JP2007504772A - 厳密にノンブロッキングなマルチキャスト多分割線形時間多段階ネットワーク - Google Patents

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Abstract

【課題】
【解決手段】3段階ネットワークが本発明による厳密にノンブロッキングな方式で動作し、r1個のスイッチおよびr1個のスイッチの各々に対するn1個のインレットリンクを有する入力段階と、r2個のスイッチおよびr2個のスイッチの各々に対するn2個のアウトレットリンクを有する出力段階を含む。そのネットワークはm個のスイッチから成る中間段階も有し、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、各中間スイッチは、総数少なくともr1個の第1内部リンクに対して各入力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクと、総数少なくともr2個の第2内部リンクに対して各出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクを有し、ここで、r2=[9,11]のときs=2, r2=[25,48]のときs=3, r2=[49,99]のときs=4, r2=[100,154]のときs=5, r2=[155,224]のときs=6,および、r2=[225,278]のときs=7である。1実施形態においては、各マルチキャスト接続は、多くともs個の中間段階スイッチを使用することによって、そのような3段階ネットワークを通して確立される。入力段階スイッチの数r1が出力段階のスイッチの数r2と等しく、r1=r2=rであるとき、さらに各入力スイッチ内のインレットリンクの数n1が各出力スイッチ内のアウトレットリンク数n2に等しく、n1=n2=nであるとき、m≧s*nの場合、3段階ネットワークは本発明による厳密にノンブロッキングな方式で動作する。ここで、r=[9,11]のときs=2;r=[25,48]のときs=3;r=[49,99]のときs=4;r=[100,154]のときs=5;r=[155,224]のときs=6;および、r=[225,278]のときs=7である。1実施形態において、各マルチキャスト接続は、多くともs個の中間段階スイッチを使用することによって、そのような3段階接続を通して確立される。
【選択図】図2B

Description

関連出願の記載
本出願は、2003年9月6日出願の米国仮特許出願番号60/500,790に関し、それに対する優先権を主張する。本出願は、本出願と同一の出願人に譲渡され、同時に出願された、Venkat Kondaによる“厳密にノンブロッキングなマルチキャスト多分割の線形時間多段階ネットワーク”というタイトルの関連米国特許出願ドケット番号V−0003に対するPCT出願であり、その全体を言及により組み込む。
本出願は、2001年9月27日出願の関連米国特許出願番号09/967,815およびその一部継続出願である2003年9月6日出願のPCT出願番号PCT/US03/27971に関し、それら全体を言及により組み込む。本出願は、2001年9月27日出願の関連米国特許出願番号09/967,106およびその一部継続出願である2003年9月6日出願のPCT出願番号PCT/US03/27972に関し、それら全体を言及により組み込む。
本出願は、2003年9月6日出願の関連米国仮特許出願番号60/500,789およびそれの米国特許出願ドケット番号V−0004と共に、同時に出願されたそのPCT出願ドケット番号S−0004に関し、それら全体を言及により組み込む。
当分野では公知のように、Closスイッチングネットワークは、多段階ネットワークとして構成されたスイッチのネットワークであり、インレットリンク(“入力”とも呼ばれる)およびアウトレットリンク(“出力”とも呼ばれる)間の接続を実装するために必要なスイッチングポイントの数は、同数の入力および出力を有する単一段階(例えばクロスバー)スイッチが要する数よりも少ない。Closネットワークはデジタルクロスコネクト、光クロスコネクト、スイッチファブリックおよび並列コンピュータシステムにおいて非常に多く使用される。しかしながら、Closネットワークは接続要求の一部をブロックする可能性がある。
一般的に、3つのタイプのノンブロッキングなネットワークがある。即ち、厳密にノンブロッキング、広義のノンブロッキング、および再配置可能なノンブロッキング(背景として、言及により組み込んだ、V.E.Benesの“ネットワーク接続および電話トラフィックの数学的理論(Mathematical Theory of Connecting Networks and Telephone Traffic)”、1965年アカデミック出版(Acaemic Press)、を参照)である。再配置可能なノンブロッキングネットワークにおいては、新しい着呼を受信した時に以前の接続を再配置するネットワーク能力の結果として、接続パスが保証される。厳密にノンブロッキングなネットワークにおいては、1個のインレットリンクからアウトレットリンクの集合への任意の接続要求に対して、ネットワークを通る接続パスを提供して、他の既存の接続を妨害することなく要求を満たすことが常に可能である。そのようなパスが複数利用可能な場合、将来の接続要求の実現を懸念せずに任意のパスを選択することができる。広義のノンブロッキングなネットワークにおいても、ネットワークを通る接続パスを提供して、他の既存の接続を妨害することなく要求を満足させることが常に可能であるが、この場合は、接続要求を満足させるために使用するパスは、将来の潜在的な接続要求に対するノンブロッキング接続能力を維持するために慎重に選択しなければならない。
Yang他に付与された “ノンブロッキングなブロードキャストネットワーク”というタイトルの米国特許5,451,936を、ここで本発明の背景として、言及により組み込む。この特許は、背景の節の1列22行目から3列目の59行目までに、多数の公知のノンブロッキング多段階スイッチングネットワークを記述する。
1991年9月のIEEE Transaction on Computer,Vol.40,No.9におけるY.YangとG.M.,Massonによる“ノンブロッキングなブロードキャストネットワーク”というタイトルの論文を背景として言及により組み込んでいるが、この論文は、3段階ネットワークの中間段階におけるスイッチ数mが関係m≧min((n-1)(x+r1/x)、1≦x≦min(n-1,r)を満たす場合、結果として生じるネットワークはマルチキャスト割当に対してノンブロッキングであることを示す。この関係において、rは入力段階におけるスイッチの数で、nは各入力スイッチにおけるインレットリンクの数である。KimおよびDu(ここに言及により組み込んだ2000年8月のD.S.Kim、D.Duによる“3段階マルチキャストネットワークに対する分割ルーティングアルゴリズムの性能(Performance of Split Routing Algorithm for three−stage multicast networks)”、IEEE/ACM Transaction on Network,Vol.8,No.4を参照)は、異なるスケジューリングアルゴリズムに対するマルチキャスト接続のブロッキング確率を研究した。
3段階のネットワークは、本発明による厳密にノンブロッキングな方式で動作し、r1個のスイッチとr1個のスイッチの各々に対するn1個のインレットリンクとを有する入力段階、およびr2個のスイッチとr2個のスイッチの各々に対するn2個のアウトレットリンクとを有する出力段階を含む。ネットワークはm個のスイッチを有する中間段階も有し、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、各中間スイッチは、総数少なくともr1個の第1内部リンクに対して、各入力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクと、総数少なくともr2個の第2内部リンクに対して、各出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクとを有する。ここで
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7
である。
1実施形態においては、各マルチキャスト接続を、そのような3段階ネットワークを通して中間段階でスイッチを1個だけ使用することによって、確立する。入力段階のスイッチの数r1が出力段階のスイッチの数r2と等しく、r1=r2=rであり、さらに各入力スイッチ内のインレットリンクの数n1が各出力スイッチ内のアウトレットリンクの数n2と等しく、n1=n2=nであるとき、m≧s*nの場合、3段階ネットワークは本発明による厳密にノンブロッキングな方式で動作し、このとき、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,
である。1実施形態においては、各マルチキャスト接続は、多くともS個の中間段階スイッチを使用することによって、そのような3段階ネットワークを通して確立される。
本発明は、ブロードキャスト、ユニキャストおよびマルチキャスト接続のための多段階スイッチングネットワークの設計および動作に関する。送信装置が同時に複数の受信装置に情報を送信するとき、送信装置と受信装置間で要求される1対多の接続はマルチキャスト接続と呼ばれる。マルチキャスト接続の集合をマルチキャスト割当と言う。送信装置が1つの受信装置に情報を送信するとき、送信装置と受信装置間で要求される1対1の接続はユニキャスト接続と呼ばれる。送信装置が同時に全ての利用可能な受信装置に情報を送信するとき、送信装置と受信装置間で要求される1対全の接続はブロードキャスト接続と呼ばれる。
一般的に、マルチキャスト接続は1対多の接続を意味し、ユニキャストおよびブロードキャスト接続を含む。スイッチングネットワークにおけるマルチキャスト割当は、利用可能なインレットリンクのいずれかが利用可能なアウトレットリンクのいずれかに常時接続できる場合に、ノンブロッキングである。ここで記述したタイプの一定の多段階ネットワークにおいて、任意のファンアウト(fで表す)の接続要求のいずれも、即ち、ネットワークの1個のインレットリンクからアウトレットリンクもしくはアウトレットリンクの集合への接続要求のいずれも、以前の接続要求のいずれも再配置する必要なく、ブロッキングされずに満足することができる。そのようなネットワークの中間段階内のスイッチ数に応じて、そのような接続要求は、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願番号09/967,815で詳細に記述されているように、必要なら以前の接続要求のいくつかを再配置することで、ブロッキングなしに満足させることができる。そのようなネットワークの中間段階内のスイッチ数および時間計算量O(m2)のスケジューリング方法に応じて、そのような接続要求を、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願番号09/967,106で詳細に記述されているように、再配置さえすることなく満足させることができる。そのようなネットワークの中間段階内のスイッチ数および時間計算量O(m)のスケジューリング方法に応じて、そのような接続要求を、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願ドケット番号V−0003 USで詳細に記述されているように、再配置さえすることなく満足させることができる。
図1Aを参照すると、電話の呼またはデータパケット接続の確立等の、中間段階130を経由した入力段階110と出力段階120の間の通信要求を満足させるための24個のスイッチからなる例示的な対称3段階Closネットワークが示されている。ここで、入力段階110は9個の3X6スイッチIS1−IS9から成り、出力段階120は9個の6X3スイッチOS1−OS9から成り、中間段階130は6個の9X9スイッチMS1−MS6から成る。そのようなネットワークは厳密にノンブロッキングな方式で動作することができる。なぜならば、中間段階130内のスイッチ数(即ち、6個のスイッチ)がs*nに等しいからである。ここで、nは入力段階110および出力段階120内のスイッチの各々のリンク数(即ち、3個のインレットリンク)であり、図1Aにおいてはs=2である。厳密なノンブロッキング接続性の実装に使用される具体的方法は、本発明の開示内容を考慮すると当業者には自明であるような多くの異なる方法のいずれであってもよい。そのような方法の1つを図1Bを参照して以下に記述する。
このネットワークの1実施形態においては、入力スイッチIS1−IS9および出力スイッチOS1−OS9の各々は単段階スイッチである。ネットワークの段階数が1のとき、スイッチングネットワークは単段階スイッチングネットワーク、クロスバースイッチングネットワークまたはより簡潔にクロスバースイッチと呼ばれる。N個のインレットリンクとM個のアウトレットリンクを有する(N*M)クロスバースイッチングネットワークは、NM個のクロスポイントから成る。Nの値とMの値が大きくなると、そのようなクロスバースイッチングネットワークの作成コストは法外に高くなる。図1Aにおけるネットワークの別の実施形態においては、入力スイッチIS1−IS9および出力スイッチOS1−OS9の各々は共有メモリスイッチである。
入力段階110のスイッチ数および出力段階120のスイッチ数は、一般に各段階に対する変数rで表すことができる。中間スイッチ数はmで表される。各入力スイッチIS1−IS9の大きさは一般にn*mの表記法で表され、各出力スイッチOS1−OS9の大きさは一般にm*nの表記法で表すことができる。同様に、各中間スイッチMS1−MS6の大きさはr*rとして表すことができる。ここで使用されるスイッチは、1個のクロスバースイッチ、またはスイッチの各々がクロスバースイッチもしくはスイッチのネットワークであってよいスイッチのネットワークであることができる。3段階ネットワークはV(m,n,r)の表記法で表すことができる。ここで、nは各入力スイッチに対するインレットリンク(例えば入力スイッチIS1に対するリンクIL1−IL3)の数を表し、mは中間スイッチMS1−MS6の数を表す。アウトレットリンクOL1−OL27と同じ数だけインレットリンクIL1−IL27がある必要はないが、対称ネットワークにおいては、それらの数は同じである。m個の中間スイッチMS1−MS6の各々は、r個の入力スイッチの各々に対してr個のリンク(これ以降“第1内部”リンクという。例えば、入力スイッチIS1−IS9の各々から中間スイッチMS1に接続されたリンクFL1−FL9)を通して接続され、出力スイッチの各々に対してr個の第2内部リンク(これ以降“第2内部”リンクという。例えば、中間スイッチMS1から出力スイッチOS1−OS9の各々に対して接続されたリンクSL1−SL9)を通して接続される。
第1内部リンクFL1−FL54および第2内部リンクSL1−SL54の各々は、新規接続による使用に対して利用可能か、既存の接続により現在使用されている場合に利用不能であるかのいずれかである。入力スイッチIS1−IS9はネットワーク入力ポートとも呼ばれる。入力段階110は第1段階と呼ばれることが多い。出力スイッチOS1−OS9はネットワーク出力ポートとも呼ばれる。出力段階120は最終段階と呼ばれることが多い。3段階ネットワークにおいては、第2段階130は中間段階と呼ばれる。中間段階スイッチMS1−MS6は中間スイッチまたは中間ポートと呼ばれる。
1実施形態においては、入力段階110、出力段階120および中間段階130の各々と結合し、インレットリンクIL1−IL27および任意数のアウトレットリンクOL1−OL27の間の接続を形成するコントローラも含む。この実施形態においては、コントローラはメモリ内に、中間スイッチ(例えば図1A内のMS1)を通る接続に対して利用可能な宛先のリストを維持する。同様の方式で、n個のリストの集合が、n個のファンアウトを使用するコントローラの実施形態において維持される。
マルチキャスト接続は、その指定された宛先全てに対し、1個または複数個の中間スイッチを通して確立してよい。そのマルチキャスト接続が複数個の中間スイッチを通してルーティングされるとき、それは、マルチキャスト接続をファンアウト分割して接続を確立すると呼ばれる。
図1Bは、図1Aのコントローラによって実行される1実施形態におけるスケジューリング方法140の高レベルフローチャートを示す。この実施形態によると、マルチキャスト接続要求が動作141で受信される。本発明によると、その後、動作142において、接続のファンアウトがsより大きくpより小さい場合(図1Aのネットワーク100に対しては、
Figure 2007504772

である。V(m,n,r)ネットワークに対するpの値の判定については、後述する)、接続要求はファンアウト分割される。最後に、その接続要求は、ファンアウト分割されない場合、その入力スイッチから中間段階130内の1個のスイッチのみにファンアウトすることによって、動作143において確立される。それ以外の場合は、その接続要求は、入力スイッチ内で多くともs回ファンアウトすることによって、多くともs個の中間スイッチ、即ち、各ファンアウト分割接続に対して多くとも1個の中間スイッチを通して確立される。
図1Aに示される例において、入力スイッチ内で異なるファンアウトを使用して、要求のファンアウトに基づいて各マルチキャスト接続要求を満足させる。そのファンアウトを選択するときに選ばれる特定の中間スイッチは、要求された数の中間スイッチが選択されて接続要求を満足させることを保証する限り、図1Bの方法とは無関係である。即ち、接続要求により識別される宛先スイッチは、選択されたファンアウトの一部である中間スイッチから到達可能である。要するに、入力スイッチから多くともS個の中間スイッチへファンアウトを制限することで、ネットワーク100は本発明による厳密にノンブロッキングな方式で動作できる。
動作143の後で制御は動作141に戻され、動作141、142および143は、各マルチキャスト接続要求に対してループ内で実行される。以下でさらに示す1実施形態によると、図1Bのスケジューリング方法を使用するときネットワークが厳密にノンブロッキングな対称スイッチングネットワークであるために、図1Aのネットワーク100において2*nより多くの中間段階スイッチを有する必要はない。ここで、インレットリンクIL1−IL3の数はアウトレットリンクOL1−OL3の数に等しく、両者は変数nで表され、入力段階110内のスイッチIS1−IS9の数は出力段階120内のスイッチOS1−OS9の数に等しく、両者は変数rで表される。
図1Bの方法140を参照して上述したタイプの接続要求は、その例に応じて、ユニキャスト接続要求、マルチキャスト接続要求またはブロードキャスト接続でありうる。接続要求の3つの場合の全てにおいて、入力スイッチ内でs以下のファンアウトが使用される。さらに、上述の実施形態において、sという制限を中間段階スイッチへのファンアウトに置いたが、その制限は、図2Aを参照して以下で論じるように、ネットワーク内の中間段階スイッチの数によって、より大きくなりうる(一方で、ネットワーク動作の厳密にノンブロッキングな性質は維持される)。さらに、図1Bを参照して上述した方法140において、任意のファンアウトを各中間段階スイッチと各出力段階スイッチの間で使用して、または、任意のファンアウトを各出力段階スイッチ内で使用して、接続要求を満足させてもよい。さらに、図1Bの方法140は図1Aの24個のスイッチからなるネットワーク100における例で示したが、図2Aおよび図2Bに示したタイプの任意の一般的なネットワークに使用できる。
図1Aのネットワークは、図2Aに示した一般的な対称3段階ネットワークの1例である。一般的な対称3段階ネットワークはm≧s*nの場合、厳密にノンブロッキングな方式で動作できる。ここで、
r=[9,11]のときs=2,
r=[25,48]のときs=3,
r=[49,99]のときs=4,
r=[100,154]のときs=5,
r=[155,224]のときs=6, および、
r=[225,278]のときs=7,であり、
ここで図2Aのネットワークは、r個の入力スイッチIS1−ISrの各々に対するn個のインレットリンク(例えば入力スイッチIS1へのリンクIL11−IL1n)を有し、r個の出力スイッチOS1−OSrの各々に対するn個のアウトレットリンク(例えば出力スイッチOS1へのOL11−OL1n)を有する。m個のスイッチMS1−MSmの各々は、入力スイッチの各々にr個の第1内部リンク(例えば、入力スイッチIS1−ISrの各々から中間スイッチMS1に接続されたリンクFL11−FLr1)を通して接続され、r個の第2内部リンク(例えば、中間スイッチMS1から出力スイッチOS1−OSrの各々に接続されたリンクSL11−SLr1)を通して出力スイッチの各々に接続される。そのような一般的な対称ネットワークにおいて、図1Bに示したタイプのスケジューリング方法を使用するときネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるために、{r=[9,11]のときs=2;r=[25,48]のときs=3;r=[49,99]のときs=4;r=[100,154]のときs=5;r=[155,224]のときs=6および、r=[225,278]のときs=7}であるようなs*n個以下の中間段階スイッチMS1−MS(s*n)であることが必要である。図2Aは、対称3段階ネットワークのための場合のように同数の第1内部リンクと第2内部リンクを示すが、本発明は図2Bに示すタイプの非対称ネットワークに対しても適用する(次に記述)。
一般に、(N1*N2)の3段階の非対称ネットワークは、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、厳密にノンブロッキングな方式で動作できる。ここで、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,であり、
ここで、ネットワーク(図2B)は第1段階内にr1(n1*m)個のスイッチIS1−ISr1を有し、中間段階内にm(r1*r2)個のスイッチMS1−MSmを有し、最終段階内にr2(m*r2)個のスイッチOS1−OSr2を有する。ここで、N1=n1*r1はネットワークのインレットリンクの総数で、N2=n2*r2はネットワークのアウトレットリンクの総数である。m個のスイッチMS1−MS(s*MIN(n1,n2))の各々は入力スイッチの各々にr1個の第1内部リンク(例えば、入力スイッチIS1−ISr1の各々から中間スイッチMS1に接続されたリンクFL11−FLr11)を通して接続され、r2個の第2内部リンク(例えば、中間スイッチMS1から出力スイッチOS1−OSr2の各々に接続されたリンクSL11−SLr21)を通して出力スイッチの各々に接続される。そのような多段階スイッチングネットワークはV(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークとして表される。n1=n2=nかつr1=r2=rである特殊な対称の場合、3段階ネットワークはV(m,n,r)のネットワークとして表される。一般に、インレットリンクの集合は{1,2,...,r1n1}として表され、出力スイッチの集合はO={1,2,...,r2}として表される。非対称3段階ネットワークにおいては、r1個の入力スイッチの各々に対するn1個のインレットリンク、r2個の出力スイッチの各々に対するn2個のアウトレットリンクを用いて図2Bに示すように、m≧s*MIN(n1,n2)以下の中間スイッチであることが、図1Bのスケジューリング方法を使用するときネットワークが厳密にノンブロッキングであるために、必要である。ここで、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7である。
ネットワークは、各接続パスが多くともS個の中間スイッチを通って全ての宛先アウトレットリンクに接続されるように、全ての接続を確立する。

Figure 2007504772
1実施形態において、ここで論じた多段階ネットワーク内のあらゆるスイッチはマルチキャスト能力を有する。V(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークにおいては、ネットワークのインレットリンクが同一出力スイッチ上の複数のアウトレットリンクに接続される場合、対応する入力スイッチがその出力スイッチへの1つのパスを有することだけが必要である。パスは、必要なだけ多くのアウトレットリンクに対する出力スイッチ内のマルチキャストでありうるので、これが成り立つ。従って、マルチキャスト割当は、入力スイッチと出力スイッチ間接続の観点から記述できる。入力スイッチからr'個の出力スイッチへの既存の接続または新規の接続は、ファンアウトr'を有すると言われる。入力スイッチの任意のインレットリンクが出力スイッチ内で多くて1個のアウトレットリンクに接続されるような、第1のタイプのマルチキャスト割当全てが実現可能な場合、各入力スイッチの任意のインレットリンクが同じ出力スイッチ内で複数のアウトレットリンクに接続されるような、第2のタイプのマルチキャスト割当も実現できる。この理由から、以下の詳論は(1≦r'≦r2であるファンアウトr'を有する)第1のタイプの一般的なマルチキャスト接続に制限されるが、同様な詳論が第2のタイプに適用可能である。
マルチキャスト割当を特徴づけるため、各インレットリンクi∈{1,2,...,r1n1}に対して、I1=O、O⊂{1,2,...,r2}とし、インレットリンクiがマルチキャスト割当内で接続される出力スイッチのサブセットを表す。例えば、図1Aのネットワークは、表1に示すマルチキャスト割当を有する例示的な3段階ネットワーク、即ちV(6,3,9)を示す。このネットワークは総数27個のインレットリンクと27個のアウトレットリンクを有する。表1のマルチキャスト割当は6個のマルチキャスト接続を示す。6個の接続の各々は異なるファンアウトを有する。例えば、接続要求I1は宛先を出力スイッチOS1、OS2、OS3、OS4、およびOS5(表1において1、2、3、4、5として参照される)として有する。要求I1は単に出力スイッチを示し、どのアウトレットリンクが宛先かは示さない。しかしながら、どの出力スイッチも表1のマルチキャスト割当内で3回より多く使用されないことが分かる。例えば、出力スイッチ1は要求I1、I2、I4において使用され、その結果、出力スイッチ1の3個のアウトレットリンク全てが使用中となり、各アウトレットリンクの特定のIDは無関係となる。
図1において、接続I1は、接続のファンアウトが
Figure 2007504772

なので、第1段階スイッチIS1内で中間段階MS1にファンアウトし;中間段階スイッチMS1内で出力スイッチOS1、OS2、OS3、OS4、およびOS5にファンアウトすることに注意すべきである。接続I1はさらに、最終段階スイッチOS1、OS2、OS3、OS4、およびOS5内で、各出力スイッチ内の3個のアウトレットリンクのうち1個のアウトレットリンクにファンアウトする。接続I2は、接続のファンアウトが4>2かつ
Figure 2007504772

なので、入力スイッチIS1内で2度中間スイッチMS2およびMS5にファンアウトし;中間段階スイッチMS2およびMS5内で最終段階スイッチ{OS4、OS5}および{OS6、OS1}にそれぞれファンアウトする。接続I2は出力スイッチOS4、OS5、OS6、およびOS1内で、各出力スイッチ内のアウトレットリンクの1個にファンアウトする。接続I3は、接続のファンアウトが3>2かつ
Figure 2007504772

なので、入力スイッチIS1内で2度中間スイッチMS3およびMS4にファンアウトし;中間段階スイッチMS3およびMS4内で最終段階スイッチ{OS7、OS8}および{OS9}にそれぞれファンアウトする。接続I3は出力スイッチOS7、OS8、およびOS9内で1度、各出力スイッチ内のアウトレットリンクの1個にファンアウトする。
図1Aにおいて、接続I4は、接続のファンアウトが
Figure 2007504772

なので、入力スイッチIS2内で中間スイッチMS4にファンアウトし;中間段階スイッチMS4内で最終段階スイッチOS1、OS2、OS3、OS4、OS7、およびOS8にそれぞれファンアウトする。接続I4は出力スイッチOS1、OS2、OS3、OS4、OS7、およびOS8内で1度、各出力スイッチ内のアウトレットリンクの1個にファンアウトする。接続I5は、接続のファンアウトが
Figure 2007504772

なので、入力スイッチIS2内で中間スイッチMS5にファンアウトし;中間スイッチMS5内で最終段階スイッチOS2、OS5、OS7、OS8、およびOS9にそれぞれファンアウトする。接続I5は出力スイッチOS2、OS5、OS7、およびOS9内で1度、各出力スイッチ内のアウトレットリンクの1個にファンアウトする。接続I7は、ユニキャスト接続なので、入力スイッチIS3内で中間スイッチMS1にファンアウトし;中間スイッチMS1内で最終段階スイッチOS6にファンアウトする。接続I7は出力スイッチOS6内で1度、各出力スイッチ内のアウトレットリンクの1個にファンアウトする。本発明によると、各接続は第1段階内でs個の中間段階スイッチにファンアウトでき、中間スイッチ内および最終段階スイッチ内で接続要求により要求される任意回数ファンアウトできる。
i≠jに対する2つのマルチキャスト接続要求Ii=OiとIj=Ojは、Oi∩Oj=φである場合に限り互換性があると言われる。これは、要求IiとIjに互換性があって、インレットリンクiとjが同一入力スイッチに属さない場合、同一中間スイッチを通してその接続を確立できることを意味する。
図3Bは、接続要求I6={3,6,9}が確立された後の、図1AのV(6,3,9)ネットワークの状態を示す。図1Bの方法140は次に、入力スイッチIS2から出力スイッチOS3、OS6、およびOS9への接続I6を以下のように確立する。動作142において、図1Bのスケジューリング方法では、接続要求I6のファンアウトが3なので、それは、任意にファンアウト分割されて、第1の接続の宛先スイッチがOS3およびOS6で、第2の接続の宛先スイッチがOS9である、2つのファンアウト分割接続となる。その後、制御は動作143に移り、そこで、この2つのファンアウト分割接続の各々が独立して確立される。図3Aに示すように、接続I6は入力スイッチIS2内で2度中間スイッチMS6およびMS1にファンアウトされる。中間スイッチMS6内でそれは2度出力スイッチOS3およびOS6にファンアウトされ、中間スイッチMS1内で1度出力スイッチOS9にファンアウトされる。出力スイッチOS3、OS6およびOS9において、接続I6は予定のアウトレットリンクにファンアウトされる。
図4Aは、図1Bにおける動作140の1変形の中間レベルフローチャートである。図1Bの動作142は、接続のファンアウトがsより大きくpより小さい場合、接続を任意にs回ファンアウト分割する。図1Bの動作143は、1実施形態において、図4Aに示すように動作143A−143Eによって実装される。動作143Aは、中間スイッチが入力スイッチに対する利用可能なリンクを有するかどうか、さらに要求された宛先スイッチの全てに対する利用可能なリンクを有するかどうかをチェックする。動作143Bにおいて、図4Aの方法は全ての中間スイッチが動作143Aにおいてチェックされたかどうかをチェックする。図4Bに示すように、動作143Aにおける決定が“いいえ”のとき動作143Bに到達する。動作143Bの結果が“いいえ”の場合、制御は動作143Cに進み、そこで次の中間スイッチが選択されて制御は動作143Aに移る。しかしながら、動作143Bの結果は決して“はい”にならず、これは図4Aの方法が常に、1個の中間スイッチを発見して接続を確立することを意味する。動作143Aの結果が“はい”のとき、接続が確立されるか、またはファンアウト分割接続が確立される。その後、制御は動作143Eに移り、そこで全てのファンアウト分割接続が確立されるかどうかをチェックする。動作143Eの結果が“いいえ”の場合、制御は動作143Aに移り、次のファンアウト分割接続を確立する。動作143Eの結果が“はい”の場合、即ち、全てのファンアウト分割接続が確立される場合、制御は動作141に移る。
r1個の入力スイッチの各々に対するn1個のインレットリンクと、r2個の出力スイッチの各々に対するn2個のアウトレットリンクを有する図2Bの3段階ネットワークにおいて、m≧s*MIN(n1,n2)以下の中間段階スイッチであることが、ネットワークが厳密にノンブロッキングであるために必要であり、従って図4Aの方法が1個の中間スイッチを常に発見して接続を確立するためにも必要である。ここで、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,である。
以下の方法は、本発明で論じたのと同数の中間スイッチがネットワーク内にあるとき、図2Bのネットワークを通る新規マルチキャスト接続要求を常に確立するための図4Cのスケジューリング方法の1実装例に対する擬似コードを示す。
スケジューリング方法の擬似コード:
ステップ1: c=現在の接続要求;L=cの全ての宛先スイッチ集合;
ステップ2: f=cの宛先スイッチの数
ステップ3: if((f>s)かつ(f<p)){
ステップ4: for i=1 to s do{
ステップ5: O[i]=マーク付けされていない
Figure 2007504772

個のcの宛先スイッチの集合;
ステップ6: cの使用された宛先スイッチをマーク付け;
ステップ7: }
} else O[l]=L;
ステップ8: for j=1 to s do{
ステップ9: if(O[j]≠NULL){
ステップ10: for i=mid_switch_1 to mid_switch_m do{
ステップ11: if(cがiに対する利用可能なリンクを有しない) continue;
ステップ12: Ai=iから利用可能なリンクを有する宛先スイッチの集合;
ステップ13: if(O[j]⊆Ai){
集合O[j]内の宛先スイッチ全てに対する、iを通る接続cのファンアウト分割接続jを確立;
iへ、およびiからの使用されたリンク全てを利用不能としてマーク付け;
}
}
}
}
ステップ14:return(“成功”);
上述のステップ1において、現在の接続要求を“c”とラベル付けし、さらにcの宛先スイッチの集合を“L”とラベル付けする。ステップ2は“c”のファンアウトをfに割り当てる。ステップ3は“c”のファンアウト分割が要求されるかどうかをチェックする;即ち、(f>s)かつ(f<p)の場合“c”はファンアウト分割される。(次で論じる、sおよびpの値の判定は、その方法に対する入力定数として供給される)ステップ4は“c”のs個のファンアウト分割接続を作成するためのループを開始する。ステップ5は、各構成ファンアウト分割接続に対する
Figure 2007504772

個のcの宛先スイッチを、i=1からsについてO[i]に任意に割り当てる。ステップ6は、既に割り当てられた宛先スイッチをマーク付けし、それらが別のファンアウト分割接続に割り当てられないようにする。接続に対してファンアウト分割が行われないとき、O[l]が“c”の宛先スイッチの全てに対して設定される。ステップ8は各接続または、接続のファンアウト分割接続を確立するループを開始する。ステップ9は対応する集合O[i]がNULLかどうかをチェックし、その後ステップ10がループを開始し、全ての中間スイッチを通る。
cの入力スイッチが中間スイッチiに対する利用可能なリンクを有しない場合、ステップ11が続行し、次の中間スイッチがiとして選択される。ステップ12は、中間スイッチiから利用可能なリンクを有するファンアウト分割接続jの宛先スイッチの集合を判定する。ステップ13において、中間スイッチiがファンアウト分割接続jの全ての宛先スイッチに対する利用可能なリンクを有する場合、接続jは中間スイッチiを通して確立される。そして、中間スイッチiの出力スイッチに対する使用されたリンクの全てが、将来の要求に対して利用不能としてマーク付けされる。これらのステップは全ての中間スイッチに対して繰り返される。本発明によると、各ファンアウト分割接続jが確立されるために1個の中間スイッチが常に発見できる。従ってステップ14は常に“成功”で制御を返す。スケジューリング方法により行われるステップ数はs×mに比例することは容易に分かる。ここで、mはネットワーク内の中間スイッチの数である。sが定数であるので、スケジューリング方法は時間計算量O(m)による。
図4Bは1実施形態において、図4Aの方法を実装するコントローラのメモリからデータを格納、引き出すために使用されるデータ構造を示す図である。この実施形態において、各接続の入力スイッチ内の1つまたは複数のファンアウトが、2つのデータ構造(配列またはリンクリスト等)を使用して実装され、1個の中間スイッチから到達可能な宛先を示す。各接続要求510は、ファンアウト分割されないとき、宛先スイッチ識別子の配列520(および入力スイッチ識別子のインレットリンク)によって特定される。接続要求510がファンアウト分割されるとき、s個の配列525は、1つの配列が各ファンアウト分割接続に対する宛先スイッチを表す。中間スイッチの別の配列530は、ネットワークの中間スイッチ全てに対して各1個ずつ、m個の要素を含む。配列530の各要素は、配列540−1から540−mのm個の配列の1つに対するポインタを有し、図4Bに示す各出力スイッチOS1−OSrに対する利用可能状態を示すビット(これ以降、利用可能状態ビットという)を含む。出力スイッチに対する第2内部リンクが中間スイッチから利用可能な場合、図4Bに示すように、利用可能状態配列内の対応ビットは‘A’(利用可能、即ち未使用リンクを表す)に設定される。それ以外の場合、対応ビットは‘U’(利用不可能、即ち使用されたリンクを表す)に設定される。
各接続510に対して、それがファンアウト分割されるかどうかに応じて、各中間スイッチMSiをチェックして接続510の各ファンアウト分割接続の宛先がMSiから到達可能かどうかを調べる。詳細には、この条件は中間スイッチMSiの利用可能状態配列540−iを使用してチェックされ、MSiからのファンアウト分割接続の利用可能な宛先を判定する。1実装例においては、各宛先は中間スイッチMSiから利用可能かどうかをチェックされ、中間スイッチMSiが特定の宛先に対して利用可能性を有さない場合、中間スイッチMSiは使用できず、接続は確立しない。図4Bの実施形態を実装して、(図1A、図2A、および図2B等を参照して上述した)コントローラ550およびメモリ500内の接続を確立することができる。
再配置可能なノンブロッキングネットワークにおいては、スイッチのハードウェアコストは、接続確立に要する時間の増加の代償として削減される。再配置可能なノンブロッキングネットワークにおいては、新規接続に加えて、再配置を実装するために中断される既存接続がそれ自身確立される必要があるので、接続確立時間は増加する。このため、新規接続を確立するとき、既存接続に対する再配置の必要性を最小化または排除するのが望ましい。再配置の必要性が排除されると、そのネットワークは、中間スイッチ数およびスケジューリング方法に応じて、広義のノンブロッキングまたは厳密にノンブロッキングのいずれかである。2*n個以上の中間スイッチを使用する再配置可能なノンブロッキングネットワークの実施形態が、上述の中で言及により組み込んだ関連米国特許出願番号09/967,815に記述されている。
厳密にノンブロッキングなマルチキャストネットワークにおいては、インレットリンクからアウトレットリンクの集合へのマルチキャスト接続を形成する任意の要求に対して、ネットワークを通るパスを発見し、既存のいずれのマルチキャスト接続も妨げることなく要求を満足させることが常に可能で、そのようなパスが複数利用可能な場合、将来の潜在的なマルチキャスト接続要求の実現を懸念せずに、任意のパスを選択できる。広義のノンブロッキングマルチキャストネットワークにおいても、ネットワークを通る接続パスを提供し、他の既存のマルチキャスト接続を妨げることなく要求を満足させることが常に可能であるが、この場合、接続要求を満足させるために使用されるパスは、将来のマルチキャスト接続要求に対してノンブロッキングな接続能力を維持するよう選択されなければならない。厳密にノンブロッキングなネットワークおよび広義のノンブロッキングネットワークにおいては、スイッチのハードウェアコストは増加するが、接続確立に要する時間は再配置可能なノンブロッキングネットワークと比較して削減される。3*n-1個以上の中間スイッチを使用する厳密にノンブロッキングなネットワークの実施形態は、時間計算量O(m2)のスケジューリング方法を使用し、上述の中で言及により組み込んだ関連米国特許出願番号09/967,106で記述されている。
Figure 2007504772

の中間スイッチを使用する厳密にノンブロッキングなネットワークの実施形態は、時間計算量O(m)のスケジューリング方法を使用し、マルチキャスト接続は入力スイッチ内で多くとも1度ファンアウトすることによって確立され、上述の中で言及により組み込んだ関連米国特許出願ドケット番号V−0003 USで記述されている。
上記で論じたように、V(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークにおいては、インレットリンクが同一出力スイッチ上の複数のアウトレットリンクに接続される場合、対応する入力スイッチに唯一必要とされることは、その出力スイッチに対する1個のパスを有することである。従って、その接続は出力段階スイッチ内の望ましい出力リンクにファンアウトされる。従って出願人は、マルチキャスト問題は次の3つの異なるアプローチで解決できることを指摘する。
1)第2段階内で1度だけファンアウトし、第1段階内で任意回数ファンアウトする。
2)第1段階内で1度だけファンアウトし、第2段階内で任意回数ファンアウトする。
3)第1および第2段階内の両方で最適な任意の回数ファンアウトする。
MassonおよびJordan(G.M.Masson、B.W.Jordan、“一般化した多段階接続ネットワーク”、Networks,2:191−209頁、1972年John Wiley and Sons,Inc)は、“第2段階内で1度だけファンアウトし、第1段階内で任意回数ファンアウトする”アプローチ1に従って、再配置可能なノンブロッキングネットワークおよび厳密にノンブロッキングなネットワークを提示した。上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願番号09/967,815、および上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願番号09/967,106は、“第1および第2段階内の両方で最適な任意の回数ファンアウトする”アプローチ3に従って、再配置可能なノンブロッキングネットワークおよび厳密にノンブロッキングなネットワークをそれぞれ提示した。上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願ドケット番号V−0003 USは、 “第1段階内で1度だけファンアウトし、第2段階内で任意回数ファンアウトする” アプローチ2に従って、厳密にノンブロッキングなネットワークを提示した。
前述の詳論は、2つのアプローチ2および3の技術を組み合わせることによる、厳密にノンブロッキングなネットワークの実施形態に関する。詳細には、本発明は、以降“多分割線形時間のV(m,n1,r1,n2,r2)の厳密にノンブロッキングなネットワーク”と称する、V(m,n1,r1,n2,r2)の厳密にノンブロッキングなネットワークを、a)第1段階内で1度だけファンアウトし、第2段階内で任意回数ファンアウトする、b)第1および第2段階内の両方で最適な任意の回数ファンアウトするという方法を組み合わせることによって、提示する。a)の厳密にノンブロッキングなネットワーク、即ち、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願ドケット番号V−0003 USで提供されたネットワークと比較すると、多分割線形時間のV(m,n1,r1,n2,r2)の厳密にノンブロッキングなネットワークは、採用する中間段階スイッチ数mは少なくなるが、厳密にノンブロッキングな動作に対して線形時間スケジューリング方法をなお使用する。そして、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願番号09/967,106で提示された厳密にノンブロッキングなネットワークと比較して、多分割線形時間のV(m,n1,r1,n2,r2)の厳密にノンブロッキングなネットワークは、採用する中間段階スイッチ数mは多くなるが、スケジューリング時間は速くなる。
本発明の証明をするため、対称ネットワークV(m,n,r)と非対称ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)両方の厳密にノンブロッキングな動作を考察する。上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願ドケット番号V−0003 USは、V(m,n,r)ネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるために要求される中間段階スイッチの最小数mを、表3に列挙する数個の例示的なrの値に対して提示した。
Figure 2007504772
表3においてrが増加すると、
Figure 2007504772

も増加し、V(m,n,r)ネットワークは厳密にノンブロッキングな方式で動作可能で、各マルチキャスト接続は線形スケジューリング方法を使用して入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。出願人は、入力スイッチ内でマルチキャスト接続を任意に分割することによって、接続のファンアウトが特定範囲内(次に論ずる)にあるとき、V(m,n,r)ネットワークは表3に示すよりも少ないmに対して厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるという根本的な考察を行う。出願人は、入力スイッチ内におけるマルチキャスト接続の任意の分割は、他から独立して構成ファンアウト分割接続の各々をスケジュールする機会を提供し、従ってスケジューリング方法は時間計算量において線形であるということを強調する。
図1Cを参照する。図1Cは、上述の中で言及により組み込んだ米国特許出願ドケット番号V−0003 USにおいて提示されたように、マルチキャスト接続が入力スイッチ内で1度だけファンアウトされるとき、V(m,n1,r1,n2,r2)ネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるために必要な中間スイッチの最大数を示す。必要とされるのは、最大で
Figure 2007504772

個の中間スイッチ(図1Cにおいてm=x)である。本発明は、図1C示すようにマルチキャスト接続のファンアウトのある範囲に対してのみ接続をファンアウト分割することによって中間スイッチ数を削減する方法を提示する;中間スイッチ数は、この計算については次で論ずるが、sおよびpの一定値に対してs×nとして選択され、以下の一般的なステップを行う。
1)f≦sのとき:マルチキャスト接続は1個の中間スイッチのみを通してファンアウトされる。
2)f>sおよびf<pのとき:マルチキャスト接続はs回任意にファンアウト分割され、各ファンアウト分割接続は
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有し;そして、その接続はs個以下の中間スイッチを通してファンアウトされる。
3)f≧pのとき:マルチキャスト接続は1個の中間スイッチのみを通してファンアウトされる。
sの値は以下の2条件から導出される。
Figure 2007504772

2)pは、条件1で計算された値より大きくなるよう調整され、
Figure 2007504772

となる。
Figure 2007504772

これらの条件はV(m,n1,r1,n2,r2)ネットワークに適用され、r2の異なる値に対してsを導出する。その証明は以下の通りである。
Figure 2007504772

出願人は、m≧2×MIN(n1,n2)のとき、このネットワークが厳密にノンブロッキン
グな方式で動作可能であるという証明を行う。
1)マルチキャスト接続のファンアウトがf>sかつ
Figure 2007504772

(即ち、f>2かつf<5)のとき、その接続は2度任意にファンアウト分割され、入力スイッチ内で2度ファンアウトされ、かつ
2)マルチキャスト接続のファンアウトがf≦sかつ
Figure 2007504772

(即ち、f≦2かつf≧5)のとき、それは入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。
各マルチキャスト接続は多くとも2度ファンアウトされるので、m≧2×MIN(n1,n2)個の中間スイッチが厳密にノンブロッキングな動作に必要である。十分な条件を提供するため、マルチキャスト接続が第1段階内で1度のみファンアウトされるとき、
Figure 2007504772

である場合、厳密にノンブロッキングな方式でV(m,n1,r1,n2,r2)ネットワークが動作することを思い出そう。接続のファンアウトがf=3であとき、最悪の場合のmが要求される。従って、n1およびn2の最も一般的な場合に対して証明を行うためには、
Figure 2007504772

のときの証明で十分である。以下の場合を考察する。:
1)f≦2:m≧2×MIN(n1,n2)で十分であることは明らかである。
2)f=3,4:マルチキャスト接続は2つに任意に分割されるので、2つのファンアウト接続の各々は多くとも2つのみのファンアウトを有する。従ってm≧2×MIN(n1,n2)で十分である。
3)f≧5:ファンアウト3のファンアウト分割接続は6つより多くなることはないので、m≧2×MIN(n1,n2)で十分である。
その証明および、本発明によると、m≧2×MIN(n1,n2)でr2∈[9,11]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[3,4]のときはマルチキャスト接続を2度任意に分割し、入力スイッチから2度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
2) この証明に基づき、以下の2つの考察を行う。
1)m≧2.3×MIN(n1,n2)でr2∈[12,13]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[3,4]のときはマルチキャスト接続を2度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから2度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
2)m≧2.6×MIN(n1,n2)でr2∈[14]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[3,4]のときはマルチキャスト接続を2度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから2度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
表3は、ここまで考察してきた、r∈[9-14]のときV(m,n,r)ネットワークが、本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772
Figure 2007504772

出願人は、r2∈[15]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[3,4]のときにはマルチキャスト接続を2度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから2度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、m≧2×MIN(n1,n2)を有する入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、V(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能にならないことを指摘する。なぜならば、
Figure 2007504772

従って、このネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるためには、m≧3×MIN(n1,n2)が要求される。しかしながら、表2から、r2∈[15,24]のとき、m≧3×MIN(n1,n2)のときにはV(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であり;マルチキャスト接続を分割しても要求される中間スイッチの数を削減しないことは容易に分かる。r2∈[16,24]のときも同じである。
ここまでに行った証明は、以下のV(m,n1,r1,n2,r2)ネットワークに対しても同様に拡張できる。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[5,12]を有するマルチキャスト接続は、3つに任意にファンアウト分割され、3つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧3×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[5,16]を有するマルチキャスト接続は、3つに任意にファンアウト分割され、3つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧3×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
出願人は、r2∈[49]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[5,18]のときにはマルチキャスト接続を3度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから3度ファンアウトすることによって;またそれ以外のときは、m≧3×MIN(n1,n2)を有する入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、V(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能にならないことを指摘する。なぜならば、
Figure 2007504772

従って、このネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるためには、m≧4×MIN(n1,n2)が要求される。
表4は、ここまで考察してきた、r∈[25-48]のときV(m,n,r)ネットワークが本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772

Figure 2007504772

ファンアウトf∈[5,24]を有するマルチキャスト接続は、4つに任意にファンアウト分割され、4つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧4×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[5,24]を有するマルチキャスト接続は、4つに任意にファンアウト分割さ
れ、4つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧4×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[5,20]を有するマルチキャスト接続は、4つに任意にファンアウト分割され、4つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧4×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
出願人は、r2∈[100]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[5,25]のときにはマルチキャスト接続を4度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから4度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、m≧4×MIN(n1,n2)を有する入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、V(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能にならないことを指摘する。なぜならば、
Figure 2007504772

従って、このネットワークが厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるためには、m≧5×MIN(n1,n2)が要求される。
表5は、ここまで考察してきた、r∈[49-99]のときV(m,n,r)ネットワークが本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,31]を有するマルチキャスト接続は、5つに任意にファンアウト分割され、5つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧5×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,30]を有するマルチキャスト接続は、5つに任意にファンアウト分割され、5つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧5×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。

Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,30]を有するマルチキャスト接続は、5つに任意にファンアウト分割され、5つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧5×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
出願人は、r2∈[155]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[7,31]のときにはマルチキャスト接続を5度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから5度ファンアウトすることによって;それ以外のときは、m≧5×MIN(n1,n2)を有する入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、V(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能にならないことを指摘する。なぜならば、
Figure 2007504772

従って、このネットワークが厳密ノンブロッキングな方式で動作可能であるためには、m≧6×MIN(n1,n2)が要求される。
表7は、ここまで考察してきた、r∈[100-154]のときV(m,n,r)ネットワークが本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,36]を有するマルチキャスト接続は、6つに任意にファンアウト分割され、6つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧6×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,36]を有するマルチキャスト接続は、6つに任意にファンアウト分割され、6つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧6×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[7,36]を有するマルチキャスト接続は、6つに任意にファンアウト分割され、6つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧6×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
出願人は、r2∈[255]のとき、マルチキャスト接続のファンアウトがf∈[7,32]のときにはマルチキャスト接続を5度任意にファンアウト分割し、入力スイッチから5度ファンアウトすることによって;それ以外のときには、m≧5×MIN(n1,n2)を有する入力スイッチ内で1度のみ接続をファンアウトすることによって、V(m,n1,r1,n2,r2)は厳密にノンブロッキングな方式で動作可能にならないことを指摘する。なぜならば、
Figure 2007504772

従って、このネットワークが厳密ノンブロッキングな方式で動作可能であるためには、m≧7×MIN(n1,n2)が要求される。
表7は、ここまで考察してきた、r∈[155-224]のときV(m,n,r)ネットワークが本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[9,36]を有するマルチキャスト接続は、7つに任意にファンアウト分割され、7つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧7×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
Figure 2007504772

ファンアウトf∈[9,56]を有するマルチキャスト接続は、7つに任意にファンアウト分割され、7つのファンアウト分割接続全てが
Figure 2007504772

のいずれかのファンアウトを有するか、そうでなければそのマルチキャスト接続は入力スイッチ内で1度のみファンアウトされる。その後、3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)はm≧7×MIN(n1,n2)のとき厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。
表8は、ここまで考察してきた、r∈[225-278]のときV(m,n,r)ネットワークが本発明によるノンブロッキングな方式で動作可能であるための結果を要約する。
Figure 2007504772
図5Aを参照すると、5段階の厳密にノンブロッキングなネットワークが、再帰を以下のように使用する本発明の実施形態に従って示されている。5段階ネットワークは、それぞれがインレットリンクIL1−IL12およびアウトレットリンクOL1−OL12を有する入力段階110および出力段階120を備え、入力段階110は6個の2X4スイッチIS1−IS6から成り、出力段階120は6個の4X2スイッチOS1−OS6から成る。しかしながら、図1Aの3段階ネットワークにおける中間段階130の単一スイッチとは異なり、図5Aの中間段階130は4つの6X6の3段階サブネットワークMS1−MS4(ここで“サブネットワーク”という用語は“ネットワーク”と同じ意味を有する)から成る。4個の中間スイッチMS1−MS4の各々は6個の第1内部リンク(例えば、入力スイッチIS1−IS6の各々から中間スイッチMS1に対して接続されたリンクFL1−FL6)を通して接続され、6個の第2内部リンク(例えば、中間スイッチMS1から出力スイッチOS1−OS6の各々に対して接続されたリンクSL1−SL)を通して出力スイッチの各々に接続される。1実施形態においては、ネットワークは、入力段階110、出力段階120および中間段階サブネットワーク130と結合され、インレットリンクIL1−IL12および任意数のアウトレットリンクOL1−OL12の間の接続を形成するコントローラも含む。
中間スイッチMS1−MS4の各々は、V(4,2,3)の3段階サブネットワークである。例えば、3段階サブネットワークMS1は、インレットリンクFL1−FL6を有する3個の2X4スイッチMIS1−MIS3から成る入力段階と、アウトレットリンクSL1−SL6を有する3個の4X2スイッチMOS1−MOS3から成る出力段階とを備える。中間段階MS1は、4個の3X3スイッチMMS1−MMS4から成る。中間スイッチMMS1−MMS4の各々は、3個の第1内部リンク(例えば、入力スイッチMIS1−MIS3の各々から中間スイッチMMS1に接続されたリンクMFL1−MFL3)を通して入力スイッチMIS1−MIS3の各々に接続され、3個の第2内部リンク(例えば、中間スイッチMMS1から出力スイッチMOS1−MOS3の各々に接続されたリンクMSL1−MSL3)を通して出力スイッチのMOS1−MOS3の各々に接続される。同様に、段階の数は7、9等に増加できる。
本発明によると、図5Aの3段階ネットワークは、m≧s*n個以下の中間段階の3段階サブネットワークを、厳密にノンブロッキングな方式で動作可能であるために要求する。ここで、
r=[9,11]のときs=2,
r=[25,48]のときs=3,
r=[49,99]のときs=4,
r=[100,154]のときs=5,
r=[155,224]のときs=6, および、
r=[225,278]のときs=7,
である。従って、nが2に等しく、rが6に等しい図5Aにおいては、中間段階130はs×nが4に等しい中間段階の3段階ネットワークMS1−MS4を有する。さらに、本発明によると、中間段階ネットワークMS1−MS4の各々は3段階ネットワークであり、m≧s*n個以下の中間スイッチMMS1−MMS4を要求する。ここで、
q=[9,11]のときs=2,
q=[25,48]のときs=3,
q=[49,99]のときs=4,
q=[100,154]のときs=5,
q=[155,224]のときs=6, および、
q=[225,278]のときs=7,
であり、pは各中間入力スイッチMIS1−MIS3に対するインレットリンクの数で、qは中間段階内のスイッチの数(図5Aにおいて3に等しい)で、pは中間出力スイッチMOS1−MOS3に対するアウトレットリンクの数で、qは中間段階内のスイッチの数(図5Aにおいて3に等しい)である。
一般に、一定の実施形態によると、第1、中間、最終段階のいずれかにおける、1個または複数個のスイッチは任意のファンアウトのマルチキャスト接続に対して厳密にノンブロッキングな動作をするために、m≧s*MIN(n1,n2)個以下の中間段階スイッチを有する3段階サブネットワークによって再帰的に置換できる。ここで、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,
であり、n1はサブネットワーク内の第1段階に対するインレットリンクの数、r1はサブネットワークの第1段階におけるスイッチの数であり、n2はサブネットワークの最終段階に対するアウトレットリンクの数、r2はサブネットワークの最終段階におけるスイッチの数である。“サブネットワーク”という用語が“ネットワーク”と同じ意味を有するので、ちょうど今記述した置換は、実施形態に応じて、望ましい回数だけ再帰的に繰り返すことができる。さらに各サブネットワークは、対応するネットワークのマルチキャスト接続をスケジューリングする別個のコントローラおよびメモリを有してもよい。
当然のことながら、今まで論じた方法は、ネットワーク内の任意のスイッチ上で開発された設計基準を再帰的に使用することによって、k>3であるk段階ネットワークに対して適用可能である。3段階ネットワークの観点で方法を提示したのは、表記上の利便性のためだけである。即ち、これらの方法は、ネットワーク内の(少なくとも1つの)スイッチの各サブセットをより小さな3段階ネットワークと再帰的に置換することにより一般化できる。ここで、より小さな3段階ネットワークは置換されるスイッチと同数のインレットリンク総数およびアウトレットリンク総数を有する。例えば、3段階ネットワークにおいて、入力、中間または出力段階のいずれかにおける1個または複数個のスイッチを3段階ネットワークと置換して、ネットワークを拡張できる。例えば、5段階ネットワークが望ましいならば、全ての中間スイッチ(または全ての入力スイッチまたは全ての出力スイッチ)が3段階ネットワークと置換される。
本発明によると、任意の再帰的3段階ネットワークにおいて、各接続は第1段階スイッチ内で1つの中間段階サブネットワークにのみファンアウトでき、中間スイッチおよび最終段階スイッチ内で、接続要求によって要求される任意回数ファンアウトできる。例えば図5Aのネットワーク内で示されるように、接続I1は第1段階スイッチIS1内で1度中間段階サブネットワークMS1にファンアウトする。中間段階サブネットワークMS1内で、その接続は出力スイッチOS1、OS2、およびOS3に3度ファンアウトする。出力スイッチOS1およびOS3内でその接続は2度ファンアウトする。詳細には、出力スイッチOS1内でアウトレットリンクOL1、OL2にファンアウトし、出力スイッチOS3内でアウトレットリンクOL5、OL6にファンアウトする。出力スイッチOS2内で、その接続は1度アウトレットリンクOS4にファンアウトする。しかしながら3段階ネットワークMS1においては、その接続は1度だけ第1段階内でファンアウトする。例えば、接続I1は入力スイッチMIS1内で3段階サブネットワークMS1の中間スイッチMMS2に1度ファンアウトする。同様に、接続は任意の3段階サブネットワークの中間および最終段階内で任意回数ファンアウトできる。例えば、接続I1は中間スイッチMMS2内で2度、3段階サブネットワークMS1の出力スイッチMOS1およびMOS2にファンアウトする。3段階サブネットワークMS1の出力スイッチMOS1内で、その接続は2度出力スイッチOS1およびOS2にファンアウトする。3段階サブネットワークMS1の出力スイッチMOS2内で、その接続は1度出力スイッチOS3にファンアウトする。
接続I3は3段階サブネットワークMS2に1度ファンアウトし、そこで出力スイッチOS2、OS4、およびOS6に3度ファンアウトされる。出力スイッチOS2、OS4、およびOS6内で、その接続は1度アウトレットリンクOL3、OL8、およびOL12にそれぞれファンアウトする。接続I3は3段階サブネットワークMS2の入力スイッチMIS4内で1度、3段階サブネットワークMS2の中間スイッチMMS6にファンアウトし、そこで3段階サブネットワークMS2の出力スイッチMOS4、MOS5、およびMOS6に3度ファンアウトする。3段階サブネットワークMS2の3個の出力スイッチMOS4、MOS5およびMOS6の各々において、その接続は1度出力スイッチOS2、OS4、およびOS6にそれぞれファンアウトする。
図5Bは、図5Aのコントローラによって実行される1実施形態における、厳密なスケジューリング方法のハイレベルなフローチャートを示す。図5Bの方法は、3つの段階を有し、その各段階が3段階サブネットワークから構成されるネットワークに対してのみ、図5Aを参照して上述した再帰的な方式で使用される。この実施形態によると、マルチキャスト接続要求は動作250(図5B)において受信される。その後、要求を満足する接続が、その入力スイッチから1つの中間段階サブネットワークのみに、ファンアウト分割されるときは1度または複数回、ファンアウトすることによって、動作260において確立される。その後、1実施形態においては、制御は動作270に進む。動作270はネットワーク内に含まれる各サブネットワークを再帰的に通る。動作270で発見される各サブネットワークに対して、制御は動作280に進み、各サブネットワークはネットワークとして扱われ、スケジューリングが同様に行われる。全ての再帰的サブネットワークがスケジューリングされると、制御は動作270から動作250に移り、各マルチキャスト接続はループ内で同様にスケジューリングされる。
V(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークは、1実施形態において、以下の段階を有することによりさらに一般化することができる。その段階とは、r1個の入力スイッチおよび、そのr1個の入力スイッチの各々に対してw∈[1,r1]かつn1=MAX(n1w)となるように、入力スイッチw内のn1w個のインレットリンクを備える入力段階;r2個の出力スイッチおよび、そのr2個の出力スイッチの各々に対して、v∈[1,r2]かつn2=MAX(n2v)となるように、出力スイッチv内のn2v個のアウトレットリンクを備える出力段階;およびm個の中間スイッチを備え、各中間スイッチは、総数少なくともr1個の第1内部リンクに対して、各入力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクを備え;さらに各中間スイッチは、総数少なくともd個(1≦d≦r2)の第2内部リンクに対して、多くともd個の出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクを備える中間段階である。出願人は、本発明によると、そのような実施形態は、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、入力スイッチ内で1度だけファンアウトすることによりマルチキャスト接続に対して厳密にノンブロッキングな方式で動作できることを指摘する。ここで
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,
である。
これまで記述したV(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークの実施形態は、本発明においては、空間‐空間‐空間、別名SSS構成で実装される。この構成では、全ての入力スイッチ、出力スイッチ、および中間スイッチは別個のスイッチ、例えば1実施形態ではクロスバースイッチとして実装される。3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)は時間‐空間‐時間、別名TST構成で実装されることもできる。TST構成では、第1段階および最終段階において全ての入力スイッチおよび全ての出力スイッチは別個のスイッチとして実装される。しかしながら、本発明によると、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、中間段階はs個のスイッチを使用し、ここで
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,
であり、各中間スイッチは全ての入力スイッチに接続されたr1個の第1内部リンクと、全ての出力スイッチに接続されたr2個の第2内部リンクとを有する。TST構成は、本発明によると、循環方式でMIN(n1,n2)ステップでスイッチング機構を実装する。従ってTST構成においては、中間段階は物理的にs個の中間スイッチのみを実装し;それらはMIN(n1,n2)ステップで時間的に共有され、入力ポートから出力ポートへパケットまたはタイムスロットをスイッチする。
TST構成で実装された3段階ネットワークV(m,n1,r1,n2,r2)は、通信スイッチングシステムにおいてキーとなる役割を果たす。SONET/SDHシステム等のTDMベースのスイッチングシステムにおけるクロスコネクトの1実施形態においては、各通信リンクは、例えばOC−12 SONETリンクが時分割多重された336 VT1.5チャネルから成るように、時分割多重される。IPパケットなどをスイッチするパケットベースのスイッチングシステムにおけるスイッチファブリックの別の実施形態においては、各通信リンクは統計的に時分割多重される。V(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークがTDMまたはパケットベースのリンクをスイッチするとき、r1個の入力スイッチの各々は時分割多重信号を受信する。例えば、各入力スイッチがOC−12 SONETストリームを受信し、スイッチング粒度がVT1.5である場合、n1(=336)個のインレットリンクのそれぞれはOC−12フレーム内で異なるVT1.5チャネルを受信する。V(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークを使用してスイッチするクロスコネクトは、TST構成を実装し、リンク内の通信が時分割多重方式で行われるのとちょうど同じようにスイッチングも時分割多重方式で行われる。
例えば、図6Aのネットワークは、空間‐空間‐空間構成においてマルチキャスト割当I1={1}、I2={1,3,4}、I6={3}、I9={2}、I11={4}、I12={3,4}を有する例示的な3段階ネットワーク、即ちV(6,3,4)を示す。本発明によると、マルチキャスト割当は、各接続を第1段階内で多くて1度ファンアウトすることにより確立される。接続I1は第1段階スイッチIS1内で中間段階スイッチMS1にファンアウトし、中間段階MS1内で出力スイッチOS1にファンアウトする。接続I1はまた、最終段階スイッチOS1内でアウトレットリンクOL2およびOL3にファンアウトする。接続I2は第1段階スイッチIS1内で中間段階スイッチMS3にファンアウトし、中間段階スイッチMS3内で出力スイッチOS1、OS3、およびOS4にファンアウトする。接続I2はまた、最終段階スイッチOS1、OS3、およびOS4内でアウトレットリンクOL1、OL7およびOL12にそれぞれファンアウトする。接続I6は入力スイッチIS2内で1度中間スイッチMS2にファンアウトし、中間段階スイッチMS2内で最終段階スイッチOS3にファンアウトする。接続I6は出力スイッチOS3内で1度アウトレットリンクOL9にファンアウトする。
接続I9は入力スイッチIS3内で1度中間スイッチMS4にファンアウトし、中間スイッチMS4内で1度出力スイッチOS2にファンアウトする。接続I9は出力スイッチOS2内でアウトレットリンクOL4、OL5、およびOL6にファンアウトする。接続I11は入力スイッチIS4内で1度中間スイッチMS6にファンアウトし、中間スイッチMS6内で1度出力スイッチOS4にファンアウトする。接続I11は出力スイッチOS4内でアウトレットリンクOL10にファンアウトする。接続I12は入力スイッチIS4内で1度中間スイッチMS5にファンアウトし、中間スイッチMS5内で2度出力スイッチOS3およびOS4にファンアウトする。接続I12は出力スイッチOS3およびOS4内でアウトレットリンクOL8およびOL11にそれぞれファンアウトする。
図6B、図6C、および図6Dは、図6AにおけるV(6,3,4)のネットワークのTST構成の実装を示す。本発明によると、TST構成においてもマルチキャスト割当は、SSS構成で行われるのとまさに同じスケジューリング方法で、各接続を第1段階内で多くて1度ファンアウトすることにより確立される。図6Aのネットワークにおいてn=3であるから、図6AのネットワークのTST構成はn=3個の異なる時間ステップを有し;s=2であるから、TST構成における中間段階は、図6B、図6C,および図6Dに示したように4個の第1内部リンクおよび4個の第2内部リンクを各々が有する2個の中間段階スイッチのみを実装する。第1時間ステップにおいては、図6Bに示すように、2個の中間スイッチは図6AのネットワークのMS1およびMS2のように機能する。同様に第2時間ステップにおいては、図6Cに示すように、2個の中間スイッチは図6AのネットワークのMS3およびMS4のように機能し、第3時間ステップにおいては、図6Dに示すように、2個の中間スイッチは図6AのネットワークのMS5およびMS6のように機能する。
第1時間ステップにおいて、図6Bは中間スイッチMS1およびMS2のスイッチング機能性を実装し、図6Aのネットワークにおいて接続I1とI6は中間スイッチMS1およびMS2を通して出力スイッチOS1およびOS3にそれぞれファンアウトされるため、3段階の全てにおいて図6Aのネットワーク内でそれらが確立されるのと全く同じように、接続I1とI6は宛先アウトレットリンクOL2、OL3およびOL9にそれぞれファンアウトされる。同様に第2時間ステップにおいては、図6Cは中間スイッチMS3およびMS4のスイッチング機能性を実装し、図6Aのネットワークにおいて接続I2とI9は中間スイッチMS3およびMS4を通して出力スイッチ{OS1、OS3、OS4}およびOS2にそれぞれファンアウトされるため、3段階の全てにおいて図6Aのネットワーク内でそれらが確立されるのと全く同じように、接続I2とI9は宛先アウトレットリンク{OL1、OL7、OL12}および{OL4、OL5、OL6}にそれぞれファンアウトされる。
同様に第3時間ステップにおいては、図6Dは中間スイッチMS5およびMS6のスイッチング機能性を実装し、図6Aのネットワークにおいて接続I11とI12は中間スイッチMS5およびMS6を通して出力スイッチOS4および{OS3、OS4}にそれぞれファンアウトされるため、3段階の全てにおいて図6Aのネットワーク内でそれらがルーティングされるのと全く同じように、接続I11とI12は宛先アウトレットリンクOL10および{OL8、OL11}にそれぞれファンアウトされる。デジタルクロスコネクト、光クロスコネクト、およびパケットまたはセルスイッチファブリックにおいては、インレットリンクおよびアウトレットリンクが時分割多重方式で使用されるため、TST構成で実装されたV(m,n1,r1,n2,r2)のネットワーク等のスイッチングネットワークはコスト、電力および空間を節約するであろう。
本発明によると、TST構成で実装されたV(m,n1,r1,n2,r2)のネットワークは、SSS構成におけるスケジューリング方法と同じものを使用、即ち、各接続が第1段階スイッチ内で1個の中間段階スイッチのみにファンアウトし、中間スイッチ内および最終段階スイッチ内で接続要求によって要求された任意回数ファンアウトできることで、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、中間スイッチの数がsに等しい厳密にノンブロッキングな方式で動作可能である。ここで、
r2=[9,11]のときs=2,
r2=[25,48]のときs=3,
r2=[49,99]のときs=4,
r2=[100,154]のときs=5,
r2=[155,224]のときs=6, および、
r2=[225,278]のときs=7,
である。
ここで記述した実施形態、実装、および例の多数の変更および適合化は、本発明の観点から当業者に対して明らかである。
例えば本発明は、r2>278に対するV(m,n1,r1,n2,r2)に拡張できる。
例えば、1実施形態において、上述したタイプの方法は以下のようにマルチレート多段階ネットワークを確立するよう変更される。詳細には、マルチレート接続はある種のマルチキャスト接続として特定できる。マルチキャスト接続においては、インレットリンクは複数のアウトレットリンクに送信する一方、マルチレート接続においては、全ての使用中のパス内のデータ転送率がマルチレート接続要求の要件を満たすとき、複数のインレットリンクが単一のアウトレットリンクに送信する。そのような場合、マルチレート接続は(出力段階から入力段階に逆方向で働く方法で)、出力段階内でS回以下(ファンアウトの代わりに)ファンインし、入力段階および中間段階内で任意にファンインして、確立できる。3段階マルチレートネットワークは、特定の実施形態に対して上述した中間段階スイッチの数に関するものと全く同じ要件で、厳密にノンブロッキングな方式で動作する。
多数のそのような変更および適合化は、添付の請求項によって包含される。
本発明による例示的なマルチキャスト接続を有する例示的な3段階対称ネットワークの図である。 図1Aのネットワーク100におけるマルチキャスト接続の確立に使用される、本発明によるスケジューリング方法の高レベルフローチャートである。 マルチキャスト接続が本発明に従って異なってファンアウト分割されるような、マルチキャスト接続のファンアウト範囲の異なる部分を示すグラフの図である。 r個の入力段階スイッチ内の各々にn個のインレットリンクを有し、{r=[9,11]のときs=2;r=[25,48]のときs=3;r=[49,99]のときs=4;r=[100,154]のときs=5;r=[155,224]のときs=6および、r=[225,278]のときにs=7}であるようなs*n個の中間段階スイッチを有し、1実施形態における図1Bの方法とともに使用される、一般的な対称3段階厳密ノンブロッキングネットワークの図である。 r1個の入力段階スイッチ内の各々にn1個のインレットリンクを有し、r2個の出力段階スイッチ内の各々にn2個のアウトレットリンクを有し、さらに{r2=[9,11]のときs=2;r2=[25,48]のときs=3;r2=[49,99]のときs=4;r2=[100,154]のときs=5;r2=[155,224]のときs=6および、r2=[225,278]のときs=7}であるようなs*n1個の中間段階スイッチを有し、1実施形態における図1Bの方法とともに使用される、一般的な非対称3段階厳密ノンブロッキングネットワークの図である。 1実装例における図1Bの方法を使用して、ネットワーク内の2個の中間スイッチを選択することによって、新規接続を確立した後の図1Aのネットワークを示す図である。 図1Bの動作142の1実装例の中間レベルフローチャートである。 1実施形態において、図4Aの方法を実装するコントローラのメモリからデータを格納、引き出すために使用されるデータ構造を実装する図である。 中間段階スイッチがそれぞれ3段階ネットワークである、例示的な3段階ネットワークの図である。 1実施形態において図5Aのネットワーク等の再帰的に大きな多段階ネットワークにおいて再帰的にスケジューリングする方法の、高レベルフローチャートである。 s=2を満たすm=s*n個の中間段階スイッチを有し、空間‐空間‐空間構成で実装され、図1Bの方法140を使用して確立した一定の既存マルチキャスト接続を有する、例示的なV(6,3,4)の3段階ネットワークの図である。 図6AにおけるネットワークのTST実装の第1時間ステップである。 図6AにおけるネットワークのTST実装の第2時間ステップである。 図6AにおけるネットワークのTST実装の第3時間ステップである。

Claims (18)

  1. 複数のマルチキャスト接続を有するネットワークであって、前記ネットワークは、
    r1個の入力スイッチおよび、前記r1個の入力スイッチの各々に対するn1個のインレットリンクを備える入力段階と;
    r2個の出力スイッチおよび、前記r2個の出力スイッチの各々に対するn2個のアウトレットリンクを備える出力段階と;
    m個の中間スイッチを備える中間段階であって、各中間スイッチは、総数少なくともr1個の第1内部リンクに対して、各入力スイッチに接続された少なくとも1個のリンク(これ以降“第1内部リンク”という)を備え、各中間スイッチは、総数少なくともr2個の第2内部リンクに対して、各出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンク(これ以降“第2内部リンク”という)をさらに備える前記中間段階と;
    を備えるネットワークであって、
    前記ネットワークはさらに、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、既存のマルチキャスト接続のパスを変更することなく、前記マルチキャスト接続を常に確立でき、前記ネットワークは、これ以降“厳密にノンブロッキングなネットワーク”と称することとし、ここで、
    r2=[9,11]のときs=2,
    r2=[25,48]のときs=3,
    r2=[49,99]のときs=4,
    r2=[100,154]のときs=5,
    r2=[155,224]のときs=6, および、
    r2=[225,278]のときs=7;であり、
    インレットリンクからの各マルチキャスト接続が多くともs個の中間スイッチのみを通して、かつ前記マルチキャスト接続はさらに前記多くともs個の中間スイッチのみから複数のアウトレットリンクに移ることを特徴とするネットワーク。
  2. 前記マルチキャスト接続を確立するために前記の入力、出力および中間段階の各々に結合したコントローラをさらに備える、請求項1に記載のネットワーク。
  3. 前記のr1個の入力スイッチおよびr2個の出力スイッチは同数のスイッチであり、r1=r2=rであることを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク。
  4. 前記のn1個のインレットリンクおよびn2個のアウトレットリンクは同数のリンクであり、n1=n2=n、m≧s*nであって、ここで
    r2=[9,11]のときs=2,
    r2=[25,48]のときs=3,
    r2=[49,99]のときs=4,
    r2=[100,154]のときs=5,
    r2=[155,224]のときs=6, および、
    r2=[225,278]のときs=7,
    であることを特徴とする、請求項1に記載のネットワーク。
  5. 前記入力スイッチの各々、または前記出力スイッチの各々、または前記中間スイッチの各々はさらに1つまたは複数のネットワークを再帰的に備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク。
  6. ネットワークにおける1つまたは複数のマルチキャスト接続を確立する方法であって、前記ネットワークは、n1*r1個のインレットリンクおよびr1個の入力スイッチを有する入力段階と、n2*r2個のアウトレットリンクおよびr2個の出力スイッチを有する出力段階と、m個の中間スイッチを有する中間段階であって、各中間スイッチは、前記r1個の入力スイッチの各々にr1個の第1内部リンクを通して接続され、かつ、各中間スイッチは、総数少なくともd個の第2内部リンクに対して、多くともd個の前記出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンクをさらに備え、ここで1≦d≦r2である前記中間段階とを有するネットワークにおいて、前記マルチキャスト接続はファンアウトfを有し;前記方法は、
    前記マルチキャスト接続の宛先出力スイッチ全ての集合は多くともs個のサブセットに任意に分割され、ここで
    r2=[9,11]のときs=2,
    r2=[25,48]のときs=3,
    r2=[49,99]のときs=4,
    r2=[100,154]のときs=5,
    r2=[155,224]のときs=6, および、
    r2=[225,278]のときs=7;であり、
    前記マルチキャスト接続の各宛先出力スイッチは、宛先出力スイッチの前記s個のサブセットの1つのみに存在し、
    前記マルチキャスト接続の前記s個サブセットの、宛先出力スイッチの少なくとも第1サブセットが、第1中間スイッチに対する利用可能な第2内部リンクを有するかどうかをチェックするステップを備えることを特徴とする方法。
  7. 前記マルチキャスト接続の前記入力スイッチは、前記の第1中間スイッチに対する利用可能な第1内部リンクを有するかどうかをチェックするステップをさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記チェックするステップの前に、前記マルチキャスト接続の宛先出力スイッチの全てが、
    r2=[9,99]の場合f<3,
    r2=[100,224]の場合f<5,
    r2=[225,278]の場合f<7,
    のとき、前記第1中間スイッチで利用可能かどうかをチェックするステップをさらに備える請求項6に記載の方法。
  9. 宛先出力スイッチの前記第1サブセットに対する利用可能な第1および第2内部リンクの前記チェックを、前記第1中間スイッチ以外の各中間スイッチに対して、繰り返すステップをさらに備える請求項6に記載の方法。
  10. 前記宛先出力スイッチ全てに対する利用可能な第1および第2内部リンクの前記チェックを、
    r2=[9,99]の場合f<3,
    r2=[100,224]の場合f<5,
    r2=[225,278]の場合f<7,
    のとき、前記第1中間スイッチ以外の各中間スイッチに対して、繰り返すステップをさらに備える請求項8に記載の方法。
  11. 前記マルチキャスト接続の残りのs個のサブセット全てに対する利用可能な第1および第2内部リンクの前記のチェックを、各中間スイッチに対して繰り返すステップをさらに備える請求項6に記載の方法。
  12. 前記入力スイッチから前記出力スイッチへの前記マルチキャスト接続の各々を、前記のチェックによって選択されたs個以下の中間スイッチを通して、前記入力スイッチ内で前記マルチキャスト接続を前記s個以下の中間段階スイッチにファンアウトすることによって、確立するステップをさらに備える請求項8に記載の方法。
  13. 前記チェックおよび確立動作のいずれも再帰的に行うことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  14. 複数のマルチキャスト接続を有するネットワークであって、前記ネットワークは、
    r1個の入力スイッチおよび、前記r1個の入力スイッチの各々に対してw∈[1,r1]かつn1=MAX(n1w)となるようにn1w個のインレットリンクを入力スイッチw内に備える入力段階と;
    r2個の出力スイッチおよび、前記r2個の出力スイッチの各々に対してv∈[1,r2]かつn2=MAX(n2v)となるようにn2v個のアウトレットリンクを出力スイッチv内に備える出力段階と;
    m個の中間スイッチを備える中間段階であって、各中間スイッチは、総数少なくともr1個の第1内部リンクに対して、各入力スイッチに接続された少なくとも1個のリンク(これ以降“第1内部リンク”いう)を備え、各中間スイッチは、総数少なくともd個の第2内部リンクに対して、多くともd個の出力スイッチに接続された少なくとも1個のリンク(これ以降“第2内部リンク”という)をさらに備え、ここで1≦d≦r2である前記中間段階を備え;
    前記ネットワークはさらに、m≧s*MIN(n1,n2)の場合、既存のマルチキャスト接続のパスを変更することなく前記マルチキャスト接続を常に確立でき、かつ、前記ネットワークは、これ以降“厳密にノンブロッキングなネットワーク”と称することとし、ここで、
    r2=[9,11]のときs=2,
    r2=[25,48]のときs=3,
    r2=[49,99]のときs=4,
    r2=[100,154]のときs=5,
    r2=[155,224]のときs=6, および、
    r2=[225,278]のときs=7;であり、
    インレットリンクからの各マルチキャスト接続は多くともs個の中間スイッチを通して、前記マルチキャスト接続はさらに前記多くともs個の中間スイッチから複数のアウトレットリンクに移ることを特徴とするネットワーク。
  15. 前記マルチキャスト接続を確立するために前記の入力、出力および中間段階の各々に結合したコントローラをさらに備える請求項14に記載のネットワーク。
  16. 前記のr1個の入力スイッチおよびr2個の出力スイッチは同数のスイッチであり、r1=r2=rであることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク。
  17. 前記のn1個のインレットリンクおよびn2個のアウトレットリンクは同数のリンクであり、n1=n2=n、m≧s*nであって、ここで
    r2=[9,11]のときs=2,
    r2=[25,48]のときs=3,
    r2=[49,99]のときs=4,
    r2=[100,154]のときs=5,
    r2=[155,224]のときs=6, および、
    r2=[225,278]のときs=7
    であることを特徴とする、請求項14に記載のネットワーク。
  18. 前記入力スイッチの各々、または前記出力スイッチの各々、または前記中間スイッチの各々は、さらに1つまたは複数のネットワークを再帰的に備えることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク。
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