JP2007501569A - 位相配列アンテナ吸収体及び関連方法 - Google Patents

位相配列アンテナ吸収体及び関連方法 Download PDF

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Abstract

位相配列アンテナ(100)は、基板(104)と、基板上の双極子アンテナエレメント(40)の配列とを含む。各双極子アンテナエレメント(40)は、中央給電部(42)と、そこから外向きに延びる一組の脚部(44)とを含む。各双極子アンテナエレメント(40)は、受動的負荷(304)と、双極子アンテナエレメント(40)が受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能すると同時に、受動的負荷(304)がそれに関連するエネルギーを放散するよう、受動的負荷(304)を中央給電部(42)に選択的に結合するために受動的負荷に接続されたスイッチ(302)とをさらに含む。

Description

既存のマイクロ波アンテナは、衛星受信、遠隔放送、又は、軍事通信のような多様な用途のための広範な構造を含む。低コスト、軽量、低プロファイル、及び、大量生産性の望ましい特性は、一般的に、プリント回路アンテナによって提供される。プリント回路アンテナの最も単純な形態は、マイクロストリップアンテナであり、そこでは、単極子又は双極子アンテナエレメントのような平面伝導エレメントが、均一な厚さの誘電体シートによって、単一の本質的に連続的な接地平面から離間している。マイクロストリップアンテナの例は、Olyphantに発効した米国特許第3,995,277号に開示されている。
アンテナは配列に設計され、低コスト、軽量、低プロファイル、及び、低サイドローブのような特性を要求する敵味方識別装置(IFF)、パーソナル通信サービス方式(PCS)、衛星通信システム、及び、航空宇宙システムのような通信システムにおいて用いられ得る。しかしながら、そのようなアンテナの帯域及び指向性能力は特定用途のためには限定的であり得る。
電磁的に結合された双極子アンテナエレメントの使用は波長を増大し得る。また、双極子アンテナエレメントの配列の使用は、所定の最大走査角をもたらすことによって、指向性を向上し得る。
しかしながら、双極子アンテナエレメントの配列を利用することは、ジレンマを提起する。双極子アンテナエレメントが互いにより近接して離間するならば、格子ローブの自由走査角を増大し得るが、より近接した間隔は、エレメント間の望ましくない結合を増大し、よって、性能を低下し得る。この望ましくない結合は、周波数の変化に応じて急激に変化し、広帯域を維持するのを困難にする。
双極子アンテナエレメント間の望ましくない結合を補償するための1つのアプローチが、Durhamに発効した米国特許第6,417,813号に開示されている。それは本発明の現在の譲受人に譲渡されており、その全文を参照として本明細書に引用する。Durham特許は、双極子アンテナエレメントの配列を含む広帯域位相配列アンテナを開示しており、各双極子アンテナエレメントは、中央給電部と、中央給電部から外向きに延びる一対の脚部とを含む。
具体的には、隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部は、隣接する双極子アンテナエレメント間の容量結合の増大をもたらす所定形状及び相対的位置決めを有する離間した端部部分をそれぞれ含む。容量結合の増大は、広帯域を維持し得るよう周波数が変化するような方法で、近接して離間した双極子アンテナエレメントの固有インダクタンスに対抗する。
各位相配列アンテナは、所望の周波数範囲を有し、接地平面は、双極子アンテナエレメントの配列から最高所望周波数の波長の約半分未満で離間しているのが典型的である。周波数がGHz範囲内にあるとき、双極子アンテナエレメントの配列と接地平面との間の分離は、例えば、30GHzで0.20インチ未満である。しかしながら、もし位相配列アンテナの動作周波数がMHz範囲内にあるならば、双極子アンテナエレメントの配列と接地平面との間の分離は、例えば、300MHzで約19インチに増大する。
接地平面と双極子アンテナエレメントとの間に比較的大きな分離を備える位相配列アンテナをフィールドすることは、その嵩張りの故に多少邪魔になる。膨張式又は折畳式アンテナが時折用いられる。何故ならば、それらは軽量であり、携帯が容易であり、配置が容易であるからである。例えば、Rupp et al.に発効した米国特許第5,132,699号は、1つ又はそれ以上の概ね平面的且つ垂直傾斜したパネル上に形成された膨張式位相配列アンテナを開示している。
各パネルは、連続的な外壁と、連続的な内壁と、一連の膨張式の管状部材を形成するために内壁と外壁との間に延在する複数のウェブ隔壁とを有する。内壁が接地平面を形成するよう、内壁は伝導性材料で被覆され、位相配列アンテナが所望周波数範囲で動作するよう、複数の双極子アンテナエレメントがウェブ隔壁に取り付けられ、所定関係で接地平面から離間している。
周波数範囲がGHz範囲からMHz範囲に減少するに応じて、位相配列アンテナのサイズは増大する。低レーダー有効反射断面積(RCS)モードが必要とされるときに、これは問題を提起する。例えば、MHz範囲内で動作する位相配列アンテナを有する船のRCSは、配列サイズの増大の故に不利に影響を受ける。
理想的なアンテナは、生得的に低RCS構造である。アンテナは変換器であり、その機能は自由空間内の伝搬電磁波から受信機への電力伝送を最大限化することである。勿論、一部のアンテナは、送信器から伝搬電磁波への電力伝送を最大限化することを目的とするが、相反定理として既知の電磁気学の基本原理は、同一構造が双方に役立つことを保証する。理想的なアンテナは受信機への電力伝送を最大限化するので、それは仮想レーダー、即ち、RCSに散乱して戻る電力を最小限化する。
勿論、実際のアンテナは非理想的である。典型的には、最大電力伝送条件は、限定的な周波数範囲のため、並びに、限定的な入射波方向範囲のためにのみ満足される。指向性の選択度はしばしばアンテナのための設計目標であるので、最大電力伝送条件は、小さな方向範囲のためにのみ満足され、電力伝送は望ましくない方向のために最小限化される。しかしながら、その動作範囲に亘って、良好なアンテナは入射エネルギーの効率的な吸収体である。従って、広い角度範囲を備える広帯域アンテナは、レーダー吸収性材(RAM)である潜在能力を有する。
従って、上記背景に鑑み、本発明の目的は、広帯域吸収体として作用し、よって、必要時に低RCSモードを支持する位相配列アンテナを提供することである。
本発明に従ったこの及び他の目的、特徴、及び、利点は、受信機に接続されるべき位相配列アンテナによってもたらされ、基板と、受信機に接続されるべき基板上の双極子アンテナエレメントの配列とを含む。各双極子アンテナエレメントは、中央給電部と、中央給電部から外向きに延びる一組の脚部とを含み得る。各双極子アンテナエレメントは、負荷と、双極子アンテナエレメントが、受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能すると同時に、負荷がそれに関連するエネルギーを放散するよう、負荷を中央給電部に選択的に結合するために負荷に接続されたスイッチとをさらに含む。
スイッチ及び負荷は、位相配列アンテナが吸収体として動作することをそれぞれ可能にする。例えば、もし位相配列アンテナを配置する船又はプラットフォームが低RCSを維持することを目的とするならば、受信される信号に関連するエネルギーを放散するために、エレメントはそれらの負荷にそれぞれ選択的に結合される。通信が必要とされるとき、信号が送受信コントローラにそれぞれ伝えられるよう、スイッチは負荷を減結合する。
位相配列アンテナは、双極子アンテナエレメントをその上に備える膨張式基板を含み得る。基板を膨張するために、膨張装置が用いられる。膨張式基板は、大きなサイズの位相配列アンテナの懸念に対処する。位相配列アンテナが配置されないとき、或いは、それが移動されるとき、膨張式基板は収縮される。
膨張装置は空気ポンプであり得る。膨張時、空気の誘電体層が双極子アンテナエレメントの配列と接地平面との間にもたらされる。例えば、300MHzで、膨張式基板の厚さは約19インチである。膨張時に基板によって均一な厚さが維持されるよう、バフル又は接続体が膨張式基板の2つの対向する側面の間に延在し得る。
膨張式基板内に或いは膨張式基板の外部に、スイッチ及び負荷をそれぞれパッケージ化し得る。位相配列アンテナが膨張体として動作するべきとき、負荷が配列内の双極子アンテナエレメントの中央給電部に亘って接続されるよう、コントローラがスイッチを切り替える。
双極子アンテナエレメントの配列と膨張式基板との間に選択的な誘電体層を加え得る。この誘電体層は、膨張時に膨張式基板の誘電率よりも高い誘電率を有するのが好ましい。より高い誘電率は、特に基板が1の誘電率を有する空気で膨張されるとき、位相配列アンテナの性能を向上するのに役立つ。膨張式基板を空気以外のガスで充填し得る。膨張式基板は、膨張時に封入された可撓な基板を維持するための重合体又は均等材料から成り得る。
代替的な実施態様において、双極子アンテナエレメントは、中央給電部にそれぞれ接続された抵抗エレメントを有することによって、吸収体として恒久的に構成される。そのような吸収体を無響室内で用い得るし、或いは、そのRCSを減少するために、物体(例えば、トラック、タンク等)に隣接して配置し得るし、或いは、他の信号からの多重通路干渉を低減するために、ビルディングの頂部に配置さえし得る。この吸収体を広帯域吸収体を必要とする多くの他の用途にも適用し得る。
本発明の他の特徴は、吸収体として選択的に機能する位相配列アンテナを作成する方法に向けられている。本方法は、基板を提供するステップと、双極子アンテナエレメントの配列を基板上に形成するステップとを含み、各双極子アンテナエレメントは、中央給電部と、中央給電部から外向きに延びる一組の脚部とを含む。各双極子アンテナエレメントは、受動的負荷と、双極子アンテナエレメントが受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能すると同時に、受動的負荷がそれに関連するエネルギーを放散するよう、受動的負荷を中央給電部に選択的に結合するために負荷に接続されたスイッチとをさらに含む。
本発明の好適実施態様を示す添付の図面を参照して、本発明を以下により完全に記載する。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で具現化され得るのであり、ここに示される実施態様に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施態様は、この開示が徹底的であり且つ完全であり、本発明の範囲を当業者に十分に伝達するよう提供される。同等の番号は、全体的に同等素子を参照しており、プライム表記、ダブルプライム表記、及び、トリプルプライム表記は、代替的な実施態様における類似素子を指し示すために用いられている。
先ず、図1及び2を参照すると、本発明に従った広帯域位相配列アンテナ100が記載されている。位相配列アンテナは、設計上の制約が配列中の能動的な双極子アンテナエレメントの数を制限するときに特に有利である。設計上の制約は、限定的な据付空間を有するプラットフォーム、及び、例えば、図1に例証される船112のような低いレーダー有効反射断面積を必要とするものによって促進され得る。例証されている位相配列アンテナ110は、当業者に理解されるであろうように、トランシーバ及びコントローラ114に接続されている。
位相配列アンテナ100は、図2における概略的な斜視図に示されるように、エッジエレメント40bと、対応するキャビティ取付部200とを有する。位相配列アンテナ100は、第一表面106と、第一表面に隣接し且つそれらの間にそれぞれのエッジ110を定める第二表面108とを含む。複数の双極子アンテナエレメント40aが第一表面106上にあり、少なくとも1つの双極子アンテナエレメント40bの少なくとも一部が、1つの第二表面108の上にある。第二表面108上の双極子アンテナエレメント40bは、位相配列アンテナ100のための「エッジエレメント」を形成する。
通常、能動的及び受動的な双極子アンテナエレメントは、同一の基板表面上にある。しかしながら、能動的及び受動的な双極子アンテナエレメントを2つの異なる基板表面106,108上に分離し、2つの異なる基板表面はそれらの間に定められたエッジ110を有することによって、より多くの空間が能動的な双極子アンテナエレメントのために利用可能である。その結果、アンテナ性能は、設計上の制約によって影響される位相配列アンテナのために向上する。
例証されている実施態様において、第二表面108は、第一表面106に対して直交している。基板104は、頂面を有する概ね長方形の形状を有し、頂面に隣接する対向し且つそれらの間にそれぞれのエッジ110を定める第一組及び第二組の側面を有する。第一表面106は頂面に対応し、第二表面108は対向する第一組及び第二組の側面に対応する。例証されているエッジエレメント40bは、対向する組の側面のそれぞれの上にある。異なる実施態様において、エッジエレメント40bは、対向する組の側面の1つの上にのみあり得るし、或いは、1つの側面の上にのみさえあり得る。加えて、基板104は長方形状に限定されず、頂面に対して直交する側面に限定されない。
エッジエレメント40b、即ち、第二表面108上の双極子アンテナエレメントを、第二表面上に完全に形成し得るし、或いは、これらのエレメントの一部が第一表面106に延びるよう、それらを形成し得る。後述の実施態様のために、基板104は一体型の可撓な基板であってよく、第二表面は、エッジエレメント40bの脚部の1つが第一表面106上に延びるよう、基板を単に屈曲することによって形成される。代替的に、第一表面106上の双極子アンテナエレメント40aの脚部の少なくとも1つは、第二表面108上に延び得る。
屈曲は、第一表面106と第二表面108との間にそれぞれのエッジ110も定める。一体型の基板の代わりに、(各双極子アンテナエレメント40a,40bが完全に各表面106,108上に形成された状態で)第一表面106及び第二表面108を別個に形成し、次に、当業者によって直ちに理解されるであろうように、基板104を形成するために結合し得る。
二偏波をもたらすために、例証されている位相配列アンテナ100は、第一組及び第二組の直交する双極子アンテナを含む。代替的な実施態様において、位相配列アンテナ100は、一組だけの双極子アンテナエレメントを含み得る。
図3に示されるように、位相配列アンテナ108は複数の可撓な層から成る。上記に議論されたように、複数の可撓な層内に含まれる基板104は、一体型の可撓な基板であってよく、第二表面108は、例えば、例証されている破線に沿って層を単に屈曲することによって形成されている。当業者によって理解されるであろうように、形成される第二表面108に由来する折り畳み層の隅部内の余剰材料は除去される。
基板104は、接地平面30とキャップ層28との間に挟装されている。当業者に直ちに理解されるであろうように、基板104は双極子層又は電流層としても知られている。加えて、誘電体層のフォーム24及び外部誘電体層のフォーム26が設けられている。位相配列アンテナを形成するために、各接着層22が、基板104、接地平面30、キャップ層28、及び、誘電体層のフォーム24,26を全体的に固定している。勿論、当業者によって理解されるであろうように、層を固定する他の方法も用い得る。
誘電体層24,26は、走査角を向上するために、勾配誘電率を有し得る。例えば、接地平面30と双極子層20との間の誘電体層24は3.0の誘電率を有し得るし、双極子層20の反対側の誘電体層24は1.7の誘電率を有し得るし、外部誘電体層26は1.2の誘電率を有し得る。
図4、5A、及び、5Bを参照して、位相配列アンテナ100で用いられるような基板104をより詳細に記載する。基板104の部分111の拡大図により詳細に示されているように、基板104は、双極子アンテナエレメント40の配列をその上に有するプリント伝導層である。各双極子アンテナエレメント40は、中央給電部42と、中央給電部から外向きに延びる一組の脚部44とを含む。各給電線は、基板104の反対側から各給電部42に接続される。
隣接する双極子アンテナエレメント間の容量結合の増大をもたらすために、隣接する双極子アンテナエレメント40の隣接する脚部44は、離間した端部部分46をそれぞれ有する。隣接する双極子アンテナエレメント40は、容量結合の増大をもたらすための所定の形状及び相対的位置付けを有する。例えば、隣接する双極子アンテナエレメント40間のキャパシタンスは、約0.016と0.636ピコファラド(pF)との間であり、好ましくは0.159と0.239pFとの間である。勿論、これらの値は、当業者によって直ちに理解されるように、同一の所望の帯域幅を達成するために、実際の用途に依存して必要に応じて変化する。
図5Aに示されるように、隣接する脚部44における離間した端部部分46は、オーバーラップ或いはインターディジテイティッド部分47を有し得る。各脚部44は、細長本体部分49と、細長本体部分の端部に接続された拡大幅端部51と、拡大幅端部から外側に延びる複数の、例えば、4つの指部53とを含む。
隣接する脚部44及び各離間した端部部分46は、次の寸法を有し得る。即ち、拡大幅端部51の長さEは0.061インチに等しく、細長本体部分の幅Fは0.034インチに等しく、隣接する拡大幅端部51の結合幅Gは0.44インチに等しく、隣接する脚部44の結合長さHは0.276インチに等しく、複数の指部53の夫々の幅Iは0.005インチに等しく、隣接する指部53の間の間隔Jは0.003インチに等しい。
広帯域位相配列アンテナ10は、所望の周波数範囲、例えば、2GHz〜30GHzを有し、隣接する縁部部分46間の間隔は、最高所望周波数の波長の約半分未満である。実際の用途に依存して、所望周波数は、例えば、2GHz〜18GHzのように、この範囲の一部であり得る。
代替的に、図5Bに示されるように、隣接する双極子アンテナエレメント40の隣接する脚部44’は、隣接する双極子アンテナエレメント間の容量結合の増大をもたらすために、離間した端部部分46’をそれぞれ有し得る。この実施態様において、隣接する脚部44’における離間した端部部分46’は、隣接する双極子アンテナエレメント40間の容量結合の増大をもたらすために、細長本体部分49’の端部に接続された拡大幅端部51’を含む。ここでは、例えば、離間した端部部分46間の距離Kは、約0.003インチである。
隣接する双極子アンテナエレメント40間の容量結合をさらに増大するために、図5Cに示されるように、離散的又はバルクなインピーダンスエレメント70”が、隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部44”の離間した端部部分46”に亘ってそれぞれ電気的に接続されている。
例証されている実施態様において、離間した端部部分46”は、細長本体部分49”と同一の幅を有する。双極子アンテナエレメントが隣接する双極子アンテナエレメント40の隣接する脚部44”の上にそれぞれ位置するよう、双極子アンテナエレメント40の形成後、離散的インピーダンスエレメント70”は、所定位置にはんだ付けされるのが好ましい。これは同一のキャパシタンスがより小さな領域にもたらされることを有利に可能にし、それは広帯域位相配列アンテナ10の動作周波数を低くするのに役立つ。
例証されている離散的インピーダンスエレメント70”は、全体的に直列に接続されたキャパシタ72”及びインダクタ74”を含む。しかしながら、当業者によって直ちに理解されるであろうように、キャパシタ72”及びインダクタ74”の他の構造も可能である。例えば、キャパシタ72”及びインダクタ74”を全体的に並列に接続し得るし、離散的インピーダンスエレメント70”は、インダクタなしのキャパシタ、又は、キャパシタなしのインダクタを含み得る。意図される用途に依存して、離散的インピーダンスエレメント70”はレジスタさえも含み得る。
離散的インピーダンスエレメント70”を、図5Aに示されるようなオーバーラップ又はインターディジテイティッド部分47を備える隣接する脚部44間に接続し得る。この構造において、離散的インピーダンスエレメント70”は、インターディジテイティッドキャパシタ部分47内を流れる非対称電流を排除することによって、アンテナパターン内により低い干渉偏波を有利にもたらす。同様に、離散的インピーダンスエレメント70も、図5Bに例証されるような拡大幅端部51’を備える隣接する脚部44’の間に接続され得る。
離散的インピーダンスエレメント70”の他の利点は、当業者によって直ちに理解されるであろうように、広帯域位相配列アンテナ10の帯域幅を異なる用途のために調整し得るよう、それらが異なるインピーダンス値をそれぞれ有し得ることである。加えて、インピーダンスは、隣接する誘電体層24及び接着剤22のインピーダンス特性に依存しない。離散的インピーダンスエレメント70”は誘電体層24によって達成されないので、このアプローチは、誘電体層24間のインピーダンス及び離散的インピーダンスエレメント70のインピーダンスが、相互に減結合されることを可能にする。
隣接する双極子アンテナエレメント40間の容量結合をさらに増大するためのさらに他のアプローチは、図5Dに例証されるように、それぞれのプリントインピーダンスエレメント80”'を、隣接する双極子アンテナエレメント40の隣接する脚部44”'の離間した端部部分46”'に隣接して配置することを含む。
それぞれのプリントインピーダンスエレメント80”'は、誘電体層によって、隣接する脚部44”'から分離され、それらが隣接する双極子アンテナエレメント40の隣接する脚部44”'の下に位置するよう、双極子アンテナ層20の形成前に形成されるのが好ましい。代替的に、それぞれのプリントインピーダンスエレメント80を、双極子アンテナ層20の形成後に形成し得る。プリントインピーダンスエレメントのより詳細な説明に関しては、本発明の現在の譲受人に譲渡された米国特許出願番号第10/308,424号が申し述べられ、それを参照として本明細書に引用する。
双極子アンテナエレメントがダミーアンテナとして動作するよう、負荷150が、第二表面108上の双極子アンテナエレメント40dの中央給電部42にそれぞれ接続されるのが好ましい。負荷150は、図6Aに例証されるような離散的レジスタ、或いは、図6Bに例証されるようなプリント抵抗エレメント152を含み得る。各離散的レジスタ150は、双極子アンテナエレメント40dの形成後に、所定位置にはんだ付けされる。代替的に、当業者によって直ちに理解されるであろうように、抵抗ペーストを中央給電部42上に蒸着することによって各離散的レジスタ150を形成し得る。当業者によって直ちに理解されるであろうように、双極子アンテナエレメント40dの形成前、形成期間中、又は、形成後に、それぞれのプリント抵抗エレメント152をプリントし得る。負荷150の抵抗は、典型的には、約50〜100オームの範囲内にある、能動的な双極子アンテナエレメントに接続された給電線のインピーダンスと適合するよう選択される。
接地平面30は、複数の双極子アンテナエレメント40a,40bの近傍にあり、位相配列アンテナ100の性能をさらに向上するために、エッジエレメント40bは接地平面に電気的に接続されている。接地平面30は、基板104の第一表面106から最高所望周波数の波長の約半分未満で離間しているのが好ましい。
基板104の第一表面106上の18個の能動的な双極子アンテナエレメントの配列に関して、図7Aは、エッジエレメント40bの直ぐ近傍の能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR(電圧定常波比)対周波数のプロット図であり、図7Bも、所定位置にエッジエレメントがないこと以外は同一な能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR対周波数のプロット図である。線160は、エッジエレメント40bを所定位置に備えて0.10と0.50GHzとの間の低いVSWRが有利にあることを例証している。エッジエレメント40bは、直ぐ近傍の能動的な双極子アンテナエレメントが十分な電流を受け取ることを可能にし、それは基板104上の双極子アンテナエレメント40a,40bを通じて伝導されるのが普通である。
今度は図8A及び8Bを参照すると、VSWR対周波数は、第一表面106の中心内又は中心付近の能動的な双極子アンテナエレメント40aに関して、2つの構造(即ち、エッジエレメント40bを所定位置に備えるもの及び備えないもの)間でほとんど同一なままである。線164は、所定位置にエッジエレメント40bを備える能動的な双極子アンテナエレメントに関して算出されたVSWRを例証しており、線166は、ダミーエレメントを所定位置に備えない同一の能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWRを例証している。
例証されている位相配列アンテナ100では、第一表面106上に18個の双極子アンテナエレメント40aがあり、第二表面108上に18個の双極子アンテナエレメント40bがある。この種類の位相配列アンテナ100の双極子アンテナエレメントの数は如何なる特定の数のエレメントに限定されないが、エレメントが、第一表面106上の能動的な双極子アンテナエレメント40aの割合と比較したときに、第二表面108上のエッジエレメント40bの割合が大きいような数であるときに、特に有利である。能動的なエレメント40aが基板104の第一表面106のエッジ110に延びるので、位相配列アンテナ100の性能は向上する。
エッジエレメント40dを備える位相配列アンテナ100のための対応するキャビティ取付部200を今や詳細に議論する。キャビティ取付部200は、位相配列アンテナ100を収容するための開口を有するボックスであり、エッジエレメント40bをその上に有する基板104の各第二表面108の近傍に信号吸収面204を含む。
上記に議論されたように、第二表面108上の双極子アンテナエレメント40bはダミーエレメントである。ダミーエレメント40bは給電線に接続されていないが、それらは中央給電部42に亘って接続されるそれぞれの負荷150で依然として信号を受信する。これらの信号がキャビティ取付部200内で反射されるのを防止するために、信号吸収面204はダミーエレメント40bの近傍に配置される。
信号吸収面204が所定位置にないならば、反射される信号は電磁干渉(EMI)問題を引き起こし、それらは基板104の第一表面106上の近傍の能動的な双極子アンテナエレメント40aとも干渉し得る。よって、信号吸収面204は反射される信号を吸収するので、第一表面106上の双極子アンテナエレメント40aは自由空間環境内にあるかのように見える。
各信号吸収面204は、フェライト材料層204aと、それに隣接する伝導層204bとを含む。金属層のような伝導層204bは、如何なるRF信号もキャビティ取付部200から外側に放射することを防止する。当業者によって直ちに理解されるであろうように、フェライト材料層の代わりに、他の種類のRF吸収材料層を用い得る。
代替的な実施態様では、信号吸収面204は抵抗層及び伝導層を含む。伝導層が信号吸収層として機能するよう、抵抗層は伝導層上に塗布される。信号吸収面の実施態様はフェライト材料層204aを含まず、それはキャビティ取付部200の重量を減少する。さらに他の代替的な実施態様では、信号吸収面204は伝導層だけを含む。
位相配列アンテナ100がキャビティ取付部200内に位置付けられるとき、基板104の第一表面106は、キャビティ取付部の上面と実質的に同一平面になる。フェライト材料層204aの高さは、基板104の第二表面108の高さと少なくとも等しいのが好ましい。加えて、キャビティ取付部200は、基板104の第一表面106上の双極子アンテナエレメント40aと結合するための複数の電力分割器208も支持している。第二表面108が基板104の第一表面106に対して直交するとき、キャビティ取付部200は、信号吸収面204とも直交する底面206を有する。
本発明のさらに他の特徴は、選択的に吸収体として機能する位相配列アンテナ300に向けられている。具体的には、各双極子アンテナエレメント40は、給電線303を介してその中央給電部42に接続されたスイッチ302を有し、図9に例証されるように、受動的負荷304がスイッチに接続されている。双極子アンテナエレメント40が受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能するよう、スイッチ302は、スイッチコントローラ307によって発生する制御信号に対応して、受動的負荷304を中央給電部42に選択的に結合する。
受動的負荷304は、当業者によって直ちに理解されるであろうように、受信される信号に関連するエネルギーを放散するサイズであり、プリント抵抗エレメント又は離散的抵抗器を含み得る。例えば、双極子アンテナエレメント40が処理のために受信された信号を伝えるときに給電線303のインピーダンスを整合するために、受動的負荷304は典型的には50〜100オームの間である。
周波数範囲がGHz範囲からMHz範囲に減少するとき、位相配列アンテナのサイズは著しく減少する。これは、低いレーダー有効反射断面積(RCS)が求められるときに、位相配列アンテナのサイズの増大に起因する配置に関しても、懸念を提起する。
RCSの懸念に関して、スイッチ302及び受動的負荷304のそれぞれは、位相配列アンテナ300が吸収体として動作することを可能にする。例えば、もし位相配列アンテナ300を配置する船又は他の種類のプラットフォーム(固定又は可動)が低いRCSを維持することを意図するならば、エレメントは、如何なる受信される信号に関連するエネルギーをも放散するために、それらのそれぞれの受動的負荷304に選択的に結合される。通信が必要とされるとき、信号が伝送及び受信コントローラ14伝えられるよう、それぞれのスイッチ306は受動的負荷304を解放する。
各位相配列アンテナは、所望の周波数範囲を有し、接地平面310は、最高所望周波数の波長の約半分未満で、双極子アンテナエレメント40の配列から離間しているのが典型的である。加えて、双極子アンテナエレメント40も最高所望周波数の波長の約半分未満で互いに離間し得る。
周波数がGHz範囲にあるとき、双極子アンテナエレメント40の配列と接地平面との間の分離は、例えば、30GHzで0.20インチ未満である。これは必ずしもRCS及び配置の関係で問題を提起しない。しかしながら、位相配列アンテナ300の動作の周波数がMHz範囲にあるとき、双極子アンテナエレメント40の配列と接地平面との間の分離は、例えば、300MHzで約19インチに増大する。位相配列アンテナ300の寸法の増大の故に、これはRCS及び配置の懸念が生じるところである。
図10を参照すると、例証されている位相配列アンテナ300は、双極子アンテナエレメント40の配列をその上に備える膨張式基板306を含む。基板306を膨張させるために、膨張装置308が用いられる。膨張式基板306は配置の懸念に対処する。位相配列アンテナ300が配置されないとき、或いは、それが移動されるとき、膨張式基板306は収縮される。しかしながら、位相配列アンテナ300がフィールド内にあり且つ配置される状態にあるや否や、膨張式基板306は膨張される。
膨張装置308は空気ポンプであってよく、膨張されると、空気の誘電体層が双極子アンテナエレメント40と接地平面310との間にもたらされる。300MHzで、膨張式基板306の厚さは約19インチである。当業者によって直ちに理解されるであろうように、膨張時に基板によって均一な厚さが維持されるよう、バフル又は接続体312が膨張式基板306の2つの対向する側面の間に延在し得る。
スイッチ302及び負荷304も膨張式基板306内にそれぞれパッケージ化し得る。その結果、対応する給電線303及び制御線も膨張式基板306を通過する。代替的な実施態様では、スイッチ302及び負荷304を膨張式基板306の外部にそれぞれパッケージ化し得る。位相配列アンテナ300が吸収体として動作するべきとき、負荷304が配列内の双極子アンテナエレメント40の中央給電部42に亘って接続されるよう、コントローラ307がスイッチ302を切り替える。
選択的な誘電体層320を双極子アンテナエレメント40の配列と膨張式基板306との間に加え得る。誘電体層320は、膨張時の膨張式基板306の誘電率よりも高い誘電率を有するのが好ましい。より高い誘電率は、特に基板306が1の誘電率を有する空気で膨張されるときに、位相配列アンテナ300の性能を向上するのに役立つ。誘電体層320は1よりも大きい誘電率を有し、例えば、約1.2〜3の範囲内にあるのが好ましい。当業者によって直ちに理解されるであろうように、膨張式基板306を空気以外のガスで充填し得る。その場合には、誘電体層320は必要とされなくてもよい。膨張式基板306を硬化性材料でさえ膨張し得る。
膨張式基板306は、重合体から成るのが好ましい。しかしながら、当業者によって直ちに理解されるであろうように、封入された可撓な基板を維持するために他の材料も用い得る。双極子アンテナエレメント40の配列を膨張式基板306上に直接的に形成し得るし、或いは、配列を別個に形成して接着剤で基板に付着し得る。同様に、接地平面310を膨張式基板306の一部として形成し得るし、或いは、別個に形成して接着剤で基板に付着し得る。
位相配列アンテナ300の代替的な実施態様において、双極子アンテナエレメント40は、図6A及び6Bに例証されるように、それぞれの中央給電部42に接続された抵抗エレメントを有することによって、吸収体として恒久的に構成される。そのような吸収体を無響室内で用い得るし、或いは、そのRCSを減少するために、物体(例えば、トラック、タンク等)に隣接して配置し得るし、或いは、他の信号からの多重通路干渉を低減するために、ビルディングの頂部に配置さえし得る。
上記に議論されたように、本発明の他の特徴は、図5C及び5Dに例証されるように、隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部44”の離間した端部部分46”,46”'に亘って電気的に接続されたインピーダンスエレメント70”又は80”'を用いて、隣接する双極子アンテナエレメント40間の容量結合をさらに増大することである。本発明のこの特徴は、上記に例証された位相配列アンテナ100に限定されない。換言すれば、参照として本明細書に引用されるTaylor et al.に発効した米国特許第6,512,487号で議論されているように、インピーダンスエレメント70”又は80”'をより大きなサイズの基板104上に用い得る。
例えば、基板は12インチ×18インチであり得る。この例では、双極子アンテナエレメント40の数は、43個のアンテナエレメント×65個のアンテナエレメントの配列に対応し、その結果、2795個の双極子アンテナエレメントの配列が得られる。
このより大きなサイズの基板のために、双極子アンテナエレメント40の配列を1平方フィート当たり約100〜900の範囲の密度で配置し得る。双極子アンテナエレメント40の配列は、位相配列アンテナが約2〜3GHzの周波数範囲を超えて、並びに、約±60度の走査角(低い走査損失)で動作可能であるような大きさ及び相対的位置付けとされる。そのようなアンテナ100'は、比較的軽量であり、低コストで製造が容易であると共に、10:1又はそれより大きな帯域幅も有し、(例えば、航空機上に)共形表面取付部を含む。当業者によって直ちに理解されるであろうように、本発明に従った双極子アンテナエレメント40の配列は、広帯域位相配列アンテナが、例えば、MHz範囲のような他の周波数範囲に亘って動作可能であるような大きさ及び相対的位置付けとされる。
図11を参照すると、本発明のさらに他の特徴は、このより大きなサイズの基板を含む貫通接続レンズアンテナ60に向けられている。貫通接続レンズアンテナ60は、第一位相配列アンテナ100a'及び第二位相配列アンテナ100b'を含み、それらは実質的に同一であるのが好ましい。貫通接続レンズアンテナ60に関するより詳細な説明に関しては、Durhamに発効した米国特許第6,417,813号が申し述べられている。それは本発明の現在の譲受人に譲渡され、その全文を参照として本明細書に引用する。
ビルディング62のような構造内に特定の帯域幅に亘って電磁(EM)環境を複製するのが望ましい様々な用途で貫通接続レンズアンテナを用い得る。例えば、貫通接続レンズアンテナ60をビルディング62の壁61上に位置付け得る。貫通接続レンズアンテナ60は、送信機80(例えば、携帯電話ベースステーション)からのEM信号63がビルディング62の内部上に複製され、且つ、受信機81(例えば、携帯電話)によって受信されることを可能にする。さもなければ、類似信号64を壁61によって部分的に或いは完全に反射し得る。
第一位相配列アンテナ100a'及び第二位相配列アンテナ100b'は、結合構造66によって背中合わせ関係に接続される。第一位相配列アンテナ100a'及び第二位相配列アンテナ100b'は、エッジエレメント40bが好適には除去されること以外、上述のアンテナ100に実質的と類似している。
船に取り付けられた本発明に従った位相配列アンテナを示す概略図である。 図1の位相配列アンテナ及び対応するキャビティ取付部を概略的に示す斜視図である。 図2の位相配列アンテナを示す展開図である。 図2の配列の一部を示す拡大図である。 図2の位相配列アンテナ内で用い得るような隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部の離間した端部部分を概略的に示す拡大図である。 図2の位相配列アンテナ内で用い得るような隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部の離間した端部部分を概略的に示す拡大図である。 図2の広帯域位相配列アンテナ内で用い得るような隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部の離間した端部部分に亘って電気的に接続されたインピーダンスエレメントを概略的に示す拡大図である。 図2の広帯域位相配列アンテナ内で用い得るような隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部の離間した端部部分に亘って電気的に接続されたインピーダンスエレメントの他の実施態様を概略的に示す拡大図である。 図2の位相配列アンテナ内で用い得るような双極子アンテナエレメントの中央給電部に亘って接続された離散的抵抗エレメントを概略的に示す拡大図である。 図2の位相配列アンテナ内で用い得るような双極子アンテナエレメントの中央給電部に亘って接続されたプリント抵抗エレメントを概略的に示す拡大図である。 図2の位相配列アンテナ内のエッジエレメントに隣接する能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR対周波数を示すプロット図である。 エッジエレメントを所定位置に備えない同一の能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR対周波数を示すプロット図である。 エッジエレメントを所定位置に備える図2の位相配列アンテナの中央にある能動的な双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR対周波数を示すプロット図である。 エッジエレメントを所定位置に備えない同一の双極子アンテナエレメントのために算出されたVSWR対周波数を示すプロット図である。 双極子アンテナエレメントが本発明に従って選択的に吸収体として機能するよう、スイッチとそれに接続された負荷とを有する双極子アンテナエレメントを示す概略図である。 図9の双極子アンテナエレメントを含む位相配列アンテナを示す断面図である。 ビルディングを示す上面図であり、ビルディングの壁内に位置する本発明に従った貫通接続レンズアンテナを部分的に断面で例証している。

Claims (10)

  1. 基板と、
    受信機に接続されるべき前記基板上の双極子アンテナエレメントの配列とを含み、
    各双極子アンテナエレメントは、
    中央給電部と、該中央給電部から外向きに延びる一組の脚部と、負荷と、前記双極子アンテナエレメントが、受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能すると同時に、前記負荷がそれに関連するエネルギーを放散するよう、前記負荷を前記中央給電部に選択的に結合するために前記負荷に接続されたスイッチとを含む、
    受信機に接続されるべき位相配列アンテナ。
  2. 前記負荷は受動的負荷を含む、請求項1に記載の位相配列アンテナ。
  3. 前記負荷は、プリント抵抗エレメント及び離散的抵抗器の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の位相配列アンテナ。
  4. 隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部は、前記隣接する双極子アンテナエレメント間の容量結合を増大するために、所定形状及び相対的位置付けを有する離間した端部部分をそれぞれ含む、請求項1に記載の位相配列アンテナ。
  5. 隣接した双極子アンテナエレメントの隣接した脚部の前記離間した端部部分間の前記容量結合をさらに増大するために、それらの間にそれぞれ電気的に接続されたインピーダンスエレメントをさらに含む、請求項4に記載の位相配列アンテナ。
  6. 吸収体として選択的に機能する位相配列アンテナを作成する方法であって、
    基板を提供するステップと、
    双極子アンテナエレメントの配列を前記基板上に形成するステップとを含み、
    各双極子アンテナエレメントは、中央給電部と、該中央給電部から外向きに延びる一組の脚部と、受動的負荷と、前記双極子アンテナエレメントが、受信される信号を吸収するための吸収体として選択的に機能すると同時に、前記受動的負荷がそれに関連するエネルギーを放散するよう、前記受動的負荷を前記中央給電部に選択的に結合するために前記負荷に接続されたスイッチとを含む、
    方法。
  7. 前記双極子アンテナエレメントを形成するステップは、隣接する双極子アンテナエレメント間に容量結合の増大をもたらすために、所定形状及び相対的位置付けを有する離間した端部部分をそれぞれ含むよう、隣接する双極子アンテナエレメントの隣接する脚部を形成するステップを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記位相配列アンテナは所望周波数範囲を有し、双極子アンテナエレメントの配列の近傍に接地平面を形成するステップを含み、該接地平面は、前記双極子アンテナエレメントの配列から最高所望周波数の波長の約半分未満で離間している、請求項7に記載の方法。
  9. 前記基板は膨張式基板を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記双極子アンテナエレメントの配列と前記膨張式基板との間に誘電体層を形成するステップをさらに含み、該誘電体層は、膨張時に前記膨張式基板の誘電率よりも大きな誘電率を有する、請求項9に記載の方法。
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