JP2007336359A - 無線通信システム及び携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信を行う携帯電話機の位置関係に応じて通信手段を選択する無線通信システムを提供する。
【解決手段】公衆基地局1から呼び出しがあった場合は(ステップS3002/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得する(ステップS3003)。受信したSETUPメッセージから移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードの全てが取得できた場合(ステップS3003/YES)、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出する(ステップS3004)。移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断する(ステップS3005)。
【選択図】図1
【解決手段】公衆基地局1から呼び出しがあった場合は(ステップS3002/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得する(ステップS3003)。受信したSETUPメッセージから移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードの全てが取得できた場合(ステップS3003/YES)、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出する(ステップS3004)。移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断する(ステップS3005)。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信システム及び携帯電話機に関し、特に、無線通信を行う携帯電話機の位置関係に応じて通信手段を選択する無線通信システム及び携帯電話機に関する。
最近、Bluetooth(以下、BTとする)機能やGPS機能を内蔵した携帯電話(以下、移動機とする)が数多く開発されている。
BTは、端末間同士でローカルにて通信を行うもので、基地局を介するものではないので、公衆回線に対して、通信費がかからないというメリットがある反面、通信距離に制限があり、100m程度が通信距離の限界である。一般には、パソコンとBT内蔵移動機間でのデータ転送や、BT内蔵移動機とBTヘッドセット(図1に示す)にて音声通信を行い、コードレスのヘッドセットが実現されている。
また、最近では、例えば職場内、会社内においても、連絡用として移動機を使用するシーンが多く見られ、通信費が高くなることが懸念される。
特許文献1では、携帯電話機には、利用可能な公衆電話機を検出するための第1の近距離無線通信用送受信部と、前記公衆電話機からの応答信号の受信後に、前記第1の近距離無線用送受信部を介して前記公衆電話機との間で近距離無線モードで通話を開始し、通話終了時に前記公衆電話機からの課金情報を受取って課金処理を行う第1の制御部とを設け、前記公衆電話機には、アクセス可能な携帯電話機からの前記検出信号を受信すると前記応答信号を送信する第2の近距離無線通信用送受信部と、前記応答信号の送信後に、前記第2の近距離無線通信用送受信部を介して前記携帯電話機との間で前記近距離無線モードで通話を開始し、通話終了時に前記携帯電話機に対して前記課金情報を送信する第2の制御部とを有する公衆電話システムが提案されている。
特許文献2では、一定の近距離範囲内に他の携帯電話装置が存在しているか否かを判定する近距離判定手段と、前記近距離判定手段において前記近距離範囲内に他の携帯電話装置が存在していると判断された場合に当該他の携帯電話装置と直接に近距離通信を行うトランシーバ型通信手段と、前記近距離判定手段において前記近距離範囲内に他の携帯電話装置が存在していないと判定された場合に所定の携帯電話基地局を介して当該他の携帯電話装置と通信を行う携帯電話型通信手段とを備える携帯電話装置が提案されている。
特許文献3では、基地局を介した第1の無線通信を行う機能と、前記第1の無線通信とは異なる第2の無線通信を行う機能とを有する通信端末装置を備え、複数の通信端末装置間で通信を行う無線通信システムであって、前記通信端末装置は、前記第2の無線通信によって他の通信端末装置との間で認証を行う認証手段と、前記認証の後、前記第2の無線通信によって前記他の通信端末装置へ指示情報を送信して制御する制御手段と、を備えることにより、他の通信端末装置が第1の無線通信を行う通信網の接続圏外に位置する場合においても、この通信端末装置を第2の無線通信によって無線で遠隔制御することができる無線通信システムが提案されている。
特許文献4では、無線LANによる通信手段と、無線電話による通信手段と、GPS衛星からの電波によって現在位置を検出する位置情報検出手段と、複数地点の無線LANによる通信の可否に関する無線地点情報を格納する無線地点情報格納手段と、前記無線LANによる通信手段と前記無線電話による通信手段を切り替えるセレクタで構成し、前記無線地点情報格納手段から読み出した現在位置の無線地点情報から無線LANによる通信が可能と判定した場合、前記セレクタを無線LAN側に切り替えることにより現在位置において無線LANによる安定した通信が確保できるか否かを予め認識することができる携帯無線端末が提案されている。
特許文献5では、呼び出された電話装置から発信された位置通知信号に基づき、電話装置の位置を検出する相手位置検出手段と、検出された位置情報に基づき所定の基準により接続される回線ルートを決定する回線選択手段とを備えることにより、通話相手が移動しても、例えば通話料金が最安価になる最適な回線を選択することができる電話装置が提案されている。
特許文献6では、記憶手段に記憶中の通話料金体系に基づいて、この無線電話装置本体から無線電話システムを経由して着信先電話機までの通話料金を、各無線電話システム毎に算出し、これら算出された各無線電話システムの通話料金の内、一番安価な通話料金に対応する無線電話システムを選択し、この選択した無線電話システムを経由して着信先電話機に発信することにより、無線電話システムを経由して着信先電話機に発信するに際して、ユーザに操作負担をかけることなく、一番安価な通話料金の無線電話システムに接続でき、かつユーザが負担する通話料金を最小限に抑えることができる無線電話装置が提案されている。
特開2002−111914号公報
特開2004−056268号公報
特開2005−012265号公報
特開2005−198060号公報
特開平6−261150号公報
特開平11−88492号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
特許文献6には、各無線電話システムの受信情報に含まれる位置登録情報の中から無線電話装置本体の現在位置を示す位置情報を抽出し、抽出した位置情報と自装置の位置情報とから無線電話装置間の距離を認識し、各無線電話システムの距離に対応した通話料金を算出し、適切な無線電話システムによる接続を実現しているが、前記位置情報を前記受信情報に埋め込む具体的な方法についての記載がない。
特許文献4には、GPS衛星からのGPS電波を受信して携帯無線端末自らの現在位置を検出し、検出された現在位置における無線LANによる通信の可否を判断し、その判断結果に基づいて適切な通信手段を選択しているが、通信相手の位置情報を取得する方法について記載されていない。
特許文献3には、通信相手から送信された情報を受信し、解読された識別符号を取得すると、取得した識別符号が予め記憶された識別符号と合致するか否かの認証を行い、認証の結果に基づいて通信相手との接続を許可/不許可しているが、通信相手の識別符号を予め取得しておく方法について説明されていない。
特許文献2には、発信時の携帯電話機間の距離に応じてトランシーバ機能と携帯電話機能とを選択することにより、近距離間の通話においては携帯電話基地局を介さずに通話を行うことで通信料金の節約を実現しているが、通信相手の位置を検出する具体的な方法について説明されていない。
そこで、本発明は、公衆基地局から呼び出しがあったとき、発信側の移動機から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、発信側の移動機の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得し、取得した移動機の位置情報と、着信側の移動機内のGPS部により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出し、移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断して、BT機能又は公衆回線による通信を選択して通信を実現することにより、公衆回線の使用による課金が発生せず、かつ移動機間の距離に応じて適切な通信手段によって通話を実現することができる無線通信システム及び携帯電話機を提案することを目的としている。
請求項1記載の発明は、他の携帯電話機と直接に近距離通信を行う近距離通信手段と、公衆基地局を介して公衆電話網に無線接続する無線通信手段とを有する携帯電話機を備えた無線通信システムにおいて、前記携帯電話機は、発信側の前記携帯電話機から送信されたオペレータ固有情報を含むセットアップメッセージを、前記公衆電話網を介して受信するセットアップメッセージ取得手段と、前記セットアップメッセージ取得手段によって取得した前記セットアップメッセージから前記オペレータ固有情報を読み出し、記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記オペレータ固有情報に基づいて、前記近距離通信手段と前記無線通信手段とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線通信システムにおいて、前記携帯電話機は、GPS衛星からの電波によって現在位置を検出する位置情報検出手段を有し、前記オペレータ固有情報は、発信側の前記携帯電話機の現在位置を示す位置情報を有し、前記制御手段は、前記位置情報検出手段によって検出した現在位置と前記位置情報とから前記近距離通信手段による通信が可能か否かを判断し、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無線通信システムにおいて、前記制御手段は、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記公衆回線網との接続を切断し、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信システムにおいて、前記近距離通信手段がブルートゥースであり、前記オペレータ固有情報は、前記各携帯電話機の前記近距離通信手段に付与された固有のBDアドレスとPINコードとを有し、前記携帯電話機は、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信するとき、前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機を補足し、該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の無線通信システムにおいて、前記携帯電話機は、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と無線接続されているとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機の補足を継続し、該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記無線通信手段による無線接続を切断し、前記近距離通信手段による発信側の前記携帯電話機との通信を開始することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の無線通信システムにおいて、前記携帯電話機は、前記近距離通信手段による通信が通信環境の劣化によって切断されたとき、前記制御手段は、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と接続することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、他の携帯電話機と直接に近距離通信を行う近距離通信手段と、公衆基地局を介して公衆電話網に無線接続する無線通信手段とを有する携帯電話機において、発信側の前記携帯電話機から送信されたオペレータ固有情報を含むセットアップメッセージを、前記公衆電話網を介して受信するセットアップメッセージ取得手段と、前記セットアップメッセージ取得手段によって取得した前記セットアップメッセージから前記オペレータ固有情報を読み出し、記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記オペレータ固有情報に基づいて、前記近距離通信手段と前記無線通信手段とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の携帯電話機において、GPS衛星からの電波によって現在位置を検出する位置情報検出手段と、前記オペレータ固有情報は、発信側の前記携帯電話機の現在位置を示す位置情報とを有し、前記制御手段は、前記位置情報検出手段によって検出した現在位置と前記位置情報とから前記近距離通信手段による通信が可能か否かを判断し、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の携帯電話機において、前記制御手段は、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記公衆回線網との接続を切断し、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項記載の携帯電話機において、前記近距離通信手段がブルートゥースであり、前記オペレータ固有情報は、前記各携帯電話機の前記近距離通信手段に付与された固有のBDアドレスとPINコードとを有し、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信するとき、前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機を補足し、該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の携帯電話機において、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と無線接続されているとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機の補足を継続し、該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記無線通信手段による無線接続を切断し、前記近距離通信手段による発信側の前記携帯電話機との通信を開始することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項7から11のいずれか1項記載の携帯電話機において、前記近距離通信手段による通信が通信環境の劣化によって切断されたとき、前記制御手段は、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と接続することを特徴とする。
本発明は、公衆基地局から呼び出しがあったとき、発信側の移動機から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、発信側の移動機の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得し、取得した移動機の位置情報と、着信側の移動機内のGPS部により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出し、移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断して、BT機能又は公衆回線による通信を選択して通信を実現することにより、公衆回線の使用による課金が発生せず、かつ移動機間の距離に応じて適切な通信手段によって通話を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システム及び携帯電話機の構成及び動作について説明する。
まず、本実施形態に係る無線通信システムの構成について図1を用いて説明する。
本実施形態に係る無線通信システムは、公衆回線用の公衆基地局1、発信側のBT/GPS内蔵移動機(以下、移動機とする)2、及び着信側のBT/GPS内蔵移動機(以下、移動機とする)3を有して構成され、公衆網を使って音声通話が可能である。移動機2と移動機3とは、共に内蔵したBT機能により公衆基地局1を介することなく、相互に音声通話をすることが可能である。さらに、移動機2と移動機3とは、共に内蔵したGPS機能により、GPS衛星4からの位置情報を受信することによって、自らの位置情報を入手することができる。
また、公衆網への接続にあたり、発信側の移動機2は公衆基地局1に発信要求を行うが、その際、通信ネゴシエーションの情報としてSETUPメッセージを送信する。このメッセージ内にはオペレータ固有情報エリアが存在する。公衆基地局1は、発信側の移動機2からの発信要求を受け、着信側の移動機3に着信要求を行うが、その際通信ネゴシエーションの情報としてSETUPメッセージを送信する。このメッセージ中にもオペレータ固有情報エリアは存在し、公衆基地局1は、発信側の移動機2からのオペレータ固有情報エリア内の情報を着信側の移動機3のオペレータ固有情報エリアにコピーする。
また、BT通信において、BT機能1つに対して、ユニークな番号が付加されており、これはBDアドレスと呼ばれ、BDアドレスを使うことによって、特定のBT内蔵移動機を補足することができる。また、初めて接続する端末同士では、ペアリングと呼ばれる認証行為をする必要があるが、この時、相手側のBTのPINコードを相手側に送信する必要がある。
次に、本実施形態に係る携帯電話機(BT/GPS内蔵移動機)のハードウェア構成について図2を用いて説明する。
公衆基地局1との通信は、公衆用アンテナ101、公衆無線部102、公衆無線制御部103によって行われる。通常の公衆回線による通話時の上り音声は、マイク205から入力される音声が、Audio制御部203内のADコンバータ(以下、ADCとする)203aにて、PCM信号に変換され、Path切替203dを経由して、音声符号化部104に入力され、公衆回線用に圧縮/符号化された後、公衆無線制御部103に渡される。下り音声は、公衆無線制御部103により圧縮/符号化された音声が、音声符号化部104に出力される。音声符号化部104にてPCM信号に変換された後、Audio制御部203内の、Path切替203cを経由し、DAコンバータ(以下、DACとする)203bにてアナログ信号に変換後、スピーカ204にて鳴動される。
一方、BT通信においては、相手側BTとの通信は、BT用アンテナ301、BT無線部302、BT無線制御部303によって行われる。通常、相手側BTがBTヘッドセット5の場合、公衆回線からの下りPCM音声が、Path切替203eを経由して、BT音声符号化部304に入力され、BT用に圧縮/符号化された後、BTヘッドセット5に送信される。BTヘッドセット5からの上り音声は、BT音声符号化部304にてPCM信号に変換後、Audio制御部203内のPath切替203dを経由して音声符号化部104に入力され、相手側移動機へと送られる。
本発明の特徴である、BT同士の音声通話を行う場合、上り音声はマイク205からADC203a、Path切替203eを経由して、BT音声符号化部304に入力される。下り音声は、BT音声符号化部304からPath切替203c、DAC203bを経由して、スピーカ204にて鳴動される。
移動機は、位置情報を取得される手段としてGPS部202を有する。GPS部202によって、取得した位置情報は、通信制御部201に送られる。通信制御部201は、自移動機の位置情報と相手移動機の位置情報から、相手側移動機との距離を算出し、状況によって、Audio制御部203内のPath切替203c、Path切替203d、Path切替203eの切替制御、及び公衆無線部102、公衆無線制御部103、音声符号化部104、BT無線部302、BT無線制御部303、BT音声符号化部304の通信開始/終了制御を行う。
次に、図3を用いて、本実施形態に係る無線通信システムの動作について説明する。
通常、移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態にある(ステップS3001)。
移動機2は、通信相手と通話を行う場合、公衆基地局1に対して、発信要求を送信する際、SETUPメッセージ内のオペレータ固有の情報が書き込まれるエリア内に、GPS部202より取得した位置情報と、自機のBDアドレスと、PINコードとを挿入して送信する。
移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、又は通信相手である移動機2のBTからの接続要求を待って待機する(ステップS3002、ステップS3012)。ステップS3002及びステップS3012のいずれも無しと判断された場合は(ステップS3002/NO、ステップS3012/NO)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
移動機2のBTからの接続要求があった場合は(ステップS3012/YES)、移動機2のBTと接続するための認証処理を行う(ステップS3013)。具体的には、移動機2のBTのPINコードを確認し、自機(移動機3)のBTのPINコードと一致するか否かにより認証処理を行う。移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致しなかった場合は(ステップS3013/NO)、接続不可と判断し、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致した場合は(ステップS3013/YES)、接続可能と判断し、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS3009)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS3010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS3010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS3011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
公衆基地局1から呼び出しがあった場合は(ステップS3002/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得する(ステップS3003)。ここで、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得することができなかった場合は(ステップS3003/NO)、移動機2が本発明に対応していない機種と判断して、通常の公衆回線接続を行う(ステップS3014)。通話が終了すると(ステップS3015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
受信したSETUPメッセージから移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードの全てが取得できた場合(ステップS3003/YES)、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出する(ステップS3004)。移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断する(ステップS3005)。BT通信が不可能と判断された場合は(ステップS3005/NO)、通常の公衆回線接続を行う(ステップS3014)。通話が終了すると(ステップS3015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
BT通信が可能と判断された場合は(ステップS3005/YES)、ステップS3003において取得済みの移動機2のBDアドレスを用い、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機2のBTを補足する(ステップS3006)。取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができなかった場合は(ステップS3006/NO)、BT通信不可と判断して通常の公衆回線接続を行う(ステップS3014)。通話が終了すると(ステップS3015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
一方、取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができた場合は(ステップS3006/YES)、ステップS3003において取得済みの移動機2のPINコードを用いて認証処理を行う(ステップS3007)。なお、具体的な認証処理の方法はステップS3013と同様であるため、ここでは説明を省略する。移動機2のPINコードの認証に失敗した場合は(ステップS3007/NO)、BT通信不可と判断し、通常の公衆回線接続を行う(ステップS3014)。通話が終了すると(ステップS3015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
移動機2のPINコードの認証に成功した場合は(ステップS3007/YES)、公衆基地局1からの呼び出しの応答として、切断要求を行い、公衆回線による移動機2との接続を拒否する(ステップS3008)。なお、この時点では呼出中にあるため、公衆回線の使用による課金は発生していない。次に、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS3009)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS3010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS3010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS3011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
上述の構成によれば、公衆基地局1から呼び出しがあったとき、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得し、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出し、移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断して、BT機能又は公衆回線による通信を選択して通信を実現することにより、公衆回線の使用による課金が発生せず、かつ移動機間の距離に応じて適切な通信手段によって通話を実現することができる。
次に、他の実施形態に係る無線通信システムの動作について図4を用いて説明する。なお、本実施形態に係るBluetooth通話システムの構成、及び移動機のハードウェア構成については、上述の実施形態に係る通信システム及び移動機の構成と同様であるため、説明を省略する。
通常、移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態にある(ステップS4001)。
移動機2は、通信相手と通話を行う場合、公衆基地局1に対して、発信要求を送信する際、SETUPメッセージ内のオペレータ固有の情報が書き込まれるエリア内に、GPS部202より取得した位置情報と、自機のBDアドレスと、PINコードとを挿入して送信する。
移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、又は通信相手である移動機2のBTからの接続要求を待って待機する(ステップS4002、ステップS4012)。ステップS4002及びステップS4012のいずれも無しと判断された場合は(ステップS4002/NO、ステップS4012/NO)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
移動機2のBTからの接続要求があった場合は(ステップS4012/YES)、移動機2のBTと接続するための認証処理を行う(ステップS4013)。具体的には、移動機2のBTのPINコードを確認し、自機(移動機3)のBTのPINコードと一致するか否かにより認証処理を行う。移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致しなかった場合は(ステップS4013/NO)、接続不可と判断し、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致した場合は(ステップS4013/YES)、接続可能と判断し、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS4009)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS4010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS4010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS4011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
公衆基地局1から呼び出しがあった場合は(ステップS4002/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得する(ステップS4003)。ここで、移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードを取得することができなかった場合は(ステップS4003/NO)、移動機2が本発明に対応していない機種と判断して、通常の公衆回線接続を行う(ステップS4014)。通話が終了すると(ステップS4015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS3001)。
受信したSETUPメッセージから移動機2の位置情報、BDアドレス、PINコードの全てが取得できた場合は(ステップS4003/YES)、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出する(ステップS4004)。移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断する(ステップS4005)。
BT通信が可能と判断された場合は(ステップS4005/YES)、ステップS4003において取得済みの移動機2のBDアドレスを用い、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機2のBTを補足する(ステップS4006)。
BT通信が不可能と判断された場合(ステップS4005/NO)、及び取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができなかった場合(ステップS4006/NO)、取得済みの移動機2のBDアドレスを含む信号を発信する移動機の補足を再度行うと同時に、通常の公衆回線接続を行う(ステップS4016)。該BDアドレスを含む信号を発信する移動機の補足は、公衆回線を利用した通話が終了するまで行われる。公衆回線による通話中に、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機の補足に成功した場合は(ステップS4017/YES)、ステップS4003において取得済みの移動機2のPINコードを用いて認証処理を行う(ステップS4018)。なお、具体的な認証処理の方法はステップS4013と同様であるため、ここでは説明を省略する。移動機2のPINコードの認証に成功した場合は(ステップS4018/YES)、公衆基地局1からの呼び出しの応答として、切断要求を行い、公衆回線による移動機2との接続を拒否する(ステップS4008)。なお、この時点では呼出中にあるため、公衆回線の使用による課金は発生していない。次に、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS4009)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS4010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS4010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS4011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
なお、公衆回線による通話中に、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機を補足できなかった場合(ステップS4017/NO)又は移動機2のPINコードの認証に成功しなかった場合(ステップS4018/NO)、公衆回線による通話が維持される(ステップS4019)。通話が終了すると(ステップS4019/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
一方、取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができた場合は(ステップS4006/YES)、ステップS4003において取得済みの移動機2のPINコードを用いて認証処理を行う(ステップS4007)。なお、具体的な認証処理の方法はステップS4013と同様であるため、ここでは説明を省略する。移動機2のPINコードの認証に失敗した場合は(ステップS4007/NO)、BT通信不可と判断し、通常の公衆回線接続を行う(ステップS4014)。通話が終了すると(ステップS4015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
移動機2のPINコードの認証に成功した場合は(ステップS4007/YES)、公衆基地局1からの呼び出しの応答として、切断要求を行い、公衆回線による移動機2との接続を拒否する(ステップS4008)。なお、この時点では呼出中にあるため、公衆回線の使用による課金は発生していない。次に、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS4009)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS4010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS4010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS4011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS4001)。
本構成によれば、移動機間の距離が通信可能範囲外と判断された場合、及び受信側の移動機が保持するBDアドレスと同様のBDアドレスを含む信号を発信する移動機の補足に失敗した場合に、公衆回線による通話を開始すると同時に、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機の補足を再度行い、BTによる通信が可能になった時点で、公衆回線による通信からBTによる通信に移行することにより、公衆回線を利用した通信の時間を削減することができるため、公衆回線の利用による課金を最小限に抑えることができる。
次に、他の実施形態に係る無線通信システムの動作について図5を用いて説明する。なお、本実施形態に係るBluetooth通話システムの構成、及び移動機のハードウェア構成については、上述の実施形態に係る通信システム及び移動機の構成と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係る無線通信システムは、BTによる通話中、BT通信の電波環境が劣化し、通信が切断されたときに、公衆回線による接続による通信に移行する点において、上述の実施形態と異なる。例えば、BTによる通信移行後、各移動機が場所を移動して通信可能範囲外となり、BT通信が切断に至った場合に、公衆回線にて発信行為を実施して、公衆回線による接続を開始する。
具体的には、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定が行われ、BT端末間における通話が開始されると(ステップS5009)、BT通信環境の劣化による通信の切断を監視する(ステップS5019)。BT通信環境が劣化し、通信が切断された場合は(ステップS5019/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され、公衆回線で着信があった相手先電話番号に自ら発信して通常の公衆回線接続を行う(ステップS5014)。通話が終了すると(ステップS5015/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS5001)。
一方、良好なBT通信環境が維持されている間は(ステップS5019/NO)、通話の終了が監視される(ステップS5010)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS5010/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS5011)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS5001)。
上述の構成によれば、BTによる通信中にBT通信環境が劣化し、通信が切断された場合に、公衆回線による接続に移行することにより、BTによる通信が切断されたときに、ユーザが公衆回線への接続操作を行う必要がないため、その利便性を向上させることができる。
次に、他の実施形態に係る無線通信システムの動作について図6を用いて説明する。なお、本実施形態に係るBluetooth通話システムの構成、及び移動機のハードウェア構成については、上述の実施形態に係る通信システム及び移動機の構成と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係る無線通信システムは、移動機がGPS部202を有しない場合においても、BTによる通信を実行することができる点で上述の実施形態と異なる。
通常、移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態にある(ステップS6001)。
移動機2は、通信相手と通話を行う場合、公衆基地局1に対して、発信要求を送信する際、SETUPメッセージ内のオペレータ固有の情報が書き込まれるエリア内に、GPS部202より取得した位置情報と、自機のBDアドレスと、PINコードとを挿入して送信する。
移動機3は、公衆基地局1からの呼び出し、又は通信相手である移動機2のBTからの接続要求を待って待機する(ステップS6002、ステップS6013)。ステップS6002及びステップS6013のいずれも無しと判断された場合は(ステップS6002/NO、ステップS6013/NO)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
移動機2のBTからの接続要求があった場合は(ステップS6013/YES)、移動機2のBTと接続するための認証処理を行う(ステップS6014)。具体的には、移動機2のBTのPINコードを確認し、自機(移動機3)のBTのPINコードと一致するか否かにより認証処理を行う。移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致しなかった場合は(ステップS6014/NO)、接続不可と判断し、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
移動機2のBTのPINコードと自機のBTのPINコードとが一致した場合は(ステップS6014/YES)、接続可能と判断し、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS6010)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS6011)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS6011/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS6012)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
公衆基地局1から呼び出しがあった場合は(ステップS6002/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージからオペレータ固有情報エリア内の情報を読み出し、移動機2のBDアドレス及びPINコードを取得する(ステップS6003)。ここで、移動機2のBDアドレス及びPINコードを取得することができなかった場合は(ステップS6003/NO)、移動機2が本発明に対応していない機種と判断して、通常の公衆回線接続を行う(ステップS6015)。通話が終了すると(ステップS6016/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
受信したSETUPメッセージから移動機2のBDアドレス及びPINコードが取得できた場合(ステップS6003/YES)、移動機2から送信されたSETUPメッセージのオペレータ固有情報エリアから位置情報を読み出す(ステップS6004)。移動機2の位置情報を取得することができた場合は(ステップS6004/YES)、取得した移動機2の位置情報と、移動機3内のGPS部202により取得した自機の位置情報とから、移動機間の距離を算出する(ステップS6005)。移動機間の距離が算出されると、算出された距離がBT通信可能な範囲であるか否かを判断する(ステップS6006)。BT通信が不可能と判断された場合は(ステップS6006/NO)、通常の公衆回線接続を行う(ステップS6015)。通話が終了すると(ステップS6016/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
BT通信が可能と判断された場合(ステップS6006/YES)及び移動機2の位置情報を取得することができなかった場合(ステップS6004/NO)、ステップS6003において取得済みの移動機2のBDアドレスを用い、該BDアドレスを含む信号を発信する移動機2のBTを補足する(ステップS6007)。取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができなかった場合は(ステップS6007/NO)、BT通信不可と判断して通常の公衆回線接続を行う(ステップS6015)。通話が終了すると(ステップS6016/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
一方、取得済みの移動機のBDアドレスと同一のBDアドレスを発信する移動機を補足することができた場合は(ステップS6007/YES)、ステップS6003において取得済みの移動機2のPINコードを用いて認証処理を行う(ステップS6008)。なお、具体的な認証処理の方法はステップS6014と同様であるため、ここでは説明を省略する。移動機2のPINコードの認証に失敗した場合は(ステップS6008/NO)、BT通信不可と判断し、通常の公衆回線接続を行う(ステップS6015)。通話が終了すると(ステップS6016/YES)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
移動機2のPINコードの認証に成功した場合は(ステップS6008/YES)、公衆基地局1からの呼び出しの応答として、切断要求を行い、公衆回線による移動機2との接続を拒否する(ステップS6009)。なお、この時点では呼出中にあるため、公衆回線の使用による課金は発生していない。次に、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)を制御してBT端末間における音声通話用の設定を行う(ステップS6010)。BT端末間における通話が開始されると、通話の終了を監視する(ステップS6011)。BT端末間における通話が終了すると(ステップS6011/YES)、Audio制御部203内のPath切替(203c、203d、203e)が公衆回線通話用の設定に戻され(ステップS6012)、公衆基地局1からの呼び出し、及び相手移動機2のBTからの接続要求を待つ待機状態に戻る(ステップS6001)。
上述の構成によれば、移動機が自機の位置を確認するGPS機能を有していない場合であっても、各移動機が置かれている環境に応じて適切な通信手段を選択し、該選択手段により選択された通信手段によって通信を実現することができる。
なお、上述の実施形態は、各実施形態に係る動作(図3〜6に示す)に限定されるものではなく、他の実施形態と組み合わせて実現することも可能である。
1 公衆基地局
2、3 BT/GPS内蔵移動機
4 GPS衛星
5 BTヘッドセット
2、3 BT/GPS内蔵移動機
4 GPS衛星
5 BTヘッドセット
Claims (12)
- 他の携帯電話機と直接に近距離通信を行う近距離通信手段と、公衆基地局を介して公衆電話網に無線接続する無線通信手段とを有する携帯電話機を備えた無線通信システムにおいて、
前記携帯電話機は、
発信側の前記携帯電話機から送信されたオペレータ固有情報を含むセットアップメッセージを、前記公衆電話網を介して受信するセットアップメッセージ取得手段と、
前記セットアップメッセージ取得手段によって取得した前記セットアップメッセージから前記オペレータ固有情報を読み出し、記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記オペレータ固有情報に基づいて、前記近距離通信手段と前記無線通信手段とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記携帯電話機は、GPS衛星からの電波によって現在位置を検出する位置情報検出手段を有し、
前記オペレータ固有情報は、発信側の前記携帯電話機の現在位置を示す位置情報を有し、
前記制御手段は、
前記位置情報検出手段によって検出した現在位置と前記位置情報とから前記近距離通信手段による通信が可能か否かを判断し、
前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。 - 前記制御手段は、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記公衆回線網との接続を切断し、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
- 前記近距離通信手段がブルートゥースであり、
前記オペレータ固有情報は、前記各携帯電話機の前記近距離通信手段に付与された固有のBDアドレスとPINコードとを有し、
前記携帯電話機は、
前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信するとき、前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機を補足し、
該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、
前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信システム。 - 前記携帯電話機は、
前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と無線接続されているとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機の補足を継続し、
該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、
前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記無線通信手段による無線接続を切断し、前記近距離通信手段による発信側の前記携帯電話機との通信を開始することを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。 - 前記携帯電話機は、前記近距離通信手段による通信が通信環境の劣化によって切断されたとき、前記制御手段は、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と接続することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の無線通信システム。
- 他の携帯電話機と直接に近距離通信を行う近距離通信手段と、公衆基地局を介して公衆電話網に無線接続する無線通信手段とを有する携帯電話機において、
発信側の前記携帯電話機から送信されたオペレータ固有情報を含むセットアップメッセージを、前記公衆電話網を介して受信するセットアップメッセージ取得手段と、
前記セットアップメッセージ取得手段によって取得した前記セットアップメッセージから前記オペレータ固有情報を読み出し、記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記オペレータ固有情報に基づいて、前記近距離通信手段と前記無線通信手段とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする携帯電話機。 - GPS衛星からの電波によって現在位置を検出する位置情報検出手段と、
前記オペレータ固有情報は、発信側の前記携帯電話機の現在位置を示す位置情報とを有し、
前記制御手段は、
前記位置情報検出手段によって検出した現在位置と前記位置情報とから前記近距離通信手段による通信が可能か否かを判断し、
前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項7記載の携帯電話機。 - 前記制御手段は、前記近距離通信手段による通信が可能であると判断されたとき、前記公衆回線網との接続を切断し、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項8記載の携帯電話機。
- 前記近距離通信手段がブルートゥースであり、
前記オペレータ固有情報は、前記各携帯電話機の前記近距離通信手段に付与された固有のBDアドレスとPINコードとを有し、
前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信するとき、前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機を補足し、
該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、
前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記近距離通信手段によって発信側の前記携帯電話機と通信することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項記載の携帯電話機。 - 前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と無線接続されているとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記BDアドレスと同様のBDアドレスを発信する前記携帯電話機の補足を継続し、
該携帯電話機が補足されたとき、前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致するか否かを判断し、
前記オペレータ固有情報に含まれる前記PINコードと、発信側の前記携帯電話機の前記近距離通信手段に付与されたPINコードとが一致したとき、前記制御手段は、前記無線通信手段による無線接続を切断し、前記近距離通信手段による発信側の前記携帯電話機との通信を開始することを特徴とする請求項10記載の携帯電話機。 - 前記近距離通信手段による通信が通信環境の劣化によって切断されたとき、前記制御手段は、前記無線通信手段によって発信側の前記携帯電話機と接続することを特徴とする請求項7から11のいずれか1項記載の携帯電話機。
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JP2006167504A JP2007336359A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 無線通信システム及び携帯電話機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011514026A (ja) * | 2008-01-17 | 2011-04-28 | ガーミン スウィッツァランド ゲーエムベーハー | 電子装置用に位置ベースのプロファイル調整を行うシステムおよび方法 |
JP2013167510A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 情報機器 |
-
2006
- 2006-06-16 JP JP2006167504A patent/JP2007336359A/ja not_active Withdrawn
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