JP2007315349A - モニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ - Google Patents

モニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプの吐出量可変機構を直接センサでモニタリングをすることによって応答の遅れがなく、かつ低騒音で安価なモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプを提供。
【解決手段】ハウジング21の段付開口部21aにはケース61の突出部62が嵌着されている。段付開口部21aには本体21内に連通する貫通孔21bが形成され、同心の小径部66及び大径部67を有する段付貫通穴68がケース61に形成されている。貫通孔21b及び小径部66にはプッシュピン69が摺動自在に嵌挿されている。大径部67には第1のスペーサ74、リング75、第2のスペーサ76が順次配設されている。プッシュピン69はばね部材81の弾発力によりカムリング29の外周面に接触する。
【選択図】図3

Description

本発明は可変ベーンポンプに関し、さらに詳細には可変ベーンポンプの外部負荷状態によってカムリングの位置をモニタリングすることができるモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプに関する。
従来、油の流量及び圧力を制御できる油圧ユニットでは、インバータコントローラ13は指令信号に応じて同期モータ12の回転数を制御して固定容量型油圧ポンプ11から必要量の油を吐出し、一方、リリーフ弁15からは圧力オーバライト特性により僅かな油がタンク15に排出される。このようにして固定容量型油圧ポンプ11の回転数によって吐出ライン7の圧力を制御し、圧力センサ17とインバータコントローラ13と同期モータ
12と、固定容量型油圧ポンプ11が圧力のフィードバック制御することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、吐出圧力に基づく油圧制御によって吐出量可変要素の位置を機械的に制御する圧力調整機構9を有する可変容量型油圧ポンプ2と、該可変容量型油圧ポンプ2を駆動する可変速モータ3と、該可変速モータ3を駆動するインバータ装置4と、可変容量型油圧ポンプ2の吐出圧力を検出する圧力検出手段5と、該圧力検出手段5か検出した圧力と予め設定された回転数条件12とに基づきインバータ装置に対する可変速モータ3の回転指令を作成するコントローラ6とを備えることが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−265966号公報(図1) 特開2003−172302号公報(図1)
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示すような油圧ユニットは、ポンプと可変
速モータを用いて圧力センサにて吐出圧力を検知し、圧力に応じて回転数を制御する必要が有るため、圧力センサやコントローラが必要になり、高価なシステムなるという問題があった。
本発明は前述した課題を解決するためになされたもので、ポンプの吐出量可変機構を直接センサでモニタリングをすることによって応答の遅れがなく、かつ低騒音で安価なモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプを提供することである。
そこで、請求項1に記載の発明においては、
ハウジング内に回転可能に支持され放射方向に溝を有するロータと、
前記溝に進退可能に嵌挿されたベーンと、
前記ハウジング内に前記ロータ及びベーンを囲繞する円形状の摺動面を有するカムリングと、
を備えた可変ベーンポンプであって、
軸方向穴に摺動自在に嵌挿される軸部を備えその先端が前記カムリングの外周面に対して接触または離間し、かつ接触子を有する制御部材と、
前記制御部材と同心で該制御部材とは干渉しないように設けられ前記接触子に対向して設けられたリングと、
前記リングの内方側端面に接触し、かつ前記接触子の内方側端面に接触または離間し前記制御部材と干渉しないように設けられたリング部材と、
前記制御部材を前記リング部材へ付勢するばね部材と、
を有し、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リング部材は前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リング部材と前記接触子が当接したときは該リング部材を介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リング部材と前記接触子が離間しているときは該リング部材と前記電気端子とが導電しないようになされていることを特徴とする。
本発明によれば、前記リング部材と前記接触子が当接したときは該リング部材を介して前記電気端子と検出電気端子が導電して前記制御部材が前記カムリングに接触して前記可変ベーンポンプの吐出量が減少していることを検出し、前記リング部材と前記接触子が離間しているときは該リング部材と前記電気端子とが導電しないようになされ前記制御部材が前記カムリングより離間して前記可変ベーンポンプの吐出量が増大していることを検出することができる。よって、応答の遅れなく、安価な油圧システムを提供することができる。
請求項2に記載の発明は、前記制御部材が延出する側の前記本体端面に設けられたケースと、前記ケースに前記軸方向穴と同心に設けられ段付部を有する段付貫通穴と、前記段付貫通穴内に前記段付部より順に前記制御部材に干渉しないようにされたリング状の第1のスペーサと、前記リング部材と前記制御部材に干渉しないようにされた筒状の第2のスペーサと、を有し、前記リング部材が前記ケースと電気的に接触しないように順次挟持固定されるように前記ケースに押し込まれ、少なくとも前記第1のスペーサと前記リング部材の接触子及び前記リング部材と前記第2のスペーサの接触部が電気的に絶縁されているので、容易にリング部材を接触子を除く各部品と電気的に絶縁状態にできるので好適である。
請求項3に記載の発明は、前記段付貫通穴の軸直角方向に連通路が開けられ、該連通路を密閉するブッシュと、前記ブッシュの通し穴内に設けられたシール部材と、前記シール部材にシールされながら前記ブッシュの通し穴を非導電状態で貫通する導電性ロッドと、を備え、前記導電性ロッドの先端が前記リングの軸直角方向に設けられためねじに導電状態で螺着され、前記導電性ロッドの他端が前記検出電気端子とリード線を介して接続されているので、ブッシュ通し穴より外部へ飛び出すことがないので好適である。
本発明は、前記リング部材と前記接触子が当接したときは該リング部材を介して前記電気端子と検出電気端子が導電して前記制御部材が前記カムリングに接触して前記可変ベーンポンプの吐出量が減少していることを検出し、前記リング部材と前記接触子が離間しているときは該リング部材と前記電気端子とが導電しないようになされ前記制御部材が前記カムリングより離間して前記可変ベーンポンプの吐出量が増大していることを検出することができる。よって、応答の遅れなく、安価な油圧システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプについて図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施の形態を示すモニタリングスイッ機構付可変ベーンポンプ10の概略構造を示す縦断面図である。図1において、モニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ10は、基本的には可変ベーンポンプ20と、モニタリングスイッチ機構60とから構成される。
図1及び図2に示す可変ベーンポンプ20において、ハウジング21及び該ハウジング21と一体的に形成されるカバー22(図2参照)内には、軸受23及び軸受24により回転軸25が回転自在に軸支されている。前記回転軸25には、図示しないキーを介してロータ26が回転軸25と一体的に回転可能に支持されている。前記ロータ26の放射方向に沿って複数の溝27が設けられ、該溝27にベーン28が放射方向に進退可能に嵌挿されている。なお、回転軸25、ロータ26及びベーン28の回転方向は、図1において、矢印X方向である。
ロータ26及びベーン28を囲繞するように円筒形状のカムリング29がハウジング21内に設けられている。前記カムリング29は、円形状の摺接面30を有し、ロータ26とは図1で上下方向に変位可能で偏心して設けられている。図1に示されるようにカムリング29の一側(上方側)には、可変容量ベーンポンプ20の吐出圧力を調整する圧力調整機構31が設けられている。前記圧力調整機構31は、カムリング29の外周面に当接するピストン32と、一端部が前記ピストン32に装着されて先端面をカムリング29の外周面に押圧して弾発力により吐出圧力を設定するばね部材33と、前記ばね部材33の他端部に装着されたポペット34と、ねじ部材35により前記ハウジング21に螺着されたアダプタ36に螺合し前記ポペット34を押圧するボルト部材37と、前記ボルト部材37をアダプタ36に締着するナット部材38とを、備える。なお、前記圧力調整機構31は、ハウジング21に設けられ、ボルト部材37を軸心方向に変位させると、ポペット34を介してピストン32によりカムリング29に作用するばね部材33の弾発力が変化し、吐出圧力が調整される。
カムリング29の位置を調整するリング位置調整機構40は、圧力調整機構31及びモニタリングスイッチ機構60と略直交してハウジング21に螺合したボルト部材41を備え、前記ボルト部材41の先端部がカムリング29の外周面に当接して軸心方向に移動可能であり、ボルト部材41を進退させてカムリング29の位置が調整される。
ロータ26及びカムリング29の両側には、円筒形状のサイドプレー42、43が設けられ、ロータ26.カムリング29、ベーン28及びサイドプレート42、43によりポンプ室44が形成される。前記サイドプレート42、43には、ポンプ室44(図1参照)へ圧力流体が吸入される吸入路45及び圧力流体が排出される吐出路46が穿設され、夫々吸入ポート47、吐出ポート48に接続され、かつ図示しないタンク、アクチュエータ等に接続されている。
カムリング29の位置を直接、センサでモニタリングするモニタリングスイッチ機構60は、圧力調整機構31に対向して設けられている。すなわち、ピストン32に対向するハウジング21には段付開口部21aが形成されている。前記段付開口部21aにはケース61の突出部62が嵌着され、図示しないボルト部材によりハウジング21及びケース61は一体化されている。ケース61には外部との電気接続が可能なコネクタ63が取り付けられている。コネクタ63には端子が設けられ電気的に絶縁された検出電気端子64と本体21、ケース61に電気的に接続(アース)された電気端子65を備える。
段付開口部21aには本体21内に連通する貫通孔21bが形成され、該貫通孔21bに同心の小径部66及び大径部67を有する段付貫通穴68がケース61に形成されている。貫通孔21b及び小径部66にはプッシュピン(制御部材)69が摺動自在に嵌挿されている。
大径部67には段付部73より第1のスペーサ74、リング75、第2のスペーサ76が順次配設されケース61の螺着されたプラグ97により大径部67内に挟持固定されている。第1のスペーサ74はその側面には凹形状のインロー部78が形成されている。リング(リング部材)75の一端面にはインロー部71が設けられ、かつ該リング75の両端面には、第1のスペーサ74の凹形状のインロー部78及び第2のスペーサ76の内径に嵌挿される凸状部79及び80が形成されている。
これにより、リング75は第1、第2のスペーサ74、76により軸方向及び軸直角方向に沿って挟持され、リンク75とケース61との接触を防止している。第1、第2のスペーサ74、76はリング75とケース61とが電気的に導通しないように電気絶縁材とされている。
本発明の実施の形態においては、電気絶縁材は機械的強度、耐熱性、絶縁性、耐油性等の観点から、例えばガラス繊維強化ポリアミド66樹脂としている。従って、リング75はケース61、第1、第2のスペーサ74、76とは電気的に絶縁されている。当然に第1のスペーサ74及びリング75の中空穴径はプッシュピン69と干渉しない大きさに形成される。前記プッシュピン69は軸部70が貫通孔21b及び小径部66に摺動自在に嵌挿されると共に、鍔部71の外周面が第2のスペーサ76の内周面にガイドされており、吐出量調整機構96のボルト部材98に係合されたばね部材81の弾発力によりカムリンク29の外周面に接触するように設けられている。
これにより、可変ベーンポンプ20の吐出圧力の減少によりカムリンク29が図1で矢印B方向に変位するとプッシュピン69がばね部材81の弾発力に抗して後退(図1で矢印B方向)し、該プッシュピン69の鍔部(接触子)71がリング75から離脱するようになる。
また、可変ベーンポンプ20の吐出圧力の増大によりカムリング29が図1で矢印A方向に変位するとプッシュピン69がばね部材81の弾発力により前進(図1で矢印A方向)して図3に示すように、該プッシュピン69の鍔部71がリング75に接触し、プッシュピン69の軸部70の先端部とカムリング29の外周面との隙間Aが保持される。よって、図3に示すようにプッシュピン69が前進の状態では、該プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリング75の外方側端面83の当接するようになり、逆に、図1に示すようにプッシュピン69が後退したときは、プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリング75の外方側端面83から離脱するように設けられている。
前記ばね部材81は一端部が鍔部71の側面、すなわち外方側端面84に係合し、他端部がプラグ97に螺着されたボルト部材98に係合しており、ばね部材81の弾発力によりプッシュピン69を前進するように機能している。ボルト部材98を軸心方向に変位させるとばね部材81の弾発力を調整することができる。
リング75の外方側端面83と鍔部71の内方側端面82は絶縁コーティングが施されないで、金属面が露出しているので接触によりリング75とプッシュピン69の鍔部71は電気的に導電するようにされている。導電体であるプッシュピン69は、同じく導電体であるばね部材81、プラグ77を介して、同じく導電体であるケース61と常に導通している。
また、ケース61は電気端子65に接続されているので、プッシュピン69と電気端子65はそれぞれ常に導通している。なお、リング75とプッシュピン69の鍔部71が離間している状態では、該プッシュピン69と電気端子65は非導通にある。
ケース61のコネクタ63の下側位置には、段付貫通穴68の略軸直角方向に連通路86及び段付貫通穴87が穿設されている。連通路86は段付貫通穴68に設けられたリング75の側面と同位置に設けられている。段付貫通穴87に嵌挿されたブッシュ88には通し穴89が形成され、該通し穴89内にシール部材であるOリング90が装着され、該
Oリング90を止めるためのシールプレート91が設けられ、ブッシュ88、シールプレート91は共に電気絶縁材であるガラス繊維強化ポリアミド66樹脂により形成されている。
参照符号92は導電性ロッドであり、該導電性ロッド92がブッシュ88の通し穴89及びOリング90穴を貫通し、前記導電性ロッド92の外周が通し穴89のOリング90でシールされている。導電性ロッド92の一端はリン75の側面に設けられた雌ねじ93に電気的に導通状態で螺着されており、該導電性ロッド92の他端は検出電気端子63bとリード線94を介してそれぞれ接続されている。
これにより、リング75と導電性ロッド92と検出電気端子63とが、電気的に常時接続される一方、ケース61とは絶縁されている。なお、ケース61に嵌着するブッシュ88の下面には、Oリング95が設けられている。
ケース61には、本体21に設けた圧力調整機構31に対向して吐出量調整機構96が設けられている。吐出量調整機構96は、ケース61に固着したプラグ97と、該プラグ97に軸心方向に移動可能に螺着しプッシュピン69を押圧するボルト部材98と、前記ボルト部材98に螺合して該ボルト部材98をプラグ97に締着するナット部材99とを、備える。吐出量調整機構96は、ボルト部材98が軸心方向に変位して該ボルト部材98がプッシュピン69の突出部72が当接して該プッシュピン69の軸部70の先端(図1及び図2で左端)がカムリンク29の外周面に係合すると、カムリンク29が図1で矢印A方向に移動してロータ26とカムリング29との隙間が調整されて吸入ポート43から吐出ポート44に流れる圧力流体の流量が調整される。
本発明の実施の形態に係るモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ20は基本的には以上のように構成されており、次に動作について説明する。
図1に示すように、カムリング29はピストン32を介してスプリング33の取付荷重により偏心位置に取り付けられており、ロータ26とカムリング29との隙間して取り付けられたカムリング29に対しロータ26が矢印X方向に回転すると、溝27に嵌合するベーン28がその位置に応じて進退して隣接するベーン28とポンプ室44を吸入側ポンプ室(図示しない)において拡大して圧力流体を吸入ポート47より吸入路45に吸入し、吐出側ポンプ室(図示しない)で縮小し圧力流体を吐出路46より出ポート48に吐出する。
図1においてカムリング29はピストン32を介して、ばね部材33の取付荷重により、偏心位置に取り付けられており、ロータ26とカムリング29との隙間が広がっている。また、カムリング29の移動量は、ボルト部材98及びナット部材99の操作により規制された状態にある。プッシュピン69はカムリング29により矢印B方向に移動しており、該プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリング75の外方側端面83から離脱しているので検出電気端子64と電気端子65とは導通していない状態になり、これによって、ポンプが吐出状態である事を確認することができる。
一方、吐出側ポンプ室(図示しない)内の圧力が上昇し、カムリング29全体に作用する油圧力がばね部材33の設定荷重より大きくなると、カムリング29は矢印A方向に移動して、ロータ26とカムリング29との隙間が狭くなる。その際、プッシュピン69は吐出量調整機構96内に組み込まれたスプリング81により、プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリング75の外方側端面83に接触することにより検出電気端子64と電気端子65とは導通状態になり、これによって、ポンプの最小吐出量を確認することができる。そして、ボルト部材98及びナット部材99を操作し、該ボルト部材98を矢印B方向に変位させるとプッシュピン69を介してカムリング29も矢印B方向に移動するので、ロータ26とカムリング29との隙間が広がる。これによって、カムリング29は吐出側ポンプ室の圧力により矢印B方向に付勢され、所定の圧力により最大吐出量になる。よって、プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリング75の外方側端面83から離脱するので検出電気端子64と電気端子65とは導通していない状態になり、これによって、ポンプの最大吐出量を確認することができる。
一方、ボルト部材98及びナット部材99を操作し、該ボルト部材98を矢印A方向に変位させるとプッシュピン69を介してカムリング29も矢印A方向に移動してロータ26とカムリング29との隙間が狭くなる。よって、カムリング29は吐出側ポンプ室の圧力により矢印A方向に付勢され、所定の圧力により吐出量が減少し最小吐出量になる。これにより、プッシュピン69の鍔部71の内方側端面82がリリング75の外方側端面83に接触することにより検出電気端子64と電気端子65とは導通状態になり、これによって、ポンプの最小吐出量を確認することができる。
本発明の実施の形態に係るモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ10では、リング75を固定する第1、第2のスペー74、76、導電性ロッド92を支持するブッシュ88及びシールプレート91は絶縁する必要があるが、絶縁体から製作してもよく、導電体で製作した後絶縁コーティング等の絶縁処理を施してもよい。
さらに、鍔部71はばね部材81等の接触導電体部品を通してケース61と導電させて電気端子65と繋げているが、鍔部71に直接電線等を接続して外部端子(図示しない)と接続させても良い。
本発明の実施の形態を示すモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプの縦断面図である。 図1のII−II線の要部断面図である。 図1のカムリングとプッシュピンの係合状態を示す拡大詳細図である。
符号の説明
10 モニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ
20 可変ベーンポンプ 21 本体
26 ロータ 28 ベーン
29 カムリング 31 圧力調整機構
40 リング位置調整機構 60 モニタリングスイッチ機構
61 ケース 62 突出部
63 コネクタ 64 検出電気端子
65 電気端子 68 段付貫通穴
69 プッシュピン 74、76 スペーサ
75 リング 78 インロー部
79 、80 凸状部 82 内方側端面
83、84 外方側端面 86 連通路
92 導電性ロッド 96 吐出量調整機構

Claims (3)

  1. ハウジング内に回転可能に支持され放射方向に溝を有するロータと、
    前記溝に進退可能に嵌挿されたベーンと、
    前記ハウジング内に前記ロータ及びベーンを囲繞する円形状の摺動面を有するカムリングと、
    を備えた可変ベーンポンプであって、
    軸方向穴に摺動自在に嵌挿される軸部を備えその先端が前記カムリングの外周面に対して接触または離間し、かつ接触子を有する制御部材と、
    前記制御部材と同心で該制御部材とは干渉しないように設けられ前記接触子に対向して設けられたリングと、
    前記リングの内方側端面に接触し、かつ前記接触子の内方側端面に接触または離間し前記制御部材と干渉しないように設けられたリング部材と、
    前記制御部材を前記リング部材へ付勢するばね部材と、
    を有し、
    前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リング部材は前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リング部材と前記接触子が当接したときは該リング部材を介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リング部材と前記接触子が離間しているときは該リング部材と前記電気端子とが導電しないようになされていることを特徴とするモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ。
  2. 請求項1記載のモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプにおいて、
    前記制御部材が延出する側の前記本体端面に設けられたケースと、
    前記ケースに前記軸方向穴と同心に設けられ段付部を有する段付貫通穴と、
    前記段付貫通穴内に前記段付部より順に前記制御部材に干渉しないようにされたリング状の第1のスペーサと、
    前記リング部材と前記制御部材に干渉しないようにされた筒状の第2のスペーサと、
    を有し、
    前記リング部材が前記ケースと電気的に接触しないように順次挟持固定されるように前記ケースに押し込まれ、少なくとも前記第1のスペーサと前記リング部材の接触子及び前記リング部材と前記第2のスペーサの接触部が電気的に絶縁されていることを特徴とするモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ。
  3. 請求項1または2に記載のモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプにおいて、
    前記段付貫通穴の軸直角方向に連通路が開けられ、該連通路を密閉するブッシュと、
    前記ブッシュの通し穴内に設けられたシール部材と、
    前記シール部材にシールされながら前記ブッシュの通し穴を非導電状態で貫通する導電性ロッドと、
    を備え、
    前記導電性ロッドの先端が前記リングの軸直角方向に設けられためねじに導電状態で螺着され、前記導電性ロッドの他端が前記検出電気端子とリード線を介して接続されていることを特徴とするモニタリングスイッチ機構付可変ベーンポンプ。
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