JP2007324995A - 電子黒板及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用者が自由に手書きできる描写面11と、使用者が手書きした文字を読み取ることができるOCR部12と、読み取ったデータを無線にて配信できる配信部17とを備えた電子黒板1において、OCR部12にて読み出された手書き文字から秘密鍵を生成するためのキーワードを抽出するキーワード抽出部13と、キーワード抽出部13で抽出されたキーワードをもとに配信部17で配信する際の秘密鍵を設定する秘密鍵生成部14を備えた。
【選択図】図2
Description
一方で、無線での配信はその転送媒体の性質上、セキュリティの観点から、情報漏れや盗聴のリスクにさらされる。無線ネットワーク(LAN)ではこの様なリスクに対し、IEEE802.11iに代表される暗号を使用する手法で対処している。
そこで、本発明は、無線ネットワーク機能を有する電子黒板において、セキュリティの向上を図ることを目的とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の電子黒板において、会議参加者氏名を抽出する会議参加者氏名抽出部を備え、秘密鍵生成部は、会議参加者氏名抽出部から転送された会議参加者氏名より秘密鍵を設定する電子黒板を特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1の電子黒板において、キーワード抽出部で抽出されたキーワードを表示する抽出キーワード表示部を備える電子黒板を特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3の電子黒板において、メール送信先を使用者に確認させるメール宛先表示部を備える電子黒板を特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6の電子黒板において、アンテナ位置の調整する操作パネルを備えた電子黒板を特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかの電子黒板において、無線の電波状態を示す電波状態表示部を備えた電子黒板を特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかの電子黒板における、キーワード抽出、秘密鍵設定動作を行うためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴とする。
図1は本発明の電子黒板が使用される環境を示す図である。本発明の電子黒板1は、無線ネットワークにて会議の議事録を配信する機能(メール配信)を有する。無線にて会議の議事録を配信した場合、悪意ある第三者であれば、容易に盗聴することが可能である。
ここで、悪意ある第三者は電子黒板1がある特定の部屋(会議室)の外部にいるはずである(会議室内部にいれば無線を盗聴する必要はないため)。従って、議事録の内容はメール配信される前に知ることはできない。この前提のもとに本発明の電子黒板は構成されている。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部12から読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19を備える。
キーワード抽出部13は送られてきたデータの内容より鍵生成を行うためのキーワードを抽出する。会議の議事録は通常、図3に示されるようなフォーマットとなっていることが多い。図3の例では、会議名称、会議の日時、参加者と言う会議の基本情報が描写面11の上に存在している。
暗号化された議事録内容データは配信部17に送られ、配信部17で、メールアドレスデータベース15よりメール配信先を確認し、メールの送信を無線変復調部18に依頼する。無線変復調部18はアンテナ19よりメールの配信を行う。受信側の端末に配信された議事録は、会議名称から鍵を生成し復号すればよい。
このように、配信された議事録は「会議名称」が秘密鍵になっているため、会議参加者(利用者)は会議名称さえ覚えていれば、暗号の復号を行うことができ、かつ鍵は常に使用者の管理なしで変更され続けるのである。さらに、会議室内に存在しない悪意ある第三者は会議に参加していないため、会議名称(秘密鍵)が分からず、盗聴することができない。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部から12読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19を備える。
会議参加者氏名抽出部21は送られてきたデータの内容より会議参加者を認識し、参加者のリストデータを秘密鍵生成部14に転送する。秘密鍵生成部14は、参加者リストデータよりハッシュ関数を用いて秘密鍵を生成する。一方、OCR部12より暗号化部16に送られた議事録内容データは秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵により暗号化が施される。
このように、配信された議事録は「会議参加者氏名」が秘密鍵になっているため、会議参加者(利用者)は参加者の氏名さえ覚えていれば、暗号の復号を行うことができ、かつ鍵は常に使用者の管理なしで変更され続けるのである。さらに、会議室内に存在しない悪意ある第三者は会議に参加していないため、参加者(秘密鍵)が分からず、盗聴することができない。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部12から読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19を備える。
会議参加者氏名抽出部21は、送られてきたデータの内容より会議参加者を認識し、参加者のリストデータを秘密鍵生成部14と配信部17に転送する。秘密鍵生成部14は、参加者リストデータよりハッシュ関数を用いて秘密鍵を生成する。一方、OCR部12より暗号化部16に送られた議事録内容データは秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵により暗号化が施される。
このように、配信された議事録が「会議参加者氏名」が秘密鍵になっているため、会議参加者(利用者)は参加者の氏名さえ覚えていれば、暗号の復号を行うことができ、かつ鍵は常に使用者の管理なしで変更され続けるのである。さらに、会議室内に存在しない悪意ある第三者は会議に参加していないため、参加者(秘密鍵)が分からず、盗聴することができない。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部12から読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19、キーワード抽出部13で抽出されたキーワードを表示する抽出キーワード表示部22を備える。
キーワード抽出部1は、送られてきたデータの内容より鍵生成を行うためのキーワードを抽出する。本実施例のキーワード抽出部13は会議名称を抽出する。キーワード抽出部13より抽出されたキーワード(会議名称)は抽出キーワード表示部22で使用者に提示されると同時に、秘密鍵生成部14に送られ、ハッシュ関数を用いて秘密鍵を生成する。一方、OCR部12より暗号化部16に送られた議事録内容データは秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵により暗号化が施される。
このように、配信された議事録が「会議名称」が秘密鍵になっているため、会議参加者(利用者)は会議名称さえ覚えていれば、暗号の復号を行うことができ、かつ鍵は常に使用者の管理なしで変更され続けるのである。さらに、会議室内に存在しない悪意ある第三者は会議に参加していないため、会議名称(秘密鍵)が分からず、盗聴することができない。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部12から読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19、参加者氏名リストデータよりメール送信先として設定された宛先を表示するメール宛先表示部23を備える。
会議参加者氏名抽出部21は送られてきたデータの内容より会議参加者を認識し、参加者のリストデータを秘密鍵生成部14と配信部17に転送する。秘密鍵生成部14は、参加者リストデータよりハッシュ関数を用いて秘密鍵を生成する。一方、OCR部12より暗号化部16に送られた議事録内容データは秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵により暗号化される。
このように、配信された議事録が「会議参加者氏名」が秘密鍵になっているため、会議参加者(利用者)は参加者の氏名さえ覚えていれば、暗号の復号を行うことができ、かつ鍵は常に使用者の管理なしで変更され続けるのである。さらに、会議室内に存在しない悪意ある第三者は会議に参加していないため、参加者(秘密鍵)が分からず、盗聴することができない。
描写面11の上部の両側に無線配信で使用するアンテナ19があり、アンテナ19はスライド部33によりを左右に移動可能となっている。本実施例で、使用者は電子黒板1が配置されている環境に応じて、さらに、電波の送受信がスムーズに行える様に、アンテナ19を自由に動かすことができるものである。
また同様に、メール配信対象者全員が登録されているメールアドレスデータベース15、OCR部12から読み出された情報(議事録内容)を秘密鍵生成部14で生成された秘密鍵にて暗号化する暗号化部16、暗号化された議事録内容をメールにて配信できるようにする配信部(メール送信部)17、配信部17からのデータを変調し無線送信を行う無線変復調部18、無線変復調部18からの無線信号を送信するアンテナ19、無線変復調部18より算出される無線の品質情報をもとに電波状態を表示する電波状態表示部24を備える。
本実施例は図2に示す実施例1において、無線変復調部18にて算出される電波強度、受信品質情報を電波状態表示部24にて使用者に伝達するものである。
本実施例において、使用者は会議名称を描写面11ではなくタブレット34に入力する。無線にて配信する際の秘密鍵の生成はこのタブレット34に入力された内容から生成する。これによりOCR部12による読み取りミスで誤った秘密鍵を生成することがなくなり、確実かつ正確に暗号化を行うことができる。
Claims (10)
- 使用者が自由に手書きできる描写面と、使用者が手書きした文字を読み取ることができるOCR部と、読み取ったデータを無線にて配信できる配信部と、を備えた電子黒板において、前記OCR部にて読み出された手書き文字から秘密鍵を生成するためのキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワード抽出部で抽出されたキーワードをもとに前記配信部で配信する際の秘密鍵を設定する秘密鍵生成部と、を備えたことを特徴とする電子黒板。
- 請求項1に記載の電子黒板において、会議参加者氏名を抽出する会議参加者氏名抽出部を備え、前記秘密鍵生成部は、前記会議参加者氏名抽出部から転送された会議参加者氏名より秘密鍵を設定することを特徴とする電子黒板。
- 請求項2に記載の電子黒板において、前記会議参加者氏名抽出部は、会議参加者氏名を前記配信部に転送し、前記配信部は参加者宛てにメールを自動送信することを特徴とする電子黒板。
- 請求項1に記載の電子黒板において、前記キーワード抽出部で抽出されたキーワードを表示する抽出キーワード表示部を備えることを特徴とする電子黒板。
- 請求項3に記載の電子黒板において、メール送信先を使用者に確認させるメール宛先表示部を備えることを特徴とする電子黒板。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子黒板において、無線のアンテナを上部に移動可能配置したことを特徴とする電子黒板。
- 請求項6に記載の電子黒板において、アンテナ位置の調整する操作パネルを備えたことを特徴とする電子黒板。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子黒板において、無線の電波状態を示す電波状態表示部を備えたことを特徴とする電子黒板。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子黒板において、液晶表示機能付きタブレットを備えたことを特徴とする電子黒板。
- 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子黒板における、キーワード抽出、秘密鍵設定動作を行うためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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