すことが明らかである。創傷から離れた受容野を有する線維は、対照角膜のそれと似たような反応をする(Chen,X.、Gallar,J.、Pozo,M.A.、Baeza,M.、Belmonte,C.(1995年)、角膜のCO刺激:ヒトの感覚とネコの多モード侵害受容求心性における神経活動との比較(CO stimulation of the cornea:A comparison between human sensation and nerve activity in polymodal nociceptive afferents of the cat)、Eur.J.Neurosci.7:1154〜1163頁参照)が、後放電は高い。
以上のことから、これらの結果は、手術した角膜におけるすべての線維の機能特性は、その受容野に直接損傷があろうとなかろうと、対照と比較して手術による影響を受けたことを示している。その機械的閾値は上昇し、高い自発的活動及び刺激後の後放電の延長を示した。
表1 PRK後に記録された、角膜侵害受容線維の受容野
Figure 2007513926
表2 角膜侵害受容線維の機能特性
アスタリスク2つは、Chen,X.、Gallar,J.、Pozo,M.A.、Baeza,M.、Belmonte,C.(1995年)、角膜のCO刺激:ヒトの感覚とネコの多モード侵害受容求心性における神経活動との比較(CO stimulation of the cornea:A comparison between human sensation and nerve activity in polymodal nociceptive afferents of the cat)、Eur.J.Neurosci.7:1154〜1163頁の対照データを示しており、ミエリン及びミエリン線維の平均である。記号†はp<0.001を示し、アスタリスク1つはp<0.05のt検定を示している。
Figure 2007513926
表3 受容野の異なるエリアに適用したCOに対する多モード侵害受容線維の反応。記号†はp<0.001を示し、アスタリスク1つはp<0.05のt検定、対照との差を示している。
Figure 2007513926
(試験3)
試験は雌雄の成猫15匹を対象に行い、ペントバルビタールナトリウム(ネンブタール、40mg/kg、腹腔内投与)で麻酔した。両眼の角膜はテトラカイン0.1%及び塩酸オキシブプロカイン0.4%により局所麻酔をした。
直径5mmの穿孔器を用いて角膜の中心に、ボーマン膜の下40〜50μmまで達する円状の傷をつくった。動物を局所用及び全身用抗生物質により処置し、回復するまで1〜2週間放置した。
手術後7日目及び15日目に記録試験を実施した。動物をネンブタール(40mg/kg、腹腔内投与)で麻酔し、希釈ネンブタール(5mg/kg)を伏在静脈に静注して、実験中の反射消失状態を維持した。動物は気管カニューレを通じて自発呼吸した。呼気CO、直腸温及び動脈圧を継続的にモニターし、安定に保った。動物は、実験の最後にネンブタールの過剰投与により殺処分された。
細胞外記録は、以前に記載されているように(Belmonte,C.、Gallar,J.、Pozo,M.A.、Rebollo,I.(1991年)、ネコの角膜における感覚求心性ユニットの化学物質刺激による興奮(Excitation by irritant chemical substances of sensory afferent units in the cat’s cornea)、J.Physiol.、437:709〜725頁参照)、眼の毛様体神経から得た、角膜から孤立した神経線維について、銀/塩化銀電極及び従来型の電気生理学的装置を用いて作成した。
角膜感覚線維は、湿ったブラシを用いた軽度の刺激に対する反応により同定した。機械的閾値は、No.12フィラメント(0.1〜1.9mN)及びメモリ付きフォンフレイヘア(0.002〜2.0N)を備えたコシェ−ボネ式角膜知覚計により測定した。受容野は、閾値上フォースヘアによりマッピングした。化学的刺激に対する感受性は、98%COを含有するガスパルスを、流速80ml/分で受容野に30秒間適用して調査した。
伝導速度は、3〜5mm離した1組の銀電極を用いて受容野に適用した電気ショック(0.1〜0.5ms、0.5〜3.0mA)に対する潜時を観察することにより測定した。伝導距離は、神経経路に置いた0.8Gの蚕糸を用いて推定した。
神経放電及び刺激パルスは、適切なソフトウェア(ウィンドウズ(登録商標)用CED 1401plus及びSpike2)を用いたオフラインコンピュータ分析のため、FM磁気テープレコーダーに記録した。自発的活動(1秒あたりのパルスの平均放電周波数)及び各種刺激による放電の変化を測定した。
線維は、その受容野の局在部位に従って周辺及び中心に分類した。損傷した角膜における記録された侵害受容ユニットのほとんどは、創傷外側及び創傷断端のいずれにも受容野を有していた。線維は、受容野の局在部位に応じて、創傷から離れているもの、創傷に近い又は創傷に隣接しているものに分類した。対照データは、損傷していない角膜より得た。
角膜を刺激している線維の自発放電の頻度は、損傷していない角膜よりも損傷した角膜のほうが高かった。化学的刺激に対する多モード侵害受容線維の反応は、その受容野が損傷エリアに接触している線維、及び受容野が病巣の外側、並びに離れたところにあるものについて調査した。COによる刺激に反応した線維の自発的活動及び放電は、カルバマゼピン(0.001〜0.01%)、フェニトイン(5,5−ジフェニルヒダントイン)(0.001〜0.1%)、メキシレチン(0.001〜0.1%)、リドカイン(0.0005〜0.01%)及びトカイニド(0.001〜0.01%)の局所適用前後に測定した。これらの物質はすべて、病巣周辺ゾーンを刺激する線維の自発的活動、及びこれらのエリアへの30秒間のCOパルスによる誘発反応に、用量依存的な減少をもたらした。

Claims (25)

  1. 屈折矯正手術により生じたヒト眼表面の乾燥を治療する医薬品を調製するための、神経腫の損傷した神経末端における電気活性の遮断薬の使用。
  2. 屈折矯正手術が、エキシマレーザー屈折矯正角膜切除術又はレーザー角膜内切削形成術である、請求項1に記載の使用。
  3. 遮断薬が、電位依存性ナトリウム、カルシウム、塩素及びカリウムチャネルで作用を発揮するものから選択されることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の使用。
  4. 遮断薬が、抗てんかん薬、抗痙攣薬、抗不整脈薬、三環系抗うつ薬及び局所麻酔薬、並びにその組合せを含む群から選択されることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の使用。
  5. 遮断薬が、リドカイン、トカイニド、トカイニドなどの化合物のn−ベンジル類似体、メキシレチン、ラモトリジン、カルバマゼピン、フェニトイン、アミトリプチリン、N−フェニルエチルアミトリプチリン、デシプラミン、ガバペンチン、ニフェカラント、ベンラファクシン、ネファゾドン、プレガバリン、及び薬剤として許容可能なその塩を含む群から選択されることを特徴とする、請求項4に記載の使用。
  6. 遮断薬がカルバマゼピンであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. 遮断薬がフェニトインであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  8. 遮断薬がメキシレチンであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  9. 遮断薬がリドカインであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  10. 遮断薬がトカイジンであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  11. 遮断薬がプレガバリンであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  12. 眼用製剤を構成するのに適当量の薬剤として許容可能な賦形剤と共に、前記請求項のいずれか一項に記載の治療有効量の遮断薬を含む眼科用医薬組成物。
  13. 遮断薬が、0.0005〜1%(w/v)の量であることを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. 遮断薬が、0.0005〜0.1%(w/v)の量であることを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. 局所製剤を構成するのに適当量の薬剤として許容可能な賦形剤と共に、神経腫の損傷した神経末端の電気活性を遮断する薬剤を点眼投与することを含む、屈折矯正手術により生じた眼表面の乾燥を患うヒトを含む哺乳類の治療法。
  16. 屈折矯正手術が、エキシマレーザー屈折矯正角膜切除術又はレーザー角膜内切削形成術であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 遮断薬が、電位依存性ナトリウム、カルシウム、塩素及びカリウムチャネルで作用を発揮するものから選択されることを特徴とする、請求項15から16までのいずれか一項に記載の方法。
  18. 遮断薬が、抗てんかん薬、抗痙攣薬、抗不整脈薬、三環系抗うつ薬及び局所麻酔薬、並びにその組合せを含む群から選択されることを特徴とする、請求項15から17までのいずれか一項に記載の方法。
  19. 遮断薬が、リドカイン、トカイニド、トカイニドなどの化合物のn−ベンジル類似体、メキシレチン、ラモトリジン、カルバマゼピン、フェニトイン、アミトリプチリン、N−フェニルエチルアミトリプチリン、デシプラミン、ガバペンチン、ニフェカラント、ベンラファクシン、ネファゾドン、プレガバリン、及び薬剤として許容可能なその塩を含む群から選択されることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 遮断薬がカルバマゼピンであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 遮断薬がフェニトインであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  22. 遮断薬がメキシレチンであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  23. 遮断薬がリドカインであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  24. 遮断薬がトカイジンであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  25. 遮断薬がプレガバリンであることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
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