JP2007323878A - 注液式電池 - Google Patents

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敬三 小田
Hideya Asano
英也 浅野
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晶子 遠藤
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保廣 西村
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Abstract

【課題】極板間の液絡を確実に防止し、高信頼性の注液式電池を提供する。
【解決手段】注液式電池は、押さえ板、スペーサ、および両者に挟まれた発電部からなる積層体と、積層体の中央に設けられた空洞部と、空洞部に配置され、電解液を封入したアンプルとを具備し、アンプルを網状包装体内に収納する。
【選択図】図1

Description

本発明は、注液式電池に関するものである。さらに詳しくは、注液式電池の信頼性の改善に関するものである。
一般に、注液式電池は、電解液を収容したアンプルを内蔵し、使用に際して前記アンプルを破壊し、電解液を発電部に供給することにより活性化する。例えば、飛翔体に搭載される場合、その発射に際して加えられる大きな加速度に起因する衝撃によってアンプルが破壊される。そして、同時に飛翔体が受ける回転運動によって遠心力が与えられ、電解液が発電部に流入して電池が活性化する(例えば、特許文献1〜3)。
従来の注液式電池の代表的な構造を図2に示す。
外装ケース1の内部には、押さえ板4とスペーサ5との間に挟まれた発電部6が収容されている。外装ケース1の開口部は、端子ピン2a、2bを設けた電池蓋3により封口されている。押さえ板4、スペーサ5、および発電部6からなる積層体には中央部に空洞部7が設けられている。空洞部7には、電解液8を封入したアンプル9が配置されている。空洞部7の上部および下部には、電解液8が外部へ漏れないように鉄板10aおよび10bがそれぞれ配されている。
外装ケース1とスペーサ5および発電部6との隙間には、端子ピン2a、2bと発電部6とを接続するリード線11a、11bが配されている。そして、外装ケース1と押さえ板4、スペーサ5、および発電部6との隙間およびスペーサ5の上部に樹脂12が充填されている。よって、リード線11a、11bおよび空洞部7の上部に配された鉄板10aは樹脂12で埋め込まれている。
図2の矢印の方向に電池に衝撃を加えると、アンプル9は空洞部7の底部に衝突して破壊される。そして、電池に旋回力が与えられると、アンプル9の破壊により外部に飛散した電解液は、遠心力によりアンプル9の周囲に配された発電部6に流入し、電池が活性化する。
しかし、アンプル9の破片が遠心力により発電部6へ飛散し、発電部6を構成する極板間に挟まることや、極板の端面(発電部6の空洞部7表面)に付着することがある。この時に余剰の電解液8が破片に残留すると、極板間で液絡を生じる可能性がある。
特開2004−319176号公報 特開2003−068311号公報 特開2002−373637号公報
本発明は、上記従来の問題を解決するために、極板間の液絡を確実に防止し、高信頼性の注液式電池を提供することを目的とする。
本発明の注液式電池は、押さえ板、スペーサ、および両者に挟まれた発電部からなる積層体と、前記積層体の中央に設けられた空洞部と、前記空洞部に配置され、電解液を封入したアンプルとを具備し、前記アンプルが網状包装体内に収納されていることを特徴とする。
前記包装体は、ポリエチレンまたはポリプロピレンからなるのが好ましい。
前記包装体は繊維材料からなり、前記繊維径が0.3〜0.7mmであるのが好ましい。
本発明によれば、アンプルは、網状包装体内に収納されているため、アンプルが破壊されても、その破片は包装体内に確保される。これにより、破片が極板間に挟まることや、極板端面に付着することにより生じる極板間の液絡を確実に防ぐことができる。また、アンプルの破壊により外部に飛散した電解液は包装体の網目を通過して、速やかに発電部に流入することができる。従って、信頼性の高い注液式電池が得られる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1を参照して説明する。
金属からなる有底円筒状の外装ケース1の内部には、例えば金属製の押さえ板4、例えばポリエチレン製のスペーサ5、および押さえ板4とスペーサ5との間に挟まれた発電部6からなる円柱状の積層体が収容されている。外装ケース1の開口部は、端子ピン2aおよび2bを設けた、例えばフェノール樹脂製の電池蓋3で封口されている。発電部6は、例えば、鉛粉を活物質とする負極板、セルロース製のセパレータ、および二酸化鉛を活物質とする正極板からなる単セルを複数積層したものである。
押さえ板4、スペーサ5、および発電部6からなる円柱状の積層体には中央部に空洞部7が設けられている。空洞部7には、網状包装体13内に収納された円柱状のアンプル9が配置されている。アンプル9内には過塩素酸水溶液からなる電解液8が封入されている。
これにより、電池に衝撃が加えられアンプルが破壊された際、その破片は網状包装体13内に確保される。従って、その破片が極板間に挟まることや、極板の端面(発電部6における空洞部7の表面)に付着することにより生じる極板間の液絡を確実に防止することができる。これは、特に、極板間の距離が小さくなり、アンプルの微小な破片でも極板間の液絡が生じる可能性がある小型の注液式電池に対して有効である。また、包装体13が網状であるため、電解液8は包装体13を通過して発電部6に流入することができる。
網状包装体13の材料には、機械的強度や耐電解液性の点で、ポリエチレンやポリプロピレンを用いるのが好ましい。
網状包装体13は、例えば、繊維材料で構成される。例えば、網状包装体13は収縮性を有し、網目の形状は、四角形(特にひし形)または六角形である。
繊維材料の繊維径は0.3〜0.7mmであるのが好ましい。このとき、電解液8が発電部6へ速やかに拡散し、かつ包装体13の強度を十分に確保することができる。繊維径が0.3mm未満であると、衝撃力により網状包装体13が破断する場合がある。繊維径が0.7mmを超えると、網状包装体13が衝撃後に押さえ板4側の下方へ移動しにくくなるため液絡が生じ、かつ電解液の流入性も低下するため電圧の立ち上がり特性が悪くなる可能性がある。
また、極板の厚さが1mmの場合は、繊維材料の繊維径は0.5mm程度が好ましい。
網状包装体13内に収納されるアンプル9は、例えば、予め一部が開口した網状包装体13を用い、開口部よりアンプル9を収納した後、開口部を封口することにより得られる。
電解液8が発電部6に速やかに拡散される点で、網目の大きさ(目開き)は、0.1〜5mmであるのが好ましい。
そして、その空洞部7の上部および下部には、電解液8が外部へ漏れないように鉄板10aおよび10bが配されている。外装ケース1とスペーサ5および発電部6との隙間には、端子ピン2aおよび2bと発電部6とを接続するリード線11aおよび11bが配されている。そして、外装ケース1と押さえ板4、スペーサ5、および発電部6との隙間およびスペーサ5の上部に樹脂12が充填されている。よって、リード線11aおよび11bおよび空洞部7の上部に配された鉄板10aは樹脂12で埋め込まれる構成となっている。また、樹脂12は外装ケース1を封口するための電池蓋3を接着する役割も兼ねている。スペーサ5には、ポリエチレン、塩化ビニル樹脂、およびフッ素樹脂が用いられる。
以下、注液式電池の作動について説明する。図1の矢印の方向に電池に対して発射衝撃を加えると、アンプル9は空洞部7の底部に衝突して破壊される。そして、電池に旋回力が与えられると、アンプル9の破壊により外部に飛散した電解液8は、遠心力により包装体13の網目を通過してアンプル9の周囲に配された発電部6に速やかに流入する。
このとき、アンプル9の破壊片は、網状包装体13内に確保されるため、アンプル9の破片が、発電部6を構成する極板間に挟まることや、極板の端面に付着することにより生じる極板間の液絡を確実に防ぐことができる。
以下に、本発明の実施例を説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されない。
《実施例1》
上述した図1と同様の注液式電池を作製した。鉛粉を活物質とする負極板、セルロース製のセパレータ、および二酸化鉛を活物質とする正極板からなる厚さ1mmの単セルを7個積み重ねて高さ7mmの発電部6を構成し、小型タイプの注液式電池を作製した。電解液8には、過塩素酸水溶液を用いた。
また、アンプル9を収納した網状包装体13を以下のように作製した。
四角形状のポリエチレンからなる網目繊維シート(繊維径:0.3mm、幅:14mm、高さ:40mm)を高さ方向に2つ折りにした後、対向する左右端縁部同士を1mm幅で熱溶着して、上部が開口した網状包装体13を得た。そして、電解液8を封入した円柱状のアンプル9(径10mm:、高さ:15mm)を網状包装体13に収納した後、その開口部を熱溶着により封口した。
《実施例2》
繊維径0.5mmのポリエチレン繊維材料からなる目開き約1mmの網状包装体を用いて、実施例1と同様の方法により注液式電池を作製した。
《実施例3》
繊維径0.7mmのポリエチレン繊維材料からなる目開き約0.1mmの網状包装体を用いて、実施例1と同様の方法により注液式電池を作製した。
《比較例1》
網状包装体を用いない以外は実施例1と同様の方法により注液式電池を作製した。
上記で作製した実施例1〜3および比較例1の電池について、以下のような電圧の立ち上がり特性の評価を行った。
常温にて、電池に対して旋回数25000rpmの旋回とともに図1中に示す矢印の方向から衝撃を加えアンプルを破壊した。そして、アンプルに封入されていた電解液が発電部に流入することにより発生した電圧の立ち上がり時間を調べた。このときの負荷電流は50mAとし、各電池の試験数は50個とした。電圧の立ち上がり時間は、アンプルが破壊されてから電圧が7Vに到達するまでの時間とした。
また、上記評価で得られた電圧曲線および電池分解後の極板の調査より、液絡の発生を確認した。このようにして、液絡の発生した電池の数を調べた。
これらの評価結果を表1に示す。
Figure 2007323878
本発明の実施例1〜3の電池では、比較例1の電池に比べて、液絡の発生が抑制され、良好な電圧立ち上がり特性が得られた。特に、実施例2では、いずれの電池も液絡を生じることがなく、かつ優れた電圧立ち上がり特性が得られた。
本発明の注液式電池は、発射時に旋回する飛翔体の電源として好適に用いられる。
本発明における一実施の形態の注液式電池の縦断面図である。 従来の注液式電池の縦断面図である。
符号の説明
1 外装ケース
2a、2b 端子ピン
3 電池蓋
4、14 押さえ板
5 スペーサ
6 発電部
7 空洞部
8 電解液
9 アンプル
10a、10b 鉄板
11a、11b リード線
12 樹脂
13 網状包装体

Claims (3)

  1. 押さえ板、スペーサ、および両者に挟まれた発電部からなる積層体と、前記積層体の中央に設けられた空洞部と、前記空洞部に配置され、電解液を封入したアンプルとを具備する注液式電池であって、
    前記アンプルが網状包装体内に収納された注液式電池。
  2. 前記包装体は、ポリエチレンまたはポリプロピレンからなる請求項1記載の注液式電池。
  3. 前記包装体は繊維材料からなり、前記繊維径が0.3〜0.7mmである請求項1記載の注液式電池。

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