JP2007507934A - Umtsにおける調和したデータフロー制御とバッファ共用 - Google Patents

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Abstract

本発明ではUTRANのlubとlurのインタフェースによりHS−DSCHデータストリームを制御するフロー制御方法を記載している。2つのクレジット割当て方式も説明される。フロー制御方法が実行される無線ネットワークノードが提案される。最後に、そのフロー制御方法とクレジット割当て方式とを実行するコンピュータプログラム製品についても説明する。別々のユーザデータフロー制御がノードBにより調整され、lubとlurインタフェースによるデータ転送がUuインタフェースによるデータ転送に適合される。その主な利点はバッファリングが第1にSRNCにおいて維持できることである。提案されたフロー制御方法は、個々のデータフロー制御が互いに独立に実行される場合の方式と比較して、ノードBのバッファレベルを著しく低減できることが示される。また、データフロー量に対する悪い影響が概して小さいことも示される。

Description

本発明は、全地球的規模の移動体通信システム(UMTS)におけるいくつかのユーザ間の希少なバッファリング資源を共用するシステムと方法に関するものである。
マルチメディア無線ネットワークは、ウェブブラウジング、資源の動的共用、オーディオやビデオのストリーミングのようなインターネット的なサービスに対する要求の高まりとともに急速に膨張している。そのような無線ネットワークは、移動体或いは固定ネットワークでも良い。この種の移動体ネットワークは第3世代(3G)移動体通信システムとして知られている。PSTN(公衆交換電話ネットワーク)からの回路交換の音声トラフィックを主として搬送する以前のタイプの移動体ネットワークとは異なり、3Gネットワークは、PSTN、B−ISDN、PLMN、及びインターネットを含む種々のネットワークからの種々のパケットデータを搬送する。
全地球的規模の移動体通信システム(UMTS)として総称的に知られているプロトコルのセットを標準化する進行中のプロセスがある。図1は、コアネットワーク2として言及される3GネットワークとUMTS陸上無線アクセスネットワーク(UTRAN)3とを有するUMTSネットワークを模式的に図示している。UTRANは複数の無線ネットワーク制御局(RNC)を有している。全てのRNCは類似しているが、異なるRNCが異なる役割をもっても良い。図1において、サービングRNC、即ち、SRNC4、ドリフトRNC、省略してDRNC5が示されている。各RNCは基地局6のセットに接続されている。基地局はしばしばノードBと呼ばれている。各ノードBは、与えられた地理的セル内で移動体端末7(或いはユーザ機器UE)との通信を担当する。サービングRNCはユーザをルーティングし、ノードBとコアネットワークとの間でデータをシグナリングすることを担当する。コアネットワークとRNCとの間の移動体はIuとして言及され、RNC間の移動体はIurとラベルが付けられる。RNCとノードBとの間の移動体はIubと記され、ノードBと移動体端末との間の空中インタフェースはUuインタフェースである。
WCDMA仕様の第5版(非特許文献1)では、高速ダウンリンク共用チャネル(HS−DSCH)として言及される新しい転送チャネルが導入された。HS−DSCHに関していえば、現在のダウンリンク共用チャネルと比較して、高速自動繰返し要求(ARQ)プロトコル、高速リンク適合、高速チャネル依存スケジューリングのようないくつかの新しい無線インタフェース機能が備えられる。これら新しい機能の全ては、ノードBに位置するMAC−hsエンティティと呼ばれる媒体アクセス制御(MAC)レイヤ上の新しい機能エンティティとして置かれる。フレームプロトコルとして言及される、データ転送を処理し、SRNCとノードBのユーザバッファ間のフロー制御を実行することの両方が可能な新しいプロトコルも導入される。もし、データがSRNCから直接ノードBに転送されるなら、フレームプロトコルはIubインタフェースにより用いられる(非特許文献2参照)。データがDRNCを介してSRNCからノードBに転送されるなら、そのフレームプロトコルはIurとIubインタフェースにより用いられる。
図2において、i個(i=1,2,……)のユーザがあり、夫々が対応する移動体端末UE1、UE2、……、UEiをもっているとする。各ユーザに対するデータはコアネットワークからSRNCに到着し、そこでデータはバッファ8に格納される。そのバッファ各々は各ユーザに関係付けられる。もし、ユーザが多くの優先度クラスをもっているなら、ユーザ当たり幾つかのバッファがある。説明を簡単にするために、異なる優先度クラスは考慮されておらず、各ユーザは1つのバッファをもつことが示されている。SRNCからユーザの格納データはノードBに転送され、そこで、そのデータは一時的に対応する個々のバッファ9に格納される。ノードBから、ユーザデータは空中インタフェースUuを介して個々のUEへと送信される。
フレームプロトコルでは、クレジットを基本としたフロー制御機構が用いられる。その機構では、容量要求フレーム10と容量割当てフレーム11とが、ノードBとSRNCとの間で別々に、個々のユーザに関し、そしてそれ故に対応する個々のデータストリーム12に関しても交換される。容量要求フレームは、個々のUEに関するSRNCバッファで処理待ち中(キューイング中)である数多くのMAC−dプロトコルデータユニット(MAC−d PDU)のノードBのバッファを通知するSRNCにより送信される。容量要求フレームの受信に応答して、ノードBは割当てフレームをSRNCに送信する。その割当てフレームは、SRNCがUEに送信するのを許可されたMAC−d PDUの量を示している。SRNCがその割当てフレームを受信するとき、MAC−d PDUの示された数をSRNCに送信する。ノードBがSRNCに送信するのを許可するMAC−d PDUの数はクレジットと呼ばれる。そのクレジットは一般には承諾クレジットフレームフィールドと呼ばれる(従って、クレジットを基本としたフロー制御という名前がある)フレームフィールド13の割当てフレームにおいて示される。従って、ノードBはSRNCとノードBとの間のデータフローを制御する。
フレームプロトコルはまたDRNCで終了する。このことは2つの別々の制御ループがあることを意味する。1つはDRNCとノードBとの間にある。このループはノードBがDRNCからのデータフローを制御する場合に説明されたものとちょうど類似のものである。他の制御ループはDRNCとSRNCとの間にある。この場合、DRNCはSRNCからのデータフローを制御する。しかしながら、ノードBに見られるようなフロー制御ループは両方の場合に類似している。次に、SRNCとノードBとの間のダイレクトパスだけを考慮する。
正しく振舞うフロー制御方式の主要な目的は、ノードBとそれに接続されたUEとの間での空中インタフェースにより流れるデータ量に悪い影響を与えることなく、SRNCの1つのバッファからノードBの対応するバッファに対して転送されるデータ量を調節することである。このことはノードBのバッファが決してアンダフローになるべきではなく、或いはノードBが余りにも多くのデータをためることのないようにすることを意味している。
“アンダフロー”という用語は、SRNCがUEに対してSRNCバッファに処理待ち中の(キューイング中の)ユーザデータをもっているが、ノードBのバッファがその同じUEに送信するユーザデータをもっていないことを意味している。それ故に、ノードBのバッファは余りにも少ないデータを保持するようではいけないのである。
ノードBが余りにも多くのデータをためるなら問題が生じる。なぜなら、複数のUEがしばしば1つのノードBから別のノードBにハンドオフされる一方、そのフレームプロトコルは異なるノードB間でデータを転送できないので、そうなるのである。耐性のために、それ故、できるだけ長くSRNCにユーザデータを保持することが望ましい。ハンドオフ手順はハンドオーバとも呼ばれる。
さらに、ノードBにおける個々のバッファは余りにも小さくないかもしれないし、余りにも大きくはないかもしれない。もし、バッファが小さいなら、割当てフレームが頻繁に送信されねばならない。このことは可能性がない。なぜなら、これはIubインタフェースの広範な使用を必要とし、それは使用するのに高価であるからである。さらに、標準化に従えば、割当てフレームが送信される期間は10msに制限される。従って、割当てフレームを頻繁に送信するのは不可能である。
ノードBにおけるバッファ容量は一般に高価なものである。もし、そのバッファが余りにも大きいならノードBは高価なものになるであろう。ノードBはしばしば塔やマストや屋根などに設置されるので、新しいメモリ資源を付加することによりノードBのバッファ全容量を拡張することは容易な仕事ではない。
国際公開第02/49292号パンフレット 米国特許出願公開第2003/0016698号明細書 欧州特許第0912016号明細書 第3世代パートナーシッププロジェクト;無線アクセスネットワーク技術仕様グループ;ULTRA高速ダウンリンクパケットアクセス;概説;ステージ2,3GPP TS25.308(3rd Genration Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; ULTRA High Speed Downlink Packet Access; Overall Description; Page 2, 3GPP TS 25.308) 第3世代パートナーシッププロジェクト;無線アクセスネットワーク技術仕様グループ;共通転送チャネルデータストリームについてのUTRAN Iurユーザプレーンプロトコル,3GPP TS25.425(3rd Genration Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; UTRAN Iur user plane protocols for Common Transport Channel data streams, 3GPP TS 25.425)
それ故に、データフロー量に悪い影響を与えることなく、ノードBでバッファされる量をできるだけ小さく保つことに問題は帰結することになる。このことはまた、本発明によって解決されるべき主要な課題でもある。
次に、この問題は2つの問題、即ち、効率的なフロー制御と効率的なメモリの扱いへと分けることができる。フロー制御の目的は、ユーザデータフローにおける変化に依存する予期できない時間をスムーズにならすことにある。一方、メモリの扱いの目的は、用いられるメモリ量を最適化することにある。次の条件、即ち、(a)オーバフローによるデータの損失を避けねばならないこと、(b)データフローが詰まってはならない、つまりアンダフローを回避しなければならないことという条件で、ノードBにおける格納ユーザデータの総量を最小化したい(それは、潜在的なハンドオフ手順のために重要である)。
図3にはノードBにおける公知のMAC−hsレイヤ構造が図示されている。MAC−hsはフロー制御部14、再送プロトコルハンドラHARQ(ハイブリッド自動要求)15、スケジューラ16、転送フォーマット選択部(TF選択部)17、及び共用無線チャネル18とを有している。新しい転送チャネルはHS−DSCHとして示されている。
図4には以前から知られたクレジットを基本としたフロー制御機構が図示されている。それは、個々のUEのユーザデータフローを制御する“フロー毎(per flow)”を基本とするクレジット割当て方式を利用する。
次に、UE1に向けられたユーザデータについて説明する。矢印19により図示された容量要求フレームはSRNCにより送信され、従って、UE1に関してSRNCで処理待ちのユーザデータ量についてノードBのバッファ9に通知する。これに応答して、ノードBは、そのノードBのUE1のバッファで利用可能な空きのバッファ空間に基づいていくらかの容量を割当てる。非常に一般的な言葉で、また不完全な方法で表現するのであるが、空きのバッファ空間は、バッファの最大メモリ空間−(マイナス)未処理のクレジットである。非常に一般的な言葉で、また不完全な方法で表現するのであるが、“未処理のクレジット(outstanding credit)”という用語は、SRNCからノードBへ送信するクレジットを承諾したのであるがノードBによりまだ受信されていないユーザデータに言及するものである。通常、クレジットの量はMAC−d PDUユニットで表現される。
次に、ノードBは上側の矢20により表現され、SRNCがUE1に関して送信するのを許可されたクレジットの数を示す割当てフレームを送信する。この量は承諾されたクレジットフレームフィールドで示される。
SRNCはその割当てフレームを受信し、そこから承諾クレジットの数を抽出し、そのクレジットを以前に承諾されたクレジットを上書きする不図示のカウンタに書込み、対応する数のMAC−d PDUを矢印21で表現されているようにノードBに送信する。SRNCはまた、そのカウンタから送信されたMAC−d PDUの数を減算する。その時点の割当てと、割当てられたMAC−d PDUがノードBにより受信される時点との間の時間間隔は、ラウンドトリップ(往復)時間と呼ばれる。図4には、その往復時間がRで示されている。下側の矢20はノードBが更なる割当てフレームをSRNCに送信する第2の時点を表している。2つの矢は未処理のクレジット、即ち、与えられたが対応するデータは未だ受信していないクレジットを表している。なお、2つの連続する割当てフレームの受信時刻間の時間間隔で、SRNCは処理待ちのユーザデータ(MAC PDU)をノードBに送信しても良い。
ノードBにおけるスケジューラは、ノードBでバッファされるユーザデータが異なるUEに送信されるときのシーケンスを編成する。個々のUEに送信するようスケジュールされたユーザデータは対応するUEバッファからとられ、転送フォーマットセレクタにより生成された転送ブロックに挿入される。特に、そのスケジューラはノードBに、送信される転送ブロック、送信に用いるタイムスロット、及びその転送ブロックが意図しているUEを伝える。転送ブロックは、異なるUEに送信されるデータ量に依存して変化する長さをもつ。各転送ブロックは、無線インタフェースUuで、固定時間、通常は、2msのタイムスロットで送信される。
無線インタフェースにより、転送ブロックは次々に送信される。通常、ただ1つのUEが与えられた瞬間でのタイムスロットを利用する。或いは、符号多重化をタイムスロットに用いることもでき、それは、そのタイムスロットが2つ以上のUEにより共用されることを示唆する。
なお、クレジット割当て手順とスケジューリング手順との間に何かの関係があるわけではない。データスケジューリングは短い間隔で発生し、個々のUEの瞬間的なチャネル品質に基づいて動的にそのスケジューリングはなされる。一方、与えられたUEについてのクレジット割当て手順はもっと長い時間間隔で発生する。そのクレジット割当て手順は、UEのチャネル品質に関係していない。チャネル品質は連続するクレジット割当て期間に何回も変化する。
上述した公知の“フロー毎”を基本とするクレジット割当て方式で個々のUEに与えられたクレジットは、与えられた別のUEには独立のクレジットである。各ユーザデータフローが他のフローに対して独立なので、“フロー毎”を基本とすると呼ばれている。この方式の主な欠点は、アンダフローを回避するためには、ノードBの全てのバッファが、ユーザデータで満たされる必要がある点である。従って、このバッファは無線チャネルにより実際にスケジュールできるデータ量に係わり無く、いっぱいである必要がある。なぜなら、スケジューラが送信のためにどのUEバッファを選択するかを予測することは不可能であるために、そのようになる。
さらにその上、ノードBのバッファされたデータの総量はユーザデータフローの数に直接的に比例し、空中を送信されるデータ量にではない。データフローの数がより大きくなると、より多くのデータがノードBでバッファされる。長期的には、ノードBはUEに配信できるよりも多くのデータを格納するかもしれない。このことは、大量のデータがノードBからの送信のためにキューイングしており、無線インタフェースによる送信のためにまだスケジュールされていないデータがあることを示唆している。このような環境下で、もし、UEがあるノードBから新しいノードBにハンドオーバ手順により切替えられたなら、既にノードBにバッファされたデータを新しいノードBに転送するのに利用可能な機構はなく、そのバッファされたデータは喪失してしまう。その喪失データの再送信は新しいノードBに対して生じなければならない。SRNCからの再送信は低速であり、高価な手順である。なぜなら、それはUTRANインタフェースで発生するからである。これらは低速で、通常はいくつかのネットワークノードを横切ることになる。
特許文献1はUTRANネットワークにおけるフロー制御機構を開示している。ここでは、自動繰返し要求(ARQ)機構が実装されてノードBにおけるバッファレベルを低くする。上述のフロー制御方法は互いに独立の別々のパケットデータストリームを扱い、ノードBでバッファされるデータ量は与えられたUEに対してのみ少なくされるので、問題が生じる。その結果、バッファされたデータ総量、即ち、いくつかの独立なパケットデータフローからのバッファされたデータ合計は、ノードを横切るデータストリームの数に直接的に比例する。分離した個々のデータストリームについてのバッファレベルは低くすることができるが、それ故にバッファされたデータの総量は多くのユーザ人口に対しては過度なものとなる。従って、その問題はそのまま残り、バッファレベルを低くされたユーザ以外のユーザが1つのノードBから別のノードBへと移動して(ハンドオーバする)とき、データはSRNCからノードBに再送されねばならない。
特許文献2はWCDMAシーケンスにおいてMACレイヤエンティティを再設定する方法を開示している。RLC(無線リンク制御)エンティティの再設定時、MACレイヤエンティティを再設定することにより、不必要なデータがMACレイヤエンティティでバッファされるのを防止することが可能である。それにより、メモリ資源の利用効率を改善することが達成される。フロー制御は示されているが、その動作については開示されていない。
特許文献3はリモート端末に無線ネットワークにおけるオンデマンドでのバンド幅を提供する。基地局に送信するパケットをもつリモートホストは、アップリンクの初期コンテンションに関与する。そのコンテンションの間に、送信するパケットをもつ各リモートは基地局にアクセスを要求する。アクセス要求は衝突するかもしれず、衝突を起こしたリモートホストはアップリンク競合解消に関与する。基地局は、アクセス要求を行なう複数のリモートホスト間でのアップリンクバンド幅を割当て、それ自身のダウンリンク送信のバンド幅割当てがこれに続く。
特許文献3は、基地局制御ノード(BSCノード)におけるバッファ資源が驚くべきものであり、バッファのオーバフローとアンダフローとを回避しなければならない場合、MSCノードのようなコアネットワークノードからBSCノードへの伝送制御には注目していない。特許文献3ではクレジットは与えられておらず、従って、その伝送制御はこれらのことを考慮していない。
特徴文献3では、無線によるパケット伝送はコンテンションを基本としている。しかしながら、本願発明はノードBによって受信される各データユニットの厳密な制御を提供している。ノードBは、ユーザ機器に対して無線により送信するためにすぐにスケジュールされるデータユニットをただ受信するだけである。
発明の要約
本発明の1つの目的は、ノードBにおいて、各ユーザに対する送信のためにスケジュールされたデータ量に一般的は等しいデータ量をバッファリングする方法とシステムとを提供することにある。
本発明の別の目的は、調整されたフロー制御とバッファリング共用の方法を適用することにより、いくつかのデータストリーム間で希少なバッファリング資源を共用する方法とシステムとを提供することにある。
本発明によれば、そのフロー制御プロセスは、(1)未処理のクレジットの数を計数し、割当てがなされる度ごとにその未処理のクレジットの計数値を増加させ、データデータユニットが受信される度ごとにその未処理のクレジットの計数値を減少させることにより、未処理のクレジットの数の変化する計数値を保持し、(2)要求された容量を決して超えることができないように割当て容量を制限する第1のクレジット割当て規則/方式を有する。その第1のクレジット割当て規則/方式により、ノードBにおけるユーザデータの受信を予測することが可能になり、上述の(a)と(b)の条件とを満足する。ユーザデータフローの時間依存の変化はこれによりスムーズになる。
本発明によれば、そのフロー制御プロセスは、チャネル品質の指標がノード毎(per-node)を基本とした容量割当てを調整するために用いられる、第2のクレジット割当て規則/方式を用いる。そのようにすることで、経験するチャネル品質に比例して、いくつかのユーザ間で希少なメモリ資源を共用することが可能になる。従って、チャネル品質指標の使用により、最小のメモリ資源を用いて上述の条件(a)と(b)との達成が可能になり、従って、メモリ最適化の問題に対する解決策を与えることができる。
希少なバッファリング資源は示されたチャネル品質に比例してユーザ間で共用される。実際、そのことは、各ユーザのUEはノードBに、ノードBとUEとの間の送信チャネルのチャネル品質をレポートすることを意味する。ノードBは示されたチャネル品質を用いて、そのデータストリーム間でそのバッファリング資源を共用する。フロー制御は、別々のデータストリームに与えられたクレジット量がノードBを横切るデータストリームの数の関数として計算されるように調整される。
ノードBで全てのデータストリームに与えられたクレジットの総計は、ノードBに送信するためにSRNCが要求するデータ量より小さい予め定義された値に制限される。このことはSRNCから送信されたデータを格納するのに利用可能なメモリ空間が常にあることを保証するであろう。
本発明の主要な利点の1つには、ノードBのバッファレベルが、ノードを横切るパケットデータストリームの数の代わりに、スケジュールされたデータ量にだけ依存することがある。そのデータはノードBから各UEへの送信のためにスケジュールされたデータである。このことは、ユーザデータの主要なバッファリングがSRNCで維持され、そのことは次に、(1)ノードBについてのメモリ要求が小さくなり、(2)通信の信頼性が増し、(3)ハンドオフが原因となるエラーイベントに対する耐性を改善し、(4)IubとIurインタフェースによるトラフィックをスムーズにし、(5)SRNCから送信され、しかし、ノードBではまだ受信していないMAC−d PDUの量を低減することを示唆する。SRNCからの伝送が非常に低速であるために、送信され未だ受信していないMAC−d PDUの数をできる限り小さく保つことは重要である。
図5には、本発明に従うフロー制御システムが示されており、それはIubインタフェースにより容量割当て機器23と通信している容量要求機器22とを有している。その容量要求機器はSRNC内にあり、容量割当て機器はノードBにある。SRNCは図式的に示されているデータストリーム12でユーザデータをノードBに配信する。スケジューラ16は容量割当て機器と通信を行なって、バッファ9でスケジュールされた個々のユーザデータが送信器24を介してタイムスロットで共用無線チャネルにより送信される順序を制御する。個々のユーザデータが送信される順序は、バッファ出力における個々のスイッチ25が閉じる順序に対応している。2つ以上のスイッチが同時に閉じられることは決してない。データフロー制御手段26が示されており、SRNCの個々のバッファ8の出力で接続されている。各フロー接続手段は容量要求機器からの個々の制御信号27を受信する。個々の制御信号は、ノードBにより発行された以前に述べた量のクレジット(割当てられたMAC−PDUの数)を含んでいる。参照番号28は、ユーザエンティティUE1、UE2、……UEiに対する個々の無線チャネルに関するチャネル品質指標QI1、QI2、……QIiを表している。容量割当て機器は、個々のUEに対して1つずつ備えられ、個々のユーザデータフローに対する未処理のクレジットの数をカウントするカウンタ29を有している。説明を明瞭にするために、図5には図示されていないが、その容量割当て機器はまた、個々のUE夫々に対して2つ以上のカウンタを備え、1つはSRNCで処理待ち中であるユーザデータユニットのユーザ数をカウントし、もう1つは割当てフレームがSRNCに送信されるべきとき、その瞬間の時間を計算する。
容量要求機器と容量割当て機器とはハードウェアとソフトウェアの両方で実装される。データフロー制御手段14はSRNCの不図示のコンピュータで実行されるコンピュータプログラムによって実現される。
容量割当て機器により用いられるフロー制御プロセスはノードBの不図示のコンピュータで実行されるコンピュータプログラムである。そのコンピュータプログラムは本発明に従うフロー制御プロセスの以下に説明する各工程を実行するソフトウェアコードの部分を有している。そのコンピュータプログラムはコンピュータが利用可能な媒体、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、CDレコード、インターネットなどから直接ローディングされる。
本発明に従う第1のフロー制御プロセスはノードBで実行する。第1のフロー制御プロセスは次の部分では、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスと呼ばれる。なぜなら、それは他のユーザのデータフローとは独立に各ユーザのデータフローを制御するからである。説明を明瞭にするために、1つのユーザに言及して説明する。
フロー毎を基本とするフロー制御において、容量要求と容量割当てフレームとは、1つのデータフローに関してノードBとSRNCとの間で交換される。ノードBは規則正しく容量割当てフレームを送信することにより、容量要求に応答する。言い換えると、容量割当ては、UEに対して処理待ちであるデータユニットがSRNCにある限り、ある固定時間間隔で定期的に実行される。この割当て間隔は図4では“R”の印が付けられている。
本発明に従うフロー毎を基本とするフロー制御は次の工程を有している。
1.SRNCは容量要求をノードBに送信する。一般にはMAC−d PDUの単位で表現され、その容量要求があった時点でSRNCでは処理待ち中であるユーザデータユニットの数は、容量要求フレームで示される。その処理待ちデータは、SRNCで完全に処理されるMAC−d PDUとして定義され、従って、ノードBのバッファに送信するためにSRNCを離れる用意ができている。
2.ノードBは要求フレームを受信し、処理待ちのMAC−d PDUの数を読み出して、その新しい値でカウンタの以前の値を上書きする。その結果、ノードBはSRNCのバッファの状態(フル、空き、或いは、それらの中間の値)についてのいくらかの知識を得る。
3.ノードBは、現在バッファされているMAC−d PDUの数を、前もって定義されたある目標値、例えば、利用可能なメモリ全空間から減算することにより、バッファが受け入れ/受信できるMAC−d PDUの数を計算する。
4.ノードBは、承諾されたクレジットの量、即ち、(容量割当ての時点で)SRNCからノードBに移動するMAC−d PDUの数を計算する。そのクレジットは次の工程に従って計算される。
i.未処理のクレジットの量を計算する。未処理のクレジットは、MAC−d PDUの対応する数は未だノードBのバッファには到着していないが、既に承諾されたクレジットの数として定義される。
ii.ノードBのバッファが受け入れ/受信できるMAC−d PDUの数とSRNCで処理待ち中で留まっているMAC−d PDUの数とを比較する。承諾されたクレジットの潜在的な数として少ない方の数を選択して、割当て容量が決して要求容量を超えることのないことを保証する。
iii.承諾されたクレジットの選択された潜在的数からクレジットの未処理の数を減算し、これを承諾されたクレジットの数として用いる。
5.ノードBは容量割当てフレームをSRNCに送信する。承諾されたクレジットの数は割当てフレームで示される。
比較の工程iiは非常に重要なものである。もし、それが省略されるなら、長期的にはクレジット数は結局のところ大きな数になるであろう。そのフロー制御プロセスは、多くの未処理クレジットがあり(それは正しくない)、これ以上のクレジットが割当てられずバッファがアンダフローになるので、ノードBへのデータフローが詰まってしまうと考えるであろう。比較の工程iiはクレジット割当てプロセス/方式と呼ばれる。
フロー毎を基本とするフロー制御を用いる主な利点は、その耐性が強い点にある。それは必要とされるもの以上にノードBへのユーザデータユニットをフェッチすることは決してなく、それはノードBが2つの割当て事象の間にユーザに送信できる以上のユーザデータを決して受信することはないことを意味している。従って、そのバッファは決してオーバフローすることはない。比較の工程iiはこのことを見ているのである。そのフロー制御プロセスはノードBにおけるバッファされたデータのキューの長さを一定に保つようにし、決して超えることのない上限が存在する。
予め定義された目標レベルはバッファにおけるアンダフローを回避するのに十分に高いものであり、UEに対してスケジュールされたデータ量より高くはない。
例1
図6において、SRNCバッファにはノードBにおける1個のユーザバッファに送信するための処理待ち中のMAC−d PDUが100個あるとする。また、この1個のユーザバッファは全バッファ容量が90個分のMAC−d PDUであり、バッファ要求フレームの受信時には10個のMAC−d PDUがノードBに現在バッファされているとする。また、3つの以前の事象では、ノードBはSRNCに、10個、20個、30個のクレジット(MAC−d PDUの単位で表現)を与えたとする。従って、これら60個のMAC−d PDUが未処理のクレジットであり、対応するMAC−d PDUはノードBによって(例えば、伝送遅延などのために)未だ受信されていない。SRNCとノードBにおける1個のユーザバッファの状態が図6の上方に例示されている。
CAPREQ100と印が付いた矢は、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスにおけるステップ1を表わし、その矢の先端はステップ2を表現している。ステップ3はノードBのバッファで図示されている。全バッファ空間(90個のMAC−d PDU)の内、10個が占有され、まだ80個分のMAC−d PDUのための余地が残されている。ステップ4iを適用するとその結果、10+20+30=60個の未処理クレジットがある。ステップ4iiを適用することの意味は、ノードBは80個分のMAC−d PDUのための余裕をもっていることである。この“80”という数値は、SRNCが送信を望んでいる100個のMAC−d PDUと比較すべきである。バッファのオーバフローを回避するために、より少ない数値“80”が選択されている。そのバッファはこれら80個に対して利用可能な十分なメモリ空間があることを保証する。ステップ4iiiでは、クレジットの未処理の数(60個のMAC−d PDU)が、選択された数値(80個のMAC−d PDU)から減算して20個のMAC−d PDUを残す。従って、20個のクレジットが与えられる。20C(クレジット)の印が付いた矢はステップ5を表す。10、20、30の印が付いた次の矢は、SRNCが以前に承諾されたMAC−d PDUをノードBの同じユーザバッファに送信するときの事象を表している。これらが送信される順序は必ずしも示されたものである必要はなく、変化しても良い。最後に、20Cと印の付いた一番下の矢によって表現されているように、ステップ4iiiで割当てられたMAC−d PDUがノードBに送信される。
20個のクレジットがSRNCに送信されるとき、上部の矢20Cによって表現されるように、ノードBの対応する未処理クレジットカウンタ29は、20個のMAC−d PDUだけ、その未処理クレジットの計数値を増加させる。データユニットがノードBの対応するユーザデータバッファに到着するときにはいつでも、その未処理クレジットの計数値は減少する。未処理クレジットカウンタを用いる主な利点は、容量割当てからの結果は常に予測可能であり、それ故に、そのバッファはオーバフローからの危険を決して被ることはない点にある。
ノードBにおける固定バッファリング資源は、HS−DSCHにより可能な最大送信速度を用いて連続送信をするなら、1つのデータストリームをサポートするのにもほとんど十分ではない。
従って、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスはバッファのオーバフローの問題を扱うであろう。それは、SRNCはノードBで利用可能なバッファ空間よりも大きな処理待ちユーザデータをもつという推定に基づいたものである。
なお、実際には、ステップ3で全ての利用可能なバッファ空間を計算するとき、そのバッファは決して最大値になることはなく、それより少ない前記予め定義された目標レベルにまで達する。
次に、ノードBで実行する第2のフロー制御プロセスについて説明する。この第2のフロー制御プロセスは以下、ノード毎を基本とするフロー制御プロセスと呼ばれる。なぜなら、それはノードBの全てのアクティブなユーザのデータフローを調和のとれた方法で制御するからである。ノード毎を基本とするフロー制御プロセスがあると、1ユーザのデータフローは他のユーザのデータフローに依存して制御される。個々のデータフローが従って調整される。
ノード毎を基本とするフロー制御プロセスでは、容量要求フレームと容量割当てフレームとが、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスのように、ノードBとSRNCとの間で交換される。ノードBにおける要求バッファ容量の総量が計算され、ノードBにおける利用可能なバッファ資源の総量が、何らかの未処理クレジットを考慮して計算される。最後に、データフローの個々の無線チャネル品質/指標に比例して、個々のデータフロー間でクレジットが分配される。このようにして、データフローが調整される。希少なバッファリング資源は、幾つかの別々のデータフロー間で共有される。利用可能なバッファ資源の総量を計算するために、利用可能なバッファ資源の各アクティブユーザ量が、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスにおけると同じステップ1〜5を用いて計算され、互いに加算される。要求バッファ全容量と利用可能なバッファ全容量と未処理クレジットの総量に言及する言葉で、ステップ1〜5の表現を置換することにより、ノード毎を基本とするフロー制御プロセスは、ステップ4iiiに続くステップ4iiiiをさらに有する。
4iiii.各UEが経験する無線チャネル品質/指標に比例して、個々のデータストリーム間で得られたクレジットの総量を分配する。
ステップ4iiiiは、クレジット割当てプロセス/方式と呼ばれる。
チャネル品質指標を用いることの主な利点は、メモリ資源が効率的に使用されることにある。なぜなら、バッファされたデータの主要な部分は、おそらくは、良好なチャネル品質のために大量のデータを受信できるユーザに属しているからである。空中インタフェースUuによって流れるデータ量は無線チャネル品質に依存する。ノード毎を基本とするフロー制御プロセスを用いると、ノードBがユーザに送信できる以上のデータユニットがノードBに送信されない。従って、ユーザはバッファされたユーザデータの全てを受信することができないのであるから、バッファを最大限までいっぱいにするのは意味がない。
ユーザは同じ希少なメモリ資源を共用し、その希少なメモリ資源は、各チャネル品質に従ってユーザ間で分割される。品質の悪いチャネルをもつユーザはそれ故にデータを何も受信しない。
ノードBにおいてバッファされたデータの総量は本質的には一定を維持し、それは目標レベルに等しい。また、そのバッファデータ量は、フロー毎を基本とするフロー制御プロセスと比較してより少ない。なぜなら、それはユーザの数に比例しないからである。フロー毎を基本とするフロー制御プロセスでは、ノードBのバッファに格納されるデータ総量は全てのキューの総計であり、それはユーザの数に比例する。
フロー毎を基本とするフロー制御プロセスでのように、ノード毎を基本とするフロー制御プロセスはノードBに格納されるデータ量を最小にするが、そのように格納されたデータは依然としてアンダフローを排除するのに十分である。ノード毎を基本とするフロー制御プロセスにおいて、キューの長さはより短い。なぜなら、データは最良のチャネル品質をもつユーザに転送され、それ故に、それらく、そのデータはすばやく処理される。最良の無線チャネル品質をもつユーザは、即ち、データをそのタイムスロットで、その無線チャネルが送信可能な最大のデータ速度で等しい量で送信することが許可される。このことは、割当てのあった時点で良好なチャネル品質をもつユーザはまた、その割当てられたデータが後でノードBに到着するときにも良好なチャネル品質をもっていると思われるという推定に基づいている。その無線チャネル特性は時間相関のあるものである。
ノード毎を基本とするフロー制御プロセスを用いると、全てのデータを1ユーザに最大データ速度で送信するよりも多くのデータを複数のユーザに送信することはできない。このことは、次のことを意味する。ノードBは高速データ速度で送信する1ユーザがあり、このユーザはまたSRNCからデータを受信するとする。さて、もし、新しいユーザがシステムに追加されたなら、そのユーザに対するデータをフェッチするという思想はない。なぜなら、彼らはそのメモリ資源を他のユーザを共用し、彼らの中では、全ての資源を握る1ユーザ、即ち、そのUEに最大データ速度で送信するユーザがある。
フロー毎を基本とするフロー制御プロセスのように、ステップ4iiのためにノード毎を基本とするフロー制御プロセスを用いると、オーバフローはない。
ノード毎を基本とするフロー制御プロセスを用いることのさらに別の利点は、大部分のデータがSRNCに格納され、それ故に、もしシステムの下位レベルで何かの不具合が生じても、データが喪失することはない点である。また、ハンドオフの問題も解決される。
従って、希少なバッファリング資源は、示されたチャネル品質に従って共用され、独立したパケットデータフローに割当てられたクレジット量は、ノードBを通過するパケットデータフローの数に逆比例する。
バッファリング資源がチャネル品質に従って共用されるので、送信ユーザデータの実際量が時間的に変化しない場合、送信スケジュールを生成することができる。このことは、次のような極端な場合があると、その動機付けになる。1つのデータフローとステップ1〜5を有するフロー毎を基本とするフロー制御プロセスとがある場合、承諾されたクレジットが他のユーザの存在により影響を受けないので、流れるデータ量は変化しない。もし、ユーザ人口(ユーザエンティティの数)が多いなら、おそらくは良好な或いは最高度の無線チャネル条件にある1つ以上のユーザを見出すであろう。実際には、このことは、人口が多いと、ノードBのチャネル依存の方式は非常に高速で変化のない伝送速度でデータをスケジュールできることを意味する。ノードBにおけるバッファデータ量が示されたチャネル品質に比例するので、バッファのアンダフローが回避される。スケジューラはデータを最良の信号品質をもつユーザに送信する。ノード毎を基本とするフロー制御プロセスがユーザに流れるデータ量についてもつかもしれない影響は一般には小さい。
この場合の予め定義された目標レベルは、個々のバッファにおけるアンダフローを回避するには十分に高く、個々のUEに対してスケジュールされるデータ量よりも高くあるべきではない。
複数のUE夫々はその無線チャネル品質を、図3に示された関連するアップリンクシグナリングパスによりノードBにレポートする。
従って、ノードBを横切る複数のデータストリームの間で比例的に共用される固定バッファリング資源をノードBはもつ。ノードBは、幾つかの独立なデータストリームからのバッファされるデータの総合計がノードBで予め定義された一定のレベルに維持されるように個々の容量割当てを調整することにより、容量要求に応答する。その結果、バッファされたデータの総合計はノードBを通過するパケットデータフローの実際の数に独立である。依然として、バッファのアンダフローは回避される。これは、幾つかの独立なデータストリームからのバッファされたデータの総合計が予め定義された一定レベルを下回って減少することは決してないためである。上述したことから示唆されるように、SRNCは送信待ちのデータを常に含んでいると仮定される。
ノードBにおけるMAC-d PDUの到着速度は、ステップ1〜5を有するノード毎の割当てアルゴリズムで調整される。これは、各UEによりレポートされるチャネル品質指標に基づいている。
上述のノードを基本としたフロー制御プロセスを用いると、ユーザデータの大部分はSRNCに格納され、最小限のデータがノードBに格納される。さらに、ノードBに格納されたデータはユーザへの送信のためにスケジュールされるデータであり、即ち、“不要”データはノードBには格納されない。“不要”とは、もし、ハンドオーバが発生したなら、そのデータは喪失するという意味である。
例2
図7において、夫々が、ノードBのバッファを通る水平の破線によって示唆されるように、ノードBに対応するバッファをもつ3つのUEがあると仮定する。一般に、例1と同じ仮定が適用される。ノードBの複数のバッファは種々のレベルにまで個々にいっぱいになる。これらを加算すると、それはノードBのバッファが例1のように10個のMAC-d PDUで満たされることを示唆している。また、SRNCは3つのUEに送信するための異なる量のユーザデータをもつと仮定する。これらの量が加算されたなら、SRNCは例1のように、3つのUEに送信するためにMAC−d PDUが合計100個ある。例1のように、ノードBのバッファの全メモリ空間は、90個分のMAC−d PDUである。最後に、UE1とUE2とは両方とも、良好なチャネルを示唆するチャネル品質指標QI=8をレポートし、一方、UE3は余り良くないチャネルを示唆するQI=4をレポートしたと仮定する。また、例1における仮定が適用され、ノードBは90個分のMAC-d PDUである予め定義された総目標レベルをもつことを示している。
例1におけるステップ1〜4iiiに続き、承諾されたクレジットの数は20個のMAC−d PDUであり、それは、ステップ4iiiiにおいて、次の方程式にしたがって3つのUEの間で比例的に配分されるべきである。
即ち、0.8x+0.8x+0.4x=20
ここで、x=10である。
従って、UE1には0.8x5=8メモリユニットが割当てられる。
従って、UE2には0.8x5=8メモリユニットが割当てられる。
従って、UE3には0.4x5=4メモリユニットが割当てられる。
ステップ5では、承諾されたクレジットの数が送信される。20(8,8,4)C(クレジット)と印が付けられた上から2番目の矢は、ステップ5を表している。10、20、30の印が付いた次の矢は、SRNCが以前に承諾されたMAC−d PDUをノードBの3つの異なるUEのユーザバッファに送信するときの事象を表している。最後に、8、8、4と印の付いた3つの一番下の矢によって表現されているように、ステップ4iiiiで計算されたMAC−d PDUがUE1、UE2、UE3のバッファに送信される。
承諾されたクレジットの数(MAC−d PDUで表現)はまた、複数のUEに送信されるPDUの同じ数である。ノードBはこれらを受信するのに利用可能なメモリ空間をもつであろう。
従来例で用いられたフロー毎を基本とするフロー制御プロセスが用いられ、例2の数値が適用されるなら、ユーザUE1に対するノードBのバッファは、80個の潜在的なクレジット−(マイナス)未処理の10個のクレジット、即ち、70個のMAC−d PDUのクレジットがSRNCに送信されるのが承諾されているのである。ユーザUE2に対するノードBのバッファは、80個の潜在的なクレジット−(マイナス)未処理の20個のクレジット、即ち、60個のMAC−d PDUのクレジットが承諾されているのである。同様に、ユーザUE3に対するノードBのバッファは、80個−30個のMAC−d PDU、即ち、50個のMAC−d PDUのクレジットが承諾されているのである。合計で50+60+70=180個のMAC−d PDUが承諾され、バッファのオーバフローを示唆している。
典型的なUTRANシステムでは、IubとIurのインタフェースによる遅延は、容量要求がSRNCから送信される周期と比較して非常に大きい。このことは、ノードBが何らかのユーザデータを受信する前に幾つかのクレジット値を送信できることを意味している。それ故に、SRNCからノードBにダウンロードされたデータが以前の事象において良好なチャネル品質を示したユーザのためのデータであり、後になってダウンロードされたデータが高い確率で短い時間内、それがノードBに到着後ほとんど即座にスケジュールされることを重要である。このことは、わずかな量のデータだけがノードBのバッファに格納される必要があることを示唆しており、これによって、ノードBにおけるバッファメモリの全サイズを最適化する。ダウンロードされるデータはおそらくほとんど即座的にスケジュールされるであろうUEに対するものであることが意図されており、それ故に、“不要”データはノードBには格納されない。“不要”とは、もしUEがハンドオーバを実行したなら喪失することを意味している。低いチャネル品質をもつUEはおそらくはハンドオーバ手順を行なうことにあろうが、ノード毎の割当て方式に従えば、そのようなUEはSRNCからわずかな量のユーザデータを受信するに過ぎないであろう。
図8と図9とはノードBで実行するフロー毎を基本とするフロー制御プロセスを図示したものである。以下、1つのユーザに関してのフロー制御を説明する。なお、全てのユーザフローが同じような方法で制御されることを理解されたい。そのフロー制御は、ボックス80で未処理クレジットカウンタをゼロにセットすることで開始する。次に、そのフロー制御はボックス81でループに入り、SRNCからの容量要求フレームを待ち合わせる。そのフレームはSRNCで個々のユーザに対して処理待ちのユーザデータユニットの量を示している。要求フレームを受信すると、そのフロー制御は、選択ボックス82で全体的に見られるように、データ要求量とノードBで利用可能なメモリ空間の量とを比較する。2つの可能性が存在する。利用可能なメモリが十分であるか、或いは希少であるかである。もし、利用可能なメモリが十分であれば、ボックス83において、承諾されたクレジットは処理待ちのユーザデータユニットの数に等しいようにセットされる。これはSRNCに全ての処理待ち中のユーザデータを送信することを伝える。もし、利用可能なメモリが希少であれば、ボックス84において、クレジット量は利用可能なメモリ空間に等しいようにセットされる。両方の場合において、未処理クレジットカウンタのクレジット数がちょうど計算された未処理クレジットの数にセットされ、ボックス85において、割当てフレームが送信される。そのフロー制御ではループが継続し、図9では、ボックス90において、ノードBに到着するユーザデータを待ち合わせる。もし、ユーザデータが到着したなら、ボックス91では受信データユニットの数が未処理クレジット数から減算される。容量要求フレームがSRNCから到着すると、ボックス93では、処理待ちユーザデータのためにそのカウンタの古い処理待ちユーザデータ数が、容量要求フレームで示される処理待ちデータの数で上書きされる。決定ボックス94では、割当てフレームが送信されるべき時刻の計算を行なうカウンタはノードBにおけるキューイングユーザデータ長を監視し、割当てフレームがいつ送信されるべきなのかを決定する。もし、そのキューが短くなる傾向があったり、キューイングデータの数がゼロになるなら、ボックス95では割当てフレームが送信される。その割当てフレームがまさに送信されようとするとき、上記ステップ1〜4が実行され、承諾されたクレジットの数が、利用可能なメモリ空間と、SRNCにおける処理待ちユーザデータ量と、未処理クレジットの数の関数として計算される。最後に、未処理クレジットカウンタが計算された承諾クレジットの数で増加され、割当てフレームが送信される。次に、選択ボックス96では、フロー制御では、ループを継続する何らかの理由があるかをチェックする。それが、ボックス95で送信された最後の割当てフレームであったなら、ユーザはこれ以上アクティブではなく、選択ボックス96でNOとなって、そのループから出口へと抜けることになる。もし、割当てるデータがまだあるなら、選択ボックス96ではYESとなって、そのフロー制御のループは選択ボックス90へと戻り、さらなるユーザデータの到着をチェックする。データが到着すると、ボックス91では到着データ量が未処理クレジットカウンタから減算される。
代替案として、割当てフレームが送信されるべき時刻を計算するカウンタは、容量要求フレームの内容に係りなく、10ms毎に割当てフレームを送信するカウンタで置換しても良い。
図10は、図8〜図9に従うフロー毎を基本とするフロー制御により送信される割当てフレームについて、承諾フレームの数がどのように計算されるのかを示したものである。上記ステップ3と4i〜4iiiがボックス100で実行される。次に、選択ボックス101で、クレジットの割当て数が決して要求容量(=処理待ちユーザデータの数)を超えないことを保証するために比較がなされる。もし、クレジットの割当て数の方が大きいなら、YESとなって、ボックス102において、クレジットの承諾数がSRNCにおける処理待ちユーザデータの数に等しくなるようにセットされる。ステップ101は、もし、承諾クレジットが処理待ちデータ量を超えるなら、未処理クレジットカウンタ29が信頼できる情報を提供できなくなるために重要である。特に、そのカウンタは減少するよりも増加することの方が頻繁に生じる。
ノードBでバッファされるユーザデータの総量を最小化するために、希少なメモリ資源が、図11〜図12にそのフロー図が示されているノード毎を基本とするフロー制御機構を利用する容量割当て機器を用いて、経験するチャネル品質に比例的に、いくつかのユーザにより共用される。ノード毎を基本とするフロー図は多くのステップを有しているが、それらは図8〜図9のフロー毎を基本とするフロー図でのステップに類似しており、それらは、それ故に、同じ参照番号で印が付けられている。
図11は、ボックス80で未処理クレジットカウンタをゼロにリセットすることで開始する。次に、ループが実行され、そこでは、ボックス110でノードBはUEからのチャネル品質レポートを受信し、これらのレポートはボックス111ではUEがレポートを送信する度ごとに処理される。このループはフロー制御とは独立に実行される。フロー制御は品質情報に基づいており、フロー制御レポートは、メモリ容量が割当てられるかどうかに係りなく処理される。このループはUEがノードBを聴取する限り実行される。未処理クレジットを用いると、メモリがゼロになったノードBは、ボックス81でSRNCからの割当て要求の受信を待ち合わせる。要求が受信されると、ノードBはSRNCに送信されるべきクレジット数を計算する。もし、データ量が非常に少なくで全てがノードBのメモリに収まるなら、選択ボックス82ではNOとなりボックス83に進み、ノードBは、承諾されたクレジットの数が要求容量に等しいことを示唆する割当てフローを安全に送信することができる。もし、メモリ資源が希少であるなら、選択ボックス82はYESとなり、要求容量は承諾されず、その代わりにより少ないクレジットが与えられ、このことが数回生じる。特に、SRNCに送信されるクレジットの承諾された数が非常に制限されなければならないので、対応するデータユニットがノードBに到着するときには、全ての受信データがノードBのメモリに入る余地があるであろうし、この時はボックス82でYESとなり、処理はボックス84に進み、ボックス112に進んで、“割当てフレームを送信する”。従って、ノードBは全てのデータがSRNCからノードBに転送されるまで、幾つかの割当てフレームを送信しなければならないであろう。図11におけるBでは、ノードBが割当てフレームを送信したが、SRNCから何のデータもまだ受信していないという状態になっている。割当てと送信の後、ノードBは発生する事象を待ち合わせ監視する。
次のステップでは、ノードBに到着するデータを待ち合わせる。SRNCが送信する全てのデータが転送ネットワークで発生するエラーのために到着することが確かであるとは言えない。しばしば、データがSRNCからノードBに到着する前に幾つかの割当てフレームを送信することも必要である。従って、図11でなされる割当てはしばしば十分ではない。割当てフレームが転送ネットワークで消失する場合さえあるかもしれない。そのような場合、再送がなさればならない。図12におけるフロー制御プロセスはこのような場合を扱っている。
図12は5つの事象がある。即ち、(1)ボックス90でデータがノードBに到着する。(2)SRNCは、ボックス92で新しい容量要求フレームを送信する。(3)選択ボックス94で、新しい割当てフレームを送信する時がある。(4)ボックス96で、全てのUEがノードBを離れる。(5)選択ボックス81では、複数のUEのいずれかがチャネル品質レポートを送信する。事象(1)は未処理クレジットカウンタが更新されつづけるために必要である。事象(2)はSRNCが容量要求をいつでも送信でき、ノードBがより多くの容量を割当てることによりこれに応答しなければならないために必要である。新しいデータがいつSRNCに到着するのかを予測することはできず、この到着に応答してSRNCは容量要求を送信するのであるから、(例えば、インターネットとSRNCとの間の)この知られることのない到着プロセスが、フロー制御プロセスがSRNCとノードBとの間で必要とされる理由である。事象(3)はノードBが、メモリ資源が希少であるためにSRNCが要求する同じ量のデータを割当てることは必ずしもできず、ノードBはしばしば複数の割当てフレームを送信しなければならないので必要である。もし、事象(3)がないとするなら、決してフロー制御は必要ではないであろう。なぜなら、SRNCはすぐさまノードBに対して全てのデータを送信するからである。一旦、割当てフレームを送信する時間となったなら、ボックス120では、クレジットの量が計算され、各チャネル品質に比例して個々のユーザ間でそのクレジットが分配される。事象(4)は、システムにUEがないとき、制御ループの実行を休止するために必要である。事象(5)は、連続的にチャネル品質指標を処理するために存在している。なお、割当てが生じるよりも頻繁に、2msの間隔で品質はレポートされる。割当て頻度は10msおきである。SRNCにおける全てのデータが転送されるまで、その制御ループは繰り返される。
図13で実行される処理ステップに図14の処理ステップが続き、これらは共に、図12におけるボックス120で実行される処理ステップを説明している。第1のステップ、ボックス130では、ノードBにおけるキューイングデータの総量が、ノードBにおける全てのアクティブバッファにおけるキューイングデータユニットの数を合計することにより計算される。これは上述したステップ3に対応している。第2のステップ、ボックス131では、SRNCにおける処理待ちデータの総量が、SRNCにおける全てのアクティブバッファにおけるキューイングデータユニットの数を合計することにより計算される。これは上述したステップ2に対応している。第3の処理ステップ、ボックス132では、未処理クレジットの総量がノードBにおける全てのアクティブユーザバッファに関する未処理クレジットの数を合計することにより計算される。これは上述したステップ4iに対応している。次に、全てのアクティブユーザが、ボックス133において、それらが経験したチャネル品質に従って、ソーティングされリストになる。処理待ちデータをもたないユーザは次に、ボックス134において、リストから除かれる。チャネル品質の総合計は、ボックス135において、ソートされたリストの全てのユーザに関し、チャネル品質を合計することにより計算される。
次の処理ステップである、ボックス140では、ノードBの処理待ちデータカウンタで示される、ノードBにおけるキューイングデータ量とSRNCの処理待ちデータの総量と全ての未処理クレジットカウンタとを、ノードBの利用可能なメモリ空間より減算し、承諾されたクレジットの全量を計算値にセットする。ボックス141では、メトリック(metric)で、(ソートされたリストにおける)最良のチャネル品質のチャネル品質の総合計fに対する割合を表す。次に、対応する最良の品質をもつユーザに対する承諾されたクレジットが、ボックス142において、前のメトリックと承諾された全クレジットとに基づいて計算される。決定ボックス143では、承諾されたクレジットの数が処理待ちデータの数よりも大きいかどうかの判断がなされる。もし、YESであれば、最良のチャネル品質をもつユーザに対する承諾されたクレジットが、前記最良の品質をもつユーザに関して処理待ちのデータユニットの量にセットされる。このステップは図10における処理ステップ102に対応しており、ステップ145がこれに続く。ステップ145では、最良の品質をもつユーザがリストから除かれる。ボックス143におけるNOには処理ステップ145が続き、次に判断ボックス146が続く。ステップ146では、リストにユーザがあるかどうかをチェックする。もし、YESであれば、処理ステップ141へのループを開始する。そのループでは、リストに残されたユーザがなくなるまで処理ステップ141〜145を実行する。スケジュールに用いられる方式は、チャネルに依存していても良いし、ラウンドロビンタイプでも良い。
チャネル依存のスケジューリングは、データは最善のチャネル品質をもつUEに送信されることを意味する。もし、本発明に従うSRNCとノードBとの間のフロー制御アルゴリズムがまた、ノードBと統計的には最善のチャネル品質をもっていると見られるUEとの間での伝送をスケジュールするのに用いられるなら、非常に少量のデータがノードBのバッファに格納されるのが必要なだけであり、そのように格納されたデータは正しいユーザに対するデータであり、ノードBに到着時にすぐさまスケジュールされるデータである。従って、本発明は、(ノードBにおける)非常に大容量のバッファメモリと、従来のフロー毎の割当て方式に類似している。
UMTSシステムの模式的な図である。 SRNCとノードBにおけるバッファの模式的な図である。 ノードBのブロック図である。 SRNCとノードBとの間の容量要求メッセージと容量割当てメッセージとの間の交換を例示する図である。 本発明に従うフロー制御システムのブロック図である。 本発明のフロー毎を基本としたクレジット割当て方式の例を図示したフロー図である。 本発明のノード毎を基本としたクレジット割当て方式の例を図示したフロー図である。 フロー毎を基本としたフロー制御機構のフローチャートの1部である。 図8のフローチャートに続くフローチャートである。 図9のフローチャートにおける承諾されたクレジットの計算を示すフローチャートである。 本発明に従うノード毎を基本としたフロー制御機構のフローチャートの1部である。 図11のフローチャートに続くフローチャートである。 ノード毎を基本としたフロー制御機構のフローチャートの始めの部分である。 図13のフローチャートに続くフローチャートである。

Claims (9)

  1. 無線伝送ネットワークにおける無線ネットワーク送信ノード(4)と無線ネットワーク受信ノード(6)との間のデータフローを調整し、前記送信ノードでは容量要求(10)を、前記送信ノードにおいて処理待ち中にある指示された数のデータユニットを送信する許可を要求する前記受信ノードに送信し、前記受信ノードでは前記容量要求に応答して、前記送信ノードが送信のための許可を与えられたデータユニットの、クレジットとして言及される数を示す割当てフレーム(11)を前記送信ノードに送信する、フロー毎に用いられる制御方法であって、
    前記受信ノードにおけるデータユニットを格納するバッファ資源(9)が枯渇する恐れがある場合、前記送信ノードと前記受信ノードとの間のデータフロー(12)に関し、前記受信ノードは、
    要求されたデータユニットの数を即時的に計数する工程と、
    対象バッファの充填レベルから、
    前記バッファに現在格納されているデータユニットの数と、
    以前に与えられ、しかし未だ受信していない、未処理のクレジットとして言及されるものよりも少ないクレジットの数とを
    減算することにより、承諾されるクレジットの数を計算する工程と、
    前記容量要求に応答して、前記送信ノードに送信するために、前記計算された承諾されるクレジットの数を割当てフレーム(10)に挿入する工程とを
    実行することを特徴とする制御方法。
  2. 前記バッファに現在格納されているデータユニットの数と要求されたデータユニットの数とを比較する工程と、
    前記承諾されたクレジットの数を取得するために未処理のクレジットの数が減算される承諾されるクレジットの潜在的な数として、前記比較する工程における数の内の少ない方の数を選択する工程とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記受信ノードは、未処理のクレジットの数の変化する計数値を、
    割当てフレームが送信される度ごとに前記計数値を前記割当てフレームにおいて示される承諾されたクレジットの数とともに増加させ、
    データユニットを受信する度ごとに前記計数値を受信されたデータユニットの数とともに減少させることにより、
    保持することを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
  4. 無線伝送ネットワークにおける無線ネットワーク送信ノード(4)と無線ネットワーク受信ノード(6)との間のデータフローを調整し、前記送信ノードでは容量要求(10)を、前記送信ノードにおいて処理待ち中にあるデータユニットの指示された数を送信する許可を要求する前記受信ノードに送信し、前記受信ノードでは前記容量要求に応答して、前記送信ノードが送信のための許可を与えられたデータユニットの、クレジットとして言及される数を示す割当てフレーム(11)を前記送信ノードに送信する、ノード毎に用いられる制御方法であって、
    前記受信ノードにおけるデータユニットを格納する複数のバッファ資源(9)が枯渇する恐れがある場合、前記送信ノードと前記受信ノードとの間のデータフロー(12)夫々に関し、前記受信ノードは、
    各データフローにおいて要求されたデータユニットの数を即時的に計数して、要求されたデータユニットの総数を取得する工程と、
    前記データフローの総数に関し、対象バッファの充填レベルから、
    前記バッファ各々に現在格納されているデータユニットの総数と、
    以前に与えられ、しかし未だ受信していないクレジットの総数とを
    減算することにより、各データフローにおいて承諾されるクレジットの総数を計算する工程と、
    前記受信ノードのクレジットの総数を複数のユーザエンティティ各々により示される無線チャネル品質(28)に比例的に分配する工程とを実行することを特徴とする制御方法。
  5. 全てのデータストリームにおけるユーザデータの総計を前記ユーザ単位の要求された数以下の所望の値に限定することを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
  6. 無線伝送ネットワークにおける無線ネットワーク送信ノード(4)と無線ネットワーク受信ノード(6)との間のデータフローを調整し、前記送信ノードでは容量要求(10)を、前記送信ノードにおいて処理待ち中にあるデータユニットの指示された数を送信する許可を要求する前記受信ノードに送信し、前記受信ノードでは前記容量要求に応答して、前記送信ノードが送信のための許可を与えられたデータユニットの、クレジットとして言及される数を示す割当てフレーム(11)を前記送信ノードに送信する、ノード毎に用いられる制御方法であって、
    前記受信ノードがスケジュールしてデータユニットを無線伝送する複数のユーザエンティティ(7)夫々により示される無線チャネル品質(28)に、前記受信ノードにより与えられたクレジットの数を比例的に分配することを特徴とする制御方法。
  7. バッファ資源(9)と、個々のユーザエンティティ(6)に個々の量のユーザデータを割当てる容量割当て機器(23)と、フロー制御プロトコルと、スケジューラ(16)とを有し、送信ノード(4)からのデータのフローを調整する無線ネットワーク受信ノード(6)であって、
    前記容量割当て機器(23)は、データユニットの対応する数はまだ前記受信ノード(6)には到着していないのであるが、前記容量割当て機器が前記送信ノード(4)が送信するのを許可したデータユニットの数として定義された未処理のクレジットの瞬間的な数の変化する計数値を保持するカウンタ(29)を有することを特徴とする無線ネットワーク受信ノード。
  8. 前記容量割当て機器は、前記送信ノードにおいて処理待ち中のユーザデータの変化する計数値を保持するカウンタを有することを特徴とする請求項7に記載の無線ネットワーク受信ノード。
  9. 前記スケジューラ(16)がスケジュールしてデータユニットを無線伝送する複数のユーザエンティティ(7)夫々により示される無線チャネル品質(28)に、前記受信ノードにより与えられたクレジットの総数を比例的に分配するために適合された分配機器を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の無線ネットワーク受信ノード。
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