JP2007513095A - D4および5−ht2aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストの使用 - Google Patents

D4および5−ht2aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、精神障害の基礎をなす感情的機能性の調節不全(例えば、不安定性、過敏性、知覚過敏、解離現象等)の処置のためのD4及び5−HT2Aアンタゴニスト活性、部分アゴニスト活性又は逆アゴニスト活性を有する化合物の及び化合物の組成物の使用に関する。また、本発明は、(i)D4アンタゴニスト活性、部分アゴニスト活性又は逆アゴニスト活性を有する化合物及び(ii)5−HT2Aアンタゴニスト活性、部分アゴニスト活性又は逆アゴニスト活性を有する化合物及び及び(iii)公知医薬化合物及び化合物の組成物を含有する医薬組成物を精神障害を有すると診断された患者に投与することを伴う方法に関する。組み合わせたD4及び5−HT2Aのアンタゴニスト効果、部分アゴニスト効果又は逆アゴニスト効果は、同様の化学又は生物学的化合物に存在することができる。

Description

本発明は、神経精神医学の分野に関する。更に詳細には本発明は、医薬の調製のための、D4および5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物の使用に関する。
従来、精神症性障害は特徴を定義した基準セットに基づいたタイプに分けられている。DSM−IV(American Psychiatric Association, (1993-ISBN 0-89042-061-0))は、そのようなカテゴリー分類の当業界で周知の黄金基準である。DSM−IVにおいて、精神症性障害の各カテゴリーが、それを他の精神症性障害から分類する、または精神症性障害から分類しない絶対的境界を備えた完全に別個の実体であるという仮定はない。同じ精神症性障害を持つと説明された人々すべてが、すべての重要な点で同様であるという仮定もない。診断を共にする人々は、診断の決定的な特徴に関してさえ異質でありがちである。それゆえ感情障害および不安神経症などのカテゴリー定義された精神症性障害は、例えば感情、不安、知覚、摂食、体性感覚、性機能、睡眠、認知機能、衝動制御、注意力、物質使用、人格、喪失、同一性、生活相、虐待または放置および行動の他の側面に関する症状の外面的および更に内面的可変性の一致を有する。
次元系において、臨床所見は、連続的に分布し、明確な境界を持たない現象を最もよく説明するカテゴリーおよび作業への割当よりもむしろ特性の定量化、すなわち機能障害に基づいて分類される。
感情調節不全は、行動および認知機能障害以外にも、精神症性障害の発生および進行において重要な役割を果たす特性または機能障害として知られている(非特許文献1;非特許文献2;非特許文献3;非特許文献4)。ほぼ中間皮質および中脳辺縁系にのみ存在するD4ドーパミンレセプター(D4DR)は(非特許文献5)、感情および認知のモジュレーターとして既知である。D4DRアゴニスト活性は、行動的増感現象(behavioral ssensitization)を与える;D4DRアンタゴニスト活性は、感情調節につながる(非特許文献6)。データは、ドーパミンD4レセプターのアゴニズムが、アンフェタミンに対する行動的増感現象の誘発および中脳辺縁系ドーパミン投射に関連するシナプス前およびシナプス後神経系における付随する順応において重要な役割を果たす(非特許文献7)。
結果は、皮質D2ドーパミンレセプターのアンタゴニズムが治療作用のための従来のおよび特殊な抗精神病薬の共通目標であることを示唆している。基底核においてよりも、皮質においてD2レセプターへのインビボ結合が高いことは、推定上の抗精神病化合物に好ましい特性の指標である(非特許文献8)。結果は、脳におけるドーパミンD4レセプターのアンタゴニズムが、代表的な神経遮断薬によって見られるのと同じ神経化学結果(ドーパミン代謝の上昇または高プロラクチン血症)を引き起こさないことを示す(非特許文献9)。選択的ドーパミンD4レセプターアンタゴニストL−745,870は、神経遮断薬に応答する急性統合失調症患者の処置のための抗精神病薬としては無効であった(非特許文献10)。
最後に、生物系において、精神症性障害は、カテゴリー系および次元系以外の抽象レベルで定義される。構造病理学(例えばアルツハイマー病のアミロイド斑)、病因学(例えばHIV痴呆)および生理学的基準からの逸脱(例えば脳血流の減少)は、精神症性障害の指標生物学的マーカーとしてしばしば使用される。各種の神経伝達物質系(グルタミン作動性、GABA作動性、コリン作動性、モノアミン作動性(ノルアドレナリン作動性、ドーパミン作動性、セロトニン作動性)など)の基礎をなす調節不全は、精神症性障害の臨床所見の生物学的決定子の説明のための当業界で使用されるモデルである。中枢神経系(CNS)に広く行き渡っているセロトニン2Aレセプター(5−HT2Aレセプター)が各種の神経伝達物質系の調節不全で調節する役割を持つことが既知である。5−2HT2Aアゴニズムは、複数の行動障害(disturbance)を与える;5−2HT2Aアンタゴニズムは、感情、社会的行動、不安、認知機能、ストレス、睡眠機能、侵害受容、性機能、摂食および行動の他の側面の支配を引き起こす(非特許文献11)。
HPA軸(視床下部―下垂体―副腎軸)の調節不全は、精神医学的障害の患者で頻繁に報告されており、精神医学的患者の間で最も確実に証明される神経生物学的変化である(非特許文献12)。もたらされた血漿コルチゾール濃度の上昇は、5−HT2Aレセプターに対するセロトニンの結合上昇につながり(非特許文献13)、それゆえアゴニズムにつながる。
加えて5−2HT2Aアンタゴニズムは、(i)セロトニンによる5−HT1Aレセプター刺激(非特許文献14)に対する、および(ii)中間皮質系におけるドーパミン放出(非特許文献15)に対する、5−HT2Aレセプターの阻害効果の脱阻害を与える。
向精神薬の臨床または実際の有効性は、一般的に途中でやめてしまうため(pooping-out)非常にまれである;多くの処置不応性患者および半分までの患者が、寛解の獲得に失敗する(非特許文献16)。精神症性障害の寛解を得られないことの意味は、再発率の上昇、機能障害の継続および自殺率の上昇である(非特許文献17)。現在の向精神薬化合物によって寛解を得られない臨床原因は、不十分な早期処置、基礎をなす感情調節不全(不安定性−過敏性−知覚過敏−解離現象等に影響する)および競合的アンタゴニズムである。それゆえ精神症性障害を処置するための更に効率的な療法、ならびに更に効率的、選択的そして有効な医薬に対する要求が増大している。
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本発明は、精神症性障害(例えば不安定性−過敏性−知覚過敏−解離現象等に影響する)の基礎をなす感情調節不全の処置のためのD4および5−HT2Aアンタゴニスト活性、部分アゴニスト活性または逆アゴニスト活性を有する化合物および医薬組成物の使用ならびに(i)特異的で高い選択的D4および5−HT2Aアンタゴニスト活性、部分アゴニスト活性または逆アゴニスト活性を有する化合物、および(ii)公知医薬化合物および/または化合物の組成物を含有する医薬組成物を、精神症性障害を有すると診断された患者に投与することを伴う方法に関する。組み合わせたD4および5−HT2Aのアンタゴニスト効果、部分アゴニスト効果または逆アゴニスト効果は、同様の化学または生物学的化合物に存在し得る。
先で言及した(i)向精神薬のまれな臨床または実有効性、(ii)可変一致における、D4ドーパミンレセプター(D4DR)および2Aセロトニンレセプター(5−HT2A)アンタゴニズムによる精神症性障害の臨床状態の原因である特徴および機能障害の支配、および(iii)5−HT2Aアンタゴニズムが(a)セロトニンによる5−HT1Aレセプター刺激に対する、および(b)中間皮質系におけるドーパミン放出に対する5−HT2Aレセプターの阻害効果の脱阻害を与えるという事実を考慮すると、本発明は、基礎をなす感情調節不全を伴う疾病または障害を処置するための医薬の調製のための化合物の使用であって、該化合物が(i)D4レセプターに対して8またはそれ以上の、および他のドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を持つドーパミン−4(D4)レセプターに対する選択的親和性、および(ii)5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上の、および他の5−HTレセプターに対して8未満のpKi値を持つ5−HT2Aレセプターに対する選択的親和性を持つことを特徴とし、該化合物が活性成分5〜15mgの範囲の投与量で患者に投与される、方法に関する。好ましくは、該化合物はピパンペロンである。
好ましい態様において、単一療法の状況では、本発明は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、認知障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、注意力欠如および崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、生活相問題、アカデミック問題、虐待または放置に関する問題を含む群から選択される疾病または障害を処置するための医薬を調製するための、先に定義した化合物、好ましくはピパンペロンの使用に関する。
本発明の更なる態様によれば、本発明は、基礎をなす感情調節不全を伴う精神疾病および障害を処置するための医薬の調製のための先に定義した第一の化合物の使用に関し、それによって第二の化合物の該疾病に対する治療効果を増強するために、または該第二の化合物の該疾病に対する治療効果をより早く開始させるために、第二の化合物が該第一の化合物と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与される。
基礎をなす感情調節不全によって特徴付けられる精神疾病および障害は以下のようなサブクラス(i)感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、注意力欠如障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、生活相問題、アカデミック問題、および虐待または放置に関する問題を含む、非認知精神症性障害;(ii)譫妄、アルツハイマー病、物質誘導持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘導持続性健忘障害、軽度の認知機能障害、他の認知障害を含む、認知疾病;(iii)疼痛性障害;および(iv)パーキンソン病に分類できる。
好ましい態様において、第一の化合物は毎日、該第二の化合物を投与する少なくとも1日前に投与される。
好ましくは、該第二の化合物は、中枢神経系の活動に明確に影響を与える生理的特性によって特徴付けられる。
本発明は、選択的D4および5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物を調製するための方法であって、以下のステップ:(a)試験化合物のD4レセプターへの選択的親和性を測定し、他のすべてのDレセプターに関してD4レセプターに対して8またはそれ以上のpKi値を有する化合物を選択するステップおよび選択された化合物のD4レセプターへの選択的有効性を測定し、D4レセプターの選択的アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストである化合物を選択するステップと;(b)試験化合物の5−HT2Aレセプターへの選択的親和性を測定し、他のすべての5HTレセプターに関して5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上のpKi値を持つ化合物を選択するステップおよび選択された化合物の5−HT2Aレセプターへの選択的有効性を測定し、5−HT2Aレセプターの選択的アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストである化合物を選択するステップと;(c)(a)および(b)で選択された化合物を同定するステップと;(d)(c)で同定された化合物を調製するステップ;を含む方法にも関する。
本発明は更に、先に記載の方法によって調製された化合物にも関する。
本発明者らは、驚くべきことに、5−HT2Aレセプターに対して高い選択的親和性を持ち、そして同時にドーパミン−4(D4)レセプターに対して高い選択的親和性を持つ化合物が、精神症性障害の基礎をなす感情調節不全の処置に改善された効果を示すことを見出した。
本発明による化合物は、本質的に化学的もしくは生物学的に、または化学的に合成される。好ましくは本発明の化合物は、医薬的に許容可能な塩として提供される。
5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上の、他の5HTレセプターに対して8未満のpKi値を有する、5−HT2Aレセプターへの選択的親和性、およびD4レセプターに対して8またはそれ以上の、他のドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を有する、D4レセプターへの選択的親和性の両方を有するそのような化合物の一例は、ピパンペロンである。ピパンペロンは、式1'−[3−(p−フルオロベンゾイル)プロピル]−[1,4'−ビピペリジン]−4'−カルボキサミドの化合物に与えられた慣用名である。ピパンペロンは、例えば市販のジピペロン(Janssen, Cilag B.V)の活性成分でもある。
更に本発明者らは、驚くべきことに、処置における(更に詳細に述べるように、併用治療と同様に単一療法における)ピパンペロンの活性成分の投薬量は、従来使用された投薬量と比較して非常に少ないことが可能であることを見出した。これらの精神症性障害を処置するために有効であることが示されている、本発明による好ましい投薬量は、1日当たり5〜15mgまたは1日当たり5〜10mgの範囲である。更に好ましくは1日当たり5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15mgの投与量が本発明の疾病の処置に使用される。従来のピパンペロン処置において、活性成分は錠剤当たり40mgの錠剤で、または1滴当たり2mgの溶液で利用できる。40〜360mgの範囲の高用量の従来の用法が処方される。例えば14歳までの小児では、体重1kg当たり2〜6mgに相当する用量が従来処方される。5−HT2AレセプターおよびD4レセプターに対するピパンペロンの高い選択的親和性は、以下に示す精神疾病の処置に必要とされる少ない投薬量に反映され、処置の有効性にも寄与する。
そのような低用量で単一療法にてピパンペロンを用いて処置できる精神症性障害は例えば、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、認知障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、注意力欠如および崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、生活相問題、アカデミック問題、虐待または放置に関する問題である。
うつ病などの精神症性障害は一般にセロトニン再取り込みインヒビターによって処置される。しかしながら残念なことに、これらの化合物は使用中の副作用を生じさせる可能性がある。更に、精神症性障害の大半の処置における実質的な問題は、選択的セロトニン再取り込み(SSRI)インヒビターに対する無反応である。また治療効果の開始が望ましくないことに、遅延することがある。
本発明によって解決すべき問題はそれゆえ、精神症性障害を処置するための、更に効率的な治療、ならびに効率的で非常に選択的および有効な医薬の供給である。
本発明者らは、例えば、うつ病での選択的セロトニン再取り込み(SSRI)インヒビターに対する無反応が、5−HT2A刺激を介した5−HT1A刺激の(部分)阻害によって表されることを見出した。5−HT2Aアンタゴニズムを介したその脱阻害は、この問題に対する回答のように思われる。
本発明者らは、高い選択的5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物による同時または前処置が、例えばSSRIに対するより大きな反応につながることを見出した。しかしながら、5−HT2Aアンタゴニズムを示すすべての化合物が有用なわけではない;セロトニンを介した5−HT2A刺激および化合物を介した5−HT2Aアンタゴニズムの競合は、トラゾドンおよびネファゾドンなどの、選択的セロトニン再取り込み阻害および5−HT2Aアンタゴニスト特性の両方を有する化合物の更なる有効性の欠如の原因である。
本発明者らは、更に驚くべきことに、高い選択的5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストおよび部分アゴニスト活性を有する化合物と併用した、高い選択的D4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物による同時または前処置が、例えばSSRIに対するより大きな反応を引き起こすことを見出した。
本発明において「アンタゴニスト」という用語は、一方が他方の効果を部分的にまたは完全に阻害する化学物質、特に所与のレセプターに対する高い親和性を持つが、このレセプターを活性化しない作用物質の間の相互作用を指す。
本発明において「逆アゴニスト」という用語は、同じレセプターを占有することによってアゴニストの効果と反対の効果を生じるリガンドを指す。
本発明において、「アゴニスト」という用語は、レセプターに結合するとともに、固有の効果を有する作用物質を指す。
本発明において、「部分アゴニスト」という用語は、完全アゴニストよりも低い固有活性を有し、より低い最大効果を生じる作用物質を指す。
本発明者らは、5−HT2Aレセプターに少なくとも8のpKiによって結合するが、他の5HTレセプターに対する結合親和性、すなわちpKiが8未満であり、D4レセプターへの高い選択的親和性を併せ持ち、すなわちD4レセプターに少なくとも8の親和性で結合するが、他のドーパミンレセプターに対する結合親和性、すなわちpKiが8未満である化合物が、処置にそのような改善効果を示すことを見出した。これらの効果、すなわちD4アンタゴニズム、逆アゴニズムまたは部分アゴニズムおよび5−HT2Aアンタゴニズム、逆アゴニズムまたは部分アゴニズムは、同じ化合物中に存在できる。
本明細書で使用されるように「他の5HTレセプター」という用語は例えば、5−HT1レセプター(例えば5−HT1A、5−HT1B、5−HT1D、5−HT1E、5−HT1F)、5−HT2B、5−HT2C、5−HT6(ラット)および5−HT7(ラット)に適用される。
「5−HT2Aレセプターへの選択的親和性」という表現は、レセプターが他の5−HTレセプターよりも5−HT2Aレセプターにより高い親和性を有することを意味する。
「D4レセプターへの選択的親和性」という表現は、他のドーパミンレセプターよりもドーパミンD4レセプターに対してより高い親和性を有することを意味する。
「他のドーパミンレセプター」という用語は、例えば、D1、D2およびD3ドーパミンレセプターである。
5−HT2Aレセプターと同様に、ドーパミンレセプターに対する試験化合物のpKi値は、一般に公知のアッセイを用いて測定できる。
D4レセプターに対して選択的親和性を有する化合物は、好ましくは、D4レセプターに対して8またはそれ以上の、他のドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を有する。
好ましくは、5−HT2Aレセプター(またはD4レセプター)に対して選択的親和性を有する本発明の化合物は、例えば当業界で公知の方法によって測定できるように、5−HT2AレセプターおよびD4レセプターに対して8またはそれ以上の、他の5−HTレセプターまたはドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を有する化合物である。例えば「NIMH Psychoactive Drug Screening Program (PDSP)」Kiデータベース(http: //kidb.cwru.edu/nimh/5htp.php)は、増大する数の分子標的と相互作用する薬物の能力に関する情報を提供するパブリックドメインの独自のリソースである。PDSP Kiデータベースは、増大する数のGタンパク質結合レセプター、イオンチャネル、トランスポーターおよび酵素での多数の薬物および薬物候補に対する公表された、および内部で導出されたpKi、または親和性の値のデータウェアハウスとして作用する。PDSPインターネットサイトは、5−HTおよびドーパミンレセプターのpKi値を測定するために一般に使用されるプロトコルおよびアッセイも提供する。
5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上の、他の5−HTレセプターに対して8未満のpKi値を備えた5−HT2Aに対する選択的親和性、およびD4レセプターに対して8またはそれ以上の、他のドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を備えたD4レセプターへの選択的親和性の両方を持ち、したがって併用治療で有用である化合物の好ましい例は、ピパンペロンである。
表1は、5−HT2Aに対する、およびD4レセプターに対する例えばピパンペロンの選択的親和性を示す。加えて表1は、アドレナリン作動性レセプターのα1A、α2A、α2B、α2C、β1、β2、およびヒスタミンレセプターH1などの他のレセプターに対するピパンペロンの親和性の低さまたは非存在も示す。そのため、ピパンペロンによる患者の処置は、そうでなければ他のレセプターの同時刺激から生じる副作用がより低いであろう。したがって、そして好ましい態様によれば、本発明による有用な化合物は、選択的5−HT2Aおよび/またはD4親和性だけでなく、アドレナリン作動性およびヒスタミンレセプターなどの他のレセプターに対する低い親和性も有する。
すでに記載したように、ピパンペロン処置で使用できる低い投薬量は、5−HT2AレセプターおよびD4レセプターに対する化合物の高い選択的親和性に、したがって処置の有効性にも寄与する。
基礎をなす感情調節不全によって特徴付けられる精神疾病および障害は以下のようなサブクラス(i)感情障害、不安神経症、精神症性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、注意力欠如障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、生活相問題、アカデミック問題、および虐待または放置に関する問題を含む、非認知精神症性障害;(ii)譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘導持続性健忘障害、軽度の認知機能障害、他の認知障害を含む、認知疾病;(iii)疼痛性障害;および(iv)パーキンソン病に分類できる。表5において、この分類は公知の向精神薬に比較して疾病および障害を要約するために使用されている。表6においては、薬理特性番号、薬理特性、主要な疾病または障害の適応症、化合物名、用量範囲、および該化合物を製造または販売する会社を示した、薬理学的グループ分けの概要が与えられている。
これらの疾病およびその診断は、米国精神医学会が出版した「Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM-IV)」に非常に明確に定義されている。このマニュアルは、精神症性障害の分類および診断を導くための診断基準、解説および他の情報を述べ、神経精神医学の分野で一般に使用されている。例えばインターネットでhttp: //www.behavenet.com/capsules/disorders/dsm4tr.htmにて利用できる。
本発明の実施態様のいくつかで使用される「非認知疾病または障害」という表現は、疾病または障害の以下の群:感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、認知障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、注意力欠如障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、生活相問題、アカデミック問題、虐待または放置に関する問題を含む。
本発明の他の態様において、基礎をなす感情調節不全によって特徴付けられる精神疾病または障害は、疼痛性障害の群に属する。例えばピパンペロンを用いた併用治療は、それに限定されるわけではないが、筋骨格疾病、関節リウマチ、骨関節炎および強直性脊椎炎などの疾病における急性疼痛の管理に特に好都合である。疼痛性障害の分類には、これらの障害が国際的に許容された診断基準によって身体表現性障害の節に明確に述べられている、DSM−IVへの参照も行われる。
本発明の他の態様において、5−HT2Aレセプターおよび/またはドーパミン−4レセプターアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト(例えばピパンペロン)が、神経変性疾病または障害、あるいは関連する認知疾病または障害を有する患者の処置に使用される。本発明の疾病または障害は、それに限定されるわけではないがパーキンソン病などの神経変性疾病からなる群より好ましくは選択される、および本発明の他の態様においては、アルツハイマー病などの(関連する)認知疾病または障害の群より選択される、中枢神経系(CNS)の基礎をなす変性によって特徴付けられる。
例えば、主に高齢での慢性進行性神経疾病であるパーキンソン病は、黒質でのドーパミン生成の低下に関連し、振戦および静止筋肉の衰弱によって、および引きずり歩行によって特徴付けられる。ドーパミンアゴニストおよびパーキンソン病で広く使用されているレボドパすら、ドーパミンD4レセプター刺激を介して、精神医学的徴候を与える。セロトニンの誘発放出は、5−HT2A刺激を介して、ドーパミン放出への「ブレーキ」として作用する(Young B.K., Camicioli R., Ganzini L., Neuropsychiatric adverse effects of antiparkinsonian drugs.Characteristic, evaluation and treatment.Drugs Aging.1997 May; 10 (5): 367-83)。ドーパミンアゴニストおよびレボドパさえ用いるパーキンソン病の処置における特異性のD4および5−HT2Aアンタゴニズムの必要性により、残りのドーパミン作動性ニューロンの過剰な負荷を軽減する一次的必要性のために、高い選択的D4および5−HT2Aアンタゴニズムを備えた、すなわち他のレセプター、特にD2レセプターに対して単に活性を持たない化合物と併用することが合理的であるように思われる。したがっていわゆる異型抗精神病薬またはセロトニン−ドーパミンアンタゴニスト(SDA)の使用は、D2レセプターに対するその高い親和性のために絶対に禁忌である。多くのパーキンソン病患者は、大うつ病がこの種の患者における非常に一般的で、日常生活に支障をきたすような症状であるために抗うつ薬を必要としているが、有効な5−HT2Aアンタゴニズムの非存在下でSSRIなどのセロトニン放出化合物の使用すら、パーキンソン病症状に対して不利益である。
本発明による「(関連する)認知疾病または障害」という表現は、疾病または障害の以下の群:譫妄(F05)、痴呆(アルツハイマー病(F00)、血管性痴呆(F01)、他の一般病状による痴呆(HIV疾病(F02.4、頭部外傷(F06.8)パーキンソン病(F02.3)、ハンチントン舞踏病(F02.2)、ピック病(F02.0)、クロイツフェルト・ヤコブ病(F02.1)およびその他(F02.8))、物質誘導持続性痴呆(F1x.6))、一般病状による健忘障害(F06.8)または物質誘導持続性健忘障害(F1x.6)、軽度の認知機能障害(F06.7)および他の認知障害(F04)を含む。疾病の上のリストは、例として提供され、本発明を限定するものではない。
例えばアルツハイマー病は、痴呆の最も一般的な形である、原因不明の退行性脳疾病である。アルツハイマー病は通例、中年後期または老年期に最近の出来事についての記憶喪失として始まり、更に遠い出来事の記憶へ広がり、5〜10年の間に渡って、痴呆および個人的無力感に特徴付けられる顕著な知的衰退へと進行する。アルツハイマー病は、特に大脳皮質の脳ニューロンの変性によって、ならびに神経原線維変化およびβアミロイドを含有する斑の存在によって、組織学的に示される。ドーパミンレセプターD4(DRD4)アンタゴニズムが、アルツハイマー病を伴う、ドーパミンD2レセプターの変性(Esiri, M.M., The basis for behavioural disturbances in dementia, J.Neurol.Neurosurg.Psychiatry, 1996; 61 (2): 127-130.2)によって引き起こされた行動障害−攻撃性および混乱のみ−を阻害することが可能であり、5−HT2Aアンタゴニズムが、中間皮質ドーパミン経路での影響を受けたドーパミン放出を促進することによる処置に使用されるコリンエステラーゼインヒビターの効果に対する重要な促進効果を有するため、高選択性D4/5−HT2A−アンタゴニストは、そのドーパミンレセプターD2アンタゴニズムにより、当業界で使用されたSDAの認知機能に対する拮抗効果を回避するためコリンエステラーゼインヒビターと併用するのに更に好ましい化合物であろう。
これらの疾病およびその診断は、「International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, 1989 Revision, Geneva, World Health Organization, 1992 (ICD-10)」に非常に明確に定義されている。このマニュアルは、神経変性障害の分類および診断を導くための診断基準、解説および他の情報を述べ、神経学の分野で一般に使用されている。ICD−10分類により、認知障害は、複数の障害クラスに分類され、すなわちF00〜F19に分散される(上の:カッコ間のそれぞれの分類を参照)。しかしながらDSM分類に従って、それらは疾病または障害の1クラスにグループ化されている。
本明細書で使用される「処置」、「処置する」などの用語は、一度確立された、発現している精神疾病もしくは症状の改善もしくは除去、またはそのような疾病もしくは症状の特徴的な徴候の軽減を含む。本明細書で使用されるように、これらの用語は、患者の症状に応じて、該疾病もしくは症状またはそうした疾病もしくは症状への罹患の前にそれに関連する徴候の重症度を低下させることも含めて、疾病もしくは症状の開始または疾病もしくは症状に関連する徴候の開始を防止することも含む。罹患前のそのような防止または低下は、本発明の化合物または組成物の、投与時には疾病または症状に罹患していない患者への投与を指す。「防止すること」は、例えば改善期間後の、疾病もしくは症状またはそれに関連する徴候の再発もしくは回帰を防止することも含む。精神症状が身体的愁訴の原因であることは明らかなはずである。この点で、「処置する」という語は、身体的疾病または症状の防止あるいは発現した身体的疾病または症状の、確証されたらすぐの改善または除去あるいはそのような症状の特徴的徴候の軽減も含む。
本明細書で使用されるように「医薬」という用語は、「薬物」、「治療薬」、「ポーション」または治療または予防効果を備えた調製物を指すために医学分野で使用される他の用語も含む。
本発明者らは、選択的5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストが、特定の疾病または障害の処置において、多様な、すなわち本発明で「第二の化合物」とも呼ばれる他の医薬化合物の、治療効果を増強することにおいて、または治療効果をより早く開始させることにおいて効果を有することを見出しただけではない。選択的5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、好ましくはピパンペロンを低用量で用いた同時または前処置時に効果が増強される、または効果の開始が早められる他の医薬化合物の2、3の例は、ノルエピネフリン再取り込みインヒビター、神経遮断薬、ドーパミンアンタゴニスト、あるいは筋骨格疾病または障害を処置または軽減するために使用される化合物である。本発明により有用な他の医薬化合物または第二の化合物の更なるリストを、表5に与える。本発明の一般に適用できる特性を考えると、他の医薬化合物のこのリストは非常に簡潔であり、本発明が本明細書で例示したものに限定されないことが明らかなはずである。本発明において、ピパンペロンは「第二の化合物」として見なされることがないことは明らかなはずである。
本発明により、それゆえ先に記載の選択的5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物が第二の化合物の疾病に対する治療効果を増強するために有用であることが見出されている。
本発明の別の態様によれば、先に記載の選択的5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を有する化合物が、第二の化合物の疾病に対する治療効果のより早い開始を提供するために有用であることも見出されている。
上述のことから、選択的5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストは、本発明の態様おいて「第一の化合物」とも呼ばれることは明らかなはずである。
本発明により、5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性が別の化合物に存在する場合、「組成物」という用語が使用できる。本発明の組成物は、(i)D4レセプターに対して8またはそれ以上の、他のドーパミンレセプターに対して8未満のpKi値を備えた、D4レセプターへの選択的親和性を有する第一の要素と、(ii)5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上の、他の5−HTレセプターに対して8未満のpKi値を備えた、5−HT2Aレセプターへの選択的親和性を有する第二の要素を含む。
「5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト」という表現は本明細書で、両方の活性を有する単一化合物を表すために、または別の要素に活性を含む組成物を表すために使用される。
本発明において、別個の要素の組成物が単一化合物の代わりに使用される場合、他の、すなわち第二の化合物の同じまたは別の疾病に対する治療効果を増大させるために、別個の要素のこの組成物が、別の、すなわち第二の化合物と併せて使用し得ることが明らかなはずである。
5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニストまたは両方の要素を含む組成物、および第二の化合物が同時に投与される場合、化合物または活性成分は単一の医薬組成物または処方物中に存在できる。あるいは、化合物または活性成分は、個別の医薬組成物または処方物にて、同時または個別使用のために投与される。それゆえ本発明は、ピパンペロンおよび本発明による第二の化合物を含む医薬組成物およびこれらの医薬組成物の使用にも関する。
5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニストまたは本発明の両方の要素を含む組成物が、定義した第二の化合物の前に投与される場合、5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニストまたは両方の要素を含む組成物は、該第二の化合物前に少なくとも1日の間に投与される。好ましくは5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニスト(例えばピパンペロン)または両方の要素を含む組成物は、第二の化合物の投与前に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9または10日間に渡って投与される。好ましくは5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニスト(例えばピパンペロン)または両方の要素を含む組成物は、第二の化合物の投与前に少なくとも2、3、4または5週間に渡って、あるいは第二の化合物の投与前に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12ヶ月間にも渡って投与される。
本発明の好ましい態様によれば、先に記載の化合物または5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニスト活性を有する両方の成分を含む組成物は、シタロプラムの治療効果を増大させるために、またはシタロプラムの治療効果のより早い開始を提供するために有用である。
シタロプラムまたはシタロプラムヒドロブロミドは、選択的セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン/5−HT)再取り込みインヒビター(SSRI)であり、式(RS)−1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−1−(p−フルロフェニル)−5−フタランカルボニトリルヒドロブロミドの化合物に与えられた慣用名である。
態様によれば、SSRIの活性成分、好ましくはシタロプラムの1日用量は、1日当たり10〜40mgの範囲である。好ましくは1日当たり20〜30mgの範囲の活性成分の1日用量が投与される。更に好ましくは1日当たり10、15、20、25、30、35または40mgの1日用量が投与される。
本発明の別の好ましい態様によれば、先に記載の化合物または5−HT2AおよびD4アンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニスト活性を有する両方の成分を含む組成物は、シタロプラムの治療効果を増大させるために、またはシタロプラムの治療効果のより早い開始を提供するために有用である。
フルボキサミンまたはフルボキサミンマレアート(luvox、frvarin)は、新しい化学物系、アラルキルケトンの2−アミノエチルオキシムエーテルに属する、選択的セロトニン(5−HT)再取り込みインヒビター(SSRI)である。それは他のSSRIおよびクロミプラミンとは化学的に無関係である。それは化学的には、5−メトキシ−4'−(トリフルオロメチル)バレロフェノン(E)−O−(2−アミノエチル)オキシムマレアート(1:1)と呼ばれる。
態様によれば、フルボキサミンマレアートの活性成分の1日用量は、1日当たり100〜300mgの範囲である。好ましくは1日当たり150〜200mgの範囲の活性成分の1日用量が投与される。更に好ましくは1日当たり100、150、200、250、または300mgの1日用量が投与される。
本明細書に記載される第二の化合物の大半は当業界で公知であり、供給者または医師の処方に従った用量で使用されるか、あるいは本明細書に記載される具体的な態様に従って使用される。
本発明により、これらの第二の化合物に対するプロドラッグまたはこれらの化合物の活性代謝産物も含まれる。例えばリスペリドンでは、他の生成物の中でも、肝臓におけるバイオ変換が、親リスペリドンと同じ薬理活性および強度である9−ヒドロキシリスペリドンを生成することが公知である。したがって天然生成または化学合成された9−ヒドロキシリスペリドンも、本発明による方法および使用にて使用できる。
本明細書で使用されるように「活性代謝産物」という用語は、親薬物の代謝によって生成される治療活性化合物に適用される。疾病の処置に投与される薬物は、通常体内で各種の関連化学形(代謝産物)に変換(代謝)され、その一部は治療活性を有する(活性代謝産物)。
本発明は、適切な医薬的に許容可能な賦形剤と混合した医薬的に許容可能な塩の形で投与された、これらの第二の化合物の使用も含む。
化合物または本明細書で述べた第一および第二の化合物の併用を含む医薬組成物を調製するために、酸もしくは塩基付加塩形態または塩基形態での活性成分の有効量を、投与に望ましい調製物の形態に応じて多様な形態を取りうる、医薬的に許容可能な担体と混合して組み合わせる。これらの医薬組成物は望ましくは、経口、経鼻、直腸、経皮投与のための、あるいは非経口注射に適切な単位投与形態である。例えば、経口投与形態で組成物を調製するには、懸濁剤、シロップ、エリキシルおよび液剤などの経口液体調製物の場合には、例えば水、グリコール、油、アルコールなどの;あるいは散剤、丸薬、カプセルおよび錠剤の場合はデンプン、糖、カオリン、滑沢剤、バインダ、崩壊剤などの固形担体などの、通常の医薬媒体のいずれかを利用できる。投与の容易さのため、錠剤およびカプセルが最も好都合な経口投与単位形態となり、その場合は固体医薬担体が明らかに使用される。非経口組成物では、担体は通常、少なくとも大部分は滅菌水を含むが、例えば溶解性を補助するために他の成分も含まれることがある。
処置のための医薬化合物は、非経口、局所(topical)、経口または局所(local)投与用であり、一般に医薬的に許容可能な担体および精神症性障害の悪影響を逆行させ(reverse)または防止するのに十分な活性成分の量を含む。担体は、従来使用される担体のいずれでもよく、溶解性および化合物との反応性の欠如などの化学物理的事項および投与経路によってのみ制限される。
本発明の医薬組成物での使用のための医薬的に許容可能な酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸などの無機酸、ならびに例えば酒石酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、安息香酸、グリコール酸、グルコン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸、およびアリールスルホン酸などの有機酸から誘導される酸付加塩を含む。
本明細書で述べる医薬的に許容可能な賦形剤、例えばビヒクル、佐剤、担体または希釈剤は、当業者に周知であり、容易に一般に入手できる。医薬的に許容可能な担体は、活性化合物に対して化学的に不活性である担体および使用条件下で有害な副作用または毒性を持たない担体であることが好ましい。
経口、エアロゾル、非経口、皮下、静脈内、筋肉内、腹腔内、直腸および膣内投与のための以下の処方物は単なる例示であり、決して制限的ではない。全体として、非経口組成物用の有効な医薬担体の要件は、当業者に周知である。Pharmaceutics and Pharmacy Practice, J.B.Lippincott Company, Philadelphia, PA, Banker and Chalmer, eds., 238〜250頁 (1982)、およびASHP Handbook on Injectable Drugs, Toissel, 4th ed., 622〜630頁 (1986)を参照。経皮薬物放出に有用であるものを含む局所処方物は、当業者に周知であり、本発明の状況において皮膚への利用に適している。
経口投与に適した処方物は、化合物の性質およびそのような化合物が胃腸管の消化分泌液から保護されずに経口投与される場合に可能性のある分解について考える、さらなる考慮事項を要とする。そのような処方物は、(a)水、食塩水、またはオレンジジュースなどの希釈剤に溶解された化合物の有効量などの、液体溶液;(b)固体または顆粒として活性成分の規定量をそれぞれ含有するカプセル、サシェ、錠剤、ロゼンジ、およびトローチ錠;(c)散剤;(d)適切な液体中の懸濁剤;および(e)適切なエマルジョンより成りうる。液体処方物は、医薬的に許容可能な界面活性剤、懸濁化剤、または乳化剤を添加して、または添加せずに、水およびアルコール、例えばエタノール、ベンジルアルコール、およびポリエチレンアルコールなどの希釈剤を含み得る。カプセル形態は、例えば界面活性剤、滑沢剤、および不活性充填剤、例えばラクトース、スクロース、カルシウムホスフェート、およびコーンスターチを含有する、通常の硬質および軟質シェルゼラチン型でもよい。錠剤形態は、ラクトース、スクロース、マニトール、コーンスターチ、ポテトスターチ、アルギン酸、微結晶セルロース、アラビアゴム、ゼラチン、グアーガム、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカーメロースナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、および他の賦形剤、着色剤、希釈剤、緩衝剤、崩壊剤、湿潤剤、保存料、着香剤、ならびに薬理学的に適合する賦形剤のうちの1種以上を含むことができる。活性成分に加えて、当業界で公知のそのような賦形剤を含有する不活性基材、例えばゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアラビアゴム、エマルジョン、ゲルなどの中に活性成分を含むトローチ錠と同様に、ロゼンジは、着香剤、通例はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカント中に活性成分を含むことができる。
本発明の化合物は、単独でまたは他の適切な成分と併用して、吸入を介して投与されるエアロゾル処方物に作製することができる。エアロゾル投与の場合、化合物は好ましくは界面活性剤および噴射剤と共に微細化形態で供給し得る。化合物の代表的なパーセンテージは、0.01%〜20重量%、好ましくは1%〜10重量%である。界面活性剤はもちろん無毒性であり、好ましくは推進剤に溶解性である。そのような作用物質の代表は、6〜22個の炭素原子を含有する脂肪酸、例えばカプロン酸、オクタン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、オレステル酸(olesteric acid)およびオレイン酸の、脂肪族多価アルコールまたはその環状無水物とのエステルまたは部分エステルである。混合エステル、例えば混合または天然グリセリドを利用できる。界面活性剤は、化合物の0.1%〜20重量%、好ましくは0.25〜5重量%を構成する。化合物の残りは普通、噴射剤である。担体は要望どおりに、例えば経鼻送達ではレシチンも含むことが可能である。これらのエアロゾル処方物は、許容可能な加圧噴射剤、例えばジクロロジフルオロメタン、プロパン、窒素などに入れることができる。それらは、ネブライザーまたはアトマイザーなどのでの非加圧調製物用の医薬品としても処方できる。そのようなスプレー処方物は、粘膜にスプレーするために使用できる。
1日用量とは別に、化合物は他のスケジュールによって投与できることが理解されるであろう。例えば本発明は、活性化合物の長期作用形態が筋肉などの体内に注入されるデポー注入も企図する。そこから活性成分がゆっくりと体の他の箇所に入るため、1回の注入が1〜4週または数ヶ月すら持続できる。投薬投与の他の形態は、成分が1週間の期間に渡ってゆっくりと放出される「週1回」丸薬、および徐放パッチ、例えばCDS(連続送達システム)、または「1日1回経皮パッチ」に関する。
更なる態様によれば、本発明は、選択的D4および5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストもしくは部分アゴニストを有する化合物または組成物を調製する方法にも関する。本発明は、該化合物が例えばピパンペロンなどの、すでに公知の化合物でないという条件で、請求された方法によって調製された化合物にも関する。
本明細書で述べた化合物および組成物はその必要があるあらゆる患者の処置に有用であることが明らかであるべきである。本明細書で使用されるように、「患者」という用語はヒトだけでなく、他の哺乳動物、例えば本明細書で述べた精神疾病または障害のいずれかの形に罹患しうる家畜にも限定されない。
本発明の第二の化合物は、表6に要約されたその薬理特性に従って更にグループ分けすることができる。
本発明はここで、以下の態様によって更に詳細に述べられる。各種の薬理特性に属する化合物は、以下の同じ経路または系に対するその作用に従って更にグループ分けすることができる。
1:5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサーによる併用療法
5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサーとの併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、ここで、前記5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物は、チアネプチン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩である。好ましくは、チアネプチンは、活性成分25〜50mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー、好ましくは、チアネプチンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
活性成分5〜15mgの間の単位用量でピパンペロンが提供され、前記5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサーがチアネプチンであり、活性成分25〜50mgの間の単位用量で提供される、上記のような医薬組成物。
2:5−HT1オートレセプターアゴニストによる併用療法
5−HT1オートレセプターアゴニストとの併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対して高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、ここで、前記5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物は、スネピトロンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩である。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)5−HT1オートレセプターアゴニスト、好ましくは、スネピトロン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
3:5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物との併用療法
5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質誘導持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、そのほかの認知障害およびパーキンソン病より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
本発明はさらにまた、アルツハイマー病、物質誘導持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害及より成る群から選択される認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
本発明はさらにまた、パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は上述のような使用に関するものであり、前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物は、MN−305、ザロスピロン(zarospirone)、キサリプロデン(xaliproden)、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、タンドスピロン、サリゾタン、PRX−00023、メタノスピロン(metanospirone)、レソピトロン(lesopitron)、ゲピロン、フレシノキサン、EMD68843、ブスピロン、ブプロピオン(好ましくは、放出制御処方)、およびアルネスピロン、好ましくは、キサリプロデン、サリゾタン、ゲピロン、フレシノキサン、および、ブプロピオン(好ましくは、放出制御処方)またはそのプロドラッグまたはその活性代謝産物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。さらに好ましくは、前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストは、キサリプロデンであり、活性成分1〜2mgの間の範囲にある一日用量で投与される。一層さらに好ましくは、前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストは、ブプロピオン(放出制御処方)であり、活性成分150〜450mgの間の範囲にある一日用量で投与される。一層さらに好ましくは、前記5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストは、ゲピロンであり、一日当たり活性成分20〜80mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質誘導持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、そのほかの認知障害ならびにパーキンソン病より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、MN−305、ザロスピロン、キサリプロデン、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、タンドスピロン、サリゾタン、PRX−00023、メタノスピロン、レソピトロン、ゲピロン、フレシノキサン、EMD68843、ブスピロン、ブプロピオン(好ましくは、放出制御処方)、およびアルネスピロン、より好ましくは、キサリプロデン、サリゾタン、ゲピロン、フレシノキサン、および、ブプロピオン(好ましくは、放出制御処方)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストがキサリプロデンであり、好ましくは活性成分1〜2mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストがブプロピオン(放出制御処方)であり、好ましくは活性成分150〜450mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニストがゲピロンであり、好ましくは活性成分20〜80mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
4:5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1Aアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1Aアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記5−HT1Aアンタゴニスト化合物は、ロバルゾタン酒石酸塩水和物およびNAD299またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、ロバルゾタン酒石酸塩水和物およびNAD299またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される5−HT1Aアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
5:5HT1B(セロトニン1Bレセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5HT1B(セロトニン1Bレセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT1Bアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT1Bアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、5〜15mgの活性成分の間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記5−HT1Bアンタゴニスト化合物は、エルザソナン、AZD1134およびAR−A2、好ましくはエルザソナンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、エルザソナン、AZD1134およびAR−A2、好ましくはエルザソナンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される5−HT1Bアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
6:5−HT2B(セロトニン2Bレセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT2B(セロトニン2Bレセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT2Bアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT2Bアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT2Bアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT2Bアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記5−HT2Bアンタゴニスト化合物は、アゴメラチン(agomelatine)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。好ましくは、アゴメラチンは、活性成分25〜50mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)5−HT2Bアンタゴニスト、好ましくは、アゴメラチン、またはそのプロドラッグもしくはその活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記5−HT2Bアンタゴニストがアゴメラチンであり、好ましくは活性成分25〜50mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物。
7:5−HT2C(セロトニン2Cレセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT2C(セロトニン2Cレセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT2Cアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT2Cアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT2Cアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT2Cアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、5−HT2Cアンタゴニスト化合物は、SB243213およびアゴメラチンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。好ましくは、アゴメラチンは、活性成分25〜50mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、SB243213およびアゴメラチン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される5−HT2Cアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、5−HT2Cアンタゴニストがアゴメラチンであり、好ましくは活性成分25〜50mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
8:5−HT3(セロトニン3レセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT3(セロトニン3レセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、物質関連障害である。
従って、本発明は、物質関連障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT3アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT3アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記5−HT3アンタゴニスト化合物は、オンダンセトロン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩である。好ましくは、オンダンセトロンは、活性成分8〜32mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、物質関連障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)5−HT3アンタゴニスト、好ましくはオンダンセトロン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記5−HT3アンタゴニストがオンダンセトロンであり、好ましくは活性成分8〜32mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
9:5−HT6(セロトニン6レセプター)アンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT6(セロトニン6レセプター)アンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される認知障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、5−HT6アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記5−HT6アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記5−HT6アンタゴニスト化合物は、SB−271046、742457および271046、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、SB−271046、742457および271046、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される5−HT6アンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
10:アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物による併用療法
アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される認知障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量で、ピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物は、タクリン、リバスチグミン酒石酸塩、リバスチグミン、フィゾスチグミン、フェンセリン(phenserine)酒石酸塩、メトリフォネート、フペルジンA、ガランタミン(好ましくは持続放出処方)、ドナゼピル、ジクロルボスおよびアンセクリン(anseculin)塩酸塩、好ましくは酒石酸塩、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。好ましくは、リバスチグミン酒石酸塩が、活性成分3〜12mgの間の範囲にある一日用量で投与される。好ましくは、フェンセリン酒石酸塩が、活性成分20〜30mgの間の範囲にある一日用量で投与される。好ましくは、ガランタミン(好ましくは持続放出処方)が、活性成分3〜12mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびそのほかの認知障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは、タクリン、リバスチグミン酒石酸塩、リバスチグミン、フィゾスチグミン、フェンセリン酒石酸塩、メトリフォネート、フペルジンA、ガランタミン(好ましくは持続放出処方)、ドナゼピル、ジクロルボスおよびアンセクリン塩酸塩、好ましくは酒石酸塩、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるアセチルコリンエステラーゼインヒビターを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記アセチルコリンエステラーゼインヒビターがリバスチグミン酒石酸塩であり、好ましくは活性成分3〜12mgの間の単位用量で提供される、上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記アセチルコリンエステラーゼインヒビターがフェンセリン酒石酸塩であり、好ましくは活性成分20〜30mgの間の単位用量で提供される、上述のような医薬組成物にも関する。
加えて、本発明は、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記アセチルコリンエステラーゼインヒビターがガランタミン(好ましくは持続放出処方)であり、好ましくは活性成分8〜24mgの間の単位用量で提供される、上述のような医薬組成物に関する。
11:アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト化合物による併用療法
アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って、本発明は、パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト化合物は、KW−6002、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩である。好ましくは、KW−6002が、活性成分40〜80mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)アデノシンA2aレセプターアンタゴニスト、好ましくは、KW−6002、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記アデノシンA2aレセプターアンタゴニストがKW−6002であり、好ましくは活性成分40〜80mgの間の単位用量で提供される上述のような医薬組成物にも関する。
12:アドレナリン伝達物質リリーサーによる併用療法
アドレナリン伝達物質リリーサーとの併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記アドレナリン伝達物質リリーサー化合物は、ピポキサゾール(pipoxazole)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩である。好ましくは、ピポキサゾールが、活性成分30〜60mgの間の範囲にある一日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)アドレナリン伝達物質リリーサー、好ましくはピポキサゾール、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量で提供され、前記アドレナリン伝達物質リリーサーがピポキサゾールであり、好ましくは活性成分30〜60mgの間の単位用量で提供される、上述のような医薬組成物にも関する。
13:α1アドレナリンレセプターアンタゴニストによる併用療法
α1アドレナリンレセプターアンタゴニストとの併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害およびパーキンソン病より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
好ましい実施態様によれば、本発明は、上記のような使用に関するものであり、前記α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物は、SDZ NVI085およびフレシノキサン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害およびパーキンソン病より成る疾病または障害の群から選択される精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用または逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくはSDZ NM085およびフレシノキサン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝産物、または医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるα1アドレナリンレセプターアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
14:α2アドレナリンレセプターアンタゴニストによる併用療法
α2アドレナリンレセプターアンタゴニストとの併用療法において、5−HT2AおよびD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神異常、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る疾病または障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、精神異常、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病または障害の群から選択される非認知性精神疾病または精神症性障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための医薬を調製するためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関するものであり、α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、またはそれに先立って、ピパンペロンまたは前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、または前記α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量でピパンペロンを患者に投与することを特徴とする。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物が、UK−14304、スネピトロン、ミルタゼピン、イダゾキサン、フルパロキサン、A75200及び(R)−A75200、好ましくはスネピトロン又はイダゾキサン、又はそのプロドラッグ又はその活性な代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される使用に関する。好ましくは、イダゾキサンは、活性成分5〜40mgの間の範囲にある一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待及び放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくはUK−14304、スネピトロン、ミルタゼピン、イダゾキサン、フルパロキサン、A75200及び(R)−A75200、好ましくはスネピトロン又はイダゾキサン、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるα2アドレナリンレセプターアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記α2アドレナリンレセプターアンタゴニストがイダゾキサンであり、好ましくは活性成分5〜40mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
15:AMPAレセプターメディエーター化合物による併用療法
AMPA(α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソオキサゾールプロピオネート)レセプターメディエーター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病又は障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、AMPAレセプターメディエーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記AMPAレセプターメディエーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、AMPAレセプターメディエーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記AMPAレセプターメディエーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、AMPAレセプターメディエーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記AMPAレセプターメディエーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様に従って、本発明は、上記のような使用であって、前記AMPAレセプターメディエーター化合物が、アンパカインORG24448/CX−619、アンパカインCX−717、アンパカインCX−691及びアンパカインCX516、好ましくは、アンパカインORG24448/CX−619、アンパカインCX−717、又はアンパカインCX−691、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される使用に関する。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、アンパカインORG24448/CX−619、アンパカインCX−717、アンパカインCX−691及びアンパカインCX516、好ましくは、アンパカインORG24448/CX−619、アンパカインCX−717、又はアンパカインCX−691、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるAMPAレセプターメディエーターを含む医薬組成物にも関する。
16:アンフェタミン化合物との併用療法
アンフェタミン化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、注意欠陥障害である。
従って、本発明は、注意欠陥障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、アンフェタミン化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記アンフェタミン化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様に従って、本発明は、上記のような使用であって、前記アンフェタミン化合物が、メチルフェニデート(好ましくは経皮システムによって投与される)又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、注意欠陥障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)アンフェタミン、好ましくは、メチルフェニデート(好ましくは経皮システムによって投与される)又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
17:アミロイド凝集インヒビター化合物による併用療法
アミロイド凝集インヒビター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、アミロイド凝集インヒビター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記アミロイド凝集インヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様に従って、本発明は、上記のような使用であって、前記アミロイド凝集インヒビター化合物が、APAN及びアルゼメド、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される使用に関する。好ましくは、アルゼメドは、活性成分200〜300mgの間の範囲にある一日用量で投与されるべきである。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、APAN及びアルゼメド、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるアミロイド凝集インヒビターを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記アミロイド凝集インヒビターがアルゼメドであり、好ましくは活性成分200〜300mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
18:アンドロゲンレセプターモジュレーター化合物との併用療法
アンドロゲンレセプターモジュレーター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、性同一性障害である。
従って本発明は、性同一性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、アンドロゲンレセプターモジュレーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記アンドロゲンレセプターモジュレーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様に従って、本発明は、上記のような使用であって、前記アンドロゲンレセプターモジュレーター化合物が、LGD2226又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、性同一性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)アンドロゲンレセプターモジュレーター、好ましくは、LGD2226又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
19:β3アドレナリンレセプターアゴニストとの併用療法
β3アドレナリンレセプターアゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待及び放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病又は障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、β3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記β3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、β3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記β3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記β3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物が、SR58611又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待及び放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)β3アドレナリンレセプターアゴニスト、好ましくは、SR58611又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
20:カルシウムチャンネルモジュレーター化合物との併用療法
カルシウムチャンネルモジュレーター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、そのほかの認知障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カルシウムチャンネルモジュレーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カルシウムチャンネルモジュレーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カルシウムチャンネルモジュレーター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カルシウムチャンネルモジュレーター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記カルシウムチャンネルモジュレーター化合物が、サフィナミド及びMEM1003,又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選択される使用に関する。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、そのほかの認知障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、サフィナミド及びMEM1003、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるカルシウムチャンネルモジュレーターを含む医薬組成物にも関する。
21:カンナビオイドレセプター1(CB1)アンタゴニストとの併用療法
カンナビオイドレセプター1(CB1)アンタゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす精神的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病又は障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、譫妄に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物が、SR141716又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト、好ましくはSR141716又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
22:カテプシンKインヒビター化合物との併用療法
カテプシンKインヒビター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、疼痛性障害である。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、カテプシンKインヒビター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記カテプシンKインヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記カテプシンKインヒビター化合物が、462795又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)カテプシンKインヒビター、好ましくは462795又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
23:コリン取り込みエンハンサー化合物による併用療法
コリン取り込みエンハンサー化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用い処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、コリン取り込みエンハンサー化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記コリン取り込みエンハンサー化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記コリン取り込みエンハンサー化合物が、MKC−231又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。好ましくは、MKC−231は、活性成分20〜160mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)コリン取り込みエンハンサー、好ましくはMKC−231又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記コリン取り込みエンハンサーがMKC−231であり、好ましくは活性成分20〜160mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
24:COX−2インヒビター化合物との併用療法
COX−2インヒビター化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、疼痛性障害である。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、COX−2インヒビター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記COX−2インヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記COX−2インヒビターが、バルデコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、エトリコキシブ、COX−189、セレコキシブ、ABT−963、好ましくは、パレコキシブ、エトリコキシブ又はCOX189、そのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される使用に関する。好ましくは、パレコキシブは、活性成分20〜80mgの間の一日用量にて投与されるべきである。好ましくは、エトリコキシブは、活性成分20〜120mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
好ましくは、COX189は、活性成分100〜800mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、バルデコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、エトリコキシブ、COX−189、セレコキシブ、ABT−963、好ましくは、パレコキシブ、エトリコキシブ又はCOX189、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるCOX−2インヒビターを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記COX−2インヒビターがパレコキシブであり、好ましくは活性成分20〜80mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記COX−2インヒビターがエトリコキシブであり、好ましくは活性成分20〜120mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記COX−2インヒビターがCOX189であり、好ましくは活性成分100〜800mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
25:一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)化合物との併用療法
一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、疼痛性障害である。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)化合物が、AZD4717及びAZD3582、そのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される。好ましくは、AZD3582は、活性成分93.75〜750mgの間の範囲にある一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、AZD4717及びAZD3582、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記一酸化窒素供与型COX阻害剤(CINOD)がAZD3582であり、好ましくは活性成分93.75〜750mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
26:CRF1(コルチコイド放出因子レセプター1)アンタゴニストによる併用療法
CRF1(コルチコイド放出因子レセプター1)アンタゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待及び放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病又は障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、CRF1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記CRF1アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、CRF1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記CRF1アンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記CRF1アンタゴニスト化合物が、R121919、NBI−34041、エルザソナン、CP−448,187、CP−154−526、AAG561、及び723620、好ましくは、R121919、エルザソナン又はAAG561、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される使用に関する。好ましくは、R121919は、活性成分5〜80mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待及び放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、R121919、NBI−34041、エルザソナン、CP−448,187、CP−154−526、AAG561、及び723620、好ましくは、R121919、エルザソナン又はAAG561、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるCRF1アンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記CRF1アンタゴニストがR121919であり、好ましくは活性成分5〜80mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
27:D1(ドーパミン1)レセプターアゴニストとの併用療法
D1(ドーパミン1)レセプターアゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、物質関連障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、物質関連障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D1レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D1レセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D1レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D1レセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記D1レセプターアゴニスト化合物が、DAS−431又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、物質関連障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)D1レセプターアゴニスト、好ましくは、DAS−431又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
28:D2(ドーパミン2)レセプターアンタゴニストとの併用療法
D2(ドーパミン2)レセプターアンタゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病及び障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D2レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D2レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D2レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D2レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、譫妄に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D2レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D2レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記D2レセプターアンタゴニストが、ビフェプルノックス、アミスルプリド、アミノスルトプリド及びアミスルプリド、好ましくは、ビフェプルノックス、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される。
本発明はまた、感情障害、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、ビフェプルノックス、アミスルプリド、アミノスルトプリド及びアミスルプリド、好ましくは、ビフェプルノックス、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるD2レセプターアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
29:D3(ドーパミン3)レセプターアンタゴニストによる併用療法
D3(ドーパミン3)レセプターアンタゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄ならびにパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病及び障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、譫妄に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、D3レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記D3レセプターアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記D3レセプターアンタゴニストが、BSF−201640及びPD58491、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される使用に関する。
本発明はまた、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学症状に影響を及ぼす心理的因子、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄ならびにパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、BSF−201640及びPD58491、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるD3レセプターアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
30:DA(ドーパミン)取り込みインヒビターとの併用療法
DA(ドーパミン)取り込みインヒビターとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、物質関連障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、物質関連障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、DA取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記DA取り込みインヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、DA取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記DA取り込みインヒビター化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記DA取り込みインヒビター化合物が、サフィナミド及びGBR12909、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される使用に関する。
本発明はまた、物質関連障害及びパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、サフィナミド及びGBR12909、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるD2レセプターアンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
31:ドーパミン(レセプター)アゴニストとの併用療法
ドーパミン(レセプター)アゴニストとの併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、ならびに虐待及び放置に関する問題より成る疾病又は障害の群から選択される非認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
従って、本発明は、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記ドーパミン(レセプター)アゴニスト化合物が、スマニロール、SLV308、サリゾタン、S32504、ロチゴチン(好ましくは一日一回の経皮パッチ)、ロピニロールHCL(好ましくは徐放性製剤)、プラミペキソール、DAB452、カベルゴリン、ブロモクリプチン、アラプチド、アマンタジン、ブロモクリプチン、カベルゴリン、リスリド及びペルゴリド、好ましくは、スマニロール、ロチゴチン(好ましくは一日一回の経皮パッチ)、ペルゴリド又はロピニロールHCL(好ましくは徐放性処方)、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択される使用に関する。好ましくは、スマニロールは、活性成分4〜16mgの間の一日用量にて投与されるべきである。好ましくは、ロチゴチン(好ましくは一日一回の経皮パッチ)は、活性成分4.5〜13.5mgの間の一日用量にて投与されるべきである。好ましくは、ロピニロールHCL(好ましくは徐放性製剤)は、活性成分0.75〜24mgの間の一日用量にて投与されるべきである。好ましくは、ペルゴリドは、活性成分0.5〜10mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、虐待及び放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)好ましくは、スマニロール、SLV308、サリゾタン、S32504、ロチゴチン(好ましくは一日一回の経皮パッチ)、ロピニロールHCL(好ましくは徐放性製剤)、プラミペキソール、DAB452、カベルゴリン、ブロモクリプチン、アラプチド、アマンタジン、ブロモクリプチン、カベルゴリン、リスリド及びペルゴリド、さらに好ましくは、スマニロール、ロチゴチン(好ましくは一日一回の経皮パッチ)、ロピニロールHCL(好ましくは徐放性製剤)、又はペルゴリド、又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩より成る群から選択されるドーパミン(レセプター)アゴニストを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記ドーパミン(レセプター)アゴニストがスマニロールであり、好ましくは活性成分4〜16mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記ドーパミン(レセプター)アゴニストがロチゴチン(一日一回の経皮パッチ)であり、好ましくは活性成分4.5〜13.5mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記ドーパミン(レセプター)アゴニストがロピニロールHCL(徐放性処方)であり、好ましくは活性成分0.75〜24mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記ドーパミン(レセプター)アゴニストがペルゴリドであり、好ましくは活性成分0.5〜10mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
32:ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)活性化化合物による併用療法
ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物が、CPI−1189又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。好ましくは、CPI−1189は、活性成分50〜100mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物、好ましくはCPI−1189又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記ERK(細胞外シグナル制御キナーゼ)を活性化する化合物がCPI−1189であり、好ましくは活性成分50〜100mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
33:GABA(γ−アミノ酪酸)アゴニスト化合物による併用療法
GABA(γ−アミノ酪酸)アゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される。
従って、本発明は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される認知性の精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、GABAアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記GABAアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記GABAアゴニスト化合物が、ネフィラセタム又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般的な病状による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、及びそのほかの認知障害より成る疾病又は障害の群から選択される精神疾病又は精神症性障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)GABAアゴニスト、好ましくはネフィラセタム又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
34:GABA−Aアゴニスト化合物による併用療法
GABA−A(γ−アミノ酪酸レセプターA)アゴニスト化合物との併用療法において、5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえば、ピパンペロンを用いて処置することができる精神症性障害は、睡眠障害である。
従って、本発明は、睡眠障害に内在する感情調節不全を処置するための薬物を調製するためのピパンペロン又は医薬的に許容可能なその塩の使用であって、GABA−Aアゴニスト化合物の投与と同時に、別々に、又はそれに先立って、ピパンペロン又は前記医薬的に許容可能なその塩を投与して、治療効果を増強し、又は前記GABA−Aアゴニスト化合物の治療効果のさらに早い開始を提供することを特徴とし、さらに、活性成分5〜15mgの間の範囲にある一日用量にて、ピパンペロンを患者に投与すべきであることを特徴とする使用に関する。
好ましい実施態様によると、本発明は、上記のような使用であって、前記GABA−Aアゴニスト化合物が、ガボキサドール又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物あるいは医薬的に許容可能なその塩である使用に関する。好ましくは、ガボキサドールは、活性成分5〜20mgの間の一日用量にて投与されるべきである。
本発明はまた、睡眠障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時使用、分離使用又は連続使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロン、及び(b)GABA−Aアゴニスト、好ましくはガボキサドール又はそのプロドラッグ又はその活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩を含む医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの間の単位用量にて提供され、前記GABA−Aアゴニストがガボキサドールであり、好ましくは活性成分5〜20mgの間の単位用量にて提供される上述のような医薬組成物にも関する。
35:GABA−Aモジュレータ化合物との併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、GABA−A(ガンマアミノ酪酸レセプターA)モジュレータ化合物との併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をGABA−Aモジュレータ化合物と同時、別々、または前に投与して上記GABA−Aモジュレータ化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量を患者に投与することを特徴とする、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害に内在する感情調節不全を処置する医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様では、本発明は上記GABA−Aモジュレータ化合物がゾルピデム(好ましくはMR持続放出型)、ザレプロン(好ましくは徐放型製剤)、SL 65.1498、SEP174559、パゴクロン、NGD 96−3、インジプロン、エスゾピクロン、CP−730、330(NGD 96−3)およびオシナプロン、好ましくはゾルピデム(好ましくはMR持続放出型)、ザレプロン(好ましくは徐放型製剤)、パゴクロン、NGD 96−3、インジプロンもしくはエスゾピクロン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれる、上記の使用に関する。好ましくは、ゾルピデムMR持続放出型は活性成分10〜20mgの日用量で投与される。好ましくは、ザレプロン徐放剤は活性成分2.5〜20mgの範囲の日用量で投与される。好ましくは、パゴクロンは活性成分7.5〜60mgの範囲の日用量で投与される。好ましくは、インジプロンは活性成分10〜20mgの日用量で投与される。好ましくは、エスゾピクロンは活性成分2〜3mgの日用量で投与される。好ましくは、オシナプロンは活性成分10〜60mgの日用量で投与される。
本発明はまた、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)GABA−Aモジュレータ、好ましくはゾルピデム(好ましくはMR持続放出型)、ザレプロン(好ましくは除放製剤)、SL.1498、SEP174559、パゴクロン、NGD 96−3、インジプロン、エスゾピクロン、CP−730,330(NGD 96−3)およびオシナプロンより成る群より選ばれる、好ましくはゾルピデム(好ましくはMR持続放出型)、ザレプロン(好ましくは除放製剤)、パゴクロン、NGD 96−3、インジプロンもしくはエスゾピクロンより成る群より選ばれるGABA−Aモジュレータ、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物に関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−AモジュレータがMR持続放出型ゾルピデムであり、好ましくは活性成分10〜20mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−Aモジュレータがザレプロン除放製剤であり、好ましくは活性成分2.5〜20mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−Aモジュレータがパゴクロンであり、好ましくは活性成分7.5〜60mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−Aモジュレータがインジピロンであり、好ましくは活性成分10〜20mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−Aモジュレータがエスゾピクロンであり、好ましくは活性成分2〜3mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記GABA−Aモジュレータがオシナプロンであり、好ましくは活性成分10〜60mgの単位用量で提供される上記医薬組成物にも関する。
36:GABA−Bアンタゴニスト化合物との併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、GABA−B(ガンマアミノ酪酸レセプターB)アンタゴニスト化合物との併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をGABA−Bアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記GABA−Bアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される非認知性の精神病または障害に内在する感情調節不全を処置する医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様によれば、本発明は上記GABA−Bアンタゴニスト化合物がAVE 7398またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
本発明はまた、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される精神疾病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬としてa)ピパンペロンならびに(b)GABA−Bアンタゴニスト、好ましくはAVE 7398、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物にも関する。
37:グリア細胞株由来神経栄養因子化合物との併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、グリア細胞株由来神経栄養因子化合物との併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をグリア細胞株由来神経栄養因子化合物と同時、別々、または前に投与して上記グリア細胞株由来神経栄養因子化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置する医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は上記グリア細胞株由来神経栄養因子化合物がGDNFまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。好ましくは、GDNFは活性成分3.75〜30mgの範囲の日用量投与される。
本発明はまた、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)グリア細胞株由来神経栄養因子、好ましくはGDNF、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物にも関する。
本発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位量量で提供され、そして上記グリア細胞株由来神経栄養因子がGDNFであり、好ましくは活性成分3.75〜30mgの単位用量で提供される、上記医薬組成物に関する。
38:グルココルチコイド合成インヒビター化合物による併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、グルココルチコイド合成インヒビター化合物との併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、物質関連障害およびパーキンソン病から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をグルココルチコイド合成インヒビター化合物と同時、別々、または前に投与して治療効果を増強するか、または上記グルココルチコイド合成インヒビター化合物の治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量を患者に投与することを特徴とする、物質関連障害に内在する感情調節不全を処置する医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは上記医薬的に許容可能なその塩をグルココルチコイド合成インヒビター化合物と同時、別々、または前に投与して上記グルココルチコイド合成インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、パーキンソン病に内在する感情調節不全を処置する医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様によると、本発明は上記グルココルチコイド合成インヒビター化合物がメチラポンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。
本発明はまた、物質関連障害およびパーキンソン病から成る疾病または障害の群から選ばれる精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)グルココルチコイド合成インヒビター化合物、好ましくはメチラポン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物にも関する。
39:グルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物による併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、グルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物との併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をグルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記グルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量を患者に投与することを特徴とする、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される非認知性の精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは上記医薬的に許容可能なその塩をグルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記グルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様によると、本発明は上記グルタミン酸レセプターアンタゴニスト化合物がLY354740またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
本発明はまた、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選択される精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)グルタミン酸レセプターアンタゴニスト、好ましくはLY35470、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物に関する。
40:GPCR(G−タンパク質−共役レセプター)モジュレータによる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、GPCR(G−タンパク質−共役レセプター)モジュレータとの併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をGPCRモジュレータ化合物と同時、別々、または前に投与して上記GPCRモジュレータ化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害より成る群より選択される非認知性の精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは上記医薬的に許容可能なその塩をGPCRモジュレータ化合物と同時、別々、または前に投与して上記GPCRモジュレータ化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様によると、本発明は上記GPCRモジュレータ化合物がR1204またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選択される精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)GPCRモジュレータ、好ましくはR1204、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物に関する。
41.GR(グルココルチコイドレセプター)アンタゴニストによる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、GR(グルココルチコイドレセプター)アンタゴニストとの併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をGRアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記GRアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される非認知性の精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をGRアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記GRアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適な実施態様によると、本発明は上記GRアンタゴニスト化合物をORG34517/34850およびミフェプリストンから成る群より選ぶ、好ましくはミフェプリストンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。好ましくは、ミフェプリストンは活性成分600〜1200mgの日用量で投与される。
本発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選択される精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)GRアンタゴニスト、好ましくはORG34517/34850およびミフェプリストンより成る群より選ばれるGRアンタゴニスト、好ましくはミフェプリストン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬組成物に関する。
本発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記GRアンタゴニストがミフェプリストンであり、好ましくは活性成分600〜1200mgの単位用量で提供される上記医薬組成物に関する。
42:ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニストとの併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニストとの併用処置に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘障害、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選らばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト化合物と同時、別々、または前に投与して上記ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病を原因とする痴呆、頭部外傷性痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘障害、物質関連持続性痴呆、軽度認知障害およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選択される認知性精神病または障害に内在する感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト化合物をABT−834およびABT−239から成る化合物の群、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、または医薬的に許容可能なその塩より選ぶ、上記の使用に関する。
本発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病を原因とする痴呆、頭部外傷性痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害およびその他認知障害より成る群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト、好ましくはABT−834およびABT−239またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩より成る群より選ばれるヒスタミンH3−レセプターアンタゴニストを含む医薬品組成物に関する。
43.ホルモン物質を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ホルモン物質との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、月経前症候群および性同一性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホルモン物質の投与と、同時、別々または前に投与して、上記ホルモン物質の治療効果を増強するかまたは治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することを特徴とする、月経前症候群および性同一性障害から成る疾病または障害の群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記ホルモン物質がテストステロン経皮スプレー、テストステロンジェル、女性テストステロンパッチ、合成抱合エストロゲンA、メチルテストステロン、エストロゲン/メチルテストステロンおよびドロシペロン/エチニルエストラジオール組成物、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、またはその医薬的に許容可能な塩より成る群から選ばれる、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ホルモン物質は合成抱合エストロゲンAであり、活性成分0.075〜0.6mgの範囲の一日用量で投与される。より好ましくは、上記ホルモン物質はドロシペロン/エチニルエストラジオール組成物であり、錠剤で、好ましくは活性成分のドロシペロン3mgおよびエチニルエストラジオール0.02mgをそれぞれ含む一日用量として投与される。
発明はまた、月経前症候群および性同一性障害から成る群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として、(a)ピパンペロンならびに(b)ホルモン物質、好ましくはテストステロン経皮スプレー、テストステロンジェル、女性テストステロンパッチ、合成抱合エストロゲンA、メチルテストステロン、エストロゲン/メチルテストステロンおよびドロシペロン/エチニルエストラジオール組成物から成る群より選ばれるホルモン物質、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
発明はまた、ピパンペロンを活性成分5〜15mgの単位用量で提供し、そして上記ホルモン物質が合成抱合エストロゲンAであり、好ましくは活性成分0.075〜0.6mgの単位用量で提供する上記医薬品組成物に関する。
発明はまた、ピパンペロンを活性成分5〜15mgの単位用量で提供し、そして上記ホルモン物質がドロシペロン/エチニルエストラジオール組成物であり、好ましくはドロシペロンを活性成分3mgおよびエチニルエストラジオールを活性成分0.026mgの単位用量で含む錠剤で提供される上記医薬品組成物に関する。
44:5−HTの脳内濃度を上げる化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、脳内の5−HT(セロトニン)濃度を上げる化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を脳内の5−HT(セロトニン)濃度を上げる化合物の投与と同時、別々、または前に投与して脳内5−HT(セロトニン)濃度を上げる上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択される非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を脳内の5−HT(セロトニン)濃度を上げる化合物の投与と同時、別々、または前に投与して脳内5−HT(セロトニン)濃度を上げる上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は脳内5−HT(セロトニン)濃度を上げる上記化合物をトリプトシン、トラマドール、SP 186、PMD 145およびKW 6055より成る群、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩より選ぶ、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選択される精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)脳内の5−HT(セロトニン)濃度を上げる化合物、好ましくはトリプトシン、トラマドール、SP 186、PMD 145およびKW 6055より成る群より選ばれ化合物、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
45:インスリン感受性を上げる化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、インスリン感受性を上げる化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病を原因とする痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選らばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、インスリン感受性を上げる化合物の投与と同時、別々、または前に投与してインスリン感受性を上げる上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病を原因とする痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明はインスリン感受性を上げる上記化合物がマレイン酸ロシグリタゾン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病を原因とする痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害およびその他認知障害から成る群より選ばれる認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)インスリン感受性を上げる化合物、好ましくはマレイン酸ロシグリタゾン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
46:混合系列キナーゼファミリーインヒビター化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、混合系列キナーゼファミリーインヒビターである化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害はパーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、混合系列キナーゼファミリーのインヒビターである化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、混合系列キナーゼファミリーのインヒビターである上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は混合系列キナーゼファミリーのインヒビターである上記化合物がCEP−1347またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)混合系列キナーゼファミリーのインヒビターである化合物、好ましくはCEP−1347、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
47:インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビター化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビター化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は疼痛性障害である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、上記インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビターがプラルナカサン(pralnacasan)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)インターロイキン−1ベータ変換酵素インヒビター、好ましくはプラルナカサン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
48:レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害はパーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物はレボドパ/カルビドパ、レボドパ/ベンセラザイド、エチレボドパ/カルビドパ、もしくはエチレボドパ/ベンゼラザイド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。更なる好適実施態様によれば、発明は、上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物がカテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)のインヒビターであるエンタカポン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩と組み合わせた(エチ)レボドパ/カルビドパ、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、またはその医薬的に許容可能なその塩の上記の使用に関する。好ましくは、上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物はレボドパ/カルビドパであり、活性成分2000mg/50mg〜100mg/10mgの範囲の用量で投与される。好ましくは上記エンタカポンは1日当たりの活性成分1000mg/50mg、より好ましくは500mg/100mg、そして最も好ましくは200mgの範囲の用量で投与するものとする。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、(a)ピパンペロンならびに(b)レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物、好ましくはレボドパ/カルビドパ、レボドパ/ベンセラザイド、エチレボドパ/カルビドパ、もしくはエチレボドパ/ベンゼラザイド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を、同時、別々または連続的に使用する併用薬として含む医薬品組成物に関する。発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を治療するために、(a)ピパンペロンならびに(b)カテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)のインヒビターであるエンタカポンまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩と組み合わせた形で、好ましくは(エチ)レボドパ/カルビドパまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩であるレボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物とを、同時、別々または連続的に使用する併用薬として含む医薬品組成物に関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で与えられ、そして上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物がレボドパ/カルビドパであって、好ましくは活性成分100〜10mgの単位用量で与えられる、上記医薬品組成物に関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で与えられ、そして上記レボドパ/デカルボイラーゼインヒビター化合物がエンタカポンと組み合わせたレボドパ/カルビドパまたはエチレボドパ/カルビドパであって、好ましくは後者が活性成分500〜100mgの単位用量で与えられる、上記医薬品組成物に関する。
49.脂質−DNA複合体を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、脂質−DNA複合体との併用治療に用いて処置できる精神症性障害はパーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、脂質−DNA複合体の投与と同時、別々、または前に投与して、上記脂質−DNA複合体の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記脂質−DNA複合体がGR213487Bまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)脂質−DNA複合体、好ましくはGR213487Bまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
50:モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビターを用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビターとの併用治療に用いて処置可能な精神症性障害は、物質関連障害および注意欠陥障害(ADHD)から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、物質関連障害である非認知性疾病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、注意欠陥障害(ADHD)の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター化合物がNS2359またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、物質関連障害および注意欠陥障害(ADHD)より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)モノアミンオキシダーゼ(MAO)再取り込みインヒビター、好ましくはNS2359、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩とを含む医薬品組成物に関する。
51:MAO−AおよびMAO−B再取り込みインヒビターを用いた併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼA(MAO−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターとの併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、いわゆる注意欠陥障害である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼA(MAO−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼA(MAO−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする注意欠陥障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記モノアミンオキシダーゼA(MAO−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビター化合物がSPD473またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、注意欠陥障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)モノアミンオキシダーゼA(MAO−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビター、好ましくはSPD473または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
52:モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターを用いた併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターとの併用治療に用いて処置可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選択される非認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター化合物がセレギリン、ラサギリン(TVP−1012)およびEmSam(経皮セレギリン)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターはセレギリンであり、活性成分5から10mgの範囲の一日用量で投与されるものである。より好ましくは、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターはラサギリン(TVP−1012)であり、活性成分1〜2mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビター、好ましくはセレギリン、ラサギリン(TVP−1012)およびEmSam(経皮セレギリン)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で与えられ、そして上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターがセレギリンであって、好ましくは活性成分5〜10mgの単位用量で与えられる、上記医薬品組成物に関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で与えられ、そして上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)インヒビターがラサギリンであって、好ましくは活性成分1〜2mgの単位用量で与えられる、上記医薬品組成物に関する。
53:モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターを用いた併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターとの併用治療に用いて処置可能な精神症性障害はパーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターの投与と同時、別々、または前に投与して、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターの治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は、上記モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビターがサフィナミド(safinamide)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)モノアミンオキシダーゼB(MAO−B)再取り込みインヒビター、好ましくはサフィナミド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
54:メラノコルチン−4(MC4)レセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、メラノコルチン−4(MC−4)レセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラノコルチン−4(MC−4)レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラノコルチン−4(MC−4)レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラノコルチン−4(MC−4)レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラノコルチン−4(MC−4)レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記メラノコルチン−4(MC4)レセプターアンタゴニスト化合物がMCL0129、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)メラノコルチン−4(MC4)レセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはMCL0129またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物に関する。
55:MCHレセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物がSNAP−7941、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)メラニン濃縮ホルモン(MCH)レセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはSNAP−7941またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
56:メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物との併用治療に用いて処置可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記メラトニンレセプター(MT)アンタゴニスト化合物がラメルテオンおよびアゴメラチンから成る群、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩より選ばれる上記の使用に関する。より好ましくは、上記メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物はアゴメラチンであり、活性成分25〜50mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)メラニンレセプター(MT)アゴニスト化合物、好ましくはラメルテオンまたはアゴメラチンあるいはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンを活性成分5〜15mgの単位用量で与え、そして上記メラニンレセプター(MT)アゴニスト化合物がアゴメラチンであり、好ましくは活性成分25〜50mgの単位用量で与える、上記の医薬品組成物にも関する。
57:メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病ならびに障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物がRE703、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。
発明はまた、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)メタボトロピックグルタミン酸レセプター(MgluR)アゴニスト化合物、好ましくはPRE703またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
58:神経成長因子(NGF)の作用を模擬する化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は神経成長因子(NGF)の作用を模擬する上記化合物がキサリプロデン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。より好ましくは、神経成長因子(NGF)の作用を模擬する上記化合物はキサリプロデンであり、そして活性成分1〜2mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロンならびに(b)神経成長因子(NGF)の作用を模擬する化合物、好ましくはキサリプロデン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンを活性成分5〜15mgの単位用量で与え、そして神経成長因子(NGF)の作用を模擬する上記化合物がキサリプロデンであり、好ましくは活性成分1〜2mgの単位用量で与える上記の医薬品組成物にも関する。
59:ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物の作用を模擬する化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物がセヴィメリン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)上記ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物、好ましくはセヴィメリン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
60:選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物が、レボキセチン、塩酸アトモキセチン、A 75200、155U88、(S)−A 75200、タンダミン、ピランダミン、シクラジンドール、フルパロキサン、ロタラミン、タルスプラム、タロプラム、プリンダミン、ノミフェンシン、ヴィロキザジン、トモキセチン、デュロキセチン、ベンラファキシン(venlafaxine)およびミルナシプランより成る群、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩から選ばれる上記の使用に関する。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物はレボキセチンであり、そして活性成分8〜12mgの範囲の一日用量で投与されるものである。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物は塩酸アトモキセチンであり、そして活性成分40〜100mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物、好ましくはレボキセチン、塩酸アトモキセチン、A 75200、155U88、(S)−A 75200、タンダミン、ピランダミン、シクラジンドール、フルパロキサン、ロタラミン、タルスプラン、タロプラン、ピリンダミン、ノミフェンシン、ヴィロキザジン、トモキセチン、デュロキセチン、ベンラファキシンおよびミルナシプランより成る群、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物がレボキセチンであり、好ましくは活性成分8〜12mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物が塩酸アトモキセチンであり、好ましくは活性成分40〜100mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
61:NaSSA化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物がORG4420、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物、好ましくはORG4420、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
62:選択的NDRI化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物がGW353162、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物はGW353162であり、活性成分20〜60mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物、好ましくはGW353162、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物がGW353162であり、好ましくは活性成分20〜60mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
63:ニューロイムノフィリンリガンドである化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロイムノフィリンリガンドである化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロイムノフィリンリガンドである化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明はニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物がGPI 1485またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、ニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物はGPI 1485であり、活性成分200〜1000mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロイムノフィリンリガンド、好ましくはGPI 1485、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そしてニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物がGPI 1485であり、好ましくは活性成分200〜1000mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
64:ニューロモジュレータ化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モジュレータ化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロモジュレータ化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロモジュレータ化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロモジュレータ化合物がアデノシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロモジュレータ化合物、好ましくはアデノシン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
65:ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、せん妄である認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物がSR 48692、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物はSR 48692であり、活性成分90〜300mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはSR 48692、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物がSR 48692であり、好ましくは活性成分90〜300mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
66:神経成長因子(NGF)遺伝子治療を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、神経成長因子(NGF)遺伝子治療との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害およびパーキンソン病から成る疾病および障害の群より選択される。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を神経成長因子(NGF)遺伝子治療と同時に、別に、または前に投与して上記神経成長因子(NGF)遺伝子治療の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、神経成長因子(NGF)遺伝子治療と同時、別々、または前に投与して、上記神経成長因子(NGF)遺伝子治療の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害およびパーキンソン病より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)神経成長因子(NGF)遺伝子治療に有用な化合物、好ましくはキサリプロデン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
「神経成長因子遺伝子治療」は当技術分野で周知であり、神経成長因子遺伝子治療に用いる化合物、例えば核酸もまたよく記載されていることは理解される(Tuszynskiら、 (2002年)Journal of Molecular Neuroscience Volume 19、Issue1〜2、pps.207〜208参照)。
67:ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用い処置できる精神症性障害は、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物がSEP174559またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはSEP174559、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
68:ニコチン性レセプターアゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニコチン性レセプターアゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物がABT−089、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物はABT−089であり、そして活性成分4〜40mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニコチン性レセプターアゴニスト化合物、好ましくはABT−089、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物がABT−089であり、好ましくは活性成分4〜40mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
69:ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物がサレヅタント(saredutant)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物はサレヅタントであり、活性成分25〜200mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物、好ましくはサレヅタント、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物がサレヅタントであり、好ましくは活性成分25〜200mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
70:ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにせん妄から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、せん妄である認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物がタルネタント(talnetant)もしくはオサネタント(osanetant)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物はタルネタントであり、活性成分1.5〜12mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物、好ましくはタルネタントまたはオサネタント、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物がタルネタントであり、好ましくは活性成分1.5〜12mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
71:N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物がSEP174559、メマンチン(memantine)、デルセミン(delucemine)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アゴニスト化合物はメマンチンであり、そして活性成分5〜40mgの範囲の日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物、好ましくはSEP174559、メマンチン、デルセミンまたはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物がメマンチンであり、好ましくは活性成分5〜40mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
72:非ステロイド性抗炎症薬を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、非ステロイド性抗炎症薬との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、疼痛性障害またはアルツハイマー病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、非ステロイド性抗炎症薬の投与と同時に、別に、または前に投与して上記非ステロイド性抗炎症薬の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、非ステロイド性抗炎症薬の投与と同時に、別に、または前に投与して上記非ステロイド性抗炎症薬の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病のような認知障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカム、MX−1094、メロキシカムおよびフルリザン(フルビプロフェンの純粋なR−エナンチオマー)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる上記の使用に関する。
発明はまた、疼痛性障害またはアルツハイマー病の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)非ステロイド性抗炎症薬、好ましくはピロキシカム、MX−1094、メロキシカムおよびフルリザン(フルビプロフェンの純粋なR−エナンチオマー)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる非ステロイド性抗炎症薬を含む医薬品組成物にも関する。
73:オポイドアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、オポイドアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、物質関連障害である。
用語「オポイド」および「オピオイド」は相互交換的に用いてもよいことが分かるだろう。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、オポイドアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記オポイドアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、物質関連障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記オポイドアンタゴニスト化合物がナルトレキソンであり、好ましくはデポー剤、より好ましくはマイクロカプセルの形状をしたナルトレキソン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる、上記の使用に関する。好ましくは、上記ナルトレキソンは、デポー剤、好ましくは192〜384mgの日用量を含むマイクロカプセルのデポー剤の形態で投与される。
発明はまた、物質関連障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)オポイドアンタゴニスト、好ましくはナルトレキソン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記オポイドアンタゴニスト化合物がナルトレキソンであり、好ましくは活性成分192〜384mgの単位用量で提供される、上記の医薬品組成物にも関する。
74:オポイドアゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、オポイドアゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、オポイドアゴニスト化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記オポイドアゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記オポイドアゴニスト化合物がシラメシン(siramesine)、E−5842およびシクラゾシン(cyclazocine)、好ましくはシラメシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる、上記の使用に関する。
発明はまた、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)オポイドアゴニスト、好ましくはシラメシン、E−5842およびシクラゾシン、好ましくはシラメシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるオポイドアゴニストを含む医薬品組成物にも関する。
75:ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ホスホジエステラーゼ−4(PDE−4)インヒビター化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物が、ND1251およびMEM 1917(R1497)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩の群より選ばれる。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物、好ましくはND1251およびMEM 1917(R1497)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物を含む医薬品組成物にも関する。
76:ペプチド化合物を用いた併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ペプチド化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ペプチド化合物が、セクレチン、PT−141、INN 00835およびベータシート破壊ペプチド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩の群より選ばれる。より好ましくは、上記ペプチド化合物はセクレチンであり、活性成分0.2〜0.4mg/kgの範囲の日用量で投与される。より好ましくは、上記ペプチド化合物はINN 00835であり、活性成分18〜160mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ペプチド化合物、好ましくはセクレチン、PT−141、INN 00835およびベータシート破壊ペプチド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるペプチド化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ペプチド化合物がセクレチンであり、好ましくは活性成分0.2〜0.4mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ペプチド化合物がINN 00835であり、好ましくは活性成分18〜160mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
77:ホスホリパーゼA2インヒビター化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害およびせん妄、から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、せん妄である認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、カスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物が、LAX−101a、LAX−101bおよびLAX−101c、好ましくはLAX−101a、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群から選ばれる、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物、好ましくはLAX−101a、LAX−101bおよびLAX−101c、より好ましくはLAX−101a、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるカスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物を含む医薬品組成物にも関する。
78:ウリジンのプロドラッグである化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ウリジンのプロドラッグである化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ウリジンのプロドラッグである化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ウリジンのプロドラッグである化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ウリジンのプロドラッグである化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ウリジンのプロドラッグである化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ウリジンのプロドラッグである化合物がRG2133(トリアセチルウリジン)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ウリジンのプロドラッグである化合物、好ましくはRG2133(トリアセチルウリジン)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
79:プロスタグランジンE1化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、プロスタグランジンE1化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、性同一性障害である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、プロスタグランジンE1化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記プロスタグランジンE1化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、性同一性障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記プロスタグランジンE1化合物がアルプロスタジルまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記プロスタグランジンE1化合物はアルプロスタジルであり、好ましくはクリームもしくはジェルの形状であり、好ましくは局所ジェルであり、そして適用あたり活性成分50〜300マイクログラムの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、性同一性障害の群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)プロスタグランジンE1化合物、好ましくはアルプロスタジル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記プロスタグランジンE1化合物がアルプロスタジルであり、好ましくはクリームもしくはジェルの形、好ましくは局所ゲルの形で提供され、単位用量が適用あたり活性成分50〜300マイクログラムを含んでいる、上記医薬品組成物にも関する。
80:ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明はドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物がSR57667またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物、好ましくはSR57667、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
81:精神刺激剤を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、精神刺激剤化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、睡眠障害、注意欠陥障害および物質関連障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、精神刺激剤の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記精神刺激剤の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、睡眠障害、注意欠陥障害および物質関連障害より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記精神刺激剤がSPD 503、r−モダフィニル、モダフィニル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれる、上記の使用に関する。より好ましくは、上記精神刺激剤はSPE 503、より好ましくは上記精神刺激剤はモダフィニルであり、そして活性成分200〜600mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、睡眠障害、注意欠陥障害、および物質関連障害から成る群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)精神刺激剤、好ましくはSPD 503、r−モダフィニルおよびモダフィニルから成る群より選ばれ、より好ましくは上記SPC 503またはモダフィニル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である精神刺激剤を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記精神刺激剤がモダフィニルであり、好ましくは活性成分200〜600mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
82:モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物がトロキサトン(toloxatone)、RS 8359、モクロベミド、シモキサトン(cimoxatone)、カロキサゾン(cacroxazone)(F.I6654)およびベフロキサトン(befloxatone)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群から選ばれる、上記の使用に関する。より好ましくは、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である上記化合物はベフロキサトンであり、そして活性成分2.5〜20mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物、好ましくはトロキサトン、RS 8359、モクロベミド、シモキサトン、カロキサゾン(F.I6654)およびベフロキサトン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるモノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位投与量で提供され、そしてモノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である上記化合物が、ベフロキサトンであり、好ましくは活性成分2.5〜20mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
83:SCT−11を調節する化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、SCT−11(即ちSCT−11はGタンパク質共役レセプターである)を調節する化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、SCT−11を調節する化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記SCT−11を調節する化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、SCT−11を調節する化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記SCT−11を調節する化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記SCT−11を調節する化合物がSNEC−2またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)SCT−11を調節する化合物、好ましくはSNE−2、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
84:セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物(SDA)との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物(SDA)との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該セロトニン/ドパミンアンタゴニスト化合物が、ゾテピン、ジプラシドン、SM−13496、SL91.0177、セルチンドール、S−18327、リスペリドン、フマル酸クエチアピン(好ましくは徐放性配合物)、フマル酸クエチアピン(好ましくは顆粒)、クエチアピン、ペロスピロン、パリペリドン、オランザピン、オカペリドン、LU31−131、イロペリドン、クロザピン、BSF−190555、ブロナンセリン、ビフェプルノックス、アセナピン及びアリピプラゾール、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、SL91.0177、セルチンドール、ペロスピロン、パリペリドン、ブロナンセリン、ビフェプルノックス及びアセナピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、セルチンドールであり、活性成分の12〜24mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、パリペリドンであり、活性成分の3〜15mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、アセナピンであり、活性成分の2.5〜20mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSL91.0177、セルチンドール、ペロスピロン、パリペリドン、ブロナンセリン、ビフェプルノックス及びアセナピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の12〜24mgの一単位用量にて与えられる、セルチンドールである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の3〜15mgの一単位用量にて与えられる、パリペリドンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の2.5〜20mgの一単位用量にて与えられる、アセナピンである、上記のような医薬組成物にも関する。
85:選択的SDRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる疾病及び障害の群から選ばれる、認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物が、バジナプリン又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物、好ましくはバジナプリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
86:二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物が、SR57227、ロリプラム及びエプリバンセリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。より好ましくは、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物は、ロリプラムであり、活性成分の1.5〜3mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSR57227、ロリプラム及びエプリバンセリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の1.5〜3mgの一単位用量にて与えられる、ロリプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
87:セクレチン膵臓ホルモンとの併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、セクレチン膵臓ホルモンとの併用療法で処置することができる精神症性障害は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該セクレチン膵臓ホルモンが、RG1068又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)セクレチン膵臓ホルモン、好ましくはRG1068、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
88:σレセプターアゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、σレセプターアゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該σレセプターアゴニスト化合物が、VPI−013(OPC−14523としても知られる)若しくはPRX−00023、好ましくはVPI−013(OPC−14523としても知られる)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)σレセプターアゴニスト化合物、好ましくは、VPI−013(OPC−14523としても知られる)若しくはPRX−00023、好ましくはVPI−013(OPC−14523としても知られる)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
89:σレセプターアンタゴニスト化合物
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、σレセプターアンタゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は疾患の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該σレセプターアンタゴニスト化合物が、SR31742及びEMD68843又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。より好ましくは、該σレセプターアンタゴニスト化合物は、EMD68843であり、これを活性成分の5〜40mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSR31742及びEMD68843、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる、σレセプターアンタゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該σレセプターアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の5〜40mgの一単位用量にて与えられる、EMD68843である、上記のような医薬組成物にも関する。
90:選択的SNDRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる、認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物が、NS2330、McN5652、DOV216,303及びDOV21,947、より好ましくはNS2330若しくはDOV216,303、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはNS2330、McN5652、DOV216,303及びDOV21,947、より好ましくはNS2330若しくはDOV216,303、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
91:選択的SNRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼病性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、ベンラファキシン、トモキセチン、タンダミン、タルスプラム、タロプラム、ネファゾドン、ミルナシプラン、LY113.821、デュロキセチン、デスベンラファキシン及びアモキサピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ベンラファキシン、トモキセチン、ミルナシプラン、デュロキセチン及びデスベンラファキシン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ベンラファキシンであり、活性成分の75〜300mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、トモキセチンであり、活性成分の0.475〜3.8mg/kgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ミルナシプランであり、活性成分の50〜200mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、デュロキセチンであり、活性成分の40〜60mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはベンラファキシン、トモキセチン、タンダミン、タルスプラム、タロプラム、ネファゾドン、ミルナシプラン、LY113.821、デュロキセチン、デスベンラファキシン及びアモキサピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の75〜300mgの一単位用量にて与えられる、ベンラファキシンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の0.475〜3.8mg/kgの一単位用量にて与えられる、トモキセチンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の50〜200mgの一単位用量にて与えられる、ミルナシプランである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の40〜60mgの一単位用量にて与えられる、デュロキセチンである、上記のような医薬組成物にも関する。
92:選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、YM992、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、セルトラリン、パロキセチン、LY214.281、LU AA 21−004、Lu35−138、リトキセチン、イフォキセチン、フルボキサミン(徐放性配合物)、フルボキサミン、フルオキセチン、フェモキセチン、エシタロプラム、EMD68843、シアノドテピン、シタロプラム、ベンラファキシン、ミルナシプラン、デュロキセチン、セリクラミン及びアデメチオニン(好ましくはs−アデノシルメチオニン)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、リトキセチン、フルボキサミン(徐放性配合物)及びエシタロプラム、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、フルボキサミン(徐放性配合物)であり、活性成分の100〜300mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、エシタロプラムであり、活性成分の10〜20mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、シタロプラムであり、活性成分の10〜40mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはYM992、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、セルトラリン、パロキセチン、LY214.281、LU AA 21−004、Lu35−138、リトキセチン、イフォキセチン、フルボキサミン(制御放出配合物)、フルボキサミン、フルオキセチン、フェモキセチン、エスシタロプラム、EMD68843、シアノドテピン、シタロプラム、ベンラファキシン、ミルナシプラン、デュロキセチン、セリクラミン及びアデメチオニン(好ましくはs−アデノシルメチオニン)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の100〜300mgの一単位用量にて与えられる、フルボキサミンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の10〜20mgの一単位用量にて与えられる、エスシタロプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の10〜40mgの一単位用量にて与えられる、シタロプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物がセヴィメリン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩である上記の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)上記ムスカリン様レセプター部分的アゴニスト化合物、好ましくはセヴィメリン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
60:選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物が、レボキセチン、塩酸アトモキセチン、A 75200、155U88、(S)−A 75200、タンダミン、ピランダミン、シクラジンドール、フルパロキサン、ロタラミン、タルスプラム、タロプラム、プリンダミン、ノミフェンシン、ヴィロキザジン、トモキセチン、デュロキセチン、ベンラファキシン(venlafaxine)およびミルナシプランより成る群、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩から選ばれる上記の使用に関する。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物はレボキセチンであり、そして活性成分8〜12mgの範囲の一日用量で投与されるものである。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物は塩酸アトモキセチンであり、そして活性成分40〜100mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物、好ましくはレボキセチン、塩酸アトモキセチン、A 75200、155U88、(S)−A 75200、タンダミン、ピランダミン、シクラジンドール、フルパロキサン、ロタラミン、タルスプラン、タロプラン、ピリンダミン、ノミフェンシン、ヴィロキザジン、トモキセチン、デュロキセチン、ベンラファキシンおよびミルナシプランより成る群、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物がレボキセチンであり、好ましくは活性成分8〜12mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物が塩酸アトモキセチンであり、好ましくは活性成分40〜100mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
61:NaSSA化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物がORG4420、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ剤(NaSSA)化合物、好ましくはORG4420、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
62:選択的NDRI化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病および障害の群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病および障害の群より選択される認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物がGW353162、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物はGW353162であり、活性成分20〜60mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、適応障害、注意欠陥障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、せん妄、アルツハイマー病、物質関持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物、好ましくはGW353162、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物がGW353162であり、好ましくは活性成分20〜60mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
63:ニューロイムノフィリンリガンドである化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロイムノフィリンリガンドである化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロイムノフィリンリガンドである化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明はニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物がGPI 1485またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、ニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物はGPI 1485であり、活性成分200〜1000mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロイムノフィリンリガンド、好ましくはGPI 1485、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そしてニューロイムノフィリンリガンドである上記化合物がGPI 1485であり、好ましくは活性成分200〜1000mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
64:ニューロモジュレータ化合物を用いる併用療法
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モジュレータ化合物との併用治療に用いて処置が可能な精神症性障害は、パーキンソン病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロモジュレータ化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロモジュレータ化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロモジュレータ化合物がアデノシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロモジュレータ化合物、好ましくはアデノシン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
65:ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩をニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、せん妄である認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物がSR 48692、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物はSR 48692であり、活性成分90〜300mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはSR 48692、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまたピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物がSR 48692であり、好ましくは活性成分90〜300mgの単位用量で提供される上記の医薬品組成物にも関する。
66:神経成長因子(NGF)遺伝子治療を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、神経成長因子(NGF)遺伝子治療との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害およびパーキンソン病から成る疾病および障害の群より選択される。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を神経成長因子(NGF)遺伝子治療と同時に、別に、または前に投与して上記神経成長因子(NGF)遺伝子治療の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、神経成長因子(NGF)遺伝子治療と同時、別々、または前に投与して、上記神経成長因子(NGF)遺伝子治療の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害およびパーキンソン病より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)神経成長因子(NGF)遺伝子治療に有用な化合物、好ましくはキサリプロデン、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
「神経成長因子遺伝子治療」は当技術分野で周知であり、神経成長因子遺伝子治療に用いる化合物、例えば核酸もまたよく記載されていることは理解される(Tuszynskiら、 (2002年)Journal of Molecular Neuroscience Volume 19、Issue1〜2、pps.207〜208参照)。
67:ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物との併用治療に用い処置できる精神症性障害は、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物がSEP174559またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、不安神経症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト化合物、好ましくはSEP174559、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
68:ニコチン性レセプターアゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニコチン性レセプターアゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニコチン性レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物がABT−089、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物はABT−089であり、そして活性成分4〜40mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる認知性精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニコチン性レセプターアゴニスト化合物、好ましくはABT−089、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニコチン性レセプターアゴニスト化合物がABT−089であり、好ましくは活性成分4〜40mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
69:ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、ならびに虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量で患者に投与することも特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のための、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物がサレヅタント(saredutant)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物はサレヅタントであり、活性成分25〜200mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物、好ましくはサレヅタント、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物がサレヅタントであり、好ましくは活性成分25〜200mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
70:ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて処置できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにせん妄から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の一日用量を患者に投与することを特徴とする、せん妄である認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するための医薬品の調製のためのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物がタルネタント(talnetant)もしくはオサネタント(osanetant)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、または医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物はタルネタントであり、活性成分1.5〜12mgの範囲の一日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、破壊的行動障害、物質関連障害、人格障害、医学状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を処置するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物、好ましくはタルネタントまたはオサネタント、またはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物がタルネタントであり、好ましくは活性成分1.5〜12mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
71:N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選択された非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、別に、または前に投与して上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る疾病または障害の群より選択された認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物がSEP174559、メマンチン(memantine)、デルセミン(delucemine)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アゴニスト化合物はメマンチンであり、そして活性成分5〜40mgの範囲の日用量で投与されるものである。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害から成る群より選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物、好ましくはSEP174559、メマンチン、デルセミンまたはそのプロドラッグもしくは代謝活性物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より選ばれる化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)アンタゴニスト化合物がメマンチンであり、好ましくは活性成分5〜40mgの単位用量で提供される上記医薬品組成物にも関する。
72:非ステロイド性抗炎症薬を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、非ステロイド性抗炎症薬との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、疼痛性障害またはアルツハイマー病である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、非ステロイド性抗炎症薬の投与と同時に、別に、または前に投与して上記非ステロイド性抗炎症薬の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、非ステロイド性抗炎症薬の投与と同時に、別に、または前に投与して上記非ステロイド性抗炎症薬の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病のような認知障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記非ステロイド性抗炎症薬がピロキシカム、MX−1094、メロキシカムおよびフルリザン(フルビプロフェンの純粋なR−エナンチオマー)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる上記の使用に関する。
発明はまた、疼痛性障害またはアルツハイマー病の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)非ステロイド性抗炎症薬、好ましくはピロキシカム、MX−1094、メロキシカムおよびフルリザン(フルビプロフェンの純粋なR−エナンチオマー)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる非ステロイド性抗炎症薬を含む医薬品組成物にも関する。
73:オポイドアンタゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、オポイドアンタゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、物質関連障害である。
用語「オポイド」および「オピオイド」は相互交換的に用いてもよいことが分かるだろう。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、オポイドアンタゴニスト化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記オポイドアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、物質関連障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記オポイドアンタゴニスト化合物がナルトレキソンであり、好ましくはデポー剤、より好ましくはマイクロカプセルの形状をしたナルトレキソン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる、上記の使用に関する。好ましくは、上記ナルトレキソンは、デポー剤、好ましくは192〜384mgの日用量を含むマイクロカプセルのデポー剤の形態で投与される。
発明はまた、物質関連障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)オポイドアンタゴニスト、好ましくはナルトレキソン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記オポイドアンタゴニスト化合物がナルトレキソンであり、好ましくは活性成分192〜384mgの単位用量で提供される、上記の医薬品組成物にも関する。
74:オポイドアゴニスト化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、オポイドアゴニスト化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、オポイドアゴニスト化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記オポイドアゴニスト化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記オポイドアゴニスト化合物がシラメシン(siramesine)、E−5842およびシクラゾシン(cyclazocine)、好ましくはシラメシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩より成る群から選ばれる、上記の使用に関する。
発明はまた、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)オポイドアゴニスト、好ましくはシラメシン、E−5842およびシクラゾシン、好ましくはシラメシン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるオポイドアゴニストを含む医薬品組成物にも関する。
75:ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ホスホジエステラーゼ−4(PDE−4)インヒビター化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物が、ND1251およびMEM 1917(R1497)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩の群より選ばれる。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物、好ましくはND1251およびMEM 1917(R1497)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物を含む医薬品組成物にも関する。
76:ペプチド化合物を用いた併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ペプチド化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ペプチド化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ペプチド化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ペプチド化合物が、セクレチン、PT−141、INN 00835およびベータシート破壊ペプチド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩の群より選ばれる。より好ましくは、上記ペプチド化合物はセクレチンであり、活性成分0.2〜0.4mg/kgの範囲の日用量で投与される。より好ましくは、上記ペプチド化合物はINN 00835であり、活性成分18〜160mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、ならびにその他認知障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ペプチド化合物、好ましくはセクレチン、PT−141、INN 00835およびベータシート破壊ペプチド、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるペプチド化合物を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ペプチド化合物がセクレチンであり、好ましくは活性成分0.2〜0.4mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記ペプチド化合物がINN 00835であり、好ましくは活性成分18〜160mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
77:ホスホリパーゼA2インヒビター化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害およびせん妄、から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与してカスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、せん妄である認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、カスパーゼインヒビター活性を有する上記ホスホリパーゼA2インヒビター化合物が、LAX−101a、LAX−101bおよびLAX−101c、好ましくはLAX−101a、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群から選ばれる、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、精神病性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、疼痛性障害、ならびにせん妄より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)カスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物、好ましくはLAX−101a、LAX−101bおよびLAX−101c、より好ましくはLAX−101a、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるカスパーゼインヒビター活性を有するホスホリパーゼA2インヒビター化合物を含む医薬品組成物にも関する。
78:ウリジンのプロドラッグである化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ウリジンのプロドラッグである化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ウリジンのプロドラッグである化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ウリジンのプロドラッグである化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ウリジンのプロドラッグである化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記ウリジンのプロドラッグである化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記ウリジンのプロドラッグである化合物がRG2133(トリアセチルウリジン)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ウリジンのプロドラッグである化合物、好ましくはRG2133(トリアセチルウリジン)、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
79:プロスタグランジンE1化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、プロスタグランジンE1化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、性同一性障害である。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、プロスタグランジンE1化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記プロスタグランジンE1化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、性同一性障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記プロスタグランジンE1化合物がアルプロスタジルまたはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。より好ましくは、上記プロスタグランジンE1化合物はアルプロスタジルであり、好ましくはクリームもしくはジェルの形状であり、好ましくは局所ジェルであり、そして適用あたり活性成分50〜300マイクログラムの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、性同一性障害の群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)プロスタグランジンE1化合物、好ましくはアルプロスタジル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、そして上記プロスタグランジンE1化合物がアルプロスタジルであり、好ましくはクリームもしくはジェルの形、好ましくは局所ゲルの形で提供され、単位用量が適用あたり活性成分50〜300マイクログラムを含んでいる、上記医薬品組成物にも関する。
80:ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、およびその他認知障害より成る疾病および障害の群から選ばれる認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物の投与と同時、別々、または前に投与して、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、パーキンソン病の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明はドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する上記化合物がSR57667またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的医学状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他認知障害、およびパーキンソン病から成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物、好ましくはSR57667、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
81:精神刺激剤を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、精神刺激剤化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、睡眠障害、注意欠陥障害および物質関連障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、精神刺激剤の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記精神刺激剤の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、睡眠障害、注意欠陥障害および物質関連障害より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記精神刺激剤がSPD 503、r−モダフィニル、モダフィニル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれる、上記の使用に関する。より好ましくは、上記精神刺激剤はSPE 503、より好ましくは上記精神刺激剤はモダフィニルであり、そして活性成分200〜600mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、睡眠障害、注意欠陥障害、および物質関連障害から成る群より選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)精神刺激剤、好ましくはSPD 503、r−モダフィニルおよびモダフィニルから成る群より選ばれ、より好ましくは上記SPC 503またはモダフィニル、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩である精神刺激剤を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位用量で提供され、上記精神刺激剤がモダフィニルであり、好ましくは活性成分200〜600mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
82:モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物がトロキサトン(toloxatone)、RS 8359、モクロベミド、シモキサトン(cimoxatone)、カロキサゾン(cacroxazone)(F.I6654)およびベフロキサトン(befloxatone)またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群から選ばれる、上記の使用に関する。より好ましくは、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である上記化合物はベフロキサトンであり、そして活性成分2.5〜20mgの範囲の日用量で投与される。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、および疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である化合物、好ましくはトロキサトン、RS 8359、モクロベミド、シモキサトン、カロキサゾン(F.I6654)およびベフロキサトン、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩から成る群より選ばれるモノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)を含む医薬品組成物にも関する。
発明はまた、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの単位投与量で提供され、そしてモノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)である上記化合物が、ベフロキサトンであり、好ましくは活性成分2.5〜20mgの単位用量で提供される、上記医薬品組成物にも関する。
83:SCT−11を調節する化合物を用いる併用治療
5−HT2AおよびD4レセプターに高い選択親和性を有する化合物、例えばピパンペロンを、SCT−11(即ちSCT−11はGタンパク質共役レセプターである)を調節する化合物との併用治療に用いて治療できる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待または放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る疾病または障害の群より選ばれる。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、SCT−11を調節する化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記SCT−11を調節する化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、および虐待または放置に関する問題より成る疾病および障害の群から選ばれる非認知性の精神病または障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
従って本発明は、ピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩を、SCT−11を調節する化合物の投与と同時に、別個に、または前に投与して上記SCT−11を調節する化合物の治療効果を増強するか、または治療効果の出現を早めることを特徴とし、さらにピパンペロンを活性成分5〜15mgの範囲の日用量で患者に投与することを特徴とする、疼痛性障害の基礎感情調節不全を治療する医薬品調製へのピパンペロンまたは医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。
好適実施態様によれば、発明は上記SCT−11を調節する化合物がSNEC−2またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物であるか、あるいは医薬的に許容可能なその塩である、上記の使用に関する。
発明はまた、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、ならびに疼痛性障害より成る群から選ばれる精神病または障害の基礎感情調節不全を治療するために、同時、別々または連続的に使用する併用薬として(a)ピパンペロン、ならびに(b)SCT−11を調節する化合物、好ましくはSNE−2、またはそのプロドラッグもしくは活性代謝物、あるいは医薬的に許容可能なその塩を含む医薬品組成物にも関する。
84:セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物(SDA)との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物(SDA)との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該セロトニン/ドパミンアンタゴニスト化合物が、ゾテピン、ジプラシドン、SM−13496、SL91.0177、セルチンドール、S−18327、リスペリドン、フマル酸クエチアピン(好ましくは徐放性配合物)、フマル酸クエチアピン(好ましくは顆粒)、クエチアピン、ペロスピロン、パリペリドン、オランザピン、オカペリドン、LU31−131、イロペリドン、クロザピン、BSF−190555、ブロナンセリン、ビフェプルノックス、アセナピン及びアリピプラゾール、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、SL91.0177、セルチンドール、ペロスピロン、パリペリドン、ブロナンセリン、ビフェプルノックス及びアセナピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、セルチンドールであり、活性成分の12〜24mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、パリペリドンであり、活性成分の3〜15mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物は、アセナピンであり、活性成分の2.5〜20mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSL91.0177、セルチンドール、ペロスピロン、パリペリドン、ブロナンセリン、ビフェプルノックス及びアセナピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の12〜24mgの一単位用量にて与えられる、セルチンドールである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の3〜15mgの一単位用量にて与えられる、パリペリドンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の2.5〜20mgの一単位用量にて与えられる、アセナピンである、上記のような医薬組成物にも関する。
85:選択的SDRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる疾病及び障害の群から選ばれる、認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物が、バジナプリン又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害その他の認知障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)選択的なセロトニン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物、好ましくはバジナプリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
86:二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物が、SR57227、ロリプラム及びエプリバンセリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。より好ましくは、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物は、ロリプラムであり、活性成分の1.5〜3mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSR57227、ロリプラム及びエプリバンセリン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該二次メッセンジャーβ−アゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の1.5〜3mgの一単位用量にて与えられる、ロリプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
87:セクレチン膵臓ホルモンとの併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、セクレチン膵臓ホルモンとの併用療法で処置することができる精神症性障害は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、セクレチン膵臓ホルモンの投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該セクレチン膵臓ホルモンの治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該セクレチン膵臓ホルモンが、RG1068又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、不安神経症、精神病障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)セクレチン膵臓ホルモン、好ましくはRG1068、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
88:σレセプターアゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、σレセプターアゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該σレセプターアゴニスト化合物が、VPI−013(OPC−14523としても知られる)若しくはPRX−00023、好ましくはVPI−013(OPC−14523としても知られる)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)σレセプターアゴニスト化合物、好ましくは、VPI−013(OPC−14523としても知られる)若しくはPRX−00023、好ましくはVPI−013(OPC−14523としても知られる)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
89:σレセプターアンタゴニスト化合物
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、σレセプターアンタゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は疾患の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、σレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該σレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該σレセプターアンタゴニスト化合物が、SR31742及びEMD68843又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。より好ましくは、該σレセプターアンタゴニスト化合物は、EMD68843であり、これを活性成分の5〜40mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、精神病障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはSR31742及びEMD68843、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩からなる群から選ばれる、σレセプターアンタゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該σレセプターアンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の5〜40mgの一単位用量にて与えられる、EMD68843である、上記のような医薬組成物にも関する。
90:選択的SNDRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる、認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物が、NS2330、McN5652、DOV216,303及びDOV21,947、より好ましくはNS2330若しくはDOV216,303、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害及びその他の認知障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはNS2330、McN5652、DOV216,303及びDOV21,947、より好ましくはNS2330若しくはDOV216,303、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的なセロトニン、ノルアドレナリン及びドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
91:選択的SNRI化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼病性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、ベンラファキシン、トモキセチン、タンダミン、タルスプラム、タロプラム、ネファゾドン、ミルナシプラン、LY113.821、デュロキセチン、デスベンラファキシン及びアモキサピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ベンラファキシン、トモキセチン、ミルナシプラン、デュロキセチン及びデスベンラファキシン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ベンラファキシンであり、活性成分の75〜300mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、トモキセチンであり、活性成分の0.475〜3.8mg/kgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、ミルナシプランであり、活性成分の50〜200mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物は、デュロキセチンであり、活性成分の40〜60mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、注意欠陥障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはベンラファキシン、トモキセチン、タンダミン、タルスプラム、タロプラム、ネファゾドン、ミルナシプラン、LY113.821、デュロキセチン、デスベンラファキシン及びアモキサピン、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の75〜300mgの一単位用量にて与えられる、ベンラファキシンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の0.475〜3.8mg/kgの一単位用量にて与えられる、トモキセチンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の50〜200mgの一単位用量にて与えられる、ミルナシプランである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的なセロトニン及びノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物が、好ましくは活性成分の40〜60mgの一単位用量にて与えられる、デュロキセチンである、上記のような医薬組成物にも関する。
92:選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待又は放置に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、及び虐待又は放置に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの範囲の一日用量にて患者に投与することを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、YM992、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、セルトラリン、パロキセチン、LY214.281、LU AA 21−004、Lu35−138、リトキセチン、イフォキセチン、フルボキサミン(徐放性配合物)、フルボキサミン、フルオキセチン、フェモキセチン、エシタロプラム、EMD68843、シアノドテピン、シタロプラム、ベンラファキシン、ミルナシプラン、デュロキセチン、セリクラミン及びアデメチオニン(好ましくはs−アデノシルメチオニン)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。はるかに好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、リトキセチン、フルボキサミン(徐放性配合物)及びエシタロプラム、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、フルボキサミン(徐放性配合物)であり、活性成分の100〜300mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、エシタロプラムであり、活性成分の10〜20mgの範囲の一日用量にて投与することである。より好ましくは、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物は、シタロプラムであり、活性成分の10〜40mgの範囲の一日用量にて投与することである。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはYM992、VPI−013(OPC−14523としても知られる)、セルトラリン、パロキセチン、LY214.281、LU AA 21−004、Lu35−138、リトキセチン、イフォキセチン、フルボキサミン(制御放出配合物)、フルボキサミン、フルオキセチン、フェモキセチン、エスシタロプラム、EMD68843、シアノドテピン、シタロプラム、ベンラファキシン、ミルナシプラン、デュロキセチン、セリクラミン及びアデメチオニン(好ましくはs−アデノシルメチオニン)、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の100〜300mgの一単位用量にて与えられる、フルボキサミンである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の10〜20mgの一単位用量にて与えられる、エスシタロプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物が、好ましくは活性成分の10〜40mgの一単位用量にて与えられる、シタロプラムである、上記のような医薬組成物にも関する。
シタロプラム又は臭化水素酸シタロプラムは、選択的なセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン/5−HT)再取り込みインヒビター(SSRI)であり、式:臭化水素酸(RS)−1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−1−(p−フルロフェニル)−5−フタランカルボニトリルの化合物に対して与えられた慣用名である。一実施態様によれば、SSRI、好ましくはシタロプラムの活性成分の一日用量は、1日あたり10〜40mgに渉る。好ましくは、1日あたり20〜30mgに渉る活性成分の一日用量を投与する。より好ましくは、1日あたり10、15、20、25、30、35又は40mgの一日用量を投与する。
フルボキサミン又はマレイン酸フルボキサミン(ルボックス、フェバリン)は、新たな化学的系列、すなわちアラルキルケトンの2−アミノエチルオキシムエーテルに属する、選択的なセロトニン(5−HT)再取り込みインヒビター(SSRI)である。他のSSRI及びクロミプラミンとは化学的に無関係である。それは、化学的には5−メトキシ−4'−(トリフルオロメチル)バレロフェノン/マレイン酸(E)−O−(2−アミノエチル)オキシム(1:1)と呼ばれる。
一実施態様によれば、制御放出様式でのフルボキサミンの活性成分の一日用量は、1日あたり100〜300mgに渉る。好ましくは、1日あたり150〜200mgに渉る活性成分の一日用量を、制御放出様式で投与する。より好ましくは、1日あたり100、150、200、250又は300mgの一日用量を制御放出によって投与する。
93:サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物が、ベスチピタント、TAK−637、R673、GW823296、GW679769、GW597599、CP−122.721、アプレピタント、823296及び679769、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、上記のような使用に関する。より好ましくは、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物は、アプレピタントであり、活性成分の40〜160mgに渉る一日用量を投与することになる。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病及び障害の群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)好ましくはベスチピタント、TAK−637、R673、GW823296、GW679769、GW597599、CP−122.721、アプレピタント、823296及び679769、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩からなる群から選ばれる、サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物が、好ましくは活性成分の40〜160mgの一単位用量にて与えられる、アプレピタントである、上記のような医薬組成物にも関する。
94:スルホンアミド化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、スルホンアミド化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、精神異常症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、乱用又は無視に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、精神異常症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、スルホンアミド化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該スルホンアミド化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、スルホンアミド化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該スルホンアミド化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、譫妄である認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、スルホンアミド化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該スルホンアミド化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該スルホンアミド化合物が、ゾニサミド又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。より好ましくは、該スルホンアミド化合物は、ゾニサミドであり、活性成分の100〜600mgに渉る一日用量を投与することになる。
また、本発明は、感情障害、精神異常症、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、乱用又は無視に関連する問題、疼痛性障害及び譫妄からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)スルホンアミド化合物、好ましくはゾニサミド、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該スルホンアミド化合物が、好ましくは活性成分の100〜600mgの一単位用量にて与えられる、ゾニサミドである、上記のような医薬組成物にも関する。
95:タキキニンアンタゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、タキキニンアンタゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病及び障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、タキキニンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該タキキニンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、タキキニンアンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該タキキニンアンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該タキキニンアンタゴニスト化合物が、SR48968又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)タキキニンアンタゴニスト化合物、好ましくはSR48968又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
96:R228060(YKP−10A)、パランパネル、ORG39479/PH80、ORG34167、DP543及びCJ−017.493からなる群から選ばれる化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、R228060(YKP−10A)、パランパネル、ORG39479/PH80、ORG34167、DP543及びCJ−017.493からなる群から選ばれる化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、精神異常症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、注意欠陥障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、人生の時期の問題、学術的問題、乱用又は無視に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他の認知障害及びパーキンソン病からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、精神異常症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、注意欠陥障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、人生の時期の問題、学術的問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、R228060(YKP−10A)、パランパネル、ORG39479/PH80、ORG34167、DP543及びCJ−017.493からなる群から選ばれる化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該R228060(YKP−10A)、パランパネル、ORG39479/PH80、ORG34167、DP543及びCJ−017.493からなる群から選ばれる化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、精神異常症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、広汎性発達障害、注意欠陥障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、医学的状態に影響する心理学的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、人生の時期の問題、学術的問題、乱用又は無視に関連する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質関連持続性痴呆、血管型痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト−ヤコブ病による痴呆、一般的な医学的状態による健忘症、物質誘導持続性健忘症、軽度認知障害、その他の認知障害及びパーキンソン病からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)R228060(YKP−10A)、パランパネル、ORG39479/PH80、ORG34167、DP543及びCJ−017.493からなる群から選ばれる化合物、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
97:バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病及び障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物が、SSR149415又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得る塩である、上記のような使用に関する。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)バソプレッシン1Bレセプター(V1B)アンタゴニスト化合物、好ましくはSSR149415又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
98:電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
したがって、本発明は、疼痛性障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物が、プレガバリン若しくはPD−200,390、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用に関する。より好ましくは、該電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物は、プレガバリンであり、活性成分の50〜600mgに渉る一日用量にて投与することになる。
また、本発明は、感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、乱用又は無視に関連する問題及び疼痛性障害からなる群から選ばれる、精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物、好ましくはプレガバリン若しくはPD−200,390、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgの一単位用量にて与え、該電位依存性カルシウムチャンネルα(2)δサブユニットモジュレーター化合物が、好ましくは活性成分の50〜600mgの一単位用量にて与えられる、プレガバリンである、上記のような医薬組成物にも関する。
99:ボメロフェリン化合物との併用療法
5−HT2A及びD4レセプターに対する高い選択的親和性を有する化合物、たとえばピパンペロンを用いて、ボメロフェリン化合物との併用療法で処置することができる精神症性障害は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病若しくは障害の群から選ばれる。
したがって、本発明は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる疾病及び障害の群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置する医薬の製造のための、ピパンペロン若しくは薬学的に許容され得るその塩の使用であって、ピパンペロン又は該薬学的に許容され得るその塩を、ボメロフェリン化合物の投与と同時にか、別個にか、若しくはその前に投与して、該ボメロフェリン化合物の治療効果を強めるか、又はより速やかなその開始を与えることを特徴とし、更に、ピパンペロンを、活性成分の5〜15mgに渉る一日用量にて患者に投与することになることを特徴とする使用に関する。
好適実施態様によれば、本発明は、該ボメロフェリン化合物がPH94B、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩である、上記のような使用にも関する。
また、本発明は、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動制御障害、人格障害、喪失、職業問題、及び乱用又は無視に関連する問題からなる群から選ばれる、非認知性精神疾病又は障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、分離若しくは逐次的使用のための併用製剤としての、(a)ピパンペロンと、(b)ボメロフェリン化合物、好ましくはPH94B、又はそのプロドラッグ若しくは活性代謝物、或いは薬学的に許容され得るその塩とを含む医薬組成物にも関する。
また、本発明は、特に、該第二化合物が、フルボキサミン制御放出配合物、酒石酸フェンセリン、塩酸アトモキセチン、ブプロピオン(制御放出配合物)、塩酸ロピニロール(制御放出配合物)、INN00835、ガランタミン(持続放出配合物)、パリペリドン、トモキセチン、アプレピタント、酒石酸リバスチグミン、ORG34517/34850、スネピトロン、スマニロール、ミルナシプラン、イダゾキサン、ザリプロドン、SR58611、ベフロキサトン、リトキセチン、チアネプチン、アゴメラチン、SPD503、フレシノキサン、ビフェプルノックス、ラメルテオン、エチレボドーパ、ラサギリン(TVP−1012)及びデスベンラファキシンからなる群から選ばれる、前記のような使用にも関する。
また、本発明は、特に、該第二化合物が、ガランタミン(持続放出配合物)、R121919、レスペリドン、パリペリドン及びR228060(YKP−10A)からなる群から選ばれる、前記のような使用にも関する。
本明細書に参照されたすべての特許、刊行物(特許公報を含む)、並びにデータベース登録番号及び寄託登録番号は、あたかもそのような個々の特許、刊行物、並びにデータベース登録番号及び寄託登録番号が、それぞれ、参照によって組み込まれることを具体的かつ個別的に示されているかのように、同程度にまでその全体が参照によって本明細書に具体的に組み込まれる。
ここまで一般的に説明されてきた本発明は、下表及び実施例(本発明の一定の態様及び実施態様の例示を目的としてのみ記載され、本発明を限定しようとするものではない)を参照することによって、更に容易に理解されると思われる。
表1:ドーパミンレセプター、5HTレセプター、アドレナリン性レセプター及びヒスタミン1レセプターのそれぞれに対する試験化合物のpKi値
表2:処置群からなる臨床試験の設定
表3:主要抑うつ性障害における先行ピパンペロン−シタロプラム処置でのプラセボ群、作用群及び期間で制御する臨床試験の全体像
表4:主要抑うつ性障害に対するPOC法
表5:公知の向精神薬に関連する疾病及び障害の要約
表6:薬理学的プロフィールの番号付け(第2列)、薬理学的プロフィール(第3列)、主な適用(第4列)、化合物名(第4列)、用量範囲(第5列)、及び該化合物を製造又は販売する企業(第6列)を示す薬理学的群別の全体像。網目掛けした化合物が好ましい。
例1:試験化合物のpKi値の測定
表1に、試験化合物のpKi値を、ドーパミンレセプター、5HTレセプター、アドレナリンレセプター及びヒスタミン1レセプターのそれぞれについて示す。それぞれのレセプターに対する試験化合物の親和性を、当技術に公知の慣用の手順に従って実施した。指標「0」は、試験化合物とレセプターとの間には、親和性が全く測定されなかったことを意味する。D4及び5−HT2AレセプターについてのpKi値を示す列は、濃灰色に塗りつぶしてある。8〜9及び9より高いpKi値は、網目をかけてある。
例2:主要抑うつ性障害における先行ピパンペロン−シタロプラム処置:プラセボ及び作用群の制御期間発見臨床試験
表2は、処置群からなる臨床試験の設定を示す;
Plc−作用群/0日は、臨床試験における作用性処置の当日(0日)から始めて、シタロプラム10mgを1日2回取り込みした群を示す。この投与方式は、単剤療法としても示した。
Pip−作用群/0日は、臨床試験における作用性処置の当日(0日)から始めて、ピパンペロン4mg及びシタロプラム10mgの組合せを1日2回取り込みした群を示す。この投与方式は、非先行コンボ療法としても示した。
Pip−作用群/4日は、臨床試験における作用性処置の当日(0日)から始めて、ピパンペロン4mgを1日2回、次いで臨床試験における作用性処置の5日目(4日)から始めて、ピパンペロン4mg及びシタロプラム10mgの組合せを1日2回取り込みした群を示す。この投与方式は、先行療法プラス作用性処置の4日後に開始する併用療法としても示した。
Pip−作用群/7日は、臨床試験における作用性処置の当日(0日)から始めて、ピパンペロン4mgを1日2回、次いで臨床試験における作用性処置の8日目(7日)から始めて、ピパンペロン4mg及びシタロプラム10mgの組合せを1日2回取り込みした群を示す。この投与方式は、先行療法プラス作用性処置の7日後に開始する併用療法としても示した。
また、被験者は、すべて、プラセボ(PLC)対照療法も受けて、作用性処置が始まる前に概ね7日間にわたって投与された。
毎日(D)、毎週(W)又は毎月(M)の来院の際に、いくつかのパラメータを測定した。NECTのもとでは、神経E臨床試験=以下のボトムアップ測定を包含する、この試験のためのベサリウスエキスパート開発と理解しなければならない:
−編入及び除外の基準
−機能の状態評価
−医学的履歴
−(前)処置の徴候及び症状
−診断及び効力に関するDSM−IV規則
−HDRS28(ハミルトンうつ病評価尺度−28項目)
−医療資源の活用
−試験前及び同時施療
−薬物投与
−(重大な)副作用
−処置の急性期及び延長期への受入れ
−試験の正しい流れ
例3:併用ピパンペロン−シタロプラム:主要抑うつ症における治療上の使用
目的
8〜12mgにわたる用量で患者に投与された、ジピペロン(Dipiperon:Janssen-Cilag B.V.)の活性成分であるピパンペロン(1'−[3−(p−フルオロベンゾイル)プロピル]−[1,4'−ビピペリジン]−4'−カルボキサミド)は、その特異的薬理学的特性から、選択的セロトニン再取り込みインヒビターであるシタロプラムの抗うつ効果のブースターであるとの主張がある。ピパンペロンは、該抗うつ剤投与の少なくとも4〜5日前に毎日投与するのが好ましい。ピパンペロンの増強の機序は、(i)ドーパミン4(D4)レセプターに対する、D4レセプターに対しては8に等しいか、又はそれ以上であり、他のドーパミンレセプターに対しては8未満であるpKi値での、選択的親和性、及び(ii)5−HT2Aレセプターに対する、5−HT2Aレセプターに対しては8に等しいか、又はそれ以上であり、他の5−HTレセプターに対しては8未満であるpKi値での、選択的親和性に関係するはずである。この半自然の非盲検研究により、主要抑うつ症の患者の処置における併用ピパンペロン−シタロプラムの効力及び忍容性を調べた。
明細
設定:半自然の、すなわち外来患者におけるすべての「自然な」患者を包含するが、感情強化薬の同時使用を伴わない、非盲検
対照:なし
段階:IIa期−概念の予備的証明
場所:ベルギー国研究センターANIMA、Alken市
終点:査定尺度の評点、ハミルトンうつ病評価尺度17項目、復元、応答、軽快
医薬品:感情安定剤、抗精神病薬(定型性、非定型性)その他の抗うつ剤の使用を除外
特徴:患者には、DSM−IVの基準による主要抑うつ症があって、慢性的経過、及びもう1種類のSSRI、次いでシタロプラムに対する治療不応状態を伴うか、又は伴わなかった。
処置
PIP−CIT1追加:−60〜20日からシタロプラム−0日からピパンペロン
1.ピパンペロン(Pip)及びシタロプラム(Cit)の投与量は、臨床的応答に応じて調整した。
PIP−CIT1先行1〜5:0日からピパンペロン−1〜5日からシタロプラム
1.ピパンペロン(Pip)及びシタロプラム(Cit)の投与量は、臨床的応答に応じて調整した。
PIP−CIT1先行6〜8:0日からピパンペロン−6〜8日からシタロプラム
1.ピパンペロン(Pip)及びシタロプラム(Cit)の投与量は、臨床的応答に応じて調整した。
注目すべきことに、得られた結果は、各群における変動性が平均の周囲に均等に分布することから、極めて有意である。
追加PIP−CIT
図1は、HDRS−17を用いて、20〜60(平均33)日間のシタロプラム10〜20(平均30)mg(1日2回)による処置の後、ピパンペロン8〜12(平均9)mg(1日2回)による「追加」処置を模式的に示す(図中PIPCIT ADD-ONと表示)。合計評点は、「Symptom Reduction and Suicide Risk in Patients Treated with Placebo in Antidepressant Clinical Trials」(Arch. of General Psychiatry, Vol. 57, April 2000)中のKhanら(2000年)による臨床試験(図中PLACEBO ALL*、INVEST. COMPOUND*、COMPARATOR ALL*と表示)における、抗うつ剤の標準的効果と比較して、MDDの基線での29であった。
図2は、主要抑うつ症における、SNRI(デュロキセチン:duloxetine)に対比しての、シタロプラムに対する「追加」としての併用ピパンペロンでの基線からのHDRS−17の変化を模式的に示す。図の■は、SSRIによる処置後20〜60(平均33)日間のシタロプラムに対する「追加」としての併用ピパンペロン8〜12(平均9)mg/日による処置(n=5)を示す。図の△は、SNRI(デュロキセチン)処置40〜120mg/日を示す(n=152)〔Goldsteinら(Clin. Psychiatry、刊行準備中〕。
図3は、主要抑うつ症における、SNRI(ベンラファキシン)、SSRI及びプラセボに対比しての、シタロプラムに対する「追加」としての併用ピパンペロンでの軽快率(HDRS−17≦7)を模式的に示す。SSRIによる処置後20〜60(平均33)日間のピパンペロン8〜12(平均9)mg/日による処置(n=5)(図中85)。SNRIのベンラファキシンによる処置(図中45)は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による。SSRIによる処置(図中35)は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による。プラセボによる処置(図中25)は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による。
図4は、MDD(BL=23でのHDRS−17)における、ピパンペロン8〜12(平均10)mg/日(1日2回)による1〜5(平均4)日間の「先行」処置後の、ピパンペロン及びシタロプラム20〜50(平均26)mg/日(1日2回)の併用処置(図中PIPCIT FG1-5と示す)(n=15)を、「Symptom Reduction and Suicide Risk in Patients Treated with Placebo in Antidepressant Clinical Trials」(Arch. of General Psychiatry, Vol. 57, April 2000)中のKhanら(2000年)による臨床試験(図中PLACEBO ALL*、INVEST. COMPOUND*、COMPARATOR ALL*と表示)における、抗うつ剤の標準的効果と比較して模式的に示す。
図5は、主要抑うつ症における、SNRI(デュロキセチン)に対比しての、ピパンペロン(10mg/日)による4日間の「先行」処置による併用ピパンペロン−シタロプラム処置での基線からのHDRS−17の変化を模式的に示す。図中■がSSRIによる処置前1〜5(平均4)日間のピパンペロン8〜12(平均10)mg/日(1日2回)による併用ピパンペロン−シタロプラム処置による処置(n=15)を示す。図中△は、SNRI(デュロキセチン)処置40〜120mg/日(n=152)を示す〔Goldsteinら(Clin. Psychiatry、刊行準備中)〕。
図6は、主要抑うつ症における、SNRI(ベンラファキシン)に対比しての、ピパンペロン(10mg/日)による4日間の「先行」処置による併用ピパンペロンでの軽快率(HDRS−17≦7)を模式的に示す。併用ピパンペロン−シタロプラムによる処置は、SSRIによる処置の1〜5(平均4)日間のピパンペロン8〜12(平均10)mg/日によった(n=5)(図中67)。SNRIのベンラファキシンによる処置は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による(図中45)。SSRIによる処置は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による(図中35)。プラセボによる処置は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による(図中25)。
図7は、MDD(BL=28でのHDRS−17)における、ピパンペロン8〜12(平均10)mg/日(1日2回)による6〜8(平均7)日間の「先行」処置後の、ピパンペロン及びシタロプラム20〜40(平均30)mg/日(1日2回)の併用処置(図中PIPCIT FG 6-8)(n=3)を、「Symptom Reduction and Suicide Risk in Patients Treated with Placebo in Antidepressant Clinical Trials」(Arch. of General Psychiatry, Vol. 57, April 2000)中のKhanら(2000年)による臨床試験(図中PLACEBO ALL*、INVEST. COMPOUND*、COMPARATOR ALL*と表示)における、抗うつ剤の標準的効果と比較して模式的に示す。
図8は、主要抑うつ症における、SNRI(デュロキセチン)に対比しての、ピパンペロン(11mg/日)による7日間の「先行」処置による併用ピパンペロン−シタロプラム処置での基線からのHDRS−17の変化を模式的に示す。SSRIによる処置前6〜8(平均7)日間のピパンペロン8〜12(平均11)mg/日(1日2回)による併用ピパンペロン−シタロプラム処置による処置(n=3)(図中■)。SNRI(デュロキセチン)処置は、Goldsteinら(Clin. Psychiatry、刊行準備中)により40〜120mg/日であった(n=152)(図中△)。
「追加」対「先行」の比較
図9は、MDDにおける、ピパンペロン(8〜12mg/日;1日2回)及びシタロプラム(20〜40mg/日;1日2回)による「先行」処置〔図中PIPCIT FG 6-8(n=3)とPIPCIT FG 1-5(n=15)〕と「追加」処置〔図中PIPCIT FG ADD-ON(n=5)〕との比較を、「Symptom Reduction and Suicide Risk in Patients Treated with Placebo in Antidepressant Clinical Trials」(Arch. of General Psychiatry, Vol. 57, April 2000)中のKhanら(2000年)による臨床試験(COMPARATOR ALL*)における、抗うつ剤の標準的効果と比較して模式的に示す。
図10は、「先行」処置と「追加」処置との比較を模式的に示す。特に、主要抑うつ症における、SNRIのデュロキセチンと比較してのピパンペロン(8〜12mg/日;1日2回)及びシタロプラム(20〜40mg/日;1日2回)による「先行」処置と「追加」処置との間の基線からのHDRS−17の変化を示す。図中■はSSRIによる処置後20〜60(平均33)日間のピパンペロン8〜12(平均9)mg/日による処置(n=5)による、シタロプラムに対する「追加」としての併用ピパンペロンによる処置。図中○はSSRIによる処置前6〜8(平均7)日間のピパンペロン8〜12(平均11)mg/日;1日2回)による、併用ピパンペロン−シタロプラム処置による処置(n=15)。図中×はSSRIによる処置前1〜5(平均4)日間のピパンペロン8〜12(平均10)mg/日;1日2回)による、併用ピパンペロン−シタロプラム処置による処置(n=15)。図中△のSNRI(デュロキセチン)処置は、Goldsteinら(Clin. Psychiatry、刊行準備中)により40〜120mg/日であった(n=152)。
図11は、主要抑うつ症における、SNRIと比較してのピパンペロン(8〜12mg/日;1日2回)及びシタロプラム(20〜40mg/日;1日2回)による「先行」処置と「追加」処置との比較における軽快率(HDRS−17≦7)を模式的に示す。図中□の併用ピパンペロン−シタロプラムによる処置は、SSRIによる処置前1〜5(平均4)日間のピパンペロン8〜12(平均10)mg/日によった(n=15)。図中◆のSNRIのベンラファキシンによる処置は、Thaseら(Br. J. Psychiatry (2001) 178:234-241)のメタ分析による。図中△はSSRIによる処置後20〜60(平均33)日間のピパンペロン8〜12(平均9)mg/日による(n=5)、シタロプラムに対する「追加」としてのピパンペロンによる処置を示す。
包括解析/最終所見繰越の分析は、HDRS17項目による高い治療効果をすべての処置群で示した。これは、「追加」群に特に該当し、それは、活性抗うつ剤による更に長期の処置(+33日)によって生じたと思われる。10mg/日の平均投与量のときに存在し、活性抗うつ剤なしの処置の初めの4日間投与された、「PIP−CIT1〜5」群で観察された非常に大きな治療効果は、極めて低い、したがってまた異例の用量での、SSRIのシタロプラムに対するピパンペロンの増強効果を示している。僅か1名の患者のみが、追跡できなくなったために処置を中断されたにすぎない。
評価
結果
効力:4日間の先行コンボピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム20〜40mg/日は、アドオンコンボピパンペロン−シタロプラムに匹敵する。
効力:4日間の先行コンボピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム20〜40mg/日は、7日間の先行コンボピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム20〜40mg/日より大きい。
効力:コンボピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム20〜40mg/日は、当技術に公知の抗うつ剤であるSSRIより大きい。
耐性
耐性:4日間の先行処置は、7日間の先行コンボに匹敵し、アドオンコンボピパンペロン−シタロプラムに匹敵する。
耐性:不都合な事象によって中断された処置は、皆無であった。
研究のメッセージ
SSRIに対する極めて異例の低い用量でのピパンペロンの増強効果は、「アドオン」および「4日間先行」コンボ「ピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム20〜40mg/日」が、この研究では、主要抑うつ症の患者の処置における当技術に公知のそれより2倍も高いことから示された。
コンボピパンペロン−シタロプラムは、うつ病の患者に概して充分に許容される。すなわち、少なくとも、研究に用いられた用量でのピパンペロンの追加によって生じた、特異的な追加の不都合な事象は皆無であった。
例4:コンボピパンペロン−シタロプラム:強迫性障害(OCD)における治療上の使用
目的
8〜12mgにわたる用量で患者に投与された、ジピペロン(Janssen-Cilag B.V.)の活性成分であるピパンペロン(1'−[3−(p−フルオロベンゾイル)プロピル]−[1,4'−ビピペリジン]−4'−カルボキサミド)は、その特異的薬理学的特性から、選択的セロトニン再摂取インヒビターであるシタロプラムのOCDに対する効果のブースターに値する。ピパンペロンは、該抗うつ剤投与の少なくとも4〜5日前に毎日投与するのが好ましい。ピパンペロンの増強の機序は、(i)ドーパミン4(D4)レセプターに対する、D4レセプターに対しては8に等しいか、又はそれ以上であり、他のドーパミンレセプターに対しては8未満であるpKi値での、選択的親和性、及び(ii)5−HT2Aレセプターに対する、5−HT2Aレセプターに対しては8に等しいか、又はそれ以上であり、他の5−HTレセプターに対しては8未満であるpKi値での、選択的親和性に関係するはずである。この半自然主義的オープンラベル研究は、OCDの患者の処置におけるコンボピパンペロン−シタロプラムの効力及び耐性を調べた。
詳細
設定:半自然主義的な、すなわち外来業務におけるすべての「自然な」患者を包含するが、感情強化薬の同時使用を伴わないオープンラベル
対照:なし
段階:IIa期−概念の予備的証明
場所:ベルギー国研究センターANIMA、Alken市
終点:査定尺度の評点、イェール−ブラウン強迫性尺度、復元、軽快
医薬品:感情安定剤、抗精神病薬(定型性、非定型性)その他の抗うつ剤の使用を除外
対象
特徴:患者には、DSM−IVの基準による強迫性障害があって、慢性的経過、及びもう1種類のSSRI、次いでシタロプラムに対する治療不応状態を伴うか、又は伴わなかった。
処置
PIP−CIT1アドオン:−730〜60日からシタロプラム−0日からピパンペロン
Pip−Cit1先行4〜6:0日からピパンペロン−4〜6日からシタロプラム
結果
注目すべきことに、得られた結果は、各群における変動性が平均の周囲に均等に分布することから、極めて有意である。
図12は、OCDにおける、Y−BOCSの合計評点:ピパンペロン(8〜12mg/日;1日2回)及びシタロプラム(30〜80mg/日;1日2回)による「先行」及び「アドオン」処置を、SSRIのフルボキサミンと比較して模式的に示す。図中○はコンボピパンペロン−シタロプラムによる処置(n=7)を示す。図中△はフルボキサミン(制御放出)平均271mg/日による処置(n=253)を示す〔HollanderらJ. Clinical Psychiatry 64:640-647(2003)による〕。
図13は、OCDにおける、Y−BOCS強迫観念評点:ピパンペロン(8〜15mg/日;1日2回)及びシタロプラム(30〜80mg/日;1日2回)による「先行」及び「アドオン」処置を、SSRIのフルボキサミンと比較して模式的に示す。図中○はコンボピパンペロン−シタロプラムによる処置(n=7)を示す。図中△はフルボキサミン(制御放出)平均271mg/日による処置(n=253)を示す〔HollanderらJ. Clinical Psychiatry 64:640-647(2003)による〕。
図14は、OCDにおける、Y−BOCS強迫行為評点:ピパンペロン(8〜16mg/日;1日2回)及びシタロプラム(30〜80mg/日;1日2回)による「先行」及び「アドオン」処置を、SSRIのフルボキサミンと比較して模式的に示す。図中の○はコンボピパンペロン−シタロプラムによる処置(n=7)を示す。図中の△はフルボキサミン(制御放出)平均271mg/日による処置(n=253)を示す〔HollanderらJ. Clinical Psychiatry 64:640-647(2003)による〕。
処置の意図/最終所見繰越の分析は、Y−BOCS合計評点、強迫観念及び強迫行為評点による高い治療効果を示した。これは、極めて低い、したがってまた異例の用量での、SSRIのシタロプラムに対するピパンペロンの増強効果を示している。処置を中断された患者は、皆無であった。
評価
効力:コンボピパンペロン8〜12mg/日−シタロプラム30〜80mg/日>OCDに効果的な当技術に公知の化合物[Hollander, E., Koran, L.M., Goodman, W.K., Greist, J.H., Nihan, P.T. et al., "A Double-Blind, Placebo-Ccontrolled Study of the Efficacy and Safety of Controlled-Release Fluvoxamine in Patients with Obsessive-Compulsive Disorder", Journal of Clinical Psychiatry 64: 640-647, Jun 2003, Mount Sinai School of Medicine, New York,New York、米国;Solvay Pharmaceuticals Inc., Marietta, Georgia、米国]。
研究のメッセージ
SSRIに対する極めて異例の低用量でのピパンペロンの増強効果は、「アドオン」および「4日間先行」コンボ「ピパンペロン8〜15mg/日−シタロプラム30〜80mg/日」が、この研究では、強迫性障害の患者の処置における当技術に公知のそれより2倍も高いことから示された。
例5:コンボピパンペロン−シタロプラム:パニック障害における治療上の使用
目的
パニック障害におけるピパンペロン及びシタロプラムによる「先行」及び「アドオン」処置のSSRIと比較しての予備検査
結果
結果を図15に示す。図15は、パニック障害における、CGI重篤度評点:ピパンペロン(8mg/日;1日2回)及びシタロプラム(20〜40mg/日;1日2回)による「先行」及び「アドオン」処置をSSRIと比較して模式的に示している。図中×はコンボピパンペロン−シタロプラムによる処置(n=3)を示す。図中○はパロキセチンparoxetineによる処置を示す〔Journal of Clinical Psychiatry (2004) 65: 405-413〕。図中△はセルトラリンsertralineによる処置を示す〔Journal of Clinical Psychiatry (2004) 65: 405-413〕。
結論
注目すべきことに、小さい試験群(n=3)を用いたのに、平均の周囲の分散は、良好であった。更に、図15からは、ピパンペロン及びシタロプラムのコンボ処置の効果は、パロキセチン又はセルトラリンによる標準的処置の2倍も高いことが明らかであると思われる。
例6:主要抑うつ性障害のためのPOC法
概念:高選択性5−HT2A/D4アンタゴニストであるピパンペロンの:
−アミノ酸伝達物質、ペプチド性伝達物質、アデノシン伝達物質、内分泌及び/又は酵素系に対して活性を有する化合物;
−ピパンペロンの4日間の先行受入れ;
−ピパンペロン12mg/日という用量
によるコンボ
目標:このコンボ療法が、
−治療後8週間にハミルトンうつ病評価尺度−17項目(HDRS−17)の合計評点を、慣用の公知抗うつ剤で到達したのより少なくとも20%上回る、すなわち40%に対して60%減少させる付加価値を有することによって、うつ病に標準的である処置となる可能性を有することを立証する。これは、HDRS−17の合計評点に対する5ポイントの付加中間的軽快を意味し、それによって、最近のすべての臨床試験におけるプラセボと作用性処置との差の平均が2.5であることから、非常に強く有意であることになる。
−急性処置後48週間、より以上の退化を有意に防止することによって、慣用の単剤療法より持続的な治療効果を;及び/又は完全に中立的な安全性に関するプロフィールを有すること、たとえば、用いられた抗うつ剤化合物の単剤受入れを上回る不都合な事象は、コンボ療法に存在しないことを立証する。
方法:以下の異なる段階を実施して、これらの目標に到達した(表3及び4も参照されたい):
(1)医学及び精神医学的履歴、うつ病の経過、初期及び同時治療の正常な変動性を有するうつ病集団に対する、黄金の標準的抗うつ剤であるシタロプラム20〜40mg/日、及びピパンペロン8〜12mg/日という用量を先行、同時又はアドオン使用で受け入れる、自然主義的オープンラベル研究。
(2)それぞれ36名の主要抑うつ性障害を有する患者の、16週間にわたるプラセボ群で制御する無作為四分枝研究であって:
−0日から:プラセボ若しくはピパンペロン(PIP)10mg/日、又は活性抗うつ剤化合物若しくは後二者の併用;
−4日から:活性抗うつ剤化合物と併用するプラセボ若しくはピパンペロン10mg/日、又はピパンペロンなしの活性抗うつ剤化合物;厳密な対照群(プラセボ及び活性比較物質;表3及び4を参照されたい)を包含することによって、この臨床試験は、コンボ及び先行処置法の付加価値の概念の証明として評価されるが、それは、
−陰性の試験、すなわちプラセボ処置と比較物質による作用性処置とに有意差がないこと;
−失敗した試験、すなわち作用性処置と研究する処置、すなわちコンボとに有意差がないこと
を包含/除外したからである。
(3)それぞれ36名の三分枝を有する、更に36週間の:
−作用性単剤療法の継続;
−作用性単剤療法による群でのコンボ療法、及びコンボ処置の継続を受ける患者の無差別化
によって形成されるPOC試験後の、活性群で制御する無作為退化防止研究。
シタロプラムによる処置後のピパンペロンによるアドオン処置の結果を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRI(ジュロキセチン)に対比しての、シタロプラムに対するアドオンとしてのピパンペロンでのコンボ処置での、基線からのHDRS−17の変化を示すグラフである。 主要うつ病における、SNRI(ベンラファキシン)、SSRI及びプラセボに対比しての、シタロプラムに対するアドオンとしてのピパンペロンでのコンボ処置での、軽快率(HDRS−17≦7)を示すグラフである。 ピパンペロン及びシタロプラムによる併用処置後の、ピパンペロンによる1〜5日間の先行処置の結果を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRI(ジュロキセチン)に対比しての、ピパンペロンによる4日間の先行処置によるコンボピパンペロン−シタロプラム処置での基線からのHDRS−17の変化を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRI(ベンラファキシン)に対比しての、ピパンペロンによる4日間の先行処置によるコンボピパンペロンでの軽快率(HDRS−17≦7)を示すグラフである。 ピパンペロンによる6〜8日間の先行処置後の、ピパンペロン及びシタロプラムの併用処置の結果を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRI(ジュロキセチン)に対比しての、ピパンペロンによる7日間の先行処置によるコンボピパンペロン−シタロプラム処置での基線からのHDRS−17の変化を示すグラフである。 MDDにおける、ピパンペロンによる先行及びアドオン処置の結果を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRIのジュロキセチンと比較してのピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置とアドオン処置との間の基線からのHDRS−17の変化を示すグラフである。 主要抑うつ症における、SNRIのベンラファキシンと比較してのピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置とアドオン処置と比較した軽快率(HDRS−17≦7)を示すグラフである。 OCDにおける、SSRIのフルボキサミンと比較してのピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置及びアドオン処置でのY−BOCS合計評点を示すグラフである。 OCDにおける、SSRIのフルボキサミンと比較してのピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置及びアドオン処置でのY−BOCS強迫観念評点を示すグラフである。 OCDにおける、SSRIのフルボキサミンと比較してのピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置及びアドオン処置でのY−BOCS強迫行為評点を示すグラフである。 パニック障害における、SSRIと比較しての、ピパンペロン及びシタロプラムによる先行処置による先行処置及びアドオン処置でのCGI重篤度評点を示すグラフである。

Claims (82)

  1. 感情機能性の基礎をなす調節不全を伴う疾病または障害を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンの使用であって、該ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の投薬量で患者に投与され、第二の化合物が、該第二の化合物の治療効果を増大するために該ピパンペロンと同時に、該ピパンペロンとは別に、または該ピパンペロンに続いて投与される、ピパンペロンの使用
  2. 該ピパンペロンが該第二の化合物を投与する少なくとも1日前に毎日投与される、請求項1記載の使用。
  3. 該第二の化合物がモノアミン伝達系に影響を与える、請求項1または2のいずれか一項記載の使用。
  4. 該第二の化合物が、5−HT再取り込みエンハンサー(1)、5−HT1オートレセプターアゴニスト(2)、5−HT1Aレセプターアゴニスト(3)、5−HT1Aレセプターアンタゴニスト(4)、5−HT1Bレセプターアンタゴニスト(5)、5−HT2Bレセプターアンタゴニスト(6)、5−HT2Cレセプターアンタゴニスト(7)、5−HT3レセプターアンタゴニスト(8)、5−HT6レセプターアンタゴニスト(9)、アドレナリン伝達物質リリーサー(12)、α1アドレナリンレセプターアンタゴニスト(13)、α2アドレナリンレセプターアンタゴニスト(14)、β3アドレナリンレセプターアゴニスト(19)、カンナビオイドレセプターアンタゴニスト(21)、D1レセプターアゴニスト(27)、D2レセプターアンタゴニスト(28)、D3レセプターアンタゴニスト(29)、DA取り込みインヒビター(30)、ドーパミンレセプターアゴニスト(31)、H3レセプターアンタゴニスト(42)、5−HTの脳濃度を上昇させる化合物(44)、レボドパ(48)、MAO再取り込みインヒビター(50)、MAO−A&MAO−B再取り込みインヒビター(51)、MAO−Bインヒビター(52)、MAO−B再取り込みインヒビター(53)、NARI(60)、NaSSA(61)、NDRI(62)、RIMA(82)、SDA(84)、SDRI(85)、セカンドメッセンジャーベータアゴニスト(86)、SNDRI(90)、SNRI(91)およびSSRI(92)を含む群から選択される、請求項3記載の使用。
  5. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT(セロトニン)再取り込みエンハンサー化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  6. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT1オートレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  7. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質誘発性持続性痴呆、血管性痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘発性持続性健忘障害、軽度の認知機能障害、他の認知障害ならびにパーキンソン病からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT1A(セロトニン1A)レセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT1A(セロトニン1A)レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  8. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT1Aレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT1Aレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  9. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT1Bレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT1Bレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  10. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT2Bレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT2Bレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  11. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT2Cレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT2Cレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  12. 物質関連障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  13. アルツハイマー病、物質誘発性持続性痴呆、血管性痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘発性持続性健忘障害、軽度の認知機能障害および他の認知障害からなる疾病または障害の群より選択される認知障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT6レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT6レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  14. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動抑制障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該アドレナリン伝達物質リリーサー化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  15. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、アルファ1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該アルファ1アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  16. 感情障害、不安神経症、精神症性障害、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、アルファ2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該アルファ2アドレナリンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  17. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ベータ3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ベータ3アドレナリンレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  18. 感情障害、不安神経症、精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題ならびに虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該カンナビオイドレセプター1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  19. 物質関連障害およびパーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、D1レセプターレセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該D1レセプターレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  20. 感情障害、精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題ならびに虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、D2レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該D2レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  21. 精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、D3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該D3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  22. 物質関連障害およびパーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、DA(ドーパミン)取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該DA(ドーパミン)取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  23. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害ならびに虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ドーパミンレセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ドーパミンレセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  24. アルツハイマー病、物質誘発性持続性痴呆、血管性痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘発性持続性健忘障害、軽度の認知機能障害および他の認知障害からなる疾病または障害の群より選択される認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ヒスタミンH3レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ヒスタミンH3レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  25. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT(セロトニン)の脳濃度を上昇させる化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT(セロトニン)の脳濃度を上昇させる化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  26. パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、レボドパ/デカルボキシラーゼインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該レボドパ/デカルボキシラーゼインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  27. パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための同時、独立または連続使用のための併用調製物としての、(a)ピパンペロン、および(b)好ましくは(エチ)レボドパであるレボドパ/デカルボキシラーゼインヒビター化合物、あるいはそのプロドラッグまたはその活性代謝産物、あるいはその医薬的に許容可能な塩を、カテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)のインヒビターであるエンタカポンと併用して含む医薬的組成物、あるいはそのプロドラッグまたはその活性代謝産物、あるいはその医薬的に許容可能な塩。
  28. ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の単位投薬量で提供され、レボドパ/デカルボキシラーゼインヒビター化合物が、好ましくは活性成分100mg〜10mgの単位投薬量で提供されるレボドパ/カルビドパである、請求項27記載の医薬的組成物。
  29. ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の単位投薬量で提供され、レボドパ/デカルボキシラーゼインヒビター化合物が、エンタカポンと併用したレボドパ/カルビドパまたはエチレボドパ/カルビドパであり、後者が好ましくは活性成分500mg〜100mgの単位投薬量で好ましくは提供される、請求項27または28記載の医薬的組成物。
  30. 物質関連障害またはパーキンソン病である非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、モノアミンオキシダーゼ(MOA)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該モノアミンオキシダーゼ(MOA)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  31. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、モノアミンオキシダーゼA(MOA−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MOA−B)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該モノアミンオキシダーゼA(MOA−A)およびモノアミンオキシダーゼB(MOA−B)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  32. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびにパーキンソン病からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、モノアミンオキシダーゼB(MOA−B)インヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該モノアミンオキシダーゼB(MOA−B)インヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  33. パーキンソン病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、モノアミンオキシダーゼB(MOA−B)再取り込みインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該モノアミンオキシダーゼB(MOA−B)再取り込みインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  34. 感情障害、不安神経症、適応障害、注意力欠如障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的ノルアドレナリン再取り込みインヒビター(NARI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  35. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  36. 感情障害、不安神経症、適応障害、注意力欠如障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  37. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動抑制障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該モノアミンオキシダーゼAの可逆的インヒビター(RIMA)の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  38. 感情障害、不安神経症、精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害ならびに譫妄からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該セロトニン/ドーパミンアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  39. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題、疼痛性障害、譫妄、アルツハイマー病、物質誘発性持続性痴呆、血管性痴呆、HIV疾病による痴呆、頭部外傷による痴呆、パーキンソン病による痴呆、ハンチントン舞踏病による痴呆、ピック病による痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病による痴呆、一般病状による健忘障害、物質誘発性持続性健忘障害、軽度の認知機能障害および他の認知障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  40. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、セカンドメッセンジャーベータアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該セカンドメッセンジャーベータアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  41. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニン、ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニン、ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  42. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、注意力欠如障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニンおよびノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニンおよびノルアドレナリン再取り込みインヒビター(SNRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  43. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、反社会的行動、喪失、職業問題、虐待および放置に関する問題ならびに疼痛性障害からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニン再取り込みインヒビター(SSRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。再取り込みインヒビター
  44. 該疾病または障害がアルツハイマー病である、請求項1または2の使用。
  45. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT1A(セロトニン1Aレセプター)アゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  46. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、5−HT6アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該5−HT6アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  47. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該アセチルコリンエステラーゼインヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  48. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、AMPAレセプターメディエーター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該AMPAレセプターメディエーター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  49. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、アミロイド凝集インヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該アミロイド凝集インヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  50. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、カルシウムチャネルモジュレーター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該カルシウムチャネルモジュレーター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  51. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、コリン取り込みエンハンサー化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該コリン取り込みエンハンサー化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  52. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、細胞外シグナル制御キナーゼ(ERK)を活性化する化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、細胞外シグナル制御キナーゼ(ERK)を活性化する該化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  53. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、GABAアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該GABAアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  54. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ヒスタミンH3−レセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  55. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、インスリン感度を上昇させる化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該インスリン感度を上昇させる化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  56. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、神経成長因子(NGF)の効果を模倣する化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該神経成長因子(NGF)の効果を模倣する化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  57. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ムスカリン性レセプター部分アゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ムスカリン性レセプター部分アゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  58. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(NDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  59. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、神経成長因子(NGF)遺伝子治療の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該神経成長因子(NGF)遺伝子治療と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  60. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ニコチン様レセプターアゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ニコチン様レセプターアゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  61. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、N−メチル−D−アスパルテート(NMDA)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該N−メチル−D−アスパルテート(NMDA)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  62. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、非ステロイド性抗炎症薬の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該非ステロイド性抗炎症薬の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  63. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ホスホジエステラーゼ−4(PDE4)インヒビター化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  64. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ペプチド性化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ペプチド性化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  65. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、ドーパミン作動性およびコリン作動性ニューロンを保護する該化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  66. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  67. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  68. アルツハイマー病の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、選択的セロトニン、ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該選択的セロトニン、ノルアドレナリンおよびドーパミン再取り込みインヒビター(SNDRI)化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  69. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、CRF1アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該CRF1アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  70. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、GRアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該GRアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  71. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該メラトニンレセプター(MT)アゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  72. 感情障害、不安神経症、精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ニューロテンシンレセプターアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  73. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ニューロキニン2レセプター(NK2)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  74. 感情障害、不安神経症、精神症性障害、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、広汎性発達障害、崩壊性行動障害、物質関連障害、人格障害、病状に影響する心理的要因、仮病、反社会的行動、喪失、職業問題、同一性問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ニューロキニン3レセプター(NK3)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  75. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、適応障害、衝動抑制障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、ペプチド性化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該ペプチド性化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  76. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該サブスタンスPレセプター(NK1)アンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  77. 感情障害、不安神経症、摂食障害、月経前症候群、身体表現性障害(疼痛性障害を除く)、虚偽性障害、解離性障害、性同一性障害、睡眠障害、適応障害、衝動抑制障害、物質関連障害、人格障害、喪失、職業問題ならびに虐待および放置に関する問題からなる疾病または障害の群より選択される非認知精神疾病または障害の基礎をなす感情調節不全を処置するための薬剤の調製のためのピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用であって、タキキニンアンタゴニスト化合物の治療効果を増強するために、または治療効果をより早く開始させるために、ピパンペロンまたは該その医薬的に許容可能な塩が、該タキキニンアンタゴニスト化合物の投与と同時に、投与とは別に、または投与の前に投与されることを特徴とし、ピパンペロンが活性成分5〜15mgの範囲の1日投薬量で患者に投与されることを更に特徴とする、ピパンペロンまたはその医薬的に許容可能な塩の使用。
  78. 該第二の化合物がジェピロンである、請求項1〜4または7のいずれか一項記載の使用。
  79. 選択的D4および5−HT2Aアンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニスト活性を持つ化合物を調製するための方法であって:(a)試験化合物のD4レセプターへの選択的親和性を測定し、他のすべてのDレセプターに関してD4レセプターに対して8またはそれ以上のpKi値を持つ化合物を選択するステップおよび選択された化合物のD4レセプターへの選択的有効性を測定し、D4レセプターの選択的アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストである化合物を選択するステップと;(b)試験化合物の5−HT2Aレセプターへの選択的親和性を測定し、他のすべての5HTレセプターに関して5−HT2Aレセプターに対して8またはそれ以上のpKi値を持つ化合物を選択するステップおよび選択された化合物の5−HT2Aレセプターへの選択的有効性を測定し、5−HT2Aレセプターの選択的アンタゴニスト、逆アゴニストまたは部分アゴニストである化合物を選択するステップと;(c)(a)および(b)で選択された化合物を同定するステップと;(d)(c)で同定された化合物を調製するステップと;を含む方法。
  80. 請求項79の方法によって調製される化合物。
  81. 該第二の化合物がフルボキサミン制御放出、フェンセリンタートレート、アトモキセチンヒドロクロライド、ブプロピオン(制御放出調合物)、ロピニロールHCL(制御放出調合物)、INN 00835、ガランタミン(持続放出調合物)、パリペリドン、トモキセチン、アプレピタント、リバスチグミンタートレート、ORG 34517/34850、スネピトロン、スマニロール、ミルナシプラン、イダゾキサン、キサリプロデン、SR 58611、ベフロキサトン、リトキセチン、ティアネプチン、アゴメラチン、SPD 503、フレシノキサン、ビフェプルノックス、ラメルテオン、エチレボドパ、ラサリジン(TPV−1012)およびデスベンラフェキシンからなる群より選択される、請求項1、2または7のいずれか一項記載の使用。
  82. 該第二の化合物がガランタミン(持続放出調合物)、R121919、リスペリドン、パリペリドン、およびR228060(YKP−10A)からなる群より選択される、請求項1、2または7のいずれか一項記載の使用。
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