JP2007307685A - 研削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】研削作業中に被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことが可能な研削工具を提供する。
【解決手段】研削工具10は円盤状の台金12から構成されている。台金12には、周縁部に板状部14が設けられ、中央部に固定部20が設けられている。板状部14の底面には、ダイヤモンドやCBN等の砥粒がレジンボンドにより連続して固定された研削領域16が設けられている。固定部20には、研削機の動力軸に研削工具10を固定するための軸孔22が設けられている。研削工具10には、板状部14の上面から研削領域16に連通する複数の貫通孔18が穿設されている。これにより、被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】研削工具10は円盤状の台金12から構成されている。台金12には、周縁部に板状部14が設けられ、中央部に固定部20が設けられている。板状部14の底面には、ダイヤモンドやCBN等の砥粒がレジンボンドにより連続して固定された研削領域16が設けられている。固定部20には、研削機の動力軸に研削工具10を固定するための軸孔22が設けられている。研削工具10には、板状部14の上面から研削領域16に連通する複数の貫通孔18が穿設されている。これにより、被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、研削工具に関し、特に研削作業中に被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことが可能な研削工具に関する。
工場や建築現場において、カップ状またはホイール状の台金にダイヤモンドやCBN(立方晶窒化ホウ素)等の超砥粒が固着された研削工具が用いられている。このような研削工具は、研削機の駆動軸に取り付けられて回転動させられ、砥粒が固着された面を被加工物の加工面に当接されることによって、被加工物を研削加工する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−217185号公報
しかしながら、このような研削工具においては、研削作業時に被加工物の加工面がカップ状やホイール状の研削工具によって覆われてしまうため、研削作業中は加工面の研削状態を確認することができない。そのため、研削状態を確認するために研削作業を一時中断しながら研削作業を行う必要があり、作業効率や研削精度の低下の原因となる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、研削作業中に被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことが可能な研削工具を提供しようとするものである。
本発明は、板状部分を有する台金と、台金の板状部分の一方の面において連続して複数の砥粒が固着されている研削領域と、を備え、台金の他方の面から研削領域内に連通する貫通孔が設けられている研削工具である。
この構成によれば、台金の他方の面から、連続して複数の砥粒が固着されている研削領域内に連通する貫通孔が設けられているため、当該貫通孔を介して被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削作業を行うことができる。
この場合、貫通孔の研削領域内における開口面積は、研削領域の面積の10〜40%であることが好適である。この構成によれば、貫通孔の開口面積が研削領域の面積の10%以上であるため、貫通孔を介して加工面を確認することが容易である。また、貫通孔の開口面積が研削領域の面積の40%以下であるため、貫通孔により研削工具の強度が低下しすぎることがない。なお、本発明において研削領域内における貫通孔の開口面積とは、複数の貫通孔が設けられている場合にはその合計の開口面積を意味する。
本発明による研削工具によれば、研削作業中に被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明の実施形態に係る研削工具の底面を示す斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る研削工具の平面を示す斜視図である。本実施形態の研削工具は、研削機の動力軸に固定され、被加工物に当接されつつ回転動させられることにより、被加工物を研削することができるように構成されている。
図1及び2に示すように、本実施形態の研削工具10は円盤状の台金12から構成されている。台金12には、周縁部に板状部14が設けられ、中央部に固定部20が設けられている。板状部14の底面には、ダイヤモンド、CBN等の複数個の超砥粒が電着、ろう付け等により連続して固定された研削領域16が設けられている。台金12の板状部14に単一の研削領域16が設けられていても良いし、複数の研削領域16が分割されて設けられていても良い。固定部20には、研削機の動力軸に研削工具10を固定するための軸孔22が設けられている。
図1及び2に示すように、本実施形態の研削工具10には、板状部14の上面から研削領域16に連通する複数の貫通孔18が穿設されている。貫通孔18の研削領域16内における開口面積は研削領域16の面積の10〜40%であることが好ましく、20〜30%であることがより好ましい。貫通孔18の開口面積がこのような大きさであれば、開口面積が小さすぎて加工面の研削状態の確認をしにくくなることがなく、開口面積が大きすぎて研削工具10の強度が損なわれることがない。また、個々の貫通孔18の直径は、2〜10mmが好ましく、4〜8mmとすることがより好ましい。
貫通孔18は、研削領域16の面に対して垂直に穿設されていることが、加工面の研削状態を確認する便宜のために好ましい。より好ましくは、貫通孔18は台金12の一方の面である研削領域16内での開口部から、台金12の他方の面である上面での開口部に至るまで同じ径を保って穿設されている。研削領域16における貫通孔18の配置は、研削領域16内で規則的かつ均等に配置されていることが好ましい。貫通孔18が被加工物の加工面において摺動した際に、複数の貫通孔18の軌跡によって研削領域16の少なくとも70%以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上が覆われるように貫通孔18が配置されていることが、加工面の研削状態を確認する便宜のために好ましい。本実施形態では、貫通孔18は研削領域16内に放射状に配置され、隣り合う各列の貫通孔18が互い違いに配置されており、貫通孔18が被加工物の加工面において摺動した際に、各々の貫通孔18の軌跡によって研削領域16の90%以上が隙間なく覆われるようになっている。これにより、研削工具10の強度に影響しない程度の少ない貫通孔18によって、加工面の研削状態を確認することができる。貫通孔18の開口部における形状は、図1及び2に示すような円形に限定されず、三角形、四角形、六角形その他の形状を選択することができる。
以下、本実施形態の研削工具の作用効果について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る研削工具を用いて研削作業を行う様子を示す図である。研削作業時には、図に示すように、研削工具10の研削領域16を被加工物24に図中矢印方向に回転させつつ当接させて、被加工物24を研削する。このとき、作業者26は、貫通孔18を通して被加工物24の加工面の研削状態を観察することができる。研削工具10の回転数が速くなればなるほど、作業者26からは貫通孔18からの残像により、研削領域16内の研削状態が見え易くなる。
従来の鋳物用の研削工具(電着工具)等では、研削工具自体の強度を確保しようとしたため、研削領域に貫通孔を穿設することは行われてはいなかった。しかし、本実施形態のように研削領域に貫通孔を穿設することにより、被加工物の加工面の研削状態を確認しつつ研削を行うことができる。特に、被加工物24に段差部分があり、当該段差部分を切除するような場合には、加工面の研削状態を確認しつつ研削を行う必要があるが、本実施形態においては、作業を中断せずに、加工面の研削状態を確認しながら研削作業を行うことができるため、作業時間短縮に繋がる。
また、貫通孔18を設けることにより、研削工具10の軽量化を図ることができる。加えて、貫通孔18を設けたことにより、加工面で生じた熱を逃がすことができ、冷却効果も高まる。
尚、本発明の研削工具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、研削工具の形状は上記のような形状に限定されるものではなく、他のカップ状やホイール状の研削工具にも本発明は適用することができる。また、研削工具は回転動させることにより被加工物を研削するものに限定されず、被加工物に当接させつつ往復動させることにより被加工物を研削するものに適用することができる。台金への砥粒の固着も、電着やろう付け等に限定されず、レジンボンド等の手段により砥粒が固着されたものに適用することができる。
10…研削工具、12…台金、14…板状部、16…研削領域、18…貫通孔、20…固定部、22…軸孔、24…被加工物、26…作業者。
Claims (2)
- 板状部分を有する台金と、
前記台金の板状部分の一方の面において連続して複数の砥粒が固着されている研削領域と、
を備え、
前記台金の他方の面から前記研削領域内に連通する貫通孔が設けられている、
研削工具。 - 前記貫通孔の前記研削領域内における開口面積は、前記研削領域の面積の10〜40%である請求項1に記載の研削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141777A JP2007307685A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 研削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006141777A JP2007307685A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 研削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007307685A true JP2007307685A (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=38840986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006141777A Pending JP2007307685A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 研削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007307685A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010151039A3 (en) * | 2009-06-25 | 2011-04-14 | Shinhan Diamond Ind. Co., Ltd. | Machining wheel |
CN102873650A (zh) * | 2011-07-13 | 2013-01-16 | 博深工具股份有限公司 | 一种双轴钻制磨盘孔设备 |
GB2508246A (en) * | 2012-11-27 | 2014-05-28 | Safehouse Habitats Scotland Ltd | Cold cutting/grinding disc |
WO2017148058A1 (zh) * | 2016-03-03 | 2017-09-08 | 候家祥 | 一种金刚石刀齿、锯片及刀齿制作方法 |
-
2006
- 2006-05-22 JP JP2006141777A patent/JP2007307685A/ja active Pending
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