JP2007330390A - 漕艇用トレーニング装置 - Google Patents

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Hiromichi Kobayashi
寛道 小林
Tadao Tsuyuki
忠男 露木
Mitsuhisa Iwamoto
光央 岩本
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JP SPORTS KENKYUSHO KK
Maruzen Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、できるだけ実際の漕艇競技に近い感覚でオール漕ぎ運動をトレーニングできる地上設置式の漕艇用トレーニング装置を提供することを目的とする。
【解決手段】オール漕ぎ動作に伴う艇の横揺れ(ローリング)や、オールで水をとらえる感触、オールにかかる力の感覚などが、艇に乗った時に近いかたちでトレーニングできることが意図されている。実際の艇上では難しい様々なオール操作や身体操作にかかわる技術や力の発揮を、個人の能力に合わせてトレーニングすることが出来ると共に、オールに発揮された力学的情報を時間経過に即して記録計測する機能を有するなどにより、漕艇運動の技術向上と筋力強化を図ることが出来る総合的漕艇用トレーニング装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ローイング動作を行なったときに、艇の横揺れ(ローリング)を生じさせ、それを速やかに復元させる装置を備えたトレーニング装置に関するものである。特に、シャフトの一方の端に重量バランス用ウェイトを取り付け、艇のクラッチに相当する長さの位置をシャフトの回転中心軸として、シャフトが回転でき、電磁ブレーキを用いた負荷装置を用いてシャフトの運動に調節可能な抵抗を与え、シャフトをオールとして漕ぐ動作をした場合に、漕艇競技(エイトおよびフォア)に用いられる長いオールをこいだ感覚を生じさせる重量バランスと負荷調整の組み合わせに関する技術である。

漕艇のオール漕ぎ運動(ローイング運動)は、自転車エルゴメータと同様に全身的な有酸素運動であることから、様々なトレーニング機器が開発されてきている。もっとも著名なトレーニング機器は、コンセプト・ローイングエルゴメータ(コンセプト社)で世界中のボート選手のトレーニングに用いられている。この装置は、移動式のシートとフライホイールに取り付けた空気抵抗羽根を用いた装置で、オールにあたる取っ手を握り、膝の伸展動作を加えて取っ手を引くことによって、フライホイールに回転を生じさせ、ボートをこぐ感覚でトレーニングすることができる。その他にも、移動式シートとオールを漕ぐ動作を組み合わせたトレーニング装置として、ウォーターローワーが有名で、ウォーターフライホイール(水によるはずみ車)を負荷装置としている。また、油圧を負荷装置としたものにはスペースローワーという商品も市販されている。
いずれの装置も移動式シートを用いてオールを漕ぐという動作は類似であるが、本発明のように一本のオールを両手で握り、クラッチに相当する位置を回転中心軸としてオールを漕ぐタイプのトレーニング装置で、オールを漕いだ時の艇の横揺れ(ローリング)の要素を考慮した地上設置式漕艇用トレーニング装置はない。
漕艇競技と同様なオールの動きをトレーニング出来る装置として、回流水槽装置を用いたものがあるが、地上設置式漕艇用トレーニング装置はこれまでに開発されていない。実際の漕艇競技に用いられる艇や回流水槽装置を用いた実験装置を用いて、オールやクラッチにかかる力計測に関する研究成果は見られるが、本装置のような地上設置式シミュレーション装置を用いてローイング動作で発揮される力曲線をトレーニング用に用いた例はない。
漕艇競技(エイトまたはフォア)では、移動式のシートに座し、両手で一本のオールを握り、水中で水をとらえて、膝の伸展力や腕および体幹の力を利用して、オールを手前に引き寄せる(ドライブ)ことによって艇を進行させる。艇が進行するとオールの先端部分(ブレード)を水面からあげ、オールの先端部分を身体の後方に移動させ(リカバリー)、再び水をとらえてオールを手前方向に引き寄せる。漕艇競技では、オールの握り部分をタイミングよく強い力で引き寄せて推進力を生み出し、艇を出来るだけ高い速度で進行させることが競われる。このためには、実際に艇に乗ってトレーニングすることが必要であるが、地上でも実際の漕艇運動に近い形でトレーニングすることができればトレーニングや指導にとって好都合である。漕艇競技は艇を水に浮かべて行うので、実際のオールを漕ぐローイング動作は、艇の横揺れ(ローリング)やたて揺れ(ピッチング)が生じ、このことがローイング動作や艇のバランスに影響を与え、スムーズな艇の進行を損なわせる一因ともなっている。
漕艇競技は、バランス感覚が非常に重要な要素となる競技なので、水上にいるときと出来るだけ近い感覚でのトレーニングが実現できる漕艇用トレーニング装置があれば好都合である。ローイング動作に伴う艇の横揺ればかりでなく、オールで水をとらえる感触、およびオールにかかる力の感覚をほほ実際に近いかたちで味わいながら、トレーニングすることが出来れば、トレーニングの効果を向上させることが可能である。また、オールに発揮された力学的情報を時間経過に即して記録計測する機能を利用すれば、実際の艇上では難しい様々なオール操作や身体操作にかかわる技術や力の発揮様式を個人の能力に合わせて指導することが可能となり、有効なトレーニングをすることが出来る。これらの課題を解決するために、次のトレーニング装置を作成した。
本発明の地上設置式漕艇用トレーニング装置は、水上ではなく地上に設置する方式の漕艇用トレーニング装置であり、漕艇競技用の移動式シート(スライディングシート)および足置き板(ストレッチャー)を取り付けた台座部分が、オール漕ぎ運動(ローイング動作)を行なったときに、水に浮かんだ艇内で生じる艇の横揺れ(ローリング)と同様な横揺れを生じ、その横揺れが水上の艇の場合に生じる復元力に類似する復元力を与える装置を有する地上設置式漕艇用トレーニング装置である。
その構成の実施例を図1に示す。
本装置はシート台座(1)、移動式シート(2)、足置き板(3)、オール(4)、オール支点高さ調整装置(5)、オール長さ調整装置(6)、重量バランス用ウェイト(7)、横揺れロック装置および横揺れを復元させる装置(8)、制御装置(9)、オール負荷装置(10)、操作・表示パネル(11)から成り立っている。
使用者の体型に対する調整機能として、オール支点高さ調整装置(5)、オール長さ調整装置(6)によりオールの支点高さ位置、長さを可変、足置き板(3)は足先の前後・高さの固定位置を可変とし、重量バランス用ウェイト(7)はオール端での取り付け位置および重量の可変可能な構造となっていることから、長いオールを漕いだ感覚を実現することが出来る。
図2はシート台座(1)の横揺れロック装置の構造図である。
シート台座(1)は軸受け箱(12)にて回転可能に支持された構造となっており、シート台座(1)に設けられた固定板(13)に横揺れロックリンク(14)をロックレバー(15)で嵌合しているときシート台座(1)は横揺れロックとなり、横揺れロックリンク(14)を外しているときは横揺れ状態となる。
図3は横揺れを復元させる装置の構造図である。ゴム式ねじりダンパー(16)、ダンパーアーム(17)、ローラ(18)、ローラ受け面(19)、シート台座(1)、軸受け箱(12)を示す。ダンパーアーム(17)は一方をゴム式ねじりダンパー(16)に揺動可能な状態で固定され、もう一方はローラ(18)を回転可能な状態で軸支持している。ローラ(18)の円筒表面がローラ受け面(19)に接触する様にされ、使用者の重心バランスによりシート台座(1)が横揺れしたときにはローラ(18)がローラ受け面(19)を転がり、ローラ(18)を支持するダンパーアーム(17)はゴム式ねじりダンパー(16)にねじりを加えながら揺動することとなる。ゴム式ねじりダンパー(16)にはねじられた力に比例した反力がたくわえられ、シート台座(1)を復元することができる。この機構は左右で同一に組み込まれており、シート台座(1)が右に横揺れしたときには右側の装置で復元させ、左側の装置においてはローラ(18)とローラ受け面(19)の接触が無くなりフリーとなり、シート台座(1)が左に横揺れしたときにはこの逆となる。また、ダンパーアーム(17)は伸縮調整可能な状態となっており、シート台座(1)の横揺れ(傾斜角度)とゴム式ねじりダンパー(16)のねじり力(復元力)を可変することが出来る。
図4はオール負荷装置の構造図である。エンコーダ(20)、電磁ブレーキ(21)、トルクメータ(22)、軸変換ギア(23)、増速ギア(24)、ワンウェイクラッチ(25)、オール(4)を示す。オール(4)を漕ぐ回転方向に対しワンウェイクラッチ(25)は滑り無く回転力を増速ギア(24)、軸変換ギア(23)、トルクメータ(22)を介して電磁ブレーキ(21)に伝えられる。電磁ブレーキ(21)のブレーキ力を可変することによりローイング動作時の負荷設定を可能としている。また、オール(4)を戻す回転方向に対してはワンウェイクラッチ(25)の動作によりオール(4)の回転軸は無負荷となり、実際の漕艇にてオールが空を描く状態に近い感覚となる。制御装置(9)では電磁ブレーキ(21)のブレーキ力を制御すると共にエンコーダ(20)にて回転速度、トルクメータ(22)にて軸トルクを検出し、これらの情報を力学的情報に変換する。
図5は操作・表示パネルの構造図である。
このパネルにはオールの負荷を設定する機能および運動量の計測、心拍数の表示、発揮された力学的情報を時間経過に即して記録計測などの機能を備えている。
本発明の地上設置式漕艇用トレーニング装置の実施例を示す説明図。 図1のシート台座の横揺れロック装置の構造を示す説明図。 図1のシート台座の横揺れを復元させる装置の構造を示す説明図。 本発明装置のオール負荷装置の構造を示す説明図。 本発明装置の操作・表示パネルの構造を示す説明図。
符号の説明
1 シート台座
2 移動式シート
3 足置き板
4 オール
5 オール支点高さ調整装置
6 オール長さ調整装置
7 重量バランス用ウェイト
8 揺れロック装置および横揺れを復元させる装置
9 制御装置
10 オール負荷装置
11 操作・表示パネル

Claims (3)

  1. 漕艇競技用の移動式シート(スライディングシート)および足置き板(ストレッチャー)を取り付けた台座部分が、オール漕ぎ運動(ローイング動作)を行なったときに、水に浮かんだ艇内で生じる艇の横揺れ(ローリング)と同様な横揺れを生じ、その横揺れが水上の艇の場合に生じる復元力に類似する復元力を与える装置を有する地上設置式漕艇用トレーニング装置。
  2. オールの握り部分(グリップ)の形状が漕艇競技で用いられるオールと同様であり、オールに相当するシャフトの長さは実際のオールより短いが、一方の端に重量バランス用ウェイトを取り付けることによって、シャフトの先にブレード(櫂)部分はないにもかかわらず、競技用のオールと同様の重量バランスが保たれており、シャフトの回転中心軸が艇のクラッチ(オールの支える回転式金具)に相当する位置にあって、オールを漕ぐ方向のシャフトの回転では電磁ブレーキを利用した粘性のある回転抵抗力が生じ、オールを戻す方向のシャフトの回転では無負荷となることによって、トレーニング者に実際の漕艇競技用の艇のオールを漕いだ感覚を生じさせ、移動式シートに座した姿勢で任意のオール角度から、あらかじめ設定された負荷強度でオールを漕ぎ出すことが可能である地上設置式漕艇用トレーニング装置。
  3. ローイング動作によって発揮される力変化を回転トルクの推移として連続的に検出し、理想的な力曲線をなぞる形でトレーニングすることができる地上設置式漕艇用トレーニング装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196870A1 (en) * 2013-06-04 2014-12-11 Ziad Badarneh An apparatus for physical rowing exercise
CN107349583A (zh) * 2017-08-31 2017-11-17 张局 分体式划船运动健身设备
CN109157819A (zh) * 2018-11-08 2019-01-08 瑞迪智能运动(深圳)有限公司 一种划船机
CN113570940A (zh) * 2021-08-13 2021-10-29 厦门和丰互动科技有限公司 一种具备故事演绎性的航海模拟器

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