JP2007323554A - ネットワーク検索方法,クライアント,サーバ,システム - Google Patents
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Abstract
【課題】範囲指定された画面表示領域のデータに基づいて、対応するWebサイトなどを検索することで、インターネットの利便性の向上を図る。
【解決手段】画像検索を行う利用者が画像検索ボタン22Cをクリックすると、マウス及びマウスカーソル22Dが表示ページ22A上で範囲指定可能な状態となり、利用者は所望する領域22Eを指定する。再び画像検索ボタン22Cをクリックすると、指定領域22Eのデータが、インターネットを介して画像検索サイトに検索対象として送信される。画像検索サイトは、指定領域22Eから画像認識プログラムによって検索キーを抽出し、検索プログラムによりデータベースを参照してWebサイトの検索が行われる。検索結果は、クライアント端末のディスプレイ20A上に表示される。
【選択図】図6
【解決手段】画像検索を行う利用者が画像検索ボタン22Cをクリックすると、マウス及びマウスカーソル22Dが表示ページ22A上で範囲指定可能な状態となり、利用者は所望する領域22Eを指定する。再び画像検索ボタン22Cをクリックすると、指定領域22Eのデータが、インターネットを介して画像検索サイトに検索対象として送信される。画像検索サイトは、指定領域22Eから画像認識プログラムによって検索キーを抽出し、検索プログラムによりデータベースを参照してWebサイトの検索が行われる。検索結果は、クライアント端末のディスプレイ20A上に表示される。
【選択図】図6
Description
本発明は、ネットワーク上における各種の情報,例えばサイトないしURL((以下単に「サイト」と総称する)などの検索方法,クライアント,サーバ,システムに関し、更に具体的には、画像から検索を行うための検索手法の改良に関するものである。
従来のネットワーク,例えばインターネット上におけるサイトの検索手法としては、キーワードを用いたものが一般的であり、各種の検索エンジンが提供されている。また、例えば下記特許文献1には、スクリーン上に表示されている2つのマザーアイコンが接近したかどうか判断し、接近したと判断したときは、各マザーアイコンのキーワードを論理積で結合したキーワードで検索を行うようにしたウェブサイト検索システムが開示されている。
特開2005−141340公報
上述した検索手法では、検索を行うために何らかのキーワードを入力しなければならない。しかし、適当なキーワードが見つからないことも少なくない。このような場合でも、検索の手がかりとなる画像があるときは、その画像から検索ができると好都合である。例えば、商標やサービスマークから該当する会社や店舗のサイトを検索する,顔写真から該当する人物のサイトを検索するなどである。
一方、Web上には、テキストデータのみならず、静止画や動画などの画像情報も多数提供されている。これらの閲覧中に、表示されている商品を購入したい,表示されている店に行ってみたい,などの欲求が生ずることがある。このような場合に、それらの画像から該当するサイトを検索できると好都合である。
本発明は、以上の点に着目したもので、画像から関係する情報を検索することができ、ネットワークの利便性の向上を図ることができる情報検索方法,クライアント,サーバ,システムを提供することを、その目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は、ネットワークを通じてクライアントとサーバが接続されており、クライアント側の検索要求に応じてサーバ側で検索を行って、結果をクライアント側で出力する場合に、前記クライアント側において検索対象を指定し、これによって指定された検索対象から検索キーを抽出し、これによって抽出した検索キーに基づいて関係するデータを検索し、これによる検索結果をサーバ側からクライアント側に送信し、受信した検索結果をクライアント側で出力することを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記検索キーの抽出は、前記検索対象に含まれている画像や文字を認識し、これによる認識結果が、単数のときはそれを検索キーとし、複数のときはそれらを提示して選択を求めることで検索キーを設定することを特徴とする。他の形態の一つは、前記データの検索が、クライアント側で指定されたカテゴリーにより検索の範囲を絞り込んで行われることを特徴とする。更に他の形態によれば、画面上における一部もしくは全部の範囲指定,画像ファイルの指定,動画中に含まれている画像の指定のいずれかの方法で、クライアント側における検索対象の指定が行われることを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、画像や文字が含まれていても、検索対象を指定すれば検索キーが抽出された検索が行われるので、ネットワークの利便性が大幅に向上する。特に、カーソル操作やペン操作で検索対象を指定することができるので、携帯端末のようにキーボードがない場合、キーボードの操作に慣れていない,あるいは身体に障害があってキーボードが操作できないような場合でも、良好にインターネットを利用して検索を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施例1の全体構成を説明する。同図において、インターネット10上には、Webページを表示するPC(パソコン),携帯電話,PDAなどの多数のクライアント端末20や、Webページを提供する多数のWebサイト30が存在する。クライアント端末20には、Webページを閲覧するための閲覧ソフトウエア(いわゆるブラウザ)22が用意されており、この閲覧ソフトウエア22により、多数のWebサイト30から提供されているWebページがクライアント端末20側で表示される。このようなネットワークシステムは、いずれも公知である。
ところで、本実施例では、上述した一般的な構成・機能に加えて、クライアント端末20の閲覧ソフトウエア22に検索領域指定プログラム24が追加されている。この検索領域指定プログラム24は、ディスプレイ上に表示されている画面上で検索したい領域を範囲指定するためのものである。
更に、本実施例では画像検索サイト40が存在する。この画像検索サイト40は、主要のサーバとして、WWWサーバ42,データベースサーバ44,データベース46を備えている。これらのうち、WWWサーバ42は、画像検索サイト40にアクセスがあったときに、該当するクライアント端末20に画面データをインターネット10を介して提供し、クライアント端末20に検索用の入力画面や検索結果画面を表示するためのサーバである。
データベースサーバ44は、前記WWWサーバ42と連携し、クライアント端末20から受信した画像データに基づいてデータベース46から該当するサイトを検索する機能を備えている。具体的には、画像認識プログラム44A,検索キー設定プログラム44B,検索プログラム44Cをデータベースサーバ44で実行することによって行われる。以下順に詳述する。なお、巡回データ収集プログラム44Dについては、後述する実施例2で説明する。
[画像認識プログラム44A]……このプログラムは、クライアント端末20から受信した画像データを認識し、その画像データに含まれている標準パターンや文字(数字や記号も含む)を認識する機能を備えている。画像認識は、例えば、予め用意した標準パターンないしテンプレート画像とのパターンマッチング,その他の公知の手法を適用して行われる。データベース46には、標準パターンリスト46Aが用意されており、これを参照して、パターンマッチングによる画像認識が行われるようになっている。また、画像中に含まれている文字の認識も公知の方法を適用して行われる。具体的には、OCRないしデジタル文字認識の手法が用いられる。図2には、標準パターンリスト46Aの一例が示されている。同図に示すように、円,三角形,四角形,などの標準パターンが予め用意されており、各標準パターンにはコードが付されている。例えば、円パターンのコードは「P000」,三角形パターンのコードは「P010」という具合である。画像認識プログラム44Aによる画像認識の一例を示すと、例えば、図3(A)に示すような画像データの場合、星形パターンPAや円弧パターンPBが認識されるとともに、文字列「S・D」や文字列「S−Darts.com」が認識される。
[検索キー設定プログラム44B]……このプログラムは、画像認識プログラム44Aによって認識された画像や文字に基づいて検索キーを設定する機能を備えている。具体的には、画像や文字が一つしか認識されなかった場合はそれを検索キーとし、複数の画像や文字が認識されたときは、それらの組み合わせをクライアント端末20に提示し、利用者が決定したものを検索キーとするという具合である。
例えば、図3(B)に示すような画像データの場合、画像認識プログラム44Aは画像パターンPAのみを認識する。従って、星形パターンPAのコードを検索キーとする。図3(C)に示すような画像データの場合、文字列「S−Darts.com」が認識される。このような場合は、例えば検索キー設定画面をクライアント端末20に表示する。図4(A)にはその一例が示されており、窓MAに文字列「S−Darts.com」が表示されており、その隣に決定ボタンBAが表示されている。利用者は、窓MA内で不要な文字を消去する。例えば、「.com」が不要であれば、それを図4(B)のように消去する。そして、決定ボタンBAをクリックすると、検索キーが「S−Darts」に決定されるという具合である。
図3(D)に示すような画像データの場合、星形パターンPAと文字列「S・D」が認識される。このような場合は、例えば図4(C)に示すような検索キー設定画面をクライアント端末20に表示する。図4(C)の例では、星形パターンPAは窓MBに表示されており、文字列「S・D」は窓MCに表示されている。利用者は、窓MB,MC内で不要なものを消去する。例えば、星形パターンPAが不要であれば、窓MB内の星形パターンPAを、文字と同様の手法で消去する。文字列「S・D」については、不要な部分を消去する。また、この例の場合では、AND(論理積)で検索を行うのか、あるいはOR(論理和)で検索を行うのかの選択をラジオボタンBBによって行う。
[検索プログラム44C]……このプログラムは、検索キー設定プログラム44Bによって設定された検索キーに基づいて、データベースの46のサイトテーブル46Bから該当するサイトのURLを検索する機能を備えている。データベースの46のサイトテーブル46Bは、例えば図5に示すように、サイト名,URL,紹介文,検索キー,カテゴリーなどを、多数のサイトに対してリスト化した構成となっている。従って、検索キーによる検索を行えば、該当するサイトの名称やURL,あるいはその紹介文のデータを得ることができる。
例えば、URL「http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl」の特許電子図書館の紹介文は、「特許電子図書館トップページ・・・」であり、検索キーとして、三角形パターンのコードP010,正方形パターンのコードP021,文字列「NCIPI」,「特許」,「特許電子図書館」,・・・が対応付けられている。同様に、URL「http://www.s-darts.com/」のエスダーツの紹介文は「ダーツショップエスダーツ・・・」となっており、検索キーとして、星形パターンのコードP101,円弧パターンのコードP002,文字列「S・D」,「S−Darts」,「エスダーツ」,・・・が対応付けられている。
次に、上述した図1〜図5の他に、図6〜図8も参照しながら、本実施例の動作を説明する。図6,図7にはクライアント端末20における表示例が示されており、図8には動作のフローチャートが示されている。クライアント端末20では、例えば、図6(A)に示すように、閲覧ソフトウエア22によってWebページ(表示ページ)22Aがディスプレイ20A上に表示されている。本実施例では、閲覧ソフトウエア22に検索領域指定プログラム24が組み込まれているため、画面上部のツールバー22Bに画像検索ボタン22Cが表示される。
画像検索を行う利用者は、まず、マウスカーソル22Dによって画像検索ボタン22Cをクリックする(図8のステップSAのYes)。すると、マウスカーソル22Dが表示ページ22A上で範囲指定可能な状態となるので、利用者は所望する領域22Eを指定する(ステップSBのYes)。範囲指定後、利用者は、再び画像検索ボタン22Cをクリックする。すると、図6(B)に示す指定領域22Eの画像データが、インターネット10を介して画像検索サイト40のWWWサーバ42に検索対象として送信される(ステップSC)。例えば、JPG,GIFなどの形式の画像ファイルとして、指定領域22Eの画像データの送信が行なわれる。
よく知られているように、Webページには、画像データの部分もあればテキストデータの部分もある。従って、上述した指定領域22Eが画像データもしくはその一部であることもあれば、テキストデータのみの場合もあるし、両者が混在する場合もある。いずれであっても、本実施例では、指定領域22Eは画像として認識され、画像データとして取り出される。ディスプレイ20Aの画像メモリ(図示せず)から指定領域22Eに相当するデータを取り出したと考えればよい。
クライアント端末20からWWWサーバ42が受信した指定領域22Eの画像は、データベースサーバ44の画像認識プログラム44Aによって、その検索キーの認識処理が行われる(ステップSD)。図6(B)の例では、星形パターン,円弧パターン,文字列「S・D」,「S−Darts.com」が認識される。なお、図形パターンである星形パターン及び円弧パターンはコードとして認識される。すなわち、星形パターンは「P101」,円弧パターンは「P002」という具合である。
次に、データベースサーバ44では、認識した検索キーが複数であるため(ステップSEのYes)、検索キー設定プログラム44Bが実行され、WWWサーバ42によって該当するクライアント端末20のディスプレイ20Aに、図7(A)に示す検索キー設定画面を表示する(ステップSF)。図示の例では、窓MPに星形パターンPAが表示されており、窓MQに円弧パターンPBが表示されており、窓MRに文字列「S・D」が表示されており、窓MSに文字列「S−Darts.com」が表示されている。図形パターンはコードとして認識されているが、これを表示しても利用者には何のことか不明であるため、図形そのものが表示される。なお、各窓MP〜MSの間には、論理積・論理和を指定するラジオボタンBP〜BRが表示されている。
利用者は、これらの複数の検索キーのうち、所望のものを選択する。例えば、図7(B)に示すように、窓MQ,MRの検索キーを消去するとともに、窓MSでは「.com」を消去し、ラジオボタンBPで論理積を選択することで、星形パターンPAと文字列「S−Darts」との論理積を選択キーとするという具合である。実際には、星形パターンPAのコード「P101」と文字列「S−Darts」との論理積となる。
利用者が決定ボタンBSをクリックすると(ステップSGのYes)、星形パターンPAのコード「P101」と文字列「S−Darts」との論理積が選択キーである旨が、インターネット10を介して画像検索サイト40に送信される(ステップSH)。画像検索サイト40では、WWWサーバ42を介してデータベースサーバ44により検索プログラム44Cが実行され、データベース46のサイトテーブル46Bから、前記選択キーに該当するサイトが検索される(ステップSI)。例えば、図7(B)の例では、星形パターンPAのコード「P101」と文字列「S−Darts」との論理積による検索が行われ、星形パターンPAのコード「P101」と文字列「S−Darts」の両方が含まれているサイトが抽出される。
すなわち、画像の標準パターンについては当該パターンのコードが検索キーとして含まれているサイトが検索され、文字については当該文字が検索キーとして含まれているサイトかどうかが検索される。このように、画像パターン自体を比較してマッチング処理を行うわけではないので、検索に長時間を要する恐れはない。
検索結果は、WWWサーバ42を通じてクライアント端末20側に送信され、ディスプレイ20A上に出力ないし表示される(ステップSJ)。例えば、図6(C)に示すように、ディスプレイ20A上に検索結果が表示される。図示の例では、最上段に「ダーツショップエスダーツ」と表示されており、この表示22Fをクリックすると、該当するホームページがディスプレイ20Aに表示される。この検索結果の表示やリンクの設定は、公知の検索エンジンによるものと同様である。
このように、本実施例によれば、利用者がクライアント端末で指定した画像から検索キーを抽出し、これに基づいて対応するサイト検索が行われる。従って、適当な言葉を思いつかなくてもサイト検索を行うことができるのみならず、キーボードを上手く使えない人でもマウスのみでサイト検索を行うことができ、インターネットの利便性が大幅に向上する。
次に、図1を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。本実施例は、データベース46におけるサイトテーブル46Bのデータ追加・更新に関する実施例である。サイトテーブル46Bは、予め多数のサイトについてデータを収集したものであるが、本実施例では、このデータ収集が巡回データ収集プログラム44Dによって自動的に行なわれる。いわゆる巡回ロボットである。
データベースサーバ44では、定期的に巡回データ収集プログラム44Dを実行し、インターネット10上のWebサイト30に順次アクセスする。そして、当該Webサイト30のWebページデータを取得し、公知の巡回ロボットのような文字によるデータ収集のみならず、画像認識プログラム44Aによる画像認識処理によるデータ収集も行う。すなわち、Webページ中に含まれている画像に対し、標準パターンリスト46Aの標準パターンとのマッチング処理を行い、含まれている標準パターンを抽出する。抽出された標準パターンコードや文字のデータは、当該サイトの名称やURLとともに、検索キーとしてサイトテーブル46Bに追加されるか、もしくは更新に利用される。なお、当該Webサイト30のWebページ中に含まれているテキストデータを採取し、これを紹介文とする。本実施例によれば、サイトテーブル46Bに対する新規サイトのデータの追加や、既存サイトのデータの更新を自動的に行うことができ、データの充実を図ることができる。
もちろん、このような巡回ロボットによるデータ収集のみならず、オペレータによる収集や利用者によるデータの登録や修正など、各種の方法を用いてよい。例えば、データベースサーバ44にデータ登録プログラムを用意する。そして、利用者が画像検索サイト40にアクセスし、メニュー画面(図示せず)からデータ登録を選択すると、データ登録プログラムが実行され、クライアント端末20のディスプレイ20Aにデータ登録用の画面(図示せず)が表示されるようにする。利用者は、この画面上で、サイトテーブル46Bに登録したいサイトのURLなどのデータや画像,文字を入力する。すると、入力データが画像検索サイト40に送信され、画像については画像認識プログラム44Aによる認識処理が行われて、サイトテーブル46Bに当該サイトのデータが登録されるという具合である。
次に、図9(A)を参照しながら、本発明の実施例3について説明する。本例は、クライアント側における画像の範囲指定に関するものである。上述した実施例では、マウスカーソル22Dをドラッグして範囲を指定したが、本実施例では、指定したい範囲の略中央22Pでマスクカーソル22Dをクリックすることで、m×nピクセルの範囲が指定できるようにしたものである。範囲の大きさであるm,nは、利用者が任意に設定する。なお、マウスカーソルのみならず、キーボードの操作,タッチパネル上におけるペン操作など、適宜の入力手段を用いて検索範囲を指定するようにしてよい。
次に、図9(B)を参照しながら、本発明の実施例4について説明する。本例は、画像検索サイト上で検索対象の画像を指定するようにしたものである。上述した実施例1では、クライアント端末20の閲覧ソフトウエア22にプラグインした検索領域指定プログラム24によって検索領域を指定したが、本実施例では、閲覧ソフトウエア22に特別なプラグインを組み込むことなく、画像検索サイト40の画面上で検索画像を指定することとしている。
本実施例では、閲覧ソフトウエア22によって画像検索サイト40にアクセスする。すると、WWWサーバ42によって、図9(B)に示すような入力画面がクライアント端末20のディスプレイ20Aに表示される。利用者は、検索したい画像を窓102内に貼り付ける。そして、検索ボタン104をクリックすると、窓102内に貼り付けた画像データが画像検索サイト40に送信される。以後の動作は、上述した実施例1と同様である。
クライアント端末20がカメラ付きの携帯電話や携帯情報端末の場合、カメラで撮影した比較的画像が小さい。このような場合、撮影した写真全体をそのまま送信して検索を行うようにしてもよい。例えば、建物や施設の写真を撮って検索を行えば、その建物や施設に関係するサイトにアクセスして、各種のデータを得ることができる。あるいは、商品の写真を撮って検索を行えば、当該商品に関係するサイトにアクセスして各種のデータを得ることができる。
更に、本実施例では、WWWサーバ42によって、検索のカテゴリー指定ボタン110が表示されており、検索のカテゴリー112,114,・・・を選択できるようになっている。例えば、カテゴリー112は、関係するWebサイトを検索するボタンであり、カテゴリー114は、関係する画像を検索するボタンであるという具合である。カテゴリーによっては、更に詳細なカテゴリーを指定できるようになっている。図示の例では、ショッピングのカテゴリー120をマウスカーソルでクリックすると、パソコン122,車124,・・・などのカテゴリーボタンが画面上にプルダウンメニューとして表示され、利用者は、これらから所望のカテゴリーを選択する。
例えば、気に入った自動車があり、それを購入したいときは、その車の画像を窓102に貼り付けるとともに、ショッピングのカテゴリー120の車のカテゴリー124をマウスカーソルでクリックし、続いて検索ボタン104をクリックする。すると、データベース46のサイトテーブル46Bから該当するカテゴリーのWebサイトが検索され、例えば、窓102の画像の車を販売するディーラーのURLリストが検索結果として表示されるという具合である。このように、カテゴリーを指定することで、検索の範囲が絞り込まれ、検索精度の向上を図るとともに、検索時間の短縮を図ることができる。この検索のカテゴリー指定ボタン110を、前記実施例1に適用し、例えば、図4や図7に示した検索キー選択画面上に表示して利用者によるカテゴリー選択を促すようにしてもよい。
次に、図10を参照しながら、本発明の実施例5について説明する。上述した実施例では、検索キーの設定を検索サイト側で行ったが、本実施例ではクライアント端末側で行うようにしている。すなわち、図10に示すように、クライアント端末200側に、検索領域指定プログラム24に加えて、画像認識プログラム44A,検索キー設定プログラム44B,標準パターンリスト46Aを用意する。そして、これらを利用して検索キーを設定するまでの動作をクライアント端末200で行う。設定された検索キーは、インターネット10を介して画像検索サイト210のWWWサーバ42で受信され、データベースサーバ44の検索プログラム44Cでデータベース46のサイトテーブル46Bから該当するサイトが検索される。検索結果は、WWWサーバ42からインターネット10を介してクライアント端末200に送信され、ディスプレイに表示される。
このように、本実施例では、クライアント端末200で検索キーの設定動作が行われる。このため、画像検索サイト210の負荷が軽減されるようになる。また、各クライアント端末200において、専用の検索パターンリストを用意することで、より効率的な検索キー設定を行うことができる。例えば、服飾関係の検索を主として行うようなクライアントであれば、シャツ,パンツなどの服飾品の形状パターンを多数用意するという具合である。なお、クライアント側の各プログラムは、閲覧ソフトウエア22のプラグインとして起動するようにしてもよいし、別途起動するようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例では、範囲指定した画像(実施例1)もしくは画像全体(実施例4)を画像検索サイト40に送信して検索を行ったが、検索したい画像ファイルを指定して画像検索サイト40に送信するようにしてもよい。更に、写真やグラフィックソフトで描画した絵などに基づいて検索を行うようにしてもよい。また、前記実施例では、パターンマッチングを一例として示したが、画像認識の手法としては各種の技術が知られており、いずれを適用してもよい。
(2)前記実施例では、サイトテーブル46Bにおいて、Webサイトと検索キーとを対応させ、ヒットしたWebサイトのリストを表示するようにしたが、ネットワークにおける各種のデータ検索に適用してよい。例えば、
a,写真やイラストと検索キーとを対応させ、検索結果表示画面ではヒットした写真やイラストをサムネイルで表示する,
b,建物や施設と検索キーを対応させ、検索結果表示画面ではヒットした建物や施設を地図上に表示する,
などである。また、検索結果表示画面上にスポンサーの広告を併せて掲載する,検索キーの合致比率を表示するなど、検索サイトで行われている公知の表示形態を適用してよい。
(3)本発明は、インターネットにパソコン,PDA,携帯電話などが接続されている環境に好適であるが、社内ネットワークなど、各種のネットワークに対して適用可能である。ネットワークやサーバの構成,プログラムの構成も、同様の機能を奏するように変更してよい。
(4)前記実施例では、画像や文字を検索キーとして抽出する場合を示したが、他に色などを検索キーとしてもよい。また、図2には基本的な図形を標準パターンの例として示したが、キャラクタ,商号や商標などのマークなど、検索キーとして予想されるものを標準パターンとして予め用意することで、効率的な検索を行うことができる。
(5)前記実施例では、Webページ上に表示される画像を例としたが、デジタルカメラやスキャナなどで取り込んだ画像の一部又は全部を検索対象としてよい。
(1)前記実施例では、範囲指定した画像(実施例1)もしくは画像全体(実施例4)を画像検索サイト40に送信して検索を行ったが、検索したい画像ファイルを指定して画像検索サイト40に送信するようにしてもよい。更に、写真やグラフィックソフトで描画した絵などに基づいて検索を行うようにしてもよい。また、前記実施例では、パターンマッチングを一例として示したが、画像認識の手法としては各種の技術が知られており、いずれを適用してもよい。
(2)前記実施例では、サイトテーブル46Bにおいて、Webサイトと検索キーとを対応させ、ヒットしたWebサイトのリストを表示するようにしたが、ネットワークにおける各種のデータ検索に適用してよい。例えば、
a,写真やイラストと検索キーとを対応させ、検索結果表示画面ではヒットした写真やイラストをサムネイルで表示する,
b,建物や施設と検索キーを対応させ、検索結果表示画面ではヒットした建物や施設を地図上に表示する,
などである。また、検索結果表示画面上にスポンサーの広告を併せて掲載する,検索キーの合致比率を表示するなど、検索サイトで行われている公知の表示形態を適用してよい。
(3)本発明は、インターネットにパソコン,PDA,携帯電話などが接続されている環境に好適であるが、社内ネットワークなど、各種のネットワークに対して適用可能である。ネットワークやサーバの構成,プログラムの構成も、同様の機能を奏するように変更してよい。
(4)前記実施例では、画像や文字を検索キーとして抽出する場合を示したが、他に色などを検索キーとしてもよい。また、図2には基本的な図形を標準パターンの例として示したが、キャラクタ,商号や商標などのマークなど、検索キーとして予想されるものを標準パターンとして予め用意することで、効率的な検索を行うことができる。
(5)前記実施例では、Webページ上に表示される画像を例としたが、デジタルカメラやスキャナなどで取り込んだ画像の一部又は全部を検索対象としてよい。
本発明によれば、画像中に含まれているデータから関係するURLなどを検索することができ、ネットワークの利便性の向上を図ることができるので、例えば、インターネットにおける検索システムに好適である。
10:インターネット
20,200:クライアント端末
20A:ディスプレイ
22:閲覧ソフトウエア
22A:表示ページ
22B:ツールバー
22C:画像検索ボタン
22D:マウスカーソル
22E:指定領域
22F:表示
22P:略中央
24:検索領域指定プログラム
30:Webサイト
40,210:画像検索サイト
42:WWWサーバ
44:データベースサーバ
44A:画像認識プログラム
44B:検索キー設定プログラム
44C:検索プログラム
44D:巡回データ収集プログラム
46:データベース
46A:標準パターンリスト
46B:サイトテーブル
102:窓
104:検索ボタン
110:カテゴリー指定ボタン
112,114,116,118,120,122,124:カテゴリー
BA,BS:決定ボタン
BB,BP〜BR:ラジオボタン
MA〜MC,MP〜MS:各窓
20,200:クライアント端末
20A:ディスプレイ
22:閲覧ソフトウエア
22A:表示ページ
22B:ツールバー
22C:画像検索ボタン
22D:マウスカーソル
22E:指定領域
22F:表示
22P:略中央
24:検索領域指定プログラム
30:Webサイト
40,210:画像検索サイト
42:WWWサーバ
44:データベースサーバ
44A:画像認識プログラム
44B:検索キー設定プログラム
44C:検索プログラム
44D:巡回データ収集プログラム
46:データベース
46A:標準パターンリスト
46B:サイトテーブル
102:窓
104:検索ボタン
110:カテゴリー指定ボタン
112,114,116,118,120,122,124:カテゴリー
BA,BS:決定ボタン
BB,BP〜BR:ラジオボタン
MA〜MC,MP〜MS:各窓
Claims (12)
- ネットワークを通じてクライアントとサーバが接続されており、クライアント側の検索要求に応じてサーバ側で検索を行って、結果をクライアント側で出力するネットワーク検索方法であって、
前記クライアント側において、検索対象を指定するステップ,
これによって指定された検索対象を、画像ファイル形式でクライアント側からサーバ側にネットワークを通じて送信するステップ,
前記クライアント側から受信した検索対象の画像を認識して検索キーを抽出するステップ,
これによって抽出した検索キーに基づいて関係するデータを検索するステップ,
これによる検索結果を、サーバ側からクライアント側に送信するステップ,
受信した検索結果をクライアント側で出力するステップ,
を含むことを特徴とするネットワーク検索方法。 - ネットワークを通じてクライアントとサーバが接続されており、クライアント側の検索要求に応じてサーバ側で検索を行って、結果をクライアント側で出力するネットワーク検索方法であって、
前記クライアント側において、検索対象を指定するステップ,
この指定した検索対象の画像を認識して、前記クライアント側で検索キーを抽出するステップ,
抽出した検索キーを、クライアント側からサーバ側にネットワークを通じて送信するステップ,
これによって受信した検索キーに基づいて関係するデータを検索するステップ,
これによる検索結果を、サーバ側からクライアント側に送信するステップ,
受信した検索結果をクライアント側で出力するステップ,
を含むことを特徴とするネットワーク検索方法。 - 前記検索キーを抽出するステップは、
前記検索対象に含まれている画像や文字を認識するステップ,
これによる認識結果が、単数のときはそれを検索キーとし、複数のときはそれらをクライアント側に提示して選択を求めることで検索キーを設定するステップ,
を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のネットワーク検索方法。 - 前記データを検索するステップは、クライアント側で指定されたカテゴリーにより検索の範囲を絞り込んで検索を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネットワーク検索方法。
- 請求項1記載の方法によりネットワーク検索を行うためのクライアントであって、
画面上における一部もしくは全部の範囲指定,画像ファイルの指定,動画中に含まれている画像の指定のいずれかの方法で、前記検索対象を指定する対象指定手段,
を備えたことを特徴とする検索クライアント。 - 請求項2記載の方法によりネットワーク検索を行うためのクライアントであって、
画面上における一部もしくは全部の範囲指定,画像ファイルの指定,動画中に含まれている画像の指定のいずれかの方法で、前記検索対象を指定する対象指定手段,
指定された検索対象に含まれている画像あるいは文字を認識するための画像認識手段,
これによる認識結果が、単数のときはそれを検索キーとし、複数のときはそれらを提示して選択を求めることで検索キーを設定する検索キー設定手段,
を備えたことを特徴とする検索クライアント。 - 請求項1記載の方法によりネットワーク検索を行うためのサーバであって、
検索するデータと前記検索キーとの対応関係を集積したデータテーブル,
前記検索対象に含まれている画像あるいは文字を認識するための画像認識手段,
これによる認識結果が、単数のときはそれを検索キーとし、複数のときはそれらをクライアント側に提示して選択を求めることで検索キーを設定する検索キー設定手段,
これによって設定された検索キーに基づいて、前記データテーブルから該当するデータを検索する検索手段,
を備えたことを特徴とする検索サーバ。 - 画像の標準パターンと、それを表すコードとの対応関係を示す標準パターンリストを備えており、
前記データテーブルには、標準パターンのコードを検索キーとして集積し、
前記画像認識手段は、検索対象に標準パターンが含まれているかどうかを認識し、
前記検索手段は、前記コードを検索キーとして検索を行う,
ことを特徴とする請求項7記載の検索サーバ。 - 前記データテーブルに各データの検索用カテゴリーが含まれており、クライアント側にカテゴリーを提示して選択を求めることで検索の範囲を絞り込むことを特徴とする請求項7又は8記載の検索サーバ。
- ネットワーク上に存在するサイトを巡回して収集した情報を前記データベースに登録する巡回情報収集手段,もしくは、クライアント側から前記データテーブルにデータを登録するデータ登録手段の少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の検索サーバ。
- 請求項5記載の検索クライアント,請求項7〜10のいずれかに記載の検索サーバをそれぞれ利用して、請求項1記載の方法で検索を行うことを特徴とする検索システム。
- 請求項6記載の検索クライアント,
検索するデータと前記検索キーとの対応関係を集積したデータテーブルを備えており、前記検索クライアントによって設定された検索キーを受信して前記データテーブルから該当するデータを検索し、検索結果を前記検索クライアントに送信する検索サーバ,
を備えたことを特徴とする検索システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155639A JP2007323554A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | ネットワーク検索方法,クライアント,サーバ,システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006155639A JP2007323554A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | ネットワーク検索方法,クライアント,サーバ,システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007323554A true JP2007323554A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38856288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006155639A Pending JP2007323554A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | ネットワーク検索方法,クライアント,サーバ,システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007323554A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010198365A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像検索システム、画像検索装置、情報端末、及び画像検索方法 |
JP2013109748A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Shijin Kogyo Sakushinkai | 領域選択方式による検索の入力方法及びそのシステム |
JP2019191794A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 株式会社ワコム | 物品検索システム |
-
2006
- 2006-06-05 JP JP2006155639A patent/JP2007323554A/ja active Pending
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