JP2007503971A - 液体香料の供給方法、及び、方法を実施するための装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、少なくとも1つの放出ユニット(4)に香料を供給するための少なくとも1つの流入管(2)を備えた装置を用いた、液体香料の供給方法に関する。放出ユニット(4)で、供給された香料が、電荷の作用下でエアロゾルに変えられる。放出ユニット(4)に接続された高電圧ユニット(5)は、電荷を持った香料を供給する。制御ユニット(6)と、少なくとも1つの、制御ユニット(6)に接続された遮断及び調整部材(3)は、供給管の遮断のために使われる。遮断及び調整部材(3)及び高電圧ユニット(5)は、相互に時間をずらして作動されて、遮断及び調整部材(3)と放出ユニット(4)との間の流入管(2)内にある香料の量が低減される。遮断及び調整部材(3)は、有利にはマイクロポンプである。香料の撒布は、電子スプレー方法によって行われる。
Description
本発明は、少なくとも1つの放出ユニットに液体香料を供給するための少なくとも1つの流入管を備えた装置を用いた、液体香料の供給方法であって、放出ユニットで、供給された液体香料が、電荷の作用下でエアロゾルに変えられ、更に、装置は、液体香料に電荷の作用を及ぼすために、放出ユニットに接続された高電圧ユニットと、制御ユニットと、流入管の遮断のために、制御ユニットに接続された遮断及び調整部材を備えている供給方法、並びに、香料を少なくとも1つの放出ユニットに供給するための少なくとも1つの流入管を有しており、放出ユニットには、供給される香料を電荷の作用下でエアロゾルに変え、電荷を持った香料を供給するために放出ユニットに接続された高電圧ユニット、制御ユニット及び該制御ユニットに接続された少なくとも1つの、流入管の遮断用の調整部材を有する装置に関する。
室内に放出される香料及び各香料成分は、室内の雰囲気を改善するのに使うのみならず、生物的な処置及びコミュニケーションの領域内で、例えば、高い注意力を達成するために使用することができる。視聴覚及び嗅覚の媒体を同時に使用すると、注意力に関して高い作用レベルを達成することができることが分かっている。このために、視聴覚による演出に同期して香料を放出し、坦体となる媒体として周囲環境の空気を介して拡散することができる。
芳香のあるエッセンス及び他の液体を種々のやり方で気体相に変えることが知られている。基本になっている物理的な原理は、噴霧及び蒸発である。蒸発とは、液体が気体状態に徐々に移行することである。どんな液体の分子も、液体状態と気体状態との間で定常的に運動している。温度が高くなればなる程、分子の平均速度は大きくなる。液体の温度が高くなればなる程、蒸気圧も高くなり、つまり、液体も一層多く蒸発するようになる。蒸気圧が環境空気圧と同じである場合、液体は沸騰し始める。益々、いくらかの分子は別の分子よりも明らかに高速となるので、この高速の分子により、液体は気体相になる。気化乃至蒸発の欠点は、香料の成分が、時間が経つに連れて変わってしまうという点にある。香料は、一般的に種々異なる揮発性物質の混合物である。易揮発性香料トーン(特徴)(Duftnoten)は、芳香又は主要な香りトーン(Kopfnote)を決め、難揮発性香料トーンは、持続芳香又は、香料の基層トーン(Basisnote)を決める。基本的に、香りの経過中香料乃至香料の成分が変化するのは通常のことであり、どの期間中も、どの香料成分も同じ基本的なトーンを保持する必要がある。気化乃至蒸発時に、場合によっては、香りの経過の変化が加速され、その結果、香料成分の最初に知覚可能な主要な香りトーンが、最初に喪失され、香料成分の難揮発性成分が一層残る。それにより、不利にも、香りが頻繁に変わってしまい、その結果、殊に、コミュニケーションの領域で使用される室内用の香料は、その作用が劣化してしまうことがある。香料の熱負荷が高くなればなる程、その作用は益々劣化してしまう。比較的高い温度では、比較的大きな容積流量が蒸発することがあるが、何れにせよ、それにより、香料の成分の調和は劣化することがよくある。
蒸発に対して択一的に、多数の微細な粒子の噴霧が形成されるように、香料を霧状にスプレーしてもよい。圧力下で飛沫を形成するとよく、その際、香料は、例えば、駆動手段によって、局所的な圧力蓄積器内で予め加圧されている。更に、香料を散布するのに、個別ノズルを通る液体流を加圧する圧電アクチュエータを用いることが知られている。
香料を供給する公知の装置では、香料を放出するのに、部分的に所謂毛管作用を利用してもよい。しかし、毛管作用により、所定量の香料が大気と接触するようになる。この接触面を介して、香料の主要な香りトーンが連続して蒸発してしまい、その結果、香料トーンが時間に依存して制御不能に変化してしまう。
ドイツ連邦共和国特許公開第69232096号公報により、静電帯電エアロゾル及び/又は蒸気の形成用装置が公知であり、この装置では、多数の繊維糸を有する多孔質の毛管ユニットによって、香料が貯蔵部から放出部に送給される。この際、液体は、高電圧電流源によって静電帯電され、エアロゾル及び/又は蒸気の形式で毛管ユニットの自由に延びた先端から放出される。液体は、電圧が印加されなくても、毛管作用によって定常的に、芯として作用する毛管ユニットの上端に運ばれる。毛管ユニットの材料特性は、任意に調整された電圧で、蒸気及び/又はエアロゾル放出の効率に重大な影響を及ぼす。材料の多孔質性、導電率及び形状は、蒸気-エアロゾル−比、並びに、形成される空気イオンの量も特定する。特に、場合によっては設けられている液体ポンプと、毛管ユニットの放出端との間に非常に長い毛管がある場合には、使用される各香料の揮発性に応じて、各個別香料が多少包括的な蒸発過程を行う。蒸気及び/又はエアロゾルの放出は、それによって比較的複雑となる。
これに基づき、本発明の課題は、制御された液体容積をエアロゾルに変える、揮発性香料を供給するための容易に制御可能な方法を提供することにあり、その際、放出ユニットに制御不可能な液滴が形成されるのを阻止することができ、各揮発性香料成分が不所望に早機に蒸発することがないようにすることにある。
本発明の別の課題は、この方法を特に良好に実施することができる装置を提供することにある。
第1の課題は、請求項1記載の手段を有する方法、つまり、遮断及び調整部材及び高電圧ユニットを相互に時間をずらして作動して、遮断及び調整部材と放出ユニットとの間の流入管内にある香料の量を低減することによって解決される。
本発明による方法は、放出ユニットの前に接続された、流入管の遮断及び調整部材を高電圧ユニットに対して時間をずらして作動し、遮断及び調整部材と放出ユニットとの間の流入管内にある香料の量を低減することを特徴とする。本発明のようにして量を低減することは、熱エネルギの供給による液体の「濃縮」ではなく、電子スプレー方法を用いて残留量の制御された噴霧を意味する。電子スプレー方法の利点は、発生すべきエアロゾルの粒子の大きさが非常に均一であって、特に、非常に小さいという点にある。粒子の大きさは、1μmよりも小さくすることができる。放出ユニットの毛管の先端から放出される、同じ極性の高い荷電液滴が相互に衝突し、極端に微細な霧を形成し、この霧は、放出ユニットに対して非常に小さな間隔でしか可視でない。数センチメートル後ろでさえ、香料の霧は、気体相に移行するので、人間の眼にはもはや認識できない。電子スプレー方法を用いると、更に、香料の非常に少ない量を制御して放出することができる。
この方法で、香料の量を所定のように低減すると、香料が放出ユニットの領域内に完全に運ばれなくなり、その結果、著しく小さな香料は、もはや大気と接触しなくなる。この前提条件は、装置が作動中にも、香料の散布が終了された場合にも充足することがある。これは、最初の場合の装置が作動中の場合には、香料の分布時に先ず高電圧ユニットが作動し、続いて、遮断及び調整部材が開かれるようにして達成することができる(請求項2)。こうすることによって、放出ユニットに制御不能に大きくなる液滴が形成されることがあり、この液滴は、高電圧ユニットを遅延してスイッチオンして初めてなくすことができる。高電圧ユニットが先ず遅れてスイッチオンされる場合、放出ユニットから放出される液滴の放出が、付着する液滴を突き抜けて、崩し去っていくようにする必要がある。こうすることによって、種々異なる大きさの粒子の大きさが形成されて、この粒子が種々異なる香料を展開するようになる。非常に大きな液滴の場合、この液滴が、重力によって条件付けられて、放出ユニットの直ぐの環境領域内に堆積し、それにより、放出過程の終了後も、香料が制御不可能に蒸発するようになってしまう。これに対して、高電圧ユニットは先ずスイッチオンされ、続いて、遮断及び調整部材が開かれると、放出ユニットでの香料の容積流量は、先ず、遮断及び調整部材での香料の容積流量よりも小さくなり、その結果、液滴の大きさ及び散布量に関して、制御及び調量してエアロゾルを放出することができる。
香料の散布が時間により中断され、又は、完全に終了される場合、重要な点は、先ず、遮断及び調整部材が閉じられて、香料が放出ユニットに供給されるのが中断されるという点にある。遮断及び調整部材乃至流入管が閉じられて初めて、請求項3の要件により、高電圧ユニットが作動停止される。この時間順序により、遮断及び調整部材と放出ユニットとの間に残っている香料の残量をアクティブに運ぶことができるようになり、それにより、流入管の、この長手方向部分を著しく空にすることができる。この際、重要な点は、遮断及び調整部材は、香料を新たに放出するまで閉じられたままであり、それにより、香料が、毛管効果によって放出ユニットの方向に制御不可能に運ばれないという点にある。
本発明の方法の利点は、特に、種々異なる幾つかの香料が、装置によって同時に又は時間遅延して放出されて、例えば、香りのコミュニケーションの領域内で特定されるコミュニケーションの効率及び/又は強さを達成する場合に得られる。香料の強さが、散布される香料の量にほぼ依存する場合、コミュニケーションの効率は、香料トーン(特徴)及び香料トーン(特徴)の列順序に依存している。従って、本発明の装置の正確な制御可能性又は調整可能性には、極めて大きな意義がある。
同時に複数の種々異なる香料が散布される用途が可能であり、その際、所望の香り作用は、香料を重ねることによって初めて得られる。この場合の前提条件は、各香料が相互に調和していて、個別に各香料の量を順次正確に同調することにある。
同時に複数の種々異なる香料が散布される用途が可能であり、その際、所望の香り作用は、香料を重ねることによって初めて得られる。この場合の前提条件は、各香料が相互に調和していて、個別に各香料の量を順次正確に同調することにある。
個別の香料を、所定のように時間をずらして放出することにより、どんな場合でも、個別の香料が重畳されるわけではないように、香りの層を形成することも可能である。時間的に相互に連続する各香料が相互に調和していない場合、調和及び混合するのを著しく回避するのが望ましい。これは、本発明の方法によると、先ず散布される香料の残量が、できる限り低減されるようにすることによって達成され、その結果、この香料の揮発性の重い基層トーン(Basisnote)も完全に除去され、後続して散布される香料の主要な香りトーンは重畳されない。
本発明の利点は、幾つかの放出ユニットを介して、種々異なる香料を放出する必要がある場合にも得られる。例えば、第1の香料を、装置の1つの中に、溶解可能に設けられていて、空になった後、1つの貯蔵部に対して別の香料と交換することができるような、交換可能な貯蔵部内に貯蔵されている場合、そのような香料の交換の際に、当然、新たに使用される香料を直ぐに放出することができる必要があり、その際、古い香料の残留量と混ぜ合わされない。
請求項4によると、放出ユニットに、0.5kV〜25kVの範囲の高電圧を印加するようにできる。有利には、1.5〜6kVの領域の高電圧が印加される(請求項5)。高電圧は、極めて狭い構造空間で、高電圧カスケードによって形成することができる。高電圧の形成のために僅かな入力電圧で十分であるので、相応の装置をバッテリ駆動、つまり、電源に依存せずに使用することができる。
香料の容積流量を遮断及び調整部材を介して制御する間、高電圧を一定に保持すると、特に高い程度に有利である(請求項6)。このようにして、制御乃至調整コストを、使用されている装置で著しく低減することができる。と言うのは、散布量は、専ら遮断及び調整部材の調整によってのみ制御することができるからである。高電圧は、単に時間遅延してスイッチオン又はオフすることができ、その際、このことが、散布量に影響を及ぼすことはない。高電圧は、直流電圧でよい。極性は、2つのスプレー過程間で何れにせよ交換することができる。
請求項7によると、マイクロポンプを用いて、容積流量を変えることができる。そのようなマイクロポンプは、公知である。このポンプは、プラスチック製、特に、ポリカーボネート製にするとよく、ダイアフラムに作用する圧電セラミックアクチュエータによって駆動される。送給レートは、圧電セラミックアクチュエータの振幅によって変調することができる。マイクロポンプは、単に液体系に統合することができ、コスト上有利に製造可能である。
特に有利には、マイクロポンプの最大送給容量は、放出ユニットの撒布容量よりも少ないか、又は、等しいように調整するとよい(請求項8)。こうすることによって、放出ユニットは、どんな場合でも、マイクロポンプによって送給される容積流量を、液滴の大きさが同じままで、香料を均一に噴霧状にすることができる。
請求項9の実施例では、各放出ユニットには種々異なる香料を供給し、該香料を、別個に時間及び/又は容積を制御してエアロゾルに変えるようにされる。この方法では、種々異なる香料が、時間及び/又は容積に依存して制御することによって混合することができ、又は、所定の時間列で所期のように散布することができる。香料の散布の制御又は調整は、プログラム制御され、例えば、起伏があるように波状に(Wellenform)行うことができる。同時に幾つかの香料を散布する手段によって、相応の装置を、非常にフレキシブルに使用することができるようになる。電子スプレー方法を用いると、更に、高い効率で、香油又は香料濃度を、極めて小さな量で制御して調量し、散布することができる。相応の装置の構造大きさは、そうすることによって小さくなる。使用されている装置の制御乃至調整は、制御ユニットのマイクロプロセッサによって行うことができる。基本的には、本発明の範囲内で、外部制御装置とのインターフェースを設けて、使用されている装置の内部制御をプログラミングしたり、又は、外部制御部によってアクティブに、使用されている装置の制御及び調整の際に制御してもよい。
装置の制御又は調整は、連続的なオートマチックモジュールで行うとよい。マニュアルにより制御してもよい。マニュアル制御によって、例えば、種々異なるオートマチックモジュールも選択することができる。絞りを用いて制御することによって、香料の撒布を種々異なって強度レベルを選択してもよい。例えば、スペースの大きさに依存して所望の値であるようにしてもよい。その際、高い強度レベルは、単位時間当たりの高い撒布容量に相応する。当然、ユーザは、所望により、即座に1つ又は複数の香料を、装置を用いて放出することができる。このために、相応の作動装置、例えば、1つ又は複数の香料ヘッドを装置に設けることができる。
使用されている装置の作動期間は、殊に、どの程度多数の香料が貯蔵部内で利用できるかどうかに依存している。
有利な実施例では、最小作動期間は、バッテリ作動時に45日にされ、その際、この時間中、ほぼ10〜20ミリリットルの香料が放出される。その際、撒布量は、使用領域及び使用されている装置の放出ユニットの個数に強く依存している。本発明の範囲内で、例えば、第1の香料を、第1の放出ユニットを介して、例えば、5個の個別ストロークで放出することができ、直ぐ続いて、第2の香料の放出、及び、場合によっては、別の香料を放出することができる。別のモジュールで、各個別香料の各放出間に、例えば、8〜10秒の休止期間を設定して、各香料を直ぐに混合するのを回避し、且つ、時間ずれによって新たな香料の刺激が加わるようにするとよい。種々異なる香料の列順序が、遮断しつつ、又は、遮断せずに放出された後、当然、同じ列順序又は変化した列順序で新たに香料を放出する前に、休止期間を設けてもよい。この休止期間は、数秒にするとよい。当然、所望の撒布量に応じて、数分の休止期間を設定してもよい。この休止期間は、撒布量に直ぐに作用し、その結果、本発明の技術思想の有利な実施例では、手動の操作手段によって、休止期間の長さを無段階で調整することができ、その際、遮断及び調整部材の制御又は調整の際にコスト高な制御を必要としない。
更に、有利な手段では、香料を、流入管を介して、フレキシブルなカバーを持った交換可能な香料蓄積器から取り出すとよい(請求項10)。フレキシブルなカバー内には、香料が、大気に流入せずに収容され、その結果、香料蓄積器の領域内に、香料の主要な香りトーンが蒸発するようにすることができる。香料全体は、香料蓄積器から、流入管並びに手段及び調整部材を介して、放出ユニットに至るまで、大気と接触せずに運ぶことができ、その結果、香りが噴霧されるまで誤りなく維持される。香料蓄積器には、表示部を装備してもよく、この表示部を用いて、充填度及び殊に香料蓄積器が時間的に直ぐに有利に完全に空となるのが表示される。極めて簡単な実施例では、フレキシブルなカバーは、部分的に透過な領域を有しており、この領域は、場合によっては、スケーリングを設けられており、その結果、充填度について直接読み取り可能である。
実施例に応じて、フレキシブルなカバーは、圧力を印加するようにしてもよく、その結果、香料蓄積器が完全に空になるようにすることができ、特に、容積流量を極めて小さな圧力下で遮断及び調整部材に供給することができる。この構成では、遮断及び調整部材として、流量を制御又は調整する弁を設けてもよく、その際、別のポンプ手段を必要としない。決定的には、遮断及び調整部材は、その基本位置で閉じるようにし、香料の放出のために部分的に又は完全に開かれる。基本的には、マイクロポンプを用いると、香料を、香料蓄積器からの吸い込み作動中取り出すことができるようにすれば十分である。香料蓄積器内の僅かな容積は、周囲環境圧によってフレキシブルなカバーを変形することによって補償され、その結果、相応のフレキシブルなカバーでは、香料蓄積器をほぼ完全に空にすることができる。有利には、香料の自然な流れ方向、つまり、下の方向に香料蓄積器の取り出し開口部を設けるとよい。
基本的には、遮断及び調整部材は、マイクロポンプの構成部分にするとよい。この際、例えば、マイクロポンプ内に設けられている一方の流れ方向にのみ可能な逆止弁を、遮断及び調整部材の遮断部材として作用することができ、その際、調整又は制御機能は、マイクロポンプの制御を介して行われ、このマイクロポンプは、容積流量に直接作用する。当然、付加的な、マイクロポンプの前及び/又は後ろ側に結合された、遮断及び調整部材を設けてもよい。
本発明の範囲内で、中央のポンプユニット、特に、中央のマイクロポンプに、放出ユニットを設けてもよく、その際、ポンプユニットは、複数の流入管を有していて、各流入管を介して種々異なる香料を供給してもよい。各流入管は、種々異なる横断部を有してもよく、その結果、ポンプユニットの吸い込み作用によって、殊に、マイクロポンプによって、種々異なる香料量を直接ポンプユニットで吸い込むか、又は、前に結合された香料コンビネーションとして吸い込むことができる。各個別流入管内の逆止弁により、作動停止しているポンプユニットでの不所望な混合を阻止することができる。当然、個別流入管内に、別個の遮断及び調整部材を設けて、香料の、中央ポンプユニットへの各々の流入を別個に制御又は調整することができる。相応に構成された装置は、当然、重畳された各香料が相互に調和するように配慮する場合に限って作動する。これは、例えば、所定の香料蓄積器を、装置の所定の位置に限って装着可能にして、香料の成分に不所望な交換及び不所望な作用を及ぼすのを阻止することができる。
本発明の範囲内で、個別香料蓄積器にコーディング部を設けて、このコーディング部を、装置に取り付ける際に、相応の読み取りユニットから読み出すように調整してもよい。読み取りユニットは、読み出された情報を制御ユニットに供給し、この制御ユニットは、この情報に依存して、新たに付加される香料蓄積器の調量を制御乃至調整することができる。このようにして、香料を既存の香料蓄積器の香料に同調して調量することができる。使用される装置は、更に、制御ユニットが香料の変化する状態に応動するような特性を有することができ、その応動の際、香料蓄積器が空の場合に、相応の信号を送出し、及び/又は、量に応じて香料成分を変化するようにされ、この香料成分の変化の際、既存の香料を新たな混合比で新たな香料組合せとなるように混合して、香料の時間による損失を嗅神経に受容されるやり方で補償することができる。
本発明の対象となる部分は、請求項11記載の各要件を有する装置によって解決される。
請求項1〜10の方法を実施するための本発明の装置は、少なくとも1つの流入管を、香料を少なくとも放出ユニットに供給するために有しており、この放出ユニットには、供給された香料が、電荷の作用下で、エアロゾルに変化する。この装置は、更に、放出ユニットに接続された高電圧ユニットを、電荷を持った香料を供給するのに有しており、更に、制御ユニット、少なくとも1つの、制御ユニットに接続された流入管の遮断及び調整部材を有している。大事な点は、香料の容積流量を制御するマイクロポンプが設けられており、その際、マイクロポンプの最大供給容量は、放出ユニットの最大撒布容量よりも小さく、その結果、高電圧ユニットと流入管内のマイクロポンプを、時間をずらして作動することによって、遮断及び調整部材と放出ユニットの間にある香料量を低減することができる。この装置では、遮断及び調整部材は、有利には、マイクロポンプの構成部分であり、その結果、マイクロポンプの遮断時に放出ユニットは、所定の時間単位で更に作動され、マイクロポンプ乃至遮断及び調整部材と放出ユニットとの間にある香料量を低減することができる。この低減乃至減少は、冒頭に説明したように、電子スプレー方法によって行われる。
本発明の装置は、各々1つの流入管と、各々1つのマイクロポンプを有する複数の別個の放出ユニットを有しており、その際、各流入管を介して、別の香料が供給される。基本的には、しかし、香料の特に高い撒布レートが所望される場合、マイクロポンプによって、並列接続された複数の放出ユニットによって供給するようにしてもよい。逆に、複数の流入管を共通のマイクロポンプに接続してもよく、その際、個別流入管を介して種々異なる香料を供給し、この香料を共通の放出ユニットを介してエアロゾルに変えてもよい。
マイクロポンプは際だって小さな構成部品であるので、その空間的な装置構成に関して、高いフレキシビリティがある。本発明の装置の容積の大部分は、予め香料蓄積器によって収容され、並びに、空気流量を形成するための装置によって受容されている。ベンチレータによって形成される空気流量内で、各々の香料が噴霧される。
以下、本発明について、図示の実施例を用いて詳細に説明する。その際:
図1は、液体の香料の供給用の装置の略図、
図2は、放出ユニットと遮断及び調整部材のスイッチング時間について説明するための図、
図3は、方法を実施するための第1の可能な装置を示す図、
図4は、方法を実施するための別の可能な装置を示す図を示す図、
図5は、複数の放出ユニットを備えた、方法を実施するための装置を示す図、
図6は、複数の貯蔵部を備えた、方法を実施するための装置を示す図、
図7は、並列接続された複数のポンプと貯蔵部を備えた実施例を示す図、
図8は、付加的な遮断及び調整部材並びに複数の放出ユニットを備えた実施例を示す図、
図9は、図8と同様であるが、放出ユニットを1つしか備えていない実施例を示す図
である。
図1は、液体の香料の供給用の装置の略図、
図2は、放出ユニットと遮断及び調整部材のスイッチング時間について説明するための図、
図3は、方法を実施するための第1の可能な装置を示す図、
図4は、方法を実施するための別の可能な装置を示す図を示す図、
図5は、複数の放出ユニットを備えた、方法を実施するための装置を示す図、
図6は、複数の貯蔵部を備えた、方法を実施するための装置を示す図、
図7は、並列接続された複数のポンプと貯蔵部を備えた実施例を示す図、
図8は、付加的な遮断及び調整部材並びに複数の放出ユニットを備えた実施例を示す図、
図9は、図8と同様であるが、放出ユニットを1つしか備えていない実施例を示す図
である。
図1には、1で、高利用が備蓄されている香料蓄積器乃至貯蔵部が示されている。流入管2を介して、香料がマイクロポンプ3に供給され、このマイクロポンプは、それと同時に遮断及び調整部材として使われる。マイクロポンプ3は、香料を放出ユニット4に運び、放出ユニットで、香料は、電荷の作用下でエアロゾルに変えられる。放出ユニット4に接続されている高電圧ユニット5は、電荷を持った香料を供給するのに使われる。0.5kV〜25kVの直流電圧が印加される。高電圧ユニット5とマイクロポンプ3の制御は、制御ユニット6を介して行われる。これは、任意に、インターフェース7が、香料の噴霧にマニュアルにより作用を及ぼすために設けられており、並びに、外部制御部又はプログラミング手段に結合するのに使われる第2のインターフェース8が設けられている。電気エネルギを装置に給電するためのエネルギ源9は、バッテリの形式で、破線により示されたケーシング10内に統合することができる。外部エネルギ源であるようにしてもよい。放出ユニット4は、香料を微細な霧として空気流量11内に放出し、この空気流量は、空気流量12の形成用の手段によって形成される。この手段は、ケーシング10内に設けることができる。この手段を、例えば、エアコンの構成部分としてもよい。
図2には、Aで示した放出ユニットとPで示したマイクロポンプの作動の時間経過が示されている。時点T0で、放出ユニットAもマイクロポンプPも作動されず、つまり、流入管2内の容積流量は、ゼロである。時点T1で、つまり、電子スプレーの作動開始により、先ず放出ユニットAが作動される。このために、高電圧ユニット5が高電圧を形成し、放出ユニットAに印加する。これは、放出ユニットAのスイッチング状態が「オフ(”aus”)」から「オン(”an”)」へ切り替わることに相応する。容積流量は、この時点ではいつもゼロである。時間差ΔT1の後初めて、時点T2=T1+ΔT1で、マイクロポンプはスイッチオンされ、その結果、香料は、流入管を介して放出ユニットAに供給される。香料が放出ユニットAに供給される間、スプレー過程は閉じられる。時点T3で、放出ユニットAが未だ作動状態である間、マイクロポンプPは遮断される。時点T4=T3+ΔT2で初めて、放出ユニットも遮断される。差ΔT1及びΔT2は、香料が制御不能に放出されないように確実に調整される。放出ユニットに大きな液滴が形成されるのは、マイクロポンプPを早めに遮断することによって阻止することができる。
図3には、放出ユニットA、遮断及び調整部材として、放出ユニットの前に接続された、香料を貯蔵部から取り出すマイクロポンプPを備えた、本発明の装置の基本構成が示されている。高電圧ユニット及び制御ユニットのような本発明の装置の別の要素は、簡単化のために詳細に示していない。
図3の変形実施例では、装置の内部に、複数の放出ユニットA1,A2,A3並びにマイクロポンプP1,P2,P3及び貯蔵部R1,R2,R3が並列接続されている(図4)。並列接続回路の個数は、基本的に任意である。
図3の変形実施例では、装置の内部に、複数の放出ユニットA1,A2,A3並びにマイクロポンプP1,P2,P3及び貯蔵部R1,R2,R3が並列接続されている(図4)。並列接続回路の個数は、基本的に任意である。
図5の実施例では、1つの貯蔵部Rから、中央のマイクロポンプPを介して並列接続された複数の放出ユニットA1,A2,A3が給電されて、香料が種々異なる個所、つまり、空間的に離れて放出することができるか、又は、比較的大きな容積流量を1つの個所で微細に送出することができるようにすることができる。
図6の変形実施例では、複数の貯蔵部R1,R2,R3が並列接続されている。貯蔵部R1,R2,R3には、種々異なる香料を貯蔵することができる。中央のマイクロポンプPは、貯蔵部R1,R2,R3から所望の量の香料を取り出して、その香料を中央の放出ユニットAに供給する。
図7には、並列接続された複数の貯蔵部R1,R2,R3、並びに、並列接続されたマイクロポンプP1,P2,P3が示されており、これらのマイクロポンプは、相応の香料を中央放出ユニットAに供給する。
図8には、複数の貯蔵部R1,R2,R3も複数の放出ユニットA1,A2,A3も設けられている変形実施例が示されており、これら複数の放出ユニットは、中央のポンプPから供給される。前述の実施例とは異なって、個別貯蔵部R1,R2,R3及び中央のマイクロポンプPの間の流入管内に各々弁V1,V2,V3が遮断及び調整部材として設けられていて、各々香料を所期のように各個別貯蔵部R1,R2,R3から、開いた又は遮断した流入管を介して取り出すことができる。弁Vは、同様に詳細に図示していない制御ユニットによって制御される。
図9は、図8の実施例の変形実施例を示しており、香料は、1つの中央放出ユニットでのみ放出されるように構成されている。
本発明の放出ユニットは、高電圧が印加される1つ乃至複数の放出細管を有することができ、各々香料用の、この放出細管には、高電圧が印加されている。並列接続された複数の放出ユニットは、図4,5及び8に示されているように、同様に1つ又は複数の、そのような放出細管を有するようにすることができる。
1 香料蓄積器
2 流入管
3 マイクロポンプ
4 放出ユニット
5 高電圧ユニット
6 制御ユニット
7 インターフェース
8 インターフェース
9 エネルギ源
10 ケーシング
11 空気流量
12 空気流量の形成用の手段
A 放出ユニット
P マイクロポンプ
R 貯蔵部
V 弁
2 流入管
3 マイクロポンプ
4 放出ユニット
5 高電圧ユニット
6 制御ユニット
7 インターフェース
8 インターフェース
9 エネルギ源
10 ケーシング
11 空気流量
12 空気流量の形成用の手段
A 放出ユニット
P マイクロポンプ
R 貯蔵部
V 弁
Claims (11)
- 少なくとも1つの放出ユニット(4,A)に液体香料を供給するための少なくとも1つの流入管(2)を備えた装置を用いた、前記液体香料の供給方法であって、前記放出ユニット(4,A)で、供給された前記液体香料が、電荷の作用下でエアロゾルに変えられ、更に、前記装置は、前記液体香料に前記電荷の作用を及ぼすために、前記放出ユニット(4,A)に接続された高電圧ユニット(5)と、制御ユニット(6)と、前記流入管(2)の遮断のために、前記制御ユニット(6)に接続された遮断及び調整部材(3,V,P)を備えている供給方法において、
遮断及び調整部材(3,V,P)及び高電圧ユニット(5)を相互に時間をずらして作動して、前記遮断及び調整部材(3,V,P)と放出ユニット(4,A)との間の流入管(2)内にある香料の量を低減することを特徴とする方法。 - 香料の供給時に、先ず、高電圧ユニット(5)を作動し、続いて、遮断及び調整部材(3,V,P)を開く請求項1記載の方法。
- 香料の供給の終了及び/又は遮断時に、先ず遮断及び調整部材(3,V,P)を閉じ、続いて高電圧ユニット(5)を作動停止する請求項1又は2記載の方法。
- 放出ユニット(4,A)に、0.5kV〜25kVの範囲の高電圧を印加する請求項1から3迄の何れか1記載の方法。
- 放出ユニット(4,A)に、1.5kV〜6kVの範囲の高電圧を印加する請求項4記載の方法。
- 香料の容積流量を遮断及び調整部材(3,V,P)を介して制御する間、高電圧を一定に保持する請求項4又は5記載の方法。
- マイクロポンプ(3,P)を用いて、容積流量を変える請求項6記載の方法。
- マイクロポンプ(3,P)の最大送給容量を、放出ユニット(4,A)の撒布容量よりも小さく、又は、同じに調整する請求項7記載の方法。
- 各放出ユニット(A1,A2,A3)には種々異なる香料を供給し、該香料を、別個に時間及び/又は容積を制御してエアロゾルに変える請求項1から8迄の何れか1記載の方法。
- 香料を、流入管(2)を介して、フレキシブルなカバーを持った交換可能な香料蓄積器(1)から取り出す請求項1から9迄の何れか1記載の方法。
- 請求項1から10迄の何れか1記載の方法を実施するための装置であって、香料を少なくとも1つの放出ユニット(4,A)に供給するための少なくとも1つの流入管(2)を有しており、前記放出ユニット(4,A)には、供給される香料を電荷の作用下でエアロゾルに変え、前記電荷を持った前記香料を供給するために前記放出ユニット(4,A)に接続された高電圧ユニット(5)、制御ユニット(6)及び該制御ユニット(6)に接続された少なくとも1つの、前記流入管(2)の遮断用の調整部材(3,V,P)を有する装置において、
香料の容積流量を制御するマイクロポンプ(3,P)が設けられており、前記マイクロポンプ(3,P)の最大撒布容量は、放出ユニット(4,A)の最大撒布容量よりも小さくし、高電圧ユニット(5)及びマイクロポンプ(3,P)を、時間をずらせて作動することにより、流入管(2)内の遮断及び調整部材(3,V,P)と前記放出ユニット(4,A)との間にある香料の量を低減することができることを特徴とする装置。
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