JP2007315651A - 引出し容器付き冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】引出し扉に取り付けられた野菜容器または冷凍室容器の手前側の側面下方部に開口とこの開口を覆う蓋を設けて容器の清掃を確実に且つ容易に実施できるようにすること。
【解決手段】引き出し扉8と、引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠19と、扉枠に懸架される容器11と、を備えた冷蔵庫において、容器11には、引き出し方向の手前側の側面下方部に清掃用の開口20を設けるとともに、開口20を開閉可能とする蓋21を設けること。容器11は、その底面と、その側面と、前記底面と一方で連結する曲面部と、曲面部の他方と側面の端部との間に形成された開口20と、からなること。開口20は、曲面部の略曲率半径分だけ底面から上方に設けること。
【選択図】図3
【解決手段】引き出し扉8と、引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠19と、扉枠に懸架される容器11と、を備えた冷蔵庫において、容器11には、引き出し方向の手前側の側面下方部に清掃用の開口20を設けるとともに、開口20を開閉可能とする蓋21を設けること。容器11は、その底面と、その側面と、前記底面と一方で連結する曲面部と、曲面部の他方と側面の端部との間に形成された開口20と、からなること。開口20は、曲面部の略曲率半径分だけ底面から上方に設けること。
【選択図】図3
Description
本発明は、冷蔵庫の野菜室及び冷凍室等に採用されている引出し扉に取り付けた野菜容器及び冷凍室容器の清掃性を向上する技術に関するものである。
市販されている家庭用冷蔵庫は上から順に冷蔵室、冷凍室、野菜室、或いは冷蔵室、野菜室、冷凍室を有し、高さが1700mm以上で幅が650mm以上、奥行が650mm前後と非常に大型化している。そして、これら冷蔵庫の扉は冷蔵室の扉が回転式で、冷凍室、野菜室等の扉は引出し式の扉となっている。
この引出し式扉と云うのは、扉を開くと扉と共に冷凍室或いは野菜室を実質的に構成する容器が扉と共に冷蔵庫の庫外に引出されてくるタイプのものである。換言すると、扉を引出し式にするための扉枠(冷蔵庫本体側のレール溝内を摺動する扉枠でローラーを備えている)に容器は挾持されるよう取り付けられているものであった。
図12に従来技術に関する容器付き扉を備えた冷蔵庫の要部断面を示す(例えば、特許文献1を参照)。図12において、51は冷蔵庫本体であり、上から順に冷蔵室52、冷凍室53、野菜室54を有している。55は冷蔵室の前面開口部を閉塞する扉で、冷蔵庫本体51の左右何れか一方の側縁に取り付けられたヒンジ(図示せず)の支軸を支点にして回動する扉である。56は冷凍室の扉で引出し式の扉として構成されている。57は野菜室の扉である。
冷凍室の扉56、野菜室の扉57は、その扉に取り付けられた扉枠58,59に冷凍室53、野菜室54を形成する容器60,61を図示するように挾持させている。そして扉56,57は扉枠58,59と本体側に設けたレールとの係合関係の範囲で引出し可能となっている。このような構成によって、使用者は容器53,53内の収納物を容易に取り出すことが出来る。
図12において、62は野菜室54を形成する容器61の底面に設けた清掃用の開口である。この開口62は野菜室扉57を最大に引出した時、下方に障害物(例えば冷蔵庫を支える脚等)がない位置に設けられている。63は開口62を閉塞しておく蓋である。尚、冷凍室を構成する容器60には、この蓋付開口62を示してないが、勿論この容器60に野菜室容器61と同様の開口と容器の底面に蓋を設けても良いものである。
特開平7−305949号公報
普及している従来一般の冷蔵庫においては、大型化する例えば野菜室の容器が野菜塵やその他の塵等で汚れていても、従来一般の冷蔵庫では容器を外さず簡単に清掃することが出来なかったことより、常に野菜室容器を清潔にしておくことが困難であると云う課題があった。
また、上記特許文献1に示すような容器底面に開口(排水口)を設けた冷蔵庫においては、開口及びその開口を覆う蓋が容器60,61の底面であることから、容器内に収納食品或いは野菜等の収納物が収納されていると、使用者は容器底面に設けた開口及び蓋が見えないためにその存在をつい忘れてしまって、清掃タイミングを見過ごしてしまうと云う課題もあった。
本発明の目的は、引出し扉に取り付けられた野菜容器または冷凍室容器の手前側の側面下方部に開口とこの開口を覆う蓋を設けて容器の清掃を確実に且つ容易に実施できる冷蔵庫を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
引き出し扉と、前記引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠と、前記扉枠に懸架される容器と、を備えた冷蔵庫において、
前記容器には、引き出し方向の手前側の側面下方部に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける構成とする。
引き出し扉と、前記引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠と、前記扉枠に懸架される容器と、を備えた冷蔵庫において、
前記容器には、引き出し方向の手前側の側面下方部に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける構成とする。
また、前記冷蔵庫において、前記容器は、その底面と、その側面と、前記底面と一方で連結する曲面部と、前記曲面部の他方と前記側面の端部との間に形成された開口と、から構成する。さらに、前記冷蔵庫において、前記開口は、前記曲面部の略曲率半径分だけ前記底面から上方に設けられる構成とする。
また、引き出し扉と、前記引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠と、前記扉枠に懸架される容器と、を備えた冷蔵庫において、前記容器は、引き出し方向の手前側に瓶、ペットボトルなどの背高の容器を収納する収納部を有し、前記収納部は、その底面が容器底面より一段低くなった窪み形状部を有し、
前記収納部の窪み形状部の側面に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける構成とする。
前記収納部の窪み形状部の側面に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける構成とする。
本発明によると、容器の清掃時に扉から容器を取り外すことなく、容器から開口を覆う蓋を外すことにより、容器内に溜った野菜破片などの塵を開口より容器外に掃き出すことが出来る。これによって、容易に容器内を清潔にすることが出来る。
また、開口を容器の側面に設け、且つ開口及び蓋を曲面部よりも上方に設けることにより、容器内にこぼれたジュースや、何等かの事情により溜まった水等の液体が、冷蔵庫の通常使用時または清掃時に開口より流れ出ることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫について、図1〜図11を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る冷蔵庫の概略構成を示す正面図である。図2は本実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。図3は本実施形態に係る冷蔵庫における容器付き野菜室扉の一例を拡大した図である。図4は本実施形態に係る冷蔵庫における容器付き野菜室扉の他例を拡大した図である。
また、図5は本実施形態に係る冷蔵庫の野菜室における容器の見取図である。図6は図5におけるA−A線の断面図である。図7は図5におけるB−B線の断面図である。図8は図7におけるP部の拡大図である。図9は本実施形態に係る冷蔵庫における容器付き野菜室扉の上面図である。図10は図9に示す容器に設けた蓋の活用例を示す図である。図11は図10におけるC−C線の断面図である。
先ず、図1と図2を用いて、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の説明をする。1は冷蔵庫本体であり、本実施形態の冷蔵庫本体は、高さが1700mm以上で幅が650mm、奥行が650mmと比較的市販されている冷蔵庫では大形の400Lクラスの冷蔵庫に採用すると、その効果が顕著に現れるものである。
また、冷蔵庫本体1は上部より冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4を有している。5は冷蔵室2の前面開口部を閉塞する冷蔵室扉であり、6は、冷凍室3の一部を構成する製氷機室扉であり、7は冷凍室扉を示す。8は野菜室4の扉である。而して、冷蔵室扉5は回転式の扉であり、6,7,8は引出し式の扉である。9,10,11は扉6,7,8側に取り付けられた容器であり、9は貯氷容器であり、10は冷凍食品を収納する冷凍室容器であり、11は野菜容器である。これらの容器9,10,11が貯氷室3a、冷凍室3b、野菜室4を形成している。
また、これらの容器9,10,11は射出成形法等により作られた樹脂製の容器である。12は冷却器室を示す。この冷却器室12内には冷却器13、冷気循環ファン14、それに冷却器13に付いた霜を溶かす除霜用ヒータ15、或いは冷気ダンパー16等が設けられている。17は冷却器室12と冷凍室3とを区画する仕切板である。
18は圧縮機である。冷却器13にて冷却された冷気は冷気循環ファン14の働きにより、冷凍室3及び冷蔵室2、野菜室4等に送風されるものである。冷気ダンパー16は、このとき、冷蔵室2、野菜室4に必要な冷気量を供給する役目を果たす。換言すると、冷気ダンパー16は冷気量をコントロールして冷蔵室2、野菜室4等を予め設定された温度に冷却するものである。
次に、図3と図4を用いて、図2に示す野菜室扉8及び野菜容器11について説明する。図に示すように野菜容器11は、野菜室扉8に取り付けられ、扉8を引き出すと容器11も一緒に引き出されてくるものである。即ち、容器11は扉枠19により扉8に取り付けられているものである。この扉枠19は冷蔵庫本体側に設けられたレール(図示せず)内を摺動することにより扉8を冷蔵庫本体1に対し引出し自在とするとともに、野菜容器11を図に示すように懸架させるものである。
20は清掃用開口であり、この清掃用開口20は野菜容器11の前方(野菜室扉8側)下方両側面に設けられており、野菜室扉8を冷蔵庫本体より引出すと常にその下方には冷蔵庫の脚等の障害物がない位置とされている。
この清掃用開口20を使って、使用者は野菜容器内を清掃等したとき、野菜容器11内に溜っている野菜屑或いはたまり水を容器外に掃き出すことが出来るものである。通常この清掃用開口20は蓋21(詳細は後述するが、例えば、開口20の外側又は内側に設けられて開口を覆うもの)により閉塞されているため、この開口20より食品(この場合、野菜等)が飛び出すことはないものである。また、清掃用開口20が設けられる位置は、図2にも示すように、扉を引き出したとき、下に障害物(例えば、扉或いは機械室カバー、脚等)がない位置になるよう設けられている。
従って、開口20より蓋21を取り外して野菜屑、或いは水を掃き出したときには、下部に設置した水受け容器23(図2を参照)に入るよう構成されている。尚、上述した構成例は野菜容器11に開口20を設けた例で説明して来たが、これは、冷凍室容器10であっても良いことは云うまでもない。
また、図4に示す野菜容器11は、野菜容器11の手前側に他より一段低い凹み部11aを作った容器である。この凹み部11aは瓶等を収納することが出来るようにしたものであるが、2L(リットル)のペットボトルを立てて収納することが出来るよう構成されているものである。
この凹み部11aを作ることにより容器11内の清掃は容易になるものである。即ち、容器11内の野菜屑等は、先ず、この凹み部11aに集め、次いで開口20の蓋21を取り外して、下の水受け容器23に野菜屑等を拭き落すようにするものである。
次に、図5〜図8を用いて、野菜容器11に設けた清掃用開口20と蓋21について説明する。先ず、清掃用開口20は野菜容器11の底面11cより曲面部の上方の左右側面部に設けられている(曲面部半径の5〜15mmより上に形成された箇所に設けられている)。開口20の設置箇所は、野菜容器11の底面11cと側面11bが半径5〜15mmの曲面部で結ばれているから清掃用開口20はこの曲面部を避けて設けられている。
ここで、平面形状の底面と平面形状の側面(傾斜面)とを曲面部で連結しているが、この曲面部の両端は当該曲面部の曲率半径に対応する部分である。換言すると、図6に示す曲面部の曲率半径よりも大きな曲率半径の曲面部であると、当該曲面部の両端における継ぎ目で強度不足が生じ得る。逆に小さな曲率半径の曲面部であると、その継ぎ目でいびつな形状となり強度不足が生じ得る。すなわち、図6の図示構造において、容器底面11cから曲率半径に相当する長さ分だけ上方において、曲面部と開口との連結部が形成されるものである。なお、この曲面部は野菜屑等を野菜容器11外に掃きだす際のガイドとなるものである。
また、清掃用開口20の周縁には補強のための厚肉部20aが設けられている。厚肉部20aは、野菜容器11を合成樹脂材で作ることもあって、清掃用開口20を設けることにより容器11の強度が劣化するのを防止するためのものである。勿論、この厚肉部20aが野菜屑等の掃き出しの邪魔にならない形状にしておくことは云うまでもない。
次に、清掃用開口20を閉塞する蓋21について説明する。蓋21は、図にも示すように、清掃用開口20を閉塞するよう野菜容器11の外側より取り付けられているものである。そして、容器11への固定は、蓋21と同時成形された取り付け片21aが先に説明した厚肉部20aに取り付け片の弾性力を利用し図7と図8に示すように取り付けられているものである。即ち、取り付け片21aの先端係止部21bが自身の持つ弾性力で厚肉部20aに係止して固着されているものである。そして、この取り付け片21aは図7にも示すように二ヶ所設けられ、蓋21を野菜容器11の清掃用開口縁部20に対し開閉可能に取り付けられている。また、取り付け片21aの長さ寸法も厚肉部20aに係止させる構造をとることによって長くとれるので弾性力の確保も容易となる。
図6に示すように、容器11の側面11bはその底面11cに対して垂直に立ち上がっている形状ではなくてテーパ形状となっている。これは容器11を合成樹脂材で成型加工して製作する際の容器抜き出しの容易性からテーパ(成型用型抜きテーパの形成)としているのである。そこで、容器のテーパ側面11bに対してその上部から垂線を引き、底面11cの延長線と交わる交点と、容器側面の延長線と底面延長線との交点と、前記テーパ側面上部の点からなる三角形の空間内に蓋21が収まるようにする。この三角形空間はデッドスペースなので、蓋の設置効率がよく、また、容器の出し入れに際して蓋が他の隣接部材と接触するということもない。
24は保護リブであり、この保護リブ24は、取り付け片21aと厚肉部20aとの係止関係を野菜収納時、野菜等を取り付け片21aにぶつけて解除してしまうのを防止する。このために、図8にも示すように取り付け片21aより高くして取り付け片21aの開口縁部との係止関係を保護している。
次に、図9〜図11は本実施形態に係る冷蔵庫を一般家庭に据付けた例を示している。図9の場合、冷蔵庫本体1の一側面が壁面や家具等と接近して設置された例を説明している。
図9に示す場合の例は、野菜室扉8を冷蔵庫本体1より引き出しても野菜容器11の一側面は当然、この壁面や家具等に隣接してしまう。従って、このときには、先に説明した蓋21は野菜容器11の内側に取り付ける必要が出てくる。図9に示す蓋21は、野菜容器11の内側に蓋21を取り付けたものである。即ち、図9に示す蓋21は、野菜容器11側に設けられた取付リブ25内を蓋21が上下(容器11の深さ方向)方向に移動し、野菜容器11に設けた清掃用開口を開閉させるものである。、
26は、野菜容器11或いは野菜室扉8の上面に図に示すように設けられた印刷、若しくは刻印された注意書である。この注意書には、蓋21が設けられていることを表示するものである。使用者は扉8を開して、野菜容器11を使う度にこの注意書を見ることとなる。従って、使用者は冷蔵庫を使う度に、野菜容器11に清掃用開口20があることを認識出来る。尚、この注意書はシール印刷されたものでも良いし、野菜容器11のフランジ部に図の如く刻印されたものであっても良い。また、野菜容器11内に設けられる小物容器に、シール印刷若しくは刻印しても良いものである。
26は、野菜容器11或いは野菜室扉8の上面に図に示すように設けられた印刷、若しくは刻印された注意書である。この注意書には、蓋21が設けられていることを表示するものである。使用者は扉8を開して、野菜容器11を使う度にこの注意書を見ることとなる。従って、使用者は冷蔵庫を使う度に、野菜容器11に清掃用開口20があることを認識出来る。尚、この注意書はシール印刷されたものでも良いし、野菜容器11のフランジ部に図の如く刻印されたものであっても良い。また、野菜容器11内に設けられる小物容器に、シール印刷若しくは刻印しても良いものである。
さらに、図9の場合は、壁面や家具等の障害物27が野菜容器11の一側面に近接していることから、野菜容器11の清掃時には障害物27の反対側の清掃用開口20を使って清掃を行なう。このために図2に示す水受け容器23は、障害物27の反対側に位置する清掃用開口20の下方に置くものである。このように、清掃用開口20を野菜容器11の両側面に設けておくことにより、冷蔵庫の据付場所に係わらず野菜容器11の清掃が容易になる。
次に、図10と図11において、11は野菜容器、この野菜容器11には清掃用開口20が設けられている。勿論この清掃用開口20は蓋21で塞がれている。この蓋21は図9で説明した蓋21と同様に容器11の深さ方向にスライドして清掃用開口20を開閉する。即ち、蓋21の操作部21aの手掛け28に指を掛けて上に引き上げると、蓋21は上方(矢印方向にスライド)に清掃用開口20を開く。そして、持ち上げた蓋21を、矢印方向の反対方向に押し下げると、清掃用開口20は閉じられるものである。
この蓋21のスライドを可能にしているのが、取付リブ25である。また、蓋21は、ほぼ中間で図11の如く支点28を軸にして、操作部21aが折り曲がる構造のものである。蓋21を開閉する時には操作性を良くする時には実線の如く操作部21aを立ち上げ、蓋として使わないときには、破線の如く操作部を折り曲げて中央の孔29に瓶30を立てて使っても良いものである。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫は、以上説明したような構成を有するものであり、次のような効果を奏するものである。
即ち、扉枠等を用いて冷蔵庫の庫外に引き出される容器の手前側の側面下部に清掃用の開口を設けると共に、この清掃用の開口を開閉可能の蓋で閉塞するようにしたものである。これによって、大型化する冷蔵庫に採用された容器の清掃時に、扉から容器を取り外すことなく、扉を開けて容器より蓋を外して、容器内に溜った野菜破片などの塵を開口より容器外に掃きだすことが出来る。このように、容易に清掃することができるため、使用者は常に容器内をきれいに保持、使用することが出来る。
また、この容器に設ける開口は、底面でなく側面とし、且つ開口及び蓋は曲面部よりも上方に設けるようにしている。これによって、容器内に溜った水が開口より流れ出ることはないものである。また、樹脂製容器の側面下部に設ける開口は容器底面と側面を結ぶ曲面部より上方に位置させたものであるから容器内に水を溢したり、野菜等から出る水分が溜ったとしても、容器から溢れ出ないことは勿論、開口を側面に作ることにより容器底面強度が弱くなるのを抑制した容器が得られる。
また、野菜容器の手前側に瓶等を収納する収納部を、他より一段低い凹み部で形成し、その瓶等収納部側面下部に蓋付清掃用開口を設けたものである。これによって、野菜容器内に高さの異なる、例えば大根、人参或いはペットボトル等の収納が容易になることは勿論、容器内の清掃時には野菜屑等を凹み部に集め、その後、蓋を外し開口より容器外にその野菜屑を掃き出せば清掃も容易に行なえるものである。
また、容器側面下部に設ける蓋付開口は容器両側面に設けたものであるから扉を引出しても片側が壁面や家具等の障害物で邪魔されても、他側を利用して容器内の野菜屑等を容易に容器外に掃きだすことが出来るものである。
また、開口を閉塞する開閉可能の蓋は、蓋側に設けた弾性変形可能な取り付け片を変形させて開口縁部に係止させたものである。これによって、樹脂製の蓋の成形時に取り付け片も同時に成形され、特別な部品を準備する必要がないことは勿論、蓋の着脱もワンタッチで容易に行なうことが出来る。
また、開口を閉塞する開閉可能の蓋は、容器の外側より開口を閉塞するように取り付けると共にその蓋の肉厚を容器の成型時の型抜きテーパーで形成される空間の寸法以内としたものである。これによって、容器を扉枠に取り付けるときに、蓋が扉枠への取り付けを邪魔することがないものである。
また、弾性変形可能な取り付け片を有する蓋は、容器の外側面側より係止して取り付けると共に容器内側には、取り付け片の外れ防止を行なう保護リブを設けたものである。これによって、野菜等の出し入れ時、該野菜等の収納物が取り付け片に強く押しつけられて、弾性変形による係止が解除されて蓋が開口より外れてしまうことを防止する。
また、清掃用の開口、開口を開閉する蓋、等の清掃手段を備えることを使用者に知らせる表示部を、野菜容器の上面若しくは野菜容器に付属する小物容器の上面若しくは野菜容器の取り付けられた扉上面等の、上方から目視可能な部分に表示する。これによって、使用者は清掃用開口(蓋付)があることを認識することが出来るので、汚れたらすぐに清掃しようとする。ひいては、清掃されたきれいな容器を使用することができる。
また、容器の内側に設けた摺動リブを摺動して開口を閉塞する蓋を、上下スライド式に設け、蓋を上方にスライドさせた時、開口を開くようにした。これによって、開口を蓋する蓋を容器から取り外さずに済み、長年の使用で蓋を紛失若しくは取り外して床面に置いた場合に足で踏んで破損してしまう等が防止できる。
また、開口を閉塞する蓋の操作部は、容器の深さ方向(型の引き抜き方向)に長く作られた摺動リブに案内され、開口閉塞時には操作部を二つ折りにして、その折曲がり部が瓶倒れ防止機能等を有するようにした。これによって、摺動リブを作るために容器の成形型と別の特殊な型を準備することなく容器と一体に形成出来ると共に蓋の操作が簡単となる外、通常の冷蔵庫使用時にこの蓋により収納品の倒れ防止、例えば瓶等の倒れ防止ができる。
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室
3 冷凍室
3a 貯氷室
3b 冷凍室
4 野菜室
5 冷蔵室扉
6 製氷機室扉
7 冷凍室扉
8 野菜室扉
9 貯氷容器
10 冷凍室容器
11 野菜容器
11a 凹み部
11b 側面
11c 底面
12 冷却機室
13 冷却器
14 冷気循環ファン
15 除霜用ヒータ
16 冷気ダンパー
17 仕切板
18 圧縮機
19 扉枠
20 清掃用開口
20a 厚肉部
21 蓋
21a 操作部
22 機械室カバー
23 水受け容器
24 保護リブ
25 取付リブ
26 注意書
27 障害物
28 手掛け
29 孔
30 瓶
2 冷蔵室
3 冷凍室
3a 貯氷室
3b 冷凍室
4 野菜室
5 冷蔵室扉
6 製氷機室扉
7 冷凍室扉
8 野菜室扉
9 貯氷容器
10 冷凍室容器
11 野菜容器
11a 凹み部
11b 側面
11c 底面
12 冷却機室
13 冷却器
14 冷気循環ファン
15 除霜用ヒータ
16 冷気ダンパー
17 仕切板
18 圧縮機
19 扉枠
20 清掃用開口
20a 厚肉部
21 蓋
21a 操作部
22 機械室カバー
23 水受け容器
24 保護リブ
25 取付リブ
26 注意書
27 障害物
28 手掛け
29 孔
30 瓶
Claims (11)
- 引き出し扉と、前記引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠と、前記扉枠に懸架される容器と、を備えた冷蔵庫において、
前記容器には、引き出し方向の手前側の側面下方部に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1において、
前記容器は、その底面と、その側面と、前記底面と一方で連結する曲面部と、前記曲面部の他方と前記側面の端部との間に形成された開口と、からなる
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項2において、
前記開口は、前記曲面部の略曲率半径分だけ前記底面から上方に設けられることを特徴とする冷蔵庫。 - 引き出し扉と、前記引き出し扉に取り付けられ冷蔵庫本体に対して引き出し自在の扉枠と、前記扉枠に懸架される容器と、を備えた冷蔵庫において、
前記容器は、引き出し方向の手前側に瓶、ペットボトルなどの背高の容器を収納する収納部を有し、前記収納部は、その底面が容器底面より一段低くなった窪み形状部を有し、
前記収納部の窪み形状部の側面に清掃用の開口を設けるとともに、前記開口を開閉可能とする蓋を設ける
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記開口は、前記容器の両側面に設けることを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記蓋には、前記開口の側に弾性変形可能な取り付け片を設け、前記取り付け片を変形させて前記開口の縁部に係止させることを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記蓋は、前記容器の外側から前記開口を開閉するように取り付けられるとともに、前記容器の側面における成型用型抜きテーパ形状で形成される空間内に設置される
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項6において、
前記蓋は、前記容器の外側から前記開口を開閉するように前記弾性変形可能な取り付け片によって取り付けられ、
前記容器の内側には、前記取り付け片の近くに前記取り付け片の外れ防止のための保護リブを設ける
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記開口と蓋とを有する清掃用部材の存在を明示する表示部を、前記容器の上面、前記容器に設けられた小物容器の上面、または前記扉の上面に表示する
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項において、
前記蓋は、上下方向にスライド可能なスライド式蓋であり、上方にスライドさせたときに前記開口を開くようにすることを特徴とする冷蔵庫。 - 請求項10において、
前記スライド式蓋は、前記容器の内側に設けた取り付けリブでスライドして案内され、前記開口を覆う第1の部分と前記第1の部分の上方の第2の部分とを有し、
前記第2の部分を前記第1の部分に対して折り曲げ可能とし、前記第2の部分を容器内側に折り曲げて配置することによって、瓶、ペットボトルなどの背高の容器の立ち姿勢の保持機能を有する
ことを特徴とする冷蔵庫。
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JP2006144396A JP2007315651A (ja) | 2006-05-24 | 2006-05-24 | 引出し容器付き冷蔵庫 |
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JP2006144396A JP2007315651A (ja) | 2006-05-24 | 2006-05-24 | 引出し容器付き冷蔵庫 |
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---|---|
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Family
ID=38849670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006144396A Withdrawn JP2007315651A (ja) | 2006-05-24 | 2006-05-24 | 引出し容器付き冷蔵庫 |
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2006
- 2006-05-24 JP JP2006144396A patent/JP2007315651A/ja not_active Withdrawn
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