JP2007335967A - コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴者操作の制限のない使い勝手のよいサービスを提供することが可能なコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツ受信再生装置104は、第1のコンテンツ提供装置101からコンテンツを受信視聴中に第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールから現在視聴中のコンテンツと同一コンテンツが第2のコンテンツ提供装置102で現在配信中又は今後配信される予定であり且つ第1のコンテンツ提供装置101が提供する特殊再生機能を利用して第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツの位置に第1のコンテンツ提供装置101から受信視聴している位置を合わせることができると、第2のコンテンツ提供装置102の配信コンテンツの受信視聴に切替えて第1のコンテンツ提供装置101に対しては配信停止を要求する。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツ受信再生装置104は、第1のコンテンツ提供装置101からコンテンツを受信視聴中に第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールから現在視聴中のコンテンツと同一コンテンツが第2のコンテンツ提供装置102で現在配信中又は今後配信される予定であり且つ第1のコンテンツ提供装置101が提供する特殊再生機能を利用して第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツの位置に第1のコンテンツ提供装置101から受信視聴している位置を合わせることができると、第2のコンテンツ提供装置102の配信コンテンツの受信視聴に切替えて第1のコンテンツ提供装置101に対しては配信停止を要求する。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像音声コンテンツを配信するコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムに関する。
近年、ネットワークを利用して映像音声コンテンツを中心としたコンテンツを提供するサービスが増加してきている。コンテンツの配信サービスには、デジタル放送の空いている帯域を利用したり、あるいはネットワークでIPマルチキャスト配信などを利用して行う放送型のサービスと、個々の利用者が任意のコンテンツを任意の操作で視聴することを可能とするオンデマンド型のサービスが存在する。
オンデマンド型サービスは、視聴者が、高速再生や低速再生などの特殊再生操作も含めて任意の時間に視聴することが可能であるため、視聴者にとって非常に使い勝手が良いサービスである。しかし、個々の視聴者ごとにネットワーク帯域などの配信用資源を確保してコンテンツを配信するため、限りある配信用資源を非常に多く消費する。そのため、サービスの同時利用者数も限られ、配信用資源が枯渇するとサービスを受けられない視聴者が出てくることになる。一方、放送型サービスは、コンテンツがスケジュールに従って配信されるため、視聴者が任意のタイミングで視聴を開始することができず、視聴機会が限られてしまう。また、特殊再生操作を行うことができないという制限もある。視聴機会を増やすために、同じコンテンツを時間をずらして複数本配信するニア・ビデオ・オン・デマンドサービスも実現されているが、それでも視聴者はコンテンツの配信開始まで待たされることがある。
従来、放送型サービスで特殊再生操作ができない問題を回避する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。図19はその一例の概略構成を示すブロック図である。同図において、ビデオサーバ1901は、ディスク1902からコンテンツを呼び出し、ネットワーク1906を介して配信する。セットトップボックス1903は、バッファ1904を備えており、ネットワーク1906を介して配信されてくるコンテンツを受信すると、それをバッファ1904に格納しながら再生し、テレビ1905に映像・音声を出力する。視聴者がセットトップボックス1903に対し巻き戻しなどの特殊再生を要求した場合、セットトップボックス1903はバッファ1904に格納されているコンテンツデータを読み出し、指定された特殊再生に合わせてコンテンツを再生することで特殊再生を実現している。このようにして、放送型サービスにおいても特殊再生操作を実現させている。
しかしながら、従来の放送型サービスにおいては、特殊再生を実現するために、セットトップボックス1903にバッファ1904という蓄積部を備える必要があり、その分、装置のコストアップにつながるという問題がある。また、蓄積部に格納されたコンテンツデータの範囲でしか特殊再生ができないため、蓄積部に格納される以前の位置への巻き戻し操作ができず、また早送り操作もできないなど、視聴者の操作を制限してしまうという問題もある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、視聴者操作の制限のない使い勝手のよいサービスを提供し、且つ、配信用資源の全体の消費を抑え、配信用資源を有効に活用しながらより多くの視聴者にサービスの利用機会を提供することが可能なコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
上記目的は下記方法及び構成により達成される。
(1) 放送型のサービスを提供する第1のコンテンツ提供装置と、オンデマンド型のサービスを提供する第2のコンテンツ提供装置と、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツと前記第2のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの両方を受信し再生可能なコンテンツ受信再生装置とを備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別を各コンテンツに割り当てて管理し、コンテンツ識別を指定した配信要求を受けると、当該コンテンツの配信に必要な配信用資源を確保してから配信要求元に対してコンテンツを配信するとともに少なくとも高速再生又は低速再生のいずれかの特殊再生機能を提供し、コンテンツの配信を停止した場合は利用していた配信用資源を解放し、前記第2のコンテンツ提供装置は、少なくとも配信するコンテンツのコンテンツ識別と配信開始時刻と配信チャンネル情報を含む配信スケジュールに従ってコンテンツを配信スケジュールの開始時刻から配信チャンネル情報で指定されるチャンネルで配信し、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールを保持し、現在時刻に基づいて前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中は該コンテンツの先頭からの時間で示される視聴位置を管理し、更に前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中に前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールから現在視聴中のコンテンツと同一コンテンツが前記第2のコンテンツ提供装置で現在配信中又は今後配信される予定で、且つ前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用することで前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に前記第1のコンテンツ提供装置から受信視聴している位置を合わせることが可能であれば、前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に合わせてから前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替えるとともに前記第1のコンテンツ提供装置に対して配信停止要求を出す。
(1) 放送型のサービスを提供する第1のコンテンツ提供装置と、オンデマンド型のサービスを提供する第2のコンテンツ提供装置と、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツと前記第2のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの両方を受信し再生可能なコンテンツ受信再生装置とを備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別を各コンテンツに割り当てて管理し、コンテンツ識別を指定した配信要求を受けると、当該コンテンツの配信に必要な配信用資源を確保してから配信要求元に対してコンテンツを配信するとともに少なくとも高速再生又は低速再生のいずれかの特殊再生機能を提供し、コンテンツの配信を停止した場合は利用していた配信用資源を解放し、前記第2のコンテンツ提供装置は、少なくとも配信するコンテンツのコンテンツ識別と配信開始時刻と配信チャンネル情報を含む配信スケジュールに従ってコンテンツを配信スケジュールの開始時刻から配信チャンネル情報で指定されるチャンネルで配信し、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールを保持し、現在時刻に基づいて前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中は該コンテンツの先頭からの時間で示される視聴位置を管理し、更に前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中に前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールから現在視聴中のコンテンツと同一コンテンツが前記第2のコンテンツ提供装置で現在配信中又は今後配信される予定で、且つ前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用することで前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に前記第1のコンテンツ提供装置から受信視聴している位置を合わせることが可能であれば、前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に合わせてから前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替えるとともに前記第1のコンテンツ提供装置に対して配信停止要求を出す。
(2) 上記(1)に記載のコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能には、少なくとも音声出力付の高速再生又は低速再生のいずれかが含まれる。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のコンテンツ配信方法において、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツ位置に合わせる際の高速再生又は低速再生の速度の上限値と下限値を有し、該上限値と下限値の範囲内の速度でコンテンツ位置を合わせることが可能である場合にのみ前記第1のコンテンツ提供装置の特殊再生機能を利用して位置を合わせ、前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替える。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせ、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない。
(5) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせ、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間のコンテンツ全体の長さに対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない。
(6) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、位置を合わせるための所要時間と合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間に対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない。
(7) 上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴中に視聴者操作とコンテンツの再生状態を監視し、コンテンツが通常速度で再生されていて且つ視聴者が操作していない時間が一定時間を超えた場合に前記第2のコンテンツ提供装置への切替の有無を判定する。
(8) 上記(1)乃至(7)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置は、同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの位置に合わせるための所要時間を切替条件時間として切替先候補の各配信について切替条件時間を算出し、切替条件時間が最も短い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替える。
(9) 上記(1)乃至(7)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置は、同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、各配信について合わせた位置からコンテンツ終了までの時間を切替条件時間として算出し、切替条件時間が最も長い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替える。
(10) 上記(8)又は(9)に記載のコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置は、低速再生機能を提供し、前記第2のコンテンツ提供装置の切替先の候補が複数ある場合、切替条件時間を算出して最も条件の良い切替先を決定し、該切替先への切替が高速再生を必要とする場合、切替に低速再生を必要とし且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在する場合は、当該切替先を選択して切替を行う。
(11) 上記(8)又は(9)に記載のコンテンツ配信方法において、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴時の視聴者の操作履歴を管理し、前記第2のコンテンツ提供装置の切替先の候補が複数ある場合、視聴者の操作履歴から高速再生と低速再生のどちらが多く利用されていたかを参照し、切替条件時間を算出して最も条件の良い切替先への切替が利用者が多く利用していた特殊再生と異なる特殊再生であった場合、切替に利用者が多く利用していた特殊再生を必要とし且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在する場合は、当該切替先を選択して切替を行う。
(12) 上記(1)乃至(11)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第2のコンテンツ提供装置に位置を合わせて切り替えるための高速再生又は低速再生実行中に視聴者操作が発生した場合、位置を合わせるための高速再生又は低速再生を中止して視聴者操作に応じた再生を実施する。
(13) 上記(1)乃至(12)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置で視聴可能なコンテンツのコンテンツ識別一覧を保持し、前記第2のコンテンツ提供装置から配信されているコンテンツを受信視聴時に利用者が特殊再生操作を行った場合に、当該コンテンツが前記第1のコンテンツ提供装置で利用可能かどうかを前記コンテンツ識別一覧により判定し、利用可能である場合は前記第2のコンテンツ提供装置から受信視聴している現在位置からの特殊再生配信開始を前記第1のコンテンツ提供装置に要求し、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの受信視聴に切り替える。
(14) 上記(1)乃至(13)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツ識別一覧を前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールとともに配信する。
(15) 上記(1)乃至(14)のいずれかに記載のコンテンツ配信方法において、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴について、利用ごとに応じて従量的に課金する。
(16) 放送型のサービスを提供する第1のコンテンツ提供装置と、オンデマンド型のサービスを提供する第2のコンテンツ提供装置と、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツと前記第2のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの両方を受信し再生可能なコンテンツ受信再生装置とを備えたコンテンツ配信システムにおいて、前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別を各コンテンツに割り当てて管理し、コンテンツ識別を指定した配信要求を受けると当該コンテンツの配信に必要な配信用資源を確保してから配信要求元に対しコンテンツを配信し、また前記配信要求元に少なくとも高速再生又は低速再生のいずれかの特殊再生機能を提供し、コンテンツ配信を停止した場合には利用していた配信用資源を解放し、前記第2のコンテンツ提供装置は、少なくとも配信するコンテンツのコンテンツ識別と配信開始時刻と配信チャンネル情報から構成される配信スケジュールに従ってコンテンツを配信スケジュールの開始時刻から当該チャンネルで配信し、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置と前記第2のコンテンツ提供装置の両方から配信されるコンテンツを受信再生が可能であり、前記第1のコンテンツ提供装置への要求発行やコンテンツ受信を行う通信手段と、受信したコンテンツを再生し該コンテンツの先頭からの時間で表される再生位置を管理するコンテンツ再生手段と、配信スケジュールや前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツ識別の一覧を格納し番組表を生成する番組表格納手段と、前記第1のコンテンツ提供装置による受信視聴から前記第2のコンテンツ提供装置による受信視聴への切替えを判定する受信切替判定手段と、前記各手段の制御を行う制御手段とを備え、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツの受信が行われて再生されている最中に、再生中のコンテンツと同一のコンテンツ識別を前記番組表格納手段が保持する配信スケジュールから検索し、当該コンテンツが前記第2のコンテンツ提供装置より配信中か又は現在のコンテンツ再生終了までに配信が開始される場合は、現在時刻と前記配信スケジュールから前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツの配信位置を特定し、前記第1のコンテンツ提供装置で実施可能な特殊再生機能を利用して、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信再生位置を前記第2のコンテンツ提供装置の配信位置に合わせることが可能かどうかを判定し、可能である場合はその結果を前記制御手段に通知し、前記制御手段は、前記受信切替判定手段の判定結果に従い前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置からの受信再生位置を前記第2のコンテンツ提供装置の配信位置に合わせるための高速再生又は低速再生を実施させ、配信位置が合った時点で前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生を停止させるとともに前記第2のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生に切り替える。
(17) 上記(16)に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツを再生する際に利用可能な特殊再生機能が、少なくとも音声出力付の高速再生又は音声出力付の低速再生のいずれかである。
(18) 上記(16)又は(17)に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記受信切替判定手段は、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツ位置に合わせる際の高速再生又は低速再生の速度の上限値と下限値を持ち、該上限値と下限値の範囲内の速度でコンテンツ位置を合わせることが可能である場合のみ、前記第1のコンテンツ提供装置の特殊再生機能を利用して位置を合わせ、前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替えるよう判定する。
(19) 上記(16)乃至(18)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する。
(20) 上記(16)乃至(18)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間のコンテンツの長さに対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する。
(21) 上記(16)乃至(18)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、位置を合わせるための所要時間と合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間に対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する。
(22) 上記(16)乃至(21)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、視聴者が操作を入力する操作手段を備え、前記制御手段は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴中に前記操作手段に入力される視聴者操作とコンテンツ再生状態を監視し、コンテンツが通常速度で再生されていて且つ視聴者が操作していない時間が一定時間を超えた場合に前記第2のコンテンツ提供装置への切替判定処理を開始する。
(23) 上記(16)乃至(22)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第2のコンテンツ提供装置が同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能により位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間の特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの位置に合わせるための所要時間を切替条件時間として、位置を合わせて切り替えることが可能な各配信について切替条件時間を算出し、切替条件時間が最も短い配信を選択して切り替えるよう判定する。
(24) 上記(16)乃至(22)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第2のコンテンツ提供装置が同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能により位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記受信切替判定手段は、位置を合わせて切り替えることが可能な各配信について、合わせた位置からコンテンツ終了までの時間を切替条件時間として算出し、切替条件時間が最も長い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替えるよう判定する。
(25) 上記(23)又は(24)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、第1のコンテンツ提供装置は低速再生機能を提供し、切替可能な第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数ある場合に、前記受信切替判定手段は、切替条件時間を算出して決定した最も条件の良い切替先への切替が高速再生を必要とする場合、切替に低速再生を必要とし、且つ、最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在すれば、当該切替先を選択して切替を行うよう判定する。
(26) 上記(23)又は(24)に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの配信受信時の視聴者からの特殊再生操作の履歴を管理する視聴者操作履歴管理手段を備え、切替可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数ある場合に、前記受信切替判定手段は、前記視聴者操作履歴管理手段が管理する視聴者の操作履歴から高速再生と低速再生のどちらが多く利用されていたかを参照し、切替条件時間を算出して決定した最も条件の良い切替先への切替が利用者が多く利用していた特殊再生と異なる特殊再生であり、切替に利用者が多く利用していた特殊再生を必要とし、且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在すれば、当該切替先を選択して切替を行うよう判定する。
(27) 上記(16)乃至(26)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記制御手段は、前記第2のコンテンツ提供装置からの配信に位置を合わせて切り替えるための高速再生又は低速再生の実行中に視聴者操作が行われた場合には、位置を合わせるための高速再生又は低速再生を中止して視聴者操作に応じた再生を実施する。
(28) 上記(16)乃至(27)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記制御手段は、前記第2のコンテンツ提供装置から配信されているコンテンツを受信視聴時に利用者にて特殊再生操作が行われた場合、当該コンテンツが前記第1のコンテンツ提供装置で利用可能かどうかをコンテンツ一覧により判定し、利用可能である場合は前記第2のコンテンツ提供装置から受信視聴している現在位置からの特殊再生配信開始を前記第1のコンテンツ提供装置に要求し、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの受信視聴に切り替える。
(29) 上記(16)乃至(28)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第1のコンテンツ提供装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールとともに前記コンテンツ受信再生装置に対してコンテンツ一覧情報を配信する。
(30) 上記(16)乃至(29)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴について、利用ごとに応じて従量的に課金する。
(31) 上記(16)乃至(30)のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記第1のコンテンツ提供装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールを格納する配信スケジュール格納手段と、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツを受信するコンテンツ受信手段とを備え、受信した前記第2のコンテンツ提供装置からの配信コンテンツを自己のコンテンツ格納手段に格納し、受信格納中のコンテンツについても、前記コンテンツ受信再生装置からの配信要求に応じて配信を行う。
(32) 上記(31)に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記制御手段は、前記第1のコンテンツ提供装置が受信格納中のコンテンツの配信を要求し、前記受信切替判定手段の判定結果に従い前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な高速再生機能により前記第2のコンテンツ提供装置が配信中の位置まで高速再生を実施させ、前記第2のコンテンツ提供装置が配信中の位置に一致すると前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生を停止させるとともに前記第2のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生に切り替える。
上記(1)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者の操作なしでコンテンツを連続的に再生しながら受信を切り替えて配信用の資源を解放することが可能となり、視聴者に与える違和感を抑えながら配信用資源を有効に活用することが可能となる。
上記(2)に記載のコンテンツ配信方法では、受信切替前の特殊再生時にも視聴者は音声付で視聴可能となり、視聴者にとってより違和感がなく使い勝手のよい受信切替を実現することができる。
上記(3)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者に極力違和感を与えない速度範囲を設定することにより、視聴者が感じる違和感を最小限に抑えながら受信切替を実現することができる。
上記(4)に記載のコンテンツ配信方法では、わずかの時間分の配信資源活用のために視聴者に特殊再生での視聴を強いることを防ぐことが可能となる。
上記(5)に記載のコンテンツ配信方法では、わずかの時間分の配信資源活用のために視聴者に特殊再生での視聴を強いることを防ぐことが可能となる。
上記(6)に記載のコンテンツ配信方法では、受信切替のための特殊再生による視聴の方がその後の通常速度での視聴よりも長くなってしまうことを防ぐことができる。
上記(7)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者が操作を行いたい場合には視聴者の希望する再生を妨害することなく、視聴者が操作不要であるときに自動的に受信切替を実行することが可能となり、視聴者からみてより使い勝手のよい方法を実現することができる。
上記(8)に記載のコンテンツ配信方法では、複数の配信に対して受信切替が可能である場合に、最適な受信切替を選択することができる。
上記(9)に記載のコンテンツ配信方法では、複数の配信に対して受信切替が可能である場合に、最適な受信切替を選択することができる。
上記(10)に記載のコンテンツ配信方法では、高速再生時により配信用資源を必要とする場合にも、極力配信用資源の利用を抑えながら受信切替を実現することができる。
上記(11)に記載のコンテンツ配信方法では、より視聴者の意図を反映させた特殊再生による受信切替を実現することが可能となる。
上記(12)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者は任意のタイミングで希望通りの視聴を行うことが可能であるため、視聴者の使い勝手を損ねることを防ぐことができる。
上記(13)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者は第2のコンテンツ提供装置から受信して視聴していたコンテンツについても、任意のタイミングで特殊再生操作を行うことが可能となり、視聴者の使い勝手を向上させることができる。
上記(14)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴部に予めコンテンツ識別一覧を格納しておく必要がなく、また常に最新の情報が配信されるため、より使い勝手を向上させることができる。
上記(15)に記載のコンテンツ配信方法では、視聴者を第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に誘導することができ、配信用資源をより有効に活用することが可能となる。
上記(16)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者の操作なしでコンテンツを連続的に再生しながら受信を切り替えて配信用の資源を解放することが可能となり、視聴者に与える違和感を抑えながら配信用資源を有効に活用することが可能となる。
上記(17)に記載のコンテンツ配信システムでは、受信切替前の特殊再生時にも視聴者は音声付で視聴可能となり、視聴者にとってより違和感がなく使い勝手のよい受信切替を実現することができる。
上記(18)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者に極力違和感を与えない速度範囲を設定することにより、視聴者が感じる違和感を最小限に抑えながら受信切替を実現することができる。
上記(19)に記載のコンテンツ配信システムでは、わずかの時間分の配信資源活用のために視聴者に特殊再生での視聴を強いることを防ぐことが可能となる。
上記(20)に記載のコンテンツ配信システムでは、わずかの時間分の配信資源活用のために視聴者に特殊再生での視聴を強いることを防ぐことが可能となる。
上記(21)に記載のコンテンツ配信システムでは、受信切替のための特殊再生による視聴の方がその後の通常速度での視聴よりも長くなってしまうことを防ぐことができる。
上記(22)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者が操作を行いたい場合には視聴者の希望する再生を妨害することなく、視聴者が操作不要であるときに自動的に受信切替を実行することが可能となり、視聴者からみてより使い勝手のよいコンテンツ配信システムを実現することができる。
上記(23)に記載のコンテンツ配信システムでは、複数の配信に対して受信切替が可能である場合に、最適な受信切替を選択することができる。
上記(24)に記載のコンテンツ配信システムでは、複数の配信に対して受信切替が可能である場合に、最適な受信切替を選択することができる。
上記(25)に記載のコンテンツ配信システムでは、高速再生時により配信用資源を必要とする場合にも、極力配信用資源の利用を抑えながら受信切替を実現することができる。
上記(26)に記載のコンテンツ配信システムでは、より視聴者の意図を反映させた特殊再生による受信切替を実現することが可能となる。
上記(27)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者は任意のタイミングで希望通りの視聴を行うことが可能であるため、視聴者の使い勝手を損ねることを防ぐことができる。
上記(28)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者は第2のコンテンツ提供装置から受信して視聴していたコンテンツについても、任意のタイミングで特殊再生操作を行うことが可能となり、視聴者の使い勝手を向上させることができる。
上記(29)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴部に予めコンテンツ識別一覧を格納しておく必要がなく、また常に最新の情報が配信されるため、より使い勝手を向上させることができる。
上記(30)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者を第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に誘導することができ、配信用資源をより有効に活用することが可能となる。
上記(31)に記載のコンテンツ配信システムでは、第2のコンテンツ提供装置で配信中のコンテンツについても特殊再生操作が可能な第1のコンテンツ提供装置で利用できるため、視聴者の使い勝手をより向上させることができる。
上記(32)に記載のコンテンツ配信システムでは、視聴者が第2のコンテンツ提供装置から配信中のコンテンツを先頭から見逃した場合でも、第1のコンテンツ提供装置から受信再生し、自動的に高速再生を行って第2のコンテンツ提供装置からの配信位置に一致すると第2のコンテンツ提供装置からの受信に切り替えるため、視聴者の利便性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態のコンテンツ配信システム100は、個々のコンテンツ配信要求に応じてコンテンツを配信するごとにネットワーク資源を確保してからコンテンツを配信し、視聴者に通常速度の再生に加えて少なくとも高速再生か低速再生のいずれか一方を含む特殊再生機能を提供する第1のコンテンツ提供装置(オンデマンド型コンテンツ提供装置)101と、予め設定された配信スケジュールに従ってコンテンツの配信に必要なネットワーク資源を確保し、通常速度の視聴のみではあるが複数の視聴装置が同一のコンテンツを同時に受信再生可能なように配信する第2のコンテンツ提供装置(放送型コンテンツ提供装置)102と、ネットワーク105にてコンテンツを伝送する際に使用する帯域等のネットワーク資源を管理し、要求に応じてネットワーク資源の割り当てを行うネットワーク資源管理装置103と、第1のコンテンツ提供装置101を制御し第1のコンテンツ提供装置101から配信されるコンテンツと第2のコンテンツ提供装置102から配信されるコンテンツの両方を受信再生することが可能なコンテンツ受信再生装置104と、各装置が接続され情報を伝送するネットワーク105とを備えて構成される。
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態のコンテンツ配信システム100は、個々のコンテンツ配信要求に応じてコンテンツを配信するごとにネットワーク資源を確保してからコンテンツを配信し、視聴者に通常速度の再生に加えて少なくとも高速再生か低速再生のいずれか一方を含む特殊再生機能を提供する第1のコンテンツ提供装置(オンデマンド型コンテンツ提供装置)101と、予め設定された配信スケジュールに従ってコンテンツの配信に必要なネットワーク資源を確保し、通常速度の視聴のみではあるが複数の視聴装置が同一のコンテンツを同時に受信再生可能なように配信する第2のコンテンツ提供装置(放送型コンテンツ提供装置)102と、ネットワーク105にてコンテンツを伝送する際に使用する帯域等のネットワーク資源を管理し、要求に応じてネットワーク資源の割り当てを行うネットワーク資源管理装置103と、第1のコンテンツ提供装置101を制御し第1のコンテンツ提供装置101から配信されるコンテンツと第2のコンテンツ提供装置102から配信されるコンテンツの両方を受信再生することが可能なコンテンツ受信再生装置104と、各装置が接続され情報を伝送するネットワーク105とを備えて構成される。
第1のコンテンツ提供装置101は、ネットワーク105と接続され、コンテンツ受信再生装置104からの要求を受信したり、コンテンツを配信するための通信部111と、配信するコンテンツをコンテンツ管理情報とともに格納するコンテンツ格納部112と、コンテンツ受信再生装置104からの要求を受けてコンテンツを送出するコンテンツ送出部113とを備えて構成される。
第2のコンテンツ提供装置102は、ネットワークと接続される通信部121と、配信するコンテンツをコンテンツ管理情報とともに格納するコンテンツ格納部122と、配信スケジュールを格納する配信スケジュール格納部123と、コンテンツを送出するコンテンツ送出部124とを備えて構成される。
ネットワーク資源管理装置103は、ネットワーク105と接続される通信部131と、コンテンツ配信に利用可能なネットワーク資源を管理する資源情報管理部132と、第1、第2のコンテンツ提供装置101、102からの要求に応じてネットワーク資源を割り当てる資源割当部133とを備えて構成される。
コンテンツ受信再生装置104は、ネットワーク105と接続され、配信コンテンツを受信する通信部141と、受信したコンテンツを再生するコンテンツ再生部142と、映像音声を出力する映像音声出力部143と、第1のコンテンツ提供装置101の配信するコンテンツのコンテンツ一覧情報や第2のコンテンツ提供装置102の配信する配信スケジュールを格納し番組表を生成する番組表格納部144と、視聴者の操作を入力する操作部145と、第1のコンテンツ提供装置101の配信するコンテンツから第2のコンテンツ提供装置102の配信するコンテンツの受信再生への切替を判定する受信切替判定部146と、各部を制御する制御部147とを備えて構成される。
以上のように構成されたコンテンツ配信システム100について、その動作を説明する。まず、コンテンツ配信システム100において配信されるコンテンツを管理するための情報について説明する。コンテンツ配信システム100の第1のコンテンツ提供装置101及び第2のコンテンツ提供装置102で配信されるコンテンツは、少なくともコンテンツを一意に識別するコンテンツ識別と、コンテンツを伝送する際に必要となるネットワーク資源情報と、コンテンツの再生時間とを含むコンテンツ管理情報とともに格納管理される。図2はコンテンツ管理情報の一例を示すものである。この例では、コンテンツ管理情報に、コンテンツの名前とコンテンツの内容のジャンルを示す文字列情報が追加されている。
第2のコンテンツ提供装置102は、配信スケジュール格納部123に格納された配信スケジュールに従ってコンテンツの配信を行う。配信スケジュールは少なくともコンテンツ識別と、配信を行うチャンネル情報と、配信開始日時とを含む。チャンネル情報は、例えばIPマルチキャストにより配信を行う場合は、マルチキャスト・グループ・アドレス等が記述されることになる。図3は配信スケジュールの一例を示すものである。この例では、コンテンツ管理情報から取得されたコンテンツの名前とコンテンツ内容のジャンル情報が追加されている。また、コンテンツ管理情報に示されるコンテンツ全体を配信するとは限らない場合は、配信スケジュールに配信終了日時を追加することもできる。
第1のコンテンツ提供装置101から配信可能なコンテンツ一覧情報は、少なくともコンテンツ識別の一覧から構成される。図4はコンテンツ一覧情報の例を示すものである。この例では、コンテンツ管理情報から取得されたコンテンツの再生時間やコンテンツの名前、ジャンルといった情報が追加されている。
次に、ネットワーク資源管理装置103の機能について説明する。ネットワーク資源管理装置103は、ネットワーク105のうちコンテンツ配信に利用可能なネットワーク資源の情報と第2のコンテンツ提供装置102が配信に利用するネットワーク資源と第1のコンテンツ提供装置101が利用しているネットワーク資源の情報をネットワーク資源管理情報として管理する。ネットワーク資源管理情報のうち、コンテンツ配信に利用可能なネットワーク資源の総量は予め保持している。ネットワーク資源管理装置103は、第2のコンテンツ提供装置102が使用するネットワーク資源をまず優先的に確保し、その上で残りのネットワーク資源を第1のコンテンツ提供装置101の配信に割り当てるよう動作する。
図5は、ネットワーク資源管理装置103の資源情報管理部132が保持するネットワーク資源管理情報の一例を示すものである。この例では、コンテンツ配信用に100Mbpsの帯域が割り当てられている。また、第2のコンテンツ提供装置102の配信に50Mbpsが割り当てられている。そのため、第1のコンテンツ提供装置101の配信には、残りの50Mbpsの帯域から割り当てられることになる。
また、第1のコンテンツ提供装置101は、配信ごと、すなわち相手のコンテンツ受信再生装置104ごとにネットワーク資源の割り当てを必要とする。そのため、第1のコンテンツ提供装置101が利用するネットワーク資源については、資源を割り当てるごとに資源割り当て識別をつけて管理する。この例では、1つのコンテンツ配信に6Mbpsの帯域が割り当てられていて、利用されている。
次に、コンテンツ配信及び受信再生の動作について説明する。第2のコンテンツ提供装置102は、配信スケジュール格納部123の配信スケジュールを参照し、配信開始日時前にネットワーク資源管理装置103に対して通信部121を介してネットワーク資源確保要求を送る。ネットワーク資源管理装置103の資源割当部133は、通信部131を介してネットワーク資源確保要求を受けると、資源情報管理部132を参照し、第2のコンテンツ提供装置102からのネットワーク資源確保要求である場合は、必要な資源が確保できることを確認し、要求されたネットワーク資源を確保するようネットワーク資源管理情報を更新し、第2のコンテンツ提供装置102に確保成功を返す。
第2のコンテンツ提供装置102は、ネットワーク資源管理装置103からネットワーク資源確保成功を受信すると、配信開始日時に該当コンテンツをコンテンツ格納部122から読み出し、配信スケジュールのチャンネル情報に従ったチャンネルで配信を開始する。図3の例では、コンテンツ識別1のコンテンツを2006年3月7日の11:00:00からマルチキャスト・グループ・アドレス224.0.100.100で配信を開始することになる。
コンテンツ受信再生装置104は、番組表格納部144に第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ一覧情報と第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールとを格納する。これらの情報のコンテンツ受信再生装置104への配布及び番組表格納部144への格納方法については本実施の形態では言及しない。コンテンツ一覧情報や配信スケジュールを配信するサーバを設置してサーバから取得する方法や、又はこれらの情報を第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツに多重化して配信する方法など、さまざまな方法が考えられるが、そのいずれを利用してもよい。
視聴者は、操作部145により番組表表示を要求すると、制御部147は番組表格納部144に番組表画面生成を要求し、番組表格納部144がコンテンツ一覧情報と配信スケジュールから番組表画面を生成し、映像音声出力部143を通して出力する。図6は番組表画面の一例を示すものである。この例では、第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ一覧情報と第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールとが同一画面内に表示されているが、別々の画面として生成し操作部145からの指示で画面を切り替えるようにしてもよい。
視聴者は、操作部145により第2のコンテンツ提供装置102の特定チャンネルを指定すると、制御部147は番組表格納部144の保持する配信スケジュールから該当チャンネルのチャンネル情報を取得し、コンテンツ再生部142にチャンネル情報を指定してコンテンツ再生を要求する。コンテンツ再生部142は指定されたチャンネル情報のチャンネルで配信されているコンテンツデータを通信部141を介して受信して再生し、映像音声出力部143へ出力する。映像音声出力部143は当該コンテンツの映像音声を出力する。このようにして視聴者は第2のコンテンツ提供装置102の配信するコンテンツを視聴することができる。
また、視聴者が番組表画面から操作部145により第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ再生を指定すると、制御部147は番組表格納部144の保持するコンテンツ一覧情報から該当コンテンツのコンテンツ識別を取得し、コンテンツ再生部142にコンテンツ識別を指定してコンテンツ再生を要求する。コンテンツ再生部142は指定されたコンテンツ識別のコンテンツ配信要求を第1のコンテンツ提供装置101に対して通信部141を介して送信する。
第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ送出部113は、通信部111を介してコンテンツ配信要求を受けると、コンテンツ識別が示すコンテンツの送出に必要なネットワーク資源情報をコンテンツ格納部112のコンテンツ管理情報から取得し、通信部111を介してネットワーク資源管理装置103にネットワーク資源の割り当てを要求する。
ネットワーク資源管理装置103の資源割当部133は、通信部131を介して第1のコンテンツ提供装置101からネットワーク資源割当要求を受けると、資源情報管理部132の管理するネットワーク資源管理情報を参照し、ネットワーク資源が割り当て可能かどうかを判定する。例えば、第1のコンテンツ提供装置101から要求されたネットワーク資源が4Mbpsであり、ネットワーク資源管理情報が図5のようであった場合は、第1のコンテンツ提供装置101に割り当て可能なネットワーク資源が44Mbps存在するため、割り当て可能と判定する。また、ネットワーク資源が図7のようであった場合には、第1のコンテンツ提供装置101が既に48Mbps(6Mbps+15Mbps+15Mbps+12Mbps=48Mbps)のネットワーク資源を利用しており、新たに割り当て可能なネットワーク資源が2Mbpsしか存在しないため、割り当て不可能と判定する。
資源割当部133は、割り当て可能と判定した場合のみ、資源割当識別を新たに割当てて資源情報管理部132のネットワーク資源管理情報を更新し、第1のコンテンツ提供装置101の要求に対するネットワーク資源を確保する。資源割当部133は、通信部131を介し、第1のコンテンツ提供装置101に資源が割り当てられたかどうかを示す資源割当結果を資源割当識別とともに送る。
第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ送出部113は、ネットワーク資源管理装置103からの資源割当結果を参照し、資源が割り当てられなかった場合は、資源が無いために送出不可能である旨を通信部111を介して要求元のコンテンツ受信再生装置104に通知する。コンテンツ受信再生装置104のコンテンツ再生部142は、資源が無いために送出不可能である旨を受信すると、映像音声出力部143に図8に示すような、送出不可能である旨を通知するメッセージ画面を出力し、視聴者に通知する。
第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ送出部113がネットワーク資源管理装置103から受け取った資源割当結果が資源割当成功であった場合は、コンテンツ送出部113は当該コンテンツをコンテンツ格納部112から読み出し、要求元のコンテンツ受信再生装置104に対して送出を開始する。コンテンツ受信再生装置104のコンテンツ再生部142は、第1のコンテンツ提供装置101が送出したコンテンツデータを通信部141を介して受信すると、コンテンツを再生し映像音声出力部143に出力する。映像音声出力部143はコンテンツの映像音声を出力する。
第1のコンテンツ提供装置101が配信するコンテンツ視聴中に視聴者が操作部145により高速再生や低速再生などの特殊再生を要求すると、制御部147はコンテンツ再生部142に対して視聴者が要求した特殊再生開始を要求する。コンテンツ再生部142は特殊再生要求を受けると、通信部141を介して第1のコンテンツ提供装置101に特殊再生開始を指示し、特殊再生を開始して映像音声出力部143に出力する。
ここで、特殊再生の実現方法については、既にさまざまな技術が知られており、本実施の形態では言及しない。例えば、第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ格納部112に予め高速再生や低速再生用のコンテンツデータを格納しておき、コンテンツ送出部113が当該コンテンツの指定特殊再生に対応したコンテンツデータを現在の再生位置から送出を開始してもよいし、あるいは第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ送出部113が元のコンテンツデータから高速再生や低速再生のコンテンツデータを生成しながら送出してもよい。あるいは、第1のコンテンツ提供装置101はコンテンツ受信再生装置104から指示された速度に間に合うようにコンテンツデータを送出し、コンテンツ受信再生装置104のコンテンツ再生部142にて高速再生や低速再生の映像音声を生成して出力してもよい。ただし、この場合は、高速再生時には通常再生時より多くのネットワーク資源を必要とすることになるため、第1のコンテンツ提供装置101は配信要求を受けたときに高速再生を考慮したネットワーク資源を要求し確保しておく必要がある。あるいは、高速再生要求時にあらためてネットワーク資源を確保しなおしてもよい。
以上のようにしてコンテンツ受信再生装置104は、第1のコンテンツ提供装置101が配信するコンテンツを受信し視聴することができる。
次に、コンテンツ受信再生装置104において、第1のコンテンツ提供装置101が配信するコンテンツの受信再生開始後の動作について説明する。コンテンツ受信再生装置104の制御部147は、第1のコンテンツ提供装置101が配信するコンテンツの受信再生中は、コンテンツ再生部142の再生状況と操作部145の操作状況を監視し、予め設定された時間以上の間、通常速度の再生で且つ視聴者から操作されていない状態が続いていることを検出した場合は、受信切替判定部146に切替判定を要求する。
図9は、切替判定要求を受けたときの受信切替判定部146の動作を示すフローチャートである。受信切替判定部146は、切替判定要求を受けると、コンテンツ再生部142から現在の再生位置(コンテンツの先頭からの経過時間で示す位置情報)を取得する(ステップS901)。番組表格納部144が保持する第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ一覧情報を参照し、該コンテンツ一覧情報に含まれるコンテンツの再生時間と現在再生位置とから、コンテンツ再生終了の予想時間を算出する(ステップS902)。次に、番組表格納部144が保持する配信スケジュールを参照し、現在再生しているコンテンツと同一コンテンツが第2のコンテンツ提供装置102から配信されているかどうか、及びコンテンツ再生終了の予想時間までに第2のコンテンツ提供装置102から配信開始されるかどうかを確認する(ステップS903)。該当する配信が存在しない場合は、受信切替しないと判断し、制御部147にその旨を通知する(ステップS904)。制御部147は、受信切替なしの結果を受けると、再びコンテンツ再生部142と操作部145の監視を開始する。
これに対して、該当する配信が存在した場合は、配信スケジュールから第2のコンテンツ提供装置102からの当該コンテンツの現在の配信位置又は配信開始されるまでの時間を算出し、第1のコンテンツ提供装置101から受信している現在の再生位置との差である位置差を算出する(ステップS905)。位置差をTで表すとすると、第2のコンテンツ提供装置102から既に配信が開始されている場合は、T=「第2のコンテンツ提供装置102からの配信位置」−「第1のコンテンツ提供装置101からの現在再生位置」と表される。なお、Tは第2のコンテンツ提供装置102からの配信位置が現在再生位置より遅れている場合は負の値となる。
また、第2のコンテンツ提供装置102からの配信開始前の場合は、T=−(「第2のコンテンツ提供装置102からの配信開始までの時間」+「第1のコンテンツ提供装置101からの現在再生位置」)となる。この位置差Tから、予め設定されている使用可能な特殊再生の速度範囲の情報から位置を合わせるのに使用する特殊再生速度を決定する(ステップS906)。ここで予め設定されている使用可能な特殊再生の速度範囲とは、視聴者に与える違和感を最小限に抑えられる特殊再生の速度を示すものである。例えば、音声出力付の高速再生及び低速再生で0.9倍速から1.1倍速の間のみ、というように設定される。この場合、位置差Tが正の値の場合は1.1倍速再生を利用し、位置差Tが負の値の場合は0.9倍速再生を利用して、位置を合わせられるかどうかを判定することになる。また、特殊再生の速度範囲が1倍速から1.1倍速の間というように高速再生のみに設定されている場合は位置差Tが正の配信のみが対象となり、また、0.9倍速から1倍速の間というように低速再生のみに設定されている場合は、位置差Tが負の配信のみが対象となることになる。特殊再生速度を決定後、2つの配信の位置が一致する位置を算出し、一致する位置がコンテンツの再生時間内であるかどうかを判定する(ステップS907)。
特殊再生速度をN(N≠1)とし、時間t経過後に位置が一致するとすると、
Nt=T+t
t=T/(N−1)
となり、一致する位置は「現在再生位置+Nt」となる。この「現在再生位置+Nt」がコンテンツ再生時間内に収まっていれば位置を一致させることが可能であり、コンテンツ再生時間外であれば位置を一致させることはできないということになる。例えば、第1のコンテンツ提供装置101からの受信再生中のコンテンツがコンテンツ識別1のコンテンツで現在再生位置がコンテンツ先頭から1800秒の位置であり、配信スケジュールが図3のようであり、且つ特殊再生速度範囲が0.8倍速から1.2倍速の間と設定されていた場合、現在時刻が11:35:00ならば、
T=2100−1800=300
t=300/(1.2−1)=1500
となり、1500秒後に一致、すなわち一致する位置はコンテンツ先頭から3600秒の位置(一致する時間は12:00:00)となり、これはコンテンツ再生時間内に収まるため、位置を一致可能と判定する。
Nt=T+t
t=T/(N−1)
となり、一致する位置は「現在再生位置+Nt」となる。この「現在再生位置+Nt」がコンテンツ再生時間内に収まっていれば位置を一致させることが可能であり、コンテンツ再生時間外であれば位置を一致させることはできないということになる。例えば、第1のコンテンツ提供装置101からの受信再生中のコンテンツがコンテンツ識別1のコンテンツで現在再生位置がコンテンツ先頭から1800秒の位置であり、配信スケジュールが図3のようであり、且つ特殊再生速度範囲が0.8倍速から1.2倍速の間と設定されていた場合、現在時刻が11:35:00ならば、
T=2100−1800=300
t=300/(1.2−1)=1500
となり、1500秒後に一致、すなわち一致する位置はコンテンツ先頭から3600秒の位置(一致する時間は12:00:00)となり、これはコンテンツ再生時間内に収まるため、位置を一致可能と判定する。
また、現在時刻が11:50:00である場合は、
T=3000−1800=1200
t=1200/(1.2−1)=6000
となり、一致する位置がコンテンツ先頭から9000秒の位置となりコンテンツ再生時間を超えるため、一致不可と判定される。
T=3000−1800=1200
t=1200/(1.2−1)=6000
となり、一致する位置がコンテンツ先頭から9000秒の位置となりコンテンツ再生時間を超えるため、一致不可と判定される。
位置を一致させることができる場合は、受信切替有りの結果とともに一致するチャンネル情報、一致させるための再生速度及び一致する位置情報を制御部147に返す(ステップS908)。位置を一致させることができない場合は、受信切替無しの結果を制御部147に返す(ステップS909)。判定結果が受信切替無しであった場合は、制御部147は受信切替処理を実行することなく、再びコンテンツ再生部142と操作部145の監視を開始する。これに対し、結果が受信切替有りであった場合は、制御部147はコンテンツ再生部142に対して一致させるための再生速度での特殊再生開始を要求する。コンテンツ再生部142は、特殊再生開始要求を受けると、第1のコンテンツ提供装置101に対して特殊再生開始を要求し、特殊再生を開始する。
制御部147は、コンテンツ再生部142の再生位置と操作部145からの操作要求を監視し、再生位置が一致位置に到達する前に操作部145から操作要求があった場合には、直ちに受信切替のための処理を中止し、視聴者が要求する操作を実行する。操作部145から操作要求が無いまま、一致位置に到達した場合は、制御部147はコンテンツ再生部142に対し第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツの受信停止と第2のコンテンツ提供装置102から配信される当該チャンネルの受信再生開始を指示する。コンテンツ再生部142は、通信部141を介して第1のコンテンツ提供装置101に配信停止を要求し、更に第2のコンテンツ提供装置102が配信する当該チャンネルの受信再生を開始する。
第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ送出部113は、コンテンツ受信再生装置104から配信停止要求を受けると、コンテンツ送出を停止するとともに、ネットワーク資源管理装置103に対し資源割当識別を指定してネットワーク資源解放要求を送る。ネットワーク資源管理装置103の資源割当部133は、第1のコンテンツ提供装置101からネットワーク資源解放要求を受けると、資源割当識別が示すネットワーク資源を解放し、資源情報管理部132の情報を更新する。
以上のように動作することにより、視聴者に与える違和感を最小限に抑えながら、自動的に第2のコンテンツ提供装置102の配信の受信再生に切り替え、第1のコンテンツ提供装置101からの配信で使用していたネットワーク資源を解放することが可能となる。
また、更に、コンテンツ受信再生装置104の受信切替判定部146におけるステップS907の判定時に判定条件を追加することで、さまざまな効果を追加することが可能である。例えば、「一致した位置からコンテンツ再生終了までの残り時間が予め設定された必要残り時間以上」という条件を追加すると、一致する位置がコンテンツの終端間際になり、予め設定された必要残り時間より短くなるような場合には受信切替の処理を実行しないことになる。これにより、残りわずかの時間分だけのネットワーク資源のために視聴者に違和感を与える特殊再生を実行してしまうということを防ぐことができる。また、「一致した位置からコンテンツ再生終了までの残り時間の、コンテンツ全体の再生時間に対する割合が予め設定された値以上」という条件でも、同様の効果を得ることができる。
また、更に、コンテンツ受信再生装置104の受信切替判定部146におけるステップS907の判定時に判定条件を追加することで、さまざまな効果を追加することが可能である。例えば、「一致した位置からコンテンツ再生終了までの残り時間が予め設定された必要残り時間以上」という条件を追加すると、一致する位置がコンテンツの終端間際になり、予め設定された必要残り時間より短くなるような場合には受信切替の処理を実行しないことになる。これにより、残りわずかの時間分だけのネットワーク資源のために視聴者に違和感を与える特殊再生を実行してしまうということを防ぐことができる。また、「一致した位置からコンテンツ再生終了までの残り時間の、コンテンツ全体の再生時間に対する割合が予め設定された値以上」という条件でも、同様の効果を得ることができる。
また、「一致するまでに特殊再生を行う時間の、現在位置からコンテンツ再生終了までの時間に対する割合が、予め設定された値以下」という条件を追加することにより、一致させた後の通常速度の視聴よりも長い時間、つまり今後の視聴の大半を特殊再生で視聴させてしまうということを防ぐことができる。また、これらの条件を組み合わせて適用してもよい。以上のように、コンテンツ受信再生装置104の受信切替判定部146に切替判定条件を追加して、視聴者に対して違和感を与える時間をより短くし、視聴者から見てより使い勝手のよいシステムとすることも可能となる。
以上のように、本実施の形態のコンテンツ配信システムによれば、視聴者に与える違和感を最小限に抑えながら、自動的に第2のコンテンツ提供装置102の配信の受信再生に切り替え、第1のコンテンツ提供装置101からの配信で使用していたネットワーク資源を解放することにより、配信用資源を有効に活用することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態のコンテンツ配信システムの構成は、本発明の実施の形態1と同様である。本実施の形態のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールの例を図10に示す。この例では複数のチャンネルを利用して、同一コンテンツを一定時間ずつ配信開始時刻をずらして設定し、且つ、各チャンネルで繰り返し配信することで、利用者の視聴機会を増やすニア・ビデオ・オン・デマンド型の配信を行っている。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態のコンテンツ配信システムの構成は、本発明の実施の形態1と同様である。本実施の形態のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールの例を図10に示す。この例では複数のチャンネルを利用して、同一コンテンツを一定時間ずつ配信開始時刻をずらして設定し、且つ、各チャンネルで繰り返し配信することで、利用者の視聴機会を増やすニア・ビデオ・オン・デマンド型の配信を行っている。
このような配信スケジュールの場合に、コンテンツ受信再生装置104の番組表格納部144が生成する番組表画面の例を図11に示す。この例では、第2のコンテンツ提供装置102にて複数チャンネルで複数回配信されているコンテンツAが第1のコンテンツ提供装置101からも配信可能となっており、例えば現在時刻が12:05:00で、視聴者がコンテンツAを視聴しようとした場合は、既に開始されているチャンネル5の配信を途中から視聴するか、次に開始されるチャンネル6の配信開始まで待つか、あるいは第1のコンテンツ提供装置101からコンテンツAを視聴するかのいずれかを選択することができる。
また、第2のコンテンツ提供装置102からの配信コンテンツの受信再生中に視聴者が操作部145から特殊再生を要求した場合は、現在の配信位置から第1のコンテンツ提供装置101からの受信再生へ切り替えることも可能である。操作部145から特殊再生要求を受けると、制御部147は番組表格納部144を参照して第2のコンテンツ提供装置102からの受信再生の開始時刻を取得し、現在時刻から現在の再生位置を算出する。制御部147は、現在の再生位置とコンテンツ識別を指定してコンテンツ再生部142に第2のコンテンツ提供装置102からの受信再生停止と第1のコンテンツ提供装置101からの指定コンテンツの指定位置からの受信再生開始を指示する。コンテンツ再生部142は第2のコンテンツ提供装置102からの受信再生を停止するとともに、第1のコンテンツ提供装置101に対し当該コンテンツの指定位置からの送出開始を要求する。これ以後の第1のコンテンツ提供装置101からのコンテンツの受信再生までの動作は、実施の形態1と同様である。
コンテンツ受信再生装置104の制御部147は、第1のコンテンツ提供装置101が配信するコンテンツの受信再生中は、コンテンツ再生部142の再生状況と操作部145の操作状況を監視し、予め設定された時間以上の間、通常速度の再生で且つ視聴者から操作されていない状態が続いていることを検出した場合は、受信切替判定部146に切替判定を要求する。
配信スケジュールが図10のようである場合、受信切替判定部146の判定処理にて、受信切替有りと判定される配信が複数見つかる場合がある。このような場合の動作を図12のフローチャートに示す。ここでステップS907までは、本発明の実施の形態1と同様である。またステップS907の判定条件には本発明の実施の形態1で示したように判定条件を追加してもよい。
ステップS907の判定にて条件を満たした場合は、チャンネルと再生速度Nと一致するまでの時間tと一致する位置を保持し(ステップS1201)、その後確認すべき配信が残っているかどうかを確認し(ステップS1202)、残っている場合は次の配信の情報を参照し(ステップS1203)、ステップS905以降の処理を繰り返す。確認すべき配信が残っておらず全て確認し終わった場合は、チャンネルと再生速度と一致する位置が保持されている配信の有無を確認し(ステップS1204)、無い場合は受信切替無しの判定結果を制御部147に通知する(ステップS1205)。保持されている配信があった場合は、それらの中から切替配信の選択条件により最も適切な切替先の配信を決定し受信切替有りの判定結果とともにそのチャンネルと再生速度と一致する位置を制御部147に通知する(ステップS1206)。
ここで、切替配信の選択条件としては、例えば「位置を一致させるまでの時間tを切替条件時間とし、切替条件時間が最も短いもの」という条件を適用することができる。この条件により、利用者に違和感を感じさせる特殊再生実施の時間を最短に抑えながら受信を切り替えることが可能となる。例えば、ステップS1201により保持された情報が図13のようであった場合は、1.2倍速再生を使用してチャンネル4へと切り替えることになる。
また、別の条件として「一致した位置からコンテンツの終了時刻までの残り時間を切替条件時間とし、切替条件時間が最長のもの」という条件を適用することもできる。この条件により、利用者が通常速度で視聴できる時間を最も長くすることができる。また、高速再生する際に第1のコンテンツ提供装置101がより多くのネットワーク資源を必要とするようなシステムの場合は、前述の条件と組み合わせて「切替条件時間が最もよいものからの時間差が予め設定された値以内で最も小さい低速再生のもの」という条件をつけることによって、極力ネットワーク資源を有効に使うよう動作させることができる。
制御部147は受信切替有りの判定結果を受け取ると、コンテンツ再生部142に対して、第1のコンテンツ提供装置101からの受信再生停止と第2のコンテンツ提供装置102からの指定チャンネルの受信再生開始を指示する。以降の動作は本発明の実施の形態1と同様である。
図14は、時間と第2のコンテンツ提供装置102のコンテンツ配信状況及びコンテンツ受信再生装置104に対する第1のコンテンツ提供装置101からのコンテンツ配信の状況のイメージを示したものである。図14において、第2のコンテンツ提供装置102は、長さN=k×6秒のコンテンツをCH1からCH6の6チャンネルを使用して、チャンネルごとにk秒ずつ配信開始時刻をずらして、各チャンネルで同じコンテンツを繰り返し配信している。
この例において、時刻aまでは視聴者はコンテンツ受信再生装置104で第2のコンテンツ提供装置102が配信するCH2のコンテンツを受信視聴しており、時刻aはコンテンツの先頭からp秒経過した位置である。時刻aに視聴者が高速再生/低速再生や早送り/巻き戻しなどの特殊再生操作を行うと、コンテンツ受信再生装置104は第2のコンテンツ提供装置102の配信するコンテンツの受信を停止し、位置pからの配信要求を第1のコンテンツ提供装置101に対し送る。第1のコンテンツ提供装置101はネットワーク資源管理装置103に資源割当を要求し、配信に必要な資源を確保した後、コンテンツ受信再生装置104に対して配信を開始する。
視聴者は特殊再生操作を伴う視聴を時刻bまで行い、時刻bで通常速度の再生にして以降操作をしていないものとする。コンテンツ受信再生装置104の制御部147に予め設定されている操作の監視時間がn秒である場合、時刻bのn秒後の時刻である時刻cになると受信切替判定部146が図12のフローチャートで示されるような判定処理を実施する。受信切替判定部146の判定処理により、第1のコンテンツ提供装置101を利用した高速再生又は低速再生を実施してm秒後の時刻dに第2のコンテンツ提供装置102が配信するCH5の位置qに合わせてCH5に切替をするように判定されたとすると、コンテンツ受信再生装置104は時刻dまで判定結果に従った速度での再生を実施し、時刻dで再生位置がqに一致した時点で、第1のコンテンツ提供装置101に配信終了を要求し、第2のコンテンツ提供装置102が配信するCH5の受信再生へと切り替える。第1のコンテンツ提供装置101は配信終了要求を受けて、配信を終了するとともに、ネットワーク資源管理装置103に資源解放を通知することで、配信に使用されていたネットワーク資源が解放される。これにより時刻d以降は、それまで第1のコンテンツ提供装置101からの配信で使用されていたネットワーク資源が、他のコンテンツ受信再生装置104に対する第1のコンテンツ提供装置101からの配信などの用途に活用できることになる。
以上のように動作することにより、切替可能なチャンネルが複数存在する場合に最適なチャンネルを選択して受信切替を行うことができ、且つ、ネットワーク資源を有効に活用することができる。
また、コンテンツ利用の課金を行う場合は、第2のコンテンツ提供装置102の配信するコンテンツの受信再生は固定料金に含ませ、第1のコンテンツ提供装置101からの配信コンテンツの利用については利用時間に応じて従量制にするといった仕組みをとることにより、視聴者をより第2のコンテンツ提供装置102の利用に誘導し第1のコンテンツ提供装置101が占有するネットワーク資源をより少なくすることが可能となり、またそれにより視聴者が特殊再生を利用したいときには第1のコンテンツ提供装置101を利用できる可能性がより高まり、視聴者にとっての利便性も高めることができる。
以上のように、実施の形態2のコンテンツ配信システムによれば、切替可能なチャンネルが複数存在する場合に最適な切替を自動的に選択して受信切替を行うことができるため、視聴者から見た使い勝手をより向上させつつ、配信用資源を有効に活用することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係るコンテンツ配信システムについて説明する。図15は、本実施の形態のコンテンツ受信再生装置104の概略構成を示すものである。図15において、本実施の形態のコンテンツ受信再生装置104は、視聴者が行った特殊再生操作の種別と区間を視聴者操作履歴として保持する視聴者操作履歴管理部1501を備えており、その他の構成は実施の形態1及び2と同様である。
次に、本発明の実施の形態3に係るコンテンツ配信システムについて説明する。図15は、本実施の形態のコンテンツ受信再生装置104の概略構成を示すものである。図15において、本実施の形態のコンテンツ受信再生装置104は、視聴者が行った特殊再生操作の種別と区間を視聴者操作履歴として保持する視聴者操作履歴管理部1501を備えており、その他の構成は実施の形態1及び2と同様である。
以上のように構成されたコンテンツ受信再生装置104を備えたコンテンツ配信システムについて、その動作を説明する。制御部147は、第1のコンテンツ提供装置101から受信再生するコンテンツについて、操作部145により特殊再生開始/終了の要求を受けるごとに視聴者操作履歴管理部1501に対し履歴格納要求を送る。図16は視聴者操作履歴管理部1501が管理する視聴者操作履歴の一例を示すものである。視聴者操作履歴として、視聴者が行った操作の種類と、特殊再生の開始位置から終了位置までの区間情報とが管理されている。なお、この視聴者操作履歴はコンテンツごとに管理するものであり、異なるコンテンツの視聴を開始した場合は消去してもよい。
受信切替判定部146は、図12のフローチャートのステップS1206の判定時に、視聴者操作履歴管理部1501の視聴者操作履歴から視聴者操作で高速再生と低速再生のどちらの割合が多いかを参照し、利用割合が多い特殊再生を優先特殊再生とする。そして、切替判定条件として、「切替条件時間が最もよいものからの時間差が予め設定された値以内で最も小さい優先特殊再生のもの」という条件を追加して判定する。
視聴者操作履歴が図16の場合は、高速再生の割合が多いことから高速再生が優先特殊再生となる。そのため、位置を一致させることが可能な配信が図13のようであり、切替条件時間として一致するまでの時間tが指定されており、切替条件時間が最もよいものからの時間差の上限値が2000秒と設定されていた場合は、切替条件時間が最もよいチャンネル5への切替ではなく、1.2倍速でチャンネル4へ切り替えるよう判定することになる。他の動作は本発明の実施の形態2と同様である。
以上のように、本実施の形態のコンテンツ配信システムによれば、視聴者の操作履歴を参照することで視聴者が多く利用していた特殊再生を利用することになるため、なるべく短時間で視聴したい、あるいは逆にゆっくりと視聴したいといった視聴者の意図をより的確に反映させた特殊再生を利用して受信切替を行うことができ、視聴者にとってより使い勝手のよいサービスを提供することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係るコンテンツ配信システムについて説明する。図17は、本実施の形態の第1のコンテンツ提供装置101の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の第1のコンテンツ提供装置101は、第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールを格納する配信スケジュール格納部1701と、第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツを受信してコンテンツ格納部112に蓄積するコンテンツ受信部1702とを備え、その他の構成は実施の形態1乃至3と同様である。
次に、本発明の実施の形態4に係るコンテンツ配信システムについて説明する。図17は、本実施の形態の第1のコンテンツ提供装置101の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の第1のコンテンツ提供装置101は、第2のコンテンツ提供装置102の配信スケジュールを格納する配信スケジュール格納部1701と、第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツを受信してコンテンツ格納部112に蓄積するコンテンツ受信部1702とを備え、その他の構成は実施の形態1乃至3と同様である。
以上のように構成された第1のコンテンツ提供装置101を備えたコンテンツ配信システム100について、以下その動作を説明する。第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ受信部1702は、配信スケジュール格納部1701が格納する配信スケジュールを参照し、通信部111を介して第2のコンテンツ提供装置102が配信するコンテンツを先頭から受信し、コンテンツ格納部112に蓄積していく。なお、第1のコンテンツ提供装置101は、第2のコンテンツ提供装置102が配信する全チャンネルを受信蓄積可能であるならば全チャンネルを受信蓄積してもよいし、特定チャンネルのみを受信蓄積してもよい。
コンテンツ受信再生装置104の番組表格納部144が保持する第1のコンテンツ提供装置101のコンテンツ一覧情報には、第1のコンテンツ提供装置101が受信蓄積する第2のコンテンツ提供装置102のチャンネル情報も含まれる。番組表格納部144は、定期的に配信スケジュールとコンテンツ一覧情報とを参照し、第2のコンテンツ提供装置102から新たに配信が開始されたコンテンツを検出した場合には、コンテンツ一覧情報に当該コンテンツの情報を追加更新する。コンテンツ一覧情報として登録するのに必要な情報は全て配信スケジュールから取得することが可能である。これにより、視聴者は当該コンテンツを第1のコンテンツ提供装置101からも配信指定することが可能となる。
なお、ここではコンテンツ受信再生装置104の番組表格納部144がコンテンツ一覧情報を更新する例を示したが、例えば第1のコンテンツ提供装置101がコンテンツ一覧情報を管理し新たなコンテンツを受信蓄積するごとにコンテンツ一覧情報を各コンテンツ受信再生装置104に配信してもよいし、別のサーバから定期的にダウンロードする仕組みで実現してもよい。第1のコンテンツ提供装置101について、既に蓄積済のコンテンツの配信に関する動作は、本発明の実施の形態1乃至3と同様である。蓄積中のコンテンツについては、高速再生により受信蓄積中の位置に追いつくまでの動作は、蓄積済みのコンテンツと同様である。
高速再生を実施した結果、受信蓄積中の位置に追いついた場合は、コンテンツ送出部113はコンテンツ受信再生装置104に受信蓄積中の位置に追いついたために通常速度の送出に切り替える旨を通知した上で、それ以後高速再生は実施せず通常速度にて受信蓄積位置のコンテンツデータを配信する。
また、コンテンツ受信再生装置104の制御部147及び受信切替判定部146による受信切替の動作は、本発明の実施の形態1乃至3と全く同様に動作する。第1のコンテンツ提供装置101から受信蓄積中のコンテンツの配信を受けていた場合でも、第1のコンテンツ提供装置101の受信蓄積位置まで高速再生を受信再生して受信蓄積位置で位置を一致させて第2のコンテンツ提供装置102からの配信に切り替えることも可能である。
以上のように動作することにより、第2のコンテンツ提供装置102で配信が開始されたばかりの最新のコンテンツについても第1のコンテンツ提供装置101で利用可能であり、第2のコンテンツ提供装置102への受信切替も含めて動作させることが可能である。
なお、本発明の実施の形態1乃至4におけるネットワーク105は有線のネットワークには限定しない。例えば図18のように、第2のコンテンツ提供装置102がワンセグ放送送出施設1801であり、コンテンツ受信再生装置104が無線ネットワーク1803によりストリーミングデータを受信する機能を備えたワンセグ放送受信携帯端末1802であってもよい。第1のコンテンツ提供装置101の通信部111は、無線ネットワーク1803を利用した通信機能とワンセグ放送の受信機能を備え、ワンセグ放送を受信蓄積しながらコンテンツを送出することができる。この場合は、視聴者はワンセグ放送受信携帯端末104でワンセグ放送の番組を途中から見始めた場合に、第1のコンテンツ提供装置101からの配信によりコンテンツ先頭から音声出力付の高速再生で第2のコンテンツ提供装置102の放送を追いかけながら視聴し、放送位置に追いついたところ、すなわち第1のコンテンツ提供装置101がその時点で蓄積していたコンテンツデータの終端に達したところで放送の受信視聴に切り替えることで、連続的に切り替えて視聴するサービスを実現することが可能となる。
以上のように、本実施の形態のコンテンツ配信システムによれば、第2のコンテンツ提供装置102から新たに配信され始めたコンテンツすなわち放送され始めたばかりのコンテンツについても、特殊再生の利用が可能となる上、自動的に第2のコンテンツ提供装置102への受信切替も行うことができるため、視聴者の利便性を向上させながら、配信用資源を有効に活用することが可能となる。
本発明は、視聴者操作の制限のない使い勝手のよいサービスを提供し、且つ、配信用資源の全体の消費を抑え、配信用資源を有効に活用しながらより多くの視聴者にサービスの利用機会を提供することができるといった効果を有し、デジタル放送の空いている帯域を利用したり、あるいはネットワークでIPマルチキャスト配信などを利用して行う放送型のサービスと、個々の利用者が任意のコンテンツを任意の操作で視聴することを可能とするオンデマンド型のサービスが可能なコンテンツ配信システムなどへの適用が可能である。
100 コンテンツ配信システム
101 第1のコンテンツ提供装置
102 第2のコンテンツ提供装置
103 ネットワーク資源管理装置
104 コンテンツ受信再生装置
105 ネットワーク
111、121、131、141 通信部
112、122 コンテンツ格納部
113、124 コンテンツ送出部
123、1701 配信スケジュール格納部
132 資源情報管理部
133 資源割当部
142 コンテンツ再生部
143 映像音声出力部
144 番組表格納部
145 操作部
146 受信切替判定部
147 制御部
1501 視聴者操作履歴管理部
1702 コンテンツ受信部
1801 ワンセグ放送送出施設
1802 ワンセグ放送受信携帯端末
1803 無線ネットワーク
101 第1のコンテンツ提供装置
102 第2のコンテンツ提供装置
103 ネットワーク資源管理装置
104 コンテンツ受信再生装置
105 ネットワーク
111、121、131、141 通信部
112、122 コンテンツ格納部
113、124 コンテンツ送出部
123、1701 配信スケジュール格納部
132 資源情報管理部
133 資源割当部
142 コンテンツ再生部
143 映像音声出力部
144 番組表格納部
145 操作部
146 受信切替判定部
147 制御部
1501 視聴者操作履歴管理部
1702 コンテンツ受信部
1801 ワンセグ放送送出施設
1802 ワンセグ放送受信携帯端末
1803 無線ネットワーク
Claims (32)
- 放送型のサービスを提供する第1のコンテンツ提供装置と、オンデマンド型のサービスを提供する第2のコンテンツ提供装置と、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツと前記第2のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの両方を受信し再生可能なコンテンツ受信再生装置とを備えたコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法において、
前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別を各コンテンツに割り当てて管理し、コンテンツ識別を指定した配信要求を受けると、当該コンテンツの配信に必要な配信用資源を確保してから配信要求元に対してコンテンツを配信するとともに少なくとも高速再生又は低速再生のいずれかの特殊再生機能を提供し、コンテンツの配信を停止した場合は利用していた配信用資源を解放し、
前記第2のコンテンツ提供装置は、少なくとも配信するコンテンツのコンテンツ識別と配信開始時刻と配信チャンネル情報を含む配信スケジュールに従ってコンテンツを配信スケジュールの開始時刻から配信チャンネル情報で指定されるチャンネルで配信し、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールを保持し、現在時刻に基づいて前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中は該コンテンツの先頭からの時間で示される視聴位置を管理し、更に前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツを受信視聴中に前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールから現在視聴中のコンテンツと同一コンテンツが前記第2のコンテンツ提供装置で現在配信中又は今後配信される予定で、且つ前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用することで前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に前記第1のコンテンツ提供装置から受信視聴している位置を合わせることが可能であれば、前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置が配信する当該コンテンツの位置に合わせてから前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替えるとともに前記第1のコンテンツ提供装置に対して配信停止要求を出すコンテンツ配信方法。 - 前記第1のコンテンツ提供装置が提供する特殊再生機能には、少なくとも音声出力付の高速再生又は低速再生のいずれかが含まれる請求項1に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記コンテンツ受信再生装置は、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツ位置に合わせる際の高速再生又は低速再生の速度の上限値と下限値を有し、該上限値と下限値の範囲内の速度でコンテンツ位置を合わせることが可能である場合にのみ前記第1のコンテンツ提供装置の特殊再生機能を利用して位置を合わせ、前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替える請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせ、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。 - 前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせ、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間のコンテンツ全体の長さに対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。 - 前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールには、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかが含まれ、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、位置を合わせるための所要時間と合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間に対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わない請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。 - 前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴中に視聴者操作とコンテンツの再生状態を監視し、コンテンツが通常速度で再生されていて且つ視聴者が操作していない時間が一定時間を超えた場合に前記第2のコンテンツ提供装置への切替の有無を判定する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。
- 前記第2のコンテンツ提供装置は、同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの位置に合わせるための所要時間を切替条件時間として切替先候補の各配信について切替条件時間を算出し、切替条件時間が最も短い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替える請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。 - 前記第2のコンテンツ提供装置は、同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置から提供される特殊再生機能を利用して位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、各配信について合わせた位置からコンテンツ終了までの時間を切替条件時間として算出し、切替条件時間が最も長い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替える請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。 - 前記第1のコンテンツ提供装置は、低速再生機能を提供し、前記第2のコンテンツ提供装置の切替先の候補が複数ある場合、切替条件時間を算出して最も条件の良い切替先を決定し、該切替先への切替が高速再生を必要とする場合、切替に低速再生を必要とし且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在する場合は、当該切替先を選択して切替を行う請求項8又は請求項9に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴時の視聴者の操作履歴を管理し、前記第2のコンテンツ提供装置の切替先の候補が複数ある場合、視聴者の操作履歴から高速再生と低速再生のどちらが多く利用されていたかを参照し、切替条件時間を算出して最も条件の良い切替先への切替が利用者が多く利用していた特殊再生と異なる特殊再生であった場合、切替に利用者が多く利用していた特殊再生を必要とし且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在する場合は、当該切替先を選択して切替を行う請求項8又は請求項9に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記第2のコンテンツ提供装置に位置を合わせて切り替えるための高速再生又は低速再生実行中に視聴者操作が発生した場合、位置を合わせるための高速再生又は低速再生を中止して視聴者操作に応じた再生を実施する請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。
- 前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置で視聴可能なコンテンツのコンテンツ識別一覧を保持し、前記第2のコンテンツ提供装置から配信されているコンテンツを受信視聴時に利用者が特殊再生操作を行った場合に、当該コンテンツが前記第1のコンテンツ提供装置で利用可能かどうかを前記コンテンツ識別一覧により判定し、利用可能である場合は前記第2のコンテンツ提供装置から受信視聴している現在位置からの特殊再生配信開始を前記第1のコンテンツ提供装置に要求し、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの受信視聴に切り替える請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。
- 前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツ識別一覧を前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールとともに配信する請求項1乃至請求項13のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。
- 前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴について、利用ごとに応じて従量的に課金する請求項1乃至請求項14のいずれかに記載のコンテンツ配信方法。
- 放送型のサービスを提供する第1のコンテンツ提供装置と、オンデマンド型のサービスを提供する第2のコンテンツ提供装置と、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツと前記第2のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの両方を受信し再生可能なコンテンツ受信再生装置とを備えたコンテンツ配信システムにおいて、
前記第1のコンテンツ提供装置は、コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別を各コンテンツに割り当てて管理し、コンテンツ識別を指定した配信要求を受けると当該コンテンツの配信に必要な配信用資源を確保してから配信要求元に対しコンテンツを配信し、また前記配信要求元に少なくとも高速再生又は低速再生のいずれかの特殊再生機能を提供し、コンテンツ配信を停止した場合には利用していた配信用資源を解放し、
前記第2のコンテンツ提供装置は、少なくとも配信するコンテンツのコンテンツ識別と配信開始時刻と配信チャンネル情報から構成される配信スケジュールに従ってコンテンツを配信スケジュールの開始時刻から当該チャンネルで配信し、
前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置と前記第2のコンテンツ提供装置の両方から配信されるコンテンツを受信再生が可能であり、前記第1のコンテンツ提供装置への要求発行やコンテンツ受信を行う通信手段と、受信したコンテンツを再生し該コンテンツの先頭からの時間で表される再生位置を管理するコンテンツ再生手段と、配信スケジュールや前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツ識別の一覧を格納し番組表を生成する番組表格納手段と、前記第1のコンテンツ提供装置による受信視聴から前記第2のコンテンツ提供装置による受信視聴への切替えを判定する受信切替判定手段と、前記各手段の制御を行う制御手段とを備え、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツの受信が行われて再生されている最中に、再生中のコンテンツと同一のコンテンツ識別を前記番組表格納手段が保持する配信スケジュールから検索し、当該コンテンツが前記第2のコンテンツ提供装置より配信中か又は現在のコンテンツ再生終了までに配信が開始される場合は、現在時刻と前記配信スケジュールから前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツの配信位置を特定し、前記第1のコンテンツ提供装置で実施可能な特殊再生機能を利用して、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信再生位置を前記第2のコンテンツ提供装置の配信位置に合わせることが可能かどうかを判定し、可能である場合はその結果を前記制御手段に通知し、前記制御手段は、前記受信切替判定手段の判定結果に従い前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置からの受信再生位置を前記第2のコンテンツ提供装置の配信位置に合わせるための高速再生又は低速再生を実施させ、配信位置が合った時点で前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生を停止させるとともに前記第2のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生に切り替えるコンテンツ配信システム。 - 前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツを再生する際に利用可能な特殊再生機能が、少なくとも音声出力付の高速再生又は音声出力付の低速再生のいずれかである請求項16に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記受信切替判定手段は、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツ位置に合わせる際の高速再生又は低速再生の速度の上限値と下限値を持ち、該上限値と下限値の範囲内の速度でコンテンツ位置を合わせることが可能である場合のみ、前記第1のコンテンツ提供装置の特殊再生機能を利用して位置を合わせ、前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの受信視聴に切り替えるよう判定する請求項16又は請求項17に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、
前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する請求項16乃至請求項18のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、
前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間のコンテンツの長さに対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する請求項16乃至請求項18のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記第2のコンテンツ提供装置は、前記配信スケジュールとして、少なくともコンテンツの長さ又はコンテンツ配信終了時刻のいずれかを含むものを有し、
前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能で前記第2のコンテンツ提供装置の配信するコンテンツの位置に合わせた場合に、位置を合わせるための所要時間と合わせたコンテンツの位置からコンテンツの終了までの時間に対する割合が予め設定された下限値を下回る場合は、前記第2のコンテンツ提供装置への切替を行わないよう判定する請求項16乃至請求項18のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 視聴者が操作を入力する操作手段を備え、
前記制御手段は、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴中に前記操作手段に入力される視聴者操作とコンテンツ再生状態を監視し、コンテンツが通常速度で再生されていて且つ視聴者が操作していない時間が一定時間を超えた場合に前記第2のコンテンツ提供装置への切替判定処理を開始する請求項16乃至請求項21のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。 - 前記第2のコンテンツ提供装置が同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能により位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記受信切替判定手段は、前記第1のコンテンツ提供装置との間の特殊再生機能を利用して前記第2のコンテンツ提供装置の配信コンテンツの位置に合わせるための所要時間を切替条件時間として、位置を合わせて切り替えることが可能な各配信について切替条件時間を算出し、切替条件時間が最も短い配信を選択して切り替えるよう判定する請求項16乃至請求項22のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記第2のコンテンツ提供装置が同一コンテンツを同一チャンネル又は複数チャンネルで時刻をずらした配信スケジュールで配信し、前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴から前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な特殊再生機能により位置を合わせることが可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数存在する場合に、前記受信切替判定手段は、位置を合わせて切り替えることが可能な各配信について、合わせた位置からコンテンツ終了までの時間を切替条件時間として算出し、切替条件時間が最も長い配信を選択して位置を合わせて前記第2のコンテンツ提供装置からの受信視聴に切り替えるよう判定する請求項16乃至請求項22のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 第1のコンテンツ提供装置は低速再生機能を提供し、切替可能な第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数ある場合に、前記受信切替判定手段は、切替条件時間を算出して決定した最も条件の良い切替先への切替が高速再生を必要とする場合、切替に低速再生を必要とし、且つ、最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在すれば、当該切替先を選択して切替を行うよう判定する請求項23又は請求項24に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記コンテンツ受信再生装置は、前記第1のコンテンツ提供装置からの配信受信時の視聴者からの特殊再生操作の履歴を管理する視聴者操作履歴管理手段を備え、切替可能な前記第2のコンテンツ提供装置からの配信が複数ある場合に、前記受信切替判定手段は、前記視聴者操作履歴管理手段が管理する視聴者の操作履歴から高速再生と低速再生のどちらが多く利用されていたかを参照し、切替条件時間を算出して決定した最も条件の良い切替先への切替が利用者が多く利用していた特殊再生と異なる特殊再生であり、切替に利用者が多く利用していた特殊再生を必要とし、且つ最も条件の良かった切替先の切替条件時間との差が予め設定された閾値以内で最も小さい切替先が存在すれば、当該切替先を選択して切替を行うよう判定する請求項23又は請求項24に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記制御手段は、前記第2のコンテンツ提供装置からの配信に位置を合わせて切り替えるための高速再生又は低速再生の実行中に視聴者操作が行われた場合には、位置を合わせるための高速再生又は低速再生を中止して視聴者操作に応じた再生を実施する請求項16乃至請求項26のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記制御手段は、前記第2のコンテンツ提供装置から配信されているコンテンツを受信視聴時に利用者にて特殊再生操作が行われた場合、当該コンテンツが前記第1のコンテンツ提供装置で利用可能かどうかをコンテンツ一覧により判定し、利用可能である場合は前記第2のコンテンツ提供装置から受信視聴している現在位置からの特殊再生配信開始を前記第1のコンテンツ提供装置に要求し、前記第1のコンテンツ提供装置から配信されるコンテンツの受信視聴に切り替える請求項16乃至請求項27のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記第1のコンテンツ提供装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールとともに前記コンテンツ受信再生装置に対してコンテンツ一覧情報を配信する請求項16乃至請求項28のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記第1のコンテンツ提供装置からの受信視聴について、利用ごとに応じて従量的に課金する請求項16乃至請求項29のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記第1のコンテンツ提供装置は、前記第2のコンテンツ提供装置の配信スケジュールを格納する配信スケジュール格納手段と、前記第2のコンテンツ提供装置が配信するコンテンツを受信するコンテンツ受信手段とを備え、受信した前記第2のコンテンツ提供装置からの配信コンテンツを自己のコンテンツ格納手段に格納し、受信格納中のコンテンツについても、前記コンテンツ受信再生装置からの配信要求に応じて配信を行う請求項16乃至請求項30のいずれかに記載のコンテンツ配信システム。
- 前記制御手段は、前記第1のコンテンツ提供装置が受信格納中のコンテンツの配信を要求し、前記受信切替判定手段の判定結果に従い前記コンテンツ再生手段に対して前記第1のコンテンツ提供装置との間で利用可能な高速再生機能により前記第2のコンテンツ提供装置が配信中の位置まで高速再生を実施させ、前記第2のコンテンツ提供装置が配信中の位置に一致すると前記第1のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生を停止させるとともに前記第2のコンテンツ提供装置からのコンテンツ受信再生に切り替える請求項31に記載のコンテンツ配信システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006162435A JP2007335967A (ja) | 2006-06-12 | 2006-06-12 | コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010109993A (ja) * | 2009-12-01 | 2010-05-13 | Toshiba Corp | コンテンツ受信装置及びコンテンツ再生方法 |
JPWO2010023750A1 (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-26 | パイオニア株式会社 | 出力形態設定装置およびコンテンツ出力システム |
JP2023087076A (ja) * | 2020-06-18 | 2023-06-22 | Nl技研株式会社 | コンテンツの受信装置および配信装置 |
-
2006
- 2006-06-12 JP JP2006162435A patent/JP2007335967A/ja not_active Withdrawn
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JP2010109993A (ja) * | 2009-12-01 | 2010-05-13 | Toshiba Corp | コンテンツ受信装置及びコンテンツ再生方法 |
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