JP2007312921A - 生体情報測定装置及び生体情報測定システム - Google Patents

生体情報測定装置及び生体情報測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 筋肉の状態が適切な回復の状態に至っているか否かを判断可能な生体情報測定装置及び生体情報測定システムを提供する。
【解決手段】 筋電測定装置10によりトレーニング前における筋電位を測定しその測定されたトレーニング前の筋電位の値を回復基準値として記憶部350に記憶しこの記憶された回復基準値と筋電測定装置10によりトレーニング後に等尺性運動時の筋電位を測定しこの測定されたトレーニング後の筋電位の値とに基づいて、筋肉が回復したか否かを判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、生体情報測定装置及び生体情報測定システムに係り、特に、生体の所定の筋肉の筋電位を測定可能な生体情報測定装置及び生体情報測定システムに関する。
従来から、例えば筋電位、脈拍、血圧、体温等の生体情報の変化を測定する生体情報測定システムが知られている。この生体情報測定システムは、医療機器としてだけではなく、健康維持や、運動状態を把握するため等の目的で広く利用されている。このうち筋電位を測定する生体情報測定システムとしては、例えば、装着部位の筋電位を測定して筋肉状態を推定し、推定した筋肉状態を表示するものが知られている(特許文献1参照)。
また、最大筋電出力値を記憶して、以後の筋肉活動における筋電出力値を当該最大筋電出力値と比較することにより最大筋力比をリアルタイムに演算し、筋肉にかかる負担の程度をリアルタイムに評価可能とした最大筋力比計(特許文献2参照)や、運動前後の筋電位を比較して筋肉疲労を判定する筋肉疲労判定装置も提案されている(特許文献3参照)。特許文献1から特許文献3に開示されている技術によれば、筋肉の状態を確認しながら運動等を行うことができる。
特開2004−202196号公報 特開昭60−168435号公報 特開2000−232号公報
しかしながら、運動(トレーニング)を行う際には、運動を行う者(ユーザ)が筋肉の疲労と回復の状態を知った上で運動(トレーニング)の計画を立てることが重要であるところ、この特許文献1から特許文献3に開示されている技術は、現測定時において筋肉がどの程度疲労しているか等の筋肉の状態を判断することはできるが、いつの時点で筋肉が回復したかを分析することはできない。
例えば、筋力強化又はリハビリテーション等の目的により筋肉を動かす運動(トレーニング)を行うと、トレーニング後は筋肉の筋繊維に微細裂傷を生じたり、筋グリコーゲンの枯渇、乳酸の蓄積等、様々な要因により筋肉が破壊されて、筋肉の総量がトレーニング前よりも一旦減少し、一時的に筋肉の機能低下が発生したりする。その後、適切に休息を取ることにより、筋肉は徐々に修復・回復し、一定の時間が経過すると、トレーニング前よりも太い筋繊維が形成されて筋肉の総量が増加する。このような筋肉の回復状態を「超回復」と称する。逆に、トレーニング後に筋肉の筋繊維が断裂・破壊されて十分に回復しない状態のまま次の運動(トレーニング)を行うと、筋繊維の断裂・破壊が一層進み、筋肉の修復・回復に長時間を要することとなる他、このような状態のまま無理に運動を続けると筋肉の総量が次第に減少してしまう。また、「超回復」の時点に至ってから更に時間をおき過ぎた場合にも筋肉の総量は徐々に減少してしまうため、十分にトレーニングの効果を上げることができない。
そこで、効果的に筋肉の運動(トレーニング)を行うためには、運動(トレーニング)を行った後に十分な回復期間(休息)をおき、前記「超回復」の状態に至ってから次の運動(トレーニング)を開始することが好ましい。このようなタイミングで運動(トレーニング)を続けることにより、次第に筋肉の総量が増加し、筋力を向上させることができる。
このため、前記「超回復」の状態に至った時点を把握し、次の運動(トレーニング)を行う時期を適切に判断すること必要となるが、例えば特許文献1から特許文献3に開示されている技術によっては、前述のように現測定時において筋肉がどの程度疲労しているか等の筋肉の状態を知ることしかできず、どの時点で筋肉が回復したか、筋肉の状態が「超回復」の状態に至っているか否かを判断することができない。
筋肉が「超回復」の状態に至る時間(回復期間)は、通常24時間から72時間程度とされているが、この回復期間は運動(トレーニング)の程度や個人差、身体の部位、休息の取り方、栄養補給の状況等、様々な要因により変動する。このため、従来は筋肉が「超回復」の状態であるか否かを人の感覚で判断する他なく、一旦トレーニング等により筋肉が疲労した後、次の運動(トレーニング)をいつ行うべきかの時期を正確に判断することができないとの問題があった。
本発明は、上記した問題点に鑑み為されたもので、筋肉の状態が適切な回復の状態に至っているか否かを判断可能な生体情報測定装置及び生体情報測定システムを提供することを目的としている。
以上の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、筋電位を測定する測定手段(例えば、図2の筋電測定装置10,10;図8のb2)と、
この測定手段によりトレーニング前の等尺性運動時における筋電位を測定しこの測定された筋電位の値を回復基準値として記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部350;図9のa6)と、
前記測定手段によりトレーニング後の等尺性運動時における筋電位を測定しこの測定された筋電位の値と前記記憶手段に記憶された回復基準値とに基づいて、筋肉が回復したか否かを判定する判定手段(例えば、図2のCPU320;図9のa8)と、
を備えることを特徴とする生体情報測定装置である。
また、請求項2に記載の生体情報測定装置は、請求項1に記載の生体情報測定装置において、前記判定手段によって判定された判定結果を表示する表示手段(例えば、図2の表示部330;図9のa11)を更に備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の生体情報測定装置は、請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置において、前記筋電位の値は、筋張力の評価指標を示す値であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の生体情報測定装置は、請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置において、前記筋電位の値は、筋疲労の評価指標を示す値であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の生体情報測定装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、前記判定手段は、前記トレーニング後の筋電位の値が前記回復基準値以上である場合に、前記筋肉が回復したと判定する(例えば、図2のCPU320;図9のa8)ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の生体情報測定装置は、請求項3又は請求項5に記載の生体情報測定装置において、前記筋張力の評価指標を示す値は、所定の測定期間内に逐次測定された筋電位の値の積算値であり、
前記所定の測定期間は、前記測定手段による筋電位の測定後、一定時間経過後から開始されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の生体情報測定装置は、請求項4又は請求項5に記載の生体情報測定装置において、前記筋疲労の評価指標を示す値は、所定の測定期間内に逐次測定された筋電位の値の積算値であり、
前記所定の測定期間は、前記測定手段による筋電位の測定後、一定時間経過後から開始されることを特徴とする。
また、請求項8に記載の生体情報測定装置は、請求項6又は請求項7に記載の生体情報測定装置において、前記所定の測定期間の開始時点及び終了時点を設定可能な設定手段(例えば、図2の入力部310;図8のa1)を備えることを特徴とする。
また、請求項9に記載の生体情報測定装置は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、前記記憶手段は、前記筋電位の値を前記測定手段による測定が行われた日付とともに記憶することを特徴とする。
また、請求項10に記載の生体情報測定装置は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の生体情報測定装置において、前記記憶手段は、トレーニング終了時から前記判定手段により前記トレーニング後の筋電位の値が前記回復基準値以上であると判定されるまでの期間である回復期間を記憶し、
次回以降のトレーニングの終了時から前記回復期間が経過したときにその旨を報知する報知手段(例えば、図2の表示部330)を備えたことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、身体各部の生体情報を測定する測定装置(例えば、図2の筋電測定装置10,10)と、
前記測定装置とは別体として構成された制御装置(例えば、図2の制御装置30)とを備え、
前記測定装置は、
生体の所定の筋肉の筋電位のうち少なくとも等尺性運動時の筋電位を測定する測定部(例えば、図2の測定部110;図8のb2〜b7)と、
前記測定部によって取得された測定結果を前記制御装置に送信する測定結果送信手段(例えば、図2の送受信部130;図8のb9)と、を備え、
前記制御装置は、
前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段(例えば、図2の送受信部340;図8のa3)と、
前記測定装置から送信された測定結果のうち、少なくともトレーニング前に前記測定部で測定された前記筋電位の測定結果に基づくトレーニング前の筋電位の値を回復基準値として記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部330;図9のa6)と、
前記記憶手段に記憶された前記回復基準値と前記測定部によりトレーニング後に前記等尺性運動時の筋電位を測定することにより取得されたトレーニング後の筋電位の値とに基づいて、前記筋肉が回復したか否かを判定する判定手段(例えば、図2のCPU320;図9のa8)と、
を備えることを特徴とする生体情報測定システムである。
また、請求項12に記載の生体情報測定システムは、請求項11に記載の生体情報測定システムにおいて、前記判定手段によって判定された判定結果を表示する表示手段(例えば、図2の表示部330;図9のa11)を更に備えていることを特徴とする。
請求項1及び請求項11に記載の発明によれば、トレーニング前に測定手段により等尺性運動時の筋電位を測定することによって取得されたトレーニング前の筋電位情報を回復基準値として記憶し、この記憶された回復基準値と測定手段によりトレーニング後に等尺性運動時の筋電位を測定することにより取得されたトレーニング後の筋電位情報の値とを比較して、筋肉の回復度を判定することができる。これにより、感覚に頼らずに、筋肉の回復状態を把握し、適切なトレーニングを行うことができるとの効果を奏する。
請求項2及び請求項12に記載の発明によれば、判定手段によって判定された判定結果(筋肉の回復度)が表示手段に表示されるので、ユーザは容易に適切なトレーニングを行う時期を知ることができるとの効果を奏する。
また、請求項3に記載の発明によれば、ARVの値等、筋張力の評価指標を示す値により筋肉の状態を判断し、筋肉の回復状態を把握し、適切なトレーニングを行うことができるとの効果を奏する。
また、請求項4に記載の発明によれば、メジアン周波数等、筋疲労の評価指標を示す値により筋肉の状態を判断し、筋肉の回復状態を把握し、適切なトレーニングを行うことができるとの効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明によれば、トレーニング後の筋電位情報の値が前記回復基準値以上である場合に、筋肉が回復したと判定するので、感覚等に頼ることなく、筋肉が「超回復」状態に至った時期を把握し、適切なトレーニングを行うことができるとの効果を奏する。
また、請求項6及び請求項7に記載の発明によれば、筋電位を測定する場合、疲労により差が現われるのは測定後しばらく時間が経ってからであるところ、筋電位の測定後、一定時間経過後から測定期間を開始するので、効率的に筋電位の測定することができるとの効果を奏する。
また、請求項8に記載の発明によれば、測定期間の開始時点及び終了時点をユーザが任意に設定できるので、各自の筋肉疲労の現われ方の特色等に応じた設定を行うことができ、効率的に筋電位の測定することができるとの効果を奏する。
また、請求項9に記載の発明によれば、筋電位情報を測定が行われた日付とともに記憶するので、筋電位情報を経時的に保存しておくことができるとの効果を奏する。
また、請求項10に記載の発明によれば、トレーニング終了時から判定手段によりトレーニング後の筋電位情報の値が回復基準値以上であると判定されるまでの期間である回復期間を記憶手段に記憶し、次回以降のトレーニングの終了時から回復期間が経過したときには、報知手段によりその旨を報知するので、ユーザがいつ頃筋肉の回復状態を確認するための測定を行ったらよいかを適切に判断することができるとの効果を奏する。
以下、本発明の生体情報測定システムの好適な実施形態について、図1〜図9を参照して詳細に説明する。
本実施形態において生体情報測定システムは、少なくとも生体情報として等尺性運動時の筋電位を測定可能である他、例えばサイクリング運動時等、トレーニング時の筋電位を測定することが可能なものである。ここで等尺性運動とは関節を動かさず、同じ姿勢で筋肉に最大限の力を入れて、静的に行う運動をいい、例えば、腕の関節を曲げずに壁等の動かない対象物を押す運動、姿勢を変えずに測定対象部位の筋肉を意識的に緊張させる運動等、筋肉がその長さを変えずに収縮して力を出すことを利用した運動で、動かないものを押したり引いたりする運動がこれに該当する。
なお、以下では、生体情報測定システムにより腕の筋肉を意識的に緊張させる等尺性運動時の筋電位を測定する場合を例にとって説明する。
図1は、ユーザが生体情報測定システム1を装着した様子を示す図である。この生体情報測定システム1は、ユーザの身体各部に装着可能な測定装置としての筋電測定装置10と、筋電測定装置10と別体で、筋電測定装置10との間でデータ通信が可能な腕時計型の制御装置30とで構成される。なお、本実施形態においては、図2に示すように、筋電測定装置10を2つ備える生体情報測定システム1を例として示したが、筋電測定装置10の数はこれに限定されない。この実施形態に係る生体情報測定システム1において、等尺性運動として、例えば、姿勢を変えずに上腕二頭筋を意識的に緊張させた時の筋電位を測定する場合には、図1に示すように、何れかの腕の上腕二頭筋の筋電位を測定可能な位置に測定手段としての筋電測定装置10のうち何れか1つが装着され、腕に制御装置30が装着される。
この装着にあたって、ユーザは、筋電測定装置10の電極部111(図2参照)を腕の上腕二頭筋の筋電位を測定可能な腕の表面にそれぞれ貼付してバンド等で固定するとともに、制御装置30を手首Tに装着する。そして、ユーザは、制御装置30を操作して筋電位の測定を開始させてから筋電測定装置10の電極部111を装着した方の腕に関節を曲げないようにしながら力を入れ、測定対象部位である上腕二頭筋を緊張させる等尺性運動を開始する。なお、制御装置30を装着する手首Tは、筋電測定装置10の電極部111を貼付したのと同じ側の腕の手首でもよいし、反対側の腕の手首でもよい。
[制御構成]
図2は、生体情報測定システム1を構成する筋電測定装置10及び制御装置30の制御構成の一例を示すブロック図である。
先ず、筋電測定装置10の制御構成について説明する。この筋電測定装置10は、測定部110と、CPU120と、送受信部130と、記憶部140とを備えて構成されている。
このうち測定部110は、筋電位を測定する機能部であり、上述した上腕二頭筋等の身体各部の肌に接触される一対の電極からなり、当該一対の電極間の電位差を経時的に検出する電極部111と、この電極部111により検出された電位差を低インピーダンス変換して出力するインピーダンス変換器112と、このインピーダンス変換器112から入力される信号を所定の信号レベルまで増幅して出力する増幅器113と、この増幅器113から入力される信号のうち所定の周波数範囲の信号を通過させて範囲外の周波数成分を除去するフィルタ114と、このフィルタ114から入力される信号をA/D変換して出力するA/D変換器115とで構成されている。
具体的には、電極部111で検出される2点間の電位変化は数10μV〜数mVで筋電位の周波数帯は2〜10KHzである。一般に、生体のインピーダンスは非常に高いので、インピーダンス変換器(例えば電圧フォロー型の回路)112でインピーダンス変換を行う。次に、増幅器(例えば作動増幅器)113により、電圧を100倍程度に増幅し、筋電波形を処理できるようにする。この増幅器113により増幅された波形には、様々な雑音(ノイズ)が重畳されている。そこで、次段のフィルタ114によって、筋電波形として処理する範囲外の周波数成分を除去する。次に、フィルタ114から入力される信号(アナログ信号)をA/D変換器(例えば12bitのA/D変換器)115でデジタル信号化する。
なお、ここではフィルタ114としてアナログフィルタを使用したが、アナログフィルタの代わりに、デジタルフィルタを用いてもよい。この場合には、デジタルフィルタは、A/D変換器115の後段に設けられる。
CPU120は、記憶部140に格納されているプログラムやデータ、制御装置30から送信されたデータ等に基づいて筋電測定装置10内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、筋電測定装置10を制御する。また本実施形態を実現するため、CPU120は、測定部110により連続的に測定される筋電位(生体情報)を基に筋肉の活動状態(筋肉状態)を測定し、測定結果を制御装置30に送信して筋肉状態測定処理を実行する。
この筋肉状態測定処理について、図3(a)及び図3(b)を参照して具体的に説明する。
同図は、筋電波形の一例を示す図であり、何れかの腕の上腕二頭筋に貼付された筋電測定装置10の測定部110で測定された筋電位の波形を示している。なお、実際の筋肉状態測定処理は、A/D変換器115でデジタル化された信号の値をCPU120で演算することによってなされる。しかし、説明の便宜のために、ここでは、図3(a)及び図3(b)のアナログの筋電波形を用いて説明することとする。
この筋肉状態測定処理では、CPU120は、測定された筋電位に基づいて、筋肉活動開始時点である筋肉活動開始タイミング(ta)を検出し、等尺性運動における筋肉状態の測定を行う。
具体的には、CPU120は、測定された筋電位の値が予め定められている基準値(所定の閾値)以上となった時点(以下「タイミング」という)を筋肉活動開始タイミング(ta)と判定する。また、例えば図3(a)に示すように、CPU120は、その筋肉活動開始タイミング(ta)から所定の期間を測定期間とし、この測定期間内の筋電位の経時的変化を後述する筋電発生データとして記憶部140の筋電発生データエリア142に記憶する。
なお、等尺性運動における筋肉状態を適切に把握するため、筋電位の測定を行う測定期間は20秒から30秒が妥当であるが、測定を行う所定の測定期間はこれに限定されない。また、ここでは、筋肉活動開始タイミング(ta)を測定開始時点とし、筋肉活動開始タイミング(ta)から所定の期間を測定期間とすることとしたが、測定期間の開始時点はこれに限定されない。
例えば、図3(b)に示すように、筋肉活動開始タイミング(ta)から一定時間が経過した時点を測定開始時点とし、この時点以前の期間を非測定期間とし、当該測定開始時点から所定の期間を測定期間としてもよい。等尺性運動において運動開始当初は疲労の存否に関わらず瞬発的に筋電位の測定値が大きくなるが、筋肉が疲労している場合には、筋電位の測定値がすぐに低下し始める。このように、等尺性運動において筋肉の疲労状態が最もよく現われるのは筋肉を緊張させて筋電位の値が予め定められている基準値(所定の閾値)を超えてからある程度の時間経過後であることから、基準値以上となった時点から一定時間経過後を測定開始時点とし、当該時点から所定の期間を測定期間とすれば筋肉の疲労状態を十分に把握することができる。
測定期間の開始時点(測定開始時点)及び終了時点(測定終了時点)については、後述する入力部310から設定を行うことができる。なお、本実施形態においては、測定期間について筋電位の値が基準値以上となった時点を測定の開始時点とし、この時点から30秒間を測定期間とする場合がデフォルトとして設定されており、入力部310から何ら設定がされないときには、このデフォルトとして定められた測定期間に筋電位の測定が行われる。
そして、CPU120は、前記測定期間における筋電位の変化である筋電発生データから筋電位の値として以下の値を算出する。この筋電位の値としては、振幅値に関する評価指標であり筋張力を評価するための指標(筋張力の評価指標)を示す値である整流化平均値(ARV:Averaged Rectified Value)、RMS(Root Mean Square Value)、積分値と、周波数に関する評価指標であり筋疲労を評価するための指標(筋疲労の評価指標)を示す値である平均周波数(MPF:Mean Power Frequency)、メジアン周波数(Median Frequency)等がある。すなわち、CPU120は、得られた筋電波形をもとに振幅値を処理することにより、筋張力の評価指標を示す値として、整流化平均値(ARV)、RMS、積分値等のうちいずれかを求める。これらの整流化平均値、RMS、積分値は、発揮された筋力を示す指標を示す値となる。また、CPU120は、得られた筋電波形をFFT測定することにより、筋疲労の評価指標を示す値として、平均周波数(MPF)、メジアン周波数のいずれかを求める。この平均周波数及びメジアン周波数は、筋肉の疲労度を示す指標となる。また、CPU120は、筋張力の評価指標を示す値(整流化平均値(ARV)、RMS、積分値のうちいずれか)と、筋疲労の評価指標を示す値(平均周波数(MPF)、メジアン周波数のうちのいずれか)との値の共分散をそれぞれの標準偏差で除することにより相関係数を算出する。
なお、本実施形態では、CPU120が上記の筋張力の評価指標を示す値、筋疲労の評価指標を示す値、及び両者の相関係数のすべてを筋電位情報として算出する場合を例として説明したが、CPU120が算出する筋電位情報はこれに限定されない。例えば、CPU120がこれらのうちのいずれか1以上の値を筋電位情報として算出するとしてもよい。
図4に、等尺性運動を30秒間行った場合の筋電位情報の変化を表すグラフの一例を示す。
図4(a)は、筋張力の評価指標(振幅値に関する評価指標)を示す値としての整流化平均値(ARV)の変化を表すグラフであり、図4(b)は、筋疲労の評価指標(周波数に関する評価指標)を示す値としての平均周波数(MPF)の変化を表すグラフであり、図4(c)は、整流化平均値(ARV)と平均周波数(MPF)との相関係数の値の変化を表すグラフである。また、グラフ上の破線hは、例えばトレーニング前の十分に休息をとった状態で等尺性運動を行った場合の筋電位情報の変化を示すものであり、グラフ上の実線sは、例えばトレーニング後筋肉が疲労した状態で等尺性運動を行った場合の筋電位情報の変化を示すものである。
図4(a)及び図4(b)に示すように、整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)のいずれの値を筋電位情報とした場合においても、トレーニング前の十分に休息をとった状態のときは測定開始から25秒程度経過してからそれぞれの値が徐々に低下していく。これに対してトレーニング後筋肉が疲労した状態のときは、筋肉疲労の程度にもよるが、測定開始から、例えば、15秒程度経過するとそれぞれの値が低下していく。また、このように整流化平均値(ARV)と平均周波数(MPF)との関係は負の相関の関係にあるため、その相関係数の値をグラフに表すと図4(c)に示すように、トレーニング前の十分に休息をとった状態を表す破線h、トレーニング後筋肉が疲労した状態を表す実線sとも図4(a)及び図4(b)とほぼ同様の曲線を描く。
このように、筋肉が疲労している状態のときには、等尺性運動を行った場合の筋電位情報の値が十分に休息をとっている場合に比べて早く低下するため、筋電位情報の値の変化を見ることにより筋肉の回復状態を判断することができる。
送受信部130は、制御装置30との間で無線通信を行うための機能部であり、例えば図示しないアンテナを介して制御装置30から送信された信号を復調してCPU120に出力する一方、CPU120から入力される制御信号を変調増幅し、アンテナを介して制御装置30に送信する。
記憶部140は、ROMやRAM等のICメモリ、ハードディスク等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、CPU120に筋電測定装置10を制御させるためのプログラム等が格納されている。
図5は、この記憶部140の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉状態測定処理を実行するための筋肉状態測定プログラムが筋肉状態測定プログラムエリア141に格納されている。また、データとして、筋電発生データと、筋肉活動開始タイミング(ta)と、筋張力の評価指標を示す値(整流化平均値(ARV)、RMS、積分値のうちいずれか)と、筋疲労の評価指標を示す値(平均周波数(MPF)、メジアン周波数のうちのいずれか)と、筋張力の評価指標を示す値及び筋疲労の評価指標を示す値の相関係数とが、記憶部140の筋電発生データエリア142と、筋肉活動開始タイミング(ta)エリア143と、筋張力の評価指標エリア144と、筋疲労の評価指標エリア145と、相関係数エリア146とにそれぞれ格納され、それぞれ新たな測定を行う毎に上書きされて更新される。
次に、制御装置30の制御構成について説明する。
図2に示すように、制御装置30は、入力部310と、CPU320と、表示部330と、送受信部340と、記憶部350とを備えて構成されている。
このうち入力部310は、例えば各種スイッチやダイヤル、タッチパネル等によって実現されるものであり、操作入力に応じた操作信号をCPU320に出力する。この入力部310の機能により、筋電位の測定開始指示や測定終了指示等の入力手段が実現される。
本実施形態においては、入力部310は、前記筋電測定装置10による筋電位の測定を行う測定期間の開始時点(測定開始時点)及び終了時点(測定終了時点)を設定する設定手段として機能する。ユーザは、入力部310を操作することにより筋電位が基準値を超えてからどの程度経過した時点で測定を開始するかの測定開始時点、いつ測定を終了するかの測定終了時点、どの程度の期間測定を行うかの測定期間の設定ができるようになっている。なお、前述のように、入力部310から何ら設定がされないときには、デフォルトとして予め定められた測定期間(例えば、筋電位の値が基準値以上となった時点を測定の開始時点とし、この時点から30秒間を測定期間とすると設定されている場合にはこの期間)に筋電位の測定が行われる。
以下、本実施形態においては、入力部310から何ら設定がされず、デフォルトとして予め定められた測定期間に筋電位の測定が行われる場合を例として説明する。
表示部330は、LCD等の表示装置により実現されるものであり、CPU320の指示に従って、筋電測定装置10で測定された筋電位の測定結果、例えば、測定された筋肉の活動状態(生体情報)等を表示する。また、表示部330は、CPU320により筋肉の回復状態が後述する「超回復」の状態に至っていると判断されたときにその旨を表示するようになっている。さらに、本実施形態においては、記憶部350に過去の測定による回復期間のデータが記憶されている場合に、トレーニング終了時から当該回復期間が経過すると、表示部330は、CPU320の制御により回復期間が経過した旨を表示するようになっており、回復期間の経過をユーザに報知する報知手段として機能する。
CPU320は、記憶部350に格納されているプログラムやデータ、入力部310から入力される操作信号や筋電測定装置10から送信されたデータ等に基づいて制御装置30内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、制御装置30や生体情報測定システム1全体の制御等を行う。また、本実施形態を実現するため、CPU320は、入力部310から測定開始指示が入力された場合に筋電測定装置10に測定開始信号を送信する一方、各筋電測定装置10から随時送信される測定結果に基づいて筋肉の回復状態を判定する筋肉回復状態判定処理を実行する。また、前述のようにCPU320は、筋肉の回復状態が後述する「超回復」の状態に至っていると判断するとき、及びトレーニング終了時から所定の回復期間が経過したと判断するときは、その旨を表示部330に表示するように表示部330の表示を制御する表示制御手段として機能する。
本実施形態においては、前記のようにCPU320の制御により、筋電測定装置10からトレーニング前に等尺性運動を行い所定の測定期間当該等尺性運動における筋電位を測定しその測定された筋電位の値である測定結果が送られると、CPU320は当該測定結果を回復基準値として記憶部350に保存する。また、トレーニング後に再度等尺性運動を行い所定の測定期間当該等尺性運動における筋電位を測定しその測定された筋電位の値である測定結果が筋電測定装置10から送られると、CPU320は当該測定結果を新規測定データの値として記憶部350に保存する。CPU320は、回復基準値と新規測定データの値とを取得すると、記憶部350から筋肉回復状態判定プログラムを読み出して、回復基準値と新規測定データの値とを比較し、新規測定データの値が回復基準値を超えている場合、すなわち新規測定データの値を回復基準値で除した値が1以上であるか否かを判断し、新規測定データの値が回復基準値を超えている場合には筋肉の回復状態が「超回復」の状態に至っているとして筋肉の回復度を判定する判定手段として筋肉回復状態判定処理を実行する。またCPU320は、筋肉がトレーニング終了時から前記「超回復」状態に至るまでに要した時間を演算し、筋肉の回復期間についての回復期間データを生成して記憶部350に格納する。また、新規測定データの値が回復基準値を超えている場合には、CPU320は先に記憶部350に記憶されている回復基準値を破棄して新規測定データの値を新たな回復基準値として記憶部350に記憶する。
ここで、図6を参照しつつ、筋肉の「超回復」について説明する。筋力強化又はリハビリテーション等の目的により筋肉を動かす運動(トレーニング)を行うと、トレーニング後は筋肉の筋繊維が断裂・破壊されて、筋肉の総量がトレーニング前よりも一旦減少する。その後、適切にトレーニングを行わない非トレーニング期間(休息)を設けることにより、筋肉は修復・回復し、一定の時間が経過すると、トレーニング前よりも太い筋繊維が形成されて筋肉の総量が増加する。このような筋肉の回復状態を「超回復」と称する。
すなわち、図6(a)に示すように、十分に休息を取った後の時点(図6(a)におけるAの時点)から、トレーニングを開始し、1回目のトレーニング期間(トレーニング期間(1))が終了すると(図6(a)におけるBの時点)、筋肉の筋繊維が断裂・破壊されて、筋肉の総量がトレーニング前のAの時点よりも減少する。その後、トレーニングを行わない非トレーニング期間を設けることにより、筋肉は徐々に回復する。そして、ある時点(図6(a)におけるCの時点)において筋肉の総量がトレーニング前のAの時点よりも多くなり、さらに一定量に至るまで増加する(トレーニング終了時点(図6(a)におけるBの時点)から図6(a)におけるCの時点までの期間を「回復期間」と称する。)。このCの時点以降、筋肉の総量がトレーニング前のAの時点よりも増加している状態を筋肉の「超回復」状態と称する。筋肉がこの「超回復」状態にある間に2回目のトレーニングを行うと、このトレーニング期間(トレーニング期間(2))が終了した後、再度非トレーニング期間をおくことにより、ある時点において、筋肉の総量がトレーニング期間(2)を開始する前の筋肉の総量よりも多くなる「超回復」状態となる。このように、トレーニング後、筋肉が「超回復」状態になるまでを非トレーニング期間とし、トレーニング期間と非トレーニング期間とを交互に繰り返すことにより、徐々に筋肉の総量を増加させ、筋力の向上を図ることができる。
これに対して、図6(b)に示すように、トレーニング終了後(図6(b)におけるEの時点)、筋肉の総量がトレーニング期間(1)を開始する前の時点(図6(b)におけるDの時点)の筋肉の総量よりも多くなる「超回復」状態に至る前に次のトレーニング期間(2)を開始すると、筋肉が十分に回復しない状態のまま筋肉にさらなる負担をかけることとなり、筋肉の修復・回復に長時間を要することとなる他、このような状態のまま無理に運動を続けると筋肉の総量が次第に減少してしまう。また、筋肉が「超回復」の時点に至ってから次のトレーニング期間を開始するまでの時間が長過ぎる場合にも筋肉の総量は徐々に減少し、十分にトレーニングの効果を上げることができない。効率的にトレーニングを行うためには、筋肉が「超回復」の状態に至っているか否かを適切に把握することが重要である。
送受信部340は、筋電測定装置10との間で無線通信を行うための機能部であり、例えば図示しないアンテナを介して筋電測定装置10から送信された信号を復調してCPU320に出力するとともに、CPU320から入力される制御信号を変調増幅し、アンテナを介して制御装置30に送信する。
記憶部350は、ROMやRAM等のICメモリ、ハードディスク等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、CPU320に制御装置30を制御させるためのプログラム等が格納される。図7は、記憶部350の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉回復状態判定処理を実行するための筋肉回復状態判定プログラムが筋肉回復状態判定プログラムエリア351に格納されている。また、データとして、筋電位情報である筋肉状態データとしての回復基準値及び新規測定データの値と、トレーニング終了時から前記「超回復」状態に至るまでに要した時間である回復期間データとが、筋肉状態データエリア352の回復基準値エリア352a及び新規測定データエリア352bと、回復期間データエリア353とにそれぞれ格納されている。なお、記憶部350は、筋電位情報である筋肉状態データとしての回復基準値及び新規測定データの値を筋電測定装置10による測定が行われた日付とともに記憶するようになっていてもよい。このようにすることにより、筋電位情報である回復基準値及び新規測定データの値を経時的に表示部330に表示させる等が可能となり、筋電位情報を有効に活用することができる。
なお、筋肉状態データは回復基準値及び新規測定データの値に限定されず、筋電測定装置10がトレーニング前後の等尺性運動時の筋電位以外に一般の運動における筋電位を測定可能なものである場合には、一般の運動において測定された筋電位の値も筋肉状態データとして記憶部350に記憶されてもよい。例えば筋電測定装置10が一般のサイクル運動における筋電位も測定可能である場合には、筋電測定装置10から送信される測定結果であるペダリング回数、筋力持続時間(Tv)、筋電発生間隔(Tsyc)、整流化平均値(ARV)、及び平均周波数(MPF)等の各値が、その受信順に割り振られるペダリング回数と対応付けられて格納される。
[処理の流れ]
次に、筋電測定装置10及び制御装置30における処理の流れについて、図8及び図9を参照して説明する。なお、ここで説明する処理は、筋電測定装置10のCPU120が記憶部140の筋肉状態測定プログラムエリア141から筋肉状態測定プログラムを読み出して実行し、制御装置30のCPU320が記憶部350の筋肉回復状態判定プログラムエリア351から筋肉回復状態判定プログラムを読み出して実行することにより実現される処理であり、制御装置30において、入力部310から測定終了指示が入力された場合、或いはプログラムに基づき所定時間経過した場合に終了される。
先ず、ユーザがトレーニングを開始する前に等尺性運動を行い、この等尺性運動における筋電位の測定が行われる。すなわち、制御装置30において入力部310から測定開始指示が入力された場合に(ステップa1)、CPU320が、筋電測定装置10に測定開始信号を送信する(ステップa2)。なお、このとき、入力部310から測定期間の開始時点及び終了時点の設定が行われた場合には、測定期間の開始時点及び終了時点を指示する信号も測定開始信号とともに筋電測定装置10に送信する。以下においては、測定期間の開始時点及び終了時点について特に入力部310からの設定がなく、筋電位の値(例えば、振幅)が基準値以上となった時点を測定の開始時点とし、この時点からデフォルトとして設定されている測定期間である30秒間を測定期間として測定を行う場合について説明する。
制御装置30から送信された測定開始信号に応答して筋電測定装置10では、CPU120は、筋肉状態測定処理を実行する。すなわちCPU120は、測定開始信号を受信したならば(ステップb1)、測定部110による筋電位の測定を開始させる(ステップb2)。
そして、CPU120は、測定部110により連続的に測定される筋電位の値を基準値と比較する。測定された筋電位の値(例えば、振幅)が基準値以下であれば(ステップb3:NO)、ステップb3の比較処理を繰り返す。そして、測定された筋電位の値が基準値以上となった場合には(ステップb3:YES)、CPU120は、その時点を筋肉活動開始タイミング(ta)とし測定開始時期とする(ステップb4)。
この場合には、CPU120は、決定した筋肉活動開始タイミング(ta)からの筋電位の記録を開始し、所定の測定期間(本実施形態においてはデフォルトとして設定されている30秒間)測定を行い、筋電位の筋電発生データとして記憶部140の筋電発生データエリア142に保存する(ステップb5)。また、CPU120は、筋肉活動開始タイミング(ta)から30秒間の測定期間が経過したかを判断し(ステップb6)、経過時間が30秒間となるまでは(ステップb6:NO)、さらに経過時間を判断しながら測定を続け、経過時間が30秒間となると(ステップb6:YES)、筋電位の測定を終了する(ステップb7)。
そして、CPU120は、測定期間内における筋電発生データに基づいて筋張力の評価指標を示す値(整流化平均値(ARV)、RMS、積分値のうちいずれか)、筋疲労の評価指標を示す値(平均周波数(MPF)、メジアン周波数のうちのいずれか)、筋張力の評価指標を示す値及び筋疲労の評価指標を示す値の相関係数を算出し(ステップb8)、記憶部140の筋張力の評価指標エリア144、筋疲労の評価指標エリア145、相関係数エリア146にそれぞれ保存する。
続いてCPU120は、ステップb8で算出した筋張力の評価指標を示す値、筋疲労の評価指標を示す値、及びこれらの相関係数の各値を測定結果として制御装置30に送信する(ステップb9)。
CPU120は制御装置30から次の測定開始信号を受信したか否かを判断し(ステップb10)、次の測定開始信号を受信していない場合には(ステップb10:NO)、処理を終了する。また、次の測定開始信号を受信した場合には(ステップb10:YES)、ステップb2に戻って筋肉状態を測定し測定する処理を繰り返す。
一方、制御装置30では、CPU320は、測定結果を受信したならば(ステップa3)、記憶部350の筋肉状態データエリア352の回復基準値エリア352aに回復基準値が記憶されているか否かを判断し(ステップa4)、回復基準値が記憶されていなければ(ステップa4:NO)、受信した測定結果(測定結果)を表示部330に表示させるとともに(ステップa5)、当該測定結果を回復基準値として記憶部350内の筋肉状態データエリア352の回復基準値エリア352aに格納して(ステップa6)、その処理を終了する。
他方、ユーザが、トレーニングを行う前の筋肉を十分休息させた状態のときにすでに等尺性運動における筋電位の測定を行っており、その後ユーザがトレーニングを行った後に再度等尺性運動を行い、この等尺性運動における筋電位の測定が行われた場合には、トレーニング前に行った等尺性運動時に測定された測定結果(筋電位情報)が回復基準値として記憶部350の回復基準値エリア352aに記憶されている(ステップa4:YES)。この場合には、CPU320は、当該測定結果を新規測定データの値として記憶部350に格納する(ステップa7)。
そして、CPU320は、回復基準値と新規測定データの値である筋電位の値とを取得すると、新規測定データの値である筋電位の値が回復基準値以上であるか否か、すなわち新規測定データの値を回復基準値で除した値が1以上であるかを判断し、筋肉が回復したか否かを判定する(ステップa8)。新規測定データの値である筋電位の値が回復基準値以上でないと判定された場合、すなわち、筋肉が十分に回復していないと判定された場合(ステップa8:NO)、CPU320は、測定結果である新規測定データの値を表示部330に表示させるとともに(ステップa9)、当該測定結果である新規測定データの値を破棄し(ステップa10)、その処理を終了する。
一方、新規測定データの値である筋電位の値が回復基準値以上であると判定された場合、すなわち、筋肉が十分に回復して「超回復」の状態にあると判定された場合(ステップa8:YES)、CPU320は、測定結果である新規測定データの値及び判定結果としての筋肉が「超回復」の状態にあるとの表示を表示部330に表示させる(ステップa11)。また、CPU320は、当該測定結果である新規測定データの値を記憶部350の回復基準値エリア352aに記憶されている回復基準値と置き換えて、新たな回復基準値として記憶部350に格納する(ステップa12)。
さらに、CPU320は、前回のトレーニングの終了時点から当該新規測定データの値が測定された時点までの期間(回復期間)を算出し(ステップa13)、算出された回復期間データを記憶部350の回復期間データエリア353に格納して(ステップa14)、筋肉回復状態判定処理を終了する。なお、前記トレーニングの終了時点は、前記筋電測定装置10による測定終了時としてもよいし、ユーザが入力部310からトレーニングの終了を入力することにより終了時点が確定するようにしてもよい。トレーニングの終了時点は、CPU320により記憶部350に格納される。
回復期間データが取得された後は、次回トレーニングが終了すると、CPU320は当該トレーニングの終了時点からの経過時間を計時し、記憶部350に格納された回復期間を超えたときはその旨を報知手段としての表示部330に表示させてユーザに報知するようになっている。なお、回復期間データが取得される前は、前記報知を行わないとしてもよいし、予め記憶部350に、一般的に筋肉が「超回復」の状態に至ると考えられる時期に関するデータを格納しておき、当該時期になるとその旨をユーザに報知するようにしてもよい。これにより、ユーザはトレーニング後、非トレーニング期間を置いた後に、再度等尺性運動の筋電位の測定を行う時期を容易に判断することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、トレーニングの前後に身体各部に装着された筋電測定装置10によって筋電位を測定し、この測定結果に基づいて筋肉の疲労が十分に回復し、次のトレーニングを行うのに適した「超回復」の状態に至っているか否かを判断することができる。このため、ユーザはトレーニングを行う時期を正確に把握して効果的なトレーニングを行うことができる。
なお、上記した実施形態では、トレーニングの内容は特に示さなかったが、例えばサイクリング、ウォーキング、ジョギング、マラソン、ウエイトトレーニング等各種の運動をトレーニングとして行うことができる。なお、筋電測定装置10は、このような運動(トレーニング)を行っている際に運動時の身体各部の筋電位、血圧、脈拍等、各種生体情報を測定することが可能に構成されていてもよい。
また、上記した実施形態では、腕の上腕二頭筋に筋電測定装置10を装着して筋電位を測定する場合について説明したが、筋電測定装置10が装着される箇所はこれに限定されるものではなく、例えば上腕三頭筋等の他の腕の筋肉や、大腿直筋や大腿二頭筋、ヒラメ筋といった足の筋肉等、筋電位を測定して筋肉の疲労回復状態を測定したい他の筋肉に装着することとしても勿論構わない。
また、上記した実施形態では、等尺性運動における筋電位の測定を行う際には、身体に筋電測定装置10を1つ装着する場合を例として説明したが、2つ以上の筋電測定装置10を身体各部の複数箇所に装着して、複数の身体部位の筋肉状態を測定可能に構成してもよい。
さらに、制御装置30を次のような構成としてもよい。すなわち、記憶部350に格納される筋肉状態データ、回復期間データの各データをパソコン等の外部で利用可能なように、メモリカード等の可搬型の情報記憶媒体に保存する構成としてもよい。或いは、上述の各データを外部に伝送するための機能部を設けることとしてもよい。
また、送受信部130,340を安く実現するため、測定開始時点、測定終了時点、測定期間を筋電測定装置10で設定できるようにし、筋電測定装置10は送受信機能のうち送信機能のみを有し、一方、制御装置30は送受信機能のうち受信機能のみを有するように構成してもよい。この場合には、筋電測定装置10側に入力部が必要となる。
また、本実施形態においては、筋電測定装置10と制御装置30とをそれぞれ別体として備えるシステムについて説明したが、筋電位を測定する測定手段と、測定手段により取得された筋電位情報等を記憶する記憶手段と、測定結果から筋肉の回復度を判定する判定手段とを一体の装置の中に備える生体情報測定装置であってもよい。
また、本実施形態においては、表示部330がトレーニング終了時から所定の回復期間が経過したことをユーザに報知する報知手段として機能するものとしたが、報知手段はこれに限定されない、例えば、所定の回復期間が経過したときにアラーム等の音声を出力してユーザに報知する音声出力手段やランプの点灯等によりユーザに報知する手段を報知手段として備えてもよい。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
本願発明の生体情報測定システムにより等尺性運動における筋電位の測定を行う際の使用例を示す図である。 本願発明の生体情報測定システムを構成する筋電測定装置及び制御装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 等尺性運動における筋電波形の一例を示す図である。 筋電位情報を表すグラフの一例を示した図である。 筋電測定装置の記憶部の構成例を示す図である。 筋肉の「超回復」状態について説明するグラフである。 制御装置の記憶部の具体的な構成例を示す図である。 筋電測定装置及び制御装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 筋電測定装置及び制御装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 生体情報測定システム
10 筋電測定装置
110 測定部
111 電極
112 インピーダンス変換器
113 増幅器
114 フィルタ
115 A/D変換器
120 CPU
130 送受信部
140 記憶部
30 制御装置
310 入力部
320 CPU
330 表示部
340 送受信部
350 記憶部

Claims (12)

  1. 筋電位を測定する測定手段と、
    この測定手段によりトレーニング前の等尺性運動時における筋電位を測定しこの測定された筋電位の値を回復基準値として記憶する記憶手段と、
    前記測定手段によりトレーニング後の等尺性運動時における筋電位を測定しこの測定された筋電位の値と前記記憶手段に記憶された回復基準値とに基づいて、筋肉が回復したか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記判定手段によって判定された判定結果を表示する表示手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記筋電位の値は、筋張力の評価指標を示す値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記筋電位の値は、筋疲労の評価指標を示す値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記判定手段は、前記トレーニング後の筋電位の値が前記回復基準値以上である場合に、前記筋肉が回復したと判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記筋張力の評価指標を示す値は、所定の測定期間内に逐次測定された筋電位の値の積算値であり、
    前記所定の測定期間は、前記測定手段による筋電位の測定後、一定時間経過後から開始されることを特徴とする請求項3又は請求項5に記載の生体情報測定装置。
  7. 前記筋疲労の評価指標を示す値は、所定の測定期間内に逐次測定された筋電位の値の積算値であり、
    前記所定の測定期間は、前記測定手段による筋電位の測定後、一定時間経過後から開始されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の生体情報測定装置。
  8. 前記所定の測定期間の開始時点及び終了時点を設定可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の生体情報測定装置。
  9. 前記記憶手段は、前記筋電位の値を前記測定手段による測定が行われた日付とともに記憶することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
  10. 前記記憶手段は、トレーニング終了時から前記判定手段により前記トレーニング後の筋電位の値が前記回復基準値以上であると判定されるまでの期間である回復期間を記憶し、
    次回以降のトレーニングの終了時から前記回復期間が経過したときにその旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
  11. 身体各部の生体情報を測定する測定装置と、
    前記測定装置とは別体として構成された制御装置とを備え、
    前記測定装置は、
    生体の所定の筋肉の筋電位のうち少なくとも等尺性運動時の筋電位を測定する測定部と、
    前記測定部によって取得された測定結果を前記制御装置に送信する測定結果送信手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段と、
    前記測定装置から送信された測定結果のうち、少なくともトレーニング前に前記測定部で測定された前記筋電位の測定結果に基づくトレーニング前の筋電位の値を回復基準値として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記回復基準値と前記測定部によりトレーニング後に前記等尺性運動時の筋電位を測定することにより取得されたトレーニング後の筋電位の値とに基づいて、前記筋肉が回復したか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする生体情報測定システム。
  12. 前記判定手段によって判定された判定結果を表示する表示手段を更に備えていることを特徴とする請求項11に記載の生体情報測定システム。
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