JP2007511852A - ウェーブレット分解を用いてバルブの可能性のある欠陥標識を識別する装置及び方法 - Google Patents

ウェーブレット分解を用いてバルブの可能性のある欠陥標識を識別する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

バルブが可能性のある欠陥の表示を識別する方法及び装置が提供される。方法及び装置は複数のプロセス変数測定を複数の分解能レベルに分解する。プロセス変数測定はバルブの動作に関連している。方法及び装置は分解能レベルを複数のグループにグループ分けする。方法及び装置はグループを用いて少なくともいくつかの分解能レベルについて1以上の欠陥標識を識別する。1以上の欠陥標識はバルブにおいて可能性のある欠陥に関連している。

Description

本開示はプロセス制御システムに関し、特にバルブが可能性のある欠陥の欠陥標識を識別する方法及び装置に関する。
設備処理は典型的にプロセス制御システムを用いて管理される。多くの場合、この種の制御システムは、第1の機能として、処理設備に設置されたバルブ類の使用方法を管理する。典型的にバルブは設備における材料の流量を制御する。処理設備の例として、例えば、製造プラント、化学プラント、精油所、鉱石処理プラントなどがある。このような設備において、バルブは水、石油、塩酸など、各種材料の流量を制御する。
処理設備で使用されるバルブは往々にして多くの問題または欠陥に悩まされる。例えば、バルブヒステリシスまたはバルブスティクションを受ける。バルブヒステリシスの場合、バルブがある方向に動いているときに制御システムが逆方向へ所定量の移動を指示するとバルブは逆方向に特定量より少ない量しか移動しない。バルブのスティクションはスタティックフリクションの略であり、運動の開始に対する抵抗である。バルブスティクションが発生しているとバルブはバルブ開放の調整圧力に応じることができない。すなわち、必要以上にバルブを開閉させる付加的圧力が加わるまで、バルブは動作しない。この種の欠陥やその他の欠陥により、制御システムが行うバルブを使用する材料の流量の正確な制御がしばしば制限を受けまたは阻害される。
本開示はバルブ用の可能性のある欠陥標識を識別する装置及び方法を提供する。
一側面において、方法、装置及びコンピュータプログラムは複数のプロセス変数測定を含んだ信号を複数の分解能レベルに分解する。プロセス変数測定はバルブの動作に関係している。方法、装置及びコンピュータプログラムは分解能レベルを複数のグループ分けする。方法、装置及びコンピュータプログラムはグループに基づいて少なくとも一部の分解能レベルについて1以上の欠陥標識を識別する。1以上の欠陥標識はバルブの可能性のある欠陥に関係している。
特定の形態として、信号の分解では、ウェーブレット分解を実行して分解能レベル毎にウェーブレット係数を求める。1以上の欠陥標識の特定にはウェーブレット係数のグループを用いた特異点検出を行う。
その他の特徴は以下の図面、説明及び特許請求の範囲から、当業者には明らかであろう。
本開示の理解を深めるため、以下、図面を参照して説明する。
図1に本開示の一実施形態に基づいた欠陥バルブを識別する例示のシステム100を示す。図1に示すシステム100は例示に過ぎず、本開示の範囲から逸脱することなく他のシステムが使用可能である。
図示の例において、1以上の材料はパイプ102を通り、このパイプ102を通る材料の流れはバルブ104で制御される。パイプ102は1以上の材料の輸送を容易にする任意の適切な構造を代表する。例えば、パイプ102は石油、水、塩酸などの1以上の材料を輸送可能なスティールまたはプラスティック製のパイプまたはチューブである。
バルブ104はパイプ102に流れる材料の流量を制御する。例えば、バルブ104はパイプ102の開口の大きさを変える。バルブ開度を大きくすることでパイプ102に流れる材料の量が増大する。バルブ104はパイプ102に流れる1以上の材料の流れを制御可能な任意の構造をとる。
図示の例において、システム100は測定装置106、コントローラ108、バルブ調整器110を備える。測定装置106はパイプ102に流れる1または複数の材料に関する1以上の特性を監視する。例えば、測定装置106はパイプ102に流れる材料の流量を測定する。なお、測定装置106はパイプに流れる材料に関するその他の特性を代替または追加として監視してもよい。さらに測定装置106は信号112をコントローラ108に出力する。この信号112には測定装置106が行った測定が値として含まれる。流量などの監視される特性はプロセス変数であり、コントローラ108に供給される信号112はプロセス可変(PV)信号として参照されて良い。測定装置106はパイプ102に流れる材料の少なくとも1つの特性を測定可能なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組合せを備える。
コントローラ108はシステム100内のバルブ104の開閉を制御する。この例において、コントローラ108は、バルブ104を制御するために、測定装置106から供給されるプロセス可変信号112とともに設定点(SP)114を使用する。設定点114はプロセス可変信号112の所望値を定める。例えば、コントローラ108はパイプ102を通る流量が設定点の指示するレベルまたはその近くに保たれるようにバルブ開度を調整する。コントローラ108はプロセス可変信号112と設定点114に基づいて出力値を含む出力信号(OP)116を発生する。出力値はバルブ104の開度を指示する。コントローラ108はバルブ104を制御するためにハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組合せを備える。例として、例えばコントローラ108には1以上のソフトウェアルーチンが少なくとも1つのメモリに記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行される。以下、コントローラ108によるバルブ104制御を詳しく説明する。
バルブ調整器110は出力信号116の出力値を用いてバルブの開度調整を行い、あるいはバルブを現在位置に保持する。例えば、ある種の形態において、信号116の出力値はバルブ104に要求される相対的な変化量を定める。このような形態の場合、例えば正の出力値はバルブ104の開度を増やすことを意味し、負の値はバルブ104の開度を減じることを意味し、ゼロは開度の変更が不要なことを意味する。別の形態として、信号116の出力値はバルブ104の絶対位置を定める。この種の形態の場合、ゼロのような最小値はバルブ104が完全に閉じられることを意味し、最大値はバルブ104が完全に開かれることを意味し、中間の値はバルブ104が部分的に開かれることを意味する。バルブ調整器110はバルブ104を開成および/または閉成可能な任意の構造をとる。
後で詳述するように、プロセス可変信号112および/または出力信号116はバルブ104が可能な欠陥を識別するのに使用される。バルブ104が可能性のある欠陥を識別する能力はコントローラ108内あるいはコントローラ108の外部に設けた欠陥検出器118内で実現される。欠陥検出器118はバルブ104が可能性のある欠陥を識別できるハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組合せを備える。特定の例として、欠陥検出器118には1以上のソフトウェアルーチンが少なくとも1つのメモリに記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行される。以下の説明のなかでは、情報を処理し、バルブ104における可能性のある欠陥を識別するコントローラ108を何度も記述している。同じまたは同様な機能はまた欠陥検出器118において実現可能である。
プロセス可変信号112および/または出力信号116により、バルブ104の1種類または複数種の欠陥を識別することができる。例えば、コントローラ108はバルブ104がバルブヒステリシスまたはバルブスティクションを受ける時に識別することができる。バルブヒステリシスが発生する場合、バルブ104がある方向(開か閉)に動いているときにコントローラ108から所定量の逆方向移動の指示を与えると、バルブ104は所定量より少ない量しか逆方向移動を行わない。スタティックフリクションすなわち「スティクション」の場合、付加的圧力がバルブ104に供給されるまでバルブ調整器110からの圧力に応答しない。その点で、バルブ104は所望よりも大きいまたは小さい開度へとジャンプする。この他の欠陥はバルブ104を正確に制御することからコントローラ108を制限しあるいは妨害する。
以下の説明では、バルブ104においてスティックションの存在を検出するのにシステム100の使用をしばしば説明する。これは単に例示および説明の便宜上のためである。システム100は同一または同様の技術を使用してバルブ104のその他の欠陥を識別することができる。例えば、プロセス可変信号112と出力信号116の特性は、バルブ104がバルブヒステリシスまたはバルブスティクションを受けても同じまたは同様であり得る。結果として、システム100はまた、バルブ104のその他の欠陥を識別するために使用され得る。
図1は欠陥のあるバブル104を識別するシステム100の一例を示したものであるが、各種変更が可能である。例えば、コントローラ108は任意の数のバルブ104の動作を制御することができる。また、バルブ104とバルブ調整器110は単一の統合ユニットであってよい。
図2は、本開示の一実施形態に基づいて欠陥バルブ104を識別するために使用される変数の例を示す。特に、図2はプロセス可変信号112とそれに関連する出力信号116の時系列を示す。時系列は1サンプル/秒のサンプリング速度で収集され、変数毎に5000個のデータが収集される。図2に示すプロセス可変信号112と出力信号116の時系列は単なる例示である。プロセス可変信号112と出力信号116は、コントローラ108または欠陥検出器118が動作するシステム100に依存して任意の適切な値を取り得る。
図2に示すように、プロセス可変信号112はより高い測定値を有する期間202とより低い測定値を有する期間204の間で振動する。これは信号112の値がコントローラ108の使用する設定点114のまわりに振動していることを示している。また図2に示すように、出力信号116の値は、期間202中は一般に減少し、期間204中は一般に増加する。これは出力信号116の値が高低のピーク値間で常に移動していることを示している。
後述するように、プロセス可変信号112と出力信号116は欠陥があるまたはその可能性があるバルブ104を識別するために使用される。例えば、図2に示すプロセス可変信号112と出力信号116の挙動は、バルブ104がスティックションまたはその他の欠陥を受けていることを表示している。
しばしばスティックションは「スティック」段階と「スリップ」段階の2段階に関係する。スティック段階は、バルブ調整器110がバルブ104に力を加え、バルブ104はステイックしまたは(開または閉に)動こうとしない。このため、コントローラ108は付加的な力がバルブ104に加わるように調整器110に指示する。結局、バルブ104がスリップまたは動くとスリップ段階になり、このときバルブ調整器110から加えられた付加的な力は、バルブ104が所望以上に開きまたは閉じる。
図2において、複数の線206はバルブ104がスリップした時間を示す。換言すれば、線206はバルブ104の開度が必要以上に変化した時を識別する。一般に、線206周りのエリアがバルブ104のスリップ段階を示し、2つの線206間のエリアがバルブ104のスティック段階である。
スティクションの存在は、これがプロセス可変信号112と出力信号116に挙動を説明する。スティック段階にあるとき、プロセス可変信号112は比較的一定値に中心を留めるようにみえ、出力信号116は増加または減少し続ける。この点で、プロセス可変信号112からは例えばパイプ102を通る材料の流量が比較的一定に留まることを示す。増加または減少している出力信号116は、コントローラ108がバルブ調整器110にバルブ104に徐々に力を加えるように指示していることを示している。
スリップ段階に入ると、プロセス可変信号112は(より低い値からより高い値またはその逆に)ジャンプし、出力信号116はその方向を切り換える(増加から減少またはその逆)。プロセス可変信号112のジャンプは、例えば、パイプ102に流れる材料の流量が比較的大量に変化したことを示す。これはバルブスティクションを克服するために十分な力の供給により生じるが、力の大きさが過大でありバルブ104は必要よりも開きあるいは閉じることになる。出力信号116の方向の変化は、予想よりも大きな流量変化を補償するためにバルブ開度を他の方向に変化するようにコントローラ108はバルブ調整器110に指示を開始する。
例として、期間202においてプロセス可変信号112がより高い時に、これはパイプ102に流れる流量が非常に高いことを示すことができる。コントローラ108はバルブ開度を減少させて流量を下げようとするが、スティクションがバルブ104を現在の開度量に留める。これは、コントローラ108にバルブ調整器110がバルブ104にさらに大きな力を加えるように指示させ、これは低下する出力信号116により示される。結局、十分な力がバルブ104に加わってバルブの開度が変わるが過大な力がバルブ開度を必要よりも減少させる。これは次の期間204へと移行し、プロセス可変信号112はより低い場合、パイプ102に流れる流量が今や低すぎることを示し得る。これは、コントローラ108がバルブ開度を上げるようにバルブ調整器110に指示させる。スティクションは、バルブ104に現在の開度量を保持させ、コントローラ108がバルブ調整器110に、バルブ104にさらに力を加えるように指示する。これは上昇する出力信号116により示される。
図2は欠陥バルブ104を識別するために使用される変数の一例を示したものであるが、種々の変更が図2にされても良い。例えば、プロセス可変信号112および出力信号116を任意の適切な値で形成してもよい。また、変数はサンプルデータを使用するバルブスティクションを表す任意の適切なサンプリング速度でサンプルされ得る。さらに、バルブ104の制御そして/または欠陥バルブ104を識別するために追加の変数を使用してもよい。
図3Aと図3Bに本開示の一実施形態に基づいた欠陥バルブ104の表示の例を示す。特に、図3Aと図3Bはプロセス可変信号112のジャンプを識別するために用いられるウェーブレット分解の例を示す。図3Aと図3Bに示す表示は単なる例示であり、本開示の範囲内で欠陥バルブ104に関する他の表示が使用可能である。
図3Aに示すように、プロセス可変信号112はコントローラ108に入力される。コントローラ108はウェーブレット分解を実行して、複数の分解能レベル302a〜302gのウェーブレット係数とレベル302hの低周波成分を生成する。分解能レベル302a〜302gはそれぞれプロセス可変信号112の異なる情報を表している。特に、各分解能レベル302a〜302gはプロセス可変信号112の各種変化を表している。すなわち、(レベル302aから始まる)より高い分解能レベルはプロセス可変信号112のより高い周波数変化を示し、(レベル302gから始める)より低い分解能レベルはプロセス可変信号112のより低い周波数変化を示す。
コントローラ108は任意の適切な手法により、分解能レベル302a〜302gにおいて冗長ウエーブレット係数を発生する。いくつかの実施形態において、コントローラ108は離散ダイアドウエーブレッド変換(DDWT)を使用し、ウエーブレッド係数を発生する。図3Aは7つの異なる分解能レベル302a〜302gでウエーブレッド係数の発生を例示しているが、コントローラ108は任意の数のレベルでウエーブレッド係数を発生できる。
異なる分解能レベル302a〜302gにおけるウエーブレッド係数は関係している。コントローラ108はプロセス可変信号112にける可能なジャンプを識別するためにこれらの関係を使用する。図3Bに示すように、コントローラ108は異なる分解能レベル302a〜302gにおけるウエーブレッド係数をグループ304a〜304eへグループ分けする。この例では、各グループ304a〜304eは3つの隣接するウエーブレッド係数の分解能レベルを含む。他の実施形態において、コントローラ108は任意の数の分解能レベルを任意の数のグループにグループ分けできる。
グループ304a〜304eを使用し、コントローラ108は異なる分解能レベル308a〜308eで可能性のあるプロセス可変ジャンプ306を識別する。プロセス可変信号112が比較的大量に変化またはジャンプする場合、各ジャンプ306は可能性のある場所を表す。結果として各ジャンプ306はスティクションイベントのスリップ段階の可能性のある発生を表す。
コントローラ108は分解能レベル308a〜308eにおける可能性のあるジャンプ306を識別する。ある実施形態では、分解能レベル308a〜308eでのジャンプ306を識別するためにコントローラ108はグループ304a〜304e上で特異点検出を使用する。
図3Bに示すように、(レベル308aから始まる)より高い分解能レベルでは(レベル308eから始まる)より低い分解能レベルよりも多くのジャンプが識別される。各種分解能レベル308a〜308eから相異なる個数の変数ジャンプ306が識別されることから、各種分解能レベルはバルブ104で発生する様々な大きさのスティクションを表すことができる。
この例において、例示の信号112には有意の高周波ノイズにより、(レベル308aから始まる)より高い分解能レベルからは多数の偽のジャンプ306が識別される。この場合、最低分解能レベル308eで識別されるジャンプ306が最も正確である。しかしながら、最も正確な分解能レベルが常に最低分解能レベル308eになるとは限らない。その理由は異なるプロセス可変信号112は異なるノイズ、ドリフト、および振動挙動が含まれるからである。また、バルブ104に経験されるスティクションは定常的または間欠的である。これらの因子は分解能レベル308a〜308eの異なるひとつに、バルブ104のスティクションのパターンをより正確に示させる。特定の例として、いくつかのより高い分解能レベルは偽のジャンプ306を含み、いくつかのより低い分解能レベルは平滑化効果によりジャンプ306を欠落し得る。分解能レベル308a〜308eのなかから最も正確性を選択する技術は後述する。
図3Aと図3Bは、欠陥バルブ104の表示例を示すものであるが、種々の変更が可能である。例えば任意の数の分解能レベル302a〜302eについてウェーブレット係数の生成が可能である。また、任意の個数のグループ304a〜304eは任意の数の分解能レベル302a〜302gに含ませてもよい。さらに、任意の数の分解能レベルグループ308a〜308eに含まれるジャンプ306は識別されることができる。
図4に本開示の実施形態に基づいた欠陥バルブ104の指示に係る別の例を示す。特に、図4はコントローラ108により生成される出力信号116の極値位置がどのように識別されるかを例示している。図4に示す例の表示は単なる例示である。本開示の範囲内で欠陥バルブ104に関する他の指示が使用可能である。
図4に示すように、出力信号116は高ピークと低ピークの間で絶えず変動する。この高ピークと低ピークを集合的に極値位置と参照され得る。出力信号116における極値位置はスティクション現象におけるスリップ段階の発生を指示し得る。
コントローラ108は原出力信号116または出力信号のフィルタされまたは「ノイズ除去」バージョン402を処理できる。コントローラ108は任意の適切な手法により出力信号116の極値位置を識別する。例えば、コントローラ108は、出力信号116の特定の位置が以下の条件のいずれかを満たすとき、その位置を極値位置とする。
OP (position)≧max(OP(position ±range) (1)
または、
OP (position)≦min(OP(position ±range) (2)
ここにOP (position)は出力信号116の特定の位置を表し、rangeは特定の位置の周りの範囲を定めたものである。この場合、出力信号116の特定位置はその周りの範囲内で大きいまたは小さい値ならば、極値位置を表す。
コントローラ108は極値位置を識別するのに用いる範囲を識別する任意の適切な技術を用いる。ある実施形態において、コントローラ108は異なる分解能レベル406a〜406eについて極値位置の場所を識別する。この実施形態では、コントローラ108は分解能レベル406a〜406e毎に範囲値を識別する。特定の実施形態では、コントローラ108は例えば、次式により分解能レベル406a〜406eの範囲値を定める。
Rangek=TotalDataLength/PVJumps (3)
ここに、Rangekはk番目の分解能レベル406a〜406eに対応する範囲値であり、TotalDataLengthは出力信号116のサンプルの総数であり、PVJumpsは図3Bに示すk番目の分解能レベル308a〜308eで検出されたプロセス可変ジャンプ306の総数である。
極値位置404は複数の分解能レベル406a〜406eで識別される。上述したように、最も正確なレベルが最低分解能レベル406eであるとは限らない。以下、最も正確な分解能レベル406a〜406eを選択する技術を説明する。
図4は欠陥バルブ104に関する表示の別例を示し、種々の変更が図4に可能である。例えば、極値位置404は任意の数の分解能レベルで検出された対応するPVJumpsを使用して任意の数の分解能レベルで検出されてもよい。また、極値位置404は原出力信号116またはフィルタリングした出力信号402を使用して検出されても良い。
図5に本開示の一実施形態に基づいたスティクションパターンの例を示す。図5に示すパターンは単なる例示に過ぎない。本開示の範囲内で他のパターンの生成、処理が可能である。
上述のように、プロセス可変信号112のプロセス可変ジャンプ306そして/または出力信号116の極値位置404の検出は1または複数の分解能レベルで検出される。ジャンプ306そして/または極値位置404を使用して、コントローラ108は分解能レベル毎にスティクションのパターンを識別する。いくつかの実施形態の場合、スティクションパターンはスリップ段階502と先行するスティック段階を含む。コントローラ108はジャンプ306そして/または極値位置を基準点として使用し、スリップ段階502とスティック段階504を識別する。スリップ段階502と先行するスティック段階504は1つのスティクションパターン506を集合的に形成する。
コントローラ108は任意の適切な技術を使用してスティクションパターン506を識別する。ある種の実施形態では、図5に示すように、コントローラ108はプロセス可変ジャンプ306と、ジャンプ306周りの局所極小値、局所極大値を識別する。さらにコントローラ108は(局所最大値−局所最小値)として「プロセス可変変化」を計算する。また、コントローラ108は、85パーセントのようにプロセス可変変化の特定百分率を含むジャンプ306周りの最小領域としてスリップ段階502を識別する。さらに、コントローラ108は、20パーセントのようなプロセス可変変化の特定百分率より小さく占有するスリップ段階502に先行する最大領域としてスティック段階504を識別する。これにより1つのスティクションパターン506を生成する。
別の実施形態として、コントローラ108は次式に基づいてスティクションパターン506の平均長を識別する。
AverageLength=TotalDataLength/NumberOPExtremes (4)
ここにAverageLengthはスティクションパターン506の平均長を示し、TotalDataLengthは出力信号116のサンプルの総数を示し、NumberOPExtremesは出力信号116における極値位置404の数である。次に、コントローラ108は極値位置404毎に、平均長の75パーセントのような、平均長の特定の部分を有する極値位置404に先行する領域としてスティック段階504を画定する。さらに平均長の25パーセントのような、平均長の特定の部分を有する極値位置404の後の領域としてスティック段階502を画定する。これは1つのスティクションパターン506を生成する。
プロセス可変ジャンプ306と出力信号極値位置404が複数の分解能レベルに生成されると、コントローラ108は各分解能レベルのスティクションパターン506を識別することができる。また、以下に記述のように、スティクションパターン506は、バルブ104がスティクションまたは他の欠陥から受ける確率を識別するために使用される1以上の指標を計算するために使用される。
図5はスティクションパターン506の例を示すものであるが、種々の変更が図5に可能である。例えば、スティクションパターン506は任意の適切な方法で生成することができる。
図6A〜図6Cに本開示の一実施形態に基づいてバルブ104が欠陥であるか否かを表示する確率分類を例示する。図6A〜図6Cに示す確率分類は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲内で他の確率分類が可能である。
上述のように、コントローラ108はプロセス可変ジャンプ306、出力信号極値位置404または双方を用いてスティクションパターン506を生成する。図6Aはプロセス可変ジャンプ306に基づいてバルブ104が欠陥である確率を示す。図6Bはコントローラ出力信号の極値位置404に基づいてバルブ104が欠陥である確率を示す。図6Cはプロセス可変ジャンプ306と出力信号の極値位置404の双方を使用して生成された確率分類を示す。
コントローラ108はスティクションパターン506を使用し、バルブ104がスティクションまたは他の欠陥を受けている確率を識別するのに使用される指標を計算する。コントローラ108は任意の適切な指標を1または複数生成できる。次は例示の指標であり、コントローラ108により使用され且つ生成される任意の他の指標または追加の指標から計算できる。
スティック/スリップPV運動率はスティック段階504の平均絶対PV運動をスリップ段階502の平均絶対PV運動で割ったものである。バルブスティクションが発生すると、PV運動は典型的にスリップ段階502で大きくなり、スティック段階504では小さくなる。したがって、より小さいスティック/スリップPV運動率はバルブ104が欠陥を受けるより高い確率を示す。
スリップ/スティック継続時間率はスリップ段階502の平均継続時間をスティック段階504の平均継続時間で割っている。バルブスティクションが発生すると、スティック段階504はスリップ段階502より長くなることが多い。したがって、より小さいスリップ/スティック継続時間率はバルブ104が欠陥を受けるよりい高い確率を示す。
スティック/スリップPV/OP利得率は「スリップ段階利得」に対する「スティック段階利得」の比率である。スティック段階利得は絶対PV運動の平均をスティック段階504における絶対OP運動の平均で割っている。スリップ段階502は絶対PV運動の平均をスリップ段階502における絶対OP運動の平均で割っている。バルブスティクションが発生する場合、スティック段階504はしばしばPV運動は小さく、OP運動は大きく且つ一定であり、そこでスティック段階利得はより小さい。スリップ段階502は大きいな突然のPV運動を含み、そこでスリップ段階利得はより大きくなる。より小さいPV/OP利得率はバルブ欠陥のより高い確率を示す。
多くのスティクション特徴値は特定されたスティクションパターン506の総数を示す。所要の時間内のより大きい数のスティックション特徴はバルブが欠陥のより高い見込みを表す。また、スティック段階504のOP運動の標準偏差も使用可能である。バルブスティクションが発生する時に、スティック段階504のOP運動は比較的一定しており、そこでより小さい標準偏差はバルブ104に欠陥があるより高い確率を示す。
スティックション特徴率は総スティクションパターン506を収集データの全継続時間で割って示す。例えば、コントローラ108は収集データの特定の部分がスティクションパターン506を表すか否かを決定することができない場合がある。特定の例として、コントローラ108はスティクションパターン506が全継続時間の70パーセントを占めていることを決定し、そこでスティックション特徴率は0.7である。より大きなスティックション特徴率はより高いバルブの欠陥の確率を示し得る。
プロセス利得の標準偏差が計算され得る。各スティクションパターン506について、そのプロセス利得はスリップ段階502のPV運動をスティック段階504のOP運動で割って示される。バルブスティクションの発生する時、抽出したスティクションパターン506から計算されるプロセス利得には比較的一致している。従って、計算したプロセス利得におけるより小さい標準偏差はバルブ欠陥のより大きい見込みを表す。
PVジャンプ/OP極値位置比はPVジャンプ306の数をOP極値位置404の数で割って示される。バルブ欠陥の見込みはPVジャンプ/OP極値位置比が1の値に近づくにつれて増加する。
PVジャンプOP極値位置一致値は検出したOP極値位置404と検出したPVジャンプ306の平均時間差をスティクションパターン506の平均継続時間により割って示される。より大きなバルブ欠陥の確率はより小さい一致値の対応できる。
これらの指標を異なってに重み付けして、欠陥が存在する全体確率を生成する。例えば、スティックションを識別する上で、スティック/スリップPV運動率はスティクション特徴率よりも有効であり、PVジャンプ/OP極値位置比にはより大きな重みが付けられる。
特定の例において、PVジャンプ306とOP極値位置404は複数の分解能レベルで識別される。この実施形態では、分解能レベル毎に1以上の指標が生成される。欠陥の確率は指標の関数として次式により計算される。
P(k) = F(Index(k)) (5)
ここに、P(k)はk番目の分解能レベルに関する確率を表し、Index(k)はk番目の分解能レベルから生成した指標の値を表す。指標の関数は広い範囲の標準関数またはプロプラエタリ関数のどれで表してもよい。
特定の例として、欠陥確率は次式により指標の重み付けされた和として計算される。
P(k) = (Index(k))T*W+b (6)
ここに、Index(k)はk番目の分解能レベルに関する指標アレイであり、(Index(k))T*はこのアレイの転置を示し、bはバイアス項である。確率が0から1までの範囲内の値を取ることを確認しるために、確率は次式により決定され得る。
Figure 2007511852
確率を決定する式により重みの値は適切な方法で選択でき、重みを計算するために経験あるいは回帰により重みを特定することができる。
結果の確度を高めるため、指標と確率間の非線形関係を確率計算に導入することができる。例えば、長時間に亘り1つのスティクションパターン506のみ検出されるならば、他の指標がどのように好ましく高いスティックション確率を生成したとしても、確率は小さいはずである。これはスティックションパターンが反復しなかった事実による。このような事例やその他の事例は確率と1以上の指標間の非線形関係として自由に組み入まれても良い。
最良分解能レベルの選択には1以上の式(5)〜(7)を使用して計算された確率を利用する。最良の分解能レベルは分解能レベル308a〜308eの1つおよび/または分解能レベル406a〜406eの1つを表し、選択された分解能レベルはバルブ104が欠陥ある総合確率を識別するために使用される。
前記のように、コントローラ108は任意の適切な技術によりスティクションパターン506を識別する。ある技術ではプロセス可変ジャンプ306を使用し、別の技術は出力信号の極値位置404を使用する。特定の実施形態において、コントローラ108は両技術の一方または双方を適用して1組または複数組のスティクションパターン506を生成する。双方の技術を使用して複数組のスティクションパターン506を生成する場合、欠陥の総合確率は次式により計算される。
PrPV = Max(FPV(indexPV(level))) (8)
PrOP = Max(FOP(indexOP(level))) (9)
Overall = F(PRPV, PROP) (10)
ここに、
PrPVはプロセス可変ジャンプ306から生成したスティクションパターン506(例えば、式(4)を含む段落において説明した技術により生成したスティクションパターン506)を用いて計算されたスティクション確率を表し、
PrOPは極値位置404から生成したスティクションパターン506(例えば、式(4)を含む段落の次の段落において説明した技術により生成したスティクションパターン)を用いて計算されたスティクションの確率を表す、
indexPVはプロセス可変ジャンプ306から生成したスティクションパターン506を用いて計算された指標を表す、
indexOPは極値位置404から生成したスティクションパターン506を用いて計算された指標を表し、
levelはプロセス可変ジャンプ306またはOP極値位置408が識別された分解能レベルを表す。
FPVとFOPは前記指標から確率を計算する際に使用する関数を表し、
Overallはバルブ104が欠陥である総合確率を表す。
この例の場合、2つのより大きい確率値を持つ分解能レベルでプロセス変数ジャンプ306とOP極値位置404を用いて、2つのバルブスティクション確率が計算される。次に、2つのスティクション確率の関数としてバルブ欠陥の総確率が計算される。
特定の実施形態では、総確率Overallは以下の条件(ここに|は「OR」、&は「AND」、y1は「PrPV」、y2は「PrOP」、yは「Overall」を意味する)で計算される。
Figure 2007511852
これはバルブ欠陥の総確率を識別するのに使用される可能性のある技術の1つを示し、他の技術を使用してもよい。
他の実施形態として、コントローラ108はプロセス可変ジャンプ306または出力信号の極値位置404のいずれかを使用して分解能レベル毎に単一組のスティクションパターン506を生成することができる。この実施形態の場合、バルブ欠陥の総確率は式(8)または式(9)のいずれかにより計算される。
図6Aは(式(7)と上述した指標の非線形処理を組み合わせて)式(8)から計算されたバルブ欠陥の総確率を示したものである。この例で用いたPV信号112とOP信号116は実際の各種の動作プロセスから収集された。1000より多いバルブ104に関連する2000以上のデータセットが収集された。欠陥バルブ104に関係するデータセットはほぼ500、非欠陥バルブ104に関連するデータセットはほぼ1700である。データセットはどれも1サンプル/秒のサンプリング速度で収集され、各データセットに1時間のPV信号112とOP信号のデータが含まれる。
この例において、図6Aは第1の部分602と第2の部分604に分割される。第1の部分602は欠陥から受けるバルブ104のために計算された確率を識別し、第2の部分604は欠陥を受けないバルブ104から計算された確率を識別する。
図6Aにおいて、計算された確率は3つのクラス606〜610に分割される。クラス606はより低い欠陥確率を表し、クラス608は中間の欠陥確率を表し、クラス610はより高い欠陥確率を表す。図6Aに示すように、第1の部分602にある欠陥バルブ104の大多数の確率は最高クラス610内に入り、そのほとんど全てがより高い2つのクラス608―610内に入る。同様に、第2の部分604にある非欠陥バルブ104の多くの確率は最低クラス606内に入り、そのほとんど全てがより低い2つのクラス606―608内に入る。
図6Bは、式(9)(式(7)と上述した指標の非線形処理を組み合わせる)から計算されたバルブ欠陥の総確率を示したものである。データセットは図6Aの場合と同じである。
この例において、図6Bは第1の部分652と第2の部分654に分けられる。第1の部分652には欠陥を受けたバルブ104に対して計算された確率を識別し、第2の部分654は欠陥を受けていないバルブ104に対して計算された確率を識別する。確率は3つのクラス656〜660に分割される。クラス656はより低い欠陥確率を表し、クラス658は中間の欠陥確率を表し、クラス660はより高い欠陥確率を表す。
図6Bに示すように、第1の部分652にある欠陥バルブ104から得られた大多数の確率は最高クラス660内に入り、そのほとんど全てはより高い2つのクラス658―660内に入る。同様に、第2の部分654にある非欠陥バルブ104に対する多くの確率は最低クラス656に入り、そのほとんど全ての確率はより低い2つのクラス656―658に入る。
図6Aと図6Bに示すように、コントローラ108はプロセス可変ジャンプ306のみ、あるいは出力信号の極値位置404のみを用いて、欠陥確率を多くのバルブ104に関して正しく極値クラス(欠陥バルブ104に対して最高且つ非欠陥バルブ104に対して最低)に分類する。また、コントローラ108は、スティクション確率を誤った極値クラス(欠陥バルブ104に対して最低且つ非欠陥バルブ104に対して最高)に分類するようなことはまれにしか起きない。
中間のクラスに入るような確率の場合、そのバルブ104が欠陥であるか否かを決定することが困難である。確率が中間クラスに分類される数の減少を助けるために、コントローラ108はプロセス可変ジャンプ306と出力信号極値位置404の双方を使用する。また、別のスティクションパターン抽出技術がプロセス可変ジャンプ308とOP信号の極値位置404に適用できる。このようにして、コントローラ108は欠陥バルブおよび非欠陥バルブ104に対してスティクション確率をより正確に分類する。図6Cに示すように、両特徴を使用した場合、コントローラ108は、多くのケースにおいて欠陥バルブ104に対する確率と非欠陥バルブ104に対する確率を正確に分類する。さらに、コントローラ108は中間クラスに入る確率の数を減少する。
各種クラス606〜610、656〜660は任意の適切な方法で定義することができる。例えば、図6Aと図6Bの場合、より低いクラス606、656は0から0.2までの範囲、中間クラス608、658は0.2から0.7までの範囲、より高いクラス610、660は0.7から1.0までの範囲を例示している。他の適切な基準でクラスを定義してもよい。
図6A〜図6Cはバルブ104が欠陥か否かを識別する確率分類の一例を示すが、種々の変更が図6aから6cにされても良い。例えば、各種確率とその分類は単なる例示であり、監視される特定のバルブ104に依存する。他の確率計算と分類が可能である。特定の例として、データに含まれるノイズやドリフトに依存して、コントローラ108はさらに正確に確率を中間範囲にない高または低に分類することができる。
図7は本開示の一実施形態に基づいて欠陥バルブ104を識別する例の方法700を示す。図示と説明の便宜上、図1のシステムに関係して方法700を説明するが、任意の他の適切なシステムで使用することができる。
ステップ702でバルブ104の動作に関係する1以上の特性が識別される。これは、例えば測定装置106より生成されたプロセス可変信号112を取得しそして記憶するコントローラ108を含んでも良い。これはまた、コントローラ108によって前に生成された出力信号116を記憶するコントローラ108を含んでも良い。
1以上の識別された特性はステップ704においてフィルタされ、すなわちノイズが除去される。これは、例えばプロセス可変信号112そして/または出力信号116のフィルタリングするコントローラ108を含むことができる。
ステップ706においてバルブ欠陥の可能性のある表示が識別される。これは、例えば1以上のプロセス可変ジャンプ306を1または複数の分解能レベルについて識別するコントローラ108を含むことができる。こえはまた、1または複数の分解能レベルについて1または複数の出力信号の極値位置404を識別するコントローラ108を含むことができる。
ステップ708で可能性のある欠陥標識器に関係するパターンが識別される。これは、例えば、識別されたプロセス可変ジャンプ306および/または出力信号の極値位置404を分析するコントローラ108を含むことができる。さこれはらに、分解能レベル毎に1または複数の組のスティクションパターンを生成するコントローラ108を含むことができる。
ステップ710において1以上の指標が生成される。これは、例えば分解能レベル毎に1以上の指標を生成するコントローラ108を含むことができる。ステップ712においてバルブ欠陥の総確率が生成される。これは、例えばステップ710で生成した指標から最も正確な分解能レベルを識別するコントローラ108を含むことができる。これはさらに、最も正確な分解能レベルに関係する指標を用いてバルブ104の欠陥の総確率を発生するコントローラ108を含むことができる。
ステップ714において欠陥の総確率が分類される。これは、例えば総確率が高、中間、低確率クラスのいずれに属するかを決定するコントローラ108を含むことができる。この時点で、コントローラ108またはシステム100は適切な他のアクションを取ることができる。例えば、高い総確率が検知された場合、コントローラ108は技術者にバルブ104の点検が必要なことを知らせることができる。
図7は欠陥バルブ104を識別する方法700の一例を示したものであるが、種々の変更が図7に対して可能である。例えば、コントローラ108はステップ704の特性をノイズ除去する必要はない。また、ステップ706、708においてコントローラ108はPV信号とOP信号に対し各分解能レベルで適応ノイズ除去を実行することができる。PV信号とOP信号のノイズを除去バージョンは各分解能レベルのスティクションパターン抽出と指標計算に使用される。特定の例として、スティクションパターン抽出と指標計算のために、異なる分解能レベルで異なるノイズ除去を行うことができる。例えば、より高い分解能レベルに対しては少ないノイズ除去またはフィルタリングが、より低い分解能レベルに対してはより多くのノイズ除去またはフィルタリングがされる。さらに、コントローラ108はステップ708、710間のスティクションパターン検証を実行し、偽の識別されたスティクションパターンが指標の計算から除外することができる。
図8は本開示の一実施形態に基づいく欠陥バルブ104が可能性のある表示を識別する例示の方法800を示す。図示と説明の便宜上、図1のシステム100について方法800を説明するが、適切な任意のシステムにも適用できる。
ステップ802で監視特性を複数の分解レベルすなわち分解能レベルに分解する。これは、例えばウェーブレット変換を実行してプロセス可変信号112を分解し、複数の分解能レベル302a〜302gにウェーブレット係数を生成するコントローラ108を含むことができる。
ステップ804において分解または分解能レベルは複数のグループに分類される。これは、例えば異なる分解能レベル302a〜302gのウェーブレット係数を2以上のグループ304a〜304eに分類するコントローラ108を含むことができる。特定の実施形態として、グループ304a〜304eは重なり、各グループは隣接する3つの分解能レベルに関するウェーブレット係数を含む。
ステップ806において分解または分解能レベルのグループはバルブ欠陥の表示を識別するために使用される。これは、例えばグループ304a〜304eを用いた特異点検出を行って複数の分解能レベル308a〜308eについてプロセス可変ジャンプ306を識別する。
次に特異点検出を用いるPVジャンプ306を識別するひとつの技術を説明する。特に次に離散2進ウェーブレット変換を使用を述べる。コントローラ108は隣接する固定数の分解能レベル302(図3Bの例では3つのグループ)からウェーブレット係数をグループ分けする。次にコントローラ108は特異点検出を実行してウェーブレット係数のグループを用いてPVジャンプ306を検出する。
特定の例として、いまコントローラ108が分解能レベルL、L−1、L−2からウェーブレット係数を用いてPVジャンプを識別することを試みる。コントローラ108は次の3条件が全て成立するとき、分解能レベルLでPVジャンプ306を識別する。
条件1:W_PV(p, L)は局所極大/極小点である。
条件2:0.7 < W_PV(p, L)/W_PV(p, L-1)<2
条件3:0.6 < W_PV(p, L)/W_PV(p, L-2) <4
ここに、W_PV(p, L)は分解能レベルLの位置pのウェーブレット係数を表す。0.6、0.7、2、4の値は任意の適切な値に代えてもよい。バルブ104の一般的な特性に応じて、例えば0.6と0.7は1未満の任意の適切な値に置換でき、2と4は1より大きな任意の適切な値に置換できる。この例では、W_PV(p, L)は次の条件のいずれかが成立すれば局所極大/極小点である。
条件1a:W_PV(p, L) > 0 かつ W_PV(p, L) > W_PV(p-1, L) かつ
W_PV(p, L) > W_PV(p+1, L) または、
条件1b:W_PV(p, L) < 0かつW_PV(p, L) < W_PV(p-1, L) かつ
W_PV(p, L) < W_PV(p+1, L)
これは複数の分解能レベルにおけるPVジャンプ306を識別するひとつの可能な技術であり、種々の変更がこの技術にされても良い。例えば任意の数の分解能レベルが共にグループ分けされることができる。またコントローラ108は第1の分解能レベルからノイズの推定値を計算し、このノイズ値を、局所極大/極小点を決定する際の付加条件として使用することができる。特定の例として、コントローラ108はW_PV(p, L)の値がノイズ閾値を超えたか否か決定することができる。超えてなければ、値W_PV(p, L)は局所極大/極小点でない。
図8は可能性のある欠陥バルブ104の表示を識別する一例の方法800を示すものであるが、種々の変更が図8にされても良い。例えば、欠陥バルブ104の可能性のある表示を識別するのに任意の他の適切な技術が使用可能である。
この特許明細書において使用した一定の語句の定義を記載することは有益であろう。よく導入されている「含む」「備える」等の用語は包含の意味で限定の意味ではない。「または」の用語は包含的で「および/または」の意味である。導入されている「関係する」、「関連する」等の用語は含む、内部に含まれる、接続される、結合される、通信可能である、共動する、インターリーブする、並べる、接近する、拘束される、特性を持つまたは同様なものを意味する。用語「コントローラ」は少なくとも1つの動作を制御する任意のデバイス、システムまたはその一部を意味する。コントローラはハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの少なくとも2つの組合せで実現される。特定のコントローラに関する機能性は集中化または分散化されても良く、ローカルまたはリモートに実現されても良い。
以上、本開示の一定の実施形態とそれに関係する方法について説明してきたが、当業者には、種々の変更、置換が明らかであろう。したがって、例示の実施形態に関する上述の記載によって規制されず、また制限されない。特許請求の範囲に制限され、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の変更、代替および置換が可能である。
本開示の一実施形態による欠陥バルブを識別するシステムの例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブの識別に使用される変数の例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブの表示の例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブの表示の例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブの表示に関する別の例を示す。 本開示の一実施形態によるスティクションパターンの例を示す。 本開示の一実施形態によるバルブが欠陥か否かを示す確率分類の例を示す。 本開示の一実施形態によるバルブが欠陥か否かを示す確率分類の例を示す。 本開示の一実施形態によるバルブが欠陥か否かを示す確率分類の例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブを識別する方法の例を示す。 本開示の一実施形態による欠陥バルブの表示を識別する方法の例を示す。

Claims (14)

  1. バルブの動作に関係する複数のプロセス変数測定を含む信号を複数の分解能レベルに分解するステップと、
    前記分解能レベルを複数のグループにグループ分けするステップと、
    前記グループを用いて少なくともいくつかの前記分解能レベルに対する、前記バルブの可能性のある欠陥に関連する1以上の欠陥標識を識別するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記信号を分解するステップはウェーブレット分解を実行して各前記分解能レベルでウェーブレット係数を生成するステップを含み、
    前記分解能レベルをグループ分けするステップは前記ウェーブレット係数をグループにグループ分けするステップを含み、
    前記1以上の欠陥標識を識別するステップは前記ウェーブレット係数のグループを用いて特異点検出を実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記プロセス変数の測定は前記バルブを通る1以上の材料の流量の測定を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1以上の欠陥識別は前記プロセス変数測定における1以上のジャンプを識別する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記プロセス変数測定が所要の時間内に閾値量だけ変化する場合、前記1以上のジャンプは1以上の決定的な信号変化を表す、請求項4記載の方法。
  6. さらに、
    前記分解能レベルの1つを選択するステップと、
    前記選択された分解能レベルにおける前記欠陥標識に基づいてバルブ欠陥の確率を決定するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記分解能レベルを複数のグループにグループ分けするステップは、隣接する3つの分解能レベルをグループ分けし、グループ分けされたグループは、少なくともいくつかの分解能レベルが2以上のグループの一部を形成している重なりグループを形成する、請求項1に記載の方法。
  8. バルブの動作に関連する複数のプロセス変数の測定を含む信号を複数の分解能レベルに分解し、前記分解能レベルを複数のグループにグループ分けし、前記グループを用いて少なくともいくつかの前記分解能レベルに対して、前記バルブの可能性のある欠陥に関連する1以上の欠陥標識を識別するように共同して動作する1以上のプロセッサと、
    前記1以上の欠陥標識を記憶するよう動作可能なメモリと、
    を備える装置。
  9. 前記1以上のプロセッサは、ウェーブレット分解を実行して各前記分解能レベルにおいてウェーブレット係数を生成することにより前記信号を分解するように共同して動作可能であり、
    前記1以上のプロセッサは、前記ウェーブレット係数をグループ分けすることにより前記分解能レベルをグループ分けするように共同して動作可能であり、
    前記1以上のプロセッサは、前記ウェーブレット係数のグループを用いて特異点検出を実行することにより前記1以上の欠陥標識を識別するように共同して動作可能である、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記プロセス変数の測定は、前記バルブを通る1以上の材料の流量測定を含む、請求項8に記載の装置。
  11. 前記1以上の欠陥標識は、前記プロセス変数測定における1以上のジャンプを識別する、請求項8に記載の装置。
  12. 前記1以上のプロセッサはさらに、
    前記分解能レベルの1つを選択し、
    前記選択された分解能レベルにおける前記欠陥標識に基づいてバルブ欠陥の確率を決定するように共同して動作可能である、請求項8に記載の装置。
  13. 前記1以上のプロセッサはさらに、第2の信号を生成してバルブ調整器に供給ように共同して動作可能であり、前記バルブ調整器は前記バルブの開度を調整するために前記第2の信号を使用するように動作可能である、請求項8に記載の装置。
  14. 前記1以上のプロセッサは、前記隣接する3つの分解能レベルをグループ分けすることにより分解能レベルを複数のグループにグループ分けするようにように共同して動作可能であり、前記グループは、少なくともいくつかの分解能レベルが2以上のグループの部分を形成する重なり部分を形成している、請求項8記載の装置。
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