JP2007315660A - 空気調和機の減菌装置及びその減菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の空気調和機に対して安価な費用で減菌処理を行えるようする。
【解決手段】 空気調和機1の空気吹出口2を覆うように着脱自在に取付けられた吹出口取付け具4と、空気調和機1の空気吸込口5を覆うように着脱自在に取付けられた吸込口取付け具7と、両取付け具4・7の間において気密して連通させる可撓性ダクト8と、吹出口取付け具4から吸込口取付け具7に向けて気体の流れを形成する吸風機9と、その吸風機9よりも上流側に配設されたフィルタ部10と、滅菌する薬液を収容した薬液容器16と、可撓性ダクト8の流れる気体中に薬液をミスト状化又は気化させる霧吹き装置15とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は既存の空気調和機を清浄化する技術に関する。
従来、空気調和機に関する清掃装置やその清掃方法が、数多く提案されている。
例えば、下記特許文献1には、室内を汚すことなくエアコンの室内機内部を清掃するために、排出物受けを室内機本体に取付け、排出物タンクと洗浄水タンクを床上に設置するとともに洗浄ホースの噴射装置によって室内機内部を洗浄し、洗浄水を排出物タンクへ回収し、洗浄後に処理剤を霧吹き器などによって吹き付けることによって消臭、除菌を行う方法が提案されている。
また、下記特許文献2には、空気調和機内に風向き変更装置と風向き変更装置脱着手段を予め配設しておき、風路を開放可能に構成することよって本体内部を直接清掃できるようにした技術が開示されている。
一方、我が国では従来の開放的な木造建築からRC建築などへ住居が多様化し、高い断熱・遮音が行われている。このような高気密化によって湿気によるカビ、各種雑菌の繁殖が起こり、大きな問題となっている。特にカビアレルギー症状にはアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、喘息などがあり、雑菌の繁殖は子供や免疫力の低下している人などにとって重大な病気を引き起こす原因となる。
今日、空気調和機は生活行う上で欠かすことのできない装置であるが、空気調和機内部は上記カビなどの人体に悪影響を及ぼす各種雑菌、アレルギー原因物質などの温床となっている。
特開平9−119797「エアコンの室内機の清掃方法および清掃排出物の捕捉器」 特開2001−324161「空気調和機、空気調和機の清掃方法」
このような現状に対して、上記特許文献1に示された技術は、専門の清掃業者によって行われることを想定しているため、1ケ月の間に何回も清掃処理を行うことは難しい。したがって、1〜数年に1回程度行われる清掃・除菌作業の後、しばらくの間は除菌された清潔な状態を維持できると思われるが、それ以外の期間は上記雑菌やアレルギー物質が空気調和機から排出されることは避けられない。
また、上記特許文献2に示された発明は、空気調和機内部に予め、清掃用構造又は清掃用装置を設けておくという技術に分類され、近年では自動的に清掃・除菌する自動清掃装置を内蔵した空気調和機も提案されている。しかし、自宅に設置されている全てのエアコンを、上記自動清掃装置を備えたエアコンに買い換えるのはコストに難しい。また、現在、販売されている自動清掃装置がどの程度の除菌効果があるかは不明な点も多い。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は上記課題を解決できる技術を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)既存の空気調和機に対して手軽に安価な費用で効果的に減菌処理を行える装置及び方法を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題、その解決手段及びその効果は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。なお、下記各発明において、各符号は後述する実施形態との対応関係を分かりやすくするために一例として示したものであり、本発明の各構成要素は、実施形態に記載した符号に係る構成に限定されない。
第1発明に係る空気調和機の減菌装置は、既設の空気調和機1の空気吹出口2を覆うように着脱自在に取付けられ、第1連通口3を備えた吹出口取付け具4と、前記空気調和機1の空気吸込口5を覆うように着脱自在に取付けられ、第2連通口6を備えた吸込口取付け具7と、前記第1連通口3と前記第2連通口6の間を気密して連通させる管路8と、前記管路8において前記吹出口取付け具4から前記吸込口取付け具7に向けて気体の流れを形成する送風手段9と、前記送風手段9よりも上流側の前記管路8に配設されたフィルタ手段10と、前記空気調和機1内の各種菌を滅菌する薬液を収容する薬液収容手段16と、前記フィルタ手段10よりも下流側の前記管路8に配設され、前記管路8の流れる気体中に薬液をミスト状化又は気化させる薬液拡散手段15と、を備えたことを特徴とする。
本明細書における「減菌」とは殺菌・除菌を含む概念であり、少なくとも菌の数を減じたり、菌の活動を低下させることを言う。
吹出口取付け具及び吸込口取付け具の形状、構成は特に限定されない。但し、吹出口取付け具は空気調和機の空気吸出口に対応して取付けられ、吸込口取付け具は空気調和機の空気吹出口に対応して取付けられる。つまり、空気吸込口から吸込まれる気体と空気吹出口から吹き出す気体が管路において循環するように構成される。
「薬液」としては人体に悪影響がない成分が使用される。具体的には、エチルアルコール、酢酸などである。エチルアルコールは安価であり、好適である。
他には、食品中に含まれるもので減菌作用のある成分が使用される。例えば、ワサビの辛味成分であるアリルイソチオシアネート(6−メチルイソヘキシルイソチオシアナート、7−メチルチオヘプチルイソチオシアナート、8-メチルチオオクチルイソチオシアナート)などの所謂、「ワサビオール」が使用できる。また、ヒノキを代表とする各種木材から発散された香り物質も使用できる。これらの香り物質には殺菌作用や心身リラックス作用がある。さらに、竹酢液や木酢液なども殺菌効果があり、これらの液体を霧吹き装置に入れることによって空気調和機内を減菌することができる。
「送風手段」としては吸風機の使用が一般的である。
管路及び空気調和機内を循環する「気体」としては室内空気を使用することが安価で一般的であるが、各種の目的のために成分調整した気体を使用する可能性もある。
第2発明に係る空気調和機の減菌装置は、既設の空気調和機1の空気吹出口2を覆うように着脱自在に取付けられ、第1連通口3を備えた吹出口取付け具4と、前記空気調和機1の空気吸込口5を覆うように着脱自在に取付けられ、第2連通口6を備えた吸込口取付け具7と、前記第1連通口3と前記第2連通口6の間を気密して連通させる管路8と、前記管路8において前記吹出口取付け具4から前記吸込口取付け具7に向けて気体の流れを形成する送風手段9と、前記送風手段9よりも上流側の前記管路8に配設されたフィルタ手段10と、前記空気調和機1内の各種菌を滅菌する成分を収容する滅菌成分収容手段25と、前記フィルタ手段10よりも下流側の前記管路8に配設され、前記管路8の流れる気体中に滅菌成分を拡散させる滅菌成分拡散手段26と、を備えたことを特徴とする。
使用される「減菌成分」としては、使用後に人体に悪影響を与えず、かつ減菌作用のあるガスや微粉末を使用することが好ましい。
微粉末としては、安全性の検証が必要であるが、光(紫外線)がないところでも光触媒と同等の機能を発揮するリン酸チタニア化合物粉末を使用できる可能性がある。この場合、微粉末自体を管路内に飛散させる方法と無害な溶媒中に粉末を拡散させて使用する方法がある。
なお、減菌処理のためにガスを循環させる時は、減菌能力の高いガスを使用し、減菌処理後はそのガスの濃度が人体の許容レベル以下になるまで、空気を循環させる方法も採用できる。この場合は、減菌処理のために減菌ガスを循環させる時は、フィルタ手段は単に粉塵を取り除く作用のあるものだけを使用し、減菌処理が完了したら、減菌ガスを吸着する成分を有したフィルタ手段に取替えて、空気清浄機内の減菌ガス濃度を人体の許容レベル以下にするように構成することもできる。この構成であれば、空気調和機の運転状態で減菌ガスを除去できるので、減菌処理後に、実際の運転時に減菌ガスによって人体に悪影響がでることを確実に防止することができる。
上記構成は微粉末を使用する場合にも同様に適用できる。
なお、このような菌、アレルギー物質の温床となる粉塵を除きつつ、空気調和機内を実際の運転状態で減菌できる効果は、空気吸入口と空気吹出口を繋ぐ管路があって初めて可能になるものである。
第3発明は、前記管路8の一部をくびれ部を有するベンチュリー管18の形状にするとともに霧吹きの原理を用いて薬液を前記管路8内に拡散することによって前記薬液拡散手段15を構成したことを特徴とする。
第4発明は、前記滅菌成分収容手段25を前記管路8から着脱自在に取り付けられたガス缶25で構成し、前記滅菌成分拡散手段26を前記管路8に取付けられたガス注入調整弁26で構成したことを特徴とする。
第5発明は、前記吸込口取付け具7がケーシング部30を備えており、前記ケーシング部30は前記第2連通口6を有したホッパー形状としてあり、前記第2連通口6から吸込まれる気体が前記ホッパー形状によって前記空気調和機1の前記空気吸込口5に広範囲に広がるように構成したことを特徴とする。
第6発明は、前記取付け具4・7がケーシング部30を備えており、前記ケーシング部30は柔軟性を備えたシート部31を備えており、前記シート部31を前記空気調和機1の空気吹出口2又は空気吸込口5の周囲に気密状態で取付け可能に構成したことを特徴とする。
第7発明は、前記吹込口取付け具7内に残留する凝集液を排出する排水受具22を設けたことを特徴とする。
第8発明は、前記送風手段9と、前記フィルタ手段10と、前記薬液収容手段16と、前記薬液拡散手段15とを一つの筐体33内に収容し、前記送風手段9の駆動又は停止の操作手段33を前記筐体33に設けたことを特徴とする。
第9発明は、前記送風手段9と、前記フィルタ手段10と、前記滅菌成分収容手段25と、滅菌成分拡散手段26とを一つの筐体33内に収容し、前記送風手段9の駆動又は停止の操作手段36を前記筐体33に設けたことを特徴とする。
なお、前記各操作手段はリモコンでもよい。
第10発明は、前記フィルタ手段10をサイクロン型フィルタで構成したことを特徴とする。
第11発明に係る空気調和機の減菌方法は、既設の空気調和機1の空気吹出口2を覆うように吹出口取付け具4を着脱自在に取付けるとともに前記空気調和機1の空気吸込口5を覆うように吸込口取付け具7を着脱自在に取付け、フィルタ手段10を配設した管路8を用いて、前記吹出口取付け具4の第1連通口3と前記吸込口取付け具7の第2連通口6の間を気密して連通させ、
前記空気調和機1を運転状態とし、さらに送風手段9を用いて前記吸込口取付け具7、前記空気吸込口5、前記空気調和機1の内部、前記空気吹出口2、前記吹出口取付け具4、前記フィルタ手段10へと循環する気体の流れを形成し、
前記管路8において前記フィルタ手段10より下流側で前記吸込口取付け具7より上流側の前記管路8の位置において薬液を拡散させ、前記空気吸込口5から前記空気調和機1の内部へとミスト状又は気化した薬液成分を送り込むことによって、前記フィルタ部10で粉塵を除去しつつ前記空気調和機1の内部を運転状態で滅菌することを特徴とする。
第12発明に係る空気調和機の減菌方法は、既設の空気調和機1の空気吹出口2を覆うように吹出口取付け具4を着脱自在に取付けるとともに前記空気調和機1の空気吸込口5を覆うように吸込口取付け具7を着脱自在に取付け、フィルタ手段10を配設した管路8を用いて、前記吹出口取付け具4の第1連通口3と前記吸込口取付け具7の第2連通口6の間を気密して連通させ、
前記空気調和機1を運転状態とし、さらに送風手段9を用いて前記吸込口取付け具7、前記空気吸込口5、前記空気調和機1の内部、前記空気吹出口2、前記吹出口取付け具4、前記フィルタ手段10へと循環する気体の流れを形成し、
前記管路8において前記フィルタ手段10より下流側で前記吸込口取付け具7より上流側の前記管路8の位置において滅菌成分を拡散させ、前記空気吸込口5から前記空気調和機1の内部へと滅菌成分を送り込むことによって、前記フィルタ部10で粉塵を除去しつつ前記空気調和機1の内部を運転状態で滅菌することを特徴とする。
第13発明は、前記薬液又は前記減菌成分の噴出部の位置を手動又は電動によって変える噴出部位置変更手段を前記吸込口取付け具7に設けたことを特徴とする。
第13発明において、噴出部位置変更手段を電動で駆動する場合は、プリンタヘッドなどに使用されている公知の折返し走査機構などを利用して、薬液拡散手段又は減菌成分拡散手段に連通する噴出部を吸込口取付け具内において移動させるように構成することが好ましい。
以下、各発明の効果などについて説明する。
第1発明であれば、空気調和機と送風手段を共に運転状態として、管路において吹出口取付け具から吸込口取付け具に向けて気体の流れを形成した状態で、薬液拡散手段によって、管路内に薬液を拡散させ、吸込口取付け具から空気調和機内部へと薬液成分を送り込み、吹出口取付け具から薬液成分を管路で循環させることによって、掃除しにくい空気調和機内部を簡単かつ効率的に滅菌することができる。
また、送風手段によって形成される気体の流れによって空気調和機内の粉塵が管路内に排出されるが、この粉塵は管路内に配設されたフィルタ手段によってほとんどが除去できるので、その後、空気調和機内において各種菌を繁殖しにくい状態にすることができる。
第2発明であれば、空気調和機と送風手段を共に運転状態として、管路において吹出口取付け具から吸込口取付け具に向けて気体の流れを形成した状態で、滅菌成分拡散手段によって、管路内に減菌成分を拡散させ、吸込口取付け具から空気調和機内部へと減菌成分を送り込み、吹出口取付け具から減菌成分を管路で循環させることによって、掃除しにくい空気調和機内部を簡単かつ効率的に滅菌することができる。
また、送風手段によって形成される気体の流れによって空気調和機内の粉塵が管路内に排出されるが、この粉塵は管路内に配設されたフィルタ手段によってほとんどが除去できるので、その後、空気調和機内において各種菌を繁殖しにくい状態にすることができる。
第3発明であれば、簡単かつ安価な構成で薬液をミスト状化又は気化させることができる。
第4発明であれば、前記滅菌成分収容手段を管路手段から着脱自在に取り付けられたガス缶で構成することによって、滅菌成分の貯蔵及び管理が簡単になる。また、ガス注入調整弁を設け、ガス注入量を調整できるようにすることで滅菌成分の注入量の調節が誰でも簡単に行える。
第5発明であれば、ホッパー形状のケーシング部を備えているので、吸込まれる気体が空気吸込口に広範囲に広がって吸込まれ、減菌の効果を空気調和機の広い範囲に及ばせることができる。
第6発明であれば、前記取付け具がシート部を備えているので、空気調和機の空気吹出口又は吸込口の周囲に気密状態で取付けやすくなる。
第7発明であれば、前記排水受具を設けることによって、吹込口取付け具内に残留する凝集液で室内を汚さず、凝集液を除去することができる。
第8発明であれば、前記構成要素を一つの筐体内に収容したことによって保管や移動に便利であり、さらにはフィルタ手段や薬液収容手段の取替え作業が簡単に行える。また、送風手段の駆動又は停止の操作手段を前記筐体に設けてあるので、家庭用掃除機のような手軽さで本減菌装置を操作できる。
第9発明であれば、前記構成要素を一つの筐体内に収容したことによって保管や移動に便利であり、さらにはフィルタ手段や滅菌成分収容手段の取替え作業が簡単に行える。また、送風手段の駆動又は停止の操作手段を前記筐体に設けてあるので、家庭用掃除機のような手軽さで本減菌装置を操作できる。
第10発明であれば、フィルタ手段をサイクロン型フィルタで構成することによって微細な粉塵であっても確実に除去できる可能性がある。
第11発明及び第12発明であれば、以下の特有の効果を有する。
(イ)空気調和機を運転状態とすることによって生じる空気吸込口から空気吹出口への気体の流れと、送風手段によって生じる気体の流れとが相まって、運転時に最も影響のある空気調和機の部分を効果的に減菌することができる。
(ロ)送風手段によって生じる気体の流れによって通常の運転では取れないゴミ、粉塵などをフィルタ手段で回収することができ、減菌処理後は、アレルギーなどの原因物質が飛散することを抑制することができる。
第13発明であれば、吸込口取付け具において吸込まれる薬液又は減菌成分の分散状況を手動又は電動で調整することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る空気調和機の減菌装置を示す概略構成図、図2(A)は空気調和機への取付け状態を示す概略側面図、図2(B)は凝集液を排出する排水受具を示す図である。
本実施形態に係る減菌装置及び方法は、部屋などに取付けられたエアコンなどの空気調和機を除菌するものである。
この減菌装置は、空気調和機1の空気吹出口2を覆うように着脱自在に取付けられ、第1連通口3を備えた吹出口取付け具4と、空気調和機1の空気吸込口5を覆うように着脱自在に取付けられ、第2連通口6を備えた吸込口取付け具7と有している。
吹出口取付け具4の第1連通口3と吸込口取付け具7の第2連通口6の間は管路によって気密状態で連通してある。本実施形態では管路として可撓性ダクト8を使用している。
図2(A)に示すように、両取付け具4・7の内、少なくとも吸込口取付け具7は第2連通口6を有したホッパー形状のケーシング部30を備えている。ケーシング部30は吸引力によって変形しない程度の剛体で構成され、第2連通口6から吸込まれる気体を空気吸込口5の全域に拡げる作用がある。なお、第2連通口6から吸込まれた気体を均等に分割するために、第2連通口6に連通する2個〜6個程度のダクトをケーシング部30内に設け、各ダクトの出口を空気吸込口5に臨んで分散して配置してもよい。
この除菌装置では、可撓性ダクト8の間に2つの構成要素を配設してある。
一つ目の構成要素は図1に示すように集塵吸引装置12であり、その集塵吸引装置12は前記送風手段としての吸風機9と前記フィルタ手段としてのフィルタ部10を備えている。吸風機9は吹出口取付け具4から吸込口取付け具7に向けて空気の流れを形成する機能がある。フィルタ部10は吸風機9よりも上流側に配置されており、通常は、濾過材等で構成されたフィルタ13とそのフィルタ13を収容するフィルタ収容具14で構成される。
なお、フィルタ部10の構成としてはサイクロン式、例えばダイソン(登録商標)社製掃除機のように渦流状空気の流れによる遠心力を利用して空気中の粉塵を分離するようなフィルタ部を用いてもよい。上記サイクロン式のフィルタ部は細かい粉塵を除去する機能が高く、さらに吸引力も低下しにくいので、サイクロン式掃除機の吸風装置及びフィルタ装置を前記吸風機9と前記フィルタ部10の構成要素としてそのまま採用することも可能である。
集塵吸引装置12内の吸風機9はフィルタ部10を介して吹出口取付け具4側の可撓性ダクト8に連結されて空気調和機1の空気吹出口2から空気調和機1内の粉塵を強力に吸引する。
可撓性ダクト8の間に配設された二つ目の構成要素は霧吹き装置15である。
この霧吹き装置15は、前記薬液収容手段としての薬液容器16と、くびれ部17を有するベンチュリー管18と、薬液容器16と管路を連通する圧力調整管19と、薬液容器16とくびれ部17とを連通する噴射管20とを備えている。霧吹き装置15は吸込口取付け具7側の可撓性ダクト8に接続される。そして霧吹きの原理によって薬液容器16内の薬液を霧状に噴出して極めて微細な液粒にして可撓性ダクト8内を移動する空気に拡散させる。薬液容器16には前記したエチルアルコールや天然成分の薬液が入っている。
ミスト状に拡散された薬液は凝集することがあるので、図2(A)(B)に示すように、吹込口取付け具7下部には排水受具22を設けており、吹込口取付け具7内に残留するミストの凝集液を排出するようにしてある。排水受具22は吹込口取付け具7の下部域を覆うようなジョウロ形に形成されることが一般的である。
上記構成の減菌装置の作用について簡単に説明する。
まず、空気調和機1の減菌処理を業者が行う場合は、所定の洗浄装置などを用いて空気調和機1の内部の浄化清掃を行った後、この除菌装置を用いて除菌処理を行う。
業者によらず、住人が自ら行う場合も空気調和機1の簡単な清掃作業の後、本除菌装置による除菌処理を行うようにする。
上記清掃作業が終わった後に、図1に示す空気調和機1の空気吹出口2に吹出口取付け具4を取付けるとともに空気吸込口5に吸込口取付け具7を取付ける。取付け面の隙間にはシールなどの目張り材を入れてできるだけ空気が漏れないようにする。その後、集塵吸引装置12と霧吹き装置15が繋がれた可撓性ダクト8の両端の接続部を吹出口取付け具4、吸込口取付け具7の両接続部と連結して、閉じた管路を形成する。
そして、空気調和機1を最も送風が強い運転状態にするとともに、吸風機9を駆動状態にすると、霧吹き装置15から薬液がミスト状になって可撓性ダクト8に拡散され、可撓性ダクト8→吸込口取付け具7→空気吸込口5→空気調和機1内部→空気吹出口2→吹出口取付け具4→フィルタ手段10→送風機9→霧吹き装置15へと気体は可撓性ダクト8、空気調和機1内を循環することになる。所定時間、例えば、5分〜40分程度、空気調和機1と吸風機9の運転状態を持続すると、空気調和機1内の熱交換機11や送風される部分が減菌されるとともに、空気調和機1内部のゴミ、粉塵などがフィルタ部10のフィルタ13に集められ、除去される。
この実施形態に係る除菌装置であれば、薬液容器16にその空気調和機1が設置されている住人の健康状態にあった薬液(例えば、病気の原因物質を除去する薬液)を入れることができるので汎用性が高まる。また、霧吹き装置16を使用することで、天然の減菌成分で液状のもの(例えば、ワサビオール、木酢液など)であれば広範囲に使用することができ、人工の化学物質を用いて殺菌する場合に比べて安全性を高くして減菌を行える。
また、空気調和機1の運転状態で減菌処理が行えるので、停止した状態で減菌処理を行う場合に比べて、除菌処理後に空気調和機1を良好に保つことが可能になる。さらに、有害な菌が密集する粉塵などを確実に除去できるフィルタ13を使用することで、長期間にわたって減菌の作用を持続することが可能になる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係る減菌装置の要部を示す概略構成図である。
この第2実施形態は、第1実施形態の構成において前記霧吹き装置15(図1参照)に代えてガス注入装置24を採用した点を特徴としている。
ガス注入装置24は、減菌成分を含んだガスを入れたガス缶25とガス注入調整弁26とを含んで構成してある。可撓性ダクト8のくびれ部17にはガス缶25の接続具27が設けられ、その接続具27にはくびれ部17に連通する注入管28とガス注入調整弁26が取付けられている。ガス缶25を接続具27に取付け、ガス注入調整弁26を開けると、ガス缶25内の減菌成分を含むガスを可撓性ダクト8内に供給することができる。
この実施形態であれば、ガス缶25とガス注入調整弁26を使用しているので、ワンタッチで手軽に注入量を調節できるとともに、拡散するガスの種類もガス缶25を取替えることで簡単に行うことができる。また、元々、減菌成分を含んだガスを循環させる構成であるので、薬液を用いる場合のように凝集液が発生しない利点がある。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態に係る構成を示す図であり、前記吸込口取付け具7の変形例を示す斜視図である。
この実施形態に係る吸込口取付け具7は、幅広で剛体のケーシング部30の開口に柔軟性のあるシート部31を取付け、前記シート部31の端部を空気調和機1(図1参照)の空気吸込口5(図1参照)の周囲に気密状態で取付け可能に構成してある。
図4に示す構成では、シート部31をケーシング部30から着脱自在に構成してあり、シート部31の全周端部には粘着性領域32(図4において斜線部で示す)が形成してある。粘着性領域32は、想定する空気調和機1の空気吹出口2の周囲に接着できる大きさを備えており、空気調和機1の外面を痛めることなく、接着、取り外しができるような粘着力に調整してある。
シート部30は1回の減菌処理毎に使い捨てにすることもできる。
なお、ケーシング部30は、空気吸入口5の大きさに対応して複数種類、予め用意されており、清掃する空気調和機の大きさの段階に応じてケーシング部30を選定できるようになっている。通常は、一般家庭に用いられる空気調和機の大きさの違いであれば、一種類又は二種類のケーシング部30で対応できるように余裕を持ってその大きさが構成される。
なお、吹出口取付け具4にも前記したようなケーシング部とシート部を設けることで、空気吹出口2に対する密封性を向上できる。
(第4実施形態)
図5は第4実施形態に係る減菌装置の外観の一例である。
この第4実施形態の特徴は、前記集塵吸引装置12と処理ユニット装置37を家庭用掃除機のような筐体部33に収容した点にある。
処理ユニット装置37には前記した霧吹き装置又はガス注入装置が組み込まれる。
筐体部33内にはフィルタ取替え用蓋34と処理ユニット装置37の取替え用の操作蓋35が設けられている。この操作蓋35は薬液容器16(図1参照)又はガス缶25(図3参照)の取替えを行うための蓋である。
空気調和機1への吸出口取付け具4及び吸込口取付け具7の取付けが若干、手間を要するが、筐体部33に可撓性ダクト8を接続して、空気調和機1の送風を最強にして運転した状態で、筐体部33の操作盤36の運転駆動スイッチをオンにすれば、送風機が駆動され、掃除機をかけるような手軽さで除菌処理を行うことができる。このようなコンパクトなユニットとして販売すれば、業者に頼まず、家庭でできるので、例えば1週間に何回でも減菌処理を行うことができる。
図1は本発明の第1実施形態に係る空気調和機の減菌装置を示す概略構成図である。 図2(A)は空気調和機への取付け状態を示す概略側面図、図2(B)は凝集液を排出する排水受具を示す図である。 図3は本発明の第2実施形態に係る減菌装置の要部を示す概略構成図である。 図4は本発明の第3実施形態に係る構成を示す図であり、吸込口取付け具の変形例を示す斜視図である。 図5は第4実施形態に係る減菌装置の外観の一例である。
符号の説明
1…空気調和機、2…空気吹出口、3…第1連通口、4…吹出口取付け具、5…空気吸込口、6…第2連通口、7…吸込口取付け具、8…可撓性ダクト(管路)、9…吸風機(送風手段)、10…フィルタ部(フィルタ手段)、15…霧吹き装置(薬液拡散手段)、16…薬液容器(薬液収容手段)、18…ベンチュリー管、22…排水受具、25…ガス缶(滅菌成分収容手段)、26…ガス注入調節弁(減菌成分拡散手段)、30…ケーシング部、31…シート部、33…筐体部(筐体)、36…操作盤(操作手段)。

Claims (13)

  1. 既設の空気調和機の空気吹出口を覆うように着脱自在に取付けられ、第1連通口を備えた吹出口取付け具と、前記空気調和機の空気吸込口を覆うように着脱自在に取付けられ、第2連通口を備えた吸込口取付け具と、前記第1連通口と前記第2連通口の間を気密して連通させる管路と、前記管路において前記吹出口取付け具から前記吸込口取付け具に向けて気体の流れを形成する送風手段と、前記送風手段よりも上流側の前記管路に配設されたフィルタ手段と、前記空気調和機内の各種菌を滅菌する薬液を収容する薬液収容手段と、前記フィルタ手段よりも下流側の前記管路に配設され、前記管路の流れる気体中に薬液をミスト状化又は気化させる薬液拡散手段と、を備えたことを特徴とする、空気調和機の減菌装置。
  2. 既設の空気調和機の空気吹出口を覆うように着脱自在に取付けられ、第1連通口を備えた吹出口取付け具と、前記空気調和機の空気吸込口を覆うように着脱自在に取付けられ、第2連通口を備えた吸込口取付け具と、前記第1連通口と前記第2連通口の間を気密して連通させる管路と、前記管路において前記吹出口取付け具から前記吸込口取付け具に向けて気体の流れを形成する送風手段と、前記送風手段よりも上流側の前記管路に配設されたフィルタ手段と、前記空気調和機内の各種菌を滅菌する成分を収容する滅菌成分収容手段と、前記フィルタ手段よりも下流側の前記管路に配設され、前記管路の流れる気体中に滅菌成分を拡散させる滅菌成分拡散手段と、を備えたことを特徴とする、空気調和機の減菌装置。
  3. 請求項1に記載の空気調和機の減菌装置において、前記管路の一部をくびれ部を有するベンチュリー管の形状にするとともに霧吹きの原理を用いて薬液を前記管路内に拡散することによって前記薬液拡散手段を構成した、空気調和機の減菌装置。
  4. 請求項2に記載の空気調和機の減菌装置において、前記滅菌成分収容手段を前記管路から着脱自在に取り付けられたガス缶で構成し、前記滅菌成分拡散手段を前記管路に取付けられたガス注入調整弁で構成した、空気調和機の減菌装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機の減菌装置において、前記吸込口取付け具がケーシング部を備えており、前記ケーシング部は前記第2連通口を有したホッパー形状としてあり、前記第2連通口から吸込まれる気体が前記ホッパー形状によって前記空気調和機の前記空気吸込口に広範囲に広がるように構成した、空気調和機の減菌装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機の減菌装置において、前記取付け具がケーシング部を備えており、前記ケーシング部は柔軟性を備えたシート部を備えており、前記シート部を前記空気調和機の空気吹出口又は空気吸込口の周囲に気密状態で取付け可能に構成した、空気調和機の減菌装置。
  7. 請求項1に記載の空気調和機の減菌装置において、前記吹込口取付け具内に残留する凝集液を排出する排水受具を設けた、空気調和機の減菌装置。
  8. 請求項1に記載の空気調和機の減菌装置において、前記送風手段と、前記フィルタ手段と、前記薬液収容手段と、前記薬液拡散手段とを一つの筐体内に収容し、前記送風手段の駆動又は停止の操作手段を前記筐体に設けた、空気調和機の減菌装置。
  9. 請求項2に記載の空気調和機の減菌装置において、前記送風手段と、前記フィルタ手段と、前記滅菌成分収容手段と、滅菌成分拡散手段とを一つの筐体内に収容し、前記送風手段の駆動又は停止の操作手段を前記筐体に設けた、空気調和機の減菌装置。
  10. 請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の空気調和機の減菌装置において、前記フィルタ手段をサイクロン型フィルタで構成した、空気調和機の減菌装置。
  11. 既設の空気調和機の空気吹出口を覆うように吹出口取付け具を着脱自在に取付けるとともに前記空気調和機の空気吸込口を覆うように吸込口取付け具を着脱自在に取付け、フィルタ手段を配設した管路を用いて、前記吹出口取付け具の第1連通口と前記吸込口取付け具の第2連通口の間を気密して連通させ、
    前記空気調和機を運転状態とし、さらに送風手段を用いて前記吸込口取付け具、前記空気吸込口、前記空気調和機の内部、前記空気吹出口、前記吹出口取付け具、前記フィルタ手段へと循環する気体の流れを形成し、
    前記管路において前記フィルタ手段より下流側で前記吸込口取付け具より上流側の前記管路の位置において薬液を拡散させ、前記空気吸込口から前記空気調和機の内部へとミスト状又は気化した薬液成分を送り込むことによって、前記フィルタ部で粉塵を除去しつつ前記空気調和機の内部を運転状態で滅菌することを特徴とする、空気調和機の減菌方法。
  12. 既設の空気調和機の空気吹出口を覆うように吹出口取付け具を着脱自在に取付けるとともに前記空気調和機の空気吸込口を覆うように吸込口取付け具を着脱自在に取付け、フィルタ手段を配設した管路を用いて、前記吹出口取付け具の第1連通口と前記吸込口取付け具の第2連通口の間を気密して連通させ、
    前記空気調和機を運転状態とし、さらに送風手段を用いて前記吸込口取付け具、前記空気吸込口、前記空気調和機の内部、前記空気吹出口、前記吹出口取付け具、前記フィルタ手段へと循環する気体の流れを形成し、
    前記管路において前記フィルタ手段より下流側で前記吸込口取付け具より上流側の前記管路の位置において滅菌成分を拡散させ、前記空気吸込口から前記空気調和機の内部へと滅菌成分を送り込むことによって、前記フィルタ部で粉塵を除去しつつ前記空気調和機の内部を運転状態で滅菌することを特徴とする、空気調和機の減菌方法。
  13. 請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の空気調和機の減菌装置において、前記薬液又は前記減菌成分の噴出部の位置を手動又は電動によって変える噴出部位置変更手段を前記吸込口取付け具に設けた、空気調和機の減菌装置。
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