JP2007506340A - マルチビット・デジタルアナログ変換器を調整するための方法、この方法が適用されたマルチビット・デジタルアナログ変換器、及び当該マルチビット・デジタルアナログ変換器が設けられた変換器 - Google Patents
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Abstract
マルチビットDACを調整するための方法において、前記DACは、特にΣΔADCのような高速且つ高分解能のADC内に装備するためのものであり、且つ、複数のDACセルを備え、変換用にマルチビットDAC内に装備される複数のDACセルに加えて、追加DACセルが設けられており、前記追加DACセルを、他の各DACセルと交替させることが可能であり、これによって、各DACセルを順々に前記マルチビットDACから調整回路にスイッチし、前記変換を中断することなく前記DACセルを調整する。前記調整回路は、調整中の前記DACセル内のエラーを測定する手段と、前記DACセルを補正する手段とを含む。
Description
本発明は、マルチビット・デジタルアナログ変換器(DAC)を調整(calibrate)するための方法に関し、当該デジタルアナログ変換器は、特にΣΔADCのような高速且つ高分解能のアナログデジタル変換器(ADC)内に装備するためのものであり、且つ、複数のデジタルアナログ変換器セル(DACセル)を備える。
既知の方法では、通常の変換処理のためのDACセル内にあるスイッチング手段が、調整(calibration)の間、非アクティブになる。マルチビット・デジタルアナログ変換器がΣΔADC内に装備される場合、通常処理の間に上記スイッチング手段により当該ΣΔADCの積分器内に注入される電荷は、既知の調整方法では考慮されない。
本発明の目的は、この問題を回避し、調整がより正確に実行されるマルチビットDACを提供することである。
よって、本発明によれば、「技術分野」の欄に記載の方法は、以下のことを特徴とする。即ち、本方法においては、変換用にマルチビットDAC内に装備される複数のDACセルに加えて、追加DACセルが設けられ、当該追加DACセルを、他の各DACセルと交替させることが可能であり、これによって、各DACセルを順々に(successively)前記マルチビットDACから調整回路にスイッチし、前記変換を中断することなく前記DACセルを調整する。この方法を、パッシブ調整方法とみなすことのできる既知の方法とは対照的に、「アクティブ調整方法」と呼ぶ。
本発明は更に、マルチビット・デジタルアナログ変換器(DAC)に関し、当該デジタルアナログ変換器は、特にΣΔADCのような高速且つ高分解能のアナログデジタル変換器(ADC)内に装備するためのものであり、且つ、複数のデジタルアナログ変換器セル(DACセル)と、これらのDACセルを調整する調整回路とを備える。本発明によれば、前記マルチビット・デジタルアナログ変換器は、以下のことを特徴とする。即ち、当該デジタルアナログ変換器には、変換用にマルチビットDAC内に装備される複数のDACセルに加えて、追加DACセルが設けられ、当該追加DACセルを、他の各DACセル及びスイッチング手段と交替させることが可能であり、当該スイッチング手段は、各DACセルを順々に前記マルチビットDACから前記調整回路にスイッチし、前記変換を中断することなく前記DACセルを調整する。
二進化DACは、上述の方法と同様に調整可能であるが、好ましい実施形態では、単純化の観点から、各DACが、複数の単位DACセル(unitary DAC cells)によって構成される。ある種の実施形態では、当該実施形態内に含まれている1つの単位DACセルを有する前記調整回路が、1ビット・アナログデジタル変換器を構成する。よって、前記調整回路が有するDACセルは、1つのADC内にある場合と同じように使用可能であり、当該ADCには、マルチビットDACが装備される。この手段により、DACセルのDCミスマッチだけでなく、スイッチング寄生効果(switching parasitic effects)の帰結としての動的ミスマッチもが、測定可能になると共に、補償可能になる。
本発明はまた、上述のマルチビット・デジタルアナログ変換器が設けられた変換器に関する。より詳細には、上述の調整処理は、高速且つ高分解能の(ΣΔ)DAC、ΣΔADC、パイプラインADC、及び逐次比較ADCに適用するのに適している。
本発明の上記の及びその他の目的及び特徴は、添付の図面に関連付けて考察がなされた以下の詳細な説明から、より明らかになろう。
図1は、マルチビットΣΔADCトポロジーの例を示し、当該マルチビットΣΔADCは、4個の積分器1−4と、1個の5ビット量子化器5(31個の比較器を備える)と、5ビットDAC6−9(フィードバック経路内にあり、上記量子化器5により供給される温度計コード化信号(thermometer−coded signal)により制御される)と、STF(信号転送機能)制御素子10−12(フィードフォワード経路内にある)とを有する。主な設計課題は通常、全部の設計仕様を満足しなければならない第1の積分器1にあり、後続の積分器の性能要件はループゲインにより緩和される。
第1の積分器1については、アクティブRCトポロジーが利用される。図2に示すこのトポロジーは、DAC6と入力抵抗器Riとを、積分器1のオペアンプ13の入力端子の仮想接地ノードに接続することにより、高い線形性を示す。DAC6は、31個のDACセルのセットを備え、DAC0,DAC1,...,DAC30のそれぞれは、準差動電流源(pseudo−differential current source)として実装され、量子化器5により供給される温度計コード化31ビットワード(B0,B1,...,B30)により制御される。この目的用の各DACセル(i=0,1,...,30)は、トランジスタ14,15と複数のスイッチとを備え、Bi信号及びBi反転信号により制御される。Bi=1の場合には、電流はオペアンプ13の+入力端子へと流れ、Bi=0の場合には、電流はオペアンプ13の−入力端子へと流れる。31個のDACセルのそれぞれは、量子化器5内の対応する比較器の判定に応じて、オペアンプ13に直接スイッチされる、又は、オペアンプ13に交差連結される。
シングルビットΣΔADCとは対照的に、マルチビット設計では、非線形DACの動作により誘発される非線形歪みの影響を被る。マルチビットDACには複数の状態があり、それらマルチビットDACの微分非線形性(differential non−linearity)は、それらマルチビットDACの状態と全状態セットへの挿入直線とのピーク差によって特定される。従って、マルチビットDAC内のDACセルの処理誘発ミスマッチ(prosess−induced mismatch)により、その線形性が弱まる。例えば、100dB DR(ダイナミックレンジ)用に設計されたΣΔADCでは、ミスマッチ値が5%の場合、調和的な歪みと低周波の帯域外ノイズの変化とにより、DRが60dB未満に下がることがある。ミスマッチが0.01%未満の場合には、DR値及びSN−DR値につき、いかなる有意な増加も生じない。非線形性により誘発される調和振動のパワーが、帯域内ノイズのパワー未満のレベルに下がるからである。そのような良好なマッチング(0.01%)は、優れたレイアウト技術や広いトランジスタゲート領域を用いる場合にのみ達成可能なわけではない。個々のDACセルは、このマッチングレベルを達成するように調整されなければならない。
本発明では、調整手順は、実際には全部で32個実装されているDACセルを調整対象とするバックグラウンド調整となり、上述のΣΔADC内又は「メインΣΔADC」として後述するΣΔADC内では、所定時間においてはいつでも、それらの内の31個だけが利用される。その間に、1個の予備のDACセルが調整される。それらのDACセルの各々は、代わる代わる予備のDACセルとして選択され調整される。よって、各DACユニットは、1調整サイクル毎に1回の割合で調整される。各DACセルについて、調整は、そのDACセルを「調整ΣΔADC」内に配置する(place)ことにより実行される。当該調整ΣΔADCは、シングルビット設計となっている。調整中のDACユニットは、調整ΣΔADC内の1ビットDACとして利用される。調整ΣΔADCのデジタル出力は、各DACセルの出力電流からなるデジタル表示となる。
本発明によるこのアクティブ調整の方式は、異なるDACセル間のDC電流のミスマッチと、それらのDACセルに関連するスイッチ間のミスマッチとに対処すべく開発されたものであり、それらのスイッチは、クロック作用(clock feed−through)と電荷注入とによって積分器内に供給される電荷量を変化させることができる。従来の全ての(パッシブ)調整方法では、通常のDAC処理で実際に利用されるスイッチが、調整の間、非アクティブになる。従って、通常処理の間にこれらのスイッチにより積分器内に注入される電荷は、当該調整手順では考慮されない。
上述のように及び図3に示すように、アクティブ調整は、シングルビットΣΔADCを利用して基礎が形作られており、当該シングルビットΣΔADCは、一定の入力信号Refと、調整中のDACセルの電流とを比較する。このセルは、利用可能な32個のセルの中から選択信号SELにより選択され、その他の31個のセルは、メインΣΔADC内で利用される。調整ΣΔADCは、ループフィルタ15を用いて構成され、当該ループフィルタ15は、1ビット比較器16によりもたらされる量子化ノイズのシェーピングを保証し、当該1ビット比較器16は、調整ΣΔADCの一部としてDACセル32をスイッチするのに利用される1ビットCAL CSD FBフィードバック信号を供給する。デジタルストリームCAL SD FBのDC成分は、Ref信号とDACセル32の電流との比を表す。
調整回路全体は、クロック信号CAL CLKをメインΣΔADCのマスタークロックCLKから取得することにより、メインΣΔADCよりも低速で動作できる。CAL CLK周波数を下げることにより、調整回路の電力消費の削減を促進することができるが、それは一方で、調整スロット時間を増加させる。
マルチビットΣΔADCの複数のDACセルを、1ビット調整ΣΔADC内に配置することにより、それらDACセルのDCミスマッチだけでなく、それらDACセルの動的ミスマッチ(スイッチング効果)もが、測定可能になると共に、補償可能になる。このアクティブ調整の方式は、各DACセルの出力を、目標値にマッチ(一致)するよう修正するのに利用可能である。ミスマッチを測定する図3の調整ΣΔループに加えて、別のループが、補正器ブロック17により形成される(図4参照)。当該補正器ブロック17は、調整中のDACセルの値を制御する。
補正器17は、1ビットCAL SD FB信号を読み込む。当該信号は、DACセル電流と基準入力信号Refとの比のデジタル表示となっている。この値は、タイミング信号Corr CLKに基づいて、デジタルドメイン内で処理され、補正器内部で生成される基準状態と比較される。調整ΣΔADC出力と補正器17内の基準状態信号との差は、調整中のDACセルを、CAL FB信号を利用して補正するのに利用される。
従って、アクティブ調整ループは、調整スロット全体を通して、各CAL CLKクロックサイクル毎に、DACセルを補正する。調整エラー(即ち、補正器17により生成されるような補正信号)は、調整スロットの間に減少し、スロットは、調整エラーが目標値未満に減少すると終了する。
スロットが終了したとき、DACセルを、補正器17により形成された調整ループから外すことにより、DACセル出力の重大な障害が生成されることがある。これを防止するために、1回の調整スロット間の調整タイミングは以下のように設計可能である。即ち、DACセルが補正器17から外されている場合には、そのDACセルは、調整ΣΔADCへのフィードバックを出力するためだけに利用されるようにする。図5のように、タイミングユニット18内において、メインCLK信号(メインΣΔADCを駆動するのに利用される信号)は、調整クロックCAL CLKを生成するために8分割される。補正器17は、補正クロック信号Corr CLKがlow論理の場合にのみ、DACセルを作動させる。当該low論理は、調整クロックCAL CLKと対応しており、この期間の間は、DACセルは、調整ΣΔADCへのフィードバックを供給するのに利用されない。DACセルは、立ち上がりCorr CLKにより調整が禁じられた後、短期間A(図5)の間だけアクティブになる。そのように調整信号のタイミングをとることによって、補正器17により形成される調整ループのON・OFFスイッチングの影響は常に、調整中にもたらされることになる。調整スロットの終了時に調整ループからDACセルを外すことにより、当該DACセルが、Ref値に厳密にマッチ(一致)するよう調整されることになる。
同時に、そのように調整処理のタイミングをとることによって、DACセルは、メインΣΔADC内で利用される時間と同じ時間分だけ、調整ΣΔADC内で利用される。これは、DC出力と比較したスイッチング誘起電荷の相対的影響が、通常利用時と調整時とにわたって同じになることを意味し、よって、この影響は、当該調整処理により良好に補償される。
上述のように、このアクティブ調整方法の1つの利点は、DACセルを、DC入力を有する1ビットΣΔADC内に配置することによる、調整中のDACセルの動的利用にある。このように、DACは、ちょうどメインΣΔADC内で通常処理中に利用されるのと同様に利用される。高速スイッチングDACにおいては、それらDACが生成する電流の内のかなりの部分が、スイッチング時の電荷注入とクロック作用とに由来するので、これらの影響を調整する重要性は特に、関連の静電容量が絶えず増加するような新たな高速CMOS処理において明白となる。単なる非調整スイッチングとなるのは、調整ΣΔADCへのスイッチングと調整ΣΔADCからのスイッチングであり、当該スイッチングは通常処理速度よりもとても遅いので、当該スイッチングの影響は無視できる。
アクティブ調整の別の利点は、そのフレキシビリティにある。上述のような単位DACセルだけでなく、二進化DAC(各々が2の累乗の比率を有する複数の異なるDACセルの組み合わせ)もが、同じ構成を利用して調整可能であり、当該調整は単に、補正器17内で生成されたデジタル状態信号を、Ref信号の比と二進化DAC内のDACセルの桁とに応じてシフトさせることによって実行可能である。LSB DACが、調整ΣΔADCに過剰な負荷をかけず、且つ、調整ΣΔADCのダイナミックレンジが、調整フィードバックDACとしてMSB DACを利用してRefを正確に変換するのに十分に大きい場合には、二進化DAC全体を調整するために、いかなるアナログ信号も改変する必要はない。改変されるのはデジタルだけであり、従って、比は完全に1:2になる。アクティブ調整は更に、消費電力を変えるまでもなく、精度に応じてスロット継続時間を変更することにより、広範な調整精度に適合することが可能である。
調整ΣΔADCの出力は、非線形DACによりメインΣΔADC内にもたらされる歪みを補正するのに、様々な方法で利用可能である。図6にて、第1のDACのみが存在する(又は第1のDACのみが非線形性の観点から重要である)と仮定すると、そのDACの複数の構成要素(複数のDACセル)は、図3を参照して説明されたアクティブ調整回路(調整1ビットΣΔADC)によって、一度に1個ずつ測定されることになる。このアクティブ調整回路は、図6のアクティブ調整ブロック19内に組み込まれている。Ref信号と調整中の一連のDACセル(DACセル6)の出力信号(即ちエラー信号)との比の各測定値は、アクティブ調整ブロック19の一部であるデジタルメモリ内に記憶される。通常処理では、アクティブ調整ブロック19に、メインΣΔADC出力Out1(歪んだ入力信号スペクトルを含んでいる)が送られる。アクティブ調整ブロック19は、出力Out1を生成するのに利用される複数のDACセルのセットと、これらのDACセルについて計測され記憶されているエラー測定結果とに基づいて、エラー補正値を生成する。当該エラー補正値は、DACによりもたらされる非線形性を補償するために、デジタルドメイン内でOut1信号に加えられる。
要約すると、マルチビット・デジタルアナログ変換器(特にCMOS電流モード・マルチビット・デジタルアナログ変換器)のための新たな調整方法が説明された、と言うことができる。調整中の各DACセルを静的に測定する公知の調整とは対照的に、このアクティブ調整では、メインΣΔADC内で利用されるのと同様にDACセルを実際に利用して、調整中のDACセルを、調整ΣΔADCのフィードバックループ内に配置する。この動的調整は、調整中のDACセルのDC電流値を調整するだけでなく、DACセルのスイッチングに関連した動的影響を調整する。更に、DACセルの調整に関与する種々のスイッチからの望ましくない影響は、調整処理の間のタイミング補正によって低減可能である。
本明細書で説明された本発明の実施形態は、例示として解すべきものであり、限定的な意味に解すべきものではない。それらの実施形態に対しては、様々な変形形態が、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者により想到されよう。
例えば、以下のことが明らかであろう。即ち、図1(本明細書の該当部分で議論済)に示す本発明によるマルチビット・デジタルアナログ変換器の実施形態は、5ビット・デジタルアナログ変換器に関するものであるが、本発明は、5ビット・デジタルアナログ変換器に限定されるものではなく、都合に合わせて、異なる分解能を有するデジタルアナログ変換器にも適用可能である。
Claims (9)
- マルチビット・デジタルアナログ変換器(DAC)を調整するための方法であって、
前記デジタルアナログ変換器は、特にΣΔADCのような高速且つ高分解能のアナログデジタル変換器(ADC)内に装備するためのものであり、且つ、複数のデジタルアナログ変換器セル(DACセル)を備え、
前記デジタルアナログ変換器には、変換用にマルチビットDAC内に装備される複数のDACセルに加えて、追加DACセルが設けられており、前記方法では、前記追加DACセルを、他の各DACセルと交替させることが可能であり、これによって、各DACセルを順々に前記マルチビットDACから調整回路にスイッチし、前記変換を中断することなく前記DACセルを調整する、ことを特徴とする方法。 - マルチビット・デジタルアナログ変換器(DAC)であって、
前記デジタルアナログ変換器は、特にΣΔADCのような高速且つ高分解能のアナログデジタル変換器(ADC)内に装備するためのものであり、且つ、複数のデジタルアナログ変換器セル(DACセル)と、これらのDACセルを調整する調整回路とを備え、
前記デジタルアナログ変換器には、変換用にマルチビットDAC内に装備される複数のDACセルに加えて、追加DACセルが設けられており、前記デジタルアナログ変換器では、前記追加DACセルを、他の各DACセル及びスイッチング手段と交替させることが可能であり、前記スイッチング手段は、各DACセルを順々に前記マルチビットDACから前記調整回路にスイッチし、前記変換を中断することなく前記DACセルを調整する、ことを特徴とするマルチビット・デジタルアナログ変換器。 - 各DACセルが、単位DACセルである、ことを特徴とする請求項2に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。
- 前記デジタルアナログ変換器内に組み込まれている1つのDACセルを有する前記調整回路が、1ビット・アナログデジタル変換器を構成する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。
- 前記デジタルアナログ変換器内に組み込まれている1つのDACセルを有する前記調整回路が、前記DACセル内の複数のスイッチを制御するためのフィードバック信号を供給する1ビット・アナログデジタル変換器と、前記DACセルの出力信号を基準値と演算するための演算回路とを備え、演算後、演算された信号が、ループフィルタを介して前記1ビット・アナログデジタル変換器に送られる、ことを特徴とする請求項4に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。
- 前記デジタルアナログ変換器内に組み込まれている1つのDACセルを有する前記調整回路が更に、1ビット比較器の出力信号に応じて前記DACセルを調整するための補正器を備える、ことを特徴とする請求項5に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。
- タイミング回路が設けられており、前記タイミング回路は、調整スロット時間をインターバル時間内に設定し、前記1ビット・アナログデジタル変換器は、DACセルのエラー測定に関連して非アクティブになる、ことを特徴とする請求項6に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。
- アクティブ調整ブロックが設けられており、前記アクティブ調整ブロックは、1つの組込DACセルと共に、1ビット・アナログデジタル変換器を含み、更に、複数の前記組込DACセルのエラーを記憶するためのメモリを備え、
複数の前記組込DACセルは、前記1ビット・アナログデジタル変換器によって測定され、複数の前記組込DACセルのデータと、前記マルチビット・デジタルアナログ変換器が装備されている変換器の出力信号とに基づいて動作し、
エラー補正値が生成されて、前記エラー補正値が、前記マルチビット・デジタルアナログ変換器が装備されている変換器の出力信号に加えられる、ことを特徴とする請求項4に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器。 - 請求項2乃至8のいずれか1項に記載のマルチビット・デジタルアナログ変換器が設けられた変換器。
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