JP2007505269A - 可変運動制御装置および使用方法 - Google Patents

可変運動制御装置および使用方法 Download PDF

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Abstract

可変運動制御装置および使用方法である。これらの装置および方法は、回転軸入力から伝達される回転軸出力等の出力を制御入力に基づいて変動させて提供することに関する。前記装置および方法を用いて、たとえばコンプレッサ、動力取出し装置または動力伝達または差動装置に用いられる可変出力を得ることができる。この可変出力を得るために、前記装置および方法には、平歯車遊星系、リングギヤ遊星系、かさ歯車機構またはこれらの機能を組み合わせたもの等の機械部品系の使用が含まれる。制御入力は、たとえば結合可能にかみ合う歯車の機構、ベルトにより連結されるプーリまたはスプロケットとチェーンとの同様の機構間における張力、磁気および/または電磁クラッチの使用、油圧式または空気式制御装置またはブレーキ装置によって実施される。

Description

本発明は、可変運動制御装置に関し、特に、入力軸の回転が固定的または可変的である場合に、出力軸において無限に可変的かつ選択的な回転出力を可能にする可変差動式または動力伝達式の装置であって、変量が1つ以上の追加の入力により制御されうる可変差動式または動力伝達式の装置に関する。
入力軸の回転が固定的または可変的である場合に、容易に使用することができ、制御が第2の入力により行なわれる可変回転軸出力装置を提供することの必要性は、まだ満たされないままになっている。
本発明は、可変運動制御装置および使用方法である。これらの装置および方法は、一般に、回転軸入力から伝達される回転軸出力等の出力を制御入力に基づいて変動させて提供することに関する。前記装置および方法を用いて、たとえばコンプレッサ、動力取出し装置または動力伝達または差動装置に用いられる可変出力を得ることができる。この可変出力を得るために、前記装置および方法には、平歯車遊星系、リングギヤ遊星系、かさ歯車機構またはこれらの機能を組み合わせたもの等の機械部品系の使用が含まれる。制御入力は、たとえば結合可能にかみ合う歯車の機構、ベルトにより連結されるプーリまたはスプロケットとチェーンとの同様の機構間における張力、磁気および/または電磁クラッチの使用、油圧式または空気式制御装置またはブレーキ装置によって実施される。
前記制御装置は、さらにまた、出力の操作と関連づけられうる。たとえば、入力用速度センサを前記装置の制御装置に動作的に関連づけて、入力速度の変動が制御の変動によって相殺されるようにすること、出力が一定になるようにすること、または入力速度の大きな変化が初期に相殺されるとともに、その後は徐々に出力に用いられる(たとえばコンプレッサ始動用)ようにすることができる。
本発明は、各装置が、1)入力と;2)出力と;3)制御との少なくとも3つの可変要素を含む出力装置およびその使用方法である。ひとつの実施例において、前記入力は、たとえばモータからの回転入力であり、前記出力は、動力伝達装置または差動装置と併用されるか、またはこれらの代わりに用いられるコンプレッサ、ジェネレータまたはオルタネータ始動制御装置、動力取出し装置(PTO)またはその他の装置に用いられうるような可変回転出力である。本実施例における入力の制御は、出力を、たとえばゼロから最大限まで変動させる可変入力である。前記制御は、たとえばユーザ制御入力または自動入力(たとえば出力装置からの帰還制御または所定条件が起こった場合の自動制御)を含みうる。
本発明は、1)使用する部品の数が少ないことと;2)装置が非常に小型に構成されうることと;3)装置が相応の周知の装置と比べて一般に低費用で製作されることと;4)摩耗部品が最小限しかないため、メンテナンスが最小限になることと;5)ほとんどの実施例において、装置は、従来技術の一部の可変制御装置の場合のような「フリーホイール」またはワンウェイクラッチ機能(たとえばスプラグ式一方クラッチ)を必要としないことと;6)動作が円滑に行なわれうるため、装置は、入力または出力においていかなる「脈動」も生じないことと;7)入力から出力への実質的に無制限の増倍が可能であることとを含む、従来技術に勝る数多くの利点をもたらす。
本発明には、1)コンプレッサの動作を制御して、効率を高めるとともに、コンプレッサの始動に係わる問題を最小限に抑えるようにすることと;2)ジェネレータおよびオルタネータの動作を制御して、効率を高めるとともに、コンプレッサの始動に係わる問題を最小限に抑えるようにすることと;3)自動車またはその他の装置(たとえば動力伝達装置または差動装置用)の可変制御および動作の向上を達成すること等の数多くの用途がある。
本発明の機能性は、多数の機構または装置により達成されうる。いくつかの実施形態においては、平歯車遊星系が、全ての平歯車が単一または同様の直径を有して用いられる。また他の実施形態においては、平歯車遊星系が、1個以上の平歯車が多数の直径を有して用いられる。さらに他の実施形態では、リングギヤ遊星系が用いられる。さらにまた他の実施形態においては、かさ歯車機構が用いられる。これらの機構を組み合わせたものも用いられる。
前記制御入力は、1)2個のかみ合った歯車間に結合力を加えて両者間における運動を可能にするか、防止するか、または遅延させることと;2)たとえばベルトおよびプーリを用いて、プーリの中心間距離を利用してプーリ間における張力を制御し、以って両者間における運動を可能にするか、防止するか、または遅延させることと;3)ベルトおよびプーリと同様に動作するチェーンおよびスプロケットを用いることと;4)磁気および/または電磁クラッチを操作することと;5)油圧式制御装置を用いることと;6)空気式制御装置を用いることと;7)ブレーキ機構を用いることといったような数多くの機構により実施されうる。
さらにまた、単一の入力以外の追加制御を前記装置に追加して、さらに用途と柔軟性とを増加させることもできる。たとえば、ひとつの実施例では、出力制御が追加されて、出力速度がさらに制御される。また他の実施例では、前進および逆転制御が追加される。
本発明のさらに他の利点と新規な特徴とは、以下の説明に部分的に記載されるとともに、さらにまた、当業者には、以下の説明を吟味することまたは本発明を実践により理解することによって明らかになろう。
次に、本発明のさまざまな実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に、2つの幅寸法の平歯車が用いられる遊星歯車式機構を用いた本発明の実施例にしたがった可変運動制御装置の第1の実施形態の断面図が示されている。図2には、図1の可変差動装置の端面切取図が示されている。図1および2に示されるように、入力軸1は、モータ2から可変差動装置本体5を通って出力スリーブ軸6内へと延在する。前記入力軸1は、第1の外歯と幅wとを有する第1の入力軸歯車10を延在させて含む。第1の歯車10は、第2の外歯を有する第2の歯車11とかみ合い可能に係合する。図1および2にさらに示されるように、第2の遊星歯車11は、歯車幅wを有して、第2の歯車11を第1の歯車10および幅wを有する第3の遊星歯車12のいずれもと係合させる。同様に、ひとつの実施例において、幅wを有する第4の遊星歯車14と幅wを有する第5の遊星歯車15とは、第4の歯車14が第1の歯車10と外歯により係合する状態で、外歯によりかみ合い可能に係合する。
第3の歯車12と第5の歯車15とは、出力スリーブ軸6に固定可能に取り付けられる第6の歯車17と係合する。
第2の歯車11は、心棒20のまわりにおいて摺動可能に回転し、第3の歯車12は、心棒21のまわりにおいて摺動可能に回転し、第4の歯車14は、心棒23のまわりにおいて摺動可能に回転し、第5の歯車15は、心棒22のまわりにおいて摺動可能に回転する。心棒20、21、22および23は、固定可能に取り付けられる外歯歯車部分31、32を有するドラム形歯車30に取り付けられて、以って第2の歯車11、第3の歯車12、第4の歯車14および第5の歯車15がドラム形歯車30に結合される。ドラム形歯車30の外歯歯車部分31、32は、それぞれ心棒37に固定可能に取り付けられる歯車部分35、36の歯と係合する。さらに、心棒37は、外側ハウジング40内において心棒保持部41、42により摺動可能に回転する。心棒46に固定可能に取り付けられる外歯歯車部分44、45は、それぞれ心棒37に取り付けられる外歯35、36と係合する。
心棒46は、コントロールロッド50の円形開口部51内において摺動可能に回転する。心棒37は、コントロールロッド50の長円形開口部52内において摺動可能に回転する。コントロールロッド50は、開口部55によりハウジング40に摺動可能に取り付けられる。張力は、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間における係合部に張力付与機能56により可変的に加えられうる。ひとつの実施例において、張力付与機能は、コントロールロッド50上のおねじと螺合可能なめねじを有するねじ部材(たとえばボルト)等の張力調整部57と、前記張力調節部が第1の方向に移動することを張力的に妨げる(たとえば張力調節部57がハウジング40の方へと移動することを妨げる)、伸長構成に偏倚せしめられるばね等の偏倚部58とを含む。張力調節部57の移動が偏倚部58の反対方向の偏倚と合わさって、以って心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44,45との歯車境界面に可変張力が加えられる(歯車境界面に作用するこのような張力は、本明細書において互換的に「拘束力」とも呼ばれる)。
作用において、モータ2は、軸1の回転をもたらし、前記軸が、さらに第1の歯車10を回転させる。第1の歯車10は、さらに第2の歯車11および第4の歯車14と係合し、第2の歯車11および第4の歯車14は、さらに、それぞれ第3の歯車12および第5の歯車15と係合する。第3の歯車12と第5の歯車15は第6の歯車17と係合する。
第6の歯車17によるスリーブ軸6の出力は、ドラム形歯車30の回転運動によって変動する。第1の動作モードにおいて、最小張力係合が、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間において生じしめられる。その結果として、第1の動作モードにおいては、ドラム形歯車30は自由に回転して、係合した第2の歯車11と第3の歯車12と第4の歯車14と第5の歯車15とを第1の歯車10のまわりにおいて、したがって第6の歯車17のまわりにおいて回転させて、スリーブ軸6において最小限の出力を生じしめる。
第2の動作モードにおいては、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間において高張力係合が生じしめられる。その結果として、第2の動作モードでは、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間における干渉が、心棒37の、したがって心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36の回転を防ぐ。心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36が保持されることにより、さらにドラム形歯車30が保持されて、該歯車の回転が防がれる。第2の歯車11と第3の歯車12と第4の歯車14と第5の歯車15とは、第1の歯車10のまわりにおいて回転することができなくなる。第6の歯車17と係合する第2の歯車11と第3の歯車12と第4の歯車14と第5の歯車15との回転を伴わない回転は、第6の歯車17の最大限の回転を、したがってスリーブ軸6の最大出力を生じしめる。
第3の動作モードにおいて、部分張力係合が、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間において生じしめられる。その結果として、第3の動作モードにおいては、心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36と心棒46に取り付けられる外歯歯車部分44、45との間における部分干渉が、心棒37の回転を遅らせ、したがって心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36の回転を遅らせる。心棒37に取り付けられる外歯歯車部分35、36の回転運動の遅れが、さらにドラム形歯車30の回転運動を遅らせる。これにより、第2の歯車11と第3の歯車12と第4の歯車14と第5の歯車15との、第1の歯車10のまわりにおける回転が遅くなる。第6の歯車17と係合する第2の歯車11と第3の歯車12と第4の歯車14と第5の歯車15との回転の遅れは、第6の歯車17の回転の遅れをもたらし、したがってドラム形歯車30の回転の遅れによって変動するスリーブ軸6における出力がもたらされる。
(第2の実施形態)
図3〜5に、単一の直径の平歯車が用いられる遊星歯車式機構を用いた本発明の無限可変運動制御装置の第2の実施形態の断面図が示されている。図3〜5に示されるように、入力軸131は、モータ(図示せず)から可変差動装置本体135を通って出力スリーブ軸136内へと延在する。前記入力軸131は、第1の外歯と幅w131とを有する第1の歯車140を延在させて含む。第1の歯車140は、第2の外歯を有する第2の歯車141とかみ合い可能に係合する。第2の歯車141は、心棒160に取り付けられる。図5に示されるように、第2の歯車141は、歯車幅w132を有して、第2の歯車142を第1の歯車140と幅w142を有する第3の歯車142とのいずれもと係合させる。第3の歯車142は、心棒143に取り付けられ、心棒160および143は、第2の歯車141の外歯が第3の歯車142の外歯と連続的に係合するように配置される。各々の心棒143および160は、ハブ161に取り付けられ、前記ハブは、さらに出力スリーブ軸136に取り付けられて、前記第2の歯車141と第3の歯車142とがスリーブ軸136に結合されるようになっている。図1および2に示されるところの第2の対をなす歯車14および15と同様に、第2の実施形態のひとつの実施例においては、第2の対をなす心棒に取り付けられる第2の歯車141および第3の歯車142に対応する第2の対をなす歯車が任意で用いられる。
スリーブ装置150は、第3の歯車142の外歯と係合する外歯を有する第4の歯車145を延在させて含む。加えて、スリーブ装置150は、外歯を有する第5の歯車151を延在させて含む。第6の歯車180は、心棒175に取り付けられる。心棒175は、コントロールロッド170の円形開口部176、177内において摺動可能に回転する。入力軸131とスリーブ装置150のスリーブ軸152とは、コントロールロッド170の長円形開口部178、179内において摺動可能に回転する。コントロールロッド170は、開口部171によりハウジング135に摺動可能に取り付けられる。張力は、第5の歯車151の外歯と第6の歯車180の外歯との間における係合部に可変的に加えられうる。ひとつの実施例において、張力付与機能は、コントロールロッド170上のおねじと螺合可能なめねじを有するねじ部材(たとえばボルト)等の張力調整部190と、前記張力調節部が第1の方向に移動することを張力的に妨げる(たとえば張力調節部190がハウジング135の方へと移動することを妨げる)、伸長構成に偏倚せしめられるばね等の偏倚部191とを含む。張力調節部190の移動が偏倚部191の反対方向の偏倚と合わさって、以って第5の歯車151の外歯と心棒175に取り付けられる第6の歯車180の外歯との間における歯車境界面に可変張力が加えられる。
作用において、モータは、軸131の回転をもたらし、前記軸は、さらに第1の歯車140を回転させる。第1の歯車140は、さらに第2の歯車141と係合し、第2の歯車141は、さらに第3の歯車142と係合する。第3の歯車142は、さらに第4の歯車145と係合する。
スリーブ軸136の出力は、ハブ161の回転運動によって変動する。第1の動作モードにおいて、最小張力係合が、第5の歯車151と第6の歯車180との外歯間において生じしめられる。その結果として、第1の動作モードにおいては、スリーブ装置150と該スリーブ装置に取り付けられる第4の歯車145とは自由に回転して、係合した第3の歯車142を心棒143のまわりにおいて回転させるとともに、第2の歯車141を同様に心棒160のまわりにおいて回転させるが、ハブ161または該ハブに取り付けられる出力スリーブ軸136の回転を引き起こすことはない。
第2の動作モードにおいては、第5の歯車151および第6の歯車180の外歯歯車間において高張力係合が生じしめられる。その結果として、第2の動作モードでは、第5の歯車151と第6の歯車180との外歯間における干渉が、スリーブ装置150の回転を防ぎ、したがって第4の歯車145は、回転することができなくなる。第4の歯車145が保持されることにより、さらに心棒160上の第3の歯車142の、第4の歯車145のまわりにおける回転がもたらされる。第3の歯車142が第4の歯車145のまわりにおいて回転することにより、ハブ161の回転が、したがって該ハブに取り付けられる出力スリーブ軸136の回転がもたらされる。
第3の動作モードにおいて、部分張力係合が、第5の歯車151および第6の歯車180の外歯間において生じしめられる。その結果として、第3の動作モードにおいては、第5の歯車151と第6の歯車180との外歯間における部分干渉が、スリーブ装置150の回転を遅らせ、したがって第4の歯車145の回転を遅らせる。第4の歯車145の回転の遅れは、さらに心棒143上の第3の歯車142の、第4の歯車145のまわりにおける回転の遅れをもたらし、さらにハブ161の、したがって該ハブに取り付けられたスリーブ出力軸136の回転の遅れをもたらす。
(第3の実施形態)
図6〜8に、単一の直径の平歯車が用いられる遊星歯車式機構を用いた本発明の無限可変運動制御装置であって、さらに速度制御入力部が含まれる無限可変運動制御装置の第3の実施形態の断面図が示されている。図6〜8の装置の各々の特徴は、出力スリーブ軸歯車である、外歯を有する第7の歯車200が追加されることと、前記歯車200は、出力スリーブ軸210から延在することと、図3〜5に関連して図示および説明されたところの第1のコントロールロッド170と同様の特徴および機能を有する第2のコントロールロッド220が含まれることと、可変差動装置本体235の大きさが速度制御要素を収容することができるように増大せしめられることとを除いて、図3〜5に示された第2の実施形態の対応する特徴と設計および機能において同様である。第3の歯車200を含む以外は、出力スリーブ軸210は、図5に示された出力スリーブ軸136と設計および機能において同様である。
図6〜8に示されるように、第8の歯車225が心棒226に取り付けられる。心棒226は、コントロールロッド220の円形開口部221、222内において摺動可能に回転する。出力スリーブ軸210は、コントロールロッド220の長円形開開部223、222内において摺動可能に回転する。コントロールロッド220は、開口部236によりハウジング235に摺動可能に取り付けられる。張力は、第7の歯車200の外歯と第8の歯車225の外歯との間における係合部に可変的に加えられうる。ひとつの実施例において、張力付与機能は、コントロールロッド220上のおねじと螺合可能なめねじを有するねじ部材(たとえばボルト)等の張力調整240と、前記張力調節部が第1の方向に移動することを張力的に妨げる(たとえば張力調節部240がハウジング235の方へと移動することを妨げる)、伸長構成に偏倚せしめられるばね等の偏倚部241とを含む。張力調節部240の移動が偏倚部241の反対方向の偏倚と合わさって、以って第7の歯車200の外歯と心棒226に取り付けられる第8の歯車225の外歯との間における歯車境界面に可変張力が加えられる。ひとつの実施例においては、制御歯車190および240が張力を逆に調節する。
このため、出力スリーブ軸210のいかなる遅れも防がれる(拘束が起こる配置になる)ように第1のコントロールロッド170に張力が加えられない限り、第2のコントロールロッド220を張力付与可能に用いて、出力スリーブ軸210の回転速度をさらに制御することができる。
(第4の実施形態)
図9と図10および11の拡大図とに、さらに、単一の直径の平歯車が用いられる遊星歯車式機構を用いた本発明の無限可変運動制御装置であって、図6〜8の速度制御入力部およびその他の特徴のいずれもと出力回転方向を逆転させる特徴とを含む無限可変運動制御装置の第4の実施形態の断面図が示されている。図9の装置の各々の特徴は、第1の出力軸310に取り付けられて、前進運動を制御する第2のハブ(本明細書において互換的に第2の「ドラム形歯車」とも呼ばれる)300(および付随の機能)が追加されることと、第2の出力スリーブ軸330に取り付けられる第3のハブ320(および付随の機能)が追加されることと、可変差動装置本体335の大きさが、速度制御要素と方向逆転要素とのいずれをも収容することができるように増大せしめられることとを除いて、図6〜8に示された第3の実施形態の対応する特徴と設計および機能において同様である。第2のハブ300を取り付けられて含むこと以外は、出力スリーブ軸310は、図8に示された出力スリーブ軸210と設計および機能において同様である。加えて、出力回転の前進および逆転方向を制御するその他の特徴が設けられる。
図9に示されるように、第1の出力スリーブ軸310は、第2のハブ300を取り付けられて有し、この第2のハブ300は、スリーブ軸310の回転に伴って回転する。第2のハブ300は、第2のハブの第1の歯車である、外歯を有する第9の歯車303がそのまわりにおいて回転する軸302と、第2のハブの第2の歯車である、外歯を有する第10の歯車316がそのまわりにおいて回転する軸315とを含む。第9の歯車303の外歯は、第10の歯車316の外歯とかみ合い可能に係合する。第9の歯車303と第10の歯車316とは、以って第2のハブ300に結合される。ひとつの実施例において、対応する第2の対をなす歯車は、図1および2のドラム形歯車30に関する説明と同様に、第2のハブ300の第2の対をなす軸によりかみ合い可能に係合する。さらにまた、第2のハブ300のスリーブ部分305から、外歯を有する第11の歯車306が延在する。
前進制御スリーブ軸317は、第1の出力スリーブ軸310のスリーブを形成する。前進制御スリーブ軸317は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50とかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の制御機構等により、スリーブ軸の回転を防ぐ制御機能318を有する。これに代わる方法として、たとえば従来技術において周知のクラッチまたはブレーキ装置を用いて前進制御スリーブ軸317の運動を阻止してもよい。制御スリーブ歯車である、外歯を有する第12の歯車319は、前進制御スリーブ軸317から延在する。第12の歯車319の外歯は、第9の歯車303の外歯とかみ合い可能に係合する。第10の歯車316の外歯は、さらにまた、第2の出力スリーブ軸330から延在する第2の出力スリーブ軸歯車である第13の歯車331の外歯と係合する。第2の出力スリーブ軸330は、さらに、第2の出力スリーブ軸330と一緒に回転する第3のハブ320を取り付けられて有する。この第3のハブ320は、第3のハブの第1の歯車である、外歯を有する第14の歯車322がそのまわりにおいて回転する心棒321と、第3のハブの第2の歯車である、外歯を有する第15の歯車324がそのまわりにおいて回転する心棒323とを含む。第14の歯車322の外歯は、第15の歯車324の外歯とかみ合い可能に係合する。ひとつの実施例において、対応する第2の対をなす歯車が、図1および2のドラム形歯車30に関する説明と同様に、第2のハブ300の第2の対をなす心棒によりかみ合い可能に係合する。
逆転制御スリーブ軸340は、第2の出力スリーブ軸330のスリーブを形成する。逆転制御スリーブ軸340は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50およびかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の、スリーブ軸の回転を防ぐ制御機能342を有する。これに代わる方法として、たとえば、従来技術において周知のクラッチまたはブレーキ装置を用いて、逆転制御スリーブ軸340の運動を阻止してもよい。逆転制御スリーブ軸の歯車である、外歯を有する第16の歯車341は、逆転制御スリーブ軸306から延在する。第16の歯車341の外歯は、第15の歯車324の外歯とかみ合い可能に係合する。
第1の動作モードにおいて、前記前進制御スリーブ軸317と、以って該軸に取り付けられた第12の歯車319とは、制御機能318により回転防止され、第1の出力軸310の回転出力(第1の回転方向)が、第2のハブ300の回転(第1の回転方向)をもたらす。第1の動作モードにおいては、逆転制御スリーブ軸340の回転は、妨げられない。第2のハブ300の回転(第1の回転方向)は、第12の歯車319のまわりにおいて回転する第9の歯車303の回転(第1の回転方向)をもたらす。第9の歯車303の回転(第1の回転方向)は、第10の歯車316の回転(第1の回転方向と逆の第2の回転方向)をもたらす。第10の歯車316の回転(第2の回転方向)は、さらに、第13の歯車331の回転(第1の回転方向)を、したがって第2の出力軸330の回転(第1の回転方向)をもたらす。
第2の動作モードにおいて、前記逆転制御スリーブ軸340と、以って該軸に取り付けられる第16の歯車341とは、制御機能342により回転防止される。第1の出力軸310の回転出力(第1の回転方向)は、第2のハブ300の回転(第1の回転方向)をもたらす。第2の動作モードにおいては、前進制御スリーブ軸317の回転は、妨げられない。第2のハブ300の回転(第1の回転方向)は、第14の歯車322の回転(第1の回転方向と逆の第2の回転方向)をもたらす。第14の歯車322の回転(第2の回転方向)は、第15の歯車324の回転(第1の回転方向)をもたらす。第15の歯車324の回転(第1の回転方向)は、第16の歯車341のまわりにおける第15の歯車323の回転(第2の回転方向)をもたらし、さらに第3のハブ(320)の回転(第2の回転方向)を、したがって第2の出力軸330の回転(第2の逆回転方向)をもたらす。
図10および11に、図9の実施例の作用が図示されている。図10において、入力(図9に示された第1の出力スリーブ310による)と前進制御の使用(図9の前進制御機能318による)とが、前進出力を生じしめる。図11において、入力(図9に示されたスリーブ305による)と逆転制御の使用(図9の制御機能342)とが、逆転出力を生じしめる。
本発明の前記の各実施形態例を各々の平歯車が単一の直径を有する第1の遊星平歯車機構に関連させて説明したが、いくつかの平歯車が多数の直径部分を有する、異なる遊星平歯車機構を用いることもできる。さらにまた、対応する遊星リングギヤまたはかさ歯車機構を同様に用いて、入力と出力スリーブ軸との間における同じ相対運動を達成することができる。
さらにまた、出力方向制御およびその他の制御は、その他の構成要素と、前記に説明されたように、2個のかみ合い歯車間において結合力を加えて両者間における運動を可能にするか、防止するか、または遅延させる(すなわち、拘束力を加える)以外の方法とによって達成されうる。たとえば、このような構成要素および方法は、1)たとえばベルトおよびプーリを用いて、プーリの中心間距離を利用してプーリ間における張力を制御し、以って両者間における運動を可能にするか、防止するか、または遅延させることと;2)ベルトおよびプーリと同様に動作するチェーンおよびスプロケットを用いることと;3)磁気電磁クラッチを操作することと;4)油圧式制御装置を用いることと;5)空気式制御装置を用いることと;6)ブレーキ機構を用いることとの1つ以上を含みうる。
本発明のさらに他の変形態様を以下に説明する。
(第1の実施形態の第2の変形態様)
図12および13に、いくつかの平歯車が2つの異なる直径部分を有する第2の遊星平歯車機構を備えた本発明の実施形態が示されている。図12および13に示されるように、たとえばモータから延在する入力軸400は、外歯を有する第1の歯車401を取り付けられて有しており、この歯車401は、単一の直径を有する。各々が外歯を有するとともに単一の直径を有する第2の歯車410および第3の歯車411は、それぞれドラム部分420から延在する軸412、413のまわりにおいて回転する。ドラム部分420は、出力スリーブ軸421を取り付けられて有する。
ドラム部分420は、さらにまた、第4の歯車440と第5の歯車441とがそのまわりにおいて回転する第1の心棒430と第2の心棒431とを含む。前記第4の歯車440は、異なる直径AおよびBの2つの部分を有しており、これらの異なる直径部分は、外歯を有する。同様に、前記第5の歯車441は、異なる直径CおよびDの2つの部分を有しており、各々の異なる直径部分は、外歯を有する。第4の歯車440の第1の直径Aを有する前記部分の外歯は、第2の歯車410の外歯と係合する。第5の歯車441の第1の直径Cを有する前記部分の外歯は、第3の歯車の外歯と係合する。
前記第4の歯車440の第2の直径Bを有する前記部分の外歯と、前記第5の歯車441の第2の直径Cを有する前記部分の外歯との各々は、制御スリーブ歯車である第6の歯車450の外歯と係合する。この第6の歯車450は、制御スリーブ軸451に取り付けられる。前記第6の歯車の回転は、たとえば、図3〜5に関する説明と同様に、コントロールロッドと第8の歯車とを用いて、制御スリーブ軸451に取り付けられる第7の歯車により制御されうる。
作用において、入力軸400が回転すると、第1の歯車401により第2の歯車410と第3の歯車413との回転がもたらされる。第2の歯車410は、第4の歯車440の回転をもたらし、第3の歯車413は、第5の歯車441の回転をもたらす。第6の歯車450が回転自在である場合は、いかなる回転運動も出力スリーブ軸421に伝達されることなしに、第4の歯車440と第5の歯車441とが、第6の歯車450とスリーブ軸451との回転を引き起こす。スリーブ軸451が保持されて、第6の歯車450の回転運動が防止される場合は、第4の歯車440と第5の歯車441との回転が、ドラム部分420の回転を、したがって出力スリーブ軸421の回転運動をもたらす。スリーブ軸451の回転運動が遅らされる場合は、第4の歯車440と第5の歯車441との遅延回転がもたらされて、その結果としてドラム部分420の遅延回転が、したがって出力スリーブ軸421の遅延回転運動がもたらされる。
(第1の実施形態の第3の変形態様)
図14および15に、遊星リングギヤ機構による本発明の実施形態が示されている。図14および15に示されるように、たとえばモータから延在する入力軸500は、外歯を有する第1の歯車501を取り付けられて有する。各々が外歯を有する第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512とは、それぞれ心棒515、516および517のまわりにおいて回転する。心棒515、516および517は、出力スリーブ軸521を取り付けられて有するドラム部分520によって保持される。
制御リングギヤ部分530は、内面531上において、第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512との外歯と係合する歯を含む。制御リングギヤ部分530は、さらにまた、制御スリーブ軸532を取り付けられて含む。この制御リングギヤ部分530の回転は、たとえば、図3〜5に関する説明と同様に、コントロールロッドと第6の歯車とを用いて、制御スリーブ軸532に取り付けられる第5の歯車により制御されうる。
作用において、入力軸500が回転すると、第1の歯車501により第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512との回転がもたらされる。制御リングギヤ部分530が回転自在である場合は、いかなる回転運動も出力スリーブ軸521に伝達されることなしに、第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512とが、制御リングギヤ部分530とスリーブ軸532との回転を引き起こす。スリーブ軸532が保持されて、制御リングギヤ部分530の回転運動が防止される場合は、第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512との回転が、ドラム部分520の回転を、したがって出力スリーブ軸521の回転運動をもたらす。スリーブ軸532の回転運動が遅らされる場合は、第2の歯車510と第3の歯車511と第4の歯車512との遅延回転がもたらされて、その結果としてドラム部分520の遅延回転が、したがって出力スリーブ軸521の遅延回転運動がもたらされる。
(第1の実施形態の第4の変形態様)
図16および17に、かさ歯車機構による本発明の実施形態が示されている。図16および17に示されるように、たとえばモータから延在する入力軸600は、第1のかさ歯車601を取り付けられて有する。入力軸600は、第1の延在部620と第2の延在部621とを取り付けられて有する出力軸610をスリーブ状に受ける。第2のかさ歯車630は、第1の延在部620のまわりにおいて回転し、第3のかさ歯車631は、第2の延在部621のまわりにおいて回転する。第2のかさ歯車630と第3のかさ歯車631との各々は、第1のかさ歯車601とかみ合い可能に係合する。
第2のかさ歯車630と第3のかさ歯車631との各々は、さらにまた、出力軸610のスリーブを形成する第4のかさ歯車640とかみ合い可能に係合する。第4のかさ歯車640は、さらにまた、制御スリーブ軸641を取り付けられて含む。第4のかさ歯車640の回転は、たとえば、図3〜5に関する説明と同様に、コントロールロッドと第6の歯車とを用いて、制御スリーブ軸641に取り付けられる第5の歯車により制御されうる。
作用において、入力軸600の回転による第1のかさ歯車601の回転は、第2のかさ歯車620と第3のかさ歯車631との回転をもたらす。第4のかさ歯車640が回転自在である場合は、第4のかさ歯車640の回転は、延在部620、621のいかなる運動も、したがって出力軸610のいかなる回転運動も生じしめることなしに、第2のかさ歯車630と第3のかさ歯車631とを回転させる。スリーブ軸641が保持される場合は、第2のかさ歯車630と第3のかさ歯車631とが、第4のかさ歯車640のまわりにおいて移動して、延在部620、621により出力軸610の回転運動をもたらす。スリーブ軸641の回転運動が遅らされる場合は、第4のかさ歯車640の遅延回転が、第2のかさ歯車630と第3のかさ歯車631との遅延回転運動をもたらして、その結果として延在部620、621により出力軸610の遅延回転が引き起こされる。
(第4の実施形態の第2の変形態様)
図18および図19の図に、それぞれ単一直径の平歯車が用いられる遊星歯車式機構を用いた本発明の無限可変運動制御装置の第4の実施形態の第2の変形態様であって、図3〜5の速度制御入力とその他の特徴とのいずれもと、出力回転方向の逆転を可能にする追加の機能とを含む第4の実施形態の第2の変形態様の断面図と端面図とが示されている。図18および19の装置の各々の特徴は、第1の部分出力スリーブ軸711から延在する出力スリーブ軸歯車である、外歯を有する第7の歯車700が追加されることと、エンジンブレーキおよび方向逆転要素が収容されるように、延長ハウジング部712内においてウォームギヤ出力部710が含まれることとを除いて、設計および機能において、図3〜5に示された第2の実施形態の対応する特徴と同様である。第7の歯車700が含まれる以外は、出力スリーブ軸711は、設計および機能において、図5に示された出力スリーブ軸136と同様である。
図18および19に示されるように、第7の歯車700の外歯は、軸歯車である第8の歯車720の外歯とかみ合い可能に係合する。第8の歯車720は、軸721により、ウォームギヤ歯を有するウォームギヤ730に取り付けられる。ウォームギヤ730の歯は、さらに、直交歯車である第9の歯車740の外歯と係合する。第9の歯車740は、たとえばハウジング712の開口部742、743内において摺動可能に回転しうる直交軸741から延在するとともに、該軸のまわりにおいて回転する。さらにまた、軸741から、外歯を有する第2の直交軸歯車である第10の歯車750が延在して、方向逆転要素を収容するようになっている。
第1の逆転軸歯車である、外歯を有する第11の歯車760は、たとえばハウジング712の開口部762、763内において摺動可能に回転しうる逆転軸761から延在するとともに、該軸のまわりにおいて回転する。第11の歯車760の外歯は、第10の歯車750の外歯とかみ合い可能に係合する。さらにまた逆転軸761からは、第2の逆転軸歯車である、外歯を有する第12の歯車770が延在する。
再配置可能な出力軸歯車である、外歯を有する第13の歯車780は、出力軸781から延在するとともに、該軸のまわりにおいて回転する。この第13の歯車780は、たとえばハウジング712の開口部内において軸781が摺動することにより、軸方向Kに沿って摺動可能に移動せしめられ得、以って第13の歯車780は、第13の歯車780の外歯を第12の歯車770または第10の歯車750のいずれかの外歯と選択的にかみ合い可能に係合させることができるように配置される。
作用において、出力軸の回転(第1の回転方向)は、第7の歯車700により第8の歯車720(第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に回転する)に伝達される。第8の歯車720の回転(第2の回転方向)は、ウォームギヤ730に伝達され、このことがさらに第9の歯車740の回転(第1の直交回転方向)を引き起こす。第9の歯車の回転(第1の直交回転方向)は、第10の歯車750の回転(第1の直交回転方向)をもたらす。第10の歯車750の回転(第1の直交回転方向)は、第11の歯車760と第12の歯車770との回転(いずれも第1の直交回転方向とは逆の第2の直交回転方向)をもたらす。
第13の歯車780と第12の歯車770との係合は、第13の歯車の回転運動(第1の直交回転方向)を、したがって出力軸781の回転(第1の直交回転方向)をもたらす。第13の歯車780と第10の歯車750との係合は、第13の歯車の回転運動(第2の直交回転方向)を、したがって出力軸の逆回転(第2の直交回転方向)をもたらす。第13の歯車780と第12の歯車770または第10の歯車750のいずれかとの選択的係合は、たとえば、出力スリーブ軸700が、図3〜5に関して説明されたように、第1の動作モードにおいて生じるような静止状態にあるときに行なわれうる。
(2個のかさ歯車要素を用いた実施形態)
図20に、本発明のさらにまた他の実施例にしたがった可変出力運動制御装置の断面図が示されている。図20に示されるように、入力軸801は、第1および第2の入力軸かさ歯車802、803がその上において回転する1個以上の延長部801a、801bを有する。かさ歯車802、803は、さらに、第1のスリーブ軸かさ歯車804aにより第1のスリーブ軸804とかみ合い可能に係合する。入力軸の第1の端部をスリーブ状に受ける第1のスリーブ軸804は、さらにまた、第1のスリーブ軸歯車(たとえば平歯車)806を取り付けられて有する。スリーブ軸804には、該第1のスリーブ軸804の回転運動の可変的遅延または停止を可能にする第1のブレーキ機構817が結合される。たとえば、第1のブレーキ機構817は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50およびかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の制御機構に接続されるか、または該制御機構を含みうる。
また、かさ歯車802、803は、さらに第2のスリーブ軸かさ歯車805aにより第2のスリーブ軸805とかみ合い可能に係合する。入力軸の第2の端部をスリーブ状に受ける第2のスリーブ軸805は、さらにまた第2のスリーブ歯車(たとえば平歯車)808を取り付けられて有する。第2のスリーブ軸805には、該第2のスリーブ軸805の回転運動の可変的遅延または停止を可能にする第2のブレーキ機構818が結合される。たとえば、第2のブレーキ機構818は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50およびかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の制御機構に接続されるか、または該制御機構を含みうる。
第1のスリーブ軸歯車806は、第3のスリーブ軸812に接続される第3のスリーブ歯車807とかみ合い可能に係合する。第3のスリーブ軸812は、一方の端部において第3のスリーブ軸かさ歯車812aを接続されて有する。第3のスリーブ軸812は、出力軸816の第1の端部上においてスリーブ状に受けられる。出力軸816の前記第1の端部上には、固定可能に保持されているときに出力軸816の回転運動を一方の方向にのみ可能にする第1の一方向クラッチ機構819がスリーブ状に受けられる。たとえば、前記第1の一方向クラッチ機構819は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50およびかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の制御機構に接続されるか、または該制御機構を含みうる。
出力軸816は、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815がその上において回転する1個以上の延長部816a、816bを有する。かさ歯車814、815は、第4のスリーブ軸813に接続される第4のスリーブ軸かさ歯車813aとかみ合い可能に係合する。第4のスリーブ軸813は、出力軸816の第2の出力端部上においてスリーブ状に受けられる。第4のスリーブ軸813は、さらにまた、第4のスリーブ歯車(たとえば平歯車)811を取り付けられて含む。出力軸816の第2の出力端部上において、固定可能に保持されているときに出力軸816の回転運動を一方の方向にのみ可能にする第2の一方向クラッチ機構820がスリーブ状に受けられる。たとえば、前記第2の一方向クラッチ機構820は、図1および2に関して説明されたところのコントロールロッド50およびかみ合い歯車35、36および44、45と同様のコントロールロッドおよびかみ合い歯車等の制御機構に接続されるか、または該制御機構を含みうる。
第2のスリーブ歯車808は、中間歯車809とかみ合い可能に係合し、この中間歯車は、さらに第4のスリーブ歯車811とかみ合い可能に係合する。中間歯車809は、心棒810のまわりにおいて回転する。
第1のモードでの作用において、いかなる入力も受けられず、かつ第1のブレーキ機構817と第2のブレーキ機構818と第1の一方向クラッチ機構819と第2の一方向クラッチ機構820とが係合していない場合は、出力軸816は、自由に回転するとともに、出力軸延長部816a、816bの回転が、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転をもたらして、前記かさ歯車は、さらに第3のスリーブ軸かさ歯車812aおよび第4のスリーブ軸かさ歯車813aのまわりにおいて移動する。
第2のモードでの作用において、入力が受けられ、かつ第1のブレーキ機構817と第2のブレーキ機構818と第1の一方向クラッチ機構819と第2の一方向クラッチ機構820とが係合していない場合は、入力軸801が回転するとともに、入力軸延長部801a、801bの回転が、入力軸の第1および第2のかさ歯車801、803の回転をもたらして、前記かさ歯車は、さらに第1のスリーブ軸かさ歯車804aおよび第2のスリーブ軸かさ歯車805aのまわりにおいて移動する。出力軸816は、自由に回転するとともに、出力軸延長部816a、816bの回転が、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転をもたらし、前記かさ歯車は、さらに第3のスリーブ軸かさ歯車812aおよび第4のスリーブ軸かさ歯車813aのまわりにおいて移動する。
第3のモードでの作用において、入力が受けられ、かつ第1のブレーキ機構817と第2のブレーキ機構818と第2の一方向クラッチ機構820とは係合していないが、第1の一方向クラッチ機構819が係合している場合は、入力軸801が回転するとともに、入力軸延長部801a、801bの回転が、入力軸の第1および第2のかさ歯車802、803の回転をもたらして、前記かさ歯車は、さらに第1のスリーブ軸かさ歯車804aおよび第2のスリーブ軸かさ歯車805aのまわりにおいて移動する。出力軸816は、一方の方向にのみ自由に回転するとともに、出力軸延長部816a、816bの対応する回転が、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転をもたらし、前記かさ歯車は、さらに第3のスリーブ軸かさ歯車812aおよび第4のスリーブ軸かさ歯車813aのまわりにおいて移動する。一方向クラッチ機構819は、出力軸816の回転を一方の方向にのみ可能にする。
第4のモードでの作用において、入力が受けられ、かつ第2のブレーキ機構818と第2の一方向クラッチ機構820とは係合していないが、第1のブレーキ機構817と第1の一方向クラッチ機構819とが係合している場合は、入力軸801が回転するとともに、入力軸延長部801a、801bの回転が、入力軸の第1および第2のかさ歯車802、803の回転をもたらし、前記かさ歯車は、さらに固定された第1のスリーブ軸かさ歯車804aのまわりにおいて移動する。入力軸の第1および第2のかさ歯車802、803の移動は、第2のスリーブ軸かさ歯車805aおよび第2のスリーブ軸歯車808の第1の方向への回転をもたらし、第2のスリーブ軸歯車808は、さらに中間歯車809の第1の方向とは逆の方向への回転をもたらす。中間歯車809の逆回転は、第4のスリーブ歯車811の第1の方向への回転をもたらす。第4のスリーブ歯車811の回転は、さらに第4のスリーブ軸かさ歯車813aの第1の方向への回転をもたらし、このことが、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転を引き起こす。出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転は、さらに、固定された第3のスリーブ軸かさ歯車812aのまわりにおける、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の移動を、したがって出力軸816の回転を引き起こす。一方向クラッチ機構819は、出力軸816の回転を一方の方向にのみ可能にする。
第4のモードにおいて、第1のブレーキ機構817が単に部分的に適用される(すなわち第1のスリーブ軸804が固定可能に保持されるほどには用いられない)場合は、第1のスリーブ軸かさ歯車804aが回転して、第1のスリーブ軸歯車806の第1の方向とは逆の方向への回転を、したがって第3のスリーブ軸歯車807の第1の方向への回転をもたらす。第3のスリーブ軸歯車807の第1の方向への回転と、第2のスリーブ軸805の回転が減速される結果として第4のスリーブ軸813の第1の方向への回転が減速されることと組み合わさることにより、第4のモードにおいて第1のブレーキ機構817が完全に適用される場合と比べて、出力軸816の回転が減速されることになる。
第5のモードでの作用において、入力が受けられ、かつ第1のブレーキ機構817と第1の一方向クラッチ機構819とは係合していないが、第2のブレーキ機構818と第2の一方向クラッチ機構820とが係合している場合は、入力軸801が回転するとともに、入力軸延長部801a、801bの回転が、入力軸の第1および第2のかさ歯車802、803の回転をもたらし、前記かさ歯車は、さらに、固定された第2のスリーブ軸かさ歯車805aのまわりにおいて移動する。入力軸の第1および第2のかさ歯車802、803の移動は、第1のスリーブ軸かさ歯車804aの第1の方向への回転をもたらして、さらに、第1のスリーブ歯車806が回転することにより第3のスリーブ歯車807の第1の方向とは逆の方向への回転をもたらす。第3のスリーブ歯車807の逆回転は、さらに第3のスリーブ軸かさ歯車812aの逆方向への回転をもたらし、このことが、出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転を引き起こす。出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の回転は、さらに、固定された第4のスリーブ軸かさ歯車813aのまわりにおける出力軸の第1および第2のかさ歯車814、815の移動を、したがって出力軸816の回転を引き起こす。一方向クラッチ機構820は、出力軸816の回転を一方の方向にのみ可能にする。
第5のモードにおいて、第2のブレーキ機構818が単に部分的に適用される(すなわち第2のスリーブ軸805が固定可能に保持されるほどには用いられない)場合は、第2のスリーブ軸かさ歯車805aが回転して、第2のスリーブ軸歯車808の第1の方向とは逆の方向への回転を、以って中間歯車809の第1の方向への回転と第4のスリーブ軸歯車811の第1の方向への回転とをもたらす。第4のスリーブ軸歯車811の第1の方向への回転と、第1のスリーブ軸804の回転が減速される結果として第3のスリーブ軸807の第1の方向への回転が減速されることと組み合わさることにより、第5のモードにおいて第2のブレーキ機構818が完全に適用される場合と比べて、出力軸816の回転が減速されることになる。
図20に示された実施形態では、かさ歯車802、803、804a、805a、814、815、812aおよび813aが用いられているが、本実施例は、適切な平歯車機構を用いても達成されうる。加えて、図20の入力および出力軸の配向では、これらの軸が略平行に配置されて示されているが、前記軸を直列に配置して、たとえば適切な接続用歯車を用いて、図示されたものと同様に動作させることもできる。
(作用の概要)
ブレーキ機構は、広く受動的駆動力と見なされうる。受動的駆動力は、たとえば装置を駆動する直接的な力を作用させるのではなしに、その代わりに多少は制動力として作用して、装置の1つの分岐を動作させて、また他の分岐に作用する力を増大させる。したがって、このような受動的駆動力を使用することは、ある一定量の力を内包する装置内において力を再配分するのに役立つと言える。理論的には、摩擦によるエネルギー損失を除いて、装置内における前記一定量の力の全部を使用することができる。
このような受動的駆動力の汎用的な例は、一般的な自動車用差動装置の機能において見受けられる。自動車において、動力伝達装置の出力は、差動装置と呼ばれるかさ歯車組立体のブラケットを駆動する。自動車が旋回するときは、その旋回の内側の弧上に位置する、前記差動装置に結合された車輪は、その旋回の外側の弧上に位置する車輪と比べて速度(毎分回転数、すなわちrpm)を低下させなければならない。差動装置は、結合された車輪間におけるこの速度の変動を可能にして、以って旋回をより容易かつより円滑にする。本例において、動力伝達装置の出力からの入力速度は、独立変数であり、車輪への出力は、従属変数である。しかし、実際の作用においては、より小さい弧を描く車輪もまた、舗装道路による追加の摩擦力を受け、より大きい弧を描く車輪は、より小さい摩擦力を受ける。これらの力は、前記の第3および第4の実施形態に関する前記実施例の場合と同様に、互いに逆に作用する。この摩擦力は、装置に対して第2の入力として作用する。したがって、現実には、作動装置は、一方は動力伝達装置により内部的に生じしめられる力であり、他方は摩擦により外部的に作用する力である2つの独立変数の作用を受ける。この外力は、装置を駆動するのではなしに、一方の車輪を減速させて、他方の車輪の速度を増大させる。前記外力は、本例において、受動的駆動力と呼ばれうる。
本発明の本実施例にしたがって設計される無限可変動力伝達装置(IVT)であって、各々が3つの可変制御装置(TVC)を含む構成部分からなる無限可変動力伝達装置(IVT)は、差動装置と同じ原理に基づいて作用する受動的駆動装置を内蔵する。自動車が直線上において巡行しているときは、いかなる受動的駆動力も加えられず、両方の車輪は、同じ速度で回転する。自動車が急旋回すると、受動的駆動力が高くなり、外側の車輪は、より高い速度で回転する。旋回の角度が鈍くなるほど、受動的駆動力は小さくなり、その結果として外側の車輪の速度は低くなる。
TVCを備え、かつ受動的駆動装置を内蔵するIVTは、IVTが一方の入力はエンジンからのものであり、他方の入力は制御装置により供給されるものである2つの独立変数を有することを除いて、差動装置と同様に作用する。反対方向に回転するIVTの第2のTVCに対するこれらの2つの独立入力の結果として、TVCのブラケットを介した入力はゼロとなる。受動的駆動装置が作動すると、ある大きさの作動力が、差動装置の場合のより小さい弧を描く車輪と同様に作用し、その結果として得られる出力は、より大きい弧を描く車輪の場合と同様に増加する。
本実施例に用いられる可変的受動的駆動力を生じしめる多くの機構がある。このような機構には、張力制御装置を有するベルトおよびプーリ、張力制御装置を有するチェーンおよびスプロケット、中心間加圧制御装置を有する歯車、スラスト変動を有するスラスト軸受、電磁制御装置および油圧流量制御装置が含まれる。
これらの各々の機構は、可変出力運動制御装置において断続的なトルクおよび速度を創出することができる。たとえば、ベルトおよびチェーンの張力制御装置は、張力調節アイドラを追加することによって、この目的に用いられうる。2つの歯車の加圧制御装置は、歯車の軸間における中心間距離を調節することによって用いられうる。軸の摩耗を最小限に抑えるために、軸受またはブシュを用いることができる。スラスト軸受は、発生するスラストを克服することができるように設計され、可変スラストを用いることにより、トルクと速度とを制御することができる。電磁制御装置は、電磁制御装置が駆動力ではなしに制動力を生じしめることを除いて、電動式制御装置と同様の態様で作用する。この制動力は、実際には、駆動力より効果的である。油圧制御装置もまた、受動的駆動力である。油圧制御装置における流量は、一般に弁を用いて制御される。流量を抑制する作用をする弁を用いることにより、装置の応答がより迅速になる。ある特定の場合には、油圧制御装置を本発明とともに用いると、主油タンクからの流体の流量を制御することにより、ポンプを排除することができる。
本発明の実施例を前記利点にしたがって説明した。これらの例は、本発明の例証にすぎないことが理解されよう。多くの変形態様および改変が、当業者には明らかになろう。
図1は、各々の歯車が単一の直径を有する遊星歯車式機構を用いた本発明の可変差動装置の第1の実施形態の断面図である。 図2は、図1の可変差動装置の端面切取図である。 図3は、本発明の第2の実施形態に用いられるコントロールロッドの側面図である。 図4は、本発明の前記第2の実施形態の端面切取図である。 図5は、本発明の前記第2の実施形態の側断面図である。 図6は、本発明の第3の実施形態に用いられる2本のコントロールロッドの側面図である。 図7は、本発明の前記第3の実施形態の端面切取図である。 図8は、本発明の前記第3の実施形態の側断面図である。 図9は、本発明の第4の実施形態の側断面図である。 図10は、図9の実施形態の前進制御機能を示す線図である。 図11は、図9の実施形態の逆転制御機能を示す線図である。 図12は、本発明の前記第1の実施形態の第2の変形態様の側断面図である。 図13は、図12の前記変形態様の切取端面図である。 図14は、本発明の前記第1の実施形態の第3の変形態様の側断面図である。 図15は、図14の前記変形態様の切取端面図である。 図16は、本発明の前記第1の実施形態の第4の変形態様の側断面図である。 図17は、図16の前記変形態様の切取端面図である。 図18は、本発明の無限可変運動制御装置の前記第4の実施形態の第2の変形態様の断面図である。 図19は、本発明の無限可変運動制御装置の前記第4の実施形態の第2の変形態様の端面図である。 図20は、さまざまなかさ歯車および平歯車を含む本発明のまた他の実施例の図である。

Claims (27)

  1. 入力端部と出力端部とを有する入力軸と;
    中間装置を取り付けられて有する出力スリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有する出力スリーブ軸と;
    前記入力軸に取り付けられる第1の入力軸歯車と;
    前記中間装置に結合される第2の歯車であって、前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の歯車と;
    前記出力スリーブ軸のハブに結合される第3の歯車であって、前記第2の歯車とかみ合い可能に係合する第3の歯車と;
    前記中間装置に結合される第4の歯車と;
    前記第4の歯車とかみ合い可能に係合する制御機構歯車を取り付けられて有する制御機構であって、前記制御機構歯車により前記第4の歯車の可変制御を達成する制御機構とからなり;
    前記制御機構の変動が、前記第4の歯車の運動を変動させて、以って前記出力スリーブ軸の出力を変動させる可変運動制御装置。
  2. 前記中間装置は、遊星歯車からなる請求項1の装置。
  3. 前記中間装置は、ドラム形歯車からなる請求項1の装置。
  4. 前記中間装置は、かさ歯車からなる請求項1の装置。
  5. 前記制御機構は、コントロールロッドを含む請求項1の装置。
  6. 前記制御機構は、前記コントロールロッドに結合されて前記第4の歯車と前記制御機構歯車との間における結合張力を変動させる張力付与機構を含む請求項5の装置。
  7. 入力端部と出力端部とを有する入力軸と;
    スリーブ歯車を取り付けられて有するスリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有するスリーブ軸と;
    前記入力軸から延在する第1の入力軸歯車と;
    前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の遊星歯車と;
    前記第2の歯車とかみ合い可能に係合する第3の遊星歯車であって、前記スリーブ歯車と自身とがかみ合い可能に係合する第3の遊星歯車と;
    前記第2の遊星歯車および前記第3の遊星歯車と結合される外歯を有するドラム形歯車と;
    前記ドラム形歯車とかみ合い可能に係合する心棒歯車を有する心棒と;
    前記心棒歯車とかみ合い可能に係合するコントロールロッド歯車を取り付けられて有するコントロールロッドと;
    前記コントロールロッドに結合されて前記心棒歯車と前記コントロールロッド歯車との間における結合張力を変動させる張力付与機構とからなり;
    前記結合張力の変動が、前記ドラム形歯車の運動を制御して、以って前記スリーブ軸の出力を変動させる可変運動制御装置。
  8. 前記コントロールロッドは、前記心棒歯車を摺動可能に受ける開口部を含む請求項7の装置。
  9. 前記結合張力は、前記心棒歯車の運動を停止させることができるように変動可能である請求項7の装置。
  10. 入力端部と出力端部とを有する入力軸と;
    ハブを取り付けられて有する出力スリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有する出力スリーブ軸と;
    前記入力軸から延在する第1の入力軸歯車と;
    前記出力スリーブ軸のハブに結合される第2の歯車であって、前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の歯車と;
    前記出力スリーブ軸のハブに結合される第3の歯車であって、前記第2の歯車とかみ合い可能に係合する第3の歯車と;
    第4の歯車を取り付けられて有するとともに、第5の歯車を取り付けられて有する第2のスリーブ装置であって、前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第4の歯車が前記第3の歯車とかみ合い可能に係合する第2のスリーブ装置と;
    前記第5の歯車とかみ合い可能に係合するコントロールロッド歯車を取り付けられて有するコントロールロッドと;
    前記コントロールロッドに結合されて前記第5の歯車と前記コントロールロッド歯車との間における結合張力を変動させる張力付与機構とからなり;
    前記第5の歯車と前記コントロールロッド歯車との間における結合張力の変動が、前記第2のスリーブ装置の運動を制御して、以って前記出力スリーブ軸の出力を変動させる可変運動制御装置。
  11. 前記出力スリーブ軸は、スリーブ軸歯車を取り付けられて有し、
    前記スリーブ軸歯車とかみ合い可能に係合する第2のコントロールロッド歯車を取り付けられて有する第2のコントロールロッドと;
    前記第2のコントロールロッドに結合されて、前記スリーブ軸歯車と前記第2のコントロールロッド歯車との間における結合張力を変動させる第2の張力付与機構とをさらに含み;
    前記スリーブ軸歯車と前記第2のコントロールロッド歯車との間における結合張力の変動が、前記出力スリーブ軸の出力の運動を制御する請求項10の装置。
  12. 前記出力スリーブ軸に取り付けられる第2のハブと;
    前記第2のハブに結合される第2のハブの第1の歯車と;
    前記第2のハブに結合される第2のハブの第2の歯車であって、前記第2のハブの第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2のハブの第2の歯車と;
    前記第2のハブをスリーブ状に受ける開口部を有する前進制御スリーブ軸であって、自身から延在する前進制御機能を有する前進制御スリーブ軸と;
    前記制御スリーブに取り付けられる前進制御スリーブ歯車と;
    前記前進制御機能と可変的に係合しうる前進制御機構であって、自身と前記前進制御機能との間における係合の変動が、前記第2のハブの運動を可変的に制御する前進制御機構と;
    第2の出力スリーブ軸歯車を有する第2の出力スリーブ軸であって、前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第2の出力スリーブ軸歯車は、前記第2のハブの第2の歯車とかみ合い可能に係合する第2の出力スリーブ軸と;
    前記第2の出力スリーブ軸に取り付けられる第3のハブと;
    前記第3のハブに結合される第3のハブの第1の歯車と;
    前記第3のハブに結合される第3のハブの第2の歯車であって、前記第3のハブの第1の歯車とかみ合い可能に係合する第3のハブの第2の歯車と;
    前記第3のハブをスリーブ状に受ける開口部を有する逆転制御スリーブ軸であって、自身から延在する逆転制御機能を有する逆転制御スリーブ軸と;
    前記逆転制御スリーブに取り付けられる逆転制御スリーブ歯車と;
    前記逆転制御機能と可変的に係合しうる逆転制御機構であって、自身と前記逆転制御機能との間における係合の変動が、前記第3のハブの運動を可変的に制御する逆転制御機構とをさらに含む請求項11の装置。
  13. 前記出力スリーブ軸に取り付けられる出力スリーブ軸歯車と;
    ウォームギヤと軸歯車とを有するウォームギヤ軸であって、前記軸歯車は、前記出力スリーブ軸歯車とかみ合い可能に係合するウォームギヤ軸と;
    前記ウォームギヤとかみ合い可能に係合する第1の直交軸歯車を取り付けられて有する直交軸であって、第2の直交軸歯車を取り付けられて有する直交軸と;
    前記第2の直交軸歯車とかみ合い可能に係合する第1の逆転軸歯車を取り付けられて有する逆転軸であって、第2の逆転軸歯車を取り付けられて有する逆転軸と;
    再配置可能な出力軸歯車を有する出力軸であって、前記再配置可能な出力軸歯車は、前記第2の直交軸歯車および前記第2の逆転軸歯車と選択的に係合しうる出力軸とをさらに含む請求項10の装置。
  14. 入力端部と、出力端部と、自身から延在する第1の入力軸歯車とを有する入力軸と;
    ドラム形歯車を取り付けられて有するスリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有するスリーブ軸と;
    前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の遊星歯車であって、前記ドラム形歯車に結合される第2の遊星歯車と;
    前記第2の歯車とかみ合い可能に係合する第3の遊星歯車であって、前記ドラム形歯車と結合する第3の遊星歯車と;
    制御スリーブ歯車を取り付けられて有する制御スリーブであって、前記制御スリーブ歯車は、前記第3の遊星歯車とかみ合い可能に係合する制御スリーブとからなる可変運動制御装置。
  15. 前記制御スリーブに可変的に作用可能に係合する制御機構であって、自身と前記制御スリーブとの可変的係合が前記スリーブ軸の可変的出力をもたらす制御機構をさらに含む請求項14の装置。
  16. 前記第2の歯車は、第2の歯車直径を有し、前記第3の歯車は、第3の歯車直径を有し、前記第2の歯車直径は、前記第3の歯車直径とは異なる請求項15の装置。
  17. 入力端部と、出力端部と、自身から延在する第1の入力軸歯車とを有する入力軸と;
    ドラム形歯車を取り付けられて有するスリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有するスリーブ軸と;
    前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の遊星歯車であって、前記ドラム形歯車に結合される第2の遊星歯車と;
    前記第2の遊星歯車とかみ合い可能に係合する制御リングギヤを取り付けられて有する制御スリーブとからなる可変運動制御装置。
  18. 前記制御スリーブに可変的に作用可能に係合する制御機構をさらに含み、前記制御機構と前記制御スリーブとの可変的係合が、前記スリーブ軸の可変的出力をもたらす請求項17の装置。
  19. 入力端部と、出力端部と、自身から延在する出力軸延長部とを有する出力軸と;
    出力端部において第1のかさ歯車を有する入力スリーブ軸であって、前記出力軸の前記入力端部をスリーブ状に受ける開口部を有する入力スリーブ軸と;
    前記出力軸の前記出力軸延長部のまわりにおいて回転可能な第2のかさ歯車であって、前記第1のかさ歯車とかみ合い可能に係合する第2のかさ歯車と;
    入力端部において制御スリーブかさ歯車を有する制御スリーブであって、前記制御スリーブかさ歯車は、前記第2のかさ歯車とかみ合い可能に係合する制御スリーブとからなる可変運動制御装置。
  20. 前記制御スリーブと可変的に作用可能に係合する制御機構をさらに含み、前記制御機構と前記制御スリーブとの可変的係合が、前記出力軸の可変的出力をもたらす請求項19の装置。
  21. 入力軸と;
    第1の端部において第1の回転運動伝達歯車を取り付けられて有する第1の入力スリーブ軸であって、前記出力軸の前記入力端部をスリーブ状に受ける開口部を有する第1の入力スリーブ軸と;
    前記出力軸の前記出力軸延長部のまわりにおいて回転可能な第2のかさ歯車であって、前記第1のかさ歯車とかみ合い可能に係合する第2のかさ歯車と;
    入力端部において制御スリーブかさ歯車を有する制御スリーブであって、前記制御スリーブかさ歯車は、前記第2のかさ歯車とかみ合い可能に係合する制御スリーブとからなる可変運動制御装置。
  22. 第1の回転運動伝達歯車を有する入力軸と;
    第2の回転運動伝達歯車を取り付けられ、かつ第3の歯車を取り付けられて有する第1の入力スリーブ軸であって、前記入力軸の第1の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第2の回転運動伝達歯車は、前記第1の回転運動伝達歯車と連通する第1の入力スリーブ軸と;
    第4の回転運動伝達歯車を取り付けられ、かつ第5の歯車を取り付けられて有する第2の入力スリーブ軸であって、前記入力軸の第2の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第4の回転運動伝達歯車は、前記第5の回転運動伝達歯車と連通する第2の入力スリーブ軸と;
    前記第5の歯車とかみ合い可能に係合する中間歯車と;
    第6の回転運動伝達歯車をスリーブ状に受ける第1の延長部を有する出力軸と;
    第7の回転運動伝達歯車を取り付けられ、かつ第8の歯車を取り付けられて有する第1の出力スリーブ軸であって、前記出力軸の第1の端部において前記出力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第7の回転運動伝達歯車は、前記第6の回転運動伝達歯車と連通し、前記第8の歯車は、前記第3の歯車とかみ合い可能に係合する第1の出力スリーブ軸と;
    第9の回転運動伝達歯車を取り付けられ、かつ第10の歯車を取り付けられて有する第2の出力スリーブ軸であって、前記入力軸の第2の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第9の回転運動伝達歯車は、前記第6の回転運動伝達歯車と連通し、前記第10の歯車は、前記中間歯車とかみ合い可能に係合する第2の出力スリーブ軸と;
    前記第1の入力スリーブ軸に結合されるブレーキ機構と;
    前記第1の出力スリーブ軸に結合される一方向クラッチ機構とからなり;
    前記入力軸の回転運動は、前記ブレーキ機構と前記一方向クラッチ機構との可変的係合により、前記出力軸に可変的に伝達されうる可変運動制御装置。
  23. 第1の延長部を有する入力軸であって、前記第1の延長部は、第1のかさ歯車をスリーブ状に受ける入力軸と;
    第1の端部において第2のかさ歯車を取り付けられ、かつ第3の歯車を取り付けられて有する第1の入力スリーブ軸であって、前記入力軸の第1の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第2のかさ歯車は、前記第1のかさ歯車とかみ合い可能に係合する第1の入力スリーブ軸と;
    第1の端部において第4のかさ歯車を取り付けられ、かつ第5の歯車を取り付けられて有する第2の入力スリーブ軸であって、前記入力軸の第2の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第4のかさ歯車は、前記第1のかさ歯車とかみ合い可能に係合する第2の入力スリーブ軸と;
    前記第5の歯車とかみ合い可能に係合する中間歯車と;
    第1の延長部を有する出力軸であって、前記第1の延長部は、第6のかさ歯車をスリーブ状に受ける出力軸と;
    第1の端部において第7のかさ歯車を取り付けられ、かつ第8の歯車を取り付けられて有する第1の出力スリーブ軸であって、前記出力軸の第1の端部において前記出力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第7のかさ歯車は、前記第6のかさ歯車とかみ合い可能に係合し、前記第8の歯車は、前記第3の歯車とかみ合い可能に係合する第1の出力スリーブ軸と;
    第1の端部において第9のかさ歯車を取り付けられ、かつ第10の歯車を取り付けられて有する第2の出力スリーブ軸であって、前記入力軸の第2の端部において前記入力軸をスリーブ状に受ける開口部を有しており、前記第9のかさ歯車は、前記第6のかさ歯車とかみ合い可能に係合し、前記第10の歯車は、前記中間歯車とかみ合い可能に係合する第2の出力スリーブ軸と;
    前記第1の入力スリーブ軸に結合されるブレーキ機構と;
    前記第1の出力スリーブ軸に結合される一方向クラッチ機構とからなり、
    前記入力軸の回転運動は、前記ブレーキ機構と前記一方向クラッチ機構との可変的係合により、前記出力軸に可変的に伝達されうる可変運動制御装置。
  24. 前記ブレーキ機構は、前記第1の入力スリーブ軸に結合される第1のブレーキ構成要素と、前記第2の入力スリーブ軸に結合される第2のブレーキ構成要素とを含む請求項23の装置。
  25. 前記一方向クラッチ機構は、前記第1の出力スリーブ軸に結合される第1の一方向クラッチ構成要素と、前記第2の出力スリーブ軸に結合される第2の一方向クラッチ構成要素とを含む請求項23の装置。
  26. 入力端部と出力端部とを有する入力軸と;
    運動伝達手段に結合される出力スリーブ軸であって、前記入力軸の前記出力端部をスリーブ状に受ける開口部を有する出力スリーブ軸と;
    前記入力軸に取り付けられる第1の入力軸歯車と;
    前記運動伝達手段に結合される第2の歯車であって、前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の歯車と;
    前記出力スリーブ軸のハブに結合される第3の歯車であって、前記第2の歯車とかみ合い可能に係合する第3の歯車と;
    前記中間装置に結合される第4の歯車と;
    前記第4の歯車に結合される制御手段であって、前記第4の歯車の運動の可変制御を達成する制御手段とからなり;
    前記制御手段の変動が、前記第4の歯車の運動を可変的に制御して、以って前記出力スリーブ軸の出力を変動させる可変運動制御装置。
  27. 制御を用いて可変入力から可変出力を得る方法において:
    入力軸への入力運動を受ける段階と;
    前記入力運動を、第1の歯車により、前記第1の歯車とかみ合い可能に係合する第2の歯車に伝達する段階と;
    前記第2の歯車の運動を、出力軸に取り付けられる中間装置に伝達する段階と;
    前記中間装置に可変的に拘束力を加える段階であって、前記拘束力を可変的に加えることによって前記出力軸の出力を変動させる段階とからなる、制御を用いて可変入力から可変出力を得る方法。
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