JP2007513702A - ガイド型リトラクタおよびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、外科用リトラクタが、患者内に予め移植された1つ以上のガイドに沿って所定位置に案内される、機械的に連結された複数の組織保持壁を有する構成の方法および装置を提供する。壁は、該壁の幾つかを互いに分離させると作業スペースを開くことができるように、ピボットによって連結するのが好ましい。椎根または他の骨に打ち込まれるか、ねじ込まれる2つのガイドを設けるのが好ましい。ガイドは、一般に互いに平行でないので椎根に対して多軸移動でき、リトラクタにはガイドを受入れるためのオーバーサイズチャネルが設けられる。壁が分離されると拡大する、壁間に配置されたウェブを備えた種々の便利な特徴を考えることができる。1以上の壁の底部の近くに突起部を設け、下にある組織を適所にほじするのを助けることができる。
【選択図】図2

Description

発明の詳細な説明
本願は、2002年12月13日付米国仮特許出願第60/433,343号の優先権を主張する2003年8月20日付米国特許出願第10/645,136号(名称「ガイド型リトラクタおよびその使用方法」)の一部継続出願であり、これらの両出願の全体および優先権は本願に援用する。
本発明は、外科用リトラクタに関する。
多くの形式の外科用リトラクタが知られている。最も簡単な器具は管状プローブ、またはパドル(へら)または他の幾分平らな表面に適合できるプローブである。下記特許文献1には、この概念の最近の実施形態が開示されている。より複雑なリトラクタとして、相手パドルに対して作動する鋏、ボウ・ストリングまたはねじジャッキエキスパンダを使用するものがある。これらのリトラクタは、外科医の少なくとも一方の手を自由にして他の作業ができるように、パドルを所定位置にロックできるという長所を有している。例えば下記特許文献2を参照されたい。更に別のリトラクタとして、下記特許文献3に開示されたセルフ・オープニング型のものがある。本明細書に引用する全ての特許は、本願に援用する。
上記リトラクタは、多くの点で間違いなく有効であるが、いずれのリトラクタも、1つ以上の骨に対して所定位置に固定することは容易ではない。下記特許文献4には、リトラクタの底にスパイクを設け、更に、骨内に打込まれるスパイクを設けることにより或る程度の要望に対処できるリトラクタが開示されている。考えられる使用法は、手術領域を骨まで切除し、リトラクタを位置決めし、次にリトラクタおよびスパイクの両者を所定位置まで強く打つことである。
しかしながら、リトラクタを適正に位置決めするのに要する切除によって、骨の上に載る周囲の組織にかなりの損傷を引起こすという問題がある。他の問題は、種々の方向から手術領域に組織を押付けて保持するのに多数のリトラクタを必要とするということである。例えば特許文献4に開示のリトラクタは組織に対処しなければならないものではない。なぜならば、好ましい用途が股臼手術(股臼手術では、主な侵略が、実質的に全部が手術部位とは無関係な殿筋からのものである)だからである。
米国特許第6,206,826号明細書(Mathews等、2001年3月) 米国特許第6,471,644号明細書(Sidor、2002年10月) 米国特許第6,162,172号明細書(Cosgrove等、2002年12月) 米国特許第5,027,793号明細書(Engelhardt等、1991年7月)
脊椎手術および他の或る手術では、これらの問題は特に深刻である。従って、周囲組織への損傷を低減できると同時に、骨の特定領域に対する作業スペースを確保しかつ開けておくことができる方法および装置が依然として要望されている。
上記目的から、本発明は、外科用リトラクタが、予め患者内に移植された1つ以上のガイドに沿って所定位置に案内される、機械的に連結された複数の組織保持壁を備える方法および装置を提供する。
好ましい実施形態は、2つの主壁と、該主壁の各端部に設けられた4つの小壁とを使用する。このような実施形態では、全ての壁がピボットによって連結されており、従って、2つの主壁の面が互いに近付く方向、または、互いから離れる方向に移動されて、作業スペースを開き、または、作業スペースを閉じる。少なくとも主壁の面は平らであるのが好ましいが、凸状を含む他の任意の適当な形状にすることができる。本発明は、湾曲した骨面上、または、この近くでの手術に特に適しており、壁の底はしなやかである(すなわち、下の骨面に適合し、および/または、一致できるため有利である)。
椎根(pedicles of vertebrae)、または、他の骨内に打ち込まれ、または、ねじ込まれる2つのガイドを設けるのが好ましい。異なる骨、または、同じ骨の異なる領域に、種々のガイドを移植できる。実際の考察は、通常、ガイドが互いに平行であることを意味するので、リトラクタは、ガイドを受入れるためのオーバーサイズチャネルを有しており、かつガイドは椎根に対して多軸方向(polyaxially)に移動できなくてはならない。チャネルは、円形断面にすることができるが、より好ましくは、楕円形、または、他のスロット状にする。
チャネルは、フレームに配置して、壁を離れた状態にロック保持するように機能するのが最も好ましい。主壁を離れるように移動させて作業スペースを開けるのに、例えば簡単なウェッジ、Tバーまたはフレーム上に配置された機構を含む任意の適当な器具を使用できる。フレームは、ワイヤ、ナット、クランプ等によりガイドに対して所定位置に保持できる。
分離される壁間に配置され、壁として拡大するウェブを含む種々の便利な特徴を考えることができる。ウェブは、切断し、捩り、曲げまたは下の組織を露出させるべく操作することができる。また、1つ以上の壁の底近くからの突出部であって、下にある組織を所定位置に保持することを補助できかつ任意の適当な方法で対応壁から除去できる突出部を考えることができる。リトラクタのフレームまたは他の部分は、外科医の視認性を補助すべく透明にすることができる。
本発明の上記および他の目的および特徴は、以下の説明および特許請求の範囲の記載からより完全に明らかになり、或いは以下に述べるように本発明を実施することにより学習できるであろう。
本発明の上記および他の長所および特徴を更に明瞭にするため、添付図面に示す本発明の特定実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。添付図面は本発明の典型的な実施形態を示すに過ぎず、従って本発明の範囲を限定するものではない。以下、添付図面を用いて本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、他のリトラクタおよび方法に比べて、外科医が有効な作業スペースを確立できるようにすると同時に、周囲組織への損傷の大きさを減少できる新規なリトラクタおよび関連方法に関する。
これは、閉状態にあるときに実質的にリニア形態をなすリトラクタシステムを提供することにより達成される。これは、閉位置においては、本発明のリトラクタシステムが、上方から見たときの厚さより実質的に幅広のアスペクト比を有することを意味する。これは、リトラクタシステムを、引っ込める(retracted:収縮させる)べき領域内に比較的容易に配置することを可能にし、従って、リトラクタシステムを切開位置に移動したときに有効な作業領域を形成できる。
腰椎の手術に関する本発明のリトラクタの現在の好ましい使用方法と、以下の説明は、腰椎の手術に関する本発明のリトラクタの使用方法の一つの例である。しかしながら、本発明の装置および方法は、他の用途にも有益に適用できることを理解すべきである。
図1にはリトラクタ10が概略的に示されており、該リトラクタ10は、リトラクタ本体として機能するフレーム20を有している。図1の実施形態では、リトラクタ10には、主壁32A、32Bと、6個のヒンジ36により一体に連結された小壁34とが設けられている。図1は、リトラクタ10が開位置にあるところを示し、この開位置は、作業スペース50を形成する。また、リトラクタを所望の開位置に維持するためのロッキング・開機構40が設けられている。
フレーム20は、特定用途に従って任意の適当なサイズおよび形状にすることができ、一般に、大きい切開には大きいフレームの方が有効である。成人の後側腰椎手術の場合には、特に好ましいフレームの全体的寸法は、深さが約5.5cmであり、長さが約3.5cmであり、幅が約3.0cmである。フレーム20は任意の適当な材料、特にポリエチレンのような無毒ポリマーで作ることができる。フレーム20は、手術室の照明からの反射を低減させるため着色するのが有利であり、幾つかのフレームを比較的透明にすることもできるし、または、全部のフレームを比較的透明にすることもできる。
フレーム20には、ロッキング機構40に関連するハンドル部分22と、作業スペース50の回りの周囲部分24とを設けることができる。ロッキング機構40はラチェット構造として示されているが、特に、高度の信頼性および操作容易性が得られる他のロッキング機構を使用することも考えられる。図示の実施形態では、壁32A、32B、34の少なくとも1つは、例えば、ピン(図示せず)を用いて周囲部分24に連結するのが好ましい。
周囲部分24の両側にはチャネル26が配置されており、各チャネル26は1つのガイド172(図4〜図9参照)を受入れることができるサイズを有している。このシステムは、ねじとガイドとの間の特定関係とは無関係に、広範囲の茎ねじ(pedicle screw)または他の骨固定システム、および種々のガイドを用いて作業を行うように設計されている。チャネル26により形成される通路は、ガイド172のシャフトの外径に対してオーバーサイズにして、チャネル26が、互いに平行にならないか、或る場合には、互いに、および/または、チャネルに対して完全に整合しなくなることもあるガイド172を容易に受入れることができるのが好ましい。好ましい実施形態では、チャネル26は約5mm〜約15mmの直径をもつ通路を形成し、一方、ガイド172(図5および図6参照)は約4mm〜約6mmの対応直径を有するのが好ましい。本明細書に明示する全ての範囲は、終点(endpoints)を含むものと解釈すべきである。
他のコンポーネンツ、例えば種々の壁32A、32B、34は、生体適合性材料で作るのが好ましく、これらのコンポーネンツも、手術部位またはリトラクタが意図する部位に基いて任意の適当なサイズおよび形状にすることができる。例えば壁32A、32B、34は、図示のように垂直断面をほぼ矩形にして、少なくとも主壁32A、32Bの底部は、脊椎手術での椎弓板の手術時に特定の骨形状に適合するように湾曲させることができる。また、少なくとも主壁32A、32Bの底部は、この下の骨の凹凸に対して少なくとも部分的に一致するようにしなやかなものとすることができる。壁32A、32B、34は平らな側部を有する形状として示されているが、変更形態として、外方に曲げる(凸状)ことができるし、また、内方に曲げる(凹状)こともでき、或いは、他の任意の適当な水平断面形状にすることができる。
1つ以上の壁(図示せず)は、開口を形成するバルーンとして作り、膨張可能にすることもできる。もちろん、壁32A、32B、34は、これらに加えられるのが予期される力に耐え得るほど充分に頑丈でなくてはならず、従って、充分に厚くなくてはならない。壁32A、32B、34は、リトラクタの配置中に、リトラクタの下の組織内に切込むほど薄くないことが好ましいが、手術領域のサイズと大きく干渉するほど厚くてはならない。図示の実施形態に関連する好ましい厚さは、最も厚い箇所で約3.5mm〜約5mmであり、ここから各壁の底部で約1.5mm〜約3mmの厚さになるように下方にテーパするのが好ましい。壁は任意の適当な方法で重ね合せることができ、このことは、単に、1つの壁の一部が、他の壁の一部の周囲に配置されることを意味する。
図示の実施形態では、ヒンジ36は、壁32A、32B、34に連続しているものとして示されている。実際に、壁およびヒンジの全てを単一ピースとして成形でき、この場合、各ヒンジ36は壁の特に薄い領域として形成される。この形式のヒンジは、いわゆる「リビングヒンジ」と呼ばれ、ポリプロピレン等の適当な材料で形成される場合には多数の開口を取扱うことができる。他の形態のヒンジの使用を考えることもできる。例えば、4つの小さい壁34の代わりに、主壁32A、32Bの各端部を、外方に曲った単一のフレキシブルピース(図示せず)のみで連結することもできる。確かに、壁の全数は6個より大きくすることもできるし、或いは、6個より小さくすることもできる。
本明細書では、用語「壁」は非常に広範囲の概念に使用され、一般に、厚さよりも幅広で意図する使用に適した有効高さを有する、あらゆる種類の組織保持バリヤを意味する。壁の側部は、側部がメッシュコーティング(図示せず)を有する場合に生じるような凹部すなわち窪みもつものでもよいし、貫通孔(図示せず)をもつものでもよい。
図示の実施形態の閉じた形状は、引っ込めるべき領域を斜めから見たときにかなりリニアであるため、リトラクタ10の図示の実施形態は、基本的に円形チューブ状をなすポイントリトラクタと区別するため「リニアリトラクタ」と呼ぶことができる。この用語は、全体として、または、任意の壁としても、リトラクタが、必ずしもリニアであることを意味するものではなく、壁がカッティングブレードを形成するほどには薄くないことを意味するものである。図示のリニアリトラクタを使用することの特徴は、壁が、閉位置および開位置の両位置において実質的に同じ周長を有すること、および「リビングヒンジ」の設計および配置が、組織を引っ込めるときの作業領域の形状を制御することである。この設計は、引っ込めるべき組織に沿う圧力の分散、サイズおよび形状を制御できる閉作業スペース、および外科医が手術領域および手術器具を操作すべき場所を直接視認できる比較的広い作業スペースが得られることを含む多くの長所を有すると考えられる。
ロッキング・開機構40は、歯44およびリリース46を備えた一般的なラチェット型機構として示されている。フレーム20には、ロッキング機構および開機構(図示せず)の両方を設けることができるし、いずれか一方のみでもよい。当業界で知られている多数の他のロッキングおよび/または開機構があり、多分、将来は他の機構も知られるようになるであろう。任意の適当なロッキングおよび/または開機構を使用することも考えられる。
作業スペース50は、壁のサイズおよび形状に基いて、および壁が互いに分離される度合いに基いて、大きくすることも、小さくすることもできる。腰椎手術の場合、作業スペース50の好ましい面積は、約7cm2〜約14cm2の範囲内にある。
図2は、図1のリトラクタ10が閉形態に配置されているところを全体的に示すものである。リトラクタ10の形態に関する用語「閉」および「開」は相対的なものである。かくして、「閉」とは実質的に閉じられた状態を意味するが、壁32A、32Bが隣接するような完全閉状態である必要はない。閉位置では、壁32A、32Bを1mm以上まで離しておいてもよい。同様に、意図した開形態では、壁32A、32Bは少なくとも1.5cmだけ離されるが、意図する用途に基いて2.3cm以上離すこともできる。
図3は患者の脊椎100の一部を概略的に示し、ここでは、傍棘状筋(paraspinous muscles)が、それぞれ半透明バンド110、112により概略的に示されている。脊椎100は椎骨120を有し、各椎骨120は、横方向突起(transverse processes)122、棘突起124および椎根126を有している。切開130が形成され、手140の指142を用いて、筋を通して切開しかつ椎根126の1つを位置決めする。もちろん、椎根の位置決めを行うのに、指142の代わりに、または指142に加えて、ウェッジ、プローブまたは他のツールを使用できる。
図4は、椎根126に孔160を形成するのに使用されるオール(awl:突き錐)すなわちプローブ152を位置決めするカニューレ150を概略的に示すものである。オール152は、椎根126の皮質127を通して手で押し込まれる。カニューレ150は、プラスチックまたはカーボン繊維等の放射線透過性材料で作るのが好ましく、一方、オール152および他のツールアタッチメントおよびインサートは、外科用金属、チタンまたは耐久性のある他の放射線不透過性材料で作るのが好ましい。カニューレ150の位置決めは、X線透視法または他の視覚化技術の補助により行うことができる。
好ましい方法では、オール152が引出され、より長くかつ細いプローブ(図示せず)が、椎根126を通して、椎骨120の本体129のより軟らかい髄質128内に挿入される。次に、より長いピンが引出され、スクリュウドライバ176を用いて、ねじ174が挿入されるところが図5に示されている。図示のねじには、ガイド172を所定位置に保持する頭部170が設けられている。次に、移植されたねじ174を椎骨120内に残し、ガイド172を多軸係合で、ねじ174の頂部に取付けて、スクリュウドライバが取外される。これは、ガイドが、ねじの端部への取付け位置から出るコーンを形成する領域内で自由に移動できることを意味し、コーンの軸線は、ねじの長手方向軸線と同軸状である。これと同じことが反復され、他のねじ、および、関連したガイド172を骨の他の領域(脊椎手術の場合、殆どが、同じ側の直ぐ上または直ぐ下の椎根である)内に挿入する。他の手術(図示せず)では、第一ガイドを受入れたときに、第二のガイド(別のガイドであることもある)を、同じ骨の異なる場所内に挿入することもできる。
図6では、隣接椎骨120内に移植されたガイド172は、閉じたリトラクタ10のチャネル26内に挿入されている。ガイドの多軸移動、および、チャネルのオーバーサイズ幅は、チャネルの幅が隣接椎根間の幅に完全に一致しない場合でも、または、ねじが互いに平行に配向されなくても、チャネル26を通してガイドを挿入することを簡単にする。当業者ならば、チャネルを、図示のもの以外の形態にでき、簡単な単一レベルではなく多レベルにできることが理解されよう。
図8および図9には、フレーム20をガイド172に係止する補助をするウイングナット、または、他の対応するねじ山付ピース192受入れるねじ190を備えたガイド172が示されている。他の形態では、フィンガクランプ193のような非ねじ型ロックダウンピースを使用できる。更に別の形態では、フレームの頂部上にテンプレート(図示せず)を配置し、該テンプレートを、ウイングナット、フィンガクランプまたは他の保持具を用いて所定位置に保持できる。フレームはまた、フィールド50内に導入されかつカップリング器具によりフレーム20上の所定位置に保持される吸引器または照明器等の付加器具を保持するのに使用できる。ガイドは、適当な保持具を受入れるように、チャネルを通り得る充分な長さにして、リトラクタ本体を関連茎ねじの端部上に引下げることができるようにする必要があることは理解されよう。
図7において、リトラクタ10は、対向する壁間に手で挿入されて、壁間にギャップを形成し、かつ、該ギャップを拡げるエキスパンダ180により開かれている段階にあるところが示されている。この図面において、エキスパンダ180は、一般にハンドルを備えたウェッジを有している。エキスパンダ180は機械的な長所を有しているため、補助されない指を使用するのが好ましい。或いは、リトラクタは、ハンドル22およびフレーム20を用いた、例えば、親指・指対向力法(a thumb and fingers-opposing force method)を用いて、指により開くことができる。例えば、任意の機械的長所の有無を問わず、シャフトおよびカム(図示せず)に連結された、例えば、T型ハンドルを備えた多くの変更形態が考えられる。
腰椎手術の領域での組織に与える損傷を最小にするには、或る手術の場合、開かれるべきリトラクタが、対応する隣接した椎根間の距離より大きい(但し、僅かに大きいだけである)ことが望ましい。しかしながら、リトラクタを対応する隣接した椎根間の距離より小さい距離だけ開くことができること、およびリトラクタは椎根間の距離より大きい度合いまで開かれるように設計できることは理解されよう。リトラクタ10は、所望の作業スペースを形成するのに充分大きく開くことができるように構成すべきである。任意であるが、リトラクタは、過度に拡大されることを防止するように構成できる。所望ならば、リトラクタは、充分な作業スペースを与える、できる限り小さいリトラクタを選択できるような種々のサイズにすることができる。
図8において、リトラクタ10は、壁32A,32B、34の間に配置されたウェブ12を露出させるように開かれている。ウェブ12は、好ましくは、ラテックスまたは他の生体適合性プラスチックからなる、薄くフレキシブルなシートが好ましい。このシートは、下にある組織105の所望部分を露出させると同時に、他の組織が作業スペース内に侵入しないようにすべく、容易に切断され、裂かれまたは他の或る態様では破裂される。ウェブ12は、作業スペース50の全床を覆っているところが示されているが、他の態様として、より小さいスペースを覆うこと、および異なる壁間に配置することもできる。
図8にはまた、保持フィンガ14の任意の使用方法が示されている。ここでは、フィンガ14は、ウェブ12から延びまたはウェブ12の下から回転しているところが示されているが、フィンガ14の全部または幾つかはウェブ12より上方に配置できる。フィンガ14は、個々の神経または外科医が機械的に配置した解剖学的要素を引っ込めるべく使用できるように、展性材料(malleable material)で形成するのが好ましい。
図9では、リトラクタ10は開位置にあるところが示されており、かつ種々の好ましくないフィンガ14は作業スペースから除去されているものとして示されている。このような除去は、切断(外科用メスまたは鋏を用いて行う)、または手またはツールを用いて曲げること等を含む任意の適当な方法で行うことができる。幅広フィンガまたは幅狭フィンガ、長フィンガまたは短フィンガ、小間隔フィンガまたは大間隔フィンガ、平フィンガまたは丸フィンガ、または意図した用途に有効な他の形態のフィンガを使用できる。フィンガが使用される場合、フィンガは、壁の連続延長部として成形するか、同じ態様で壁に固定できる。フィンガは展性材料で形成するか、壁の材料でコーティングでき、これによりフィンガを壁に一体化すると同時に、作業領域内の個々の組織を引っ込めるのにフィンガを使用できる。
組織リトラクタ10を患者内に挿入する好ましい方法は、対をなす組織開創面(例えば、壁32A、32B、34)および第一ガイド受入れ領域および第二ガイド受入れ領域(例えば、チャネル26)を備えたリトラクタ10を用意する段階と、第一ガイドおよび第二ガイド(例えば、ガイド172)を患者の骨の異なる領域内に経皮的に移植する段階と、次に、第一ガイドおよび第二ガイドの上端部をそれぞれ第一ガイドおよび第二ガイド受入れ領域を通して位置決めする段階と、次にリトラクタをガイドに沿って患者内に下方に完全に挿入して、筋を有効に分離させる段階と、最後に、組織開創表面を例えばが引離して作業スペースを開く段階とを有している。これらの方法は、1つ以上のガイドが、椎根のような非常に特殊な解剖学的構造内に移植されるねじである場合に特に有効である。また本発明の方法は、隣接する骨の上にある作業スペースを開くのに極めて有効である。任意であるが、特に好ましい方法は、ガイド上でリトラクタ10を安定化させ、および/または、リトラクタを関連茎ねじの端部上に引下げるためのナット、クランプ、または、容易に取り付けかつ緊締できる他の機構を有している。
上記説明から、本明細書に開示の新規な方法および装置が、明細書の冒頭に記載した通常の開創手順を変えるものであることは明白である。本発明より前に行われていたように、保持壁(単一または複数)を位置決めし、次に骨内にスパイクまたはポストを移植することにより保持壁を保持する代わりに、本発明の方法は、ガイドを移植し、次にこのガイドを用いてリトラクタを位置決めする。もちろん、リトラクタを最初に位置決めし、次にガイドを配置することもでき、本発明は、この別の形態の方法にとっても有効な改善を提供する。
手順を変えることの長所は大きい。数ある中で、この新しい手順は、外科医がリトラクタ10を意図した手術部位に正確に位置決めすることを可能にする。なぜならば、位置決めは、下に位置する骨構造(例えば、椎根126)に対して正確に行うことができるからである。ねじは外科医が望む場所に移植され、ねじの頂部に取付けられたガイド172は、所望の解剖学的構造内に向けてリトラクタを下方に案内し、筋を分離させ、かつ壁32A、32B、34内に開部位50を形成する。開部位50が開かれると、過度の開創およびこれにより生じる組織破壊を引起こすことなく、手術を行うのに必要な所望の露出を外科医に与える。
他の長所は、これらの新しい方法および装置が、手順をスピードアップしかつ従来技術に比べて手段の使用をより効率的にすることである。数ある中で、ガイド172、および、ねじ174が配置され、かつ、リトラクタ10が取付けられて開かれた後は、別の室に移動されるX線透視術は不要になる。
他の長所は、リニアリトラクタの使用から生じる。薄いけれども幅広の器具は、閉位置において、容易に作業領域内に配置できることが判明している。本発明のリニアリトラクタは筋肉等の解剖学的組織を1つのラインに沿って分けるので、切開位置において非常に有効な作業スペースを提供する。本発明の1つの特徴は、リトラクタの侵襲性が最小であること、およびそれにもかかわらず、充分に大きい作業スペースを提供しかつ外科医が手術部位を視覚的に観察しながら手術を行うことを可能にする有効な形状を有していることである。これは、管状リトラクタと比較して顕著な改善である。
更に別の長所は、便利であることおよび外科医のストレスを低減できることにある。本発明の新規な方法および装置は、外科医に精神的な安心を与える。手順の第一部分において、ねじ174が使用された後、手術部位を開くこと以外の全てのことはかなり簡単になる。これは、外科医を精神的および肉体的にリラックスさせることを補助する。
かくして、本発明の新規なリトラクタの特定実施形態および用途が開示された。しかしながら、当業者ならば、本発明の概念を逸脱することなく、既に説明したもの以外の多くの変更をなし得ることは明らかであろう。従って、本発明の要旨は、特許請求の範囲に記載の精神を除き、制限されるべきではない。また、明細書および特許請求の範囲の解釈において、全ての用語は、できる限り最も広い意味に解釈すべきである。特に、用語「有する」は、参照番号を付した要素、コンポーネンツまたは段階が参照番号を付して表されない他の要素、コンポーネンツまたは段階と組合せることができることを表す、非排他的態様での要素、コンポーネンツまたは段階をいうものと解釈すべきである。
本発明によるリトラクタが開形態にあるところを示す斜視図である。 閉形態に配置された図1のリトラクタを示す斜視図である。 指切開を用いて椎根の位置決めを行うところを示す患者の背中および脊椎の斜視図である。 オールを用いて椎根にガイド孔を穿けるところを示す椎骨の水平断面図である。 図4で形成された孔内にねじをねじ込むところを示す図4の椎骨の水平断面図である。 図2の閉リトラクタが椎骨に隣接して移植されたガイド上に取付けられたところを示す患者の背中および脊椎を示す斜視図である。 リトラクタが開ツールにより開かれたところを示す図6の患者の背中および脊椎を示す斜視図である。 図6の患者の背中および脊椎の斜視図であり、リトラクタが開かれ、種々のフィンガおよびその下の組織を露出させるためウェブを除去したところを示すものである。 図6の患者の背中および脊椎の斜視図であり、リトラクタが開かれ、種々のフィンガ(底組織リテーナ)が除去されているところを示すものである。
符号の説明
10 リトラクタ
14 保持フィンガ
26 チャネル
32A、32B 主壁
34 小壁
36 ヒンジ
40 ロッキング・開機構
50 作業スペース
172 ガイド

Claims (6)

  1. リトラクタシステムであって、
    (a)閉位置および開位置をもつリトラクタ本体を有し、前記閉位置は、閉じたリトラクタ本体を、引っ込めるべき領域内に容易に配置するための実質的にリニアな形態を呈し、前記開位置は、前記引っ込めるべき領域での対応隣接椎根間の距離より大きいが、極く僅かだけ大きいような作業領域を形成し、前記リトラクタ本体は2つの細長チャネルを備えており、
    (b)前記対応する隣接した椎根の各々に取付けるための1対の茎ねじと、それぞれの茎ねじと多軸係合する1対のガイド部材とを更に有し、該ガイド部材は前記茎ねじの長手方向軸線に対してコーンを形成する一定の移動範囲を有し、前記ガイド部材の各々は、リトラクタ本体の対応チャネルを通ることができる充分な長さを有し、前記ガイド部材の各々は、リトラクタ本体を関連する茎ねじの端部上に引下げるのに使用する関連する取付け部材を備え、
    (c)前記リトラクタ本体は単一ピースに形成され、かつ閉位置から開位置へと移動して、開位置において前記作業領域を完全に包囲することを可能にするリビングヒンジを備える、
    ことを特徴とするリトラクタシステム。
  2. リトラクタが開位置にあるとき、作業スペースの底を横切るウェブを更に有し、該ウェブは、所望領域では除去できる材料であるが、好ましくない組織が他領域の作業スペース内に侵入することは防止できる材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のリトラクタシステム。
  3. 手術領域内の解剖学的組織を引っ込めるのに使用できる材料で形成された少なくとも1つのフィンガを更に有することを特徴とする請求項1記載のリトラクタシステム。
  4. リトラクタシステムであって、
    (a)閉位置および開位置をもつリトラクタ本体を有し、前記閉位置は、閉じたリトラクタ本体を、引っ込めるべき領域内に容易に配置するための実質的にリニアな形態を呈しており、
    (b)椎根に取付けるための1対の茎ねじと、
    (c)それぞれの茎ねじと多軸係合する1対のガイド部材とを更に有し、該ガイド部材は前記茎ねじの長手方向軸線に対してコーンを形成する一定の移動範囲を有する、
    ことを特徴とするリトラクタシステム。
  5. リトラクタシステムであって、
    (a)閉位置および開位置をもつリトラクタ本体を有し、該リトラクタ本体の周囲は、閉位置および開位置の両位置において実質的に同じであり、前記リトラクタ本体は、前記開位置と前記閉位置との間で移動できるようにする複数のヒンジを備え、
    (b)椎根に取付けるための1対の茎ねじと、
    (c)それぞれの茎ねじと多軸係合する1対のガイド部材とを更に有し、該ガイド部材は前記茎ねじの長手方向軸線に対してコーンを形成する一定の移動範囲を有する、
    ことを特徴とするリトラクタシステム。
  6. 前記リトラクタ本体は単一ピースで形成されることを特徴とする請求項5記載のリトラクタシステム。
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