JP2007319510A - 指標器具及び外科手術器具システム - Google Patents

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Abstract

【課題】透視画像と患部の関係を把握しやすく、しかも手術作業を容易に行うことのできる照準器具及びこれを備えた外科手術システムを提供する。
【解決手段】本発明の外科手術システム100は、体内に配置された基準器具110に対して所定の位置関係にて係合する導入器具の導入位置を示すための、前記基準器具に対して姿勢変更可能な状態で接続される指標器具を含み、該指標器具は、前記導入器具の導入位置を示すための体外に配置される指標部132と、該指標部に対して位置決めされ、前記基準器具に対する重なり位置関係を示すための体外に配置される参照部136aと、を有し、既定の方向から見て前記参照部が前記基準器具に対して既定の重なり位置関係にある状態に姿勢が設定されたときに、前記指標部が前記既定の方向から見たときの前記導入器具の導入位置を示すように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は指標器具及び外科手術器具システムに係り、特に、体内に配置された基準器具に対して係合する導入器具の導入位置を示すための指標器具の構造に関する。
一般に、骨折を治療するために骨を保持固定するインプラントとしては、[a]骨にねじ込まれるネジ部と、骨表面に係合する頭部とを備え、ネジ部と頭部間に生ずる圧縮力によって骨折部を保持固定する骨ネジ、[b]骨表面に沿って配置される孔付プレートと、このプレートの孔に挿通されて骨にねじ込まれることによりプレートを固定する骨ネジとからなるインプラント、[c]骨表面に沿って配置されるプレート部及びスリーブ部が一体化されてなるプレートと、そのスリーブ部に挿通される骨ネジとからなるインプラント、[d]骨の髄内に挿入される髄内釘と、この髄内釘の孔に挿通されて骨にねじ込まれる骨ネジとからなるインプラントなどが知られている。
上記の骨折を治療するために用いられる各種のインプラントは症状に応じて骨に対する適正な位置に正確に導入されなければならないが、骨の位置を外部から把握することは困難であるため、一般的には、X線の透過特性などを利用した各種の透視画像撮影装置を用いて、骨とインプラントの位置関係を確認しながら手術を行うようにしている。
ここで、骨にねじ込まれる骨ネジを導入する作業を容易に行うために、当該作業前に骨ネジの導入位置を示す指標器具を用いる方法が従前より採用されている。例えば、ドリル工具が装着されるように構成されているとともに、ドリルや骨ネジを案内するためにこれらの導入軸線に沿うように設けられた案内溝及び導入軸線と平行に伸びる支持アームが設けられたピストル型の指標器具が知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。この指標器具においては、その支持アームに指標ピンを取り付け、上記導入軸線を骨に向けた姿勢で指標ピン及び支持アームを患者の体外に配置した状態とし、当該指標ピンを透視画像上で体内の骨と適正な位置関係となるように設定することで、骨ねじを導入するための穿孔作業を確実に行うことが可能になる。
また、ガイドピン等を導入するためのガイド器具において、ガイドピン等の案内軸線を有する基部から離れて当該案内軸線の方向に伸びる指標アームを上記基部に対して案内軸線の回りに回動可能に取り付け、この指標アームには案内軸線側へ向かう方向に見て重なるように二つのX線不透過性のターゲットマーカーを設置してなる指標器具及びその使用方法が知られている(例えば、以下の特許文献2参照)。この指標器具では、X線画像を見ながら指標アームを案内軸線周りに回転させて二つのターゲットマーカーが重なる位置に指標アームを位置決めすることで、X線画像上で指標アームにより骨に対する案内軸線の正確な位置が示されるようになっている。
さらに、長短二本の直線状ワイヤ部を備えた逆ユ字型のワイヤからなる照準器具であって、短い直線状ワイヤ部を案内経路に挿通し、長い直線状ワイヤ部を体外に配置した状態で、二本の直線状ワイヤ部をX線画像上で重なるように配置させることにより、長い直線状ワイヤ部が案内経路に沿った導入位置を示すように構成したものが知られている(例えば、以下の特許文献3参照)。
米国特許第3704707号明細書 特開平11−244300号公報 特開2003−290244号公報
しかしながら、前述の指標ピンを取り付け可能に構成した支持アームを有するピストル型の指標器具では、X線画像で指標ピンを一旦位置決めした後には、指標ピンと弾性ワイヤとの位置関係を保持することでX線画像を見なくても指標ピンの方向がドリルの穿孔位置を示し続けることとなるため、X線照射時間を短縮できる等の利点があるものの、指標器具が骨に対して位置決めされていないことにより、手術者が指標ピンを弾性ワイヤの特定部位に保持し続ける必要があるとともに、指標ピンとドリル軸の相対方向をX線の照射方向に一致させる必要があるため、実際の手術現場では作業に熟練が必要であり、正確で確実な手術を行うことが難しいという問題点がある。
また、二つのターゲットマーカーを備え、基部の軸線周りに回動可能な指標アームを有する指標器具では、X線画像上で指標アームから基部の案内軸線へ向かう方向がX線の照射方向に合致していることを確認することができるため、X線画像上の案内軸線の位置を容易かつ確実に把握できるという利点があるが、体外に配置されるものが指標アームだけであるので、X線画像から患者10の体に目を落としたとき、その位置関係が保持されているか否かを把握することが難しいという問題点がある。
さらに、長短二本の直線状ワイヤ部を備えた逆ユ字型のワイヤからなる照準器具においては、上記の回動可能な指標アームを備えた指標器具と同様の問題点に加えて、長短二本の直線状ワイヤ部がX線画像上で重なるように設定する際に、短い直線状ワイヤ部がX線画像範囲に入らないと設定することができないため、X線画像の撮影範囲を広げる必要があるとともに、重なり状態の視認性が悪いため、導入位置を正確に知ることができないという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、透視画像と患部の関係を把握しやすく、しかも手術作業を容易かつ正確に行うことのできる照準器具及びこれを備えた外科手術システムを提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の外科手術器具システムは、体内に配置される基準器具と、該基準器具に対して所定の位置関係にて係合する導入器具と、前記基準器具に対して姿勢変更可能な状態で接続され、前記導入器具の導入位置を示すための指標部を備えた指標器具と、を具備し、前記指標器具は、前記指標部に対して位置決めされ、前記基準器具に対する重なり位置関係を示すための体外に配置される参照部をさらに具備し、既定の方向から見て前記参照部が前記基準器具に対して既定の重なり位置関係にある状態に前記指標器具の姿勢が設定されたときに、前記指標部が前記既定の方向から見たときの前記導入器具の導入位置を示すように構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、指標部と参照部とを備えた指標器具が基準器具に対して姿勢変更可能に接続された状態で、体外に配置される参照部を基準器具に対して既定の方向から見て既定の重なり位置関係にあるように指標器具の姿勢を設定することにより、体外に配置される指標部が前記既定の方向から見たときの導入器具の導入位置を示すこととなる。すなわち、参照体を基準器具に対して既定の方向から見て既定の重なり位置関係にあるように設定するには、既定の方向から見た透視画像上において参照体と基準器具が既定の重なり状態にあるように設定すればよく、また、このように設定すれば、同じ透視画像上において指標部がそのまま導入器具の導入位置を指し示すこととなる。
したがって、本発明の指標器具によれば、指標部が導入器具の導入位置を示すようにするために、基準器具と既定の重なり位置関係に設定される参照体が体外に設けられていることにより、手術中に透視画像と患部との位置関係を想定し、把握しやすくなるとともに、指標器具が基準器具に対して姿勢変更可能に接続されていることから、参照体と基準器具の位置合わせを可能にしつつ、手術作業を容易かつ正確に行うことができるという効果が得られる。
なお、本発明において、上記基準器具は例えば髄内釘、プレートなどに相当し、上記導入器具は例えば骨ネジ、ガイドピン、ドリルやリーマ等の工具などに相当する。また、指標器具が基準器具に対して直接若しくは間接的に接続される態様としては、例えば、髄内釘やプレート等の基準器具に取付器具(位置決め装置)が固定され、この取付器具に姿勢変更可能に予め接続された指標器具が含まれる構造となっていてもよく、或いは、上記取付器具に対して姿勢変更可能な指標器具が着脱可能に構成されていてもよい。さらに、基準器具が直接に指標器具に接続されていてもよい。ここで、指標器具が姿勢変更可能な状態で接続される態様としては、例えば導入器具の導入軸線に沿って並進可能かつ導入軸線周りに回動可能に取り付けられ、姿勢が導入軸線以外の軸周りには変化しないように構成されていることが好ましい。
本発明において、前記参照部は、前記既定の重なり状態にある状態に設定されたときに前記既定の方向に沿って移動可能に構成されていることが好ましい。これによれば、参照部が既定の方向に沿って移動可能に構成されていることにより、参照部を患部の体表面上に近接させたり、体表面上に当接させたりすることが可能になるため、患部の内部にある基準器具の位置関係をさらに容易に想定し、把握できるようになる。また、参照部を体表面上に当接させて押し付けることで指標器具の姿勢を保持することも可能になる。
本発明において、前記参照部は、前記既定の重なり位置関係にある状態において前記既定の方向から見たときに前記基準器具の少なくとも一部を模した外縁形状を有することが好ましい。これによれば、参照部が既定の方向から見た基準器具の少なくとも一部を模した外縁形状を有することによって透視画像上での参照部と基準器具との重ね合わせが容易になるとともに、体外に配置される参照部によって患部の内部にある基準器具の位置をさらに容易に想定し、把握できるようになる。
本発明において、前記基準器具に対して固定されるとともに前記導入器具を案内する案内器具をさらに具備し、前記指標器具は前記案内器具に対して前記導入器具の案内軸線を中心に回動可能に取り付けられていることが好ましい。これによれば、指標器具が案内器具、例えば、髄内釘に固定されて用いられる取付器具に対して導入器具の案内軸線を中心に回動可能に取り付けられていることにより、指標器具の回動角度を調整することで透視画像の撮影方向における当該案内軸線の周りの傾きを解消することができるため、透視画像上において指標部が支障なく導入軸線を示すように構成できる。
本発明において、前記既定の方向は、前記基準器具の軸線及び前記案内軸線を含む基準取付平面に対して直交する方向であることが好ましい。これによれば、上記基準取付平面上における案内軸線の位置を指標部によって知ることができるので、基準器具と導入器具の位置関係、並びに、骨と導入器具の位置関係を同時に把握することが可能になる。
なお、指標器具の具体的構造としては、上記参照部が指標部に対して取り付けられた構成、また、上記参照部が基準器具に対して既定の重なり状態にあるときに指標部に対して上記既定の方向に伸びる軸材を介して参照部が取り付けられ、かつ、当該軸材の延長方向に対して参照部が移動可能に構成された構成、さらに、上記指標部が案内軸線に沿った方向に延長された形状を有し、上記参照部が指標部の延長方向に沿ってスライド可能に取り付けられた構成、などが挙げられる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1は本実施形態に係る指標器具130を含む外科手術器具システム100の構成を示す概略斜視図である。図示例の外科手術器具システム100は、大腿骨近位部の骨折を治療するための適用例を示すものであり、大腿骨1の近位端2から髄腔内に導入された上記基準器具に相当する髄内釘110と、この髄内釘110を骨1に取り付けるための上記案内器具に相当する取付器具120と、この取付器具120に接続された指標器具130とを具備している。
髄内釘110は、大腿骨1の近位端2に図示しないリーマ等によって形成した孔を通して先端110aから大腿骨1の髄腔内に挿入される。このとき、髄内釘110の基端110bには取付器具120の接続端部121が図示しないボルト等により接続固定されている。髄内釘110は、先端110a側にある部分がややテーパー状に細く形成され、それよりも基端110b側にある部分がやや太く、しかも軸線が先端側の軸線に対して僅かに屈折するように形成されている。髄内釘110は基本的に純チタン、チタン合金、ステンレス鋼などといった透視画像上で判別可能な材料(例えばX線不透過性材料)で構成される。また、本実施形態の基準器具である髄内釘110は体内に埋設されるインプラントであるため、生体親和性のある材料で形成されることが好ましい。
髄内釘110の基端側の部分には、好ましくは大腿骨1の骨頭3へ向かって斜めに形成される、貫通孔111,112が形成されている。また、髄内釘110の先端側の部分には、好ましくは当該部分の軸線1xと直交する方向に貫通する、一又は複数の貫通孔113が形成されている。なお、大腿骨1の軸線1x方向に髄内釘110の挿入位置がずれると、上記貫通孔111,112の軸線2x、3xが骨頭部3の適正部位を指向しなくなるため、髄内釘110は大腿骨1の近位端110bの近傍において大腿骨1の軸線1x方向の適正な位置(深さ)に挿入されていなければならない。
取付器具120は、髄内釘110の近位端110bに接続固定される接続端部121と、この接続端部121から斜め側方へ伸びる(図示例ではアーチ状に構成された)アーム部122と、このアーム部122に接続されて髄内釘110と並行して伸びる位置決め部123とを備えている。本実施形態の取付器具120は基本的に透視画像上で視認可能な(X線不透過性の)材料からなり、アーム部122には、後述する案内軸線2xに対してほぼ直交する方向(軸写方向)から大腿骨1若しくは体表面の当該案内軸線2xが交差する位置をアーム部122を通して透視画像上で視認できるようにするための開口部122aが形成されている。この開口部122aは、後述する軸写像においてガイドピン等の導入器具が後述の基準取付平面に沿って導入されているか否かを視認可能にする。また、位置決め部123には案内スリーブ124、125が挿入固定されている。案内スリーブ124,125は、位置決め部123に設けられた案内構造によって、髄内釘110に設けられた貫通孔111,112の軸線2x、3xに一致する案内軸線を備えるように位置決めされている。
上記位置決め部123の案内構造においては、図示例の場合、位置決めブロック123aに先端が開放されたスリット123bが形成され、このスリット123bには、上記案内スリーブ124,125を抱持するための案内溝(図示せず)が形成されている。また、位置決めブロック123aの先端部には締め付けナット123cが螺合し、この締め付けナット123cによって案内溝に挿通された上記案内スリーブ124、125が位置決めブロック123aによって締め付け固定されるように構成されている。ここで、2本の案内スリーブ124と125は連結ブロック126によって一括して位置決め部123に装着可能とされている。なお、位置決め部123には、髄内釘110の貫通孔113に対応する図示しない案内スリーブを取り付けるための案内溝も形成されることが好ましい。
上記案内スリーブ124,125は、基本的に貫通孔111,112の軸線2x、3xと一致する案内軸線(以下、貫通孔の軸線と同様に符合2x、3xを付する。)を備えている。案内スリーブ124,125は、上記案内軸線2x、3xに沿って図示しないドリル、リーマ、骨ネジ(ラグスクリュウ)等を案内可能な案内孔を備えている。この案内スリーブ124,125は、上記位置決め部123に挿通固定される部分よりも拡大した外径を有する態様で設けられた基端部124b、125bを備えている。また、案内スリーブ124,125内に補助案内スリーブ127、128を挿入することにより、上記案内軸線2x、3xに沿ってガイドピン100g(図には、別の部分にガイドピン100gを装着した状態を示してある。)を案内できるように構成されている。
補助案内スリーブ127、128にはガイドピン100gを案内軸線2x、3xに沿って案内する案内孔127a,128a(128aは図4参照)を備えている。また、補助案内スリーブ127,128の基部は、案内スリーブ124,125の基端部124b、125bから突出した把持部を構成し、この把持部を把持することで案内スリーブに対して着脱作業を行うことができるようになっている。補助案内スリーブ127の把持部のさらに基端側には装着部127cが設けられ、この装着部127cは照準器具130の基端に設けられた後述する取付部131aに接続可能に構成されている。図示例の場合、装着部127cには上記取付部131aに係合する断面逆T字状の、案内軸線2xの方向に伸びる係合溝が設けられている。
図示例の場合、患者10の外側部11の体表面に案内スリーブ124、125の先端を当接させ、補助案内スリーブ127、128の基端から案内孔127a,128aにガイドピン100gを挿入することにより、ガイドピン100gを案内軸線2x、3xに沿って大腿骨1に刺入することができるようになっている。また、補助案内スリーブ127は案内スリーブ124に対して案内軸線2x周りに回動可能に装着されている。
指標器具130は、その基端が上記取付器具120の補助スリーブ127の装着部127cに接続され、案内軸線2xを中心とする動径方向に伸びる支持アーム131と、この支持アーム131の先端に取り付けられ、案内軸線2xと平行な方向に伸びる指標部132とを備えている。この指標部132は透視画像上で判別可能な材料、例えばX線不透過性材料で構成される。
支持アーム131の基端には上記装着部127cに装着可能に構成された取付部131aが設けられている。この取付部131aは、装着部127cに設けられた断面逆T字状の係合溝と嵌合する断面逆T字状の係合リブを有している。上記装着部127cと取付部131aとの接続によって、支持アーム131は補助案内スリーブ127とともに髄内釘110及び取付器具120に対して案内軸線2x周りに回動可能に接続されることとなる。支持アーム131は略円弧状に構成され、取付部131aから動径方向へ伸びながら徐々に案内軸線2xと平行な方向に湾曲し、その先端部131bは案内軸線2xとほぼ平行な方向に向いている。なお、取付部131aの側部には切り欠き部131cが設けられている。この切り欠き部131cによって支持アーム131が保持案内スリーブ127とともに案内軸線2xの周りに回動しても補助案内スリーブ128の基端にある把持部に抵触しないように構成されている。
支持アーム131の先端部131bの側部には装着溝131dが形成されている。この装着溝131には、ガイドピン100gを挿通させて案内軸線3xと平行な方向に案内する案内孔133aを備えた補助アダプタ133が着脱可能に装着される。補助アダプタ133は、支持アーム131の両側部に設けられた二つの装着溝131dのいずれにも装着可能に構成され、これによって指標器具130を左右の大腿骨1のいずれにも適用することができるようにしている。ここで、補助アダプタ133の案内軸線(補助アダプタ133によって位置決めされた上記のガイドピン100gの軸線)と、案内スリーブ125の案内軸線3xは、指標部132の軸線と案内スリーブ124の案内軸線2xとを含む基準指標平面に対して平行な平面内に含まれるように設定されている。また、補助アダプタ133の案内軸線は案内スリーブ125の案内軸線3xと平行に設定されている。
指標部132は図示例の場合には円形断面を有する軸状部材で構成され、その一部には案内軸線2xと平行な方向に等間隔に複数の目盛132aが形成されている。これらの目盛132aはX線画像等の透視画像上でも視認可能なように凹溝(図示例では環状溝)や凸条などで構成されていることが好ましい。指標部132は案内軸線2xと並行して伸び、指標部132の軸線と案内軸線2xとが共通の基準指標平面に含まれるように構成される。図示例の場合、指標部132の軸線は案内軸線2xと平行に設定されている。
指標部132の基部132bは断面矩形状に構成され、この基部132bには取付アダプタ134が取り付けられている。取付アダプタ134は基部132bに対応する開口断面が矩形状の取付孔134aを有し、この取付孔134aに基部132bを挿通させることで、姿勢を保ちつつ指標部132の軸線方向にスライド可能な状態で取り付けられる。基部132bと取付孔134aとの間には図示しないボールプランジャ等の押圧保持手段が内蔵され、この押圧保持手段は、その押圧力で取付アダプタ134を基部132bにおける軸線方向の任意の位置に保持する。
取付アダプタ134は取付孔134bを有し、この取付孔134bにガイド軸135が挿通されている。ガイド軸135は、指標部132の軸線と案内スリーブ124の案内軸線2xを含む上記の基準指標平面と平行で、しかも、案内軸線2xと直交する平面に沿った軸線を備えている。ガイド軸135は止めネジ134cによって取付孔134bに対する適宜の挿通位置で固定されるようになっている。図示例の場合、ガイド軸135の外周面には、取付アダプタ134に内蔵されたボールプランジャ等の押圧保持手段に係合し、これによってガイド軸135を適宜の挿通位置に保持するための複数の係合溝135aが軸線方向に配列形成されている。また、上記外周面には、上記止めネジ134cの先端が当接する平坦部135bも形成されている。
ガイド軸135の下端部には参照体であるテンプレート136が固定されている。このテンプレート136は、髄内釘110の少なくとも一部を模した外縁形状を有する参照部136aと、この参照部136aをガイド軸135に取付けるための取付アーム136bとを備えている。取付アーム136bはガイド軸135の下端部に取付ネジ135cによって着脱可能に固定されている。上記参照部136aは、髄内釘110の軸線1x及び取付器具120の軸線を含む基準取付平面と直交する方向から髄内釘110を見たときの外縁形状の少なくとも一部と同じ外縁形状を有する。図示例の場合、参照部136aは髄内釘110の全ての上記外縁形状を備えた、すなわち、髄内釘110を、上記基準取付平面と直交する方向から見たときの形状と一致する平面形状を備えている。このテンプレート136は当該平面形状を含む平板状に形成されている。
上記の構成においては、テンプレート136は、ガイド軸135の軸線方向に沿って、すなわち上記基準指標平面と平行な面上を案内スリーブ124の案内軸線2xと直交する方向に沿って移動可能に構成されている。また、指標器具130を回動させて上記基準指標平面が上記基準取付平面と直交する姿勢としたときに、取付アダプタ134を指標部132の基部132bに対してスライドさせて案内軸線2xに沿った方向に位置調整することで、テンプレート136の上記参照部136aの少なくとも一部の外縁形状が上記基準取付平面と直交する方向から見て髄内釘110の外縁形状と平面的に一致させることができるように構成されている。図示例の場合には、図2に示すように、参照部136aは上記条件において髄内釘110と完全に平面的に一致するように構成されている。図3は、同じ状態を上記基準取付平面に対して完全には直交していない斜め方向から見たときの様子を示している。
以上のように構成された本実施形態においては、例えば、以下の手順で操作を行うことによって手術を進めていくことができる。まず、上述のように髄内釘110と取付器具120とを接続した状態で大腿骨1の髄内に髄内釘110を挿入し、その後、案内スリーブ124及び125を連結ブロック126とともに取付器具120の位置決め部123に装着する。また、補助スリーブ127及び128を装着し、さらに指標器具130も接続する。そして、案内スリーブ124、125の先端を患者10の体表面若しくは大腿骨10の外側部の骨表面に当接させる。ただし、これらの手順は任意の順番で実施できる。
しかる後に、図1乃至図3に示すように、指標器具130の支持アーム131(すなわち上記基準指標平面)を回動させて上記基準取付平面と直交する方向にセットする。なお、このように支持アーム131が上記基準取付平面と直交する方向に伸びる姿勢とされたときに案内スリーブ124と補助案内スリーブ127との間に作用する図示しないボールプランジャとこれに対応する凹部の組み合わせ機構等からなる角度保持手段によって当該姿勢が保持されるように構成することが好ましい。
上記の姿勢で、上記基準取付平面と直交する方向からX線画像等の透視画像(正面像)を撮影し、図2に示すように、テンプレート136の参照部136aの外縁形状が髄内釘110の対応する外縁形状と一致するように、取付アダプタ134を指標部132の軸線方向にスライドさせる。このとき、テンプレート132をガイド軸135の軸線に沿って降下させて患者10の体表面の近傍、或いは、当該体表面上に配置することが好ましい。このように実際の患者10の体表面の近傍若しくは体表面上にテンプレート136が配置されると、透視画像上の髄内釘110と実際の患部の状況とを対比することができるため、手術者が実際の患部内における髄内釘110の位置を直感的に想定することが可能になり、手術に際して髄内釘110の位置や姿勢を把握することが容易になる。この場合、テンプレート136を患部の体表面上に押し付けるように配置することで、間接的に指標器具130の角度位置が保持固定されるという利点も得られる。
上記のように設定すると、透視画像上において指標部132が髄内釘110の貫通孔111の軸線2xと一致するため、以後に行われるガイドピンの刺入位置、ドリル等の穿孔工具の適用位置、骨ネジ(ラグスクリュウ)のねじ込み位置等といった各導入器具の導入位置が大腿骨1に対して整合しているか否かを確認することができる。特に、同じ透視画像上で参照部136aが髄内釘110と整合していることを確認しながら指標部132によって導入位置を知ることができるため、手術者が安心して手術を進めることができる。また、これと同様に、透視画像上では補助アダプタ133に挿通されたガイドピン100gも髄内釘110の貫通孔112の軸線3xと一致するため、以後に行われる貫通孔112に対する各導入器具の導入位置が整合しているか否かも同時に確認できる。この場合、上記の導入位置が骨に対して整合していないと判断される場合には、髄内釘110の挿入位置(図示上下位置)が不適切であることから、取り付け器具120を介して髄内釘110の挿入位置(深さ)を修正する。なお、図21に示すように正面像は通常極めて限定された範囲内のみを示す透視画像であるが、参照部であるテンプレート136と基準器具である髄内釘110とを重ね合わせる作業、指標部132によって導入位置を確認する作業は図示のように視野が限定されているにも拘わらず全く支障なく行うことができる。
上記の説明は、X線等による透視画像の撮影方向が上記基準取付平面に対して完全に直交していることを前提としているが、透視画像の撮影方向が上記基準取付平面と完全には直交していない場合であっても、多少の角度ずれであれば、テンプレート136を透視画像上において髄内釘110に重ね合わせることで、指標部132及びガイドピン100gは骨に対する上記導入器具の導入位置をほぼ示すことになる。
すなわち、透視画像の撮影方向が図2の左右方向に傾斜している場合には、傾斜角度が僅かであれば、骨に対する髄内釘110の挿入位置(深さ)を確認する上では図示上下方向の位置関係のみが問題となるのでほとんど影響はない。一方、透視画像の撮影方向が図2の上下方向に傾斜している場合でも、図3に矢印Fで示す方向(図2に示す二点鎖線と平行な方向)から撮影した場合を想定すると理解できるように、テンプレート136と髄内釘110の重なり関係と、指標部132と案内軸線2xの重なり関係との整合性自体は維持されるため、指標部132で示される導入器具の導入位置は髄内釘110に対する位置関係において影響を受けず、その正確さが担保されている。したがって、上記導入位置の骨に対する位置関係においても、上記の撮影方向の傾斜角度が僅かであれば大きな問題を生ずることがない。ただし、上記傾斜角度が大きくなれば、当然のことながら、指標部132によって示される導入位置は、骨との関係では正確な位置を示すものとはならない。
本実施形態では指標器具130が案内軸線2x周りに回動可能に接続されているため、上記のように透視画像の撮影方向が上記基準取付平面に対して完全に直交する方向から案内軸線2xを中心とする回動方向にずれている場合であっても、そのずれが僅かなものであれば、指標器具130を回動させることによってテンプレート136の参照部136aを髄内釘110に合致させることができ、この状態で指標部132によって導入器具の導入位置を確認することができる。したがって、手術現場の状況に応じて柔軟に対処できるという点でも、従来の指標器具に比べて作業性が良好であり、手術に伴う確認作業をより容易に行うことが可能になる。
また、本実施形態の指標器具130は上述のように案内軸線2x周りに回動可能に構成されているため、上記の正面像だけでなく、他の方向から見たときの骨に対する導入器具の導入位置をも上記指標部132によって指し示すことができる。図4は、支持アーム131を回動させることによって、上記基準指標平面を上記基準取付平面と一致させた状態を示すものである。このように設定すると、患者10の側方から見たときに案内軸線2x或いは上記基準取付平面が骨(大腿骨1の骨頭部3)に対して整合しているか否か、すなわち、患者10の前後方向に見て案内軸線2xの位置ずれが生じていないか否かを確認できる。図5には、このときの透視画像(軸写像)の様子を示す。この場合、指標器具130の回動姿勢は、指標部132が取付器具120のアーム部122に重なるように調整することで設定される。本実施形態の場合にはアーム部122に上記開口部122aが形成されているので、指標部132が当該開口部122aと重なるように調整することでより正確な設定を行うことができる。
この軸写像による導入位置の確認は、髄内釘110の軸線1x周りの回転姿勢が骨に整合しているか否か、或いは、上記基準取付平面が骨に整合しているか否かを見るものであり、指標部132で示される上記導入位置が骨に整合していない場合には、取付器具120を髄内釘110の軸線1x周りに回動させることにより、導入位置(案内軸線2x)が骨に整合するように修正することができる。
なお、この軸写像による導入位置の確認に際しては、上記テンプレート136を取り外すか、或いは、上方に引き上げておくことにより、テンプレート136が取付器具120のアーム部122に抵触することを回避することができる。また、上記基準指標平面が上記基準取付平面に合致する位置に支持アーム131を回動させたときに、その回動位置を保持するための上記と同様の角度保持手段が設けられていることが好ましい。
この軸写像による導入位置の確認作業においても、例えば、図6に示すように透視画像の撮影方向が、相互に合致させた上記基準取付平面及び上記基準指標平面に沿った方向からずれている場合がある。このような場合には、骨(大腿骨1の骨頭部3)に対する導入位置(案内軸線2x)を正確に見るには、透視画像の撮影方向を上記基準取付平面及び上記基準指標平面に沿った方向に一致させるように修正する必要がある。また、このような修正が困難である場合には、アーム部122に設けられたガイド孔122b(図2及び図6参照、図6にはガイド孔の軸線4xを示す。)にガイドピン100gを挿入し、その先端を骨頭部3に刺入することによって、図6に一点鎖線で示すように上記基準取付平面が骨に対して整合しているか否かを確認することができる。
上記のようにして正面像及び軸写像で導入位置(案内軸線2x、3xの位置)が骨に対して整合していることが確認される。このとき、指標部132に設けた目盛132aによって、導入器具の導入深さを決定することができる。指標部132は案内軸線2xに沿った方向に見ると支持アーム131を介して案内スリーブ124及び補助案内スリーブ127に固定されているので、所望の導入深さに対応する指標部132の目盛132aを特定しておくことにより、後に導入器具(ガイドピン)を導入する際の導入量(深さ)を案内スリーブ124及び補助案内スリーブ127(例えば、これらの基端部)と導入器具の案内軸線2xに沿った方向の位置関係で把握し、上記所望の導入深さに一致させることができる。例えば、導入器具であるガイドピンの基部側の外周に目盛を付けておき、上記所望の導入深さに対応する目盛の位置が補助案内スリーブ127の基端に一致するまでガイドピンを挿入すれば、当該ガイドピンの先端は所望の導入深さに達する。
上記のように導入位置及び導入深さが決定されると、その後、患者の外側部11を切開し、位置決め部123に対する案内スリーブ124、125の軸線方向の位置を設定しなおしてそれらの先端部を骨の外表面に当接させ、図示しないガイドピンを補助案内スリーブ127、128に沿って骨に刺入し、上述のようにして所望の導入深さとなるように設定する。このとき、近位端2や骨頭部3の近傍の骨折部の整復状態を維持することが難しい場合には、連結ブロック126の左右端部にそれぞれ設けた複数のガイド孔126aに別のガイドピンを挿通させ、当該ガイドピンの先端部を骨折部の側方へ刺入することで、整復状態の安定性を図ることができる。
しかる後に、補助案内スリーブ127を取り外し、案内スリーブ124を通して上記ガイドピンに案内されたドリル等の工具を骨に適用し、骨の皮質を穿孔する。最後に、案内スリーブ124を通して上記ガイドピンに案内された骨ネジ(ラグスクリュウ)を骨にねじ込み、骨ネジの先端を上記髄内釘110の貫通孔111を通過して骨頭部3の内部に到達させる。
図7は、異なる実施形態の指標器具及び外科手術器具システムを示す概略斜視図である。この実施形態では、テンプレート136′の形状を除いた部分は全て上記実施形態と同様であるので、同一部分には同一符合を付し、それらの説明は省略する。この実施形態のテンプレート136′は、髄内釘110の形状を模した形状を有する点、平板状に構成されている点、参照部136a′が正面像において髄内釘110と重なったときに指標部132が導入器具の導入位置を示す点で上記実施形態と同様である。しかしながら、当実施形態の参照部136a′では、髄内釘110と交差した状態に係合する(髄内釘110の貫通孔111、112に挿通される)導入器具である骨ネジの一部を模した突出部136a1′及び136a2′を備えている点で上記実施形態とは異なる。このように導入器具に相当する突出部136a1′及び136a2′を参照部136a′の一部に設けることで、体外において導入器具の導入イメージを想定し、把握しやすくなる。
尚、本発明に係る指標器具及び外科手術システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態では、体内に導入した基準器具である髄内釘110に対して参照部136aを重ねたときに指標部132が導入器具(ガイドピン、工具、骨ネジなど)の導入位置を示すように構成され、これによって骨に対する導入位置を把握することができるようになっているが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
例えば、髄内釘110の代わりに骨の外表面に固定されるべきプレートを基準器具とし、このプレートに対して直接に、若しくは、取付器具を介して姿勢変更可能に接続される指標器具を設け、この指標器具を、参照部が正面像においてプレートの少なくとも一部と平面的に所定の重なり位置関係を有する姿勢となったときに、指標部がプレートに適用される骨ネジの導入位置を示すように構成してもよい。
また、上記実施形態では骨に刺入されるガイドピンを導入器具とする場合について説明したが、導入器具は工具や骨ネジなどであってもよく、これらの導入位置を事前に指標器具で把握することにより、これらを直接に骨に適用するようにしても構わない。
実施形態の指標器具及び外科手術システムの使用態様を示す概略斜視図。 透視画像の正面像において指標部が導入位置を示している様子を示す概略正面図。 正面像で指標部が導入位置を示しているときのシステム構造を示す概略斜視図。 透視画像の軸写像により基準取付平面の確認をする際のシステム構造を示す概略斜視図。 軸写像において指標部が基準取付平面を示している様子を示す概略側面図。 指標部が基準取付平面を示しているときのシステム構造を示す概略斜視図。 異なる実施形態を示す概略斜視図。
符号の説明
100…外科手術システム、110…髄内釘、111、112、113…貫通孔、120…取付器具、121…接続端部、122…アーム部、123…位置決め部、130…指標器具、131…支持アーム、132…指標部、134…取付アダプタ、135…ガイド軸、136…テンプレート、136a…参照部

Claims (5)

  1. 体内に配置される基準器具と、該基準器具に対して所定の位置関係にて係合する導入器具と、前記基準器具に対して姿勢変更可能な状態で直接若しくは間接的に接続され、前記導入器具の導入位置を示すための指標部を備えた指標器具と、を具備し、
    前記指標器具は、前記指標部に対して位置決めされ、前記基準器具に対する重なり位置関係を示すための体外に配置される参照部をさらに具備し、
    既定の方向から見て前記参照部が前記基準器具に対して既定の重なり位置関係にある状態に前記指標器具の姿勢が設定されたときに、前記指標部が前記既定の方向から見たときの前記導入器具の導入位置を示すように構成されていることを特徴とする外科手術器具システム。
  2. 前記参照部は、前記既定の重なり位置関係にある状態に設定されたときに前記既定の方向に沿って移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の外科手術器具システム。
  3. 前記参照部は、前記既定の重なり位置関係にある状態において前記既定の方向から見たときに前記基準器具の少なくとも一部を模した外縁形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の外科手術器具システム。
  4. 前記基準器具に対して固定されるとともに前記導入器具を案内する案内器具をさらに具備し、前記指標器具は前記案内器具に対して前記導入器具の案内軸線を中心に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の外科手術器具システム。
  5. 前記既定の方向は、前記基準器具の軸線及び前記案内軸線を含む基準取付平面に対して直交する方向であることを特徴とする請求項4に記載の外科手術器具システム。

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