JP2007332128A - バチルス属細菌の殺菌方法又は溶菌方法とその利用 - Google Patents
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Abstract
【課題】バチルス属細菌に対して優れた殺菌作用、溶菌作用を有し、かつ人体に対して安全性の高い物質を用いたバチルス属細菌の殺菌方法、溶菌方法と、これを利用した殺菌剤、溶菌剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、バチルス属細菌又はその近縁種の細菌に対して、α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを水性溶媒に溶解させた溶液を作用させることを特徴とするバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法、溶菌方法と、これらの細菌に対する新しいタイプの殺菌剤、抗菌剤又は溶菌剤およびこの性質を利用する種々の用途に関する発明である。
【選択図】図3
Description
なお、前述のように一般的な殺菌剤はその抗菌スペクトラムが広いことを特徴とするが、ある種の菌にのみ特異的に作用する殺菌剤は知られていない。特に食中毒の原因菌として土壌中に広範囲に存在しているセレウス菌やその近縁種に特異的に殺菌効果を示すような殺菌剤は全く知られていない。
(1)バチルス属細菌又はその近縁種の細菌に対して、α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを水性溶媒に溶解させた溶液を作用させることを特徴とする、バチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
(2)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを含む溶液のα−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンの濃度が5ミリモル以上であることを特徴とする、前記(1)に記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
(3)バチルス属細菌又はその近縁種の細菌に対してα−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを水性溶媒に溶解させた溶液を作用させ、その細胞膜の一部を破壊し、菌体内の成分を取得することを特徴とする、前記(1)又は(2)に記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
(4)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを溶解する水性溶媒が水であることを特徴とする、前記(1)ないし(3)のいずれかに記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
(5)バチルス属細菌の近縁種の細菌が、パエニバチルス属、オーシャンバチルス属又はジオバチルス属に属する細菌のいずれかであることを特徴とする、前記(1)ないし(4)のいずれかに記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
(6)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを活性成分として含有することを特徴とする、バチルス属細菌又はその近縁種の細菌用の殺菌剤又は抗菌剤。
(7)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする食品防腐剤。
(8)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする野菜、蔬菜類の殺菌洗浄剤。
(9)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする身体洗浄消毒剤。
(10)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする家畜飼料用殺菌剤。
(11)α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とするバチルス属細菌又はその近縁種の細菌用溶菌剤。
細菌の増殖抑制作用又は殺菌作用を示すために必要なα−CD又はMβ−CDの濃度は、細菌の種類によっても変わるが、一般的に5ミリモル以上の濃度であれば十分にその効果を発揮する。
本発明の方法は食中毒の原因菌であるセレウス菌(Bacillus cereus)に対して優れた抗菌作用を有しており、食品保存剤として使用することができる。即ち、α−CD又はMβ−CDの5ミリモル〜50ミリモル(0.7質量%〜7質量%)の濃度の水溶液を、食品、特に水分の多い飲食物に添加することによって、保存中の食品中の細菌類の増殖を抑制し、食品の腐敗を防止することができ、食品保存剤として有用である。
また、生鮮野菜や蔬菜類を、α−CD又はMβ−CDを5ミリモル〜50ミリモルの濃度で含む水道水の中に5〜15分間浸漬したのち、十分に水洗してサラダなどの食品素材として使用することによって、生鮮野菜や蔬菜類を十分に消毒、殺菌することができる。即ち、α−CD又はMβ−CDを野菜や蔬菜類の殺菌洗浄剤として使用することができる。
また、α−CD又はMβ−CDを5ミリモル〜50ミリモルの濃度で加えた水道水を家畜舎の内部に散布することによって、家畜舎内部の殺菌を行うことができ、家畜舎用殺菌剤として使用することができる。この場合、家畜舎用のその他の種類の殺菌剤と併用することもできる。
対象の細菌としてバチルス ハロデユランス(Bacillus halodurans)を使用して、Mβ−CDの増殖抑制作用を調べた。
即ち、Horikoshi II 寒天培地(pH10)上にて、37℃で18〜24時間培養したバチルス ハロデユランスが5×104/mLと5×108/mLの菌数となるように調製した菌液0.1mLを均一に塗布し、Mβ−CDをそれぞれ5mg、10mg、20mg滲みこませた濾紙デスクを寒天培地上に置き、37℃、24時間静置培養した。
即ち、Mβ−CDの濃度が0mM、2.5mM、5.0mM及び7.5mMとなるように調製したHorikoshi II 培地(pH7)にバチルス ハロデユランスを接種し(A600=0.03)、37℃で、振盪培養を行った。定時的にサンプルを採取し、分光光度計を用いて細菌の増殖を600nmにおける吸光度(A600)を測定することによって求めた。
その結果を図2に示す。図2において、Mβ−CDの濃度は0mM(○)、2.5mM、(●)、5.0mM(□)、及び7.5mM(■)である。この結果からわかるように、5mM以上のMβ−CDの添加で顕著な菌の増殖抑制作用が認められた。7.5mMのMβ−CDの添加の場合は、細菌の増殖は完全に抑制された。しかも、その効果は16時間経過した後も明らかであった。
α−CD及びMβ−CDを用いて、各種の細菌に対する溶菌作用を調べた。即ち、検討対象の細菌として、グラム陽性菌である黄色ブドウ状球菌(スタフィロコッカス オウレウス:Staphylococcus aureus) 、グラム陰性菌である大腸菌のイシェリシア コーリ(Escherichia coli) 、及びバチルス属の細菌として、枯草菌(バチルス ズブチリス:Bacillus subtilis) 、セレウス菌(バチルス セレウス:Bacillus cereus)、及びバチルス ハロデュランス(Bacillus halodurans)、さらに近縁種の細菌としてパエニバチルス属のパエニバチルス キャンピナセンシス(Paenibacillus campinasensis)、オーシャンバチルス属のオーシャンバチルス イヘヤエンシス(Oceanobacillus iheyensis 831)、ジオバチルス属のジオバチルス コーストフィラス(Geobacillus kaustophilus 426)について検討を加えた。
黄色ブドウ状球菌(S. aureus)、大腸菌(E. coli) 、及びセレウス菌(B. cereus) はLB 培地で培養し、枯草菌(B. subtilis)とバチルス ハロデュランス(B. halodurans) は前記Horikoshi II 培地(pH7)で培養した。また、パエニバチルス属の菌(P. campinasensis)はHorikoshi II培地(pH9)で培養し、オーシャンバチルス属の菌(O. iheyensis 831)はLB培地(pH9) で培養した。以上の菌は、いずれも37℃で4〜16時間好気的に振盪培養を行った。好熱菌のジオバチルス属の菌(G. kaustophilus 426)は、LB培地(pH7)を用いて55℃で6時間振盪培養を行った。
それぞれの培養液の菌体を10mMリン酸緩衝液(pH7.4)で洗浄した後、同じ緩衝液に再度懸濁し、溶菌実験の試験材料とした。
この結果から、スタフィロコッカス オウレウス(S. aureus )および大腸菌(E. coli)に対しては、20mMのα−CDまたはMβ−CDを添加した場合でも明瞭な効果は見られなかったが、バチルス属細菌とその近縁種の細菌に対しては、α−CDまたはMβ−CDの添加によって高い溶菌作用が示された。即ち、α−CDまたはMβ−CDを細菌に接触させる本発明の方法によれば、α−CDとMβ−CDはバチルス属細菌とその近縁種の細菌に対してのみ優れた溶菌作用を示し、これらの細菌の殺菌剤、抗菌剤、溶菌剤として有利に使用できることがわかった。また、食中毒菌であるセレウス菌(B. cereus )にも顕著な溶菌効果が認められ、本発明の方法が生野菜の殺菌洗浄剤や身体の洗浄消毒剤として利用できることがわかった。
Horikoshi II培地(pH10)にて37℃で6時間振盪培養を行ったバチルス ハロデユランス(B. halodurans)を用いて、各種のサイクロデキストリンのバチルス ハロデユランスに対する溶菌作用を調べた。 即ち、サイクロデキストリンとして、各々10mMのMβ−CD、α−CD、β−CD及びγ−CDを用い、上記(2)と同様の方法によって溶菌率を求めた。
その結果を図4に示す。この結果から、Mβ−CDとα−CDは優れた溶菌率を示すが、β−CDとγ−CDは溶菌率が低く、殺菌作用や溶菌作用が小さいことがわかった。
Horikoshi II培地(pH10)にて37℃で6時間振盪培養を行ったバチルス ハロデユランス(B. halodurans)を用いて、Mβ−CD処理による細胞膜の破壊の様子を調べた。
バチルス ハロデユランスを10mMのMβ−CDを含むリン酸緩衝液(pH7.4)に懸濁し、37℃で30分間振盪した後、蛍光色素のSYTO9とヨウ化プロピジウム(PI)を用いて菌体を染色し、蛍光顕微鏡を用いて膜の状態を観察した。また、比較対照としてMβ−CDを添加しないリン酸緩衝液、及び強力な抗生物質として知られているアンピシリン(シグマ)を40mMの濃度で添加したリン酸緩衝液を使用した場合についても、同様にして振盪培養を行い、SYTO9とPIで菌体を染色して、細胞膜の状態を観察した。
このことから、Mβ−CDはアンピシリンとは異なった殺菌機構を有しており、細菌の細胞膜を破壊し、細菌を溶解して殺菌作用を発現するものであって、速効性に優れた抗菌剤として使用できることを示している。
10mM、20mM及び40mMのMβ−CDを含むリン酸緩衝液、及びMβ−CDを添加しない酸緩衝液を用いて、上記(4)と同様の方法でバチルス ハロデユランスを処理した後、それぞれの菌体から総脂質を抽出した。それぞれの抽出液について質量分析を行った。その結果のマススペクトルのチャートを図11に示す。図11において、Aが40mMの、Bが20mMの、Cが10mMのMβ−CDを添加した場合、DがMβ−CD無添加の場合のチャートである。このチャートからわかるように、Mβ−CD無添加の場合に650〜750m/zに見られた分子量650〜690Daの脂質(図11のチャートの矢印部分)がMβ−CDの濃度が増加するにしたがって減少し、消失した。
バチルス ハロデユランス(Bacillus halodurans)を用いて、菌体内のタンパク質の抽出の可否を調べた。まず、バチルス ハロデユランスをHorikoshi II (pH10)にて37℃で16時間振盪培養を行った。この菌体を10mMリン酸緩衝液(pH7.4)で洗浄した後、同じ緩衝液に再度懸濁して、タンパク質抽出の試験材料とした(A600=1.0)。この細菌懸濁液に10mMとなるようにMβ−CD水溶液を添加し、37℃で30分間緩やかに振盪した。比較対照として、Mβ−CD無添加の細菌懸濁液について同じ条件で振盪した。その後、遠心分離により菌体を除去した。得られた上清中の総タンパク質の量をProtein Assay Kit( Bio-Rad Laboratories)を用いて定量した。尚、標準タンパク質として牛血清アルブミンを用いた。
上記(6)で得られた上清中の核酸の量を、10mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)で10倍希釈した後、分光光度計を用いて260nmの吸光度(A260)を測定して求めた。
飲食品として市販の麦茶(国太楼製)を用いて、本発明のサイクロデキストリンの細菌増殖抑制及び殺菌効果を検討した。
上記の麦茶にα−CD又はMβ−CDの最終濃度が10mM又は20mMとなるようにα−CD又はMβ−CDを添加した麦茶を用意した。それぞれの麦茶0.9mLに、菌濃度が約1×105CFU/mLのセレウス菌(B. cereus )0.1mLを接種して被検試料とした。また、α−CDもMβ−CDも添加しない麦茶をコントロールとした。これらの被検試料の麦茶を室温で3日間静置した後、それぞれの麦茶0.1mLをLB寒天培地に塗抹し、37℃で24時間静置培養し、培養後の生菌数を測定した。その結果を図12Aに示す。当初の菌液が麦茶で10倍に希釈されているので、当初1×104CFU/mLの生菌数であったものが、CDを添加しないコントロールでは約2.2×107CFU/mLに増加しているのに対して、α−CDを10mM又はMβ−CDを20mM添加することにより、麦茶中の生菌数は3〜5.8×106CFU/mL程度となり、その増殖がかなり抑制された。また、α−CDが20mMの場合は細菌が検出されず、細菌の増殖は完全に抑制された。
以上のように本発明のα−CD又はMβ−CDを用いる方法は食中毒の原因菌であるセレウス菌に対して優れた増殖抑制や殺菌作用を有しており、食品の腐敗防止剤や食品保存剤などとして有用である。
身体洗浄消毒剤として、0.01% 逆性石けん(日本製薬)含有液(Benzalkonium Chloride、 図13では「BC」と表記)、または逆性石けんとα-CD含有液(同じく「BC+αCD」と表記)、 逆性石けんとMβ−CD含有液(同じく「BC+MβCD」と表記)を用いた。α-CDとMβ−CDは、それぞれ10mMと20mMの濃度で用いた。これらの身体洗浄消毒剤に、約1×107CFU/mLのセレウス菌(B. cereus )を接種し、室温で5分間作用させた後に、600nmの吸光度(A600)を測定し、前記の計算式によって溶菌率を計算した。その結果を図13に示す。逆性石けん単独のものに比べて、逆性石けんにα−CD又はMβ−CDを併用したものは溶菌率が顕著に増加しており、逆性石けん単独に比べて殺菌作用が大きく増強されたことがわかる。
本発明のα−CD又はMβ−CDを用いる方法は食中毒の原因菌であるセレウス菌に対して優れた殺菌作用を有しており、逆性石けんと併用することで優れた相乗効果を示すので、身体洗浄消毒剤や手指洗浄殺菌剤(消毒剤)として有用である。
Claims (11)
- バチルス属細菌又はその近縁種の細菌に対して、α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを水性溶媒に溶解させた溶液を作用させることを特徴とする、バチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを含む溶液のα−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンの濃度が5ミリモル以上であることを特徴とする、請求項1に記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
- バチルス属細菌又はその近縁種の細菌に対してα−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを水性溶媒に溶解させた溶液を作用させ、その細胞膜の一部を破壊させ、菌体内の成分を取得することを特徴とする、請求項1又は2に記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを溶解する水性溶媒が水であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
- バチルス属細菌の近縁種の細菌が、パエニバチルス属、オーシャンバチルス属又はジオバチルス属に属する細菌のいずれかであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のバチルス属細菌又はその近縁種の細菌の殺菌方法又は溶菌方法。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを活性成分として含有することを特徴とする、バチルス属細菌又はその近縁種の細菌用の殺菌剤又は抗菌剤。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする食品防腐剤。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする野菜、蔬菜類の殺菌洗浄剤。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする身体用洗浄消毒剤。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする家畜飼料用殺菌剤。
- α−サイクロデキストリン又はメチル化β−サイクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とするバチルス属細菌又はその近縁種の細菌用溶菌剤。
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