JP2007505314A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 対象における気道の炎症により特徴付けられる呼吸状態を管理するための方法であって、該対象は該状態のための治療を受けており、該方法は：
   （ａ）呼気中の一酸化窒素濃度のベースライン範囲を確立する工程であって、該ベースライン範囲は上記状態が上記対象においてコントロール下にあることを表す工程；
   （ｂ）少なくとも７日の期間にわたり１週間に少なくとも３回の測定頻度において、上記対象から採取された呼気の一連の試料中の一酸化窒素濃度を測定し、そしてこのようにして測定された上記一酸化窒素濃度と上記ベースライン範囲とを比較する工程；
   （ｃ）このようにして測定された上記一酸化窒素濃度が、上記ベースライン範囲内又は５０ｍＬ／秒の呼気速度に基づき５ｐｐｂ未満の逸脱内に存在する場合、あるいは上記一酸化窒素濃度が、上記ベースライン範囲の上限を５０ｍＬ／秒の呼気速度に基づき５ｐｐｂ以上超えるが減少傾向を示す場合には、変更することなく上記治療を継続することを決定する工程；及び
   （ｄ）このように測定された上記一酸化窒素濃度が、減少傾向を示すことなく上記上限を５ｐｐｂ以上超える場合には、上記治療を変更することを決定し、そして少なくとも５日間上記頻度において呼気の更なる試料中の一酸化窒素を測定し、そして上記ベースライン範囲内又は５０ｍＬ／秒の呼気速度に基づき５ｐｐｂ未満の逸脱内の上記一酸化酸素濃度をもたらすために必要に応じて工程（ｃ）を繰り返す工程、
   を含んで成る方法。
2. 前記ベースライン範囲が、５０ｍＬ／秒の呼気速度に基づき、３０ｐｐｂの上限及び２０ｐｐｂの下限を有する、請求項１に記載の方法。
3. 前記ベースライン範囲が、５０ｍＬ／秒の呼気速度に基づき、４０ｐｐｂの上限及び２０ｐｐｂの下限を有する、請求項１に記載の方法。
4. 前記測定頻度が２日に１回である、請求項１に記載の方法。
5. 前記測定頻度が１日に１回である、請求項１に記載の方法。
6. 前記治療が選択された用量における医薬の投与を含み、そして前記工程（ｄ）における治療の変更が該用量を増加することを含む、請求項１に記載の方法。
7. 前記治療が選択された投与頻度における医薬の投与を含み、そして前記工程（ｄ）における治療の変更が該頻度を増加することを含む、請求項１に記載の方法。
8. 前記治療が医薬の投与を含み、そして前記工程（ｄ）における治療の変更が該医薬を変更することを含む、請求項１に記載の方法。
9. 前記工程（ａ）が、前記対象から得られたデータから前記ベースライン範囲を得ることを含む、請求項１に記載の方法。
10. 前記工程（ａ）が、前記対象に特有でない標準患者データから前記ベースライン範囲を得ることを含む、請求項１に記載の方法。