JP2007329768A - 入力装置、通信端末および入力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の機器の中から、所望の機器を正確に選択することができる入力装置を得ること。
【解決手段】携帯電話10は、表示部203を有する通信端末20、21、22との通信を行う通信部101と、通信中の通信端末20、21、22の中から特定の機器を選択して当該特定の機器に通信を切り替えるための選択ウィンドウを表示部203上に表示させる表示部203上の表示位置を計算する計算部104と、表示位置を記憶する記憶部103と、記憶部103に記憶された表示部203の表示位置に選択ウィンドウを表示させる制御部106と、表示部203上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を行い、特定の通信端末への通信の切り替えを要求する入力部102とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話10は、表示部203を有する通信端末20、21、22との通信を行う通信部101と、通信中の通信端末20、21、22の中から特定の機器を選択して当該特定の機器に通信を切り替えるための選択ウィンドウを表示部203上に表示させる表示部203上の表示位置を計算する計算部104と、表示位置を記憶する記憶部103と、記憶部103に記憶された表示部203の表示位置に選択ウィンドウを表示させる制御部106と、表示部203上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を行い、特定の通信端末への通信の切り替えを要求する入力部102とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示切替え先のデバイスを選択する入力装置に関する。
近年、無線LANやBluetooth(登録商標)といった近距離通信技術(PAN: Personal Area Network)の普及に伴い、マウスなどの入力装置がPANを利用する機会が増加している。
このような状況下、従来の入力装置は、PAN内に存在する複数の機器を含むリストを表示部に表示する。そして、入力装置は、そのリストの中から、特定の機器を選択し、その機器との通信を確立する(例えば、特許文献1)。
また、他の従来の入力装置には、あらかじめ、自装置の識別情報を記録したRFID(Radio Frequency Identification)を装着しておく。そして、入力装置とコンピュータとの接続が行われる場合に、コンピュータが、入力装置に装着されたRFIDからPANを通して識別情報を読み込むことにより、コンピュータと入力装置との対応関係を明確にする(例えば、特許文献2)。
このような状況下、従来の入力装置は、PAN内に存在する複数の機器を含むリストを表示部に表示する。そして、入力装置は、そのリストの中から、特定の機器を選択し、その機器との通信を確立する(例えば、特許文献1)。
また、他の従来の入力装置には、あらかじめ、自装置の識別情報を記録したRFID(Radio Frequency Identification)を装着しておく。そして、入力装置とコンピュータとの接続が行われる場合に、コンピュータが、入力装置に装着されたRFIDからPANを通して識別情報を読み込むことにより、コンピュータと入力装置との対応関係を明確にする(例えば、特許文献2)。
しかしながら、特許文献1に記載の入力装置では、リスト内の各機器と、実際に存在する機器との対応付けが困難にある。特に、このことは、機器の台数が多くなればなるほど、リスト内にも多数の機器が含まれることになるので、その傾向が強くなる。また、同様に、複数の機器が、同一のメーカで製造されかつ同一のスペックの場合も、上述した対応付けが難しくなる。
また、特許文献2に記載の入力装置では、複数のコンピュータとの間で接続を行う場合、RFIDの読み込み頻度も増え、無線の干渉が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、上述した不都合を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の機器の中から、所望の機器を正確に選択することである。
また、特許文献2に記載の入力装置では、複数のコンピュータとの間で接続を行う場合、RFIDの読み込み頻度も増え、無線の干渉が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、上述した不都合を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の機器の中から、所望の機器を正確に選択することである。
上記目的を達成するために、本発明は、ポインタを表示する表示部を有する機器との通信を行う通信部と、上記通信中の機器の中から特定の機器を選択するための上記表示部上の選択ウィンドウの所定の位置を計算する計算部と、上記計算部に計算された上記表示部上の所定の位置を記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶された上記表示部上の所定の位置に上記選択ウィンドウを表示させる情報を、上記通信部を介して、上記機器へ送出する制御部と、上記送出により上記機器の上記表示部上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を上記ポインタを用いて行い、当該機器への通信の切り替えを要求する指示部と、を含む。
本発明によれば、所望の機器を正確に選択することができる。
以下、本発明の実施の形態1ないし実施の形態3について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における入力装置を含むシステム全体の構成例を示す図である。ここでは、入力装置として、例えば携帯電話を用いた場合を例にして説明するが、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、ノート型パソコンなどの通信端末を適用してもよい。
図1において、携帯電話10は、3台の通信端末(機器)20、21、22との間で無線通信が可能になっている。無線通信方式として、例えばBluetooth(登録商標)を用いることとするが、無線LANなどのPANを適用してもよい。これにより、携帯電話10と各通信端末20、21、22との間で近距離通信が可能になる。
実施の形態1では、通信端末20は、例えばPDAであり、2台の通信端末21、22は、例えばノート型パソコンである。なお、通信端末として、ゲーム機、情報家電などの端末を用いてもよい。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における入力装置を含むシステム全体の構成例を示す図である。ここでは、入力装置として、例えば携帯電話を用いた場合を例にして説明するが、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、ノート型パソコンなどの通信端末を適用してもよい。
図1において、携帯電話10は、3台の通信端末(機器)20、21、22との間で無線通信が可能になっている。無線通信方式として、例えばBluetooth(登録商標)を用いることとするが、無線LANなどのPANを適用してもよい。これにより、携帯電話10と各通信端末20、21、22との間で近距離通信が可能になる。
実施の形態1では、通信端末20は、例えばPDAであり、2台の通信端末21、22は、例えばノート型パソコンである。なお、通信端末として、ゲーム機、情報家電などの端末を用いてもよい。
そして、通信端末20のディスプレイ上には、画像データ20aが表示される。また、通信端末21のディスプレイ上には、画像データ20bが表示されている。これは、通信端末20上に表示されていた画像データ20aが、携帯電話10と各通信端末20、21との通信により、通信端末21上への表示に切り替えられる様子を表している。これにより、画像データ20bが、通信端末20のディスプレイよりもサイズの大きい通信端末21のディスプレイ上に表示される。なお、上述した画像データは、JPEG、MPEGなどの形式を問わない。
また、通信端末20aの表示画面には、マウスのポインタ(あるいはカーソル)の位置(ポインティング位置ともいう)20pを極とする極座標(h,θ)が示されている。
本実施の形態では、この極座標(h,θ)の位置は、後述する選択ウィンドウの表示位置20uを示す。すなわち、表示位置20uは、ポインティング位置20pから、表示方向θにオフセットh離れた位置を示す。なお、表示方向θの向きは、x方向に右ねじをまわしたときにねじの進む方向の向きとする。
本実施の形態では、この極座標(h,θ)の位置は、後述する選択ウィンドウの表示位置20uを示す。すなわち、表示位置20uは、ポインティング位置20pから、表示方向θにオフセットh離れた位置を示す。なお、表示方向θの向きは、x方向に右ねじをまわしたときにねじの進む方向の向きとする。
図2は、携帯電話および通信端末の機能例を示すブロック図である。
[携帯電話の構成]
携帯電話10は、図2に示すように、通信部101、入力部(指示部)102、記憶部103、計算部104、測定部105および制御部106を有する。
通信部101は、通信端末との間の情報を授受するためのインターフェースである。本実施の形態では、通信部201として、例えば、Bluetooth(登録商標)のインターフェースを用いる。
入力部102は、情報を入力するためのものであり、例えば操作ボタンなどが該当する。
記憶部103は、情報を記憶するためのものであり、例えばメモリ、ハードディスクなどが該当する。記憶部103は、後述するオフセットおよび表示方向を含む情報を記憶する。
[携帯電話の構成]
携帯電話10は、図2に示すように、通信部101、入力部(指示部)102、記憶部103、計算部104、測定部105および制御部106を有する。
通信部101は、通信端末との間の情報を授受するためのインターフェースである。本実施の形態では、通信部201として、例えば、Bluetooth(登録商標)のインターフェースを用いる。
入力部102は、情報を入力するためのものであり、例えば操作ボタンなどが該当する。
記憶部103は、情報を記憶するためのものであり、例えばメモリ、ハードディスクなどが該当する。記憶部103は、後述するオフセットおよび表示方向を含む情報を記憶する。
計算部104は、乱数に基づいて、後述するオフセットおよび表示方向を計算する。つまり、計算部104は、後述する選択ウィンドウを通信端末の表示部203上に表示させる所定の位置(後述するオフセットおよび表示方向に基づくもの。表示位置ともいう)を計算する。
測定部105は、後述するタイムアウト制御を行うために時間を測定する。
制御部106は、上述した各部101〜105を制御する。具体的には、例えば、制御部106は、測定部105に対して、タイムアウト制御の開始を要求する。また、制御部106は、計算部104に対して、後述するオフセットおよび表示方向の計算を要求し、その計算結果を通信部101に通知する。
測定部105は、後述するタイムアウト制御を行うために時間を測定する。
制御部106は、上述した各部101〜105を制御する。具体的には、例えば、制御部106は、測定部105に対して、タイムアウト制御の開始を要求する。また、制御部106は、計算部104に対して、後述するオフセットおよび表示方向の計算を要求し、その計算結果を通信部101に通知する。
[通信端末の構成]
通信端末20は、図2に示すように、通信部201、入力部202、表示部203、受信部204、表示制御部205および処理部206を有する。なお、通信端末20の構成について説明するが、他の通信端末21、22も同様の構成である。
通信部201は、携帯電話10との間の情報を授受するためのインターフェースである。本実施の形態では、通信部201として、例えば、Bluetooth(登録商標)のインターフェースを用いる。
入力部202は、情報を入力するためのものであり、例えばマウス、キーボードなどが該当する。
表示部203は、情報を表示するためのものであり、例えば、コンピュータディスプレイ、液晶ディスプレイなどが該当する。
通信端末20は、図2に示すように、通信部201、入力部202、表示部203、受信部204、表示制御部205および処理部206を有する。なお、通信端末20の構成について説明するが、他の通信端末21、22も同様の構成である。
通信部201は、携帯電話10との間の情報を授受するためのインターフェースである。本実施の形態では、通信部201として、例えば、Bluetooth(登録商標)のインターフェースを用いる。
入力部202は、情報を入力するためのものであり、例えばマウス、キーボードなどが該当する。
表示部203は、情報を表示するためのものであり、例えば、コンピュータディスプレイ、液晶ディスプレイなどが該当する。
受信部204は、入力部202からの情報を受信する。表示制御部205は、表示部203上に所定の情報を表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部205は、表示部203の所定の位置に、選択ウィンドウを表示させる制御を行う。選択ウィンドウは、通信確立中の通信端末の中から特定の通信端末への通信に切り替えを行うため、その特定の通信端末を選択するためのウィンドウであり、切り替え先の通信端末の表示部203(表示画面)上に表示される。
選択ウィンドウは、入力部102により選択指示することが可能であれば、その形態を問わない。本実施の形態では、選択ウィンドウには、入力部102による選択指示(例えば、操作ボタンの押下操作)により、選択の旨を検出することが可能な選択ボタンを含むものとする。
処理部206は、上述した各部201〜205を制御するためのものであり、OS(Operating System)の管理下、所定のプログラムに従って動作する。
選択ウィンドウは、入力部102により選択指示することが可能であれば、その形態を問わない。本実施の形態では、選択ウィンドウには、入力部102による選択指示(例えば、操作ボタンの押下操作)により、選択の旨を検出することが可能な選択ボタンを含むものとする。
処理部206は、上述した各部201〜205を制御するためのものであり、OS(Operating System)の管理下、所定のプログラムに従って動作する。
[携帯電話の処理手順]
次に、携帯電話10の処理手順について図3に基づいて説明する。ここでは、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。
まず、ユーザは、通信端末20から通信端末21への通信に切り替えるため、携帯電話10の入力部102を操作する。このときの操作は、例えば、操作ボタンによる押下操作である。そうすると、携帯電話10の制御部106は、上述した操作に応じた操作要求を受信する(S101)。
続いて、制御部106(携帯電話10ともいう)は、受信した操作要求が機器を選択するための要求、すなわち機器選択要求(他の通信端末への切り替えを選択するための要求)かどうかを判断する(S102)。その結果、機器選択要求ではない場合(S102のNo)、処理を終了し、他方、機器選択要求の場合(S102のYes)、ステップS103に進む。
次に、携帯電話10の処理手順について図3に基づいて説明する。ここでは、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。
まず、ユーザは、通信端末20から通信端末21への通信に切り替えるため、携帯電話10の入力部102を操作する。このときの操作は、例えば、操作ボタンによる押下操作である。そうすると、携帯電話10の制御部106は、上述した操作に応じた操作要求を受信する(S101)。
続いて、制御部106(携帯電話10ともいう)は、受信した操作要求が機器を選択するための要求、すなわち機器選択要求(他の通信端末への切り替えを選択するための要求)かどうかを判断する(S102)。その結果、機器選択要求ではない場合(S102のNo)、処理を終了し、他方、機器選択要求の場合(S102のYes)、ステップS103に進む。
ステップS103において、制御部106は、通信部101を介して、各通信端末20、21、22との間の通信を確立し、それら各通信端末20、21、22の端末用識別情報を取得する。ここでの端末用識別情報としては、例えば、各通信端末のIP(Internet Protocol)アドレスが該当する。
ステップS103における取得例を図4に示す。図4では、ステップS103で取得した端末用識別情報を含むリスト(端末用識別情報リストという)として、3つのIPアドレスが示されている。このうち、「192.168.0.1」のIPアドレスは、通信端末20に割り当てられ、「192.168.0.2」のIPアドレスは、通信端末21に割り当てられ、「192.168.0.3」のIPアドレスは、通信端末22に割り当てられているものとする。
ステップS103における取得例を図4に示す。図4では、ステップS103で取得した端末用識別情報を含むリスト(端末用識別情報リストという)として、3つのIPアドレスが示されている。このうち、「192.168.0.1」のIPアドレスは、通信端末20に割り当てられ、「192.168.0.2」のIPアドレスは、通信端末21に割り当てられ、「192.168.0.3」のIPアドレスは、通信端末22に割り当てられているものとする。
なお、本実施の形態では、端末用識別情報として、IPアドレスを用いたが、通信端末が特定可能であれば、これに限られない。例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、または通信端末を識別するためのIDを端末用識別情報に用いてもよい。
また、ステップS103において、携帯電話10は、すでに通信を確立している通信端末20との通信を一旦切断するものとするが、通信端末20との通信を切断せずに確立したままの状態で、2台の通信端末21、22との通信を確立してもよい。
ステップS104において、携帯電話10の制御部106は、通信端末20、21、22のいずれかの機器を選択するための選択ウィンドウの表示位置を算出し、算出した表示位置を、ステップS103で取得した端末用識別情報をもつ通信端末20、21、22に送信する。
ここで、上述した表示位置20u(図1参照)は、ポインティング位置20p(図1参照)からのオフセットh(図1参照)と、表示方向θ(図1参照)とに基づいて示される。すなわち、表示位置20uは、ポインティング位置から、表示方向θにオフセットh離れた位置を示す。
なお、本実施の形態におけるポインティング位置20pは、デフォルト設定されたポインタの位置とする。例えば、通信端末の起動時において、上述したポインタが表示画面の中心に設定されている場合、その中心点がポインティング位置20pとして用いられる。
なお、本実施の形態におけるポインティング位置20pは、デフォルト設定されたポインタの位置とする。例えば、通信端末の起動時において、上述したポインタが表示画面の中心に設定されている場合、その中心点がポインティング位置20pとして用いられる。
各通信端末20、21、22では、上述した携帯電話10からの送信を受け、表示位置が表示部203に表示される。なお、上述した表示位置の算出方法は、後述する。
次に、携帯電話10の測定部105(携帯電話10ともいう)は、あらかじめ定められた一定時間(例えば、20秒)を測定し(S105)、制御部106は、その一定時間内に通信端末からの応答を受信したかどうかを判断する(S106)。ここでの応答は、上述した選択ウィンドウへの選択要求を意味する。なお、制御部106は、上述した一定時間が経過するまでの間、誤操作などを防止するため、入力部102をロックしてもよい。
そして、制御部106は、上述した応答が受信された場合(S106のYes)、その応答を受けた通信端末のみと通信を確立し、他の通信端末との通信を切断する(S107)。本実施の形態おける制御部106は、通信端末21のみと通信を確立し、2台の通信端末20、22との通信を切断する。
そして、制御部106は、上述した応答が受信された場合(S106のYes)、その応答を受けた通信端末のみと通信を確立し、他の通信端末との通信を切断する(S107)。本実施の形態おける制御部106は、通信端末21のみと通信を確立し、2台の通信端末20、22との通信を切断する。
他方、上述した応答が受信されなかった場合(S106のNo)、制御部106は、初めから、通信を確立していた通信元の通信端末20と通信を再確立し、他の通信端末21、22との通信を切断する(S108)。
次に、上述した図3のステップS103の各通信端末の端末用識別情報を取得する処理について、図5Aに基づいて詳述する。ここでは、携帯電話10と通信端末20との間の処理について説明するが、携帯電話10と他の各通信端末21、22との間の処理もこれと同様である。
まず、携帯電話10(制御部106)は、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信方式に基づいて、通信端末20との間の通信を確立する(S201)。
そして、携帯電話10(制御部106)は、通信を確立した通信端末20に対して、その端末用識別情報の要求を行う(S202)。
当該要求の応答として、通信端末20(処理部206)は、あらかじめ割り当てられている端末用識別情報を記憶部103から読み出して、携帯電話10に送信する(S203)。
まず、携帯電話10(制御部106)は、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信方式に基づいて、通信端末20との間の通信を確立する(S201)。
そして、携帯電話10(制御部106)は、通信を確立した通信端末20に対して、その端末用識別情報の要求を行う(S202)。
当該要求の応答として、通信端末20(処理部206)は、あらかじめ割り当てられている端末用識別情報を記憶部103から読み出して、携帯電話10に送信する(S203)。
次に、上述した図5AのステップS201の通信の確立処理について図5Bに基づいて詳述する。ここでも、携帯電話10と通信端末20との間の処理について説明するが、携帯電話10と他の各通信端末21、22との間の処理も同様である。
このときの前提として、携帯電話10および通信端末20は、パケットの送受信が行われていない状態、すなわちStandby状態S30にあるものとする。
このときの前提として、携帯電話10および通信端末20は、パケットの送受信が行われていない状態、すなわちStandby状態S30にあるものとする。
その後、携帯電話10は、通信の基準となる周波数やタイミングを制御するマスタ機器
として、このマスタ機器に同期するスレーブ機器となる通信端末20と無線接続する。この場合、携帯電話10の制御部106は、上述したスレーブ機器となるデバイスを認識するために、IQパケットをブロードキャストする(S301:Inquiry状態S31)。このとき、IQパケットのアクセスコードとして、IAC(Inquiry Access Code)が用いられる。
なお、IACには、GIAC(General IAC)とDIAC(Dedicated IAC)の2種類が存在するが、いずれのIACを用いてもよい。なお、GIACは、すべてのデバイスで共有するアクセスコードであり、DIACは、特定のグループ内でのみ共有されるアクセスコードである。
として、このマスタ機器に同期するスレーブ機器となる通信端末20と無線接続する。この場合、携帯電話10の制御部106は、上述したスレーブ機器となるデバイスを認識するために、IQパケットをブロードキャストする(S301:Inquiry状態S31)。このとき、IQパケットのアクセスコードとして、IAC(Inquiry Access Code)が用いられる。
なお、IACには、GIAC(General IAC)とDIAC(Dedicated IAC)の2種類が存在するが、いずれのIACを用いてもよい。なお、GIACは、すべてのデバイスで共有するアクセスコードであり、DIACは、特定のグループ内でのみ共有されるアクセスコードである。
上述したブロードキャストによりIQパケットを受信した通信端末20は、その属性情報を示すためのFHSパケットを携帯電話10に送信する(S302:Inquiry状態S31)。この送信は、繰り返し行われる。なお、上述した属性情報には、通信端末20のデバイスの種類やBluetooth(登録商標)アドレス、Bluetooth(登録商標)クロックなどがある。
FHSパケットを受信した携帯電話10は、そのFHSパケットに含まれる属性情報に基づいて、通信端末20に対して、IDパケットを送信する(S303:Page状態S32)。具体的には、携帯電話10は、FHSパケットに含まれる通信端末20のBluetooth(登録商標)アドレスに基づいて、IDパケットを送信する。
当該IDパケットを受信した通信端末20は、そのIDパケットと同一のIDパケットを携帯電話10に送信する(S304:Page状態S32)。これにより、通信端末20は、携帯電話10からのIDパケットを受信した旨の確認情報を通知する。
当該IDパケットを受信した通信端末20は、そのIDパケットと同一のIDパケットを携帯電話10に送信する(S304:Page状態S32)。これにより、通信端末20は、携帯電話10からのIDパケットを受信した旨の確認情報を通知する。
携帯電話10は、Bluetooth(登録商標)アドレスおよびBluetooth(登録商標)クロックを通知するために、FHSパケットを通信端末20に送信する(S305:Page状態S32)。
FHSパケットを受信した通信端末20は、IDパケットを携帯電話10に送信する(S306:Page状態S32)。これにより、通信端末20は、携帯電話10からのFHSパケットを受信した旨の確認情報を通知する。
FHSパケットを受信した通信端末20は、IDパケットを携帯電話10に送信する(S306:Page状態S32)。これにより、通信端末20は、携帯電話10からのFHSパケットを受信した旨の確認情報を通知する。
このような通信手順を経て、携帯電話10と通信端末20との間の通信が確立し(S307:Active状態S33)、携帯電話10と通信端末20を含む通信端末(図1の通信端末21、22)とからなるピコネットが形成される。これにより、携帯電話10と各通信端末20、21、22とは、通信可能なActive状態S33となる。
次に、上述した図3のステップS104の選択ウィンドウの表示位置の算出処理について図6に基づいて詳述する。
ステップS401において、制御部106は、記憶部103の情報のリセットを行う。これにより、記憶部103の情報(ポインティング位置からのオフセット及び表示方向)が初期化される。
ステップS402において、制御部106は、計算部104に対して、選択ウィンドウの表示位置を計算させる要求を行う。当該要求を受けて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、選択ウィンドウの表示方向を算出(計算)する。本実施の形態では、例えば、乱数を360度で割った商の余りを表示方向とする。なお、上述した乱数は、計算部104の内部メモリに記憶しておいてもよい。
ステップS403において、制御部106は、計算部104に対して、ポインティング位置からのオフセットを計算させる要求を行う。当該要求を受けて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、ポインティング位置からのオフセットを算出する。本実施の形態では、例えば、乱数の値そのものをオフセットとする。
ステップS401において、制御部106は、記憶部103の情報のリセットを行う。これにより、記憶部103の情報(ポインティング位置からのオフセット及び表示方向)が初期化される。
ステップS402において、制御部106は、計算部104に対して、選択ウィンドウの表示位置を計算させる要求を行う。当該要求を受けて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、選択ウィンドウの表示方向を算出(計算)する。本実施の形態では、例えば、乱数を360度で割った商の余りを表示方向とする。なお、上述した乱数は、計算部104の内部メモリに記憶しておいてもよい。
ステップS403において、制御部106は、計算部104に対して、ポインティング位置からのオフセットを計算させる要求を行う。当該要求を受けて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、ポインティング位置からのオフセットを算出する。本実施の形態では、例えば、乱数の値そのものをオフセットとする。
図6に戻って、ステップS404において、制御部106は、計算部104から、上述した表示方向およびオフセットの通知を受け、その表示方向およびオフセットの重複があるかどうかを判断する。本実施の形態での重複は、表示方向およびオフセットにより表される表示画面(通信端末)上の位置、すなわち選択ウィンドウの表示位置が、他の表示画面(通信端末)上の選択ウィンドウの位置と一致することを意味するものとする。
判断の結果、重複しなかった場合(S404のNo)、制御部106は、ステップS402で算出した表示方向、およびS403で算出したオフセットを記憶部103に登録する(S405)。この登録例を図7Aに示す。
図7Aによると、端末用識別情報701、表示方向702およびオフセット703の項目(選択ウィンドウを表示させる情報)が対応付けられている。そして、端末用識別情報701には、通信端末20のIPアドレスを用いて、通信端末20が特定されている。また、表示方向702には180度が示され、オフセット703には5ピクセルが示されている。これは、次のようなことを表している。すなわち、選択ウィンドウの表示位置は、表示画面上のポインティング位置から、表示画面の真下方向(180度の表示方向)に5ピクセル離れた位置にあることを表す。
図7Aによると、端末用識別情報701、表示方向702およびオフセット703の項目(選択ウィンドウを表示させる情報)が対応付けられている。そして、端末用識別情報701には、通信端末20のIPアドレスを用いて、通信端末20が特定されている。また、表示方向702には180度が示され、オフセット703には5ピクセルが示されている。これは、次のようなことを表している。すなわち、選択ウィンドウの表示位置は、表示画面上のポインティング位置から、表示画面の真下方向(180度の表示方向)に5ピクセル離れた位置にあることを表す。
なお、重複した場合(S404のYes)、ステップS402に戻り、計算部104は、重複しなくなるまで(S404のNo)、表示方向702およびオフセット703を繰り返し算出する(S402、S403)。これにより、表示方向702およびオフセット703に基づく選択ウィンドウの表示位置が、それぞれ異なる位置に設定されることとなるが、この点は、後述する。
ステップS406において、計算部104は、通信確立中のすべての通信端末についての処理が終了したかどうかを確認し、終了していなければ(S406のNo)、ステップS402以降の処理を行う。これにより、すべての通信端末20、21、22についての表示方向702およびオフセット703が記憶部103に登録される。この登録例を図7Bに示す。
図7Bによると、携帯電話10との間で通信確立中の3台の通信端末20、21、22が、端末用識別情報701の項目に特定されている。そして、各通信端末20、21、22についての表示方向702およびオフセット703が、それぞれ示されている。
図7Bによると、携帯電話10との間で通信確立中の3台の通信端末20、21、22が、端末用識別情報701の項目に特定されている。そして、各通信端末20、21、22についての表示方向702およびオフセット703が、それぞれ示されている。
このようにして、制御部106は、すべての通信端末についての処理が終了すると、通信確立中のすべての通信端末20、21、22に、通信部101を介して、ステップS405で登録した表示方向702およびオフセット703を送信する(S407)。この送信の際に用いられるデータフォーマットを図8A、図8Bおよび図8Cに示す。
図8Aには、通信端末20への送信の際に用いられるデータフォーマットが示されている。具体的には、メッセージ型801、表示方向802およびオフセット803の項目を含むデータフォーマットが示されている。そして、メッセージ型801には、表示方向802およびオフセット803の値に基づく表示を要求するための表示要求が保持されている。また、表示方向802およびオフセット803の項目には、それぞれ、180度および5ピクセルの値が保持されている。
同様に、図8Bには、通信端末21への送信の際に用いられるデータフォーマットが示され、図8Cには、通信端末22への送信の際に用いられるデータフォーマットが示されている。
同様に、図8Bには、通信端末21への送信の際に用いられるデータフォーマットが示され、図8Cには、通信端末22への送信の際に用いられるデータフォーマットが示されている。
このようにして、3台の通信端末20、21、22が、ステップS407で送信された表示方向およびオフセットを受信し、それら表示方向およびオフセットに基づく選択ウィンドウを表示部203の表示画面上に表示する。具体的には、各通信端末20、21、22は、表示画面上のポインタのポインティング位置から、表示方向θ(図1参照)にオフセットh(図1参照)離れた位置に、選択ウィンドウを表示する。
この選択ウィンドウの表示例を図9に示す。図9によると、3台の通信端末20、21、22の表示部203(表示画面)には、ポインティング位置20pから、所定の位置に選択ウィンドウ20Wが表示されている。
次に、ポインティング位置20pと選択ウィンドウ20Wとの関係を図10に示す。図10によると、選択ウィンドウ20Wは、ポインティング位置20pから、(h,θ)離れた点201Wを中心点として表示されている。本実施の形態において、例えば、通信端末20の場合、オフセットh=5ピクセル、表示方向θ=180度が設定されている(図8A参照)。
このようにして、3台の通信端末20、21、22の表示部203には、選択ウィンドウ20Wが表示される。この場合、各通信端末20、21、22の表示部203に表示される選択ウィンドウ20Wの位置は、上述した(h,θ)で表されるが、オフセットhおよび表示方向θの各値が、異なるように設定されている(図6のステップS404参照)。
その後、いずれかの通信端末に表示された選択ウィンドウに対して、例えば、携帯電話10の入力部102(マウス)によりクリック操作された場合(選択ウィンドウにポインタを重ねた状態)、クリック操作された通信端末は、その旨の情報を携帯電話10に送信する。なお、本実施の形態においては、上述したポインタを用いたクリック操作により、通信端末が、その操作を検出する場合について説明するが、これに限られない。例えば、キーボード操作を適用してもよい。
その後、いずれかの通信端末に表示された選択ウィンドウに対して、例えば、携帯電話10の入力部102(マウス)によりクリック操作された場合(選択ウィンドウにポインタを重ねた状態)、クリック操作された通信端末は、その旨の情報を携帯電話10に送信する。なお、本実施の形態においては、上述したポインタを用いたクリック操作により、通信端末が、その操作を検出する場合について説明するが、これに限られない。例えば、キーボード操作を適用してもよい。
[通信端末の処理手順]
次に、各通信端末20、21、22の処理手順について説明する。
図11は、通信端末の処理手順を示す図である。本実施の形態では、携帯電話10が、通信端末21上の選択ウィンドウ20W(図9参照)に対し、クリック操作を行うものとする。そこで、図11では、通信端末21における処理手順を主に説明するが、他の通信端末20、22の処理手順も同様である。
ステップS501において、通信端末21の処理部206は、携帯電話10からのデータの受信待ちを行う。
次に、処理部206は、表示要求データ(表示要求のメッセージ型のデータ:図8B参照)を受信したかどうかを確認し(S502)、表示要求データを受信した場合(S502のYes)、ステップS503に進む。他方、表示要求データが受信されなかった場合(S502のNo)、処理部206は、ステップS507に進む。
次に、各通信端末20、21、22の処理手順について説明する。
図11は、通信端末の処理手順を示す図である。本実施の形態では、携帯電話10が、通信端末21上の選択ウィンドウ20W(図9参照)に対し、クリック操作を行うものとする。そこで、図11では、通信端末21における処理手順を主に説明するが、他の通信端末20、22の処理手順も同様である。
ステップS501において、通信端末21の処理部206は、携帯電話10からのデータの受信待ちを行う。
次に、処理部206は、表示要求データ(表示要求のメッセージ型のデータ:図8B参照)を受信したかどうかを確認し(S502)、表示要求データを受信した場合(S502のYes)、ステップS503に進む。他方、表示要求データが受信されなかった場合(S502のNo)、処理部206は、ステップS507に進む。
ステップS503において、処理部206は、受信した表示要求データに含まれている表示方向およびオフセットに基づく表示位置に選択ウィンドウを表示する。具体的には、処理部206は、ポインティング位置から、(h,θ)離れた点に選択ウィンドウを表示する(図9、図10参照)。本実施の形態では、通信端末21の場合、オフセットh=100ピクセル、表示方向θ=90度が設定されている(図8B参照)。
そして、処理部206は、あらかじめ設定された一定時間(例えば20秒)内に検出(選択ウィンドウへのクリック操作の検出を意味)されるかどうかを判断する(S504)。そして、検出されなかった場合(S504のNo)、処理部206は、表示部203上の選択ウィンドウを消す。
他方、検出された場合(S504のYes)、処理部206は、その旨を携帯電話10に送信する(S505)。具体的には、処理部206は、自端末の端末用識別情報も携帯電話10に送信する。
なお、ステップS504における検出があった場合、携帯電話10の入力部102において、通信端末21の表示部203(表示画面)上のポインタを移動させる処理が行われるが、このときのポインタの移動量は、すべての通信端末20、21、22に共通する。しかし、各通信端末20、21、22についてのオフセットおよび表示方向が、それぞれ異なるため、ポインタの移動量が同じであっても、特定の通信端末に表示されている選択ウィンドウ内の選択ボタンを押下することが可能となる。
他方、検出された場合(S504のYes)、処理部206は、その旨を携帯電話10に送信する(S505)。具体的には、処理部206は、自端末の端末用識別情報も携帯電話10に送信する。
なお、ステップS504における検出があった場合、携帯電話10の入力部102において、通信端末21の表示部203(表示画面)上のポインタを移動させる処理が行われるが、このときのポインタの移動量は、すべての通信端末20、21、22に共通する。しかし、各通信端末20、21、22についてのオフセットおよび表示方向が、それぞれ異なるため、ポインタの移動量が同じであっても、特定の通信端末に表示されている選択ウィンドウ内の選択ボタンを押下することが可能となる。
この送信の際に用いられるデータフォーマットの一例を図12に示す。図12によると、メッセージ型および端末用識別情報の項目を含むデータフォーマットが示されている。そして、メッセージ型の項目には、選択ウィンドウへのクリック操作の検出応答を示す押下検出応答が保持されている。また、端末用識別情報の項目には、通信端末21のIPアドレスを示す「192.168.0.2」の値が保持されている。
ステップS507において、処理部206は、携帯電話10との接続を切断するための接続切断要求データを受信したかどうかを確認し、接続切断要求データを受信した場合(S507のYes)、切断処理を行う(S508)。具体的には、処理部206は、携帯電話10との接続を切断する処理を行う。これにより、携帯端末10は、ステップS504で検出された通信端末21とのみの接続を行うことが可能となる。
他方、表示要求データが受信されなかった場合(S502のNo)、処理部206は、ステップS509およびS510に進むが、この点は、後述する実施の形態2で説明する。
他方、表示要求データが受信されなかった場合(S502のNo)、処理部206は、ステップS509およびS510に進むが、この点は、後述する実施の形態2で説明する。
以上のように、実施の形態1では、携帯電話10において、いずれかの通信端末に表示された選択ウィンドウに対する指示処理を行うことにより、選択ウィンドウという視覚を通じて直感的に所望の通信端末が選択されることになる。よって、ある通信端末から別の通信端末への切り替えが直感的に行うことが可能となる。
なお、選択ウィンドウは、各機器毎に表示色を変えるようにしてもよい。
なお、選択ウィンドウは、各機器毎に表示色を変えるようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、前述した図11のステップS509およびS510の処理に関するものである。すなわち、実施の形態2は、通信端末の表示部に関する特徴・状態(表示関連情報)に応じて、選択ウィンドウの表示位置を制御して、一意に所望の通信端末への表示に切り替えるものである。なお、実施の形態1と同様の部分については、実施の形態1と同一の符号(用語および記号を含む)を用いて、重複説明を適宜省略する。
実施の形態2は、前述した図11のステップS509およびS510の処理に関するものである。すなわち、実施の形態2は、通信端末の表示部に関する特徴・状態(表示関連情報)に応じて、選択ウィンドウの表示位置を制御して、一意に所望の通信端末への表示に切り替えるものである。なお、実施の形態1と同様の部分については、実施の形態1と同一の符号(用語および記号を含む)を用いて、重複説明を適宜省略する。
図13は、実施の形態2における入力装置を含むシステム全体の構成例を示す図である。ここでも、入力装置は、携帯電話10として説明する。
図13において、携帯電話10は、管理部107および算出部108をさらに含んで構成されている。
管理部107は、各通信端末20、21、22のディスプレイサイズ(表示部203のサイズを意味する。以下同じ)およびポインティング位置を含んで管理する。本実施の形態では、これらディスプレイサイズおよびポインティング位置の2つの情報を通信端末の特徴・状態として説明するが、これに限られない。例えば、ディスプレイ(表示部203)の解像度を上述した特徴・状態に含めてもよい。
図13において、携帯電話10は、管理部107および算出部108をさらに含んで構成されている。
管理部107は、各通信端末20、21、22のディスプレイサイズ(表示部203のサイズを意味する。以下同じ)およびポインティング位置を含んで管理する。本実施の形態では、これらディスプレイサイズおよびポインティング位置の2つの情報を通信端末の特徴・状態として説明するが、これに限られない。例えば、ディスプレイ(表示部203)の解像度を上述した特徴・状態に含めてもよい。
算出部108は、上述したディスプレイサイズおよびポインティング位置に基づいて、選択ウィンドウの表示可能位置(所定の位置)を算出する。表示可能位置は、ポインティング位置から表示方向上に位置する最遠点(表示画面の端)までの距離を指す。すなわち、表示可能位置は、選択ウィンドウが表示可能な範囲を指す。この点は、後述する図17Aで詳述する。
その他、携帯端末10を含むシステム全体の構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様である。なお、図1の計算部104が、算出部108の機能をもつようにしてもよい。
その他、携帯端末10を含むシステム全体の構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様である。なお、図1の計算部104が、算出部108の機能をもつようにしてもよい。
[携帯電話の処理手順]
図14は、携帯電話10の処理手順を示す図である。ここでも、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。ここでは、ステップS104Aの処理のみが、図3の場合と異なるので、ステップS104Aの処理について説明する。
ステップS104Aにおいて、携帯電話10の算出部108(携帯電話10ともいう)は、通信端末毎の特徴等(状態を含む。以下同じ)を管理部107から読み出し、その通信端末毎の特徴等に応じて、選択ウィンドウの表示可能位置を算出して、通信を確立した通信端末に送信する。
図14は、携帯電話10の処理手順を示す図である。ここでも、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。ここでは、ステップS104Aの処理のみが、図3の場合と異なるので、ステップS104Aの処理について説明する。
ステップS104Aにおいて、携帯電話10の算出部108(携帯電話10ともいう)は、通信端末毎の特徴等(状態を含む。以下同じ)を管理部107から読み出し、その通信端末毎の特徴等に応じて、選択ウィンドウの表示可能位置を算出して、通信を確立した通信端末に送信する。
次に、上述した図14のステップS104Aの処理について、図15に基づいて詳述する。ここでは、図6に示したステップS402およびS403に代えて、ステップS4011およびS4012とした点が図6の場合と異なるので、ステップS4011およびS4012を主に説明する。
ステップS4011において、制御部106は、各通信端末20、21、22のポインティング位置およびディスプレイサイズを管理部107にて取得する。具体的には、制御部106は、携帯電話10と通信を確立している各通信端末20、21、22に対し、特徴等の送信要求を行う。
通信端末21は、当該送信要求を受け、例えば、管理部107から、ポインティング位置およびディスプレイサイズを読み出して、携帯電話10に送信する。当該送信を受け、携帯電話10の制御部106は、通信部101を介して、通信端末20のポインティング位置およびディスプレイサイズを受信して、管理部107に記憶する。なお、2台の通信端末20、22も、通信端末21と同様の処理を行う。
ステップS4011において、制御部106は、各通信端末20、21、22のポインティング位置およびディスプレイサイズを管理部107にて取得する。具体的には、制御部106は、携帯電話10と通信を確立している各通信端末20、21、22に対し、特徴等の送信要求を行う。
通信端末21は、当該送信要求を受け、例えば、管理部107から、ポインティング位置およびディスプレイサイズを読み出して、携帯電話10に送信する。当該送信を受け、携帯電話10の制御部106は、通信部101を介して、通信端末20のポインティング位置およびディスプレイサイズを受信して、管理部107に記憶する。なお、2台の通信端末20、22も、通信端末21と同様の処理を行う。
このようにして、携帯電話10の管理部107には、通信端末毎のポインティング位置およびディスプレイサイズが記憶される。この記憶例を図16に示す。
この図16の記憶例では、各通信端末20、21、22毎に、ポインティング位置およびディスプレイサイズが対応付けられている。本実施の形態では、各通信端末20、21、22は、「192.168.0.1」などのIPアドレスを用いて特定するものとする。
この図16の記憶例では、各通信端末20、21、22毎に、ポインティング位置およびディスプレイサイズが対応付けられている。本実施の形態では、各通信端末20、21、22は、「192.168.0.1」などのIPアドレスを用いて特定するものとする。
ここで、図16に示したポインティング位置およびディスプレイサイズの関係について、図17Aないし図17Cに基づいて説明する。本実施の形態において、ポインティング位置およびディスプレイサイズは、いずれもピクセル単位とするが、これに限られない。
図17Aによると、通信端末20のポインティング位置が(300,400)で示され、ディスプレイサイズは(1024×768)で示されている。なお、本実施の形態において、オフセットh(=5ピクセル)および表示方向θ(=180度)で示される選択ウィンドウの表示位置20uが示されている。この場合、上述した表示可能位置をrとすると、表示可能位置rは、ポインティング位置20pから表示方向θ(=180度)上に位置する最遠点(表示画面の端)までの範囲(距離)となる。これを座標表記すると、(300,0〜400)となる。
図17Aによると、通信端末20のポインティング位置が(300,400)で示され、ディスプレイサイズは(1024×768)で示されている。なお、本実施の形態において、オフセットh(=5ピクセル)および表示方向θ(=180度)で示される選択ウィンドウの表示位置20uが示されている。この場合、上述した表示可能位置をrとすると、表示可能位置rは、ポインティング位置20pから表示方向θ(=180度)上に位置する最遠点(表示画面の端)までの範囲(距離)となる。これを座標表記すると、(300,0〜400)となる。
同様に、図17Bには、通信端末21のポインティング位置20pが(100,200)の位置に示されるとともに、ディスプレイサイズが(1280×1024)で示されている。さらに、図17Cには、通信端末22のポインティング位置20pが(500,500)の位置に示され、ディスプレイサイズが(800×600)で示されている。なお、図17Bおよび図17Cには、表示可能位置が示されていないが、これは、図17Aの場合と同様の方法で求められる。
図15に戻って、ステップS4012において、算出部108は、制御部106からの計算要求を受け、管理部108で取得した情報(ポインティング位置およびディスプレイサイズ)をもとに、表示可能位置(表示方向・オフセットを含む)を算出し、ステップS404以降の処理に進む。
次に、図15のステップS4012の表示可能位置の算出処理について図18に基づいて詳述する。
ステップS4012Aにおいて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、表示方向およびポインティング位置からのオフセットを算出する(図6のステップS402、S403と同様の処理)。
ステップS4012Bにおいて、算出部108は、ステップS4012Aで算出されたポインティング位置から、表示方向上の表示画面端までの距離を算出する。例えば、通信端末20の場合、ポインティング位置が(300,400)で、算出された表示方向が180度となる。この場合、算出部108は、(300,400)のポインティング位置20pから、180度の表示方向上の表示画面端(ディスプレイサイズ1024×768。図17A参照)までの距離、すなわち(300,0〜400)を表示可能位置rとして算出する(図17A参照)。
ステップS4012Aにおいて、計算部104は、記憶部103に格納された乱数に基づいて、表示方向およびポインティング位置からのオフセットを算出する(図6のステップS402、S403と同様の処理)。
ステップS4012Bにおいて、算出部108は、ステップS4012Aで算出されたポインティング位置から、表示方向上の表示画面端までの距離を算出する。例えば、通信端末20の場合、ポインティング位置が(300,400)で、算出された表示方向が180度となる。この場合、算出部108は、(300,400)のポインティング位置20pから、180度の表示方向上の表示画面端(ディスプレイサイズ1024×768。図17A参照)までの距離、すなわち(300,0〜400)を表示可能位置rとして算出する(図17A参照)。
ステップS4012Cにおいて、算出部108は、ステップS4012Aで算出されたオフセットが、ステップS4012Bで算出した距離(表示可能位置rを指す)よりも小さいかどうかを判断する。そして、判断の結果、小さくないと判断された場合(S4012CのNo)、ステップS4012Aに戻り、他方、小さいと判断された場合(S4012CのYes)、処理が終了し、図15のステップS404に進む。このようにして、オフセットが、表示可能位置以下の値になるように調整されるので、選択ウィンドウが、表示部203上の表示画面に表示されることになる。
ここで、図15のステップS405における記憶部103の登録例を図19に示す。この登録例では、端末識別情報1901、ポインティング位置1902、ディスプレイサイズ1903、オフセット1904および表示方向1905の項目(選択ウィンドウを表示させる情報)が対応付けられている。そして、各項目に所定の値が保持されている。なお、端末識別情報1901の項目には、各通信端末20、21、22のIPアドレスが保持されている。
ここで、図15のステップS405における記憶部103の登録例を図19に示す。この登録例では、端末識別情報1901、ポインティング位置1902、ディスプレイサイズ1903、オフセット1904および表示方向1905の項目(選択ウィンドウを表示させる情報)が対応付けられている。そして、各項目に所定の値が保持されている。なお、端末識別情報1901の項目には、各通信端末20、21、22のIPアドレスが保持されている。
以上のように、実施の形態2によると、携帯電話10において、通信端末のディスプレイサイズおよびポインティング位置に応じて、選択ウィンドウの表示位置を制御する。このため、選択ウィンドウが、通信端末の表示画面内に収まるように表示される。したがって、所望の通信端末が選択されやすくなる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、選択ウィンドウの表示位置を制御して、選択ウィンドウが各通信端末間で重複しないように表示させるものである。なお、実施の形態1、2と同様の部分については、実施の形態1、2と同一の符号(用語および記号を含む)を用いて、重複説明を適宜省略する。
実施の形態3は、選択ウィンドウの表示位置を制御して、選択ウィンドウが各通信端末間で重複しないように表示させるものである。なお、実施の形態1、2と同様の部分については、実施の形態1、2と同一の符号(用語および記号を含む)を用いて、重複説明を適宜省略する。
図20は、実施の形態3における入力装置を含むシステム全体の構成例を示す図である。ここでも、入力装置は、携帯電話10として説明する。
図20において、携帯電話10は、第1判定部109、第2判定部110、第2計算部111および第2記憶部112をさらに含んで構成されている。なお、図20に示した第1記憶部103および第1計算部104は、図2に示した記憶部103および計算部104と同様の機能を有する。
その他、携帯端末10を含むシステム全体の構成は、実施の形態1、2の場合と同様である。そこで、以下、各実施の形態1、2と異なる上述した各部109〜112の機能について概説する。
第1判定部109は、切り替え候補となっている通信端末の台数およびディスプレイサイズに応じて、選択ウィンドウの表示が通信端末間で重複するかどうかを判定する。
第2判定部110は、選択ウィンドウに対する検出(例えば入力部102の操作の検出)の有無を判定する。
第2計算部111は、選択ウィンドウの表示可能位置を算出する。第2記憶部112は、第2計算部111で算出された表示可能位置を記憶する。
図20において、携帯電話10は、第1判定部109、第2判定部110、第2計算部111および第2記憶部112をさらに含んで構成されている。なお、図20に示した第1記憶部103および第1計算部104は、図2に示した記憶部103および計算部104と同様の機能を有する。
その他、携帯端末10を含むシステム全体の構成は、実施の形態1、2の場合と同様である。そこで、以下、各実施の形態1、2と異なる上述した各部109〜112の機能について概説する。
第1判定部109は、切り替え候補となっている通信端末の台数およびディスプレイサイズに応じて、選択ウィンドウの表示が通信端末間で重複するかどうかを判定する。
第2判定部110は、選択ウィンドウに対する検出(例えば入力部102の操作の検出)の有無を判定する。
第2計算部111は、選択ウィンドウの表示可能位置を算出する。第2記憶部112は、第2計算部111で算出された表示可能位置を記憶する。
[携帯電話の処理手順]
図21は、携帯電話10の処理手順を示す図である。ここでも、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。ここでは、ステップS104B、S106AおよびS106Bの処理のみが、図3の場合と異なるので、これらの処理について説明する。
ステップS104Bにおいて、携帯電話10の第1判定部109(携帯電話10ともいう)は、制御部106からの要求を受け、通信確立中の通信端末の台数およびディスプレイサイズに応じて、選択ウィンドウの重複の可能性を判定し、表示可能位置を算出して、当該通信端末に送信する。この送信を受け、通信確立中の通信端末は、表示部203の当該表示可能位置に選択ウィンドウを表示する。
図21は、携帯電話10の処理手順を示す図である。ここでも、携帯電話10が通信端末20のみと通信を確立し、その後、通信端末21への通信を切り替える場合を例にして説明する。ここでは、ステップS104B、S106AおよびS106Bの処理のみが、図3の場合と異なるので、これらの処理について説明する。
ステップS104Bにおいて、携帯電話10の第1判定部109(携帯電話10ともいう)は、制御部106からの要求を受け、通信確立中の通信端末の台数およびディスプレイサイズに応じて、選択ウィンドウの重複の可能性を判定し、表示可能位置を算出して、当該通信端末に送信する。この送信を受け、通信確立中の通信端末は、表示部203の当該表示可能位置に選択ウィンドウを表示する。
ステップS106Aにおいて、制御部106は、重複押下があったかどうかを判断する。ここでいう重複押下というのは、通信端末上の選択ウィンドウが重なって表示されているため、携帯電話10において選択ウィンドウに対する指示操作を行われた場合に、2つ以上の選択ウィンドウに対する指示操作が行われることを意味する。本実施の形態では、後述するように、2台の通信端末21、22に表示される選択ウィンドウが重複して表示される。このため、携帯電話10において、例えば、通信端末21に表示された選択ウィンドウに対する指示操作が行われたとしても、通信端末22に表示された選択ウィンドウに対する指示操作も同時に行われることになる。
上記判断の結果、重複押下がなかった場合(S106AのNo)、制御部106は、ステップS107に進み、他方、重複押下があった場合(S106AのYes)、ステップS106Bに進む。
ステップS106Bにおいて、制御部106は、重複押下の応答があった通信端末に対してのみ通信を継続し、ステップS104Bに戻る。具体的には、制御部106は、上述した応答がなかった通信端末との接続を切断する。本実施の形態において、2台の通信端末21、22の選択ウィンドウが重複し、その選択ウィンドウに対する重複押下があった場合、制御部106は、通信端末20との接続を切断し、2台の通信端末21、22との通信を継続する。このようにして、制御部106は、入力部102により指示された選択ウィンドウが複数存在する場合であっても、単一の選択ウィンドウが指示されるまで、複数の選択ウィンドウを表示しない通信端末との通信を切断する。よって、切り替え先の通信端末が1台に絞られていくことになる。
ステップS106Bにおいて、制御部106は、重複押下の応答があった通信端末に対してのみ通信を継続し、ステップS104Bに戻る。具体的には、制御部106は、上述した応答がなかった通信端末との接続を切断する。本実施の形態において、2台の通信端末21、22の選択ウィンドウが重複し、その選択ウィンドウに対する重複押下があった場合、制御部106は、通信端末20との接続を切断し、2台の通信端末21、22との通信を継続する。このようにして、制御部106は、入力部102により指示された選択ウィンドウが複数存在する場合であっても、単一の選択ウィンドウが指示されるまで、複数の選択ウィンドウを表示しない通信端末との通信を切断する。よって、切り替え先の通信端末が1台に絞られていくことになる。
次に、図21のステップS104Bの重複の判定処理について、図22に基づいて詳述する。ここでは、図15のステップS4011の次にステップS4011A〜S4011Hの処理を追加した点が、図15の場合と異なるので、これらの処理について主に説明する。
ステップS4011Aにおいて、第1判定部109(携帯電話10ともいう)は、管理部108に管理された情報(ポインティング位置およびディスプレイサイズを含む)をもとに、選択ウィンドウの重複の可能性を判定する。このときの管理部108の管理例を図23に示す。
図23によると、端末用識別情報、ディスプレイサイズおよび選択ウィンドウサイズの項目が対応付けられている。例えば、図23では、3台の通信端末20、21、22のディスプレイサイズ(800×600)および選択ウィンドウサイズ(800×300)は、すべて同じサイズとして示されているが、自在に変更することが可能である。
ステップS4011Aにおいて、第1判定部109(携帯電話10ともいう)は、管理部108に管理された情報(ポインティング位置およびディスプレイサイズを含む)をもとに、選択ウィンドウの重複の可能性を判定する。このときの管理部108の管理例を図23に示す。
図23によると、端末用識別情報、ディスプレイサイズおよび選択ウィンドウサイズの項目が対応付けられている。例えば、図23では、3台の通信端末20、21、22のディスプレイサイズ(800×600)および選択ウィンドウサイズ(800×300)は、すべて同じサイズとして示されているが、自在に変更することが可能である。
図23に示した各サイズの構成例を図24に示す。図24によると、(800×600)のディスプレイは、横方向が800ピクセルで、縦方向が600ピクセルの大きさで構成されている。また、(800×300)の選択ウィンドウは、横方向が800ピクセルで、縦方向が300ピクセルの大きさで構成されている。
このような場合、表示部203のディスプレイ上には、2つの選択ウィンドウを重複しないように表示させることは可能となるが、3つ以上の選択ウィンドウを表示させると、選択ウィンドウ同士の一部または全部が重複して表示されてしまう。
そこで、本実施の形態では、図22のステップS4011Bにおいて、第1判定部109は、選択ウィンドウの重複があると判定する(S4011BのYes)。つまり、ステップS4011における重複は、複数の選択ウィンドウが、表示部203の表示画面上で重なって表示されることを意味する。なお、ステップS4011Bにおいて重複しないと判定された場合(No)、図6に示したステップS403〜S408の処理を行う。
このような場合、表示部203のディスプレイ上には、2つの選択ウィンドウを重複しないように表示させることは可能となるが、3つ以上の選択ウィンドウを表示させると、選択ウィンドウ同士の一部または全部が重複して表示されてしまう。
そこで、本実施の形態では、図22のステップS4011Bにおいて、第1判定部109は、選択ウィンドウの重複があると判定する(S4011BのYes)。つまり、ステップS4011における重複は、複数の選択ウィンドウが、表示部203の表示画面上で重なって表示されることを意味する。なお、ステップS4011Bにおいて重複しないと判定された場合(No)、図6に示したステップS403〜S408の処理を行う。
ステップS4011Cにおいて、第2計算部111(携帯電話10ともいう)は、第2記憶部112をリセットする。具体的には、第2計算部111は、第2記憶部112の情報(オフセット、表示方向)を初期化する。
ステップS4011Dにおいて、第2計算部111は、選択ウィンドウの表示位置を算出する。この算出方法は、図3のステップS104の場合と同様であるため、説明を省略する。
この算出例を図25に示す。図25によると、2つの表示位置(同図の星印)が、ポインティング位置20pから、それぞれ150ピクセル離れた位置になるように算出されている。
ステップS4011Dにおいて、第2計算部111は、選択ウィンドウの表示位置を算出する。この算出方法は、図3のステップS104の場合と同様であるため、説明を省略する。
この算出例を図25に示す。図25によると、2つの表示位置(同図の星印)が、ポインティング位置20pから、それぞれ150ピクセル離れた位置になるように算出されている。
図22に戻って、ステップS4011Eにおいて、第2計算部111は、ステップS4011Dで算出した選択ウィンドウの表示位置を第2記憶部112に記憶する。この記憶例を図26に示す。
図26によると、表示方向およびオフセットの項目が、2つの表示可能位置No1、No2ごとに対応付けられている。ここでの表示可能位置No1は、図25に示した1つの表示位置(図25中の上部の星印)に対応し、表示可能位置No2は、図25に示した1つの表示位置(図25中の下部の星印)に対応するものである。
図26によると、表示方向およびオフセットの項目が、2つの表示可能位置No1、No2ごとに対応付けられている。ここでの表示可能位置No1は、図25に示した1つの表示位置(図25中の上部の星印)に対応し、表示可能位置No2は、図25に示した1つの表示位置(図25中の下部の星印)に対応するものである。
ステップS4011Fにおいて、第2計算部111は、第1記憶部103の情報(図7B参照)および第2記憶部112の情報(図26参照)を比較し、未使用の選択ウィンドウの表示位置を選択する。本実施の形態においては、図7Bに示した表示方向およびオフセットの各値には、図26に示した表示方向およびオフセットの各値が存在しないので、図26に示した表示可能位置No1、No2は、いずれも未使用の表示位置である。
そこで、例えば、第2計算部111は、通信端末20に関して、図26に示した表示可能位置No1を選択するものとする。
そこで、例えば、第2計算部111は、通信端末20に関して、図26に示した表示可能位置No1を選択するものとする。
ステップS4011Fにおいて、第2計算部111は、第1記憶部103に、ステップS4011Fで選択した表示方向およびオフセット(例えば、図26の表示可能位置No1の各値)を登録する。
次に、第2計算部111は、通信を確立しているすべての通信端末20、21、22に処理を行ったかどうかを判断し(S4011H)、処理が行われていない場合は(No)、ステップS4011Fに戻り、他方、処理が行われた場合は(Yes)、ステップS407に進む。例えば、処理がステップS4011Fに戻った場合、第2計算部111は、通信端末21に関して、図26に示した表示可能位置No2を選択する。
なお、ステップS4011Fにおいて、第2計算部111は、未使用の選択ウィンドウの表示位置を選択する際に、選択済みの表示位置しか存在しない場合、選択済みの表示位置を1つ選択する。本実施の形態では、第2計算部111は、通信端末22に関しても、図26に示した表示可能位置No2を選択するものとする。
次に、第2計算部111は、通信を確立しているすべての通信端末20、21、22に処理を行ったかどうかを判断し(S4011H)、処理が行われていない場合は(No)、ステップS4011Fに戻り、他方、処理が行われた場合は(Yes)、ステップS407に進む。例えば、処理がステップS4011Fに戻った場合、第2計算部111は、通信端末21に関して、図26に示した表示可能位置No2を選択する。
なお、ステップS4011Fにおいて、第2計算部111は、未使用の選択ウィンドウの表示位置を選択する際に、選択済みの表示位置しか存在しない場合、選択済みの表示位置を1つ選択する。本実施の形態では、第2計算部111は、通信端末22に関しても、図26に示した表示可能位置No2を選択するものとする。
ステップS407において、制御部106は、通信確立中のすべての通信端末20、21、22に、ステップS4011Gで登録した表示方向およびオフセットを送信する。当該送信を受け、各通信端末20、21、22は、対応する表示方向およびオフセットに基づいて、選択ウィンドウを表示部203上に表示させる。
以上のように、実施の形態3によると、選択ウィンドウが重なって表示される場合であっても、切り替え候補の通信端末を一台に絞ることができるので、切り替え候補の通信端末が正確に選択されやすくなる。
なお、実施の形態1〜3では、携帯電話10と通信端末との間の通信方式は、無線の場合で説明したが、例えば有線を適用してもよい。
また、入力装置は、通信端末とは別個の携帯電話の場合で説明したが、例えば、通信端末が入力装置の機能を兼ね備えるようにしてもよい。
また、入力装置は、通信端末とは別個の携帯電話の場合で説明したが、例えば、通信端末が入力装置の機能を兼ね備えるようにしてもよい。
本発明は、表示切り替えの候補を正確に指定することができる携帯電話などの入力装置に適用が可能である。
10 携帯電話
20、21、22 通信端末
20p ポインティング位置
20W 選択ウィンドウ
101 通信部
102 入力部
103 記憶部
104 計算部
105 測定部
h オフセット
θ 表示方向
20、21、22 通信端末
20p ポインティング位置
20W 選択ウィンドウ
101 通信部
102 入力部
103 記憶部
104 計算部
105 測定部
h オフセット
θ 表示方向
Claims (10)
- ポインタを表示する表示部を有する機器との通信を行う通信部と、
前記通信中の機器の中から特定の機器を選択するための前記表示部上の選択ウィンドウの所定の位置を計算する計算部と、
前記計算部に計算された前記表示部上の所定の位置を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記表示部上の所定の位置に前記選択ウィンドウを表示させる情報を、前記通信部を介して、前記機器へ送出する制御部と、
前記送出により、前記機器の前記表示部上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を前記ポインタを用いて行い、当該機器への通信の切り替えを要求する指示部と、
を含む入力装置。 - 前記計算部は、前記機器の表示部上のポインタの位置を示すポインティング位置から、乱数に基づいて指定された距離はなれた位置を前記所定の位置として計算する、
請求項1に記載の入力装置。 - 前記計算部は、前記ポインティング位置を極とする極座標を用いて、前記乱数に基づいて指定された距離はなれた位置を計算する、
請求項2に記載の入力装置。 - 前記機器の表示部に関する表示関連情報を管理する管理部をさらに含み、
前記計算部は、前記管理部の前記表示関連情報に基づいて、前記選択ウィンドウの前記所定の位置を計算する、
請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。 - 前記機器の表示部に関する表示関連情報は、前記表示部の表示サイズまたは解像度である、請求項4記載の入力装置。
- 前記制御部は、
前記指示部により前記選択指示された選択ウィンドウを表示する前記表示部を有する機器との通信に切り替える、
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の入力装置。 - 前記制御部は、
前記指示部により前記選択指示された選択ウィンドウが複数存在する場合、単一の選択ウィンドウが前記選択指示されるまで、前記複数の選択ウィンドウを表示しない前記表示部を有する機器との通信を切断する、
請求項6に記載の入力装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の入力装置を組み込んだ通信端末。
- ポインタを表示する表示部を有する機器との通信を行う通信部と、
前記通信中の機器の中から特定の機器を選択するための前記表示部上の選択ウィンドウの所定の位置を計算する計算部と、
前記計算部に計算された前記表示部上の所定の位置を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記表示部上の所定の位置に前記選択ウィンドウを表示させる情報を、前記通信部を介して、前記機器へ送出する制御部と、
前記送出により、前記機器の前記表示部上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を前記ポインタを用いて行い、当該機器への通信の切り替えを要求する指示部と、
を含む通信端末。 - 記憶部を含むコンピュータに用いられる入力制御方法であって、
前記コンピュータは、
ポインタを表示する表示部を有する機器との通信を行うステップと、
前記通信中の機器の中から特定の機器を選択して、当該特定の機器に通信を切り替えるための前記表示部上の選択ウィンドウの所定の位置を計算するステップと、
前記計算した所定の位置を前記記憶部に記憶するステップと、
前記記憶部に記憶された前記表示部上の所定の位置に前記選択ウィンドウを表示させる情報を、前記通信部を介して前記機器へ送出するステップと、
前記送出により、前記機器の前記表示部上に表示させた選択ウィンドウへの選択指示を前記ポインタを用いて行い、当該機器への通信の切り替えを要求するステップと、
を含む入力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160281A JP2007329768A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 入力装置、通信端末および入力制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-06-08 JP JP2006160281A patent/JP2007329768A/ja active Pending
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