JP2007318258A - コンテンツ送信装置 - Google Patents

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Yuki Okamoto
祐樹 岡本
Takumi Tanabe
匠 田辺
Kazunari Fujiwara
一成 藤原
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Abstract

【課題】コンテンツの送信先が増えたり減ったりしても、転送されるコンテンツの質の変化をコンテンツ受信側のユーザに感じ取られにくくしてコンテンツの転送レートを変換し、変換したコンテンツを送信するコンテンツ送信装置を提供する。
【解決手段】コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換部107と、コンテンツをコンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信部108と、送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出部109とを備え、ビットレート変換部107は、コンテンツの送信先の数が変化する場合、送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、送信先の数が変化した後に変化検出部109によって検出されるコンテンツの変化点からビットレートを変換し、コンテンツ送信部108は、送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、上記変化点から変換後のビットレートで送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置に関する。
近年、AVコンテンツのストリーミング視聴のように、ネットワークを介してコンテンツを視聴する形態が一般化しつつある。ネットワーク再生を利用すれば、サーバ等のコンテンツ送信装置に蓄積されているコンテンツを、物理的に離れた場所にあるコンテンツ受信装置を利用することにより視聴することができる等、ユーザがコンテンツの保存場所を意識することなくそのコンテンツを視聴することができるというメリットがある。また、デジタルハイビジョン放送のような高画質及び高音質のAVコンテンツをコピー又は移動するには長時間かかるため、ネットワークを介してストリーミング再生でコンテンツを視聴する方法が有効である。
また、蓄積されているコンテンツだけに限らず、地上波デジタル放送によって流れてきたテレビ番組をIPネットワークにより再配信する方法も検討されている。IP再配信は、電波状況が悪く、放送波を受信しにくい環境にある機器を想定して検討されているものであり、コンテンツ送信装置が自身のチューナで受信したデータをIPパケットに変換してネットワークに送出することで、チューナを持たない機器でも番組を受信することが可能になる。
他方、ネットワークを介したコンテンツの再生において想定される課題もいくつか存在する。その一つにネットワーク帯域の問題が挙げられる。
例えば、コンテンツ送信装置は、コンテンツをネットワークに接続された複数のコンテンツ受信装置に送信する場合、各コンテンツ受信装置にAVストリームを送信するため、ネットワーク上には複数のAVストリームが流れる。ネットワークの帯域が十分広くなければ、1ストリームあたりに割り当てられる帯域が狭くなり、コンテンツ本来のビットレートと同じ転送レートを確保することができなくなる。ネットワーク上の転送レートが、コンテンツ本来のビットレートより極端に小さくなれば、コンテンツ受信装置側デコードバッファのアンダーフローが発生する等により、コンテンツ受信装置から出力されるコンテンツの映像や音が乱れることが予想される。
この課題を解決するための方法として、コンテンツの転送レートが極端に小さくならないようにコンテンツの転送レートを適切に変換する方法が提案されている。すなわち、コンテンツ送信装置は、ネットワークの状態を監視しネットワークの状態が変化した時点で、つまりコンテンツの送信先が増えたり減ったりした時点で、コンテンツを、低ビットレートに又は高ビットレートに適切に変換して送信する。
図8及び図9を用いて従来のビットレートの変換を説明する。図8は通信システムの構成例を示す図である。図8の通信システムは、コンテンツ送信装置1001と、コンテンツ受信装置1002と、コンテンツ受信装置1003とで構成されており、コンテンツ送信装置1001、コンテンツ受信装置1002、及びコンテンツ受信装置1003は、ネットワーク10に接続されている。図9は、コンテンツ受信装置1002及びコンテンツ受信装置1003に送信されるコンテンツのビットレートと各時刻との関係を示す。図9は、コンテンツ送信装置1001が、時刻t0からコンテンツαをコンテンツ受信装置1002に送信することを開始し、時刻t1からコンテンツβをコンテンツ受信装置1003に送信することを開始し、時刻t2でコンテンツβのコンテンツ受信装置1003への送信を終了する場合を示している。コンテンツα本来のビットレートが18Mbpsであり、コンテンツβ本来のビットレートが9Mbpsであって、ネットワーク10の伝送帯域が25Mbpsであることを想定する。
コンテンツ送信装置1001は、時刻t0からコンテンツ受信装置1002にのみコンテンツαを送信するので、時刻t0からコンテンツαを、コンテンツα本来のビットレート18Mbpsでコンテンツ受信装置1002に送信することができる。従って図9に示すように、コンテンツ送信装置1001は、時刻t0からコンテンツαを18Mbpsでコンテンツ受信装置1002に送信する。
その後時刻t1から、コンテンツβのコンテンツ受信装置1003への送信が開始され、コンテンツβ本来のビットレートが9Mbpsであり、ネットワーク10の伝送帯域が25Mbpsであって、時刻t1以降もコンテンツαは送信され続ける。従って、時刻t1以降、コンテンツ送信装置1001は、コンテンツαとコンテンツβとをそれら本来のビットレートで送信することができない。コンテンツαとコンテンツβとを同時に送信するために、図9に示すように、コンテンツ送信装置1001は、例えば、時刻t1から、コンテンツαを12Mbpsでコンテンツ受信装置1002に送信し、コンテンツβを6Mbpsでコンテンツ受信装置1003に送信する。
その後時刻t2に、コンテンツβのコンテンツ受信装置1003への送信が終了し、コンテンツ送信装置1001は、時刻t2から、コンテンツαを18Mbpsでコンテンツ受信装置1002に送信する。
これにより、コンテンツ受信装置1002及びコンテンツ受信装置1003のデコードバッファのアンダーフローやオーバーフローは発生せず、コンテンツ受信装置1002及びコンテンツ受信装置1003は安定して番組の出力を継続することができるという効果が得られる。
なお、コンテンツ受信装置の解像度やデコーダの情報等、コンテンツ受信装置の性能を考慮して、コンテンツ送信装置がより適切にトランスコードを行なう方法も提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−318057号公報
しかし、上記従来の方法では、コンテンツ送信装置は、ネットワークの状態が変化した時点で、つまりコンテンツの送信先が増えたり減ったりした時点で、コンテンツの転送レートを変換するため、コンテンツ受信装置が受信するコンテンツの映像及び音の質が急激に変化し、ユーザにその変化が検知される可能性がある。図9の例では、コンテンツ受信装置1002はコンテンツαを受信しており、コンテンツαの転送レートは、時刻t1と時刻t2とにおいて変更される。コンテンツ受信装置1002のユーザは、コンテンツαの視聴を継続している際、コンテンツα本来のビットレートが変更されていないのにもかかわらず、転送レートが変更されることにより、時刻t1と時刻t2とにおいてコンテンツαの質(画質及び音質)の変化を検知し、場合によってはその変化を不快に感じるという課題がある。
本発明は、コンテンツの送信先が増えたり減ったりしても、転送されるコンテンツの質の変化を、コンテンツ受信側のユーザに感じ取られにくくしてコンテンツの転送レートを変換し、変換したコンテンツを送信するコンテンツ送信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のコンテンツ送信装置は、ネットワークに接続されている複数のコンテンツ受信装置にコンテンツを送信する装置であって、前記コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、前記コンテンツの属性情報を保持する属性情報保持手段と、前記コンテンツ受信装置の性能に関する機器情報を取得する機器情報取得手段と、前記ネットワークの通信帯域に関するネットワーク情報を取得するネットワーク情報取得手段と、前記属性情報、前記機器情報、及び、前記ネットワーク情報を利用して、前記コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換手段と、前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信手段と、送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出手段とを備え、前記ビットレート変換手段は、コンテンツの送信先の数が変化する場合、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記送信先の数が変化した後に前記変化検出手段によって検出されるコンテンツの変化点からビットレートを変換し、前記コンテンツ送信手段は、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記変化点から変換後のビットレートで送信する。
例えば、前記変化検出手段は、前記コンテンツ受信装置からのコンテンツの再生に関する変更指示に基づいて、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する。
例えば、前記コンテンツ送信装置と前記コンテンツ受信装置との間の通信プロトコルは、Hyper Text Transfer Protocol(HTTP)であり、前記変化検出手段は、前記コンテンツ受信装置からのRangeヘッダを調べることにより、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する。
例えば、前記変化検出手段は、前記属性情報に基づいて、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する。
例えば、前記ビットレート変換手段は、コンテンツのジャンルに応じてビットレートを変換する。
例えば、本発明のコンテンツ送信装置は、更に、前記属性情報に基づいて、ビットレートの変換対象のコンテンツの送信終了までの時間が閾値未満の時間しか残っていないか否かを判定する判定手段を備え、前記ビットレート変換手段は、前記送信終了までの時間が閾値未満の時間しか残っていないと判定された場合、前記変換対象のコンテンツのビットレートを変換しない。
本発明の通信システムは、ネットワークに接続されているコンテンツ送信装置と、前記ネットワークに接続されている複数のコンテンツ受信装置とを備え、前記コンテンツ送信装置は、前記コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、前記コンテンツの属性情報を保持する属性情報保持手段と、前記コンテンツ受信装置の性能に関する機器情報を取得する機器情報取得手段と、前記ネットワークの帯域に関するネットワーク情報を取得するネットワーク情報取得手段と、前記属性情報、前記機器情報、及び、前記ネットワーク情報を利用して、前記コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換手段と、前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信手段と、送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出手段とを有し、前記ビットレート変換手段は、コンテンツの送信先の数が変化する場合、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記送信先の数が変化した後に前記変化検出手段によって検出されるコンテンツの変化点からビットレートを変換し、前記コンテンツ送信手段は、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記変化点から変換後のビットレートで送信する。
本発明のコンテンツ送信装置の特徴的な構成手段をステップとするコンテンツ送信方法を実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムを実現したり、上記特徴的な構成手段を含む集積回路を実現することもできる。上記のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができる。
本発明は、コンテンツの送信先が増えたり減ったりしても、転送されるコンテンツの質の変化を、コンテンツ受信側のユーザに感じ取られにくくしてコンテンツの転送レートを変換し、変換したコンテンツを送信するコンテンツ送信装置を提供することができる。
本発明により、画質の著しい変化がユーザに認識されることを防ぐことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
先ず、実施の形態における通信システムの構成を、図1を用いて説明する。
図1は、実施の形態における通信システムの構成図である。実施の形態における通信システムは、サーバであるコンテンツ送信装置100と、クライアントであるコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500とで構成されている。コンテンツ送信装置100、コンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500は、ネットワーク10に接続されている。
コンテンツ受信装置A300のユーザがコンテンツ送信装置100に蓄積されているコンテンツをコンテンツ受信装置A300を利用して視聴しようとする場合、そのユーザはコンテンツ受信装置A300を介して、そのコンテンツを送信することをコンテンツ送信装置100に要求する。その要求に対し、コンテンツ送信装置100はそのコンテンツをネットワーク10を介してコンテンツ受信装置A300に送信する。コンテンツ受信装置A300はそのコンテンツを受信し復号して出力する。これにより、コンテンツ受信装置A300のユーザは所望のコンテンツを視聴することができる。
同様に、コンテンツ受信装置B400のユーザがコンテンツ送信装置100に蓄積されているコンテンツをコンテンツ受信装置B400を利用して視聴しようとする場合、そのユーザはコンテンツ受信装置B400を介して、そのコンテンツを送信することをコンテンツ送信装置100に要求する。その要求に対し、コンテンツ送信装置100はそのコンテンツをネットワーク10を介してコンテンツ受信装置B400に送信する。コンテンツ受信装置B400はそのコンテンツを受信し復号して出力する。これにより、コンテンツ受信装置B400のユーザは所望のコンテンツを視聴することができる。
更に同様に、コンテンツ受信装置C500のユーザがコンテンツ送信装置100に蓄積されているコンテンツをコンテンツ受信装置C500を利用して視聴しようとする場合、そのユーザはコンテンツ受信装置C500を介して、そのコンテンツを送信することをコンテンツ送信装置100に要求する。その要求に対し、コンテンツ送信装置100はそのコンテンツをネットワーク10を介してコンテンツ受信装置C500に送信する。コンテンツ受信装置C500はそのコンテンツを受信し復号して出力する。これにより、コンテンツ受信装置C500のユーザは所望のコンテンツを視聴することができる。
コンテンツ送信装置100は、例えば、蓄積メディアを持つDVDレコーダ、セットトップボックス、又はサーバ等であり、コンテンツ受信装置A300、B400、及びC500は、例えば、テレビ又はパソコン等である。ネットワーク10は、有線もしくは無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、又はIEEE1394のようなリンクケーブル等の、コンテンツの通信路である。
次に、実施の形態におけるコンテンツ送信装置100の構成を、図2を用いて説明する。
図2は、実施の形態におけるコンテンツ送信装置100の構成を示す図である。コンテンツ送信装置100は、蓄積しているコンテンツを、ネットワーク10を介してコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500に送信する装置である。コンテンツ送信装置100は、図2に示すように、コンテンツ保持部101と、コンテンツ属性情報保持部102と、送信要求受信部103と、送信制御部104と、機器情報取得部105と、ネットワーク情報取得部106と、ビットレート変換部107と、コンテンツ送信部108と、変化検出部109とを備える。
コンテンツ保持部101は、HDDやDVD等のようにコンテンツを保持するメディア等である。コンテンツの蓄積フォーマットや蓄積メディアに関する制限は設けられない。コンテンツ属性情報保持部102は、コンテンツ保持部101によって保持されているコンテンツの属性情報を保持する。属性情報は、例えば、コンテンツの内容に関して記述されたメタ情報等である。属性情報は、コンテンツ(番組)のジャンルや種別に関する情報を含む。また、属性情報は、コンテンツの本来のビットレートを示す情報を含む。更に、属性情報は、コンテンツに含まれるコマーシャルメッセージ(CM)の開始位置及び終了位置等のコンテンツの変化位置を特定する情報を含む。属性情報は、テレビ放送されるコンテンツに関する情報であれば放送局からの放送波から取得することができ、DVDのようなパッケージメディアに蓄積されているコンテンツに関する情報であれば属性情報がメディアに記録されているので、メディアから取得することができる。属性情報の取得方法は問わない。送信制御部104及び変化検出部109が解釈することができれば、属性情報のフォーマットや記述言語は問わない。
送信要求受信部103は、ネットワーク10を介して、コンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500から、コンテンツの送信要求を受信する。送信制御部104はコンテンツの送信制御を行なう。
機器情報取得部105はネットワーク10に接続されている各コンテンツ受信装置の性能を特定する機器情報を取得する。機器情報は、例えば、映像の表示解像度、及び、画面のサイズ等が挙げられる。機器情報取得部105はコンテンツ受信装置から通知されることにより機器情報を取得する。機器情報は、機器情報取得部105が解釈することができれば、そのフォーマットや記述言語は問わない。
ネットワーク情報取得部106はネットワーク10のネットワーク帯域に関する情報(ネットワーク情報)を取得する。ネットワーク情報取得部106は、例えば、ネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値や、コンテンツがコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500の何れかに送信されている場合における、ネットワーク10で伝送可能なビットレートの値等の情報を取得する。ネットワーク情報の取得方法は問わない。
ビットレート変換部107は、コンテンツ保持部101によって保持されているコンテンツのトランスコードを行なう。すなわち、ビットレート変換部107は、コンテンツ保持部101によって保持されているコンテンツのビットレート(転送レート)を変換する。ビットレート変換部107は、例えば、MPEG2におけるMP@HL(メインプロファイル−ハイレベル)からMP@ML(メインプロファイル−メインレベル)等への画質の変換、MPEG2からMPEG4等へのフォーマットの変換、又は解像度の変換等を行なうことにより、コンテンツのビットレート(転送レート)を変換する。ビットレート変換部107はコンテンツの符号化及び復号等の処理も行なう。つまり、ビットレート変換部107はエンコーダ及びデコーダの機能を有する。ビットレート変換部107は、例えばMPEG2フォーマットのコンテンツを、MPEG4フォーマットに変換してネットワーク10に送信する場合、MPEG2のデコードとMPEG4のエンコードとを行なう。また、コピー制限が課されているコンテンツを扱う場合にはローカル暗号の復号やネットワーク暗号の暗号化等が必要となるが、ビットレート変換部107はそれらの処理を実行する。コンテンツの符号化方式やフォーマット等は問わないが、ビットレート変換部107は、コンテンツ受信装置が復号及び出力することが可能な形式にコンテンツを変換する。
コンテンツ送信部108は、コンテンツ保持部101によって保持されているコンテンツを、又はビットレート変換部107によりトランスコードされたコンテンツを、ネットワーク10を介して、コンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500に送信する。
変化検出部109は、コンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500の何れかから、チャンネルの変更等のコンテンツ送信部108が送信しているコンテンツ(送信コンテンツ)の変更指示を受け付け、それにより、送信コンテンツの変化を検出する。また、変化検出部109は、コンテンツ属性情報保持部102によって保持されている属性情報に基づいて、送信コンテンツの変化を検出する。例えば、変化検出部109は、属性情報に基づいて、CMの開始位置等の送信コンテンツの変化位置を検出する。
次に、実施の形態におけるコンテンツ受信装置A300の構成を、図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態におけるコンテンツ受信装置A300の構成を示す図である。コンテンツ受信装置A300は、ユーザからそのユーザの所望のコンテンツの視聴要求を受け付け、上記所望のコンテンツを送信することをコンテンツ送信装置100に要求し、コンテンツ送信装置100から上記所望のコンテンツを受信する装置である。コンテンツ受信装置A300は、図3に示すように、視聴要求受付部301と、送信要求送信部302と、機器情報通知部303と、コンテンツ受信部304と、コンテンツ復号部305と、コンテンツ出力部306とを備える。
視聴要求受付部301は、コンテンツ受信装置A300のユーザからそのユーザの所望のコンテンツの視聴要求を受け付ける。送信要求送信部302は、視聴要求受付部301がユーザから上記視聴要求を受け付けると、上記所望のコンテンツの送信要求をネットワーク10を介してコンテンツ送信装置100に送信する。機器情報通知部303は、視聴要求受付部301がユーザから上記視聴要求を受け付けると、コンテンツ受信装置A300の機器性能に関する情報(機器情報)をネットワーク10を介してコンテンツ送信装置100に送信する。
コンテンツ受信部304はコンテンツ送信装置100からコンテンツを受信する。コンテンツ復号部305は受信されたコンテンツを復号する。コンテンツ復号部305は、特定のフォーマットで符号化されたコンテンツを復号する機能を有するとともに、コピー制限のかかったコンテンツに対してネットワーク暗号の復号を行なう等の機能を有する。コンテンツ復号部305は、自動的にフォーマットを判別してデコードしてもよいし、コンテンツ送信装置100からフォーマットに関する情報を取得してデコードしてもよい。ただし、機器情報を取得したコンテンツ送信装置100は、コンテンツ受信装置A300がサポートするフォーマットの情報を保持しているため、コンテンツ受信装置A300がサポートしないフォーマットでコンテンツが送られてくることはない。
コンテンツ出力部306は復号されたコンテンツを映像及び音として出力する。コンテンツ出力部306は、例えば、映像を表示するモニタや音を出力するスピーカである。コンテンツ出力部306は、コンテンツを蓄積する場合にはHDDやDVD等のメディア、又は、コンテンツをネットワーク10を介して他の機器へ再配信する場合にはネットワークインタフェース等である。
次に、コンテンツ受信装置A300の動作を説明する。
視聴要求受付部301がコンテンツ受信装置A300のユーザからそのユーザの所望のコンテンツの視聴要求を受け付けると、送信要求送信部302は、上記所望のコンテンツの送信要求をネットワーク10を介してコンテンツ送信装置100に送信する。また、機器情報通知部303は、コンテンツ受信装置A300の機器性能に関する情報(機器情報)を、ネットワーク10を介してコンテンツ送信装置100に送信する。
コンテンツ受信部304は、送信要求に対する応答としてネットワーク10を介してコンテンツ送信装置100から送られてくるコンテンツを受信し、コンテンツ復号部305は受信されたコンテンツを復号し、コンテンツ出力部306は復号されたコンテンツを映像及び音として出力する。
コンテンツ受信装置B400及びコンテンツ受信装置C500は、コンテンツ受信装置A300と同様に構成されている。
次に、コンテンツ送信装置100の動作を、図4から図6を用いて説明する。
以下の説明では、図4に示す状況を想定する。すなわち、コンテンツ送信装置100は、時刻t0からコンテンツαをコンテンツ受信装置A300へ送信することを開始し、時刻t1からコンテンツβをコンテンツ受信装置B400へ送信することを開始し、時刻tyにコンテンツ受信装置B400へ送信するコンテンツをコンテンツβからコンテンツγに変更し、時刻t2にコンテンツγをコンテンツ受信装置B400へ送信することを終了する。また、コンテンツα本来のビットレートが18Mbpsであり、コンテンツβ及びコンテンツγの本来のビットレートが9Mbpsであって、ネットワーク10の伝送帯域が25Mbpsであることを想定する。また、時刻t1から時刻t2の間の時刻txに、コンテンツαの一つ目のCMが開始することを想定する。更に、時刻t2以後の時刻tzに、コンテンツαの二つ目のCMが開始することを想定する。
このような状況において、コンテンツ送信装置100は、図5及び図6に示すように動作する。
図5はコンテンツ送信装置100の動作の手順を示すフローチャートであり、図6は上記状況において、コンテンツ受信装置A300及びコンテンツ受信装置B400に送信されるコンテンツのビットレートと各時刻との関係を示す図である。
時刻t0において、コンテンツ送信装置100の送信要求受信部103がネットワーク10を介してコンテンツ受信装置A300からコンテンツαの送信要求を受信すると(S1でYes)、機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S2)。機器情報は、各コンテンツ受信装置がサポートするストリームのフォーマット、デコード形式、映像の表示解像度、及び、画面のサイズ等である。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツαの属性情報を取得する(S3)属性情報は、コンテンツのフォーマット、ビットレート、ジャンルや録画時間等のコンテンツの内容に関する情報等である。
ネットワーク情報取得部106は、時刻t0においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S4)。時刻t0において、コンテンツ送信部108は何れのコンテンツをも送信しておらず、ネットワーク10の伝送帯域が25Mbpsであるので、ネットワーク情報取得部106は、時刻t0においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値として25Mbpsを取得する(S4)。
上述したように、時刻t0からコンテンツαのコンテンツ受信装置A300への送信が開始するので、時刻t0では、S4からS5に移行する。すなわち、送信制御部104は、S4において取得された、時刻t0においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレート25Mbpsと、S3において取得された、コンテンツα本来のビットレート18Mbpsとを比較し、コンテンツαを本来のビットレートで送信することが可能か否かを判断する(S5)。言い換えると、送信制御部104は、時刻t0においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレート25Mbpsと、コンテンツα本来のビットレート18Mbpsとを比較し、コンテンツαのビットレート(転送レート)を本来のビットレートから変換する必要があるか否かを判断する(S5)。時刻t0では、ネットワーク10で伝送可能な最大のビットレート25Mbpsが、コンテンツα本来のビットレート18Mbpsより大きいので、コンテンツαを本来のビットレート18Mbpsで送信することができる。従って、送信制御部104は、コンテンツαの転送レートを変換する必要はないと判断する(S5でNo)。その判断に基づいて、コンテンツ送信部108は、時刻t0から、コンテンツαをその本来のビットレート18Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信することを開始する(S7)。そして、S7からS1に移行する。
時刻t1において、コンテンツ送信装置100の送信要求受信部103がネットワーク10を介してコンテンツ受信装置B400からコンテンツβの送信要求を受信すると(S1でYes)、機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S2)。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツα及びコンテンツβの属性情報を取得する(S3)。
ネットワーク情報取得部106は、時刻t1においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S4)。時刻t1の直前において、コンテンツ送信部108はコンテンツαを18Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信しているので、ネットワーク情報取得部106は、時刻t1においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値として7(=25−18)Mbpsを取得する(S4)。
上述したように、時刻t1では、コンテンツαのコンテンツ受信装置A300への送信が続行し、かつ、コンテンツβのコンテンツ受信装置B400への送信が開始するので、時刻t0では、S4からS5及びS8に移行する。
S8において、コンテンツ送信部108は、コンテンツαをその本来のビットレート18Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信することを続行する。
S5において、送信制御部104は、S4において取得された、時刻t1においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレート7Mbpsと、S3において取得された、コンテンツβ本来のビットレート9Mbpsとを比較し、コンテンツβの転送レートを本来のビットレートから変換する必要があるか否かを判断する。時刻t1では、ネットワーク10で伝送可能な最大のビットレート7Mbpsが、コンテンツβ本来のビットレート9Mbpsより小さいので、コンテンツβを本来のビットレート9Mbpsで送信することができない。そのため、送信制御部104はコンテンツβの転送レートを変換する必要があると判断し(S5でYes)、ビットレート変換部107は、コンテンツβの転送レートを、転送可能なレートである7Mbps以内に変換する(S6)。本実施の形態では、ビットレート変換部107は、コンテンツβの転送レートを、本来のビットレート9Mbpsから4Mbpsに変換する(S6)。ビットレート変換部107は、以下の3つの情報に基づいて、コンテンツのビットレートの変換(トランスコード)を実行する。第1の情報は、コンテンツ属性情報保持部102が保持する属性情報である。第2の情報は、ネットワーク情報取得部106によって取得されるネットワーク帯域に関する情報(ネットワーク情報)である。第3の情報は、機器情報取得部105によって取得される各コンテンツ受信装置の性能を特定する機器情報である。
コンテンツ送信部108は、時刻t1から、本来のビットレート9Mbpsから4Mbpsにレート変換されたコンテンツβをコンテンツ受信装置B400に送信することを開始する(S7)。
このように、時刻t1で、コンテンツβのコンテンツ受信装置B400への送信が開始しても、コンテンツ受信装置A300へ送信されるコンテンツαの転送レートは変更されない。つまり、コンテンツ送信装置100からのコンテンツの送信先が増えても、コンテンツ受信装置A300のユーザは、転送されるコンテンツの質の変化を感じない。
S7及びS8の処理が実行された後、S1に移行する。
時刻t1から時刻t2まで、コンテンツ送信装置100が送信するコンテンツの送信先の数は変化しないので(S1でNo)、その間は、S1からS10に移行する。
変化検出部109は、コンテンツ送信部108によって送信されているコンテンツα又はコンテンツβに変化があるか否かを検出する(S10)。例えば、コンテンツαのCMが開始する場合、変化検出部109は、コンテンツαが変化することを検出する。(S10でYes)。また例えば、コンテンツβを視聴しているコンテンツ受信装置B400のユーザがチャンネルを変更することにより、そのユーザが視聴しているコンテンツを、コンテンツβからコンテンツγに変更する場合(再生コンテンツの切り替え)、変化検出部109は、コンテンツβがコンテンツγに変化することを検出する(S10でYes)。また、コンテンツαがMPEG等のAVコンテンツであれば、コンテンツの再生開始、Iピクチャのみの再生やスキップ再生等の特殊再生、一時停止、及び、停止等の指示がコンテンツ受信装置A300によって行なわれた場合、変化検出部109は、コンテンツαが変化したことを検出する(S10でYes)。
コンテンツが変更される場合の検出方法について更に説明する。ここで、コンテンツを転送するためのプロトコルが、TCP/IPで用いられるHyper Text Transfer Protocol(HTTP)である場合を想定する。コンテンツの再生開始は、TCPコネクションの確立及びHTTPのGETメソッドの送信によって行なわれる。スキップ再生等の特殊再生、一時停止、及び、停止は、TCPコネクションの切断によって行なわれる。Iピクチャのみの再生は、HTTPのRangeヘッダによりIピクチャ部分のみを再生することが指定されることにより行なわれる。上記の規則を利用することにより、変化検出部109はコンテンツの変化を検出する。また、変化検出部109は、HTTPリクエストにより指定されたURIが変化したことを検出することにより、コンテンツの変化を検出する。
さて、時刻t1から時刻txまでは、コンテンツαにもコンテンツβにも変化はないので(S10でNo)、S10からS16に移行し、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを本来のビットレート18Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信することを続行し、本来のビットレート9Mbpsから4Mbpsに変換されたコンテンツβをコンテンツ受信装置B400に送信することを続行する(S16)。
時刻tx(t1<tx<ty<t2)に、上述したように、コンテンツαの一つ目のCMが開始するので、時刻txにおいて、変化検出部109は、コンテンツ送信部108によって送信されているコンテンツαが変化することを検出する(S10でYes)。機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S11)。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツα及びコンテンツβの属性情報を取得する(S12)。
ネットワーク情報取得部106は、時刻txにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S13)。時刻txの直前において、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを18Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信しており、かつ、コンテンツβを4Mbpsでコンテンツ受信装置B400に送信している。従って、ネットワーク情報取得部106は、時刻txにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートとして3(=25−18−4)Mbpsを取得する(S13)。
送信制御部104は、S10において変化が検出されたコンテンツαの転送レートを変換することが可能か否かを判断する(S14)。時刻txにおいて、送信制御部104は、コンテンツαの転送レートを、本来のビットレート18Mbpsからそれ以下の例えば12Mbpsに変換することが可能であると判断する(S14でYes)。
本実施の形態では、送信制御部104によるその判断(S14でYes)の後、ビットレート変換部107は、コンテンツαの転送レートを、18Mbpsから12Mbpsに変換する(S15)。
コンテンツ送信部108は、時刻txから、コンテンツαを12Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを開始する(S16)。なお、時刻txにおいて、コンテンツβは変化しないので、コンテンツ送信部108は、それまでと同様に、コンテンツβを転送レート4Mbpsでコンテンツ受信装置B400に送信することを続行する(S16)。
このように、時刻txで、コンテンツαが変化すると、その時点で、コンテンツ受信装置A300へ送信されているコンテンツαの転送レートが変更される。コンテンツαが変化した時点でその転送レートが変更された場合、コンテンツ受信装置A300のユーザは転送されるコンテンツαの質の変化を感じにくい。他方、コンテンツβは変化しないので、コンテンツ受信装置B400へ送信されているコンテンツβの転送レートは変更されない。従って、コンテンツ受信装置B400のユーザは転送されるコンテンツβの質の変化を感じない。また、コンテンツαの転送レートが12Mbpsに変更されたので、時刻txの後に、コンテンツβの転送レートを、4Mbpsから6Mbpsに変換することが可能となる。すなわちコンテンツβの質を向上させることができる。
時刻txから時刻ty(tx<ty<t2)までは、コンテンツαにもコンテンツβにも変化はないので(S10でNo)、S10からS16に移行し、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを転送レート12Mbpsでコンテンツ受信装置A300へ送信し、コンテンツβを転送レート4Mbpsでコンテンツ受信装置B400へ送信する(S16)。
時刻tx後の時刻tyにおいて、上述したように、コンテンツ受信装置B400に送信されるコンテンツが、コンテンツβからコンテンツγに変更される。そのため、時刻tyにおいて、変化検出部109は、コンテンツ送信部108によって送信されているコンテンツβが変化することを検出する(S10でYes)。機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S11)。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツα及びコンテンツγの属性情報を取得する(S12)。
ネットワーク情報取得部106は、時刻tyにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S13)。時刻tyの直前において、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを12Mbpsでコンテンツ受信装置A300に送信しており、かつ、コンテンツβを4Mbpsでコンテンツ受信装置B400に送信している。従って、ネットワーク情報取得部106は、時刻tyにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートとして9(=25−12−4)Mbpsを取得する(S13)。
送信制御部104は、S10において検出された変化後のコンテンツγの転送レートをその直前のコンテンツβの転送レート4Mbps以上に変換することが可能か否かを判断する(S14)。時刻tyにおいて、送信制御部104は、コンテンツγの転送レートを、4Mbps以上の値に変換することが可能であると判断する(S14でYes)。
本実施の形態では、送信制御部104によるその判断(S14でYes)の後、ビットレート変換部107は、コンテンツγの転送レートを、4Mbpsから6Mbpsに変換する(S15)。
コンテンツ送信部108は、時刻tyから、コンテンツγを6Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを開始する(S16)。なお、時刻tyにおいて、コンテンツαは変化しないので、コンテンツ送信部108は、それまでと同様に、コンテンツαを転送レート12Mbpsでコンテンツ受信装置B400に送信することを続行する(S16)。
このように、時刻tyで、コンテンツβがコンテンツγに変化すると、その時点で、コンテンツ受信装置B400へ送信されるコンテンツγの転送レートが変更される。コンテンツβが変化した時点で変化後のコンテンツγの転送レートが変更された場合、コンテンツ受信装置B400のユーザは変化後に転送されるコンテンツγの質の変化を感じにくい。また、コンテンツαは変化しないので、コンテンツ受信装置A300へ送信されているコンテンツαの転送レートは変更されない。従って、コンテンツ受信装置A300のユーザは転送されるコンテンツαの質の変化を感じない。
時刻tyから時刻t2までは、コンテンツαにもコンテンツβにも変化はないので(S10でNo)、S10からS16に移行し、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを転送レート12Mbpsでコンテンツ受信装置A300へ送信し、コンテンツγを転送レート6Mbpsでコンテンツ受信装置B400へ送信する(S16)。
時刻t2に、上述したように、コンテンツγのコンテンツ受信装置B400への送信が終了する(S1でYes)。そのため、時刻t2において、機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S2)。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツαの属性情報を取得する(S3)。
ネットワーク情報取得部106は、時刻t2においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S4)。時刻t2においてコンテンツγのコンテンツ受信装置B400への送信が終了し、ネットワーク10において伝送されるコンテンツはコンテンツαのみであるので、ネットワーク情報取得部106は、時刻t2においてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートとして25Mbpsを取得する(S4)。
時刻t2に、コンテンツγのコンテンツ受信装置B400への送信は終了するが、コンテンツαのコンテンツ受信装置A300への送信は続行する。従って、時刻t2では、S4からS8に移行する。
S8において、コンテンツ送信部108は、コンテンツαをそれまでと同様に12Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを続行する。
このように、時刻t2に、コンテンツγのコンテンツ受信装置B400への送信が終了しても、コンテンツ受信装置A300へ送信されるコンテンツαの転送レートは変更されない。つまり、コンテンツ送信装置100からのコンテンツの送信先が減っても、コンテンツ受信装置A300のユーザは、転送されるコンテンツの質の変化を感じない。
S8の処理が実行された後、S1に移行する。
時刻t2以後、コンテンツ送信装置100が送信するコンテンツの送信先の数は変化しないので(S1でNo)、S1からS10に移行する。
時刻t2から時刻tzまでは、コンテンツαは変化しないので(S10でNo)、S10からS16に移行し、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを12Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを続行する(S16)。
時刻tz(t2<tz)に、上述したように、コンテンツαの二つ目のCMが開始するので、時刻tzにおいて、変化検出部109は、コンテンツ送信部108によって送信されているコンテンツαが変化することを検出する(S10でYes)。機器情報取得部105は、送信制御部104の制御により、ネットワーク10に接続しているコンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及びコンテンツ受信装置C500の機器情報を取得する(S11)。送信制御部104は、コンテンツ属性情報保持部102から、コンテンツαの属性情報を取得する(S12)。
ネットワーク情報取得部106は、時刻tzにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートの値を取得する(S13)。時刻tzの直前において、コンテンツ送信部108はコンテンツαをコンテンツ受信装置A300に送信することのみを行なっている。従って、ネットワーク情報取得部106は、時刻tzにおいてネットワーク10で伝送可能な最大のビットレートとして25Mbpsを取得する(S13)。
送信制御部104は、S10において変化が検出されたコンテンツαの転送レートを変換することが可能か否かを判断する(S14)。時刻tzにおいて、送信制御部104は、コンテンツαの転送レートを、12Mbpsから本来のビットレート18Mbpsに変換することが可能であると判断する(S14でYes)。
送信制御部104によるその判断(S14でYes)の後、ビットレート変換部107は、コンテンツαの転送レートを、12Mbpsから本来のビットレート18Mbpsに変換する(S15)。
コンテンツ送信部108は、時刻tzから、コンテンツαを18Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを開始する(S16)。
このように、時刻tzで、コンテンツαが変化すると、その時点で、コンテンツ受信装置A300へ送信されているコンテンツαの転送レートが変更される。コンテンツαが変化した時点でその転送レートが変更された場合、コンテンツ受信装置A300のユーザは転送されるコンテンツαの質の変化を感じにくい。
時刻tz以後、コンテンツαは変化しないので(S10でNo)、S10からS16に移行し、コンテンツ送信部108は、コンテンツαを本来のビットレート18Mbpsの転送レートでコンテンツ受信装置A300に送信することを続行する(S16)。
上述したように、コンテンツ送信装置100は、コンテンツの送信先の数が変化しても、送信中のコンテンツのビットレートを、送信先の数が変化した時点では変更しない。その後に、送信中のコンテンツが変化した際に、そのコンテンツのビットレートを変換する。これにより、送信中のコンテンツ受信側のユーザは、そのコンテンツの質の変化を感じにくい。
次に、ビットレート変換部107が行なうトランスコードの例を説明する。以下では、コンテンツ送信装置100が、コンテンツ受信装置A300、コンテンツ受信装置B400、及び、コンテンツ受信装置C500にコンテンツを送信する場合を図7を用いて説明する。図7は、各コンテンツ受信装置の機器情報(解像度及び画面サイズ)と、各コンテンツ受信装置に送信されるコンテンツの属性情報とを、コンテンツ受信装置毎に示す図である。
コンテンツ受信装置B400及びコンテンツ受信装置C500に既にコンテンツ配信中であるコンテンツ送信装置100に対して、コンテンツ受信装置A300からコンテンツ送信要求が行なわれる場合を想定する。図7より、コンテンツ受信装置A300へのコンテンツ送信開始前は、ネットワーク10は16Mbpsの帯域が使用されている。ネットワーク10で伝送可能な帯域が28Mbps以上である場合、コンテンツ送信装置100は、コンテンツ受信装置A300に送信するコンテンツをトランスコードすることなくコンテンツ受信装置A300に送信することができる。しかし、ネットワーク10で転送可能な最大ビットレートが25Mbpsである場合、コンテンツをそのまま送信すると、ネットワーク帯域のオーバーフローが発生してしまう。そこで、コンテンツ送信装置100は、図7に基づいて、配信中のコンテンツ及びこれから送信するコンテンツの転送レートの割り当てを見直し、各コンテンツをトランスコードして送信する。これによりネットワーク10の破綻を防ぐ。
コンテンツ送信装置100のビットレート変換部107は、画面サイズに基づいて各コンテンツのビットレートを算出する場合、例えば、20Mbpsを、(コンテンツ受信装置A300の画面サイズ):(コンテンツ受信装置B400の画面サイズ):(コンテンツ受信装置C500の画面サイズ)=25:17:8に分割する。コンテンツ送信装置100は、その比率で各コンテンツを対応するコンテンツ受信装置に送信する。20Mbpsを25:17:8に分割すると、「(コンテンツ受信装置A300へのレート):(コンテンツ受信装置B400へのレート):(コンテンツ受信装置C500へのレート)=10Mbps:6.8Mbps:3.2Mbps」の関係が得られる。そこで、コンテンツ送信装置100は、コンテンツ受信装置A300へ10Mbpsでコンテンツを送信し、コンテンツ受信装置B400へ6.8Mbpsでコンテンツを送信し、コンテンツ受信装置C500へ3.2Mbpsでコンテンツを送信する。
コンテンツ送信装置100のビットレート変換部107は、映像の表示解像度に基づいて各コンテンツのビットレートを算出する場合、例えば、20Mbpsを、(コンテンツ受信装置A300の解像度):(コンテンツ受信装置B400の解像度):(コンテンツ受信装置C500の解像度)=2:2:1に分割する。コンテンツ送信装置100は、その比率で各コンテンツを対応するコンテンツ受信装置に送信する。20Mbpsを2:2:1に分割すると、「(コンテンツ受信装置A300へのレート):(コンテンツ受信装置B400へのレート):(コンテンツ受信装置C500へのレート)=8Mbps:8Mbps:4Mbps」の関係が得られる。そこで、コンテンツ送信装置100は、コンテンツ受信装置A300へ8Mbpsでコンテンツを送信し、コンテンツ受信装置B400へ8Mbpsでコンテンツを送信し、コンテンツ受信装置C500へ4Mbpsでコンテンツを送信する。
コンテンツ送信装置100のビットレート変換部107は、更にコンテンツのジャンルに基づいた重み付けを行なってトランスコードしてもよい。例えば、ビットレート変換部107は、映像や音の質が重要になるコンテンツ(映画、スポーツ、音楽番組等)の優先度が“1”に設定され、あまり質が重要でないコンテンツ(ニュース、CM等)の優先度が“3”に設定され、それ以外の通常のコンテンツ(ドラマ、バラエティ等)の優先度が“2”に設定されて、それらに従ってトランスコードしてもよい。ここでは、優先度“1”の係数が“1.0”であり、優先度“2”の係数が“0.9”であり、優先度“3”の係数が“0.8”である場合を想定する。更に、ビットレートの割り当て方法として、「(画面サイズに基づいて算出した値+解像度に基づいて算出した値)÷2×(優先度による係数)」の式を用いる方法を採用する。このとき、コンテンツ受信装置A300、B400、C500に送信されるコンテンツのビットレートは、それぞれ7.2Mbps、7.4Mbps、3.2Mbpsとなる。
なお、上記の説明で使用したビットレートの算出方法は一例であり、各コンテンツ受信装置に対して割り当てるビットレートの算出方法は、上記の例に限定されない。例えば、コンテンツが映画等のように画質を重要視するものであればトランスコードを一切行なわない方法が採用されてもよい。また、配信中のコンテンツの残り再生時間が所定の閾値より短ければ、そのコンテンツのビットレートの変換を行なわない方法が採用されてもよい。ここで、配信中のコンテンツの残り再生時間が所定の閾値より短いか否かは、例えば、ビットレート変換部107によって判定される。この場合、ビットレート変換部107は、本発明のコンテンツ送信装置の判定手段の一例である。
また、本実施の形態では説明の簡単化のため、1個のコンテンツ送信装置と、3個のコンテンツ受信装置とがネットワーク10に接続されている例を示したが、ネットワーク10に接続される機器の数に制限はない。
また、本実施の形態ではHDDやDVD等のメディアに蓄積されたコンテンツを配信する例を示したが、配信されるコンテンツはメディアに蓄積されたものに限定されない。すなわち、コンテンツ送信装置は、チューナやネットワーク等を介して受信したコンテンツをリアルタイムで再配信し、メディアへの蓄積を行なわななくてもよい。
また、本実施の形態ではトランスコードを行なう前にコンテンツ受信装置の機器情報を取得する例を示したが、機器情報を取得するタイミングは問わない。ネットワーク10に接続されている機器の数が増加する場合、コンテンツ送信装置は新規に接続された機器の機器情報を取得する。
また、本実施の形態では、コンテンツ送信装置がネットワークの帯域に関する情報(ネットワーク情報)を能動的に取得する。しかしながら、コンテンツ受信装置が、ネットワーク情報を取得し、取得したネットワーク情報をそのままコンテンツ送信装置に通知する、又は、送信コンテンツのレート変換要求としてコンテンツ送信装置に送信してもよい。この場合、コンテンツ送信装置は受動的にネットワーク情報を取得する。コンテンツ受信装置は、取得したネットワーク情報を改変してコンテンツ送信装置に通知してもよい。例えば、コンテンツ受信装置のバッファのアンダーフローが発生して映像が乱れた場合、そのコンテンツ受信装置は、自機器に対して割り当てられるネットワーク帯域が拡大するようにネットワーク情報を改変してコンテンツ送信装置に通知してもよい。これにより、そのコンテンツ受信装置のユーザは、安定してコンテンツを視聴することができる。
なお、コンテンツのビットレートの変換は、コンテンツが映像コンテンツであれば画面の変化点等、視聴しているユーザにトランスコードが行なわれたことが検知されにくいタイミングであれば、どの時点で行なわれてもよい。逆に言えば、コンテンツに変化が表われない状況でトランスコードが行なわれれば、画質の変化は顕著になる。そのような場合を避けてビットレートが変換される。属性情報がコンテンツの画面切り替わりの位置情報を有していれば、その切り替わり位置でビットレートが変換されてもよい。
本発明のコンテンツ送信装置は、ネットワークに接続されているコンテンツ受信装置にコンテンツを送信するDVDレコーダ、セットトップボックス、及び、サーバ等として有用である。
実施の形態における通信システムの構成図 実施の形態におけるコンテンツ送信装置100の構成図 実施の形態におけるコンテンツ受信装置A300の構成図 実施の形態における状況を説明するための図 実施の形態におけるコンテンツ送信装置100の動作の手順を示すフローチャート 実施の形態における、コンテンツ受信装置A300及びコンテンツ受信装置B400に送信されるコンテンツのビットレートと各時刻との関係を示す図 実施の形態における、各コンテンツ受信装置の機器情報(解像度及び画面サイズ)と、各コンテンツ受信装置に送信されるコンテンツの属性情報とを、コンテンツ受信装置毎に示す図 従来の通信システムの構成例を示す図 従来の、2個のコンテンツ受信装置に送信される各コンテンツのビットレートと各時刻との関係を示す図
符号の説明
10 ネットワーク
100 コンテンツ送信装置
101 コンテンツ保持部
102 コンテンツ属性情報保持部
103 送信要求受信部
104 送信制御部
105 機器情報取得部
106 ネットワーク情報取得部
107 ビットレート変換部
108 コンテンツ送信部
109 変化検出部
300 コンテンツ受信装置
301 視聴要求受付部
302 送信要求送信部
303 機器情報通知部
304 コンテンツ受信部
305 コンテンツ復号部
306 コンテンツ出力部
400 コンテンツ受信装置B
500 コンテンツ受信装置C

Claims (8)

  1. ネットワークに接続されている複数のコンテンツ受信装置にコンテンツを送信する装置であって、
    前記コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、
    前記コンテンツの属性情報を保持する属性情報保持手段と、
    前記コンテンツ受信装置の性能に関する機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記ネットワークの通信帯域に関するネットワーク情報を取得するネットワーク情報取得手段と、
    前記属性情報、前記機器情報、及び、前記ネットワーク情報を利用して、前記コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換手段と、
    前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信手段と、
    送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出手段とを備え、
    前記ビットレート変換手段は、コンテンツの送信先の数が変化する場合、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記送信先の数が変化した後に前記変化検出手段によって検出されるコンテンツの変化点からビットレートを変換し、
    前記コンテンツ送信手段は、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記変化点から変換後のビットレートで送信する
    コンテンツ送信装置。
  2. 前記変化検出手段は、前記コンテンツ受信装置からのコンテンツの再生に関する変更指示に基づいて、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する
    請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
  3. 前記コンテンツ送信装置と前記コンテンツ受信装置との間の通信プロトコルは、Hyper Text Transfer Protocolであり、
    前記変化検出手段は、前記コンテンツ受信装置からのRangeヘッダを調べることにより、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する
    請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
  4. 前記変化検出手段は、前記属性情報に基づいて、前記送信されるコンテンツの変化点を検出する
    請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
  5. 前記ビットレート変換手段は、コンテンツのジャンルに応じてビットレートを変換する
    請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
  6. 更に、前記属性情報に基づいて、ビットレートの変換対象のコンテンツの送信終了までの時間が閾値未満の時間しか残っていないか否かを判定する判定手段を備え、
    前記ビットレート変換手段は、前記送信終了までの時間が閾値未満の時間しか残っていないと判定された場合、前記変換対象のコンテンツのビットレートを変換しない
    請求項1に記載のコンテンツ送信装置。
  7. ネットワークに接続されている複数のコンテンツ受信装置にコンテンツを送信するコンテンツ送信装置によるコンテンツ送信方法であって、
    前記コンテンツ受信装置の性能に関する機器情報を取得する機器情報取得ステップと、
    前記ネットワークの通信帯域に関するネットワーク情報を取得するネットワーク情報取得ステップと、
    前記属性情報、前記機器情報、及び、前記ネットワーク情報を利用して、前記コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換ステップと、
    前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信ステップと、
    送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出ステップとを備え、
    前記ビットレート変換ステップでは、コンテンツの送信先の数が変化する場合、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記送信先の数が変化した後に前記変化検出ステップにおいて検出するコンテンツの変化点からビットレートを変換し、
    前記コンテンツ送信ステップでは、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記変化点から変換後のビットレートで送信する
    コンテンツ送信方法。
  8. ネットワークに接続されているコンテンツ送信装置と、前記ネットワークに接続されている複数のコンテンツ受信装置とを備え、
    前記コンテンツ送信装置は、
    前記コンテンツを保持するコンテンツ保持手段と、
    前記コンテンツの属性情報を保持する属性情報保持手段と、
    前記コンテンツ受信装置の性能に関する機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記ネットワークの帯域に関するネットワーク情報を取得するネットワーク情報取得手段と、
    前記属性情報、前記機器情報、及び、前記ネットワーク情報を利用して、前記コンテンツのビットレートを変換するビットレート変換手段と、
    前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信手段と、
    送信されるコンテンツの変化点を検出する変化検出手段とを有し、
    前記ビットレート変換手段は、コンテンツの送信先の数が変化する場合、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記送信先の数が変化した後に前記変化検出手段によって検出されるコンテンツの変化点からビットレートを変換し、
    前記コンテンツ送信手段は、前記送信先の数が変化した後においても送信が続行するコンテンツについては、前記変化点から変換後のビットレートで送信する
    通信システム。
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