JP2007320004A - 携帯型作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉塵の分離能力を向上させることができる粉塵分離機を備えた携帯型作業機を提供すること。
【解決手段】携帯型作業機を分離フィン32が立設された分離ファン33と、分離ファン33の外側を囲む側壁53および分離ファン33と対向する対向面52を備えたファンハウジング6と、対向面52に設けられて粉塵を含む空気を吸入する吸入口55と、対向面52の分離フィン32と対向する部分より内側に設けられて粉塵が分離された空気をフィルタボックス7へ送る送出口56と、側壁53に設けられて空気から分離された粉塵が排出される排出口57とを含んで構成した。つまり、送出口56を側壁53に沿って進む粉塵の進行経路上には設けず、対向面52の分離フィン32と対向する部分より内側に設けたので、粉塵が分離された空気を送出口56からフィルタボックス7へ送出することができ、粉塵の分離能力を向上させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】携帯型作業機を分離フィン32が立設された分離ファン33と、分離ファン33の外側を囲む側壁53および分離ファン33と対向する対向面52を備えたファンハウジング6と、対向面52に設けられて粉塵を含む空気を吸入する吸入口55と、対向面52の分離フィン32と対向する部分より内側に設けられて粉塵が分離された空気をフィルタボックス7へ送る送出口56と、側壁53に設けられて空気から分離された粉塵が排出される排出口57とを含んで構成した。つまり、送出口56を側壁53に沿って進む粉塵の進行経路上には設けず、対向面52の分離フィン32と対向する部分より内側に設けたので、粉塵が分離された空気を送出口56からフィルタボックス7へ送出することができ、粉塵の分離能力を向上させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、カットオフソーやチェーンソーなどの携帯型作業機に関する。
コンクリート塊等を切断するカットオフソーや、樹木の剪定等に使用するチェーンソーなどに用いられる携帯型作業機では、切断時に多量に発生する粉塵のため、エアフィルタが早期に目詰まりを起こしやすく、エアフィルタの頻繁な掃除や交換をする必要があるなどメンテナンスに手間がかかるという問題があった。
そのため、近年の携帯型作業機では、吸入した空気から粉塵を取り除いてエアフィルタへ送る粉塵分離機を備えたものがあり、このような粉塵分離機として、例えば、吸入した空気を冷却空気としてエンジン周りに送り込む冷却ファンを利用したものがある(特許文献1)。
そのため、近年の携帯型作業機では、吸入した空気から粉塵を取り除いてエアフィルタへ送る粉塵分離機を備えたものがあり、このような粉塵分離機として、例えば、吸入した空気を冷却空気としてエンジン周りに送り込む冷却ファンを利用したものがある(特許文献1)。
具体的な構造を説明すると、特許文献1の粉塵分離機100は、図7に示されるように、径方向外側に冷却フィン31が立設された冷却ファン3と、冷却ファン3を覆うファンハウジング6とを含んで構成されている。ファンハウジング6には、冷却ファン3中央部分と対向した部分に、外部と連通する吸入口55が設けられているとともに、冷却フィン31と対向した部分に、図示しないエアフィルタが配置されたフィルタボックス7と連通する送出口56が設けられている。
このように構成された粉塵分離機100では、吸入口55から吸入された粉塵を含む空気は冷却フィン31によって強制渦流とされる。強制渦流とされることによる遠心場により、比重の重い粉塵には遠心力が作用し、冷却ファン3の中央部分から径方向外側へ速い速度で飛ばされる。このとき、冷却フィン31を通過する際に、エンジンからの負圧により送出口56から空気が送出されるが、送出口56は粉塵の進行方向に対して垂直方向に開口しているので、速度の速い粉塵はほとんど送出されず、きれいな空気だけがフィルタボックス7へ送出される。また、冷却フィン31を通過した粉塵を含む空気は、ファンハウジング6と冷却ファン3との間の開口部41から冷却空気としてエンジン周りへ送られ、最終的には外部へ排出される。
しかしながら、前記特許文献1の技術では、粉塵には遠心分離効果により速い速度が与えられているが、粉塵の進行経路上に送出口56が設けられているので、送出口56付近を通る粉塵が容易に送出されてしまうという問題がある。
本発明の目的は、粉塵の分離能力を向上させることができる粉塵分離機を備えた携帯型作業機を提供することにある。
本発明の目的は、粉塵の分離能力を向上させることができる粉塵分離機を備えた携帯型作業機を提供することにある。
本発明の請求項1に係る携帯型作業機は、分離フィンが立設された分離ファンと、 前記分離ファンの外側を囲む側壁および前記分離ファンと対向する対向面を含んで構成されたファンハウジングと、前記対向面に設けられて粉塵を含む空気を吸入する吸入口と、前記対向面の前記分離フィンと対向する部分より内側に設けられて粉塵が分離された空気をフィルタボックスへ送る送出口と、前記側壁に設けられて前記空気から分離された粉塵が排出される排出口とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る携帯型作業機は、請求項1に記載の携帯型作業機において、 前記分離ファンは、エンジンによって回転駆動されることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る携帯型作業機は、請求項2に記載の携帯型作業機において、 前記分離ファンは、冷却ファンの裏側に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る携帯型作業機は、請求項3に記載の携帯型作業機において、 前記排出口は、前記ファンハウジングによって囲まれた空間のうち、分離ファン側の空間と、冷却ファン側の空間とを連通していることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る携帯型作業機は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯型作業機において、前記分離フィンは径方向に沿って直線状に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る携帯型作業機は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯型作業機において、前記分離フィンは、径方向の外側に向かうに従って前記分離ファンの回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしていることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る携帯型作業機は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯型作業機において、前記対向面の前記分離フィンの内側に対応した位置には、周方向に分離壁が立設され、前記分離壁と前記分離ファンとの間には、隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、分離ファンでの強制渦流による遠心分離効果により、粉塵を含む空気から分離された粉塵は、分離フィンの外側に位置する側壁に沿って旋回し、側壁に設けられた排出口から排出される。一方、粉塵が分離された清浄な空気は、分離フィンの外側に位置する側壁により遠心場から離れて分離フィンの内側に入り込み、送出口からフィルタボックスへ送出される。すなわち、送出口は対向面の分離フィンと対向する部分より内側に設けられており、側壁に沿って進む粉塵の進行経路上には設けられていないので、送出口からは従来と比べて清浄な空気を送出させることができ、粉塵の分離能力を大幅に向上させることができる。
請求項2の発明によれば、分離ファンはエンジンによって回転駆動されるので、分離ファン専用の駆動装置を不要として構造を簡素にできる。
請求項3の発明によれば、分離ファンは、もともとデッドスペースとして存在していた冷却ファンの裏側の空間を利用して設けられているため、分離ファン専用のスペースを新たに確保する必要がなく、携帯型作業機の小型化を促進できる。
請求項4の発明によれば、排出口が、ファンハウジングによって囲まれた空間の内、分離ファン側の空間と、冷却ファン側の空間とを連通しているので、分離ファン側の空間から排出口を通って冷却ファン側の空間に送られてきた粉塵を冷却ファンによって自動的に排出できる。
請求項5の発明によれば、分離フィンは径方向に沿って直線状に設けられているので、取り込んだ空気を効果的に渦流とすることができ、粉塵に十分な遠心力を作用させて粉塵の分離能力をより向上させることができる。
請求項6の発明によれば、分離フィンは、径方向の外側に向かうに従って分離ファンの回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしているので、取り込んだ空気をより効果的に渦流とすることができる。
請求項7の発明によれば、対向面の分離フィンの内側に対応した位置には周方向に分離壁が立設されている。そのため、吸入された粉塵を含む空気は分離壁の外側を旋回することになり、送出口側へ直接流れにくくなるので、粉塵が送出口から送出されるのをより確実に防止できる。そのうえ、粉塵を含む空気が分離壁の外側を旋回することにより、粉塵に、より一層遠心力を作用させることができ、粉塵の分離能力をさらに向上させることができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のカットオフソー1(携帯型作業機)に搭載されたエンジン2周りの構造を示す側面図、図2は、粉塵分離機10の分解斜視図、図3は、粉塵分離機10の断面図、図4は、冷却ファン3を裏側から見た図、図5は、本実施形態の作用を説明するための図である。ただし、図2のハウジング部5については、上部を切断した状態で示している。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のカットオフソー1(携帯型作業機)に搭載されたエンジン2周りの構造を示す側面図、図2は、粉塵分離機10の分解斜視図、図3は、粉塵分離機10の断面図、図4は、冷却ファン3を裏側から見た図、図5は、本実施形態の作用を説明するための図である。ただし、図2のハウジング部5については、上部を切断した状態で示している。
コンクリート塊や路盤材等を切断する手持式のカットオフソー1は、図1に示されるように、エンジン2を搭載したカットオフソー本体12と、カットオフソー本体12から前方に向けて設けられたガイド部材13と、ガイド部材13先端に取り付けられた図示略のカッタヘッドと、カッタヘッドに装着されたカッタブレード14とを備えている。そして、エンジン2のクランクシャフト20の一端側に設けられた図示略のクラッチハウジングと、カッタヘッドに設けられた図示略のプーリとにはベルトが巻き回され、このベルトによりエンジン2からの動力がカッタブレード14に伝達され、カッタブレード14が回転駆動される。
このような本実施形態のカットオフソー1のエンジン2には、強制渦流形の粉塵分離機10が設けられている。
図2に示されるように、粉塵分離機10は、エンジン2のクランクシャフト20の他端側に取り付けられて反時計回りに回転駆動される冷却ファン3と、冷却ファン3を収納するファンハウジング6とを含んで構成されている。ファンハウジング6は、エアフィルタ70が配置されたフィルタボックス7と吸気通路71を介して連通している。
図2に示されるように、粉塵分離機10は、エンジン2のクランクシャフト20の他端側に取り付けられて反時計回りに回転駆動される冷却ファン3と、冷却ファン3を収納するファンハウジング6とを含んで構成されている。ファンハウジング6は、エアフィルタ70が配置されたフィルタボックス7と吸気通路71を介して連通している。
図2および図3に示されるように、冷却ファン3は、裏側(ハウジング部5側)が略平坦な円盤状に形成された円盤状部30と、円盤状部30の表側(カバー部4側)に立設された冷却フィン31と、円盤状部30の裏側に立設された分離フィン32とを含んで構成されている。冷却フィン31は、分離フィン32よりも大きく形成され、エンジン2を冷却するために十分な風量の冷却空気を生じさせることができる。分離フィン32は、図4に示されるように径方向に沿って直線状に設けられ、取り込んだ空気を効果的に渦流とすることができる。このように本実施形態では、冷却ファン3の裏側に分離フィン32が立設されてラジアルファン型式の分離ファン33が形成されている。
ここで、分離ファン33は、もともとデッドスペースとして存在していた冷却ファン3の裏側の空間を利用して設けられているため、分離ファン33専用のスペースを新たに確保する必要がなく、カットオフソー1の小型化を促進できる。
ファンハウジング6は、冷却ファン3の表側を覆うカバー部4と、裏側を覆うハウジング部5とを含んで構成されている。
カバー部4は、カットオフソー本体12を覆う外装カバーの一部であり、カバー部4には、冷却フィン31に空気を送るためのスリット40が多数設けられているとともに、カバー部4の上部には、冷却フィン31からの冷却空気をエンジン2周りへ送るための排出口41が設けられている。
カバー部4は、カットオフソー本体12を覆う外装カバーの一部であり、カバー部4には、冷却フィン31に空気を送るためのスリット40が多数設けられているとともに、カバー部4の上部には、冷却フィン31からの冷却空気をエンジン2周りへ送るための排出口41が設けられている。
ハウジング部5は、クランクケース21と一体に形成され、分離ファン33側が収容される凹状の収容部50と、収容部50の外側に形成された渦状の通路51とを備えている。本実施形態では、この収容部50に分離ファン33側が収容されることで、ファンハウジング6内部の分離ファン33側の空間により、渦流室60が形成されている。
収容部50は、分離ファン33と対向する略円形状の対向面52と、分離ファン33の外側を囲む環状の側壁53とを含んで構成されている。対向面52には、分離フィン32の内側に沿って形成された円筒状の分離壁54が立設されている。この分離壁54と円盤状部30との間には、分離フィン32の高さの略半分程度の隙間が形成されている。
対向面52の下側には、粉塵を含む空気を外部から渦流室60に吸い入れる吸入口55が設けられている。対向面52の分離壁54によって囲まれた部分の上側には、吸気通路71と連通する送出口56が設けられている。側壁53の斜め下部側には、渦流室60と冷却ファン3の表側とを連通する排出口57が開口している。
なお、冷却ファン3の円盤状部30内部には、図示しない磁石が設けられているとともに、ハウジング部5には、この磁石が通過することによる磁束の変化によって誘導電力を発生するコイル部58が設けられ、このコイル部58で発生する誘導電力がエンジン点火プラグ22(図5)に供給されるようになっている。
以下には、本実施形態の作用を説明する。
図3および図5に示されるように、分離ファン33(冷却ファン3)が回転することにより吸入口55から粉塵を含む空気が渦流室60に吸入され、強制渦流とされる。強制渦流とされることによる遠心場により、比重の重い粉塵には遠心力が作用するため、粉塵は吸入された空気から分離ファン33の径方向外側に分離される。分離された粉塵は、渦流室60を側壁53に沿って進んで行き、排出口57から冷却ファン3の表側に送られる。表側に送られた粉塵は、冷却フィン31によって生じた冷却空気と共に、通路51を通って排出口41からエンジン2周りに送られ、最終的に外部に排出される。
図3および図5に示されるように、分離ファン33(冷却ファン3)が回転することにより吸入口55から粉塵を含む空気が渦流室60に吸入され、強制渦流とされる。強制渦流とされることによる遠心場により、比重の重い粉塵には遠心力が作用するため、粉塵は吸入された空気から分離ファン33の径方向外側に分離される。分離された粉塵は、渦流室60を側壁53に沿って進んで行き、排出口57から冷却ファン3の表側に送られる。表側に送られた粉塵は、冷却フィン31によって生じた冷却空気と共に、通路51を通って排出口41からエンジン2周りに送られ、最終的に外部に排出される。
これに対し、粉塵が分離された空気は、エンジン2側からの負圧によって一部が円盤状部30と分離壁54との隙間を通って送出口56からフィルタボックス7へ送出され、エアフィルタ70により細かい粉塵がろ過された後にエンジン2側へ送られる。
この際、送出口56が側壁53に沿って旋回する粉塵の進行経路上ではない部分、すなわち、対向面52の分離壁54に囲まれた部分に設けられているので、送出口56から粉塵が分離された清浄な空気を確実に送出することができ、粉塵の分離能力を向上させることができる。
しかも、対向面52には分離ファン33の内側に沿って形成された分離壁54が立設されているので、渦流室60に吸入された空気は、直接には送出口56からは送出されず、分離壁54の外側で旋回することになる。そのため、粉塵により遠心力を作用させることができ、粉塵の分離能力を一層向上させることができる。
そのうえ、排出口57がファンハウジング6によって囲まれた空間のうち、冷却ファン3の裏側の空間である渦流室60と冷却ファン3の表側の空間とを連通するので、渦流室60から排出口57を通って表側へ送られてきた粉塵を、冷却ファン3によりエンジン2周りを通して外部へ自動的に排出できる。しかも、排出口57は、側壁53に沿って進む粉塵の進行方向と粉塵に作用する重力の方向とが略等しくなる位置に開口しているので、粉塵をより確実に排出口57内に落とし入れて冷却ファン3の表側へ送ることができる。
さらに、本実施形態では、フィルタボックス7に送られる空気は、エンジン2冷却用の空気として生成されたものではないので、従来とは異なって冷却空気の流量を減らすことなくエンジン2を効果的に冷却できる。
〔第2実施形態〕
図6は、本実施形態の冷却ファン3を裏側から見た図である。なお、本実施形態において第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、ここでのそれらの説明を省略または簡略化する。
本実施形態は、図6に示されるように、分離フィン32の形状が第1実施形態とは異なり、径方向の外側に向かうに従って冷却ファン3の回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしている点が特徴であり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図6は、本実施形態の冷却ファン3を裏側から見た図である。なお、本実施形態において第1実施形態と同一部材および同一機能部位には同一符号を付し、ここでのそれらの説明を省略または簡略化する。
本実施形態は、図6に示されるように、分離フィン32の形状が第1実施形態とは異なり、径方向の外側に向かうに従って冷却ファン3の回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしている点が特徴であり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。
このような本実施形態でも、前記実施形態と同様な構成により同様な効果を得ることができるうえ、分離フィン32は、径方向の外側に向かうに従って冷却ファン3の回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしているので、渦流室60に取り込んだ空気をより効果的に渦流とすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、本実施形態では、分離ファン33は冷却ファン3の裏側に形成されていたが、冷却ファン3とは別に設けられていてもよい。その場合、分離ファン33はエンジン2によって回転駆動されていなくてもよい。分離壁54は必要に応じて設けられていればよく、ない場合でも本発明に含まれる。また、排出口57は渦流室60と冷却ファン3の表側とを連通していなくてもよく、カットオフソー1の外部と連通していてもよい。
例えば、本実施形態では、分離ファン33は冷却ファン3の裏側に形成されていたが、冷却ファン3とは別に設けられていてもよい。その場合、分離ファン33はエンジン2によって回転駆動されていなくてもよい。分離壁54は必要に応じて設けられていればよく、ない場合でも本発明に含まれる。また、排出口57は渦流室60と冷却ファン3の表側とを連通していなくてもよく、カットオフソー1の外部と連通していてもよい。
本発明は、カットオフソーに限らずチェーンソーや刈払機などの粉塵が発生する中で使用される携帯型作業機に特に有効に利用できる。
1…カットオフソー(携帯型作業機)、2…エンジン、3…冷却ファン、6…ファンハウジング、7…フィルタボックス、32…分離フィン、33…分離ファン、50…側壁、52…対向面、54…分離壁、55…吸入口、56…送出口、57…排出口、60…渦流室(分離ファン側の空間)。
Claims (7)
- 分離フィンが立設された分離ファンと、
前記分離ファンの外側を囲む側壁および前記分離ファンと対向する対向面を含んで構成されたファンハウジングと、
前記対向面に設けられて粉塵を含む空気を吸入する吸入口と、
前記対向面の前記分離フィンと対向する部分より内側に設けられて粉塵が分離された空気をフィルタボックスへ送る送出口と、
前記側壁に設けられて前記空気から分離された粉塵が排出される排出口とを備えている
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項1に記載の携帯型作業機において、
前記分離ファンは、エンジンによって回転駆動される
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項2に記載の携帯型作業機において、
前記分離ファンは、冷却ファンの裏側に形成されている
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項3に記載の携帯型作業機において、
前記排出口は、前記ファンハウジングによって囲まれた空間のうち、分離ファン側の空間と、冷却ファン側の空間とを連通している
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯型作業機において、
前記分離フィンは径方向に沿って直線状に設けられている
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯型作業機において、
前記分離フィンは、径方向の外側に向かうに従って前記分離ファンの回転方向と逆方向になめらかに曲がった形状をしている
ことを特徴とする携帯型作業機。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯型作業機において、
前記対向面の前記分離フィンの内側に対応した位置には、周方向に分離壁が立設され、
前記分離壁と前記分離ファンとの間には、隙間が形成されている
ことを特徴とする携帯型作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006154597A JP2007320004A (ja) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | 携帯型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006154597A JP2007320004A (ja) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | 携帯型作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007320004A true JP2007320004A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38853221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006154597A Pending JP2007320004A (ja) | 2006-06-02 | 2006-06-02 | 携帯型作業機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007320004A (ja) |
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