JP2007503532A - 耐薬品性が向上したポリ塩化ビニル手袋 - Google Patents

耐薬品性が向上したポリ塩化ビニル手袋 Download PDF

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Abstract

【課題】耐薬品透過性が向上した手袋を提供する。
【解決手段】耐薬品透過性が向上した手袋は、ポリ塩化ビニルから形成された基体(26)と、基体(26)の少なくとも一部分の上に重なる、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーから形成された障壁層(32)とを含む。
【選択図】図2A

Description

本発明は、耐薬品透過性が向上した手袋に関するものである。
近年において、様々な程度及び様々な種類の保護を提供する手袋の開発が医療業界でますます重要視されている。開業医は、手袋に穴を開け、手袋によって与えられた障壁を阻害することがあるイソプロピルアルコール及び他の薬品のような溶媒に露出されることが多い。ポリ塩化ビニル(PVC)のような熱可塑性樹脂から形成された手袋は、天然ゴム又はニトリルゴムのような凝固ゴムラテックスから形成された手袋と比較して一部の薬品に対する耐透過性が不足するという歴史を有する。従って、薬品透過に対する耐性が向上したPVC手袋の必要性が認識されている。
「連続接触条件下の液体又は気体による透過性に対する防護衣材料の耐性に関する標準試験法」、ASTM F739−99a
本発明は、一般的に、耐薬品透過性が向上した手袋に関する。手袋は、ポリ塩化ビニルから形成された基体と基体の少なくとも一部分の上に重なる障壁層とを含み、障壁層は、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーから形成される。障壁層は、あらゆる適切な量で存在することができ、一部の事例においては、手袋の約3質量%〜約8質量%の量で存在することができる。他の事例においては、障壁層は、手袋の約4質量%〜約6質量%の量で存在することができる。障壁層は、皮膚接触層とすることができる。一部の事例においては、障壁層は、基体から視覚的に区別することができる。手袋はまた、障壁層の少なくとも一部分の上に重なる、皮膚接触層である着用層を含むこともできる。
本発明は、更に、ポリ塩化ビニルから形成された基体と、基体の少なくとも一部分の上に重なるアクリルポリマーから形成された障壁層と、障壁層の少なくとも一部分の上に重なるポリウレタンから形成された着用層とを含む耐薬品透過性が向上した手袋に関する。一部の事例においては、アクリルポリマーは、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有することができる。他の事例においては、アクリルポリマーは、約−20℃〜約20℃のガラス転移温度を有することができる。更に他の事例においては、アクリルポリマーは、約−10℃〜約10℃のガラス転移温度を有することができる。手袋は、一般的に、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも90分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性である。一部の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも100分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも110分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。更に他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも120分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。
本発明はまた、耐薬品透過性が向上した手袋を形成する方法に関する。本方法は、ポリ塩化ビニルプラスチゾルから基体を調製する段階と、基体の少なくとも一部分の上にアクリルエマルジョンを含む障壁層組成物から形成される障壁層を形成する段階とを含む。本方法は、障壁層の少なくとも一部分の上に着用層を形成する段階を含むこともできる。本方法は、更に、例えば障壁層組成物に着色剤を加えることにより、障壁層を基体から視覚的に区別する段階を含むこともできる。
本発明は、一般的に、薬品透過に対する耐性が向上した物品、及びこのような物品を形成する方法に関する。本発明の物品は、アクリルエマルジョンから形成された障壁層の使用を通して薬品透過に対する耐性の向上を特徴とする。特に、本発明の物品は、「連続接触条件下の液体又は気体による透過性に対する防護衣材料の耐性に関する標準試験法」という名称の「ASTM F739−99a」により測定された時のイソプロピルアルコールに対する耐透過性の向上を特徴とする。手袋は、一般的に、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも80分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性である。一部の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも85分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも90分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも100分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。更に他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも110分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。更に他の事例においては、手袋は、「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも120分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性とすることができる。
本発明に従って作られた物品、例えば、手袋20は、一般的に内面22及び外面24を含む(図1)。本明細書で用いられる場合、「内面」は、着用者の身体に接触する物品の表面を意味する。本明細書で用いられる場合、「外面」は、着用者の身体から遠位側の物品の表面を意味する。手袋は、第1の表面28と第2の表面30とを有する基体26を含む(図2A〜2B)。本明細書で用いられる場合、「第1の表面」は、着用者の身体に対して近位側の基体の表面を意味する。本明細書で用いられる場合、「第2の表面」は、着用者の身体に対して遠位側の基体の表面を意味する。
本発明の物品は、必要に応じて単一の層又は複数の層を含むことができる。基体のみを含む単層手袋では、第1の表面は、手袋の内面を形成することができる。しかし、着用者の身体に対して近位側に付加的な層を有する多層手袋では、1つ又は複数の付加的な層の各々は、必要に応じて内面の一部分又は内面全体を形成することができる。同様に、基体のみを含む単層手袋では、第2の表面は、手袋の外面を形成することができる。しかし、着用者の身体から遠位側に付加的な層を有する多層手袋では、1つ又は複数の付加的な層の各々は、必要に応じて外面の一部分又は外面全体を形成することができる。
例えば、図2Aに表すように、物品は、基体26の第1の表面28の少なくとも一部分の上に重なる障壁層32を含むことができる。このような物品では、障壁層32は、手袋20の内面22の少なくとも一部分を形成する。図2Bに表すように、物品はまた、障壁層32の少なくとも一部分の上に重なる着用層34のような他の層を含むことができる。このような物品では、着用層34は、手袋20の内面22の少なくとも一部分を形成する。
基体26(図2A〜2B)は、一般的にポリマー材料から形成され、一部の事例においては、熱可塑性ポリマー樹脂から形成することができる。1つのこのような実施形態では、基体は、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂から形成することができる。PVC樹脂から形成された物品を本明細書で詳細に説明するが、あらゆる他の適切なポリマー材料又はポリマー材料の組合せを本発明と共に用いることができることを理解すべきである。
障壁層32(図2A〜2B)は、耐薬品性の増大をもたらすあらゆる適切なポリマーから形成することができ、一部の実施形態では、アクリルポリマーから形成することができる。必要に応じてあらゆる適切なアクリルポリマーを用いることができるが、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーの使用により、物品の着用又は操作後でさえも耐久性のある障壁層をもたらすことが見出されている。一部の実施形態では、約−20℃〜約20℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーを用いて本発明の障壁層を形成することができる。他の実施形態では、約−10℃〜約10℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーを用いて本発明の障壁層を形成することができる。1つのこのような実施形態では、約−3℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーを用いて本発明の障壁層を形成することができる。
アクリルポリマーは、あらゆる適切な方法で準備することができ、一部の事例においては、アクリルエマルジョンとして準備することができる。一部の事例においては、架橋剤又は硬化剤などを使用しないで容易にフィルムを形成するアクリルエマルジョンを選択することが望ましいであろう。一部のこのような事例においては、アクリルエマルジョンは、室温でフィルムを形成することができる。これは、耐久性コーティングを形成するのに硬化段階を必要とする他のポリマーコーティングに比べて有意な工程上の利点をもたらすものである。
本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのようなアクリルエマルジョンは、商品名「HYCAR(登録商標)2679エマルジョン」(HYCAR(登録商標)2679)の下でノベオン・インコーポレーテッド(オハイオ州、クリーブランド)から市販されている。「HYCAR(登録商標)2679」は、約−3℃のガラス転移温度を有し、約50質量%TSC、50質量%よりも少ない水、及び少量のホルムアルデヒドを含有すると考えられている。本発明と共に使用するのに適すると考えられる別のアクリルエマルジョンは、商品名「HYCAR(登録商標)2671エマルジョン」(HYCAR(登録商標)2671)の下でノベオン・インコーポレーテッド(オハイオ州、クリーブランド)から市販されている。「HYCAR(登録商標)2671」は、約53質量%TSC、47質量%よりも少ない水、及び少量のホルムアルデヒドを含有すると考えられている。本発明と共に使用するのに適すると考えられる更に別のアクリルエマルジョンは、商品名「HYCAR(登録商標)26349エマルジョン」(HYCAR(登録商標)26349)の下でノベオン・インコーポレーテッド(オハイオ州、クリーブランド)から市販されている。「HYCAR(登録商標)26349」は、約15℃のガラス転移温度を有し、約49質量%TSC、約51質量%よりも少ない水、及び少量のホルムアルデヒドを含有すると考えられている。
一部の実施形態では、障壁層は、基体から視覚的に区別することができる。例えば、障壁層は、着用者が手袋内の複数の層の存在を認識することを可能にする着色剤を含むことができる。代替的に、基体は、視覚的に区別する層を作り出す着色剤を含むことができる。一実施形態では、基体及び障壁層は、手袋の内側が主として1つの色であると同時に手袋の外側が別の色であるように、各々が着色剤を含むことができる。
あらゆる適切な着色剤を使用して、必要に応じて層間の視覚的な区別を作り出すことができる。本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのような着色剤は、商品名「FLEXIVERSE(登録商標)フタロブルー分散剤」(FLEXIVERSE(登録商標))の下でサン・ケミカル・コーポレーション(オハイオ州、アメリア)から市販されている。「FLEXIVERSE(登録商標)」は、アクリル樹脂、フタロシアニンブルー、及び水を含有すると考えられている樹脂ベースの水性分散剤である。
更に、本発明の手袋は、着用層34を含むことができる(図2B)。着用層は、物品の着用を容易にするあらゆるポリマー材料から形成することができ、一部の実施形態では、ポリウレタンを含むことができる。本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのようなポリウレタンは、商品名「SOLUCOTE(登録商標)117−179」の下でソルオル・ケミカル・カンパニー・インコーポレーテッド(ロードアイランド州、ウエストワーウィック)から入手可能である。「SOLUCOTE(登録商標)117−179」は、約10〜20質量%の全固形含有量(TSC)を有する水性ポリウレタン分散剤として提供されている。
他の実施形態では、着用層は、アクリルポリマーとポリウレタンとの配合物から形成することができる。本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのような配合物は、商品名「SMOOTHER固着防止剤」(SMOOTHER)の下でジャトラック・インコーポレーテッド(日本、京都)から入手可能である。「SMOOTHER」は、約5質量%ポリウレタンラテックス、3質量%ポリアクリルラテックス、2質量%ポリ塩化ビニルラテックス、3質量%雲母、及び水を含有すると考えられている。
例示的な着用層材料を本明細書で示すが、必要に応じてあらゆる適切な着用層材料を用いることができることを理解すべきである。更に、望ましい場合に又は着用性を高めるのに必要な場合には、様々な潤滑材料を着用層組成物に加えることができる。一部のこのような材料は、平坦化剤、潤滑剤、例えばワックス又はシリコーン、又は粒子状物質、例えばシリカを含むことができる。
本発明の手袋は、様々な処理、例えば、浸漬、噴霧、回転、乾燥、及び硬化処理を用いて形成することができる。手袋を形成するための例示的な浸漬処理を本明細書で説明するが、他の処理を用いて異なる特性を有する様々な手袋を形成することができる。更に、バッチ処理、半バッチ処理、又は連続処理を本発明と共に用いることができることを理解すべきである。
手袋は、「フォーマー」と呼ばれる手の形状をした母型上で形成される。フォーマーは、ガラス、金属、又は磁器などのようなあらゆる適切な材料から作ることができる。フォーマーの表面は、製造する手袋の表面の少なくとも一部分を定めるものである。
一般的に、手袋は、望ましい手袋特性を達成するために、必要に応じてフォーマーを一連の組成物内に浸漬することによって形成される。手袋は、層間を凝固させることができる。層のあらゆる組合せを用いることができ、本明細書では特定の層を説明するが、他の層及び層の組合せを必要に応じて用いることができることを理解すべきである。すなわち、一実施形態では、手袋は、基体26及び障壁層32を含むことができる(図2A)。別の実施形態では、手袋は、基体26、障壁層32、及び着用層34を含むことができる(図2B)。
一実施形態では、基体は、浸漬処理を用いてプラスチゾルから形成することができる。本明細書で用いられる場合、「プラスチゾル」は、可塑剤内の微細な樹脂粒子の分散を意味する。プラスチゾルは、安定なシステムを形成するために十分な剪断力で樹脂粒子を可塑剤中に混合することによって形成される。あらゆる適切な樹脂を必要に応じて用いることができ、一部の事例においては、樹脂は、ポリ塩化ビニル(PVC)を含む。PVCから形成された物品を本明細書で詳細に説明するが、あらゆる他の適切な熱可塑性材料又は熱可塑性材料の組合せを本発明と共に用いることができることを理解すべきである。すなわち、例えば、樹脂は、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー、ニトリルブタジエンポリマー、又は凝固剤を用いないでフィルムを形成することができるあらゆる他のポリマーを含むことができる。更に、例示的な処理条件を本明細書で説明するが、このような条件は、物品の望ましい厚さ、組成物の粘性、及び物品をゲル化するのに必要な時間などに依存することを理解すべきである。
フォーマーは、最初に、約100°F(38℃)〜約200°F(93℃)、例えば150°F(66℃)の温度に加熱することができる。フォーマーは、次に、適切な熱可塑性樹脂、例えばPVCと可塑剤とを含有するプラスチゾル中に浸漬される。組成物は、あらゆる適切な温度に保つことができ、一部の事例においては、約75°F(24℃)〜約175°F(79℃)、例えば105°F(40℃)の温度に保たれる。
フォーマーは、次に、廃液のために組成物から除去される。廃液のための許容時間(廃液時間)は、フォーマーの温度及びプラスチゾルの粘性に基づいて手袋の質量及びその厚さなどを決めるものである。フォーマーは、次に、基体がフォーマー上で溶融する溶融オーブンに進められる。1つの事例においては、溶融オーブンは、約300°F(149℃)〜約500°F(260℃)、例えば450°F(232℃)に保つことができ、フォーマーは、約3〜約8分、例えば6分にわたってオーブンに入れることができる。
フォーマー上の溶融PVC基体は、次に、適切な場合には1つ又はそれよりも多い冷却ファンにフォーマーを露出することにより、約100°F(38℃)〜約200°F(93℃)、例えば150°F(66℃)の温度まで冷却される。
フォーマーは、次に、組成物中に浸漬されて障壁層を形成する。本明細書で示すように、障壁層は、あらゆる適切な材料から形成することができ、一部の事例においては、アクリルエマルジョンから形成することができる。適切と考えられる1つのこのようなアクリルエマルジョンは、詳細に上述した「HYCAR(登録商標)2679」である。望ましい場合には、組成物は、他の添加物を含むことができる。一実施形態では、組成物は、障壁層を基体から視覚的に区別するために着色剤を含むことができる。他の層が存在する場合には、障壁層はまた、必要に応じてこのような他の層から視覚的に区別することができる。
障壁層は、次に、約350°F〜約450°F、例えば392°F(200℃)の温度で約60〜約120秒、例えば90秒にわたって維持されたオーブン内で乾燥され、適切な場合には1つ又はそれよりも多い冷却ファンにフォーマーを露出することにより、約100°F(38℃)〜約200°F(93℃)、例えば150°F(66℃)の温度まで冷却される。
障壁層は、完成物品内にあらゆる適切な量で存在することができ、一部の実施形態では、障壁層は、物品の約3質量%〜約8質量%の量で存在することができる。他の実施形態では、障壁層は、物品の約4質量%〜約6質量%の量で存在することができる。更に別の実施形態では、障壁層は、物品の約5.7質量%の量で存在することができる。
別々の着用層が必要でない場合は、望ましいか又は着用性を高めるために必要な場合に様々な潤滑材料を障壁層組成物に加えることができる。一部のこのような材料は、平坦化剤、潤滑剤、例えばワックス又はシリコーン、又は粒子状物質、例えばシリカを含むことができる。本明細書で用いられる場合、「シリコーン」という用語は、一般的に、以下に限定されるものではないが、アミノ、カルボキシル、ヒドロキシル、エーテル、ポリエーテル、アルデヒド、ケトン、アミド、エステル、及びチオール基から成るグループから選択された水素結合官能基を有するポリジメチルシロキサン及びポリシロキサンを含む、反復型シリコン−酸素バックボーンを有する合成ポリマーの幅広い群を意味する。一部の実施形態では、ポリジメチルシロキサン及び/又は修飾ポリシロキサンは、本発明によるシリコーン成分として用いることができる。例えば、本発明に用いることができる一部の適切な修飾ポリシロキサンは、以下に限定されるものではないが、フェニル修飾ポリシロキサン、ビニル修飾ポリシロキサン、メチル修飾ポリシロキサン、フルオロ修飾ポリシロキサン、アルキル修飾ポリシロキサン、アルコキシ修飾ポリシロキサン、アミノ修飾ポリシロキサン、及びそれらの組合せを含む。
一部の実施形態では、障壁層は、シリコーンエマルジョンを含むことができる。用いることができる1つのこのようなシリコーンエマルジョンは、ダウ・コーニング・コーポレーション(ミシガン州、ミッドランド)から市販されている予備乳化シリコーン(35%TSC)の「DC 365」である。「DC 365」は、40〜70質量%の水、30〜60質量%メチル修飾ポリジメチルシロキサン、1〜5質量%プロピレングリコール、1〜5質量%ポリエチレングリコールソルビタンモノラウレート、及び1〜5質量%オクチルフェノキシポリエトキシエタノールを含有すると考えられている。本発明と共に用いることができる別のシリコーンエマルジョンは、GE・シリコーンズ(ニューヨーク州、ウォーターフォード)から市販されている「SM 2140」である。「SM 2140」は、30〜60質量%の水、30〜60質量%アミノ修飾ポリジメチルシロキサン、1〜5%エトキシル化ノニルフェノール、1〜5質量%トリメチル−4−ノニルオキシポリエチレンオキシエタノール、及び、少ない割合のアセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、及び1,4ジオキサンを含有すると考えられている予備乳化シリコーン(50%TSC)である。本発明と共に使用するのに適すると考えられる別のシリコーンエマルジョンは、GE・シリコーンズ(ニューヨーク州、ウォーターフォード)から入手可能な「SM 2169」である。「SM 2169」は、30〜60質量%の水、60%〜80質量%ポリジメチルシロキサン、1〜5質量%ポリオキシエチレンラウリルエーテル、及び少量のホルムアルデヒドを含有すると考えられている予備乳化シリコーンである。本発明で有用と考えられる更に別のシリコーンは、商品名「AF−60」の下でGE・シリコーンズ(ニューヨーク州、ウォーターフォード)から市販されている。「AF−60」は、ポリジメチルシロキサン、アセチルアルデヒド、及び少ない割合の乳化剤を含有すると考えられている。必要に応じて、これらの予備乳化シリコーンは、水又は他の溶媒で使用前に希釈することができる。
別の実施形態では、障壁層組成物は、商品名「VERISOFT(登録商標)BTMS」の下でオハイオ州ダブリン所在のゴールドシュミット・ケミカル・コーポレーションから市販されているもののような4級アンモニウム化合物を含有することができる。「VERISOFT(登録商標)BTMS」は、ベニルトリメチルサルフェート及びセチルアルコールを含有すると考えられている。すなわち、例えば、一実施形態では、潤滑層は、「VERISOFT(登録商標)BTMS」のような4級アンモニウム化合物と「SM 2169」のようなシリコーンエマルジョンとを含むことができる。他の実施形態では、このような障壁層組成物は、例えば、陽イオン界面活性剤(例えば、塩化セチルピリジニウム)、陰イオン界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、又は非イオン性界面活性剤などを含むことができる。
望ましい場合には、フォーマーを組成物中に浸漬し、手袋の着用性を容易にするための着用層を形成することができる。本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのような着用層組成物は、詳細に上述した「SMOOTHER固着防止剤」を含むことができる。着用層組成物は、約100°F(38℃)〜約200°F(93℃)、例えば150°F(66℃)に保つことができる。フォーマー上の着用層は、次に、例えば、約200°F(93℃)〜約400°F(204℃)、例えば300°F(149℃)の温度で約2〜3分にわたってオーブン内で乾燥させることができる。
着用層は、完成物品内にあらゆる適切な量で存在することができ、一部の実施形態では、着用層は、物品の約0.1質量%〜約2質量%の量で存在することができる。他の実施形態では、着用層は、物品の約0.3質量%〜約1質量%の量で存在することができる。更に別の実施形態では、着用層は、物品の約0.6質量%の量で存在することができる。
代替的に、着用性を容易にするために障壁層に粉末を散布することができる。本発明と共に使用するのに適すると考えられる1つのこのような散布用粉末は、USP等級澱粉である。
フォーマーは、次に、ビーズ圧延ステーションに送られ、そこで袖口が僅かに圧延されて固められる。フォーマーは、次に、手袋をフォーマーから取り外す剥離ステーションに移動させることができる。剥離ステーションは、フォーマーからの手袋の自動又は手動除去を伴うであろう。例えば、一実施形態では、手袋は手動で除去され、手袋がフォーマーから剥離される時に裏返しにされる。このような方法で手袋を反転することにより、フォーマー上で基体の露出表面上に形成された着用層は手袋の内側になる。
得られる手袋は、イソプロピルアルコールに露出された時の障壁特性の向上を特徴とするものである。これらの発見は、あらゆる点で限定を意図しない以下の実施例によって明らかにされる。
実施例
本発明の手袋の薬品透過に関する向上が明らかにされた。様々な競合ポリ塩化ビニル手袋(サンプルA〜D)を本発明により形成された手袋(サンプルE)と比較した。
実験的手袋(サンプルE)は、最初に手袋フォーマーを約65℃に加熱することによって調製した。フォーマーは、次に、約45℃に保たれたポリ塩化ビニルプラスチゾル中に浸漬された。次に、200℃で約5分にわたってプラスチゾルをオーブン内で溶融した。フォーマーは、次に、約100℃の温度まで冷却され、約10質量%「HYCAR(登録商標)2679」を含む障壁層組成物中に浸漬された。障壁層は、次に、約200℃で乾燥させた。フォーマーは、再び約100℃の温度まで冷却され、約1質量%「SMOOTHER」を含む着用層組成物中に浸漬された。着用層は、次に、約200℃で乾燥させた。手袋は、次に、冷却されてフォーマーから除去された。
手袋は、試験薬品として70%イソプロピルアルコールを用い、「連続接触条件下の液体又は気体による透過性に対する防護衣材料の耐性に関する標準試験法」という名称の「ASTM F739−99a」による耐薬品透過性に関して試験された。3回の反復が実行された。分析の結果を以下に呈示する。
(表)
Figure 2007503532
結果は、いくつかの競合製品(サンプルA〜D)に比較すると、本発明に従って形成された手袋(サンプルE)が耐薬品透過性において有意な改善を提供することを示している。すなわち、本発明の手袋(サンプルE)は、より低い質量/単位面積とより少ない厚さとを有しているが、イソプロピルアルコールに対するより大きな障壁を与えるものである。
本発明は、その革新的特質の範囲及び精神から逸脱することなく、他の特定の形態に具現化することができる。本発明の実施形態は、従って、全ての点で限定的ではなく例示的であると考えるものとし、本発明の範囲は、以上の説明ではなく特許請求の範囲によって示されており、特許請求の範囲の均等性の意味及び範囲に該当する全ての変更は、従ってその範囲に含まれるものとする。
本発明により形成することができる手袋の斜視図である。 線2−2に沿って取った基体及び障壁層を含む図1の物品の例示的断面図である。 線2−2に沿って取った基体、障壁層、及び着用層を含む図1の物品の例示的断面図である。
符号の説明
26 基体
32 障壁層

Claims (20)

  1. 耐薬品透過性が向上した手袋であって、
    ポリ塩化ビニルを含む基体と、
    前記基体の少なくとも一部分の上に重なる、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有するアクリルポリマーを含む障壁層と、
    を含むことを特徴とする手袋。
  2. 前記障壁層は、手袋の約3質量%〜約8質量%の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  3. 前記障壁層は、手袋の約4質量%〜約6質量%の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  4. 前記障壁層は、皮膚接触層であることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  5. 前記障壁層は、前記基体から視覚的に区別されていることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  6. 前記障壁層の少なくとも一部分の上に重なる着用層を更に含み、
    前記着用層は、皮膚接触層である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  7. 前記着用層は、ポリウレタンを含むことを特徴とする請求項6に記載の手袋。
  8. 前記着用層は、手袋の約0.1質量%〜約2質量%の量で存在することを特徴とする請求項6に記載の手袋。
  9. 前記着用層は、手袋の約0.3質量%〜約1質量%の量で存在することを特徴とする請求項6に記載の手袋。
  10. 耐薬品透過性が向上した手袋であって、
    ポリ塩化ビニルを含む基体と、
    前記基体の少なくとも一部分の上に重なる、アクリルポリマーを含む障壁層と、
    前記障壁層の少なくとも一部分の上に重なる、ポリウレタンを含む着用層と、
    を含むことを特徴とする手袋。
  11. 前記アクリルポリマーは、約−30℃〜約30℃のガラス転移温度を有することを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  12. 前記アクリルポリマーは、約−20℃〜約20℃のガラス転移温度を有することを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  13. 前記アクリルポリマーは、約−10℃〜約10℃のガラス転移温度を有することを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  14. 「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも90分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性であることを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  15. 「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも100分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性であることを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  16. 「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも110分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性であることを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  17. 「ASTM F739−99a」を用いて少なくとも120分にわたって70%イソプロピルアルコールに対して耐性であることを特徴とする請求項10に記載の手袋。
  18. 耐薬品透過性が向上した手袋を形成する方法であって、
    ポリ塩化ビニルプラスチゾルから基体を調製する段階と、
    アクリルエマルジョンを含む障壁層組成物から形成される障壁層を前記基体の少なくとも一部分の上に形成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 前記障壁層の少なくとも一部分の上に着用層を形成する段階を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記障壁層を前記基体から視覚的に区別する段階を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
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