JP2007311693A - 断路器内蔵形変圧器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力ケーブル接続箱に封入した絶縁媒体の出し入れを行うことなく、変圧器本体と電力ケーブルとを簡単に切り離すことにより、現地据付け後の変圧器本体と電力ケーブルの単体試験を簡単且つ確実に行い、短期間で効率よく保守点検作業を実施でき、経済性及び信頼性の向上を果たした断路器内蔵形変圧器を提供する。
【解決手段】電力ケーブル接続箱3の中で接続されるブッシング又は引き出し端子2と電力ケーブル6との間に、接続導体4を介して断路器7が取り付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】電力ケーブル接続箱3の中で接続されるブッシング又は引き出し端子2と電力ケーブル6との間に、接続導体4を介して断路器7が取り付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力ケーブル接続箱の中で、電力ケーブルと、変圧器本体側から引き出されるブッシング又は引き出し端子とが直結する構造の変圧器に係り、特に、電力ケーブルおよび変圧器本体の単体試験を効率良く実施することが可能な変圧器に関するものである。
一般的に、分路リアクトルなどの6kV以下といった低い電圧の油入り巻線機器の場合、負荷に応じて入り切りをするための開閉器が必要となるが、機器本体を収納するタンク内部に形成される余剰気中空間を利用して、ここに開閉器を設置可能である。このような機器では、機器本体タンクとは別に開閉器箱を設置する必要が無い(特許文献1参照)。
しかし、高電圧の電力用変圧器または配電用変圧器では、変圧器本体からブッシング又は引き出し端子が引き出され、電力ケーブル接続箱の中で電力ケーブルと直結するように構成されており、電力ケーブル接続箱の中には絶縁性能を確保するために、絶縁油や絶縁ガスが封入されている。つまり、機器本体タンクとは独立して、絶縁媒体が封入される電力ケーブル接続箱が不可欠となっている。
ここで、図3を参照して電力ケーブル直結型の変圧器の従来例について説明する。図3に示すように、変圧器本体10は鉄心8および巻線9から構成されており、絶縁媒体である絶縁油5が封入された変圧器本体タンク1内部に収納されている。変圧器本体10の巻線9からの口出し線は接続導体4を介して、変圧器本体タンク1の壁面に取り付けられたブッシング又は引き出し端子2の一端に接続される。また、変圧器本体タンク1に隣接して電力ケーブル接続箱3が設置されており、ここには絶縁油5が封入されると共に電力ケーブル6が収納されている。
前記ブッシング又は引き出し端子2の他端は、電力ケーブル接続箱3側に突出しており、接続導体4を介して電力ケーブル6に接続されている。このようにしてブッシング又は引き出し端子2が電力ケーブル接続箱3の中で電力ケーブル6に直結されている。
ところで、近年の電力需要は増大傾向にあり、電力機器は高電圧化している。そのため、信頼性維持の観点から保守点検作業は重要視されており、各機器の単体試験を含めて様々な試験が行われている。例えば、特許文献2に記載の技術は、試験項目に合わせて試験回路を断路器の接離操作によって形成するようにした多機能移動用の試験設備である。このような技術によれば、高圧電気機器の絶縁試験を1回組み立てで短時間に行うことが可能である。
特開2000−114060号公報
特開平11−133083号公報
しかしながら、図3に示した従来の変圧器に関して、現地に据付けた後、保守点検時に変圧器本体10および電力ケーブル6の単体試験を行う場合、製造区分や試験電圧の違い等により、電力ケーブル接続箱3の中で、変圧器本体10および電力ケーブル6の電気的な接続を切り離す必要があった。
このため、まずは電力ケーブル接続箱3から絶縁油5を抜き、ブッシング又は引き出し端子2と電力ケーブル6との接続を外す。そして、絶縁油5を充填してから単体試験を実施することになる。試験終了後、再び電力ケーブル接続箱3から絶縁油5を抜き、ブッシング又は引き出し端子2と電力ケーブル6とを接続してから、再度、絶縁油5を封入していた。
以上のように、現地据付け後に変圧器本体10および電力ケーブル6の単体試験を行うには、変圧器本体10および電力ケーブル6の切り離し作業と接続作業の前後で、電力ケーブル接続箱3内の絶縁油5の排出と封入を行わなくてはならなかった。つまり、絶縁油5の排出および封入作業を二度繰り返すことになり、保守点検に要する工程が長くなっていた。これに伴って、品質の管理にも多大な労力を費やす結果となり、経済性の低下を招いていた。変圧器本体10と電力ケーブル6とは別々のメーカで製作されることが多く、単体試験は重要である。したがって、現地据付け後の単体試験を簡単且つ確実に行う技術の開発が待たれていた。
本発明、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力ケーブル接続箱に封入した絶縁媒体の出し入れを行うことなく、変圧器本体と電力ケーブルとを簡単に切り離すことにより、現地据付け後の変圧器本体と電力ケーブルの単体試験を簡単且つ確実に行い、短期間で効率よく保守点検作業を実施でき、経済性及び信頼性の向上を果たした断路器内蔵形変圧器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、鉄心および巻線からなる変圧器本体を収納すると共に絶縁媒体を封入した変圧器本体タンクが設置され、前記変圧器本体タンクに隣接して電力ケーブルを収納すると共に絶縁媒体を封入した電力ケーブル接続箱が設置され、前記変圧器本体の巻線からの口出し線がブッシング又は引き出し端子を介して前記電力ケーブ接続箱側に電気的に引き出され、前記ブッシング又は引き出し端子が前記電力ケーブル接続箱の中で前記電力ケーブルに直結された電力・配電用の変圧器において、前記電力ケーブル接続箱の中で接続されている前記ブッシング又は引き出し端子と前記電力ケーブルとの間、あるいは、前記変圧器本体タンクの中で接続されている前記ブッシング又は引き出し端子と前記変圧器本体との間に、断路器が取り付けられたことを特徴とするものである。
このような本発明では、ブッシング又は引き出し端子と、電力ケーブルあるいは変圧器本体との間に、運用上は不要な断路器をあえて設け、この断路器を外部から操作することで、電力ケーブルと変圧器本体との電気的な接続を切り離すことが可能であり、変圧器本体と電力ケーブルとの単体試験を確実に行うことができる。
本発明によれば、ブッシング又は引き出し端子と、電力ケーブルあるいは変圧器本体との間に設けた断路器を操作することにより、電力ケーブル接続箱に封入した絶縁媒体の出し入れを行う必要が無く、変圧器本体と電力ケーブルとを簡単に切り離すことができ、現地据付け後の変圧器本体と電力ケーブルの単体試験を簡単且つ確実に行って、短期間で効率よく保守点検作業を実施可能であり、経済性及び信頼性の向上を果たすことができる。
(代表的な実施形態)
[構成]
以下、本発明に係る代表的な実施形態について、図1を用いて具体的に説明する。図1は第1の実施形態の正面図である。なお、図3に示した従来技術と同一の部材に関しては同一符号を付しており、説明は省略する。
[構成]
以下、本発明に係る代表的な実施形態について、図1を用いて具体的に説明する。図1は第1の実施形態の正面図である。なお、図3に示した従来技術と同一の部材に関しては同一符号を付しており、説明は省略する。
図1に示すように、本実施形態の特徴は、電力ケーブル接続箱3の中で接続されるブッシング又は引き出し端子2と電力ケーブル6との間に、接続導体4を介して断路器7が取り付けられた点にある。
[作用効果]
このような構成を有する本実施形態では、断路器7を外部から操作することによって、現地据付け後の単体試験時に変圧器本体10と電力ケーブル6とを容易に電気的に切り離すことができる。したがって、従来のように、変圧器本体10および電力ケーブル6の切り離し作業と接続作業の前後、つまり二度にわたって電力ケーブル接続箱3内の絶縁油5の排出と封入を行う必要がなく、試験時間を短縮化することができる。これにより、保守点検作業を簡単且つ確実に実施でき、優れた信頼性を確保することができる。また、電力ケーブル接続箱3は絶縁油5を封入したままで済むため、その品質管理に係る労力も軽減でき、経済性も向上する。
このような構成を有する本実施形態では、断路器7を外部から操作することによって、現地据付け後の単体試験時に変圧器本体10と電力ケーブル6とを容易に電気的に切り離すことができる。したがって、従来のように、変圧器本体10および電力ケーブル6の切り離し作業と接続作業の前後、つまり二度にわたって電力ケーブル接続箱3内の絶縁油5の排出と封入を行う必要がなく、試験時間を短縮化することができる。これにより、保守点検作業を簡単且つ確実に実施でき、優れた信頼性を確保することができる。また、電力ケーブル接続箱3は絶縁油5を封入したままで済むため、その品質管理に係る労力も軽減でき、経済性も向上する。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、断路器7を変圧器本体タンク1側に配置しても良い。すなわち、変圧器本体タンク1の中で接続されているブッシング又は引き出し端子2と変圧器本体10との間に、断路器7が取り付けられている。その他の構成は、上記実施形態と同じである。このように構成した実施形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、絶縁油5に変えて、SF6ガスを変圧器本体タンク1又は電力ケーブル接続箱3に封入しても良い。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、断路器7を変圧器本体タンク1側に配置しても良い。すなわち、変圧器本体タンク1の中で接続されているブッシング又は引き出し端子2と変圧器本体10との間に、断路器7が取り付けられている。その他の構成は、上記実施形態と同じである。このように構成した実施形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、絶縁油5に変えて、SF6ガスを変圧器本体タンク1又は電力ケーブル接続箱3に封入しても良い。
1…変圧器本体タンク
2…ブッシング又は引き出し端子
3…電力ケーブル接続箱
4…接続導体
5…絶縁油
6…電力ケーブル
7…断路器
8…鉄心
9…巻線
10…変圧器本体
2…ブッシング又は引き出し端子
3…電力ケーブル接続箱
4…接続導体
5…絶縁油
6…電力ケーブル
7…断路器
8…鉄心
9…巻線
10…変圧器本体
Claims (2)
- 鉄心および巻線からなる変圧器本体を収納すると共に絶縁媒体を封入した変圧器本体タンクが設置され、前記変圧器本体タンクに隣接して電力ケーブルを収納すると共に絶縁媒体を封入した電力ケーブル接続箱が設置され、前記変圧器本体の巻線からの口出し線がブッシング又は引き出し端子を介して前記電力ケーブ接続箱側に電気的に引き出され、前記ブッシング又は引き出し端子が前記電力ケーブル接続箱の中で前記電力ケーブルに直結された電力・配電用の変圧器において、
前記電力ケーブル接続箱の中で接続されている前記ブッシング又は引き出し端子と前記電力ケーブルとの間、あるいは、前記変圧器本体タンクの中で接続されている前記ブッシング又は引き出し端子と前記変圧器本体との間に、断路器が取り付けられたことを特徴とする断路器内蔵形変圧器。 - 前記変圧器本体タンクあるいは前記ケーブル接続箱に封入した絶縁媒体として、絶縁油又はSF6ガスを用いたことを特徴とする請求項1記載の断路器内蔵形変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141444A JP2007311693A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 断路器内蔵形変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006141444A JP2007311693A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 断路器内蔵形変圧器 |
Publications (1)
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Family
ID=38844251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006141444A Pending JP2007311693A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 断路器内蔵形変圧器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007311693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102623136A (zh) * | 2011-01-28 | 2012-08-01 | 何排枝 | 一种全绝缘变压器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-05-22 JP JP2006141444A patent/JP2007311693A/ja active Pending
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