JP2007502555A - 共用データ通信チャンネルに対する適応コード化 - Google Patents

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Abstract

一連の受信特性測定値を集めることにより、チャンネルを経て受信機にデータのブロックを送信するために使用されるブロックフォーマットの決定し、受信特性の変化率または再送信要求が行われる割合を決定してなおかつ変化率の大きさまたは再送信要求の割合に依存し、時系列の間に受信特性測定値の最低部分の平均をとり、あるいは最も新しい受信特性測定値に基づいてブロックフォーマットを決定するための、方法、システム、および装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は概略的には、共用通信チャンネルを通じてデータを送信するための方法およびシステムに関する。より具体的には、本発明は、ステーション(ワイヤレスローカルループシステムでの無線ベースステーションおよび加入者用ステーション等)の間でデータを送信する方法とシステムに関し、該ステーションでは、受信者は様々な受信特性を経験し、それに応じて該受信者へのデータ送信はパッケージ化される。
「パッケージ」、「パッケージ化された」、「パッケージ化する」という用語は、本明細書中で使用される時は、宛先となるよう意図された受信機でのデータ受信のためのパッケージ化されたデータを送信するための、配列全体を指すものとする。データをパッケージ化することは、異なるレベルの前進型誤信号訂正(FEC)コード(コード化無しから高レベルのコード化まで、および/または異なるコード化方法)の適用、様々なレベルの記号反復の採用、異なる変調スキーム(4-QAM、 16-QAM、 64-QAMなど)の採用、および必要とされる無線(あるいは他の物理的な層)の量と、送信に適したデータ速度および送信エラー確率とを選択することによりデータ送信を処理するための他の任意の手法あるいは方法を含むが、これらに限定されない。例えば、データは、意図される第一の受信機への送信に関しては1/4 FECのコード化(1データビットはそれぞれ、4ビットの情報として送信される)速度および16-QAMの変調でパッケージ化でき、意図される第二の受信機(第一の受信機よりも良好な受信特性を有する)への送信に関しては1/2 FECのコード化速度および64-QAMの変調でパッケージ化できる。
加入者用ステーションに送信された信号を該加入者用ステーションが適切に受信する能力(本明細書では「受信特性」と呼ぶ)は、時間が経つにつれて多少なりとも速く変化するので、(1)大半の状況下で目標となる信頼性レベルを提供するために、加入者用ステーションによって受信されるデータをパッケージ化するか、あるいは(2)加入者用ステーションにおける受信特性の変化に応じて、データのパッケージが加入者用ステーションによって受信されるようにするのが望ましい。時間が経つにつれ受信特性が変化することは、一般に「チャンネル・フェーディング」と呼ばれる。
図1A−図1Dは、チャンネル・フェーディングの四つの理想化された例を示す。各々において、"SIR"(信号対干渉雑音比、受信機によって経験される受信特性の尺度である)は、短時間の間(各々の場合で半秒のオーダーである)の時間の関数として曲線で表される。
図1Aでは、データが送信されるチャンネルが照準線であり、純粋な加法的ガウス白色雑音チャンネルであるような例が示される。ここでは、受信特性は一定である。
図1Bでは、加入者用ステーション、あるいはチャンネルの途中にある物体(加入者用ステーションが設けられている部屋にいる人間など)が歩行者の速度で移動しており、その結果受信特性が変動する例が示される。このような変動する受信特性に対処するための一つの方法は、受信特性を測定し、最も新しく受信されたデータの受信特性の測定を考慮に入れるようにデータがパッケージ化されるように、データのパッケージ化を適合させることであった。
パッケージ化の適合が可能である速度は、通常、加入者用ステーションにおける受信特性の測定と、ベースステーションによるブロック(該ブロックのパッケージ化は測定から決定される)の送信との間の遅れによって制限される。
受信特性が上昇している場合には、適合速度が制限されることは深刻な問題ではない。しかし、受信特性が下降している場合には、パッケージ化の決定は受信特性の測定に基づいてなされるところが非常に大きいであろう。これによりエラーを生じ、加入者用ステーションへのデータ速度を減少させる。これを補うために「フェードマージン」が通常設けられ、パッケージ化を決定するのに使用される受信特性は、加入者用ステーションから得られた最後の受信特性の測定値よりも、フェードマージン分だけ低い。フェードマージンは通常、受信特性の、期待される最大変化速度に基づいて選択される。もしフェードマージンが十分に大きくなければ、使用されるパッケージ化はしばしば受信特性に基づくところが非常に大きくなることがあり、エラー率の上昇を引き起こし、今度はデータの再送信を余儀なくされる。その結果データ速度が大幅に低下する場合がある。過去には、こうしたデータ速度の減少は、複数の急速なフェードの合間に得られる、より大きなデータ速度に対して支払われる対価として受け入れられてきた。
図1Cは、急速かつ深いフェードの例を示し、ここではフェードを取り囲んで受信特性の変化が極端に大きい。このようなフェーディングはチャンネル内での物体の速い動き、複数の経路の間の破壊的な干渉雑音、あるいは当業者に知られている他の現象によって引き起こされる。適合が利用されるならば、誤信号訂正を回避するためにひどく大きなフェードマージンを設定しなければならないであろう。こうしたフェードが期待できる場合には、すべてのデータは通常、ほとんどの状況下で誤信号訂正を回避するのに十分に低い、固定された受信特性に基づいてパッケージ化される。
図1Dは、緩やかにドリフトするフェードの例を示す。この場合、図1Bとの関連で述べられたような受信特性の適合は、該適合が十分に速くかつ十分なェードマージンが提供されれば、通常は機能する。
いくつかのワイヤレス通信システム、とりわけ加入者用ステーションが可動性(モバイル)であるものにおいては、目標となる信頼性レベルが保証されるようにパッケージ化は固定され、なおかつチャンネルの平均SIRに比例したフェードマージンに基づく。無論、多くの状況下では、固定されたパッケージ化が与えるデータは適合化よりも少ないであろうが、可動式のワイヤレス通信システムでは、一つのベースステーションから他のベースステーションへ受け渡し処理を行う必要があるので、適合は実行困難であった。また、フェーディングに対する適合については、固定されたワイヤレス通信システムにおいてよりも可動性のワイヤレス通信システムにおいて、より困難が発生する可能性が高い。というのは、加入者用ステーションがより速く動く可能性があるからである。
上記より、現行のデータパッケージ化方法は、フェーディング状態が変動しやすいチャンネルについて改良される必要があることは明らかである。
本発明の第一の態様によれば、データブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定するための方法が提供される。前記方法は、加入者用ステーションによってベースステーションよりチャンネルを経て受信されたデータの受信特性の変化率の測定をモニターすること、加入者用ステーションによってベースステーションよりチャンネルを経て受信されたデータのフレームそれぞれの受信特性を測定すること、および量子化マッピングを用いてそれぞれの受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングすることを含む。送信制御ビットの組の各々は、データのスロットされたフレームとして、加入者用ステーションからベースステーションへ送信され、それぞれの送信制御ビットは離散スロットで送信される。ベースステーションによって加入者用ステーションに送信されるべき次のブロックのためのブロックフォーマットは、
(a)最新の送信制御ビットおよび量子化マッピングを使用するか、あるいは
(b)チャンネルを経由してベースステーションより受信したデータのフレーム のための受信特性測定値の一部の平均を使用するか、
のどちらかによって決定される。
各々の測定値が受信特性の十分正確な評価であり、前記受信特性で、送信すべき次のブロックを加入者用ステーションが受信するのに十分速く、受信特性測定値を取得して送信機に供給することが可能であることを、変化率の測定が示す場合はステップ(a)が使用され、そうでなければ(b)が使用される。
好ましくは、平均を決定するために使用された受信特性測定値は大きさによって複数の部分に分類され、そのように決定された複数の部分のうちの一つが平均を決定するために使用され、平均を決定するために使用される分類された部分が最小の大きさを有する部分である。
本発明の第二の態様によれば、データブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定するための方法が提供される。前記方法は、加入者用ステーションにおいては、加入者用ステーションによってベースステーションよりチャンネルを経て受信されたデータのフレームの受信特性を測定することと、量子化マッピングを用いて受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングすることとを含む。送信制御ビットの組の各々は、データのスロットされたフレームとして、加入者用ステーションからベースステーションへ送信され、それぞれの送信制御ビットは離散スロットで送信される。ベースステーションでは、送信制御ビットの組および量子化マッピングを使用して、加入者用ステーションに送信すべき次のブロックのためのブロックフォーマットを決定する。
本発明の第三の態様によれば、一連のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定するための方法が提供される。前記方法は、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されたデータブロックの受信特性の一連の測定値を収集することと、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されたデータブロックの受信特性の変化率の測定を決定することとを含む。各々の測定値が受信特性の十分正確な評価であり、前記受信特性で、送信しようとしている一連の複数のブロックを単位とするブロックを受信機が受信するのに十分速く、受信特性測定値を取得して送信機に供給することが不可能であることを、変化率の測定が示す場合は、一連の受信特性測定値の少なくとも一部の平均の決定すること、および送信される一連の複数のブロックの各々に対して使われるブロックフォーマットを前記平均に基づいて決定すること、そうでない場合には、送信のためにブロックを準備する時点で送信機に対して利用可能な、最近の受信特性測定値に基づいて、送信されるべき一連の複数のブロックの各々に対して使われるブロックフォーマットが決定される。
本発明の第四の態様によれば、一連のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定するための方法が提供される。前記方法は、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されるデータブロックの受信特性の変化率の測定をモニターすることを含む。前記方法は、
(a)次のブロックが送信されようとしている時点で送信機に対して利用可能な、最近の受信特性測定値を使うこと、および(b)受信特性測定値の一部の平均を決定するために、チャンネルを経て送信機から受信機へ送信された以前の一連のデータブロックの受信特性の測定値を用いて受信特性測定値の一部の平均を決定し、前記平均に基づいて、送信される一連のブロックにおけるブロックに使用されるブロックフォーマットを決定することを、交互に行い、送信されるべき次のブロックのためのブロックフォーマットを決定する。各々の測定値が受信特性の十分正確な評価であり、前記受信特性で、送信すべき次のブロックを受信機が受信するのに十分速く、受信特性測定値を取得して送信機に供給することが可能であることを、変化率の測定が示す場合は段階(a)が使用され、そうでなければ(b)が使用される。
好ましくは、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されるデータブロックの受信特性の変化率の測定が定期的に決定されるが、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されるデータブロックの受信特性の測定とは異なる期間あるいは位相で、測定値が収集される。受信特性の変化率の測定は、一連の受信特性測定値より決定される。あるいは、受信特性の変化率の測定は、一連の受信特性測定値の周波数スペクトルを見つけ出すことにより、または、受信機が、送信機からのチャンネルを経由しての再送信を要求している速さにより決定される。
本発明の第五の態様によれば、一連のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法が提供される。前記方法は、送信機からチャンネルを経て受信機に送信されたデータブロックの受信特性の一連の測定値を収集することと、受信特性の一連の測定値の少なくとも一部の平均を決定することと、前記平均に基づいて、送信されるべき一連の複数のブロックの各々のブロックフォーマットを決定することと、を含む。好ましくは、平均を決定するために使用された受信特性測定値は大きさによって複数の部分に分類され、そのように決定された部分のうちの一つは平均を決定するために使用される。平均を決定するために使用される、分類された部分は、最小の受信特性を有する部分である。
本発明の第六の態様によれば、データブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法が提供される。前記方法は、加入者用ステーションによってベースステーションよりチャンネルを経て受信されたデータのフレーム各々の受信特性を測定することと、を含む。加入者用ステーションに送信すべき次のブロックのためのブロックフォーマットを決定するための受信特性測定値の各々を使用するか、または、所定の条件下で、最後に決定された平均に基づいて、送信すべき次のブロックのためのブロックフォーマットを決定するかのどちらかである。
好ましくは、量子化マッピングを用いて受信特性測定値が送信制御ビットの組に対してマッピングされ、送信制御ビットの組が、データのスロットされたフレームとして、ベースステーションへ送信される。それぞれの送信制御ビットは離散スロットとして送信される。量子化マッピングが、加入者用ステーションに送信すべき次のブロックのためのブロックフォーマットを決定するための受信特性測定値を決定するために、ベースステーションによって使用される。
好ましくは、本発明の上記の態様の各々において、測定される受信特性は信号対干渉雑音比である。
本発明の第七の態様によれば、搬送波として実施されるデータ信号が提供される。前記信号は、送信制御ビットの組から成る。各々のビットは、専用チャンネルで加入者用ステーションからベースステーションへ送信されるデータのスロット化されたフレームの離散スロットとして搬送される。前記送信制御ビットは共に、ベースステーションによって送信されたデータのフレームの、加入者用ステーションにおいて測定された、受信特性の量子化された測定値を表わす。
本発明の第八の態様によれば、マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからの受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへの送信を制御する加入者用ステーションが提供される。前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、量子化マッピングを用いて受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングし、それぞれの送信制御ビットが離散スロットで送信される送信制御ビットの組を、データのスロットされたフレームとして、ベースステーションへ送信するよう構成される。
本発明の第八の態様によれば、マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからの受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへの送信を制御する加入者用ステーションが提供される。前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、前述の一連の受信特性測定値の一部の平均を、定期的にベースステーションに送信するように構成される。
好ましくは、ベースステーションに送信される平均の各々は、複数の受信特性測定値を累算し、累算された測定値を規模のリストへと分類し、分類された測定値をリストにおける位置によって複数のグループへ区分し、最低の受信特性を有するグループにおける測定値の平均をとることによって決定される。
本発明の第九の態様によれば、マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからの受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへの送信を制御する加入者用ステーションが提供される。前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、かつ、
(a)一連の前記受信特性測定値の一部の平均を定期的にベースステーションに 送信し、なおかつ、
(b)量子化マッピングを用いて各々の受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングし、それぞれの送信制御ビットが離散スロットで送信される送信制御ビットの組を、データのスロットされたフレームとして、ベースステーションへ送信するよう構成される。
本発明の第十の態様によれば、マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由する複数の加入者用ステーションへの送信および専用チャンネルを経由する加入者用ステーションからの受信を制御するベースステーションが提供される。前記ベースステーションは、
(a)共通のチャンネルを経て加入者用ステーションによって受信されたデータ の各々のフレームの受信特性の一連の測定値の一部の、定期的に送信され た平均、および
(b)専用チャンネルを経由する、データのスロット化されたフレームであって 、各々のフレームは、共通のチャンネルを経て加入者用ステーションによ って受信されたデータの異なるフレームの受信特性測定値に対応する送信 制御ビットの組を送信し、前記送信制御ビットは量子化マッピングを用い て決定され、各々の制御ビットは離散スロットとして送信される、データ のスロット化されたフレーム
の両方を加入者用ステーションから受信するよう構成される。
好ましくは、ベースステーションに送信される平均の各々は、複数の受信特性測定値を累算し、累算された測定値を規模のリストへと分類し、分類された測定値をリストにおける位置によって複数のグループへ区分し、最低の受信特性測定値を有するグループにおける測定値の平均をとることによって決定される。
本発明の第十一の態様によれば、データを共通のチャンネルを経由して送信するシステムが提供される。前記システムは、上記のベースステーションと、少なくとも1つの加入者用ステーションとを含む。
つぎに本発明の実施形態につき、例示としてのみで、添付の図面を参照して説明する。
図2を参照すると、データ送信用のワイヤレスネットワークが一般には20で示される。ネットワーク20は無線ベースステーション24および複数の加入者用ステーション28a、28b、・・・、28nを含む。ここでの好ましい実施形態では、無線ベースステーションは24は、データ遠隔通信ネットワーク(図示せず、地上ラインベースの切替式データネットワーク、パケットネットワーク等)の少なくとも一つと、適切なゲートウェイおよび1つ以上のバックホール(図示せず、T1、T3、E1、E3、OC3、あるいはほかの好適な陸上ラインリンク、あるいは衛星または他の無線またはマイクロ波チャンネルリンク、あるいはバックホールのように、当該技術分野において技量を有する者が思い付くような、制御に適した他の任意のリンクなど)によって接続される。
ベースステーション24は加入者用ステーション28と通信し、該加入者用ステーションは固定されているか、遊動式または移動式であることが可能である。ベースステーション24によって提供される加入者用ベースステーションの数「n」は、利用可能な無線帯域幅の量および/または加入者用ステーション28の構成および要件により変動することが可能である。
通信リンク32は、ベースステーション24と各々の加入者用ステーション28との間に、無線によって確立されている。通信リンク32は、TDMA、FDMA、CDMA、あるいはGSM等の混成システムを含む、多様な複合アクセス技術を用いて実行することができる。本実施形態では、通信リンク32を経て送信されるデータは、複合アクセス技術としてのCDMAを使用して送信され、該データはブロックの形態であり、スロット化された時間フレーム内で送信される。このことの詳細は、以下でより詳細に述べることにする。
受信特性は、信号を送信するために採用される複合アクセス技術に従って異なる方法で測定することが可能である。例えば、TDMAシステムあるいはFDMAシステムでは、受信される信号の強度は最も頻繁に使用される測定量である。CDMAシステムでは、受信されるビットの電力と受信される干渉雑音との比率(しばしばEs/Noで表わされる。ここでEsは記号ごとのエネルギー、Noは受信される干渉雑音のエネルギーである)は、適切な測定量である。
各々の加入者用ステーション28での通信リンク32の受信特性は、様々な要因によって変動する可能性がある。該様々な要因は、当該技術分野において技量を有する者によく理解されるように、多経路干渉雑音(近隣の建物の存等)、無線雑音源(他のユーザーあるいは無線雑音源による送信を含む)、地理的特性、加入者用ステーション28のベースステーション24からの距離、加入者用ステーション28における受信機の質、などを含む。概して信号は、距離に対し、1/rNのように減衰する。ここでrは加入者用ステーション28とベースステーション24との間の距離であり、N>1である。IS-95 CDMAシステムでは、例えば、Nは概して3<N<5の範囲内にある。
通信リンク32は、アップリンク(加入者用ステーション28からベースステーション24へ)およびダウンリンクベースステーション24から加入者用ステーション28へ)の両方向で作動する。アップリンクおよびダウンリンクの両方向を設ける方法は特に限定されているわけでなく、本実施形態の通信リンク32は、周波数分割二重化(FDD)によって作動する。しかしながら、時間分割二重化(TDD)、混成スキームなど、アップリンクおよびダウンリンクの両方向を設ける別の方法は、本発明の範囲内にあるものである。
今図3を参照すると、本実施形態では、通信リンク32は複数のチャンネルで構成されており、ここでのCDMAによる実行例では、該複数のチャンネルは通信リンク32の直交コーディングによって得られる。ダウンリンクでは、ベースステーション24は、同報通信データチャンチャンル(BDCH)38と呼ばれる共通のチャンネルを使用し、速度可変のバースト式交信(主に信号伝達とインターネット交信から成る)を搬送する。BDCH38は、適合するFECおよび変調を利用してダウンリンクの容量を最大化し、かつ複合パケット、あるいはより一般にはブロック、を含む。該ブロックは、様々な加入者用ステーション28のためのデータのパケットの断片を含み、すべて単一フレームに共に時間多重化される。本実施形態では、BDCH38は拡張因子4(8ブロックのデータが10ミリ秒のフレーム内で送信可能)、拡張因子8(4ブロックのデータがフレーム内で送信可能)、または拡張因子16(2ブロックのデータがフレーム内で送信可能)で構成することができる。通常は、BDCH38の拡張因子はネットワークオペレータによって予め定められ、特定のBDCH38によって提供される、各々の加入者用ステーション用に固定される。
活動状態の通信リンク32を伴う加入者用ステーション28の各々とベースステーション24との間に、別個の双方向専用データチャンネル(DDCH)44が設けられる。加入者用ステーション28は、受信した受信特性を測定し、アップリンクDDCH44を通して、定期的にこの情報をベースステーション24に対して報告する。加入者用ステーション28がより高い受信特性を有すれば、該加入者用ステーション28がより低い受信特性を有する場合に比べ、ベースステーション24が、BDCH38上でデータブロックを送信するのに、より少ないチャンネルコード化および/またはより高次のオーダーの変調を使用することができる。従って、BDCH38で送信されるデータのブロックはそれぞれ、異なるタイプのブロックを使用することができる(すなわち、FECの異なるタイプのパッケージ化、FECの速度、変調など)。
図4は、ベースステーション24の例をより詳細に示す。明確にするため、ベースステーション24は単一セクタのベースステーションの例を示す。しかし、複数セクタのベースステーション24も本発明の範囲内である。ベースステーション24は、通信リンク32を経て無線通信を送受するための、アンテナ50、もしくは複数のアンテナを備える。そして、アンテナ50は無線装置52およびモデム54に接続される。モデム50は、リナックスなど従来のオペレーティングシステムを用いた、インテル・コーポレーション・ペンティアム(登録商標)(Intel Corporation Pentium(登録商標))をベースするシステムのような、マイクロプロセッサ−ルータ・アセンブリ56に接続される。マイクロプロセッサ−ルータ・アセンブリ56は、無線供給源の管理を行う。望まれる場合には、アセンブリ56は複数のマイクロプロセッサを含むことが可能であり、また/あるいは、(もし望まれるならば)ルータは別個のユニットとして設けることができる。マイクロプロセッサ−ルータ・アセンブリ56内のルータは、バックホール58に任意の適切な方法で接続され、それから該ルータは、ベースステーション24をデータネットワーク(図示せず)に接続する。
今、図5を参照すると、加入者用ステーション28の例がより詳細に示される。加入者用ステーション28は、通信リンク32を経て無線通信を送受するための、アンテナ60、もしくは複数のアンテナを備える。そして、アンテナ60は無線装置64およびモデム68に接続され、該モデム68は、マイクロプロセッサ・アセンブリ72に接続される。
マイクロプロセッサ・アセンブリ72は、例えば、インテル・コーポレーションによって製造されたStrongARMプロセッサを含むことができ、該プロセッサは、A/D−D/A変換の実行、フィルタ、符号化、解読、データ圧縮、解凍、および/またはパケットの分解を含む、様々な機能を果たす。
図5に示されるように、マイクロプロセッサ・アセンブリ72は、通信リンク32を経て受信されたデータの使用が可能な、パソコン、個人用デジタル補助機器等のデータ配信先装置(図示せず)に加入者用ステーション28を接続するために、モデム68とデータポート76とを相互接続する。したがって、マイクロプロセッサ・アセンブリ72は、データポート76とモデム68の間のデータ処理の実行が可能である。マイクロプロセッサ・アセンブリ72はまた、加入者用ステーション28を電話機などの電話通信装置に接続するため、少なくとも一つの電話通信用ポートと80と相互接続される。いくつかの場合、とりわけ加入者用ステーション28が移動式の場合には、データ配信先の装置は加入者用ステーション28に統合されることが可能である。
本発明の本実施形態においては、作動状態の通信リンク32を備えるネットワーク20での加入者用ステーション28の各々は、10ミリ秒BDCHフレームの各々としてBDCH38を経て送信される各々のデータブロックの始まりとなるヘッダ記号の電力と大きさを測定することによって、受信特性の測定を、前記フレームに適合させる。これらのヘッダ記号は、データブロックのために使用されるパッケージ化に関わらず、ネットワーク20における全ての加入者用ステーション28が読み取り可能となるようにパッケージ化される。したがって、ネットワーク20における全ての加入者用ステーション28は、各々のBDCHフレームについての受信特性の測定値を得ることができる。
本発明の本実施形態においては、2つのタイプの加入者用ステーション28が使用されよう。2つのタイプの間の相違は、加入者用ステーション28が該加入者用ステーションのアップリンクDDCH44を経てベースステーション24に供給することのできる受信特性データにある。
加入者用ステーション28の第一のタイプ(タイプIの加入者用ステーション
28と呼ばれる)は、定期的な、ヒストグラムに基づく平均受信特性をベースステーション24に提供する。該受信特性は、受信特性の最後の100回(1秒)のうち最も低い10%の平均を取ること、および平均を、データとしてアップリンクDDCH44を経てベースステーション24に送信すること、により決定される。加入者用ステーション28の第二のタイプ(タイプIIの加入者用ステーシ
ョン28と呼ばれる)も、各々の受信特性測定値をベースステーション24に提供する。したがって、ベースステーション24は、タイプIIの加入者用ステーシ
ョン28に関しては、該加入者用ステーション28が利用可能な、最後の1秒間での受信特性の最も悪い測定値の平均だけでなく、受信特性の最新の測定値も有する。
各々のアップリンクDDCH44は、それぞれ15のスロットに分割される、10ミリ秒フレームとしてデータを搬送する。フレームあたり全部で15の送信制御ビットが存在するのに対し、各々のスロットには1つの送信制御ビットが存在する。タイプIの加入者用ステーション28に関しては、15の送信制御ビッ
トは全て、ダウンリンクDDCH44チャンネルを該加入者用ステーション28に送信するためにベースステーション24により使用される電力の制御に使用される。タイプIIの加入者用ステーション28に関しては、送信用の電力を制御す
るために使用される送信制御ビットの数は5にまで減らされる。残りの送信制御ビットのうちの5つは、量子化された受信特性測定値を送信するために使用される。これらの5つのビットのうち、4ビットはデータビットとして使われ、残りは、4つのビットを共にXOR化することにより生じる奇偶検査(パリティ)ビットとして使われる。残りの5つの送信制御ビットは、以後の使用のために差し当たっては保存される。タイプIIの加入者用ステーション28によって送信され
る、各々のフレームにおける送信制御ビットの配列は、次のようである。
X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は量子化されたデータビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす。送信制御ビットの他の配列が使用されても良いが、本実施形態では、送信電力制御ビットは3スロットごとに1回発生し、量子化されたデータビットおよび奇偶検査ビットは、好ましくはフレームの最初に比較的近いところで送信されるべきである。これは、次のフレーム用のBDCHブロックフォーマットが決定されるための時間を与えるためであり、該次のフレームが送信準備できている必要性を待たずにアセンブルされる。これに比較すると、タイプIの加入者用ス
テーション28によって送信される、各々のフレームにおける送信制御ビットの配列はすべてTであり、スラッシュによって分けられる。
タイプIの加入者用ステーション28に送信されるブロックのためのBDCH
ブロックフォーマットを決定するためのベースステーション24は、ここでは「遅い適合」と呼ばれる適合形態を使う。ここで「速い適合」と呼ばれる異なる適合形態は、ここではタイプIIの加入者用ステーション28に送信されるブロック
のためのBDCHブロックフォーマットを決定するために使われるが、いくつかの状況下においては、タイプIIの加入者用ステーション28に送信されるブロッ
クのためのBDCHブロックフォーマットは、タイプIの加入者用ステーション
28に送信されるブロックに対するのと同じ方法で決定されることがある。
もしベースステーション24が、タイプIの加入者用ステーション28に送信
されるブロックのためのBDCHブロックフォーマットを決定するために遅い適合を使用していれば、ベースステーション24によって加入者用ステーション28に送信されるべき次のBDCHブロックのためのブロックフォーマットを決定するのに使われる受信特性は、該加入者用ステーション28によって報告される、ヒストグラムに基づく平均受信特性に基づいて定期的に更新される。ヒストグラムに基づいた平均受信特性が決定される方法は、上で述べられている。
遅い適合のプロセスの例を示すフローチャートは、図6に示される。ブロック100で開始するプロセスは、図6に示されるように連続的に実行されてもよく、また定期的に、あるいは何らかの事象の発生によって実行されてもよい。本発明の本実行例では、プロセスは連続的に、かつ、加入者用ステーション28およびベースステーション24において実行中の他のプロセスと同時に実行される。プロセスはブロック100で開始し、受信特性の一連の測定値が記録されるブロック102へと進む。所定の数の測定値(差し当たっては100個)が記録されると、プロセスはブロック104へと進み、該ブロック104では、記録された受信特性の測定値のグループ(差し当たっては最も低い10%)の平均が定められる。それからプロセスはブロック106へと進む。ブロック106では、加入者用ステーション28でブロックフォーマットが決定されDDCH44を経てベースステーション24に通信されるか、あるいは単に平均が決定されDDCH44を経てベースステーション24に通信されて、該ベースステーションが新たなブロックフォーマットを決定するか、のどちらかである。ここでは、平均がベースステーションに通信される。どちらの場合でも、決定されたブロックフォーマットは、さらなる一連の測定の結果として異なるブロックフォーマットが決定されるまでは、ベースステーション24によってBDCHチャンネル38を経て加入者用ステーション28に送信されるすべてのブロックに対して使用される。プロセスはその後ブロック102へ戻り、該ブロック102では、他の一連の受信特性測定値が記録される。
チャンネルの将来の挙動に関して受信特性の最低値を予測するために、遅い適合は、チャンネル38の過去の挙動から、(ほとんど)最悪の場合の受信特性を効果的に使用する。この理由により、予測が正しい場合には、次の一秒のほとんどを通してブロックを受信する際に、ブロックフォーマットは、加入者用ステーション28によって経験される実際の受信特性よりも低い受信特性から決定されることがある。これにより、エラー率が比較的低いレベルに保持される。本実施形態では、もし最後の100回の受信特性測定値の最低10%の平均が時間と共に変動する場合には、遅い適合は、固定されたブロックフォーマットの使用を上回るであろう。平均が変動しない場合には、遅い適合は不必要であろう。いくつかの状況においては、受信特性測定値が記録される期間は次の期間の受信特性を申し分なく予測するには十分な長さがないので、フェードマージンが必要となってくる。例えば、図1Bにおいて、受信特性測定値が記録される期間が、SIRの変動期間よりも短いことが明らかになったと仮定する。すると、ブロックフォーマットは、非常に高いあるいは非常に低い受信特性に基づいて選択される可能性があり、エラー率が大きくなるか、あるいは必要なデータ速度よりも低くなるという結果をもたらす。エラー率が大きくならないことを確実にするために、測定期間中の受信特性の変動幅の予測に基づいたフェードマージンが使用されてもよい。
サンプリング期間が、以前の速く、深いフェードの少なくとも一つをサンプリングするのに十分長いと仮定すると、遅い適合は、図1Cに示されるような速く、深いフェードを、速い適合よりも低いエラー率で対処するだろう。なぜならば、遅い適合は瞬間的な受信特性の追跡を試みないからである。この弱点は次のことである。すなわち、遅い適合は、図1Bや図1Dに示されるような他のフェーディング状況においては、速い適合よりもデータ速度が低くなるという結果をもたらす。なぜならば、遅い適合は最悪の受信特性の場合と、おそらくはより大きなフェードマージンを使用するからである。しかし、遅い適合は、固定されたブロックフォーマットを使用するよりも良好なデータ速度を提供するだろう。全体には、速く、深いフェードが発生する環境では、速い適合あるいは固定されたブロックフォーマットよりも、遅い適合の方が良いと思われる。
ベースステーション24が、タイプIIの加入者用ステーションに送信されるブ
ロックのためのBDCHブロックフォーマットを決定するために速い適合をしようする場合には、ベースステーション24によって加入者用ステーション28に送信される次のBDCHブロックのためのブロックフォーマットの決定のために使用される受信特性は、該加入者用ステーション28によって最後に報告された受信特性に基づいて定期的に更新される。より具体的には、タイプIIの加入者用
ステーション28がベースステーション24と接続されるとき、加入者用ステーション28は、ベースステーション24より量子化マッピングを受信する。タイプIIの加入者用ステーション28がその後受信するBDCHフレームの各々に対
し、タイプIIの加入者用ステーション28は、フレームの受信特性測定値を、量
子化マッピングを用いて一組の送信制御ビットM0からM3およびP4に対してマッピングし、ベースステーション24に送信される、次のアップリンクDDCH44のフレームとして、それらの送信制御ビットを送信する。ベースステーション24は、加入者用ステーション28から受信する送信制御ビットM0からM3およびP4、および同一の量子化マッピングを使用し、上記の量子化マッピングにおける、加入者用ステーション28より得られた受信特性測定値の量子化された受信特性を決定する。オフセット(実際はフェードマージン)が、データ交信の種類に応じて、量子化された受信特性から足されるか引かれるかしてもよい。量子化された受信特性は、加入者用ステーション28に送信される次のBDCHブロックのためのブロックフォーマットの決定に使用される。
ここでの100Hzの割合(10ミリ秒フレーム各々に対して1回)での速い適合は、歩行者の速度のフェーディングおよび遊動性の使用に対しては十分に速く、ベースステーション24は、タイプIの加入者用ステーション28に対して
は遅い適合を使用する必要があるのみであると考えられる。しかし、タイプIIの
加入者用ステーション28は、速い適合だけでなく遅い適合に対しても必要なデータを供給するので、いくつかの状況では、ベースステーション24は、遅い適合を用いて、タイプIIの加入者用ステーションに送信される次のBDCHブロッ
クのためのブロックフォーマットの決定に切り換えてもよい。
例えば、本実施形態において、送信制御ビットM0からM3の組に奇偶検査誤り(パリティ・エラー)が存在する場合は、ベースステーション24はそのような送信制御ビットM0からM3の組を無視し、次のBCDHブロックのためのブロックフォーマットが、奇偶検査誤りが存在しない、最後の送信制御ビットM0からM3の組に基づくようにする。または、ベースステーション24は、奇偶検査誤りが止まるまで、一時的に遅い適合に切換えることも可能であろう。
ベースステーション24が、タイプIIの加入者用ステーション28に対し一
時的に遅い適合に切換えうる別の状況は、100Hzで追跡するには速すぎるフェードが存在する場合である。ここで「追跡」とは、エラー率に対するある所定の制限を満たすように、受信特性の測定値およびその瞬間的な変化率から、送信される各々のブロックのためのブロックフォーマットを正確に決定することを意味する。もし受信特性の変化率が、システム20が追跡するのには大きすぎる場合には、システム20が十分追跡できるよう受信特性の変化率が下がるまで、遅い適合が使用されてもよい。変化率が十分落ちた時点で、システム20は切換わって速い適合に戻る。
一般に、チャンネル・フェーディングの追跡の失敗は、次のことに必要な時間が制限されている結果生じる。
(1)受信特性の瞬間的な変化率の評価。
(2)次のうちのいずれか。
(a)上の評価および現在の受信特性の測定値をベースステーション2 4に通信し、ベースステーション24においてブロックフォーマ ットを決定し、該ブロックフォーマットを用いてデータを次のブ ロックにパッケージ化する。
(b)加入者用ステーション28において、上の評価および測定値を用 いてブロックフォーマットを決定し、決定されたブロックフォー マットの指標をベースステーション24に通信し、ベースステー ション24において、該ブロックフォーマットを用いてデータを 次のブロックにパッケージ化する。
(3)ベースステーション24から加入者用ステーション28へ、
次のブロックを送信する。
従って、任意の特定の時刻にチャンネル・フェーディングが正確に評価可能であるかどうかは、受信特性の実際の変化率(あるいは受信特性変化率の、いくつかの他の指標)、受信特性測定値がどれだけ速く得られるか、加入者用ステーション28とベースステーション24との間の距離、利用可能な処理手段などの、多数の要因に左右される。
受信特性の変化率が評価されうる一つの方法は、受信特性測定値の時間系列を集め、それらの大きさの高速フーリエ変換(FFT)を計算することである。それから大きさの頻度の応答の中心値が計算され、受信特性変化率の指標として使用されてもよい。また、加入者用ステーション28によって実行される、ベースステーション24に対する再送信要求の頻度など、速い適応がどの程度適切に機能しているかどうかに左右される測定を使用することもできる。当該技術分野において技量を有する者は、受信特性変化率を評価するための他の方法を考え付くであろう。
速い適合プロセスおよび遅い適合プロセスを組み合わせたプロセスの一つの実施形態を示すフローチャートが、図7に示される。プロセスはブロック110で開始し、連続的に、かつ、加入者用ステーション28およびベースステーション24において実行されている他のプロセスと同時に実行される。ブロック110で開始してから、一連の受信特性測定値が記録されるブロック112へとプロセスが進行する。所定の数の測定値が記録されたら、受信特性変化率の測定が決定されるブロック114へとプロセスが進行する。例えば、受信特性の瞬間的な変化率の測定を決定するために、記録された一連の受信特性測定値のうち最も新しいものまたは全て、あるいは、ある特定の期間に、加入者用ステーション28によって実行された再送信要求の割合を使用してもよい。次に、ブロック116において、受信特性の瞬間的な変化率の測定が、エラー率に対するいくつかの所定の制限を超えずにシステム20が追跡可能な、経験的に決定される最大受信特性変化率と比較される。システム20が追跡不可能な場合には、最も新しく記録された受信特性測定値のグループの平均が決定されるブロック118へとプロセスが進行する。そしてプロセスはブロック120へと進行し、該ブロック120では、加入者用ステーション28でブロックフォーマットが決定され該加入者用ステーション28のアップリンクDDCH44を経てベースステーション24に通信されるか、または単に平均のみが決定されて加入者用ステーションのアップリンクDDCH44を経てベースステーション24に通信され、該ベースステーションが新たなブロックフォーマットを決定するか、のいずれかである。どちらの場合でも、速い適合は停止され(それまで使われてきていれば)、さらなる一連の測定の結果として異なるブロックフォーマットが決定されるまで、あるいはプロセスが再び速い適合に切換わるまでは、決定されたブロックフォーマットが、ベースステーション24よってBDCHチャンネル38を経て加入者用ステーション28に送信される全てのブロックに対して使用される。そしてプロセスは、他の一連の受信特性測定値が記録されるブロック110へと戻る。ブロック116で、システム20が追跡可能な場合は、速い適合が開始される(もしそれまでに使用されていなければ)ブロック122へとプロセスが進行する。プロセスはその後、新たな一連の受信特性測定値が記録されるブロック112へ戻る。
図7に示されるプロセスは、一連の受信特性測定値(評価によって、システム20がもはや追跡不可能であると判断される場合には、遅い適合において使用される)が完了してすぐに評価の実行されるような周波数と位相でもって、受信特性の瞬間的な変化率の評価を定期的に実行する。代わりに、受信特性の瞬間的な変化率を多少頻繁に実行するように、システム20が構成されてもよい。
例えば、ベースステーション24および加入者用ステーション28におけるマイクロプロセッサ−アセンブリ56と72、の処理電力に依って、遅い適合についての平均の計算から決定される受信特性の瞬間的な変化率の測定の割合をデカップリングする必要があるかもしれない。例えば、利用可能な処理電力の不足のため、FFTを受信特性測定値のスライディング・ウィンドウに対して適用することはできない場合がある。
当該技術分野において技量を有する者には、図7に示されるプロセスが、同時に進行する3つのプロセスに分けられることが理解されよう。第一のプロセスは、遅い適合の方法において使用可能なブロックフォーマットを決定することができよう。第二のプロセスは、速い適合の方法において使用可能なブロックフォーマットを決定することができよう。第三のプロセスは、第一のプロセスとは必ずしも同一でない周波数および位相でもって、受信特性の瞬間的な変化率の測定を定期的に決定し、該測定を、システム20が追跡可能な、経験的に決定される最大受信特性変化率に対して比較することができよう。第三のプロセスは、その時に第一と第二のプロセスのどちらが使用されているかを認識することができ、送信されているデータブロックのブロックフォーマットを決定し、もしその時に適切な適合方法が使用されていなければ、第三のプロセスはシステム20に、第一および第二のプロセスのもう一方によって決定されるブロックフォーマットの使用に切換えるようアクションをとる。さらなる代用例は、再送信要求が受信される速度などの、他のいくつかの測定基準、が経験的に決定された限度を超過する時にのみ、第三のプロセスが実行されるというものである。
本発明の本実施形態においては、上記の各々のアップリンクDDCH44のフレームにおける5つの未使用の送信制御ビットが、受信特性変化率の測定をベースステーション24に送信するために使用されることが可能であり、該測定は、速い適合と遅い適合との間の切換えをいつ行うかを決定するために使用されることが可能である。
本発明の上記の実施形態は、本発明の例となるよう意図されたものであり、当該技術分野において技量を有する者は、本明細書に添付されたクレームによって専ら定められる本発明の範囲から逸脱することなしに、本実施形態に対し代用例および改良例を実施してもよい。
図1Aから図1Dは、通信チャンネルのフェーディングの様々な形態を表す。 本発明の実施形態に従ったワイヤレスネットワークの概略図である。 図1に示されるような、複数のチャンネルから成る通信リンクの図である。 図1に示されるベースステーションの概略図である。 図1に示される加入者用ステーションのうちの1つの概略図である。 本発明の実施形態を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
20 ネットワーク
24 ベースステーション
28a−28n 加入者用ステーション
32 通信リンク
38 同報通信データチャンネル
44a、44b 双方向専用データチャンネル
50 アンテナ
52 無線装置
54 モデム
56 マイクロプロセッサルータ・アセンブリ
60 アンテナ
64 無線装置
68 モデム
72 マイクロプロセッサ・アセンブリ
76 データポート
80 電話通信用ポート

Claims (40)

  1. 一連の複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される複数のデータブロックの受信特性の一連の測定値を集めることと、
    前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される複数のデータブロックの受信特性の変化率の測定を決定することと、
    各々の測定値が、送信される一連の複数のブロックを単位とするブロックを前記送信機が受信する際の前記受信特性の十分正確な評価であるように十分速く前記受信特性測定値を取得して前記送信機に供給することが不可能であることを、前記変化率の測定が示す場合は、前記一連の受信特性測定値の少なくとも一部の平均の決定し、前記平均に基づいて、送信される前記一連の複数のブロックの各々に対して使用されるブロックフォーマットを決定すること、そうでない場合には、送信のためにそのブロックが準備される時点で前記送信機に対して利用可能な、最も新しい受信特性測定値に基づいて送信される前記一連の複数のブロックの各々のためのブロックフォーマットを決定することと、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  2. 複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される複数のデータブロックの受信特性の変化率の測定をモニターすることと、
    (a)次のブロックが送信されようとしている時点で前記送信機に対して利用可能な、最近の受信特性測定値を使うことと
    送信されるべき一連の複数のブロックに対しては、
    (b)前記チャンネルを経て前記送信機から前記受信機へ送信される、以前の一連の複数のデータブロックの受信特性測定値を用いて前記受信特性測定値の一部の平均を決定し、前記平均に基づいて、送信される一連の複数のブロックにおける複数のブロックのために使用されるブロックフォーマットを決定すること
    を、各々の測定値が、送信される次のブロックを前記送信機が受信する際の前記受信特性の十分正確な評価であるように十分速く前記受信特性測定値を取得して前記送信機に供給することが可能であることを、前記変化率の測定が示す場合は、(a)が使用され、そうでなければ(b)が使用されるように交互に行い、送信される次のブロックのためのブロックフォーマットを決定することと、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  3. 前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される複数のデータブロックの前記受信特性の前記変化率の前記測定が定期的に決定されるが、前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される一連の複数のデータブロックの受信特性の測定値が、異なる期間あるいは位相で集められる、請求項2の方法。
  4. 複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記加入者用ステーションによって前記ベースステーションから前記チャンネルを経て受信されるデータの受信特性の変化率の測定をモニターすることと、
    前記加入者用ステーションによって前記ベースステーションから前記チャンネルを経て受信されるデータのフレーム各々の前記受信特性を測定すること、および量子化マッピングを用いて、それぞれの受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングすることと、
    それぞれの送信制御ビットが離散スロットとして送信される前記送信制御ビットの組の各々を、データのスロットされたフレームとして、前記加入者用ステーションから前記ベースステーションへの送信することと、
    (a)前記ベースステーションによって前記加入者用ステーションに送信される 前記次のブロックのためのブロックフォーマットを、最も新しく受信した 送信制御ビットの組および前記量子化マッピングを用いて決定することと
    (b)前記ベースステーションによって前記加入者用ステーションに送信される 前記次のブロックのためのブロックフォーマットを、前記加入者用ステー ションによって前記チャンネルを経て前記ベースステーションから受信さ れるデータのフレームの受信特性測定値の一部の平均を用いて決定するこ と
    を、各々の測定値が、送信される次のブロックを前記加入者用ステーションが受信する際の前記受信特性の十分正確な評価であるように十分速く前記受信特性測定値を取得して前記ベースステーションに供給することが可能であることを、前記変化率の測定が示す場合は、(a)が使用され、そうでなければ(b)が使用されるように交互に行うことと、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  5. 前記平均を決定するために使用される前記受信特性測定値は規模によって複数の部分に分類され、そのように決定された前記部分のうちの一つは前記平均を決定するために使用される、請求項4の方法。
  6. 前記平均を決定するために使用される、前記分類された部分は、最小の大きさを有する部分である、請求項5の方法。
  7. 前記受信特性の前記変化率の前記測定は、一連の受信特性測定値より決定される、請求項1から6のいずれか1項の方法。
  8. 前記受信特性の前記変化率の前記測定は、一連の受信特性測定値の周波数スペクトルを見つけ出すことにより決定される、請求項7の方法。
  9. 前記受信特性の前記変化率の前記測定は、前記受信機が、前記チャンネルを経由して前記送信機からの再送信を要求している割合から決定される、請求項1から8のいずれか1項の方法。
  10. 複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記加入者用ステーションにおいては、
    前記加入者用ステーションによってチャンネルを経て前記ベースステーショ ンから受信されるデータのフレームの受信特性を測定することと、
    前記受信特性測定値を、量子化マッピングを用いて送信制御ビットの組に対 してマッピングすることと、
    それぞれの送信制御ビットが離散スロットとして送信される前記送信制御ビットの組の各々を、データのスロットされたフレームとして、前記加入者用ステーションから前記ベースステーションへの送信することと、
    前記ベースステーションでは、前記加入者用ステーションに送信する次のブロックのためのブロックフォーマットを決定するために、前記送信制御ビットの組および前記量子化マッピングを使用することと、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  11. 複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経てベースステーションから加入者用ステーションへ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記加入者用ステーションによって前記チャンネルを経て前記ベースステーションから受信されるデータのフレーム各々の受信特性を測定することと、
    前記加入者用ステーションに送信する次のブロックのためのブロックフォー マットを決定するための受信特性測定値の各々の使用すること、または
    所定の条件下で、送信する前記次のブロックのための前記ブロックフォーマ ットを、最後に決定された平均に基づいて決定すること、
    のどちらか一方と、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  12. さらに、受信特性測定値を、量子化マッピングを用いて送信制御ビットの組に対してマッピングすることと、
    それぞれの送信制御ビットが離散スロットとして送信される前記送信制御ビットの組の各々を、データのスロットされたフレームとして、前記加入者用ステーションから前記ベースステーションへの送信することと、
    前記加入者用ステーションに送信する次のブロックのためのブロックフォーマットを決定のに使用される受信特性測定値を決定するために、量子化マッピングを使用することと、
    を含む、請求項11の方法。
  13. 前記送信制御ビットの組において5つの送信制御ビットが存在し、これらのうちの4つは量子化されたデータビットであり、第五のビットは、前記4つのデータを同時にXOR化することにより生じる奇偶検査ビットであり、前記スロット化されたフレームは15のスロットを有する、請求項10あるいは12のどちらかの方法。
  14. 前記送信制御ビットの組における前記5つの送信制御ビットが、次のような方法で前記フレームの前記15のスロットに分配され、
    X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
    ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは、専用チャンネルを前記加入者用ステーションに送信するために前記ベースステーションによって使われる電力を制御するのに使用される送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は前記量子化されたデータビットを表わし、P4は前記奇偶検査ビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす、請求項13の方法。
  15. 一連の複数のデータブロックを、フェーディングしやすいチャンネルを経て送信機から受信機へ送信するために使用されるブロックフォーマットを決定する方法であって、
    前記送信機から前記チャンネルを経て前記受信機に送信される複数のデータブロックの一連の受信特性測定値を集めることと、
    前記一連の受信特性測定値の少なくとも一部の平均を決定することと、
    前記平均に基づいて、送信される前記一連の複数のブロックの各々のための前記ブロックフォーマットを決定することと、
    を含む、ブロックフォーマットを決定する方法。
  16. 平均を決定するのに使用される受信特性測定値は、受信特性によって複数の部分に分類され、そのように決定された前記部分のうちの一つは前記平均を決定するために使用される、請求項1から6、11、12、および15のいずれか1項方法。
  17. 前記平均を決定するために使用される、前記分類された部分は、最小の受信特性を有する部分である、請求項16の方法。
  18. 測定される前記受信特性は、信号対干渉雑音比である、請求項1から17のいずれか1項の方法。
  19. 搬送波で具現されたデータ信号であって、前記信号は、専用チャンネルで加入者用ステーションからベースステーションへ送信されるデータのスロット化されたフレームの離散スロットとして、各々のビットが搬送される送信制御ビットの組から成り、前記送信制御ビットは共に、前記ベースステーションによって送信されたデータのフレームの、前記加入者用ステーションにおいて測定された、受信特性の量子化された測定値を表わす、データ信号。
  20. 前記送信制御ビットの組が、4つのデータビット、および前記4つのデータを同時にXOR化することにより生じる奇偶検査ビットを含み、かつ、15のスロットを有するフレームとして搬送される、請求項19のデータ信号。
  21. 前記送信制御ビットの組が、次のような方法で前記フレームの15のスロットに配分され、
    X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
    ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは、専用チャンネルを前記加入者用ステーションに送信するために前記ベースステーションによって使われる電力を制御するのに使用される送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は前記量子化されたデータビットを表わし、P4は前記奇偶検査ビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす、請求項20の方法。
  22. マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからのデータ受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへのデータ送信を制御する加入者用ステーションであって、前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから前記共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、量子化マッピングを用いて受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングし、各々の送信制御ビットが離散スロットで搬送される送信制御ビットの組を、データのスロットされたフレームとして、前記ベースステーションへ送信するよう構成される、
    加入者用ステーション。
  23. 前記送信制御ビットの組において5つの送信制御ビットが存在し、それらのうちの4つは量子化されたデータビットであり、これらのうちの第五のビットは、前記4つのデータを同時にXOR化することにより生じる奇偶検査ビットである、請求項22の加入者用ステーション。
  24. 前記フレームが15のスロットを有し、前記送信制御ビットの組における前記5つの送信制御ビットが、次のような方法で前記フレームの前記スロットに配分され、
    X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
    ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは、専用チャンネルを前記加入者用ステーションに送信するために前記ベースステーションによって使われる電力を制御するのに使用される送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は前記量子化されたデータビットを表わし、P4は前記奇偶検査ビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす、請求項23の加入者用ステーション。
  25. マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからのデータ受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへのデータ送信を制御する加入者用ステーションであって、前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから前記共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、かつ、一連の前記受信特性の測定値の一部の平均を、定期的に前記ベースステーションに送信するように構成される、加入者用ステーション。
  26. 前記ベースステーションに送信される平均の各々は、複数の受信特性測定値を累算し、前記累算された測定値を大きさのリストへと分類し、前記分類された測定値をリストにおける位置によって複数のグループへ分割し、前記複数のグループのうちの一つにおける前記測定値の平均をとることによって決定される、請求項25の加入者用ステーション。
  27. 前記ベースステーションに送信される前記平均は、最低の受信特性測定値を有する前記グループにおける測定値の前記平均である、請求項26の加入者用ステーション。
  28. マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由するベースステーションからのデータ受信および専用チャンネルを経由するベースステーションへのデータ送信を制御する加入者用ステーションであって、前記加入者用ステーションは、前記ベースステーションから前記共通のチャンネルを経由して受信したデータのフレームの各々の受信特性を測定し、かつ、
    (a)一連の前記受信特性の測定値の一部の平均を定期的に前記ベースステーションに送信し、なおかつ、
    (b)量子化マッピングを用いて各々の受信特性測定値を送信制御ビットの組に対してマッピングし、それぞれの送信制御ビットが離散スロットで搬送される送信制御ビットの組を、データのスロットされたフレームとして、前記ベースステーションへ送信するよう構成される、
    加入者用ステーション。
  29. 前記送信制御ビットの組において5つの送信制御ビットが存在し、それらのうちの4つは量子化されたデータビットであり、これらのうちの第五のビットは、前記4つのデータを同時にXOR化することにより生じる奇偶検査ビットである、請求項28の加入者用ステーション。
  30. 前記フレームが15のスロットを有し、前記送信制御ビットの組における前記5つの送信制御ビットが、次のような方法で前記フレームの前記スロットに配分され、
    X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
    ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは、専用チャンネルを前記加入者用ステーションに送信するために前記ベースステーションによって使われる電力を制御するのに使用される送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は前記量子化されたデータビットを表わし、P4は前記奇偶検査ビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす、請求項29の加入者用ステーション。
  31. 前記ベースステーションに送信される平均の各々は、複数の受信特性測定値を累算し、前記累算された測定値を大きさのリストへと分類し、前記分類された測定値をリストにおける位置によって複数のグループへ分割し、前記複数のグループのうちの一つにおける前記測定値の平均をとることによって決定される、請求項28から30のいずれか1項の加入者用ステーション。
  32. 前記ベースステーションに送信される前記平均は、最低の受信特性測定値を有する前記グループにおける前記測定値の前記平均である、請求項31の加入者用ステーション。
  33. 測定される受信特性は信号対干渉雑音比である、請求項25から32のいずれか1項の方法。
  34. マイクロプロセッサ、モデム、無線、およびアンテナを有し、かつ、共通のチャンネルを経由する複数の加入者用ステーションへのデータ送信および専用チャンネルを経由する加入者用ステーションからのデータ受信を制御し、
    (c)共通のチャンネルを経て前記加入者用ステーションによって受信されるデ ータのフレーム各々の受信特性の一連の測定値の一部の、定期的に送信さ れる平均、および
    (d)専用チャンネルを経由する、データのスロット化されたフレームであって 、各々のフレームは、共通のチャンネルを経て前記加入者用ステーション によって受信されるデータの異なるフレームの受信特性測定値に対応する 送信制御ビットの組を搬送し、前記送信制御ビットは量子化マッピングを 用いて決定され、各々の制御ビットは離散スロットとして搬送される、フ レーム
    の両方を前記加入者用ステーションから受信するよう構成される、ベースステーション。
  35. 前記送信制御ビットの組において5つの送信制御ビットが存在し、それらのうちの4つは量子化されたデータビットであり、これらのうちの第五のビットは、前記4つのデータを同時にXOR化することにより生じる奇偶検査ビットである、請求項34のベースステーション。
  36. 前記加入者用ステーションより受信される前記フレームが15のスロットを有し、前記送信制御ビットの組における前記5つの送信制御ビットが、次のような方法で前記フレームの前記スロットに配分され、
    X/T/M0/M1/T/M2/M3/T/P4/X/T/X/X/T/X
    ここで、スラッシュはスロットの範囲を定め、Tは、専用チャンネルを前記加入者用ステーションに送信するために前記ベースステーションによって使われる電力を制御するのに使用される送信電力制御ビットを表わし、M0からM3は前記量子化されたデータビットを表わし、P4は前記奇偶検査ビットを表わし、Xは保存されるビットを表わす、請求項35のベースステーション。
  37. 前記ベースステーションに送信される平均の各々は、複数の受信特性測定値を累算し、前記累算された測定値を大きさのリストへと分類し、前記分類された測定値をリストにおける位置によって複数のグループへ分割し、前記複数のグループのうちの一つにおける前記測定値の平均をとることによって決定される、請求項34から36のいずれか1項のベースステーション。
  38. 前記ベースステーションに送信される前記平均は、最低の受信特性測定値を有する前記グループにおける前記測定値の前記平均である、請求項37のベースステーション。
  39. 測定される前記受信特性は信号対干渉雑音比である、請求項34から38のいずれか1項のベースステーション。
  40. 請求項34から39のいずれか1項のベースステーションと、請求項22から33のいずれか1項の加入者用ステーションの少なくとも1つとを備える、データを共通のチャンネルを経由して送信するシステム。
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