JP2007510685A - 4−ペンタフルオリド−スルファニル−ベンゾイルグアニジンの製造方法 - Google Patents

4−ペンタフルオリド−スルファニル−ベンゾイルグアニジンの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は式(I)の4−ペンタフルオリド−スルファニル−ベンゾイルグアニジンの製造方法に関し、ここで、R1〜R4の基は特許請求の範囲に記載した意味に相当する。式(I)の化合物はNHE1阻害剤を構成し、そして、心臓血管疾患の治療のために使用できる。
【化1】

Description

本発明は式Iの4−ペンタフルオロ−スルファニルベンゾイルグアニジンの製造方法に関する。式Iの化合物はNHE1阻害剤であり、例えば心臓血管障害の治療のために使用できる。
DE出願10222192はNHE1阻害剤としてのペンタフルオロスルファニルベンゾイルグアニジンを記載している。しかしながら、これ等の化合物を製造するためのそこに記載されている方法は低収率で進行し、多大な技術的複雑さを要するか、又は比較的大規模の製造には適していない試薬及び反応条件を必要とする。
このような不都合は購入できる4−ニトロフェニル硫黄5フッ化物を原料とする新しい効率的な合成により回避できることが今や見出された。
即ち、本発明は下記式I:
Figure 2007510685
[式中、
R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
mはゼロ、1又は2であり、
n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
R2は水素、−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3、炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7又は8個を有するシクロアルキルであり、ここで水素原子1、2、3又は4個はフッ素原子で置き換えられていてよく;
hはゼロ、1又は2であり;
zはゼロ又は1であり;
kはゼロ、1、2、3又は4であり;
lはゼロ又は1であるか;
又は、
R2は−(CH2t−フェニル若しくは−O−フェニルであり、
これは未置換であるか、又は−Ou−(CH2v−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
tはゼロ、1、2、3又は4であり;
uはゼロ又は1であり;
vはゼロ、1、2又は3であるか;
又は、
R2は−(CH2w−ヘテロアリールであり、
これは未置換であるか、又は−Ox−(CH2y−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
wはゼロ、1、2、3又は4であり;
xはゼロ又は1であり;
yはゼロ、1、2又は3であり;
R3及びR4は相互に独立して水素又はFである]の化合物及びその塩の製造方法であって、該方法がスキーム1に示すとおり:
Figure 2007510685

a)式IIの4−ニトロフェニル硫黄5フッ化物誘導体を還元して式IIIのアミンとすること、及び
b)式IIIの化合物をそのアミノ基のオルト位でハロゲン化剤でハロゲン化して式IVの化合物を得ること、及び
c)式IVの化合物におけるハロゲン置換基を適切な求核試薬又は有機元素化合物、例えばアルキルホウ素化合物で必要に応じて触媒の共存下にR2で置き換えること、及び
d)式Vの化合物におけるアミノ官能基をハロゲン置換基で置き換えること、及び
e)式VIの化合物におけるハロゲン置換基をニトリル官能基で置き換えること、及び
f)式VIIの化合物のニトリル官能基を加水分解してカルボン酸とすること、及び
g)式VIIIのカルボン酸を式Iのアシルグアニジンに変換すること、
ここで式II、III、IV、V、VI、VII及びVIIIの化合物において、R1〜R4は式Iと同様に定義され、そして
X及びYは相互に独立してF、Cl、Br又はIである、
を包含する。
1つの実施形態においては、R1が水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、メトキシ、エトキシ、NR10R11、−O−CH2−CF3又は−SOm−(CH2r−CF3[ここでR10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり、そしてmはゼロ、1又は2であり、そしてrはゼロ又は1である]である式Iの化合物が好ましく、そしてR1が水素又はメチルである化合物が特に好ましい。別の実施形態においては、R2が水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−SOh−(CH2k−CF3[ここでhはゼロ、1又は2であり、kはゼロ又は1である]、フェニル又は−O−フェニル[これらは、未置換であるか又は示したような置換されたもの]である式Iの化合物が好ましく、そしてR2が水素又はメチルである化合物が特に好ましい。別の実施形態においては、R3及びR4が水素である式Iの化合物が好ましい。
式Iの化合物を製造するための操作法はまず工程a(スキーム1)において芳香族ニトロ化合物の芳香族アミンへの還元のための原則として知られた方法により式IIの化合物を式IIIの化合物に変換することである。このような方法は例えばR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,821−828及びそこに引用されている文献に記載されている。
その後(段階b)、式IIIの化合物を有機溶媒Aに溶解し、ハロゲン化剤、例えば臭素化剤と反応させる。この場合の反応温度は一般的に−30℃〜+150℃、好ましくは0℃〜40℃である。反応時間は混合物の組成及び選択された温度範囲に応じて一般的に10分〜20時間である。得られた反応混合物は、その後のシリカゲル層を通した濾過、有機溶媒Aによる洗浄、そして、溶媒の真空下除去後の再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーのような従来の精製法による生成物の精製により後処理することができる。
例えば式IIの化合物0.1〜10モルを有機溶媒A1000mlに溶解する。例えば、ハロゲン化剤0.8〜1.2当量をハロゲン化しようとする式IIの化合物1モルに対して使用する。
「ハロゲン化剤」という用語は例えば元素ハロゲン、ハロゲン−アミン複合体、環状及び非環状のN−ハロゲン化カルボキサミド及び−イミド及び尿素類を意味し、例えばR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,619−628及びそこに引用されている文献、又はM.B.Smith and J.March,March's Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,Wiley,New York,2001,704−707及びそこに引用されている文献に記載されており、例えば、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロスクシンイミド、H2SO4中のHBr、又は1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンが挙げられ、後者は分子当たり2臭素原子を転移させることができる。
「臭素化剤」という用語は例えば臭素単体、臭素−アミン複合体、環状及び非環状のN−臭素化カルボキサミド及び−イミド及び尿素類であり、例えばR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,622−624及びそこに引用されている文献、又はM.B.Smith and J.March,March's Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,Wiley,New York,2001,704−707及びそこに引用されている文献に記載されており、例えばN−ブロモスクシンイミド、H2SO4中のHBr又は1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンが挙げられ、後者は分子当たり2臭素原子を転移させることができる。
「有機溶媒A」という用語は好ましくは非プロトン性の溶媒、例えばジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロメチレン又はアセトニトリルを意味する。反応において生成する如何なるHXも有機又は無機の塩基により捕捉できる。
段階cにおいては、その後、式IVの化合物を有機溶媒Bに溶解し、求核試薬R2-又は置換基R2を含む元素化合物と反応させることにより式Vの化合物を得る。この場合、塩基Aを添加すること、及び触媒金属塩Aを添加することが可能である。
反応温度はこの場合一般的に−20℃〜+150℃であり、好ましくは30℃〜100℃である。反応時間は混合物の組成及び選択された温度範囲に応じて、一般的に0.5時間〜20時間である。得られた反応混合物はその後のシリカゲル層を通した濾過、有機溶媒Bによる洗浄、そして、溶媒の真空下除去後の再結晶、例えばシリカゲル上のクロマトグラフィー、蒸留又は水蒸気蒸留のような従来の精製法による生成物の精製により後処理することができる。
例えば式IVの化合物0.1〜10モルを有機溶媒B1000mlに溶解する。例えば、求核試薬R2-又は置換基R2を含む元素化合物0.8〜3当量を式IVの原料化合物1モル当たり使用する。
「求核試薬R2-」という用語は強塩基、例えばアルキル−又はアリールリチウム化合物、有機マグネシウム化合物、アルコラート又はリチウムジイソプロピルアミドなどで化合物R2−Hを脱プロトン化して得られる化合物を意味する。
「置換基R2を含む有機元素化合物」とは、例えば有機リチウム化合物R2−Li、有機マグネシウム化合物R2−Mg−Hal(式中Hal=Cl、Br、I)、有機ホウ素化合物、例えばR2−B(OH)2、R2−ボロン酸エステル、例えば、
Figure 2007510685
R2−ボロン酸無水物、例えば、
Figure 2007510685
又は有機亜鉛化合物R2−Zn−Z(式中Z=Cl、Br、I)を意味する。
「塩基A」という用語はクロスカップリング反応において補助的な塩基として使用されるものを意味し、例えばA.Suzuki et al.,Chem.Rev.1995,95,2457−2483又はM.Lamaire et al.,Chem.Rev.2002,102,1359−1469又はS.P.Stanforth,Tetrahedron 1998,54,263−303及びいずれの場合にもそこに引用されている文献に記載されており、例えばNa2CO3、Cs2CO3、KOH、NaOH、K3PO4、N(エチル)3が挙げられる。
「有機溶媒B」という用語はプロトン性又は非プロトン性の溶媒、例えばジエチルエーテル、ジメトキシエタン、THF、アルコール、水又はそれらの混合物を意味する。1つの実施形態においては、水との混合物が好ましい。
「触媒金属塩A」という用語はSuzuki及びNegishi反応に使用され、そして例えばA.Suzuki et al.,Chem.Rev.1995,95,2457−2483又はM.Lamaire et al.,Chem.Rev.2002,102,1359−1469又はS.P.Stanforth,Tetrahedron 1998,54,263又はG.C.Fu et al.,J.Am.Chem.Soc.2001,123,10099又はG.C.Fu et al.,J.Am.Chem.Soc.2002,124,13662及びいずれの場合にもそこに引用されている文献に記載されているようにとりわけPd及びNi触媒を意味し、例えば付加されたリガンド、例えばPd(OAc)2、PdCl2(dppf)又はPd2(dba)3が挙げられる。
段階dにおいては、その後、式Vの化合物を、例えばM.B.Smith and J.March,March's Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,Wiley,New York,2001,935−936又はR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,678−679及びそこに引用されている文献に記載されている通り、例えばSandmeyer又はGattermann反応により、ハロゲン官能基によりアミン官能基を置き換えるための他の芳香族アミンに関して記載されているようなジアゾ化ハロゲン化剤、例えばジアゾ化臭素化剤を用いたジアゾ化ハロゲン化法により式VIの化合物に変換する。M.Doyle et al.,J.Org.Chem.1977,42,2426又はS.Oae et al.,Bull.Chem.Soc.Jpn.1980,53,1065の方法が好ましい。
段階eにおいては、式VIの化合物を、例えば触媒金属塩Bを添加して、シアニド化剤と溶媒C中で反応させる。反応温度は一般的に20℃〜200℃、好ましくは80℃〜150℃である。反応時間は混合物の組成及び選択された温度範囲に応じて一般的に1時間〜20時間である。得られた反応混合物をシリカゲル又は珪藻土の層を通して吸引濾過し、そして濾液を水性抽出により後処理することができる。真空下に溶媒を蒸発させた後、式VIIの化合物を再結晶、シリカゲル上のクロマトグラフィー、蒸留又は水蒸気蒸留のような従来の精製法により精製する。
例えば式VIの化合物0.1〜10モルを有機溶媒C1000mlに溶解する。例えばシアニド化剤1〜10当量を反応させようとする式VIの化合物1モルに対して使用する。
「シアニド化剤」という用語は例えばアルカリ金属シアン化物若しくはZn(CN)2単独、又はこれらと金属亜鉛(好ましくは亜鉛粉の形態のもの)と混合したものを意味する。
「有機溶媒C」という用語は好ましくは非プロトン性の極性溶媒、例えばDMF、ジメチルアセトアミド、NMP、DMSOを意味する。
「触媒金属塩B」という用語は特にSuzuki反応で使用され、そして、例えばA.Suzuki et al.,Chem.Rev.1995,95,2457−2483又はM.Lamaire et al.,Chem.Rev.2002,102,1359−1469又はS.P.Stanforth,Tetrahedron 1998,54,263に記載されているようなPd及びNi触媒を意味し、例えばPdCl2(dppf)、Pd(OAc)2、Pd2(dba)3が挙げられる。
得られた式VIIの化合物はその後、例えば塩基の存在下段階fにおいて加水分解して式VIIIのカルボン酸とする。これは例えばR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,1986−1987又はM.B.Smith and J.March,March's Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,Wiley,New York,2001,1179−1180及びそこに引用されている文献に記載されているような芳香族ニトリルを加水分解するための当業者の知る方法により行うことができる。
段階gにおいては、式VIIIのカルボン酸をその後式IXのアシルグアニジンに変換する。この目的のためには、カルボン酸を例えばカルボニルハライド、好ましくはカルボニルクロリド、エステル、好ましくはメチルエステル、フェニルエステル、フェニルチオエステル、メチルチオエステル、2−ピリジルチオエステルのような活性化酸誘導体、又は窒素複素環、好ましくは1−イミダゾリルに変換する。エステル及び窒素複素環は当業者の知る態様で、基礎をなすカルボニルクロリドから有利に得られ、カルボニルクロリド自体もやはり基礎をなすカルボン酸と例えばチオニルクロリドから知られた態様により製造できる。
カルボニルクロリド以外に、他の活性化酸誘導体も知られた態様で基礎をなす安息香酸類から直接製造することができ、例えばメチルエステルはメタノール中気体HClで処理することにより、イミダゾリドはカルボニルジイミダゾールによる処理により、混成酸無水物は不活性溶媒中トリエチルアミンの存在下Cl−COOC25又はトシルクロリドを用いて製造することが可能であり、並びにジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又はO−[(シアノ(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ]−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU)を用いた安息香酸の活性化も可能である。
活性化カルボン酸誘導体を製造するのに適した多くの方法がソースとなる文献、M.B.Smith and J.March,March's Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,Wiley,New York,2001,506−516又はR.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,VCH Publishers,New York,Weinheim,1999,1941−1949に記載されている。
グアニジンとの活性化カルボン酸誘導体の反応は、好ましくは遊離のグアニジン塩基を用いるか、又は、塩基の存在下、塩化グアニジニウムを用いて、プロトン性又は非プロトン性で極性であるが不活性の有機溶媒中、自体公知の態様において行う。この点に関し、メタノール、イソプロパノール又はTHFが20℃〜これ等の溶媒の沸点までの温度下グアニジンとメチルベンゾエートの反応に適することがわかっている。塩非含有グアニジンとのカルボン酸誘導体の大部分の反応はTHF、ジメトキシエタン、ジオキサンのような非プロトン性不活性溶媒中で有利に行われる。しかしながら、水もまた例えばNaOHのような塩基を使用する場合にはグアニジンとの反応において溶媒として使用できる。
カルボニルクロリドをカルボン酸誘導体として使用する場合は、酸スカベンジャーを、例えば過剰なグアニジンの形態で添加するのが有利であり、これによりハロゲン化水素酸を捉える。
R2が水素である式Iの化合物を製造するためには、合成は段階b及びcを行うことなく実施できる。上記したようなR2=−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3[式中hは1又は2]である式Iの化合物を製造するためには、R2が−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3[式中hはゼロ]である化合物を合成し、そしてその後、一般的に知られた酸化反応を用いて式Iの所望の化合物に変換する。
反応混合物は工程段階a)、b)、c)、d)、e)、f)及びg)の各々の後、又は、工程段階2つ又はそれ以上の後に後処理できる。しかしながら本発明の方法による式Iの化合物の合成は、個々の工程段階において得られた化合物III、IV、V、VI、VII又はVIIIの単離を行うことなく2つ又はそれ以上の連続する工程段階において行ってもよく、その場合、各工程段階の後の後処理は必要ない。生成物の後処理、及び、所望により精製は、抽出、pH分離、クロマトグラフィー又は結晶化のような通常の方法及び通常の乾燥により行う。式IIの原料化合物は購入によって入手可能であるか、又は、Bowden,R.D.,Comina,P.J.,Greenhall,M.P.,Kariuki,B.M.,Loveday,A.,Philip,D.Tetrahedron 2000,56,5660のような文献記載の及び当業者の知る方法又はそれらの類似法により製造できる。原料化合物における官能基はまた保護された形態で、又は前駆体の形態で存在してよく、そしてその後本発明の方法により製造される式Iの化合物中の所望の基に変換してもよい。適切な保護基の手法は当業者には公知である。例えばR1がNH2である式IIの化合物におけるNH2基はアセチル、トリフルオロアセチル又はトリチル基により保護された形態で存在することができ、そしてさらに脱保護することができる。
本発明の別の特徴は式V、VI、VII及びVIIIの新しい化合物に関する。
Figure 2007510685
即ち本発明は下記式X:
Figure 2007510685
[式中、
R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
mはゼロ、1又は2であり;
n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
R6は−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3、炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7又は8個を有するシクロアルキルであり、ここで水素原子1、2、3又は4個はフッ素原子で置き換えられていてよく;
hはゼロ、1又は2であり;
zはゼロ又は1であり;
kはゼロ、1、2、3又は4であり;
lはゼロ又は1であるか;
又は、
R6は−(CH2t−フェニル若しくは−O−フェニルであり、
これは未置換であるか、又は−Ou−(CH2v−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
tはゼロ、1、2、3又は4であり;
uはゼロ又は1であり;
vはゼロ、1、2又は3であるか;
又は、
R6は−(CH2w−ヘテロアリールであり、
これは未置換であるか、又は−Ox−(CH2y−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
wはゼロ、1、2、3又は4であり;
xはゼロ又は1であり;
yはゼロ、1、2又は3であり;
R3及びR4は相互に独立して水素又はFである]の4−ペンタフルオロスルファニル−置換化合物及びその塩に関する。
1つの実施形態においては、R1が水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、メトキシ、エトキシ、NR10R11、−O−CH2−CF3又は−SOm−(CH2r−CF3[ここでR10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり、そしてmはゼロ、1又は2であり、そしてrはゼロ又は1である]である式Xの化合物が好ましく、そしてR1が水素又はメチルである化合物が特に好ましい。別の実施形態においては、R6が水素、F、Cl、Br、I、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−SOh−(CH2k−CF3[ここでhはゼロ、1又は2であり、kはゼロ又は1である]、フェニル又は−O−フェニル[これらは、未置換であるか又は示したような置換されたもの]である式Xの化合物が好ましく、そしてR6が水素又はメチル、例えば水素である化合物が特に好ましい。別の実施形態においてはR6がF、Cl、Br又はI、特にBrである式Xの化合物が好ましい。別の実施形態においては、R3及びR4が水素である式Xの化合物が好ましい。
本発明は同様に下記式XI:
Figure 2007510685
[式中、
R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
mはゼロ、1又は2であり、
n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
R2は水素、F、Cl、Br、I、−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3又は炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキルであり;
hはゼロ、1又は2であり;
zはゼロ又は1であり;
kはゼロ、1、2、3又は4であり;
lはゼロ又は1であり;
R3及びR4は相互に独立して水素又はFであり;
R7はCNである]の4−ペンタフルオロスルファニル−置換化合物及びその塩に関する。
1つの実施形態においては、R1が水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、メトキシ、エトキシ、NR10R11、−O−CH2−CF3又は−SOm−(CH2r−CF3[ここでR10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり、そしてmはゼロ、1又は2であり、そしてrはゼロ又は1である]である式XIの化合物が好ましく、そしてR1が水素又はメチルである化合物が特に好ましい。別の実施形態においては、R2が水素、F、Cl、Br、I、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−SOh−(CH2k−CF3[ここでhはゼロ、1又は2であり、kはゼロ又は1である]である式XIの化合物が好ましく、そしてR2が水素又はメチル、例えば水素である化合物が特に好ましい。別の実施形態においてはR2がF、Cl、Br又はI、特にBrである式XIの化合物が好ましい。別の実施形態においては、R3及びR4が水素である式XIの化合物が好ましい。
置換基R1、R2、R3、R4及びR6が不斉中心1つ又はそれ以上を含む場合、これ等は相互に独立してS又はR配置のいずれかを有してよい。化合物は光学異性体として、ジアステレオマーとして、ラセミ体として、又は全ての比におけるこれ等の混合物として存在できる。
本発明は式Iの化合物の全ての互変異性体を包含する。
アルキル基は直鎖又は分枝鎖であってよい。これはそれらが置換基を担持するか、又は他の基の置換基として存在する場合、例えばフルオロアルキル基又はアルコキシ基の場合にも適用する。アルキル基の例はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル(=1−メチルエチル)、n−ブチル、イソブチル(=2−メチルプロピル)、s−ブチル(=1−メチルプロピル)、t−ブチル(=1,1−ジメチルエチル)、n−ペンチル、イソペンチル、t−ペンチル、ネオペンチル及びヘキシルである。好ましいアルキル基はメチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルである。アルキル基中水素原子1つ又はそれ以上、例えば1、2、3、4又は5つがフッ素原子で置き換えられていてよい。このようなフルオロアルキル基の例は、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル及びペンタルフルオロエチルである。置換アルキル基は何れの位置において置換されていてもよい。
シクロアルキル基の例はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。シクロアルキル基中水素原子1つ又はそれ以上、例えば1、2、3又は4つがフッ素原子で置き換えられていてよい。置換シクロアルキル基は何れの位置において置換されていてもよい。
フェニル基は未置換であるか、又は、1回又はそれ以上、例えば1回、2回又は3回、同じか又は異なる基で置換されていてよい。フェニル基が置換されている場合、同じか又は異なる1つ又は2つの置換基を有するものが好ましい。このことは同様に例えばフェニルアルキル又はフェニルオキシのような基における置換されたフェニル基にも適用する。モノ置換されたフェニル基における置換基は、2位、3位又は4位において存在してよい。ジ置換されたフェニル基は2,3位、2,4位、2,5位、2,6位、3,4位又は3,5位において置換されていてよい。トリ置換されたフェニル基における置換基は2,3,4位、2,3,5位、2,4,5位、2,4,6位、2,3,6位又は3,4,5位に有ってよい。ヘテロアリール基は環原子1つ又はそれ以上が酸素原子、硫黄原子又は窒素原子、例えば1、2又は3窒素原子、1又は2酸素原子、1又は2硫黄原子又は種々のヘテロ原子の組み合わせである芳香族環化合物である。ヘテロアリール基は全ての位置において、例えば1位、2位、3位、4位、5位、6位、7位又は8位において結合していてよい。ヘテロアリールは未置換であるか、又は、1回又はそれ以上、例えば1回、2回又は3回、同じか又は異なる基で置換されていてよい。このことは同様に例えばヘテロアリールアルキルの場合のようなヘテロアリール基にも適用する。ヘテロアリールの例は、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル及びシンノリニルである。
ヘテロアリール基は特に、2−又は3−チエニル、2−又は3−フリル、1−、2−又は3−ピロリル、1−、2−、4−又は5−イミダゾリル、1−、3−、4−又は5−ピラゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−又は−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−又は−5−イル、1−又は5−テトラゾリル、2−、4−又は5−オキサゾリル、3−、4−又は5−イソオキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−又は−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−又は−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル又は−5−イル、2−、4−又は5−チアゾリル、3−、4−又は5−イソチアゾリル、1,3,4−チアジアゾール−2−又は−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−又は−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−又は−5−イル、2−、3−又は4−ピリジル、2−、4−、5−又は6−ピリミジニル、3−又は4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−インドリル、1−、2−、4−又は5−ベンゾイミダゾリル、1−、3−、4−、5−、6−又は7−インダゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−イソキノリル、2−、4−、5−、6−、7−又は8−キナゾリニル、3−、4−、5−、6−、7−又は8−シンノリニル、2−、3−、5−、6−、7−又は8−キノキサリニル、1−、4−、5−、6−、7−又は8−フタラジニルである。同様に包含されるものはこれ等の化合物の相当するN−オキシド、即ち例えば1−オキシ−2−、3−又は4−ピリジルである。
特に好ましい複素芳香族基は2−又は3−チエニル、2−又は3−フリル、1−、2−又は3−ピロリル、1−、2−、4−又は5−イミダゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−キノリル、1−、3−、4−又は5−ピラゾリル、2−、3−又は4−ピリジル、2−又は3−ピラジニル、2−、4−、5−又は6−ピリミジニル又は3−又は4−ピリダジニルである。
式Iの化合物はそれらの塩の形態で単離してよい。これ等は酸又は塩基との反応により従来の方法で得られる。この点に関する好適な酸付加塩の例は、活性成分の製剤、好ましくは製薬上適する塩の場合は、ハロゲン化物、特に塩酸塩、臭化水素酸塩、乳酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、リン酸塩、メチルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、アジピン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、マレイン酸塩、安息香酸塩、シュウ酸塩及びパモ酸塩及びトリフルオロ酢酸塩である。化合物が酸性の基を含有する場合は、それらは塩基と塩、例えばアルカリ金属塩、好ましくはナトリウム又はカリウム塩、又はアンモニウム塩、例えばアンモニア又は有機アミン又はアミノ酸との塩を形成できる。それらはまた両性イオンの形態であってもよい。
略記法
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
dba:ジベンジリデンアセトン
OAc:アセテート
M.p.:融点
MTB:t−ブチルメチルエーテル
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
dppf:1,1'−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン
THF:テトラヒドロフラン
〔実験のセクション〕
[実施例1]
a)4−アミノフェニル硫黄5フッ化物
Figure 2007510685
濃(32パーセント)HCl水溶液中の塩化スズ(II)(1465g、7.73モル)の溶液を80℃に攪拌しながら加熱し、次に氷冷しながら、4−ニトロフェニル硫黄5フッ化物(584g、2.344モル)を1時間かけて8回に分けて導入した。内部温度はこの間100℃未満に維持した。その後、混合物を1.5時間85℃の内部温度で攪拌し、次に更に1時間かけて45℃に冷却した。氷(12kg)、NaOH(2kg)及びジクロロメタン(1.5L)の混合物を調製し、激しく攪拌しながら反応混合物に添加した。相を分離し、ジクロロメタン各1Lを用いて3回水相を抽出し、合わせた有機相をNa2SO4上に乾燥し、真空下に蒸発させた。淡黄色結晶性粉末として4−アミノフェニル硫黄5フッ化物510g(99%)を得た。融点63〜65℃。(Bowden,R.D.
,Comina,P.J.,Greenhall,M.P.,Kariuki,B.M.,Loveday,A.,Philip,D.Tetrahedron 2000,56,339
9:57〜59℃)
1H-NMR 400MHz, CDCl3:δ=3.99 (bs, 2H), 6.61 (d, J=9Hz, 2H), 7.52 (d, J=9Hz, 2H) ppm.
b)4−アミノ−3−ブロモフェニル硫黄5フッ化物
Figure 2007510685
4−アミノフェニル硫黄5フッ化物(510g、2.327モル)をジクロロメタン(7L)に溶解し、溶液を5℃に冷却し、そして、攪拌しながら1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(326g、1.14モル)を内部温度が3〜8℃に維持されるように数回に分けて氷冷しながら導入した(約1時間)。次に混合物を攪拌放置し、1時間外部からの冷却無しで室温に温めた。混合物をシリカゲル床(容量約1L)を通して濾過し、ジクロロメタン(5.5L)で洗浄し、そして濾液を真空下に蒸発させた。赤褐色の結晶性の塊約700gが得られ、そして60℃でn−ヘプタン(600mL)に溶解し、そして次に4℃の冷蔵庫中で結晶化させた。吸引濾過により褐色味を帯びた結晶として4−アミノ−3−ブロモフェニル硫黄5フッ化物590g(85%)を得た。融点59〜59.5℃。
1H-NMR 400MHz, CDCl3:δ=4.45 (bs, 2H), 6.72 (d, J=9Hz, 1H), 7.49 (dd, J1=9Hz, J2=2.5Hz, 1H) 7.81 (d, J=2.5Hz, 1H) ppm.
C6H5BrF5NS (298.07): 計算値 C 24.18, H 1.69, N 4.70; 実測値 C 24.39, H 1.45, N 4.77.
c)4−アミノ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物
Figure 2007510685
Cs2CO3(794g、2.7モル)、ジメトキシエタン(2L)、水(300ml)及びトリメチルボロキシン(THF中50パーセント溶液、225g、0.9モル)の混合物を70℃に加熱し、PdCl2(dppf)xCH2Cl2(37g、45ミリモル)を添加し、そしてジメトキシエタン(400ml)中の4−アミノ−3−ブロモフェニル硫黄5フッ化物(270g、0.9モル)の溶液を2時間かけて滴加し、その間、反応混合物を還流下に加熱した。その後、更に3時間還流下に加熱し、次に室温に冷却し、MTBエーテル(500ml)で希釈し、シリカゲルカラム(14x7cm、70〜200μm)を通して濾過し、MTBエーテル(2500ml)で洗浄した。濾液を真空下に蒸発させた。黒色半結晶性の塊490gが得られ、水蒸気蒸留に付した。濃縮物合計5.5Lを採取し、これより、生成物の結晶を析出した。濃縮物をMTBエーテルで3回抽出し、合わせた有機相をNa2SO4上に乾燥し、真空下に蒸発させた。4−アミノ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(181g、76%)を無色の結晶として得た。融点65〜66℃。
1H-NMR 400MHz, CDCl3:δ= 2.18 (s, 3H), 3.92 (bs, 2H), 6.60 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.40 (dd, J1=8.5Hz, J2=2.5Hz, 1H), 7.43 (d, J=2.5Hz, 1H) ppm
C7H8F5NS (233.20): 計算値 C 36.05, H 3.46, N 6.01; 実測値 C 36.43 H 3.30 N 6.09.
d)4−ブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物
Figure 2007510685
アセトニトリル(260ml)中の亜硝酸t−ブチル(90パーセント純度、37ml、280ミリモル)及びCuBr2(35.8g、160ミリモル)の混合物を5℃に冷却し、そして攪拌及び氷冷しながら、MTBエーテル(140ml)中の4−アミノ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(30.9g、132.5ミリモル)の溶液を1時間かけて5〜8℃で滴加した。窒素の発生が約2分後に開始した。次に混合物を1時間かけて攪拌しながら室温に戻し、氷(250g)、26%NH3水溶液(50ml)及びMTBエーテル(250ml)の混合物を添加し、混合物を10分間攪拌した。相を分離させ、水相をMTBエーテル(各々150ml)で3回抽出し、合わせた有機相を水400mlとともに1回振とうした。Na2SO4上の乾燥及び有機相の蒸発により赤褐色の油状物として得られた4−ブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物39gは1H−NNRによれば8モル%の4,5−ジブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物が混在していたが、更に精製することなくその後の使用に付した。純度90%に基づけば収率89%であった。燃焼分析用に試料をシリカゲル上のクロマトグラフィー(35〜70μm、ヘプタン)により精製した。
1H-NMR 400MHz, CDCl3:δ=2.47 (s, 3H), 7.43 (dd, J1=9Hz, J2=3Hz, 1H), 7.62 (m,
2H) ppm. 4,5−ジブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(夾雑物)のシグナル:
2.56 (s, 3H), 7.56 (d, J=2.5Hz, 1H), 7.85 (d, J=2.5Hz, 1H).
C7H6BrF5S (297.09): 計算値 C 28.30, H 2.04; 実測値 C 28.42, H 1.78.
e)4−シアノ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物
Figure 2007510685
ジメチルアセトアミド(900ml)及び水(40ml)中の4−ブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(136.4g、純度80%、0.367モル)、Zn(CN)2(72.8g、0.62モル)及びZn粉(7.2g、0.11モル)の混合物を攪拌しながら窒素ブランケット下に125℃に加熱し、PdCl2(dppf)xCH2Cl2(32.7g、40ミリモル)を添加した。1時間125℃で攪拌した後、PdCl2(dppf)xCH2Cl2(16.3g、20ミリモル)及びZn粉(3.6g、55ミリモル)を再度添加し、攪拌を2時間125℃で継続した。次に混合物を室温に冷却し、n−ヘプタン(400ml)で希釈し、15分間NH4Clの5N水溶液(250ml)及び水(450ml)を添加しながら激しく攪拌した。混合物を珪藻土層を通して吸引濾過し、相を分離させ、水相をn−ヘプタン(200ml)で2回抽出した。合わせた有機相を水(450ml)と共に振とうし、MgSO4上に乾燥し、真空下に蒸発させた。得られた黒色の残留物をn−ヘプタン200mlに溶解し、濾過し、再度真空下に蒸発させた。暗褐色の液体78gが得られ、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィー(7x55cm、60〜200μm、n−ヘプタン/ジクロロメタン4:1〜3:2)で精製した。得られた第1画分は黄色味を帯びた液体4−ブロモ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(前駆体)6.5gであり、つぎに淡黄色油状物として4−シアノ−3−メチル−フェニル硫黄5フッ化物71.1g(80%)を得た。
1H-NMR 400MHz, CDCl3:δ=2.65 (s, 3H), 7.71 (m, 3H) ppm.
f)2−メチル−4−ペンタフルオロスルファニル安息香酸
Figure 2007510685
エチレングリコール(160ml)中の4−シアノ−3−メチルフェニル硫黄5フッ化物(41.2g、169.4ミリモル)、NaOH(20.4g、510ミリモル)及び水(60ml)の混合物を130℃に加熱し、4時間この温度で攪拌した。次に室温に冷却し、MTBエーテル(150ml)及び水(250ml)で希釈し、混合物を吸引濾過した。濾液の相を分離させ、水相を濃塩酸水溶液で酸性化し、析出した固体を吸引濾過した。無色結晶として2−メチル−4−ペンタフルオロスルファニル安息香酸41.1g(93%)を得た。融点138〜139℃。
1H-NMR 400MHz, DMSO-d6:δ=2.60 (s, 3H), 7.81 (dd, J1=8.5Hz, J2=2Hz, 1H), 7.89 (d, J=2Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.5Hz, 1H), 13.43 (bs, 1H)ppm.
C8H7F5O2S (262.20): 計算値 C 36.65, H 2.69; 実測値 C 36.85, H 2.59.
g)2−メチル−4−ペンタフルオロスルファニルベンゾイルグアニジン
Figure 2007510685
2−メチル−4−ペンタフルオロスルファニル安息香酸(77.5g、295ミリモル)をトルエン(300ml)に懸濁し、チオニルクロリド(36ml、0.5モル)及びDMF5滴を添加し、そして混合物を2時間攪拌しながら還流下に加熱した。次にこれを吸引濾過し、濾液を真空下に蒸発させ、残留物をトルエン(各100ml)に2回溶解し、各々真空下に蒸発させた。淡褐色の液体として得られた酸クロリド78.8gは更に精製することなくその後の使用に付した。塩酸グアニジン(172g、1.8モル)を水(600ml)中のNaOH(84g、2.1モル)の溶液に添加し、混合物を−3℃に冷却した。次に、攪拌及び氷冷しながら、ジクロロメタン(600ml)中の粗製の酸クロリドの溶液を1時間かけて滴加した。混合物を更に30分間室温で攪拌放置し、次に析出した固体を吸引濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、真空下に室温で乾燥した。2−メチル−4−ペンタフルオロスルファニルベンゾイルグアニジン74.3g(87%)をベージュ色の結晶として得た。融点183〜183.5℃。
1H-NMR 400MHz, CD3OD:δ=2.51 (s, 3H), 4.84 (bs, 5H), 7.62 (m, 2 H), 7.65 (s, 1H)ppm.
C9H10F5N3OS (303.26): 計算値 C 35.65, H 3.32, N 13.86; 実測値 C 35.69, H 3.18, N
14.04.

Claims (7)

  1. 下記式I:
    Figure 2007510685
    [式中、
    R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
    R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
    mはゼロ、1又は2であり、
    n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
    R2は水素、−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3、炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7又は8個を有するシクロアルキルであり、ここで水素原子1、2、3又は4個はフッ素原子で置き換えられていてよく;
    hはゼロ、1又は2であり;
    zはゼロ又は1であり;
    kはゼロ、1、2、3又は4であり;
    lはゼロ又は1であるか;
    又は、
    R2は−(CH2t−フェニル若しくは−O−フェニルであり、
    これは未置換であるか、又は、−Ou−(CH2v−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
    tはゼロ、1、2、3又は4であり;
    uはゼロ又は1であり;
    vはゼロ、1、2又は3であるか;
    又は、
    R2は−(CH2w−ヘテロアリールであり、
    これは未置換であるか、又は−Ox−(CH2y−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
    wはゼロ、1、2、3又は4であり;
    xはゼロ又は1であり;
    yはゼロ、1、2又は3であり;
    R3及びR4は相互に独立して水素又はFである]
    の化合物及びその塩の製造方法であって、該方法が:
    Figure 2007510685
    a)式IIの4−ニトロフェニル硫黄5フッ化物誘導体を還元して式IIIのアミンとすること、及び
    b)式IIIの化合物をそのアミノ基のオルト位でハロゲン化剤でハロゲン化して式IVの化合物を得ること、及び
    c)式IVの化合物におけるハロゲン置換基を好適な求核試薬又は有機元素化合物、例えばアルキルホウ素化合物で、必要に応じて触媒の共存下に置換基R2で置き換えること、及び
    d)式Vの化合物におけるアミノ官能基をハロゲン置換基で置き換えること、及び
    e)式VIの化合物におけるハロゲン置換基をニトリル官能基で置き換えること、及び
    f)式VIIの化合物のニトリル官能基を加水分解してカルボン酸とすること、及び
    g)式VIIIのカルボン酸を式Iのアシルグアニジンに変換すること、
    [ここで式II、III、IV、V、VI、VII及びVIIIの化合物において、R1〜R4は式Iと同様に定義され、そして
    X及びYは相互に独立してF、Cl、Br又はIである]
    を包含する、上記の方法。
  2. 段階a)、b)、c)、d)、e)、f)及びg)が相互に独立して連続的又は不連続的に行われる請求項1記載の方法。
  3. R2が水素であり、そして段階b)及びc)が省略される請求項1又は2記載の方法。
  4. 下記式X:
    Figure 2007510685
    [式中、
    R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
    R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
    mはゼロ、1又は2であり、
    n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
    R6は−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3、炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキル、炭素原子3、4、5、6、7又は8個を有するシクロアルキルであり、ここで水素原子1、2、3又は4個はフッ素原子で置き換えられていてよく;
    hはゼロ、1又は2であり;
    zはゼロ又は1であり;
    kはゼロ、1、2、3又は4であり;
    lはゼロ又は1であるか;
    又は、
    R6は−(CH2t−フェニル若しくは−O−フェニルであり、
    これは未置換であるか、又は−Ou−(CH2v−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
    tはゼロ、1、2、3又は4であり;
    uはゼロ又は1であり;
    vはゼロ、1、2又は3であるか;
    又は、
    R6は−(CH2w−ヘテロアリールであり、
    これは未置換であるか、又は−Ox−(CH2y−CF3、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル及び−SO2CH3よりなる群から選択される基1、2又は3つにより置換されており;
    wはゼロ、1、2、3又は4であり;
    xはゼロ又は1であり;
    yはゼロ、1、2又は3であり;
    R3及びR4は相互に独立して水素又はFである]
    の化合物及びその塩。
  5. 合成中間体として使用するための請求項4記載の式Xの化合物及び/又は製薬上適するその塩。
  6. 下記式XI:
    Figure 2007510685
    [式中、
    R1は水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルコキシ、NR10R11、−Op−(CH2n−(CF2o−CF3又は−(SOmq−(CH2r−(CF2s−CF3であり;
    R10及びR11は相互に独立して水素、炭素原子1、2、3又は4個を有するアルキル又は−CH2−CF3であり;
    mはゼロ、1又は2であり、
    n、o、p、q、r及びsは相互に独立してゼロ又は1であり;
    R2は水素、F、Cl、Br、I、−(SOhz−(CH2k−(CF2l−CF3又は炭素原子1、2、3、4、5又は6個を有するアルキルであり;
    hはゼロ、1又は2であり;
    zはゼロ又は1であり;
    kはゼロ、1、2、3又は4であり;
    lはゼロ又は1であり;
    R3及びR4は相互に独立して水素又はFであり;
    R7はCNである]
    の化合物及びその塩。
  7. 合成中間体として使用するための請求項6記載の式XIの化合物及び/又は製薬上適するその塩。
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