JP2007502649A - 活性剤移動バリア層を含む経皮パッチ - Google Patents

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Abstract

1以上の活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に投与するための装置(100)は、二重ディスクパッチ(100)の形態に形成されている。一方の外層(110)は、パッチ(100)を宿主に接着するための主接着剤層として機能している。他方の内層(122)は、宿主に投与される少なくとも一種の活性剤を含んでいる。内層(122)は、介在された活性剤不浸透性剥離層(104)に設けられた開口(114)を介して、外層(110)に結合されている。剥離層(104)は、活性剤を含有する内層(122)の周辺部分を外側接着剤層(110)と分離し、活性剤がそれらの間で移動するのを阻止している。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般的には、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を放出するための装置に関する。さらに詳細には、本発明は、剥離可能なバリア層を含むことによって、活性剤の移動を阻止する経皮パッチに関する。
種々の薬剤系の送達に対する経皮パッチの使用は、薬剤業界において、長期にわたる施薬を特に簡単な手法で行なえるそれらの特長によって、特に、薬剤を他の手段によって運ぶことに関連して生じる具体的な課題に照らして、より一層の成功を収めてきた。種々の薬剤の使用に関連して生じるこれらの具体的な課題の1つは、薬剤を簡単なシステム、すなわち、薬剤を皮膚に貼り付けるための接着剤素地系又は外側薬剤浸透性接着剤層を有する非接着剤素地系との混合物の形態で用いるシステムに含ませる能力であった。様々な種類の薬剤をこのような混合物の形態で用いる能力は、種々の考慮すべき事項、例えば、粘度、溶解度、治療薬剤送達率、及びシステム内における薬剤の移動などの違いによって、妨げられる可能性がある。
単純な一体型経皮システムは、活性剤、すなわち、薬剤を単一の感圧接着剤層内に直接含んでいる。これらのシステムは、薄く、洗練され、及び比較的作製が容易であるという利点を有するが、接着剤素地の薬剤送達に対する最適化と、接着剤素地の皮膚に対する接着能力との間で妥協しなければならない。
既知の「二重ディスク」経皮パッチは、より小さい活性剤送達パッチを覆うより大きい補助パッチを用いて、皮膚に対する接着を改良又は確実にしている。内側及び外側パッチの接着性素地は、それぞれ、活性剤送達と接着に対して、独立して最適化されるようにすることが可能である。内側及び外側パッチが一緒に積層され、完全なシステムを形成すると、それらの接着剤素地は、直接接触し、平衡状態に移行し始めるようになっている。システムが平衡状態に向かうにつれて、時間に依存する変化、例えば、内側パッチから活性剤が失われ、同時に、外側パッチに活性剤が蓄積される現象が生じることになる。この現象によって、もし内側パッチの成分のいくつか、特に、活性剤の送達を達成又は持続するのに必要な成分が外側パッチの接着剤素地とかなりの親和性を有する場合、経皮パッチの性能に変化が生じることがある。さらに、この影響は、平衡に達するまで、時間と共にさらに大きくなる。
2つの接着剤素地が平衡状態に移行するのを防ぐ1つの解決策は、貯蔵中に、それらの物理的な分離を維持し、接着剤同士を直接接触させないことである。皮膚に貼付けた後、これらの接着剤素地は、直接接触するが、典型的には2〜3年掛かる平衡に至る過程は、一般的には7日以内である経皮送達過程と比較して遅い。しかし、二重ディスク経皮パッチにおいて、活性剤を含む内側パッチの周縁は、覆っている外側パッチとその接着剤素地に露出されている。二重ディスク経皮パッチのこの構造によって、活性剤が内側パッチから周縁に沿って外側パッチの接着剤素地に移動する可能性がある。
本発明の装置は、貯蔵中、すなわち、患者による使用の前、内側パッチと外側パッチとの間に物理的なバリアを維持することによって、活性剤が内側パッチと外側パッチとの間で移動するのを阻止している。これによって、装置は、二重ディスク式経皮パッチにこれまで付随していた材料の混和性に関する制限を克服することができる。本発明の装置は、特に経皮パッチに適用されるが、この装置は、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための一般的な用途にも用いられている。この点に関して、この装置は、制限はされないが、経粘膜的、頬、舌下、及び薬効創傷の治療を含む活性剤送達システムに適用されている。
本発明の装置は、より広義には、装置の成分、例えば、活性剤及び非活性剤、並びに制限はされないが、非活性賦形剤、浸透促進剤、可塑剤などの他の含有物が、装置の内側及び外側パッチ間を移動するのを阻止するものである。これに関連して、本発明の装置に含まれる成分は、外側パッチから内側パッチ及び内側パッチから外側パッチに移動するのが阻止されることになる。
本発明の装置は、環状フラップが内側パッチの外側部分に周囲方向に生成するように、内側及び外側パッチを接着させている。使い捨ての剥離ライナは、この環状フラップと外側パッチの接着材料との間に介在している。活性剤を含む環状フラップは、剥離ライナによって、下にある外側パッチの部分から隔離され、活性剤がそれらの間で移動するのが阻止されている。
さらに具体的には、本発明の装置は、外側パッチ用の剥離ライナに設けられた開口を通して接着性外側パッチに永久的に取り付けられた活性剤含有内側パッチを備える二重ディスクの形態にある。内側パッチは、活性剤不浸透性裏当て層と、宿主の皮膚又は粘膜に送達される活性剤を含んだ、接着剤素地層であってもよい活性剤層と、使い捨て剥離ライナとを備えている。外側パッチは、裏当て層と、付加的な活性剤を含んでもよい接着剤素地層と、好ましくは活性剤不浸透性材料の使い捨て剥離ライナとを備えている。外側パッチの剥離ライナの開口は、外側パッチの接着剤素地の一部を露出させることになる。この開口は、活性剤内側パッチよりも小さい寸法を有し、使用前に内側及び外側パッチ間の接触を防ぐと共に、内側パッチに対して係留点をもたらしている。
本発明の一実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、接着特性を有する外層と、活性剤不浸透性層を有する内層であって、外層に接着される一部を有する内層と、不浸透性層の一部と外層の一部との間に介在される剥離ライナとを備え、剥離ライナを取除くことによって外層を露出させ、装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる装置が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、宿主の皮膚又は粘膜に接着されるのに適した接着特性を有する第1層と、第1層に剥離可能に接着される第2層であって、第1層の一部を露出させる開口を有する第2層と、第2層を覆う第3層であって、第2層の開口内の第1層に接着される一部を有する活性剤不浸透性層を備える第3層とを備え、装置を第1層によって宿主の皮膚又は粘膜に接着させるときに第2層を取除く前まで、第2層が第3層の一部を第1層から分離する装置が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、上面と下面とを有する外層であって、外層の上面は、外層を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに適した接着特性を有するような外層と、外層の上面に剥離可能に接着されるライナであって、外層の上面の一部を露出させる開口を有するライナと、ライナを覆う活性剤を有する活性剤内層であって、外層の表面積よりも小さく、ライナの開口の表面積よりも大きい表面積を有する内層と、内層の下面に接着される活性剤不浸透性層であって、ライナの開口内の外層の上面に接着される一部を有する活性剤不浸透性層とを備え、ライナの一部は、内層の一部と外層の一部との間に介在され、ライナを取除いて装置を宿主の皮膚と粘膜に接着させる前、内層から外層への活性剤の移動を阻止する装置が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、装置の成分が装置内の内層と接着性外層との間で移動するのを阻止するための方法であって、内層が外層に部分的に接着される成分不浸透性層を有するような方法において、内層の周辺部分と外層との間に剥離ライナを介在させる段階を含む方法が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、装置内の活性剤内層から接着性外層に活性剤が移動するのを阻止するための方法であって、内層が活性剤不浸透性層を有するような方法において、剥離ライナを外層の第1部分に接着させる段階と、内層の不浸透性層の一部を外層の第2部分に接着させる段階とを含み、不浸透性層の残りの部分は、剥離ライナを覆って配置され、剥離ライナは、剥離ライナが取除かれるまで、内層の周辺部分を外層から分離する方法が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、内層の活性剤不浸透性層の一部を接着特性を有する外層に接着させる段階と、剥離ライナを不浸透性層の一部と外層との間に介在させる段階とを含み、剥離ライナを取除くことによって外層を露出させ、装置を宿主の皮膚又は粘膜に露出させる方法が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、宿主の皮膚又は粘膜に接着されるのに適した接着特性を有する第1層を設ける段階と、第2層を第1層に剥離可能に接着させる段階であって、第2層は、第1層の一部を露出させる開口を有するような段階と、第3層を第2層によって覆う段階であって、第3層は、活性剤不浸透性層を備えるような段階と、不浸透性層の一部を第2層の開口内の第1層に接着させる段階とを含み、装置を第1層によって宿主の皮膚又は粘膜に接着させるときに第2層を取除く前まで、第2層が第3層の一部を第1層から分離する方法が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、上面と下面とを有する外層を設ける段階であって、外層の上面は、外層を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに適する接着特性を有するような段階と、ライナを外層の上面に剥離可能に接着させる段階であって、ライナは、外層の上面の一部を露出させる開口を有するような段階と、活性剤不浸透性層を有する活性剤内層をライナの上に位置決めする段階であって、内層は、外層の表面積よりも小さく、ライナの開口の表面積よりも大きい表面積を有するような段階と、不浸透性層の一部をライナの開口内の外層の上面に接着させる段階とを含み、ライナの一部は、内層の一部と外層の一部との間に介在され、ライナを取除いて装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前まで、活性剤が内層から外層に移動するのを阻止する方法が提供されている。
本発明のさらに他の実施形態によれば、活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、装置の成分が装置内の内層と接着性外層との間で移動するのを阻止するための方法であって、内層と外層の少なくとも1つは成分を含み、内層は結合領域内において外層に部分的に接着される成分不浸透性層を備えるような方法において、剥離ライナを結合領域を包囲する内層の周辺部分と外層との間に介在させる段階を含む方法が提供されている。
本発明の主題は、明細書の結論の部分において、特に指摘され、明瞭に主張されている。しかし、本発明は、その特徴、目的及び利点と共に、実施の構成と方法の両方に関して、以下の詳細な説明を添付の図面と共に参照することによって、最も理解されるだろう。
図面に示される本発明の好ましい実施形態を説明する上で、明確にするため、特定の用語を用いている。しかし、本発明は、そのように選択された特定の用語に制限されることを意図せず、特定の用語の各々は、同様の目的を果たすために同様の方法で作用するあらゆる技術的な等価物を含むことが、理解されるべきである。
以下、図面について説明するが、これらの図面において、同様の符号は同様の要素を表すものとする。図1には、本発明の一実施例による一種以上の活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に投与するための装置の組み立てられていない部品が示されている。この装置100は、概して、外側パッチ102と、外側パッチ剥離層104と、内側パッチ106と、内側パッチ剥離層108とを備えている。典型的には、平坦層である外側パッチ102及び内側パッチ106と剥離層104,108は互いに組み立てられ、以下に述べる二重ディスク装置の形態にある積層複合構造を形成している。
外側パッチ102は、柔軟性のある接着剤層110と、その接着剤層110に接着された同じ大きさを有する保護用の裏当て層112とを備えている。接着剤層110は、宿主の皮膚又は粘膜への装置100の主な接着を担っている。好ましくは、接着剤層110は、宿主の皮膚又は粘膜と接触するのに適する、例えば、皮膚科学的に容認される感圧接着剤である。任意選択的に、接着剤層は、宿主に投与される活性剤又は他の薬剤と混合されていてもよい。いずれの場合も、接着剤層110は、活性剤の投与を可能とする活性剤浸透性材料から形成されることになる。
裏当て層112は、好ましくは、接着剤層110の下面と同じ大きさを有する薄いシートである。装置110が貼り付けられる皮膚の区域によって、裏当て層112は、美容上の理由から肌色であってもよい。裏当て層112は、通常、装置100に支持及び保護的な被覆をもたらしている。裏当て層112は、活性剤不浸透性又は浸透性材料のシートから形成されているとよい。好ましくは、裏当て層112は、活性剤が接着剤層110に含まれているときは、活性剤不浸透性材料から形成されている。
外側パッチ剥離層104は、接着剤層が大気の埃又は他の汚れによって機能を失うのを保護し、かつ以下に述べる活性剤移動バリアをもたらすために、装置100が使用される前まで、接着剤層110の上面を覆っている。剥離層104は、少なくとも接着剤層110の周縁にまで延在するのに十分な表面積と形状とを有している。剥離層104の開口114は、下にある外側パッチ102の接着剤層110の上面の一部を露出させている。剥離層104は、単一の材料シートとして形成されてもよいし、又は1つ以上のスリット120によって分離された多数の区域116,118として形成されていてもよい。好ましくは、剥離層104は、活性剤不浸透性材料のシートから形成され、これによって、内側パッチ106内の活性剤に対して移動バリアをもたらすことになる。
内側パッチ106は、柔軟性のある活性剤層122と、活性剤層122の下面に接着された同じ大きさを有する活性剤不浸透性裏当て層124とを備えている。活性剤層122は、活性剤又は薬剤成分、及び任意選択的に、活性剤促進剤と混合される熱可塑性ポリマー素地から形成されているとよい。活性剤層122用のポリマー素地は、好ましくは、感圧接着特性を有し、又は代替的に、活性剤層は、仮想線で示されるように、活性剤浸透性接着剤層126によって被覆されていてもよい。活性剤層122が、接着特性を有するか又は接着剤層を備えることは、本発明の要件ではない。この点に関して、装置100は、主に、外側パッチ102の接着剤層110によって、宿主に接着されている。活性剤層122は、それが接着特性を有しているときは、装置100の宿主への接着に寄与することになる。
内側パッチ剥離層108は、スリット132によって分離された1つ以上の区域128,130から、剥離層104と同様のシートとして、形成されているとよい。剥離層108は、少なくとも活性剤層122の上面の周囲にまで延在する表面積と形状とを有している。剥離層108は、活性剤の放出を防ぐために、装置100が使用される前まで、活性剤層122の上面を覆っている。活性剤層122が感圧接着特性を有するか又は活性剤浸透性接着剤層で覆われているとき、剥離層108は、大気の埃又は他の汚れによる機能喪失に対する保護をもたらしている。
略平坦な層の積層複合装置の形態に組み立てられた装置100が、図2及び図3に示されている。剥離ライナ104は、外側パッチ102の接着剤層110の上面と同一の大きさの部分が、その上面と接触し、剥離可能に接着されている。剥離層104の開口114は、下にある接着剤層110の上面の一部を露出させている。内側パッチ106は、不浸透性裏当て層124を開口114内に露出した接着剤層110に結合させることによって、外側パッチ102に接着されている。開口114の表面積は、内側パッチ106の表面積よりも小さい。これによって、内側パッチ106は、開口114を包囲するフラップの形態にある環状部を有することになる。このフラップは、剥離ライナ104の介在部分によって、接着剤層110に結合されていない。同様に、活性剤層122の周縁は、剥離ライナ104の一部によって、接着剤層110から分離されている。不浸透性裏当て層124及び不浸透性剥離層104は、活性剤層122を隔離し、使用前で装置100を貯蔵している間、活性剤が活性剤層からの接着剤層110に移動するのを阻止している。
装置100は、剥離層104,108を取除くことによって、宿主の皮膚又は粘膜へ貼り付けの用意がなされることになる。剥離層104の除去を容易にするために、剥離層の少なくとも一部が下にある接着剤層110の周囲を超えて延在していることが好ましい。拡張された部分は、図3に示されるように、接着剤層110の全周又は一部を包囲するタブ又は環状部分の形態にあるとよい。このようにして、剥離層104の各区域116,118を取除き、活性剤を含む内側パッチ106を包囲する接着剤層110の上面を露出させるとよい。接着剤層110の露出した表面部分は、使用中に装置100を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに十分な表面積を有している。スリット120によって分離されているので、区域116,118は、個別に取除かれることになる。これによって、開口114を包囲する区域116,118の一部が接着剤層110と内側パッチ106の不浸透性裏当て層124との間に介在しているにもかかわらず、区域116,118を取除くことが可能となる。
同様に、剥離層108は、区域128,130の拡張された部分を掴むことによって、活性剤層122の上面から取除かれるようになっている。装置100は、図4に示されるように、活性剤層122を宿主に接触させて、宿主134の皮膚又は粘膜に接着されている。活性剤が本発明の装置によって投与される宿主は、薬剤又は他の活性剤が所望の効能を有するいかなる宿主であってもよい。宿主は、例えば、人のような哺乳動物、さらに、いかなる温血又は冷血動物であってもよい。活性剤の投与は、治療又は試験において、有利になされている。さらに、本発明の装置100は、他のいかなる有利な目的に用いられてもよい。
剥離層108の拡張された区域は、剥離層104に関して説明したのと同様であればよい。しかし、剥離層104,108は、それぞれ、必ずしも下にある接着剤層110と活性剤層122の周囲を越えて延在している必要はないことが、理解されるべきである。剥離層104,108の拡張は、装置100を貼付ける前に、ユーザによる剥離層の取除きを容易にするにすぎない。
装置100の個々の部品は、単なる例示の目的で、矩形の形状に示されているにすぎない。装置100とその部品は、他のいかなる形状、例えば、正方形、丸、楕円、などを有していてもよいことが、理解されるべきである。例えば、外側パッチ102が正方形状を有する一方、内側パッチ106が円形であってもよい。加えて、開口114が矩形であることは、本発明の要件ではなく、開口114は、剥離層104内の複数の非連続的な開口として形成されてもよい。開口114は、装置110を組み立てるときに、内側パッチ106を外側パッチ102に結合することができるという1つの機能を果たしている。さらに、内側パッチ106の表面積と関連付けられる開口114の表面積は、介在された剥離層104によって接着剤層110から分離される内側パッチの周囲部分の大きさを画成している。従って、開口114の大きさ、形状、及び配置は、例えば、活性剤層122内の活性剤の移動率に基づいて活性剤の移動に適合するように、調整可能となっている。
図5〜図7を参照すると、活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に投与するのに適する装置136の他の実施形態が開示されている。装置136は、一形態において、その構成部品の形状における装置100と異なっている。この点について、装置136は、円形の外側パッチ138と、正方形又は矩形の外側パッチ剥離層140と、円形の内側パッチ142と、円形の内側パッチ剥離層144とを備えている。
外側パッチ138は、接着剤層146と、接着剤層146と同じ大きさを有する外側裏当て層148とを備えている。接着剤層146は、感圧接着剤の形態であるとよく、任意選択的に、宿主に投与される活性剤又は他の薬剤と混合されてもよい。この場合、裏当て層148は、活性剤不浸透性材料のシートの形態にある。
剥離層140は、剥離層104と同様、好ましくは、外側パッチ138の接着剤層146の上面に剥離可能に接着される活性剤不浸透材料のシートから形成されている。剥離層140は、接着剤層146の上面の一部を露出させる開口150を備え、その露出した部分によって、内側パッチ142が接着されている。剥離層140の外縁から開口150に延在するスリット152によって、剥離層140の取除きが容易になる。
内側パッチ142は、活性剤層154を備えている。この活性剤層154は、装置136を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着特性を有するような、活性剤又は他の成分とポリマー材料の混合物であるとよい。しかし、接着剤層154が接着特性を有することは要件ではない。この点に関して、活性剤層154の上面を活性剤浸透性接着剤層126によって被覆することも可能である。また、図示されていないが、内側パッチ142が律速ポリマー層を備えることも考えられる。律速ポリマー層は、活性剤が内側パッチ142の表面から宿主の皮膚又は粘膜に放出される割合を制御するための手段をもたらしている。この律速ポリマー層は、いかなる適切な活性剤浸透性接着剤、例えば、接着剤層126に対して用いられるような接着剤を用いて、活性剤層154の表面に接着されていてもよい。
内側パッチ142は、活性剤層154の下面に接着された活性剤不浸透性裏当て層156をさらに備えている。不浸透性裏当て層156は、活性剤層154の感圧接着特性を用いて接着されていてもよいし、又は好ましくは活性剤不浸透性接着剤の層(図示せず)によって、接着されていてもよい。剥離層144は、剥離層108と同様、活性剤の放出を防ぎ、内側パッチの接着特性への汚れを保護するために、内側パッチ142の上面に剥離可能に接着されている。
剥離層140の一部は、内側パッチ142の下面の一部と外側パッチ138の接着剤層146の上面との間に介在している。内側パッチ142は、剥離層140の開口150を包囲する環状フラップを有し、この環状フラップは、剥離ライナによって接着剤層146から隔離され、活性剤がそれらの間を移動するのを防いでいる。剥離層140を取除くと、接着剤層146の上面の環状部分は、内側パッチ142の周囲を囲んで露出されることになる。接着剤層146は、装置136を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに十分な接着力を提供している。装置136の接着は、感圧接着特性を有するか又は活性剤浸透性接着剤層126を含む内側パッチ142によって促進されている。しかし、宿主の皮膚又は粘膜に対する装置136の接着をもたらすのに、外側パッチ138の接着特性のみに依存し、内側パッチ142が接着特性を有しないことも、考えられる。
前述したように、活性剤又は薬剤は、活性剤層122,154、及び任意選択的に、接着剤層110,146に含まれている。活性剤は、例えば、浸透性薬剤又は局所性薬剤であるとよい。個々の活性剤又はその混合物を、必要に応じて、用いることができる。宿主の皮膚又は粘膜を通るいかなる薬剤も、その薬剤が存在する1つ又は多数の浸透性接着剤層を通る限り、本発明の装置において内部投与用に用いることが可能である。活性剤及び熱可塑性素地ポリマーは、押出機において溶融混合され、次いで、押出成形によって、活性剤層122,154又は接着剤層110,146に形成されるようにすることが可能である。活性剤を含ませる他の既知のプロセス、例えば、溶剤混合も考えられる。
本発明の装置による投与用の適切な浸透性薬剤として、ニコチン、カフェイン、メソカルブ、メフェキサミド、THCのようなカンナビノール、などの精神活性剤、ジアゼパム、メピリジン、ウルダゼパム、チバメート、メタクラゼパム、テトラバルビトール、などの鎮静剤、アミトリプチリン、イミプラミン、デシプラミン、ニアラミド、メリトラセン、イソカルボキサジド、などの抗鬱剤、フェノバルビトール、カルバマゼピン、ネトスクシミド(nethsuximide)、2−エチル−2−フェニルマロナミド(PEMA)、フェニトインなどの抗痙攣剤、プロジェステロン、テストステロン、プレグナンジオール、プロジェスチン、エストラジオール、アナボリックステロイド、などのステロイド、コデイン、モルヒネ、フェンタニル、アナロルフィン(analorphine)、デメラル(demeral)、などの麻薬性鎮痛剤を含む鎮痛剤、アセタミノフェン、アスピリン、などの鎮痛剤、スルコナゾール、シッカニン、シルバーサルファジアジン、ベンチアサイド(bentiacide)、などのような抗菌剤、アルプラゾラム、メプロバメート、などのような精神安定剤、スルフォスファミド、ルフォクロモマイシン(rufocromomycin)、などのような抗腫瘍剤、及びテトラサイクリン、ペニシリン、ストレプトゾシン、などのような抗生物質製剤が挙げられる。
含ませる活性剤の量は、薬学的又は生理学的に有効な投薬率の活性剤を、それを必要とする宿主に与えるのに十分な量である。この量は、以下に述べる例に示されるように、過度の実験を行なわなくても、当業者によって容易に決定することが可能である。
本発明の装置100,136は、任意選択的に、律速ポリマー層を備えている。律速ポリマー層として用いるのに適するポリマーは、当技術分野において従来から知られているので、ここでは詳細に検討する必要はない。いくつかの好ましい材料として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、共重合ポリエステル(例えば、ハイトレル(HYTREL))、及びポリウレタンが挙げられる。
律速ポリマー層を通る活性剤の浸透の速度は、そのポリマー層に対する活性剤の親和性、活性剤の分子の大きさ、そのキャリア層のポリマー構造、及びその層の厚みのような因子に依存している。従って、適切な律速ポリマー材料とその厚みは、用いられる活性剤とその所望の浸透率に依存することになる。ポリマー層とその厚みの選択は、必要に応じて、皮膚又は粘膜への投薬率を制御するための手段をもたらしている。
さらに、皮膚を通る活性剤の浸透を促進する促進剤が、活性剤層122,154、又はもし設けられているなら、律速ポリマー層又は活性剤浸透性接着剤層のいずれかに含まれているとよい。促進剤は、これらの層に、溶媒混合、さらに好ましくは、活性剤を活性剤層122,154又は接着剤層110,146内のいずれかに含ませるのに用いたのと同じプロセスによる溶融混合によって、含ませられているとよい。なお、接着剤層110,146が促進剤を含んでもよい。
適切な促進剤として、米国特許第4,573,996号に記載される促進剤が挙げられる。例えば、シクロヘキサノール、ラウリルアルコール、などのような6〜12の炭素原子を有する一価、飽和、及び未飽和の脂肪族及び脂環族アルコール類;鉱油のような脂肪族及び脂環族炭化水素類;シクロヘキサノンのような脂環族及び芳香族アルデヒド類及びケトン類;N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド、などのようなN、N−ジ(低級アルキル)アセトアミド類;ミリスチン酸イソプロピル及びラウリシディン(Lauricidin)のような脂肪族及び脂環族エステル類;デシルメチルスルホキシドのようなN、N−ジ(低級アルキル)スルホキシド類;エッセンシャルオイル類;N−メチル−2−ピロリドン、アゾンのようなニトロ化脂肪族及び脂環族炭化水素類;サリチル酸塩類、ポリアルキレングリコールシリケート類;オレイン酸及びラウリン酸のような脂肪酸類、シネオールのようなテルペン類、ラウリル硫酸ナトリウムのような界面活性剤、ヘキサメチルシロキサンのようなシロキサン類;及び上記の材料の混合物などである。
裏当て層124,156は、好ましくは、その裏当て層124,156が接触し得る1つ又は多数の層、例えば、活性剤層122,154、接着剤層110,146、及びそこに含まれる活性剤又は含有物、及び接着剤、などに対して実質的に不浸透性である材料又は材料の組合せから作製されている。この点に関して、裏当て層124,156を設ける主な目的は、活性剤又は含有物が内側パッチ106,142の裏当て層124,156を通って下にある接着剤層110,146に移動又は染み出すのを防ぐことにある。また、裏当て層112,148は、特に活性剤が接着剤層110,146に含まれているときは、活性剤に対して不浸透性である同様の材料から作製されているとよい。裏当て層112,148は、特に活性剤が接着剤層110,146に含まれていないときは、活性剤に対して不浸透性である必要はない。従って、裏当て層124,156は、殆どの場合、標準的に活性剤に対して不浸透性であるが、あらゆる場合に、活性剤に対して不浸透性である必要はない。
不浸透性という用語は、対象としている裏当て層又は部品と接触する他の部品が、装置を使用及び貯蔵する通常の期間中、このような層又は部品を通って明らかな浸透性を呈しないことを意味する。裏当て層用のいくつかの適切な材料として、例えば、セロハン、酢酸セルロース、エチルセルロース、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリ塩化ビニリデン(例えば、サラン(SARAN))が挙げられる。
本発明において、活性剤不浸透性接着剤として用いられる適切な感圧接着材料の例として、いくつかの天然及び合成ゴム接着剤と架橋可能な貼合せ用接着剤が挙げられる。適切な天然ゴム接着剤の例として、B.F.グッドリッチ・カンパニー(Goodrich Co.,)のR−1072、C.L.ハサウエイ(Hathaway)のNo.735、及びエヴァンス・セイントクレア(Evans St. Clair)のNo.5702が挙げられる。合成ゴム接着剤の例として、ジョワット・コーポレーション(Jowat Corp.)のジョワセレム(Jowatherem)270−00及びジョワセレムS−3202、及びナショナルスターチ(National Starch)の70−9416が挙げられる。他の適切な貼合せ用接着剤として、ダウコーニング(Dow Corning)の貼合せ用シリコーン接着剤とロードコーポレーション(Lord Corporation)のタイセル(Tycel)7900系列貼合せ用接着剤が挙げられる。また、ニュージャージ州、ブリッジウォータのナショナルスターチ・アンド・ケミカル カンパニー(National Starch and Chemical Co.,)からデュロ−タク(DURO-TAK)87−2516及びデュロ−タク87−2287の商品名で市販されているようなアクリル共重合体も考えられる。殆どの活性成分に対して殆ど不浸透性である接着剤は、当業者によく知られている架橋可能な貼合せ用接着剤である。
活性剤浸透性接着剤層は、好ましくは、感圧接着剤である。薬剤の浸透を許容する周知の皮膚科学的に容認される感圧接着剤のいずれも、本発明に用いることができる。いくつかの適切な浸透性接着剤として、アクリル樹脂又はメタクリル樹脂;ポリウレタンエラストマ;ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、及びポリ酢酸ビニルのようなビニルポリマー;ユリア樹脂;フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂;エチルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸酪酸セルロース及びカルボキシメチルセルロースのようなセルロース誘導体;及びグアー、アカシア、ペクチン、澱粉、デストリア(destria)、ゼラチン、カゼインのような天然ゴム糊、などが挙げられる。なお、上記のアクリル樹脂又はメタクリル樹脂として、例えば、アクリル酸又はメタクリル酸と、n−ブタノール、イソペンタノール、2−メチルブタノール、1−メチル−ブタノール、1−メチル−ペンタノール、2−メチルペンタノール、3−メチルペンタノール、2−エチル−ブタノール、イソオクタノール、n−デカノール、又はn−ドデカノールのようなアルコール類とのアルコールエステルのポリマー単独、又はこのようなアルコールエステルと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−アルコキシメチルアクリルアミド、N−アルコキシメチルメタクリルアミド、N−t−ブチル−アクリルアミド、イタコン酸、酢酸ビニル、N−分岐アルキルマレイン酸(アルキル基は、10〜24の炭素原子を有する)、ジアクリル酸グリコール、又はこれらのモノマーの混合物のようなエチレン性不飽和結合を含有するモノマーとの共重合体が挙げられる。
他の適切な感圧接着剤として、ポリイソブチレン感圧接着剤、ゴム感圧接着剤、及びシリコーン感圧接着剤が挙げられる。これらの接着剤は、当技術分野においてよく知られているように、粘着付与剤や安定剤と混合されてもよい。
活性剤の浸透性に関して好ましい接着剤として、好ましくは被覆重量が75から125g/m2の範囲内にある、アベリー・ケミカル・カンパニー(Avery Chemical Company)のAS−351HSXのようなアクリル共重合体接着剤が挙げられる。この感圧接着剤は、約52%の全固形分と、ガロン当り約7.4ポンドの重量で約15,000から25,000cpsのブルックフィールド粘度(LVT型/No.4スピンドル/12RPM、25℃)を有する永久粘性膜をもたらす架橋可能なポリマーである。このポリマーは、特に従来のコーティング機器において用いられるようにするために、ヘキサン又はトルエンによって、所望の固形分の範囲及び/又は粘度の範囲に希釈させることもできる。
これらの目的に用いられ得る他のこのような接着剤として、ナショナルスターチ・アンド・ケミカル・カンパニーからデュロ−タク80−1054の商品名で市販されているアクリル系感圧接着剤が挙げられる。この接着剤は、47.5%の固形分、3,000cpsの粘度、及び2.9mmの可塑度(ウィリアムス(Williams))を有している。この接着剤は、通常、酢酸エチル、ヘプタン、イソプロピルアルコール、及びトルエンを含む溶媒系と共に用いられる。他のこのような接着剤が、UCBグループからゲルバマルチポリマーエマルション(GELVA Multipolymer Emulsion)2484の商品名で市販されている。この接着剤は、59%の固形分と1,500から2,300cpsの粘度を有する安定水性アクリル系エマルション感圧接着剤からなる。他のアクリル系接着剤の例として、UCBのゲルバ(Gelva)788及び733、C.L.ハサウエイのPS−41、H.B.フラー(Fuller)のVr−0833、モルトン・ケミカル(Morton Chemical)のアドコット(Adcot)73A207A、ナショナルスターチのNo.80−2404、80−1054、72−9056、及び72−9399、ローム&ハース(Rohm & Haas)のNo.E−2015、E−2067、及びE−1960、ユニロイヤル・インコ-ポレィテッド(Uniroyal Inc.)のM−6112、及びW.R.グレース(Grace)のデラタック(Deratak)74Lが挙げられる。適切なゴム接着剤として、ナショナルスターチのデュロ−タク36−6172及びモルトン・ケミカルのモルスティク(Morstik)118が挙げられる。適切なシリコーン接着剤の例として、ダウ・コーニングの7−4502が挙げられる。
皮膚又は粘膜と接触するための浸透性接着剤層の幅(すなわち、表面積)と厚みは、活性剤又は活性促進剤に十分な浸透性を与え、かつ皮膚又は粘膜に対して望ましい投与率を可能にする適切な表面積をもたらす幅と厚みである。これらの幅と厚みは、当技術分野において従来から知られているので、ここで詳細に検討する必要はない。
活性剤層122,154は、好ましくは、一体ポリマー活性剤キャリア層である。従って、本質的に、これらの一体活性剤キャリア層は、基本的には、活性剤、すなわち、薬剤成分又は活性剤促進剤、又はそれらの両方と溶融混合によって混合される熱可塑性ポリマー素地からなっている。しかし、共通の溶剤内において活性剤を素地ポリマーと混合し、次いで、溶媒を蒸発させ、プラスチック膜を形成するような一体ポリマー素地キャリア層も、考えられる。当業者によって容易に理解されるように、溶融混合のステップは、熱可塑性ポリマーの使用、すなわち、熱を受けたときに軟化かつ溶融し、次いで、冷却されたときにその元の状態に戻るポリマーの使用を必要とする。適切な熱可塑性素地ポリマーは、熱可塑性ポリウレタンである。この内、ポリエーテルポリウレタンが好ましい。これらのポリウレタンとして、ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow Chemical Company)のペレセン(PELLETHANE)、特に、その2363−80AE等級、K.J.クイン(Quin)のキューセイン(Q-THANE)、B.F.グッドリッチのエステン(ESTANE)、モベイ・ケミカル・カンパニー(Mobay Chemical Company)のトキシン(TXIN)などの市販ポリウレタン組成物が挙げられる。
また、適切な熱可塑性素地ポリマーとして、種々のポリエステル、例えば、デュポン(DuPont)のハイトレル(HYTREL)、特にその4056等級とジェネラル・エレクトリック(General Electric)のロモド(Lomod)(これらは、それぞれ、ポリエーテルプレポリマーとポリブチレンテレフタレート及びポリエーテルプレポリマーとポリイソブチレンテレフタレートの共重合体である)、及びイーストマン・ケミカル(Estman Chemical)のPCCEを含む種々の環状ポリエステルの共重合体も挙げられる。他の適切なポリマーとして、エチレンメタクリル酸共重合体及びエチレンアクリル酸共重合体が挙げられる。例えば、ニュクレル(NUCREL)699の商品名を有するエチレンメタクリル酸は、熱可塑性素地ポリマーとして、特に適している。
装置100,136は、装置の表面、例えば、宿主の皮膚又は粘膜に接着される表面に貼り付けられる剥離ライナを備えている。剥離ライナは、裏当て層に用いられるのに適する材料が活性剤不浸透性であるなら、その材料と同じ材料から作製されているとよい。剥離ライナのような材料は、例えば、シリコン、テフロン(登録商標)、又は他の適切な被膜でその表面に通常の処理を施すことによって、接着剤層又は活性剤層から取除き可能又は剥離可能に作製されている。また、剥離層からの装置100,136の取除きは、保護層の機械的な処理、例えば、保護ライナをエンボス加工することによって、なされてもよい。
本発明の装置100,136の種々の層は、当技術分野において従来から知られている方法によって、積層体を形成するように組み合わされるとよい。このようなプロセスの1つは、活性剤と熱可塑性素地ポリマーを溶融混合し、押出成形によって、ポリマー層を形成することによって、それらの2つの成分を組み合わせる段階を含んでいる。他の既知のプロセスは、溶媒混合プロセスと呼ばれる。このプロセスは、溶媒和成分を用いて、混合物を形成し、その混合物を剥離ライナのような基板に塗布し、次いで、乾燥する段階を含んでいる。溶融混合プロセスは、米国特許第6,010,715号にさらに詳細に記載されている。この特許の開示内容は、参照することによって、ここに含まれるものとする。
本発明の装置100,136の構成において、裏当て層、剥離層、接着剤層、活性剤層、感圧接着剤層、活性剤浸透性接着剤層、活性剤不浸透性接着剤層、活性剤不浸透性層、活性剤浸透性接着剤層、などに用いられる種々の材料が知られている。適切な材料が、米国特許第5,064,422号、第5,123,900号、第5,503,844号、及び第5,948,433号に開示されている。これらの特許の開示内容は、参照することによって、ここに含まれるものとする。
図8〜図10を参照すると、溶媒混合プロセスによって、装置100,136を作製する方法の一例が示されている。装置100に関連して説明すると、溶媒和ポリマー材料、例えば、感圧接着特性を有するポリマー材料を宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤と混合することによって、活性剤層122を形成する。この活性剤ポリマー混合物を剥離ライナに塗布、乾燥、次いで、活性剤不浸透性裏当て層と積層し、連続供給ロール160に巻き取る。剥離ライナを活性剤層から分離し、背面切込みによって、スリット132を形成し、その一方、活性剤層を内側パッチ106の所望の寸法及び形状に型抜きする。剥離ライナと活性剤層を再び接合し、この後、余剰の活性剤層を剥がし取る。
図9に示されるように、同様の溶媒混合プロセスにおいて、接着剤層110を形成する感圧接着剤素地材料を剥離ライナに塗布、乾燥、次いで、裏当て層と積層し、巻き取って、供給ロール162を形成する。剥離ライナを接着剤層から剥がし、型抜きによって、開口114を形成し、かつ背面切込みによって、スリット120を形成する。この剥離ライナを接着剤層と再び接合し、この後、余剰の接着剤層を剥がし取る。
図10を参照すると、支持された活性剤層122を、連続的プロセスで、支持された接着剤層110を覆ってかつ整合させた状態で配置し、その接着剤層110に剥離ライナの開口を介して接着させる。活性剤層用の剥離ライナを、適切な寸法及び形状に切断し、この後、ギロチンプロセスによって、外側パッチ剥離層を切断し、完成した装置100を形成する。
図8〜図10を参照して述べたような装置100,136を作製する方法の上記の説明は、1つの例示にすぎないことが、理解されるべきである。これに関連して、装置100,136を作製する多数の他の方法も考えられ、従って、ここに述べた方法は、本発明の範囲を制限すると、解釈されるべきではない。
ここでは、本発明を特定の実施形態を参照して説明したが、これらの実施形態は、本発明の原理と適用の単なる例示にすぎないことが、理解されるべきである。従って、例示した実施形態に対して多くの修正形態がなされ得ること、及び他の構成が添付の請求項によって定義される本発明の精神と範囲から逸脱することなく考案され得ることが、理解されるべきである。
本発明の一実施形態による、宿主の皮膚又は粘膜に貼り付けられる活性剤を放出するための装置の組み立てられていない部品を示す分解斜視図である。 図1に示される装置の組み立てられた状態の断面図である。 図2に示される装置の平面図である。 宿主の皮膚又は粘膜に接着された図2に示される装置の貼付け状態の断面図である。 本発明の他の実施形態による、宿主の皮膚又は粘膜に貼り付けられる活性剤を放出するための装置の組み立てられていない部品を示す分解斜視図である。 図5に示される装置の組み立てられた状態の断面図である。 図6に示される装置の平面図である。 本発明による装置を作製する方法の一実施形態を示す概略図である。 本発明による装置を作製する方法の一実施形態を示す概略図である。 本発明による装置を作製する方法の一実施形態を示す概略図である。

Claims (86)

  1. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、接着特性を有する外層と、活性剤不浸透性層を有する内層であって、前記外層に接着される一部を有する内層と、前記不浸透性層の一部と前記外層の一部との間に介在される剥離ライナとを備え、前記剥離ライナを取除くことによって前記外層を露出させ、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させていることを特徴とする装置。
  2. 前記剥離ライナは、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記剥離ライナは、前記外層に剥離可能に接着されていることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 前記剥離ライナは、前記外層の一部を露出させる開口を備え、該露出した一部に、前記内層の前記不浸透性層が接着されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  5. 前記内層は、前記剥離ライナ内の前記開口を包囲する周囲部分を備え、前記周囲部分は、前記外層から、それらの間に介在する前記剥離ライナによって、分離されていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記内層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  7. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記内層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  8. 前記外層と前記内層の少なくとも1つは、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  9. 前記内層に剥離可能に接着される剥離ライナをさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  10. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、宿主の皮膚又は粘膜に接着されるのに適した接着特性を有する第1層と、前記第1層に剥離可能に接着される第2層であって、前記第1層の一部を露出させる開口を有する第2層と、前記第2層を覆う第3層であって、前記第2層の前記開口内の前記第1層に接着される一部を有する活性剤不浸透性層を含む第3層とを備え、前記装置を前記第1層によって宿主の皮膚又は粘膜に接着させるときに前記第2層を取除く前まで、前記第2層が前記第3層の一部を前記第1層から分離していることを特徴とする装置。
  11. 前記第1層と前記第3層の少なくとも1つは、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記第2層は、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  13. 前記第3層は、前記第2層内の前記開口を包囲する周囲部分を備え、前記周囲部分は、前記第1層から、それらの間に介在する前記第2層によって、分離されていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  14. 前記第2層は、前記第2層の縁から前記開口に延在する少なくとも1つのスリットを備えていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  15. 前記第1層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着剤を含んでいることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  16. 前記第3層を覆って剥離可能に貼り付けられる活性剤不浸透性の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  17. 前記第3層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  18. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記第3層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  19. 前記第1、第2及び第3層は、互いを覆って積層体を形成する平坦層であることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  20. 前記活性剤不浸透性層は、前記第3層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  21. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置において、上面と下面とを有する外層であって、前記外層の前記上面は、前記外層を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに適した接着特性を有するような外層と、前記外層の前記上面に剥離可能に接着されるライナであって、前記外層の前記上面の一部を露出させる開口を有するライナと、前記ライナを覆う活性剤を有する活性剤内層であって、前記外層の表面積よりも小さく、前記ライナの前記開口の表面積よりも大きい表面積を有する内層と、前記内層の前記下面に接着される活性剤不浸透性層であって、前記ライナの前記開口内の前記外層の前記上面に接着される一部を有する活性剤不浸透性層とを備え、前記ライナの一部は、前記内層の一部と前記外層の一部との間に介在され、前記ライナを取除いて前記装置を宿主の皮膚と粘膜に接着させる前に、前記内層から前記外層に前記活性剤が移動するのを阻止していることを特徴とする装置。
  22. 前記外層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  23. 前記外層は、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  24. 前記ライナは、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  25. 前記活性剤内層は、前記ライナ内の前記開口を包囲する周囲部分を備え、前記周囲部分は、前記外層の前記上面から、それらの間に介在する前記ライナによって、分離されていることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  26. 前記活性剤内層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  27. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記活性剤内層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  28. 前記活性剤内層に剥離可能に接着される剥離ライナをさらに備えていることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  29. 前記活性剤不浸透性層は、前記内層の下面と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  30. 活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、前記装置の成分が前記装置内の内層と接着性外層との間で移動するのを阻止するための方法であって、前記内層は、前記外層に部分的に接着される成分不浸透性層を有するような方法において、前記内層の周辺部分と前記外層との間に剥離ライナを介在させる段階を含むことを特徴とする方法。
  31. 前記剥離ライナは、成分不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 前記剥離ライナを前記外層に剥離可能に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  33. 前記剥離ライナ内に開口を設け、前記外層の一部を前記開口に露出させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  34. 前記不浸透性層を前記剥離ライナの前記開口内の前記外層に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項33に記載の方法。
  35. 前記内層の前記周辺部分は、前記剥離ライナの前記開口を包囲していることを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  36. 前記成分不浸透性層は、前記内層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  37. 前記剥離ライナは、前記外層に剥離可能に接着される下面と、前記成分不浸透性層の下にある接着されない上面とを有していることを特徴とする、請求項36に記載の方法。
  38. 活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、前記装置内の活性剤内層から接着性外層に活性剤が移動するのを阻止するための方法であって、前記内層は、活性剤不浸透性層を有するような方法において、剥離ライナを前記外層の第1部分に接着させる段階と、前記内層の前記不浸透性層の一部を前記外層の第2部分に接着させる段階とを含み、前記不浸透性層の残りの部分は、前記剥離ライナを覆って配置され、前記剥離ライナは、前記剥離ライナが取除かれるまで、前記内層の周辺部分を前記外層から分離することを特徴とする方法。
  39. 前記剥離ライナは、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  40. 前記剥離ライナを前記外層に剥離可能に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  41. 前記剥離ライナ内に開口を設け、前記外層の一部を前記開口内に露出させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  42. 前記不浸透性層の前記一部は、前記剥離ライナの前記開口内の前記外層の前記第2部分に接着されることを特徴とする、請求項41に記載の方法。
  43. 前記不浸透性層の前記残りの部分は、前記剥離ライナの前記開口を包囲することを特徴とする、請求項41に記載の方法。
  44. 前記活性剤不浸透性層は、前記内層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  45. 前記剥離ライナは、前記外層に剥離可能に接着される下面と、前記活性剤不浸透性層の下にある接着されない上面とを有していることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  46. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、内層の活性剤不浸透性層の一部を接着特性を有する外層に接着させる段階と、剥離ライナを前記不浸透性層の一部と前記外層との間に介在させる段階とを含み、前記剥離ライナを取除くことによって前記外層を露出させ、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に露出させることを特徴とする方法。
  47. 前記剥離ライナは、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  48. 前記剥離ライナを前記外層に剥離可能に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  49. 前記剥離ライナに開口を設け、前記外層の一部を前記開口内に露出させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  50. 前記不浸透性層を前記剥離ライナの前記開口内の前記外層に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項49に記載の方法。
  51. 前記活性剤不浸透性層は、前記内層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  52. 前記内層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  53. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記内層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  54. 前記外層と前記内層の少なくとも1つは、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  55. 前記外層は、感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  56. 前記内層、前記外層及び前記不浸透性層は、積層体を形成する平坦層であることを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  57. 前記内層に剥離可能に接着される剥離ライナを設ける段階をさらに含むことを特徴とする、請求項46に記載の方法。
  58. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、宿主の皮膚又は粘膜に接着されるのに適した接着特性を有する第1層を設ける段階と、第2層を前記第1層に剥離可能に接着させる段階であって、前記第2層は、前記第1層の一部を露出させる開口を有するような段階と、第3層を前記第2層によって覆う段階であって、前記第3層は、活性剤不浸透性層を備えるような段階と、前記不浸透性層の一部を前記第2層の前記開口内の前記第1層に接着させる段階とを含み、前記装置を前記第1層によって宿主の皮膚又は粘膜に接着させるときに前記第2層を取除く前まで、前記第2層が前記第3層の一部を前記第1層から分離することを特徴とする方法。
  59. 前記第1層と前記第3層の少なくとも1つは、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  60. 前記第2層は、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  61. 前記第3層は、前記第2層内の前記開口を包囲する周辺部分を備え、前記周辺部分は、前記第1層から、それらの間に介在する前記第2層によって、分離されることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  62. 前記第2層は、前記第2層の縁から前記開口に延在する少なくとも1つのスリットを備えていることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  63. 前記第1層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  64. 前記第3層を覆って剥離可能に貼り付けられる活性剤不浸透性材料の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  65. 前記第3層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  66. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記第3層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  67. 前記第1、第2及び第3層は、互いに覆って積層体を形成する平坦層であることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  68. 前記活性剤不浸透性層は、前記第3層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  69. 前記第3層は、前記第2層の前記開口よりも大きく、前記第1層よりも小さいことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
  70. 活性剤を宿主の皮膚又は粘膜に放出するための装置を作製する方法において、上面と下面とを有する外層を設ける段階であって、前記外層の前記上面は、前記外層を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるのに適する接着特性を有するような段階と、ライナを前記外層の前記上面に剥離可能に接着させる段階であって、前記ライナは、前記外層の前記上面の一部を露出させる開口を有するような段階と、活性剤不浸透性層を有する活性剤内層を前記ライナの上に位置決めする段階であって、前記内層は、前記外層の表面積よりも小さく、前記ライナの前記開口の表面積よりも大きい表面積を有するような段階と、前記不浸透性層の一部を前記ライナの前記開口内の前記外層の前記上面に接着させる段階とを含み、前記ライナの一部は、前記内層の一部と前記外層の一部との間に介在され、前記ライナを取除いて前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前まで、前記活性剤が前記内層から前記外層に移動するのを阻止することを特徴とする方法。
  71. 前記外層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  72. 前記外層は、宿主の皮膚又は粘膜に投与される活性剤を含んでいることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  73. 前記ライナは、活性剤不浸透性材料を含んでいることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  74. 前記活性剤内層は、前記ライナ内の前記開口を包囲する周辺部分を備え、前記周辺部分は、前記外層の前記上面から、それらの間に介在する前記ライナによって、分離されることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  75. 前記活性剤内層は、前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるための感圧接着材料を含んでいることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  76. 前記装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させるために、前記活性剤内層を覆って貼り付けられる活性剤浸透性接着剤の層をさらに備えていることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  77. 前記活性剤内層に剥離可能に接着される剥離ライナをさらに備えていることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  78. 前記活性剤不浸透性層は、前記内層の前記下面と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  79. 活性剤放出装置を宿主の皮膚又は粘膜に接着させる前に、前記装置の成分が前記装置内の内層と接着性外層との間で移動するのを阻止するための方法であって、前記内層と前記外層の少なくとも1つは前記成分を含み、前記内層は、結合領域内で前記外層に部分的に接着される成分不浸透性層を備えるような方法において、剥離ライナを前記結合領域を包囲する前記内層の周辺部分と前記外層との間に介在させる段階を含むことを特徴とする方法。
  80. 前記剥離ライナは、前記成分に不浸透性の材料を含んでいることを特徴とする、請求項79に記載の方法。
  81. 前記剥離ライナを前記外層に剥離可能に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項79に記載の方法。
  82. 前記剥離ライナ内に開口を設け、前記外層の一部を前記開口内から露出させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項79に記載の方法。
  83. 前記不浸透性層を前記剥離ライナの前記開口内の前記外層に接着させる段階をさらに含むことを特徴とする、請求項82に記載の方法。
  84. 前記内層の前記周辺部分は、前記剥離ライナの前記開口を包囲していることを特徴とする、請求項83に記載の方法。
  85. 前記不浸透性層は、前記内層と少なくとも同じ大きさを有していることを特徴とする、請求項79に記載の方法。
  86. 前記剥離ライナは、前記外層に剥離可能に接着される下面と、前記不浸透性層の下にある接着されない上面とを有していることを特徴とする、請求項85に記載の方法。
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