JP2007325920A - 3次元画像処理装置及び再構成領域指定方法 - Google Patents

3次元画像処理装置及び再構成領域指定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な操作で短時間に再構成領域を制限して指定することができる3次元画像処理装置及びこのような再構成領域指定方法を提供すること。
【解決手段】X線撮影によって得られた撮影方向毎のDSA画像が画像表示部23に動画表示される。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18を操作する。この操作を受けて、その時点で画像表示部23に表示されているDSA画像とその前後30度のDSA画像の3画像が画像表示部23に表示される。操作者は、この3画像のうちの2画像から、目的の構造の位置を指定することにより、再構成領域を同定するために必要な情報を指定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、患者の周囲を撮影して得られた複数の画像から3次元画像を得ることが可能な3次元画像処理装置及びこのような3次元画像処理装置における再構成領域指定方法に関する。
3次元アンギオグラフィ(3D-Angiography)は、患者の回りを、X線管等を回転させながら撮影を繰り返すことで撮影方向の異なる複数の画像を造影剤注入の前と後とでそれぞれ収集し、収集した造影剤注入の前後の画像を引き算することで、造影された血管部分を主に抽出し、さらに血管部分が抽出された画像を再構成して血管の精細な3次元画像を生成する技術である。3次元アンギオグラフィで生成される画像は、例えば血管を任意の角度から観察することができ、脳神経領域、特に動脈瘤の診断及び治療を行う上で特に有用であると言われている。3次元アンギオグラフィで生成される動脈瘤の画像には以下のような臨床的な有用性がある。
1. 動脈瘤を見やすい角度を同定できる。
動脈瘤の診断及び治療を行うためには、動脈瘤のネックが見やすい角度からの情報が非常に重要である。しかしながら、X線画像は2次元情報しか持っていないため、動脈瘤のネックが見やすい角度の画像を同定することは容易ではない。3次元アンギオグラフィ装置が開発されるまでは、同定作業は全てトライアンドエラーで行われてきた。具体的には、観察角度を(適当に)良いと思われる角度に振ってみて観察し、動脈瘤のネックが見えなければ別の角度から再度観察すると言う手順である。このような手順による観察角度の同定は、検査時間を増加させるだけでなく、患者への被曝線量や造影剤量などを増加させることになり、患者の負担が大きくなってしまう。これに対し、3次元アンギオグラフィでは、患者の周囲のあらゆる角度からの精細な画像を得ることができるので、動脈瘤画像の観察角度の同定を従来に比べて短時間で行うことが可能である。
2. 動脈瘤のネックとドームの関係を容易に把握できる画像を得ることができる。
動脈瘤のネックとドームとの関係は治療方針を決定する上で非常に重要である。例えば、コイル塞栓術によって動脈瘤の治療を行う場合、ネックがドームに対して十分小さい時はコイルが動脈瘤の中で安定するが、そうでない場合はコイルを動脈瘤の中に留置しても親血管に逸脱し、末梢側の血管を不幸にも塞栓してしまう危険性がある。したがって、後者の場合では、動脈瘤の治療にコイル塞栓術を用いるリスクが高いとされ、外科的な治療(クリッピング術)が適用されることが多い。3次元アンギオグラフィで生成される動脈瘤画像ではこのような判断を下しやすい。
3. 動脈瘤付近から出ている細い血管の分岐部を同定できる画像を得ることができる。
動脈瘤付近から出ている細い血管は、その血管がどこから出ているかを確認するのが困難である。もしこの細い血管が動脈瘤のドームから出ている場合、コイル塞栓術を適用するとこの細い血管まで塞栓してしまう。もしこの血管が脳機能に重要な役割を果たしていた場合、大きなダメージを与えることになる。したがって細い血管が動脈瘤のドームから出ている場合、その血管が動脈瘤から出ているか、それとも他の血管から出ているかを知ることが非常に重要である。一般的にはその血管が動脈瘤から出ている場合、コイル塞栓術のリスクが高いとされ、外科的な治療(クリッピング術)が適用されることが多い。
また、3次元アンギオグラフィで生成される動脈瘤の画像には、上述した各種の情報以外にも解剖学的な位置をも確認することができる。例えば動脈瘤が脳底部付近にあれば外科的なアプローチが困難であると判断できる。
以上のような判断(特に2や3の判断)を下すためには精細な情報が必要となる。精細な情報を再構成するためには多くの時間が必要となるが、このような情報は診断と治療とを略同時に行うインターベンション中に必要となることを考えると短時間での提供が望まれる。一般的には1分以内での画像表示が望まれている。しかしながら精細な情報を1分以内に表示するのは、最先端の高速演算チップを用いても難しい。
ここで、再構成時間を短縮する方法の1つとして、再構成を行う領域(ROIと呼ばれる)を制限する手法がある。再構成手法として一般的なフィルタ補正逆投影(Filtered Backprojection)法を用いたとすると、再構成時間の中で支配的なのは逆投影演算であるから、ボクセルサイズを1辺につき半分に制限できれば、再構成時間は約1/8ですむことになる。実際の臨床的には血管全体の情報が必要な場合は殆どなく、例えば動脈瘤の症例では、動脈瘤とその親血管及びその周囲の血管が描出されていれば良いので、この再構成領域の制限は有効な、臨床上も受け入れられ易い制限である。
特開2002−224097号公報
上述した再構成領域を制限する方法の1つとして、正面と側面(90度離れた)の画像を並べて表示し、その各々の画像においてそれぞれ中心と大きさを指定することで円又は長方型の再構成領域を指定する方法がある。しかしこのような方法では再構成を行うために最低4つのデータ(2データ×2画像)を入力する必要がある。また正面と側面とでそれぞれ目的の構造がクリアに観察できていれば良いが、どちらか一方が他の血管と重なってしまい、目的の構造がどこにあるのか判別し難い場合がある。このような場合、目的の構造が判別し難い画像から比較的近い方向の、クリアに判別できる画像を選択し、その新たに選択した画像において改めて中心と大きさを指定することとなる。この場合には、さらに余分な操作が必要となる。
しかしながら先に説明したように、3次元アンギオグラフィは、特にインターベンション中に必要とされる機能であり、上述したような多くの工程を要する操作は受け入れ難い。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡易な操作で短時間に再構成領域を制限して指定することができる3次元画像処理装置及びこのような再構成領域指定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1による3次元画像処理装置は、患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を得る3次元画像処理装置において、前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の1点を指定するための位置指定手段と、前記指定された1点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で再構成可能な領域の1/8以下の領域を再構成領域として同定する再構成領域同定手段と、前記同定された再構成領域内の画像を再構成して3次元画像を得る再構成手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の請求項17による3次元画像処理装置は、患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を得る3次元画像処理装置において、前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の点を指定するための位置指定部と、前記指定された点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で前記指定した点に対応する点を探索する探索部と、前記指定した点及び探索した点を用いて再構成可能な領域の一部分の領域を再構成領域として同定する再構成領域同定部と、前記同定された再構成領域内の画像を再構成して3次元画像を得る再構成部とを具備することを特徴とする。
さらに、上記の目的を達成するために、本発明の請求項23による再構成領域指定方法は、患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を再構成するための再構成領域指定方法において、前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の1点を指定し、前記指定された1点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で再構成可能な領域の1/8以下の領域を再構成領域として同定することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な操作で短時間に再構成領域を制限して指定することができる3次元画像処理装置及びこのような再構成領域指定方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る3次元画像処理装置の一例としてのX線診断装置の構成を示すブロック図である。図1に示すX線診断装置は、X線撮影部1と、X線診断装置本体10とから主に構成されている。そして、X線撮影部1において得られる撮影方向の異なる複数の造影剤注入前後の画像を、X線診断装置本体10において再構成して3次元画像を表示する機能を有する。
X線撮影部1は、図2に示すように、X線管球2とX線検出器3とを有している。X線管球2は患者PにX線を照射する。X線検出器3は、例えばマトリクス状に配列された半導体検出素子からなるフラットパネルディテクタ(FPD:平面型X線検出器)で構成されており、X線管球2から照射され、被検体Pを透過したX線を検出する。なお、X線検出器3はFPDに限らず、例えばイメージインテンシファイアとTVカメラとから構成されるような検出器であっても良い。
図2に示すX線管球2とX線検出器3とは略C型のアーム(C型アーム)4にマウントされている。さらに、C型アーム4は、例えば天井に設けられた土台5から吊り下げられている支柱6によって支持されている。そして、C型アーム4は、図2に示す直交3軸A、B、Cに関して回転可能である。また、患者Pを寝かせるための寝台7は、X線管球2とX線検出器3との間に配置される。
X線診断装置本体10は、制御部11と、A/D変換部12と、記憶部13と、サブトラクション処理部14と、フィルタ処理部15と、階調変換部16と、アフィン変換部17と、位置指定部18と、再構成領域同定部19と、再構成部20と、3次元画像処理部21と、D/A変換部22と、画像表示部23とから構成されている。
制御部11は、X線管球2、X線検出器3、C型アーム4の動作制御、画像表示部23の表示制御等を行う。A/D変換部12はX線撮影部1に接続され、X線撮影部1によって撮影された投影画像をデジタルデータに変換する。記憶部13は、A/D変換部12から入力された2次元画像データ、3次元画像処理部21によって生成された3次元画像データ等の様々なデータを記憶する。サブトラクション処理部14は、A/D変換部12を介して記憶部13に記憶された造影剤注入前後の画像を同じ角度(同じ撮影方向)同士で引き算(DSA:Digital Subtraction Angiography)し、DSA画像を生成する。フィルタ処理部15は、サブトラクション処理部14で生成されたDSA画像等に対して高周波強調(輪郭強調)処理を行う。階調変換部16は、フィルタ処理部15で処理された画像等の階調を画像表示部23における表示に適するように変換する階調変換を行うためのルックアップテーブル(LUT)である。アフィン変換部17は、画像表示部23に表示された2次元画像若しくは3次元画像を拡大や移動等させるための変換処理を行う。
位置指定部18は、例えばマウス等のポインティングデバイスから構成された操作部材である。以後、位置指定部18をマウスとして説明を続ける。再構成領域同定部19は、位置指定部18による操作(詳細は後述する)を受けて再構成領域を同定する。再構成部20は、X線撮影部1によって撮影される複数の異なる撮影方向からの投影画像から、再構成領域同定部19によって同定された結果に基づいて、3次元画像を再構成する。3次元画像処理部21は、再構成部20によって再構成されて得られた3次元画像を表示するためのデータを生成する。D/A変換部22は、サブトラクション処理部14において生成されたDSA画像のデータや3次元画像処理部21において生成された3次元画像のデータをアナログ信号(映像信号)に変換する。画像表示部23は、D/A変換部22から出力される映像信号に基づいて画像を表示する。
次に本実施形態に係るX線診断装置の動作を説明する。C型アーム4は例えばモータで高速にプロペラのように回転可能に構成され、これにより患者の周り180度以上(180度+ファン角)の角度を短時間で回転することができる。このようにしてC型アーム4を回転しつつ、例えば1度間隔でX線撮影を繰り返す。このX線撮影は、例えば撮影方向を0度から200度までにかけて行い、これによって回転角度が200度分の200枚の投影画像を収集する。収集された200枚の投影画像は、A/D変換部12において例えば512×512のデジタル信号(2次元画像データ)に変換されて、記憶部13に記憶される。2次元画像データの収集は、造影剤注入前と注入後の2回行われる。まず、造影剤注入前に200枚の画像データが収集されて記憶部13に記憶される。その後、撮影方向が0度に戻され、患者に造影剤が注入された後、撮影部位に応じた好適な遅れ時間が経過してから、同一の条件で撮影が繰り返され、造影剤注入後の200枚の画像データが収集され、記憶部13に記憶される。
記憶部13に造影剤注入前の200枚の画像データと造影剤注入後の200枚の画像データとが記憶された時点で、双方の画像データがサブトラクション処理部14に転送される。サブトラクション処理部14では、造影剤注入前の画像データと注入後の画像データとでそれぞれ対応する撮影方向(同一の角度)同士の画像データが引き算される。これにより、造影剤によって造影された血管部分が主に抽出されたDSA画像が生成される。本実施形態では、サブトラクション処理部14で得られたDSA画像から、再構成の際の再構成領域を指定する。
以下、本実施形態に係る再構成領域の指定方法について説明する。図3はDSA画像が生成されてから3次元画像が表示されるまでの概略的な処理の流れについて示すフローチャートである。また、図4は図3のステップS1における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。なお、これらのフローチャートの処理は制御部11によって制御される。
サブトラクション処理部14において、撮影方向毎のDSA画像が得られた後、制御部11は、位置指定処理を実行する(ステップS1)。この位置指定処理について図4を参照して説明する。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS11)。これにより、画像表示部23には、C型アーム4の回転によって撮影される撮影方向の異なるDSA画像が動画像として表示される。
X線診断装置の操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS12)。その後に、操作者が確定ボタンを押した時点で画像表示部23に表示されているDSA画像とその前後30度のDSA画像の3画像を画像表示部23に静止画として表示させる(ステップS13)。これら3画像を表示させた後、画像表示部23に表示させた3画像の内、操作者によって選択されたDSA画像(つまり、動画像の停止時に表示されていたDSA画像)の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS14)。
この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS15)。これにより、後述する再構成領域の同定に必要な1点目の位置が指定される。
ステップS15の後、制御部11は、操作者によって選択されていない、残りの2枚のDSA画像の中心位置に、例えば図5(b)のようなポインタ31を交互に表示させる(ステップS16)。このポインタ31の交互表示は、例えば3秒毎に切り替える。
操作者は、目的の構造が見易い方のDSA画像上にポインタ31が表示された時に、マウス操作(例えばマウスの移動操作や確定ボタンの操作等)を行うと、その時点でポインタ31の交互表示が終了され、そのとき選択されているDSA画像内でポインタ31を移動させることが可能になる(ステップS17)。操作者は、ポインタ31を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS18)。これにより、後述する再構成領域の同定に必要な2点目の位置が指定され、図4の位置指定処理が終了する。
ステップS1の位置指定処理の終了後、操作者によって選択された2枚の画像情報と2点の位置情報とが再構成領域同定部19に送られる。これを受けて再構成領域同定部19は、再構成領域を同定する(ステップS2)。この再構成領域の同定の際には、ステップS1の位置指定処理の結果として得られた2枚のDSA画像における目的の構造の位置情報から、目的の構造の3次元上の位置を計算する。具体的には、最初に指定された位置とそのときのX線管球2の位置とを結ぶ直線の式を計算し、さらに2番目に指定された位置とそのときのX線管球2の位置とを結ぶ直線の式を計算する。そして2つの直線式上でそれぞれお互いの直線に最も近づく2点を導出し、その2点の交点を再構成領域の中心位置として同定する。
ステップS2の再構成領域の同定後、得られた中心位置の情報は、再構成部20に送られる。これを受けて再構成部20は、撮影方向の異なる200枚のDSA画像から、3次元画像を再構成する(ステップS3)。ここで、再構成方法の1例として、Feldkamp等によって提案されたフィルタ補正逆投影(Filtered Backprojection)法の場合を示す。この手法は、まず撮影方向の異なる200枚のDSA画像に対して例えばShepp & LoganやRamachandranのような適当なコンボリューションフィルターをかける。次に逆投影演算を行うことにより再構成領域の中心位置を中心とした再構成データが得られる。一般的に、再構成領域は、X線管球2から全方向へのX線束に内接する円筒として定義される。そして、3次元画像は円筒に外接する立方体として定義される。この立方体内は、例えばX線検出器3を構成する隣接検出素子間の幅を、X線投影系の拡大率を考慮して補正した長さdで3次元的に離散化される。投影画像が512×512の場合、従来では3次元画像のボクセルマトリックスサイズは512×512×512となる。しかしながら、本実施形態では、再構成領域同定部19で同定された中心位置を中心とした制限された再構成領域内でのみ再構成が行われる。この領域は、例えば中心位置を中心とし、従来における3次元画像の1/8以下の領域とする。例えば、再構成が可能な領域のボクセルマトリックスサイズを512とすると、再構成領域同定部19で同定された中心位置を中心とした256の領域が最終的な再構成領域であり、再構成が可能な領域のボクセルマトリックスサイズが1024である場合には再構成領域の中心位置を中心とした512の領域が最終的な再構成領域となる。再構成領域をこのように制限することにより、再構成時間を通常の約1/8にすることが可能である。
再構成部20によって再構成された3次元画像は3次元画像処理部21に送られる。3次元画像処理部21は、例えばボリュームレンダリングなどの方法により3次元表示のための表示データを生成する。この表示データはD/A22を介して画像表示部23に送られる。そして、画像表示部23に3次元の血管画像が表示される(ステップS4)。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、操作者は、目的の構造が観察し易い2枚の画像の1点ずつを指定するだけで、再構成領域を制限して指定することが可能である。これにより、簡易な操作で再構成領域を指定し、再構成時間を短縮することができる。
また、撮影方向の異なるDSA画像を動画像として順次画像表示部23に表示させることにより、目的の構造が観察し易い画像を見つけることが容易である。また、操作者は、図4に示す全ての操作を、単一の位置指定部(マウス)18の操作のみによって行うことができ、再構成領域を指定するためのデータ入力も容易である。
なお、図4に示した例では、動画像表示が停止された後、そのとき画像表示部23に表示されていたDSA画像とその前後30度のDSA画像を表示させているが、この角度はあくまでも一例である。ただし、前後30度程度の画像であれば、2画像の撮影方向がある程度異なり、かつ目的の構造が他の血管と重なって見えなくなることが殆どないため、同定の精度が高くなることが期待できる。
また、図4のステップS13においては3画像を同時に表示させるようにしているが、動画像表示が停止された後で、そのとき画像表示部23に表示されていたDSA画像をまず静止画表示し、この画像内で1点目が指定された後で、前後30度のDSA画像を表示させるようにしても良い。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図3のステップS1の位置指定処理及びS2の再構成領域同定処理の第1の変形例である。なお、装置の構成及び図3のステップS3以降の処理については第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図6は、第2の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS21)。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS22)。ここで、上述した第1の実施形態では動画表示が停止されると、その時点で表示されていたDSA画像と、その前後30度のDSA画像の3画像が表示されるが、第2の実施形態では、動画表示が停止された時点ではそのとき表示されていたDSA画像のみを静止画として表示し、さらにこのDSA画像の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS23)。
この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS24)。これにより、再構成領域の同定に必要な1点目の位置が指定される。
1点目の位置が指定された後、制御部11は、ステップS22で停止させた動画像の表示を再開する(ステップS25)。操作者は、この動画像を観察しながら、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い、最初の角度とは異なる角度のDSA画像が表示された時点で確定ボタンを押す。これを受けて制御部11は、動画像の表示を再停止させる(ステップS26)。この後、ステップS24と同様に、制御部11は、画像表示部23に表示されているDSA画像の中心にポインタ31を表示させる(ステップS27)。操作者はポインタ31を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS28)。これにより、再構成領域の同定に必要な2点目の位置が指定される。
以上説明したような第2の実施形態の位置指定処理によっても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、図3のステップS1の位置指定処理及びS2の再構成領域同定処理の第2の変形例である。なお、装置の構成及び図3のステップS3以降の処理については第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図7は、第3の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS31)。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS32)。そして、その停止された時点で表示されていたDSA画像の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS33)。この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS34)。これにより、再構成領域の同定に必要な1点目の位置が指定される。ここまでの処理は、第2の実施形態と同様である。
次に、制御部11は、操作者により指定された1点目の情報をもとにして2点目を探索するために、操作者によって指定された画像内の点(x0,y0)を中心とし、サイズがDcm×Dcmの領域を注目領域として設定する(ステップS35)。そして、図8に示すトラッキングを行う(ステップS36)。
ここで、図8のトラッキングについて説明する前に、ステップS32で停止されたDSA画像がm枚目の画像であるとし、またステップS34において指定された1点目の位置を(x0,y0)とする。ステップS36のトラッキングにおいて、制御部11は、まず、変数iをmとする(ステップS361)。次に、以下の式(1)の計算を行う(ステップS362)。
Figure 2007325920
ここで式(1)のfi(x,y)はi番目の画像、fi+1(x,y)は(i+1)番目の画像を示す。また、Δx及びΔyはシフト量を示す。ステップS42においては、Δx及びΔyをそれぞれ−Lcm〜Lcmの間で変化させながら式(1)を計算し、その中で最小となる点C(Δx0,Δy0)の位置を同定する(ステップS363)。
次に、制御部11は、x0をx0-Δx0、y0をy0-Δy0に更新し(ステップS364)、さらにi=i+1(=m+1)とし、注目領域を新たに(i+1)番目の画像から抽出する(ステップS365)。次に、制御部11は、i番目の画像がm番目の画像から30度以上離れた画像であるかを判定する(ステップS366)。ステップS366の判定において、i番目の画像がm番目の画像から30度以上離れていない場合には、ステップS362に戻り、更新されたi番目と(i+1)番目との間で同様の式(1)の計算を行う。
ステップS366の判定において、i番目の画像がm番目の画像から30度以上離れている場合には、このm+30番目の画像で同定された点とm番目の画像で指定された点の位置情報及び双方の画像情報を再構成領域同定部19に送り、トラッキングが終了する。
これを受けて、再構成領域同定部19は、3次元位置上での目的の構造の位置を計算する。具体的には、最初に指定されたm番目の画像内の点とそのときのX線管球2の位置とを結ぶ直線の式を計算し、さらにm+30番目の画像内で同定した点とそのときのX線管球2の位置とを結ぶ直線の式を計算する。そして2つの直線式上でそれぞれお互いの直線に最も近づく2点を導出し、その2点の交点を再構成領域の中心位置として同定する。
再構成領域の中心位置が同定された後、制御部11は動画表示を再開し、さらに、この動画像に、図9に示すようにして、再構成領域40を重ねて表示する(ステップS37)。ここで、再構成領域は、再構成領域同定部19によって同定された中心位置の投影点を中心として再構成領域の大きさの正方形(例えば、256又は512のサイズの正方形)を描くことにより表示する。なお、中心位置の投影点は、再構成領域同定部19によって同定された中心位置を、図示しない投影変換部に送信し、投影角度毎に投影することにより算出される。
操作者は、動画像及びそれに重ねて表示された再構成領域をある角度範囲で確認し、再構成領域が適切に設定されていれば動画表示を最終フレームまで表示させる。この後、制御部11は動画像表示を停止する。そして、再構成領域同定部19から再構成部20に再構成領域の中心位置が送られる。これを受けて、再構成部20は、再構成領域の中心を中心とした256若しくは512の3次元画像を再構成する。
操作者は、動画像及びそれに重ねて表示された再構成領域をある角度範囲で確認する(ステップS38)。再構成領域が適切に設定されていなければ再度確定ボタンを押す。これを受けて制御部11は、動画像の表示を再停止させる(ステップS39)。この後、ステップS28と同様に、制御部11は、画像表示部23に表示されているDSA画像の中心にポインタ31を表示させる(ステップS40)。操作者はポインタ31を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS41)。これにより、再構成領域の同定に必要な2点目の位置が修正される。この修正により、再度再構成領域同定部19は、3次元位置上での目的の構造の位置を再計算し、再構成領域の中心位置を修正する。自動的にトラッキングする場合、目的の構造が他の血管などと重なり合うことなどの要因で、正確なトラッキングができない場合がある。ステップS39〜S41の処理はそのような場合の回避的な処理である。
以上説明したように、第3の実施形態の位置指定処理では、操作者が目的の構造が観察し易い画像の1点を指定するだけで、再構成領域の中心位置が同定されるので、第1及び第2の実施形態よりも操作がさらに簡略化される。
また、トラッキングの結果として求められた再構成領域を動画表示に重ね合わせて表示することで、操作者は実際に再構成される領域を確認することが可能である。なお、第3の実施形態で示したような再構成領域の確認表示を、図4や図6の処理後に行うようにしても良いことは言うまでもない。
また、第3の実施形態においては、相関演算のみで対応する領域をトラッキングしたが、ステップS34において指定された点とそのときのX線管球2の焦点とを結ぶ直線を同定し、その直線をそれぞれの角度のX線管球2で投影することで、図10に示すようなエピポーララインを求め、図11に示すようにして、エピポーララインの周辺に注目領域を設定して、この注目領域内でのみ相関演算を行うようにしても良い。これにより、2点目の探索時間を短縮しつつ誤ったトラッキングを防ぐことが期待できる。
さらに、ある一定角度範囲で目的の領域をトラッキングせず、例えば10度毎に最初に設定された注目領域と最も似ている領域をエピポーラライン上で探索し、この中からサイノグラム上に乗るものを信頼できるデータとして採用するようにしても良い。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、図3のステップS1の位置指定処理及びS2の再構成領域同定処理の第3の変形例である。なお、装置の構成及び図3のステップS3以降の処理については第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図12は、第4の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS51)。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS52)。ここで、第4の実施形態では第2の実施形態と同様に、動画表示が停止され時点ではそのとき表示されていたDSA画像のみを静止画として表示し、さらにこのDSA画像の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS53)。
この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS54)。これにより、再構成領域の同定に必要な点の位置が指定される。
再構成領域同定部19は、指定された位置とそのときのX線管球2の位置とを結ぶ直線の式を計算し、X線撮影系の概回転中心を通る平面の中で前記直線と垂直に交わる平面の式を導出する。その後、平面と直線との交点の座標を導出し、この交点を再構成領域の中心位置と定義する。再構成領域は、従来例では512×512×512となるところ、この中心座標を中心とした512×256×256の領域として定義される。ここで長軸である512は、直線式と平行な軸と一致するように定義する。
以上説明したような第4の実施形態の位置指定処理によって再構成領域を制限することにより、再構成時間を通常の約1/4にすることが可能である。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、図3のステップS1の位置指定処理及びS2の再構成領域同定処理の第4の変形例である。なお、装置の構成及び図3のステップS3以降の処理については第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図13は、第5の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS61)。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS62)。そして、その停止された時点で表示されていたDSA画像の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS63)。この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS64)。ここで、第5の実施形態においては、再構成領域の同定に必要な1点の位置を指定した後、操作者は、再構成領域の同定に必要な2点目をトラッキングによって探索する際に必要な注目領域の大きさDを指定する(ステップS65)。これを受けて、制御部11は、操作者によって指定された画像内の点(x0,y0)を中心とし、操作者によって指定されたDcm×Dcmの領域を注目領域として設定する(ステップS66)。その後、制御部11は、図8に示すトラッキングを行う(ステップS67)。トラッキングの終了後、再構成領域同定部19は、3次元位置上での目的の構造の位置を計算し、再構成領域の中心位置を同定する。再構成領域の中心位置が同定された後、制御部11は動画表示を再開し、さらに、この動画像に、図9に示すようにして、再構成領域40を重ねて表示する(ステップS68)。
以上説明したような第5の実施形態の位置指定処理によってトラッキングの際の注目領域の大きさを操作者が自由に設定することが可能である。これによりトラッキングに係る時間を短縮することが可能である。なお、図13の例では注目領域の大きさを設定する際に、動脈瘤や狭窄などの目的の構造が存在する1点を1枚のDSA画像内において指定し、その後に注目領域の大きさを指定しているが、1枚のDSA画像内において2点以上の点を指定することでより直接的に注目領域を指定できるようにしても良い。この場合には、注目領域の形状は正方領域に限るものではない。
ここで、第5の実施形態においても、第3の実施形態のステップS38〜S41の2点目の位置修正の処理を行うようにしても良い。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態は、図3のステップS1の位置指定処理及びS2の再構成領域同定処理の第5の変形例である。なお、装置の構成及び図3のステップS3以降の処理については第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図14は、第6の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。まず、制御部11は、サブトラクション処理部14において撮影方向毎のDSA画像が得られた直後に、撮影方向毎のDSA画像を1枚ずつ順次、画像表示部23に表示させる(ステップS71)。操作者は、画像表示部23に表示された動画像を観察し、例えば動脈瘤や狭窄などの目的の構造が観察し易い角度を見つけた時点で、位置指定部18であるマウスの確定ボタン(例えば左クリックボタン)を押す。この操作を受けて制御部11は、動画像の表示を停止させる(ステップS72)。そして、その停止された時点で表示されていたDSA画像の中心位置に、例えば図5(a)に示すようなポインタ30を表示させる(ステップS73)。この状態で操作者によりマウス操作がなされると、その操作に応じてポインタ30が移動する。操作者は、ポインタ30を目的の構造の位置に移動させた時点で確定ボタンを押す(ステップS74)。ここで、第6の実施形態においては、再構成領域の同定に必要な1点の位置を指定した後、操作者は、最終的に得られる再構成領域の大きさNを指定する(ステップS75)。この後、制御部11は、操作者によって指定された画像内の点(x0,y0)を中心とし、サイズがDcm×Dcmの領域を注目領域として設定する(ステップS76)。その後、制御部11は、図8に示すトラッキングを行う(ステップS77)。トラッキングの終了後、再構成領域同定部19は、3次元位置上での目的の構造の位置を計算し、再構成領域の中心位置を同定する。
再構成領域の中心位置が同定された後、制御部11は動画表示を再開し、さらに、この動画像に、図9に示すようにして、再構成領域40を重ねて表示する(ステップS78)。ここで、第6の実施形態において、再構成領域は、再構成領域同定部19によって同定された中心位置の投影点を中心として、例えば操作者によって指定された再構成領域の大きさを有する正方形(N×Nのサイズの正方形)を描くことにより表示する。
操作者は、動画像及びそれに重ねて表示された再構成領域をある角度範囲で確認し、再構成領域が適切に設定されていれば動画表示を最終フレームまで表示させる。この後、制御部11は動画像表示を停止する。そして、再構成領域同定部19から再構成部20に再構成領域の中心位置が送られる。これを受けて、再構成部20は、再構成領域の中心を中心としたNの3次元画像を再構成する。ここで、第6の実施形態においても、第3の実施形態のステップS38〜S41の2点目の位置修正の処理を行うようにしても良い。
以上説明したような第6の実施形態の位置指定処理によって再構成領域の大きさを操作者が自由に設定することが可能である。なお、再構成領域の形状は立方体に限らず、再構成領域同定部19によって同定された中心位置を中心として、操作者によって指定された半径を有する球状等であっても良い。また、図14の例では、動脈瘤や狭窄などの目的の構造が存在する1点を1枚のDSA画像内において指定し、別の角度のDSA画像における対応する点をトラッキングによって探索しているが、図15に示すようにして1枚のDSA画像内において2点50、51を指定し、その2点に対応する2点50a、51aをトラッキングによって探索する、若しくは操作者に指定させることによって任意の大きさの再構成領域を設定できるようにしても良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、以上説明した各実施形態においては、3次元画像処理装置としてX線診断装置を示したがこれに限るものではない。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る3次元画像処理装置の一例としてのX線診断装置の構成を示すブロック図である。 X線撮影部の構成を示す図である。 DSA画像が生成されてから3次元画像が表示されるまでの概略的な処理の流れについて示すフローチャートである。 第1の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 ポインタの表示例について示す図である。 第2の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 第3の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 トラッキングの処理の流れにてついて示すフローチャートである。 再構成領域の表示例について示す図である。 第3の実施形態の変形例について示す図である。 エピポーラライン周辺部のみの抽出領域について示す図である。 第4の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 第5の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 第6の実施形態における位置指定処理の詳細について示すフローチャートである。 第6の実施形態における位置指定処理の変形例について示す図である。
符号の説明
1…X線撮影部、2…X線管球、3…X線検出器、4…C型アーム、5…土台、6…支柱、7…寝台、10…X線診断装置本体、11…制御部、12…A/D変換部、13…記憶部、14…サブトラクション処理部、15…フィルタ処理部、16…階調変換部、17…アフィン変換部、18…位置指定部、19…再構成領域同定部、20…再構成部、21…3次元画像処理部、22…D/A変換部、23…画像表示部

Claims (23)

  1. 患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を得る3次元画像処理装置において、
    前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の1点を指定するための位置指定手段と、
    前記指定された1点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で再構成可能な領域の1/8以下の領域を再構成領域として同定する再構成領域同定手段と、
    前記同定された再構成領域内の画像を再構成して3次元画像を得る再構成手段と、
    を具備することを特徴とする3次元画像処理装置。
  2. 画像を表示する表示部と、
    前記撮影方向の異なる複数の画像を動画像として前記表示部に順次表示させる制御部と、
    をさらに具備し、
    前記位置指定部は、
    前記動画像の表示を停止させるための動画像停止部と、
    前記停止された時点で前記表示部に表示されている画像内の点を指定するための指定部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の3次元画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記撮影の直後に前記動画像を表示させることを特徴とする請求項2に記載の3次元画像処理装置。
  4. 前記動画像停止部は、1操作で前記動画像の表示を停止させる操作部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の3次元画像処理装置。
  5. 前記指定部は、前記操作部材と同一の操作部材の操作を受けて前記1点を指定することを特徴とする請求項4に記載の3次元画像処理装置。
  6. 前記再構成領域同定部は、前記位置指定部によって指定された点と前記1点を含む画像とは撮影方向の異なる画像内の1点とから前記再構成領域を同定することを特徴とする請求項2に記載の3次元画像処理装置。
  7. 前記制御部は、前記指定部によって1点が指定された後、この1点を含む画像とは撮影方向の異なる画像を静止画像として前記表示部に表示させ、
    前記再構成領域同定部は、前記表示部に静止画表示された前記撮影方向の異なる画像内で指定された1点を、前記撮影方向の異なる画像内の1点とすることを特徴とする請求項6に記載の3次元画像処理装置。
  8. 前記表示される静止画像は、前記位置指定部によって指定された1点を含む画像に対して30度以内の角度にある画像であることを特徴とする請求項7に記載の3次元画像処理装置。
  9. 前記制御部は、前記再構成領域同定部によって同定された再構成領域を前記静止画像に重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項7に記載の3次元画像処理装置。
  10. 前記制御部は、前記指定部によって1点が指定された後、前記動画像の表示を再開し、
    前記再構成領域同定部は、前記表示が再開された動画像が動画像停止部によって再停止され、再停止された時点で前記表示部に表示されている画像内の1点が指定部によって指定されたときに、該指定された1点を前記撮影方向の異なる画像内の1点とすることを特徴とする請求項6に記載の3次元画像処理装置。
  11. 前記再構成領域同定部は、前記指定部によって指定された1点を中心とした領域を注目領域として抽出し、該抽出された注目領域の画像を元に前記撮影方向の異なる画像内で、前記指定部によって指定された1点と対応する点を探索して、その点を前記撮影方向の異なる画像内の1点とすることを特徴とする請求項6に記載の3次元画像処理装置。
  12. 前記再構成領域同定部は、前記指定部によって指定された1点と対応する点を相関演算によって探索することを特徴とする請求項11に記載の3次元画像処理装置。
  13. 前記再構成領域同定部は、前記注目領域内でかつエピポーララインによって制限される領域内で前記相関演算を行うことを特徴とする請求項11に記載の3次元画像処理装置。
  14. 前記相関演算の範囲は前記指定部によって指定された1点の周辺の画像に基づいて決定することを特徴とする請求項11に記載の3次元画像処理装置。
  15. 前記制御部は、前記再構成領域同定部によって再構成領域が同定された後、前記動画像の表示を再開すると共に、前記再開した動画像の各フレームに前記同定された再構成領域を重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の3次元画像処理装置。
  16. 前記再構成領域同定部は、前記重ね合わせ表示が終了された時点で最終的な再構成領域を確定することを特徴とする請求項2に記載の3次元画像処理装置。
  17. 患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を得る3次元画像処理装置において、
    前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の点を指定するための位置指定部と、
    前記指定された点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で前記指定した点に対応する点を探索する探索部と、
    前記指定した点及び探索した点を用いて再構成可能な領域の一部分の領域を再構成領域として同定する再構成領域同定部と、
    前記同定された再構成領域内の画像を再構成して3次元画像を得る再構成部と、
    を具備することを特徴とする3次元画像処理装置。
  18. 前記探索部は、前記指定された点を中心とした領域を注目領域として抽出し、該抽出された注目領域の画像を元に前記撮影方向の異なる画像内で、前記指定した点に対応する点を探索することを特徴とする請求項17に記載の3次元画像処理装置。
  19. 前記探索部は、前記注目領域の大きさを指定するための注目領域範囲指定部を有し、
    前記指定された点を中心とし、前記注目領域範囲指定部によって指定された大きさの領域を注目領域として抽出することを特徴とする特徴とする請求項18に記載の3次元画像処理装置。
  20. 前記探索部は、前記注目領域を指定するための複数の点を指定するための注目領域指定部を有し、
    前記注目領域指定部によって指定された大きさの領域を注目領域として抽出することを特徴とする請求項18に記載の3次元画像処理装置。
  21. 前記再構成領域の大きさを指定するための再構成範囲指定部をさらに具備し、
    前記再構成領域同定部は、前記指定した点及び探索した点を用いて同定される点を中心とし、前記再構成範囲指定部によって指定される大きさを有する領域を前記再構成領域として同定することを特徴とする請求項17に記載の3次元画像処理装置。
  22. 前記再構成領域を指定するための複数の点を指定する再構成領域指定部をさらに具備し、
    前記再構成領域同定部は、再構成領域指定部によって指定された大きさを有する領域を前記再構成領域として同定することを特徴とする請求項17に記載の3次元画像処理装置。
  23. 患者の周囲を回転しながら複数回の撮影を行って得られた前記患者に関する撮影方向の異なる複数の画像から3次元画像を再構成するための再構成領域指定方法において、
    前記撮影方向の異なる複数の画像のうちの1枚の1点を指定し、
    前記指定された1点から、前記撮影方向の異なる複数の画像で再構成可能な領域の1/8以下の領域を再構成領域として同定する、
    ことを特徴とする再構成領域指定方法。
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