JP2007509838A - 作用の発現を促進するアセチルサルチル酸を含んで成る経口抗うつ製剤 - Google Patents

作用の発現を促進するアセチルサルチル酸を含んで成る経口抗うつ製剤 Download PDF

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Abstract

SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から有利に選択される1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量と、抗うつ作用の発現を削減するためにアセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の50mgより低い有効量とを含んで成る経口抗うつ剤。

Description

本発明は、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減する製剤および方法に関する。
ヒト用抗うつ剤の主な問題は、抗うつ作用を得るために必要な発現時間であり、前記発現は4週間以上である場合が多い。これは、2週間の治療後に作用の欠如に照らして患者自身が治療を中断し、または1つもしくはそれ以上の抗うつ剤の過量、おそらく毒性量を服用する大きなリスクを意味する。
本発明の目的は、作用の発現が削減された経口抗うつ製剤である。特定の化合物によって、SSRIのほか、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の抗うつ作用の発現を削減することが可能であったことが見出されている。
本発明は、薬剤として許容される抗うつ活性剤(好ましくは選択的セロトニン再取り込み阻害剤、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せ)ASAとその誘導体(その塩、エステルなど)およびその組み合わせの作用の発現を削減するための、1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤、好ましくは、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せ(最も好ましくは、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せ)と、アセチルサリチル酸(ASA)、アセチルサルチル酸の誘導体(その塩、エステルなど、好ましいものであればいかなる酸であっても良い)、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物よりより成る群から選択される少なくとも一つの化合物または添加剤、との有効抗うつ剤量を含んで成る経口抗うつ製剤に関し、しかし、その混合物は、SSRI化合物、またはSNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤的として許容される抗うつ活性剤と組合された好ましい化合物である。有利には、アスピリン、ジアスピリン、またはアセチルサルチル酸の誘導体、およびその混合物の量は、50mg未満、好ましくは、5〜35mgなど40mg未満である。
作用の機序は不明であるが、発現の削減は以下の理由の1つもしくはそれ以上の理由によるとみられる。すなわち、
−抗うつ活性剤の血中における良好な通過
−血液の高い流動性
−脳における沈殿の増大
−脳が抗うつ活性剤の高い受容性を有しうる脳の活性化
本発明の製剤の1つもしくはそれ以上の他の利点は、
−迅速な作用
−頭痛が少ない
−抗うつ剤の用量を削減する可能性
−自殺(例えば、抗うつ剤の即時作用による)のリスクファクターが少ない
−等。
製剤は、有利には、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群、最も好ましくは、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の平均発現を少なくとも15%、有利には少なくとも20%、好ましくは少なくとも50%削減するために、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の有効量を含んで成る。
好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための1つもしくはそれ以上の化合物の有効量は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の量の5倍未満である。
最も好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための1つもしくはそれ以上の化合物の有効量は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の量の2倍未満、有利には1.5倍未満、好ましくは、1倍未満である。
好ましい実施形態によれば、製剤は、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の作用の発現を削減するための、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物を含んで成る。
特定の実施形態の詳細によれば、製剤は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される少なくとも1つの選択的セロトニン再取り込み阻害剤または薬剤として許容される抗うつ活性剤とを含んで成る粒子、核、微粒子、球形粒子と、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択されるおそらく少なくとも1つの化合物とを含んで成り、前記粒子、核、微粒子、球形粒子は有利には、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物を含んで成るコーティングが備えられており、前記コーティングは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される選択的薬剤として許容される抗うつ活性剤を実質的に含まない。コーティングは、例えば、水溶性ポリマーを使用して行われる。しかし、注意すべきは、SSRIおよびアセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物よりなる群から選択される添加剤が、両方の化合物を含んで成る基質を調製するために混合される場合、添加剤は、おそらくSSRIと混合される、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の良好な溶解、および/または生物中の良好な通過を確実にするための手段として作用することである。SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤と添加剤との間の相互作用を回避するために、核、粒子等を含有するSSRIと添加剤を含有するコーティングとの間にバリアコーティングを備えることが有利でありうる。かかるバリアコーティングは、例えば、不水溶性コーティング(ポリマー等)である。これは安定性の問題を回避するために有利である。
有利には、本発明の組成物は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤を含んで成り、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)は、最も好ましくは、シタロプラム、特にエスシタロプラム、またはシタロプラムのS−異性体、パロキセチン、セルトラリン、フルボキサミン、フルオキセチン、ベンラファクシン、クロミプラミン、イミプラミン、アミトリプチン(amittriptyne)である。フルオキセチン、シタロプラム、エスシタロプラム、およびセルトラリンが最も好ましいSSRIである。
製剤が液体でありうるが、製剤は有利には固体である。固体製剤は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤が担体中または担体上で液体または半液体であっても、固体性状を有する製剤を意味する。例えば、固形は、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤を4mgから100mgまで、好ましくは、4〜20mg含んで成る。
本発明はさらに、少なくとも1つの製剤、有利には、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、またはSNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の1つもしくはそれ以上の有効な抗うつ剤量を有する経口製剤と、少なくとも1つの製剤、有利には、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、またはSNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の有効量を有する経口製剤とを含んで成る抗うつ剤系に関する。2つの製剤は、同時または連続的に投与され、かつ/または異なる投与経路(経口、経直腸、非経口等)もしくは同じ投与経路で投与されうる。本発明の系は、有利には、本明細書で上述された本発明の経口製剤の1つもしくはそれ以上の特性を有する。
本発明は、うつ病患者の治療の方法にも関し、ここで患者は、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、および、1つもしくはそれ以上のCRFおよび/またはNK1、および/またはNK2、および/またはNK3拮抗薬との1つもしくはそれ以上の選択的セロトニン再取り込み阻害剤の混合物など、その組合せより成る群から選択される1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量と、薬剤として許容される抗うつ活性剤、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せの抗うつ剤作用の発現を削減するための、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの添加剤化合物の有効量とが投与される。添加剤(アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ヘパリン、ヘパリン様化合物、およびその混合物)の量は、体重70kgのヒトでは50mg未満であり、好ましくは、5mg〜40mgである。
前記の方法においては、本発明の製剤が好ましくは使用される。しかし、本発明の方法は、他の手段によって実行されうる。例えば、薬剤として許容される抗うつ活性剤は、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択され、添加剤化合物は連続的に投与され、好ましくは、最初に添加剤が投与され、次いでSSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤が投与される。好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤、および添加剤は異なる方法によって投与され、例えば、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤は経口投与されうるが、添加剤は経皮または皮下注射(例えば静脈内)によって投与されうる。
本発明の方法においては、患者に投与されるSSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から有利に選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の用量は、例えば、有利には、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の市販製剤において、かかる市販の製剤で医師によって提案された用量である。しかし、これらの用量は、例えば、2ないし3倍低下されうる。
また、見たところ、有利には、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤的として許容される抗うつ活性剤の作用時間(または時間効率)は添加剤によって増大し、市販の製剤に対して服用すべき用量は少なくなる。例えば、本発明の製剤による1日量に対して、市販のSSRI製剤、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せでは2ないし3用量が必要であった。
SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤は、有利には、以下の引例に開示されている化合物である。すなわち、
SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬については、US6525067、US6432989、US6613777、US6610678、US6589958、US6589952、US6469166等、
NK1拮抗薬については、US6635630、US6096766、
NK2拮抗薬については、US5889024、US6444809、US6355695、US6124279、US6008223、US5977135、US5567700、US5521199等、
NK3拮抗薬については、US6040316、US6602886、US6348330、US6258943等、
NK1拮抗薬のNK2拮抗薬との組合せについては、US6177450、US6147083等。
SNRIの例は、ベンラファクシン、デュロキセチン、ミルナシプラン(milnacipram)、レボキセチン等、の市販品およびその混合物である。
実施例1
20mgフルオキセチンを含有するプロザック(PROZAC)固形を薄い不水溶性バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形をASA(アセチルサルチル酸)と混合した水溶性ポリマーでコーティングした。水溶性外側コーティングは約5mg ASAであった。
実施例2〜5
外側コーティングにおけるASAの量がそれぞれ10mg、20mg、40mgであったことを除き実施例1を繰返した。
実施例6〜10
実施例1〜5を、ただし10mgフルオキセチン固形で繰返した。
実施例11
35mg ASAを含有する固形を調製した。
この固形を(不水溶性)バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形を10mgフルオキセチンが分散する層(水溶性ポリマーで製造)でオーバーコーティングした。外側保護層が追加されることが有利である。
実施例12
フルオキセチン含有層が20mgフルオキセチンを含有することを除き実施例11を繰返した。
実施例11および12は、中心ASA固形がそれぞれ10mg、20mg、40mg ASAを含有したことを除き繰返された。
上記の製剤が、中間バリア層の有無による、ASA含有層でコーティングしたフルオキセチンの微粒剤もしくはミクロスフェア、またはフルオキセチン含有層でコーティングされたASAの微粒剤もしくはミクロスフェアを調製するために、球形化などの方法によって調製されうることが明らかである。
フルオキセチンを、セルトラリン、パロキセチン、シタロプラム、エスシタロプラムまたはシタロプラムの異性体、およびフルボキサミンで置き換えたことを除き実施例1〜12が繰返された。
実施例13
20mgシタロプラムを含有するシタロプラム固形を薄い不水溶性バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形をASAと混合した水溶性ポリマーでコーティングした。水溶性外側コーティングは約5mg ASAであった。
実施例14〜17
外側コーティングにおけASAの量がそれぞれ10mg、20mg、30mg、および40mgであったことを除き実施例13を繰返した。
実施例18
35mg ASAを含有する固形を調製した。
この固形を(不水溶性)バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形を20mgシタロプラムが分散する層(水溶性ポリマー製)でオーバーコーティングした。外側保護層が追加されることが有利である。
実施例19
固形が25mg ASAを含有することを除き実施例18を繰返した。
実施例20
10mgシタロプラムを含有するシタロプラム固形を薄い不水溶性バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形をASAと混合した水溶性ポリマーでコーティングした。水溶性外側コーティングは約5mg ASAであった。
実施例21〜24
外側コーティングにおけるASAの量がそれぞれ10mg、20mg、35mg、および40mgであったことを除き実施例20を繰返した。
実施例25
35mg ASAを含有する固形を調製した。
この固形を(不水溶性)バリアコーティングでコーティングした。次いで、こうしてコーティングされた固形を10mgシタロプラムが分散する層(水溶性ポリマーで製造)でオーバーコーティングした。外側保護層が追加されることが有利である。
実施例26
固形が25mg ASAを含有することを除き実施例25を繰返した。
実施例27〜38
フルオキセチンをベンラファクシンで置き換えたことを除き実施例1〜12が繰返された。
実施例39〜74
フルオキセチンをそれぞれデュロキセチン、ミルナシプラム、およびレボキセチンで置き換えたことを除き実施例1〜12が繰返された。
ラットで行われた試験
4群のラットにストレスが加えられた。1群のラットは対照として使用するためにストレスが加えられないままである。
ストレスが加えられた後、第1群のラットにはkg当たり50mgの用量のASAを投与した。第2群のラットは治療を受けなかった。第3群のラットにはkg当たり5mgのフルオキセチンを投与し、第4群のラットにはkg当たり5mgフルオキセチン+50mg ASAを同時に投与した。
治療は3週間継続された。
対照群のラットは30の活性レベルを有したが、ストレスが加えられたラットは2の活性を有した。
この動物試験の結果は、
−フルオキセチン+ASAの併用治療の1週間後、第4群のラットが、ストレスを加えていないラットまたは対照ラットの活性に対応する30の活性を有した。ASAまたはフルオキセチン単独による治療の1週間後、まったく活性の増大は認められなかった。
−治療の3週間後、第4群のラットは依然として30の活性を有した。第3群のラット(フルオキセチンで治療)は3週間後に約25の活性を有したが、ASAによる活性の改善は確認されなかった。
前記試験において、ASAおよびフルオキセチンの用量はラットに適合されている。
前記試験は、ASA+フルオキセチンの予想外の作用または相乗的活性を明らかに示す。いかなる理論にも束縛されることはないが、ASAはフルオキセチンが結合すべき部位を促進または活性化すると考えられている。
別の試験が低用量のASA、すなわち25mgで実行されている。
抗うつ作用の同様の発現が確認された。
SSRI抗うつ剤ファミリーで得られた発現抗うつ採用の時間削減に照らして、50mg未満の低用量でのASAもSNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、および、おそらく1つもしくはそれ以上のSSRIと混合したその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の抗うつ発現作用の時間を削減するために有効であると結論づけられうる。
前記試験、および抗うつ剤の経口投与後(直後、5分未満後)および経口投与前にASAの用量が経口投与されたボランティアで行われた非公式の試験から、ASAの経口用量は50mg未満、特に5〜50mgに低下されるべきであると思われる。
かかる低用量のASAでは、出血は確認されなかったが、きわめて迅速な抗うつ作用の発現が確認された。この試験から、抗うつ作用がすでに7日未満、さらに3〜4日未満でもされたが、低用量のASAを使用していない場合、抗うつ作用は、例えば、SSRIでは少なくとも4週間目であるとみられる。
ヒトに投与された高用量のASA(例えば、用量100mg)は、抗うつ作用の発現時間に対する影響はなく、さらには悪影響もないとみられる。

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの製剤、有利には、1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量を有する経口製剤を含んで成り、前記活性剤が、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択され、かつ少なくとも1つの製剤、有利には、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、N3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の抗うつ発現を削減するためにアセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の50mgより低い有効量を有する経口製剤を含んで成るヒト用の抗うつ剤系。
  2. 好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量と、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の抗うつ発現を削減するためにアセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の50mgより低い有効量とを含んで成るヒト用の経口抗うつ製剤。
  3. 好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の平均発現を少なくとも15%、有利には少なくとも20%、好ましくは少なくとも50%減少させるためのアセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の有効量を含んで成る、請求項1または2に記載の製剤または系。
  4. SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための1つもしくはそれ以上の化合物の有効量が、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の量の5倍未満である、請求項1または2に記載の製剤または系。
  5. SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための1つもしくはそれ以上の化合物の有効量が、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の量の1.5倍未満、有利には1倍未満である、請求項1または2に記載の製剤または系。
  6. 好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するために、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の迅速放出有効量を含んで成る、請求項1または2に記載の製剤または系。
  7. 好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するための、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される少なくとも1つの薬剤として許容される抗うつ活性剤とを含んで成る粒子、核、微粒子、球形粒子と、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択されるおそらく少なくとも1つの化合物とを含んで成り、前記粒子、核、微粒子、球形粒子が有利には、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物を含んで成るコーティングが備えられており、前記コーティングが、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される選択的薬剤として許容される抗うつ活性剤を実質的に含まない、請求項1または2に記載の製剤または系。
  8. 好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される4mgから100mgまで、好ましくは、4〜20mgの薬剤として許容される抗うつ活性剤を含んで成る固形である、請求項1または2に記載の製剤または系。
  9. アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物を5〜40mg、好ましくは、5〜35mg含んで成る、請求項1または2に記載の製剤または系。
  10. 薬剤として許容される抗うつ活性剤として、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤の有効量を含んで成る、請求項1または2に記載の製剤または系。
  11. 薬剤として許容される抗うつ活性剤として1つもしくはそれ以上のSSRI剤の有効量を含んで成る、請求項1または2に記載の製剤または系。
  12. うつ病患者の治療の方法であって、前記患者が、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量と、好ましくは、SSRI、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される薬剤として許容される抗うつ活性剤の作用の発現を削減するために、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される少なくとも1つの化合物の50mg未満の有効量とが投与される方法。
  13. 有効量が、アセチルサルチル酸、アセチルサルチル酸の誘導体、ジアスピリン、およびその混合物より成る群から選択される化合物の5〜40mg、好ましくは、5〜35mgより成る、請求項12に記載の方法。
  14. 前記患者が、SNRI(セロトニンノルアドレナリン(nordraline)再取り込み阻害剤)、CRF拮抗薬、NK1拮抗薬、NK2拮抗薬、NK3拮抗薬、およびその組合せより成る群から選択される1つもしくはそれ以上の薬剤として許容される抗うつ活性剤の有効抗うつ剤量が投与される、請求項12に記載の方法。
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